大分市議会 2021-03-24
令和 3年文教常任委員会( 3月24日)
次に、右上6番の新設校の概要でございます。
現在、校舎及び付属する
グラウンドや
サッカーコートの位置につきましては、図のような配置を想定しております。北側に校舎を配置し、学校の
グラウンドを挟みまして南側に
サッカーコートを1面設ける想定となっています。
その右側に記載しております4つの
基本理念につきましては、
発注仕様書案にて記載している
学校建設に当たっての指針でございます。
理念1におきましては、新
学習指導要領に対応した
学校建設を想定し、理念2につきましては、
地域連携室の設置など、学校
関係者のみならず、
中学校区全体の
交流機能を持たせることを想定しております。
また、理念3により、
地域住民の利用を想定した諸室配置やゾーニングを行い、多くの方が利用しやすい体育館や
グラウンド整備を掲げております。
理念4につきましては、建物の機能性や快適性のほか、その後の
維持管理の容易性においても、建設時に求めるものであります。
また、その下段につきましては、施設の特徴として、
育成クラブや
サッカーコート併設のほか、
防災機能の強化といたしまして、体育館を2階以上に設置し、想定外の津波や浸水に備えるほか、体育館を含めた校舎内の
空調設置、地元からの強い要望でもあります
体育館ステージ等の
文化機能の整備がございます。また、現在、
教育委員会において、学校における
プールの在り方を検討中であり、
民間プール活用の可能性を考慮し、本事業におきましては
プールの整備は含まないものとしています。
最後に、経過及び今後の
スケジュール案でございます。
表にございますように、本年5月に第1回目となる
民間事業者選定委員会を開催し、その後、6月に
入札公告を行う予定であります。その後、再度
選定委員会を2度開催する中で、
事業者を決定し、12月議会で上程することで契約の締結を想定しております。その後、来年6月までに設計、令和6年2月までを
施工期間といたしまして、令和6年4月に
開校予定でございます。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○
井手口委員
今のこの用地は
教育財産に全部含まれているのですか。
財産区分はどうなっていますか。
○新
納学校施設課長
財産としては、私
ども教育委員会で所管しております。ただ、管理については、
サッカー等に使っている分は、企画部の
スポーツ振興課で管理しています。
○
井手口委員
それで、
財産区分が、
教育委員会部分と
市長部局部分に分かれる。そうすると
財産区分も分かれるというか、
教育財産に対する国の扱いからすると、
スポーツ施設の部分は入らないということになるのでしょうか。これまでどおり継続して国の補助も期待できるということなのでしょうか。
○新
納学校施設課長
基本的には、北側を
教育財産として学校の整備、南側の
サッカー部分につきましては、
スポーツ振興のほうで考えてまいります。
整備に当たりましては、一括で進めていき、最終的には所管換をしていきます。
○
井手口委員
最終的というのは、年度で言うといつになりますか。
○新
納学校施設課長
最終的には令和6年4月に向けて事前の
条例制定、段階がそれぞれあったと考えます。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
○エイジ副
委員長
先般の
一般質問で要望を出させていただきました
グラウンド整備について、これは
スポーツ振興課になるとは思いますけれども、やはり環境問題を考えますと、今ある芝を残す方向で整備を進めていただきたいと思います。その辺は改めて要望を出しますので、よろしくお願いいたします。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
○
高松委員
スポーツ施設で、日よけになるような場所がないですけど、予定されていますか。
○新
納学校施設課長
図面の一番下ですが、一応管理棟を設けるようになっております。今、委員がおっしゃった部分は多分、
コート周りのテントであれば、意見としてお聞きする中で、今後、
事業者とのやり取りの中に入れていってはどうかと考えております。
○
高松委員
ここで
保護者が見るような感じになるということですね。
○新
納学校施設課長
すいません、訂正させてください。現在、
要求仕様書の中には、観覧席やキャノピーの整備も行うことを考えております。
○
高松委員
分かりました。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは次に、
体育保健課から、
学校給食費公会計化等学校徴収金管理事業について報告をお願いいたします。
○
清水体育保健課課長
お手元の資料、
報告事項⑤学校給食費公会計化等学校徴収金管理事業進捗状況及び
スケジュールについてを御覧ください。本日は、本事業の
進捗状況と今後の
スケジュールについて御報告をさせていただきます。
なお、
学校給食費については
体育保健課、
学校徴収金については主に
学校教育課の所管となりますが、一連の事業として私のほうからまとめて御説明させていただきます。
まず、徴収・
管理システム導入についてでございます。
システム導入につきましては、今年度11月に
事業者選定員会を設置し、先日、
公募型プロポーザル方式による
受託候補者の決定を行ったところであり、今年度内に契約を締結することとしております。
なお、
受託候補者は、
日本ソフトウェアマネジメント株式会社でございます。
資料右側、令和3年度につきましては、4月から
システム構築を開始し、
操作研修会を経て、
学校給食費につきましては、公会計
移行予定の令和4年4月からの運用を開始いたします。
また、
学校給食費以外の
学校徴収金につきましては、令和4年度は一部の試行校での
システム運用を予定しており、令和5年度から全ての学校において稼働できるよう準備を進めているところでございます。
次に、
徴収準備についてでございます。
徴収につきましては、
口座振替による徴収を基本としており、現在、庁内
関係部署、
金融機関と必要な手続等について
事前協議を行っているところでございます。令和3年度には、
保護者等へ必要な周知を行った上で、
夏季休業後から
口座振替依頼書の配付及び回収を行う予定としております。
次に、
例規等整備についてでございます。
給食費は
公会計化により公費となりますことから、
給食費の管理に関する条例案を令和3年第2回
市議会定例会に提出いたしたいと考えております。議会の議決後に具体的な取扱いを規則や要綱等で定めることといたします。
次に、
学校説明についてでございます。今年度は7月、10月、1月に
小学校及び
中学校の
校長会において、
制度概要や
学校事務分担等について説明したところであり、今後も
校長会へ適宜
進捗状況等の報告を行い、学校と連携を図ってまいりたいと考えております。
次に、
学校事務協議についてでございます。
本事業につきましては、
学校現場で
学校事務を担う職員の協力が必要となりますことから、今年度は、
学校事務を担う全ての職員を対象とした説明会を実施し、本事業に対する意見を集約いたしました。今年度中に学校での
事務分担を確定させ、令和3年度は、個別具体的な事務の取扱いについて定めたいと考えております。
最後に、
食材納入業者登録制度についてでございます。
食材調達に関しても、
公会計化後は市の
財務規則等に沿った取扱いとなりますことから、現行の
食材納入業者を排除することなく、引き続き良質な食材の
安定供給を受けられるよう、
食材納入業者に特化した
登録制度を新たに創設いたしたいと考えております。
事業者に対する
制度説明を令和3年度9月以降に行い、
登録申請の受付は11月から随時行いたいと考えております。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○
井手口委員
質問ではないのですが、条例が実際に上程されたときにまた論議したいと思いますけれども、この制度はもともと入れてくれということで私らも言ってきたことであって、実現することは非常に歓迎すべきことではありますが、導入したら現場の職員がこのことに一切タッチしなくても済むような
制度設計をしてもらいたいと指摘をしておきます。というのは、まず一つには、
現場職員の職務の軽減ということが当然あるわけですから、一切タッチしないという方向で十分
制度設計できるはずです。また、特に担任が何らかの形で、例えば、
情報伝達を引き受けるようなことをした場合に、そこで、いじめの種が生まれる可能性も十分あります。ですから、例えば年度途中で不払いが生じたとか、あるいは、
生活保護上の
関係で
給食費の支払いを免除されているとか、そういった情報に
学校現場が全くタッチしなくても済むような
制度設計をしていただけるよう指摘をしておきます。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
○
甲斐委員
今、
体育保健課と
学校教育課が所管しているのがそれぞれこの中に入っていますけど、将来的に全部
システムが整った場合は、どこがその所管をするのか、今後の
引継ぎ等を確認しておきます。
○
清水体育保健課課長
公会計導入後、令和4年度以降の体制については、
教育委員会内で今後検討してまいりたいと考えています。
○
甲斐委員
要望ですけど、他市の状況を見ると、不払い等いろいろな部分の督促状とかそういうことも含めて業務等があると思いますので、ぜひ、
教育委員会の中で、人員増も含めて体制を整えなければせっかくの
システムが機能しないと思います。ぜひ人員増も含めた機構の改革というか、その辺の
制度設計をお願いいたします。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは次に、
社会教育課から大分市子どもの
読書活動推進計画(第四次)の策定について、お願いいたします。
○
村上教育部次長兼
社会教育課長
お手元の「大分市子どもの
読書活動推進計画第四次」と書かれた冊子を御覧ください。
本
推進計画は、子どもの
読書活動推進に関する法律に基づき市町村における計画として策定するもので、子供の
読書活動のさらなる推進のための、向こう5年間にわたる施策の
基本方針と
具体的方策を明らかにしたものでございます。
今年度、庁内の
関係者等による
庁内検討委員会、外部の
有識者等による
策定委員会を開催いたしました。11月には
パブリックコメントを実施し、いただいた御意見について、それぞれの
委員会で再度検討を行いました。これらの経過につきましては、令和2年6月、12月の
文教常任委員会で報告させていただいたところです。その後、2月の
教育委員会において審議、議決された次第でございます。
具体的な中身について、御説明いたします。目次を御覧ください。本計画の構成について御説明いたします。
第1章で本計画の趣旨等を、第2章では、第三次計画の成果と課題を示しています。第3章では、第四次計画の基本的な考え方を、第4章ではその
具体的方策を示しております。
14ページを御覧ください。
第四次計画は、第三次計画の目標と
重点方針を継承しつつ、取組の方向性を明確に示し、より具体的に、重点的に推進できるようにしております。第四次計画の特徴といたしましては、
発達段階に応じた
読書支援と全ての
関係機関における
保護者への啓発が上げられます。
17ページを御覧ください。こちらに示していますように、各
関係機関の対象を明確にし、全ての
関係機関において
保護者への啓発を行ってまいります。
今後5年間、この新しい計画に基づき子どもの読書計画を推進していくことになりますが、「読書でつながろう!~本と、人と、未来と~」のキャッチフレーズの下、子供の読書習慣の形成及び子供の
読書活動を支援する環境の整備に向け、本計画に従い、しっかりと取組を進めてまいりたいと思います。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
続きまして、海星館
施設整備事業について、お願いします。
○
村上教育部次長兼
社会教育課長
お手元のA3横の資料、
報告事項7、海星館
施設整備事業についてを御覧ください。
令和元年度に策定した大分市関崎海星館
施設整備基本構想に基づき、今年度基本設計を行いましたので、その主な内容につきまして御報告いたします。
まず、天文学習等の機能強化の1点目として、資料左上になりますが、ドーム直径6メートルで座席数約20席のプラネタリウムを、現在研修室がある場所へ新たに設置いたします。座席はリクライニングシートにする予定で、ゆったりと座っていただき、快適に学習できる空間にいたしたいと思います。また、海星館職員が制作したオリジナル番組を提供するなどリピーター確保のためのソフトの充実を図り、海星館ならではの特色ある取組を行っていきたいと考えております。
天文学習等の機能強化の2点目として、資料左下のように、現在の天体望遠鏡を新しいものに更新いたします。アナログから
デジタル化による機能向上及びプラネタリウムと連携した、より質の高い学習内容の提供が可能となります。
天文学習等の機能強化の3点目として、1階の展示コーナーの充実を図ります。
また、バリアフリー改修として、エレベーターと多目的トイレを新たに設置いたします。
それ以外には、築25年が経過する建物の外壁改修等の実施や、アプローチの見直し及び駐車場の再整備を行います。
今後の
スケジュールにつきましては、令和3年度に建物改修及び外構工事の詳細設計を行うほか、プラネタリウム、天体望遠鏡、展示の製作に取りかかる予定でございます。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○
井手口委員
これももう既に原課にはお話をしましたが、特に今回は、教育長と
教育部長に対してお願いをしておきます。
関崎海星館をやっていただけることは非常にうれしい話ではあるのですが、やればやるほどアクセスの問題が顕在化してきます。しかもアクセスは県道であったりして直接
教育委員会とは
関係ないのですが、大分市役所の全庁を挙げて、あるいは、県道の管理者である県ともきちんと協議をしながら、関崎海星館がよくなったおかげで交通事故が増えたなんていうことには絶対ならないようにしていただきたいと思います。その辺のところを、ぜひお願いいたします。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
次に、教育センターから、
大分市立学校教育情報化
推進計画の策定について、報告をお願いいたします。
○佐藤
教育センター所長
まず、2ページ、策定の趣旨といたしましては、これまでの
推進計画が、平成28年度から今年度までの5年間を期間としており、満了を迎えること、また、来年度4月からは、GIGAスクール構想による1人1台端末環境による学びが始まり、その内容を
推進計画に含める必要があることなどから、新たに策定したものであります。
計画の期間は、令和3年度から令和7年度までの5年間としておりますが、情報化や技術革新が急速に進行しているため、令和4年度までの2年間を第1期とし、必要に応じて内容の見直しをした上で、令和5年度からの3年間を第2期として計画を推進してまいります。
計画の構成は、学校教育の情報化の推進に関する法律第9条の2に基づき、大分県
教育委員会が策定したICT活用教育推進プラン2020と整合性を取り、構成しております。
それでは、3ページを御覧ください。
第1章、現状と課題につきましては、今年度までに取り組んできた内容の成果と課題をまとめております。各学校で情報教育が教育課程に位置づいたことや、研修講座数の増加、端末やプロジェクタの整備率の向上といった成果が見られました。今後は、授業中にICTを活用して指導することができる教員の割合を一層伸ばしていくことが必要であると考えております。
6ページからは、国の動向、県の動向を記載しております。
9ページ、10ページを御覧ください。
第2章、
基本方針と施策につきましては、第1章の現状と課題を踏まえた上で、教育の情報化を推進するために、4つの
基本方針を策定しております。
基本方針の1から3には、教育情報化の3つの側面である
子供たちの情報活用能力の育成、ICTを活用した、分かりやすく深まる授業の実現、校務の情報化の推進を、
基本方針4には、情報化の推進を支える教育情報化に向けた環境整備を設定しているところであります。
11ページ以降の各施策の取組につきましては、これまでの
推進計画の内容に加え、
基本方針1、
子供たちの情報活用能力の育成においては、プログラミング教育の推進やオンライン授業を含めた1人1台端末等の効果的な活用の在り方、情報モラル教育など、13ページには、障がいのある
児童生徒や不登校
児童生徒等を対象としたタブレット端末等を活用した学習支援など、16ページ、
基本方針2、ICTを活用した分かりやすく深まる授業の実現においては、教職員研修の充実や教育センターホームページからの動画や資料による実践事例等の配信による指導力の向上など、18ページ、
基本方針3、校務の情報化の推進においては、県下統一の校務支援
システムの運用や
学校徴収金システムの導入、学校給食の
公会計化の導入、学校から
保護者への統一した連絡
システムの導入など、20ページ、
基本方針4、教育情報化に向けた環境整備においては、学習者用デジタル教科書等の導入やモバイルルーターの整備も含めた家庭での1人1台端末の活用など、急激に進行する情報化や技術革新に沿った具体的な取組を示しているところであります。
今後とも、教育の情報化を推進し、
子供たちの情報活用能力の育成、ICTを活用した分かりやすく深まる授業の実現、校務の情報化に努めてまいりたいと考えております。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○
井手口委員
基本方針の1のところで、タイピングの練習に取り組んだ学校数の目標値が90%、つまり10%は達成しないことを初めから織り込んでいますが、タイピングはパソコン、あるいはタブレット端末に親しむようになって、なるべく早い時期から習得させたほうが学習効果は上がるのですが、どうしてタイピングは全校にということにならなかったのですか。
○佐藤
教育センター所長
現在も、各小
中学校におきましては、プログラミング教育や各授業の中で取組をしているところであります。学校、あるいは発達の段階の実状に応じて取り組むことから90%としておりますが、実状としては多くの学校で取り組むことになると考えております。
○
井手口委員
例えば、ブラインドタッチをやる場合とか、
子供たちはゲーム感覚でやって、決してこれを苦痛には思いません。ところが一遍身についてしまってワンフィンガーでやり始めたら、なかなかそれを是正するのは難しくなるので、初めのうちから、できれば
小学校の1年、2年の段階からタイピングがちゃんと組み込まれるように、少なくても努力目標としてください。
○
宮邉委員長
ほかによろしいですか。
○
甲斐委員
要望になりますが、ICT支援員はどういう活用がいいのか。年々巡回数も増えていますが、やはりこれだけのことを盛り込んでいくことを考えると、今、
井手口委員がおっしゃったタイピング等も含めて、教職員の技能に係ってきますので、支援員の増員なり、どういう形が学校を支えていくことができるのか、今後ともその辺の御検討をお願いいたします。
○
宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
続いて、1人1台端末を使用した学習の開始について、お願いいたします。
○佐藤
教育センター所長
別紙資料を御覧ください。
令和3年4月から、1人1台端末を使用した学習を行うに当たり、
保護者に対する確認事項等について、主な内容を御説明いたします。
まず、利用場所は原則として学校内ですが、感染症や災害等の影響による長期の臨時休業期間等においては、端末を家庭に持ち帰っての学習を行うことがあります。なお、利用する端末は、
小学校1、2年生は、Windows端末、3年生以上はiPadです。
2枚目を御覧ください。クラウドサービスを利用するためにはアカウントが必要であり、全
児童生徒にIDとパスワードを発行し、
中学校を卒業するまで同じアカウントを使うこととなります。
3枚目を御覧ください。
保護者に対する主な確認事項のうち、学習者用端末の使用について、(3)クラウドサービスの利用では、文部科学省が定めたガイドラインに準拠しており、学習成果物等をクラウド上で安全に管理するとともに、個人情報については、住所や電話番号等は取り扱わないこと、(4)では、クラウドサービスの利用とID及びパスワードの管理について、(6)では、長期の休業期間中等の家庭への端末の持ち帰りについて記載しております。
家庭での学習者用端末の使用については、(2)では、故障、破損、紛失、盗難等の事由が生じた場合には学校に申し出た上で、修理等については
教育委員会にて対応するものの、故意または重大な過失による破損や紛失の場合は自己負担となる場合があること、(4)では、インターネット使用時のフィルタリング等、セキュリティー対策を講じていることなどについて記載しております。
4枚目を御覧ください。以上の確認事項について、
保護者より確認書を提出していただくこととしております。
5枚目、6枚目は、これまでの説明をまとめたリーフレットでございます。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○エイジ副
委員長
1点、確認させてください。これはセキュリティーというのも重要な問題ですけど、
子供たちがインターネットを使っていろいろなところにアクセスできるような制限自体はどうなっていますか。
○
柴尾大分市
教育センター情報教育担当班長
端末に対して、フィルタリング設定をかけておりまして、その仕組みにより不適切なサイトであるとかを制限する仕組みを取っております。この仕組みは、端末からアクセスする以上、家に帰っても、どこにいても、同じような仕組みが取れるようなセキュリティー対策を取っております。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
次に、美術振興課から、アートプラザの在り方及び
周辺エリア整備基本構想の策定について、報告をお願いいたします。
○長田美術館副館長兼大分市美術館
美術振興課長
資料は、右肩に
報告事項⑩-1とありますA3横の資料を御覧ください。なお、基本構想の冊子につきましては、明日の管内視察の際、お配りいたします。本日はこの概要版で御説明申し上げます。
まず、1ページ、左側上段、本基本構想の策定の趣旨であります。
本市では、中心市街地のさらなる魅力創造を図るため、平成31年3月に中心市街地公有地利活用基本構想を策定し、荷揚町
小学校跡地の活用について、
周辺施設と連携し、歴史、文化、学びの場を充実させ、既成市街地と互いに機能を補い合い、都心の魅力を伸展させ、回遊性と滞留性を併せ持つ空間形成を図るとしております。
このことから、アートプラザは、荷揚町
小学校跡地複合公共施設、大分城址公園等と連携したよりよい施設の在り方を検討するとともに、周辺エリアについても景観の調和や環境整備を図っていく必要があり、本基本構想は、それぞれの方向性とこれからの整備方針を策定したものであります。
次に、策定の経緯でありますが、昨年6月の第2回
市議会定例会文教常任委員会にて、本年度、アートプラザの在り方について検討し、基本構想を策定することを御報告いたしました。その後、策定のための
庁内検討委員会、外部有識者による検討
委員会を設置し、検討を進め、12月の第4回定例会の本
委員会にて、構想の骨子をまとめました策定方針について御報告をいたしました。
その策定方針に基づき、外部有識者による第2回検討
委員会での審議を経て、本基本構想素案をまとめ、
文教常任委員会委員の皆様にお送りするとともに、12月28日から1月27日までの間、
パブリックコメントを実施いたしました。
その結果につきましては、別紙資料
報告事項⑩の2、基本構想の素案に関する市民意見の要旨とそれに対する本市の考え方でまとめております。これにまとめておりますように、12人の方から延べ39件の御意見をいただいたところであり、この結果は現在美術館や各支所及び本市のホームページなどで公開をしております。
パブリックコメントの結果を受けて、外部有識者による第3回検討
委員会で基本構想最終案を検討し、その結果報告を受けて基本構想を策定いたしたところであります。
資料⑩の1、1ページ、右側にお戻りください。
本基本構想の範囲は、アートプラザを囲む楕円の内側となります。次に位置づけについてですが、大分市総合計画や大分市都市計画マスタープランなど本市の上位計画や関連する各種計画との整合性を図るものとしております。
2ページを御覧ください。
アートプラザと周辺エリア、それぞれについて、現状、課題、それを踏まえた在り方の方向性、そして、整備方針をまとめております。
アートプラザの現状と課題についてですが、市民の文化、芸術活動の発表及び鑑賞の場として年間約17万人の利用者があり、中心市街地における文化・芸術の振興の一翼を担っており、稼働率の高い市民ギャラリー機能の維持が求められていること。また、3階に磯崎新建築展示室を設け、建築模型など磯崎氏に関する資料を展示しているものの、磯崎氏
関係資料の収蔵・公開スペースが不足しており、
関係資料等の活用方法の検討を含み、磯崎氏の業績発信機能の強化が必要であること。併せて、施設の老朽化が認められるとしております。
これら現状と課題を踏まえ、在り方の方向性を新たな知の拠点の創出とし、整備方針としまして、荷揚町
小学校跡地複合公共施設にギャラリー機能を移設する等の利便性の高い機能的連携を図った上で、磯崎氏
関係資料等のデジタルアーカイブ化を進めるとともに、公開、閲覧できる場を拡充し、建築や芸術などに興味・関心を持つ次世代の担い手を育むとともに、幅広い世代の市民や研究者が集い学ぶ場や、若手芸術家、建築家等への創作・研究発表の場も提供していくとしております。さらに、施設の適切な
維持管理を図り、施設の機能に即した名称を検討することとしております。
新年度以降、この基本構想に基づき、
関係部局と連携を密にしながら、具体的な整備を進めていくこととしております。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは続いて、令和2年度大分市
美術館美術品収集及び令和3年度特別展案について、報告をお願いいたします。
○長田美術館副館長兼大分市美術館
美術振興課長
資料は、
報告事項⑪とありますA4縦の資料でございます。
まず、1ページ、令和2年度美術品収集についてでございます。4つの収集方針に基づき、4点を購入により収集いたしました。この結果、本年度末での収蔵作品は3,250点となったところです。
2ページを御覧ください。
購入した4点は、日本画では、福田平八郎後期の代表的な作品「南方の花と鳥」と初期作品の「鷺」、髙山辰雄作品の「椿に目白」の3点、資料として、田能村竹田の漢詩自筆草稿1点であり、総額は、2,290万円となっております。
なお、今年度、寄贈作品はございませんでした。提案はあったものの、コロナ禍のため、所蔵者を訪問しての作品調査が困難であり、次年度に検討することとしたためであります。
次に令和3年度特別展案についてです。資料3ページを御覧ください。
新年度は、8件の特別展を計画しております。展覧会名、会期、内容などは資料のとおりでございます。
まず春に、2017年にNHKで放映されました連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックを担当した、ミニチュア写真家田中達也を紹介する「MINIATURE LIFE展2田中達也 見立ての世界」、夏には、これまでCIAOシリーズで紹介してきた若手アーティストの中から、北村直登さんを初めて個展形式で紹介します。また、秋には、中世から近代に至る日本美術の流れを紹介します、「THIS IS JAPAN東京富士美術館所蔵 永遠の日本美術」、年明けには、大正から昭和期に風景版画を数多く制作した川瀬巴水を紹介する、「川瀬巴水 旅情詩人が描く四季と風景」などを開催いたします。
新年度も、幅広く多くの方に楽しんでいただける展覧会を計画しておりますので、ぜひ、美術館へ足をお運びいただきたく存じます。
○
宮邉委員長
それでは、ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
以上で
報告事項は終了いたしましたが、全てを通して皆さんから何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは執行部の皆さん、何かございますか。
〔「ありません」の声〕
○
宮邉委員長
委員の皆さんでそれ以外の部分でありませんか。
○エイジ副
委員長
今朝の報道番組で報道されていましたけど、
小学校での体育の授業のときに、女子生徒の肌着着用が、ちょっと問題というか、指摘材料になってますよね。うちの家も
小学校の娘がいますけど、低学年まで肌着を着けないでくれという学校側からの指導を受けているそうです。でも、着けて怒られるわけではないのですが、校則自体が今、いろいろな問題がありますけれども、ちょっと古いんじゃないかなというのと、やはり小学生の中高学年になってくると、やはり体の変化も大人にどんどんなってきますし、そういった対応をしっかりやっていただきたいと思うんですけれども、今、
教育委員会では各学校に対してどのような指導をされていますか。
○上野
体育保健課参事補
私たちも、新聞報道等で、小学生の体操着の下の肌着について問題になっていることは認識しています。
実は、先般、各学校に調査で聞き取りをいたしました。先ほどエイジ副
委員長がおっしゃったような、小学生の特に低学年ですね、肌着を着ていまして、要は着替えを持ってくればいいんだけれども、汗びっしょりになった肌着をそのまま着てしまったおかげで風邪を引いたという事例があって、各学校の先生方は、それだったら肌着の着替えを持ってくるようにという指導をしているんですけれども、それがなかなか着替えることまでいかなくて、肌着着用について少し制限をかけているということは、私たちも聞き取りで確認することができました。
今、問題になっています、小学生の高学年の女子児童だとか、一律に肌着を着用してはいけないという指導している学校は今現在ないと聞き取りで確認していますが、やはりそういった各学校の指導の中で、健康面に配慮するがゆえに、個別に対応はしているものの、そこが
保護者や子供に伝わってないとか、そういった状況が感じられます。先般、3月22日に国からも文書が届きまして、そういった部分を私たちも各学校に通知しながら適切に対応しようと思っております。
○エイジ副
委員長
その理由については当然知っております。ただ指導としては、これからは、着替えを持ってきて着替えましょうのほうが正しいような気がします。風邪を引くとか、衛生面、その辺もおっしゃることはよく分かるのですが、これからは取組を変えていただきたいと思います。要望します。
○
宮邉委員長
ほかに委員の皆さんありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
以上で当
委員会に付託されました全ての案件の審査を終了しました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の
委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し出たいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
そのように決定をいたします。
それではここで、この3月末で退職をされる方々から挨拶の申出がございましたので、お願いをいたします。
〔退職者挨拶〕
〔
委員長お礼の挨拶〕
○
宮邉委員長
それでは、明日25日木曜日は、アートプラザの管内視察を行います。議会棟を午前10時に出発する予定ですので、放送がありましたら議会棟玄関前にお集まりください。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時1分散会...