よって、ただいま
指名の方が
大分県
後期高齢者医療広域連合議会議員に当選をされました。
ただいま当選されました方が
議場におられますので、本席から
会議規則第33条第2項の
規定により告知いたします。
しばらく休憩いたします。
午前10時38分休憩
◇─────────────────◇
○
議長(
藤田敬治) 休憩前に続いて
会議を開きます。
午前10時55分再開
◇─────────────────◇
○
議長(
藤田敬治)
地方自治法第121条の
規定により、
市長ほか関係者の出席を求めております。
出席通知のありました
説明員の
職氏名は、お
手元に
配付しております執行部席表のとおりであります。なお、佐藤監査
事務局長が病気療養中のため、今
定例会中欠席する旨の届出がありましたので、御了承をお願いいたします。
◇─────────────────◇
◎
日程第10 議第1号から議第65号まで及び報第1
号一括上程(
市長の
提案理由説明)
○
議長(
藤田敬治) 次に参ります。
日程第10、本日提出されました議第1号から議第65号まで及び報第1号を一括上程いたします。
─────────────────
議案
番号 件名
議第1号
令和3年度
大分市一般会計予算
議第2号
令和3年度
大分市国民健康保険特別会計予算
議第3号
令和3年度
大分市財産区特別会計予算
議第4号
令和3年度
大分市土地取得特別会計予算
議第5号
令和3年度
大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算
議第6号
令和3年度
大分市農業集落排水事業特別会計予算
議第7号
令和3年度
大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
議第8号
令和3年度
大分市介護保険特別会計予算
議第9号
令和3年度
大分市後期高齢者医療特別会計予算
議第10号
令和3年度
大分市
大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算
議第11号
令和3年度
大分市水道事業会計予算
議第12号
令和3年度
大分市公共下水道事業会計予算
議第13号
令和2年度
大分市一般会計補正予算(第8号)
議第14号
令和2年度
大分市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議第15号
令和2年度
大分市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議第16号
令和2年度
大分市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議第17号
令和2年度
大分市水道事業会計補正予算(第2号)
議第18号
令和2年度
大分市公共下水道事業会計補正予算(第2号)
議第19号
大分市新型コロナウイルス感染症対応事業資金調達支援基金条例の制定について
議第20号
大分市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議第21号 特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部改正について
議第22号
大分市手数料条例の一部改正について
議第23号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく
指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第24号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく
指定障害者支援施設の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について
議第25号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス事業の設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第26号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく地域活動支援センターの設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第27号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく福祉ホームの設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第28号
大分市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害者支援施設の設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第29号
大分市児童福祉施設の設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第30号
大分市児童福祉法に基づく
指定通所支援の事業等の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第31号
大分市軽費老人ホームの設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第32号
大分市養護老人ホームの設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第33号
大分市特別養護老人ホームの設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第34号
大分市国民健康保険条例の一部改正について
議第35号
大分市介護保険条例の一部改正について
議第36号
大分市
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第37号
大分市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第38号
大分市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び
運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について
議第39号
大分市
指定介護老人福祉施設の人員、設備及び
運営に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第40号
大分市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第41号
大分市介護医療院の人員、施設及び設備並びに
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第42号
大分市
指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び
運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第43号
大分市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び
運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第44号
大分市
指定介護予防支援等の事業の人員及び
運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について
議第45号
大分市
指定介護療養型医療施設の人員、設備及び
運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議第46号
大分市農業集落排水処理施設条例の一部改正について
議第47号
大分市道占用料条例及び
大分市道路及び河川等の法定外公共物の管理に関する条例の一部改正について
議第48号
大分市営住宅条例の一部改正について
議第49号
大分都市計画事業横尾土地区画整理事業施行条例及び
大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議第50号 建築物における駐車施設の附置等に関する条例の一部改正について
議第51号
大分市いじめ問題第三者
調査委員会条例の一部改正について
議第52号
大分市いじめ問題再
調査委員会条例の一部改正について
議第53号
大分市スポーツ施設条例の一部改正について
議第54号
大分市における食品衛生法第50条第2項の基準を定める条例の廃止について
議第55号 新たに生じた土地の確認について
議第56号 字の区域の変更について
議第57号 字の区域及びその名称の変更について
議第58号 字の区域及びその名称の変更について
議第59号 字の区域及びその名称の変更について
議第60号
大分市立森岡小学校給食調理場厨房備品の購入について
議第61号 モバイルルータの購入について
議第62号 包括外部監査契約の締結について
議第63号 市道路線の認定について
議第64号 損害賠償の額の
決定並びに示談について
議第65号 損害賠償の額の
決定並びに示談について
報
番号 件名
報第1号 専決処分した事件の承認について(
令和2年度
大分市一般会計補正予算(第7号))
─────────────────
○
議長(
藤田敬治) この際、
提案理由の
説明を求めます。
佐藤
市長。
○
市長(佐藤樹一郎)(登壇) おはようございます。
大分市長、佐藤でございます。よろしくお願いいたします。
令和3年第1回
大分市議会定例会の
開会に当たり、市政執行に対する私の基本的な考え方並びに提出いたしました諸
議案の概要を御
説明申し上げます。
議員の
皆様をはじめ、市民の
皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。まずその前に、
議員各位におかれましては、去る2月21日に執行されました
市議会議員選挙において厳しい
選挙戦を見事に勝ち抜かれ、めでたく当選を果たされましたことに対し、心からお喜びを申し上げます。
このことは、
皆様方のたゆまぬ御精進のたまものであると同時に、市民からの期待の大きさの表れでございます。ここに深く敬意を表する次第であります。
今後の御活躍と
大分市のさらなる発展のため、格別の御尽力と御協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
それでは、市政執行の基本的な考え方について申し上げます。
国においては、新型コロナウイルス感染症の全国的で急速な感染拡大を防止するため、本年1月に1都2府8県に対し、緊急事態宣言を発令いたしました。その後、2府5県が解除され、1都3県については依然厳しい状況が見られ、3月21日まで延長されました。全国的に感染者数は減少傾向にあり、本市におきましても、感染者数は落ち着いており、119番通報で救急搬送が必要な方の受入れ状況も改善をしてきております。
しかしながら、今後、感染が再拡大することも懸念され、また、変異株の出現も心配されております。そのため、積極的な疫学
調査の実施等を通じた感染者の早期発見と医療体制の維持に努めるとともに、生活・雇用・事業を支えるため、影響を受けた個人・事業者等に対する支援策を講じてまいります。
ワクチン接種につきましては、2月22日から県下の医療従事者に対する接種が開始され、4月以降には65歳以上の高齢者、その後は基礎疾患がある方、そして、一般の方へと順次進めていくこととなっております。国からのワクチンが供給され次第、希望される市民の
皆様が迅速かつ円滑に接種できるよう、今後も県や
大分市連合医師会と連携しながら、スピード感をもって対応してまいります。なお、本市では、3月1日からコールセンターを開設し、ワクチン接種に関する市民からの問合せに対応いたしており、市民の不安解消に努めてまいります。
次に、自然災害への対応についてであります。この3月11日で東日本大震災から10年を迎え、その後も熊本・
大分地震など大きな災害が続きました。今年度も
令和2年7月豪雨や2月13日に発生した福島県沖の地震をはじめ、大きな自然災害が全国各地で相次いでおり、気候変動による水害や土砂災害の頻発・激甚化や切迫する南海トラフ巨大地震に伴う被害が懸念されております。
こうした状況を踏まえ、さきの
令和2年第4回
定例会では、中小河川の監視カメラの予算を可決いただいており、また、大規模自然災害に備えた強靱な地域づくりを計画的に推進するための
大分市国土強靱化地域計画を改定することといたしております。
今後は本計画に基づき、関係機関等と連携し、新たな命山などのインフラ整備をはじめ、避難所の感染症対策の推進、VR技術やドローンなどの先端技術の活用、防災教育の充実などに取り組んでまいります。
本市が直面する大きな課題の一つに人口減少があります。本市の人口は、昨年10月1日現在、前年と比べ301人減少し、4年連続の減少となっております。このような中、本市が将来にわたり持続的に発展していくためには、子供たちの笑顔があふれ、若い世代が将来に希望を持ち、高齢者や障害者をはじめ、誰もが生きがいを持って活躍できる社会を創造していくことが重要であると考えております。
そのため、少子化対策として、不妊に悩む方への支援を拡充するとともに、
子ども医療費や保育料などへの支援、多様な保育ニーズに応えるための保育所等の整備や保育人材の確保に対する支援に取り組み、子育てに優しいまちづくりを推進してまいります。また、子供たちに質の高い学びの場を提供するため、就学や学習の支援の充実を図るほか、社会の変化に応じた教育環境の整備にも取り組んでまいります。児童相談所の
設置に向けても、引き続き取り組んでまいります。さらには、保健・医療・福祉を充実し、その連携強化を図るとともに、高齢者や障害者等の社会参加を促進するなど、地域共生社会の実現を目指してまいります。
人権教育・啓発及び同和対策につきましては、
部落差別の解消の推進に関する法律などの人権に関わる法律の趣旨を踏まえ、市政の重要課題である同和問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決に向け、人権教育・啓発の取組を進めてまいります。また、現在、新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見、嫌がらせなどの人権侵害が発生しており、こうした問題の解決にも取り組んでまいります。
地域経済がコロナ禍で大きな影響を受ける中、内閣府の
調査によりますと、就業者の3割以上がテレワークを経験し、地方移住への関心が高まっております。こうした地方回帰の動きを、人や企業を呼び込む契機と捉え、本市の活力や魅力をさらに高めていくことが重要であると考えております。これには産業の振興が不可欠であることから、中小企業の販路拡大、事業承継など経営に対する支援の充実や製造業、IT関連の企業立地の促進に取り組むほか、次世代モビリティ関連等の研究を通じた新産業の創出に努めるとともに、意欲ある農林水産事業者の施設整備等への支援、農林水産物の消費拡大に向けた取組を推進するなど、産業の
活性化を図ってまいります。
また、荷揚町小学校跡地、アートプラザ、お部屋ラボ祝祭の広場の利活用に向けた取組などを通じて、
中心市街地の魅力を高めるとともに、西部海岸地区においては、憩い・交流拠点施設を整備し、新たなにぎわいの創出や周遊の促進を図ってまいります。あわせて、地域まちづくりビジョンに掲げられた各地域の強みを生かした魅力づくりにもしっかりと取り組んでまいります。
さらに、
大分都市広域圏や愛媛・
大分両圏域の一層の交流促進を図り、交流人口の増加や圏域経済の
活性化を推進するとともに、豊予海峡ルートをはじめとした広域交通ネットワークの強化につきましては、さらなる進展に向けた取組を着実に進めてまいります。
新型コロナウイルスの収束は、いまだ見通せない状況にありますが、コロナに打ち勝ち、市民の
皆様がふだんの生活を取り戻せるよう、全力で市政執行に当たってまいります。
以下、このような考え方で編成いたしました
令和3年度当初予算案につきまして御
説明申し上げます。
まず、予算編成と予算概要について御
説明を申し上げます。
内閣府が公表しました月例経済報告によりますと、我が国の景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さが見られるとされております。また、先行きについては、緊急事態宣言の解除後も感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直していくことが期待されております。
本市におきましては、歳入の根幹を成す市税収入が近年は横ばいの傾向にありましたが、感染症拡大の影響による個人所得の落ち込みや法人の事業実績の悪化などにより、大幅な減少が見込まれております。
また、歳出につきましては、社会保障関係費の増加に伴い、義務的経費が高い水準で推移していることや、公共施設の維持管理、更新経費への対応に加えて、今後も引き続き取り組む必要がある感染症対策経費などを考慮しますと、極めて厳しい財政
運営を強いられる状況となっております。
こうしたことを踏まえ、当初予算編成に当たりましては、国・県補助金や基金の積極的な活用など財源の確保に努める中で、感染症対策に係る事業はもとより、事業の優先度や費用対効果、将来の財政負担等を総合的に勘案しながら、福祉や教育、防災・減災対策など市民生活に密着した事業の充実を図ったところであります。
また、国の
令和2年度第3次補正予算の成立に伴い、予算の一部を
令和2年度3月補正予算に前倒し計上するなと、普通建設事業費を可能な限り確保し、地域経済の下支えに努めるとともに、産業力の強化や新たな魅力の創造に向けた取組も行うこととするなど、
大分市総合計画に掲げる施策の推進に必要な予算措置を行ったところであります。
その結果、
令和3年度の当初予算の規模といたしましては、一般会計で1,865億8,000万円、特別会計で971億9,800万円、水道事業会計で173億2,900万円、公共下水道事業会計で264億5,600万円、総予算額で3,275億6,300万円となり、これは
令和2年度当初予算との比較で申し上げますと、一般会計は2.7%の減となっております。また、特別会計は0.5%の増、水道事業会計は0.9%の減、公共下水道事業会計は4.4%の増であり、総予算額では1.1%の減となっております。
このように新年度は市税をはじめとする歳入一般財源の大幅な見込み減に伴い、全体として前年度を下回る予算規模となったところでありますが、感染症や地域経済の状況に応じて、今後必要な対策は
議会にお諮りしながら、迅速かつ的確に行ってまいりたいと考えております。
それでは、一般会計の主なものについて、その概要を御
説明申し上げます。
まず、新型コロナウイルス感染症への対応には32億3,485万8,000円を計上いたしております。そのうち、感染症予防対策には10億127万円を計上いたしております。その主なものは、PCR検査やPCRステーションの
運営など感染症検査体制の整備のほか、公共施設及び民間施設における感染症対策機器の導入や児童福祉施設・障害者福祉施設等における感染症対策に係る経費であります。このほか、市立の保育所や幼稚園、小中学校等において、手洗い場の自動水栓化などを行い、感染症対策の強化を図ってまいります。
次に、企業などへの支援・経済対策には15億8,574万4,000円を計上いたしております。その主なものは、商店街団体が行うプレミアム付商品券の発行への支援のほか、中小企業者や医療機関、高齢者・障害者福祉施設等が借り入れる運転資金に対する利子補給金等であります。このほか、長引く感染症の影響を考慮し、事業者に対する店舗の家賃補助の対象を中小企業者まで拡充の上、先月から申請を受け付けているところであり、新年度に交付する経費を計上いたしております。
その他の主なものとしましては、小中学生への学びの保障として、小中学校におけるスクールサポートスタッフや学習支援員を配置するほか、離職や解雇となり、住宅の退去を余儀なくされた方に対する住宅の確保に係る経費を計上いたしております。
また、感染症の影響により市民健診やがん検診の受診者が減少しておりますことから、これらを新年度に限り無料にすることで受診率の向上を図るほか、利用者の減少により収入が落ち込んでいるバス・タクシー事業者に対しましても支援を行ってまいります。
続きまして、私の重点政策項目である3つの創造の観点から、新規、拡充事業を中心に順次御
説明を申し上げます。
初めに、誰もが安心して笑顔で暮らせる社会の創造についてであります。
まず、防災力の向上と安全・安心な暮らしの確保としまして、新たな緊急避難施設の整備と災害対策本部の機能強化には2,750万円を計上いたしております。その主なものは、津波発生時に市民が緊急的に避難できる場所として、浸水想定区域内の家島地区に津波避難施設としての高台を整備し、地域住民の安全を確保するものであります。
このほか、荷揚町小学校跡地に建設予定している複合公共施設内において、災害情報や気象情報などを迅速かつ的確に収集・分析等ができるよう、災害対策本部機能の常設に向け準備をしてまいります。
次に、地域医療体制の充実として、救急医療体制の維持・確保と地域医療情報ネットワークの整備には8,570万円を計上いたしております。その主なものは、24時間体制で救急患者の受入れを行う第2次救急医療機関が、建物の耐震化を図るため実施する移転、建て替えに対し支援を行うものであります。
このほか、患者情報を一元化し、医療機関相互で情報共有できる地域医療情報ネットワークの構築を支援し、質の高い保健・医療・福祉サービスの提供を図ってまいります。
次に、
子ども・子育て支援の充実として、私立認可保育所の定員拡大には3億471万1,000円を計上いたしております。これは、待機児童解消に向けた認可保育所の施設整備に対して助成するものであり、今後とも地域の実情を見極めながら定員の拡大など子育て環境の充実を図ってまいります。
また、母子の健康維持・増進には5億1,238万2,000円を計上いたしております。その主なものは、産後鬱の予防や新生児への虐待予防等を図る観点から、妊婦健診と乳幼児健診の間に、新たに産婦健診を実施するものであり、母子に対する支援を強化し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を整備してまいります。
次に、豊かな心とたくましく生きる力を育む教育として、小中学校の整備に向けた取組には5億5,601万6,000円を計上いたしております。その主なものは、大在地区の人口増加に伴い、大在小学校の学級数が過大規模となる見込みであることから、分離新設校として仮称大在東小学校の整備に向けた経費の計上であります。
また、教育支援体制のさらなる充実には2億9,680万7,000円を計上いたしております。その主なものは、特別な教育的支援を必要とする児童生徒が在籍する学校に補助教員を増員し、一人一人に応じたきめ細かな指導の充実を図るものであります。
このほか、学校給食費の公会計化に向けたシステム構築には8,958万7,000円を計上いたしております。これは、保護者の利便性を向上するとともに、教職員の負担の軽減が図れるよう、
令和4年度の導入に向け準備していくものであります。
次に、高齢者福祉・障害者福祉の充実として、老人、障害者福祉施設の整備に対する補助には2億4,600万円を計上いたしております。その主なものは、老人福祉施設の防災・減災対策及び障害者福祉施設の新設に係る補助金の計上であります。また、新たに障害者への日常生活用具の支給品目に暗所視支援眼鏡を追加するほか、人工呼吸器を使用する在宅の障害者や難病患者等に対し、非常用電源装置の購入費を支援してまいります。
続きまして、産業力の強化による活力の創造についてであります。
まず、中小企業の経営基盤の強化として販路拡大に対する支援には4,061万9,000円を計上いたしております。その主なものは、中小企業が市外で開催される見本市、展示会に出展する際に係る経費のほか、新たにマーケット開拓や商品開発に要する経費を補助するもので、市内中小企業の販路拡大に対する支援を拡充してまいります。
次に、企業立地の推進として7億4,388万6,000円を計上いたしております。産業力の持続的な成長を促すため、引き続き、県をはじめとする関係機関と連携しながら、企業誘致に積極的に取り組み、産業の集積を推進してまいります。
次に、農林水産業の振興として、園芸振興総合対策事業には1億9,086万6,000円を計上いたしており、認定農業者が行う栽培施設の整備に対して、引き続き補助を行ってまいります。
また、担い手の確保・育成に3,999万6,000円を計上いたしており、農業や漁業、林業への新規就業者に対して支援してまいります。
さらに、有害鳥獣対策には7,711万5,000円を計上いたしており、有害鳥獣の駆除に係る報償金の交付や自衛策として防護柵
設置等に対する補助金の交付などを通じて、引き続き農作物被害の軽減を図ってまいります。
次に、おおいた産品の消費販路の拡大として、おおいた物産・食・観光魅力発信事業には5,968万4,000円を計上いたしております。これは、大都市圏において観光物産展等の開催や出展を行い、本市の事業者に出展機会を提供するほか、
大分都市広域圏内の自治体と協力し、各地の物産・食と広域観光情報を積極的に発信するための経費の計上であります。
続きまして、次なる時代を見据えた新たな魅力の創造についてであります。
中心市街地の魅力の進展として、
大分駅西側の鉄道残存敷の利活用には8,092万6,000円を計上いたしており、地元
説明会での意見等を踏まえ、整備を進めてまいります。
また、末広町一丁目地区市街地再開発事業には7,934万円を計上いたしており、組合施行による事業の推進を支援してまいります。
次に、地域の活力の維持・増進として、大南地区スポーツ施設整備事業には3億3,633万4,000円を計上いたしており、新年度は用地買収のほか、本体工事に着手してまいります。
また、今市石畳に憩いの場や駐車場を整備するほか、関崎海星館にはプラネタリウムの新設や周辺遊歩道の整備などを行ってまいります。
このほか、鶴崎公民館の改修や市内一円にわたる市道、公園の整備など、引き続き地域からの要望に的確に対応してまいります。
次に、
公共交通ネットワークの構築と利便性の向上等として、新たなモビリティサービス事業には1億5,534万5,000円を計上いたしております。これは、野津原地域及び佐賀関地域におけるグリーンスローモビリティの実験運行や、低速電動車両の購入等に係る経費の計上であります。
また、持続可能な地域
公共交通の形成には1億838万2,000円を計上いたしており、
公共交通の不便地域において移動手段を確保するほか、廃止となったバス路線における代替交通を運行することで、地域の生活交通を維持・確保してまいります。
次に、鉄道駅のバリアフリー化と自由通路の整備には4億5,350万円を計上いたしております。これは、坂ノ市駅、中判田駅構内のスロープ整備及び高城駅、大在駅の自由通路整備に係る経費の計上であり、駅利用者の利便性の向上を図ってまいります。
次に、快適な生活環境の確立として、新環境センター整備事業には1億2,945万6,000円を計上いたしております。これは、新環境センター建設予定地周辺の環境影響評価や特別高圧電線の接続に係る
調査や設計に要する経費の計上であります。
次に、特別会計の主なものについて御
説明を申し上げます。
まず、国民健康保険特別会計には488億8,300万円を計上いたしております。その主なものは、被保険者に係る保険給付費並びに国民健康保険事業費納付金の計上であります。
介護保険特別会計には409億2,600万円を計上いたしております。その主なものは、施設介護サービス給付費並びに居宅介護サービス給付費の計上であります。
後期高齢者医療特別会計には61億2,100万円を計上いたしております。その主なものは、
大分県後期高齢者医療広域連合へ納付する保険料等の計上であります。
水道事業会計には173億2,900万円を計上いたしております。その主なものは、浄水場や配水管等水道施設の維持管理経費のほか、配水施設整備事業、浄水施設整備事業に係る経費の計上であります。
公共下水道事業会計には264億5,600万円を計上いたしております。その主なものは、下水道施設の維持管理経費のほか、管渠建設事業、片島雨水排水ポンプ場の建設や設備に係る経費の計上であります。
次に、
令和2年度一般会計補正予算について御
説明申し上げます。
今回の補正額は40億2,000万円で、これを既決予算と合わせますと2,622億6,600万円となったところであります。その主なものは、感染症の影響を受け経営状況が悪化した中小企業者や医療機関等が借り入れた資金の利子補給事業等に要する経費の財源に充てるために
設置する新型コロナウイルス感染症対応事業資金調達支援基金への積立金や、国の補正予算に対応し、小中学校や公園施設の長寿命化改修工事のほか、港湾や漁港の整備に係る県工事負担金の追加計上であります。
なお、特別会計につきましては、国民健康保険特別会計では財源調整を、介護保険特別会計では居宅介護サービス給付費及び一般高齢者の食の自立支援事業に係る経費の追加計上を、後期高齢者医療特別会計では後期高齢者医療広域連合に対する保険基盤安定負担金の追加計上をいたしております。また、水道事業会計には、水道料金収入の減額と一般会計からの繰入金の増額を計上いたしております。これは、感染症により収入が大幅に減少した個人、事業者に対して実施した水道料金の減免措置に係る財源の組替えであります。公共下水道事業会計には15億3,800万円を計上いたしております。その主なものは、管渠建設事業、水資源再生センターの改築に係る経費の計上であります。
次に、1月28日付で専決処分いたしました補正予算につきまして御報告を申し上げます。これは、国の補正予算成立により実施する新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る経費として26億8,000万円を計上したものであります。
次に、一般
議案の主なものについて御
説明申し上げます。
まず、議第19号は、
大分市新型コロナウイルス感染症対応事業資金調達支援基金条例の制定についてであります。これは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者に対して、利子を補給する事業及び信用保証料を補助する事業に要する経費に充てるため、基金の造成に関し必要な事項を定めようとするものであります。
議第35号は、
大分市介護保険条例の一部改正についてであります。これは、
大分市介護保険事業計画の見直し等に伴い、
令和3年度から5年度までの3年間を通じ、介護保険財政の安定を保つことができるよう、保険料率の改定等を行おうとするものであります。
議第51号及び議第52号は、
大分市いじめ問題第三者
調査委員会条例及び
大分市いじめ問題再
調査委員会条例の一部改正についてであります。これは、いじめによる重大事態が発生した場合に
調査を行う両
委員会の体制を強化するため、
委員の定数を増員するとともに、
大分市いじめ問題再
調査委員会において、
大分市いじめ問題第三者
調査委員会と同様に臨時
委員及び部会を置くことができることとしようとするものであります。
議第53号は、
大分市スポーツ施設条例の一部改正についてであります。これは、旧大志生木小学校グラウンドに整備しております
大分市大志生木テニスコートをスポーツ施設として
設置しようとするものであります。
その他の
議案につきましては、その都度担当者より
説明いたさせます。
何とぞ慎重御
審議の上、御
決定賜りますようにお願い申し上げます。
◇─────────────────◇
○
議長(
藤田敬治) 以上で、本日の
日程を終了いたしました。
お諮りいたします。
明日から15日までの5日間は、
議案考案等のため本
会議を休会いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
藤田敬治) 御
異議なしと認めます。
よって、明日から15日までの5日間は、本
会議を休会することに
決定いたしました。
次の本
会議は、16日午前10時に開きます。
なお、本日構成されました各
委員会の正副
委員長互選のための
委員会招集は、
委員会条例第10条第1項の
規定により、
議長が行うことになっております。
よって、午後1時からお
手元に
配付の
委員会招集通知のとおり、各
委員会を招集いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午前11時26分散会
地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する
令和3年3月10日
大分市議会 議 長 藤 田 敬 治
署名
議員 甲 斐 高 之
署名
議員 今 山 裕 之...