大分市議会 2020-12-10
令和 2年建設常任委員会(12月10日)
令和 2年
建設常任委員会(12月10日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
令和2年12月10日(木)午前10時4分開議~午前11時4分休憩
午前11時7分再開~午前11時47分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 藤田 敬治 副委員長 帆秋 誠悟
委 員 穴見 憲昭 委 員 足立 義弘
委 員 野尻 哲雄 委 員 岩崎 貴博
委 員
日小田良二 委 員 高橋 弘巳
委 員 国宗 浩
欠席委員
な し
○分
藤土木建築部次長兼
道路建設課長
今年度、予算を確保していた事業が今年度に終わることができなくなったので、その1億円を明許繰越しさせていただきたいということです。
○
野尻委員
今年度の予算1億円が繰り越されるということですか。
○分
藤土木建築部次長兼
道路建設課長
はい、そうでございます。
○
藤田委員長
ほかには質疑はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、
一般議案の審査を行いますが、議第136号、
大分市営住宅条例の一部改正について及び議第137号、大分市
特定公共賃貸住宅条例等の一部改正については関連性がありますので、一括して説明を受け、質疑を行い、その後、それぞれ討論、採決に入りたいと思いますがよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、執行部の説明を求めます。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
議案の議136の1ページをお開きください。
議第136号は、
大分市営住宅条例の一部を改正するもので、
改正内容は3点ほどございます。
1点目は、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により市税等の徴収猶予を受けたものに対し、入居要件の特例を設けることを可能とするため、記載のとおりただし書を加えるものでございます。
2点目は、来年1月16日に実施される住居表示に伴い、別表中の住所を記載のとおり改めるものでございます。
3点目は、議案の議第136の2ページを御覧ください。
現在建設中の敷戸南R1住宅が来年3月に工事が完了し、4月より供用開始することに伴い、記載のとおり別表に追加するものでございます。
施行日は公布の日としておりますが、住所変更の改定規定については令和3年1月16日、
住宅追加の改正規定につきましては令和3年4月1日としております。
改正理由は記載のとおりでございます。
続きまして、議案の議137の1ページを御覧ください。
今回一部を改正する条例は、大分市
特定公共賃貸住宅条例、大分市
地域特別賃貸住宅条例、大分市
従前居住者用賃貸住宅条例の3条例でございます。
改正内容でございますが、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により市税等の徴収猶予を受けたものに対して、入居要件の特例を設けることを可能とするため、記載のとおりただし書を加えるものでございます。
議第137の2ページを御覧ください。
施行日は公布の日としております。
提案理由は記載のとおりでございます。
○
藤田委員長
それでは、ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、議第136号、
大分市営住宅条例の一部改正について討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第137号、大分市
特定公共賃貸住宅条例等の一部改正について討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第152号、
市道路線の認定及び廃止についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
大渡土木管理課長
議案書の議152の1から152の2ページをお開き願います。
今回認定いたしたい
市道路線は、
明野北猪野線ほか6路線でございます。また、廃止いたしたい
市道路線は、森ノ木1号線でございます。路線名、起点、終点は、議152の1から152の2ページに記載しております。
それでは、具体的に御説明申し上げます。
議152の3ページをお開き願います。
この
明野北猪野線は、新規路線の建設に伴い、認定するものでございます。
次に、議152の4ページをお開き願います。
この富岡津守5号線は、
開発行為の帰属に伴い、認定するものでございます。
袋路状道路でございますが、
市道認定基準を満たしております。
次に、議152の5ページをお開き願います。
この小池原8号線は、
開発行為の帰属に伴い、認定するものでございます。
袋路状道路でございますが、
市道認定基準を満たしております。
次に、議152の6ページをお開き願います。
この久原北13号線は、
開発行為の帰属に伴い、認定するものでございます。
袋路状道路でございますが、
市道認定基準を満たしております。
次に、議152の7ページをお開き願います。
この細21号線は、
開発行為の帰属に伴い、認定するものでございます。
袋路状道路でございますが、
市道認定基準を満たしております。
次に、議152の8ページをお開き願います。
この豊町南北15号線は、市道認定要件を満たすため、認定するものでございます。
次に、議152の9ページをお開き願います。
この森ノ木1号線は、一部用途廃止に伴い、再認定するものでございます。市道森ノ木1号線の廃止については、議152の10を参照してください。
今回の認定及び廃止によりまして、
市道路線は7,888本から6路線増えまして、7,894本となり、2,477キロメートルと342.9メートルとなります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当委員会に付託されました
土木建築部所管分の審査を終了いたしました。
ここで、申出により執行部から報告を受けます。
それでは、大分市
公営住宅等長寿命化計画の改定素案について報告を求めます。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
お配りしておりますA3横の資料1-1を御覧ください。
当計画の素案は第1章から第7章までの構成となっており、第1章から第5章までは主に建物の建設や維持管理などハード面に関することついて、第6章は市営住宅等の管理運営などソフト面に関することについて、第7章は計画の進捗管理に関する成果指標について整理しております。
最初に、第1章計画の背景と目的の整理ですが、平成23年度に策定した現行計画の目的は、長寿命化の視点を含めた効率的な更新でした。その後、人口減少や少子高齢化の進展など社会情勢の変化や入居率の低下など市営住宅を取り巻く状況の変化、また単身高齢者の増加や自然災害の多発など住宅困窮者の増加や多様化などを踏まえ、今回の計画では長寿命化の視点を含めた効率的な更新に加え、社会情勢の変化やニーズの多様化への対応を目的に追加いたしました。
次に、資料中段の棒グラフを御覧ください。
これは、市営住宅が既定の耐用年限を迎える年度別に戸数を積み上げたものです。グラフでは2040年頃から耐用年限を迎える住宅が急激に増加しており、更新費用の平準化を図るためには長寿命化工事と併せて建て替え事業の前倒しが必要となることが分かります。
そのため、第2章の長寿命化に関する基本方針では、計画策定の課題として、社会情勢の変化と多様化への対応、市営住宅の長寿命化と更新費用の平準化、老朽化や設備が整っていない市営住宅の解消、そして地域、まちづくりへの貢献の4項目を課題に上げ、対応の方針を整理いたしております。
次に、第3章の事業手法の選定では、まず①の将来ストック量として、国の推計プログラムを使い、公営住宅施策対象世帯数から低廉な家賃の民間賃貸住宅数を差し引いて、2040年度の公営住宅の目標戸数を9,450戸に設定いたしました。②の事業手法の選定では、国土交通省が策定した指針の選定フローに基づき、既存の住宅を維持管理、改善、建て替え、用途廃止の4つの手法に分類し、目標戸数の確保を図ることとしております。
次に、第4章の点検、計画修繕、改善事業の実施方針では、予防保全の観点からの点検方法や、居住性、安全性を向上させる改善事業の実施方針を記載しております。
2枚目の資料1の2を御覧ください。
第5章建て替え事業の実施方針では、市営住宅の供給方式として、直接建設、借り上げ、家賃補助の3つを上げ、それぞれの収支についてシミュレーションを行っております。資料上段にその結果グラフを掲載しております。3つの供給方式のうち借り上げ方式と家賃補助は初期投資は不要ですが、年々マイナスが累積していくこととなります。直接建設は初期建設費用は大きいものの、住宅使用料や交付金等により58年目には累積事業収支はプラスに転換いたします。このことから長期的な財政合理性を考慮し、今後も直接建設により適正
管理戸数を確保していくこととしております。
次の、第6章市営住宅の管理等に関する基本方針では、4つの観点から市営住宅の管理運営に関する基本方針を検討しております。
まず、①の共益費の負担、共同施設の管理では、エレベーターのない郊外の住宅など空き戸が増加傾向にある一部の住宅については、一定の条件の下、共益費の一部を管理者が負担すること、また入居者の高齢化などにより負担が増加している共同施設の管理については、建て替えや改修の際に入居者の管理しやすい設計に配慮するなど、入居者の負担を軽減する対策を検討することといたしております。
②の入居要件、募集方法、抽選方法の改善では、他都市の事例を参考にする中、一定条件の下、同居親族要件を緩和することや、利便性を向上し、窓口での3密状態を解消するためのインターネットでの募集、また住宅困窮度に応じた新たな抽選優遇制度の導入などについて検討を行っています。
③の多世代が快適に生活できる住環境及び
地域コミュニティーの維持では、単身高齢者世帯の増加により、団地内コミュニティーの維持や非常時の避難対応等の支障が懸念されており、若年子育て世帯の入居を促進する子育て世帯向け住宅や、集会室を活用した子育て機能、また地域のNPOと連携し、団地を地域に開く取組を行い、コミュニティーを維持することなどを検討しています。
④の災害時における市営住宅の在り方では、災害時等の一時入居、また避難拠点として市営住宅を活用することを検討いたしております。
最後に、第7章の成果指標では、事業の進捗管理と併せ、計画の達成度を検証するため、成果指標を定めております。一部ではございますが、市営住宅の入居率、子育て世帯の入居率、給湯器付き浴槽の設置率などを指標として定め、当計画を推進していくこととしております。
素案の概要については以上でございますが、今後は当素案を庁内関係課による庁内検討委員会や、学識経験者等による計画策定検討委員会において調整し、原案を作成いたします。そして原案を年明けよりパブリックコメントに付して、市民の意見を反映した後、最終案とし、今年度中には計画の改定をしたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○
岩崎委員
要望ですが、1か月ぐらい前、電気設備の件に関して、課長に相談させていただきましたが、やはり社会情勢の変化も合わせて住宅環境も変わってきており、入居者の設備の現状に対する要望も変わってきています。今回相談があった方には、古いほうから順番にということで御理解いただいたんですけれども、やはりスピードを上げていただいて、そういった御希望に応えられるような施策をぜひ用意していただき、今回の報告には直接は盛り込まれていないですが、そういうこともぜひ留意していただきながら、引き続き改定をしていただければと思います。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
公営住宅につきましては、現代の設備と合わないところが多々ございます。そういったところを現代の設備に合わせていくような改善につきまして、今回の計画でうたう中で進めてまいりたいと考えております。
○
藤田委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に
ふるさと団地の
元気創造推進事業についての報告を求めます。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
資料2を御覧ください。
当事業につきましては、今年度より市内5ヘクタール以上の住宅団地に対象を拡大して公募した結果、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより自治会活動の停止や自粛が続く中、市内東部の皆春団地より応募があり、今年度の指定団地として事業に取り組んでいる状況でございます。
9月下旬から10月下旬にかけて、資料左側に記載のとおり計3回の住民ワークショップを開催しました。下の写真は公民館でのワークショップの様子でございます。参加された住民の方からは、団地の将来に関して積極的な発言があり、団地活性化に関する様々な意見が出されました。
資料右側を御覧ください。
ワークショップで出た主な意見を掲載しております。
つながりが生まれる取組として、若者世代は地域との関わり合いを持つ機会が少ないなどの現状に対して、皆春団地版おせったいや団地ウォーキング、焼き芋、流しそうめんなどのイベントの開催などが検討されています。
非常時のこととして、団地内が浸水想定地域であり、水害に対する不安があるとの現状に対し、団地の実情に沿った防災計画や被災時のルール作成が検討されています。
団地内の道路や公園のこととして、公園が小さいことや行き止まりが多く迷いやすいという現状に対し、個性のある公園にするためのルールづくりや、案内看板の設置などが検討されています。
最後に、暮らしの中の困りごとの対応として、自治会役員の負担が大きい、免許返納後の買物が不安などの現状に対して、自治会の仕事の見える化や見直し、近隣スーパーとの連携、有償ボランティア制度の活用などが検討されています。
今後についてですが、現在ワークショップで出た意見について、団地住民により実施に関しての検討が行われております。実施が決まれば、住宅課を中心に庁内の関係各課とも連携しながら住民の取組を全力で支援していきたいと考えております。
また、皆春団地での取組状況については、当事業の対象78団地へも随時情報提供し、事業の周知を図ってまいりたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
○
岩崎委員
皆春団地とは、どの辺りですか。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
位置については、6月の
建設常任委員会のときに資料をつけておりますので、そちらで御確認をいただければと思います。
○
岩崎委員
分かりました。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部から、その他として何かありませんか。
○分
藤土木建築部次長兼
道路建設課長
JR高城駅自由通路整備の完成時期について、報告させていただきます。
資料はございません。
JR高城駅自由通路整備工事は、令和元年第4回定例会において、九州旅客鉄道株式会社との工事委託に関し、契約締結の承認をいただき、旧自由通路の撤去を含め、令和4年3月末の完成を目指しているところでございます。
この工事では、平成23年に改正されたバリアフリー法の目標に基づき、本市が管理するJR高城駅舎への自由通路を、令和2年度末までに
バリアフリー化整備を完成させる予定としていましたが、今年度に入り、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、工事用資機材の調達に不測の日数を要していることや、令和2年7月豪雨によりJR久大本線などで大きな災害を受けていることから、当初の工程どおりに工事を進めることが困難となっております。
よって、今後の工程について、施工者である九州旅客鉄道株式会社と協議をし、自由通路整備の完成時期を、やむを得ず令和3年8月末まで延期しなければならないことを報告させていただきます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からは、その他として何かありますか。
○
清水土木建築部次長兼
住宅課長
愛宕住宅の
解体工事について、口頭にて御報告申し上げます。
愛宕住宅は、
小屋鶴住宅の
集約建て替え事業により用途廃止する予定で、既に住民の移転も完了しております。また、当該住宅は耐用年数の30年を経過している簡易耐火構造の平屋建てであることから、用途廃止に関しては国土交通大臣への報告は不要となっております。
今年度、国の交付金が追加配当されたことで、来年度計画しておりました愛宕住宅の
解体工事を急きょ前倒しで行うこととなったため、事前に御報告申し上げるものでございます。
なお、愛宕住宅の
解体工事の入札は、年明けの1月8日を予定しており、実際の工事着工は1月末頃で、年度内の完成を予定しております。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からは、そのほかはよろしいですか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
委員の皆さん方から、そのほかとしてありますか。
○
野尻委員
議案書の第26号報告の2ページ上野丘の事故の補償の話ですが、上野丘二丁目596番1地先市道上野丘古国府線1号線上において、道路が突然陥没したとありますが、なぜ、突然道路が陥没したのですか。それとその下の片島の件で、道路にあった穴ぼこに右前輪及び右後輪を落としたとありますが、これは道路維持課としてきちんと
建設常任委員会で報告しないといけないのではないでしょうか。
○
姫野土木建築部次長兼
道路維持課長
上野丘二丁目1番35号で道路陥没がございまして、第26号報告で報告をさせていただいております。
陥没の原因等につきましては、現場には複数の管路等が埋設をされておりまして、内部と外部から目視によって調査を行いましたが、破損の状況は見られず、原因は不明ということでございます。
補修に関しましては、陥没の箇所の土砂撤去を行い、管路外部の調査を行い、破損がないことを確認した後に、管路周辺には水埋めを行いながら、砂を埋め戻し、管の上30センチメートル以上は良質土により転圧を行いながら埋め戻しを完了して、舗装まで終わっているところでございます。
○
濱田土木管理課参事補
道路の前にお住まいの方が、車庫から車を出したときに、突然陥没が分かって空洞が発見されたというものです。
表層は、アスファルト舗装の表層が少し残っていまして、穴の大きさは1.4メートル掛け1.2メートルぐらいで中が少し空洞になっている、そういう形でございます。
○
藤田委員長
もう一点、片島の一件については穴ぼこの大きさは分かりますか。
○
濱田土木管理課参事補
手元に資料がないので分かりません。
○
野尻委員
上野丘の件は突然陥没したということで、事後処理はちゃんとしたのであればいいけど、こういう穴ぼこは事前に分かって、自治会長や地域の方から、こういうふうに穴ぼこがあるから舗装してくれとか、市の道路維持課のほうに報告はなかったですか。
○
清水土木建築部長
片島の件については、通常穴ぼこ110番などで通報してもらう程度の大きさ、概要ですけれども60センチメートルぐらいの穴ぼこで、深さが15センチメートルぐらいだったと思います。タイヤがそこに落ちたときにホイールに傷がついたということで、本人から通報があって対応したものです。
○
藤田委員長
野尻委員、よろしいですか。
○
野尻委員
はい。今後気をつけてちゃんと対応してくれればいいです。
○
藤田委員長
そのほか、委員の皆さん方からはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
以上で、
土木建築部の案件が全て終了いたしました。
それでは、ここで、
清水土木建築部長より発言の申出がありましたので、これを受けたいと思います。
○
清水土木建築部長
建設常任委員の皆様におかれましては、本定例会が任期の最後の委員会となりますことから、
土木建築部代表といたしまして、一言お礼申し上げます。
藤田委員長、帆秋副委員長をはじめ委員の皆様には、大分市のまちづくり、また土木建築行政の推進に対しまして、御理解、御協力を賜り、誠にありがとうございます。これまで
土木建築部に係る事業につきまして、道路改良や道路維持などの道路行政、河川や砂防などの治水行政、また公共建築物に係る耐震化や長寿命化などの建築行政、さらには市営住宅の運営や空き家等対策などの住宅行政をはじめとして、土木建築行政における重要な施策の推進に関し、深い御理解の下、これまで御熱心な御審議、御指導をいただきましたこと、また大所高所からの御尽力を賜りましたことに対しまして、心からお礼を申し上げます。
また、令和3年2月の市議会議員選挙に臨まれる委員の皆様方におかれましては、どうか御健康に十分御留意されまして、晴れて御
当選の栄誉を勝ち取られますよう、御祈念申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。
2年間、ありがとうございました。
○
藤田委員長
それでは、私のほうから
建設常任委員会を代表いたしまして一言お礼を申し上げさせていただきます。
先ほど清水部長のほうから、これまでの
土木建築部のいろんな事業についての御報告、御説明、またお話がありましたが、私どもの任期は若干残っておりますけど、一言お礼を申し上げさせていただきます。
特に今、先ほどの
報告事項の中にもありましたように、道路、橋梁の問題、そういったものが市民生活に非常に密接した皆さん方、
土木建築部のお仕事ではないかなと思っておりますし、また
空き家対策とかそういった問題もまだまだたくさんありまして、そういった内容を委員会で議論をさせていただきました。委員会をする中でいろんな要望等が出ておると思いますので、ぜひそういった内容についても今後検討いただいて、早急に対応いただきますよう、またお願いをさせていただきたいと思っております。
特に自然災害が非常に多発をしている状況でありますので、部のほうでも河川の問題、あるいは砂防の問題とか、そういったものが非常にこれから大いに皆さん方のまた力を発揮していただける場面が出てくるかと考えておりますので、大変でございますが、これまでの経験を生かしながら、ぜひ大分市民のために頑張っていただければと考えております。
私どもも任期は僅かでございますけど、これからも引き続きそういったことに注視していきながらやっていきたいと思っております。
委員を代表いたしまして、一言お礼をさせていただきます。大変長い間ありがとうございました。お世話になりました。
以上で、
土木建築部の審査については終わらせていただきます。お疲れさまでございました。
続いて、
上下水道局の審査を行いますので説明員を交替させますが、ここで休憩を入れます。
午前11時4分休憩
午前11時7分再開
○
藤田委員長
それでは、委員会を再開します。続いて
上下水道局の案件について審査を行います。
審査に先立ちまして、
三重野上下水道事業管理者より発言の申入れがありましたので、これを許可いたします。
○
三重野上下水道事業管理者
藤田委員長、帆秋副委員長をはじめ建設常任委員の皆様方には、平素から上下水道事業に対しまして御支援、御協力をいただいておりますことに、厚く御礼を申し上げます。
それでは、少しお時間をいただきまして、前回の委員会以降の
上下水道局の諸事情等の報告をさせていただきます。
11月6日に下水道事業促進全国大会が開催され、来年度の下水道関係予算要望額の確保や激甚化する自然災害を踏まえた流域治水対策と地震対策の推進などの要望を大会決議いたしました。あわせて、国土交通省と地元選出国会議員の皆さんに対し、日本下水道協会大分県支部による予算要望活動を行ったところでございます。このような要望活動により、
公共下水道事業の国庫補助金につきましては、平成30年度は約13億円だったものが、今年度につきましては倍増の約26億円の交付額を確保でき、また国の追加補正予算につきましても、約8億円を要望しており、汚泥の燃料化、また雨水排水ポンプ場の整備などの様々な事業の推進が可能となっているところでございます。
なお、例年、10月から11月にかけて実施が予定されておりました水道事業管理者協議会や水道技術管理者協議会はウェブ会議に変更されましたが、日本水道協会全国会議並びに九州地方支部合同防災訓練は、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、今年度は中止となっております。
諸事情等の報告につきましては、以上でございます。
なお、本日御審議いただきますのは、
予算議案2件、
報告事項5件でございます。
詳細につきましては、担当課長から御説明申し上げますので、慎重御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○
藤田委員長
それでは、審査に入ります。
初めに、
予算議案の議第122号、令和2年度大分市
水道事業会計補正予算第1号の審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
衛藤経営企画課長
〔説明書①33ページ 令和2年度大分市
水道事業会計補正予算について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第123号、令和2年度大分市
公共下水道事業会計補正予算第1号の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
衛藤経営企画課長
〔説明書35ページ 令和2年度大分市
公共下水道事業会計補正予算について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
以上で当委員会に付託されました
上下水道局所管分の審査を終了しました。
ここで、申出により執行部から報告を受けたいと思います。
初めに、令和2年度
新型コロナウイルス感染症による水道料金、
下水道使用料の収入状況について報告を受けます。
○
安東営業課長
資料②―1を御覧ください。
初めに、資料1枚目、10月末現在の水道料金収入の状況について御説明いたします。
まず1番、現在の有収水量と水道料金収入についてです。
有収水量につきましては、本年度2,652万5,300立方メートルとなっており、前年度比較で34万1,642立方メートルの増となっております。水道料金収入につきましては、調定額となりますが、本年度、税込みで57億753万8,354円となっており、前年度比較で7,537万443円の増となっておりますが、税抜きでは51億8,867万1,331円となっており、2,626万1,693円の減収となっております。
次に2番、
新型コロナウイルス感染症による影響についてです。
(1)一般家庭の有収水量の増加、事業者の有収水量の減少による減収で、①一般家庭につきましては、自宅等での生活時間が増えたことや衛生意識の向上により、前年比較で有収水量が約87万立方メートル、水道料金収入は税抜きで約1億5,000万円増加しております。
②事業者につきましては、休校や休業、経済活動の縮小により、前年比較で有収水量が約54万立方メートル、水道料金収入は税抜きで約1億8,000万円の減少となっております。大幅に有収水量が減少した業種につきましては、資料右側上段図1にありますように、学校、旅館業、飲食業の順となっております。
③減収の要因についてですが、有収水量が増加しているにもかかわらず、水道料金収入が減収となった要因といたしましては、通常、一般家庭は口径が25ミリメートル以下と小口径であり、使用水量も大きくないことから、1立方メートル当たりの単価は、右側中段の図2にありますように、第1段の50円、第2段の145円の割合が高くなります。一方、事業者につきましては、口径が主に40ミリメートル以上であり、使用水量も多いことから、第5段の385円の割合が高くなります。よって、有収水量の増加は一般家庭の使用水量の増加によるものですが、水道料金収入の減少は、大口使用者を含む事業者の使用水量が減少したことが影響しており、単価の低い一般家庭の増加分を単価の高い事業者の減収分が上回ったことによるものです。
次に、(2)水道料金の免除、減免措置による減収ですが、本年度、大幅に減収した事業者や個人を対象として行った水道料金の免除、減免による実績は、水量で約13万立方メートル、金額は税抜きで約3,600万円となっております。
次に、資料右側の3番、今後の収入見込みについてです。
右側下段、図3を御覧ください。
棒グラフは月別の水道料金収入の前年度と本年度を表しており、水色が前年度、赤色が本年度となっております。緑色の折れ線グラフは、本年度の水道料金収入の累計を表しております。本年度4月から8月は事業者等の経済活動が落ち込み、水道料金収入は前年度を下回っておりますが、その後、新規感染者が少ない状況と、経済活動が一定程度再開されたことで、9月、10月は前年度を上回っています。
累計では、8月時点で、前年度比約7,500万円の落ち込みとなっておりましたが、9月以降の増収により、10月時点では約2,600万円まで縮小しております。この状況が継続した場合には、本年度末で例年どおりの水道料金収入を確保できる見込みとなりますが、全国的に第3波といわれる状況下において、本市でも連日感染者の報告がなされており、本格的な経済活動の再開は厳しい状況であり、今後も感染者数の動向や経済活動の影響等を注視してまいりたいと考えております。
次に、10月末現在の
下水道使用料収入の状況について御説明いたします。
資料2枚目を御覧ください。
まず1番、現在の有収水量と
下水道使用料収入についてです。
有収水量につきましては、本年度1,950万9,731立方メートルとなっており、前年度比較で7万2,931立方メートルの増となっております。
下水道使用料収入につきましては、調定額となりますが、本年度、税込みで32億6,708万1,254円となっており、前年度比較で385万3,368円の減となっておりますが、税抜きでは29億7,007万3,940円となっており、5,854万4,011円の減収となっております。
次に、2番、
新型コロナウイルス感染症による影響についてです。
(1)一般家庭の有収水量の増加、事業者の有収水量の減少による減収で、①一般家庭につきましては、水道と同様の理由により、前年比較で有収水量が約74万立方メートル、
下水道使用料収入は税抜きで約9,000万円増加をしております。
②事業者につきましても、水道と同様の理由により、前年比較で有収水量が約67万立方メートル、
下水道使用料収入は税抜きで約1億5000万円の減少となっております。大幅に有収水量が減少した業種につきましては、資料右側上段、図4にありますように、百貨店・スーパー、学校、旅館業の順となっております。
③減収の要因についてですが、有収水量が増加しているにもかかわらず、
下水道使用料収入が減収となった要因といたしましては、水道と同様に、右側中段、図5にありますように、1立方メートル当たりの単価が153円と低い第1段の割合が高い一般家庭の増加分を、第3段以上、199円以上の単価の割合が高い事業者の減収分が上回ったことによるものです。
また、下水道使用者には、水道水以外の地下水を主な水源としている下水道単独の使用者があり、この中には、百貨店・スーパー、病院等の大口使用者が多く含まれていることから、水道料金収入に比べ、
下水道使用料収入のほうが経済活動の自粛等による影響が大きく、減収となっております。
なお、
下水道使用料につきましては、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う免除、減免は行っておりません。
次に、資料右側、3番、今後の収入見込みについてです。
右側下段、図6を御覧ください。
水道と同じく、棒グラフは月別の
下水道使用料の前年度と本年度を表しており、水色が前年度、赤色が本年度となっております。緑色の折れ線グラフは、本年度の
下水道使用料収入の累計を表しております。本年度4月から9月まで
下水道使用料収入は前年度を下回っておりますが、10月には前年度を上回っております。しかし、水道料金収入は回復傾向にある一方、
下水道使用料収入は、百貨店・スーパー、病院等の地下水を主な水源とする大口使用者の有収水量が伸び悩む状況が続くとともに、下水道の有収水量は水道の有収水量と比例しないこともあり、10月時点での累計は、前年度比約5,800万円の落ち込みとなっております。
今後、経済活動が従来の水準に戻れば、
下水道使用料収入は例年と比較しても大きく減少しない見込みとなりますが、水道と同様に、今後も感染者数の動向や経済活動の影響等を注視してまいりたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、大分市
公共下水道事業全体計画の変更についての報告を受けたいと思います。
○
衛藤経営企画課長
資料③―1を御覧ください。
計画の一般図になりますが、図面上、緑の実線で囲っていますのが、
公共下水道事業の全体計画区域になります。グレーで着色した部分は、整備済みもしくは現在整備を進めている地域でございます。
今回の変更案では、赤色で着色した地域、図面左下の内稙田農業集落排水事業区域と、図面中央の下にあります梅が丘団地の引取りによる2か所の計画区域の拡大と併せて、青色で着色された地域、ここは緑地や山林など今後開発等が見込まれない非居住区域で、今後、全体計画から除外を検討する地域となります。
資料③―2を御覧ください。
拡大区域のうち①内稙田地区の農業集落排水事業との共同化では、第3回定例会の
建設常任委員会でも説明しましたが、内稙田地区の農業集落排水事業は、連絡管により公共下水道の宮崎水資源再生センターで汚水処理を行っていますことから、
公共下水道事業の計画に編入するよう国に求められたこと、また、整備の際の補助金の返還が一定期間を経過し、生じなくなりましたことから、今回公共下水道に移管するものでございます。
面積は7.1ヘクタール、戸数、人口については62戸、174
人でございます。
②の梅が丘団地の引取りにつきましては、全体計画区域外にありますが、かねてより公共下水道での維持管理の要望がありましたことから、引取りに向けた地元協議や集中浄化槽を公共下水道で管理することについて国土交通省との協議を進め、おおむね協議内容が整ったことから、全体計画に含めるものでございます。
面積が30.8ヘクタール、戸数、人口については751戸、2,323
人でございます。
続きまして、資料右側の③縮小区域の検討でございますが、公共下水道の整備促進に向け、令和元年度に国より計画エリアの見直し要請があり、①、②の拡大区域と併せて、緑地や山林など今後開発の見込みのない非居住区域について全体計画から除外することを検討するものでございます。
表は、処理区別の面積をお示ししております。合計で444.2ヘクタール。
④全体計画の変更後は、①、②の拡大区域と③の縮小検討区域を加減した結果、変更後は、1万244.5ヘクタール、406.3ヘクタールの減となります。これにより、人口普及率は0.52ポイント増加し、下水道整備率は1.3ポイントの増加となります。
今後のスケジュールですが、今年度中に、内稙田と梅が丘団地の引取りを行います。縮小区域の検討については、今後、詳細な区域を定め、令和3年3月から中学校区単位での住民説明会を開催する予定です。
新型コロナウイルス感染症拡大の状況も踏まえ、書面開催など、開催方法については、今後検討いたします。
7月に都市計画の審議会を経て、9月に全体計画の変更予定でございます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、森地区雨水排水ポンプ場整備事業についての報告を受けます。
○
衛藤経営企画課長
A3横資料④を御覧ください。
雨水の排水機場につきましては、台風や近年多発する集中豪雨などによる内水浸水対策として、順次整備を進めております。現在整備を進めております片島地区、光吉地区に続きまして、森地区に新たな本格的な排水機場を整備しようとするものでございます。
これまで、ポンプの能力や設置場所等の検討を進め、整備概要が整いましたので御報告をいたします。
資料の左側にありますが、場所は乙津川左岸部の森地区で、青く囲まれた流域が15.3ヘクタールありまして、この内水排除を行うものです。これには、毎秒約3トンの排水能力が必要となります。オレンジで示している樋門が上流部と下流部にありますが、いずれも3トンの能力のポンプを設置することできないことから、緑で着色した場所に新たに樋門を設置し、排水機場を整備いたします。これに伴い、黄色い枠の用地購入が必要となります。
また、排水機場整備後には、現行の2つの樋門及び、赤まるで白抜きのPと表記しております、暫定的に設置した排水ポンプについては廃止をいたします。
資料右側の上段は、拡大した航空写真となります。
その下が、今回設置いたしますゲートポンプのイメージ図になります。ゲートを閉じたまま強制的に内水を排除いたします。
今後のスケジュールですが、今回の整備概要に基づき、令和3年に概略設計、令和4年に都市計画法的な手続きに入り、令和5年に用地補償及び実施計画、令和6年度から樋門工事に入り、土木、電気、機械工事を進め、供用開始は令和10年の予定となっておりますが、国費の積極的な財源確保に努め、効率的な整備手法も検討する中で、早期の完成を目指してまいります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、令和2年7月豪雨の緊急対策についての報告を受けます。
○
左山下水道施設管理課長
本年7月に発生しました豪雨の緊急対策として、花園地区、賀来地区、そして鶴崎樋門の電動化について御報告いたします。
A3資料⑤―1を御覧ください。
1、令和2年7月豪雨の概要ですが、九州を北上した梅雨前線の活発的な動きに伴う雨雲線状降水帯が大分川上流に発生し、豪雨をもたらしたものと推測されます。
大分市においては、平成5年、台風13号の時間降雨量81.5ミリメートルに次ぐ67.5ミリメートルを観測し、下八幡地区、賀来地区、大石地区、花園地区などで浸水被害が発生しました。
上下水道局では、雨水排水ポンプ場4か所、災害対策ポンプ場4か所を稼働し、90万7,438立方メートル、25メートルプール3,630杯分の水を排出したところです。
右上の写真は、花園災害対策ポンプから大分川に排水している状況写真です。
2、花園地区緊急対策ですが、花園地区の浸水状況としましては、浸水地区図面の黄色で着色した箇所になります。浸水面積2.71ヘクタール、床上浸水9戸、床下浸水8戸でありました。
右下の写真は、古国府浄水場北東側の浸水状況の写真です。
今回の緊急対策としましては、図面赤線の箇所が水路の天端高と民地の高さが同じであるため、水路の氾濫を防ぐために擁壁を設置します。コンクリート擁壁は高さ90センチメートル、延長96メートルでして、施工時期は令和3年2月から5月までを予定しています。効果としましては、90センチかさ上げすることで、水路内に約1,600立方メートル、25メートルプール6杯分の水を貯留できることになります。
続きまして、右側3、賀来地区緊急対策を御覧ください。
賀来地区の浸水状況としましては、浸水地区図面の黄色で着色した箇所になります。浸水面積0.64ヘクタール、床下浸水1戸でありました。
今回の緊急対策としましては、図面上部の尼ヶ瀬川に接する赤丸の箇所、水路からの放流口にフラップゲートを設置します。フラップゲートはアルミ製であり、サイズは縦1.4メートル、横1.47メートル、施工時期は令和3年1月から3月までを予定しております。効果としましては、河川水位が上昇したときに水路への逆流を防ぎ、低地区への浸水被害を低減できることを想定しています。
続きまして、裏のA4資料⑤―2を御覧ください。
鶴崎樋門の電動化であります。
電動化する背景としましては、大雨等により河川水位が上昇した場合、水路への逆流を防ぐため、消防団が操作し、樋門を下げることになります。その後、河川水位が上昇し、樋門を上昇させる際には上屋内にあるエンジン動力を稼働し、上昇させることになりますが、この動力のエンジン音が大きく、上屋内で会話もできない状況となります。また、エンジン動力の稼働には技術的熟練を要しますことから、新しい消防団員など操作に苦労していました。そのようなことから、地元消防団より動力電動化の要望が上がっていたところです。
鶴崎樋門は乙津川上流から第1、第2、第3の3か所ございまして、当初の計画では、エンジン動力を全て撤去し、電気動力を導入することとしており、1か所の工事費は約1,000万円要し、全てを電動化するには3年の期間を要する予定でした。
今回見直した方式は、写真のようにエンジン動力は残したまま、手動のハンドル部を電動のバルブハンドラーで回す方式であり、費用は1か所140万円、今年度中に3か所設置する予定となっております。
また、上屋があるエンジン動力の樋門は、他には長浜樋門を含めまして4か所ございますが、手動の部分が鶴崎樋門とタイプが違いますことから、現在バルブハンドラーの製造メーカーと改良について検討しているところでございます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは次に、下水汚泥燃料化事業についての報告を受けます。
○
左山下水道施設管理課長
A4資料⑥を御覧ください。
前回の委員会報告では、本事業に参加予定の自治体につきましては、別府市、佐伯市を除く他の自治体は非公表としておりましたが、各自治体の内部調整が整いましたので、御報告いたします。
本事業に参加する県内の自治体は7自治体で、別府市、佐伯市に加えまして、津久見市、日出町、杵築市、臼杵市、豊後高田市でございます。現在、各自治体とは確認書の締結を終え、各自治体の下水汚泥の性状について調査を行っているところです。
続きまして、下段の下水汚泥燃料化事業者の選定についてですが、事業方式はDBO方式、事業期間は令和6年10月から令和26年度までの約20年間、事業者の選定方法につきましては、汚泥燃料化施設の設計、建設、維持管理、運営には専門的な知識やノウハウなど高度な技術を有しますことから、公募型プロポーザル方式を想定しています。評価項目としましては、事業の安定性、設計、建設、施設の安全性、安定性、環境への配慮、地域への貢献など約20項目の技術評価と価格評価を組み合わせた評価値から優先交渉権者を決定いたします。
事業のスケジュールですが、令和3年2月に実施方針案、要求水準書案の公表、4月に事業者の募集要項等を公表いたしまして、10月に応募者からプレゼンテーションを受け、11月に優先交渉権者の決定を予定しております。
令和4年1月までに事業者との契約の締結を行い、その後、令和6年9月までに
建設工事を完了し、10月から運用を開始する予定となっております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
○
野尻委員
これは新聞にも出ていましたが、維持管理、運営、全て一括して委託するということですが、委託業者と
上下水道局の関係はどうなっていますか。
○
左山下水道施設管理課長
今回のDBO方式というのは、市のほうが資金調達をして、設計、建設、維持管理全てを事業者に委託をするという方式になっておりますので、関係としましては、市のほうがこの業者に委託をして、運営、管理をしていただくという形になります。
○
野尻委員
それは分かっています。
上下水道局がどういった管理や関係性を持って、20年間の維持管理をする中で、その維持管理する業者に対してどこまでの権限を保有しながら対応していけるのかという部分について聞いています。
○
左山下水道施設管理課長
上下水道局としての事業者に対する対応ですけれども、今後、実施方針案、要求水準案を作成する中で、20年間適切な運営が行われているか、事業者に対してモニタリング等を行いながら、指導していくことになります。
○
三重野上下水道事業管理者
運営主体についてはあくまでも
上下水道局ですので、全て
上下水道局の責任においてやるということでございます。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部から、その他として何かありますか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
それでは、委員の皆さん方から、その他としてはございませんか。
○
岩崎委員
下水道に関することですが、市民から下水道を引いてほしいという要望があって、よくよく聞くと、私道を通る必要があり、私道を複数の方で管理しているケースでした。住民間合意が得られなくて、なかなか下水道が引けないという相談を受けたのですが、そのような場合、どんな形で下水道を引いていくのか、今までの経験も含めて教えていただければと思います。
○
奥家下水道整備課長
私道の整備については、こちらのほうで地権者の方に御説明に上がり、同意を得た上で整備を進めていくとなっております。
○
岩崎委員
今回は、たしか地権者10
人ぐらいいたと思います。そのうちの1
人、しかもその
人が当該地域には住んでいないということで、非常に地域の方々としては何とかしてほしいという思いがかなり強いわけです。つまり、今のお話で行きますと、引き続き地権者の方に、御理解を求めてお話をしていくというような方向性でよろしいでしょうか。
○
奥家下水道整備課長
今回の場合については、相続ができていないというところですので、相続登記が変わるとか状況が変わりましたら、また新たに御説明に上がりたいと思います。
○
岩崎委員
相続の問題が片づかないと、住民に説明をするにも、何も動きができない、今回のケースではそういう状況という理解でよろしいでしょうか。
○
奥家下水道整備課長
今回の場合は、相続が問題になっており、その説明は地権者の方にはしており、相続の変更もお願いをしているところで、そこが片づけばというところになります。ケースバイケースで、私道の場合は地権者の数とかそこに住んでいるとか、そういうところが変わってきますので、一概に、全体的な部分では言えませんが、今回については相続が変わればというところになります。
○
藤田委員長
委員の皆さん方、ほかはよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、ここで
三重野上下水道事業管理者より発言の申出がありましたので、これを受けたいと思います。
○
三重野上下水道事業管理者
それでは、少しお時間をいただきまして、一言御礼を申し上げます。
藤田委員長、帆秋副委員長をはじめ委員の皆様方には大変お世話になりました。
特に、この2年間につきましては、
建設常任委員会の委員として、私ども
上下水道局の事業運営に対しまして、様々な角度から機会あるごとに御指導、御助言をいただき、おかげをもちまして、今日まで上下水道事業は停滞することなく円滑な運営が図られているところでございます。皆様方のこれまでのお力添えに対しまして、心より御礼を申し上げます。
来る来年の市議会議員選挙に臨まれる皆様方におかれましては、いよいよ決戦のときでございます。あと僅か2か月余りということで、まさに短期決戦の選挙戦になろうかと思います。また、コロナ禍の中で非常に厳しい選挙になろうと思いますが、この選挙戦を勝ち抜いていただき、ぜひとも3月の議会では再び議場でお会いできることを御期待申し上げます。
終わりになりましたが、建設常任委員皆様方の今後益々の御発展と御健勝を心より御祈念申し上げまして、御礼の挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
○
藤田委員長
それでは、私のほうから
建設常任委員会を代表いたしまして、一言お礼を申し上げさせていただきます。
先ほど
三重野上下水道事業管理者のほうから私どもに対するお言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。
委員も一生懸命これからの大分市の上下水道行政についていろいろ意見を交わさせていただきました。そういった中で、いろんな委員からの御意見あるいは要望等も出ておりますので、ぜひその辺を真摯に受け止めていただいて、これからも皆さん方も活躍をしていただければというふうに考えております。
特に自然災害が非常に多くなっておりますので、皆さん方が所管する分野が大変、先ほどの樋門の問題でもありますし、そういうものがたくさんございますので、直接市民生活に影響する内容が多いわけでございますから、ぜひその辺のところを、これからも大変だと思いますし、またコロナ禍の中で事業収入も少なくなっているという状況もありますので、そういったことも含めて、これから皆さんぜひまた大分市民のために御活躍いただければと考えております。
建設常任委員会全員が大変感謝を申し上げて、私からのお礼にさせていただきます。大変ありがとうございました。
それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配布の委員会の
継続審査事件について、それぞれ閉会中の
継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
そのように決定いたします。
これにて
建設常任委員会を散会いたします。お疲れさまでございました。
午前11時47分散会...