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  1. 大分市議会 2020-12-10
    令和 2年厚生常任委員会(12月10日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年厚生常任委員会(12月10日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    令和2年12月10日(木)午前10時4分開議~午前11時24分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 田島 寛信  副委員長 泥谷 郁    委 員 松木 大輔  委 員  仲道 俊寿    委 員 堀  嘉徳  委 員  斉藤 由美子    委 員 宮邉 和弘  委 員  三浦 由紀    委 員 荻本 正直 欠席委員    なし 4.説明員
      (子どもすこやか部)    藤田子どもすこやか部長釘宮子どもすこやか部審議監、    池田子どもすこやか部審議監永野子ども企画課長横川子育て支援課長、    井上保育幼児教育課長田崎子育て支援課政策監三島子ども企画課参事、    額賀子ども企画課参事兼管理・企画担当班グループリーダー    岩垣子ども企画課参事兼研修・指導担当班グループリーダー    三原子育て支援課参事中央子ども家庭支援センター所長、    阿部保育幼児教育課参事三崎保育幼児教育課参事、    佐藤保育幼児教育課参事兼管理・運営担当班グループリーダー    富川保育幼児教育課参事保育入所担当班グループリーダー 5.事務局出席者    書記 八坂 一範 6.審査案件等   【請願】    令和2年請願第4号 認可外保育施設に通う第2子以降の保育料助成を求める請願                                   〔継続審査〕   【予算議案】    議第115号 令和2年度大分市一般会計補正予算(第6号)                               〔承認(一部反対)〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第3款 民生費のうち子どもすこやか部関係                第4款 衛生費のうち子ども医療助成費                第10款 教育費のうち子どもすこやか部関係         第3条 債務負担行為の補正 第3表中             ・医療的ケア児保育業務委託料             ・医療的ケア児幼児教育業務委託料    議第119号 令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(         第1号)                        〔承認〕   【一般議案】    議第140号 大分市立小学校設置条例及び大分市立幼稚園条例の一部改正について         (子どもすこやか部関係)                〔承認〕   【報告事項】    ・子どもすこやか部機構改革について    ・新規認可候補事業者の選定結果及び令和3年4月の定員拡大について    ・おおいた子育てほっとクーポンサービスの追加について    ・民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果について    ・大分市児童虐待防止対策を強化するための基本計画策定委員会について    ・令和3年度に向けた市立幼稚園願書提出状況について    ・その他                 会議の概要                              令和2年12月10日                              午前10時4分開議 ○田島委員長   おはようございます。ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。  また、本日は傍聴者の方がいらっしゃいますが、傍聴者の方々は遵守事項を守り傍聴するようお願いいたします。  なお、本日は常任委員会終了後、子ども育成行政改革推進特別委員会総合交通対策特別委員会が開催される予定ですので、関係する委員につきましては出席方をよろしくお願いします。  本日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、執行部マスク着用を認めておりますので、御了承ください。  執行部につきましては、発言の際は大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。  ここで、藤田子どもすこやか部長より発言を求められていますので、許可いたします。 ○藤田子どもすこやか部長   皆様、おはようございます。  田島委員長、泥谷副委員長をはじめ、委員の皆様方には平素から、幼児教育・保育並びに子育て支援に係る児童福祉施策の推進に格別の御指導、御高配を賜っておりますことに厚くお礼を申し上げます。  さて、大分県における新型コロナウイルス感染症感染状況につきましては、第3波の到来に伴い短期間に感染が広がっており、県は医療への負荷が蓄積しているとして、感染状況を示すステージを1から2に引き上げたところでございます。  このような中、本市の子どもすこやか部関係施設につきましては、感染者の発生に伴い、本年10月以降現在までのところ、保育施設において1施設が1日休園し、また児童育成クラブにおいては1施設が3日間閉所したところでございます。  このような状況を踏まえ、本市といたしましても、今後、より一層の感染症対策への取組が必要と考えており、引き続き保育所放課後児童クラブをはじめとした関係施設等に対し、感染症対策緊急支援事業など、迅速な対応に努めてまいりたいと考えております。  本日、予算議案につきましては、議第115号の令和2年度大分市一般会計補正予算子どもすこやか部所管分のうち、第3款民生費につきましては約10億5,300万円、第4款衛生費につきましては約91万円、第10款教育費につきましては約6,321万円の増額補正を計上いたしております。  また、医療的ケア児保育業務委託料及び医療的ケア児幼児教育業務委託料につきましては、債務負担行為として合計4,100万円を計上いたしております。  また、議第119号の令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計につきましても、約100万円の減額補正を設定いたしております。  次に、一般議案につきましては、議第140号、大分市立小学校設置条例及び大分市立幼稚園条例の一部改正についての1件でございます。  また、報告事項につきましては、子どもすこやか部機構改革について、ほか6件について御報告申し上げます。  詳細につきましては、後ほど担当課長より説明させますので、十分に御審議の上、御決定賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○田島委員長   それでは、審査に入る前に、委員会運営について確認をしておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等につきましては、委員会において決定したいと思います。議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会の審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査日程に従い、子どもすこやか部の審査を行います。  まず、継続審査となっておりました令和2年請願第4号、認可外保育施設に通う第2子以降の保育料助成を求める請願についてであります。  それでは、執行部のほうで補足説明等があればお願いします。 ○井上保育幼児教育課長   令和2年請願第4号、認可外保育施設に通う第2子以降の保育料助成を求める請願につきまして、補足説明をいたします。  お手元にお配りしておりますA3横の資料を御覧ください。  まず、資料の左側、1、認可外保育施設についてでございますが、(1)認可外保育施設とは、保育を行うことを目的とする施設であって、市長の認可を受けていない施設を認可外保育施設といい、施設の利用に当たっては認可保育施設のような市の利用調整ではなく、保護者と保育施設との直接契約により決定されるものであります。  児童の安全確保等の観点から、国から認可外保育施設指導監督基準が示されるとともに、労働基準法等関係法令を遵守することが求められており、また、児童福祉法により、認可外保育施設を設置した場合は、事業開始の日から1か月以内に市長に対する届出が義務づけられております。  次に、(2)認可外保育施設の種類についてでございますが、認可外保育施設につきましては、記載にございますとおり4種類に区分されておりまして、①ベビーホテルにつきましては、夜8時以降の保育、宿泊を伴う保育、一時預かりのいずれかを常時運営している施設、②事業所内保育施設につきましては、事業主や共済組合等が、雇用する労働者や構成員等の乳幼児を保育するために設置する施設、③企業主導型保育施設につきましては、国、内閣府の企業主導型保育事業助成事業により助成を受けている事業所内保育施設、④他の認可外保育施設につきましては、上記の①、②、③以外の認可外保育施設となっております。  次に、(3)認可外保育施設利用状況についてでございますが、これは令和2年5月1日現在の大分市内認可外保育施設利用状況でございます。市内には認可外保育施設が77施設あり、1,691の児童が入所しておりまして、ゼロ歳児から2歳児が8193歳児から5歳児が872という内訳になっています。  続きまして、資料の右側を御覧ください。  2、大分にこにこ保育支援事業県事業についてでございますが、(1)県事業実施要綱における、①対象児童につきましては、保育所等を利用している第2子以降3歳未満児となっております。②事業内容につきましては、保育所認定こども園及び地域型保育事業を利用している場合は、市町村が徴収する保育料全額免除、また、認可外保育施設を利用している場合は、児童が保育を必要とする場合に限られますが、施設の利用に要する費用に対して上限3万5,000円の補助を行うものであります。  次に、(2)県下自治体の状況についてでございますが、令和2年5月1日現在の認可外保育施設利用者を補助の対象としております国東市、中津市、竹田市、臼杵市、佐伯市、日出町の5市1町の状況をまとめたものでございます。  内容につきましては記載のとおりでございますが、表の上から順に、認可外保育施設施設数、にこにこ保育支援事業利用児童数、今年度予算における補助対象延べ児童数、総事業費民生費予算額となっており、その下の令和元年度につきましても決算ベースにて同じ項目を掲載しております。  最後に、(3)影響額の試算についてでございますが、説明に入る前に、このことは、さきの第3回定例会における本委員会におきまして口頭にて説明いたしたところでございますが、内容を精査いたしましたところ、一部誤りがございましたので、ここでおわびを申し上げるとともに、改めて説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは改めて、(3)影響額の試算についてでございますが、①認可外保育施設を利用する1,691のうち、3歳以上児や市民税非課税世帯無償化対象児童を除いた保育料を負担する対象児童を805としております。  ②認可保育施設を利用する0歳から2歳のうち、第2子以降3歳未満児の割合として、実績を基に47.68%と想定いたしております。  ③認可外保育施設を利用する3歳から5歳のうち、保育を必要とする無償化対象児童の新2号認定の割合として、先ほどと同様に実績を基に87.73%と想定いたしております。  これらの数値を基に試算いたしますと、認可外保育施設を利用する0歳から2歳のうち、第2子以降で無償化対象児童数については340と見込んだところでございます。  補助金額につきましては、1当たり県補助事業の上限額3万5,000円とし、対象者340に12か月分を補助した場合の総額は1億4,280万円となり、県の補助率が4分の1でございますので、本市の新たな負担額としましては、1億710万円と試算したところでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部から補足説明がありましたが、質疑等はございますか。 ○斉藤委員   先ほどの影響額の試算について、よく財源的に厳しいという理由が出されることもありますので、前から県の補助率を上げてもらうようにと言っていますが、この補助率4分の1を、他の自治体と同じになるよう引き上げてくださいという要望を県に対して行っているのですか。 ○井上保育幼児教育課長   現状とすれば、昨年、補助の対象ではなかったところを4分の1の補助をいただいたところでありますので、県下統一で2分の1の補助をという正式な要望等を行っている状況にはございません。 ○斉藤委員   今回の請願がどうなるかは分かりませんが、他の自治体と同じになるよう求めていただきたいと思います。それは必要だと思いますので、要望しておきます。
    田島委員長   ほかにございますか。 ○仲道委員   前回の委員会でも指摘をさせていただきましたが、請願の中の文章に、認可外保育施設に通う児童は約1,200とあります。今の説明資料にもありましたが、実際は約1,700が通っております。数字の捉え間違いだけであれば1,200を1,700と変えてもらえばいいだけのことでありますが、前回指摘したのは、請願者が対象としている認可外保育施設が、説明にあります①ベビーホテル②事業所内保育施設③企業主導型保育施設も含めて請願をしているということであれば、この3つについて現状を把握し、調査していかなければいけないので、請願者がどの範囲を考えているのかを確認したいという話をさせていただきました。  執行部請願者にこの資料について説明をしていただいたという話を聞いておりますが、説明の結果を教えてください。 ○井上保育幼児教育課長   請願者に対しては、10月9日に事業の内容等について説明をさせていただいたところです。請願者の希望とすれば、全ての企業主導型保育施設に関しましてもその対象としてほしいと考えているということでした。 ○仲道委員   今、③企業主導型施設について説明がありましたが、①ベビーホテル②事業所内保育施設についてはどのようにおっしゃっていたのかを教えてください。 ○井上保育幼児教育課長   全ての認可外保育施設に通う3歳未満の第2子以降に関して保育料の補助を求めると聞いております。 ○仲道委員   自由討議をお願いします。 ○田島委員長   自由討議という御意見がありましたが、自由討議でよろしいでしょうか。  〔「よし」の声〕 ○仲道委員   斉藤委員紹介議員は同じ会派の岩崎議員になっております。前回、今の指摘をさせていただきました。初めての単語もあり、言葉までは覚えていませんが、前回の委員会では、認可外保育施設のうちベビーホテル事業所内保育施設企業主導型保育施設の3つは含まれていないという認識の下に請願が出されたようなイメージを受けました。紹介議員として、その辺りをどう捉えているのか、会派内で協議があれば教えてください。 ○斉藤委員   確認になりますが、前回はこの1,200の部分が何になっていましたか。 ○井上保育幼児教育課長   同じです。 ○斉藤委員   認可外保育施設のどことどこを対象にするかというような議論ではなく、私たちはこの請願の文章のとおり認可外保育施設に通う第2子以降の子供たちが対象という認識です。 ○仲道委員   前回、④他の認可外保育施設は、資料では1,045となっていますが、この1,045を約1,200と捉えているということでした。請願者がいう認可外保育施設の中には、ベビーホテル事業所内保育施設企業主導型保育施設を含んでいないという認識でありました。そこで、対象を確認してほしいという話だったのですが、紹介議員がその辺りで、何か言っていたら教えてください。 ○斉藤委員   前回、人数は執行部と調整をして入れたのですか。 ○井上保育幼児教育課長   保育・幼児教育課としては調整しておりません。  先ほどの補足になりますが、10月9日に請願者の方々と話す中で、とにかく認可保育所の方と同じような形で認可外保育施設に通う方に関しても補助、助成をいただきたいということだったものですから、企業主導型も含めた全てという意味だと判断しております。 ○斉藤委員   今、説明があったとおりで、約1,200となっていますが、認可保育所に入れない子供たちの人数は常に変動していますので、ここの数が違うということで議論になってしまうのは問題だと思います。ここには、全ての認可外保育施設が含まれるということです。 ○仲道委員   斉藤委員、違います。数字のことを言っているのではなくて、約1,200はもう大ざっぱでいいと思います。ベビーホテルに通っている第2子以降と、事業所内保育施設に通っている第2子以降と、企業主導型保育施設に通っている第2子以降と、他の認可外保育施設に通っている第2子以降が、どういう家庭の事情で、認可保育所に入れないからそこに通っているかは、それぞれ事情が4つとも違うと認識しています。だから、この4つを対象にするのであれば、それぞれの施設にどういう方々がどういう条件で通っていて、本当に第2子以降の保育料助成を求める対象に含めていいのかどうかが分かりません。  前回は、④他の認可外保育施設に通うたちだけが対象だと請願者執行部も捉えていたようでしたので、改めて確認をしてもらったところ、執行部の確認では①から④までという話でした。紹介議員がそこの話をちゃんと理解しているのかという疑問が出たので、今、自由討議にさせてもらいました。 ○斉藤委員   今、状況が違うとおっしゃいましたけれども、認可外保育施設は直接契約です。認可保育所に入るような条件は基本的にはありません。近いからや、大きな施設に入れなかったのでベビーホテルしかないと、利用者が選ぶのです。条件が違うのは、認可保育所に入れないので、認可外保育施設に入っているのです。だから、どの施設に行こうが認可外保育施設に入っているということは認可保育所に行けていない子ということです。もう認可外保育施設に通う全ての子供という認識でよいと思います。 ○仲道委員   前回、請願者は④だけということでしたので、紹介議員もきちんと理解した上で、会派の中で協議があったかどうかの確認です。あなたの考え方ではありません。 ○斉藤委員   確認はしています。 ○書記   請願の内容で議論になっておりますが、事務局からも請願提出者に、約1,200につきましては修正をするかどうかの意思を確認しましたところ、事業者内保育施設及び企業主導型保育施設については想定しておらず、修正する予定はないとお伺いしたところでございます。 ○仲道委員   井上課長、私が事前にお伺いしたときに、今事務局が言ったような話が執行部から聞こえたので、先ほどの答弁が全く違っており、戸惑っています。 ○井上保育幼児教育課長   10月9日に請願者の方々と話した段階では、認可保育所に通っておらず、認可外保育施設を利用されている方々に関しては、3歳未満の第2子以降も助成の対象としてほしいということで、こちらとしては捉えておりました。 ○仲道委員   事務局執行部による請願提出者に確認した結果と、会派内の紹介議員に確認した内容がばらばらということが確認できました。 ○田島委員長   それでは、自由討議は終了いたします。  ほかに質問はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは次に、討論に入ります。討論はございませんか。 ○斉藤委員   対象がどこまでなのかということが出ていますけれども、認可保育所に入れない子供たちがどこに行くかということは、私たちがいろいろと言えるところではないと思います。今回の請願の趣旨は、どの施設に通うということではなくて、認可保育所に入れず認可外保育施設に行っている子供たちに対して、認可保育所に通う子と同じように保育料を助成してくださいということだと思っています。今認可保育所に入れない子供たちがたくさんいる中で、市町村における保育の実施義務は自治体にあるわけです。それなのに認可外保育施設に行っているということであれば、そこをきちんと補償することは当然のことだと私は思っております。  だから、保育料負担軽減認可保育所と同じようにしてくださいという請願の趣旨は酌むべきだと思いますので、採択をすべきだと思います。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。 ○仲道委員   対象がはっきりしない限り、影響額の試算ができません。継続審査にせざるを得ないと思います。 ○斉藤委員   試算については、先ほども言ったとおり人数は変動しますので、幾らかかるからいいとか悪いという話ではないと思います。これは、認可外保育施設に行っている子供たち保育料を助成したほうがいいのか悪いのかということを判断すべきだと思います。 ○仲道委員   委員長自由討議をお願いします。 ○田島委員長   自由討議という御意見がありましたが、自由討議でよろしいでしょうか。  〔「よし」の声〕 ○仲道委員   10年以上前、三浦委員と同じ常任委員会のときに、日本共産党福間団長と議論になったことがありました。今、斉藤委員がおっしゃったような委員会で審議するときに予算額を考えなくていいというのが、福間議員の意見でありましたが、私と三浦委員が、委員会で請願、陳情を審議するときに、予算額を考慮しないで採択・不採択を決めることは、無責任ではないかと主張し、議論したところ、福間議員も納得していただいたような気がします。  三浦委員、間違いないですか。 ○三浦委員   間違いないです。 ○斉藤委員   待機児童がいなくなれば、試算額を計算する必要がなくなるので、私はそれでいいと思います。ただ、待機児童は日々増えていて、仮に今の試算額がおよそ1億4,280万円だとしても、もっと増える可能性もあります。市が頑張って待機児童を減らせば予算額は減るわけですから、待機児童に関わることで予算額の話をするのは、私はどうかなと思います。保育計画どおりにいけば、この額がもっと小さくなるはずです。 ○仲道委員   今、執行部待機児童を減らすための努力として、認可保育所を充実させることによって減らすことに力を入れております。待機児童を減らすためには認可外保育施設の第2子以降の保育料助成を進めるよりも、まず認可保育所を充実させて待機児童をゼロにしようとする執行部の方向性は間違っていないと判断いたします。  それから、議会が請願、陳情を審査するときには、やはり予算が幾らかかりそうなのかということをしっかりと頭に入れて審議すべきだと思います。 ○斉藤委員   予算を全く考えなくていいというわけではありません。先ほどから言っているとおり、待機児童がいなくなるように努力していますので、そちらに力を入れていただくのは当然のことだと思います。  それでも認可保育所に入れないからこの請願が上がってきているわけですので、必要性があるのかないのかということだと思います。 ○仲道委員   繰り返しになりますが、④他の認可外保育施設が対象であれば、1,045影響額を考えればいいわけです。全ての認可外保育施設ということになると、1,691となり、約600名の差が出てくるので、非常に影響額にも差が出てきます。だから、その辺りをはっきりさせないと、影響額が幾らになるのか分からず、審議できないのではないかという主張です。予算を考えなくていいという発言はいかがなものかと思っております。 ○斉藤委員   600の差をどう考えるかは、それぞれだと思いますけれども、全く考えないというわけではありません。ただし、認可保育所に入れないといけない子供たちが入れていないということに対して、自治体が責任を取るかどうかだと思いますので、その点を一番に考慮すべきだと思っています。 ○田島委員長   それでは、自由討議は終了いたします。  ほかに討論はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本件はこれまでの意見を集約いたしますと、継続審査を求める意見と採決を求める意見がございました。  それでは、まず、継続審査についてお諮りをいたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   挙手多数でありますので、本件は継続審査と決定をいたします。  次に、予算議案の審査を行います。  議第115号、令和2年度大分市一般会計補正予算第6号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。
     執行部の説明を求めます。 ○永野子ども企画課長   〔説明書② 32ページ~、第3款民生費のうち子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   児童手当が減額になるかならないかについて、何かその後変化や、国から何か言ってきていますか。 ○横川子育て支援課長   特に国から通知等はございません。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、討論はございますか。 ○斉藤委員   人件費について、今まで反対討論している分は反対です。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、歳出第4款衛生費のうち子ども医療助成費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○永野子ども企画課長   〔説明書② 40ページ~、第4款衛生費のうち子ども医療助成費について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。 ○斉藤委員   職員給与の削減の分は反対いたします。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、歳出第10款教育費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○永野子ども企画課長   〔説明書② 80ページ~、第10款教育費のうち子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   今からの話になりますけれども、幼稚園の人件費で、認定こども園の対象になる方、保育教諭になる方の人数はどのぐらいいらっしゃるのですか。 ○井上保育幼児教育課長   幼稚園の正規職員に関しましては51名となっております。 ○田島委員長   ほかに質疑はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。 ○斉藤委員   職員給与の削減の分は反対します。 ○田島委員長   ほかにありますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、第3条債務負担行為の補正第3表中のうち子どもすこやか部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○井上保育幼児教育課長     〔説明書② 98ページ~、第3条債務負担行為のうち子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   対象者は何名の予定ですか。 ○井上保育幼児教育課長   保育所が2名、幼稚園が3名、合計5名を想定しています。 ○斉藤委員   委託先は病院になるのですか。 ○井上保育幼児教育課長   訪問看護ステーションを予定しております。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第119号、令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算第1号の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○横川子育て支援課長   〔説明書② 135ページ~、大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算について説明〕
    田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   貸付けの相談は、新型コロナウイルス感染症の影響などで、変化はあるのでしょうか。それから、返済が厳しくなったという相談は入っていないのか、その2点をお願いします。 ○横川子育て支援課長   新型コロナウイルス感染症の影響で相談件数や相談内容に変化が見られたかという御質問だと思いますが、子育て支援課の母子父子自立支援員への相談件数については、4月から8月にかけては減少傾向でございましたが、9月、10月は少しずつ増えてきている状況にございます。これは、長引く新型コロナウイルス感染症の影響によるものであると思っており、例年よりも生活が苦しいという相談の件数は実際増えてきている状況にございます。しかしながら、貸付けの実績については、それほど目立って増えたということにはなっておりません。 ○斉藤委員   返還の相談はどうなっていますか。 ○横川子育て支援課長   返還の相談自体として、今、償還が困っているという具体的な相談はございません。 ○斉藤委員   今後も相談が増える可能性もありますので、ぜひきめ細やかな対応をお願いします。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、一般議案の審査を行います。  議第140号、大分市立小学校設置条例及び大分市立幼稚園条例の一部改正についてのうち、子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○井上保育幼児教育課長   議第140号、大分市立小学校設置条例及び大分市立幼稚園条例の一部改正について、子どもすこやか部所管の大分市立幼稚園条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。  議案書の議140の1をお開きください。  令和3年1月16日付で実施されます南大分地区の住居表示に伴い、大分市立豊府幼稚園の条例記載の位置を、大分市大字羽屋33番地から、大分市羽屋三丁目2番12号に改めるものでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  以上で、子どもすこやか部関係の付託案件の審査を全て終了いたしました。  それでは、ここで執行部より報告事項の申出がありましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。  まず、子どもすこやか部機構改革について報告を受けたいと思います。 ○永野子ども企画課長   子どもすこやか部機構改革につきましては、報告事項1、A4縦の資料を御覧ください。  現在、子どもすこやか部におきましては、保育施設等の入所選考や幼児教育・保育の無償化への対応等の業務量が増加し、それらに対応するための体制整備が必要であることと併せ、幼児教育・保育の質を高めるための指導、研修の充実や、令和3年度から段階的に設置する予定の市立認定こども園が地域における拠点施設としての効果的な役割を果たすことが求められております。  こうした状況を踏まえ、来年度の機構改革においては、保育所の入所等の手続や運営費の支給等の業務を、現在の保育・幼児教育課から切り離し、新たに設置する子ども入園課で行うこととし、また、現在子ども企画課で所掌している研修指導や施設認可等の事務を、保育・幼児教育課へ移管いたします。  さらに、子ども企画課においては、現在子育て支援課で所掌している子供の貧困対策や子供の居場所づくり等の業務の移管を受ける中で、部内の企画調整業務を一元的に担うことといたします。  実施については、令和3年4月1日でございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○三浦委員   入園に関する事務量が莫大なものになると私も理解できるのですが、AIの導入は検討しているのですか。 ○井上保育幼児教育課長   AIにつきましては、今年10月にプロポーザルを実施しまして、今、契約を進めており、今年度中にAIシステムを構築し、令和3年度から本格稼働するように準備しているところでございます。 ○田島委員長   ほかにございますか。 ○斉藤委員   機構改革後、全体の職員数はどのように変動するのですか。 ○永野子ども企画課長   子どもすこやか部といたしましては、事務量に応じた適切な人員配置を人事部門にお願いをしているところでございます。 ○斉藤委員   増やしてくださいということですか。 ○永野子ども企画課長   要求ベースとしましては、少し増やしていただくようにお願いをしているところでございます。 ○斉藤委員   今、少し増やしてと言われました。AIの導入について検討が進められていますが、AIの導入が進んで、各家庭の状況が見えなくなってしまうのは困ると思います。今、コロナ禍もあって、それぞれの家庭の状況をしっかり見ないといけませんし、児童虐待などもありますので、少しと言わず、しっかりと人員を配置してくださいと人事部門に求めていただきたいと思いますので、要望しておきます。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質問を終結いたします。  次に、新規認可候補事業者の選定結果及び令和3年4月の定員拡大についての報告を受けたいと思います。 ○永野子ども企画課長   報告事項2、新規認可候補事業者の選定結果及び令和3年4月の定員拡大について御説明いたします。  認可保育所につきましては、本年4月の待機児童はゼロとなりましたが、依然相当数の未入所児童がいる状況、昨今の保育ニーズの伸び、各地区における定員の不足状況などを勘案する中、新たに保育所を開設する事業者を募集いたしましたところ、4事業者からの応募があり、そのうち2事業者を設置認可候補事業者として選定いたしました。  選考期間及び周知方法については、(2)、(3)に記載のとおりでございます。  選考の内容につきましては、(4)に記載のとおり、大分西部地区及び大分南部地区での募集を行いまして、選考の結果それぞれ1事業者を選定し、定員は各60名、合計120名で、いずれも令和4年4月の開設予定となっております。  次に、資料の右側、令和3年4月の定員拡大の予定についてでございますが、まず(1)として幼稚園の認定こども園化により40名、次に(2)保育所の新規開設により210名、(3)として既存施設の増改築等により67名、合計317名の定員増を予定しております。  設置認可における今後の予定は、(4)に記載のとおりでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんより意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質問を終結いたします。  次に、おおいた子育てほっとクーポンサービスの追加についての報告を受けたいと思います。 ○横川子育て支援課長   右上、報告事項3と記載されましたA3横の資料を御覧ください。  おおいた子育てほっとクーポン事業は、子育て中の家庭に各種子育てサービスの周知と利用を促すことを目的に、平成27年度から大分県の補助事業として県下全市町村で行われており、このクーポンが利用できるサービスには、資料右側(2)に記載のとおり、インフルエンザ予防接種のほか、読み聞かせ絵本の購入などがございます。  資料左側に戻りまして、この利用できるサービスに今回、令和3年4月から紙おむつ、ミルクの購入が追加されることになりました。  サービス追加の理由についてですが、クーポン利用状況は年々増加しておりますが、資料右側中段(3)利用状況①表の右側に朱書きで表示しておりますように、既に有効期限を迎えた平成27年度交付分の利用率が82.68%、平成28年交付分が84.10%となっており、利用されていないクーポンがあったことから、利用率の更なる向上を図りたいことや、これまでも紙おむつ、ミルクについて利用対象としてほしいという声が利用者から多く上がっていたこと、また、資料右側下段(3)利用状況②の表に黄色で色塗りをしております、サービス利用の多いロタウイルス予防接種が本年10月より定期接種、無料となりましたことから、サービスの拡充策としたこと、加えまして、新型コロナウイルス感染症の影響で収入減に陥る家庭もあり、子育て家庭の経済的負担の軽減を図りたいということです。  左側のスケジュール、予定につきましては、来年4月からの実施に向けて、今後サービス提供事業者の募集を行うこととしております。  制度の概要につきましては、先ほど御説明いたしました(2)、(3)に加えまして、(1)交付について交付対象者等を記載しております。  今回のサービスの追加により、さらなる子育て支援サービスの充実が図られるものと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員 
     1点意見です。  インフルエンザ予防接種が入っていますが、こうした医療的なものに関しては、県との兼ね合いもあるでしょうけれども、別枠で補助ができるようになるといいなと思いますので、意見しておきます。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、質問を終結いたします。  次に、民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果についての報告を受けます。 ○横川子育て支援課長   報告事項4と記載しておりますA3横の資料を御覧ください。  目的につきましては、学童保育の利用ニーズが急増する中、既設クラブの提供体制が不足しており、かつ学校敷地内での施設確保が困難な校区において、民間事業者が運営する放課後児童クラブを新たに設置し、受入体制の拡充を図るものでございます。  事業の概要につきましては、豊府、高田の2小学校区で事業者の選定を行いました。  選定方法につきましては、大分市民間放課後児童クラブ補助金の交付に関する要領の規定に基づき、2種類の方法で選定を行いました。  (1)公募による選定では、本年4月の段階で定員を超過しており、来年4月についても利用ニーズが増えると予測されている豊府校区について公募を行いました。公募型プロポーザル方式により3事業者の中から事業者の選定を行った結果、有限会社大分ふたば、ふたばこども園が選定されました。  定員、利用料等につきましては、記載のとおりでございます。  次に、(2)公募によらない選定では、補助事業者の選定は原則として公募の方法により行うものとしておりますが、来年度から定員を上回る利用申込みが予想される高田校区におきまして、大分市民間放課後児童クラブ補助金の交付に関する要領第4条の、公募の方法によらず事業者を選定できる規定に基づいて、社会福祉法人永生会、高田のぞみこども園を選定いたしました。  こちらの定員、利用料等につきましても、記載のとおりでございます。  資料の右側に移りまして、4、選定クラブの位置図を掲載しております。赤色の丸で印をした箇所が、今回選定されたクラブ設置場所で、小学校からクラブまでの経路を青色の線で記しております。  豊府校区につきましては、小学校からクラブ設置場所まで約1,200メートルの距離がございますが、歩道が確保されており、他の児童の通学路としても利用されております。高田校区につきましては、小学校から約290メートルの位置で、クラブまでの経路は通学路に指定されております。  なお、各選定クラブの施設概要等につきましては、記載のとおりでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   豊府校区は約1,200メートルというとですが、子供の足で大体何分ぐらいかかるのですか。 ○横川子育て支援課長   時間までは把握していませんが、プロポーザルの段階で聞き取りを行う中で、ふたばこども園から、送迎バスを導入することで児童の安全を確保するという提案はなされております。バスが有料になるかもしれないということはあるのですが、できれば1年生、2年生については送迎バスが利用できる形を考えているという提案がございました。 ○斉藤委員   ふたばこども園から見て学校よりも遠くから来ている子は、さらに遠くなりますので、安全確保が最優先にできるようお願いします。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質問を終結いたします。  次に、大分市児童虐待防止対策を強化するための基本計画策定委員会についての報告を受けます。 ○横川子育て支援課長   委員会の検討経過についてですが、第3回会議は9月29日に開催いたしました。事務局から、第2回委員会において委員から出された御意見を取りまとめて説明した後、基本計画の概要と位置づけ、計画素案について説明を行い、委員から御意見をいただきました。資料には、いただいた意見を大きく5つに分類し記載しております。  第2回委員会の委員から出された意見については、前回9月議会の厚生常任委員会にて御報告させていただいたものとなっております。  まず、①基本計画の名称についてですが、委員から虐待防止対策を強化するためには体制の整備が必要であるとの御意見により、仮称ではありますが、これまでの名称に下線部の体制整備に向けたを加えました。  ②計画につきましては、児童虐待防止対策を強化するため、児童相談所については、設置の方針や課題解決に向けた取組などを明らかにし、子ども家庭支援センターについては、寄り添い支援を強化するための考え方や必要な取組を明らかにする必要があるという御意見がございました。  ③児童虐待対応の現状につきましては、虐待について市独自の傾向があれば、次回の委員会にて報告してほしいとの御意見があり、次回の第4回策定委員会で本市の傾向を報告することとしております。  ④中核市における児童相談所設置の動向につきましては、中核市市長会の児童相談所設置に対する考え方や、旭川市、高崎市、船橋市など、児童相談所設置に向けた検討を進めている中核市の状況等も踏み込んで計画に記載するべきであるという御意見がございました。  ⑤児童相談所を設置する必要性につきましては、大分市で児童相談所を設置するのであれば、どのような児童相談所が望ましいか、課題は何か、時間をかけて検討し、よりよい計画にするべきといった意見のほか、ページ右側に移りまして、設置に向けては県との連携が重要だが、どのように連携していくか明らかにしていく必要がある、児童相談所については費用対効果をきちんと分析し時間をかけて議論する必要があるという意見が出た一方で、児童相談所の必要性や意義はこれまで議論を行ってきたとの御意見もございました。さらに、児童相談所設置には多くの課題があり、今後十分な議論と課題解決に向けた取組が必要との御意見もございました。  このような御意見を受け、次回以降も基本計画の策定に向けて、引き続き検討を進めてまいります。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はございませんか。 ○仲道委員   虐待について、大分市独自の傾向は何かあるのですか。 ○横川子育て支援課長   令和元年度に、全国の児童相談所の児童虐待対応件数は19万3,780件で過去最多となっておりまして、本市の子ども家庭支援センターで令和元年度に対応した件数が1,012件と、国と同様に過去最多となっております。  その内訳も、多い順で、国と同様で、心理的虐待が567件、56%、次いで、身体的虐待が270件で26%、次いで、ネグレクトが169件で17%、性的虐待が6件で0.5%であり、国と同様の傾向を示しているというのが本市の特徴という形になります。 ○仲道委員   もう1点、委員の意見の中に、大分市における児童相談所設置の必要性や意義はこれまで議論を行ってきたとあります。前も指摘したことですけれども、児童相談所自体の必要性、意義については、言うまでもなく必要であり、意義もあります。ただし、大分市内に県の児童相談所があるという状況を前提に、大分市独自の児童相談所の必要性、意義や目的等が話されているのかということに疑問が残りますので、注意をしていただきたいと思います。 ○田島委員長   ほかに質問はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、質問を終結いたします。  次に、令和3年度に向けた市立幼稚園願書提出状況について報告を受けます。 ○井上保育幼児教育課長   令和3年度の市立幼稚園の園児募集につきましては、11月2日から11月13日までの間に各幼稚園で受付を行った結果、お手元の資料のとおり合計251名から入園願書の提出がありました。今回、御報告としまして、各園の提出状況を踏まえ、来年度の休園措置について御説明いたします。  平成30年7月に策定しました大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針に定めております休園・統廃合基準の基準3では、園児募集終了時点で4名以下の園は休園対象となっており、令和3年度は、表の黄色い部分にありますゼロ名の戸次幼稚園、1名の稙田幼稚園の2園が休園対象となります。こうしたことから、稙田幼稚園につきましては、基準3により、令和4年4月に廃園となる予定です。  現在、稙田幼稚園への願書提出者1名の方には早々に面談を行い、園児が1名であることを説明した上で、他の幼児教育保育施設への就園相談を丁寧に行っているところです。  一方、大南地区の戸次幼稚園は、同地区公民館区域に1園のみとなっており、例外規定によって同地区に市立認定こども園が設置されるまでの間は園児募集を続ける予定です。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   大南地区の戸次幼稚園は、ゼロ名ということなので、1号認定の幼児がいないということになると思いますが、認定こども園になったら応募が出てくるという判断ですか。 ○井上保育幼児教育課長   認定こども園になることでゼロ歳からを含めた利用が可能となり、園児が集まれば、1号認定の子供も集まってくるのではないかと考えております。 ○斉藤委員   こういったエリアこそ、私はもう保育所にすべきだと思いますので、その点は意見として申し上げておきます。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、質問を終結いたします。  以上で、本日予定の審査は終了いたしました。  執行部、その他として何かございますか。 ○横川子育て支援課長   子ども虐待対応の手引きの改訂について御説明いたします。お手元に配付させていただいております冊子を御覧ください。  こちらにつきましては、前回平成28年度に改訂、発行し、虐待の対応への共通認識や意識向上のため、関係機関に配布していたところでございます。  このたび、前回発行から丸4年が経過し、児童福祉法や児童虐待防止法の改正等に合わせ改訂を行いましたので、主な改訂点について簡単に御説明をいたします。  4ページ、5ページをお開きください。  本年4月の法改正で、しつけと称した体罰の禁止が明文化されました。そのため、新たに5ページに、4、体罰等によらない子育てのためにと題しまして、体罰の禁止や体罰が子供に与える悪影響等の内容を追記いたしました。  法律で体罰が禁止されたことにより、すぐに体罰のない社会が実現できるわけではございませんが、社会全体で体罰を容認しない機運を醸成していくことが重要であると考えており、今後も啓発活動等に努めてまいります。  続きまして、12ページをお開きください。  要保護児童対策地域協議会を構成する機関につきましては、新たに配偶者暴力相談支援センター、少年鑑別所、保護観察所などの機関が構成機関に加わったため追記いたしました。今後も関係機関との連携の充実に努めてまいります。  続きまして、34ページをお開きください。  資料編といたしまして法令等を記載しておりますが、こちらに、大分市として主体的に子供の権利、安全、安心を守っていくという意味合いを込めまして、大分市子ども条例の全文を追加記載いたしました。  35ページから39ページにかけましては、先ほど御説明いたしました児童虐待防止法、児童福祉法の体罰禁止関係に関する条文等を抜粋して記載しております。  最後に40ページを御覧ください。  こちらには、相談機関の一覧表を掲載しておりますが、新たに下から2行目に、大分県弁護士会の子どもの権利委員会や、次のページ2行目に法テラスのサポートダイヤル、2行下から順に配偶者暴力相談支援センターでもあるアイネス、おおいた性暴力救援センターすみれ、児童家庭支援センターゆずりは、少年鑑別所、市社会福祉協議会の自立生活支援センターを追加いたしました。  今回改訂いたしました手引につきましては6,000部を作成しており、一覧表に記載している相談機関を含め、学校、幼稚園、保育園、認定こども園、民生委員・児童委員、主任児童委員、警察、医療機関、福祉機関、公的機関等に配布する予定です。 ○田島委員長   委員の皆さんから質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、執行部から、そのほかありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○田島委員長 
     それでは、委員の皆さんでそのほかとして何かございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのように決定をいたします。  ここで、藤田子どもすこやか部長より発言を求められていますので、許可をいたします。 ○藤田子どもすこやか部長   委員の皆様方には、今任期最後の厚生常任委員会となりますことから、この場をお借りいたしまして、子どもすこやか部を代表し、お礼を述べさせていただきます。  田島委員長、泥谷副委員長をはじめ、委員の皆様方におかれましては、昨年の第1回定例会以降2年間にわたり、本委員会におきまして、子どもすこやか部の予算をはじめ、重要案件を御審議いただく中で、大所高所から御意見を賜り、誠にありがとうございました。これまで、子どもすこやか部として取り組むべき各種施策を順調に推進することができておりますのも、委員の皆様方の多大なる御支援のたまものと心よりお礼を申し上げます。  今後とも、子どもすこやか部の重要課題であります幼児教育・保育の充実や児童虐待防止、子供の貧困対策に向けた取組等々を着実に進めてまいる所存でございます。  さて、厚生常任委員会の委員の皆様のうち、荻本委員が今期限りで御勇退されると伺っております。荻本委員におかれましては、平成17年の初当選以来、4期連続当選をされ、この間、経済常任委員長総合交通対策特別委員会及び子ども育成行政改革推進特別委員会委員長を務められるなど要職を歴任し御活躍をされました。職員一同、心からお礼を申し上げます。16年間本当にありがとうございました。今後は、お立場は変わられましても、私どもに対しましてこれまで同様に御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  最後に、来春の市議会議員選挙に臨まれる委員の皆様方には、どうか健康に御留意をされまして御健闘されますようお祈り申し上げますとともに、再び議場でお会いできますことを御期待申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。  それでは皆様、2年間大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○田島委員長   それでは、厚生常任委員会を代表いたしまして一言お礼を申し上げたいと思います。  ただいま藤田部長から懇切丁寧なお礼の言葉をいただきまして、大変感激をいたしているところでございます。私ども厚生常任委員会も、この2年間、泥谷副委員長をはじめ委員の皆さん方から、いろいろな御意見、そして要望が出され、非常に活発な委員会運営ができたのではないかなというふうに考えております。子どもすこやか部の皆様方に心からお礼を申し上げたいと思っております。  子どもすこやか部は、大分市の未来を支える子供が健やかに成長するために、大変貴重な役割を果たしているわけでございますが、私も委員長を務めさせていただく中で、様々な課題を抱えているということも実感をいたしました。そのような中、子どもすこやか部の皆さん方は、一致団結して多くの課題に懸命に取り組んでおられるということを感じております。  児童相談所の設置検討や市立認定こども園の設置などでは、委員から大変厳しい意見もあったかと思いますが、それはあくまでも本市のため、市民のためを思ってのことですので、これからもどうぞよろしくお願いをいたします。  子どもすこやか部の方々と御一緒する委員会は今日で最後の予定ではございますけれども、委員の任期はあと3か月ございますので、引き続き委員としての務めを果たしていきたいと考えております。  最後に、今後の皆様方の御健康と御活躍を御祈念申し上げまして、私からのお礼の御挨拶とさせていただきます。では、大変お世話になりました。ありがとうございました。  それでは、本日はこれにて散会いたします。大変お疲れさまでした。                              午前11時24分散会...