大分市議会 2020-12-09
令和 2年建設常任委員会(12月 9日)
令和 2年
建設常任委員会(12月 9日)
建設常任委員会記録
1.
開催日時
令和2年12月9日(水)午前9時59分開議~午前11時42分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 藤田 敬治 副委員長 帆秋 誠悟
委 員 穴見 憲昭 委 員 足立 義弘
委 員 野尻 哲雄 委 員 岩崎 貴博
委 員
日小田良二 委 員 高橋 弘巳
委 員 国宗 浩
欠席委員
な し
4.説明員
執行部から
補足説明などがあればお願いいたします。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
お手元に配付しております陳情第11号、
補足資料は、
県庁前古国府線の全線を示した図面でございまして、赤色で着色された部分が今回陳情された区間でございます。
なお、
都市計画道路県庁前古国府線の当初告示は、昭和21年5月22日で、その
計画ルートは、起点の府内町3丁目の国道197
号県庁北交差点から南へ進み、金池町、上野丘を経由し、国道10
号古国府北交差点に至る延長2,400メートルで、
代表幅員が18メートルの
都市計画道路でございます。
道路の
整備状況といたしましては、
遊歩公園及び大分駅
南土地区画整理事業において整備が行われ、全延長の約50%、1,165メートルの整備が完了しており、現在、
金池小学校の西側において金池工区延長約300メートルの区間を事業中でございます。図面中で青色を差しているところでございます。
なお、今回陳情されております
当該区間につきましては、
事業着手は未定でございます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑等はありませんか。
○
岩崎委員
史跡との関係が出てきていると思いますが、その辺の難しさという点では、どう考えられているのか
補足説明いただきたいのですが。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
図面中にありますように、史跡が2か所あります。1つが国指定の
史跡上原館跡、それから県指定の
史跡岩屋寺石仏がございます。
当該都市計画ルートにこの2つが重なっているものですから、今後は
文化財課と協議しながら慎重な検討が必要かと思っております。
○
岩崎委員
そもそも
早期建設が可能なのでしょうか。大分市の大友氏遺跡の位置づけから考えても、重要な箇所を通るわけですよね。その辺はどういう御議論があってどういう認識があるのかお聞かせください。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
文化財課とは、まだ具体的な協議をしているわけではございませんので、国指定と県指定、しかも大友氏館跡に関する部分の史跡でございますので、今現在、
南蛮BVNGO交流館周辺の大友氏館跡の遺跡の事業については、国のほうが積極的にやっていただいている関係がありますので、そういった関連性を踏まえながら、慎重に検討する必要があります。
都市計画道路決定が昭和21年とかなり古いです。こういった部分も踏まえ、現在の
道路構造令や
文化財等に対する配慮の仕方、これらを調整していきたいと思っています。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
これより討論に入ります。討論はありませんか。
○
穴見委員
今、
岩崎委員が言われたことと、僕も同じような疑問を持っていまして、周りの道路との兼ね合いもありますし、もっと調査が必要だと思いますので、
継続審査がよろしいと思います。
○
藤田委員長
ただいま
継続審査という意見がありました。本件を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
藤田委員長
挙手多数であります。よって本件は
継続審査とすることに決定をいたします。
次に、
予算議案の議第115号、令和2年度大分市
一般会計補正予算第6号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8
款土木費のうち
都市計画費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
〔
説明書②66ページ 第8
款土木費のうち
都市計画部所管分について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
○
岩崎委員
議第115号に関して、人件費の減額が提案されていますが、人件費に関しては、先議のところで反対討論しましたけれども、下げるべきではないという立場から
人件費削減については、反対させていただきます。
○
藤田委員長
本案は、一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認をすることに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費の補正第2表中第8
款土木費のうち
都市計画費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
〔
説明書①5ページ 第2条
繰越明許費の補正について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、第3条
債務負担行為の補正第3表中
都市計画部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
〔
説明書②100ページ 第3条
債務負担行為の補正について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
○
岩崎委員
グリーンスローモビリティ実験運行事業に関しましては、安全性が十分確立されていないという立場から、この事業に対しては反対の立場をしております。
基本的立場から、
債務負担行為の補正に対して反対とさせていただきます。
○
藤田委員長
本案は、一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、
一般議案の議第138号大分市
自転車駐車場条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
橋本都市交通対策課長
議案書の議138の1ページをお開きください。
初めに
提案理由ですが、大分市祝祭の
広場駐輪場を設置いたしたく、本案を提出するものでございます。
改正内容ですが、別表第1に大分市祝祭の
広場駐輪場の名称と位置を、別表第2に駐車することができる車両と使用料を追加いたします。
議138の2ページをお開きください。
使用料につきましては、自転車は無料ですが、自動二輪車は有料とし、1時間以内無料、1時間を超えた場合、1時間までごとに100円、1日400円を上限としております。
施行期日は、規則で定める日からとしております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○
岩崎委員
自動二輪車に関することでお聞きします。
今回、自動二輪車の駐輪場の整備が含まれておりますが、私の感覚ではオートバイに乗っている方の利用が増えているという認識があります。そういう認識があっての今回の提案ということでしょうか。課内での議論や認識をお聞かせください。
○
橋本都市交通対策課長
現在大分市では、
JR大分駅の高架下に自動二輪車を8台駐輪できるようにしておりますが、だいたい最大で4台止められていないというのが現状でございます。また、
放置禁止区域の見回りをする中で、自動二輪車が止められていることも散見されますが、すごく多い数ではないと考えています。以上をもって、祝祭の広場に4台分の台数で足りるのではということで、今回4台分の整備をします。
○
岩崎委員
確認ですが、今回整備はするけれども、それほど必要性というのは感じていなく、今後増やす方向性でもないという認識でよろしいでしょうか。
○
橋本都市交通対策課長
必要性があるので4台設けるわけですけれども、私も路上とかを見て、すごく自動二輪車が止まっているかと言えばそこまではないと肌感覚で感じておりますので、まずは4台分を整備して、必要があれば、今後検討する可能性はあると思っています。
○
岩崎委員
これは私の意見ということで答弁は求めませんが、最近は乗ってないですが、私はバイクに結構乗ります。意外と
まちなかは止めるところがなく困っているので、課長の肌感覚という形では、私もそれは理解するところではありますが、もう少し
意見聴取なり調査もしていただいて、より正確にその必要性を酌んでいただければなと思います。要望です。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。
以上で、当委員会に付託されました、
都市計画部所管分の審査を終了しました。
ここで、申出により執行部から報告を受けます。
初めに、大分市
都市計画マスタープランの改定についての報告を受けます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
本年10月の本委員会において、委員の皆様にお示しいたしました大分市
都市計画マスタープラン案につきまして、
都市計画法の規定に基づき、案の
縦覧手続並びに
都市計画審議会における
諮問手続きを実施いたしましたので、その結果について御報告いたします。
資料1をお願いします。
ページ上段の1.改定に向けた取組の経過を御覧ください。
本件につきましては、令和元年度に大分市
都市計画マスタープラン素案を作成し、今年度、
当該素案について、市内13地域を対象に
地区別住民説明会を開催するとともに、素案の
縦覧手続、公聴会を開催する中で、案の作成作業を進めてきたところでございます。
続いて、2.案の
縦覧手続の実施結果ですが、令和2年10月20日から11月4日までの間において、本庁並びに各支所にて
縦覧手続を実施したところ、3名の方に縦覧をいただきましたが、本計画案に対する意見書の提出はございませんでした。
そこで、3.大分市
都市計画審議会における
諮問手続の実施結果にありますとおり、令和2年11月24日に開催した第45回大分市
都市計画審議会において、大分市
都市計画マスタープラン案について
諮問手続を実施したところ、案のとおり承認されましたので、御報告をさせていただきます。
今後は、4.大分市
都市計画マスタープランの公表に記載しておりますとおり、令和3年3月に本計画の公表を行っていきたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、建築物における
駐車施設の附置等に関する条例の見直しについて報告を受けます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料2左上の①の背景を御覧ください。
急速な
自動車社会の到来に伴う違法な
路上駐車等に対応するため、昭和44年に大分市においても
原因者負担の考え方に基づき、建築物における
駐車施設の附置等に関する条例が制定されました。しかし、近年では全国的にも駐車場の供給量は増加し続けており、駐車場による街並みの分断や歩行者の
安全確保などの課題が発生していることから、平成30年に
国土交通省より地域特性に合わせた
附置義務の適正化について
技術的助言が出されております。それらを踏まえて、
駐車需要等の現状を把握し、
駐車場附置義務条例の見直しの検討を行ってきたところでございます。
続きまして、その下の
②関係者等ヒアリング調査を御覧ください。
これまでに
大分県警、それからJRおおいたシティなどの
店舗事業者や、府内町、中央町といった
地元自治会、駐車場を運営している事業者、大分市
商店街連合会、
株式会社大分まちなか倶楽部に
ヒアリング調査を行ってまいりました。そこでいただいた主な意見を4つにまとめております。
まず1つ目に、
違法駐車については、大分市中心部は駐車場も多く、駐車場からあふれた車の
違法駐車はない。また、
違法駐車検挙数も10年前から約3分の1に減っているといった意見をいただいております。
次に、2、
駐車場箇所については、
まちなかでは駐車場は増えていると感じており、これ以上増やす必要がない。
3、
駐車場利用状況については、商店街にある駐車場は、休日、平日ともに余裕がある。
4、条例の改正について、
駐車場附置義務条例が緩和されていけば、建築物の新築や建て替えが行いやすくなるので改正をしてもらいたいなどの意見をいただいております。
続きまして、その下の③大分市の駐車場の現状ですが、併せて資料右上の表と図を御覧ください。右側の大分駅周辺図の
赤線で囲まれた範囲の
需給バランスの調査結果を
ブロックごとに記載したものでございます。
平成30年に
JR大分駅中心部、
中心市街地の
駐車枠総数、それから各エリアの
代表的駐車場におけるピーク時間帯や回転率について調査を行った結果、
需給バランスとして、特定の借主が利用する
月極駐車場を除いた時間貸し駐車場や店舗などが
附置義務により設置している駐車場の供給量が約1万6,000台となっており、
駐車需要量の約8,000台と比較して、2倍の
供給量過多となっております。
あわせて、大分市の
自動車保有台数、これは
普通乗用車、
小型乗用車、軽自動車の合計になりますけれども、30年前は毎年1万台ずつ増加をしておりましたが、令和元年には2,000台の増加にとどまっており、将来的には減少に転じることが考えられています。
次に右側、その下の
④附置義務条例改正案を御覧ください。
条例の改正点は主に2点となります。
まず1点目ですが、
中心市街地の駐車場の需給量を比較すると、供給量が需要量の約2倍あることから、駐車場の
台数算定基準の原単位を現在の
施設面積150平方メートルに1台から、2倍の300平方メートルに1台へと緩和しております。
次に2点目ですが、国の調査結果などから、高齢者が抵抗なく歩ける距離は200メートルから400メートル程度と言われております。人が歩いてもいいと感じる距離は300メートル程度とされていることを受けまして、
駐車施設の附置の特例である敷地外への
設置距離を200メートルから300メートル以内へ緩和していこうと考えています。
最後に⑤スケジュールを御覧ください。
赤い線で囲まれておりますが12月議会、本日の報告のものを、1月からパブリックコメント募集を1か月間行い、議会からの御意見と併せて反映し、その後、庁内の検討委員会を開催した後、3月議会へ上程させていただきますので、審議していただき、今年度末に改定、来年度施行する予定でございます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
条例改正案では300平方メートルに1台へ緩和するとありますが、関係者等の
ヒアリング調査では、これ以上増える必要ないという意見もあるし、そういう条例を廃止してくれれば建て替えにも話が進むということなので、そういうことから考えたら、300平方メートルに1台まで緩和するのではなく、廃止に向けた検討でいいのではないでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
廃止し、今後建築される商業施設や集会施設等の需要に見合った駐車場がその施設の中で設置されないということになると、現在、民間の駐車場等が中心部の中で1万6,000台ぐらいありますが、それらが逆に飽和量になります。これは建築物についての駐車場附置の義務規定ですので、そこについては、建築物単体についての条例は制定しておくべきと思っています。
○野尻委員
中央町商店街や竹町商店街は入り口が全然取れないところもありますが、そういったところはどう考えていますか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
敷地が閉塞して、いわゆる接道が取れない、駐車場の出入口が取れないということに対しては、
駐車場附置義務条例改正案の2番目の緩和で隔地の駐車場というのがあり、自分の敷地外の駐車場に対して、附置を求めることができます。これを200メートルから300メートルまで延ばそうという考え方をしております。
○野尻委員
自分の敷地と関係ないところに駐車スペースを確保するということですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
自分の敷地ではなくても、よその駐車場の枠を借りて、附置とすることもできます。
○野尻委員
それをすると、竹町駐車場や竹町ガレージ等そういうところと契約をして、おさるのマークを確保してくださいなどということになるのですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
そのような状況で利用されている方も、もう既にいます。
○野尻委員
分かりました。では2倍の300平方メートルに1台というのはどういう基準から出したのですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
床面積に対する面積割合ですので、これまでは床面積が150平方メートルに1台だったのが300平方メートルで1台となりますので、単純に300平方メートルの建築物を造れば、1台の
附置義務ということになります。
○野尻委員
床面積ということは高層になると台数が増えるということですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
そうです。
○野尻委員
敷地面積ということでは考えられないのですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
これまで床面積に応じて設置していますが、当然、床面積が多ければ人がいっぱい入るだろうし、当然その人たちは車に乗ってくるだろうという考えから、床面積の割合に応じた附置台数を求めています。敷地面積に対して求めても、建て主が1階で建てるのか高層階で建てるのかそれぞれ考え方がまちまちでございますので、等しくするのであれば、建築の床面積に対して附置したほうがよいという観点でございます。
○
足立委員
隔地距離が200メートルから300メートルありますが、地図上での直線距離ですか、それとも歩いての距離ですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
隔地駐車場の距離の規定は直線距離です。しかも敷地間、敷地の端から端までで300メートルでということで緩和を考えております。歩いて300メートルではありません。
○
藤田委員長
ほかには質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、長期未
整備都市計画公園の見直しについての報告を受けます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料の3を御覧ください。
初めに、1.目的と背景でございますが、本市では人口の増大や経済の発展、そして各種開発計画等に対応しつつ、公園をはじめとする都市施設の計画決定を行い、順次計画的に整備を行ってまいりました。しかし、時代と共に周辺環境や社会情勢、市民ニーズの変化によって求められる役割や機能が変化する中で、長期的に未整備となっている公園が存在しています。
これらを踏まえ、本市におきましては、都市施設の整備・見直しの方針(平成17年大分県公園版)というものを基にして、平成19年度及び平成30年度に長期未整備公園を対象に計画の見直しを実施しております。
今後、計画の見直しにより、都市計画変更の対象となった公園については、住民の意向を踏まえた上で、法手続き等を進めて行く予定でございます。
次に、2.都市公園の現状でございます。
本市の1人当たりの都市公園面積につきましては15平方メートルとなっており、大分県や全国平均を上回っている状況でございます。
次に、3.都市計画公園の見直しの流れでございますが、本市における都市計画決定を行っている公園、全228か所のうち、未着手や整備が完了していない48公園を対象として、その見直し方針に基づき、代替公園の有無やレクリエーション、景観、防災機能などの項目にて評価を行って、必要性や優先性をいろいろ検討してまいりました。
評価・検討の結果、計画変更、廃止の対象となった公園につきましては、
地元説明会及び法手続きへと進む流れとなっております。令和2年度につきましては、右上の5.位置図に示しておりますとおり、延命寺公園と野間公園について都市計画変更を進めているところでございます。
次に、4.延命寺・野間公園の概要について御説明いたします。
昭和37年当時、新産業都市の建設に向けて、大分・鶴崎臨海工業地帯の造成計画に伴い、人口増による市街化の拡大を見込み、市民のレクリエーションの場となる公園を都市計画決定したところでございますが、これまで整備未着手となっております。
そこで、令和元年度に長期未整備公園について計画の見直しを行った結果、1点目として、近隣に代替公園として佐野植物公園、佐野中央児童公園、それから佐野ふれあい公園がありまして、代替公園でのレクリエーション機能を補完できることなどの理由や、2点目として、当地区の市民1人当たりの公園面積は約25平方メートルありまして、本市の目標値である17平方メートルを上回っているところでもございます。
以上の理由から、延命寺公園と野間公園の計画変更の手続きを進めているところでございます。
次に、6.住民説明会の実施でございますが、関係する各自治会において説明会を実施したところ、合計で48名の方に参加いただきまして、参加いただいた方々には見直しに対して御理解をいただいたところでございます。
次に、7.今後のスケジュールでございますが、9月、10月に
地元説明会を実施し、素案縦覧を11月17日から12月1日にかけて実施したところでございますが、その申出はございませんでした。12月に予定しておりました公聴会は行わないこととして、令和3年の1月中旬に案の縦覧をして、3月上旬の
都市計画審議会を経て、3月下旬の告示を予定しております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○
岩崎委員
住民説明会ではどのような意見があったのか。見直し、廃止に関して不安などの声はなかったのか、その点についてお聞かせください。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
住民からの意見としては、もう既に決定している公園で長期未整備になっている分については廃止もやむなしだが、代替公園として位置づけている近隣の佐野植物公園やその他の公園のグラウンドなどの公園施設の整備をしてほしいとか、そういった意見がありました。
○
岩崎委員
不安や反対の声はなかったと、そういう認識でよろしいでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
特に反対の意見はありませんでした。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○野尻委員
この2つの公園のスケジュールは分かりますが、未着手及び整備が完了していない48公園を対象ということなので、この48公園のスケジュールについて、最後まで本当に見直しをするのかどうか、確認をさせていただきたいです。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
48公園が取りあえず見直しの対象になりましたが、さらに抽出をして単純に見直しをしないといけないところが、実はあと4つございます。1つが春日運動公園、これは今フレスポ春日浦として使われているところで、昔の春日浦球場のところです。それから岡公園、これは高城のイオンの山手側です。それから千歳の仲西公園です。それから鶴崎総合運動公園、これは金の手交差点の北側です。この4つの公園について、現在土地利用状況を見ると、なかなか外部からの整備が難しいなということなので、見直しが必要であると考えております。
スケジュール的には来年度以降、順次入っていければと考えております。
○野尻委員
その4つの公園については順次ということで、あとの分についてはその都度計画していくということですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
それ以外の分については、順次、整備を進めていければと考えております。
○野尻委員
整備をするのですか。
私がこの前も説明のときに言ったように、下郡地区の公園についてはもういい加減にしてくれという地元の方々の声もあり、家を売ろうにも売れない、建物も建てられないというようなところもあります。それから府内大橋の周辺あの一帯は計画公園になっているけれども、もうあれだけ家が建って、もう公園を造ることは不可能でしょうし、道路も直線にするという計画もありますから、大分市の1人当たりの都市公園面積は15平方メートル以上あり、国の決定や県の数値よりも高いのだから、そういうところはもういい加減に早く見直しをすべきではないでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
先ほど整備と言いましたが、言葉が足りませんでした。
区域の見直しをして、できるところは整備をと捉えております。なので、御指摘の部分も踏まえまして、一部整備はしているけどまだ全然やっていないところとか結構ありますので、そういった部分は適宜見直しを考えております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
足立委員
佐野植物公園に置いてある大分交通別大線506号車を建設予定の田ノ浦地区の道の駅に持っていくことになっていますが、私が議長のとき、田ノ浦ビーチの整備の際に持っていこうとしたら、佐野地区の自治会長などが猛反対しましたが、今回はそういう声はなかったですか。
○
武安まちなみ企画課長
地元のほうにも少し話をさせていただきましたが、自治会長とかとの話の中では移設して大丈夫というお話をいただいております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に県都大分市
交通円滑化検討会についての報告を受けます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料は、資料右上に資料4参考資料と示しております
基本方針の全編と資料4の概要版がございますので、今回は資料4の概要版を用いて説明をさせていただきます。
それでは、1ページを御覧ください。
初めに、1.
基本方針でございますが、本
基本方針は県都大分市
交通円滑化検討会の検討結果を踏まえ、大分市内の交通円滑化に向け、これから具体的な取組を進めるに当たっての方向性について示したものでございます。今後、県民、市民の皆様より広く御意見をいただくとともに、警察、道路管理者、交通事業者など関係者の御理解、御協力を得ながら、取組を推進していくこととしております。
次に、2.県都大分市交通円滑化
基本方針の位置付けでございますが、大分都市圏における望ましい交通体系の整備に関する方針を示した大分都市圏総合都市交通計画及び大分市の公共交通ネットワークの構築を推進する計画、マスタープランとして位置付けられている大分市地域公共交通網形成計画と整合を図りながら、これらの計画を補完するものとして定めております。
次に、3.大分市の交通円滑化に関する課題と対応方針でございます。
大分市内の交通円滑化に関する課題でございますが、課題1として市中心部と明野地区、稙田地区を結ぶ路線で慢性的な渋滞が発生をしている。課題2として運転手不足に伴うバスの減便等により住民の利便性が低下をしている。課題3として、大分スポーツ公園へのアクセスに関する渋滞問題が顕在化をしている。以上の3点が上げられております。
これら課題を踏まえまして、大分市内の交通円滑化に向けた対応方針として、次の2点を示しております。
1点目として、新交通システム導入の可能性検討。2点目として、大分スポーツ公園周辺への自家用車等のアクセス改善の検討でございます。
次に、4.検討内容でございます。
まず、4-1新交通システム導入の可能性検討につきましては、①新交通システムの比較検討として、モノレール、LRT、BRT、この3つを比較して、採算性や地形上の課題から、導入の可能性があるものはBRTとしております。
次に②BRTを導入した場合の目標とするサービスレベルを整理しています。
運行速度は、時速が16キロメートル、運行頻度は、朝・夕1時間に6便、日中1時間に4便。運賃は、現在の路線バスと同額にて設定をしております。
次に、③BRT導入検討ルートの設定として、現在の路線バスの便数や利用状況、道路の
整備状況、大規模需要のある施設の配置状況を考慮いたしまして、6ルートを設定して比較した結果、④BRT導入の候補ルートの選定にありますとおり、ルート1とルート4をBRT導入可能性の候補ルートとして選定をしたところでございます。
また、⑤公共交通による大分スポーツ公園へのアクセス改善として、休日に行われるイベントでのシャトルバスとして、連節バスも活用できるものというように整理をしております。
2ページ目を御覧ください。
次に、4-2大分スポーツ公園への自家用車等のアクセス改善策の検討について、(1)改善策の概要としましては、大分スポーツ公園への自家用車等のアクセス改善策として、大分松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ化について検討をしております。
次に、(2)松岡スマートインターチェンジの必要性の整理として、松岡スマートインターチェンジが整備されることで、①地域支援、②広域防災性の強化、③潜在需要の取り込み、④緊急救命活動の円滑化等の効果が期待できることを確認いたしました。
次に、(3)松岡スマートインターチェンジ連結道路の候補ルートの選定として、3ルートについて、費用便益の分析、平常時、イベント時の効果も含めた総合評価によって、B案とC案を連結道路の候補ルートとして選定いたしました。
これらを踏まえまして、5.県都大分市交通円滑化に対する
基本方針を定めております。
5-1の新交通システム導入の可能性については、(1)の
基本方針として、
JR大分駅鶴崎間、
JR大分駅明野間へのBRTの導入、それから大分市スポーツ公園でのイベント時における連節バスの活用を目指すとしております。
次に、(2)
基本方針の実現に向けた取組として、①道路整備の推進とバスレーンの設置など6つの取組を上げております。
次に、5-2大分スポーツ公園への自家用車等のアクセス改善については、(1)
基本方針として、東九州自動車道大分松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ化を目指すこととし、(2)
基本方針の実現に向けた取組として、大分松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ及び連結道路の詳細検討に取り組むこととしております。
続きまして、6.取組を進める上での留意点を5点記載しております。
まず1点目でございますが、BRT導入については、定時性、速達性確保のためのハード整備、これは道路整備になりますけれども、それが前提となっていることから、まずは現在事業中の道路整備を着実に進めていきます。
2点目として、BRTの導入に向け、モビリティ・マネジメント、ICカードの普及促進は、早期に取り組むことが可能であることから、交通事業者、県、市が連携して実施をしてまいります。
3点目として、BRT導入は長期的な取組となることから、今後の時代の潮流に目を向け、特に自動運転などの技術動向を見極め、必要に応じて柔軟に施策の変更を行っていきます。
4点目として、松岡スマートインターチェンジ周辺の土地利用については、県、市、地元が連携して検討を行い、松岡スマートインターチェンジのストック効果が最大限に発揮できるよう十分検討を行ってまいります。
5点目として、大分松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ化により、大分スポーツ公園へ向かう交通の分散が図れるものの、駐車場への誘導や駐車場内の誘導方法等については、大分県が主催する渋滞対策会議などの中で十分に検討を行ってまいります。
3ページ目を御覧ください。
最後に、
基本方針と、ロードマップとして今後の運営のスケジュールを示しております。
オレンジ色で示しておりますBRT導入につきましては、長期のスパンで取り組んでまいります。下段のブルーで示しております大分松岡パーキングエリアのスマートインターチェンジ化については、中期から長期のスパンで取り組んでまいりたいと考えています。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方からの質問はありませんか。
○
岩崎委員
県都大分市
交通円滑化検討会についての3番目に、大分市内の交通円滑化に関する課題として3点上げられております。そのうち、市中心部と明野地区、稙田地区を結ぶ路線で慢性的な渋滞が発生と課題を上げております。今日説明いただいたのは、BRTに関してはルート1、ルート4、つまり明野方面というのは分かりますが、稙田地区に関して、円滑化計画の具体化については、今日の資料では見えてこないですが、どのように考えているのかお聞かせください。
○
橋本都市交通対策課長
資料4の1ページ右のBRT導入検討ルートの設定、この検討ルートの中では稙田地区までのルート5、ルート6を検討したとなっております。ただ、ここでB/Cは実際に事業性があるかどうか、それも新規の道路整備をしないという前提で検討していることもあり、ここではルート1とルート4が、今後可能性があるのではないかという形で選ばれています。
本市のほうでは、大分市地域公共交通網形成計画等でもありますけれども、もちろん稙田地区と市中心部は一番大きいところでございますし、また、渋滞が起きているというところがあり、課題として認識しておりますので、この検討会だけではなく、今後渋滞対策を含めて考えていく必要があると思っています。
○
岩崎委員
つまり、重要な課題の一つとして認識はしているが、その採算性という観点から、今回は、BRTの計画の中から稙田地区は外れたという認識でよろしいでしょうか。
○
橋本都市交通対策課長
おっしゃるとおりでございます。1枚目の下に書いておりますが、あくまでBRTの導入に必要なカラー舗装、車両費、交通結節点整備費、車両基地整備費と、B/Cのところでこれだけの整備しかしないという前提で今回これを考えておりますので、実際に今後検討が必要かどうかは別の結果を見てということでございます。
○
岩崎委員
課題として認識もされているようですが、稙田地区は渋滞が激しいです。今回は外れたということで理由も説明いただきましたが、ぜひそれに代わる渋滞解消、課題解消になる施策を同時に打ち出していただけると、よりいいのかなと思います。
もう一点お聞きしますが、2枚目の、取組を進める上での留意点にある、モビリティ・マネジメントと松岡スマートインターチェンジのストック効果のストック効果とは何なのか、この2つの言葉について、
補足説明をお願いします。
○
橋本都市交通対策課長
私のほうからモビリティ・マネジメントにつきまして説明します。大分市では平成25年に実施したパーソントリップ調査では移動の67%が自家用車に依存しているとなっています。そういった中で、今後公共交通を利用するとか、自転車を利用するとか、自家用車に依存しないような交通移動手段も考えていく必要があるということで、乗換えをするなど、特にソフトが中心になりますけれども、そういったハード・ソフトの取組をするのがモビリティ・マネジメントとなっております。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
スマートインターチェンジのストック効果について説明します。
大分松岡パーキングエリアにスマートインターチェンジができたことによって、その周辺の地域からインターチェンジを使って高速道路を利用される方というのもストック効果の1つですし、新たなスマートインターチェンジを使って松岡地域に人が来街するという部分もストック効果です。さらには、物流等に使われる部分もあります。湾岸の工業地帯等からの製品の出荷や材料の搬入など、そういった物流のことも踏まえたストック効果というふうに、県とともに考えているところでございます。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
足立委員
大分松岡パーキングエリアの件で、仮にスマートインターチェンジ化されたときには乗り降りができるのかということと、大分市の費用負担はどうなりますか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
スマートインターチェンジですので、車にETCがついていれば乗り降りは可能です。ただ、車にETCがついていないとゲートが開きません。
○
足立委員
別府湾インターチェンジはどうなっていますか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
別府湾インターチェンジも乗り降り可能です。
○
足立委員
大分市の費用負担はどうなっていますか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
費用については、今3ルート、連結道路の先を考えているのですけれども、B案が、全体の事業費としては概算で20億円程度と検討されており、ETCのゲートまでがNEXCOが負担で、それから先の連結道路については市の負担となります。なお、今の費用については、現時点での組立てでございます。これからまた詳細に検討していくということを考えております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○高橋委員
ホーバークラフトの復活という話を聞いています。交通関係について県とこういった検討会されている中で、立地も関係すると思いますが、検討会の中ではそれに対する検討や議論はされていないのか、その辺を教えてください。
○
橋本都市交通対策課長
交通円滑化検討会の中では検討されておりませんが、県が別に実施している九州の東の玄関口の委員会があり、その中で、物流と旅客の検討を平成29年からしています。特に大分空港からの旅客をどう運ぶかという課題を何年か前から検討しており、その中でホーバークラフトを就航させるように考えているのが県の考えだと思っております。
○高橋委員
こういった今回の交通にも関係しますし、海の交通と陸の交通渋滞というのも考えられるので、こういった場には情報提供をぜひお願いします。
○
橋本都市交通対策課長
県からそういった情報が出れば、議会のほうにもしっかり報告していきたいと思っております。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
先ほど費用負担の部分で、連結道路については市が、というお話をしましたが、まだこれも本決まりではございませんので、今後の検討課題とさせていただきます。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○日小田委員
ロードマップですけど、10年後以降と書いています。10年後でしたら分かりますが、以降といったらいつを指しますか。
○
橋本都市交通対策課長
特にBRTの場合は、バス専用レーンもしくはバス優先レーンというような、しっかりとしたインフラが整備されていないと、本格的な導入は難しいと思われます。その整備は、こちらの緑で書いていますが、県道庄の原佐野線や、その延伸。もしくはほかの路線もありますが、様々な道路の整備完了後でないと難しいと考えていますので、それで長期というところは10年後以降という表現になると理解しております。
○日小田委員
ということは、6ルートを設定していますが、道路整備によってはルートが変わるという認識でいいですか。
○
橋本都市交通対策課長
この6ルートは既設の道路で検討したところですので、これ以外に、
都市計画道路で様々な新しい道路もあり、もちろんそちらのほうでのBRTも検討します。これは連節バスを入れるという意味ではなくて、速達性を求めるような公共交通というのも含めるわけですが、そういったものが別のルートでということも十分可能性はあると思っております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
穴見委員
交通系ICカードの普及促進をするようですが、普及率はどのぐらいですか。
○
橋本都市交通対策課長
今、資料を持ち合わせていませんので、後ほどお知らせします。
○
穴見委員
普及促進は具体的にどのようにやっていこうとお考えですか。
○
橋本都市交通対策課長
非常に耳の痛い質問でございますが、例えば税金で皆さんに1人1枚必ず持っていただくというような取組はできないです。例えば福岡市の天神でもBRTを入れています。BRTの効果を出すためには、現金で支払いをしようとすると、連接バスなので乗降ドアがいくつかあり、必ず後ろから乗って前から降りるという形になります。それをしなくて速達性を上げるためには全てICカードということになりますが、福岡市でもそれが非常に難しいようです。ましてや大分市は福岡市に比べるとICカードの利用率が低いです。しかし、BRTの効果を上げるためには、ICカードの利用率を上げる必要があるので、そのように記載はしていますが、具体的な取組の案というのは今持ち合わせていないところでございます。
○
岩崎委員
BRTは拠点バス停とセットで考えるべき問題だと思いますが、現時点で拠点バス停はどこを想定しているのかお聞かせください。
○
橋本都市交通対策課長
円滑化検討会の中では、そういう乗り継ぎのフィーダーの拠点は、まだ検討をされておりません。今後、実現化に向けてそういった拠点の場所、どういう形でそれをするのかというのが、検討しないといけない課題の一つと理解しております。
○
岩崎委員
拠点の議論がないのに、BRTというのは進んでいるということでよろしいですか。
○
橋本都市交通対策課長
あくまで既設の道路で、可能性を6ルート探り、そのうちのルート1とルート4が可能性があるという形で整理しております。この可能性があるルート1とルート4でも、例えば道路構造として、車両の長さが伸びますので、バス停が本当に止まれるのかというところもまだ確認ができていない状況でして、今御指摘の部分も含めて今後検討が必要な課題と認識しております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では次に、お部屋ラボ、祝祭の広場の
効果検証についての報告を受けたいと思います。
○
武安まちなみ企画課長
お
部屋ラボ祝祭の広場の
効果検証について御説明させていただきます。
お手元の資料5-1を御覧ください。
まず初めに、
効果検証の目的についてですが、お
部屋ラボ祝祭の広場については、来場者数調査をはじめとして、来場者や地元商店街へのアンケート調査及び歩行者通行量調査等を実施し、事業効果の検証を行うこととしております。
次に、
効果検証の項目についてですが、1.来場者数調査から8.事業効果までの8項目を実施することとしており、今回は途中経過となりますが、1から4の項目について御報告させていただきます。
初めに、1.来場者数調査についてですが、令和元年度は約7か月間で81万6,201人となっており、令和2年度は約8か月間で54万9,378人となっております。
次に、2.来場者アンケート調査についてですが、実施については資料に記載している4日間で、各416サンプル回収しており、回答数は1,664件となっております。(3)性別、年代については、記載のとおりとなっております。
次に、(4)広場を訪れるに当たって新型コロナウイルスのことが気になりましたかについては、やや気になったと回答された方が一番多く、31.8%となっており、とても気になった、やや気になったと回答された方が広場を訪れることを決めた理由として、約75%の方が屋外施設であることから、密閉状態をさけられるためと回答しております。
次に、(5)新型コロナウイルス感染症に対して、3つの密の回避など、広場内における対策として今後どのような取組が重要と思いますかについては、イベント開催時における
マスク着用の徹底が一番多く、72.4%となっております。
次に、(6)祝祭の広場について、下記の言葉はどの程度あてはまると思いますかについては、各項目について、記載のとおりとなっております。
次のページを御覧ください。
(7)祝祭の広場が整備され、
中心市街地へ訪れる機会が増えると思いますかについては、ややそう思うと回答された方が一番多く、30.7%となっております。
次に、(8)祝祭の広場が整備され、
中心市街地での滞在時間が長くなると思いますかについては、ややそう思うと回答された方が一番多く、28.8%となっております。
次に、(9)祝祭の広場が整備され、
中心市街地の魅力が向上したと思いますかについては、ややそう思うと回答された方が一番多く、41.7%となっております。
次に、(10)また祝祭の広場を訪れたいと思いますかについては、イベント開催時には訪れたいと回答された方が、63.4%となっております。
次に、(11)
中心市街地の活性化に寄与するため、どのような広場利用を期待しますかについては、飲食等の物販と回答された方が一番多く、46.6%となっております。
次のページを御覧ください。
3.歩行者通行量調査についてですが、実施については、資料に記載している3日間で調査を行い、調査箇所は、図にお示ししております16か所となっております。歩行者、通行量については、過去3年間の平均と比較し、減少したところが青、増加したところが赤となっており、全体的に減少傾向となっております。
次に、4.歩行者アンケート調査についてですが、実施については、歩行者通行量調査と同じ場所、同じ日時で調査を行い、回答数は2,495となっております。(2)性別、年代については記載のとおりです。
次に、(3)どなたと一緒に来られましたかについては、1人と回答された方が一番多く、65.4%となっております。
次に、(4)中心部へはどれぐらいの頻度で訪れますかについては、週1から2回程度と回答された方が一番多く、25.2%となっております。
次のページを御覧ください。
(5)今日のお出かけの目的は何ですかについては、買い物と回答された方が一番多く、58.3%となっております。
次に、(6)祝祭の広場を訪れたことがありますかについては、訪れたことがあると回答された方が、56.5%となっております。
次に、(7)
中心市街地滞在時間については、2時間から3時間と回答された方が一番多く、27.6%となっております。
次に、(8)祝祭の広場について、下記の言葉はどの程度あてはまると思いますかについては、各項目について、記載のとおりとなっております。
次に、(9)祝祭の広場が整備され、
中心市街地へ訪れる機会が増えると思いますかについては、どちらでもないと回答された方が一番多く、31.3%となっております。
(10)祝祭の広場が整備され、
中心市街地での滞在時間が長くなると思いますかについては、どちらでもないと回答された方が一番多く、36.0%となっております。
(11)祝祭の広場が整備され、
中心市街地の魅力が向上したと思いますかについては、ややそう思うと回答された方が一番多く、35.4%となっております。
最後になりますが、今後の予定につきましては、各種調査の集計を進めるとともに、経済波及効果の算出等を行い、その結果につきましては、令和3年3月の
建設常任委員会で報告してまいりたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
効果検証でこういう数字が出たのは分かりましたが、祝祭の広場の供用開始から、あの可動式屋根を動かした行事はありましたか。
○
武安まちなみ企画課長
今まで屋根を動かした行事はありません。
○野尻委員
いつか一般質問しようと思っていましたが、屋根を可動式ではなく固定するようにということは随分申し上げてきました。レールまで造って、そのまんま今まで一回も屋根を動かしたことがなく、屋根を狭めたこともない。なぜあのような装置まで造って、あのような広場にしなければならなかったのか。祝祭の広場の選考委員会か何かそういうところから設計士の発案によって、可変式の広場ということでその提案に乗ったけど、そのことが相当、財政にも負担が出てきているわけで、だから資料として要望しますが、レールや装置まで造って可変式に整備した金額、それを固定にしたときの費用、その部分の数値を出してもらえますか。なぜあそこまでの整備をしたのか、その検証もする必要があると思います。
利用者についてはこれでいいけど、あの可変式という広場にした部分は、きちんと考える必要があります。大分市の行政は、選考委員会等で市が選定した委員の提案をあまりにも鵜呑みにしすぎる傾向があります。行政としてきちんとした整備効果がないのか、そういうところも考えて、市の独自性というのを出していったほうがいいのではないですか。今までの流れを見ていると、自分たちで責任を取らずに、そういう選考委員会などが全部決めたからそれでよしとする傾向はいかがなものかと思っていますので、そこのところについては計画する側としてはきちんと考えてほしいです。その部分を指摘します。先ほどの金額については今でなくていいので出してもらえますか。
○
武安まちなみ企画課長
可変式で動かす屋根の部分については、工事発注した時のものがありますので金額をお示しすることはできますが、固定式の場合にどういった固定をするとか、幾つかパターン等がありますので、少し検討のお時間をいただければと思いますが。
○野尻委員
それはいいです。十分時間はありますから。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
足立委員
当時の建設常任委員長として責任感じています。
野尻委員が言ったようにある人の強い後押しがあったわけですが、あのときに議場でも附帯意見をつけています。5年、10年などのスパンで検討しながら、時流に合ったようなやり方で、そういう見方を拘泥してしまうのではなくて、今後屋根を動かすことがなければ固定式に替えるとか、5年、10年という、ちゃんと区切りをつけて、部長、もう一遍それを頭の中へ入れて今後の課題にしてください。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
岩崎委員
私も関連ですけれども、私も資料をいただきたいとは思っていますが、維持のためにテストで屋根を動かさなくちゃいけないと思いますので、それに係る維持に関する経費も合わせてその資料につけていただければと思います。
それと、この祝祭の広場の効果について、率直に言って、私はこの検証結果を見て大失敗だなと思っていますが、なかなか部長とかはそういった見解は出せないとは思います。例えば祝祭の広場が整備されて
中心市街地に訪れる機会が増えると思いますかと言われたら、激減しているわけです。ややそう思うも激減しているわけです。それで、滞在時間が長くなったかと思うことについては、とてもそうは思っていないというのがアンケート上では出ているわけで、その辺の広場の効果についてどういった認識を持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
武安まちなみ企画課長
今回の歩行者通行量調査のアンケート調査の数字の減少につきましては、確かに見て明らかなとおりだと考えております。しかしながら、歩行者通行量が減るというこの傾向自体は、大分市だけのものではなく、全国的なものとなっております。というのが、内閣官房の
新型コロナウイルス感染症対策のホームページに掲載されております全国の人口変動分析の中で、全国主要都市における人流の動向調査というものがされており、その中でいきますと、感染拡大前と比較して、人の流れにつきましては全国平均でも14%減少しており、国が実施したこの調査ですと、
JR大分駅付近では22.7%減少しているということがうかがえます。アンケート調査では私も現地で立ち会って少しアンケートの調査員が聞き取りしている内容も聞きましたが、全体的にやはり新型コロナウイルス感染症による不要不急の外出自粛だとか長時間の飲食、飲酒の警戒感、そういったものがかなり市民の皆さんの心に影響を与えて、アンケート結果についてもこのような形で現れたのではないかと考えております。
○
岩崎委員
人の流れは、おっしゃるとおりだと思います。私が聞いているのは、この来場者アンケートに対して市民の評価が、
中心市街地を訪れる機会が増えると思わないと明確に言っているわけです。イベントとかでは祝祭の広場に期待することはあるかもしれないということはアンケート上から見てとれますが、滞在時間も長くはなるとは思わないと、アンケート上で明確になっているわけです。その市民の感情についてはどう考えていらっしゃるのかという質問です。もう一度意見を聞かせてください。
○
武安まちなみ企画課長
この市民の皆様のお気持ち、この回答にもやはり新型コロナウイルス感染症によって不要不急の外出の自粛だとか長時間の飲食、飲酒の禁止だとかいうことがやはり気持ちの中に現れているのではないかと考えております。中心部ということと祝祭の広場ということでのアンケートではございましたが、今の時期にアンケートを実施するには、かなりそういった気持ちの部分がいろんな面で現れているのではないかと考えております。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは次に、自転車等
放置禁止区域の指定についての報告を受けます。
○
橋本都市交通対策課長
資料6を御覧ください。
中心市街地における放置自転車対策に当たりましては、まずは需要を満たす駐輪場を確保した上で、自転車利用者を駐輪場へと誘導するため、自転車等
放置禁止区域を指定するという手順で対策を講じてまいりました。
自転車等
放置禁止区域とは、オレンジの囲みに記載しておりますように、大分市自転車等の放置の防止等に関する条例第8条に規定されているもので、自転車等の放置により市民の快適な生活環境が阻害され、またはそのおそれがあると認められる公共の場所を市長が指定するものでございます。なお、自転車等とは、自転車と50㏄以下の原動機付自転車を指しています。
路上等に放置自転車があった場合、通常であれば警告札を貼って7日間経過した後に撤去いたしますが、
放置禁止区域内では3時間経過後に撤去を行うことができるようになっています。
資料中央の地図を御覧ください。
これまで、
放置禁止区域の指定に当たりましては、それぞれ駐輪場を整備した上で、平成23年4月に青色で示したエリア、平成27年3月に緑色で示したエリアを指定してきたところでございます。赤で示したエリアにつきましては、当時そのエリアには府内アクアパーク地下駐輪場しかなかったことから、指定を行うことができなかった経緯があります。その後、府内町と金池町のエリアにおいて、地図上に番号5から10で示しています大手公園駐輪場や府内五番街駐輪場、祝祭の
広場駐輪場などの整備を行ってまいりましたので、赤色で示したエリアにつきまして、令和3年4月1日に、
放置禁止区域に指定することとしたところでございます。
なお、このエリアを禁止区域に指定する件につきましては、これまでも地元商店街や自治会に説明し了承を得るとともに、地域住民への全戸回覧を行い、事前周知を行ってきたところでございます。
今後は、改めて商店街関係者と地域住民への説明や、自転車利用者に対する周知を行うとともに、禁止区域であることを示す路上サインを設置するなど、指定に向けた準備を進めてまいります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、OITAサイクルフェス!!!2020についての報告を受けます。
○
橋本都市交通対策課長
資料7を御覧ください。
OITAサイクルフェスでは、2018年からUCI国際自転車競技連合公認の国際レースを開催してきましたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、国外チームの参加は困難と判断し、JBCF全日本実業団自転車競技連盟主催の国内ツアーレースを開催いたしました。
資料の2ページと3ページには、大分いこいの道周辺で開催したクリテリウムについて、4ページから7ページまでにつきましては、昭和電工ドーム大分周辺で開催いたしましたロードレースについて、それぞれレースの概要を掲載しております。
8ページと9ページを御覧ください。
今回の大会では、コロナ禍での開催となりましたことから、コース沿線での観戦は自粛していただくよう要請した上で、お
部屋ラボ祝祭の広場でパブリックビューイングやケーブルテレビでの生放送、インターネットでのライブ配信などを行いました。
10ページを御覧ください。開催に当たって講じた
新型コロナウイルス感染症対策について記載しております。
JBCFのガイドラインに示す対策のほか、独自の対策も講じながら感染防止の徹底に努めたところでございます。
以下14ページまで、各会場での対策を掲載しております。
15ページ以降は、大会運営設備や交通規制、広報活動などについて掲載していますので御一読いただければと思います。
本年度につきましては、コロナ禍の中で国際大会としての開催は叶いませんでしたが、来年度は国際大会が開催できるよう、準備してまいります。
来年度の日程について、UCI国際自転車競技連合に申請をしておりましたところ、正式に日程が決定いたしました。2021年10月9日土曜日に大分いこいの道クリテリウムを、10月10日日曜日におおいたアーバンクラシックを、共にUCI公認の国際レースとして開催することとなりましたのでお知らせをいたします。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、横尾土地区画整理事業についての報告を受けます。
○
堤まちなみ整備課長
お手元の資料8を御覧願います。
横尾土地区画整理事業につきましては、平成2年度に事業認可を受け、健全なる市街地の造成を図り、公共の福祉の増進に資することを目的に事業を進めております。
令和元年度末時点の進捗率は約98%で、公共施設等の整備はほぼ完了しております。
資料右上の3、事業効果を御覧ください。
現在の地区内人口につきましては、
事業着手時に比べ3倍以上に増加し、また建物戸数も4倍以上になるなど、住居系の土地利用の増進や、道路、公園などの公共施設が整備、改善され、健全な市街地の形成が図られたことにより、地区内の土地の需要が高まっているところでございます。
資料の右中段の4、事業計画変更についてを御覧ください。
今回、事業が概成する中、これまでの事業実績や残事業の精査等を行い、施行期間や総事業費など、事業計画を変更するものでございます。施行期間につきましては、現地の整備は完了しますが、換地処分後の清算業務期間5年間を追加し、事業完了を令和9年3月31日までとするものであります。また、総事業費につきましては、換地の細分化による工事費の増加や、事業の長期化による公共施設の維持管理費がかさんだことなどにより、5億5,200万円増額の192億7,200万円に変更するものでございます。
次に、資料右下の5、今後のスケジュールを御覧ください。
来年度は、先ほど御説明した事業計画変更や、最終的に交付する換地や清算金などを定める換地計画について県より認可を受け、従前の土地に関する権利を換地に移行する換地処分の公告を、令和4年1月に予定しております。また、清算金交付、徴収手続きにつきましては、令和4年度より行う予定でございます。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、公園照明の
LED化事業についての報告を受けます。
○定
野公園緑地課長
公園照明の
LED化事業につきましては、昨年度より事業化に向けて基礎資料の整理や現地調査をし、さらに今年度、事業者によるエネルギー診断などを受ける中、事業の導入方法が明確になりましたので、御説明させていただきます。また、今年度より
土木建築部が、道路照明灯のLED化ESCO事業を実施していることから、事業導入までの流れを参考にしております。
それでは、資料9を御覧ください。
左上の1番、公園照明における現状と課題についてですが、現時点での公園照明数は、約6,400灯あり、そのうち約940灯がLEDになっております。
照明本体の老朽化に伴い、年間約10基をLEDにしております。
また、照明の問合せなどに対しまして、電球切れに関すること約320件、灯具に関すること約50件の対応を行っております。
次に課題についてですが、水銀に関する水俣条約により、令和3年から水銀灯の製造が中止になること、従来の発注方式による短期間での全LED化は困難であること、割高な電気料金の負担が続くこと、照明の管理台帳が紙ベースであることなどが挙げられます。
2番目に、解決策の検討についてですが、照明LED化の手法について、従来方式、ESCO方式、リース方式の3方式について、それぞれの事業の特性などを調査し、検討した結果、ESCO事業方式が最適であると判断したところでございます。
ここで、3番目、ESCO事業についてですが、左下のイメージ図を見ながら御説明させていただきます。
ESCO事業は、市と契約した業者がLED化にかかる全ての経費を電気料金の削減分で賄う事業です。まず、事業者が一斉にLED化し、事業期間中に包括的維持管理を行います。市は、削減された電気料金を原資として、事業者に役務の対価を支払いますが、一定の支出負担削減が保証されます。また、事業終了後には大幅な支出負担削減が見込まれます。
資料右上には事業効果、事業期間、事業者の選択方法を記載しております。
次に、4番目、ESCO事業方式による予算額試算についてですが、推定額の試算となっております。事業費のベースラインは、事業実施前の電気料金6,730万円と維持管理費700万円を合わせた7,430万円となります。そして、事業者と契約後の準備期間に、事業者負担で灯具の調査、交換工事を行います。交換後には電気料金が大幅に削減され、2,410万円となります。その削減した電気料金と維持管理費を原資として、年間4,740万円のESCO事業費を賄うこととなります。そのうえで、事業者が保証する年間の削減効果は280万円の見込みとなりました。総予算額は、10年分で7億4,300万となります。
最後に、事業の予定スケジュールについてですが、令和3年第1回定例会で長期
債務負担行為について議会の承認をいただきましたら、令和3年度に公募し、契約を経て、改修工事、そして令和4年度から令和13年度までの10年間を事業期間と考えております。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、皆さん方からの質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、執行部からその他として何かございますか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
委員の皆さん方から、その他として何かありますか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
以上で、
都市計画部の案件が全て終了いたしました。
それでは、ここで
姫野都市計画部長より発言の申出がありましたので、これを受けたいと思います。
○
姫野都市計画部長
終わりに当たりまして、本委員会が任期最後の委員会となりますことから、
都市計画部を代表いたしまして、お礼の御挨拶を申し上げます。
藤田委員長、帆秋副委員長をはじめ、委員の皆様方におかれましては、昨年の第1回定例会以降、当委員会におきまして、都市計画行政に係る様々な案件を御審議いただき、誠にありがとうございました。
中でも、
中心市街地の活性化を目指すお
部屋ラボ祝祭の広場や、先進的な取組である自動運転車両実験運行、さらなる魅力の創出を図る大分市西部海岸地区憩い・交流拠点施設整備事業などの事業につきまして、大所高所から御意見、御提案などを賜ったところでございます。
お陰をもちまして、
都市計画部の施策が着実に進められましたことは、ひとえに委員の皆様の御理解と御協力の賜物であり、心から感謝を申し上げる次第でございます。
本市といたしましては、市域全体の均衡ある発展を目指しているところであり、中心部はもとより各地区拠点を中心としたまちづくりや住環境整備事業、区画整理事業なども鋭意推進してまいる所存でございますので、今後ともどうぞよろしくお願いをいたします。
結びになりますが、来春の市議会議員選挙に臨まれます委員の皆様には、くれぐれも健康に御留意されまして、晴れて御当選の栄誉を勝ち取られますよう、御健闘を御祈念申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。
2年間、誠にありがとうございました。
○
藤田委員長
それでは、私のほうから
建設常任委員会を代表いたしまして、一言お礼を申し上げさせていただきます。
ただいま姫野部長からこれまでの委員会の御報告等も含めて私どもへの謝辞といいますか、そういった言葉をいただきまして、大変ありがとうございました。
喧々諤々
建設常任委員会の中で議論を交わして、いろんな問題が、先ほど部長がおっしゃったような形で、
中心市街地の活性化の問題から、それから
都市計画マスタープランの問題とか、道の駅の問題とかいろんな問題について議論を交わさせていただきました。こういったいろんな要望等も出てきたわけでございますので、ぜひまたそういった意見、要望等をよく吟味していただいて、またこれからの事業の中で生かしていただければ大変ありがたいかなと思っております。特にコロナ禍でございますので、いろんな事業を進めていく中で、予算的な問題、あるいは時間的な問題とか多数出てくるかと思いますが、ぜひ皆さん方も新型コロナウイルス感染症にかからないようにしていただいて、これからも活躍をいただければと考えております。
それから、委員の皆さん方、大変貴重な御意見をたくさんいただきましてありがとうございました。先ほど部長からお話がありましたように、来年2月には全員で勝って、皆さん方とまた一緒にお会いしたいと思いますので、頑張ってまいりたいと思っております。
本当に2年間、大変お世話になりました。
特に事務局の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。
そういったことで、意を尽くしませんけど、お礼の言葉にさせていただきます。
大変皆さん方、ありがとうございました。
それでは、明日10日は、午前9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、放送がありましたら
委員会室にお集まりください。
本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時42分散会...