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  1. 大分市議会 2020-09-14
    令和 2年経済環境常任委員会( 9月14日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年経済環境常任委員会( 9月14日)                 経済環境常任委員会記録 1.開催日時   令和2年9月14日(月)午前9時59分開議~午前10時39分休憩              午前10時50分再開~午前11時5分散会 2.場所   第5委員会室 3.出席委員   委員長  佐藤 和彦   副委員長  仲家 孝治   委 員  長田 教雄   委  員  秦野 恭義   委 員  阿部剛四郎   委  員  福間 健治   委 員  松下 清高   委  員  川邉 浩子   欠席委員    なし 4.説明員  (農林水産部
      加藤農林水産部長重松農林水産部審議監吉田農林水産部次長、   滋野農林水産部次長農政課長姫野農林水産部次長生産振興課長、   首藤農林水産部次長林業水産課長林公設地方卸売市場場長、   浦勇農業委員会事務局長中島林業水産課政策監笠置農政課参事 5.事務局出席    書記 安田 真一 6.審査案件等   (農林水産部)   【予算議案】    議第100号 令和2年度大分市一般会計補正予算(第5号)      〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第6款 農林水産業費                第11款 災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費         第2条 繰越明許費  第2表中                第6款 農林水産業費   【一般議案】    議第107号 大分市ふるさと水土保全基金条例の廃止について    〔承認〕   【報告事項】    ・7月豪雨による災害状況について    ・新型コロナウイルス感染拡大に伴う農林水産物販売状況と支援について    ・第2次大分市農林水産業振興基本計画の策定について    ・大分市ブランドのPRについて    ・内稙田地区の汚水処理施設農業集落排水処理事業から公共下水道事業へ移管す     ることについて    ・農業委員及び農地利用最適化推進委員の推薦又は応募の状況について    ・昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について    ・その他   【協議事項】    評価対象事務事業について                 会議の概要                              令和2年9月14日                              午前9時59分開議 ○佐藤委員長   おはようございます。ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。  本日は、常任委員会終了後、地域活性化対策特別委員会開催予定ですので、関係する委員につきましては、出席方よろしくお願いいたします。  また、審査に入る前に、委員会運営について確認ですが、自由討議及び反問権の2点については従来どおりですので、よろしくお願いいたします。  なお、本日は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、執行部マスク着用を認めております。執行部は、大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。  それでは、審査日程に従い、農林水産部の審査を行いますが、ここで、加藤農林水産部長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ○加藤農林水産部長   おはようございます。審議の前に貴重なお時間をいただき、農林水産部を代表いたしまして一言御挨拶を申し上げます。  佐藤委員長、仲家副委員長をはじめ、委員の皆様方には、平素より農林水産業の振興に御尽力を賜り、厚くお礼を申し上げます。また、7月に実施しました関ものキャンペーンには、議員の皆様の御協力をいただきまして大変ありがとうございました。  まず、先週9月11日に発生しました大分市公設地方卸売市場建物火災ですが、木造平屋建て34平米が全焼いたしました。また、当日御報告いたしましたが、負傷等もなく、出火原因については、現在、調査中でございます。  続いて、7月上旬の豪雨でございますが、県下各地で大きな被害が発生し、本市においても農道や林道、農作物などに被害が出ております。また、さきの台風10号におきましても林道や農業施設などで被害が出ており、詳細につきましては後ほど報告事項の中で担当課長から御説明させていただきます。農林水産部といたしましては、引き続き万全の対策を講じてまいる所存でございます。  前回の6月定例会以降、農林水産部の主な取組といたしまして、何点か御説明いたします。  まず、大分市農林水産業振興基本計画ですが、現行計画が令和3年度までの計画期間として策定されたものでありますことから、2次計画に向けて取組を進めているところです。  また、今年度の新規事業である販路拡大トライアル事業として、9月1日から、東京と大阪の販売店舗に、魅力ある大分市産品を販売する常設販売棚を設置し、大分市産品のPRを行うとともに、さらなる販路拡大に向けて取り組んでいるところでございます。  なお、8月28日にのつはる天空広場にて開催を予定しておりました第57回大分市畜産共進会につきましては、大分県内での新型コロナウイルス感染症拡大状況を踏まえ、関係で協議を行った結果、当日の開会式及び集合審査は中止とし、9月18日に巡回審査を行うこととしております。審査結果につきましては12月議会で御報告したいと思っております。  それでは、今回の委員会で御審議いただく案件は、予算議案1件、一般議案1件、また、報告事項として8件でございます。それぞれの担当課長から御説明をいたしますので、何とぞ慎重に御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤委員長   それでは、早速審査に入りたいと思います。  最初に、予算議案の議第100号、令和2年度大分市一般会計補正予算第5号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○滋野農林水産部次長農政課長     〔説明書② 28ページ~、第6款農林水産業費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、歳出、第11款災害復旧費のうち、農林水産施設災害復旧費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○滋野農林水産部次長農政課長     〔説明書② 46ページ~、第11款災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第2条繰越明許費、第2表中、第6款農林水産業費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○滋野農林水産部次長農政課長     〔予算書① 4ページ、繰越明許費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
     次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、一般議案の議第107号、大分市ふるさと水土保全基金条例の廃止について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   議案書の議107の1ページと、お手元にお配りしました資料を御覧ください。  廃止理由といたしましては、本条例は、平成6年度、国からの財政措置により設置し、平成7年度から平成12年度まで基金の増資がされ、土地改良事業に係る地元支援対策の財源として、令和元年度まで、地元が行う農業用排水路や農道の補修に伴う原材料支給等に充て、水路の機能確保や農道の維持管理及び通行の安全と農業の生産性向上に活用しておりましたが、その基金を全額取崩しいたしました。今後、積増しもなく、他市においても既に廃止済み廃止予定の状況もありますことから、基金に関する本条例を廃止するものです。  基金はなくなりましたが、本市では、令和2年度予算でも同様の予算措置を確保しており、引き続き、地元の活動を支援してまいります。  最後に、本条例の廃止は公布日より適用されます。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、質疑はこれで終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  以上で、本委員会に付託されました農林水産部所管分の審査は終了いたしました。  それでは、ここで、執行部より報告事項の申出がございましたので、説明を受けたいと思います。  まず、7月豪雨による災害状況について報告を受けます。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   資料の1ページを御覧ください。  令和2年7月6日から8日の梅雨前線豪雨では、主に大南地区野津原地区田ノ浦地区の農地や農業用施設、また、林道が被災し、公共、単独災害を含め、合わせて200か所、総被害額1億3,800万円となっております。  また、5月15日から7月31日の大雨による災害については、激甚指定を8月25日に閣議決定されたため、公共災害復旧事業の対象となる工事については補助率がかさ上げされることになります。  2ページには、各施設の農作物の被災状況写真を掲載しております。  災害復旧の対応につきましては、緊急復旧の必要のある農道、水路、林道の崩土撤去等、52か所は既に完了しております。  また、2ページ下にあります、下宗方地区農業ハウスが浸水し、施設内部に設置していた機材の被災については、農林水産省より7月31日付で通知がありました、令和2年度強い農業・担い手づくり総合支援交付金を活用した県事業の対象となることから、復旧支援を行ってまいります。今後も引き続き、早急な復旧に努めてまいります。  次に、放生ため池の現在の状況についてですが、資料3ページを御覧ください。  1については、工事の事業概要、2には被災を受けた雨量報告、3には今後の工程を掲載しております。  資料4ページを御覧ください。  9月1日現在の放生ため池の現状です。貯水量はない状態となっており、先般御説明いたしました、大型土のうを使用した仮設締切工事及び仮設排水管設置については、8月末に完成したところです。  また、本体の改修工事につきましては、9月中に仮設工事を行い、10月より本格的な改修工事の着手となります。県道付け替え工事と合わせ、令和3年3月末の完成に向けて取り組んでおります。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、新型コロナウイルス感染拡大に伴う農林水産物販売状況と支援について報告を受けます。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   本年6月から7月にかけての農畜産物販売状況について御説明いたします。  資料の5ページを御覧ください。  本市の主要品目のうち、周年野菜では、4月7日に発令された緊急事態宣言の影響により、外食産業向け業務用需要の減少によって市場単価が大幅に下落しておりましたが、緊急事態宣言解除に伴う飲食店等営業再開や、天候の影響による他の産地の供給量低下などにより、品目によって差があるものの、単価や出荷量は緩やかに回復している状況です。  前年同月期と比較すると、家庭消費も見込めるオオバについては、時期的な需要を受けて量販店からの注文が増加し、外食での消費に頼るパセリや、主な出荷先が関東圏に限られる水耕セリでは低迷が続いております。家庭での利用頻度の高いニラについては、他の産地が天候による品質低下に陥っている中、大分産の市場評価は良好な状況です。  本市といたしましては、農業コロナ禍を克服して今後も営農を継続していけるよう、国が創設した支援事業等の活用を促しているところです。  次に、畜産物ですが、肉用肥育牛の価格が依然として低迷しているため、肉用子牛の単価も前年の水準に達しておらず、今後の動向に注視してまいります。  酪農については、6月から学校が再開され、給食向け牛乳需要が回復し、乳価は昨年以上の水準となっております。なお、夏休みの短縮に伴う需要の増加と、暑さによる生産量の減少により、需給が逼迫することが懸念されております。  次に、本市独自の支援である農業振興資金信用保証料等補助金ですが、新型コロナウイルス感染症の発生により農産物の売上げが減少した農業が必要とする運転資金の借入れの負担を軽減するもので、9月11日現在、相談件数16件、補助実績1件です。 ○首藤農林水産部次長林業水産課長   続いて、水産物の販売状況と支援についてです。  資料の7ページを御覧ください。  漁業協同組合によりますと、関アジ販売状況は、6月、7月の平均単価は4月、5月に比べ1.2倍程度上がりました。昨年の同時期に比較しましても9割程度回復しましたが、不漁であったため、販売量、販売額ともに減少しています。  関サバにつきましては、7月に水揚げ量が増加したものの、注文販売部門が伸び悩んだため、平均単価販売額ともに減少しています。  いずれにいたしましても、関アジ関サバとも注文販売部門が完全には回復していないことなど、新型コロナウイルス感染症の影響はいまだ残っていると考えられます。  支援につきましては、4月、5月に、行き場を失った生けすの関アジりゅうきゅうに加工し、応援キャンペーンを消費に対し実施するなど消費拡大を図り、本市職員も応援しました。その結果、4月の第1弾では本市職員の購入額は約20万円、7月の第2弾では議員の皆様の購入額を加え、約51万円となり、キャンペーンで特別に加工したお徳用パックが好評だったことからこの商品がレギュラー化されるなど、思わぬ効果が得られたところです。委員の皆様には、購入の御協力に対し、この場をお借りしまして改めて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。  本市といたしましては、りゅうきゅうの加工に対し支援をするとともに、インターネットによる販売促進を図るため、大分県漁業協同組合佐賀関支店ホームページシステムの改修、更新に対しても支援することで、さらなる消費拡大につなげてまいりたいと考えております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。 ○松下委員   まず1点は、先ほどの7月豪雨の被害で、オオバ、ニラのハウス内浸水が5か所あったという報告ですが、今後の生産への影響がどの程度あるのかというのが1点。  それからもう1点は、水産関係で、水揚げ量が減っているということは、今年は非常に海水温度が高い状況で台風が非常に大きくなったこともあったりして、そういった気候変動が影響しているのではないかという把握状況はどうなのかというのが1点。  それと、りゅうきゅうの定着として、インターネットの販売もあるのですが、今後、定期的な販売の予定があるのかどうか。  3点、教えてください。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   オオバの浸水被害についての今後の影響ということですが、オオバは、国の施策、高収益作物次期作支援につきまして、現在16件の申請が出ており、植え替えをやってあります。それで対応できるかと思います。 ○首藤農林水産部次長林業水産課長   水産関係の1点目の水揚げ量が減っていることに対する気候の変動の影響という御質問ですけれども、漁業協同組合や県ともそういう協議をするのですが、海水温とかにより全体的な魚の資源が減っているというのも原因としてはあるようです。  ただ、時期によって減ったりするのは、コストがかかるので、漁に出ても単価が上がらないのであればちょっと休もうかと、そういうのも年によってはあると思います。  それと、2点目のりゅうきゅうの定期的な販売ですけれども、加工は定期的に既にしておりますので、通常販売しております。さらに、時々キャンペーンをして、皆さんにPRするというのは必要だと思いますので、まだ第3弾は決まっておりませんけど、そういうのも今後やっていきます。また、これまでは電話とファクスのみの販売だったので、これからはやはりインターネット販売が主流になるということで、今回、システムの改修、更新を支援するということにしております。 ○佐藤委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、第2次大分市農林水産業振興基本計画の策定について報告を受けたいと思います。 ○滋野農林水産部次長農政課長   資料の8ページを御覧ください。  大分市農林水産業振興基本計画は、本市農林水産業基幹産業として持続的に発展できるよう、平成28年12月に5か年を計画期間として策定しており、このたび、第2次計画として見直すに当たり、本年7月21日に策定委員会を設置いたしました。  策定委員会は、学識経験、生産団体、消費、流通などの代表18名で構成し、委員長には大分大学教育学部望月聡教授が選任されました。  今後のスケジュールにつきましては、現在、市民、農林水産業者意向調査を実施しており、その結果を基に、来年5月から策定委員会を3回程度開催、8月から9月にかけてパブリックコメント、来年12月議会で報告させていただき、令和4年3月に完成の予定となっております。  現在、実施しています意向調査は4の表のとおり、全体で8,750人を対象に実施しております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、大分市ブランドのPRについて報告を受けます。 ○滋野農林水産部次長農政課長   資料9ページを御覧ください。  まず1点目は、大分空港での大分市ブランド紹介コーナーの設置についてです。  大分空港が7月23日に設置した空港2階の保安検査場向かいにある大分県地域産品紹介コーナーの棚の一画に、Oita Birth、大分市ブランド認証加工品紹介コーナーを設置しました。紹介している商品は、合戦ごぼう茶関あじめしの素など、空港で販売している16品を展示しています。また、設置自治体は、本市のほか、空港周辺の5自治体が展示しています。  現在、新型コロナウイルス感染症の影響により空港利用が通常より少ない状況ですが、このような取組により、空港利用に対して大分市ブランドの魅力を発信してまいります。  資料の10ページを御覧ください。
     2点目は、東京、大阪の販売店への大分市コーナーの設置についてです。  この取組は、6次化商品などの市産品の大都市圏への販路拡大を支援するもので、9月1日より東京は日本橋、大阪は梅田にある全国のこだわり商品を扱うセレクトショップ内に、常設販売棚の大分市コーナーを設置しています。  現在の販売商品は、戸次ゴボウ、オオバ、佐賀関の水産物を使用した加工品や、やせうまなど、それぞれの店舗で約30品を販売しています。  なお、この取組は、大都市圏への販売の挑戦を支援するものであるため、季節や商品の売行きなどを勘案の上、3か月に1回程度、販売商品を見直すこととしており、売れなかった商品はその理由を事業にフィードバックし、商品の改良に役立ててもらうこととしています。  次に、11ページを御覧ください。  3点目は、豊後料理についてです。  豊後料理とは、大分の食材と食文化を融合させたおもてなし料理として平成30年度から実施しており、今年度は10月1日から11月30日までの2か月間、県内の8市町52店舗の飲食店に御協力いただき、豊後料理を提供してまいります。  また、豊後料理及びこれら店舗を広く知っていただくため、ガイドブックを2万部発行し、豊後料理提供店舗各種イベント、タクシーの車内などで配布することとしております。  ガイドブックは出来上がり次第、委員の皆様にお持ちいたします。  PRイベントは、JR大分北側地下道を活用したイベントを開催するとともに、福岡県の大丸福岡天神店でのPR、さらには、テレビ番組にて豊後料理を紹介いたします。  豊後料理を通して、新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けている飲食店や大分の食材がPRできればと考えております。  次に、4点目は、第11回おおいたマルシェの開催についてです。  今年度は、11月7日、8日の2日間、大分いこいの道広場にて、地元野菜や加工品、地産地消料理のPR、販売を実施いたします。今回は、乳搾りや木工教室などの体験イベントは全て中止し、会場内を囲って来場数を把握し、状況に応じて入場制限を行います。また、場内には飲食用テーブルを設置せず、テークアウトを基本とするなど、国が示すガイドラインに基づき、感染症予防対策を徹底し、開催したいと考えております。  ただし、今後、本市における新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、実行委員会の中で開催の有無について慎重に判断をすることとしております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、内稙田地区の汚水処理施設農業集落排水処理事業から公共下水道事業へ移管することについて報告を受けます。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   資料の12ページと13ページを御覧ください。  本市の農業集落排水処理事業には、吉野地区市尾地区、内稙田地区の3地区がございますが、今回、内稙田地区について、令和3年4月から公共下水道事業へ移管することとなりました。  内稙田地区は、平成23年4月から農業集落排水処理事業として供用開始をしておりますが、他の地区とは異なり、隣接する地区まで整備されていました公共下水道への連絡管を設けて、汚水処理公共下水道宮崎水資源再生センターで行っております。  このため、かねてより、内稙田地区を公共下水道事業計画区域に編入するよう国から求められていたことや、農業集落排水事業で整備した際の補助金の返還が一定期間を経過し生じなくなりましたことから、このたび、本施設を移管するものです。  令和3年4月以降の管理につきましては、公共下水道事業の法令、規定が適用されます。  まず、使用料は、農業集落排水施設使用料から下水道使用料に名称が変わりますが、平成29年4月より公共下水道料金と同じ料金表で算定しておりますので、使用料水準に変動はございません。  次に、分担金は、農業集落排水事業分担金から、下水道事業受益負担金に名称が変わります。既に農業集落排水事業供用開始している世帯は納める必要はございませんが、新規に供用開始する世帯につきましては、区域ごとに定められた1平方メートル当たりの単価に土地面積を乗じた金額が賦課されることになります。  支払方法については、水道料金と合わせて請求、徴収されますので、取扱金融機関が増え、住民の方の利便性が向上されることになります。  また、今回の移管に伴い、新たに工事を行う必要はございません。  今後は、上下水道局と連携し、地元への周知を図り、令和3年度の移管に向け、引継ぎを行ってまいります。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。 ○長田委員   この経緯の中で、「国から求められていたことや」ということを書いているのですが、この事業自体は国土交通省のトレンドニュースに載っている。全国6都市でモデル事業としてやっていると国土交通省の資料に書かれているのですが、そういうことでいいのですか。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   この内稙田地区につきましては、処理場を持たない施設として整備されました。一番初め、農林水産省の事業で整備する際には処理場を含んだ計画で上げておりましたが、隣接する公共下水道に接続することによって経費の削減が図れるという観点から、当時、モデル的に、処理場がない事業として、国土交通省、農林水産省の協議を経て整備したことになります。 ○長田委員   分かりました。あと、まだ吉野地区とかがありますよね。まだ幾つくらいあるのですか。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   吉野地区ですが、大分市上下水道経営戦略に記載されておりますように、近隣で集中浄化槽を共同化する計画がありますので、統合に向けた協議をしているところです。  残る市尾地区につきましては、1地区だけを農林水産部で管理するのも非常に困難なことから、同時に移管するよう、今、協議をしております。 ○佐藤委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、農業委員及び農地利用最適化推進委員の推薦または応募の状況について報告を受けます。 ○浦勇農業委員会事務局長   資料の14ページを御覧ください。  前回の委員会で御報告いたしました農業委員及び農地利用最適化推進委員の改選に向けて、7月1日から7月31日までの1か月間、募集を行いました。  農業委員につきましては、定数14人に対して推薦、応募が21人で、うち女性が1人でした。内訳といたしましては、認定農業が11人、一般農業が7人、中立が3人です。なお、構成要件として、認定農業が過半数を占めること、中立が含まれることが必須となっております。  農地利用最適化推進委員につきましては、定数30人に対して推薦、応募が36人で、募集区域ごとの推薦、応募数及び農業委員併願数は表に記載のとおりです。なお、農業委員及び推進委員の推薦または応募の状況の詳細、氏名、職業、年齢、経歴等につきましては、市のホームページで公表中です。  経過及び今後の予定につきましては、8月6日に第1回選考委員会を開催し、書面評価の結果等について協議を行ったところで、10月1日に農業委員候補の面接、11月5日に農地利用最適化推進委員候補の面接を予定しております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について報告を受けます。 ○首藤農林水産部次長林業水産課長   お手元の資料15ページをお開きください。  市民意見交換会に係る意見・質問及び回答についてのその後の経過についてですが、市民からの意見・質問等で、鳥獣被害に関して、イノシシの頭数を減らす方策を進めてもらいたい等の御意見・御質問についてありました。これに対しましては、第1回定例会の経済環境常任委員会で回答した際と特に状況に変化はありません。  今後も引き続き、鳥獣被害対策に積極的に努めてまいります。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、その他として報告を受けたいと思います。 ○姫野農林水産部次長生産振興課長   9月6日から7日に到来した台風10号による農林水産部に係る災害速報について、御説明いたします。  A4、1枚の資料を御覧ください。  気象庁では、この台風10号は、これまでに経験したことのない強さで上陸する可能性があり、身を守る行動が必要であると避難行動を促しておりました。台風は九州全域を暴風域に巻き込むように縦断しましたが、予想より大型化せず、現時点では大規模災害は見受けられず、安堵しているところです。  9月11日現在、農林水産業での被害は、市内全域で強風が吹いたことにより、農地や農業用施設及び林道で倒木などの災害23件、水稲やニラなど8ヘクタールの農作物の倒伏をもたらしました。写真は、強風により倒壊した下戸次地区のニラハウスと吉野地区の水稲の倒伏状況です。 ○首藤農林水産部次長林業水産課長   次に、その他の2点目、のつはる天空広場イベントに伴う大分魅力ブースの出店について御説明いたします。  委員の皆様には、お手元のチラシのとおり、9月26日土曜日に開催されます、のつはる天空広場の完成記念イベント及びのつはる音の森フェスティバルの御案内が野津原支所より既に届いていると思われますが、このイベントの中で、林業水産課は大分の魅力を発信するためのブースを出展いたします。  内容といたしましては、県椎茸農業協同組合による大分産干しシイタケのバター焼きの試食や、大分市しいたけ大作戦の一環として、シイタケパウダーや干しシイタケの無料配布、また、販売コーナーとして、大分川漁業協同組合による天然アユの塩焼き、大分ジビエ振興協議会と連携し、イノシシ、シカの串焼き、地元マザーランドによる飲物とソフトクリームを、いずれも特別価格にて販売いたします。さらに、VRによる森林セラピー体験ができるブースを午前10時45分から午後3時まで行いますが、食べ物類につきましてはなくなり次第終了となります。  委員の皆様におかれましても、当日、会場に来られた際は、ぜひ出店ブースにお立ち寄りをいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありました、台風10号による災害速報とのつはる音の森フェスティバルについて、何か質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   執行部からほかに何かありませんか。    〔「ありません」の声〕 ○佐藤委員長   それでは、委員の皆さんで、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   以上で、当委員会に付託されました全ての案件についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   そのように決定いたします。  次に、評価対象事務事業について調査研究を行いますが、しばらく休憩します。                               午前10時39分休憩                               午前10時50分再開 ○佐藤委員長   それでは、経済環境常任委員会を再開します。  評価対象事務事業のうち、ファーマーズカレッジ事業について調査研究を行いますが、今回は、大分ピーマンファームの概要等について執行部から説明を受けます。  なお、説明の後の質問につきましては、説明及び資料に関するもののみといたしますので御了承ください。  それでは、執行部の説明を求めます。 ○滋野農林水産部次長農政課長 
     大分ピーマンファームについて御説明いたします。  今回は現地に行けませんでしたので、より理解を深めていただくために、映像を交えて御説明いたしたいと思います。  この大分ピーマンファームにつきましては、大分県農業協同組合中西部事業部が、ピーマンでの就農を希望するに実践的な研修を行い、本市のピーマン産地を担う人材の確保、育成と産地拡大を目指すため、令和元年度に設置いたしました。  施設の場所は大分市吉野、宮尾地区に設置しています。この地区は農業協同組合のピーマン部会長が居住する地区でもあり、周囲にもピーマン農家が多く点在しています。この場所をお借りするときも部会長にお世話いただくなど、既存のピーマン農家との協力体制が図れております。  施設の概要は、ピーマンのハウス、トラクター、トラック、休憩所、資材置場となっています。  次に、大分ピーマンファーム周辺の動画を御覧ください。  〔動画放映〕 ○滋野農林水産部次長農政課長   次に、大分ピーマンファームの体制につきましては、大分県農業協同組合中西部事業部が所管し、ピーマン部会、県、市が支援しています。講師は県の農業技術センターや農業大学校に勤務し、8年前に定年退職した方、研修生は1名です。  現在、ピーマン部会は部会員7名、栽培面積2.1ヘクタール、出荷量は178トン、販売額は年間約6,400万円で、近年、新規就農の加入により、出荷量、販売額とも増加傾向にあります。  大分ピーマンファームは、本事業を活用し、令和元年度に研修施設整備支援としてピーマンハウスの整備に対して本市単独で支援しており、令和元年度から令和2年度にかけては、指導設置支援として、講師謝礼に対して県と市で支援しています。  大分ピーマンファームは、今年中に1組募集し、来年2月頃から研修に入る予定です。応募資格は年齢等の要件はありますが、やる気のある人を募集しております。研修生は現在1名ですが、既存の施設規模では2名受け入れることができますので、研修期間2年間を隔年で交代し、常に研修生の中に経験がいるような体制を考えております。  研修カリキュラムは2年間で、栽培と座学の研修からなります。研修2年目には大分ピーマンファームの圃場の一部で、研修生が実際に栽培する模擬営農を行うほか、ピーマン部会の生産の下での実地研修も行う予定です。  栽培研修では、土づくり、定植、管理、収穫、調整、出荷など一連の作業について学びます。  座学の研修では、土壌や肥料などの農業における基礎的なものから、経営管理に必要な簿記なども学びます。また、本市生産の圃場や本市以外の産地の圃場視察も行います。  現在、1日のスケジュールは、朝7時から前日に収穫したピーマンの積込みから始まり、その後、ピーマンの収穫作業となります。収穫後、次の日に出荷できるよう、収穫したピーマンのへた取り、病害虫被害や変色したピーマンを選別します。その後、ピーマンの枝の整理や草取りなど、圃場管理となります。  研修生がピーマンを収穫している動画を御覧ください。  〔動画放映〕 ○滋野農林水産部次長農政課長   今後の方向性として、大分ピーマンファームを設置して以降、ここで研修したいという相談が多く、より多くの研修生を受け入れるためには施設の拡大が必要と考えております。また、ピーマン以外のニラ、イチゴ、パセリも、農業協同組合と連携し、研修施設の整備など、新規就農に直結する支援体制づくりも必要と考えております。  次に、講師が大分ピーマンファームの概要や指導内容など、お話しいただきました動画を御覧ください。  〔動画放映〕 ○滋野農林水産部次長農政課長   次に、研修生が研修中の感想、それから、今後どのような農業を目指すかなどお話しいただきました動画を御覧ください。  〔動画放映〕 ○滋野農林水産部次長農政課長   最後に、本事業を活用し、2年間ピーマンの農家研修を経て、昨年度、夫婦で新規就農した方が、就農後の感想、今後の目標などをお話しいただきました動画を御覧ください。  〔動画放映〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問はありませんか。 ○松下委員   研修生は以前はどんな職業だったのですか。 ○滋野農林水産部次長農政課長   前は会社員ということで、サラリーマンをやっておりました。今回、ピーマンファームということで、新たに農業をしたいということです。 ○松下委員   御両親が水稲農家という話で、大分市内で栽培されているのですか。 ○滋野農林水産部次長農政課長   両親は由布市で米農家をやっていると聞いています。ただ本人は、今、大分市内に居住しておりますので、大分市内でピーマンで就農したいという意向を持っています。 ○佐藤委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   以上で評価対象事務事業の調査研究を終わりたいと思います。ありがとうございました。  それでは、本日はこれにて散会いたします。                              午前11時5分散会...