大分市議会 2020-09-11
令和 2年建設常任委員会( 9月11日)
令和 2年
建設常任委員会( 9月11日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
令和2年9月11日(金)午前9時59分開議~午前11時5分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 藤田 敬治 副委員長 帆秋 誠悟
委
員 穴見 憲昭 委
員 足立 義弘
委
員 野尻 哲雄 委
員 岩崎 貴博
委
員 日小田良二 委
員 高橋 弘巳
委
員 国宗 浩
欠席委員
な し
4.説明
員
○
日小田委員
陳情の(2)にこういう形で、3車線で整備をしていただきたいということは、まだ2車線の考え方が残っているから、商店街のほうとすれば、現状の3車線のままにしてほしいということではないかと理解するんですよ。
ということは、まだ市が明確な考え方を、地元、いわゆる商店街の皆さん方にも示せていないと思うし、私個人の認識としても、まだ方向性は出ていないと思っています。今後の
都市計画マスタープランも、既にかなりのところまで来ていますが、大分駅
周辺整備の関係も含めて、
中心市街地の整備のときに、
都市計画マスタープランを一回見直しましたよね。そういうときの
中央通りの考え方というのも、当然、議論されてきた経過があると思うので、そういったものを考えたときに、方針を出すためには、きちんとした形で、どこかで整理をする必要があるんじゃないですか。
○
大渡土木管理課長
3車線の関係ですけど、こちらのほうは、平成27年に、中央町側1車線を減じた
社会実験を行って、その検証結果をいただいており、現状の片側3車線に戻しているところであります。
今後も、引き続き、関係者との
意見交換は行いたいと思っております。
○
日小田委員
ちょっと分かりにくいんですけど、いろいろ節目があってきたのは確かですけれども、いつかの時点で明確にというのが、本当は欲しかったんです。
今の市長が、選挙のときに公約として、
グランドデザインを考えながら
中央通りの在り方については方向を出していきますということだったと思います。その後の状況がよく分からないし、今、言ったように、2車線ではなく3車線で今から整備をしていきますという明確な方針があれば、我々も頭の中に、記憶は残りますが、それが残っていないということは、何かやはりその方針が、はっきりとしてなかったのではないかなと思います。
だから、市の明確な方針があれば、当然、この具体的なこういう陳情ではなく、個別の中身について、地元の人あるいは商店街の人たちと、今、協議が進行中だろうと思うんですよ。ところが、こういう陳情が出てくるということは、まだ市としての明確な方針がないので、散発的に今後も出てくる可能性もあるのではないかなと、私個人とすればこういう解釈なんですよ。
だから、今、言ったように、せっかくいろんな計画があるので、その計画の中で、節目、節目である程度、明確にうたっていく必要があるのかなと思いますが、どうでしょうか。
○
清水土木建築部長
中央通りに関しては、いろんな議論が巻き起こった路線でありまして、全体の計画の議論をやってきた経過がございます。
そこで、平成27年には車線を元に戻したというような状況の中で、今、
土木建築部が進めているこういった事業は、まずは修繕であるとか、改良であるとか、
バリアフリーであるとか、必要な整備に係る内容というのを、進めているところではあります。
これもまちの意見を聞きながらやっているわけでありますが、今後は、今、委員が言われたように、全体の方向性というのは、まだまだいろんな市民の意見がございますから、まだ集約していくということが必要だと思っています。
なので、これは
都市計画部とも大きな関わりが出てくるので、その辺も踏まえつつ、連携しながら、その辺の話も必要と考えております。
○
日小田委員
進行中というのは、今後も引き続いて協議していくという考え方だと理解していいですか。
○
清水土木建築部長
地元の意見をしっかり聞きながら、その辺の意見も集約しながら、またどうするかということは考えています。
○
日小田委員
たしか予算1億円ぐらいだったと思いますが、
社会実験の前に、東京の
コンサル会社に委託事業を出して、図面までできました。その図面を基に
社会実験をやったと記憶しています。あのときのイメージが、恐らく商店街の皆さん方も、あるいはいろんな人たちも、イメージが頭の中に残っていると思う。だから、これからJR大分駅の南側がよくなって、北側はどうなるのだろうかなということなんですよ。だから、そこに対する期待がかなりあったと思います。
ところが、県のほうが先行して、リボーン197をやったことによって、さらに
中央通りの部分が、これからどうなるのだろうかなという、イメージだと思います。私たちもそこは期待をしているので、これは
土木建築部だけの話じゃないので、
都市計画部とも協議しながら、やはり早くその辺の方向を出しながら、地元の人と協議を続けていくというスタンスで、ぜひお願いしたいと思っています。
○
藤田委員長
ほかには質疑等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、これより討論に入ります。討論はありませんか。
○
日小田委員
これから協議を続けていくということでありますから、
継続審査でお願いしたいと思います。
○
岩崎委員
この趣旨は、前から要望しているけど、なかなか動かないというのが主題の柱だと思いますので、採択すべきだと私は思います。
○
野尻委員
先ほど執行部の説明補足の中で、地元から出ている要望の7項目について、いろいろと、まだ、できる部分とできない部分が相当数ありますので、
継続審査が妥当だと思います。
○
足立委員
お話を聞いている中で、整備が済んでいるというところで執行部と地元の方の考え方が、まだうまくマッチしてないところもあるので、
周辺市街地の空洞化はやはり喫緊の課題ではあるけれども、地元がやるべきことと、大分市がやるべきこととの、話がまだ十分にできてないと感じています。
ですから、これも地元と十分協議しながら進めてもらいたいので、
継続審査をお願いします。
○
藤田委員長
継続審査という意見が出ておりますので、まず、
継続審査にするかどうかについてお諮りします。本件を
継続審査とすることに賛成の方の挙手をお願いします。
〔
賛成者挙手〕
○
藤田委員長
挙手多数であります。よって、本件は
継続審査とすることに決定をいたします。
次に、今回新たに提出をされました、令和2年陳情第8号市道「
顕徳古国府線」の約700m間の
道路拡張及び
歩道設置に関する陳情の審査を行います。
執行部から
補足説明などがあればお願いをいたします。
○
大渡土木管理課長
お手元に配付しております陳情第8
号補足資料は、
市道顕徳古国府線の陳情している区間約700メートルを示した図面でございます。
土木建築部では、
道路改良等の要望を受ける際に、
道路拡幅や
歩道整備などの用地の提供を伴う場合、
地元自治会の総意と併せて道路沿線の地権者の理解と協力が最も重要となります。
こうしたことから、
市道顕徳古国府線の
道路拡幅及び
歩道設置に対しては、
地元自治会からの要望書と
道路沿線地権者全ての用地提供に対する同意書を提出していただくことが必須となります。
市道顕徳古国府線の陳情区間約700メートル間には、上野町、六坊町、上野丘東、上野丘西、古国府東、古国府、広瀬町、元町の8自治会がございます。
陳情提出者御本人は、
道路建設課にこれまで3回お見えになり、
市道顕徳古国府線や
都市計画道県庁前古国府線の
整備計画などについてお問合せを受けております。その内容は、
土木建築部では平成30年度から、
県立芸術文化短期大学周辺の
歩道整備工事を実施しておりましたことから、
市道顕徳古国府線の今後の拡幅の見込みについてなどでした。
陳情提出者御本人には、
県立芸術文化短期大学周辺の
歩道整備工事は、
市道顕徳古国府線の全線拡幅とは異なる事業であることを説明し、全線拡幅を要望するためには、
地元自治会からの要望書と
沿線地権者の用地提供に対する同意書の提出が必要であること等を、御本人に説明をいたしました。
なお、現在のところ、
地元自治会からの
要望書等の提出はありません。
○
藤田委員長
執行部から説明をいただきましたが、質疑等はございませんか。
○
日小田委員
資料の230mについては、どういう理由で整備したのですか。
○分
藤土木建築部次長兼
道路建設課長
230m区間は、
県立芸術文化短期大学周辺の
歩道整備のことであり、これは、同大学が
国民文化祭の拠点となっていたことから、大分県より敷地内へ大型バスの乗り入れを可能にしてもらいたいとの依頼を受け、整備に必要な用地を無償提供することを条件に、大学周辺の整備を行っております。
○
藤田委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、これより討論に入ります。討論はありませんか。
○
野尻委員
執行部の説明があったように、
周辺自治会の同意が基本になるので、それが出ていないということであれば
継続審査でいいと思います。
○
藤田委員長
継続審査という意見がありました。
本件を
継続審査とすることに賛成の方の挙手をお願いします。
〔
賛成者挙手〕
○
藤田委員長
挙手多数であります。よって、本件は
継続審査とすることに決定をいたします。
次に
予算議案の議第100号、令和2年度大分市
一般会計補正予算第5号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8
款土木費及び第11
款災害復旧費のうち
土木建築部所管分の審査を行います。
執行部の説明をお願いいたします。
○
大渡土木管理課長
〔説明書②34ページ~ 第8
款土木費及び第11
款災害復旧費のうち
土木建築部所管分について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費、第2表中第8
款土木費のうち
道路橋梁費及び第11
款災害復旧費のうち
土木施設災害復旧費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
大渡土木管理課長
〔説明書①4ページ 第2条
繰越明許費の補正について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、一般議案の議第109
号公有水面埋立てについての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉田土木建築部次長兼河川・
みなと振興課長
議案書の議109の1ページから議109の2ページに記載しておりますが、議109の1ページをお開きください。
本案につきましては、国及び県が進めている大分港大在西地区複合一貫輸送ターミナル整備事業に伴う港湾施設の整備のため、公有水面の埋立てについて、大分市長へ意見を求められたことから、異議のない旨を大分県知事へ答申いたしたいので、
公有水面埋立法第42条第3項において準用する、同法第3条第4項の規定に基づき議決を求めようとするものでございます。
出願人は、国土交通省九州地方整備局代表者、国土交通省地方整備局長村山一弥で、埋立区域は、大分市大字青崎11番1の地先公有水面です。
この事業の目的は、現在のターミナルは、水深不足のため、潮位に合わせてRORO船の係留を調整し運用しているため、航路数の増便や船の大型化に対応できていないことから、今後の港の貨物需要の増大に伴うRORO船の大型化等に対応するため、新たに公有水面の埋立てを行い、2バースの岸壁整備、泊地のしゅんせつ等の港湾施設の整備を行うものです。
議109の2ページをお開きください。また、併せまして、お手元にお配りしている資料に、公有水面の埋立てについてという分の航空写真を載せておりますので、併せてそれを御覧ください。
国土交通省九州地方整備局出願に係る
公有水面埋立計画です。
左上に埋立箇所の位置図を掲載しております。
詳細図は、左側が北となっております。埋立区域は4,800平方メートルで、この埋立てに関する工事の施行区域は点線で示す区域35万9,130.38平方メートルとなっております。
この事業は、令和2年度に事業採択され、事業期間は令和2年度から令和11年度となっており、最初の1バースは令和6年度から供用開始を目標としており、工事工程に4年を要するため、現時点で埋立てを開始する必要があることから、今議会に議案を提出することとなりました。
関係課等と協議を行い、異議のない旨の回答を得ておりますので、大分県知事に答申いたしたいと思います。
本埋立てにより、複合一貫輸送網の拠点として、貨物のユニット化の進展やRORO船の大型化等、内航海運の輸送革新に対応できるとともに、トラック輸送の長距離ドライバーの過重労働や環境への負荷が少なく、エネルギー効率の高い海上輸送へのモーダルシフトを強化することができ、効率的な海上輸送機能の向上が期待されるものと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、一般議案の議第110号、市道路線の認定及び廃止についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
大渡土木管理課長
議案書の議110の1から110の4ページをお開き願います。
今回、認定いたしたい市道路線は、津守片島6号線ほか37路線でございます。また、廃止いたしたい市道路線は、常行下徳丸線ほか2路線でございます。
路線名、起点、終点は、議110の1から110の4ページに記載しております。
それでは、具体的に説明を申し上げます。
議110の5ページをお開き願います。
この津守片島6号線は、国土交通省による大分川水系米良川の堤防工事に伴い、付け替え路線として認定するものでございます。
次に、議110の6ページをお開き願います。
この志津留3号線は、生活道路の改良に伴い認定するものでございます。
次に、議110の7ページをお開き願います。
このグレイスタウン青山1号線から19号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。グレイスタウン青山8号線は歩行者専用道路、11号線は自転車歩行者専用道路として認定するものでございます。
次に、議110の8ページをお開き願います。
この猪野25号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の9ページをお開き願います。
この皆春11号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の10ページをお開き願います。
この丹川1号線から5号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。丹川4号線及び5号線は袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の11ページをお開き願います。
この政所19号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の12ページをお開き願います。
この政所20号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の13ページをお開き願います。
この大在浜一丁目8号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。
次に、議110の14ページをお開き願います。
この田原14号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議110の15ページをお開き願います。
この戸次本町8号線は、開発行為の帰属に伴い認定するものでございます。
次に、議110の16ページをお開き願います。
この常行下徳丸線及び下徳丸丸亀線は、県道大分臼杵線の旧道移管によるものです。下徳丸丸亀線の認定と、常行下徳丸線の起点の変更に伴い再認定するものでございます。市道常行下徳丸線の廃止については、議110の19を参照してください。
次に、議110の17ページをお開き願います。
この片島15号線は、道路改良に伴う市道路線の起点の変更により再認定するものでございます。市道片島15号線の廃止については、議110の20を参照してください。
次に、議110の18ページをお開き願います。
この松岡西山の手10号線及び松岡西16号線は、市道松岡西山の手2号線の一部用途廃止に伴い認定するものです。一部用途廃止される市道松岡西山の手2号線の廃止については、議110の21を参照してください。また、市道松岡西山の手2号線及び市道松岡西南北1号線において、一部路線の重複区間がありましたので、修正いたします。
次に、議110の19ページをお開き願います。
この市道常行下徳丸線は、県道大分臼杵線の旧道移管による市道路線の起点の変更に伴い廃止するものでございます。
次に、議110の20ページをお開き願います。
この市道片島15号線は、道路改良に係る市道路線の起点の変更に伴い廃止するものでございます。
次に、議110の21ページをお開き願います。
この市道松岡西山の手2号線は、市道路線の一部用途廃止に伴い廃止するものでございます。なお、市道の一部廃止について、
地元自治会に同意をいただいております。
今回の認定及び廃止によりまして、市道路線は7,853本から35路線増えまして、7,888本となり、2,476キロメートルと廃止は830.1メートルとなります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当委員会に付託されました
土木建築部所管分の審査を終了しました。
ここで、申出により執行部からの報告を受けます。
まず、大分市
公営住宅等長寿命化計画の改定についての報告を求めます。
○
清水土木建築部次長兼住宅課長
お配りしておりますA4縦の資料1を御覧ください。
最初に、改定の目的と方針ですが、本市では、公営住宅ストックを効率的かつ円滑に更新するため、平成23年3月、大分市
公営住宅等長寿命化計画を策定し、これまで老朽化した市営住宅の改善事業、建て替え事業に取り組んでまいりました。今年度で計画期間の10年を経過し、現行計画の計画期間が満了することから、当計画の改定を行うものでございます。
今回の改定では、県の公営住宅マスタープランなど上位計画との整合性を図るとともに、社会情勢の変化や住民ニーズの多様化に対応していく方針でございます。
次に、今回の改定のポイントですが、原則として平成28年度に改定された国の
公営住宅等長寿命化計画策定指針に基づいたものといたします。また、公営住宅の整備や運営において県との連携強化を図るため、大分県公営住宅マスタープラン2020を反映したものといたします。さらに、今回の改定では、入居者の高齢化や空き戸の増加、住宅内のコミュニティーの維持など、近年の様々な課題を解決するため、これからの時代に合った管理運営方法についても検討することといたしております。
次に、改定の骨子ですが、主要課題として、改定方法、目標管理戸数、改善事業・建て替え事業、住宅セーフティーネットとしての公営住宅の役割、これからの時代に合った管理運営方法の5つを挙げ、各主要課題について方針を定めた上で、整備方法や管理運営方法を原案として取りまとめることとしております。
また、これからの時代に合った管理運営方法においては、共益費の負担、共同施設の管理、入居要件・募集・抽せん方法の見直し、コミュニティーの維持、災害時における市営住宅等の在り方について検討することといたしているところでございます。
最後に、改定スケジュールですが、現在、骨子の協議を終え、骨子を基に素案の作成に取り組んでいるところでございます。今後は、年内をめどに庁内検討委員会及び策定検討委員会の開催を通して、素案、原案の協議を行います。年明けには、原案をパブリックコメントに付した上で最終案を作成し、年度内に計画の改定を行いたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方からの質問等はありませんか。
○
岩崎委員
改定骨子の②に、入居要件、募集方法、抽せん方法の見直しとありますが、こういう方法でというのがあれば、具体的に教えていただきたいのですが。
○
清水土木建築部次長兼住宅課長
例えば入居要件でございますが、現在、60歳以上の方しか単身では募集ができないようになっておりますが、今後、単独世帯が増えていくことや、空き室の増加を考えて、60歳以下の方でも、一定の条件の下で募集、入居を可にする。そういった全国的な流れの中、募集要件の緩和を考えていきたいと思います。
また、募集方法につきましては、こういったコロナ禍の中で、今までは直接、窓口で募集をしていましたが、8月から郵送での受付を開始いたしました。また、今後はインターネットでのオンラインの募集方法も検討しておりますので、そういったことについて協議をしていきたいと考えております。
それから、抽せん方法につきましては、現在、低所得者や母子家庭につきましては優先抽せんをしていますが、そういったものが的確に優先抽せんになっているかということも含めて、見直しをした上で、より困窮度の高い方が当選できるような制度も検討していきたいと考えています。
○
岩崎委員
抽せん方法の見直しの説明が聞いてもよく分からなかったので、どういうことが問題で、どのようにしていくのかという方向性だけ、教えてください。
○
清水土木建築部次長兼住宅課長
現在、市営住宅の募集をしている方の7割が優先抽せんの対象でございます。ということは、優先の対象になる可能性が少し低くなっていますので、優先抽せんの中をさらに細かく分けた上で、より困窮度の高い方に住宅の優先抽せんが行くような、そういった制度を検討したいと考えています。
○
藤田委員長
ほかにはありませんか。
○
野尻委員
先ほどの入居要件の説明事項で分からないところがありまして、60歳以上なのか、60歳以下なのか、そこをもう一度教えてください。
○
清水土木建築部次長兼住宅課長
現在、60歳以上の方については単身での募集を可能としております。ですので、若い方で単身の方については、まだ市営住宅への応募ができないということになっております。
○
野尻委員
60歳以下の人は単身では入居ができないのでそれを見直すということですね。
○
清水土木建築部次長兼住宅課長
若い方の入居につきましては、当然、民間の住宅との兼ね合いもありますので、すぐに入居を可能にするということは、なかなか難しいですが、空き室も増えておりますので、何か条件をつけた上で、そういったことができないかということで、他都市の状況を見ながら、検討していきたいと考えています。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、昨年の
市民意見交換会の意見、質問等に対するその後の経過についての報告を求めます。
○
吉田土木建築部次長兼河川・
みなと振興課長
昨年の
市民意見交換会の意見、質問に対するその後の経過について、
土木建築部に係る案件が4件ありますので、それぞれ担当が、質問なりを、その後の経過について報告をいたします。
まず、1番、河川・みなと振興課です。
「法律が改正され、想定最大規模の降雨を基にした洪水ハザードマップが作られたが、マップの内容が理解できるよう説明してほしい」につきましては、その後の経過といたしまして、「本年度は、『
まちづくり出張教室』での依頼を受け、6月25日に中竹中地区において洪水ハザードマップの説明会を行いました。 また9月14日には、高齢者福祉施設の管理者を対象に洪水ハザードマップの説明会を行う予定です。 今後とも、要望等があれば、あらゆる機会に説明会を実施してまいります」。
○
姫野土木建築部次長兼
道路維持課長
2番でございますけれども、「道路側溝に土砂や草が堆積して水が流れていないので側溝の清掃をしてほしい。また、必要のない側溝であれば廃止してもらいたい」ということでございます。
その後の経過として、「今後も、市道の側溝に土砂や草等が堆積して排水性が悪くなった箇所については、随時、現地を確認して清掃を行うとともに、必要に応じて改修してまいります」。
3番でございますけれども、「街路樹が老木となり強風による倒伏等の懸念がある。伐採や木の種類の変更などの方針はあるのか教えてほしい」という意見です。
その後の経過といたしまして、「老木等の倒木のおそれのある街路樹については、職員の巡視や年間管理委託している業者からの報告に基づき、随時撤去を行っています。 また、幅員の狭い歩道にある高木などについては、大分市街路樹景観
整備計画に基づき沿線自治会と協議のうえ、撤去や樹種の変更を検討しており、今後の街路樹の適正管理に努めてまいります」。
○
大渡土木管理課長
4番、「道路の白線の剥離等を整備してほしい。また、道路改修には予算・緊急度等、優先度はあるのか」について、その後の経過でございますが、「道路の白線の修繕については、引き続き、職員による道路パトロールや地元からの要望、通報等により、現地を確認し、随時対応しております。 道路改修の要望については、これまでと同様に、地下埋設物の管理者や警察等の関係機関との調整を行う中で、緊急性や安全性、経済性等より優先度を考慮し、地域的なバランスも考慮する中、沿線関係者の協力のもと実施してまいります」。
○
藤田委員長
皆様方から質問等はありませんか。
○
足立委員
2番の、側溝のことです。農村部では行政が蓋の中のあくたや泥を撤去してくれるものと思い込んでいるようですが、そうするようになっているのですか。地元がやってみて、どうにもならないときにやるという話ではないのですか。
○
姫野土木建築部次長兼
道路維持課長
基本的には、現地を確認して、排水に影響があるなどの状況によっては市で撤去しています。排水に影響がなく堆積が少ない分に関しては、もう少し溜まるまで待っていただくというやり方をさせていただいているので、全ての道路を市が行うのではなく、状況によって清掃など対応しているのが現状でございます。
○
足立委員
私らはやってくれれば本当助かりますが、やはりこれはいたちごっこなので。
もう一つ、上の蓋ですが、あれはやはり人の手では開けられないので、何かもう少し改良というか、または他都市で何かいいものは、簡単に開けられるようなものにはならないでしょうか。
○
姫野土木建築部次長兼
道路維持課長
業者は、コンクリートの蓋を開ける道具を持っていますが、やはり地元の方がされるとなるとけがをされると悪いのでそれは無理かと思われます。要望をいただいたうえで職員が現地確認をして対応するほうがよろしいかなと思います。
また一方で、今年はコロナ禍の関係で中止になっておりますけど、毎年4月の道路河川愛護デー等で、皆さんに協力をしていただいて、上げた土に関しては市のほうで、処理をしておりますので、そういうところで、地元の方からやっていただいており、ありがたいと思っております。
○
足立委員
本当に毎年、毎年、同じところが同じように詰まるので気の毒な気がします。先端技術で軽くて見えやすくて、強度のあるようなものがあれば、大分市が率先して購入してもらえれば、都市部はあまり見られませんが、特に山間地は、土砂や枯れ葉がいっぱいたまってくるので、心得ておいてください。
○
藤田委員長
ほかには、ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からは、そのほかはございますか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
委員の皆さん方から、その他でございますか。
○
岩崎委員
災害が続きます。部長、課長たち含め、多くの職員が対応されていると思いますが、今後、災害が頻発するような状況を見ると、何時間も連続で待機しないといけないというのが、1週間に2回とか3回とかいうことも想定されると思います。
そういった、今は労働基準法的にも、臨時的にはしようがないということでしょうが、続いてしまうと、そうも言っていられない状況が出てくるのではないかなと思います。災害対応の人員についてどう思っていらっしゃるのか、見解をお聞きしたいと思います。
○
清水土木建築部長
委員がおっしゃるように、災害が頻発して、長く続いている状況が、見受けられます。雨が続いているときは、職員がずっと夜も寝ないで対応しているという状況がありますので、そこは今、ローテーションを組んだり、今の人員の中で、対応を行っています。
また、頻発する災害の、それから長く続くという災害の傾向も踏まえまして、事務のやり方、その辺のところも考えていきたいと考えています。
○
岩崎委員
それと、要望ですが、7月豪雨の際、300件電話があったと。200件対応は終わっていると報告がありましたが、そういう状況は一時的に集中しますよね。ローテーションを組むのは当然だと思いますが、ローテーションを組んで、また1週間後に台風が来るとかになれば、ローテーションを組んでいる場合じゃないという、認識を持っています。
他都市への支援とかもございますので、そう考えれば、やはり抜本的に人員を確保すべきではないかと要望したいと思います。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、以上で
土木建築部の案件は全て終了いたしました。
月曜日14日は午前30分から議会運営委員会が開催をされますので、終了後、放送がありましたら、
委員会室にお集まりください。
本日は、これにて散会をいたします。お疲れさまでした。
午前11時5分散会...