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令和 2年第1回定例会(第8号 3月26日)
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  1. 大分市議会 2020-03-26
    令和 2年第1回定例会(第8号 3月26日)


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    令和 2年第1回定例会(第8号 3月26日)   第1回大分市議会定例会会議録 (第8号) ───―────―──────────── 令和2年3月26日 午前10時0分開議 ───―────―──────────── 出席議員   1番    穴 見 憲 昭   2番    小 野 仁 志   3番    松 木 大 輔   4番    倉 掛 賢 裕   5番    田 島 寛 信   6番    二 宮   博   7番    藤 田 敬 治   8番    安 部 剛 祐   9番    永 松 弘 基  10番    板 倉 永 紀  11番    足 立 義 弘  12番    仲 道 俊 寿  13番    長 田 教 雄
     14番    秦 野 恭 義  15番    阿 部 剛四郎  16番    松 本 充 浩  17番    堀   嘉 徳  18番    井手口 良 一  19番    福 間 健 治  20番    岩 崎 貴 博  21番    斉 藤 由美子  22番    馬見塚   剛  23番    甲 斐 高 之  24番    帆 秋 誠 悟  25番    松 下 清 高  26番    宮 邉 和 弘  27番    髙 野 博 幸  28番    安 東 房 吉  29番    日小田 良 二  30番    スカルリーパー・エイジ  31番    三 浦 由 紀  32番    高 松 大 樹  33番    野 尻 哲 雄  34番    衛 藤 延 洋  35番    大 石 祥 一  36番    仲 家 孝 治  37番    荻 本 正 直  38番    高 橋 弘 巳  39番    橋 本 敬 広  40番    川 邉 浩 子  41番    国 宗   浩  42番    泥 谷   郁  43番    佐 藤 和 彦  44番    今 山 裕 之 ───────────────────── 欠席議員  な し ───―────―──────────── 出席した事務局職員 局長  奈 良 英 治 次長兼総務課長  村 上 雄 二 議事課長  吉 野   宏 議事課参事  岡 村 吉 宏 議事課政策調査室長  斉 藤 淳 一 議事課参事補  河 井 保 政 ───―────―──────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長  佐 藤 樹一郎 副市長  久 渡  晃 副市長  桑田 龍太郎 教育長  三 浦 享 二 上下水道事業管理者  三重野 小二郎 消防局長  針 宮 誠 司 総務部長  佐 藤 耕 三 企画部長  江 藤   郁 企画部審議監  広 瀬 正 具 財務部長  縄 田 睦 子 市民部長  西 田 充 男 福祉保健部長  小 畑 裕 之 子どもすこやか部長  藤 田 恵 子 環境部長  末 松 広 之 商工労働観光部長  永 松   薫 農林水産部長  加 藤 典 臣 土木建築部長  広 瀬 淳 三 都市計画部長  清 水   剛 監査事務局長  首 藤 康 臣 教育部長  佐 藤 雅 昭 教育部教育監  重 石 多鶴子 上下水道部長  衞 藤 亥太見 企画部次長兼市長室長  高 橋 賢 次 財政課長  吉 良 昌 昭 ───―────―────────────   議  事  日  程  第8号     令和2年3月26日午前10時開議 第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 第2 議第55号から議第60号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) 第3 閉会中各委員会の継続審査及び調査について 第4 会議録署名議員の指名 ───―────―────────────   本日の会議に付した事件 日程第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 日程第2 議第55号から議第60号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) 日程第3 閉会中各委員会の継続審査及び調査について 日程第4 会議録署名議員の指名  ◇─────────────────◇ ○議長(野尻哲雄) これより会議を開きます。           午前10時0分開議 ○議長(野尻哲雄) 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第8号により行います。  ◇─────────────────◇ ◎日程第1 委員長の報告 質疑、討論、採決 ○議長(野尻哲雄) 日程第1、去る19日の本会議において、各常任委員会及び地域活性化対策特別委員会に付託いたしました議第1号から議第54号までの議案54件、請願2件、陳情1件、並びに令和元年第4回定例会から継続審査となっております請願1件、陳情4件を一括議題とし、各委員長の報告を求めます。  最初に、総務常任委員長。4番、倉掛議員。 ○4番(総務常任委員長 倉掛賢裕)(登壇) おはようございます。総務常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました予算議案7件、一般議案20件及び継続審査となっておりました請願1件、陳情2件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、予算議案の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算のうち、歳入についてであります。  歳入総額は1,916億6,600万円で、令和元年度6月補正後の予算と比較しますと3.3%の増、規模としては過去最大となっており、審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、歳出のうち、当委員会所管分の第1款議会費、第2款総務費、第3款民生費のうち国保年金課関係、第4款衛生費のうち、葬斎場費、上水道費、第8款土木費のうち公共下水道事業会計繰出金、第9款河川課関係を除く消防費、第10款教育費のうち市民協働推進課関係、第12款公債費、第13款予備費についてであります。  また、昨年の決算審査特別委員会において、事務事業評価を行った高齢者運転免許自主返納促進事業武漢事務所業務委託事業、スポーツ・オブ・ハート2018開催事業及び要望事項等、出された意見につきまして、執行部から、令和2年度予算編成への反映状況等についての説明を受けたところであります。  このうち、第2款総務費に計上されましたスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金についてであります。
     昨年の決算審査特別委員会事務事業評価において、渋谷区の開催では補助金が交付されていないことや、事業の目的である東京2020オリンピックパラリンピックに向けた機運の醸成は既に図られていると考えられることにより、スポーツ・オブ・ハート開催に係る補助金につきましては本年度で廃止との評価をしたところであります。そのような中、令和2年度一般会計予算において、イベント開催に係る実行委員会補助金として1,500万円が計上されておりましたことから、執行部に対し、計上に至った経過等について説明を求め、慎重に審査いたしました。  執行部からは、予算計上の理由について、地方都市である本市で、渋谷区開催と同様の効果を上げるためには、会場設営費や出演者に対する旅費、出演料が増加することから、開催に係る補助金は必要であると判断し、東京2020オリンピックパラリンピックに向けた機運の醸成と、その後のレガシーを生かして、引き続き、障害者スポーツの振興やノーマライゼーションの推進を図っていくことが重要であると考えている。今後、新たに組織する実行委員会を主催者に加えるとともに、関係部局と連携することで、市民参加を促進し、本市の独自色が表れるイベントとなるよう取り組んでいきたいとの説明を受けました。  執行部の説明に対して、委員からは、開催するイベントがスポーツ・オブ・ハートでなければならないのはなぜか。本市からの補助金がなければ、スポーツ・オブ・ハートの開催はできないのか。今後の事業構築については、福祉保健部教育委員会等の関係部局と連携して、市が主体的に取り組み、出演者の人選等を地元中心に行うなど、実行委員会を中心としたイベントにしていく必要があるのではないか。東京2020オリンピックパラリンピックの開催も危ぶまれる中、ノーマライゼーションの啓発や市民参加の促進に向け一層のイベントの充実を図ることが重要であるなど多くの質疑、意見がありました。  なお、討論においては、一部の委員より、予算案全体を反対するものではないものの、第2款総務費のうちスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金及び第13款予備費については、修正案の提出を検討する旨の表明があったところであります。  慎重に審査いたしました結果、執行部に対し、総務常任委員会の総意として、今後、事務事業評価結果については真摯に受け止め、経過については、必要に応じて委員会の開催を要請するなどにより委員会へしっかりと報告を行うよう申入れを行い、原案について承認することに決定いたしました。  次に、第2条債務負担行為、第2表中、議会中継映像インターネット配信業務委託など18件、第3条地方債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用につきましては、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第2号、令和2年度大分市国民健康保険特別会計予算、議第3号、令和2年度大分市財産特別会計予算、議第4号、令和2年度大分市土地取得特別会計予算、議第9号、令和2年度大分市後期高齢者医療特別会計予算の4特別会計予算につきましては、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正のうち歳入についてであります。  補正額は8億8,800万円で、その主なものは国の補正予算に対応したものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  また、歳出のうち第2款総務費、第3款民生費のうち国保年金課関係につきましては、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、第2条繰越明許費の補正第2表中、第2款総務費、第3条地方債の補正につきましては、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第14号、令和元年度大分市国民健康保険特別会計補正予算第2号につきましては、事務処理標準システム開発業務委託料の追加計上であり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、一般議案の議第19号、大分市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてであります。  これは、国の給与改定に準じ、大分市議会議員の期末手当を改定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第20号、大分市常勤特別職の給与に関する条例の一部改正についてであります。  これは、国の給与改定に準じ、大分市常勤特別職の期末手当を改定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第21号、大分市職員の給与に関する条例等の一部改正についてであります。これは、国及び大分県に準じ、一般職の職員の給料及び勤勉手当の支給月数などを改定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第23号、大分市印鑑条例の一部改正についてであります。  これは、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑の登録資格について所要の改正をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第24号特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。  これは、地方公務員法の一部改正等に伴い、所要の改正をし、監査専門委員の報酬等の額を定めるとともに、各種委員会の委員等の報酬等に係る規定を追加しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第25号、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正についてであります。  これは、地方公務員法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第26号、大分市固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてであります。  これは、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部改正に伴い、規定の準備をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第27号大分市手数料条例の一部改正についてのうち当委員会所管分であります。  これは、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部改正に伴い、規定の整備をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち当委員会所管分であります。  これは大分市総合計画の基本構想を実現するため、本市の行政全般にわたり、総合的かつ体系的に定める大分市総合計画における基本計画を策定しようとするものであります。  執行部から、地域コミュニティーの活性化、国際化の推進、防災・危機管理体制の確立など、基本計画の策定に当たっての基本的な考え方や主な取組に対しての説明を受け、審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第39号から議第45号までの、公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議についてであります。  これらは、地方自治法第244条の3第2項の規定に基づき、大分市大洲総合体育館を7市1町で形成する大分都市広域圏内のそれぞれの住民の利用に供しようとするものであり、いずれも異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第46号、字の区域及びその名称の変更についてであります。  これは、田原地区の一部、木上地区の一部及び市地区の一部の住居表示を実施するため、字の区域及びその名称を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第47号、字の区域及びその名称の変更についてであります。  これは、賀来地区の一部、荏隈地区の一部及び奥田地区の一部の住居表示を実施するため、字の区域及びその名称を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第48号、字の区域及びその名称の変更についてであります。  これは、永興地区の一部、羽屋地区の一部、豊饒地区、畑中地区の一部及び古国府地区の一部の住居表示を実施するため、字の区域及びその名称を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第53号包括外部監査契約の締結についてであります。  これは令和2年度の包括外部監査契約を締結しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  最後に、継続審査となっておりました請願・陳情についてであります。  まず、平成30年請願第4号、公的年金制度の改善についての意見書提出方については、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、平成29年陳情第15号、複合型防災訓練センター仮建設に関する陳情につきましては、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、令和元年陳情第8号、明野支所の建設に関する陳情につきましては、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  以上で総務常任委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、厚生常任委員長。5番、田島議員。 ○5番(厚生常任委員長 田島寛信)(登壇) おはようございます。厚生常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました予算議案4件、一般議案8件、請願1件、陳情1件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、予算議案の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費のうち当委員会所管分についてであります。  第3款民生費につきましては、生活保護費保育所運営費など扶助費のほか、認可保育所等施設整備費や、民間を含めた児童育成クラブ施設運営費に対する補助に要する経費の計上、第4款衛生費につきましては、子ども医療費助成事業をはじめ、妊婦・乳幼児健康診査事業予防接種事業に関わる経費などの計上、第10款教育費につきましては、幼稚園に関わる管理運営費各種事業補助金などの計上であります。  また、昨年の決算審査特別委員会において、事務事業評価を行った就労ピアサポートサロンおおいた事業、地域多世代ふれあい交流事業、子どもの学習支援事業及び要望事項等、出された意見につきまして、執行部から、令和2年度予算編成への反映状況等についての説明を受けたところであります。  委員から、保育所等の入所選考にAIを導入する場合、特殊な事例に配慮することを検討しているのか、児童家庭相談システムを構築することになっているが、児童相談所設置に関わる議論によっては不要になることはないのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定をいたしました。  また、第2条債務負担行為、第2表中、当委員会所管分につきましては、救急医療業務事故に対する損失補償など5件であり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第7号、令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算についてであります。  これは、母子父子寡婦福祉資金の貸付金など1億600万円を計上するものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第8号、令和2年度大分市介護保険特別会計予算についてであります。  これは、施設介護サービス給付費並びに居宅介護サービス給付費など398億3,900万円を計上するものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費のうち当委員会所管分についてであります。  これは、障害者医療費助成金私立保育所等給付費の追加計上のほか、障害福祉分野へのロボット等の導入を支援するための経費などを計上するものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  また、第2条繰越明許費の補正、第2表中1追加、第3款民生費につきましては、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に一般議案の議第16号、大分市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてであります。  これは、社会福祉法の一部改正に伴い、生計困難者のために、無料または低額な料金で簡易住宅を貸し付け、または宿泊所その他の施設を利用させる事業を行う施設の整備及び運営の基準を定める条例を制定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第17号、大分市動物愛護管理員条例の制定についてであります。  これは動物の愛護及び管理に関する法律の一部改正に伴い、大分市動物愛護管理員を設置しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第27号、大分市手数料条例の一部改正についてのうち当委員会所管分であります。  これは、毒物及び劇物取締法の一部改正に伴い、規定の整備をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第28号、大分市あらゆる差別の撤廃及び人権の擁護に関する条例の一部改正についてであります。  これは、部落差別の解消の推進に関する法律などの人権に関わる法律の趣旨を踏まえ、大分市人権教育・啓発基本計画及び部落差別を解消するための基本方針、その他あらゆる差別の撤廃及び人権の擁護に関する方針に基づき、人権教育・啓発の取組を推進しようとするものであり、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第29号、大分市放課後児童健全育成事業の整備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。  これは、児童福祉法の一部改正に伴い、支援の単位ごとの放課後児童支援員の数の例外を定めるとともに、放課後児童支援員の資格要件に関わる経過措置を延長しようとするものであり、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第30号、大分市子ども医療費助成に関する条例の一部改正についてであります。  これは、市町村民税非課税世帯の小中学生の通院に関わる一部負担金の助成の対象としようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第31号、大分市公衆浴場法施行条例及び大分市旅館業法施行条例の一部改正についてであります。  これは、レジオネラ症の発生防止を図るため、公衆浴場及び旅館業の施設に関わる衛生の措置の基準を強化しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち当委員会所管分であります。  これは、大分市総合計画の基本構想を実現するため、本市の行政全般にわたり総合的かつ体系的に定める大分市総合計画における基本計画を策定しようとするものであり、執行部から、社会福祉の充実や健康の増進と医療体制の充実など、基本計画策定に当たっての基本的な考え方や主な取組に対する説明を受けたところであります。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定をいたしました。  最後に、新たに付託されました請願・陳情の審査結果について御報告を申し上げます。  まず、令和2年請願第2号、加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度創設を求める意見書提出方についてであります。執行部から補足説明を受ける中、委員から、大分市の中で加齢性難聴者がどれぐらいいると推測しているのか、国における政策議論はどうなっているのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定をいたしました。  次に、令和2年陳情第1号、大分市立賀来幼稚園の存続を求める陳情についてであります。  執行部から補足説明を受ける中、委員から、公立幼稚園は比較的小規模となっているが、小規模保育の必要性を感じているのか、養護施設を含めて地元の方に丁寧な説明をする中で、地元の理解を得られており、大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針に沿って進めないのはおかしいなどの質疑、意見が出されました。  審査いたしました結果、一部採択を求める意見がありましたが、不採択とすることに決定をいたしました。  以上で厚生常任委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、文教常任委員長。28番、安東議員。 ○28番(文教常任委員長 安東房吉)(登壇) おはようございます。文教常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました予算議案2件、一般議案3件及び継続審査となっておりました陳情2件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、予算議案の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費についてであります。  その総額は151億3,171万4,000円であり、その主なものは、小中学校施設長寿命化改修工事や大友氏遺跡保存整備事業に係る経費等の計上であります。  新規事業のうち、仮称大在東小学校施設整備事業については、大在地区の人口増加が見込まれることから、大在小学校及び大在西小学校の通学区域を再編し、分離新設校を大在東グラウンドに整備するもので、令和2年度に事業手法などを検討するためのPFI等導入可能性調査を実施することなどについて説明を受けました。  また、昨年の決算審査特別委員会において事務事業評価を行った外国語指導助手招聘事業、学校図書館活性化事業、まちかど歴史再発見事業及び要望事項等、出された意見につきまして、執行部から、令和2年度予算編成への反映状況等についての説明を受けたところであります。  委員からは、賀来小中学校施設整備はPFI事業として実施するのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  第2条債務負担行為、第2表中、当委員会所管分につきましては、学校給食費等徴収管理システム構築及び運用事業など14件であり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第2条繰越明許費の補正第2表中、1追加、第10款教育費につきましては、小学校施設管理事業について、令和2年度に予算を繰り越し、事業を実施しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、一般議案の議第22号、大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正についてであります。  これは、義務教育諸学校の教育職員に準じ、市立幼稚園教諭の給料及び勤勉手当の支給月数などを改定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてであります。  これは、大分市総合計画の基本構想を実現するため、本市の行政全般にわたり、総合的かつ体系的に定める大分市総合計画における基本計画を策定しようとするものであり、執行部から、生きる力を育む学校教育の充実、子供たちの学びを支える環境教育の充実など、基本計画の策定に当たっての基本的な考え方や主な取組に対しての説明を受けました。
     審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第51号、工事請負契約の締結について、大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事についてであります。  これは大分市教育施設整備保全計画に基づき、横瀬小学校南校舎の長寿命化改修工事について請負契約の締結をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、継続審査となっておりました陳情の審査結果について御報告申し上げます。  まず、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情についてであります。  執行部から、科学館の入館料及び減免措置等の状況について補足説明を受ける中、審査いたしました結果、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  次に、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な科学館設立を求める陳情については、3月25日付で陳情者から取下げ届が提出されましたので、委員会として、これを了承いたしました。  以上で文教常任委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、建設常任委員長。7番、藤田議員。 ○7番(建設常任委員長 藤田敬治)(登壇) おはようございます。建設常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました予算議案5件、一般議案5件、請願1件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、予算議案の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第8款公共下水道事業会計繰出金を除く土木費、第9款消防費のうち河川課関係についてであります。  このうち、主なものは、第8款土木費につきましては、新たなモビリティサービス事業や路線バス代替交通運行事業等の交通対策に係る経費のほか、滝尾中部等4地区の住環境整備事業や市内一円の道路、公園の維持管理経費等の計上、第9款消防費につきましては、市内一円の水門に係る各地区消防分団への管理委託経費等の計上であります。  また、昨年の決算審査特別委員会におきまして、事務事業評価を行った大分いこいの道協議会交付金、災害対策ポンプ借上料、住宅等ストック対策推進事業及び要望事項等、出された意見につきまして、執行部から、令和2年度予算編成への反映状況等についての説明を受けたところであります。  このうち、第8款土木費第4項都市計画費でありますが、委員からは、まちづくりを進めるに当たって、プロセスやコンセプトを明確に示し、一貫性を持った事業運営を行うとともに、事業効果を十分に検証した上で予算配分をしてほしい、また、祝祭の広場管理費については、祝祭の広場の大型LEDビジョンの設置について、レンタルやリースにすることは検討しなかったのか、また、耐用年数はどの程度か、祝祭の広場の設置当初からLEDビジョンの活用を考える必要があるのに、なぜ今年になって設置するようになったのか、利活用方針に基づいているのか、さらに新たなモビリティサービス事業については、グリーンスローモビリティの車両購入について、野津原ルートの実験運行の検証をしないまま、さらに1台購入する意義はあるのか、自動運転の実用化について国にはどのような動きがあるのかなどの質疑、意見が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  また、第2条債務負担行為第2表中、当委員会所管分につきましては、道路照明灯LED化事業など6件であり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第10号、令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算についてであります。  これは、平成28年度で大分駅南土地区画整理事業の換地処分が完了したことから、清算事業を行うための経費の計上であり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第11号、令和2年度大分市水道事業会計予算についてであります。  これは、浄水場や配水管等水道施設の維持管理費経費のほか、配水施設整備事業、浄水施設整備事業に係る経費などの計上であり、一部反対意見がありましたが原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第12号、令和2年度大分市公共下水道事業会計予算についてであります。  これは、下水道施設の維持管理経費のほか、管渠建設事業、片島雨水排水ポンプ場の建設や設備に係る経費などの計上であり、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正についてであります。  歳出第8款土木費につきましては、滝尾中部地区住環境整備事業に係る経費の追加計上や、電動アシスト付き自転車の貸出し等に係る経費の計上、第9款消防費につきましては、市内一円の水門に係る各地区消防分団への管理委託経費等の追加計上であり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、一般議案の議第27号大分市手数料条例の一部改正についてのうち当委員会所管分であります。  これは、建築物エネルギー消費性能適合性判定の申請に対する審査に係る手数料について、所要の改正をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第36号、大分市市道の構造の技術的基準等に関する条例の一部改正についてであります。  これは、道路構造令の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定をいたしました。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち当委員会所管分についてであります。  これは、大分市総合計画の基本構想を実現するため、本市の行政全般にわたり総合的かつ体系的に定める大分市総合計画における基本計画を策定しようとするものであり、執行部から、暮らしを支える良好な居住環境づくりや、広域交通ネットワークの強化、また、安全・安心な水道及び下水道サービスの提供など、総合計画の策定に当たっての基本的な考え方や主な取組に対しての説明を受けました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第50号工事委託契約の締結について日豊本線大在駅自由通路整備工事であります。  これは、九州旅客鉄道株式会社が行う日豊本線大在駅の改修に合わせて、自由通路をバリアフリーにする工事等について、委託契約を締結しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第54号、市道路線の認定についてであります。  これは六坊北町4号線など8路線を認定しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  最後に、今回新たに提出された請願の審査結果について御報告を申し上げます。  令和2年請願第1号、JR豊肥本線仮称宗麟大橋東口駅の設置を求める請願についてであます。  執行部から補足説明を受ける中、委員からは、地域の交通渋滞の原因として考えられるものは何か。交通渋滞の緩和の観点から同地域の狭隘道路の整備も重要と考えるが、整備状況はどのようになっているのか。地域公共交通網形成計画との整合性を問うているのかなどの質疑が出されました。  審査いたしました結果、結論を出すに至らず、継続審査とすることに決定いたしました。  以上で建設常任委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、経済環境常任委員長。43番、佐藤議員。 ○43番(経済環境常任委員長 佐藤和彦)(登壇) おはようございます。経済環境常任委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました予算議案5件、一般議案8件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  最初に、予算議案の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第4款衛生費のうち当委員会所管分、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費についてであります。  第4款衛生費につきましては、ごみ処理施設等の維持管理やごみ収集に係る経費などの計上、第5款労働費につきましては、勤労者向け融資預託金や障害者雇用の促進に係る経費などの計上、第6款農林水産業費につきましては、農林水産業の担い手確保対策をはじめ、園芸振興対策や畜産振興対策など、農業者に対する各種補助金のほか、農道整備事業やかんがい排水施設に係る経費などの計上、第7款商工費につきましては、企業立地促進助成金、中小企業者等に対する各種融資のための預託金など、商工業の振興に係る経費のほか、高崎山自然動物園の管理運営経費などの計上、第11款災害復旧費につきましては、農地及び林道等の災害復旧に係る経費の計上であります。  また、昨年の決算審査特別委員会において事務事業評価を行った水素エネルギー導入推進事業、知的・精神障がい者雇用促進事業、森林セラピー魅力創出事業につきまして、執行部から、令和2年度予算編成への反映状況等についての説明を受けたところであります。  委員からは、高齢者や障害者など、ごみ出しが困難な方への対応として、ごみステーションを地域の実情に応じた場所に設置するよう、他部局とも調整しながら検討してほしい、新型コロナウイルス感染症対策に伴う学校一斉休業により、学校給食が停止していることによる農林水産業への影響を把握し、国や県と連携しながら対応してもらいたいなどの意見が出されました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  また、第2条債務負担行為、第2表中、当委員会所管分につきましては、野津原地区一般廃棄物収集運搬業務委託料など9件であり、審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第5号、令和2年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算についてであります。  これは、市場内施設の維持管理等に係る経費の計上などであり、審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第6号、令和2年度大分市農業集落排水事業特別会計予算についてであります。  これは、吉野地区、市尾地区及び内稙田地の農業集落排水施設の維持管理経費の計上などであり、審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費についてであります。  これは、県施行の野津原地区農道整備に係る工事負担金などの追加計上であり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  また、第2条繰越明許費の補正、第2表中1追加、第6款農林水産業費、第7款商工費につきましては、漁港海岸保全施設整備事業や動物園管理事業に係るものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第15号、令和元年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計補正予算第2号についてであります。これは、公設地方卸売市場の施設改修事業に係るものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、一般議案の議第18号、のつはる天空広場条例の制定についてであります。  これは、ななせダム及び自然に囲まれた美しい景観を生かした交流の場を提供することにより、市民の心身の活力の向上及び地域の活性化に寄与するため、のつはる天空広場の設置及び管理について、必要な事項を定めようとするものであります。  委員から、有料施設のみではなく、日頃から子供が遊べるような施設も設置してほしいとの意見がありました。  審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第32号、大分市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部改正であります。  これは、浄化槽法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第33号、大分市中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正についてであります。  これは、中小企業の退職金共済制度の普及を図るため、退職金共済契約に係る助成制度の延長をしようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第34号、大分市高崎山自然動物園条例の一部改正についてであります。  これは、動物園運営の効率化を図るため、高崎山自然動物園の開園時間を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第35号、大分市公設地方卸売市場業務条例の一部改正についてであります。  これは、卸売市場法の一部改正に伴い、大分市公設地方卸売市場の業務について、その方法及び取引参加者が遵守すべき事項を定めようとするものであり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち当委員会所管分についてであります。  これは、大分市総合計画の基本構想を実現するため、本市の行政全般にわたり総合的かつ体系的に定める大分市総合計画における基本計画を策定しようとするものであり、執行部から、高度技術に立脚した産業集積の推進や、都市型農業を支える人づくり、循環型社会の形成など、基本計画の策定に当たっての基本的な考え方や主な取組に対しての説明を受けました。  審査いたしました結果、一部反対意見がありましたが、原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第49号公有水面埋立てについてであります。  これは、国道197号道路改良工事に伴う埋立てについての答申であり、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  次に、議第52号工事請負契約の変更について、大分市公設地方卸売市場冷蔵庫棟冷蔵設備更新工事であります。  これは、大分市公設地方卸売市場冷蔵庫棟冷蔵庫設備更新工事請負契約について、工事を変更しようとするものであり、異議なく原案を承認することにいたしました。  以上で経済環境常任委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、地域活性化対策特別委員長。39番、橋本議員。 ○39番(地域活性化対策特別委員長 橋本敬広)(登壇) おはようございます。地域活性化対策特別委員長報告を行います。  さきの本会議において当委員会に付託されました一般議案1件につきまして、審査いたしました経過並びに結果の御報告を申し上げます。  議第38号、大分市過疎地域自立促進計画の一部変更についてであります。  これは、佐賀関地域における高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進を図るため、同地域の事業計画に、大分市健康センターひまわり空調機改修事業を追加しようとするものであります。  審査いたしました結果、異議なく原案を承認することに決定いたしました。  以上で地域活性化対策特別委員長報告を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 以上で委員長報告を終了いたしました。  次に、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算に対し、地方自治法第115条の3及び会議規則第17条の規定に基づき、井手口議員ほか3名から、お手元に配付の修正案が提出されましたので、議題といたします。  この際、提出者の説明を求めます。18番、井手口議員。 ○18番(井手口良一)(登壇) おおいた民主クラブの井手口良一です。  地方自治法115条の3及び会議規則17条の規定により、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算に対する修正案を別紙のとおり提出いたしましたので、修正案を提出する議員を代表して、提案理由を説明します。  まず、初めに申し上げておきたいことは、私たち提案者は、大分市におけるノーマライゼーション社会の実現を最も希求しているということです。しかしながら、ノーマライゼーション社会の実現や障害者スポーツ振興といった崇高な理念を掲げるからこそ、その事業実施に当たっては一点の曇りも許されず、絶対に疑念があってはならないと考えています。  修正案の詳細は別紙のとおりですが、要は、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金事業の事業費1,500万円を全額削除して、同額分を予備費に繰り込もうというものです。  では、提案理由の説明に入ります。  その趣旨は大きく四つあります。  まず一つ目ですが、この補助金支出が一般社団法人スポーツ・オブ・ハートに対するものであることを前提としていることに反対します。  昨年の事務事業評価結果では、本事業の目的である機運の醸成は図られたから廃止とすべきと結論づけられています。しかしながら、私自身が参加していた決算特別委員会総務分科会の事務事業評価の議事録をお読みいただければ理解していただけるとおり、実際に、議会が主として問題としたのは、開催されたイベントの内容や目的が達成されていたかどうかではなく、実施主体として補助金の交付を受けた一般社団法人スポーツ・オブ・ハートの補助金を含む経理に疑惑があったことでした。その疑惑はいまだに晴れてはいません。  二つ目は、福祉や障害者スポーツという美名を挙げれば、補助金や賛助金、寄附金の使途や会計操作が不明瞭であっても、疑問を挟むことが難しいということに警鐘を鳴らしておく必要があるということです。  多くの政治家が名を連ね、有名アスリートが協力を惜しまない。ノーマライゼーション社会の実現や障害者スポーツ普及などと掲げられた大義名分と美名を信じたからであり、協賛企業もまた、企業の社会的な責任、いわゆるCSRの発意から、その大義名分に対して協賛しています。であるからこそ、その美名を掲げて行う事業イベントには一点の曇りもあってはならないのです。  一般社団法人の側から、補助金を出せば大分市でやってもいいと売り込みがあったのか。大分市の側から補助金を出すから、大分市でやってくれと誘致したのかは、僅か3年前のこととはいえ、今まではつまびらかになりませんでしたが、これから同様のイベントを考えている全国の地方都市と、開催趣旨のみを見て安易に名義を貸してしまう多くの政治家や有名人、きれいなパンフレットと、渋谷区と大分での開催実績に誘われて協賛金の手を挙げるかもしれない企業・団体、チャリティーなどという宣伝文句に誘われて協賛タオルなどを購入するかもしれない多くの市民の皆様に対して警鐘を鳴らす意味でも、本予算を認めるわけにはいきません。  三つ目は、議会の事務事業評価結果を受けて、本年2月に行われた監査委員会の随時監査結果につけられている意見書の意向と、今回提出された本事業案の内容に整合性が取れているとは判断できないことにあります。
     執行部は繰り返し、監査委員会は、規定に違反する事項は何もないと言っていると答弁しました。これはつまり、監査委員会の総意に基づく前代未聞の意見具申を全く省みることなく本事業予算を組んだということであり、議会としてもこれを黙認することはできません。  地方自治法第199条第10項に基づいて述べられた監査委員会の意見は、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートの事務局は、役員が代表取締役を務める会社内にあり、その会社に対してキャスティング及び出演者航空券代を支出しており、平成29年度は2,458万円の領収書、平成30年度は1,741万円の領収書と、そのうち278万円の出演者航空券代の内訳書をもって補助金が確定していた。所定の手続を経ていればこのこと自体には違法性はないが、役員が代表取締役を務める会社と取引をし、その金額が多額であることを踏まえると、領収書の内訳などを確認するため、契約の仕様書や内訳明細書などの提出を求め、十分審査した上で補助金額を確定する必要があるものと思料する。  また、収支決算書において、平成29年度及び平成30年度とも、収入合計額と支出合計額が同額となっていたが、一般的に、決算で収支と収入が同額というのは不自然であり、その経過について実績報告を受理した際に調査しておく必要がある。  補助金という公金を支出している以上、補助対象とする経理の範囲を明確にする必要があるほか、当然ながら、その使途についても市民から理解が得られる内容に整理しておかなくてはならない。  今後は、補助団体が行う補助金に係る経理事務が明確となるよう提出を求める諸証拠書類の見直しを検討され、市民への説明責任が果たせるよう、十分な調査及び審査を行い、補助金の交付事務が適切に行われるよう意見するとなっています。  つまり、監査委員会は、違法とは言わないが、行政のコンプライアンス上、非常に問題だと意見しているんです。真っ黒ではないが、限りなく黒に近い灰色だと断じているとも言えます。そのことは、監査委員に直接聞いた話でも、監査報告書を手渡す際に、直接、執行部に対して文書に書き残してる表現以上に厳しく伝えたそうです。  以上のことからも、監査委員会の意見すら無視して、看板の掛け替えもせず、委託先の業者も初めからありきの計画のまま提案された本補助事業案を認めるわけにはいきません。  四つ目は、現在進行中の新型コロナウイルス感染症によって疲弊の極みに達している地場企業、地場商業者に対する経済浮揚策になっていないことにあります。  我々提案者は、新型コロナ感染症の一日も早い収束を願っています。しかしながら、ついに大分市内にクラスターと呼ばれる集団感染源が発生してしまいました。保健衛生、公衆衛生に対する責任は行政にあり、クラスターを発生させてしまったことの責任もまた行政の問われるところです。そのこと自体の検証はもう少し時間を置いてすることにしますが、既に、これまでのコロナウイルス対策によって営業活動を直撃された多くの地場企業が今後さらに疲弊することは論を待ちません。  日銀大分支店の景気動向判断は、前月に続いて、景気は縮小しているとなります。そのような状況下、総事業費1,646万円のうち、人件費を除く1,500万円をかけて、疑惑の多い東京の民間業者に業務委託することは、市民の、特に市内でイベントが中止に追い込まれて仕事と収入を失っている関係業者の感情を逆なですることにほかなりません。  昨年の事務事業評価のときからそう指摘しているように、この東京の業者ではなく、大分市にある業者や団体に補助金を出すなり市が一緒になって運営するなりして、ノーマライゼーションと市民参加型の障害者スポーツ振興という崇高な精神にふさわしい公明正大な事業を組み立てるべきなんです。  そうすれば、少なくとも1,500万円分は市内に全て還元されますし、さらに多くの市民や関係団体の積極的な参加が期待でき、真の意味でのノーマライゼーション社会の実現に向けて前進させることができます。  一方、私たち議会人も反省しなくてはなりません。それは、昨年の事務事業評価の際、事業の中心イベントの開催直前であったこと、事情を知らないまま協力している多くの有名スポーツ選手、タレントの心情をおもんぱかり、審査の内容そのものを事業評価結果においてつまびらかにしなかったことは、その審議経過を共有し、内容を十分に理解していたはずの執行部に対して、最終的には間違ったサインを送ってしまったかもしれないということです。  もちろん、監査委員会の意見すら無視した執行部の事業予算提案を考えますと、我々はあのときに、審議経過の全てと、高橋尚子氏をはじめとする善意の参加者の心情をおもんぱかった配慮を公にしていたとしても、今後は経理をしっかりやらせるので問題ないと一蹴されていたのかもしれませんが。  その反省にも立って、今回、大分市議会始まって以来となるかもしれない当初予算に対する修正動議を提出した次第です。  昨日、東京オリンピックパラリンピック2020の1年程度の延期が公表されました。オリンピックパラリンピックでさえ、紆余曲折はあったとはいえ、最終的にはアスリートファースト精神にのっとって大きな決断が下りました。大分市が行う事業が、事業の目的に掲げる意味でのアスリートファースト、市民ファーストでなく、一民間企業である一般社団法人スポーツ・オブ・ハートファーストの事業をやったと社会から糾弾されることになれば、結局、一番悲しむことになるのはアスリートであり、市民であるということを最後に指摘しておきます。  何とぞ、二元代表制のチェック機関たる議会の権威と、議会人の良識、矜持にかけて、慎重審議をいただきますようお願いいたします。 ○議長(野尻哲雄) これより、ただいまの各委員長報告及び修正案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。31番、三浦議員。 ○31番(三浦由紀)(登壇) 新政クラブの三浦由紀でございます。  総務常任委員長に質問をさせていただきます。  議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、そのうち、第2款スポーツ・オブ・ハート2020実行委員会補助金についてであります。  この件に関しましては昨年の決算審査特別委員会事務事業評価において、休止・廃止という結果が、私ども議会全会一致でなされております。  そのときの理由に関しまして、総務分科会長は、二つのことを理由として言いました。  一つは、渋谷区では補助金を出してないのに大分市で補助金を出している。それともう一つ、本事業の目的である機運の醸成は図られてる。要は東京2020オリンピックパラリンピックに関しての、本事業の目的である機運の醸成を図られていると。この2点を挙げて、休止・廃止といたしました。  先ほどの総務常任委員長報告において、渋谷区の件に関しましては、私も理解をいたしました。ただ、この機運の醸成が図られているという部分に関しましては、報告がなかったように、私は聞き取りました。  この件に関しまして、どのような議論がなされたのか、説明をお願いいたします。 ○議長(野尻哲雄) 総務常任委員長。 ○4番(総務常任委員長 倉掛賢裕)(登壇) 三浦議員の質問に対してお答えします。  先ほどの委員長報告の中でもありましたように、東京2020オリンピックパラリンピックの開催も危ぶまれる中、ノーマライゼーションの啓発や市民参加の促進に向け、一層のイベントの充実を図ることが重要であるなどの意見が出されました。  以上でございます。 ○議長(野尻哲雄) ほかにありませんか。  以上で質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありませんか。20番、岩崎議員。 ○20番(岩崎貴博)(登壇) 20番、岩崎貴博です。日本共産党議員団を代表して、各常任委員長報告に対する反対討論を行います。  初めに、議第1号、令和2年度大分市一般会計当初予算案についてです。  総額では対前年比3.3%増の1,916億7,000万円で、過去最大となっております。歳入は依存財源が51.9%と、対前年比2.9%増となっており、一方で、自主財源が減少しております。地方消費税交付金は約35億円、約37%増加し、市債も約20億円、約12%増加しているのが特徴です。自主財源の大部分を占めている市税のうち市民税は、個人、法人とも対前年度を下回っており、景気低迷は明らかです。  市税のもう一つの柱である固定資産税は対前年度比約2億4,000万円増加し、連動して、都市計画税も約5,000万円増加しています。市民にとっての税の二重取りであり、認められません。  歳出は、新規事業36件、拡充事業41件で、防災、子育てなどへの重点配分と、普通建設事業費約263億円を確保したとしております。我が党がこの間要求して参りました避難所の整備、鉄道駅のバリアフリー化、児童育成クラブの拡充、給付型奨学金の定員拡大、低所得者世帯への支援策や児童相談所設置に向けた取組など一定評価できるものもあります。しかし、今回の歳入歳出は、消費税増税、大型事業推進、大企業優遇、広域連携推進、市民・職員犠牲の行政改革推進などに係る予算が含まれており、この点は賛同できません。  まず、消費税関連予算についてです。  依存財源を最悪の不公平税制である消費税に頼ることは賛同できません。消費税は逆累進課税であり、低所得者ほど所得に占める負担割合が大きくなり、庶民生活を圧迫します。昨年10月からの10%増税は、暮らし、経済、家計に大打撃を与えております。消費税財源は社会保障のためとしていますが、今後示される全世代型社会保障改革は、社会保障制度の解体とも言えるものであります。  さらに、今、新型コロナウイルスによる大打撃で、日本経済は重大な危機に直面しております。この危機に対処するためには、国民生活の緊急防衛、家計、中小企業を強力に支援するために、消費税廃止を目指しつつ、緊急対策として、直ちに税率を5%に引き下げるべきです。消費税に代わる財源は、大企業や富裕層への優遇税制を改め、適正に応分の税負担を求める税制改革でこそ賄うべきと考えます。消費税増税の予算措置は認められません。  また、同じ立場から、議第5号、議第6号、議第11号、議第12号についても、事業に反対するものではありませんが、消費税の予算に反対します。  また、各款に計上されている例えば各公民館使用料などの消費税増税予算にも反対いたします。  次に、大型事業推進、大企業優遇予算についてです。  第2款総務費4目企画費に、機運の醸成として豊予海峡ルート推進事業1,000万円や関連する予算が計上されております。国の計画のない豊予海峡ルート事業は不要不急の事業予算です。これらの予算は全て中止すべきと考えます。  第7款商工費商工業振興費の企業立地推進事業費に7億9,371万円が計上されていますが、内部留保金もあり、体力のある大企業への優遇、助成金は必要ありません。これらの予算は、地元経済を根底から支えている地元中小企業の振興にこそ振り向けるべきです。  第8款土木費6目土地区画整理事業費1億478万円。これまで莫大な費用を投じておりますが、幹線道路にアクセスせず、メリットの少ない事業であり、認められません。  次に、市民から疑問・批判が寄せられている予算についてであります。  1点目、2款総務費1項総務管理費14目スポーツ振興費は、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金として1,500万円が計上されております。  議会の事務事業評価で休止・廃止と決定された事業であり、これを覆しての予算計上は、二元代表制の根幹を揺るがすものです。  また、2020東京オリンピックパラリンピックの機運醸成という当初の役割は、既に果たしたものと考えます。  共生社会、ノーマライゼーションを引き継ぐことは重要ですが、東京イベントと連動させ、有名人、芸能人の出演を中心にした事業ではなく、地元実行委員と市民の手で作り上げる大分市独自の取組として行うべきではないでしょうか。事業費を詳細に公表できないとされる項目も含まれ、公平性・透明性に疑問があります。  以上のことから、いかなる形であれ、補助金の予算計上には賛同できません。  2点目、8款土木費4項都市計画費1目都市計画総務費に、祝祭の広場管理費、祝祭の広場機能強化事業として8,050万円が措置されております。祝祭の広場の活用は、市民の賛否が分かれており、これまで多額の税金を使っております。新たな大型テレビの設置は、突然の提案であり、市民の意向や費用対効果など十分に議論すべきです。また、大型テレビの設置で、回遊性・滞留性向上に効果があるのか検証も不十分であり、購入に反対いたします。  3点目、8款土木費4項都市計画費13目都市交通対策費に、新たなモビリティサービス事業として1億2,133万円が措置されております。事業には、自動運転車両による試験運行拡大も含まれております。自動運転は、国においても試験段階で、いまだ技術的にも安全性は確立されておりません。交通対策としても甚だ疑問であり、さらに1台新たに購入し事業を拡大することには、同意できません。  4点目、第1款議会費旅費には、市民から議員特権と批判が強い費用弁償約1,000万円や議員の海外視察費320万円計上されており、認められません。  また、議第19号、大分市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、議第20号、大分市常勤特別職の給与に関する条例の一部改正についての二つの議案は、議員と市長、副市長などの常勤特別職の期末手当率を引き上げようとするものです。消費税増税、新型コロナウイルス感染拡大など、市内の不況は深刻化し、市民生活が窮地に追い込まれております。実態を直視するなら、組み替えるべきと考えます。  次に、広域連携推進の事業についてです。  4款衛生費3項清掃費9目新環境センター整備事業費として9,933万円が計上されています。近隣6市との広域連携による一極集中で大型施設を建設することは、災害発生時や不具合が生じた際、新たな問題が生じるリスクがあります。廃棄物の処理は自治体内で処理するのが基本です。地元などへの十分な納得、合意も得られておらず、計画の見直しを検討すべきです。  また、議第39号から議第45号は、公の施設を他の普通公共団体の住民の利用に供させることに関する協議について提案されております。  2014年5月、地方自治法改正によって、新たに制度化され、自治体間の広域連携が可能となったことを受け、本市では2016年、第1回定例会において、大分市を中心市とした近隣の市町で連携協定を結ぶ連携中枢都市圏構想を締結し、これまで様々な具体化を行っており、今回の議案は、大分市大洲総合体育館を他市町の住民でも利用できるようにするものです。  連携地域の住民にとっては利便性が向上する一面もあるでしょうが、利用の拡大によって大分市民の利用枠が縮小することも考えられ、市民サービスの向上につながるものか問われます。  公共施設は、地域住民の拠点であり、住民の権利と要望に基づき、基礎自治体が責任を持って行うことが基本です。平成の大合併の失敗が顕著であったように、広域連携は公共施設の集約化と地方財政の大幅削減につながるものです。地域間格差を広げ、周辺地域の疲弊を加速させる連携協定は、基礎自治体を崩壊させるものであり、賛成できません。  以上の理由から、議第39号から議第45号について反対いたします。  次に、行政改革に関わる予算についてです。  第4款衛生費6目ごみ減量リサイクル推進事業費に、有料ごみ袋事業費2億7,856万9,000円が措置されております。家庭ごみの有料化は、消費税と同じく、所得の低い世帯ほど負担が重くなる逆進性の強い制度です。そもそも家庭ごみの減量は市民の理解と協働によって推進すべき自治体固有の業務です。ごみ収集有料化は行うべきではありません。また、収益の2分の1を目的外の施設整備基金として積み立てることは認められません。百歩譲っても、ごみ減量リサイクル推進のために充当すべきであります。  10款教育費6項体育保健費4目学校給食費に、業務執行方式の見直しとして、小学校学校給食調理業務の民間委託を16校から新たに3校拡大し19校にする予算が計上されております。子供たちの成長、食育に欠かせない給食業務までに行政改革の矛先を向けることは許されません。自治体本来の役割を後退させるものです。保護者からの不安、懸念の声を真摯に受け止め、民間委託は中止すべきです。  また、大在東小の建設について、PFIにて行おうとすることには同意できません。  次に、子育て支援、社会保障に関わる予算等についてです。  3款民生費4項児童福祉費2目に、市立認定こども園建設事業が計上されています。  大分市は今後、3年を1期とする3期計画で、公立幼稚園と公立保育所を統廃合し、市立の認定こども園を設置する計画を進めようとしており、その手始めとして、同敷地内で保育を行っている野津原地区において市立の認定こども園を開設しようとしております。  これまで市は、公立認定こども園の課題について議論しておらず、保育の質や職員の処遇などについて十分な検証を行っておりません。待機児童を残したまま行政改革を推し進め、公的保育を縮小させることは、子育て世帯の願いに背を向けるものであり、賛成できません。  議第29号、大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてです。  児童福祉法の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業について、放課後児童支援員の数の例外を認めるとともに、資格要件に係る経過措置を延長しようとするものです。  これまで支援単位ごとの支援員は2人以上とされておりますが、状況により1人でも可能とし、資格者の研修についての緩和措置を延長するものです。  放課後児童クラブの運営に関する基準のうち、職員の配置については、これまで議会答弁で、事故や災害の発生時の緊急時に警察等への通報や児童を安全に避難させるなど、役割分担をしながら対応するとされており、職員の配置を1名とした場合、児童の安全確保が懸念される、また資格要件等についても、学童保育の質の確保の面から検討が必要との認識が示されております。  法改正はなされても、大分市における児童育成クラブの質の確保を重視するならば、設置基準の見直し及び経過措置の延長を許す条例に変えるべきではありません。  児童育成クラブの安心と安全、質の確保を最優先する立場で、条例の一部改正について反対いたします。  議第2号、令和2年度大分市国民健康保険特別会計予算についてであります。  国保の都道府県単位化から3年目となる予算です。県単位化で国保財政の危機打開が進む展望はありません。国の強引な指導により、一般会計からの繰入れの段階的解消が進められるなど、自治体の裁量権がないがしろにされております。加えて、国保税の最高限度額の引上げも予定されております。新たな負担増が懸念されます。以上の理由から、議第2号には同意できません。  次に平和と民主主義に関わる予算です。  人権・同和対策関連事業費として、人件費を含め、総額3億765万4,000円が計上されております。  行政の施策は全ての国民に対して公平に運用するのが原則であり、人権問題の解消、教育、啓発活動は、憲法に基づき一般施策として行うべきです。既に役割を終え、不公正を助長する同和予算は認められません。  議第28号、大分市あらゆる差別の撤廃及び人権の擁護に関する条例の一部改正についてです。  あらゆる差別の撤廃は重要な施策ですが、この条例は部落差別解消を差別撤廃の中心であるかのように位置づけております。同和問題は、戦後、基本的人権の保障と民主主義の下、貧困の解決と国民融合を目指す取組として進めるため、1969年以降、特措法による同和対策事業等で環境改善などが図られました。当初10年間の時限立法とされたものの、改正・延長を繰り返し、2002年3月、政府はこれ以上の特別対策を行うことは問題の解決に有効とは言えないとして、対策事業を終結させました。  それにもかかわらず、2016年12月、不公正で乱脈な同和行政の利権を許す部落差別解消推進法を議員立法で復活させたことは重大な問題です。  また、条例が行おうとしている実態調査は、旧対象地区を掘り起こし、対象住民を洗い出すことにつながりかねません。これこそ許し難い人権侵害であり、他方、国民を差別意識の持ち主と決めつけ、内心の自由を侵す部落問題の啓発を恒久的に行うことにつながります。  条例第1条にあるとおり、人権問題は、法の下の平等を定める日本国憲法と、自由及び平等を定める世界人権宣言を基本理念とすべきであり、部落差別を特別扱いせず、速やかに一般行政に移行させ、多様性を認め合う共生社会を目指す条例に変えるべきです。同和行政に反対する基本的立場で、条例の一部改正に反対いたします。  次に、マイナンバー関連予算です。システム改修費や個人番号コード関連事務費交付金など4億5,418万4,000円が計上されています。  いわゆるマイナンバー制度は、日本で暮らす全ての人に番号をつけ、全国民の個人情報を一元的に把握することを可能とし、社会保障の締めつけ、税や保険料の徴収強化につながるものです。国民にさしたるメリットもなく、個人情報やプライバシーの保護について実効性ある対策が何もない欠陥法と言えます。情報漏えいや犯罪が際限なく広がる危険性を抱えているマイナンバー制度の適用範囲を拡大させるべきではありません。  なお、同じ理由から、マイナンバー関連予算などが計上されている議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号にも反対いたします。  第2款総務費、諸費には自衛官募集事務費として13万円計上されています。  安倍政権は、秘密保護法、共謀罪法と、違憲立法を押し通し、集団的自衛権の行使容認の閣議決定と安保法制――戦争法の運用を開始しております。  昨年12月、閣議決定した新防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画は、日米同盟を一層強化する護衛艦の空母化、自衛隊の中東への派兵など、専守防衛という従来の政府の見解をも覆すものです。自衛隊を海外で武力行使ができる軍隊へと大きく変貌させることは極めて重大です。日本が世界に誇る平和の宝憲法9条を擁護する基本的立場から反対をいたします。  以上の歳入歳出に関わる繰上充用、繰越明許、債務負担行為についても同様に反対いたします。  以上の理由により、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算に反対いたします。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてです。  新たに作成しようとしている大分市総合計画について、我が会派は既に42点の修正案を提出しました。同計画には、広域連携と圏域行政、行政改革、小中一貫教育、公立幼稚園、公立保育所の再編による統廃合、豊予海峡ルート、マイナンバーカードの普及活用、不公平な同和事業などの推進項目が含まれており、これらの施策には反対です。  市民の生命と財産を守るため、消費税減税、原発ゼロ、生存権を保障する社会保障制度の維持などを基本姿勢とし、全ての子供への医療費助成拡充、公的保育による保育の質と量の確保、ワンコインバス事業の復活、ジェンダー平等の推進、教職員の増員、中小企業の財政支援、公営住宅の改善、ばいじん公害対策促進などに修正すべきと考えます。以上のことから、議第37号に反対いたします。
     最後に、陳情についてです。令和2年陳情第1号、大分市立賀来幼稚園の存続を求める陳情についてです。厚生常任委員長報告は不採択です。  この陳情は、賀来幼稚園の廃園について、隣接する養護施設の児童にとって成長に欠かせない役割を担っており、地域における幼児教育の拠点として存続を望むものです。市長、教育長宛てには趣旨に賛同する878筆の署名も提出されています。  現在、大分市は、児童相談所の設置について検討を進めておりますが、養護施設や、それらを取り巻く幼稚園や学校との連携は、最適な支援を提供できる体制で臨むべきです。  また、望ましい集団活動ができる規模という極めて曖昧な統廃合基準によって、入園希望者に断念を迫る市の姿勢は、一人一人を大切にすることを基本にした児童福祉法や子どもの権利条約に反するものです。  公立幼稚園の廃園に反対する基本的立場、加えて、勘案すべき地域の実情を無視する幼稚園の廃園に反対する立場から、令和2年陳情第1号の不採択に反対いたします。  以上で反対討論を終わります。  最後になりましたが、今月末をもって退職される職員の皆様に、日本共産党市議団を代表して、御礼の御挨拶を申し上げます。  長年にわたり、市民サービスと市政執行に携わってこられた皆様に敬意を表するとともに、退職後の御健勝、御多幸をお祈りいたします。  同時に、市民の安全、健康及び福祉を保持するという地方自治の精神を今後も発揮され、市政に携わってこられた経験と知識を存分に生かしてくださいますようお願い申し上げます。  以上で討論を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 次に、30番、エイジ議員。 ○30番(スカルリーパー・エイジ)(登壇) 30番、新政クラブ、スカルリーパー・エイジでございます。  私は、都市計画部に係る二つの予算案について、建設常任委員長報告に対して反対討論を行います。  初めに、令和2年度、議第1号、8款土木費4項都市計画費1目都市計画総務費、祝祭の広場管理費8,000万円、そのうち、大型LEDビジョン設置費6,000万円が計上されております。先般の一般質問でも、この新たな大型LEDビジョンの設置理由を質疑し、都市計画部長から、現状の整備内容に加え、広場そのものの魅力や機能をさらに高める具体的な利活用策が必要なためといった答弁がございました。  将来的な土地の用途について、平成29年8月臨時議会において、あらゆる手法の検討を行っていくとされており、この先はどう用途変更されるのかが分かりません。たった半年で、さらに大きな予算を使い、わざわざ大型LEDビジョンを設置する必要はありません。大型LEDビジョンを使用したいのであれば、今までどおり、使用時のみレンタルすれば全く問題はありません。  費用対効果についても質問しましたが、都市計画部長は、単に、使用料金やランニングコストとの比較によるものではなく、利便性の確保やにぎわいを容易に創出できるなどとの答弁があり、費用対効果を考えないのであれば、なおさらレンタルでよいのではないかと矛盾を感じます。  ラグビーワールドカップなどで大きなにぎわいを創出できたことは評価したいと思いますが、にぎわいを創出できたからとはいえ、レガシーという位置づけで、さらなる投資を市民は必要としないと思います。  以上の理由で、祝祭の広場管理費計上について反対いたします。  次に、8款土木費4項都市計画費13目都市交通対策費、新たなモビリティサービス事業についてです。  この事業費には1億2,100万円が計上されています。新たな市民の足となる取組については大いに賛同いたします。モビリティカーを佐賀関地区と野津原地区で実証実験を経て導入するのであれば、私は反対いたしません。むしろ、推進したいと考えます。  ところが、実証実験もまだ完了してないにもかかわらず、1台3,300万円もするモビリティカーをもう1台購入することは全く理解できません。現在、所有している1台を時間をかけてでも、両地域で走らせて実証実験を行うべきだと考えます。  もしも実証実験中に何らかのトラブルや運航できない状況になった場合、高額のモビリティカーはどうするのでしょうか。しっかりと実証実験を経て、予算計上すべきだと考えます。以上の理由で新たなモビリティサービス事業費は賛成できません。  以上、令和2年度、議第1号、8款土木費4項都市計画費1目都市計画総務費、祝祭の広場管理費と、8款土木費4項都市計画費13目都市交通対策費、新たなモビリティサービス事業費について、反対いたします。  私は今本当に市民にとって必要な予算づけとは何か、しっかりと見極め、議会議員として、予算に対し是々非々の判断を行ってまいりたいと思います。  以上で反対討論を終わります。 ○議長(野尻哲雄) 以上で討論を終結し、議第1号について、これより採決いたします。  最初に、井手口議員ほか3名から提出の議第1号、令和2年度大分市一般会計予算に対する修正案について、起立により採決いたします。  本修正案に賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(野尻哲雄) 起立少数であります。よって、本修正案は否決されました。  次に、ただいまの原案について起立により採決いたします。  原案に対する委員長報告は承認であります。委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(野尻哲雄) 起立多数であります。着席してください。  よって、原案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、反対討論のありました議第2号、議第5号、議第6号、議第11号から議第13号、議第19号、議第20号、議第28号、議第29号、議第37号、議第39号から議第45号まで、並びに令和2年陳情第1号について、起立により採決いたします。  本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(野尻哲雄) 起立多数であります。着席してください。  よって、本案は委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、ただいま決定を見ました案件を除く、議第3号、議第4号、議第7号から議第10号、議第14号から議第18号、議第21号から議第27号、議第30号から議第36号、議第38号、議第46号から議第54号まで、並びに請願3件、陳情4件は、それぞれ委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。  よって、以上の案件は、それぞれ委員長報告のとおり決定いたしました。  ───―────―────────────  議案  番  号   件  名   結  果  議第1号  令和2年度大分市一般会計予算  原案可決        令和2年度大分市一般会計予算に対する修正案  否決  議第2号  令和2年度大分市国民健康保険特別会計予算  原案可決  議第3号  令和2年度大分市財産特別会計予算  原案可決  議第4号  令和2年度大分市土地取得特別会計予算  原案可決  議第5号  令和2年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算  原案可決  議第6号  令和2年度大分市農業集落排水事業特別会計予算  原案可決  議第7号  令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  原案可決  議第8号  令和2年度大分市介護保険特別会計予算  原案可決  議第9号  令和2年度大分市後期高齢者医療特別会計予算  原案可決  議第10号  令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算  原案可決  議第11号  令和2年度大分市水道事業会計予算  原案可決  議第12号  令和2年度大分市公共下水道事業会計予算  原案可決  議第13号  令和元年度大分市一般会計補正予算(第4号)  原案可決  議第14号  令和元年度大分市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  原案可決  議第15号  令和元年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)  原案可決  議第16号  大分市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について  原案可決  議第17号  大分市動物愛護管理員条例の制定について  原案可決  議第18号  のつはる天空広場条例の制定について  原案可決  議第19号  大分市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について  原案可決  議第20号  大分市常勤特別職の給与に関する条例の一部改正について  原案可決  議第21号  大分市職員の給与に関する条例等の一部改正について  原案可決  議第22号  大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について  原案可決  議第23号  大分市印鑑条例の一部改正について  原案可決  議第24号  特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部改正について  原案可決  議第25号  議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について  原案可決  議第26号  大分市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について  原案可決  議第27号  大分市手数料条例の一部改正について  原案可決  議第28号  大分市あらゆる差別の撤廃及び人権の擁護に関する条例の一部改正について  原案可決  議第29号  大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  原案可決  議第30号  大分市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について  原案可決  議第31号  大分市公衆浴場法施行条例及び大分市旅館業法施行条例の一部改正について  原案可決  議第32号  大分市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部改正について  原案可決  議第33号  大分市中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正について  原案可決  議第34号  大分市高崎山自然動物園条例の一部改正について  原案可決  議第35号  大分市公設地方卸売市場業務条例の一部改正について  原案可決  議第36号  大分市市道の構造の技術的基準等に関する条例の一部改正について  原案可決  議第37号  大分市総合計画における基本計画の策定について  原案可決  議第38号  大分市過疎地域自立促進計画の一部変更について  原案可決  議第39号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第40号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第41号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第42号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第43号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第44号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第45号  公の施設を他の普通地方公共団体の住民の利用に供することに関する協議について  原案可決  議第46号  字の区域及びその名称の変更について  原案可決  議第47号  字の区域及びその名称の変更について  原案可決  議第48号  字の区域及びその名称の変更について  原案可決  議第49号  公有水面埋立てについて  原案可決  議第50号  工事委託契約の締結について(日豊本線大在駅自由通路整備工事)  原案可決  議第51号  工事請負契約の締結について(大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事)  原案可決  議第52号  工事請負契約の変更について(大分市公設地方卸売市場冷蔵庫棟冷蔵設備更新工事)  原案可決
     議第53号  包括外部監査契約の締結について  原案可決  議第54号  市道路線の認定について  原案可決  請願  番  号   件  名   結  果  令和2年第1号  JR豊肥本線(仮称)宗麟大橋東口駅の設置を求める請願  閉会中審議  令和2年第2号  加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度創設を求める意見書提出方について  閉会中審議  陳情  番  号   件  名   結  果  令和2年第1号  大分市立賀来幼稚園の存続を求める陳情  不採択  閉会中審査案件の結果  請願  番  号   件  名   結  果  平成30年請願第4号  公的年金制度の改善についての意見書提出方について  閉会中審議  陳情  番  号   件  名   結  果  平成29年陳情第15号  複合型防災訓練センター(仮)建設に関する陳情  閉会中審議  平成29年陳情第17号  大分市への科学館設置に関する陳情  閉会中審議  平成30年陳情第7号  大分市に総合的な科学館設立を求める陳情  撤回  令和元年陳情第8号  明野支所の建設に関する陳情     閉会中審議  ◇─────────────────◇ ◎日程第2 議第55号から議第60号まで一括上程、審議(提案理由説明委員会付託省略) ○議長(野尻哲雄) 次に参ります。  日程第2、本日提出されました議第55号から議第60号までを一括上程いたします。  ───―────―────────────  番  号   件  名  議第55号  大分市副市長の選任について  議第56号  人権擁護委員の推薦について  議第57号  大分市教育委員会委員の任命について  議第58号  大分市監査委員の選任について  議第59号  大分市固定資産評価審査委員会委員の選任について  議第60号  大分市固定資産評価員の選任について  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) この際、提案理由の説明を求めます。佐藤市長。 ○市長(佐藤樹一郎)(登壇) ただいま上程されました議第55号から議第60号までについて、御説明を申し上げます。  まず議第55号は、大分市副市長の選任についてであります。  これは、3月31日をもって任期が満了いたします久渡晃氏について、再任いたしますとともに、桑田龍太郎氏の後任として新たに木原正智氏を選任いたしたく、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  久渡氏につきましては、これまで副市長として、また収入役として、優れた識見と豊富な行政経験を生かされ、市政推進に大いに貢献いただいたところでありますが、引き続き、その手腕を市政発展のために発揮していただきたく、御提案申し上げる次第であります。  木原氏につきましては、これまで国土交通省において要職を歴任し、現在は、国土交通省港湾局海岸・防災課災害対策室長を務められ、社会資本整備や危機管理などに優れた識見を有しております。今後は、その手腕を市政発展のために発揮していただきたく、御提案申し上げる次第であります。  議第56号は、人権擁護委員の推薦についてであります。これは、6月30日をもって任期が満了いたします寳珠典隆氏、杉村幸三氏の2名の方の再任について推薦いたすとともに、佐藤克治氏、幸順一氏の後任として、新たに工藤美智子氏、佐藤絵里子氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  議第57号は、大分市教育委員会委員の任命についてであります。  これは、3月31日をもって任期が満了いたします古城和敬氏について再任いたすとともに、同日をもって退任される大久保眞理子氏の後任として、新たに岡野涼子氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  議第58号は、大分市監査委員の選任についてであります。  これは3月31日をもって任期が満了いたします佐藤日出美氏の後任として、新たに縄田睦子氏を選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  議第59号は、大分市固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。  これは、3月31日をもって任期が満了いたします岩井哲也氏、瀬山美恵氏、板場奈美氏を再任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  議第60号は、大分市固定資産評価員の選任についてであります。  これは、3月31日をもって退任されます小出祐二氏の後任として新たに佐藤浩氏を選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定に基づき、議会の御同意を頂こうとするものであります。  いずれの議案につきましても、略歴につきましては、議案に添付いたしておりますので、説明を省略させていただきます。  何とぞ慎重御審議の上、御同意賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(野尻哲雄) お諮りいたします。  ただいま上程いたしました6議案は、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに逐号審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略し、直ちに逐号審議することに決定いたしました。  それでは、最初に、議第55号、大分市副市長の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第55号  大分市副市長の選任について  原案同意  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) この際、ただいま副市長の選任に同意を得られました久渡晃氏、木原正智氏から御挨拶をお受けしたいと思います。最初に、久渡晃氏。 ○副市長(久渡晃)(登壇) ただいま大分市副市長として、選任の御同意をいただきました久渡晃でございます。  大変光栄に存じますとともに、その職責の重大さに身の引き締まる思いをいたしております。もとより微力ではございますが、これまでの行政経験を生かし、佐藤市長の補佐役として、大分市の発展のために全力を傾注して参る所存でございます。  どうか議員の皆様方におかれましては、一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(野尻哲雄) 次に、木原正智氏。 ○副市長(木原正智)(登壇) ただいま大分市副市長として選任の御同意をいただきました木原正智でございます。  身に余る光栄と存じますが、その責任の重大さを考えますと身の引き締まる思いでいっぱいでございます。もとより微力ではございますが、佐藤市長をしっかりと支え、48万人の方々が生活されている大分市のさらなる発展のために、誠心誠意力を尽くす覚悟でございます。  議員の皆様方におかれましては、御指導、御鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(野尻哲雄) 次に、議第56号、人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第56号  人権擁護委員の推薦について  原案同意  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) 次に、議第57号大分市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。
     これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第57号  大分市教育委員会委員の任命について  原案同意  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) 次に、議第58号大分市監査委員の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第58号  大分市監査委員の選任について  原案同意  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) 次に、議第59号大分市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第59号  大分市固定資産評価審査委員会委員の選任について  原案同意  ───―────―──────────── ○議長(野尻哲雄) 次に、議第60号大分市固定資産評価委員の選任についてを議題といたします。  本案に対する質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 討論なしと認めます。  これより採決いたします。  本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  ───―────―────────────  番  号   件  名  結  果  議第60号  大分市固定資産評価員の選任について  原案同意  ───―────―────────────  ◇─────────────────◇ ◎日程第3 閉会中各委員会の継続審査及び調査について ○議長(野尻哲雄) 次に参ります。  日程第3、閉会中各委員会の継続審査及び調査に関する件を議題といたします。  各常任委員会、議会運営委員会並びに各特別委員会の継続審査及び調査については、それぞれの委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の一覧表のとおり申出がありました。  お諮りいたします。  各委員長の申出のとおり、それぞれ閉会中継続審査及び調査することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。  よって、申出のとおり閉会中継続審査及び調査することに決定いたしました。  ───―────―────────────  閉会中における委員会の継続審査及び調査事件  総務常任委員会    1.市政の総合企画について    2.市税、その他財務について    3.職員の定数及び勤務条件について    4.市政の広聴広報及び統計について    5.出納及び財産管理について    6.自治振興及び消費、物価対策について    7.消防、防災について    8.国民健康保険及び国民年金について    9.文化行政及び国際交流について    10.男女共同参画及びスポーツ振興について    11.その他、他の委員会に属さない事項  厚生常任委員会    1.社会福祉について    2.保健予防、環境衛生及び食品衛生について    3.介護保険について    4.人権・同和対策について    5.子ども・子育て支援について  文教常任委員会    1.学校教育について    2.学校体育及び健康教育について    3.社会教育について    4.芸術文化の振興及び文化財保護について    5.教育財産について
     建設常任委員会    1.都市計画及び公園の整備管理について    2.道路橋梁について    3.河川について    4.住宅及び建築について    5.上下水道について  経済環境常任委員会    1.農林水産業について    2.商工業及び観光について    3.公設地方卸売市場について    4.環境対策について    5.清掃について  議会運営委員会    1.議会の運営に関する事項について    2.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について    3.議長の諮問に関する事項について  子ども育成・行政改革推進特別委員会    1.子どもに関する基本的な計画及び施策並びに行政改革に関する調査について  総合交通対策特別委員会    1.交通体系、公共交通及び交通安全対策に関する調査について  地域活性化対策特別委員会    1.中心市街地の活性化及び過疎対策に関する調査について  ───―────―────────────  ◇─────────────────◇ ◎日程第4 会議録署名議員の指名 ○議長(野尻哲雄) 次に参ります。  日程第4、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、  6番 二 宮   博 議員  27番 髙 野 博 幸 議員  以上2名を指名いたします。  ◇─────────────────◇ ○議長(野尻哲雄) 以上で、今期定例会に付議された案件は全て議了いたしました。  お諮りいたします。  今期定例会は、これをもって閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(野尻哲雄) 御異議なしと認めます。  よって、令和2年第1回定例会はこれをもって閉会いたします。           午前11時51分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する  令和2年3月26日 大分市議会  議  長  野 尻 哲 雄        署名議員  二 宮   博        署名議員  髙 野 博 幸...