大分市議会 2020-03-24
令和 2年経済環境常任委員会( 3月24日)
調査の主な内容ですが、市内外約1,000社程度の企業に
アンケート調査を予定しております。増設や移設に係るニーズを把握しまして、立地に当たっての電力や水道、交通の
利便性等の
インフラについての企業の要望と、市内の
整備状況、未整備の
インフラを整備する場合の費用等を調査しまして、今後の
企業立地の受皿となる可能性のある用地について調査してまいりたい、そのような趣旨の委託料です。
○
松下委員
大分合同新聞が報道した、この記事に関連することだと思うのですが、この記事によると市が造成したというのは
志村中小企業工業団地だけのようで、あとは県の
大分流通業務団地といったところが中心かと思います。市が
工業団地を開発、造成ということになると、費用、そういった部分もかなり多額なものになると思うのですけれども、もう市は
土地開発公社も解散していますから、県に委託とか、そういうことも含めて検討する。今からということなのでしょうが、具体的な話というのは、まだ今時点では無理ということでしょうか。
○
朝見創業経営支援課長
仮に整備をする場合の手法等につきましては、県との連携の中で、行政が行う場合、民間が行う場合等、いろいろな手法があろうかと思いますので、その辺りも今後研究してまいりたいと考えております。
○
佐藤委員長
そのための調査ということでいいのですよね。
○
朝見創業経営支援課長
そのような調査も含めて、行ってまいりたいと考えております。
○
松下委員
今言ったように、今から調査ということですけれども、非常に多額の経費もかかってくるのだろうと思うので、県との連携とか、そういった部分も含めて、十分な調査を行っていただきたいということで、これは要望です。
それと、同じ
企業立地推進事業の中で、
次世代モビリティ関連産業活性化事業が
重点事業としてもあるのですけれども、この中身について、読んでもよく分かりません。具体的にどういうことをやろうとしているのか。例えば研究会への補助金の710万円について、もうちょっと具体的に教えていただきたいのが1点と、それと、
都市計画部が来年度もう1台
モビリティーの
車両購入費を予算計上していますが、そことの整合性、関連とか、それをどのように考えているのか、その2点を教えていただきたいです。
○正
池商工労政課長
次世代モビリティに関する事業につきましては、令和2年度は
次世代モビリティの研究会をつくりまして、
自動運転車両の
製造技術についての研究ということで、
自動運転設備を搭載できる車両の研究等をしてまいりたいと考えております。
中小企業の皆さんに、フレームの製造とか曲げ加工等、また外装で使用される
繊維加工のプラスチックの
生成技術といったものを研究してもらって、いずれそういうものを製造したり、また、そういった車両の運行時に発生したトラブルに対応できるメンテナンスについての研究もしてもらいたいということで、令和2年度に研究会を立ち上げて行っていきたいと考えております。
もう1点、
都市交通対策課との連携になりますけれども、当然そういうのを産業の育成という形で考えておりますので、
都市交通対策課は
交通対策でありますけれども、関連があると思いますので、
都市交通対策課や企画課などと連携する中で進めていきたいと考えております。
○
松下委員
都市交通対策課の関係は他の
委員会所管なので、何とも言えない部分があるんですけれども、要は、
モビリティーの機能は、非常に高度な技術、特殊な技術とかが要るだろうと。特に
無人運転になってくると、大分市での製造とか、そういった部分も見込んでやるというのが、この事業ということでよろしいですか。
○正
池商工労政課長
将来的にはそこまで行くといいと思っております。そういうところを目指していくというのは、研究していくというのは当然ですけれども、まずはそういったものを搭載できる、
都市交通対策課が今行っておりますのは、
電動バスという形ですので、そういったものも頭に入れる中で研究していきたいところでございます。
○
松下委員
今からということですし、新しい産業の創造、育成というのは非常に大事なことだとは思うんですけれども、各方面、いろんな所を見て、連携する部分は連携するとか、そういうことを含めて取り組んでいただきたい。今時点ではそこしか言えないので、もうちょっと注視したいと思っております。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
○
福間委員
確認ですが、
報告事項の6番、その他があるのですけど、ここで
新型コロナウイルスに関する詳しい報告を予定されているのかどうかをまず確認します。なければ、今質疑をしておかないといけないので。
○正
池商工労政課長
その他の中では、
新型コロナウイルスの
感染防止に向けた
商工労働観光部の
イベントの対応等は報告させていただこうと思っております。
○
福間委員
では、ここで質問していきたいと思います。先ほど部長の冒頭の挨拶の中で、
中小商店をはじめとした消毒の支援と
金融支援という、2つの報告がされたのですが、報告の中の後段の
金融支援の中身について、その内容について、まず1点お聞かせください。
○
朝見創業経営支援課長
金融支援の中身ですが、県が
新型コロナウイルス感染症対策特別資金としまして、3月5日から
制度資金を設けております。その
制度資金の内容につきましては、3月5日から9月4日までの
受付期間で、上限額1億6,000万円、年利1.3%という内容となっております。
その
県制度資金を借りた方の
利子補給を本市で行うことを考えております。年利1.3%の全額で、県の
制度融資は最長10年間となっておりますが、その間の3年間、
利子補給をするという内容です。なお、
資金借入れにつきましては、県は
運転資金と
設備資金、両方合わせて上限1億6,000万円ですが、本市が
利子補給の対象としますのは
運転資金のみで、上限額3,000万円を対象としております。
○
福間委員
今のは中小の方の関係でしょうが、特に
小規模事業者に対して市で受ける対策が何かあるのかということと、併せてこういう方々に対する国や県の支援の枠組みや通達などが示されているのか。県は
補正予算があるような話を昨日聞きました。
補正予算が県議会にかかるというお話を聞いたのですけど、国、県の
新型コロナウイルス感染症対策について、中小もですけど、特に
小規模事業者への対策は現在どの程度示されてきているのかというのを聞きたいと思います。分かる範囲で結構です。
○
朝見創業経営支援課長
国のほうは、
日本政策金融公庫で実質無利子、無担保で借入れができ、
中小企業、
小規模事業者、
個人事業主、フリーランスを含むということで、3月17日からそういった方を対象に受付を開始しております。先ほど申し上げました
制度資金融資につきましても、対象者は
中小企業、それから
小規模事業者、
個人事業主も対象としているものです。
国のほうは
日本政策金融公庫のみで、県のほうは大分銀行、
豊和銀行等、県内7行、それから
商工中央金庫大分支店で、
中小企業、
個人事業主の方と日頃お付き合いのある
メインバンク等が
県制度資金の
対象金融機関としており、そういったところでは引き続き
金融機関から融資を受ける中、
経営サポートも引き続き受けられるというメリットがあるところです。
○
佐藤委員長
その資料が多分
ホームページにちゃんとありますので、それを後ほど配付できますか。それのほうが分かりやすい。
○
福間委員
よろしくお願いします。
それで、今は金融の話が中心ですけど、特にこういう状態になって、雇用が奪われたり、仕事がなくなるという方々もたくさん出てくるのですが、国のほうからは
雇用継続に対する
特別措置というか、そのことについて市にはどのような連絡なり通知が来ているのですか。
○
中川商工労政課主査
国の
雇用調整の関係の助成金ですけれども、今回、
雇用調整助成金について、
新型コロナウイルス感染症対策のための特例を設けています。その中では、通常の
申請要件を緩和して、
新型コロナウイルス感染症対策の影響によって、
資金繰りとか、もしくは経営が厳しくなった事業者を広く対象にした特例を設けるということでして、そういった部分は
ホームページ等で示されておりますので、大分市といたしましても、大分市の
ホームページ等でそういった
情報提供をしているところです。
○
福間委員
それも資料を出してください。
それで、定例会が始まる前から、
新型コロナウイルス感染症対策の
消毒支援として、いち早く
商工労政課で手を打ってくれて、上限100万円でやろうということですが、今その対策は商店街でどのような状況になっているのか、分かれば教えてください。
○正
池商工労政課長
各商店街、1団体につき100万円を上限に、1例目が発症しました3月3日まで遡って申請できますが、請求については一括で行ってもらうようにしておりますので、まだ実際の支出についてはありませんけれども、
実施自体は昨日報道でもありましたとおり、昨日は
赤レンガ通り、府内五番街で
消毒作業は行っております。現在、20ほどの団体から実施したいという声を頂いているという状況です。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○
福間委員
商工業振興費の
企業立地推進事業については反対の態度を表明しておきます。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中のうち
商工労働観光部所管分について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔
説明書②528ページ
~、債務負担行為について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○
福間委員
先ほどの
歳入歳出予算と同じ立場で、
企業立地促進なので反対します。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第13号、令和元
年度大分市
一般会計補正予算第4号、第2条
繰越明許費の補正、第2表中1追加、第7
款商工費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔
予算書④4ページ、
繰越明許費の補正について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○
松下委員
入札不調の原因は何ですか。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
不調の原因ですが、
一般競争入札で入札をかけたところ、
応札業者がゼロ件でした。この原因と考えられるものは、仕様書の中で
入札参加要件のうち、
完成工事高が本事業と同程度であることという要件を満たすこととなっておりましたが、これを満たす業者がいなかったということが考えられます。入札につきましては、1,150万円程度の
事業規模があったのですけれども、これだけの実績を持った業者が存在しなかったということで、その後、再入札を行いました。その際、年度内にできるように約500万円程度の規模となり、これにつきましては
応札業者がおりましたことから、事業が成立して、3月末までの工期で現在進めているところです。繰越しにつきましては残りの分ということで、4月に入りまして早々にまた入札を行いたいと考えております。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
続きまして、
一般議案の議第33号、大分市
中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
議第33号、大分市
中小企業退職金共済掛金補助条例の一部改正について御説明させていただきます。
議案書の議33の1ページを御覧ください。
この制度は、
中小企業の事業主に
退職金共済制度の普及を促し、
退職金制度を導入する事業所の拡大を図ることにより、勤労者の福祉の増進と雇用の安定、
中小企業の振興に資することを目的とするもので、
大分商工会議所及び大分県
中小企業団体中央会並びに野津原町商工会が取り扱っております
特定退職金共済制度に新規加入した事業主に対して、事業主が納めた
共済掛金の20%を2年間補助する制度です。
今回の改正につきましては、
条例期間が令和2年3月31日で終了するということから、その期間を3年間延長しまして、令和5年3月31日まで
補助制度を継続しようとするものでございます。なお、施行日は、この制度の
空白期間が生じないように、公布の日からとしております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第34号、大分市高崎山
自然動物園条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
議第34号、大分市高崎山
自然動物園条例の一部改正について御説明いたします。
議案書の議34の1ページをお開きください。
本議案は、大分市高崎山
自然動物園の開園時間を午前8時30分から午前9時に変更しようとするものです。大分市高崎山
自然動物園は、
瀬戸内海国立公園高崎山自然動物園、高崎山おさる館、芝生広場、多目的広場、駐車場で構成されており、このうち、開園時間を変更しようとする施設は、駐車場を除く全ての施設です。
改正理由といたしましては、1点目といたしまして、猿の出現状況への対応です。猿寄せ場にはおおむね午前中はC群、午後はB群が出現しておりますが、近年C群の出現時刻が遅くなる傾向がありますことから、来園者がより安定的に猿を見ることができるよう、これまでの統計等に基づきまして、より出現率の高まる午前9時に開園時間を変更するものです。
2点目といたしましては、動物園運営の効率化です。毎日行われる開園前の準備は、猿の猿寄せ場への誘導をはじめ、園内各施設の点検、整備など多岐にわたっておりますが、これらに係る時間の確保と職員への業務負担の軽減を図るため、開園時間を変更するものです。
なお、本市が調査を行った、国内で自治体が運営する動物園、約60の施設においては、午前8時30分から開園している施設はなく、ほとんどが午前9時から午前10時の時間帯で開園しております。水族館うみたまごにおきましても午前9時からの開館となっておりますことから、開園時間の変更による近隣施設への影響等はないものと見込まれます。
また、大分市高崎山
自然動物園の閉園の時間は午後5時とすること、このうち
瀬戸内海国立公園高崎山自然動物園への入園は午後4時30分までとすることに、変更はございません。
施行日につきましては、令和2年6月1日といたしております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第37号、大分市
総合計画における
基本計画の策定についてのうち、
商工労働観光部所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
議第37号、大分市
総合計画における
基本計画の策定についてのうち、
商工労働観光部所管部分について御説明いたします。
まず、お手元に配付しております、議第37号、大分市
総合計画における
基本計画の策定についてと記載しましたA3のカラー刷りの資料を御覧ください。
こちらの緑色で網かけをしている部分が、
経済環境常任委員会で御審議をいただく部分です。このうち、
基本計画各論の第4部、にぎわいと活力あふれる豊かな
まちづくり(産業の振興)の第1章第1節、工業の振興、第2章第1節、商業・サービス業の振興、第2節、流通拠点の充実、第3章、安定した雇用の確保と勤労者福祉の充実、第4章、魅力ある観光の振興が
商工労働観光部所管部分となっておりますことから、これらの内容について御説明させていただきます。
それでは、議案にお戻りいただきまして、議案の74ページをお開きください。
第1章第1節、工業の振興についてです。この節では、新たな雇用や工業全体の活力を生み出していくため、既存企業への支援、企業誘致や創業支援及びその後の成長、安定化の支援、IoTやAIなどの技術を活用した生産性の向上、地域産業の活力の維持と競争力の強化などが求められておりますことから、高度技術に立脚した産業集積の推進や
中小企業の競争力の強化に取り組むことによって、幅広い産業の集積を推進するとともに、人材育成や海外展開の支援などにより企業の競争力の強化を図ります。目標設定といたしまして、誘致企業件数や、市が開催、支援する、人材育成に係る講座及び研修の延べ受講者数などを掲げているところです。
次に、84ページを御覧ください。
第2章第1節、商業・サービス業の振興についてです。この節では、空き店舗の増加や高齢化による後継者不足なども顕著になっており、商店街に求められる機能の低下などが危惧されておりますことから、魅力ある商店街づくりや意見交換の場の充実などに取り組むことによって、経営基盤の強化や関係団体との連携強化を進めてまいります。目標設定といたしまして、小売商業の年間商品販売額などを掲げているところです。
次に、86ページを御覧ください。
第2節、流通拠点の充実についてです。近年のモーダルシフトの進行により港湾施設の重要性が増大しておりますことから、大分港大在公共埠頭を中心とする港湾施設の活用促進などに取り組むことによって、流通拠点の機能向上や活用促進を図ってまいります。目標設定といたしまして、大分港大在コンテナターミナルの取扱実入りコンテナ数を掲げているところです。なお、こちらの節につきましては公設地方卸売市場に係る記載もありますことから、農林水産部からも説明をさせていただくこととなっております。
次に、88ページをお開きください。
第3章、安定した雇用の確保と勤労者福祉の充実についてです。この節では、働く意欲のある人の就労機会の拡大や、安心して働き続けることができる社会実現に向けた環境整備などが求められており、就労支援や勤労者福祉の充実に取り組むことによって、安定した雇用の確保や良質な労働環境の整備を進めてまいります。目標設定といたしまして、UIJターン就職者数などを掲げているところです。
次に、91ページをお開きください。
第4章、魅力ある観光の振興についてです。この節では、本市の観光資源を生かした観光誘客の推進や、訪日外国人旅行者の受入れの態勢整備などが求められておりますことから、観光資源の魅力向上や観光振興に向けた連携などに取り組むことによって、本市の新たな魅力の創出や情報発信を進めてまいります。目標設定といたしまして、観光入込客数や外国人観光宿泊客数などを掲げているところです。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○
福間委員
うちの会派は、これについては42項目の修正意見を出したのですが、
企業立地も変わっておりませんので、この点については反対いたします。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で、本
委員会に付託されました
商工労働観光部所管の審査は全て終了いたしました。
ここで、しばらく休憩します。
午前10時57分休憩
午前11時7分再開
○
佐藤委員長
経済環境常任委員会を再開します。
ここで、執行部より
報告事項の申し出がございましたので、説明を受けたいと思います。
まず、大分市中心部における
歩行者通行量調査について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
報告事項①の大分市中心部における
歩行者通行量調査について、令和元年度の調査結果を御報告させていただきます。説明は、
経済環境常任委員会報告事項の資料に沿って行います。
それでは、資料の1ページを御覧ください。
本市中心部における
歩行者通行量調査は、中心市街地の商業振興を図るための基礎資料とすることを目的に始まり、より効果的な調査となるよう、手法を見直しながら実施しております。現在では、中心市街地全体の活性化施策検討のための基礎資料とするとともに、平成30年度からの5年間を計画期間とする第3期大分市中心市街地活性化
基本計画の評価指標として掲げております、中央町・府内町間を往来する歩行者通行量の経年検証を行うために実施しているところです。
まず、1の調査方法ですが、
歩行者通行量調査と中心市街地
アンケート調査を実施しております。
歩行者通行量調査は、44地点で調査員による定点観測を行っており、また、滞在時間等を確認するための中心市街地
アンケート調査は、16地点で調査員の聞き取りにより実施し、調査総数は2,496件となっております。
2の調査日時は、令和元年11月29日金曜日から12月1日日曜日までの3日間で、それぞれ午前11時から午後7時までの8時間で実施いたしました。
次に、3の調査結果ですけれども、中心部歩行者通行量につきましては、経年変化を見るため、昨年度までと同様の35地点で比較しております。金曜日、土曜日、日曜日の3日間の合計は46万2,289人で、前年比100.4%、土曜日、日曜日の2日間の合計は31万3,444人で、前年比100.5%と増加しております。
下のグラフを御覧ください。近年の推移といたしましては、JRおおいたシティや大分県立美術館などの完成、開業効果が見られた平成27年度までが、増加傾向ということになっております。その後、それらの開業効果の収束、大分フォーラスの一時閉店などの影響により減少しておりましたが、今回の調査時点では、大分オーパの開業、祝祭の広場の完成などにより、やや回復傾向となっております。
次に、3ページをお開きください。ここには、歩行者通行量の調査地点名を記載しております。
また、4ページには調査地点を地図でお示しております。赤い丸で囲んだ箇所は、前年より増加した地点、青い丸で囲んだ箇所は、前年に比べて1割以上減少した地点となっております。
なお、地点ごとの通行量の比較表は、5ページ、6ページに掲載しております。
恐れ入りますが、2ページにお戻りください。
ここには、第3期中心市街地活性化
基本計画の成果指標としております、中央町・府内町間を往来する歩行者通行量の結果を掲載しております。なお調査地点につきましては、先ほどの4ページの地図の中央通りを東西に横断する36から41の6地点となっております。この6地点について比較しますと、金曜日、土曜日、日曜日の3日間の合計は4万3,853人、前年比101.9%と増加しており、土曜日、日曜日の2日間の合計は2万7,569人で、前年比98.7%となっております。
次に、中段のまちなか滞留時間ですけれども、中心市街地
アンケート調査による、中心部における滞在時間が3時間以上の人の割合を掲載しております。今年度の調査結果は55.9%となっておりまして、平成30年度の57.7%と比較して1.8%の微減となっておりますが、アンケートを取った半数以上が中心部に3時間以上いるという結果となっているということでございます。
調査の詳細につきましては、表紙に大分市中心部における通行量調査報告書と記載いたしております冊子をお配りしておりますので、後ほど御覧いただきたいと存じます。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは次に、
商工労政課と
創業経営支援課の事務の見直しについて御報告を受けます。
○正
池商工労政課長
資料の9ページを御覧ください。
報告事項②
商工労政課と
創業経営支援課の事務の見直しについて御報告させていただきます。
本市の産業振興の推進に当たりましては、商工業の振興育成、
中小企業向けの設備投資補助などを
商工労政課が担当し、企業誘致や海外
販路拡大、融資等の経営支援については
創業経営支援課が担当する中、
商工労働観光部内の2課で取組を進めております。
こうした中、補助事業と経営支援の両方の支援を希望する事業者は、2課にまたがって相談や協議をしているところですけれども、効率的な事業展開や事業者のニーズに即した施策の立案には、相談等の窓口を一本化する必要があると考えております。
こうしたことから、隣の10ページにありますように、機構図、所掌事務にありますとおり、
創業経営支援課に設備投資補助事業などの事業を移管するとともに、
創業経営支援課内に新たに
販路拡大担当班を設け、国内向けと海外向け
販路拡大に一体的に取り組み、事業者にとって分かりやすく、利用しやすい支援体制を整備することといたしております。
また、9ページの機構図、所掌事務にありますとおり、
商工労政課内の工業振興担当班を商工業企画担当班に名称を変更し、部内における施策の調整機能を強化してまいりたいと考えております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは次に、高崎山の振興に向けた取組について報告を受けます。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
報告事項3、高崎山の振興に向けた取組について御説明させていただきます。
資料の11ページと12ページを御覧ください。
初めに、1、これまでの経緯についてですが、高崎山は、昭和28年の高崎山
自然動物園の開園以来、観光の振興や西大分地区の活性化、自然分野等の教育に長年寄与してまいりました県都大分市のシンボルであり、あらゆる面において本市のイメージを担う大切な存在でありますが、近年は、高崎山
自然動物園の入園者数が伸び悩んでいるほか、猿寄せ場に猿が現れにくくなっているなどの課題も生じているところです。
そのため、こうした課題に対して庁内で横断的に取り組めるよう、庁内組織として高崎山振興戦略会議を設置し、西大分から高崎山周辺等の関連情報等を共有する中で、魅力ある高崎山のあるべき姿や、その実現に向けた取組を総合的に検討することとしたところです。
次に、2、高崎山の振興に向けた基本的な考え方と取組についてですが、高崎山振興戦略会議では、高崎山においては、今後とも自然環境の保全に配慮しつつ、中核的存在である高崎山
自然動物園のさらなる魅力向上や管理運営体制の充実等を図るとともに、周辺地域においては、猿による農作物被害等の軽減化や新たな魅力の創出に向けた環境整備に取り組むなど、高崎山全体の振興を総合的に推進していくことを基本的な考え方とし、この考え方に基づき、6つの項目について総合的に検討を進めることとしております。
次に、3、6つにわたります各検討項目の基本的な考え方についてですが、1つ目といたしましては、魅力の向上を上げております。また、3つの視点から検討を進めてまいります。(1)高崎山
自然動物園の魅力向上といたしまして、猿の安定的な出現の確保を図ることによる高崎山のイメージアップやサービスの向上、既存施設の整備、活用等により、魅力の向上を図ることとしております。(2)高崎山全体の魅力の向上といたしまして、自然環境や天然記念物の保全、高崎城跡やセラピーロードの活用等により魅力の向上を図ることとしております。(3)西大分地区の魅力向上といたしまして、別大国道沿いの憩い・交流拠点施設や、うみたまご等の近隣施設との連携により、魅力の向上を図ることとしております。
2つ目といたしましては、魅力の発信を上げており、猿以外も含めた多様な魅力を効果的に発信することによる高崎山のイメージアップや誘客の促進を図ることとしております。
3つ目といたしましては、アクセスの改善を上げており、繁忙期の駐車場の確保をはじめとする高崎山までのアクセスの向上を図ることとしております。
4つ目の受け入れ環境の整備につきましては、(1)多言語化の推進といたしまして、動物園内の看板や対応機器の拡充を図ることとしており、(2)バリアフリー化の推進といたしまして、動物園内の一体的な整備やバリアフリー化、身体障害者用駐車スペースの拡充を図ることとしております。
5つ目の被害対策の実施につきましては、農作物被害等を防止するため、高崎山電気柵の改修や、果樹農家の防護柵設置エリアの拡大を図ることとしております。
6つ目の推進体制の充実につきましては、高崎山
自然動物園の持続、魅力向上に資する管理・運営体制の見直し等を図ることとしております。
次に、資料の13ページと14ページを御覧ください。
ただいま申し上げました基本的な考え方の下、高崎山振興戦略会議で検討を行い、新年度に具体的に取り組む予定の事業を、表の中に項目ごとに記載しております。
1、魅力の向上といたしましては、山頂の眺望や高崎城跡等の活用を図るために樹木の伐採を行います。また、ニホンザルの生態を間近で観察するためのルートや輸送施設等についての調査研究を行ってまいります。憩い・交流拠点施設の設置に向けた検討や、周辺施設と連携した誘客
イベントを実施いたします。さらに、エサの工夫を行うためのサツマイモ裁断用の装置等を導入いたします。
2、魅力の発信といたしましては、ラッピングバスやインフルエンサーを活用したPRを行います。
3、アクセスの改善といたしましては、繁忙期におけるシャトルバスの増便や、バスどこ大分のPRによる公共交通の利用促進に取り組みます。
4、受入れ環境の整備といたしましては、昨年、ラグビーワールドカップの開催に備えて導入した多言語対応アプリの運用や、高崎山歩道橋のうみたまご側エレベーターの更新を行います。
5、被害対策の実施といたしましては、猿が電気柵を越えないようにするための電気柵周辺の樹木の伐採や、有害鳥獣を効果的に捕獲するための大型囲いわなの導入を行います。
6、推進体制の充実といたしましては、新年度は、先ほど条例の一部改正について御承認をいただきました、高崎山
自然動物園の開園時間の変更を行います。
なお、高崎山振興戦略会議は新年度以降も継続的に設置することとしており、各検討項目の基本的な考え方のもと、事業の進捗管理等を行うとともに、本日御説明した事業以外の新たな取組につきましても検討を行っていくこととしております。今後とも本
委員会において、高崎山の振興に向けた取組として、随時御報告させていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○
松下委員
高崎山振興会議は庁内ということですけれども、外部のいろいろな観光業者とか有識者を含めた、そういった意見を拝聴する何か組織とかいうのは、今あるのですか。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
現在、この高崎山振興戦略会議に対する外部からの意見を頂く組織はございませんが、これにつきましては、まだ考え方自体が企画立案の段階、意思形成の段階の会議でございまして、この後、本日御説明いたしました予算の関係で事業がスタートするといった、各事業が形成されていく過程においては、事業ごとでそういった御意見を頂くこともあります。あと、大分市観光戦略プランの中でこれらのチェックをしていただく推進
委員会という組織がございまして、これらにつきましては、もともと観光戦略プランの中で、高崎山の魅力を生かすという方針の中で動いておりますので、その中で御指導、御鞭撻を頂くというような形になるということです。
○
松下委員
要は、行政サイドでは限界がある部分があるので、いろんな関係者、例えばインフルエンサーを活用することによって、いかに魅力を発信するかということについて、さらに努力していただければと思います。これは要望です。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは次に、
商工労働観光部が実施した
イベント等の実績について報告を受けたいと思います。
○正
池商工労政課長
資料の15ページを御覧ください。
報告事項④
商工労働観光部が実施しました
イベント等の実績について、御報告させていただきます。
初めに、きちょくれ!おおいた味めぐりフェアin小田急町田店について、御報告させていただきます。
本フェアは、おおいた物産・食・観光魅力発信事業の一環として、大都市圏のデパートで開催する物産展で、昨年度、一昨年度に引き続き、小田急百貨店町田店で実施いたしました。期間は1月8日から14日までの7日間、場所は東京都町田市の小田急百貨店町田店です。7社が出店し物産販売を行ったほか、大分市観光キャンペーンレディによる観光PRを行いました。来客数や売上額等につきましては15ページに記載のとおりです。
続きまして、人材の確保・活用のための企業向けセミナーについてです。資料は17ページを御覧ください。
このセミナーは、本市において多くの業種で企業の人手不足が課題となる中、企業の人材確保や活用を促進するための新たな取組としまして、効果的な採用活動や求職者への情報発信など採用力の向上と、障害者や女性の在宅ワークなどテレワークの活用をテーマに、企業の経営者や人事担当者を対象に開催したところです。
概要といたしまして、(1)の人材獲得 成功への道!~採用力向上セミナー~を2月5日に開催し、大分で活躍されている社会保険労務士の篠原丈司氏による大分市の求人情報についてのオリエンテーションのほか、全国各地で人材採用に関する企業支援や講演などをされている平尾英治氏をお迎えし、求職者から選ばれる採用活動や人材育成について基調講演を頂き、65名に参加いただきました。
また、(2)の企業向け~テレワーク“はじめの一歩”セミナー~を2月20日に開催し、35人に参加いただく中、基調講演として、株式会社テレワークマネジメント代表取締役の田澤由利氏をお迎えし、テレワークの必要性や意義などについて、また、熊本市にございます障害者の在宅就労支援事業団理事長の田中良明氏から、障害者の在宅就労の意義やメリットについて講義を頂き、企業の方々に理解を深めていただいたところです。
これらのセミナーに加え、(3)の実践型ミニセミナー・個別相談会を行いまして、企業の課題解決につながるよう、少人数形式により2回開催し、企業からの相談に応じ、講師から具体的なアドバイスや求人票の添削などを行ったところです。
参加いただいた企業からは、求人票を見直す必要があると思った、テレワークへの理解が深まり、考え方や概念が変わったなどの声を頂いたところであり、人材の確保に向けた効果的な採用戦略、テレワークといった新たな働き方での人材の活用について、理解を深めていただくことができたと考えております。
来年度におきましても、企業のニーズや状況に応じたテーマでセミナーを開催し、人材の確保、活用を支援してまいりたいと考えております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○川邉委員
15ページの、きちょくれ!おおいた味めぐりフェアin小田急町田店の実績ですが、来客数と売上げが載っていますけど、このことに対して、これで満足というか、どういう評価をお持ちでしょうか。
○後
商工労政課参事補
過去3回実施をしてきまして、来場者の数、それと売上げともに、数字は伸びてきております。そういった意味で、連続開催をするということで一定の評価、デパートのバイヤーからもそういう声を頂いておりますので、評価はしているところです。
一方で、販路の開拓の面につきましては、この百貨店の場所がどうしても地下の場所で、お買物等、お客さんが多いところですので、出店をすれば当然売れるという場所になりますので、売上げだけを見れば伸びているのですけれども、本来の目的である
販路拡大等にはまだまだつながっていないのかなというところを感じております。
○川邉委員
大分のそういう商売をなさっている方からの御意見で、出店してもそのときだけだという御意見も私も頂いていますので、継続して、定着して、大分の商品が売れるように、よろしくお願いいたします。
○
佐藤委員長
私のほうからも、関連して。1から7まで品物があるのですけど、もし、それぞれの売上高が分かれば教えてください。ばらつきがあるとか、1つに集中しているとか。
○後
商工労政課参事補
今の御質問ですが、かなりばらつきはございます。1月9日から15日まで開催いたしまして、一番売上げが上がっているところの額で80万円を超えている額です。逆に言うと、少ないところで5万円を切っているぐらいの額になっております。
○
佐藤委員長
その80万円ってどこですか。
○後
商工労政課参事補
今、一昨年前のを読んでいました。申しわけありません。今年の分が、一番多いところで、とりめし等ですけど、100万円を超えている額になります。逆に一番少ないところで、20万円ぐらいになっています。
○
佐藤委員長
それは何ですか。
○後
商工労政課参事補
天然炭酸水です。
○
佐藤委員長
分かりました。
ほかにありませんか。
○
松下委員
17、18ページの関係で、テレワーク活用は、結果的に
新型コロナウイルスの蔓延によって、呼びかけがあって、いわゆる働き方改革とかいった部分で言うと、テレワークの推進はタイムリーだったと思うのです。2月27日からの呼びかけとか言っていましたので、セミナーの実施時期から言うとちょっと早かったのかなと。この後のほうが効果的な部分があると思うのですけど、結果的に今回の対応によって、テレワークが大分市でも進んでいくのではないかということが予想されるわけです。働き方改革の推進ということも含めて、新年度の早い時期で、もうちょっとバージョンアップしたような形でのテレワークの推進とか、そういったものの呼びかけ、実施ということになれば、参加企業も増えてくるのではないかと思いますので、商工会議所とかの関係団体の意見も聞きながら、なるべく早い段階で実施していくことによって、より効果が上がっていくのではないかと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。
○正
池商工労政課長
テレワークのこのセミナーにつきましては、今年度初めて行ったものですが、実施時期は2月として昨年度末から計画しておりまして、その後のタイミングで
新型コロナウイルス感染症が発生したという状況になっております。令和2年度につきましても、こういった今の状況等も踏まえながら、引き続き
関係機関と連携を図りながら、どのようなものができるのかというのを検討してまいりたいと考えております。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
○川邉委員
今の関連ですが、国からの助成金も結構出ると思うので、その活用を企業の方に周知を。この間、メールマガジンで周知をしていますが、なお一層周知をよろしくお願いいたします。
○
佐藤委員長
それでは、ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは次に、
市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について報告を受けたいと思います。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
資料の19ページを御覧ください。令和元
年度大分市議会
市民意見交換会に係る意見・質問及び回答について、御説明、御報告させていただきます。
本
委員会で整理をしていただきました市民からの御意見、御質問等につきましては、
商工労働観光部に係るものは2点でございました。
まず1点目といたしまして、「高崎山
自然動物園について、今後のビジョンをどのように考えているのか」といった御質問です。
これにつきまして執行部からの回答といたしましては、高崎山
自然動物園は昭和28年の開園以来、多くの観光客に親しまれてきた、本市を代表する観光資源です。また、天然記念物に指定されているニホンザルを間近で体感できる全国的にも珍しい施設であり、霊長類の研究や、野生動物の生態を学ぶ自然学習の場としても、大きな役割を果たしているものと考えております。
今後とも、大分市民共有の財産として、自然環境の保護や自然教育、学術研究などの面も重視しつつ、市民や国内外の観光客に広く愛され親しまれる観光資源として、さらなる活用を図ってまいりたいと考えております。
次に2点目といたしまして、「道の駅のつはるや大分川ダム(ななせダム)は、新たな観光資源として非常に期待できるが、観光客の来訪が一過性のものとならないかが懸念される。そこで、ダム湖(のつはる湖)を周回するコースや、道の駅や今市石畳を周遊するルートを創設するなど、様々な取り組みを推進することで、持続的な集客を図るようにしてはどうか」といった御意見です。
これにつきましての回答は、ダム湖やダム周辺施設等の利用については、国が今年度に策定するななせダム水源地域ビジョンにおいて、地域の方々から様々な意見を伺い、野津原地区全体が魅力ある地域となるような取組を進めることとしております。
来年度の取組としては、道の駅のつはるの敷地内において、今市石畳をはじめとする野津原地区内の観光資源を掲載した案内看板の設置を計画しており、情報発信のさらなる強化を図ることで、ダムを中心とした観光周遊の促進につなげてまいりたいと考えているところでございます。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問はありませんか。
○
福間委員
以前も猿の適正管理頭数の議論がかなり専門家チームでされたと思うのですけど、その結論は出たのか、それともまだ議論の途中なのかというのが1つ。
それと、先ほど説明があったように、魅力を発信して来園客も増やさなければいけないということですが、今は特殊事情があって休園中ということもあるのですが、来年度の入園者の目標があれば。先ほどのいろんな手を打ってやろうという話もよく分かりました。その辺の何か設定もあれば教えていただけないかなと思います。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
まず、猿の管理目標頭数の関係ですが、これにつきましては、高崎山管理
委員会におきまして、去る1月31日に、管理目標頭数につきましてある程度報告を頂いております。その中では、基本的には当初の目標でありました800頭を目指すこととしておりますが、現段階におきまして自然環境を調査したところ、おおむね回復傾向にあると判断されておりますことから、現在の1,200頭、この数字を5年間維持し、状況の推移を見守りながら、自然環境の回復も観察しながら、その後また新たな管理目標頭数に向けた調整を行っていくべきであるといった御意見を頂いたところでございます。これを踏まえて、餌の量も800頭にどんどん減らしていくという減量ではなくて、1,200頭を維持できる程度のエネルギー量に設定して投与するということで、現状を維持するというような形をとっていく方針を考えているところです。
また、来年度に向けた入園客数、目標でございますが、現段階では明確な数値を定めておりませんが、今後、
新型コロナウイルスの影響であったり、もろもろの要因を勘案する中で、部局のほうで、市のほうで考察してまいりたいというところです。
○
福間委員
本来なら、大きな観光資源で、この
総合計画の中にきちんとそういう目標があってしかるべきだというのが、私の個人的意見であります。
それで、何年間にもわたって防護柵の予算措置もかなりしてきましたよね。今度は由布市側をしようということですが、防護柵設置における被害防止の効果と、併せて園外の農作物被害の関係について、減っているのか増えているのか。今みたいに餌も減らしていこうというようなことをやると、被害は軽減しないのではないかという思いもあるのですけど、その辺の状況が分かれば教えてください。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
被害の状況ですが、令和元年度2月末現在、107件発生しておりまして、金額といたしましては707万4,000円が補償の実績になっております。ちなみに平成30年度は、実績といたしましては110件で777万9,000円ということで、減少傾向にあるという状況ですが、防護柵につきましては現在、先ほどの取組の中でも御説明いたしましたように、さらなる機能が発揮できるように、柵の山側、内側につきまして樹木の伐採等を行いまして、5メートルの間隔を設けるということで、全面的に猿の離脱防止を図っているところです。
そうした中、100%ということではございませんが、猿の離脱につきましては減少傾向にあると捉えておりますが、周辺住民への被害というのは、また高崎山の中の猿だけではなくて、各地区にすみついている、高崎山の用語で申しますと離れ猿という表現をしておりますけれども、そういった地つきの猿もおりますことから、鳥獣被害といった中で、イノシシ等の被害と併せまして、林業水産課のほうで、これはまた農家の方々が独自の対策として防護柵を設置することによる果樹等への被害の減少を図っているところでございまして、高崎山自体の防護柵の機能の強化、それと周辺農家の防護柵の機能の充実を二本柱で進めていくことによって、被害のさらなる減少を図ろうと進めているところです。
○
福間委員
高崎山
自然動物園内の猿の場合は、管理を公社できちんとしているから、外へ出てミカンをちょっともらったりした被害は公社で補償するということなのでしょうが、その公社は、高崎山
自然動物園の猿と離れ猿の区別をどうやっているのですか。こっちは林業水産課、こっちは観光課だと。離れ猿ということになると、公社が管理していないので、農産物被害があったとしても補償する根拠はないでしょうし、できるのは柵を造る設置料とか、そういうものだろうと思うのですけどね。その辺がよく分からないので教えてください。
○
上原商工労働観光部次長兼
観光課長
被害補償の対象といたしましては、基本的にエリアを設定しておりまして、このエリアの中であれば、おおむね高崎山の猿も含まれているであろうと判断しております。それが離れ猿か高崎山の猿かというのは、被害に遭った方には分かりませんし、私どもも現場に行ったときにはもう猿はおりませんので、エリアを限定して、そのエリアの中で被害に遭われた農家の方、また民家の方を対象に、補償しているところでございます。
○
福間委員
はい、分かりました。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
○
松下委員
先ほど、高崎山の振興に向けた取組の報告部分が、この回答の中に反映されていないような気がするのですが、せっかく回答するのであれば、もうちょっと具体的な部分で反映してはどうかなという気がします。ビジョンを聞きたいということでの設問に対して、せっかくこういう取組をしていますよと。検討段階かもしれないので、あとは正副委員長に任せますが、意見、質問を出されている方に丁寧に答えるとすれば、より具体的にこういうことをしていますということを入れてはどうかと思います。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは次に、その他ですが、先ほどの資料はありますか。
○
朝見創業経営支援課長
今から委員の皆様方に資料を配付させていただいてよろしいでしょうか。
○
佐藤委員長
はい。
〔資料配付〕
○
佐藤委員長
簡潔に説明をお願いします。
○
朝見創業経営支援課長
今、お手元に2部資料をお配りさせていただいております。ホチキス留めをしておりますのが、国の
ホームページを出したものですが、もう1部、A3の1枚物の資料で御説明させていただきたいと思います。
融資につきましては、左側がせんだって県のほうで
新型コロナウイルス感染症対策の特別融資を出した内容になっております。右側の大きな囲みのほうが国の施策でありまして、
日本政策金融公庫が窓口となって金融対策をしているものになります。
右側の国のところですが、無利子で融資されるのが、赤い色塗りをしたところで、
中小企業、
小規模事業者、
個人事業主、それぞれ前年度対比の売上高が20%以上、15%以上、5%以上減少したというので、段階別になっております。国のほうはそれぞれ企業の規模によって取扱いが異なっております。
一方、県の融資制度については、国とは異なりまして、企業の規模により取扱いを別にしておりません。私どもが
利子補給をしますのが、前年度比5%以上の売上げ減をした企業に対して、
運転資金を対象として上限額3,000万円で3年間利子を減額して、3%分を補給するという内容です。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、執行部からほかにありませんか。
○正
池商工労政課長
資料20ページを御覧ください。その他の報告としまして、
新型コロナウイルス感染防止に向けた
商工労働観光部の
イベント対応について、御報告させていただきます。
こちらの一覧にありますとおり、3月に予定しておりました
イベントにつきましては、主催、共催事業ともにほとんどの事業を中止としております。ただし、3月8日に実施しましたまちなか労働相談につきましては、ガレリア竹町ドーム広場にて対面での労働相談から、電話での相談受付に変更して実施しております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
執行部からほかにありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
佐藤委員長
委員の皆さんで、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、最後に明日の予定を確認させていただきます。午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。
本日は、これにて散会いたします。
午前11時49分散会...