• 保育無償化(/)
ツイート シェア
  1. 大分市議会 2020-03-24
    令和 2年厚生常任委員会( 3月24日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年厚生常任委員会( 3月24日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    令和2年3月24日(火)午前9時59分開議~午前11時48分休憩               午後0時57分再開~午後1時48分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 田島 寛信  副委員長 泥谷 郁    委 員 松木 大輔  委 員  仲道 俊寿    委 員 堀  嘉徳  委 員  斉藤 由美子    委 員 宮邉 和弘  委 員  三浦 由紀    委 員 荻本 正直 欠席委員    なし
    4.説明員   (子どもすこやか部)    藤田子どもすこやか部長釘宮子どもすこやか部審議監、    指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長、    平松子ども企画課長横川子育て支援課長田崎子育て支援課政策監、    三島子ども企画課参事、    三原子育て支援課参事中央子ども家庭支援センター所長、    足立子育て支援課参事西部子ども家庭支援センター所長、    三崎子育て支援課参事子育て交流センター所長、井上保育幼児教育課参事、    石井保育幼児教育課参事、    富川保育幼児教育課参事保育入所担当班グループリーダー、    福嶋子育て支援課東部子ども家庭支援センター所長 5.事務局出席者    書記 八坂 一範 6.審査案件等   【陳情】    令和2年陳情第1号 大分市立賀来幼稚園の存続を求める陳情    〔不採択〕   【予算議案】    議第1号 令和2年度大分市一般会計予算        〔承認(一部反対)〕         第1条 歳入歳出予算             歳出 第3款 民生費のうち子どもすこやか部関係                第4款 衛生費のうち子ども医療助成費                第5款 教育費のうち子どもすこやか部関係         第2条 債務負担行為 第2表中             ・児童家庭相談システム構築業務委託料             ・母子生活支援施設用地借上料    議第7号 令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算                                     〔承認〕    議第13号 令和元年度大分市一般会計予算補正予算(第4号)     〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第3款 民生費のうち子どもすこやか部関係   【一般議案】    議第29号 大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条         例の一部改正について            〔承認(一部反対)〕    議第30号 大分市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について                                     〔承認〕    議第37号 大分市総合計画における基本計画の策定について      〔承認〕         各論          第1部のうち第1章第2節 子ども・子育て支援の充実のうち子ども                       すこやか部関係          第2部のうち第1章第1節 生きる力をはぐくむ学校教育の充実のう                       ち子どもすこやか部関係   【報告事項】    ・第2期すくすく大分っ子プランについて    ・大分市立認定こども園設置計画について    ・大分市児童相談所設置検討委員会の開催状況と提言書について    ・民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果について    ・大分市内の保育所・幼稚園等における新型コロナウイルス感染予防に係る当面の     対応について    ・市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について    ・その他                 会議の概要                              令和2年3月24日                              午前9時59分開議 ○田島委員長   おはようございます。ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。  審査日程に従い、子どもすこやか部の審査を行います。  本日は、常任委員会終了後、地域活性対策特別委員会が開催予定でありますので、関係する委員につきましては出席方をよろしくお願いいたします。  なお、本日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、執行部のマスク着用を認めておりますので御了承ください。執行部につきましては、発言の際は大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。  ここで、藤田子どもすこやか部長より発言を求められていますので、許可をいたします。 ○藤田子どもすこやか部長   皆様、おはようございます。  田島委員長、泥谷副委員長をはじめ、委員の皆様方には平素から幼児教育並びに児童福祉に係る施策の推進に格別の御高配、御指導を賜っておりますことに厚くお礼を申し上げます。  さて、国内外で猛威を振るっている新型コロナウイルスにつきましては、本市では2月27日に大分市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、市全体で感染拡大防止に向けた取組を行っている中、3月3日に1名の感染が確認され、その後、3月19日以降、県内市内において感染拡大が報告されているところでございます。  これまでのところ、幼児や小中高生の感染報告はございませんが、引き続き保育施設や放課後児童クラブをはじめとした関係施設等に対しまして感染症対策の徹底を周知するとともに、国及び県などの動向を踏まえ、迅速な対応に努めてまいりたいと考えております。  また、子どもすこやか部のこれまでの取組及び今後の対応につきましては、後ほど報告事項で御説明をさせていただきたいと考えております。  本日、委員の皆様に御審議頂く事項は、予算議案3件、一般議案が3件、そして報告事項が6件でございます。  まず、予算議案につきましては、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算子どもすこやか部所管分のうち、3款民生費につきましては約307億300万円、4款衛生費につきましては約12億7,000万円、10款教育費につきましては約11億1,000万円を計上し、加えて児童家庭相談システム構築業務委託料及び母子生活支援施設用地借上料について債務負担行為として合計1,100万円を計上いたしております。  次に、議第7号の令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算につきましては約1億600万円を計上いたしております。  また、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算のうち、3款の民生費につきまして、保育所等運営事業に係る経費について5億5,700万円、ひとり親家庭等医療費助成事業に係る経費について400万円の増額補正を計上しております。  次に、一般議案につきましては、議第29号、大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、及び議第30号、大分市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について、及び議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についての3件でございます。  さらに報告事項につきましては、第2期すくすく大分っ子プランについてを含め、6件について御報告を申し上げます。  詳細につきましては後ほど担当課長より説明いたしますので、御審議の上、御決定賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○田島委員長   それでは、審査に入る前に委員会運営について確認をしておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等につきましては委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや統計的な事項については、反問は原則としてその対象となり得ませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査日程に従い、子どもすこやか部の審査を行います。  昨日も申し上げましたが、委員の皆様方については本定例会において総合計画の議案の審査がありますことから、全委員会の総合計画の審査が終了するまで待機をお願いいたします。  なお、明日につきましても総合計画の審査がありますので、他の委員会の総合計画の審査が終了するまで待機をお願いいたします。  最初に、新たに提出されました陳情から審査いたします。  令和2年陳情第1号、大分市立賀来幼稚園の存続を求める陳情についてであります。陳情の要旨につきましてはお手元の文書表のとおりですので、御確認をお願いいたします。  執行部のほうで補足説明等があればお願いいたします。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   本市では、平成30年7月に策定した大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針に基づき将来構想として、13地区公民館区域を基本単位に市立幼稚園と市立保育所の一体による市立認定こども園を整備することとしており、この市立認定こども園が地域における幼児教育保育の拠点施設としての役割を果たすことにより、本市の全ての子供に良質な教育、保育の提供を目指していくところでございます。  こうした市立認定こども園を整備する過渡期において、市立幼稚園については子供にとって望ましい集団活動ができる規模を最優先に考慮する中で市立幼稚園の休園・統廃合基準を定めたところでございます。  本基準により、令和2年度に向け、園児募集の出願者数によって休廃園の可能性のある地域には自治会長を中心とした地元の方に直接出向いて説明したところであり、賀来校区においても昨年10月に出願者数によっては休廃園になる旨の地元説明を将来構想と併せて行ったところでございます。  こうした中、昨年11月に令和2年度に向けた園児募集を行ったところ、賀来幼稚園への出願者数が4名以下となりましたので本基準に基づき令和2年4月から休園としたところであり、回覧を通じ、賀来校区全ての世帯に周知をしたところです。  なお、児童養護施設に対しましては速やかに連絡を取り、面談の上、丁寧に就園相談を行った結果、御理解頂き、近隣の他の市立幼稚園を選択していただいたところでございます。  本市といたしましては、賀来幼稚園の存続の要望があることは重く受け止めておりますが、幼稚園教育においては一定の規模の集団による遊びの楽しさを味わうなど、望ましい集団活動ができる教育環境の提供を最優先に一定の基準の下で休園の判断をしたところでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部から補足説明がありましたが、質疑等はありませんか。
    仲道委員   具体的な質問に入る前に3点ほど確認をさせてください。  個人情報保護の関係です。本文要旨に近隣の養護施設子供たちが通園しておりとあります。この近隣の養護施設の固有名詞を出すことは個人情報保護法に抵触をするというのが、1点目。  2点目は、大分市立賀来幼稚園には近隣の養護施設子供たちが通園しておりという文章に対して、通園しているかどうかの事実確認をすることは個人情報保護法には抵触をしないということ。  3点目は、賀来幼稚園の廃園後に新たに通う幼稚園について、その幼稚園の固有名詞を出すことは個人情報保護法に抵触するということ。  以上3点について、確認をさせてください。 ○横川子育て支援課長   仲道委員からありました3点につきましては、情報公開室にも確認を行いまして、それぞれ仲道委員のおっしゃった形で間違いございません。 ○仲道委員   具体的な質問に移ります。まず、事実確認をさせてください。  要旨にあります大分市立賀来幼稚園には近隣の養護施設子供たちが通園しておりとあります。通園しているのかどうか、事実を確認したいと思います。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   通園をしております。 ○仲道委員   次に、本会議における一般質問への答弁の確認をさせてください。  先ほど補足説明にありました平成30年7月にできました大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針の整理統合の方針の中に、地域の実情を勘案して総合的に判断するという例外規定があります。  答弁にもありましたように、この地域の実情というのは、同時期に複数の市立幼稚園が統廃合の対象となる場合、市立の認定こども園が設置されるまでの間に市立幼稚園が全て統廃合となる場合が地域の実情であって、この陳情にあるような近隣の養護施設子供たちが通園しているということは例外規定、地域の実情を勘案するという範疇には入らないという判断でよろしいでしょうか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   仲道委員がおっしゃったとおりでございます。 ○仲道委員   送迎時間についてお伺いいたします。  近隣の養護施設子供たちが現在の賀来幼稚園まで送迎をされる時間と新たに通うことになる幼稚園の送迎時間はどれぐらいの差があるのか。約で結構です。教えてください。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   賀来幼稚園に対しては500メートル、これは徒歩で約6分程度かかります。  それ以外の市立幼稚園については、まず一番近いところが3.4キロメートル、車で8分程度、次に近いところが3.7キロメートルになりますが、車で同じく8分程度となっております。 ○仲道委員   先ほど養護施設に対して丁寧な説明をし、同意を頂いたという補足説明がありました。それ以外にどういう説明をどこにして、どういう同意を得たのか、経緯について教えてください。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   出願者4名に対しては保護者にすぐに連絡を取り、就園相談を全員に丁寧に行った状況でございます。 ○仲道委員   陳情の本文、要旨の中に、子供たちが地域の方々に見守られながら成長しているということが幼稚園存続の1つの提案理由になっておりますが、賀来幼稚園以外の幼稚園であっても子供たちが地域の方々に見守られながら成長していくということに何の支障もないかと考えますが、執行部の見解をお伺いいたします。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   確かに、通園の途中の部分を除きますと、実際の園の活動においては教育課程において地域の方々といろんな触れ合いをしながら支えられておりますので、各園においても地域の方との触れ合いというのは大事にしております。 ○仲道委員   子供たちと読み聞かせを通じて交流してきたがという文章があります。賀来幼稚園でなければならない理由はないと思いますが、見解をお伺いいたします。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   ほかの園についても読み聞かせ等のことはやっております。さらに養護施設においても読み聞かせを行っている状況です。 ○仲道委員   再度お伺いします。養護施設も含めて、地域、地元自治会等々への丁寧な説明はどういう説明だったのかを具体的に教えてください。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   市立幼稚園については、子供にとって望ましい集団活動ができる規模を最優先に考慮する中で基準が定められたということと、さらには事前に廃園の可能性があるということを自治会長を中心に地元の方に直接出向いて説明をいたしました。  それに併せて、休廃園ありきではなくて、今後の市立幼稚園、市立保育所の在り方において将来構想、市立認定こども園をつくりたいという説明を行いました。  さらには募集を頂いた4名の方には、個別にそういう内容や私立も含めた他の幼児教育保育施設の斡旋も含めて丁寧に説明をしてきた状況です。 ○仲道委員   児童相談所の一時保護について一般論をお伺いいたします。  今、県の中央児童相談所には一時保護という機能がありますが、児童相談所に一時保護された子供が幼稚園等に通園することがあるのかどうか教えてください。 ○横川子育て支援課長   県に確認しておりますが、基本的に一時保護された子供が通園されることはございません。 ○田島委員長   ほかに質疑はございますか。 ○斉藤委員   一般質問では通告外であまり聞けませんでしたけれども、この陳情が出た趣旨というのは、すぐ近くにある幼稚園に通園する子供たちの姿を一般の方々が見て、成長を実感されたというところから、存続が必要だと感じたのだと思います。  それで、この陳情が出たときに、一時保護をされた後、長期にわたる場合は養護施設子供たちが措置され、子供たちを取り巻く社会的基盤として、賀来幼稚園は連携する施設だという認識で協議をしたのでしょうか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   協議というのは賀来幼稚園児童養護施設が協議したかということでしょうか。 ○斉藤委員   関連性を部局で協議をしたかということです。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   部局でこの基準に対してということですか。 ○斉藤委員   基準に対してではなくて、この陳情を基にして賀来幼稚園養護施設の関連性、必要性を協議したのかどうかです。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   基準に従って今進めていますが、この陳情が出て、部局においてもこの内容について協議をした結果、児童養護施設に対しましても丁寧な説明をして、そちらからの御理解も得られておりますことから、このまま休園を行いたいということで決まっております。 ○斉藤委員   大分市における児童相談所設置に関する提言書を読ませていただきました。この中で状況に応じた最適な支援を提供ということで、基礎自治体が担う教育、幼稚園、小中学校、教育委員会等々、身近ないろんな連携をしながら最適な支援の提供をするということが書かれていて、また、児童相談所を今後具体的にするときに、とにかく子供の権利として一人一人が大切にされ、健やかに過ごすための環境をしっかりと確保するということが述べられており、それが必要だと考えられています。  この中には県や児童養護施設等に一時保護を委託するなどの手法により準備を進めるということも書いてあり、この報告書を見るとそれを取り巻く環境として必要性を感じるのです。  先ほどおっしゃられたように、もちろん車で行けるから通園を除いては一緒だということも考えられますけれども、地域の中で子供たちが生活をしていて、その場所に子供たちがいることを地域の方々が知っているというのは、車で通園する場合も同じかどうかというのが問われていると思うのです。その辺については変わらないという判断をされたということですか。  連携などの重要性を考えたとき、離れた場所の幼稚園を位置づけるということについてどのような議論があったのでしょうか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   近い幼稚園、遠い幼稚園に通うかは、個々の園児によって違っておりますし、また、送迎方法についても子供たちによって違いがあると思いますが、園に来ていただければ地域とのつながりを含めた幼児教育をしっかりとしておりますことからそこについては問題ないと感じております。  また、先ほど言いましたけれども、幼稚園教育において、一定の規模、集団による、遊び、楽しさを味わうことなど、望ましい集団活動ができる教育環境の提供を最優先に一定の基準は必要だということで休園の判断をしたところでございます。 ○堀委員   私もその場にいましたが、たしか秋口に地域の方にいろいろと今後の幼稚園の在り方を校区公民館で丁寧に説明されていました。その後、休園の決定がなされ、その旨を連絡されたときに地域の方からどのような反応があったのでしょうか。存続を望むような声が多かったのでしょうか。  その話を聞いているときは、皆さん仕方ないという雰囲気でした。賀来小学校に入学される子が毎年大体90人ぐらいいるのですが、例年四、五人ぐらいしか賀来幼稚園に行っておらず、70人ぐらいの子は地域の私立幼稚園に通ったり、お仕事の都合であちらこちらの幼稚園に御家庭で送迎されたりしていて、なかなか昔みたいに友達づくりもできないということを地域の方はすごく感じられていて、運動会でもお遊戯するのが寂しいねという声が聞こえていましたので、今回の判断で地域から反対の声を自分はあまり聞いてこなかったのですが、その辺の御意見を聞いていれば、お知らせいただきたいです。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   堀委員が地元説明に出席頂いたということでありがとうございます。あのときは確かに残念な気持ちを皆さんが持っている中で、これからの大分市の市立認定こども園の設置、将来構想、どう変わっていくのか、どこに設置されるのかという意見が多かったということでお伺いしております。  今回、願書の提出期限が切れ、4名以下となったことから、自治会長に地元にまたこういう形で周知をさせていただきたいということで御連絡を取ったときには、反対の意見等は特にありませんでした。 ○田島委員長   ほかに質疑ございますか。 ○松木委員   1点確認したいのですが、市立幼稚園認定こども園していったり、休園・廃園を随時やっていっているのは基本的には子供のためだと思います。  望ましい集団活動ということで、今、賀来幼稚園に通っているか今後通いたいという子供たちにとっても休園して新たなところに行くほうが望ましいと私も思います。養護施設に関しては御理解を頂いたという話だったのですけれども、保護者という立場から見たときに、幼児教育の機会をちゃんと担保してあげる、賀来幼稚園が休園して、今後これまでより通園に手間がかかるので、ほかの幼稚園には通わせられないという意見があったのかというところも含めて、新たな場所に通園することの御理解を頂いたということでいいのかを確認させてください。 ○堀委員   自分も地元に住んでいて、何とか存続させたいという機運があって、これから入る子にどうか賀来幼稚園に入ってくれという話を保護者の方にずっとする中で、それでも賀来小学校に入学する90人のうちの八十何人は別の幼稚園や保育園などに行っていて、集まっていないという現状がこれまでありました。 ○松木委員   私としては休園したほうがいいと思っていますが、施設としてここがなくなったらもう子供たちは通わせられないということになるとそれは厄介なので、そういうことはないですねという確認をしたかったのです。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   出願頂いた4名の方については丁寧な説明をして、他の幼児教育保育施設を就園相談の中で斡旋した状況です。 ○松木委員   つまり、御納得頂いたということでいいですか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   御納得は頂きました。 ○宮邉委員   署名が878筆提出されていました。中身が確認できていれば、その地域に限ったものなのか、大分市全体のものなのかを教えてください。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   878名は全て大分市内の方で、そのうち賀来校区の方は214名でございました。 ○斉藤委員   規模の話がありましたので、1点だけもう一度確認のために聞きますが、公立幼稚園というのは比較的一般の幼稚園に比べて小規模です。小規模保育の必要性というのは感じていらっしゃるのかどうかを聞きたいと思います。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   少人数の場合はやはり一人一人の園児に応じたきめ細かな関わり、そしてまた家庭との連携が分かりやすいといったよさもあるものの、教育的効果といたしましては望ましい集団活動に課題が残ると考えております。
     本市としては、国が示す1学級35人以下の原則を考慮する中で集団保育の教育的効果を勘案し、1学級15名以上が望ましい集団活動ができる規模としていることから、3年連続14名以下になる場合や2年連続1桁の9名以下になる場合、さらには園児募集を終了して年4名以下の場合についてはよりよい幼児教育の観点から一定の基準を決定したところでございます。 ○田島委員長   ほかに質疑ございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。 ○仲道委員   自由民主党は不採択とすべきだと思います。  理由は、今回の廃園方針については大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針に沿った形でなされていると思います。もし今回の陳情を認めるような形になるのであれば、この方針に沿わない形になると思います。ただ、陳情にあるような要旨は十分勘案すべき内容であろうと思いますので、もしこの議論をするのであれば大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針について議論する必要があるのではないでしょうか。  この方針は、位置づけとして大分市幼児教育保育振興計画の基本方針5、市立施設と私立施設の連携推進と振興の推進を図るために策定された方針であります。したがって、この方針を見直すということになれば大分市幼児教育保育振興計画も見直す必要が出てきます。  そういう視点で議論すべきであって、今回、賀来幼稚園に近隣の養護施設子供たちが通園しているということを勘案して考えるべきではないと考えます。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。 ○斉藤委員   その在り方の方針の中には地域の実情を勘案してと書かれていますが、13地区になくなる場合というように具体的には書かれていないということになります。  説明では規模の人数が最優先ということにされましたけれども、地域の実情という中にはいろいろな状況を踏まえてよいと読めると私は思います。  先ほど少人数の場合は、きめ細かで家庭的ということをおっしゃったけれども、それは非常に重要なことで、だからこそハンデのある子供たちも公立幼稚園に来ていますし、今回たまたまですが、この地域には養護施設があるという非常に特別な事情を持っていると思います。  人数が5人になったのは1年保育ということもあるから増えないということがあるでしょうが、その辺はしっかりと考慮する必要があろうかと思います。  今回、この陳情は例えば4月から開けてくださいと具体的に言っているのではなくて、賀来幼稚園を存続してほしいという内容になりますので、今後この校区の中でどこが残るかというのはこれからの議論です。  そういった意味では、賀来幼稚園をこの条件も踏まえて考える余地は十分にあると思いますので、私はこの陳情に関しては継続審査をすべきだと思います。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。 ○荻本委員   在り方の方針はかなり前に出されて、それに従ってこれまでも休園・廃園になった園もあります。  方針にも書いていることですので、特段の理由があれば存続ということはあってもいいと私は思います。ただ、今回は、今の質疑を聞いていると、丁寧な説明をされた中で皆さんが理解をされているということで、それには当たらないのではないかと考えるのが普通ではないかと思います。  そうすると、これまでどおりの方針に沿った形ということになれば、この陳情を採択すると、おかしくなると思いますので、私は不採択がいいと思います。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。 ○宮邉委員   社会民主クラブとして、当然幼稚園の休園もしくは統廃合については、必要以上にやる必要はないと思っております。  ただ、条件等含めて先ほどいろんな委員がおっしゃったように、これまでも方針があって、それに沿って進められてきたということも事実であります。  そういう意味では、今回の休園に関しても地域にしっかりと説明をされて、地域の自治会、そして対象者、また養護施設の方ともちゃんと話ができているということでありますので、社会民主クラブとしてもこの陳情については不採択で行きたいと思います。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、継続審査を求める意見と採決を求める意見がありましたので、まず継続審査についてお諮りいたします。  本件は継続審査することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   挙手少数でありますので、本件は結論を出すことに決定をいたします。  それでは、これより採決いたします。採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。  本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○田島委員長   挙手少数でありますので、よって本件は不採択と決定をいたします。  次に、予算議案の審査を行います。  予算議案の審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について執行部に説明を求めますのでよろしくお願いいたします。  委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった令和元年度事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしています。  それでは、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算第1条歳入歳出予算、歳出第3款のうち民生費のうち、子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 192ページ~、第3款民生費のうち、子どもすこやか部所管分について説明〕  次に、資料の報告事項の3、大分市児童相談所設置検討委員会の開催状況についてと提言書を御覧ください。こちらは報告事項A3の資料となっております。  これまでの厚生常任委員会におきまして、第5回までの開催状況を御報告しておりますので、今回は第6回以降の開催状況につきまして御報告いたします。  第6回検討委員会では、中核市の段階から児童相談所を設置している熊本市児童相談所の視察を行い、委員から、警察との連携が欠かせないことを改めて認識したなどの意見がございました。  また、第7回検討委員会では、主に前回の厚生常任委員会において児童相談所の設置を検討するに当たり、本市が児童相談所を設置する必要性について、これまでと違う視点から議論をする必要があるのではないかとの御意見を頂きましたことから、児童相談所を設置しないほうがよい理由や児童相談所を設置した場合のデメリットなどについて議論を頂きましたのでその内容を整理しております。  右側の欄を御覧ください。  1つ目の、「現在は市が『支援』、県中央児童相談所が『介入』の役割分担により、要保護児童等に対して両者で関わることができており、仮に、保護者が県との関係を悪化させたとしても、市との関わりは確保されていたが、市が児童相談所を設置し、『支援』から『介入』までを行うこととなると、関係が悪化した際に孤立し、支援が難しくなる可能性がある」という問題につきましては、「他都市では、児童相談所と市町村が双方で対応していたにも関わらず、支援のはざまに陥り、事態が重症した事例もあるので、同一組織で全てを行うことで支援が難しくなることは一概には言えない。 県と市で関わることで、子どもの安全性が保障されるわけではなく、対応する機関が十分なスキルを身に着け、責任を持って事業を行うことが重要であり、大分市が児童相談所を設置する際には、県のノウハウを引き継ぐ等着実に準備を行う必要がある」との委員会の見解をまとめていただきました。  2つ目の、「県中央児童相談所では、大きな問題事例が発生していないので、当面は、緊急度の高いケースは、しばらく県に任せておき、同規模の中核市の動向に留意しておくべきではないか」という問題につきましては、「児童虐待相談対応件数は増加しており、県の対応に関わらず、子どもを守るため、大分市は児童虐待の問題に、真摯に向き合い、主体的に対応する必要がある」との見解をまとめていただきました。  3つ目の、「市内に二つの児童相談所ができることとなり、相談する側が混乱する可能性がある。また、二つの児童相談所の連携や協力が担保できなければ、対応に違いが生じてしまう」との問題につきましては、「大分市が児童相談所を設置した際に、県中央児童相談所との対応に齟齬が生じないよう配慮することは、子どもを守るため当然のことであり、開設当初から相談援助活動を的確に行うため、大分市は、県と連携・協力し、人材確保・人材育成の取組や広報などの準備を着実に進める必要がある」との見解をまとめていただきました。  次のページをお願いいたします。  「県中央児童相談所で適切に対応できたケースに、大分市の児童相談所では対応できない事態が発生する恐れがある」という問題につきましては、「大分市子ども家庭支援センターは、児童相談所・警察・教育委員会・保健所等の関係者による定期連絡会を開催し、情報共有や援助方針の決定を行っているが、大分市が児童相談所を開設した後も、こうした連絡会を継続させる必要がある。 また、県とは、重篤なケースの対応等について、個別に事例検証の場を設けることで、県と市の対応に齟齬が生じないように努める必要がある。 県中央児童相談所には、職員一人ひとりの経験が積み重ねられており、有資格者の配置や班編成等についての運営のノウハウも蓄積されているため、人事交流・派遣研修を推進することで、県の有する『組織の力』を学ぶ必要がある」との見解をまとめていただきました。  次に、「県内市町村間で頻繁に転居を行うケースでは、これまで県で対応が完結してきたものが、県と市の間でケース移管を繰り返すことになり、引継ぎに不手際が生じる恐れがある」という問題につきましては、「子ども家庭支援センターでは、要保護児童等の転居にあたり、市町村間で事務引継ぎを行っており、児童相談所への送致も、同様に遺漏のないよう配慮している。 大分市が児童相談所を設置することで、県内児童相談所間でのケース移管の件数は増加する可能性はあるが、これまでの経験・ノウハウを活かすことにより、円滑に業務を進めることができると考える」との見解をまとめていただきました。  次に、「人材確保・人材育成や施設整備に時間と経費を要する」という問題につきましては、「大分市は、県との人事交流・派遣研修を引き続き実施し、人材確保・人材育成の取組を推進する必要がある。 また、必要な財源確保の課題については、引き続き、国に対して支援の拡充を求めて行かなければならないが、児童相談所の設置は、『未来を担う子どもへの先行投資』として捉えるべきである」との見解をまとめていただきました。  右側に移りまして、⑤切れ目のない一貫した支援に対しましても、12月議会の厚生常任委員会におきまして検討委員会で議論を深めるよう御意見を頂いております。  委員会としては、「大分市では妊娠期から子育て期まで、様々な子育て支援を行っているが、リスクの高いものや重症度の高いものは県中央児童相談所に対応を依頼している。 大分市が児童相談所を設置し、重症度の高いケースに対応することで、職員によるケースの分析・検証が可能となり、その結果を共有することにより、軽度のケースのスキルも磨かれ、ケースの重症防止に繋がることが期待できる。 つまり、子育て支援に関しては、予防・一般支援から重度の児童虐待対応まで、全てが大分市で完結できるようになり、これが『切れ目のない一貫した支援』の確立である」との見解をまとめていただいております。  第8回検討委員会では、②大分市が児童相談所を設置する必要性については最終的に、「最近の研究結果では、小児期に虐待などの逆境的体験を受けると、大人になってから精神的な病理に悩まされる確率が高くなることで、寿命がおよそ20年縮まることなどが指摘されており、子どものその後の人生における心身の健康を阻害するリスクを回避するための、先行投資と捉えるべきである」との意見をまとめていただきました。  最後に、第9回検討委員会におきまして、提言書案について最終調整を行っていただき、その後、市長への提言書を提出していただきました。この大分市における児童相談所設置に関する提言書の内容につきましては概要版で御説明させていただきます。  次のページをお願いいたします。  大分市における児童相談所設置に関する提言の要旨につきましては、児童虐待をはじめとした子供の問題に真摯に向き合い、攻める姿勢で子供を守るため、児童相談所を設置することが望ましい。児童相談所の設置は、未来を担う子供への先行投資と捉えることが望ましい。増加傾向を示す児童虐待に対して子供の権利を擁護するため、大分市は主体的な取組を着実に進めるべきである、でございます。  分野ごとに御説明いたしますと、1、大分市が児童相談所を設置する必要性につきましては、①、児童虐待対応件数の増加に伴い、国は中核市に対して児童相談所設置に向けたさらなる具体的な動きを示すことが予想される、②、児童虐待に係る問題については、県の対応に加え、大分市が主体的な取組を行うべきである、③、様々な状況に対応できる専門性の高い体制や子育て支援から要保護児童対策まで、児童福祉施策を一貫して行うことができる総合的な支援体制の確立が求められている、④、子供に対する早い段階での対応と、思春期、青年期、親になる準備期から周産期、子育て期までの切れ目のない支援を積極的に行うことが求められている、⑤、中核市において児童相談所は必置ではないものの、市民のために積極的に取り組むことが自治体としての役割を果たすことにつながる、といった5つの理由から本市に児童相談所を設置する必要性があるとの見解が示されております。  特に③の下線部につきましては、次のページをお願いいたします。  現在、本市の子ども家庭支援センターでは、支援レベルの予防・一般支援から要支援4までの実施が可能となっております。  本市が児童相談所を設置すれば、青色のところの要支援5、児童相談所の介入により分離保護し、職権一時保護や社会的養護への委託、措置が必要という段階の子供の対応が可能となり、子育て支援から要保護児童対策まで児童福祉施策を一貫して行うことができる総合的な支援体制が確立されることになります。  次に、1枚お戻りいただきまして、本市が児童相談所を設置した際の効果につきましては、①総合的・継続的支援の確立、②児童虐待への迅速な対応と機動力の向上、③状況に応じた最適な支援の提供、④市民サービスの充実、⑤寄り添い型支援の実施、⑥職員のスキルアップの6つの効果が得られることが示されています。  また、こうした設置効果を得られることは児童相談所を設置する必要性として成立している側面もあり、必要性と効果は相互に関連するので厳密には区分できない部分もあるとの考え方も示されております。  次に、児童相談所を設置した際の課題につきましては、①人材確保・人材育成、②財源の確保、③ノウハウの継承、④設置分担と連携の4つの課題がありますが、これらの課題を踏まえましても、児童相談所を設置することは虐待を受けた子供のその後の人生における心身の健康を阻害するリスク回避のための先行投資であり、設置準備のための手順を工夫することで課題を解決することができるため、大分市が児童相談所設置に向けて検討を進める意義は大きい、とまとめていただいております。  右側に移りまして、2、人材確保・人材育成につきましては、①長期的視点に立った人事異動・人員配置、②県(中央児童相談所)との人事交流・派遣研修の継続実施、③弁護士・医師等の専門職の確保、④児童虐待に対応するための組織力の向上、⑤国・県等の専門機関が行う研修への参加による研修機会の充実などの課題があるため、大分市には必要な人材の確保と職員の育成について着実な取組が求められるとの見解が示されております。  また、3、設置場所の検証につきましては、児童相談所の運営に関しては県中央児童相談所内もしくはその敷地内が望ましいこと、4、一時保護所につきましては、一時保護所に携わる人材の確保や子供の立場に立った適切な運営の担保が課題で、その対応に応分の時間がかかるため、児童相談所開設当初は一時保護所の設置を見送り、人材確保、ノウハウの蓄積などの準備を着実に進める必要があること、5、子ども家庭支援センターの在り方につきましては、常に子供の利益を優先して相談援助活動を展開する必要があるため、様々な意見を聴取しながら検討を継続する必要があること、そして6、児童相談所に付加する機能の検討につきましては、市民にとって利用しやすく身近な施設となるよう、子育て支援やDV相談、障害児支援、教育相談、養育のライフサイクルを見据えた支援などの機能の付加について検討してほしいとの見解が示されております。  7、児童相談所の設置準備につきましては、開設当初から児童相談所の有する権限を適切に遅滞なく行使できるようにするための設置準備の手順を工夫する必要がありますことから、県と連携・協力し、入念に準備を進めなければならないことや、財源確保をはじめ、必要な支援の拡充を中核市市長会などを通じて国に対して求めていく必要があるとの見解が示されております。  ただいま御説明いたしました内容は、有識者である委員6名の総意により、7項目に分けて整理され、提言書にまとめられております。  児童相談所の設置やその運営手法につきましては市が主体的に判断するものでありますが、これまで児童相談に真摯に取り組み、成果を上げてきた中央児童相談所や中津児童相談所を所管する大分県とは緊密な連携を図り、決して子供が不利益を被ることのない取組を進めていただきたいとの意見を添え、委員から市長へ提出されたところでございます。  〔説明書② 201ページ~、第3款民生費のうち、子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○仲道委員   質問の前に1件確認をさせてください。  児童相談所設置事業について、重点事業の概要で説明を受けましたが、今回の予算に報償費、設置検討委員会委員謝礼60万2,000円が入っております。今月に大分市における児童相談所設置に関する提言書を提出して頂いたところも設置検討委員会、重点事業の概要で説明を受けたのも設置検討委員会の委員謝礼になっています。  この重点事業の概要で今年度予算として説明を受けた設置検討委員会は、今までの設置検討委員会ではなく、児童相談所設置基本計画の策定のための委員に対する報償金という理解でいいのか、先ほど説明を受けましたけれども、ややこしいのでもう一回確認します。 ○横川子育て支援課長   そのとおりで、基本計画策定委員に対する報酬でございます。 ○仲道委員   部長、お伺いします。児童相談所設置基本計画に盛り込まれる児童相談所設置に関わる内容はどういうものが盛り込まれるのかをお伺いします。質問の趣旨は、この3月に提言書が出されたばかりです。設置するかしないかは今後の検討になろうかと思います。  今の時点でこの基本計画児童相談所の設置を前提としたような、そう思えるような計画が盛り込まれるのであれば60万2,000円の予算を認めるわけにはいかないと思います。どういう内容が盛り込まれるのかお伺いいたします。 ○藤田子どもすこやか部長   今回、外部有識者会議におきまして、様々な角度から御提言を頂いたところでございます。その提言に沿いまして基本計画を策定していくという形になってまいります。基本計画の策定に当たりましては、策定委員会を設け、策定委員による基本計画の策定をこの提言の内容を踏まえた上で進めていくという形になってくると思っております。  また、当然のことながら庁内検討委員会も設けまして、その中で審議、意見交換を行っていき、さらなる検討を進めていきたいと考えております。 ○仲道委員 
     よく理解できませんでした。  設置基本計画です。一般的に考えたら、その設置を前提とした基本計画ということであれば理解できます。ただし、今回はそれであってはいけません。それでは、どのような基本計画を考えているのかという質問です。 ○藤田子どもすこやか部長   基本的には先ほど申し上げましたように策定委員会の中で決定されていくものと考えております。この基本計画におきまして、子供の安全・安心が第一でございますので、そういった立場から児童虐待対策に関することや、児童相談所設置についての計画も進むものと思っておりますし、さらには子ども家庭支援センターが今後どうあるべきかといったところも含めまして、可能な限り多角的な視点を持って策定していきたいと考えております。 ○仲道委員   確認です。基本計画策定の段階で児童相談所を設置するのかしないのかの検討が当然入ってきます。基本計画が最終的に出来上がった段階では児童相談所をどうするのか、子ども家庭支援センターをどうするのかという結論が出ているという理解でいいのでしょうか。 ○藤田子どもすこやか部長   基本計画にそういったところまで盛り込めるといいと思っておりますけれども、今後の策定委員会の検討によるものと考えております。 ○仲道委員   検討時期についてですが、令和2年4月から12月という終期が決定されております。  今回、3月に提言があった検討委員会は第3回目までは非常に急いで児童相談所設置ありきの議論が進んでおりました。その中でこの厚生常任委員会から、終期を設定すべきではないのではないか、十分な議論を尽くすべきではないかという提案をさせていただいて、部長からも、終期は設けずに議論を進めていきたいということがありました。  今回の基本計画策定についての令和2年12月という終期についての部長の見解をお伺いいたします。 ○藤田子どもすこやか部長   今回の基本計画策定につきましても、事務の目安といたしまして12月を設けておりますけれども、今回の提言と同様、議論の進捗状況によりましては延びることもあろうかと考えております。 ○仲道委員   予算の中に児童家庭相談システム構築委託料が入っています。今の部長の答弁でいくと、児童相談所が設置されない可能性もあります。子ども家庭支援センターがどういう形になるかは今後の議論になってまいります。  児童相談所が設置されない場合、子ども家庭支援センターが今と全く違う組織になった場合、今回のシステムが利用できないということはないのか、どんな状況になろうが利用できるのか、お伺いします。 ○藤田子どもすこやか部長   現在、子ども家庭支援センターでは台帳がシステム、データされておりません。通常それぞれのパソコンを用いて台帳管理を行っている形になっております。職員間の情報共有、もしくは事務効率等を鑑みたときに相談業務が非常に増えておりますので、今後業務が支障を来すであろうと考えているところでございます。  そういった部分から、まずは現行の業務改善というところを視野に入れながら、多方面との連携を取ったときに誰が見ても情報共有するためにはどうしてもシステムが必要になってまいりますので、そういった視点からシステムを図ろうとするものでございます。  今後、このシステムにつきましては、庁内の例えば保健相談や生活保護といったような情報を網羅していきたいと考えており、その情報は児童相談所ができた場合にも役には立ちますし、できなかった場合にも児童家庭相談という範疇の中で十分に機能し、役に立つシステムになるものと考えております。 ○仲道委員   今回の基本計画策定委員会の委員人数は12名になっています。3月に提言を受けた設置検討委員会は委員6名で、十分な議論をしていただいたと思います。  今回の提言を出していただいた6名の委員にも基本計画策定委員12名の中に入っていただくべきだと考えます。執行部の見解をお伺いします。 ○藤田子どもすこやか部長   12名につきましては、予算対応、謝金が必要な委員と想定しておりますので、報償費の要らない委員をもう少し増やしていければと考えております。要綱等ができましたら人数を確定させたいと思っています。  それから、今回提言を頂いた6名の委員につきましては、私どもといたしましては可能な限り基本計画策定委員会に入っていただきたいと考えております。 ○仲道委員   今後、基本計画が策定をされますが、児童相談所の設置と開所は違うと理解しています。検討委員会の中でも、設置をして、一定期間を置いて開所をすべきだという提案もあっております。この開所までどういう手順でいくのか、今後しっかりした計画を立てるべきだと思います。  今、ここで聞いても基本計画の策定がどうなるか分かりませんので、今後の厚生常任委員会の中で質問していきたいと思います。よろしくお願いします。  検討委員会からの提言の中に多くの課題と問題点があります。厚生常任委員会の中でも今後いろんな提案、問題提起があろうかと思います。この提言書にある問題・課題と、議会から提示された問題・課題の中には、共通する課題が多くあると思います。  少なくともその共通する課題については解決されるまで児童相談所は設置及び開所すべきではないと考えますが、部長の見解をお伺いします。 ○藤田子どもすこやか部長   皆様から頂いた課題等につきまして、解決させていただきながら検討をさらに深めていきたいと考えております。 ○仲道委員   この提言書に関する質問は後ほど報告事項を受ける中で、そちらで質問させていただきます。予算に関する質問は以上です。 ○田島委員長   ほかに質疑はありますか。 ○斉藤委員   予算書の199ページ、それから201ページに、DV被害者等自立生活援助事業委託費とDVシェルター運営費補助金の予算が出ていますが、委託料が減っているのかなと思います。この辺の関係で予算としては何か変化があるのかどうか、大分市配偶者暴力相談支援センターの設置もありましたので、その辺でDV対策が向上するのかどうかを含めて答えてください。  それから、AIの入所選考導入事業が予算計上されていますけれども、AIを先駆的に取り入れたところではAIによる結果でむしろ苦情が減ったという報告も聞いています。いろんな手がかからなくなるということは必要だと思うのですけれども、特別な事由に対しての対応については一緒に考えていらっしゃるのかどうか、その2点を教えてください。 ○横川子育て支援課長   DV関係の予算につきまして、令和元年度と令和2年度の当初予算を比較いたしますと、全体予算で微増ではありますが、増えております。  しかしながら、DV被害者等自立生活援助事業委託料につきまして、具体的に言いますと26万3,000円減った形になっています。こちらにつきましては、これまでの実績を基に算出させていただいております。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   今予算として上げていますAIについては、保育所の入所選考システムということになり、これまでは電算ではなく職員が一つ一つ調整をしていたものが、一気に電算で行われるということになります。  先進市では作業時間600時間が数秒になるという時間の短縮が図られました。大分市においてもそうなれば1次審査の入所結果の時期が早まることが期待できます。  そうなったときに、入所できなかった児童に対しまして2次審査の際の受入れの施設の案内や斡旋の時期も早くなって、これまで以上に丁寧な対応が可能になります。来年度にシステムの開発をしていく形になりますので、実際には来年度いっぱいはまだ導入できない状況で、早くても令和3年度以降の形になると考えております。 ○斉藤委員   DV被害者等自立生活援助事業委託料は実績に応じてということですけれども、大分市においてDV相談の件数はどんどん減っていますね。それによってDV被害者に対する支援も減っていると思いますが、児童虐待やDVも件数は増えているのですからその点については十分考慮していただきたいと思いますので要望しておきたいと思います。  それから、今おっしゃったAIの入所選考については、作業時間短縮や時期が早まることはもちろんいいことだと思いますが、今回、福間議員も一般質問の中で質問した、1次選考の中で、特殊な事例が最初から落とされてしまうのか、1次選考においてもその辺は考慮されるのか、その点をお聞きしています。今後導入までの間に配慮することを検討しているのでしょうか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   今、選考基準では仕事や出産や介護等の要件に分けて点数を見ています。それ以外にも家庭状況などを配慮して加点し、同点になったときにはさらにいろんな項目を挙げるような形になります。AIで一気に入所選考を処理する場合にはそういう点も全て含めた上で選考ができるような形に持っていきたいと考えております。 ○斉藤委員   それでは、改めて要望しておきますが、特別な事項で点数になる、ならないという部分もあると思いますので、その点の配慮は十分に行うよう要望しておきたいと思います。 ○田島委員長   ほかに質疑はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、討論はありませんか。 ○斉藤委員   同和対策事業に関すること、それから市立の認定こども園設置に係る予算については反対をいたします。 ○田島委員長   ほかに討論はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  次に、歳出第4款衛生費のうち、子ども医療助成費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 228ページ~、第4款衛生費のうち子ども医療助成費について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   子ども医療費助成については、毎回申し上げておりますが、さらなる拡充を、ぜひ中学校卒業までの拡充を検討していただくように要望しておきます。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、歳出第10款教育費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 462ページ~、第10款教育費のうち子どもすこやか部関係について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。
     〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、第2条債務負担行為、第2表中のうち、子どもすこやか部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○横川子育て支援課長     〔説明書② 528ページ、第2条債務負担行為のうち子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第7号、令和2年度大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○横川子育て支援課長   〔説明書③ 99ページ~、大分市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   この間に貸付けの条件等が例えば改善されたり、分かりやすくなったり、そういった経過はどんな具合でしょうか。分かりますか。 ○横川子育て支援課長   貸付けの実績は落ちております。こちらの主な理由は、委員御承知のとおり、国の制度で平成26年度より、高等学校の授業料に充当する高等学校等就学支援金制度が始まり、平成30年7月には対象が拡充され、高校生等奨学給付金によって授業料以外に該当する分の無償化、さらには今年4月から私立高校授業料実質無償化等が行われることになっておりまして、どうしても貸付金の実績は減少する傾向にございます。  特に、貸付事業の中で80%を占めております修学資金及び就学支度資金の件数が大幅に減少している状況にございます。 ○斉藤委員   外的要因で減っていることも考えられますが、今回の新型コロナウイルス感染症の件もあって、また困り事も増えていることも考えられます。急に制度を変えましたということにはならないとは思いますので、できる限りこれが活用されるためにも、今後、柔軟な対応ができるように今のうちにぜひ検討していただくように要望をしておきたいと思います。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書⑤ 16ページ~、第3款民生費のうち子どもすこやか部所管分について説明〕 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   処遇改善加算の件になりますが、これは処遇改善等加算Ⅰ、加算Ⅱのどちらも処遇改善加算が増えたということになるのですか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   先ほど説明でも申し上げましたが、加算率等の確定並びに加算の適用認定の確定ということで処遇改善等加算Ⅰ、加算Ⅱの両方が入っております。 ○田島委員長   ほかに質疑、意見はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  続いて、一般議案の審査を行います。  議第29号、大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○横川子育て支援課長   議案書の議29の1をお開きください。  昨年の6月、学童保育の職員基準の緩和を含めました地方分権一括法が成立されましたことにより、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令が4月1日に施行されることに伴い、市の放課後児童クラブの設備及び運営に関する基準を定める条例を改正するものでございます。  これまで従うべき基準とされておりました放課後児童支援員を2人以上配置することが参酌すべき基準に緩和されましたことから、児童福祉法に照らして条例を改正いたしたいと考えております。  また、支援員の資格である県知事が行う研修を修了した者に予定者を含む経過措置につきましても、期間を令和2年3月31日から令和7年3月31日に延長させていただきたいと考えております。  なお、大分市につきましては支援員の確保ができておりまして、児童の安心・安全を考慮し、これまでと同様の質を提供できるものと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。 ○斉藤委員   この件については今説明があって、現状と同じように確保するとおっしゃいましたけれども、そうであるならばこの条例は改正すべきではないと思います。  大分市においては2名が原則ということで行うべきだと思いますので、改正については反対をいたします。 ○田島委員長   ほかに討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第30号、大分市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○横川子育て支援課長   議案書の議30の1をお開きください。  本議案は、市町村民税非課税世帯の小中学生の通院に係る一部負担金を助成の対象とし、無料するために条例の一部を改正しようとするものでございます。
     改正内容についてですが、子ども医療費の助成につきましては現在、入院については中学生まで助成の対象としており、通院については就学前までを助成の対象としているところでございます。  今回の改正では貧困対策の一環として子育て環境の一層の充実を図るため、市町村民税非課税世帯の小中学生の通院に係る医療費について助成の対象としようとするものでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   以上で質疑を終結いたします。  討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち、子どもすこやか部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   まず、お手元にお配りしております議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてと記載しましたA3カラーの資料をお願いいたします。  こちらの青色で網かけをしている部分が厚生常任委員会にて御審議頂く分でございますが、このうち各論の第1部、健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり(市民福祉の向上)と、第2部の豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむまちづくり(教育・文化の振興)の一部が子どもすこやか部の所管部分となっておりますことから、こちらについて説明をさせていただきます。  それでは恐れ入りますが、議案書の中の議第37号の18ページをお開きください。  第1部、健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり(市民福祉の向上)の第2節、子ども・子育て支援の充実についてでございます。  動向と課題ですが、我が国における急速な少子の進行に伴い、社会の様々な面において子供や子育てを取り巻く環境は大きく変化をしていることなどから、基本方針にありますように、希望する人が安心して結婚、妊娠、出産、子育てができるよう、切れ目のない支援の充実や良質で適切な教育・保育子育て支援の総合的な提供を図ることなどにより、全ての子供が健やかに育つことができるまちづくりを推進することとしており、その主な取組の中にございます結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援の充実や、19ページですが、乳幼児期における教育・保育の提供、子どもと家庭へのきめ細かな支援などを掲げているところでございます。  なお、主な取組の1つ目にあります結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援の充実のうち、男女の出会いの場の創出支援につきましては企画部において取り組んでおりますことから、こちらにつきましては総務常任委員会で御審議頂いているところでございます。  また、20ページですが、目標設定といたしまして、保育施設利用待機児童数や放課後児童クラブを利用できなかった児童などを掲げているところでございます。  次に、44ページをお願いいたします。  第2部、豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむまちづくり(教育・文化の振興)の第1章第1節、生きる力をはぐくむ学校教育の充実についてでございます。  この節につきましては、学校教育に関することが主な内容となっておりまして、文教常任委員会にて御審議を頂いているところでございますが、子どもすこやか部としましても、人格形成の基礎を培う幼児期の教育において質の高い教育保育を総合的に提供するため、主な取組のうち、45ページの一番下にございます幼児教育保育の充実に取り組むこととしております。 ○田島委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  以上で子どもすこやか部関係の付託案件の審査を全て終了いたしました。  しばらく休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。                                    午前11時48分休憩                                    午後0時57分再開 ○田島委員長   それでは、委員会を再開いたします。  ここで、執行部より報告事項の申出がありましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。  まず、第2期すくすく大分っ子プランについて報告を受けます。 ○平松子ども企画課長   報告事項1、第2期すくすく大分っ子プランの概要について説明させていただきます。  資料はA3横の報告事項1と右肩に記したものを御覧ください。  平成30年8月から次期計画の改訂作業に着手しておりましたすくすく大分っ子プランにつきましては、これまでも本委員会に策定の進捗状況を御報告してまいりましたが、このたび次期計画案の審議を行っておりました大分市子ども・子育て会議から計画案の答申がなされ、第2期すくすく大分っ子プランを決定いたしましたので御報告させていただきます。  まず、1、計画概要の(1)策定趣旨でございますが、子供や子育て環境が大きく変化する中で子供や子育て支援の充実に向けた各種施策を推進するため、大分市子ども条例に基づく推進計画と子ども・子育て支援法に基づく市町村子ども・子育て支援事業計画を一体的に策定するものでございます。  (2)計画期間は令和2年4月からの5年間とし、(3)策定方法は大分市子ども・子育て会議で審議を行ったほか、②市民からの意見聴取の3点目でございますが、昨年12月18日から1か月間パブリックコメントを実施し、2名の方から「保育現場の負担軽減」や「幼児教育保育の質の向上」などに係る計3件の御意見を頂きましたことから、今後の取組を検討する上での参考とさせていただいたところでございます。  それでは、資料の右側の2、施策の体系を御覧ください。  これまでも見ていただきましたものでございますが、左側から、目指す姿を全ての子供が健やかに育つことができる大分市とし、その右側に3つの基本理念と4つの分野を掲げております。  これらは大分市子ども条例の策定の趣旨等を踏まえたものでございまして、計画の言わば背骨となるものでありますことから、子ども・子育て会議での審議の結果、引き続き現行計画を踏襲することとされたものでございます。  また、4つの分野の下で設定しております目標につきましては、現行計画に加え、今回新たに網かけをしております8、子どもの貧困対策の充実を追加するとともに、その目標の下に、右側の施策の方向性としまして、①生活困窮世帯の保護者への支援の充実と②生活困窮世帯の子どもへの支援の充実、この2つを新たに掲げたところでございます。  このほか、目標に対する施策の方向性や取組につきましては、子ども・子育て会議において御審議を頂き、また、御意見等を頂く中で内容の修正や追加を行ってきたものでございます。  その主なものにつきましては、資料の左側の中段下、(4)計画の特徴に4点まとめております。  ①は、先ほど御説明いたしました子どもの貧困対策の充実ですが、生活困窮世帯の保護者とその子供を支援するため、独り親世帯を対象とした保護者の就業支援や経済的支援の充実、子供の学習支援を通じて子供の貧困対策を推進することとしております。  ②認定こども園、幼稚園、保育所等の提供体制の確保ですが、仕事と子育ての両立を支援し、乳幼児期における教育・保育を提供するため、幼児教育保育無償化の影響なども考慮しながら、必要な保育定員を確保するとともに、保育の質の確保と向上を図るため、保育士や保育教諭、幼稚園教諭などを対象とした研修内容の充実を図っていくこととしております。  ③妊娠期から乳幼児期の相談体制の充実ですが、母子保健及び子育て支援の関係部署との連携強化を図り、どこに相談しても必要な支援につながる子育て世代包括支援事業により妊娠・出産・育児に関する相談支援体制の充実を図ることとしております。  最後に、④児童虐待の早期発見と対応の強化ですが、全国的に児童虐待が大きな社会問題となる中、子育て支援から要保護児童施策まで一貫した対応が可能となる児童相談所の設置について課題整理を含め検討を進めていくこととしたところでございます。  以上が第2期すくすく大分っ子プランの主な概要でございますが、今後、計画の本体が製本できましたら委員の皆様にお配りさせていただくこととしております。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは次に、大分市立認定こども園設置計画について報告を受けます。 ○平松子ども企画課長   報告事項2、大分市立認定こども園設置に係る基本方針案の概要について説明をさせていただきます。  資料はA3横で報告事項2をお願いいたします。  初めに、市立認定こども園設置に関する経過と概要について説明させていただきます。  1、「市立幼稚園及び保育所の在り方の方針」による公立施設に求められる役割ですが、平成30年7月に策定した市立幼稚園及び保育所の在り方の方針の策定に当たりましては、子育て家庭を取り巻く環境が大きく変化し、待機児童解消への対応や幼児教育保育施設における質の高い教育・保育の提供、施設に通っていない子供も含めて、地域の子育て中の保護者に対する支援などが一層求められている中で、今後、公立幼稚園や保育所が担う役割は何かについて学識経験者や私立の幼稚園、保育所、認定こども園各団体の代表者、市民代表などで構成された検討委員会において御議論を頂きました。  その結果、市立幼稚園保育所におきましては、本市の幼児教育保育に関する先進的な実践・研究を行い、その成果を公開研究発表会等を通じて私立幼児教育保育施設に情報発信し、共有を図っていく役割をはじめ、私立幼稚園保育所等と一層連携、協調を図りながら、これまで公立で培い、蓄積してまいりました専門的な知識や技術、経験を基に、年々増加している私立保育園をはじめ、私立幼稚園等の施設に対する支援の充実や、経験年数が浅く若い職員が多い私立施設の保育士に対する助言や実地指導による人材育成を図るとともに、特別な配慮を必要とする子供の教育・保育の充実や幼児教育保育施設から校区の小学校への円滑な接続に向けた地域の幼保小連携の牽引役として、また、園児だけではなく、保育所等に通っていない子供を持つ家庭も対象とした子育て相談や親子の交流の場の提供など、地域全体の子供・子育て支援の拡充等についても私立施設と連携しながら積極的に行っていくことで本市全体の幼児教育保育の質を高めていく役割が引き続き求められるとの結論を頂いたところでございます。  資料の左側には公立施設に求められる具体的な役割として、①幼児教育保育の質の向上と人材の育成、②特別な配慮を必要とする子どもの教育・保育の充実、③小学校教育への円滑な接続に向けた幼保小連携の充実、④地域における子育て支援の拠点機能の拡充、そして⑤幼児教育保育の機会均等の確保の5つを記載しております。  そして、公立施設がこの役割を果たすための施設形態としましては、多様する保護者の保育ニーズに的確に対応し、幼稚園や保育所といった枠を超えて幼稚園と保育所の両方のメリットを1か所で提供することができる認定こども園の形態がふさわしいことや、ただいま御説明いたしました市内全域にある私立施設に対する支援も含め、地域における幼児教育保育の拠点施設としての役割を果たすとともに、本市全体に等しく公的な幼児教育保育を提供するために、市内13の地区公民館区域に原則1つずつ市立幼稚園保育所の一体による市立認定こども園を設置するとした在り方の方針が取りまとめられたところでございます。  この方針を踏まえ、このたび庁内関係部署からなる庁内検討委員会において、市立認定こども園設置の基本的な考え方を整理するとともに、具体的な設置計画の案を取りまとめたところでございます。  それでは、資料の右側を御覧ください。  2、市立認定こども園設置に係る基本方針ですが、今後、計画的に13の地区公民館区域市立認定こども園を設置するための、設置場所や設置時期などに関する基本的な考え方を整理しております。  まず、①設置場所及び整備手法等についての1点目ですが、市立幼稚園と市立保育所の一体により幼保連携型の市立認定こども園を設置することとし、2点目ですが、公有財産の有効活用の観点からも現在ある市立幼稚園または市立保育所を活用とすることを基本としております。これは市立認定こども園となった際の私立施設に対する位置も影響してくる部分だと考えております。  次に、②設置する地区公民館区域の設置時期等についての1点目ですが、同一地区公民館区域内に市立幼稚園と市立保育所が両方ある区域は早い時期に認定こども園を検討することとしております。  また、2点目ですが、地区公民館区域に市立保育所がない区域は認定こども園に当たり、他の地区公民館区域にある市立保育所から職員を異動させる必要があるため、その市立保育所を利用している保護者への対応や市立保育所のある地域の保育ニーズなどを考慮する必要がありますことから、設置の時期は後年となるとしております。  また、4点目ですが、例えば小学校の建て替えや大規模改修などの計画がある場合には、そうした本市の各種計画等との整合を考慮しながら設置時期などを検討することとしております。  次に、(2)市立認定こども園の規模についてですが、①定員規模は、地区公民館区域内の市立幼稚園及び市立保育所の在園児数や将来的な保育ニーズの見通し、そして設置予定場所の周辺にある私立幼児教育保育施設の定員充足状況などを勘案して決定することとしております。  具体的には、2点目ですが、幼児教育の部分である1号定員につきましては、認定こども園しようとする区域の市立幼稚園の直近3年間の在園児数の傾向を参考とすることなどとしております。  また、その下ですが、保育所部分の2、3号定員は、地区公民館区域内に市立保育所がある場合はその利用状況を参考とし、ない場合は当該地区公民館区域保育ニーズや他の保育施設の定員充足状況などを参考とするとしております。  次のページをお願いいたします。  3歳児以上の定員について記載をしておりますが、市立幼稚園及び保育所の在り方の方針において望ましい集団規模として定めた定員15人以上とすることとしております。  こうした基本的な考え方を整理した上で、これらを踏まえた今後の市立認定こども園の設置計画が(3)市立認定こども園設置計画についてでございます。  リード文に記載しておりますように、市立認定こども園を全ての地区公民館区域に設置するためには一定の期間を要しますことから、設置計画は令和3年度からの3年間を1期とする3期計画とし、各期の具体的な設置計画を定めることとしております。  その下に各期の設置の考え方を記載しておりますが、右側にこれを表形式でまとめておりますので、そちらを御覧ください。  まず、黄色をつけた令和3年度から令和5年度の第1期ですが、令和3年度に既に野津原保育所と野津原幼稚園が同一敷地内で保育を行っている野津原地区公民館区域において市立認定こども園を開設したいと考えております。  令和4年度には、市立保育所と幼稚園が隣接する佐賀関地区公民館区域において佐賀関保育所の増改築により市立認定こども園を開設するとしております。  令和5年度には、金池小学校の建て替えに伴い、小学校敷地内にある金池幼稚園と金池保育所の一体により新しい小学校校舎内に市立認定こども園として開設したいと考えております。  次に、令和6年度から令和8年度を第2期としております。  第2期は、市立の保育所と幼稚園とが同じ地区公民館区域にあり、双方の一体によって市立認定こども園が設置可能な大分西部区域、大分東部区域、大南区域、稙田区域及び市立の保育所が地区公民館区域にはありませんが区域における市立幼稚園の廃止休止が進んでいる南大分区域や明治・明野区域において市立認定こども園を開設する計画としております。  具体的な設置時期や設置場所につきましては、現在の市立幼稚園保育所の活用を第一としまして、今後の幼児教育保育に対するニーズを把握しながら令和2年度末を目途に決定をしたいと考えております。  次に、令和9年度から令和11年度の第3期ですが、第3期は市立の保育所が地区公民館区域にないため、市立認定こども園設置に必要な保育教諭を確保するためには他の地区公民館区域の市立保育所から職員を異動させる必要があり、当該市立保育所に通う園児の保護者への対応など、認定こども園開設に時間を要する鶴崎区域、大在区域、坂ノ市区域及び市立幼稚園保育所が同一区域にありますが、双方のニーズが高く、一体に向けては状況を注視していく必要がある大分南部区域においてこども園設置を検討することとしております。  具体的な設置時期や設置場所等については、現在の市立幼稚園保育所の活用を第一としまして、今後の幼児教育保育に対するニーズを把握しながら令和4年度末を目途に決定をしたいと考えております。
     今後は、本計画について地元住民や私立幼児教育保育施設に対して説明を行っていくこととしております。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はございませんか。 ○仲道委員   勉強会でも申し上げましたけれども、いろんな場面で私立幼児教育保育施設と連携協調という言葉が出てきますが、連携協調が足りないと思います。一層の連携、特に協調を心がけていただくようお願いいたします。 ○田島委員長   ほかにございますか。 ○斉藤委員   市立認定こども園を今後プランに沿って設置していくことになりますが、今、全国では公立認定こども園に様々な課題も生じてきています。現時点でその点について調査や研究はされていますか。 ○平松子ども企画課長   認定こども園の設置につきましては、大分市もこれから取り組むということで、先進地に対して視察などを行いながら、今後のためにメリットやデメリット、全体的な概要の把握に努めているところでございます。  今後、課題等がございましたらしっかり検討してまいりたいと思っております。 ○斉藤委員   デメリットも認識しながらとおっしゃいましたが、ここにはそれが書かれていないのは不十分ではないかと思います。デメリットをどのように認識して、その点についてどう考えているのかを聞かせていただけませんか。 ○平松子ども企画課長   現在、検討していく中では特にデメリットとして認識している部分はございませんけれども、今後、先ほど御提案頂きましたように、他都市の事例などをさらに調べていく中で課題が出てきましたらしっかりと対応していきたいと思います。 ○斉藤委員   もう予算計上をしている中で、デメリットはこれからというのはあまりにも後づけ過ぎるかなと思います。様々な課題があると思いますので、早急に確認して、認識をし直すべきだと思いますのでこの点を指摘しておきます。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは次に、大分市児童相談所設置検討委員会の開催状況と提言書につきましては、先ほど予算議案の中で説明を受けておりますけれども、委員の皆さんで意見、質問はございませんか。 ○仲道委員   委員長、提案があります。  質問と要望を11点準備しておりますが、時計を見ながら取捨選択が必要であろうと思いますので、報告事項⑦その他でさせていただければと思います。 ○田島委員長   ほかにございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   次に、民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果についての報告を受けたいと思います。 ○横川子育て支援課長   報告事項4につきまして御報告いたします。  報告事項4と記載しておりますA3横の資料を御覧ください。  (1)目的につきましては、利用ニーズが急増する中、既設クラブの提供体制では不足しており、かつ、学校敷地内での施設確保が困難な校区において、民間事業者が運営する放課後児童クラブを新たに設置し、受入体制の拡充を図るものでございます。  事業の概要につきましては、坂ノ市、小佐井、大在の3小学校区で事業者の選定を行いました。  選定方法につきましては、大分市民間放課後児童クラブ補助金の交付に関する要領の規定に基づき2種類の方法で選定を行いました。  まず、①公募による選定では、今年度4月の段階で定員を超過しており、令和2年4月についても利用ニーズが増えると予測されている坂ノ市校区と小佐井校区について公募を行いました。  小佐井校区については応募事業者がございませんでしたので、坂ノ市校区のみ公募型プロポーザル方式により事業者の選定を行い、記載のとおり3事業者の中から坂ノ市校区の社会福祉法人寿光福祉会坂ノ市こども園が審査の結果、選定されました。  選定事業者の定員、利用料等につきましては記載のとおりでございます。  次に、②公募によらない選定では、補助事業者の選定は原則として公募の方法により行うものとしておりますが、今回公募を行った際に応募がなかった小佐井校区と来年度から予想を上回る利用申込みがあった大在校区におきまして、大分市民間放課後児童クラブ補助金の交付に関する要領第4条の規定に基づき、公募の方法によらず事業者を選定できる項目に該当する2業者を選定いたしました。  小佐井校区につきましては、対象となる小学校の近隣の事業用空き店舗を利用し、かるがも保育園の経営実績のある株式会社とりのす、大在校区につきましては、既存の児童養護施設を活用して受入れが可能である社会福祉法人小百合愛児園をそれぞれ選定いたしました。  選定事業者の定員、利用料等につきましては記載のとおりでございます。  資料の右側に移りまして、(4)に選定クラブの位置図を記載しております。赤色の丸で印をした箇所が今回選定されたクラブの設置場所で、小学校からクラブまでの経路を青色の線で示しております。  坂ノ市校区につきましては、小学校からクラブ設置場所まで約800メートルの距離がありますが、歩道が確保されており、他の児童の通学路としても利用されております。  小佐井校区につきましては、小学校から約350メートルの位置で通学路に指定されております。  大在校区につきましては、小学校から約1,300メートルと距離はございますが、小学校が校区区域内の西側に位置することやクラブ設置場所の南側にある曙台や城原団地から小学校に通っている児童が多く、通学路としても利用されております。  なお、各選定クラブの施設概要等につきましては記載のとおりでございます。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   面積基準等はもちろん設置基準どおりだと思いますが、空き店舗を利用する小佐井校区は外遊びをするスペースはあるのですか。 ○横川子育て支援課長   隣接した公園を利用できるようになっております。 ○斉藤委員   学童児で動きも活発だと思いますので、危険のないようにというのが前提だと思いますけれども、その点は十分に配慮をお願いいたします。 ○田島委員長   ほかに質問はありますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは次に、大分市内の保育所・幼稚園等における新型コロナウイルス感染予防に関わる当面の対応についての報告を受けます。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   報告事項5について報告いたします。  報告事項5のA4縦の資料を御覧ください。  幼児教育保育施設及び放課後児童育成クラブ等における新型コロナウイルス感染予防に係るこれまでの対応と、感染者が発生した場合の今後の対応について御説明いたします。  まず、1、これまでの対応ですが、2月27日以前につきましては国からの新型コロナウイルスに関する情報を幼児教育保育施設及び放課後児童育成クラブに対して提供してまいりました。  2月27日11時、大分市新型コロナウイルス感染症対策本部が設置され、国の保育所等において子供等に新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応についての通知に基づき、園児が感染した場合の休園休止の要請に係る本市の基本的な方針を定め、幼児教育保育施設及び放課後児童育成クラブに対し、周知徹底を図りました。  翌28日には、幼児教育保育施設や放課後児童育成クラブが休業の対象外とされたことから、引き続き開園の要請をいたしました。特に放課後児童育成クラブについては、全クラブを個別に訪問する中で状況の説明を行ったところでございます。  3月3日には、県内で初めて新型コロナウイルス感染症患者が本市で発生いたしましたが、幼児教育保育施設及び児童育成クラブについては施設利用者、職員とその同居親族に感染者がいなかったことから、引き続き感染防止の取組の徹底を図りながら開園を継続しております。  3月9日には、国から放課後児童育成クラブに対してマスクや消毒液に関する追加補助の通知があり、補助申請を行っております。  また、10日には、こどもルーム11か所と旭町児童館の主催行事を中止しております。  12日には、国から緊急対策事業として、幼稚園を除く幼児教育保育施設に対し、子供用マスクなど、感染症対策用品の物品の購入に対する補助が実施されることになったことを受け、各施設へ調査を行い、補助申請を行いました。  このような中、新型コロナウイルス感染拡大を受け、21日には、市内11か所のこどもルームを休止し、23日には、各施設と保護者に対して感染が確認された場合の対応等を改めて周知したところであり、幼児教育保育施設に対しても同様の周知をいたしました。  3月25日に実施いたします市立保育所の卒園式については、規模の縮小、卒園児の保護者のみに限定し、来賓は呼ばないなど、また、時間の短縮、マスク着用及び消毒液の設置を行うよう感染拡大防止に努めていることとしております。  さらに、4月3日、市立保育所の入園式及び4月14日には、市立幼稚園の入園式においても同様の対応といたします。  なお、私立幼児教育保育施設の卒業式等についても、感染拡大防止の措置を要請しております。  次に、2、今後の対応ですが、施設利用者や職員、またはその同居親族から感染者が出た場合は、市立保育所や市立幼稚園については当面14日間の休園、保護者への周知や問合せへの対応を行ってまいります。  私立幼児教育保育施設、認可外保育施設、放課後児童クラブについても、同様の対応を行うこととしております。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   国から補助が実施されることになって補助申請をしていますが、これは現物が支給されるということですか、それともお金が補助されるのですか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   補助金としてお金が入ってきますので、施設が実際に買った物に対して補助をするということになっております。 ○斉藤委員   今、マスク、消毒液が売っていないのです。お金をくれても今売っていない物を現場でどうにかしろというのはあまりにも無責任だと思います。国に対しては物がないということを言っているのですか。何か対応はしているのですか。 ○指原子どもすこやか部福祉事務所次長保育幼児教育課長   今回の分はコロナウイルスの感染拡大防止に向けての物品ということで、マスク、消毒液だけではなく、空気清浄機などを含めた物品も補助の対象ということになりますので、各施設がそれぞれ購入した分、もしくは3月いっぱいに購入する分について補助を行うということになっております。 ○横川子育て支援課長   児童育成クラブの関係につきましては、市で、消毒液とその消毒液のポンプ、マスクを手配中でございます。今の予定では今月中に消毒液をお配りできる予定になっております。マスクにつきましても、全ての児童育成クラブに一斉に配ることはできませんが、届き次第各施設にお配りする形で準備を進めております。 ○斉藤委員   要望です。国に対して現場に現物がないので支給する方向も考えていただき、特に大分市の東のエリアは早急な対応が必要と思いますので、その点について要望を出していただくようにお願いしたいと思います。 ○田島委員長   ほかに意見、質問はございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは次に、市民意見交換会の意見、質問等に対する回答についての報告を受けます。  子どもすこやか部所管の質問事項について執行部より回答を頂いた後、質疑を行いたいと思います。  それでは、お願いします。 ○横川子育て支援課長 
     子どもすこやか部所管の質問事項につきまして、子育て支援課に係る御質問にお答えいたします。  御質問は、本市における子供の貧困対策について聞きたいという内容でございました。  回答といたしましては、本市では平成30年8月に実施いたしました「大分市子どもの生活実態調査」の結果を踏まえ、現在策定中のすくすく大分っ子プランの施策の体系に新たに「子どもの貧困対策の充実」を位置づけるとともに、新規事業や既存事業の拡充として本年度は子どもの居場所づくりネットワーク推進事業や市町村民税非課税世帯の小中学生の通院に係る医療費無料に向けた取組などを行っているところでございます。  また、4部9課により構成する子どもの貧困対策専門部会で課題の情報共有を図ったところであり、今後につきましてもこの専門部会において協議し、施策の展開につなげてまいりたいと考えております。 ○田島委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で本日予定の審査は終了しました。  執行部、その他として何かありませんか。 ○横川子育て支援課長   新年度より開設いたします大分市配偶者暴力相談支援センターの啓発用のチラシと相談窓口用のカードを作成いたしましたので、お配りいたしまして御報告申し上げたいのですが、よろしいでしょうか。 ○田島委員長   はい。  〔資料配付〕 ○横川子育て支援課長   3月1日号の市報においてセンター開設のお知らせをいたしておりますが、今回、啓発用チラシと相談窓口用カードをそれぞれ2,000枚作成いたしました。市内公共施設や市民課などの窓口に設置し、周知及び啓発を行うとともに、警察署や裁判所、法テラスなど関係機関に出向き、センター開設のお知らせと連携協力の依頼を行ったところでございます。  今後におきましても、配偶者暴力相談支援センターの設置を契機として、地域の身近な窓口としてDV被害者支援の強化に努めてまいりたいと考えております。 ○田島委員長   委員の皆さんから質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、執行部からそのほかはございますか。  〔「ありません」の声〕 ○田島委員長   それでは、委員の皆さんでその他として何かありませんか。 ○仲道委員   児童相談所の設置について要望を1点だけさせていただきます。今回の大分市における児童相談所設置に関する提言書の中に県と協力連携という言葉がありますが、これは県からの協力だけではなくて県に対する市の連携協力も必要だろうと思っております。  理由を申し上げます。提言書の中に課題として、「県の児童相談所で適切に対応できたケースに、大分市の児童相談所では対応できないといった事態の発生等、両者の対応に齟齬が生じることのないように応分の力量を培う必要がある」。  これは大分市の職員たちのスキルアップ等を求めておりますが、逆もあると思います。相談する側の立場からすれば、大分市であれば対応できたケースで県が対応できなかったケースがあってはなりません。  提言書では設置効果について、市が児童相談所を設置することによって「一貫した児童福祉施策の実施が可能になる」、「市の判断で迅速な対応が可能になる」、「高い機動力が発揮できるようになる」といった効果があるとされていますが、同じような効果が県にないということになると、相談する側の立場としては市に相談すればよかったということになります。  また、提言書の中では、設置準備に向けて、「子どもを守るためには、大分市が設置する児童相談所と県の児童相談所の対応に差があってはならず」と提言されております。これは市がもっとレベルアップしなさいという提言でありますけれども、相談するほうの立場から言えば、今申し上げたように県の対応が大分市よりもレベルが低いということがあってはなりません。  今から協力を求める県に対して、市としてはなかなか言いづらいことではあると思います。厚生常任委員会の中でそのような指摘を受けたので、県も協力をしてください、大分市も一生懸命に協力しますよという形の中で、相互協力、相互連携をぜひ取っていただきたいと思います。  これは基本計画が出来上がるまでの話です。その後、設置から開所に向けてはまた別の方法があろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○田島委員長   他の委員でその他御質問はございますか。 ○松木委員   以前、厚生常任委員会か子ども育成・行政改革推進特別委員会のどちらかで述べさせていただきましたが、設置検討委員会の中間報告で出てきたとき、設置場所に関する部分に私はすごく疑問がありました。改めてこの提言書も読ませていただく中で、有識者の方たちにいろいろと考えていただく上で周辺住民の理解の話など、ちょっと違和感を覚えるような前提で場所について議論されているような気がします。今日出てきた第6回以降の設置検討委員会の報告で、特に第7回では、小さい黒ポツがついているところから青字の検討委員会のまとめという検討委員会の意見が出るまでのところは、市から検討委員会の皆さんに対してこういった課題があると思いますと投げかける形だったと思います。設置場所の検討に関する部分も市側から候補地としてこういうところがあり、児童相談所を設置する上ではこういうことが懸念されるのでその辺りも踏まえて協議してくださいと依頼する形で委員の皆さんに御議論いただいたということですか。 ○横川子育て支援課長   場所等につきまして事務局から設定したことはございません。外部有識者の方々の中に県の中央児童相談所に関わっていらっしゃる方が多数いらっしゃいますので、県の中央児童相談所と、市の市有施設については、城崎分館、中央子ども家庭支援センターの会議室で検討を行うことが多かったものですから、城崎分館を中心に協議が進みましたが、事務局から誘導や提案は行っておりません。 ○松木委員   ありがとうございます。最終的に提言書では、設置場所について「大分県中央児童相談所内もしくはその敷地内」という提言がなされていますが、注意書きではありませんが、最初に、「開設当初は」という表現があり、ここに関してはどういう意味合いを持ってつけられているのか見解をお聞かせください。 ○横川子育て支援課長   検討委員会といたしましては、大分市が児童相談所を設置するに当たりまして、今まで委員から本当に運営できるのか、スケジュールに間に合うのか、引継ぎがうまくいくのか、救える子供たちが漏れることはないのかという御指摘もございましたので、同じ敷地内であれば、市が判断に迷うようなとき、県に御指導や方針の御相談ができ、やりやすいのではないかという御意見があって、開設当初の設置場所の見解が示されたと思います。  事務局が県の中央児童相談所に近いほうが職員の心配事がなくなるといった発言をしたことはございませんので、検討委員会からの意見として子供の利益を考慮すると県の児童相談所に近いほうがいいというということでございました。 ○藤田子どもすこやか部長   今の発言に補足をさせていただきます。  開設当初は荏隈の県の中央児童相談所の近くがよいという有識者の御意見でございますけれども、開設当初は大分県のいわゆる社会支援、一時保護所や心理検査室等、そういった児童相談所に付随して持つ保護所等の機能を含めまして県の中央児童相談所の資源を生かして使えるという意味合いが大きくございます。一時保護所の機能は非常に高等な部分があり、児童相談を行う上で、その辺りのスキルを市は持ち合わせておりませんので、当初から保護所を持ってスタートするよりも県中央児童相談所の有する施設の利用ができるということから開設当初は一緒にやるのがいいのではないかという意味でございます。 ○松木委員   ノウハウや力を蓄えていくということは非常に重要だと思いますし、午前中、仲道委員から設置と開所という表現があったみたいに、やはり段階的に進めるということは私としてもすごく重要だと思います。  設置場所に関しては、当初は県の中央児童相談所内もしくは敷地内という表現がある中で、児童相談所に持たせる機能としては、DV相談や障害児支援なども挙げられており、複合的で、なおかつ市民にとって利用しやすく身近な施設のほうがいいと私も思います。  荏隈に大分市の児童相談所を設置した場合、当初は連携やノウハウを大分市が得るために一緒にやっていたものの、そこから県内全体の児童相談所のバランスを考えたときに大分県が県南のほうに児童相談所を移転するという話になり、荏隈が空くから大分市の児童相談所はそのままにするというような話になることを私はとても懸念しています。  今のところ、市としては開設当初はあそこが望ましいという提言を受けて、それに関しては合理性があるので参考にして、議論を進めていくということですか。 ○横川子育て支援課長   そのとおりでございます。開設当初は荏隈で始めたほうがよいのではないかという提言書になっておりますが、それを踏まえまして基本計画の策定の中で検討してまいりますので、今の段階では荏隈で始めますということも決まっておりませんし、あくまでも提言書の中で提案がされただけでございます。県の計画につきましても、今、松木委員がおっしゃった県南にという計画が出ているわけでもございませんので、今の段階では、市がそのまま引き継ぐような形になったり、市が違うところに建てたりといったことも一切決まっておりません。 ○松木委員   それでは、要望として、ぜひ順を追って、しっかりと市として体制を整えていただく中で設置場所を考えていただき、開所に関しても慎重にやっていただくということを要望させていただくとともに、私としては、荏隈に骨を埋めるというパターンになるのだけは絶対反対という意見も申し述べさせていただきます。 ○田島委員長   そのほかございますか。  〔「なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了しました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配布の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○田島委員長   それでは、そのように決定いたします。  それではここで、この3月末に退職される説明員の方々から挨拶の申入れがありましたのでお願いをいたします。  〔退職者挨拶〕    〔委員長お礼の挨拶〕 ○田島委員長   最後に、明日の予定を確認いたします。  明日は委員会はございませんけれども、総合計画の案件がございますので控室にて待機をお願いします。  本日はこれにて散会をいたします。大変お疲れさまでございました。                              午後1時48分散会...