大分市議会 2020-03-23
令和 2年総務常任委員会( 3月23日)
令和 2年
総務常任委員会( 3月23日)
総務常任委員会記録
1.開催日時
令和2年3月23日(月)午前9時58分開議~午前10時30分休憩
午前10時57分再開~午前11時55分休憩
午後0時59分再開~午後1時50分休憩
午後1時59分再開~午後2時22分休憩
午後2時42分再開~午後3時22分休憩
午後3時33分再開~午後3時57分休憩
午後4時0分再開~午後4時1分休憩
午後4時29分再開~午後4時42分休憩
午後4時44分再開~午後5時1分散会
2.場所
第1委員会室
3.出席委員
委員長 倉掛 賢裕 副委員長 髙野 博幸
委 員 二宮 博 委 員 板倉 永紀
それでは、この日程に従い審査を行います。
なお、審査に当たっては、説明員は関係者のみの出席を求めております。また、
新型コロナウイルス感染症防止のため、説明員の小まめな入替え、さらには1時間ごとに換気のための休憩を行いたいと思いますので、御了承願います。
それでは、審査に入ります。
最初に、継続審査となっておりました平成30年請願第4号、
公的年金制度の改善についての意見提出方についてであります。
執行部のほうで補足説明等があればお願いします。
○
岡本国保年金課長
平成30年請願第4号、
公的年金制度の改善についての
意見書提出方について、補足説明は特にございません。
なお、令和元年第4回定例会以降の国の動きについてでございますが、国民年金法第4条の規定に基づき、令和2年度の年金額が改定され、1月に示されたところでございます。
名目手取り賃金変動率プラス0.3%から、
マクロ経済スライドの適用により調整がなされ、改定率はプラス0.2%となり、年額は1,600円増加の78万1,700円となっております。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○甲斐委員
前回から引き続きの部分があって、それなりに勉強しましたけれど、まだそこに書いてある点について日々、変動しているというか、いろいろ変わっている部分もありますし、先ほど説明いただいた分も含めて、慎重に検討しなければいけない内容ですので、継続審査を主張します。
○倉掛委員長
ほかに御意見ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
継続審査という御意見のようでございますが、本件は継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
御異議なしと認め、本件は継続審査と決定しました。
次に、平成29年陳情第15号、
複合型防災訓練センター(仮)建設に関する陳情についてであります。
執行部のほうで補足説明等があればお願いします。
○
小林防災危機管理課長
平成29年陳情第15号、
複合型防災訓練センター(仮)建設に関する陳情について、補足説明いたします。
第4回定例会以降の対応についてでございますが、本年2月17日に、陳情の提出者であります、
明野地区自治会連合会会長と
明野地域まちづくりビジョンフォローアップ会議会長にお会いし、
複合型防災訓練センター建設についての考え方について確認を致しました。
両会長からは、被験者による地震体験だけでなく、風水害や火災など様々な疑似体験ができる施設が必要であると考えており、県と市が一体となって建設してほしいとの御意見を頂いたところでございます。
両会長には、県の考え方について、これまで数名の県議会議員から、災害の体験学習ができる拠点施設の建設の考え方はないかとの質問が出されているものの、
複合型防災訓練センター建設については明確な答弁はしておらず、VR映像を活用した防災学習が行えるよう、体験型の
防災啓発ソフトを制作し、まずはソフトの普及に努め、効果検証を行いながら、防災教育として何が必要かを総合的に検討していきたいという県の考え方をお伝えしたところです。また、本市といたしましても、今後、県と連携して、防災訓練や体験学習の有益な方法について検討していくとの考えをお伝えしたところでございます。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○井手口委員
確認したいのだけど、今の説明を聞くと、検討という言葉を使った以上、このセンターを造る方向性に、1歩前に踏み出しているのではないかと感じます。同時に、もともと
地域まちづくりビジョンの中にこれが明確に組み込まれているということは、少なくとも
地域まちづくりビジョンをつくる段階で、事務局であった――そのとき企画課になるのか、大分市の職員が、その作成段階でこれに関わっているわけです。今の説明を聞くと、これは造る方向で大分市が動き出したというふうに私たちが解釈してもいいのでしょうか。
○
小林防災危機管理課長
設置の必要性自体の検討を県と連携して行っていきたいと思います。私ども、前回の委員会でも御説明申し上げましたけれども、体験訓練につきましては、地震体験や消火訓練など、備えておりまして、地域に出向いて体験型の訓練等を実施させていただいております。しかしながら、津波や風水害などにつきましては、現在、体験できる方法がないというのも事実でございます。
大分県は今年度、VR映像を活用した防災学習ができるよう、津波や土砂災害の
体験型ソフトを制作しているところでございまして、私どもといたしても、その効果検証を行いながら、必要性自体の検討をしてまいりたいと考えております。
○井手口委員
この名前のような施設を造ることに関しては、その方向性は定められているけれども、それが明野地区かどうかというのは別問題と解釈してもいいのですか。
○
小林防災危機管理課長
設置が必要かどうか自体の検討をこれからしていくということで考えております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○井手口委員
今の説明を聞く限り、まず必要性の検討と。それから、明野地区の優位性とここに書かれているけれども、明野地区の優位性についてどのように判断していくか。この2つについても、我々も一緒になって検討していく時間が必要になると思いますので、ぜひ継続審査ということでお願いしたいと思います。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
継続審査という御意見のようでございますが、継続審査することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、継続審査とすることに決定いたします。
次に、
令和元年陳情第8号、明野支所の建設に関する陳情についてであります。
執行部のほうで補足説明等があればお願いします。
○
小野企画課長
令和元年陳情第8号、
明野支所建設に関する陳情につきまして、昨年の第4回定例会以降の動きにつきまして、関係課を代表して補足説明を致します。
本年1月21日に、日本製鉄、
日鉄興和不動産、
トキハインダストリーと、市関係課である明野支所、管財課、企画課が協議した内容についてでございますが、あけの
アクロスタウン全体の敷地は2025年まで、地権者である日本製鉄及び大分県住宅供給公社より定期借地権で
トキハインダストリーが借りており、今後とも
トキハインダストリーとしては、南側駐車場に関しても平面の駐車場として活用する考えであることなどを確認したところでございます。
また、翌月2月17日には、
地元明野地区自治会連合会長や
明野地域まちづくりビジョンフォローアップ会議会長などと関係課で、その内容について協議し、報告したところでございます。
本市といたしましても、
地域バランス等の考慮や、大型事業が予定されている中で、明野支所を南側駐車場に建設することは当面難しいと考えております。
現在の明野支所は、市民の利用状況や現在の専有面積からしても手狭であることは認識しており、支所面積の拡充は必要と考えております。また、あけの
アクロスタウン運営者である
トキハインダストリーからも、既存店舗の移動に合わせて、明野支所の
事務スペースや会議室の拡充を検討できると回答も頂いていることから、今後とも地元関係者やあけの
アクロスタウン事業者などと協議を続けていきたいと考えております。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○板倉委員
今の説明で、南駐車場はもう今後とも考えられないということですか。
○
小野企画課長
1月21日に、地権者や関係する企業とお話ししたところでは、当面、南側のところは、駐車場は2,000台近くございますけれども、不足している状況で、そこに何らかの建物を建てることは非常に事業者として困るということで、当面は平面の駐車場として活用していきたいという回答を頂いております。ただ、2025年までが定期借地権の期限でございます。その状況で今後、当面としては南側は平面駐車場として利用したいという回答を頂いているところでございます。
○板倉委員
南側駐車場が消えたわけではないですね。
それと、改築に合わせて増築と、支所を拡張するということと、将来的に駐車場に建てるということも可能性がまだあるという考えでいいですか。
○
小野企画課長
2025年までというお話を事業者から頂いております。その後の部分に関しては、まだ白紙の状態でございます。今後とも協議で、どういうことになるのかというところも含めて未定ということでございます。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○板倉委員
今、言ったように、様々な方法でまだ検討の余地があると思いますので、継続審査でお願いしたいと思います。
○倉掛委員長
継続審査という御意見のようでございますが、ほかに御意見ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、本件は継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
御異議なしと認め、本件は継続審査と決定しました。
次に、予算議案の審査を行います。
予算議案の審査の際には、昨年の
決算審査特別委員会における
事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について執行部に説明を求めますので、よろしくお願いします。
委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった、令和元
年度事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしております。
なお、参考までに昨年の
決算審査特別委員会の要望事項もお配りしておりますので、併せて御確認ください。
それでは、議第1号、令和2年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算のうち歳入の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 4ページ~ 歳入について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○井手口委員
まず、保育料の無償化になったことで、利用料は減ったわけだけど、それを補填するための補助金だか何だか、当然そういったものがあると思うのですが、使用料の減った分と、それからそれを国が補填した分と、どの費目とどの費目で、プラスマイナスしたときに、プラスなのかマイナスなのかを教えてください。
○
吉良財政課長
それでは、後ほど詳しい説明資料をお配りしたいと思います。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○井手口委員
中小企業中小企業者事業資金等融資預託金元金収入ということは、つまり預託していたお金が全部戻ってきたということでしょうけど、27億円預託して27億円戻ってきたと判断していいのですか。
○
吉良財政課長
毎年その金額を預託して、銀行が協調倍率を掛けまして融資枠を確保して、また年度が終わるときには、その額がそのまま戻ってくるということを毎年度、繰り返しております。
○井手口委員
確認ですけど、要するにこの金額は増減はないと判断していいですね。
○
吉良財政課長
今のところ融資枠は十分足りているということでございます。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
先ほどの資料の件はいいですか。
○
吉良財政課長
資料は、また入替え等のタイミングでお配りさせていただきたいと思います。
○倉掛委員長
分かりました。
そういうことですけど、その前に審査を行って大丈夫ですか。
○井手口委員
歳入のところか、あるいは歳出のところで、手を入れなければいけないかもしれないという部分があるので、当然ながら、この歳入に関しても、条件付という形になろうかと思います。大丈夫かと言われたら、決して大丈夫とは私は今、言えません。
○倉掛委員長
どのぐらい時間があったら準備できますか。
○
吉良財政課長
すみません、30分ぐらい。確認をさせていただきたいと思っております。
○倉掛委員長
それでは、ひとまず休憩いたします。
午前10時30分休憩
午前10時57分再開
○倉掛委員長
それでは、
総務常任委員会を再開いたします。
○
吉良財政課長
それでは、先ほどの井手口委員の質問の分で、資料をお配りさせていただきます。
○倉掛委員長
お願いします。
〔資料配付〕
○
吉良財政課長
先ほどの件でございますが、保育所給付費につきまして、昨年10月から保育無償化となっております。その件で、令和2年度と令和元年度の比較の表であります。
令和元年度は、事業費122億円に対しまして、国庫が56億円、県が24億円、それから保護者の保育料が9億7,000万円となっておりましたが、令和2年度は、事業費の増加に伴いまして、事業費が141億円、国庫は63億円と7億円ほど増えております。県が33億円と9億円ほど増えております。それから、その他につきましては、先ほど御説明しましたように、3億2,000万円減少しているということであります。その分は、国が2分の1、県が4分の1、市は4分の1それぞれ負担することになっておりますので、それぞれの持ち出しがその割合で増えていくといったことになっております。
詳細につきましては、第3款の
保育所等運営事業のほうに、その数字の事業等は掲載をしております。
○井手口委員
私が質問した部分とこの説明書では意味が違います。私が聞いたのは、このその他の項目の
保護者保育料の6億5,000万円に相当する部分がプラスかマイナスかの説明が欲しいと言ったのです。これだと全体のいろんな事業が入ってくるし、国、県、市の事業費の膨らんだ分と合わせたほうがずっと額は大きくなるし、とても説明になるとは考えません。
○
吉良財政課長
昨年度に比べまして、定員が増えておりますので、この分が単純にどこで賄っているといったものがなかなか出にくいものであります。
○井手口委員
出にくいのか、出す気がないのか、それで相当違います。新しい事業が始まり、しかもこれはある意味、子育て支援において目玉事業です。その目玉事業において、保育料が無料になった分、大分市はどれだけの負担を求められるのかという部分を我々はチェックしなければいけないのに、説明するのが難しいというので、ああ、そうですかとは私たちはなりませんよ。
○
吉良財政課長
前年度との対比という形で予算を計上しているわけではありませんので、令和2年度に必要な定員増に対しまして膨らんだ事業費で、それぞれ保護者の保育料が減になった、また、それを補填するために、また国、県、市がそれぞれの割合に応じて持ち出しをするといったもので、それを令和元年の10月以降の分の、どちらも予算になりますけれども、それが今、比較した結果ということでありますので、保護者の分が6億5,000万円そのまま減るから、それをどうというような計算はやっておりません。
○井手口委員
国としては、無償にした分は自分たちがちゃんと面倒を見るから安心していいですよという話があったはずです。つまりこの6億5,000万円の減収分をどう面倒見てくれたのかが知りたいわけです。それは、例えばちゃんと交付税の中で見てますとか、常套手段ではあるけれども、何らかのそういう説明がなければおかしいでしょう。
○
吉良財政課長
先ほども申し上げました減収分につきましては、それぞれ国、県の補助金、また市の持ち出しも増えて、その分を補填している形でありますので、それ以上の御説明はできません。
○井手口委員
難しいから出す気がないのか、ちゃんとやればできるのか、どっちですか。
○
吉良財政課長
先ほども御説明しているように、本年度の事業費の見込みをベースに予算の組立てを行っておりますので、今年度の事業としての割合的には御説明できますけれども、比較した分の説明はちょっとできかねるといったところです。
○井手口委員
それもよく分からない。今年度の予算に関して言えば、子供の数というのは想定です。だけど、去年は実績ですね。それは毎年そうなっていくはずですよ。
○
吉良財政課長
すみません、令和元年度の部分も、まだ予算の状態であります。
○井手口委員
それでは、いつだったら、この減収分を国、県、市でどういう割合で負担しているという説明ができるのですか。
○
吉良財政課長
実際、保護者の収入状況等が、年度が替わりますと一緒ではありませんので、それが完全に一致する形での説明というのは、決算を迎えてもなかなかできないと思っております。
○井手口委員
それでは、チェック機関としての議会の責務が果たせません。国は、減収分は面倒見ると言った。ちゃんと見ているかどうか分かりませんということでは、ああ、そうですかでは済みませんよ。どうやったらそれが分かるのかということは、全く手がないということですか。
○
吉良財政課長
令和2年度に関しましては、保護者から頂く分が3億2,000万円のみでありますけれども、それ以外につきまして必要な事業費、賄える分が国、県、市から出ておりますので、十分その分は賄えていると思っております。
○井手口委員
数字だけ見たら、賄っているどころか、余っているではないですか。ほかの事業がいろいろ入っているからですよ。純粋に保育料の減収分に関してはどうなのかと聞いている。それは賄っていますと言われたって、その数字が出てこない限り、ああ、そうですかとはなりませんよ。
○
吉良財政課長
保育料がベースになって事業費を組み立てているわけではございませんので、市内全域にある保育所の必要な事業費を基に、財源として必要な分を国、県から頂く。それにより、足りない分については市の持ち出しが4分の1あるということでありますので、それ以上、どの保護者の減収になった部分が国庫で賄っているといった説明はできません。
○井手口委員
できないことはないはずです。この中で、例えば新しい保育園を建てるための補助金の分の事業費を外す。そうやって、少しずつ関係ないものを除いていった残り、その中で、どうしてもこれは不可分で除きようがありませんというものを残して、この中で関係すれば、このぐらいの数字が出てきますというぐらいのことはできるはずです。
○
吉良財政課長
ここの中には保育所の建設費等は入っておりません。純粋に給付費のみであります。
○井手口委員
本当に給付費のみであれば、6億5,000万円の減収分に対して、国、県が合わせて15億円以上のお金を出したということになるのですが、そういうことですか。
○
吉良財政課長
単純に保育者の保育料の差がそれということでありまして、先ほども御説明しましたように、令和2年度は定員等も増えておりますので、その分も当然、入った上でのこういった国、県の補助金の額となっております。
○井手口委員
だから、その数字を出してもらいたいと言っているわけです。
こんな国、県、市の合計と6億5,000万円では、バランスが取れませんよ。
○
吉良財政課長
令和2年度の事業費等の財源の内訳で見ますと、国は2分の1、県は4分の1、市は4分の1であります。市が41億円ほどになっておりますが、これは給付に係る事務費等も入っておりますので、この分は県に比べたら大きくなっておりますけれども、対象となる給付費についての割合は規定どおり、市は4分の1ということで、この分を予算で組んでいるところです。
○井手口委員
事業費の中には当然、市から各事業所に対して補填するための金も入っていますよね、保育料の補填という形で。それから、公立の保育所に関して言えば、この中から全額と言ってもいいぐらいお金が出ているはずです。そういったことを計算して、最終的に41億円が出てくるわけだろうけど、私がとにかく知りたいのは、国が約束した話がちゃんと履行されているかどうかを確認したいということなのです。それを市の当局が、それは分かりませんという話で、ああ、そうですかと、我々は絶対言えません。そのことだけ言っておきます。
○二宮委員
ちょっと前に所管部から説明があったのですけど、国2分の1、県4分の1、市が4分の1。その先になると、国は無償化と言ったけど、この後は市町村の負担が大きくなるのではないですか。そう説明を受けたが。
○
吉良財政課長
令和2年度につきましては、こういった割合です。
○二宮委員
この割合ですけど、その先は、何年先か知らないけど、市町村に負担がかかるということで説明を受けたのですけど。
○
吉良財政課長
令和3年度以降につきましては、段階的にそういうふうになっていくものと思っております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○井手口委員
歳入に関してとやかく言う部分は感じておりませんが、後で歳出の部分で、場合によっては修正をお願いするようなことになるかもしれないので、そのときに当然、歳入にも影響する可能性もありますので、そのことを一応表明しておきます。
○倉掛委員長
では、本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出第1款議会費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 68ページ~ 第1款議会費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○板倉委員
970万円増えているのはどういうものが増えているのでしょうか。
○
吉良財政課長
臨時職員から会計年度任用職員に変わった部分で、250万円ほど増えております。それから、議会の職員の人件費等も400万円ほど増えております。そのほかは、議会費の事務費が、増減が多少なりあるといった感じになっております。
○板倉委員
全国市議会議長会負担金の106万1,000円は、例年と比較してどうなのでしょうか。
○
吉良財政課長
昨年度と一緒でございます。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第2款総務費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 72ページ~ 第2款総務費について説明〕
○倉掛委員長
執行部から補足説明等があればお願いします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
資料を配付させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○倉掛委員長
はい。
〔資料配付〕
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
それでは、当初予算案に計上させていただいておりますスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金について補足説明をさせていただきます。
資料は4種類、令和2年度におけるイベント「スポーツ・オブ・ハート」についての考え方と今後の進め方(案)、令和元
年度事務事業評価(議会)(平成30年度決算)分科会評価結果、3つ目として、令和元年度監査結果報告書随時監査(企画部スポーツ振興課)、4つ目として、スポーツ・オブ・ハートの大分市と
渋谷区の経費の比較でございます。
令和元
年度事務事業評価では、
渋谷区では補助金は交付されていない、2020年夏に開催される東京2020オリンピック・パラリンピックに向けての機運醸成は既に図られている、3つ目として、今言った2つの理由で、スポーツ・オブ・ハートへの補助金は今年度で廃止とした、4つ目として、スポーツ・オブ・ハートの開催を否定するものではなく、本市においても、さらに障害者スポーツの振興などにより、ノーマライゼーションの啓発に取り組んでいくことを求めるとされています。
資料の、スポーツ・オブ・ハートの大分市と
渋谷区の経費の比較を御覧ください。
渋谷区では補助金は交付されていないことについてです。
2か所のイベントを総事業費で比較いたしますと、2017年で約2,640万円、2018年で約1,860万円、2019年で約1,770万円、それぞれ大分市開催のほうが多くなっています。
事業費に大きな差があるものは、1つ目として、
渋谷区では、会場に備付けの舞台の活用ができるのに対し、大分市の場合、最も人通りの多い大分駅府内中央口広場や祝祭の広場などに舞台を設置する必要から差が生じる会場設営費、2つ目として、トップアスリートやアーティストなどを東京などから招聘するために必要な旅費、出演費であります。
地方都市の大分市で開催する場合、東京開催と同様の効果を上げるためには、2017年から2019年の本市の補助金は必要なものだったと判断しております。
次に、
東京オリンピック・パラリンピックの機運醸成は既に図られているという御指摘についてです。
これまで2017年から2019年の3回は全て秋口の開催で、2020年度も同様となることが想定されます。
しかしながら例年、年度当初に、大分市長、
渋谷区長、高橋尚子氏などが参加し、スポーツ・オブ・ハート開催の記者発表会を行い、全国に向け情報発信が行われるなど、様々な形で開催準備が進むことにより、オリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成の効果は、2020年においても発揮されるものと考えております。
また、イベント、スポーツ・オブ・ハートの開催がオリンピック・パラリンピックの開催後であっても、オリンピック・パラリンピックの開催をレガシーとして、この機を逃さず、引き続き障害者スポーツの振興やノーマライゼーションの普及啓発を進める必要があるものと考えております。
次に、資料の令和元年度監査結果報告書についてです。
この監査は、2017、2018の結果及び2019の事業計画が対象となっています。
監査の結果は、補助金等交付規則、財務規則等の規定に違反するような指摘すべき事項は特になかったが、今後注意すべき点に意見を述べるとされています。
意見といたしましては、1つ目、役員が代表取締役を務める会社と取引をし、その金額が多額であることを踏まえると、領収書の内訳等を確認するため、契約の仕様書や内訳明細書などの提出を求め、十分審査した上で補助金額を確定する必要があるものと思料する。
2つ目として、収支決算書について、平成29年度及び平成30年度とも、収入合計額と支出合計額が同額となっていたが、一般的に決算で収入と支出が同額というのは不自然であり、その経過について実績報告を受理した際に調査しておく必要があるとされています。
これらの意見は、9月の総務分科会で、補助金の使われ方などについて御質問を頂いたことと同様の趣旨であり、スポーツ振興課は、9月議会終了後から本年1月にかけて調査を行ってきたところでございます。
具体的には、キャスティングを行う会社の支払いの確認、協賛金の明細などについてです。
まず、キャスティングを行う会社の支払いの確認は、出演者リストと出演料を記した一覧表、及びそれを証する振込が分かる通帳の写しの提出を求め、1件ずつ突合しました。
次に、協賛金の明細ですが、協賛金を支払った企業等のリストの提出を求め、収入金額を確認しました。
こうした調査を確定済みの2017年、2018年に遡って調査するとともに、2019年においても同様に調査し、厳格な審査を行いながら、補助金の確定作業を進めています。
随時監査にあった意見への対応は、こうした昨年9月の議会
事務事業評価後に担当課で行った調査で対応できているものと考えております。
次に、令和2年度におけるイベント「スポーツ・オブ・ハート」についての考え方と今後の進め方(案)の資料を御覧ください。
こうした調査と並行し、本市は、これまでのイベント、スポーツ・オブ・ハートの検証も改めて行いました。
イベント、スポーツ・オブ・ハート大分開催の成果です。
まず、来場者についてです。
来場者数、2017年は約7万5,000人、2018年は約8万7,000人、これは歩行者天国と連携をして開催を始めたときであります。2019年は約9万1,000人、これは歩行者天国と連携を継続しつつ、ラグビーワールドカップの開催期間中に開催したものであります。
2点目として、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんやパラリンピックのメダリストたちが毎年参加していること、これは本市の子供たちとトップアスリートが直接触れ合う、得難い機会が提供されているものと考えております。
3点目として、趣旨に賛同するアーティストやアスリートが毎年参加していること、これは来場者数に見られるように、日頃、障害者と接点のない人たちにも、障害の有無にかかわらず、みんなで一緒に楽しめるスポーツや音楽などを体験できる場が提供されていると考えております。
4点目として、2019年度当初から計画していた来場者アンケートを実施した結果、9割を超える人から肯定的な意見を頂いたところであります。
また、本市がイベント、スポーツ・オブ・ハートを支援する意義として、特にそのうちの下の水色の部分ですが、福祉保健部や教育委員会の考え方も併せてまとめております。
こうしたことを踏まえ、
事務事業評価における補助金の廃止と、さらに、障害者スポーツの振興などにより、ノーマライゼーションの啓発に取り組んでいくことについて、どうあるべきかを、企画部のみならず、福祉保健部、教育委員会と真摯に検討してまいりました。
この結果、令和2年度は、これまでの実績のあるイベント、スポーツ・オブ・ハートに補助金を交付することで、本市の障害者スポーツの振興やノーマライゼーションの啓発を推進することが効果的であるとの結論に至りました。
しかしながら、1つ目、ノーマライゼーション啓発に関する市民参加の促進、2つ目として、調査の結果、適正に使用されている補助金の透明性の確保などが、令和2年度以降の取組に当たって重要であると判断しております。
令和2年度におけるイベント「スポーツ・オブ・ハート」についての考え方と今後の進め方(案)の2ページを御覧ください。
まず1つ目、開催目的に関することです。
東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成とその後のレガシーを生かして、市民参加を促進し、障害者スポーツの振興とノーマライゼーションの啓発を進めるというふうに、目的を変更しております。
次に、主催者に関することです。
イベント、スポーツ・オブ・ハートの主催者に大分実行委員会を加えることを想定し、市民参加を促進し、大分市の独自色が出せるようなイベントとしてまいりたいと考えております。
この実行委員会には、これまでイベントに関わってきた方々や障害者スポーツ団体、障害者団体、総合型地域スポーツクラブなどの方々の参画を想定しており、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートとは相互に連携を取りながら、市民参加を促進するイベントの企画、運営や補助金の交付申請などの役割を担っていただくことになるものと考えております。
次に、3、補助金に関することです。
現行のスポーツ・オブ・ハートin大分開催補助金交付要領を廃止し、2020年度の単年度の開催を対象とするスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金交付要領を新たに創設します。また、その申請者は、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会とすることを明記します。
これにより、2020年の単年度の補助金制度となり、適正に使われていた補助金の透明性を確保することが可能となるものと考えております。
3ページを御覧ください。
次に、4、補助金審査手続きの厳格化です。
令和元年度監査結果報告書の意見に従い、キャスティング費用の明細等の確認を行います。
次に、5、ノーマライゼーションの啓発充実と市民参加の促進です。
表にありますように、2017年から徐々に市民参加を促進する取組を続けてまいりましたが、2020年も充実、拡大してまいりたいと考えております。
こうした取組を進めることで、これまでのイベント、スポーツ・オブ・ハートを令和2年度は新しいイベントとして開催していきたいと考えております。
また、令和3年度以降につきましては、ノーマライゼーション意識のさらなる啓発のための取組を、令和2年度の取組を検証しながら、関係部局とともに協議し、組み立てることとしてまいりたいと考えております。
令和2年度当初予算に、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金を計上させていただいた経過と理由の説明は以上です。
終わりになりますが、私が昨年9月の
決算審査特別委員会総務分科会の中で、イベント、スポーツ・オブ・ハートに関する委員の皆様からの御質問に対し、細部までの調査ができていなかったために的確にお答えすることができなかったことについて、担当課長といたしまして、心からおわびを申し上げます。また、今回の予算計上に当たりまして、調査、検証に時間がかかり、早い段階での委員の皆様に御相談、御報告ができなかったことにつきまして、重ねておわびを申し上げます。大変申し訳ございませんでした。委員の皆様には何とぞ御理解を賜りたいと存じます。
○倉掛委員長
しばらく休憩いたします。再開は午後1時からにいたします。
午前11時55分休憩
午後0時59分再開
○倉掛委員長
それでは、
総務常任委員会を再開いたします。
第2款総務費の審査を行います。質疑等はありませんか。
○衛藤委員
まずもって、先ほどお話がありましたけど、
決算審査特別委員会全体会の中で、この事業は廃止すべきということを大分市議会として決定をしたと。それに対して執行部側は、理屈はいろいろつけておられるけれども、新年度予算に上げてきたということは、これは議会に対する不要論を言っていることにほかならないと思います。
そして、執行部には予算案の提出権と、それから執行権がありますけれども、我々議会には審査する権利と、それから議決権があるわけです。
そういうことから加味すると、今回、方法を変えたと言いながら、予算を提案してくるということは、私は、ちょっと言い方が乱暴になるかもしれませんが、これは地方議会、地方自治体における暴挙だということをまず冒頭に申しておきたいと思います。
それから、担当課長から、スポーツ・オブ・ハートの経費の比較や既存の施設を利用することにおける会場設営費についてお話がありましたが、総事業費がどこまでかかった、どういう項目に予算がどれだけかかったという明確な、適切に処理をされている内容について報告がありません。市長は丁寧に議会に説明をしていくと言われましたけど、本来は予算に上げる前に、丁寧な説明があってしかるべきだったと思います。
執行部の皆さんも、市長にいろんな意味で進言をされたのだろうと思っています。私が執行部の側にいれば、当然したと思うことですから、そのことは皆さんが努力をされたと思いますが、
総務常任委員会の中で申し上げるには、皆さんに申し上げるしかないので、そのことは十分理解をしていただきたいと思います。
それから、今後の事業の運営の在り方の中で、さっき頂いた資料の3枚目のところに、補助金審査手続きの厳格化ということで、④から⑥まで、領収書の写しではなくて、領収書の明細(内訳)についても必要であるが、非公開。これは議会にも非公開なのか。それから、キャスティング費用の内訳も必要であるが、非公開。それから、キャスティング費用の支出確認(通帳等の写し)も必要であるが、非公開。どこに丁寧な説明が行われていると言えるのですか。
そのことがまず明確になっていないし、今回のスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金が、令和2年度予算(案)の重点事業に上げられているわけです。重点事業の実施主体はどこかということになったときに、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会、それと一般社団法人スポーツ・オブ・ハートの2つが入っているということです。何でここに、実行委員会を組織するにもかかわらず、別途で一般社団法人スポーツ・オブ・ハートという民間企業がここに入らざるを得ないのかということが、全く説明がありません。まず、そのことの説明を求めます。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まず1点目の非公開であるというところの理由であります。
これに関しましては、大分市の情報公開条例で、まず個人情報であること、それと、公にしないとの条件で任意に提出されたものというものについては非公開にするという条項があります。これに基づいて非公開とさせていただいております。
○倉掛委員長
議会に対してもですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
議会に対しても非公開であります。
もう一点の一般社団法人スポーツ・オブ・ハートが主催者として名前を残すということについてであります。
これにつきましては、これまで3回、大分市でスポーツ・オブ・ハートという団体がイベントのスポーツ・オブ・ハートをやってきております。令和2年度におきましては、今の段階でこの一般社団法人スポーツ・オブ・ハートが持つノウハウ、そういうものが非常に大きな意味を持つと考えております。大分市において、令和2年度に効果的にノーマライゼーションの進展をしてくためには、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートと大分実行委員会が共に協力しながらイベントをやっていく必要がありますことから、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートに対して主催者の1人として残る形を取っております。
○衛藤委員
この補助金交付要領についてお尋ねしたいと思います。
2017年にスポーツ・オブ・ハート2017in大分開催補助金交付要領を創設されております。これは、平成29年7月28日です。それに基づきますと、この要領は、2020年
東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて機運の醸成を図ることを目的として云々と記載されております。
この対象者については一般社団法人スポーツ・オブ・ハートと。金額は3分の1以内ということで、1,500万円ということになっていますけど、これは大分市のほかの補助事業を見てみれば分かるように、別格の扱いであります。
それから、翌年の2018年に、スポーツ・オブ・ハートin大分開催補助金交付要領を改正されております。その中には、この趣旨の中に、先ほど申し上げた
東京オリンピック・パラリンピックに向けて機運の醸成を図るという文言は全て削除されております。にもかかわらず、今回の重点事業の概要の中に、事業の目的として、なぜか突如として、東京2020オリンピック・パラリンピックの機運の醸成及び障害者スポーツの振興、ノーマライゼーションの啓発ということで入れてきている。
はっきり申し上げて、全くやろうとしていることがちぐはぐで、本当に何を根拠でやろうとしているのかということが分かりません。どういうお考えでこういうふうに補助金交付要領を変更されたり、そして重点事業の概要に突如として入れているのか。これは議会から指摘があったからだろうと思いますけれども、こういうことになったことの御説明を求めたいと思います。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まず、2017年のときの補助金交付要領は、初めての取組でありました。そういう状況でありましたことから、2017年単年度の開催ということでの補助金の方向で、その中にオリンピック・パラリンピックに向けてのという言葉も入っております。
2018年の時点でそれを改正いたしました。それは、2017年単年度の要領ではなくて、2018年からはこの事業を継続していこうというような判断でありました。それに基づきまして、継続していくという前提であれば、オリンピック・パラリンピックの機運の醸成だけが目的ではないということで、その言葉を外しました。
しかしながら、今回、いろんな御指摘も頂いた中で、オリンピック・パラリンピックの機運の醸成がもう済んだということもありましたので、今度、2020年度単年度でやっていくということを1つの目的で、2020年度――令和2年度にこれまでのイベントを新しい形でやらせていただいて、その上でしっかり検証しながら、令和3年度以降の本市としてのノーマライゼーションの構築をどうやっていくべきかということを1年かけて検討を進めていくという趣旨で、2020年度単年で、その上で、オリンピック・パラリンピックという項目は、2018年のときに一旦要領上は外しましたが、そのレガシーも必要になるということを考えまして、新たにそういう言葉を復活させたものをつくっていきたいと考えているところであります。
○衛藤委員
新しい方式でやるということですけれども、
決算審査特別委員会の中の
事務事業評価の中でも私は触れたと思いますけれども、2019年の当初予算書、それから平成30年の当初予算書のスポーツ・オブ・ハートにおける負担金補助及び交付金のところで、支出先がスポーツ・オブ・ハート実行委員会になっているのです。
ところが、予算はそういうふうに議会に提案をしながら、この実態は、実行委員会を組織していませんよね。そのことについて御説明願います。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
当初2017年、1回目をやるときに、3月の議会で当初予算の審議を頂く中で、体制がどうなるか分かりませんでしたので、実行委員会補助金という形で予算書には上げさせていただきました。本来であれば、2018年度に、実行委員会補助金ではなくて、補助対象としては一般社団法人でありましたから、その名称を予算書上、変更すべきでありましたが、そこの手続が執行部として漏れておりました。本当に大変申し訳ありませんでした。
○衛藤委員
スポーツ・オブ・ハート実行委員会の単独に支出をするということであれば、会長が大分市長であったり、事務局をスポーツ振興課が担うということになるのが本来の形だと思うので、実行委員会を組織するのなら、負担金が適切ですよね。補助金ではないと思います。
だから、さっきも言いましたけど、全てについて不備があり、何をやろうとしているのか意味が分からないのです。
今回の、繰り返しになって申し訳ないけど、あなたたちが予算を上げてきたことによって、もう一回そのことを整理しなければいけなくなっているから、以前の分科会と同じことを言ってくることを理解してください。そうじゃないと、話が前に進みませんので。
私どもは今、2018年の収支決算に基づくことをやっておりますけれども、収入については、大分県から100万円と、それから大分市から1,500万円、企業の協賛金が3,475万8,375円、そして、前回少し問題にもなりましたけれども、チャリティータオルの収入が373万9,800円と。
このうち支出が、サンライズジャパンのキャスティング及び出演者航空代として1,741万239円、なおかつ朝日広告社にイベント運営など2,740万5,674円。これは何が問題があるかというと、スポーツ・オブ・ハートの専務理事を務める人の会社や、また別に理事を務める人が勤務する会社に、業務委託することは、法的に問題は仮にないとしても、行政が公的に意義のあるイベントとして支出した助成金を同法人の専務理事や理事の会社の利益の一部にすることは、道義的に問題があるのではないかと私は思っています。
それから、チャリティー名目で販売されたグッズの売上金が寄附されていないと。イベントで寄附すると銘打っていれば、チャリティーということで寄附を連想させる市民は多いわけですけど、道義的に問題があるのではないかと。なおかつ、売上金が2年連続で、Tシャツ、タオルについては373万9,800円と同額であるのは不思議でしょうと、不自然でありますということを申し上げたい。まさにずさんな決算処理と言われてもおかしくないと思いますけれども、なおかつ、このスポーツ・オブ・ハートからの決算処理報告は、サンライズジャパンの領収書1枚のみが出されています。
そして、この約1,700万円を何に使用したのか、支出が適当だったのかが不明であります。また、適正金額かも不明です。ノーマライゼーションをうたうのであれば、そもそもタレントをイベントに呼ぶ必要があったのかどうなのか。
何度も言いますけど、このようなずさんな決算処理が、あなたたちから言われても腑に落ちないわけです。会派勉強会のとき、三好課長はお答えの中でも適切に処理をされていると言われていました。これは部長も一般質問の中でそのような表現があったかと思います。
我々は、どの程度に適切な処理がされているのか分からないのですよ。そのことについて、もう少し明確に答えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まず、理事、専務理事の会社に大きな金額が動いているというところであります。
これにつきましては、9月の分科会の中でいろいろ御質問いただいた内容、それと、随時監査の中で注意すべき点ということで頂いたものと内容は一致しているものと考えています。
それを受けまして私どもは、タレントのキャスティング等に使うお金の約1,700万円の内訳を全て調査させていただきました。その結果、その1,700万円が不適切な使われ方をしている、もしくは補助金が不適切な支出をしているということはありませんでした。それを確認させていただいたところであります。
当然、
事務事業評価の中で御質問いただいた内容について、それを早く報告すべきだったと思いますし、随時監査の意見として上がっていることについても今後、同様の手法で答えていけるものと考えております。
それともう一点、チャリティーTシャツ、タオルが2年連続で同じ金額だったということについてであります。
これは、前年の2017年の売上額を1つの目標に、次の年も売上げを行ったというふうに主催者からは聞いております。実際にはその目標額に届かなかったために、ある会社が、そこの目標に届くように、不足分のタオルを購入したと聞いております。
そしてもう一点は、タレントを呼ぶ必要があるのかというところであります。
これにつきましては、3年間の来場者が7万5,000人、8万7,000人、9万1,000人と増えていっているところを午前中の御説明でさせていただきましたが、こういう結果の中で、ふだん障害を持った方と触れ合うことのない人たちの目に、有名タレントを呼んで、そこに人が集まることによって、そういう接点を持っていただくという効果があったものと考えております。
○衛藤委員
多分、御存じだろうし、認識はしていると思うのですけど、ファッションショーのときに、著名なタレントがいなくなったとき、潮が引いたように市民はいなくなりますよ。それがノーマライゼーションになっているのかと言われたら、私は違うと思います。
それから、三好課長から、障害者団体の皆さんも理解を示してくれているという意見が、今日はなかったように記憶していますけど、会派勉強会の中ではありました。そのとき私は、その障害者団体の中の幹部の方から、このイベントはいかがなものだろうかというお話を聞いていますと申し上げました。会派勉強会では、障害者団体の方々から理解を頂いているということでしたけど、それはいつヒアリングをして、どの団体に聞いて、どういう答えだったのかが今、お答えできますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
障害者団体と申したかどうか、ちょっと記憶がないのですが、障害者の方に理解をしていただいているというふうに私は言ったつもりであります。もし言い間違いでしたらすみません。イベントに出演していただいた障害者個々の方にとっては非常に理解をしていただいているというふうに言ったつもりであります。申し訳ありません。
○衛藤委員
そういうことであれば納得できますけど、私は、障害者団体の方というふうに記憶があったので、そのとき私は三好課長に、それは違うのではないのですかということを申し上げたと思います。そのときに三好課長から、障害者という表現は、折り返しはなかったと記憶していることを申し添えておきます。
今回の重点事業の概要に上がっているスポーツ・オブ・ハート実行委員会と何で一般社団法人スポーツ・オブ・ハートが入らなければいけないのか。これは民間企業です。そうすると、今度やろうとしているこの実行委員会については、負担金ではなくて補助金ですから、この実行委員会と、それから一般社団法人、いわゆる民間とのスポーツ・オブ・ハートの役割分担はどうするおつもりなのか、教えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
両者の役割分担といたしましては、当然それぞれでお互いに連携を取るという形が1つ役割としてはあります。
それと、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートが持つ役割としては、東京都
渋谷区の開催との連携、それと中央からアスリート、アーティストを呼ぶことになります。そういう方たちとの連絡調整、そして
渋谷区で2012年から始めてきた、そして大分市でこれまで3回やっているというノウハウを生かしながら、全体の進行管理、スケジュールみたいな部分は一般社団法人スポーツ・オブ・ハートがやることになると考えております。
新たに組織しようとしております大分実行委員会は、大分の地元の方たちの参画の下、大分らしい演出、そして大分らしい出演者、そういうところの調整、それと補助金の申請行為等を行うというような役割分担が考えられます。
○衛藤委員
会長は誰が務めるのかとか、事務局はどこが担うかとかいうお話はありませんでしたけれども、負担金なら実行委員会の会長は大分市長でしょう。それから事務局はスポーツ振興課になるでしょう。ところが補助金ということになれば、当然、会長とか事務局はどこが担うのかということになるし、決算処理とか事務的な処理はどこが担うようになるのか、当然そこまでお考えになって今回、実行委員会と、重点事業に上げているわけですから、実行委員会とスポーツ・オブ・ハートの共催でやるということも、当然規約も、それから役員が誰になるのかということもできた上で、議会に予算として上げていると思います。それはありますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
実行委員会の組織につきましては、予算を今回お認めいただいたら、その後に組み立てていきたいと考えております。今の時点で案はありません。
○衛藤委員
それはおかしいと思いますよ。自分たちがどういう案で実行委員会をつくろうかも、役職はどうしようかも決まっていないままに、議会に提案するということは、ちょっと乱暴ではないですか。だから、適当に実行委員会にして、なおかつスポーツ・オブ・ハートをこの中に入れるということは、今までと運営は何も変わらないではないですか。
さっきも言いましたけど、2017年から2019年までずっと、実行委員会を立ち上げて、実行委員会に補助金を出すという予算書になっているのです。今年に至っては、この予算書のところに上から紙まで貼って訂正しているという、こういう不備です。信憑性なんか全くないです。それで丁寧な答弁と説明をしてきたということになりますか。役割分担もはっきりしていない。なおかつ誰が実行委員会の会員になっていくのか、実行委員になっていくのか。あるいは規約もできていない。そんなことで予算に上げるということは乱暴過ぎるでしょう。
今、課長から御説明があったけれども、そういう方式であるのなら、今までの指摘を逃げるために、実行委員会とこの民間のスポーツ・オブ・ハートという会社を入れたとしか思えないのです。丁寧な説明にはなっておりません。
例えば議会が廃止とした特定の事業を遂行するためには、予算を提案するときには、公益上の必要性が客観的に認められたという場合だと思います。それが果たして考えられるのかといったら、私は違うと思う。
三好課長は福祉の関係者の方からというふうに言われましたけど、私は福祉を今、第一線で大分でやっていると言っても過言でない人から、この事業をとても批判されています。そして、ある障害者の団体の幹部の方が、このことについて懐疑的に思っています。そういう事業に対して、私はノーマライゼーションが進んでいくとは思えません。そして、この1,500万円というお金を使うのなら、これだけ優秀な職員が大分市役所にいるわけですから、マンパワーをもってすれば、もっとすばらしい事業ができると私は確信をします。
そのことから、今、御説明がありましたけど、私としては、冒頭に申し上げたように、このことを、分かりましたと言うことは、議会への挑戦であるし、まさに議会を冒涜したやり方だと、この事業の枠を超えて、そう思っていますし、事業についても、説明はできません、分かりません、これから決めますというような、本来決めておかなければいけないことができていない事業について、賛成するのは難しいと思います。
○井手口委員
ほかにも質問事項はいっぱいあるのだけど、せっかく今、衛藤委員から出ましたので、この話を続けたいと思います。
まず、市長は代表質問に対する答弁の中で、丁寧な説明をするという話がありましたし、部長からも同様の発言がありましたので、それを期待して聞きますが、昨年、我々がここで結論を出して以降、もう一度きちんとした精査をしたという話がありました。どのような内容の精査をしたのか、まずお聞かせください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
キャスティングを請け負った会社の予算の使われ方を、まずはアーティスト、アスリートそれぞれの出演料について一覧表を作らせました。その上で、その一覧表について、ちゃんと支払いができているかどうかというところの通帳の写しを求めました。その通帳と一覧表の金額を一件一件突き合わせて、全体の領収書どおりの支出がしっかりされているということを確認しました。
それともう一点は、今度は収入のほうで協賛金についてであります。協賛金も、3,000万円、4,000万円の金額が入っておりますが、この協賛金を出していただいた企業の一覧を出していただきました。Fそこをしっかり確認して、協賛金収入に見合った金額がちゃんと入っているというところを確認させていただいたところです。
ほかには、9月の分科会のときに指摘をされました、代表者名が記載されていない領収書の効力について、大分税務署に確認をいたしました。一般的には、領収書に代表者名があるかどうかでその領収書そのものの効力が変わることはない、会社の名称、所在地、会社印があれば有効であるとの回答を頂いたところであります。
それと、報告書に記載されているメディア露出換算額につきましても、御指摘を頂きました。これは、主催者が外部企業に発注し、テレビ、新聞、雑誌などに取り上げられた回数、時間帯、広報エリア、例えば大分ローカルなのか、九州全域なのかというようなことに応じて、1秒単位で単価が決められているものであります。このそれぞれの主催者が発注した会社の計算になる基の報告書を頂きました。それについて内容を調査したところ、メディア露出換算額も記載のとおりと確認いたしました。
○井手口委員
当然ながら、通帳を確認したというのですから、現金での授受はなかったのでしょうけれども、何枚の領収書を確認して、それぞれの領収書に相当する振込先の確認は何件やりましたか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
その件数をすぐお知らせすることができませんが、リストに見合った、出演者のリスト、それと1対1で件数を全部確認しました。その金額と領収書の金額は合っておりました。
○井手口委員
件数をきちんと報告してください。
次に、監査の話に行きます。企画部長は答弁の中で、監査でも何も問題はなかったというふうに答弁されました。ところが、実際の意見書を見ると、このこと自体には違法性はないがというフレーズが少しあるだけです。
あとは、役員が代表取締役を務める会社と取引をし、その金額が多額であることを踏まえると、領収書の内訳等を確認するため、契約の仕様書や内訳明細書などの提出を求め、十分審査した上で補助金額を確定する必要があると思料する、さらに、一般的に決算で収入と支出が同額というのは不自然である、そして最後には、補助団体が行う補助金に係る経理事務が明確となるよう、提出を求める証拠書類の見直しを検討され、市民への説明責任が果たせるよう十分な調査及び審査を行い、補助金の交付事務が適切に行われるよう意見すると書いてある。
これで、監査が何の問題も指摘しなかったと答弁になるのでしょうか。その辺の整合性をまずお聞きします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
監査結果報告書の中で、まず私どもが最初に見る部分が、上に書かれております指摘事項のところであります。その指摘事項のところには特になかったという指摘を受けましたが、その下に注意ということで言われているところであります。この注意に関しましては、これまで9月議会以降、調査してきた内容で足りていると判断しているところであります。
○井手口委員
私がなぜ件数を知りたいと言ったかというと、移動費、宿泊費、拘束時間に応じた出演料といったようなものは個人情報に相当するので公開はできませんという話でした。でも、少なくとも公開ができようとできまいと、担当者はそれを見ているはずです。そうすると、その領収書が何枚あったか、その件についてどういう形で送金をし、どこの銀行から送金されたか、その銀行名あるいは受け取った側の銀行名まで聞きたいとは思いませんが、その件数、いつ、そういったことは当然ながら議会に報告されるべきです。
例えば、1%応援事業はどれだけの会計報告を求めますか。せいぜい数十万円ぐらいのところですよ。これは一千何百万円です。桁が違うのです。こちらのもっと精査しなければいけない部分に関しては、個人情報だからと。それをこの監査結果報告では指摘しているのではないですか。
一番上しか見てなかったと言うけれども、それは少し監査という機関すら軽んじているように聞こえますが、その辺はいかがですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
監査につきましては、2017、2018の実績、2019の事業計画に基づいて出されているということで、あの注意事項につきましては、2019以降のものについて、その辺をしっかりやるようにというような指示が2月中旬に出たものであります。
先ほどのアーティストの件数でありますが、2019年で言いますと、アーティストで45件分、アスリートが44件分、それぞれ調査をしております。
○井手口委員
先ほど衛藤委員も少し触れておりましたが、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金交付要領を創設するとあります。ところが、創設するのだけど、補助金審査手続の厳格化の中に、2020年の部分で、「ただし、非公開」とあります。
先ほどの課長の説明を聞くと、不要だったものでさえ、後で提出を求めたら、きちんと明細書に近いリストが出てきたわけでしょう。そしたら、これまでと今後は何も変わらないということです。しかも不要ということは、普通なら作りませんよ。それを出してと言ったら、すっと持ってきましたという話になったときには、やはり信憑性の問題が出てくる。今回も同じなのです。今回は、初めから必要と言ってはいるけど、非公開です。議会はこれを知ることはないというレベルでやろうとしている。市民に対する説明責任の上で誰が担保するのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
2017、2018と、本来の補助金の手続上であれば、その内訳リストまで必要ない形の中でやってきております。金額が多い少ないにかかわらず、領収書から先のものというのは、補助金を確定させる段階で求める必要はない書類であります。
ただ、その中で疑義が生じた場合には、それを求めて確認すると。もしくは今回のスポーツ・オブ・ハートの場合は、額が大きく、理事が代表取締役を務める会社に発注しているというような状況もあるので、それを最初からきちんと確認するようにということが監査の指摘でもあります。
9月の総務分科会の中で御質問を頂いたことについて、私が当初そこまで調べていなかったことから、御説明することができなかったことについて心からおわびを申し上げましたが、それにつきまして遡って調査をするとともに、2019年度は、今、確定作業中ですが、その書類を求めて確認をしております。2020年度やろうとするものについては、これを途中からではなくて、最初から出していただくものとして書類を求めていくというふうに考えているところです。
○井手口委員
スポーツ・オブ・ハートは、先ほど衛藤委員も言っていましたが、一般社団法人、いわゆる民間企業で、しかもこのスポーツ・オブ・ハートというのは、いわゆる商標登録された固有名詞です。
事務事業評価したときも、スポーツ・オブ・ハート開催を否定するものではないというふうにしてしまった。これは、ノーマライゼーションあるいは障害者スポーツ振興のための事業を開催することを否定するものではないというのが我々の趣旨だった。ここではそういう共通認識ができたものと思っていたのです。
ただ、このスポーツ・オブ・ハートがたまたまもうすぐ開催されるという状況にあって、わざわざ東京から高橋尚子さんがお見えになる。そういったときに、こういう表現をしたのだけど、これが、私らは少し言葉を選び切れなかったかなというところは大いに反省するのですが、なぜスポーツ・オブ・ハートでなければいけないかと。
例え話をすると、固有名詞を出すと、その会社のイメージを傷つけるので、難しいところはあるのですが、例えば清涼飲料水大会としましょう。世界的に有名な赤いロゴのついた大きな会社があります。そこの何とかコーラが、これは当然、登録商標ですから、何とかコーラ大会という名前をつけたら、そこがやるしかないのです。
だけど、清涼飲料水大会という名目になれば、つぶらなカボス大会でもいいはずです。それをなぜスポーツ・オブ・ハートに固執して、ノーマライゼーションや障害者スポーツはスポーツ・オブ・ハートでなければならないとしている、その根拠を教えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
ノーマライゼーション啓発のイベントがスポーツ・オブ・ハートしかできないとは考えておりません。ノーマライゼーションを啓発するやり方はいろいろあるかと思いますが、これまでの実績と本市が新しい形で取り組んでいく過程の中で、現時点ではスポーツ・オブ・ハートを令和2年度もやることが一番効率的であるという判断をさせていただいたところであります。
○井手口委員
例えば太陽の家だったら、太陽の家というのも固有名詞です。北海道太陽の家なんていうのは当然、名のれません。だけど、太陽の家スポーツ大会という名前がついて、全く同じ事業だったとしても我々が反対するはずがない。
このスポーツ・オブ・ハートという固有名詞に固執するあまりに、さっき名前が出た会社に請け負ってもらうしかないという、そのジレンマを大分市がなぜ乗り越えてくれないか。我々は、事業そのものの中身は全然問題ないと思っている。目的も問題ない。多くの人間にとっては楽しいイベントであることも間違いない。私も個人的には高橋尚子さんのファンです。
問題は、問題のある会社に請け負わせることが問題だと。そうしたら、今度は実行委員会を間に挟みますから、その会社に最終的には仕事をさせても問題ないという判断になってしまった。どうしてこの会社でなければ駄目なのか、どうしてスポーツ・オブ・ハートという名前に固執するのか、どうしても分かりません。これは最終的に言うと、何らかの癒着があるのではないかというふうに疑わざるを得ないのですよ。
これは、「ZAITEN」という雑誌もその点については触れていましたけれども、これから先、この手のノーマライゼーションや、あるいは障害者スポーツのイベントが、そういう福祉に名を借りた、何らかの金もうけイベントになるのではないかという目を市民、国民から見られることが、我々としては悔しいし、恥ずかしいから、昨年の
事務事業評価に至ったのです。
それでも、あなた方は、これだけ時間があったのに、同様のスポーツ大会を提案もせず、結局これが一番だと言っても、2番や3番とか、そういったものの比較の対象すらも我々に提示することなくやったということは、最初に衛藤委員が言ったように、これは議会を否定する、議会は要らない、議会が何を言おうと我々はやるときはやるんだと、そのことに等しいわけです。
もう一度聞きます。なぜスポーツ・オブ・ハートでなければならないのか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
今の時点で、実績のある、調査をした結果、問題がなかった一般社団法人がこれまでやっていたスポーツ・オブ・ハート、これをやることが大分市にとって最も効率的にノーマライゼーションの啓発ができると令和2年度については思っているからであります。
○倉掛委員長
それでは、換気のため休憩を致します。
午後1時50分休憩
午後1時59分再開
○倉掛委員長
それでは、
総務常任委員会を再開いたします。
質疑はありませんか。
○井手口委員
先ほどの答弁からお願いします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
私が先ほどの振込先の件数を言い間違えました。申し訳ありません。訂正します。
アーティストの振込先が49件、そしてその人数が89人になっております。
○井手口委員
この49件に送金ないしは振込をした口座の数は。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
それはそれぞれなので、49件だと認識しております。
○井手口委員
全部同じ銀行ではなくて、49銀行のそれぞれ別々の支店でということですね。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
相手ごとに振り込んでおりますので、振り込んだ件数だけ上げています。当然、別々の口座にそれぞれ振り込んでいます。
○井手口委員
その49件でトータルは幾らですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
49件でトータルの金額が、2019年で言いますと、1,221万3,293円であります。
○井手口委員
監査結果報告書の意見についている数字と今の数字、だいぶかけ離れています。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
私が申し上げたのは2019年のことでありまして、監査結果報告書は2018年であります。これを2018年の数字で言い直します。2018年のアーティストが50人、そしてアスリートが53人、両方で103人、そして合計金額として、1,329万1,213円。1,741万円と監査結果報告にはありますが、これは純粋にいわゆる出演料であります。それにキャスティングを請け負った会社の手数料が10%、そして、このほかに航空券代がこの領収書の中には含まれております。航空券代が278万円です。
○衛藤委員
大分市議会の
決算審査特別委員会全体会で、スポーツ・オブ・ハートとノーマライゼーションのことについて意見をまとめた中で、先ほど井手口委員が言われていましたけど、実はあのとき、2019年の事業を控えていた時期なのです。総務分科会の中でも、この後1か月足らずのうちにある、2019年のスポーツ・オブ・ハートを邪魔することだけはやめようという中から、全体会で結論を出したのです。
ですから、あそこで我々がおもんばかったのが失敗だったのでしょう。だから、イエスかノーで駄目だということで終わらなければ、あなたたちはそういう言葉尻を取って、こう言っているではないかと、だから廃止とは言っているけど、絶対に駄目ではないという理解をした――あなたたちがしたとは思えないけど、誰かがしたのでしょう。ただ、あの事業が終わった後であれば、そんな表現にはなっていませんよ。
そのことをよく肝に銘じていただきたいことと、それをきちんと報告されているのかどうかということ、それから今、監査結果報告書が出たし、いみじくも三好課長から、注意ということでありましたということがありました。
実は、監査委員から私は聞いていますけれども、これは非常に軟らかな文言にまとめています。ところが、口頭ということで注意がされているはずです。それは大変厳しい内容だったと私は監査委員から聞いています。
そういう中で、代表質問を取っても、一般質問を取ってみても、自分たちに都合のいいところだけ取って答弁をするというのは、やり方ではないと思うのですけど、そのことを今、思い出していただいたときに、どのようにお考えですか、お尋ねします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
監査結果報告の折に、最後に監査委員の方から、この書面に書いていることを含めて、口頭で厳しく御注意を頂きました。その中では、この監査結果報告の最後に書いておりますが、補助金という公金を支出する以上、しっかりやること、そういうことを言われております。これにつきましては、監査の意見をしっかり受けて、今後の事業に生かしていきたいと考えておりますし、2017、2018につきましても、遡って様々な調査をさせていただいたところであります。
○衛藤委員
全体会のまとめのときの時期が去年のスポーツ・オブ・ハートの前のことであったということについては、今、触れられませんでしたけど、そのこともあなたたちは自分たちに都合のいいように、宮仕えの身ですから、文章をまとめるのは、右のものを左にまとめることも、左のものを右にまとめることもやらなければいけないという立場にあることはよく分かりますけれども、先ほど頂いた大分市の考え方と今後の進め方もそうだし、私はこんな立派な報告書を作るものではないと。分母が膨らまないと、限度額1,500万円をもらえないということになるから、いろんなものを作るわけです。分母が減れば、分子は減るわけです。それがこういう形になっているし、メディアの露出換算が幾らではなくて、ノーマライゼーションがどれだけ市民の間に反映されたかということを捉えるべきなのに、メディアに出たお金がこれだけの金額になるという、このおかしな視点ですよ。
これがノーマライゼーションをうたうことになりますかということを申し上げた上で、このA4のページに戻りますけど、この中で、来場者数が7万5,000人、8万7,000人、9万1,000人とお書きになっていらっしゃるけど、この根拠は何ですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
これは主催者の発表であります。その根拠は、例えば大分駅の乗降客数、大分駅を降りて北側へ出る方は、必ずステージを見かけるというようなことも含めて、こういう数字が入っていると聞いております。
○衛藤委員
20年ぐらい前の話になりますけど、本場鶴崎踊大会の2日間の入場者数が、とてもではないけど信じられないような数を途中の休憩時間に放送されていて、市民の方から厳しい指摘を受けたことがあります。それから修正が行われていますけど、これだけの人間が来たということは、これは行政がカウントしたわけでもないし、ましてやオープンの会場なわけですからカウントできませんよね。
ですから、7万5,000人とか、8万1,000人とか、9万1,000人が来たというのは、根拠がないということです。こういう根拠のない数字は行政の資料として、例えば、一般社団法人何とかの調査であるというような、どこの企業の調査ということを記載するべきでしょう。これは行政が調べた結果ですよ。こういうところが、ずさんだということなのです。
それから、このイベントに参加された方々に対して、アンケート調査を行ったというのがあります。大変高い評価を頂いたと。このほかにも会場に来た人にもアンケートを頂いたと。大変高い評価だった。
基本的に間違えているのはこの調査なのです。公共交通を利用しない人に、なぜ公共交通を利用しないのですかと聞かなければいけないものを、バスに乗っている人、電車に乗っている人に、どうしてバスを使うのですか、鉄道を使うのですかと聞いていることと同じなのです。乗らない人に聞かないと意味ないのです。行かない人に、何でこのイベントに来ないのですかと聞かなければいけないのに、来た人に聞いたら、それは皆さん、よかったとおっしゃるのは当たり前のことではないですか。自分たちに都合のいいように作るために文章を作ったとしか思えないのです。随所にそれが見えるのです。
だから、先ほども言いましたけど、実行委員会がどういう組織なのか、規約はあるのかとか、誰が会長になって、誰が事務局長になるのかとかいうことを言ったけど、そんなものもないということで予算が要求されています。資料の2ページになりますけど、この実行委員会は、これは完全に、議案どおりに進めていくためのメンバーでしかありません。ここにイベントの有資格者であるとか、大分のイベントの方々に入っていただくとか、そういうことをして、それが正しい支出なのかとか、あるいはそういうことがあるのかということを私はやっていくべきだと思います。
だから、今の時点で中身が披瀝できないということに大きな問題がある。それはなぜかというと、議会が評価した事業であるならば、それはやっぱり廃止すべきです。だから、丁寧な説明とはとても思えない。
そして、昨年の事業については、同じように1,500万円の支出をされるのかどうか分かりませんけれども、さっきこの場所を使うときに、
渋谷区とは違って、既存の施設ではなくて、新たに駅前に会場を設営したり、そういうことをやってきたから、これだけの経費がかかったのだと。何で既存の施設でできないのですか。そうすると、経費を圧縮できるでしょう。なおかつ、去年は祝祭の広場の会場を使ったのですよ。そして、ファッションショーで花道を造ったから、その分の経費がかかるでしょう。
そしたら、それまでのラグビーワールドカップをやっていたイベントは、御近所の皆さんのことも考えて、音量を絞りながらやっていましたよ。ところが、スポーツ・オブ・ハートは、音量をマックスにしてやっていました。近隣の病院にも介護施設にも音ががんがん響くような状態で鳴らしていました。全てが、市民のことを考えていないし、そういう運営の在り方、イベント屋として思うのは、ないということです。そして、立派な音響施設もあるのに、音響設備はわざわざ福岡から持ってきたのでしょう。
新型コロナウイルス感染症の関係で、大分の大手、中堅、それから小さいところを含めて、いろいろ回りました。34件ぐらい中止だと。キャンセルされて、この状態が6月までいけば、倒産だと大手も言っていました。そういう状況の中で、この会場設営費や旅費や運営をやっているところが、東京の企業や福岡の企業がやっていることについて、大分にお金が落ちないということです。
そこのことをしっかりと考えてやっていただくためには、この事業を仮に行うとしても、この重点事業の概要の中に書いている一般社団法人スポーツ・オブ・ハートというのは排除して、そして実行委員会を新たに立ち上げて、ノーマライゼーションのイベントを取り組むべきです。そのことを申し上げておきます。
○井手口委員
今度は企画部長に聞きますが、先ほど衛藤委員が、監査委員の審議の内容について触れたときに、課長が答えたあの答弁はどう思いますか。
○江藤企画部長
私も、一般質問がございまして答えましたけれども、報告を受けた段階で、こちらができる範囲のことは調べておりますし、監査委員からも、そういった報告は受けていると思っております。
○井手口委員
であれば、答弁のときに、監査委員からは何も問題がないと言われたというふうな趣旨の答弁をされたのですが、それとの整合性をどう考えていますか。
○江藤企画部長
内容につきましては問題はなかったと考えておりますし、それなりにお答えしたと思っております。
○井手口委員
監査委員がこれだけのことを書くということはめったにない。法的には問題ないけれども、行政のコンプライアンスとしては非常に問題だと言っているのです。それに近いのですよ。それなのに、監査委員からは何も問題がないと言われましたと。しかも、先ほど課長の答弁でも、監査委員の話を正当に聞いているではないですか。そのように彼は答えました。それなのに、どうしてあの答弁の結論になるのか、もう一度お答えください。
○江藤企画部長
答えた段階で、そのように考えていたからでございます。
○井手口委員
答えた段階では、随時監査の監査結果報告書の意見の部分は読んでいなかった、あの1行だけを取り出していたということですか。
○江藤企画部長
そういうことではございません。
○井手口委員
そういうことでなければ、どうしてあの答えになるのか、あれだけの表現を監査委員がしていて、何も問題がないと書いてありますと説明できるという、その根拠がよく分からないのです。そうなると、一度代表監査委員を呼んで、これはどういう話だったのか、先ほどの衛藤委員の話では、監査委員から直接話を聞くと、あれよりもさらに表現が厳しいというようなことをおっしゃっている。であれば、執行部と監査委員で整合性が取れてないと我々が判断するのであれば、監査委員から直接説明を聞くということになると思いますが、もう一度お答えください。
○江藤企画部長
何もなかったという言い方ではなかったと思うのですが、大分開催補助金について、補助金等交付規則や財務規則等の規定に違反するといった指摘はございませんでしたとお答えしたと思います。
○井手口委員
だから、それを言っているのではないですか。法律は犯していないけれども、コンプライアンスとしてはどうかと思うという意見がついているのに、何も指摘されなかったに近い表現をしている。そのことが問題だと言っているのです。
○江藤企画部長
何度も申し上げますけれども、諸規則に違反するといった指摘はなかったとお答えしたと思っておりますし、監査結果につきましては、今後注意すべき点について意見を述べると書かれております。そういった面で、今後はそういった方向で、しっかり調査をやっていきますという意味でございます。
○井手口委員
監査委員は、議会と違って、決算を承認するという権限を持っていません。お金を使った後、この使い方がいいか悪いか、どうも首をかしげなければいけない使い方ですねというところまでしか言えないのです。その監査委員がこういう表現で監査結果報告をしている。それなのに、あれだけの答弁ができるというのは、監査委員に対しても軽んじているとしか思えないし、まして議会に対してあの答弁をするということは、議会を軽視しているとしか思えません。
そういう意味でも、やはり監査委員の立場を守る意味でも、一度監査委員に来ていただいて、直接この監査結果報告の真意を聞きたいと思います。
○倉掛委員長
ただいま井手口委員から要望がありましたけれども、一旦、休憩を致します。
午後2時22分休憩
午後2時42分再開
○倉掛委員長
それでは、委員会を再開いたします。
内部協議の結果、監査委員の招致については見送るという判断をいたしましたので、引き続き審査をいたします。
それでは、引き続き質疑はありませんか。
○衛藤委員
一般社団法人スポーツ・オブ・ハートは、この補助金がなかった場合は事業を実施すると言っているのかどうなのか。
私は、今までどおり大分市が1,500万円の支出をしなくても、大分市が名義共催でもなってあげれば、事業は成功すると思っています。それは、圧縮できる予算があるからです。協賛金を使うことによって、一昨年は1,500万円、それから県からの100万円を合わせて6,600万円だったかと思いますけど。そこに大分市の補助金がなくなっても運営はできるとイベント屋として思います。
ただ、豪華なものを造ってするわけではなくて、ノーマライゼーションを考えれば、ステージがどうであっても関係ないです。それよりも1,500万円が、障害者の皆さんにほかの手だてでノーマライゼーションのためにやっていただく、あるいはこの事業が、先ほど御意見がありましたように、この民間企業ありきではなくて、違うものを新たに実行委員会で立ち上げていく、そういう方向を検討されるべきだと思います。
そのことに対しての御意見をお願いします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まず、1,500万円の補助金がないときに一般社団法人はどうするかということであります。
これについては、ないときにというような話をした経過はこれまでありません。といいますのは、まず
渋谷区でずっとやってきた中のものを大分市でもやりたいという形の中で、補助金が、要は毎年3月の議会で認めていただいた後にその事業を組み立てていきますので、結果的に補助金がなかったときにどうするかという議論をこれまでしたことはありません。ついた後にどういう事業で組み立てていくかという協議しかしておりません。
もう一点の1,500万円はほかの使い方にというお考えでありますが、市全体の予算の使い方の中で、いろんな組合せがあると思います。そこについては、福祉保健部所管の予算を含め、どうするという部分については、私は申し上げることができませんが、障害者スポーツ振興、ノーマライゼーションの啓発、これまでの流れの中でやってきた部分について、この補助金がある中で事業を組み立ててきたということしか申し上げることができません。
○衛藤委員
今、びっくりする答弁だったのですけど、相手側に、この補助金が出ないときにどうするかということを聞いてないとおっしゃいました。そんなことがあるのかというのがまず大きな驚きです。議会でこれだけの廃止ということがあったのだから、予算が出ないかもしれない、そして百歩譲って言えば、ノーマライゼーションで言えば、そういうことでやったらどうかというような表現もしているわけですから、1,500万円がないとしてもそういう事業の組立てはできますかということは聞くべきでしょう。そういうイベントの在り方はないと思いますよ。それは、厳しく指摘しておきます。
予算を計上して認められてからとかではなくて、きちんとそれはどうするのかということを決めるべきだし、今、福祉保健部に関係することだからということでしたけど、この事業は、今ある民間企業は1度お引き取りいただいて、もう一回新たにきちんとした実行委員会でやって、この重点事業に書いている一般社団法人スポーツ・オブ・ハートは除外するというような検討はできませんか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
これまで申し上げましたとおり、令和2年度につきましては、実績のあるイベント、スポーツ・オブ・ハートを新たな形でやっていくことを目指して、予算を上げさせていただいております。
○衛藤委員
実行委員会があって、実行委員会というのは、私は前も言ったことがありますけど、一般会計があって、特別会計があって、第3の財布なのです。便宜上、お金を使いやすくするために、ワールドカップとかのように大きなイベントがあったときに実行委員会を組織するのです。そして、急ぎの短時間の事業とかでもあるので、支出をやりやすいようにするために実行委員会を立ち上げるのです。そして、その組織の中には、行政が言うことを信じて追随をしてくださる方が大多数です。だから、どこまでこの事業について理解をしているかというと、やはりそこは不安なところもあります。
ですから、この一般社団法人スポーツ・オブ・ハートを外すとして、大分市実行委員会でやる考えはないのかということをお尋ねします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
2017、2018、そして2019の補助金の使われ方、補助金の支出の仕方、そういうことをしっかり調査した結果、そしてこの3年間の事業の成果等を考えた中で、令和2年度にできる最善の形が、最も効果的な形が今回の形だと認識しております。したがいまして、令和2年度につきましては、一般社団法人と実行委員会の2者共催という形で進めさせていただきたいと考えて、予算を計上させていただいたところになります。
○衛藤委員
私は、冒頭に議会そのものに対する挑戦であるということを申し上げましたし、こういうことがあってはならないと思っています。そして、この事業のやり方、これまでやっていたこと、2018年の補助金を支出していますけど、その内訳もないまま行政が支出をしてきたということが一番大きな問題です。それを、2018年の分を、2019年の末に言ったのか、2020年になって言ったのか知りませんけど、書類の整合性を図ろうとした。とんでもないことです。
ですから、このやってきた事業については、議会の決定を慎重にもう一度判断をし直すべきだと思います。そのことをお伝えして、今、私がるる言ってきましたけれども、全く納得がいくお答えは頂けなかったし、事業のやり方が全てざるですから。こういう事業を認めるわけにはいかないということをお伝えして、私の意見を終わります。
○二宮委員
いろいろ意見が出まして、執行部のほうに指摘してきたのですけど、私はこの
事務事業評価は、高松委員と一緒で継続と言った側としては、廃止したから、福祉の振興等で議会に挑戦とか、そういうことにはならないと思います。障害者スポーツの振興とかノーマライゼーションの推進、市民参加の促進とか、こういった、執行部が取り組みたいというので上程してきています。
それと、1つ井手口委員が言ったのは、私も一緒なのですけど、企業名とイベントがスポーツ・オブ・ハートで同じになっているのですよね。だからごちゃ混ぜになっているのです。スポーツ・オブ・ハートを多数で廃止と評価して、それでいいと思うのですよ。ただ、今度、執行部が上程しているのは、形を変えて出して、実行委員会を組織するというので、今、審議を私はしておりますから。ただ、議会を挑発といった捉え方は、ちょっとおかしいのではないかと私は思います。
○衛藤委員
それは先ほど申し上げたように、執行部には予算の提案権はあります。そして執行権もあります。ただ、我々は審議するという権利があるし、議決権もあるわけです。議会の
事務事業評価で廃止した、それは御本人が継続したかどうかは別です。全体会で廃止したことについて、それを違う方向で出してきたとは私は思っていません。
○倉掛委員長
二宮委員と衛藤委員に申し上げます。
今、第2款総務費の審査を行っておりまして、総務費の議案に対する質疑を行っております。質疑の場ですので、御理解ください。
そのほか質疑はありませんか。
○井手口委員
今、二宮委員が言った中で少し重要な点があったのは、1度事業は廃止されたと。これは新たに立ち上げた事業だというお話がありました。私は、名前は一緒だし、そうは思えないのだけど、執行部はどう考えていますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
事業の目的を主に
東京オリンピック・パラリンピック後のレガシーを生かすとしたこと、それと、実行委員会という新たな主催者が一緒に参画したこと、それと、これまでの補助金交付要領を廃止して、新しい補助金交付要領を創設するということ、この3点で、中身は新しいものになっていると考えております。
○井手口委員
揚げ足を取るようで悪いけど、今、中身は新しいものにという言い方をしました。事業はどうなのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
事業の内容につきましては、ノーマライゼーションの普及啓発、障害者スポーツの振興という部分に、さらに市民参加を促していくという取組を進めるところであります。あわせて、そのチェックの仕方につきましては、議会でのいろんな御質問、そして監査での意見を踏まえてしっかりやるということで、これまで以上に市民参加が進んで、中身自体も新しいものになっていくという認識を持っております。
○井手口委員
中身と内容をどういう使い分けをしているのかも分かりませんけど、もう一度聞きますが、二宮委員は全く新しい事業になっているという表現をされました。その点についてどう思っているのかを聞きます。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
新しい事業になっていくものと考えております。
○井手口委員
先ほど1,500万円がなかったら、この事業を継続するかしないかという質問が出ました。そんなことは検討もしていない、だから相手にも伝えてないという言い方をしました。全く新しい事業を考えたのならば、ゼロから積み上げたはずです。どうして補助金が先に1,500万円と決まってから、全く新しい事業が決まるのですか、その辺を説明してください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
今回の件につきましては、去年の9月からこれまでの間に途中経過を御報告できなかったことに関しまして、冒頭でおわびをさせていただきましたが、そのような中で、議会のそういう話が全くできていない中で、新しい事業として、主催者の方と事業の組立てを話すのは非常に不適切だと個人的には感じております。
今回の議会で御決定を頂いた上で、その形で新しい事業をどうしていくか、最低限の骨格、構成について考えたところでありまして、具体的な内容については、この3月議会が終わってから、どういう形でできるかということをしっかり考えていく内容だと考えております。
○井手口委員
我々が
事務事業評価で結論を出した後も、この予算上程に向けて粛々と、どうやればもう一回この予算上程ができるかということだけを考えてやってきたとしか判断できない。
全く新しい事業を組み立てるのであれば、同じ目的でやるのであれば、当然ながら、その目的の対象者である障害者団体に集まっていただくとか、いろんな関係者に集まっていただいて、どういう形をするのが一番いいでしょうかという話をして、それから積上げていくのが普通です。それを、我々の結論が出た後も、そのままずっと主催者側とだけ話をしてきた。よほどのつながりがこの主催者となければ、そんなことはできません。
これは、「ZAITEN」という雑誌社がどういう思いでああいう取材を始めたのかよく分かりませんけれども、私も今、その疑惑を感じるところです。どうしてこれだけ議会を無視して、市民を無視して、対象であるはずの障害者団体、スポーツをする障害者たちを無視して、1,500万円だけをずっと死守してきたか分からない。
私も先ほどの衛藤委員と一緒で、全くこの事業予算に関しては、理解もできないし、承服もできないということを申し上げておきます。
○板倉委員
前回までは、スポーツ・オブ・ハートがキャスティングしていました。今度、実行委員会が主体になれば、キャスティングはどこまで実行委員会が見ていくのですか。
昨年の開会式に出ました。その中で、パンフレットもそうですけれども、国会議員とか芸能人の名前を前面に出して、実行委員の名前はちょっとです。開会式のときもほとんど、地元の国会議員もいたけれども、外から来た人が何曲もライブするようなことで、地元の行事かなというような違和感を感じました。
そういうことで、今回については、実行委員会が主体になってやるということですので、ノウハウはスポーツ・オブ・ハートが持っているかもしれませんが、キャスティングは実行委員会が持って、障害者団体とかスポーツ団体の意見を集約した中で実行していくというようなやり方をやれるかどうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まさに地元の市民参加を促すという意味で、地元のイベントに出演することによって効果が上がるという方についての人選のようなものは、地元の実行委員会の役割になろうかと思います。東京の一般社団法人が大分のそういう効果的な人選を行うというのは、苦手な分野でありますし、それを協力してやっていくことによって、中央の有名人も何人かは呼ぶという形が続くかどうかもまだ分かりませんけれども、地元のこのイベントにふさわしい人を選ぶということをやっていただくのが、新しい形の実行委員会だと認識しております。
○板倉委員
そういう地元を中心としたイベントをしていただきたいのですが、芸能人とかを出しても、何か田舎者に、芸能人が出るだとか、そういうことをアピールするイベントに感じたわけです。だから、実行委員会を中心とした大会にしていただくように要望しておきます。
○甲斐委員
会派説明のときに、スポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会組織案というのを提示願って、説明を受けたように記憶しています。資料等もありました。
大分実行委員会の主な役割の中で、イベント当日のアトラクションの運営・管理ということ、そして、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートのほうが、イベント当日のステージ運営・管理とありましたので、そういう形に役割分担をしながら組織立てていくのだなと聞いていたのですが、今の話ですと、かなり地元のほうが意見ができるということですので、その辺が以前の説明と違ってきたような気がするのですが、そこら辺を教えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
地元の方の人選とか、その人たちのステージ上での見せ方とか、そういう部分は分けて考える必要があるかとは思います。ただ、地元の方の人選、そして、それをどういうふうに効果的にステージとかそういうところに組み込んでいくのか、そういうことについては、一般社団法人のほうがノウハウがあると思います。
これはこっちの仕事だからここまでしか知らない、ではなくて、双方がそれぞれ連携しながらしっかり進めていくということが望む形でありますし、それぞれの役割は、また実行委員会が立ち上がった中で固まっていくものであるとは考えますが、それぞれの役割をしっかり果たしていって、双方が連携して新しいイベントをつくり上げていっていただくことが、市民参加の中でノーマライゼーションの啓発につながっていくものだと考えております。
○甲斐委員
その点は今の話で分かりましたけど、この資料等、ほかの方に説明しているのかというところをお聞きしたいのですが。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
その資料につきましては、求められていたところとそうでないところがありますので、今、よろしければお配りさせていただいてもいいですか。
○倉掛委員長
はい、それでは、資料をお願いします。
〔資料配付〕
○倉掛委員長
三好課長、確認しますが、これは配っているところと配っていないところがある資料ですね。こういうところはちゃんとしてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
最初から皆さんにお配りすればよかったと思います。申し訳ありません。
○甲斐委員
私も板倉委員がおっしゃったように、地元中心のイベントになるべきだと思っていますので、その点からすると、以前の説明ではすみ分けをしているので、あくまでも案ということでしたから、必ずそうとは限らないのですけど、地元中心のイベントになるような余地があるのかどうかお聞きします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
これまで3年間やってきた中で、執行部が一番課題と捉えておりますところが、市民参加がもっと進むべきことだということです。それを進めていくために、実行委員会の役割は非常に大きなものがありますし、そういうことを担っていただく組織になっていただきたいと思っております。だから、そういう余地というか、まさにそういうことを、地元の皆さんも参加して、大分市ならではのイベントにしていく役割を担っていくものと考えております。
○板倉委員
この資料で、アスリート・アーティスト等との出演調整は、どういうアスリートがいいとか、そういう調整で、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートに任せっ放しですか。実行委員会で、どういうアーティストにしようとかいうことを検討できるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
高橋尚子さんの出演は、このイベントには必ずついてくるという構成になっておりますが、ほかのアスリート・アーティストについて、どういう方とかいう部分はまた予算の中でどのくらい呼べるとか、そういうところを中央のほうで調整してもらうような形になりますが、意見をいろいろ出して、こういう方が来てほしいというようなことについては、両者で協議をして決まっていくものと考えています。
○倉掛委員長
この資料の確認をさせてもらっていいですか。
実行委員会のメンバーの質問が先ほどされたと思うのです。その際には、案はないということを言っていたのですが、そこを1度、念のために確認しますので、慎重にお答えください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
こちらの、大分実行委員会の下半分に組織(予定)と書いているのは、全く相手方に当たっている形ではなく、議会で予算が認められたら、こういう人が参画するように、その後から当たっていけば、私どもの目指すイベントに近づいていくのではないかというところを想定したものであります。相手方に対して、ここに参画してくださいという依頼をしている状況ではありません。
○倉掛委員長
形としてはこういう形を考えていますということでいいのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
はい。
○甲斐委員
アスリートの出演のところで、高橋尚子さんが前提のような発言があったのですけど、今の説明からすると、そこも含めて白紙の状態でないとおかしいのではないですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
それも含めてということにはなりますが、高橋尚子さんがこれまで3回大分市に来て、子供たちと触れる中で大きな効果をもたらしてきた。このイベントの応援団長という位置づけで毎年、
渋谷区と大分市で活躍されているということを踏まえると、高橋尚子さんがいるというような中で組み立てていかれるものだと考えています。絶対いないとできないかというと、そういうことではありません。
○甲斐委員
この実行委員会で今後検討して、出演者が決まっていくという認識でよろしいのでしょうか。今の段階で何かが決まっているわけではなく、実行委員会で今後、出演者も含めて、イベントの在り方がいろいろと協議されて、最終決定をしていくということですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
実行委員会と一般社団法人スポーツ・オブ・ハートがお互いに提案しながら、協議をしながら決まっていくものです。今の段階で、どのアスリートが来てくれるとか決まっているものではありません。
○倉掛委員長
2つが入っての組織が運営主体と考えていいのですね。だから、一般社団法人スポーツ・オブ・ハートも入った実行委員会ではないということですね。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
違います。
○倉掛委員長
そのほかありませんか。
○衛藤委員
先ほど私は、負担金と補助金の違いについて、どういうのが実行委員会における負担金の在り方で、どういう場合は補助金だということを言いましたけど、大分実行委員会については、大分市はこの中に入るということですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
欄外に書いておりますが、市は実行委員会に入らず、補助金審査を厳格かつ客観的に行う公平的な立場を維持すると考えております。
○衛藤委員
事務局にも入らないと。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
はい。
○衛藤委員
私は、先ほどからいろんな提案を申し上げました。この民間団体の一般社団法人スポーツ・オブ・ハートは外せないかとか、いろんな話をしましたけど、全く譲歩する余地がないという御意見でございましたので、それはそれで考えさせていただきます。
その中で、再度お尋ねしますが、私が頂いた情報とは異なるので、あえて再度お尋ねしますが、この民間の会社が、補助金のない場合には、なくてもやりますと答えたと、私はある方から情報提供いただきました。それはないということでいいのですね。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
予算がつく前の今の段階で、そういう協議をした経過は私はありません。
○衛藤委員
分かりました。
最後に要望です。
さっき申し上げましたけど、大分市における大手、中堅、それから小さな会社は、軒並みイベントがキャンセルされて、生きていくのが大変な状況です。そのような中で、東京や福岡の会社を使うことについて、私は反対いたします。
わざわざ音響設備があるのに、昨年のようにそれを排除して、福岡からの音響を使わなければいけない意図が分からなかったし、ほとんど大分の業者は使われておりませんし、最初に受けた大分の業者は、こんな会社とは仕事ができないと言って、もうそれ以来やっていません。
そのような状況の中で、大分の会社がどれだけ受けてくれるか分かりませんけれども、今後については、どうしても実施すると言うのであれば、結果として議会が閉会した後にそういう形になっていれば、そういうことを一応要望しておきたいと思います。ただ、この予算については、私は認められないということを申し上げておきます。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
○甲斐委員
1点質問させてください。途中で衛藤委員からも出ましたけど、チャリティータオルの件です。詳しい説明がなかったので、あえて質問します。
昨年の
事務事業評価の段階では、一部の文書を除いてチャリティータオルになっていたと思います。2017年大会とか2018年大会を掲載したホームページを当時見ましたが、同様の文言で説明があったと記憶しています。しかしながら現在、過去のホームページも見ても、チャリティータオルの記載を探すことができません。
昨年の
事務事業評価の総務分科会においても、チャリティータオルについて、チャリティーの趣旨からすると、どのように寄附したのか、どのようにタオルの利益が還元されたのか、はっきり分からないままです。
2019年を見ると、公式タオルになっているというところを考えると、タオルの収支は総事業費の一部にしたのが明らかですので、その点の経過を市としてどのように把握しているのかという点と、これまでの流れを少し御説明していただきたいのも併せてですが、まず分かりやすいところから、過去の2017年、2018年の分について、結局チャリティーだったのかどうだったのかをお答えください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
チャリティーという言葉の定義であります。チャリティーという言葉はイコール寄附とは捉えていないと、主催者は言っております。私どもも、厳密にチャリティーというのは慈善事業という言葉でありますので、寄附と全くイコールだとは考えておりません。しかしながら、非常に多くの皆さんに御指摘を頂いたように、チャリティーというと寄附が付き物だという誤解を受ける、ほとんどの方がそう思っているという実情があります。
ということで、去年の9月の議会の
事務事業評価でそういう御質問を頂いた後、チャリティーという言葉を使うのはやめたほうがいいということを主催者と協議をしまして、それ以降、チャリティーという言葉でタオルやTシャツを売ったりすることはやめております。
過去の分は大会チャリティーという言葉で売っておりましたが、それにつきましては、厳密にチャリティーと、いわゆる慈善事業――チャリティーと寄附はイコールの言葉ではないという認識の下で、事業費に充てるという目的で販売をしていたと認識しております。
○甲斐委員
過去の分は分かりました。昨年の2019の大会は最初から収入というか、そんな形でしたということでよろしいですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
2019の時点で、総務分科会が9月でしたから、開催が10月、その間にチャリティーという言葉の訂正を早急に求めて、主催者も修正したというふうになっております。
○甲斐委員
現在、過去の分を見たときに、以前記載していったチャリティータオルという名称を全然見つけることができません。市からの指摘を受けて、そういう認識で立つのならば、先ほど課長がおっしゃったように、多くの方は寄附と思っていますので、やはりホームページ上に何らかの謝罪なり説明があってしかるべきではないかと思っています。今のままだと、何か過去のことを隠そうとしているという形に疑われても仕方がないので、先ほどからるる説明しているように、必要な事業であると判断しているのであれば、市のほうから、ホームページ上だけでも謝罪とか説明をするべきではないかという意見を言うことはできないのでしょうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
主催者と当時、そのチャリティーの話をしたところでは、チャリティーの精神でこのタオルを買ってくださいと、これでどこかに寄附しますということはそもそも言って売っていたわけではないと伺っております。
結果としてそれが、実際に買っていただいた方がどう思っているかということまでは把握はしておりませんが、主催者のほうに、チャリティーではあるけれども、寄附はしていませんという趣旨の言葉を求めることも協議の中ですることはできると考えています。
○甲斐委員
改めて確認ですが、市としての意見を述べることはできるということですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
市としての意見を述べることはできますし、向こうの意見も聞く必要があると思います。
○甲斐委員
向こうの意見というのは、どういう内容なのでしょうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
チャリティーについての考え方、チャリティーというものをどういう形で販売していったかという経過も聞く。これまで聞いてきておりますが、改めてこちらからそういう協議をするとすれば、改めてそういう部分も確認していく必要があると考えています。
○甲斐委員
要望になりますけど、ぜひ意見をして、ホームページ上だけでも、やはり過去の分の経過も含めて、謝罪なり説明をしないと、昨年見れていた言葉が見れないということは、隠していると取られても仕方がないと思いますので、やはりそこはしっかりと謝罪なり説明をきちんとして、今後につなげるべきではないかと思っています。要望します。
○倉掛委員長
それでは、一度休憩いたします。
午後3時22分休憩
午後3時33分再開
○倉掛委員長
総務常任委員会を再開いたします。
第2款総務費の審査を引き続き行います。質疑等はありませんか。
○井手口委員
まず、99ページの豊予海峡ルート推進事業ですが、大分市が1,000万円使うことに対しては、私は全然異議はありません。ただし、これがこういう推進事業のような性格からして、協賛者といいましょうか、賛同者といいましょうか、そういった人たちが多ければ多いほど、こういう事業は推進されていくのですが、豊予海峡ルートに関係するほかの市町村の同じような事業の事業費はどうなっていますか。
○
小野企画課長
豊予海峡ルート推進事業に関しましては、本市独自の事業でございまして、愛媛県側のほうが予算を計上しているということはございません。大分県、愛媛県において、かつて豊予海峡ルート推進の期成会が立ち上がっておりますけれども、その期成会も存続はしておりますけれども、予算は計上されていないところでございます。
○井手口委員
ということは、橋にせよ、トンネルにせよ、どういう形にせよ、片方は積極的だけど、もう片方はまだ何もないままということでしょうか。
○
小野企画課長
愛媛県側のほうは、今、国の事業であれ、県の事業であれ、高速道路網の整備を進めているところでございます。国道197号が対岸を渡って通っているのですけれども、その対岸側の八幡浜のところに保内インターチェンジがあるのですけど、そこのところに自動車専用道の整備を行っているところでございます。
○井手口委員
ほぼ同じ趣旨で、愛媛・大分自治体間交流促進事業、これは大分市が使っている650万円に相当するため、愛媛県側はどうしていますか。
○
小野企画課長
愛媛・大分自治体間交流促進事業に関しましては、愛媛県側のほうは、今年度予定しております農村農泊交流とか、その他スポーツ交流の部分の予算を計上していただいているところでございます。
○井手口委員
その額を聞いたのですが。
○
小野企画課長
今、手元に資料がございませんので、相手方の市町村に確認して、御報告させていただきたいと考えております。
○井手口委員
自治体間交流は積極的にやるべきですが、これは国際交流と同じで、対等主義でなくてはならないのです。つまり何らかの交流をするときに、もちろんそれぞれの人口比だとか、それから経済力の違いは当然加味されなければいけないけれども、お互いに出せるものをきちんと出し合うということが、自治体間であれ、国際間であれ、その交流の基本だということだけはぜひ認識した上でやっていただけるようお願いしておきます。
次に、東京事務所についてですが、会計年度任用職員の人数は何人ですか。
○高橋人事課長
東京事務所については1名の配置です。
○井手口委員
正規職員が2名で、会計年度任用職員が1名ということでいいのですか。
○高橋人事課長
東京事務所は今、所長と、班員が2名です。それに、今は嘱託職員ですけれども、1名という状況でございます。
○井手口委員
こういう時代で、東京事務所が縮小とまでは言いませんが、人数が少ないのは意外な気がします。歴代の市長でも、佐藤益美市長時代はともかくとして、木下市長、釘宮市長、現在の佐藤市長はそれぞれ皆さん、東京に詳しい市長ばかりではあるけれども、いろんな意味で東京に、特に産業振興だとか、企業誘致だとか、中央とつながりを積極的に持つべき時期に、今の体制でいいのでしょうか。
○高橋人事課長
観光振興等、イベントを行う場合には、国のほうに長期派遣している職員も1名おりますので、そういった職員にも業務メニューをつけておりまして、一緒に手伝う形で運用をしています。
○井手口委員
他機関に派遣した人は、情報取集という意味では、いろんな機能を果たしてもらわなければいけないけれども、それを事務所の手駒に使うような、そういう人員配置というのは問題があると私は思います。
いずれにしても、今の体制では、いろんな意味で東京で、これを東京事務所にやらせるべきだという話を、我々が勉強会の中で幾ら指摘しても、今の体制ではとてもできるような状況にないです。この間、例の大分の品物を売り込むとき、誰がどこに売り込むかという話がありましたけど、これも結局、結論としては他力本願に近いような話でした。
ぜひ東京事務所をもっと大分市の産業振興の1つの拠点のようなつもりで検討していただきたいと指摘しておきます。
次は公共施設案内・予約システム管理運営事業ですが、大分県内のほかの自治体と施設の共同運用をやる気だったので、当然、公共施設案内・予約システムに関しても共同運用のためのシステムになったと思うのですが、大分市が出している費用に見合うだけの他市町村の負担はどうなっていますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
共同運用しておりまして、11ページの歳入で、他市町村の分担金を計上させていただいております。広域予約システム分担金ということで、別府市、臼杵市、津久見市、竹田市、由布市、豊後大野市、日出町の人口割で費用負担をして、310万4,000円が他都市の分の合算の金額であります。
○井手口委員
新型コロナウイルス感染症の関連にもなるのですが、武漢事務所は今、どうなっていますか。
○
衛藤文化国際課長
武漢市は今、1月23日以降、閉鎖されておりまして、まだ解除にはなっておりません。武漢事務所につきましては、職員が3名おりますが、2名は春節の前に武漢市を出ておりまして、2名は戻れていない状況であります。
武漢事務所を含めて、武漢市の外事弁公室も、今の状況では本来業務ができていないということで、武漢市の中につきましては、自治
区の中の移動はかなりできているようでして、そういった人の動きの管理というものを外事弁公室のほうが受け持ってやっているということで、武漢事務所については、今現在は動いていない状況です。
○井手口委員
業務委託の契約の期限はどうなっていますか。
○
衛藤文化国際課長
契約につきましては、4月1日時点で結ぶようになりますけれども、今現在、武漢市のほうが動けていない状況ですので、様子を見て、また契約したいと思います。
○井手口委員
新たに結ぶのはいつになるのですか。
○
衛藤文化国際課長
武漢市側とこれから協議して、向こうの動きが見えないところもありますので、随時連絡を取りながらやりたいと思っております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○甲斐委員
87ページの大分市自治会連合会運営費補助金について何点か質問します。
これは昨年から始まって、連合会が設立したのが9月2日だと思うのですが、多分半年分ぐらいの予算の計上で、聞くところによると、使っていない分は返金するということなのですけど、その辺はどうなっていますか。
○
安部市民部次長兼
市民協働推進課長
大分市自治会連合会運営費補助金につきましては、各校区の自治会連合会に支払いをさせていただいております。それで、各校区で会議とか研修等、いろいろな用途に使っていただくという形でお願いをさせていただいておりますが、補助金ですので、最終的に未使用の場合については返金という形になると思いますが、それは報告書を見てからの状況になります。
○甲斐委員
であるならば、いろんな声を聞きますが、以前の自治会で、自治委員連絡協議会の補助をしていた分と、何か違いが分かってない声も聞きますので、周知については、昨年も含めてどのような形で行っていますか。
○
安部市民部次長兼
市民協働推進課長
自治委員と自治会長は、同じ方がなっていることが多いような状況になっております。ただ、今までは自治委員連絡協議会へ補助金を出しまして、いろいろな各種活動をしていただいておりますが、その大半がそれぞれの自治会のお話でもございましたので、そういった点について、しっかりと自治会連合会の中でお話をしていただくような形で、機会あるごとに、周知をいたしておりますので、委員から御指摘を頂いた点につきまして、さらに各自治会長に周知してまいりたいと思っております。
○甲斐委員
恐らく令和元年度の分は今さら使うわけにはいかないと思いますので、令和2年度に向けて、ぜひ、最初のこの補助金の制度をきちんと説明して、どういうふうに使っていくのかをきっちりしないと、使い切るのがいいというわけではありませんが、最終的にお金が残ってしまうという可能性もあります。しっかりと補助をしていくためのその周知に向けて、今年度の報告書が上がってくるのを受けつつ、やっていただく必要があると思いますので、ぜひそこは制度の趣旨を説明して、広くこのことが使われるように周知徹底していただきたいと思います。要望です。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○衛藤委員
共生社会ホームタウンに関連して、ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・パラリンピック推進局に聞きしたいのですけど、スイス連邦のパラリンピック代表チームのキャンプを大分市でやるということになっていたと思うのですけど、新型コロナウイルスの関係とかで、どのようになっているのかということを教えてくれませんか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
現在、IOCのほうが、昨日3月22日に臨時の理事会を開きまして、この4週間以内に
東京オリンピックの開催をするか否かを決定いたします。あわせてパラリンピックのことも当然議論されると思いますので、この4週間以内に結論が出るだろうと思っております。
また本日、国会の質疑のほうでも、安倍総理は、今年度完全な形でオリンピックが実施できないとすれば、延期の選択肢もあるというような答弁をしております。
最終的にはIOCが決めますので、そちらのほうの状況を見て、パラリンピックのほうの協会も追随する形になるのではないかと思っております。
○衛藤委員
現実的にはスイス連邦との間では、どうするかという方向性については話をしていないということですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
まだそういう話にはなっておりません。
○倉掛委員長
そのほか質疑はありませんか。
○板倉委員
総務管理費の、97ページ、建物等借上料というのはどういうところですか。
○
池永財務部次長兼管財課長
現在、リース契約しています大在市民センター、坂ノ市市民センター、それから大南市民センターの3支所の分の借上げ料になります。
○板倉委員
総務常任委員会の関係だけでも、OA機器の借上料とか管理委託料、システムの管理委託料とか、把握できたら、後で資料を頂きたいと思います。
○
林情報政策課長
詳細な内訳に関しましては、後日、資料を作成いたしまして、お配りさせていただきます。
○板倉委員
その中に、随意契約なのか、入札なのか、どういう契約の仕方なのかも併せて分かればお願いします。
○
林情報政策課長
はい。
○倉掛委員長
そのほか質疑等はありませんか。
○井手口委員
ときめき出会いサポート事業に340万円が出ていますが、過去の成果について教えてください。何人参加したというのではなくて、成立して、結婚まで至ったカップルの数を教えてください。
○
衛藤文化国際課長
これまで成婚された方が、10組の20名になります。
このイベントのほかに、セミナーに参加されて、結婚された方の御報告を18名頂いております。
○井手口委員
数字は知っていたのだけど、思ったより成果が上がっていると思います。大分市がやる事業にしては珍しく費用対効果の高い事業だと思って、特に評価しておきたいと思って質問しました。今後も頑張ってください。
○倉掛委員長
年齢層の内訳はどうなっていますか。
○
衛藤文化国際課長
そちらの資料は持ち合わせておりませんので、また後ほどお配りします。
○倉掛委員長
そのほか質疑等はありませんか。
○甲斐委員
スポーツ・オブ・ハートに戻っていいですか。
会派の勉強会、事前説明を受けたときに、先ほどから論議している令和2年度の事業で新たに大分実行委員会を組織するもので、あくまでも今年度限りの単年度事業で実施という形でお話があったと思いますけど、先ほどからその件が全然出てきませんでしたので、令和3年度以降はこういうふうにしたいという話もあったので、その点を改めてここで説明をお願いいたします。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
新たに作ります補助金交付要領が2020年度の実行委員会補助金という形になりますので、当然、今回令和2年度に計上しております事業は、2020年――令和2年度の単年度事業と考えております。
令和3年度以降どうするのかということにつきましては、今後、教育委員会、福祉保健部等と協議をしながら、どういう体制で臨んでいくか、啓発の取組をどういう形にしていくかということを令和2年度の1年間かけて協議をして、方向性を決めていくというふうに考えております。
○甲斐委員
先ほどからいろんな危惧されている点だとか質問等が出ましたので、そこも加味して、ぜひ早い段階で意見集約をして、昨年の
事務事業評価からの流れがありますので、途中経過を言うのはどうなのか分かりませんけど、
総務常任委員会としても話をしていった経過がありますから、何か委員長を通して、議論の流れ等々も今後、共同で出していくような形が取れるのか取れないのか、そこはちょっと私も分かりませんけど。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
ぜひそのようにさせていただきたいと思います。
○倉掛委員長
監査結果報告も含めて、随時報告をお願いしたいと思います。
そのほか質疑等ございませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○井手口委員
総務費全体について反対するものではありませんが、この1,500万円の事業費については、まだ議会最終日まで時間もあることだし、いろいろな形を考えて、例えば修正動議を出すとか、そういったことも検討したいと思っておりますが、その他の予算に影響があってはいけませんので賛成します。
○衛藤委員
私も同じ意見です。
○倉掛委員長
それでは、休憩します。
午後3時57分休憩
午後4時0分再開
○倉掛委員長
それでは、再開いたします。
ほかにありませんか。
○二宮委員
いろいろありましたけど、結果が大分市発展につながる事業になるように期待して、賛成いたします。
○甲斐委員
修正意見も出ましたので、1度、課題等々、
総務常任委員会で論議したことを会派に持ち帰りたいのですが、休憩をすることはできませんか。
○倉掛委員長
分かりました。それでは、休憩でよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、休憩いたします。
午後4時1分休憩
午後4時29分再開
○倉掛委員長
それでは、
総務常任委員会を再開します。
引き続き第2款総務費の審査を行います。
討論はありませんか。
○板倉委員
スポーツ・オブ・ハートについては、
事務事業評価で、機運の醸成が図られているということで廃止としたのですが、ノーマライゼーションの理念については、共生社会の実現を目指す上で欠くことができないものであり、開催を否定するのではなく、本市においても、さらに障害者スポーツ振興などによりノーマライゼーションの啓発に取り組んでいくことを求めるという結論になっており、大分県でも、障がいのある人もない人も心豊かに暮らせる大分県づくり条例が2016年から施行されております。
中村裕博士も、一般市民とともに生きることこそ障害者の最大の望み、それを実現させるのが福祉と。福祉とは人間尊重のプログラムであり、社会的進歩を約束することと示しており、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催もどうなるか危ぶまれている中、大分国際車いすマラソンに代表されるように、障害者スポーツが盛んな本市でノーマライゼーションの啓発や市民参加が進むよう、一層のイベントの内容の充実を図ることが重要であると思いますので、これについては賛成いたします。
○高松委員
スポーツ・オブ・ハートに関しては、以前参加したことがあって、ファッションショーとかで障害者と一緒に歩いたのですけど、スポーツ・オブ・ハートのためにリハビリをすごく頑張ってきたという障害者の方もたくさんいましたし、本当に健常者の方もスポーツ・オブ・ハートを楽しみに頑張って仕事をしたり、いろんなことに活動している人もたくさんいましたし、いろんないい意見を聞きました。その中で、本当にみんな見ていた中で、市民だけではなくて、県民の方がすごく笑顔に見てた顔も相当見れたので、本当にすごくいいイベントだと正直思っています。
皆さんの御指摘、厳しい意見はありましたけど、本当に大事なスポーツ・オブ・ハートだと思っているので、賛成でお願いします。
○甲斐委員
会派での意見も踏まえて、あえて先ほど確認したことを意見として表明しておきたいと思います。
今回のスポーツ・オブ・ハート2020in大分実行委員会補助金ということで、あくまでも本年度限りの単年度事業として実施するということで先ほど御答弁いただきました。そして、令和3年度以降については、福祉保健部や教育委員会と連携をしながら、板倉委員も述べましたけど、今後のノーマライゼーションの普及啓発を推進するよう、市が主体的に事業を構築していくということを御答弁いただきましたので、そのことをしっかりと進めていっていただきたいと思いますし、今後の経過も踏まえて、
総務常任委員会に報告なり何らかの形で論議を積み重ねていくということもありましたので、そこを必ずしていただくことと、福祉保健部が所管していくことも視野に入れると以前の説明でありましたけど、丸投げになるようなことがなく、ぜひ全市的な論議の中で進めていただくことを再度意見として申し上げて、今回のこの予算計上については賛成の立場を取りたいと思っています。
○倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
ここで、執行部に委員長として申し上げます。
今、討論の中で各委員から意見が出ましたように、
事務事業評価の際には、結果を真摯に受け止めながら、経過報告等をその都度、委員会を要請するなりして、しっかりと報告をすること、今後それをぜひとも委員会としてお願いしたいということを、これは皆さん、総意でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
委員会の総意として、委員長として代弁を致しておきますので、真摯に受け止めていただきますよう申し添えておきます。
それでは、続いて第3款民生費のうち
国保年金課関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 155ページ~ 第3款民生費のうち
国保年金課関係について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○井手口委員
これは、特別会計予算の審査のときに聞くべきか、ここで聞くべきかと思っていたのだけど、繰出金の問題があるので、ここで確認をしておきたいと思いますが、今回の新型コロナウイルス感染症で、いわゆる傷病者医療に対する補填が、国民健康保険と後期高齢者医療に対して国が出すという話ですが、それについては各自治体で受入れのための条例をつくらなければならないとなっている。そこまでの情報は我々も知っているのですが、そこから先はどうなっていますか。
○
岡本国保年金課長
井手口委員がおっしゃったとおり、傷病手当金を支給することができるということで国から通知が来ております。大分市国民健康保険税条例の中には、支給する根拠がございませんので、条例化が必要です。
もう一つ、財源の関係がございまして、国は10分の10、その分については見るという情報は来ているのですけれども、条例、その他細かいところはこれから示しますというものが通知の最後についていて、まだそれが来ていないのが現状でございます。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第4款衛生費のうち葬斎場費、上水道費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 230ページ~ 第4款衛生費のうち葬斎場費、上水道費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
一旦休憩をいたします。
午後4時42分休憩
午後4時44分再開
○倉掛委員長
それでは、再開いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第8款土木費のうち
公共下水道事業会計繰出金の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 407ページ~ 第8款土木費のうち
公共下水道事業会計繰出金について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて第9款河川課関係を除く消防費の審査を行います。
執行部、説明員の入替えをお願いします。
〔説明員入替え〕
○倉掛委員長
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 416ページ~ 第9款河川課関係を除く消防費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第10款教育費のうち
市民協働推進課関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 480ページ~ 第10款教育費のうち
市民協働推進課関係について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第12款公債費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 511ページ~ 第12款公債費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第13款予備費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書② 512ページ~ 第13款予備費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○井手口委員
予備費の費目として3億円については異存ありませんが、先ほど言いました修正動議の可能性の場合、ここに影響することも考えられますので、そのことを表明した上で賛成の表明をします。
○倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第2条債務負担行為、第2表中、当委員会所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書① 6ページ~ 第2条債務負担行為のうち当委員会所管分について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第3条地方債の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書① 12ページ~ 第3条地方債について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第4条一時借入金の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書① 20ページ 第4条一時借入金について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第5条歳出予算の流用の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
吉良財政課長
〔予算書① 1ページ 第5条歳出予算の流用について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
皆様の御協力をもちまして、以上で本日予定の付託議案の審査を全て終了いたしましたが、執行部からその他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○倉掛委員長
それでは、委員の皆さんからその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
これで、本日予定の審査は全て終了しました。
明日24日火曜日は、議会運営委員会終了後に開会いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後5時1分散会...