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  1. 大分市議会 2020-03-23
    令和 2年建設常任委員会( 3月23日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年建設常任委員会( 3月23日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時   令和2年3月23日(火)午前10時5分開議~午後0時4分休憩              午後0時58分再開~午後2時21分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 藤田 敬治  副委員長 帆秋 誠悟    委 員 穴見 憲昭  委 員  足立 義弘    委 員 野尻 哲雄  委 員  岩崎 貴博    委 員 日小田良二  委 員  高橋 弘巳    委 員 国宗  浩   欠席委員    な し
    4.説明員   (都市計画部)    清水都市計画部長朝野都市計画部次長宮下都市計画部次長、    渡邊都市計画部次長兼都市計画課長、姫野都市計画部次長まちなみ企画課長、    橋本都市交通対策課長山村開発建築指導課長堤まちなみ整備課長、    分藤公園緑地課長首藤都市計画課参事武安まちなみ企画課参事、    黒枝都市交通対策課参事、雨川都市交通対策課参事三嶋開発建築指導課参事、    篠田開発建築指導課参事兼開発指導室長、定野公園緑地課参事 5.事務局出席者    書記 石山 滋 6.審査案件等   (都市計画部)   【請願】    新たに提出されたもの    令和2年請願第1号 JR豊肥本線(仮称)宗麟大橋東口駅の設置を求める請願                                   〔継続審査〕   【予算議案】    議第1号 令和2年度大分市一般会計予算         第1条 歳入歳出予算               〔25日に審査〕             歳出 第8款 土木費                第4項 都市計画費         第2条 債務負担行為 第2表中             〔承認〕             ・生活交通確保維持事業費補助金             ・防犯カメラシステムメンテナンスリース料    議第10号 令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算                                     〔承認〕    議第13号 令和元年度大分市一般会計補正予算(第4号)       〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第8款 土木費                第4項 都市計画費         第2条 繰越明許費の補正 第2表中         1追加    第8款 土木費         2変更    第8款 土木費   【一般議案】    議第27号 大分市手数料条例の一部改正について(都市計画部関係)                                     〔承認〕    議第37号 大分市総合計画における基本計画の策定について                               〔承認(一部反対)〕         各論          第1部のうち第1章第4節 障がい者(児)福祉の充実のうち都市計                       画部関係          第3部のうち第1章第1節 防災・危機管理体制の確立のうち都市計                       画部関係                第2章第2節 交通安全対策の推進のうち都市計画部関                       係          第5部のうち第1章第1節 計画的な市街地の形成のうち都市計画部                       関係                   第2節 交通体系の確立のうち都市計画部関係                第2章第4節 公園・緑地の保全と活用          第6部のうち第1章    豊かな自然の保全と緑の創造のうち都市                       計画部関係   【報告事項】    ① 中心市街地公有地利活用について    ② 大分市国土利用計画の改定について    ③ 佐賀関都市計画区域について    ④ 祝祭の広場に係る効果検証について    ⑤ 大分城址公園仮想天守イルミネーションに係る効果検証について    ⑥ 路線バス代替交通運行について    ⑦ イオン九州株式会社と取り組む大分市サイクルアンドバスライド実証実験につ      いて    ⑧ 大分市開発許可制度運用基準の改正について(市街化調整区域における沿道コ      ンビニエンスストアの立地)    ⑨ 市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について    ⑩ その他                 会議の概要                              令和2年3月23日                              午前10時5分開議 ○藤田委員長   皆さん、おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  本日の委員会では、新型コロナウイルス対策のため、出席者のマスク着用を許可いたしております。また、この後1時間程度で換気をさせていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  また、本日は、傍聴者がおられるようですが、傍聴者は遵守事項を守っていただきますようお願いいたします。  最初に、審査日程についてお諮りをいたします。  お手元に配付いたしております日程案のとおり、本日23日は都市計画部、24日は土木建築部、25日は上下水道局の案件について審査を行いたいと考えていますが、この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは、この日程に従い審査を行います。  なお、今定例会において、大分市総合計画の審査がありますことから、全委員会の総合計画の審査が終了するまで待機をお願いします。  審査に入る前に、委員会運営について確認をしておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いします。  それでは、本日は都市計画部の案件について審査を行います。  審査に先立ちまして、清水都市計画部長より発言の申し入れがありましたので、これを許可いたします。 ○清水都市計画部長   まず初めに、最近の諸事情及び今回提案いたしております議案について御説明いたします。  初めに、大分市乙津橋東側河川敷不発弾処理についてでございます。2月10日月曜日に乙津橋右岸側で発見されました不発弾につきましては、皆様方の御協力により、無事、3月8日日曜日に安全に処理作業を終了いたしました。この間、JR九州や大分バス、各タクシー事業者をはじめとした公共交通機関と連絡を密にしながら協議を行い、また、避難区域内における公園施設の安全確認を行うなど、スムーズな処理を行うことができました。  次に、おおいた人とみどりふれあいいちについてでございます。  今回で28回目を迎え、春の恒例イベントとなっており、3月20日から5月6日までの期間、大分市平和市民公園多目的広場において開催しておりますが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月20日に予定していました苗木の無料配布等を中止し、多くの人との接触を少なくするよう規模を縮小した形でのイベントを実施しているところでございます。これから桜の時期を迎え、市民の皆様が花や緑を通して自然の豊かさを感じていただき、屋外での憩いのひとときをお過ごしいただけますよう、万全な安全対策に取り組んでまいりますので、御理解を頂けたらと考えているところでございます。  次に、今回御提案しております都市計画部に係る議案についてでございますが、予算議案、議第1号令和2年度大分市一般会計予算、議第10号令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算、議第13号令和元年度大分市一般会計補正予算第4号。一般議案、議第27号大分市手数料条例の一部改正について、議第37号大分市総合計画における基本計画の策定についての5議案を上程させていただいております。議案の詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明させていただきますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。  また、報告事項が、中心市街地公有地利活用についてをはじめ、市民意見交換会の意見・質問等に対する回答についてを含め、9件でございます。後ほど詳細を御報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○藤田委員長   それでは、審査に入ります。  初めに、今回新たに提出されました令和2年請願第1号JR豊肥本線仮称宗麟大橋東口駅の設置を求める請願の審査を行います。  それでは、執行部のほうから補足説明をお願いします。 ○橋本都市交通対策課長   お手元の資料、令和2年請願第1号補足説明資料1と書かれた資料を御覧ください。  まず1、地元期成会の設置状況でございますが、期成会は令和元年11月26日に設置され、組織の構成員は記載のとおりでございます。
     次に2、豊肥本線の状況でございますが、下り、上りともに1日各36本が運行しており、各駅の利用状況はJR九州が公表しています資料から抜粋しており、各駅の1日当たりの乗車数と順位を括弧書きで記載しております。順位が高い駅ほど乗車数が多くなっている状況でございます。  次に、大分大学前駅の整備概要を整理しております。平成14年に開業しており、駅舎やホーム等の整備事業費は約7,000万円、本市が9割を負担し、JR九州が1割を負担しております。しかしながら、JR九州からは現在、請願駅を整備する場合は10割地元負担となると伺っているところでございます。  次に、JR九州が過去約10年間に整備した駅について調査した状況です。表中の開業の列を御覧ください。整備された駅の大半が平成21年から平成23年となっており、直近の整備は少なくなっている状況でございます。備考欄の事例1から事例4につきましては、後ほど建設費などを紹介させていただきます。  次に、資料の右側に、豊肥本線を中心とした駅の配置状況を整理しております。  2ページを御覧ください。過去に整備された駅の記事等を整理しております。事例1は、福岡県古賀市にあるJRししぶ駅でございます。下線部にございますとおり、駅舎建設費は5億8,300万円と紹介されております。事例2は、福岡県久留米市にあるJR久留米高校前駅でございます。総工費は3億1,000万円と紹介されております。事例3は、鹿児島県いちき串木野市にあるJR神村学園前駅でございます。事業費は1億4,000万円と紹介されております。  3ページをお開きください。事例4は、福岡県糸島市にあるJR糸島高校前駅でございます。2階建ての駅であるためか、建設費は9億4,000万円と紹介されております。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   新駅を含んだ滝尾地区の現状について補足説明を行います。  説明資料2を御覧ください。こちらの資料は、昨年11月に実施されました滝尾地区自治会連合会による市長要望の際に提出された、新駅を含む要望項目等でございます。資料の左側には、令和元年度滝尾地区連合自治会からの要望項目一覧として全14項目を示しており、資料右側には、滝尾地区の全体図に下郡校区、滝尾校区、森岡校区の校区割を赤線にて示しております。  資料左側の要望項目の中にアンダーラインを引いておりますが、3の碇山裏地区の総合交通対策についてをはじめ、項目番号4、5、8、9、10、13につきましては、道路整備や新駅の建設など、滝尾地区の将来のまちづくりに関する項目となっております。今後の滝尾地区のまちづくりに向けて、要望項目にあります新駅や滝尾駅周辺整備、狭隘道路の整備などについて、地元自治会と議論を始めたところでございます。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○足立委員   この請願書の最初の部分で、交通渋滞が発生しているとありますが、その原因は何かつかめていますか。 ○橋本都市交通対策課長   新駅に対して、新たに渋滞の原因を探ったということではございませんけれども、本市のほうでは平成25年にパーソントリップ調査をしております。そういった中での状況を見ると、大分市の中心部から見まして東側の明野地区や鶴崎地区、それから大南地区、稙田地区のほうからの通過交通も含めて、どうしても大分川を渡河する橋が限られておりますので、宗麟大橋周辺に集中していて、そういった形での渋滞というのが主な原因としてあるのではないかと推測しています。 ○足立委員   以前から、曲地区などの狭隘道路の整備が要望としてずっとあります。市とすれば、優先というわけではないですが、例えば交通渋滞の緩和ということから、私はそちらのほうも大変重要な観点ではないかと思いますが、その辺のところはどう考えますか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   そちらのほうについては、昨年度から自治会のほうから要望もございまして、碇山裏側の市道の改良であったり、それから地域の方から要望をいただいております新しい路線、狭い道路の市道拡幅を含めて、これから検討していきたいということで、地元としっかりと協議をしながら、まち歩きなどをしながら渋滞ポイント箇所、それから狭い箇所といったものを探っていきたいと考えております。 ○足立委員   次に、2018年の乗車数が滝尾駅は400人に満たない。滝尾駅の最新情報は分かりますか。もう少し乗車数が上がったかどうか。 ○橋本都市交通対策課長   2018年の乗車数が公表されている最新のデータでございまして、順次、整備されればデータが公表されると思います。 ○足立委員   そもそも、費用負担が地元は100%、JRはゼロ%ということですが。 ○橋本都市交通対策課長   本案件につきましては、毎年JR九州と勉強会で、新駅の設置について要望してきている現状はあります。勉強会でいろんな話をする中で、最近はこういう請願駅に関しましては、JR九州は負担を出さずに、請願される、要望される方が全て金額を持ってくださいということで、JR九州からは話を聞いているところでございます。 ○足立委員   私が把握している情報で、大分バスが、滝尾循環バスの減便を野津原地区と一緒に何か考えている。1週間前か、10日前か、野津原で説明会がありましたが。 ○橋本都市交通対策課長   後ほど報告事項で報告をさせていただきますけれども、委員のおっしゃるとおり、野津原地区と滝尾地区循環、あと平横瀬地区のほうで路線バスの見直しをするという形で聞いているところでございます。 ○足立委員   その原因は何ですか。 ○橋本都市交通対策課長   野津原地区については、大分バスの利用者数がすごく少なくなったと。滝尾地区に関しましては、道路が狭隘で、事故が多く起こっていたということで、以前から大分バスの課題であり、見直しをしたいということで聞いています。 ○野尻委員   関連で。100%地元負担ということですが、改札口やスマートサポートステーションとか、そういう問題についてはJRの負担ではないのですか。駅舎については100%地元ということでしょうが、施設の中のいろんな設備についてはJRの負担ではないでしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   あくまで請願駅に限って言うと、少なくともイニシャルコストにつきましては、請願される方が負担してくださいという話を聞いております。 ○野尻委員   それは中の設備や施設とか、そういうものまで含めて、全部負担ということですか。 ○橋本都市交通対策課長   全てでございます。 ○足立委員   関連で。予想されるところで、全てということは、今から自動化になるし、バリアフリー化はもちろんとして、答えられる範囲で、どれぐらいの金額ですか。 ○橋本都市交通対策課長   今回の新駅の概算というのが、まだ算出できていない状況でございまして、今回御提示したのが、直近の10年の新駅の状況を、マスコミで調べられるだけの情報を御提供させていただいています。現状、私たちも把握していない状況です。ただ、JR九州から聞いているのは、まず設計、検討するだけでも数千万円の設計費用がかかるということを聞いており、検討するにも多額の費用がかかるというところでございます。 ○岩崎委員   この間、車で境目公園のあたりを通りましたが、のぼり旗とかがかなり立っていますね。市民の方の要望という点ではあるのかなと思っていますが、この運動というのが結構長いですね。それで、以前と比べて今回の市民の方の要望であるとか熱量であるとか、その辺の変化について、詳しくつかみたいなと思っていますので、もし何か感じているところがあれば、教えてください。 ○橋本都市交通対策課長   もともとは、平成4年に同じような形で地元の方の声が上がったというのを、把握しているところでございます。また新たに、今回は令和元年11月に地元の方の熱い思いがある中での、こういった請願になったという状況でございますので、もちろん地元の方の熱い思いがあるというのは認識しているところでございます。 ○岩崎委員   そういった熱い思いの広がりというか、その辺は、今までとそんなには変わりないという認識でしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   変わりないというか、全体的にはどのぐらい熱いかというのは、正直なかなか把握できないところではございますけれども、今までも話がありましたように、周辺では渋滞もありますし、狭隘道路もありますし、道路の新設とか様々な要望もある中で、新駅の必要性というのを地元の方が熱い思いを持たれているというところがございます。まずは本市といたしましても、全体的にしっかり必要性を検討しながら、まずは地元の方と話をしながら、前に進めていきたいと考えているところでございます。 ○岩崎委員   ということは、今の文書が上がってきているところでしか私は判断できていないというところで、そういう社会変化が新たに、以前とは違うという認識で、何か要望の数が今までよりも多いであるとか、新たな団体が加わっているとか、そういうことは今のところないということでよろしいでしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   正確に、そういうものが新たにあるかないかということは、今ここで把握できていませんが、少なくとも現状起きている事象として、周辺が混んでいるとか、狭隘な道路があるとか、道路が少ないとか、そういった状況があるという事実は把握しているところでございます。 ○藤田委員長   ほかには御質問はありませんか。 ○日小田委員   大分市地域公共交通網形成計画の中で、魅力的な観光エリアにおける新駅設置の可能性についてと、表現しています。今、話を聞くと、平成4年ぐらいに陳情等が出ているという話ですが、この大分市地域公共交通網形成計画は平成29年につくられたと聞いています。その辺の兼ね合いも含めて、市のほうの考え方を、この計画の中にどのような考え方で盛り込んだのか。限定したのか、していないのか、解釈がよく分からないので、教えてください。 ○橋本都市交通対策課長   まず、委員のおっしゃるように平成29年に計画を策定したところです。これに関しましては、その中に様々な施策を盛り込んでおりまして、大きくは5つの基本方針がございます。1つはニーズに合った効率的、効果的な公共交通のネットワークの構築というのがございます。そういった中では、バス路線の効率化やBRTの検討や循環バスの検討を上げておりまして、2点目の拠点の形成を支える公共交通ネットワークの構築というところに、新駅の可能性の検討というところも上げております。また、ここの部分にはパーク・アンド・ライドや大分きゃんバスの利用や22街区の機能充実なども書いています。  また、3点目が住み慣れた場所で安心して生活できる公共交通の維持、活性化ということで、長寿応援バスの継続ですとか、様々な総合交通としての取組を書いていまして、新駅もそういう総合交通対策の解決する1つの策という形で盛り込んでいるところでございます。 ○日小田委員   それはそれでいいのですが、要はなぜ限定したのかどうかというのが、よく分からないので。そうなると、もし新駅をつくるという方向になったときに、この計画から少し方針と違うことになってしまうので、その辺の修正とか考え方の整理はできていますか。 ○橋本都市交通対策課長   市域の書いている項目で言いますと、今御紹介した拠点の形成を支える公共交通ネットワークの構築というところにも、新駅の建設の可能性の検討も入っておりますし、先ほど御紹介のありました観光の、来訪者や海外旅行者に対する公共交通の受入れ環境整備の中での新駅の可能性の検討というところも、2つ今入れているところでございます。  場所はどこというのは、ここでは限定しているところではございませんけれども、やはり総合交通対策として、一般的に鉄道の利用が多い場合、その総合交通対策、特に渋滞などの緩和というのは非常に効果があるというのは認識しておりますので、場所を限定したものではございませんけれども、新駅の設置というのは、仮に進んでいったとしても、特にこの計画を変更する必要はないと考えております。 ○藤田委員長   ほかにはございませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   これより討論に入りたいと思いますが、討論はありませんか。 ○足立委員   これは長年の夢だということはよく分かります。さりながら、例えば、あの辺りは下郡の工業団地とかかなり発展し、それからマンションも多く立ち上がって、確かに第2副都心だなという考えも持っていますが、片や、同じ地区で道路が非常に狭いというところがあり、その整備もこれは急務であろうというような要望もあります。  個人的には、大友宗麟公の名前をつけていただいて大変ありがたいわけで、前向きになっていきたいと思いますが、JR九州の対応など、そういったもろもろ考えたときに、もうちょっと勉強する時間があったほうがいいのではないかと思いますので、継続審査を求めます。 ○藤田委員長   継続審査という意見がありました。本件を継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○藤田委員長   挙手多数であります。よって、本件は継続審査とすることに決定をいたします。  次に、予算議案の審査を行います。  予算議案の審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部に説明を求めますので、よろしくお願いいたします。  なお、委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった、令和元年度事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしておりますので、御確認ください。  それでは、議第1号、令和2年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第8款土木費のうち都市計画費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長     〔説明書②368ページ~ 第8款土木費のうち都市計画費について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、報告事項4の祝祭の広場に係る効果検証についてが関連しますので、報告を受けてから予算議案の審査をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは、祝祭の広場に係る効果検証についての報告を受けます。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   お手元資料の4-1を御覧ください。  祝祭の広場の効果検証につきましては、これまで建設常任委員会で目的や内容の御説明をさせていただいておりまして、重複する部分もありますが、今年度分の結果を取りまとめましたので、御報告させていただきます。
     まず、1.効果検証の項目は、(1)来場者数の計測、(2)来場者アンケート調査、(3)歩行者通行量調査、(4)歩行者アンケート調査、(5)大分駅府内中央口広場歩行者アンケート調査(祝祭の広場に関する意見)、(6)地元商店街アンケート調査、(7)経済波及効果、(8)事業効果の8項目となっております。  2.来場者数の計測は75万8,876人で、昨年の9月7日から今年の2月末までの数字でございます。  3.来場者アンケート調査は、1月の建設常任委員会で御説明させていただいたものと同じものでございますので、項目のみ説明させていただきますが、(1)実施日、(2)アンケート回収数、(3)調査時間帯、(4)アンケート調査結果、A)性別・年代、B)祝祭の広場が整備され、中心市街地を訪れる機会が増えると思いますか、C)中心市街地での滞在時間が長くなると思いますか、D)中心市街地の魅力が向上したと思いますか。E)また祝祭の広場に訪れたい、利用したいと思いますか、F)中心市街地の活性化に寄与するために、どのような広場利用を期待しますか、の以上でありまして、結果は記載のとおりでございます。  次に、資料の4-2を御覧ください。  4.歩行者通行量調査についてですが、これも前回の建設常任委員会で御説明させていただいておりますので、項目のみ説明させていただきますが、(1)実施日、(2)調査箇所、(3)通行量調査結果で、各地点の通行量と、右の図は調査箇所を示しております。  次に、資料の4-3を御覧ください。  5.歩行者アンケート調査結果についてですが、これも前回の建設常任委員会で御説明させていただいておりますので、項目のみ説明させていただきますが、(1)実施日、(2)調査箇所・アンケート回収数、(3)調査時間帯、(4)アンケート調査結果、A)中心市街地を訪れた目的、B)中心市街地滞在時間を記載しております。  右の6.大分駅府内中央口広場歩行者アンケート調査についてですが、ここからは新しい報告になります。(1)実施日は令和元年の12月1日、(2)調査箇所は大分駅府内中央口広場西側、アンケートの回収数は110、(3)調査時間帯は11時から19時。(4)アンケート調査結果につきましては、A)祝祭の広場が整備され、中心市街地へ訪れる機会が増えると思いますか。に対して、とてもそう思う、ややそう思うが合計で72.8%、どちらでもないが10.9%、あまりそう思わない、そう思わないが合計で11.9%となっております。B)祝祭の広場が整備され、中心市街地での滞在時間が長くなると思いますか。に対して、とてもそう思う、ややそう思うが合計で65.4%、どちらでもないが11.8%、あまりそう思わない、そう思わないが合計で20.0%となっております。C)祝祭の広場が整備され、中心市街地の魅力が向上したと思いますか。に対して、とてもそう思う、ややそう思うが合計で73.6%、どちらでもないが10.9%、あまりそう思わない、そう思わないが合計で11.8%となっております。  次に、資料の4-4を御覧ください。  7.地元商店街アンケート調査についてですが、これは商工労働観光部が担当したものになります。中心部の9の商店街に対して行っております。(1)実施日は令和元年10月、(2)アンケート回収数は96。記載はしておりませんが、30.1%の回収率になっております。(3)アンケート調査結果について、A)あなたの店舗における平成31年1月から令和元年12月の売上高は、平成30年と比べ、どの程度になると見込まれますか。平成30年度を100%としてお答えくださいに対して、90%未満は21.9、90%から100%未満は26.0、100%は10.4、101%以上は22.9となっています。B)祝祭の広場が整備され、売上げが増加したと思いますかに対して、思うが3.1%、思わないが63.5%、分からないが32.3%となっております。  8.経済波及効果についてですが、平成23年大分県産業連関表を用いて経済波及効果を算出しております。大分県産業連関表とは、1年間に行われた経済活動における産業間の財やサービスの取引、付加価値、最終需要との関係を一覧表にまとめ、経済の現状分析や将来予測、経済計画に役立てることを目的として作成されておりまして、経済波及効果額は15億3,424万円となっております。  9.事業効果についてですが、これは民間の専門機関からのコメントをそのまま記載をしております。(1)歩行者アンケート調査において、祝祭の広場が整備されたことにより、『中心市街地を訪れる機会が増える』、『中心市街地での滞在時間が長くなる』、『中心市街地の魅力が向上した』と考える回答者が多く、高い評価となった。また、広場への再訪意向についても好意的な回答が多かった。(2)祝祭の広場が整備された前後における歩行者通行量の増減分布を見ると、広場周辺では通行量が増加した地点が多く見られた。一方、広場から離れた場所では通行量が減少した地点が多く見られた。本調査では、中心市街地における人の流れの変化を分析することができ、その結果、祝祭の広場の整備によって、広場周辺に人が集まりやすい環境がつくられたと予想される。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はございませんか。 ○足立委員   大型LEDビジョンのことはここに入っていますか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   大型LEDビジョンは6,000万円ほど計上しております。 ○足立委員   祝祭の広場の件では、平成29年の深夜まで及ぶ臨時会での建設常任委員会で、我々は附帯意見をつけたわけですが、反省は生かされているのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   平成29年8月の臨時会におきまして附帯意見を頂いております。その1項目につきましては、中心市街地の活性化等に資するため、現在提案している整備方針に拘泥せず、中期、長期の視点からあらゆる手法の検討を行っていくことということで、その附帯意見を十分に重く受け止めていく中で、今年度につきましても、6月の補正予算の中で祝祭の広場の検証の費用を計上させていただき、そして効果検証をさせていただいており、商店街の方からはこういったかなり厳しい答えを頂いておりますけど、ほかの意見につきましてはおおむね、魅力が向上したとか一定効果があったとかいう、そういった意見を頂いておりますので、引き続き、にぎわいの創出、中心市街地活性化等につなげてまいりたいと思っています。 ○足立委員   中期と長期とは、大体何年ですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   一般的に私どもの都市計画部の中で言われておりますのは、短期が5年、中期が10年、長期が10年から20年、大体そういった認識を持っています。 ○足立委員   大型LEDビジョンの寿命は、何年ですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   業者から聞き取りを行う中で、5年は問題なく使えますということで聞いています。 ○足立委員   問題ないというのは微妙ですが、家電などは大体、メーカーも工務店、量販店も、5年以上過ぎたら、部品などの在庫はありません、もう新品に替えてくださいと言われます。6,000万円というのは大丈夫かな。それと、土台とビジョンを考えたとき、当時、一番問題になったのが、大きなクレーン。ビル風であれが倒れたら危ないなと、被害が出るからということで、対策されたつもりでしょうが、今後の対策について説明をお願いします。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   まず、ビジョンの大きさが250インチでありまして、横が5メートル、縦が3メートル、そういう大きさを想定しております。そのビジョンの周りに、外枠を予定しておりまして、横が9メートル、高さ5メートルということで、今、委員がおっしゃられた安全性につきましては、建築基準法の基準に基づいて安全性を確保したいと考えています。 ○足立委員   予算を教えてください。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   予算につきましては、大型LEDビジョンの費用が施設整備委託料の中に3,400万円という形で入れておりまして、それは購入、取付け、電気の配線のつなぎが入ります。それ以外に外枠と下の台があり、それが2,100万円、それで5,500万円になります。それプラス、維持、管理、保守点検料500万円で、合計6,000万円という、そういう計上をしております。 ○足立委員   レンタルやリースということは考えなかったのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   レンタルにつきましても慎重に検討しました。市内のメーカー、レンタル業者にお聞きしましたが、やはり1日お借りすると70万円、80万円とか、ビジョンだけでも100万円と言われるところもありますし、それに外枠ですとか土台とかつけますとか、そういった試算をしますと、100日程度ビジョンをレンタルすると今回の費用のほうが、新設で置いたほうが安くなるという、そういう試算となっております。 ○足立委員   100日とはどこからその根拠が出るのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   このレンタル費用と新設費用の比較につきましては、イベントの回数ではなくて、何日間使えば新設のほうが安くなる、何日以内だったらレンタルのほうが安くなる、そういった計算をしておりまして、100日借りれば新設のほうが安くなるという試算をしております。 ○足立委員   僕と考え方が違う。僕らは、何回使う予定だから、それなら買ったほうが安いねとか考えます。買ったから何回使おうかとすると、今度はえらい責任が起こるよ。もう分かった、認識の違いがそういうところにあるのですね。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○日小田委員   関連です。こだわるわけじゃないですけどね、この大型LEDビジョンの設置を必要とする理由というのが、どこを探しても見当たらないし、重点事業の概要を読んでもそれは出てこないし、今の説明を聞いていてもよく分からないです。なぜ必要なのか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   大型LEDビジョンの件につきましては、祝祭の広場が完成して半年が経過する中で、検証結果にもあるとおり、整備の効果がある程度見られていると判断しております。しかしながら、さらにまちのにぎわいや活気、まち全体がにぎわっていく、それが中心市街地活性化に資する、そういうことの目的では、祝祭の広場そのものの魅力をさらに高める必要があるだろうと考えており、具体的な利活用策が必要だろうと認識をしています。ラグビーワールドカップでにぎわったあの盛り上がりをレガシーと取る中で、より効果的に集いや祝いのイベントのシーンを演出して、中心市街地全体の活性化に資する、そのように結びつけていきたいと考えています。 ○日小田委員   利活用方針に基づいてこういうことをしていきたいということで今回、上程してきたと思いますが、であれば、最初から考えればよかったことであって、なぜ今年になって大型LEDビジョンの設置を出してきたのかが分からないです。最初から考えればよかったのではないかなと。去年ラグビーワールドカップが終わって、そのビジョンを使ってきたということがあるわけですから、その結果がよかったから、あえて今回、上程したのかどうなのか、その辺の理由というのがよく分からないので。なぜ去年しなくて今頃になってビジョン設置について出してきたのか、その辺はどうなのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   当初は、平成29年8月の臨時会のときに事業目的4項目を示しておりまして、その大きな目的は中心市街地の活性化に資するということでありましたけれども、昨年のラグビーワールドカップが非常に盛り上がった、あのにぎわいを何とかさらに役立てていきたい、中心市街地の活性化に資する、そういった形で役立てていきたいということで、検証結果を踏まえる中で、やはり、繰り返しになりますけれども、広場そのものの機能や魅力を高めて、それがまち全体に波及していく、ずっと伝わっていく、そういうことが必要だろうと考えて、今回、大型LEDビジョンの費用を計上させていただいたところでございます。 ○日小田委員   利活用検討業務委託というのがありますが、これは新年度予算で具体的に幾らぐらいですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   400万円でございます。 ○日小田委員   利活用検討業務委託というのが今400万円と言われて、多分これを専門会社か何かに委託して、また祝祭の広場の効果を上げるために、大型LEDビジョンをつけましょうとか、今度はこれをつけましょうとか、どんどんこのようにこれからも際限なくしていくのではないかなというのが見受けられます。大分市はイベント屋ではなく行政ですから、祝祭の広場を造ったことによってイベントばかりが、どうもクローズアップされてきているのではないかと、造ったからには何かしないといけないということで。祝祭の広場設置当初のときにイベント広場というイメージを私は持っていないです。中心部に市民の皆さんが憩える場所が欲しいということだったんですよ。気になったので、先週の土曜日に行ってみましたが、誰一人いない。あの天気がいいときですよ。ということは、今後はイベントだけの広場になっていくのではないかというのが危惧される。であれば、この利活用検討業務委託というものを考え直したほうがいいのではないかなと思います。別に反対するわけではないですが、やはり将来を考えると非常に不安がある。大分市はイベント屋ではないですから、やはり市民の皆さんがそこに集うようなものを目指していくべきではないかなと思うので、少し方針を変えていただくようなことを、執行部に強く要望しておきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○高橋委員   大分駅が高架化されて、大分いこいの道広場ができ、大分駅の前でもイベントができるようになった。そして今回、この祝祭の広場ができました。それらがなかったときは、若草公園が大きな1つのイベントの広場だったと思いますが、3か所の広場ができる前とできた後のイベントの回数の変化を教えてください。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   祝祭の広場が完成してから、まず今年度については、新たに17件のイベントが祝祭の広場で新規で行われております。大分駅前広場や若草公園など、ほかの場所から移動してきたものが、今年度2件ございます。19件のうち17件が新規で、2件が移動してきたもの。来年度、今は仮の予約の状況でございますが、24件あり、24件のうちの19件につきましては、新規で祝祭の広場で行います。なお、その19件うちの12件については、祝祭の広場プラスワンという形で実施場所を広げたものです。5件につきましては、単純にほかの会場をやめて祝祭の広場に替えたということです。委員が言われた若草公園のイベントの件数は、今は把握できておりませんので、また確認させていただければと思います。 ○高橋委員   要するに私の質問というのは、例えば、大分いこいの道広場、JR大分駅前広場のイベントが年間で20件だったのが、祝祭の広場ができて、これが30件になりましたということなのでしょうか。その辺を比べてどうなりますか。若草公園は、調べていないということが、わかりましたが。  言っている意味分かりますかね。にぎわいを持つために、新しいイベントが大分いこいの道広場で増えたのですかと。大分いこいの道広場でやっているのも大分駅前広場でやっているのも全部、祝祭の広場に来たのではないんですか。それでこういう評価をして、いい施設を造ったということではないのですか。その辺を教えてください。要するに、トータルのイベント回数は幾つ増えているのですかということです。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   大分いこいの道広場で、まず新規にできたもの、らーめん博やOABの大感謝祭等は、大分いこいの道で新規にされているという認識です。それが何件あるかというのは、今件数は正確には御答弁できません。申し訳ないです。ただ、先ほど申しましたとおり、今年19件のうちの17件が新規に祝祭の広場に追加され、移動したものは2件。それら移動した2件というのが、サイクルイベントと飲酒運転根絶の大会というのが祝祭の広場に移動しているという、そういう状況でございます。 ○高橋委員   質問に対しての答えになっていませんが、まあ、そっちはいいです。  もう一つ。それで、その増えた、イベントをやったときに大型LEDビジョンを使うと思われる内容というのは、何回あると想定しているのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   今、仮予約を令和2年度で受けておりますけれども、大型LEDビジョンの出来上がりを7月から8月と想定しており、7月以降のイベントで17件仮予約が入っておりまして、そのうち15件の方から大型LEDビジョンを使いたいと言われております。それプラス、今のところ考えられるのは、大分市の行っている大分七夕まつり等の大きなイベントや、トリニータのアウェーの試合や、ほかに高校生とか大分市の出身の方々のイベントとか、そういったものを含めると、年間で四、五十件ぐらいは大型LEDビジョンを使うようなことが考えられると思っています。 ○高橋委員   そこに大型LEDビジョンを設置することによって、今の門型クレーンの位置は固定される、移動することが制限されますよね。これは移動式でレールを造っていますよね。今まで何回か、門型クレーンを動かすことがありましたか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   今年度は1度も動かしておりません。 ○高橋委員   一度も使っていない。そうすると、駆動するもののメンテナンス費用について教えてください。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   今年度は動かしておりませんので、今この時点でメンテナンス費用はかかっておりませんが、新年度につきましては、この大屋根の移動の経費を360万円予算の計上をさせていただいておりまして、これは1回動いて、また元の位置に返ってくる。2回動くという形で、今想定をしております。 ○高橋委員   大型LEDビジョンができたことによって、その移動もなくなってしまう可能性があるわけですね。レールもバリアフリーではめ込んでしまって、そこまで固定すれば、その辺の動きというのはもうなくなりますよね。もう何も使わないということになる方向で持っていっているような感じがしますが、どうなんですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   動かさないということではなくて、もともとこの広場のコンセプトが、移動可能なという、いろんなシーンを体感できる広場としております。大型LEDビジョンは今、大分リーガルホテル側、東側の屋根の下あたりにラグビーワールドカップのパブリックビューイングと同じ所ぐらいに置きたいと考えておりますけれども、そこに置いてからも、祝祭の広場のイベントによっては屋根を動かすこともあるかなと思っております。屋根を動かさないということではございません。 ○高橋委員   それは動かせますよと言いながらも、検証を1度もしていないわけでしょう。結局、造った検証もしていなくて、そういう状況の中で大型LEDビジョンを造って固定してしまって、動かせないような状況を5年間、10年間になるのかもしれないけど、つくってしまうようなことを、何も考えなかったのですか。これは市民の要望ですか。それとも行政がこのことをやろうということにしたのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   あくまで私どもは、この検証結果を踏まえて、今回載せさせていただいておりますけれども、要望を昨年度末に頂いたことも、それは事実としてありますし、パブリックビューイングをやりたいというような広場の申込みの話もいただいておりますし、私どもは直接あそこの現場におりまして、大型ビジョンが欲しいというような声も幾つも聞いているという、そういう状況でございます。 ○高橋委員   他の委員が言われているように、非常に残念というか、造ればいいというのは分かっています。それを、まだ検証もしていない中で、次から次に、設備投資することによって、この祝祭の広場を正当化ではないですけど、いいアンケート結果を出させるためにやっているような、そんな気がしてならない。  造ればそれはいいことに間違いないんだけど、それはお金が要ることであって、メンテナンス費用も全て要るわけですから、そのことは考えていかないといけない。要望が出たからといって、やっぱりきちんと検証していかないといけないと思います。まだ何も本質的なところが分かっていないというような感じが私はします。 ○藤田委員長 
     ほかにありませんか。 ○岩崎委員   私も日小田委員と同じですけれども、なぜ大型LEDビジョンを設置することによってにぎわいが創出できるのか、魅力が増すのか、説明がよく分かりません。今ずっと聞いていて、全然分からないなと思いましたが、1つ言えることは、ラグビーワールドカップのにぎわいが1つの判断の契機になっているのかなと思うんですね。ただ問題は、そのラグビーワールドカップのにぎわいが、この大型LEDビジョンを設置することによって再現できるのか。まあ当然、再現できるということで提案されていると思いますけれども、ラグビーワールドカップを再現できると考えた根拠を教えてください。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   ラグビーワールドカップの期間中に35万人の来場者が祝祭の広場にありましたけれども、それをそのまま再現できるということではなくて、あれをレガシーとして生かす中で、繰り返しになりますが、中心市街地を活性化するためには、起点となる祝祭の広場の機能を高めていくと、より多くの人が集まって、そのにぎわいなり活気がまちなか全体に伝わっていく、そうするためには、あのラグビーワールドカップのにぎわいというのは、私どもも非常に大きな経験をさせていただきましたので、それを、にぎわいがあるのであれば、祝祭の広場でパブリックビューイングをすることで、中心市街地の活性化に資することができるんじゃないかと考えて、今回大型LEDビジョンを設置させていただきたいと考えています。 ○岩崎委員   今のお答えであれば、ラグビーワールドカップの再現は難しいと考えていると、最初に言われましたけれども、最後のほうは、ラグビーワールドカップの再現もできるように大型LEDビジョンを設置したいということで、よく分からないですが、例えば、ラグビーワールドカップの、要するにこのにぎわいを、地元の商店街の方たちも要望されたと思うんですね。これがにぎわいが再現できると思わないのであれば、大型LEDビジョンを設置する必要性が全く分からないんですよ。  例えば大分トリニータのアウェーの試合、これはすごく集まるというような何か数値をはじき出して根拠にしているのであれば、ああ、そうなんだと思いますが、再現できないと思っているのに、なぜこの大型LEDビジョンを設置しようと思っているのか全く分からないので、もう少し御説明いただければと思います。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   日本戦のときですけど、ラグビーの最も盛り上がった試合に、5,000人の方が祝祭の広場を訪れております。ですから、できないということになるとなかなか難しいかなと思っておりますけれども、ああいった形でパブリックビューイングという形ですれば、まちなかに人が出て、そして現に府内町側の通行量が増えた。今の検証結果は、ラグビーワールドカップが終わった後の通行量の結果で、やっぱり祝祭の広場によって一定の効果があったと思っております。  さらに効果を高めていくためには、そのラグビーワールドカップのときのあの盛り上がりを大きな経験値として捉えて、大型LEDビジョンを設置することで、また新年度も集い、憩い、祝いの中の集いですとか祝いのイベントが今予約されていますけれども、ラグビーワールドカップのあの5,000人には匹敵しないかもしれませんが、そういったいろんなイベントやパブリックビューイングを行うことによって、繰り返しですけど、中心市街地の活性化に資することができるのではないかなと考えています。 ○岩崎委員   ラグビーワールドカップのような再現はできないということであれば、ラグビーワールドカップのようなにぎわいを前提とした、あのにぎわいをもう一度というような論は、まず成り立たないと思います。そもそも、何で大型LEDビジョンが必要なのか。魅力向上、機能向上と言いましたけれども、それ以外にも魅力的な広場って私はあると思います。例えば線路敷ボードウォーク広場、朝から晩まで子供たちが今すごいバスケットボールをやっていますよ。あのゴールは幾らですか。あれ1つ設置するだけで、人は集まります。なぜ何千万円もかけて、再現は難しいだろうなと思っているけれども、あの再現をもう一度と言って大型LEDビジョンをつけるのか、私は全く議論不足であるし、納得もできないです。  市民の声でやっていないじゃないかということの反論で、市民の声ですよ、商店街連合会の方からの要望ですよと言うんですけれども、この商店街連合会の方々の大型LEDビジョンをつけてくださいという文書を僕は見ました。ラグビーワールドカップのあのにぎわいはいいねと、つけてくれと。つけてくれるのはいいんですけれども、つけてから、その連合会の方々は、こういったにぎわいに関して、大型LEDビジョンに関して協力とか何か出たりしていますか。つまり、商店街連合会の中で異論もあることを聞いています、反対の声です。一枚岩じゃないという、まあ商店街の中でいろいろあるでしょうが、でも議論して要望してきたのは、それはそうなんでしょうけどね、その辺はどうなのでしょうか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   協力とかお金をとかいうことは、お話は伺っておりません。祝祭の広場を活用したいということは、先ほど報告させていただいた、商工労働観光部が担当した商店街のアンケートの中でも、活用したいですとか、イベントをまちなかでたくさんやってほしいとかいう、それは祝祭の広場に限らずですけど、そういった声を頂いておりますので、そのような状況だと思っております。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○高橋委員   レガシーということであれば、今オリンピックを実施するかどうかという問題が出ていますが、開催について、あと2週間ぐらいでIOCのバッハ会長が決めるということです。これが長引くことになるとイベントだって非常に難しいということで、そういった状況の中でどのように考えていますか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   既に来年度の予約、事前の説明では27件とお話をさせていただきましたが、数件は新型コロナウイルスの関係でキャンセルが出た状況でございます。この大型LEDビジョンにつきましては、工程等を見ますと今年の7月から8月ぐらいで完成と思っております。今後の状況によっては、先ほど四、五十件と申し上げましたけれども、そういったイベントへの影響は、現時点では分からないと認識をしております。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○日小田委員   レンタル料の件でもう1回確認です。1日70万円ということですが、例えば半日とか時間単位とかはありますか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   大型LEDビジョンに大きく分けて、車つきのものと、枠を設置して台を組んでという、そういうものはありますけれども、車つきのものが70万円から80万円で、ラグビーワールドカップのときに設置したのは、枠つき台つきになります。それ以外に台の製作費とかありますから、それが100万円を超えていると。1日当たりという形になりますので、短時間、1時間とかいう形での貸出しはないということで、どこの方に聞いても、そういう形では貸していないということでございます。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○足立委員   部長、結局、都市計画部になってないです。私は数年前から稙田でお祭りしている、その原動力になった市の職員がいますが。  もう二十何年前ですが、佐世保のまちで、間口4軒ぐらいしかない商店街の会長が、そこでよさこいソーランをやろうと始めたとき、僅か6団体だった。それで、それが格好いいねとなったら、商店街の中をスケボーで遊んでいた少年たちが1人もいなくなった。若草公園みたいな、きらきら広場というのが公園の真ん中にあって、その広場を開放したところが、みんなそこに行って、それで女の子たちがよさこいソーランをし出したら、もう自発的にそこで広場ができて、そして今、日本で三大のよさこいソーランの場所になっている。高知、札幌、佐世保。何十億円の経済効果がある。それをまねして、十数年前に当時の商工部の職員が、それを一緒に見に行って。  今の都市計画というのは、ある商店街のある人が言ったからそれをする、祝祭の広場がその権化みたいなもので。祝祭の広場は、私が建設常任委員長をしているときも、何々団体が来たから、もうやります、続けて、イルミネーションもこうこう来たからやります。今度もそうです。それだったらもっと自転車を活用したまちづくりをしてください。全部がうまく都市計画になっていないわけです。僕ら周辺から見ていると、ほとんどそこばかりに頭が行っている。大分市のやり方は受けばっかり狙っている。  だから、JR大分駅に立ったら大分市は何かという。JR大分駅に立ったら、まずそこに大友宗麟像がそびえて、それから祝祭の広場に行って、それから南蛮BVNGO交流館に行くまで鉄道残存敷ボードウォーク広場を使いながらずっと行ってと、予算をかけなくていいわけで、そういう動線をつくっていけばいいわけだから。まちづくりが全然できてない。  代表質問で言いましたが、アルメイダは私財を投じて大分市に育児医院や西洋式病院をつくった。大友宗麟公はたった2か月滞在したザビエルの話を聞いてキリスト教に改宗した。だけれども、それでまちができたわけで、なぜかというと、やっぱりそうやってつながりをつくったためであって、そういう歴史をあなたたちがもう一遍、大分市の活性化のために、それを考えてまちづくりビジョンをつくって、そういうものがつながるようなまちづくりをやってくれたら大いに賛成ですが、切取り、剥取りで、まちづくりをしているように、この数年相当見えます。だから税金の無駄遣いとまでは言わないけれども、市税を大切に使ってもらいたいというのがそこにあります。それを一番使うのが都市計画です。その部分が日を浴びたって、日を浴びるほど隣は影が出てくるわけですから。全体の意見をよく聞いてもらってから、都市計画部には仕事をしてもらいたいです。 ○清水都市計画部長   今、委員が言われたように、拠点と拠点をつないで回遊していくというか、滞留性を持たせるということが非常に重要なことだということは認識しております。現在、都市計画マスタープランであるとかグランドデザインであるとか、こういったものの計画を基にして、このつながりというものを強化していきたいと考えています。また今後も、祝祭の広場も含め、大分城址公園や大友氏遺跡であるとか、いろんな拠点がございますから、そういったものをしっかりつなげていくように整備を進めてまいりたいと考えております。 ○足立委員   都市計画部ですから、お願いします。 ○藤田委員長   委員の皆さん方、ほかに御意見はございますか。ほかの案件でもよいです。 ○日小田委員   鉄道残存敷整備・活用事業についてですが、当時、私は建設常任委員ではなかったので分からなかったのですが、一応できたときに線路敷ボードウォークという話があって、ああ、これがそうかと。そして、今回も令和2年度の重点事業に上がって、具体的に今から詳細設計というんですけれども、基本的なコンセプトがどういうものをイメージしているのかというのが全く分からないので、パースは見せてはもらいましたが、要は何を目指し、何を造ろうとしているのか、その辺を教えてください。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   お手元の重点事業の概要にも鉄道残存敷整備・活用事業を入れさせておりますが、大分駅付近連続立体交差事業で生み出された細長い土地をまちづくりに生かす、そしてJR大分駅と大友氏遺跡、またJR大分駅と西大分、そういったものを連携の軸として捉えて、そういった歴史を生かした、また地元の方とも協議を重ねる中で、地元の方に喜ばれる、そういった施設整備をしてまいりたいと考えております。 ○日小田委員   鉄道残存敷の整備はもう前から分かっていたことで、線路敷ボードウォークもそうですけれども、結局、何をコンセプトに造ったのかというのがよく分からないし、大友氏館跡につながる道、回遊道路という位置づけだったので、我々は当然、それかなと思っていたら、できたのを見るとほとんど違う。今回もまた何をするかよく分からない。ただ、市民が利用するようなものを何かを造って、広場を造ればいいということになるのか、何かその辺の考え方というのは、今現在では持っていないのでしょうか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   大きな歴史を生かしたという形で、JR日豊本線東側、西側、そしてJR久大本線が今3つで動いておりまして、線路敷ボードウォークはJR日豊本線の東側、JR大分駅でこの間オープンしました。現在はJR久大本線のほうを整備する形で進めておりまして、JR日豊本線西側、西大分に向かって整備しています。ということで、もともとそこは鉄道敷であったという、そういった歴史的なことと、拠点と拠点を結ぶそういった軸としての整備、加えて歴史性も生かしながら、また地元の方にも意見をお聞きしながら、地元の方が望まれるように整備をしていきたいと考えております。 ○日小田委員   聞く範囲では、何を造ろうかというのは、設計を委託するということだろうから、線路敷ボードウォークも設計事務所に委託して、出来上がったものがこうなので、という話になるのだろうと思いますけれども、何か、せっかくこれだけの、恐らく百年に一度の事業といわれる中の取組としては、言い方は悪いですけれど、ちょっとお粗末というか。何か市民に対して、もう少しコンセプトとか考え方をインパクトのあるものにしてほしいと要望しますので、ぜひその辺を検討していただきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいでしょうか。 ○日小田委員   新たなモビリティサービス事業についてですが、野津原ルートの実験も今からということで、全く始まっていない。その中で、また車両を購入すると。何をしようとしているのかがよく分からないので、その辺どうなんですか。 ○橋本都市交通対策課長   現在、本年度購入したグリーンスローモビリティの試走をしております。野津原については4月以降ですね、まだ試走が全部終わっておりませんので、また走れるようになりましたら、皆さんに御紹介したいと考えているところでございますけれども、まず1台ですね、道の駅のつはるから野津原支所、稙田支所を通りまして、JR大分駅まで1年間の実証運行をしたいということで御説明させていただいているところでございます。  また、それ以外にも、今はもう1台購入して、佐賀関地区内でのモビリティーの在り方というのをまた実験をさせていただきたいと考えているところでございまして、要は、1台だけですと地区が限定されてしまいますので、大分市内で幾つか、例えば次は佐賀関を考えているところでございますけれども、それ以外の旧大分市での地域内、過疎地域ですとか団地ですとかいうところで、こういったグリーンスローモビリティのモードの在り方を考えていきたいと考えているところでございます。 ○日小田委員   さっき言った大分市地域公共交通網形成計画の中で、モビリティマネジメントということで位置づけていると思いますが、要は、あの中で見るとおおむね5年という話になっているんでしょうけれども、今後どのように事業を位置づけて、どのようにしようとしているのか、そこが見えないので教えてほしいです。 ○橋本都市交通対策課長   現在、平成29年につくった大分市地域公共交通網形成計画で、様々な施策を書かせていただいております。その中の1つとして、グリーンスローモビリティですとか自動運転機能のついた車両を回すというのもあるところでございます。こういったモード以外にも、昨年度もさせていただきましたけれども、地域内の循環バスの可能性ですとか、様々な総合交通としての実験をしているところでございますけれども、いずれにしても、特にバス事業者、JRも一緒だとは思いますけれども、乗務員不足ですとか利用者が減少しているということ等がありまして、公共交通は非常に厳しい状況ですので、この大分市地域公共交通網形成計画の見直しにも来年度から入るところではございますけれども、公共交通をまず維持していくためにはどうすればいいかということを、公共交通事業者と関係者で協議しつつ、また大分市でもできる実験は積極的に取り組みながら、今後の公共交通の在り方を検討していきたいということです。そういった1つの方法として、グリーンスローモビリティということのモードの在り方というのを実験、検討していきたいということです。 ○日小田委員   おおむね5年ということですから、あと2年ぐらいだろうと思うのですけど、それまでには一定の方向を出すということの理解でいいですか。 ○橋本都市交通対策課長   自動運転やグリーンスローモビリティというのは非常に最先端の技術でございますので、これをもってすぐ結論が出るという形になるのは、非常に厳しいかと思います。ただ、特に乗務員不足とか、こういったところを解決する1つの将来的な方向性ということでは、こういった実験は先駆的に取り組むというのは非常に重要な課題と思っております。2年後に今の計画が終了するので、来年度から2か年かけて新たな交通計画をつくることとなっておりますので、そういった中でこれまでの検証も盛り込みつつ、次の計画のところで、方向性や取組の具体的な内容をしっかり書き込んで、皆様に御説明していきたいと思っております。 ○日小田委員   今の話では2台という話ですから、これが3台、4台という話は多分ないのだろうとは思いますが、当然、野津原が1年で終われば、次どこかという話になるのでしょうが、要望といいますか、野津原をやって今度は佐賀関ですよという話ですが、周辺だけではなくて、やはり今の大分市の緊急課題は、団地の中の高齢化の問題ですよね。古い団地は特に高齢化があって、しかも大型団地がいっぱい点在しているというところであれば、そういった郊外の大型団地の対応を早くしてほしいと思うので、これは要望しておきたいと思っております。  それと、購入価格の件ですけれども、これは前年と今年と全然違いますが、安くなったのですか。 ○橋本都市交通対策課長   ここに車両購入と書かせていただいているのは、グリーンスローモビリティの車両価格の3,300万円でございまして、自動運転の機能の分につきましては、その上の委託費の自動運転システムの整備というところに充てているところでございます。競争相手がいるような車両ではございませんので、価格が下がったということではなくて、少しここに見えている数字を足し算しないと分からないという状況でございます。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○高橋委員   MaaSとか国の事業として、国が補助金を出して、一斉に観光だとか都市とか、そういったことが活用、実用化できるかというのを、国の事業の補助メニューとして、一斉にいろいろ探っていますよね。先ほど先駆的と言った、一行政がこういうものをやっていくということについて、どのように考えていますか。そこで評価を出して、大分市だけが使うのか、その普及というのを、国に提言するのか知らないですけど、どのような考え方を持っているのですか。 ○橋本都市交通対策課長   もちろん、大分市が自ら自動運転機能やグリーンスローモビリティを開発するわけではなくて、そういった機能、技術を持っている大学や企業に御協力いただきながら、あくまで実証実験をするというところではございます。  ただ、やる意味としては、やはりこういう先駆的な、今までない機能というのは、市民、または交通事業者、関係者に、なかなか受け入れられないというのが一般的でして、大分市でも今後、乗務員不足や高齢化が進む中、いずれは技術革新が来たときに、こういった技術が入ってくるんだろうという予測の下、先進的に取り組むことによって、市民の方、交通事業者の方も、事前にこういう取組に慣れていただいて、こういった技術の導入時に少しでも不安のない形にするため、このような実証実験というのは役立つと、それだけではないのかもしれませんけれども、そういった一面もあろうかと思っております。 ○高橋委員   市民の不安とか、そんなに問題点があると理解をしているのであれば、そういった必要性とか技術革新とかいうのは、国のほうは何も動きがないのですか。 ○橋本都市交通対策課長   もちろん国のほうとしても、技術を革新させるための、技術的な外郭団体での検討ですとか、補助金を出したりとか、そういったことはやっているところですけれども、一般的には国自ら実証実験をするというのはほとんどなくて、どちらかというと自治体や企業にそういった実証実験を任せているというスキームが多くございます。ですから我々の取組というのも、国が求めているといいますか、地方自治体にやってほしいような1つの取組という形になっているところです。 ○高橋委員   MaaSなんかは、要するに観光地でとか、いろんな交通弱者対策とか、田舎のほうとか、いろんなものを選定して実証実験をやってもらって、補助金を出して、その方向性でできるかどうかというのを、検証するような形になっているわけですよね。今回の場合は国と連携して補助金が出ているとかいうことになっているのですか。 ○橋本都市交通対策課長   本事業につきましても、国の地方創生交付金を申請しておりまして、その交付金が来ればもちろん充てられる形になっており、取組としては国からのそういった応援という形もあります。 ○高橋委員   ある形なんですか。あるんですか、それとも今はないんですか。 ○橋本都市交通対策課長   あります。 ○高橋委員   もらっているのですか。 ○橋本都市交通対策課長   はい。 ○藤田委員長   ほかには質疑、意見はありませんか。 ○足立委員   自由民主党で、福山市の鞆の浦に視察に行ったときに、結構インバウンドが多い、鞆というところにその観光地を回る坂道があるから、地元のタクシー屋さんでゴルフのカートのような車があるので、そこに頼んだら、その区間だけ4人ぐらいで乗ってさっと目的地に行けて、あとどれぐらいでまた迎えに来てねと、すごく利便がよかった。今度の大分市の車両は、腰の痛い、春、夏、秋、冬、寒い、暑い車で、雨が降ったって傘を差さないとならないようなものを2台買って、野津原はすぐ欲しいといったけど、今は要らないといっています。それよりも、そんな金があったらマイクロバスを買って、野津原にNPO法人をつくって、そこが買い受けて運転手を出して、利便のいいところにどんどん回したほうがよっぽどいいというのが今の考え方です。  だから、1年間ゆっくり実証実験してください。最後、野津原は要らないといいますから。自由民主党も要らない。全く要らない。あの車自体要らない。次の次の考え方ももちろん大事だけれども、あまりにも絵に描いた餅で例えば野津原では1年間やる意味がない。13人乗ったらそれ以上乗れないのだから。なので、生活感が全くない計画ですね。それで大いに反省を込めて、我々も認めたということは将来禍根を残すけれども、これから方向転換して、違う形の弱者、日小田委員の言うとおり、そういった郊外団地をずっと走らせたら、よっぽど僕は喜ばれると思う。1日1便の野津原のは実証実験が済んでも要りませんとみんな申しています。
    ○藤田委員長   ほかはよろしいでしょうか。意見、質疑はございませんか。 ○野尻委員   野津原の実証実験が済んだら佐賀関の実証実験をすればいいのであって、並行して2か所も実証実験なんていうのは、これは行政の取組としては、間違っていると思います。何で2台要るのか、実証実験というのは、大体期間を決めてやるのが実証実験であって、それが終わったらまた違う別の所に行って、佐賀関で実証実験をやればいいんです。  今皆さんが言ったように、窓もない、そういうバス、自動運転できるといってもやっぱり人は乗らないといけないわけで、それで時速20キロしか出せないといったら、あなたたち苦情処理係になるよ。必ず市民から苦情が出てきます。さきほどのように、小さいバスを買って、バス会社に渡して運行させるほうが、より市民のためにもなる税金の使い方と思います。 ○藤田委員長   ほかには質疑、意見等はございませんか。ほかの案件でもよいです。 ○高橋委員   説明書の381ページ。浜町・芦崎・新川地区の住環境整備事業が、これはもう令和2年度で終わるということですが、要するに住環境整備というのは、この前も建設常任委員会の場で言いましたが、整備された、道路ができた所については、その沿道におられる方々については、国の補助を頂きながら、土地の代替のところも含めて非常にきれいに整備されて、本当に見違えるようになっていますけれども、一歩中に入れば、まだ整備されていない昔の状況が残っています。  それで、聞くところによると、住環境整備協議会ももう終わりますと言っています。それは国の事業とした、そういったものについては終わるんですけれども、狭隘道路、あるいは砂地の箇所は、ずっと昔からの浜になっている弊害が出てきています。そういった中で、防災面における消防の活動もできないと。あるいは本当にせどです、そういった所がまだ残っているということについて、これで終わるということではなく、要望ですけれども、会派の代表質問もさせていただきましたが、この狭隘道路については、引き続きの事業としては終わるかもしれません。しかし、十何年前に最初に言われたのは、まずはここは劣悪な所なので、この事業をとにかく最初にしてくださいと。その間については別個また考えますというお話を頂いていますので、三佐北地区もそうだし、いろんな所もそうですけれども、そういった所を含めて、この事業というか、住環境という面については、引き続き思いを寄せていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。要望として上げておきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかには質疑、意見はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。 ○岩崎委員   まず、大型LEDビジョンの購入がにぎわいにつながるというような視点での説明には、不十分であると私は考えていますし、回遊性、滞留性の向上につながるという根拠は薄いと考えております。購入は拙速であると考えて、反対とさせていただきます。  それとグリーンスローモビリティについて、そもそも技術的に安全性が確立されていないことで、そういったのはやはり国や企業がしっかりやると。そこで、言葉は悪いですけれども、大分市の地域を実験として未来のデータを取るというようなものに資するべきではない。市民には安全をまず最優先にすべきであると、そういう立場から反対とさせていただきます。  これは会派でずっと反対はしていますが、横尾の土地区画整理事業も計上されております、批判が多い事業ということで、私たちは反対とさせていただきます。 ○藤田委員長   ほかにはありませんか。 ○高橋委員   大型LEDビジョンの件については、レガシーということを言われていましたけれども、今年オリンピックがあるかないか分からないような状況の中でというお話もありますし、今日の質疑の中でもいろんな議論の答弁もありましたので、一旦これは会派に持ち帰らせていただきたいと私は思いますが、よろしいですか。  それと、グリーンスローモビリティの車両購入についても一旦、会派に報告させていただいて、それで最後に審議させていただければと思いますが、いかがですか。 ○藤田委員長   今、高橋委員から御指摘いただいておりますので、この予算の採決については、委員会の最終日に、これ以外の全て審議が終わった後に採決させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   では、そのようにさせていただきたいと思います。  それでは、一時休憩とし再開は午後1時からということでお願いしたいと思います。お疲れさまでございました。                                    午後0時4分休憩                                    午後0時58分再開 ○藤田委員長   午前中に続いて建設常任委員会を再開します。  第2条債務負担行為第2表中都市計画部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長     〔説明書②532ページ~ 第2条債務負担行為について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第10号、令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長     〔説明書③181ページ~令和2年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計予算について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第13号、令和元年度大分市一般会計補正予算第4号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費のうち都市計画部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長     〔説明書⑤20ページ~ 第8款土木費のうち都市計画費について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○高橋委員   これは自転車ですよね。 ○橋本都市交通対策課長   この事業は経済産業省が本年度の補正予算で上げました多様なモビリティ導入支援事業ということで、電動アシストつき自転車等の購入を、3分の2の国の補助を頂きまして貸出しをするという事業になっております。 ○足立委員   自転車等ではなくて、自転車でいいんですね。 ○橋本都市交通対策課長   電動アシストつき自転車のことでございます。 ○藤田委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第2条繰越明許費の補正、第2表中、都市計画部所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長     〔説明書④4ページ~ 第2条繰越明許費の補正について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長 
     本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  続いて、一般議案の議第27号大分市手数料条例の一部改正について、都市計画部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○山村開発建築指導課長   議案書の議27の1ページをお開きください。本委員会で御審議いただきますのは、ページ中段からございます別表第4の8目、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に基づく事務に係る手数料でございます。  概要につきましては、お配りしておりますA4、1枚の資料がございますので、これにより御説明をさせていただきます。  まず提案理由ですが、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、法に基づく申請の手数料等について改正をするものでございます。  次に改正内容でございますが、2点ございます。1点目の建築物エネルギー消費性能適合性判定の申請についてでございますが、2,000平方メートル以上の事務所や店舗等の建築物について、断熱効率や設備のエネルギー消費率が基準に適合しているかを判定する際、事前に技術的審査を完了している申請の手数料の額を定めるものでございます。  2点目の建築物エネルギー消費性能認定の申請については、建築物のエネルギー消費率が基準に適合することの認定に際し、2つの簡易な評価計算方法が追加されましたことから、これに対応する申請手数料の額を定めるものでございます。  最後に、条例の施行日は、本条例の公布の日からとしております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   まず、お手元に配付しております、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてと記載した、A3判のカラー刷りの資料のほうを御覧ください。  こちらの赤紫色で網かけをしている部分が、建設常任委員会にて御審議いただく部分でございますが、このうち、基本計画各論の第1部、健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり(市民福祉の向上)の第1章第4節、障がい者(児)福祉の充実の一部、第3部、安全・安心を身近に実感できるまちづくり(防災安全の確保)の第1章第1節、防災・危機管理体制の確立の一部、第2章第2節、交通安全対策の推進の一部、第5部、将来にわたって持続可能な魅力あふれるまちづくり(都市基盤の形成)の第1章第1節、計画的な市街地の形成。第2節、交通体系の確立。第2章第4節、公園・緑地の保全と活用。さらに第6部、自然と共生する潤い豊かなまちづくり(環境の保全)の第1章、豊かな自然の保全と緑の創造が、都市計画部所管部分となっておりますことから、そちらにつきまして御説明をさせていただきます。  それでは、議案の24ページをお開きください。  第1部、健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり(市民福祉の向上)の第1章第4節、障がい者(児)福祉の充実についてでございます。この節につきましては主に厚生常任委員会にて御審議いただいているところではございますが、都市計画部としましては、障がいのある人が安心して暮らせるよう、主な取組の地域生活への移行の促進のうちの3つ目、公共施設等の段差の解消をはじめとしたバリアフリー化の促進に取り組んでいくこととしております。  次に、議案の60ページをお開きください。  第3部、安全・安心を身近に実感できるまちづくり(防災安全の確保)の第1章第1節、防災・危機管理体制の確立についてでございます。この節につきましては、主に総務常任委員会にて御審議いただいているところでございますが、都市計画部としましても、災害に強いまちづくりを進めるため、主な取組の災害予防対策の推進のうちの3つ目、公園・緑地の施設整備や特定建築物等の耐震化を促進することとし、目標設定といたしましても、特定建築物の耐震化率を掲げているところでございます。  なお、こちらの記述については道路施設等の耐震化についても触れておりますことから、土木建築部からも御説明をさせていただくこととしております。  次に、議案の68ページをお開きください。  第2章第2節、交通安全対策の推進についてでございます。この節につきましては、主に総務常任委員会にて御審議いただいているところでございますが、都市計画部としましても、交通安全環境の整備のため、主な取組として、放置自転車対策に係る取組を掲げているところでございます。  次に、議案の94ページをお開きください。  第5部、将来にわたって持続可能な魅力あふれるまちづくりの第1章第1節、計画的な市街地の形成についてでございます。この節では、各地域の特性を生かした均衡ある発展と秩序ある市街地の形成のため、地区の拠点を中心としたコンパクトな都市づくりと交通ネットワークとの連携による、持続可能なまちづくりが必要となりますことから、風格ある広域都心と暮らしやすい地区拠点の形成などの取組を進め、県都にふさわしい風格ある広域都心と、自然・歴史など地域の特性を生かした魅力ある地区拠点の形成を図ります。目標設定といたしましては、幹線道路整備延長などを掲げているところでございます。  なお、この節では、土木建築部で取り組んでおります、96ページの既存都市施設の計画的な維持管理についての記載もございますことから、土木建築部からも説明をさせていただくこととしております。  次に、98ページをお開きください。  第2節、交通体系の確立についてでございます。この節では、車を使える人と使えない人との間に生じている移動の自由の格差解消や、コンパクトに集約した利便性の高いまちづくりを支える公共交通ネットワークの構築を図るため、公共交通ネットワークの構築や、公共交通の利便性の向上と利用促進、自転車等利用環境の充実を進め、公共交通と私的交通の最適な組合せの再構築を図り、持続可能な交通体系の確立を図ります。目標設定といたしましては、人口1人当たりの年間公共交通(鉄道・バス)利用回数を掲げているところでございます。  なお、主な取組に掲げております広域交通ネットワークの強化のうち、豊予海峡ルートの整備など、太平洋新国土軸構想の実現に向けた取組につきましては、企画部において進めておりますことから、総務常任委員会において御審議いただいているところでございます。  次に、110ページをお願いいたします。  第2章第4節、公園・緑地の保全と活用についてでございます。この節では、新たなニーズに対応した公園の活用を検討し、公園・緑地の整備や保全、適正な維持管理を進めていくことが課題となっておりますことから、主な取組として、公園・緑地の整備と保全などに努めることによって、良好な都市空間を確保し、幅広いニーズに対応した利用しやすい公園・緑地の整備や維持管理を推進します。目標設定といたしましては、市民1人当たりの都市公園面積などを掲げているところでございます。  次に、114ページをお開きください。  第6部第1章、豊かな自然の保全と緑の創造についてでございます。この節では、豊かな自然を次世代に引き継いでいくため、主な取組として自然の保全や緑の創出などに努め、市民に自然の大切さを認識していただきながら、緑を活用した多様な空間づくりを推進します。目標設定といたしまして、「郷土の緑保全地区」区域指定面積を掲げているところでございます。  なお、主な取組の自然の保全のうち、生物多様性を確保するための自然の保全と特定外来生物の防除について、また、自然保護意識の醸成については、環境部において各種取組を推進しておりますことから、経済環境常任委員会において御審議いただいているところでございます。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○岩崎委員   うちの会派はだいぶ意見を出しましたが、採用されていなくて寂しい思いをしているところですが、そういう意味で反対の立場ではある中で、多目的トイレの設置数、現状値141箇所の目標が、2024年度の目標値165箇所ということで、要望にも書いていましたが、それ以降の洋式化ということで相談を2件受けまして、やはりこれを引き上げると要望には応えられないのではないかと思うのですが、その辺の議論はどうなっているのか教えてください。 ○分藤公園緑地課長   多目的トイレの設置数においては、国の補助事業を活用しながら整備を進めているところでございます。近年、その補助事業、うちのほうが要望する箇所数、1か所につき、バリアフリーも含めて1,000万円ほど多目的トイレにはかかります。基本的には4か所ぐらいをしていきたいと、それぐらいの要望をしているところですが、実質内示率が低く、できないのが現状となっております。  それと洋式化については、老朽化に伴う多目的トイレの設置で行うのではなくても、中の改造で要望に応えられると。こちらのほうが1か所40万円程度で洋式化ができるというところでは、自治会などの地元の方々の総意で受け付けているところでございます。それはなぜかといいますと、基本的に洋式化を望まない年代層もあるので、改めて自治会の希望の個数を聞いた上で対応したいと考えております。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。 ○岩崎委員   いろいろありますが、例えばコンパクトシティの問題であるとか、トイレの住民要求の要望にもっと応えるべきであるとか、そういう、この間出している要望の基本的立場から、反対とさせていただきます。 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。  ここで、申し出により執行部から報告を受けます。  まず、中心市街地公有地利活用について報告を受けます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   資料1を御覧ください。  中心市街地に位置する、荷揚町小学校跡地、大分駅東側の22街区、54街区の利活用につきましては、これまでも総務、建設の両常任委員会、地域活性化対策特別委員会において随時御報告をさせていただき、昨年度末に策定した基本構想を基に、本年度は民間事業者からのアイデア募集やアンケートによる市民からの御意見を伺いながら、事業スケジュールなどの検討を進めてきたところでございます。  その結果、荷揚町小学校跡地につきましては、喫緊の課題である防災機能の強化を図るとともに、多様化する市民ニーズに対応するため、行政機能の充実や多世代が交流できる場の創出を目的とし、庁舎等複合施設の整備に向け、令和2年度から民間事業者の公募を開始し、令和6年度の供用開始を目指します。  また、22街区、54街区につきましては、財政支出の平準化や近隣の大型再開発事業の状況などを見極めながら事業スケジュールなどを検討し、令和3年度以降に事業者の公募を開始する予定としております。  資料右側の上段、荷揚町小学校跡地の整備概要を御覧ください。  施設概要につきましては、庁舎等複合公共施設として、防災対策本部機能を含む第3庁舎、旧中島小学校に暫定的に移転をしております府内こどもルーム、地元からも強い要望を頂いております大分中央公民館などを集約し、併せて公共分の350台程度を含む立体駐車場を整備する予定としています。敷地の残った部分については、民間事業者からの提案による附帯施設を整備することとしております。  中段の事業方式を御覧ください。  事業方式といたしましては、公共施設部分をPFI方式として、民間事業者が施設を建設し、施設完成後、公共に所有権を移転し、民間事業者が維持管理及び運営を行うBTOと呼ばれる手法を採用いたします。また、民間事業者の提案による附帯施設については、土地を行政が所有したまま、建物を民間事業者が建築、管理運営を行う定期借地方式を採用します。  最後に、下段の今後のスケジュールでございますが、先ほど述べましたとおり、荷揚町小学校跡地については、議会終了後の3月末に実施方針案を公表し、令和2年度に債務負担行為の議決を経て公募を開始、令和3年度に事業者と契約後に詳細設計をして、令和4年度には工事に着手、令和6年度の供用開始を目指してまいります。22街区、54街区につきましては、近隣の大型再開発事業の状況などを見極めながら、令和2年度に民間事業者の進出動向の調査、事業スケジュールの検討を引き続き行い、令和3年度以降の公募開始を予定しております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。 ○日小田委員   駐車場の件ですけれども、350台ということですが、足りるのでしょうか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   全体の駐車場として足りるかどうかという部分は、民間事業者のほうがどのような提案をしてくるかという部分に左右されると思いますが、今現在、荷揚中央駐車場がございます。今回、公設で造るという部分については、その部分も一体的にというか、あの敷地全体を捉えながら整備を進めていきたいという考え方でございますが、駐車場の台数については企画課と協議をしていきながら、また詰めていきたいと思います。 ○日小田委員   ここに書いているのは、公共分350台ということなので、理解とすれば今は使ってないですが大分城址公園の駐車場と、いわゆる来庁者用で使っている荷揚中央駐車場も含めてということになると思いますが、そういうことで理解していいわけですね。だから、ここで書いているのはあくまでも公共部分というキャパで考えているということですか。民間は民間で造るという考え方でいいわけですね。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   公共分としての350台です。民間はまた別途の調整になろうかと思います。 ○日小田委員   BTOの場合、所有権を移転しますね。そのときの資金というのはどうなりますか。もちろんPFIですから後年度負担という形になると思いますが、その資金調達とか、その辺は具体的にはどうなっていきますか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   BTOの場合は、資金は民間側のほうで準備をして、今度、完成した後、移譲を受ける際に、あとは市のほうから分割でお支払いをしていくという方式でございます。 ○日小田委員   所有権は移転するけれども、支払いは分割でするということですね。その分割期間はどのぐらいか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   分割期間についても、企画課と再度調整して、この後で報告させていただきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○高橋委員   分割というお話ですが、過去のこういう施設の状況から考えたときに、総事業費というのはどのぐらいを想定されているのか、その辺が分かれば教えてください。例えば鶴崎市民行政センターがこのPFI方式でしたね。稙田市民行政センターもそうですが。そんなところと比べたら、あの事業費はどのぐらいだったのか、大体でいいので分かれば。
    渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   まだ民間側のほうからの具体の図面が出ておりませんで、企画課がお示ししている資料の中では、公共施設と民間施設と立体駐車場という大きな枠の中でしか出ておりませんので、事業費も詳細には出ておりませんし、あと鶴崎市民行政センターの部分につきましては、たしか平成21年度に施工したと思いますが、その資料、金額を今持ち合わせておりませんので、また後ほどの回答にさせていただきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにはありませんか。 ○岩崎委員   設計が出てからの具体的なお話になるかと思いますが、特にこどもルーム併設ということで、駐車場から1回出て、また入るということであれば、利便性が低下します。こどもルームを利用されているお母さんたちは、ベビーカーを利用されている方が多いですので、できれば駐車場が独立型ではなくて施設に接続できているような、雨にぬれないような工夫がしていただけると、こどもルームの利便性が上がっていくと思うので要望します。  それともう1点ですが、デザインもまだこれからだと思いますが、これは本庁舎、第2庁舎と整合性を持たせるような形のデザインにしたほうがいいのではないかなと思っているので、要望とさせていただきます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   同一敷地内での建築行為になりますので、施設間の回遊性というか、使い勝手のいい形で、また企画課にも提案をしていきたいと思いますし、デザインにつきましては、この地区は大分城址公園地区の景観地区に指定もされておりますので、おのずと本庁舎と第2庁舎と同じようなデザインになろうかなと思います。奇抜な色を使わずに、落ち着いたデザインでということで、これもまた企画課のほうに、また民間事業者のほうにもお伝えした上で、調整していただきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにはありませんか。 ○穴見委員   これを踏まえてというか、中島小学校跡地を今後どのようにしていくかという検討が、今決まっている段階で、スケジュールが分かれば教えてください。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   中島小学校跡地につきましては、今、企画課のほうで調整していると思われますけれども、都市計画部ではその部分を把握はしておりません。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○野尻委員   立体駐車場は公共分の350台程度ということですが、県は津波対策で立体駐車場に公用車を全部移し、平地の所を全部民間のほうにということで位置替えしたけど、それに伴って市の分も、今、平地の所に城崎町の駐車場などにある公用車を、全部この立体駐車場に移すというところの部分で、この公共分350台ということで、その数字が出ているんでしょうけど、公用車は市のほうで何台ありますか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   公用車の管理台数につきましては、詳細は今、手持ち資料にございません。管財課のほうと調整して、後ほど報告させていただきたいと思います。 ○藤田委員長   では後で、お願いします。 ○足立委員   ここは350台全部、市の公用車ですか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   公共分ということなので、お客様の駐車場を基本的に入れるということで決めます。 ○野尻委員   公共分350台となったときには、市の公用車はどこに置くのですか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   これも具体的な計画を企画課と調整をして、また報告させていただきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   次に、大分市国土利用計画の改定についての報告を受けます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   資料2の上段の1、改定の背景について御覧ください。  本市では、国土利用計画法に基づき、市域内における土地利用に関する基本的方針などを取りまとめた大分市国土利用計画を平成22年6月に策定をしており、地域の特性に応じた土地利用に取り組んでまいりました。  そうした中、少子高齢化の進行による本格的な人口減少社会を迎えており、安全で持続可能な国土利用を目指すため、国において平成27年8月に第5次国土利用計画が策定されております。その後、大分県においても国の計画を踏まえ、第5次大分県国土利用計画を平成31年3月に策定しており、本市におきましても、全国計画、大分県計画が新たに策定されたことを受け、大分市国土利用計画の改定に取り組んできたところでございます。  次に、2の現在の進捗を御覧ください。  昨年9月の建設常任委員会において、計画改定の経緯や、スケジュール等について報告をさせていただき、その後、庁内検討委員会で作成をした素案を調整し、11月から約1か月間パブリックコメントを募集しております。本年1月には、頂いた意見を反映したものを庁内検討委員会に諮ったところでございます。  次に3、パブリックコメントについてですが、4名の方から5件の意見をいただいております。その主なものについて、3件記載しております。  1つ目が、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー施設の土地利用についても記載するべきではないか、当該施設について、防災面などを考慮した土地利用を誘導するべきではないかという御意見ですが、本市の回答といたしましては、当該施設については、適切な土地の管理を実現する土地利用の中で、周辺の土地利用状況や自然環境、景観、防災等に特に配慮することを記載しているところでございます。  次に2つ目が、渋滞緩和に向けた内容を記載するべきではないかという御意見でございますが、回答といたしましては、道路の整備に当たっては、誰もが利用できる持続可能な公共交通ネットワークの構築を図るとともに、自家用車や自動二輪、自転車などの私的交通との最適な組み合わせにより、まちづくりを支える交通体系の確立を図ることを掲載しており、提案いただいた内容については、今後の道路及び公共交通ネットワーク構築を図る際の参考にさせていただくとしております。  次に3つ目が、南海トラフ地震による海岸部の浸水区域に対する対策はどのように考えているのか、南海トラフ地震について記載するべきではないかという御意見でございますが、回答といたしましては、南海トラフ地震や風水害等について、大分市国土強靭化地域計画や大分市立地適正化計画、大分市地域防災計画などの関連計画との連携を図りながら、国土の安全、安心の確保につながる取組を一層推進していきたいと考えており、提案いただいた内容を踏まえて、大規模災害への対応に関する内容について検討をしていくとしております。  次に、4の改定案への意見反映についてでございますが、先ほどの南海トラフ地震や、近年増加、甚大化する風水害、土砂災害等について、新たに本計画に記載をして反映をしております。  最後に、5の今後のスケジュールについてですが、本日の報告後に最終の改定作業を行い、新年度4月には広く公表する予定としております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告を終わりましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   次に、佐賀関都市計画区域について報告を受けます。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   資料3を御覧ください。  まず、左上の佐賀関都市計画区域の概要でございますが、佐賀関都市計画区域は、住環境の改善や計画的な市街地整備を目的に、昭和18年の2月に都市計画決定をしております。当時から交通の要衝で、佐賀関精錬所などが立地する、旧佐賀関町の中心部や佐賀関半島を区域決定しております。また、本都市計画区域は非線引き都市計画区域であり、市街化区域及び市街化調整区域の定めはございません。決定区域は左下の区域図のとおりでございますが、その区域面積は約1,149ヘクタールでございます。  次に、左側の中段の現状と課題でございますが、現在の佐賀関地区の人口は、過疎化が進行し、都市計画区域の決定要件であります、町村の人口が1万人以上という条件を満たしていない状況にあります。また、都市計画区域内に係る建築制限などにより、一部の区域では、住宅等を建設する際の支障となっていることなどが、課題として挙げられております。  そこで課題を解決するため、右上の今後の検討案についてでございますが、区域の指定要件を満たしていない状況や、建築物の緩和による、人口減少の進行する佐賀関地域の空き家、空き地対策や、地域活力の維持、増進等を期待して、大分県と連携して都市計画区域の廃止を検討しております。併せまして、廃止に伴う建築制限の緩和により、防災面など、住環境に支障が生じるおそれのある区域につきましては、必要な住環境の保全を行うため、準都市計画区域の指定を検討しております。  右の中段には、都市計画変更の検討案イメージを記載しておりますけれども、左側は現行の佐賀関都市計画区域を青い丸で示しておりまして、そのエリア内には建築制限等を設定しています。その下段には、現行の制限等を表で記載しておりますが、建蔽率や容積率のほか、接道要件などの制限がかかっているということで、建築が思うように進まないという状況でございます。  検討案のイメージといたしましては、その右側に示しておりますけれども、赤の点線で囲まれた都市計画区域を廃止するとともに、緑色で着色した良好な住環境の保全が必要なエリアについて、準都市計画区域を決定して、現行と同様の建築制限などを設定することとします。  一方で、赤で着色した準都市計画区域以外となるエリアについては、この建築制限が緩和されるため、空き家、空き地対策、それから地域活力の維持、増進等が図られるということが期待できるようになるかと思っております。  最後に、右の下段の今後の進め方についてでございますが、都市計画区域、それから準都市計画区域の決定権者であります大分県と連携し、地元関係者への意向調査や地元説明会などを行った後、法手続を行い、令和2年度中の都市計画決定を目指して進めてまいりたいと思っております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。 ○野尻委員   なぜ佐賀関地区だけこれができるようになるのですか。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   まずは、大分県から指摘を受けている部分が、先ほど説明したように、人口が1万人を切ってしまって、都市計画地域の指定要件が薄くなっているという部分が1つございます。もう1点が、資料の中にはございませんけれども、実は大分市域の中に2つの都市計画があるということで、大分都市計画と佐賀関都市計画という2つの都市計画で、少し言葉は悪いかもしれませんが、いびつな状況にあるというのを県が今指摘されているところでございます。  佐賀関の都市計画については、線引きもしておりませんし、都市計画決定をしているような計画もございませんので、佐賀関の中心部をまずは準都市計画区域に落としていきながら、建築基準法で制限をかけつつも、良好な住環境が保てるような部分については廃止していきましょうという考え方でございます。 ○野尻委員   大分都市計画と佐賀関都市計画、2つある中で、佐賀関について見直しをするということ。例えば大南地区で竹中地域は相当過疎が進んでいる。過疎対策法も令和2年度で切れるようになっているので、それについて継続というか、新しい形の過疎対策法という形で、そういう大分市内における過疎、準過疎地域に対する対策もやってもらいたいというような意見書を国に上げましたが、竹中地区の分については前々から市街化調整区域を外してほしいという話をずっと、県知事に対しても、いろんな要望をしてきた部分もあります。  今まで以上の大規模な開発というのは望めない時代の中にあって、市街化調整区域の設定をまだ継続する価値というか、意義がもう薄れてきている中で、人口1万人以下だからということで佐賀関についてこういう形で指定するけれども、結局また、この準都市計画区域というのを設定すれば、また同じことなのでは。  そういう考え方に立つのであれば、いわゆる市内の周辺地域についてというか、合併した佐賀関と野津原は白地で来ているのでいいんだけど、旧大分市内の周辺地域について、竹中区域については、そういう形で見直しをしていただくように、県のほうに要望していただきたい。ここで議論することではないでしょうけど、大南地区についても竹中地域についてはこういう見直しを、佐賀関みたいに進めていただくように要望していただきたい。 ○渡邊都市計画部次長兼都市計画課長   委員の要望について、また県のほうと調整していきたいと思います。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   次に、先ほど御報告いただきました祝祭の広場に係る効果検証につきましては、既に報告を受けておりますので、省略したいと思います。  それでは次に、大分城址公園仮想天守イルミネーションに係る効果検証について、報告を受けます。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   資料は、1月の建設常任委員会で大部分御説明させていただいておりますので、追加のもののみ中心に説明させていただきたいと思います。  資料5-1、左側ですけれども、①として効果検証項目は4つを記載しております。  ②のこれまでの取組につきましては、平成29年度、平成30年度、令和元年度は以上でございます。  ③の事業費、これを今回追加させていただいておりまして、先般の建設常任委員会でもこういった御質問がありまして、年度ごとのリース料、イベント代金、合計額を記載しておりまして、3年間の合計でリース料は4,700万円、イベント代金は5,170万円、合計で9,870万円となっております。  ④の来場者数ですけれども、令和元年度分のところが数字が最新のものになっておりまして、合計いたしますと13万6,501人ということでございました。  ⑤の来場者アンケートにつきましては、これも前回と変わっておりません。実施時期、回収数、アンケート結果の内容につきましては、右のグラフに記載をさせていただいているとおりでございます。  次に、お手元の資料5-2を御覧ください。  ⑥市民意識調査結果についてですが、これも前回と同様でございまして、イルミネーションを実施していることを知っているか、仮想天守イルミネーションを実際に見に行ったか、国内外の来訪者に対して情報発信効果があると思うか、府内城への関心や理解が深まると思うか、今後の整備や活用の希望ということは、前回のとおりでございます。  ⑦の経済波及効果の推計、これが今回追加されたものでございまして、平成23年大分県産業連関表を用いて経済波及効果を算出しております。経済波及効果額は、平成29年度6,100万円、平成30年度7,020万円、令和元年度1億9,060万円で、計3億2,180万円となっております。  ⑧の今後につきましても前回と同様でございますけれども、令和2年度より文化財の発掘調査等を行いたいと思っております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。 ○野尻委員   リース料等、3か年で4,700万円とありますが、経済同友会から幾らもらいましたか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   イルミネーションなどを対象にした御寄附をいただいておりまして、計1,000万円程度の御寄附をいただいております。 ○野尻委員   これはリース料の中に投入して、引いた金額ですか。
    姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   この中には入っておりません。頂いた御寄附等につきましては別の形で、4,700万円から、リース料からは引いていないという、そういう状況でございます。 ○野尻委員   経済同友会から1,000万円もらったというのは、このイルミネーション継続に、要望で、そして経済同友会から寄附をもらうからということで継続した部分もあるわけなので、その1,000万円をこのリース料の中に入れ込まないと、意味がおかしくなりませんか。それなら、その1,000万円は何に使ったのですか。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   この表はいわゆる支出の表でございまして、収入が増加しますと、イルミネーション等のまちづくりという形で、経済同友会という限定ではなくて1,000万円等、複数の団体から頂いているという、そういう状況でございます。 ○野尻委員   そうしたら、その1,000万円というのは、このイルミネーション事業に使ったということは言えるのですね。 ○姫野都市計画部次長まちなみ企画課長   イルミネーション等のまちづくりという形での御寄附ということでございます。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   次に、路線バス代替交通運行についての報告を受けます。 ○橋本都市交通対策課長   資料6を御覧ください。本市はこれまでバス事業者と路線バスの見直し等で報告を受け、協議を進めてまいりましたので、その途中報告と今後の予定について御説明をさせていただきます。  1ページを御覧ください。  まず、背景、目的ですが、本市では、平成29年に策定した大分市地域公共交通網形成計画に基づき、市民、交通事業者、行政が連携し、誰もが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築を目指しています。一方で、市内バス事業者を取り巻く環境は厳しく、公共交通の担い手となる第二種免許保有者は平成28年から平成30年の過去3か年で518名減少し、乗り合いバス事業に従事する乗務員は36名減少、また、利用者である乗り合いバス乗車人数は75万人減少しており、乗務員不足の深刻化や利用者の減少など、様々な課題を抱えております。  市内の第二種免許保有者数や乗務員数、運輸状況の詳細につきましては、本資料の3ページに記載しておりますので、後ほど御一読をお願いいたします。  以上のようなことから、バス事業者は、利用者の少ない地域、また、狭隘道路で安全運行が担保できない地域の3路線を見直す意向を示しております。バス事業者による路線の見直しが検討されている地域においては、通勤、通学をはじめとした利用者ニーズに対応し、地域の生活交通を維持、確保することを目的として、今後、代替交通について検討してまいります。  対象路線を地図に示しております。本資料の2ページ目を御覧ください。拡大した地図で御説明をさせていただきます。  本事業の対象路線は、滝尾循環線、平横瀬線・国分線、野津原線・今市線・今畑線になります。バス事業者の説明によりますと、滝尾循環線は滝尾駅周辺から津守、曲方面、平横瀬線・国分線は平横瀬と国分団地周辺、野津原線・今市線・今畑線は、野津原支所周辺から以西の路線を見直すとのことであり、具体的な内容につきましては、ダイヤ改正と併せ、現在、バス事業者の社内で検討をしているとのことでございます。  1ページにお戻りください。  次に、代替交通の事業概要ですが、事業主体は大分市、運行主体は一般乗合旅客自動車運送事業者であります交通事業者となります。開始時期は、交通事業者が路線の見直しを令和2年10月に予定していることから、それと同時期となる予定でございます。運行方法は、委託にて運行を行う予定でございます。対象者は、制限なくどなたでも御利用になれます。具体的な運行につきましては、地域の皆様と意見交換を行いながら、今後検討してまいります。  次に、スケジュールでございます。これまで滝尾、平横瀬、国分、野津原、今市、今畑の関係者である、校区会長並びに自治委員に対して、交通事業者より路線バスの状況及び見直しの説明を行ってきました。今後は、地域住民、特に利用者の皆様を中心に意見交換を行い、代替交通の運行計画の案を策定し、法定協議会であります大分市地域公共交通協議会に諮り、8月頃、国に運行計画の提出を予定しております。  路線バス代替交通運行事業の進捗状況は、今後、随時報告したいと考えております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、質問等はありませんか。 ○足立委員   野津原で2月から実施した分で、住民からどんな御意見が出ましたか。 ○橋本都市交通対策課長   様々な意見をいただいております。もちろん、バスがなくなって非常に困るという意見もあります。ただ、現実的にバスに乗車している人はいないというのは、現実は分かっているというところで、今後どのような代替交通をつくっていくかということを、市と一緒にしっかり考えていきたいという旨の意見を頂いているところでございます。 ○足立委員   何か分かったような分からないような答えですが。具体的なものはなかったんだ。 ○橋本都市交通対策課長   まず今の状況は、バス事業者から見直しをしたいという旨の説明を主にさせていただいているところでございまして、現実的にどのような形で今後代替交通をするかというところまで、実際にまだ話は行っておりません。それにつきましては今後、皆様と御議論しながら決めていきたいと思っております。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○日小田委員   予算の関係ですけれども、これはバス事業者、多分1社だろうと思いますが、予定じゃなくて確定でしょう。その辺どうなんですか。我々は認識としてどう捉えたらいいんですか。 ○橋本都市交通対策課長   バス事業者からの報告によりますと、10月1日をもって見直しをしたいということでの協議は頂いているところでございます。大分市といたしましては、10月1日に仮に見直しをするという前提の下で、必要な予算をまず上げているところでして、確定というか、見直しをする前提で予算自体は上げているところでございます。 ○日小田委員   こういう予算の計上というのは、私の記憶ではほとんどなかったと思いますが、事業が確定していないのに予算計上するというのはいかがなものか。例えば最寄りの補正を組むとかいうことはあったとしても、当初で予定だからといって予算を計上するというのが、よく分からないですが、どうなんですか。 ○橋本都市交通対策課長   以前、特にバスのダイヤが見直されたのは平成17年ごろに、大多数の路線が廃止になったという経緯がございます。ただ当時は、今のような大分市地域公共交通網形成計画というものがなくて、大分市、要は地方公共団体が地域の公共交通の維持をするための、そういった取組といいますか、そういったものが義務化といいますか、しないといけないという形での法律にはなっていなくて、現状では地域の足を考えていくのは、自治体のほうが積極的にそこに関与するように法律が改正されております。そういった中で見直しという報告を受けた以上は、そのときに何らかの形で見直しをしたときに、最低限の足はしっかり確保できるような取組をしないといけないと思っているところでございます。  そういった中で、どうしても当初予算にこの今の予算を上げておかないと、今は法手続を踏んでいかないと、そもそも10月1日に代替交通を検討しても間に合わないことがございますので、今回、当初予算のほうに、想定ではございますけれども計上させていただいて、今後、地元の方と代替交通の中身をつくっていくという形で進めていきたいと思っております。 ○日小田委員   予算執行がないこともあり得るということですね。 ○橋本都市交通対策課長   可能性としては、もちろんそれもあるのかもしれませんけど、現状では10月1日で見直しをして、今、正式にバス事業者から私たちにお話を頂いていることでございますので、何らかの見直しがあるというのはもう間違いないと思いますので、予算執行はせざるを得ないと考えております。 ○日小田委員   国のほうの考え方、指導というのはあるでしょうから、いずれにしても大分市も計画に沿って、今いろんな公共交通の在り方について行っている最中ですから、当然、準備をするということではいいと思いますが、ただ、もしこれがこういう形で実現していけば、さらに事業者のほうは撤退、見直しということが加速度的に進んできてしまうということもあり得るのではないか、その受皿として、これを担う事業者が、果たして出てくるかどうか。結局、大分市内のバスを全部そういうふうにしてしまえばいいじゃないかという発想に、短絡的な発想ですけれども、なる可能性だってあって、このことによって、バス事業者がどんどん撤退していくということも何か危惧されるなというのがあるので。  それと併せてもう一つは、これまでに過去の長い歴史の中で、いろんな所の路線バスが廃止になっているところから、今、大分市で新しいそういう取組があるなら、うちの過去廃止になった路線についても、ぜひ復活してほしいとかいう声も出てくる可能性だってあると思います。なので、総合的に考えたときに、きちんと整理しておかないといろんな弊害が出てくる可能性もあるのかなと思っているので、この事業というものが市としてどういう位置づけなのかはもう議論をされているのですか。 ○橋本都市交通対策課長   代替交通という言い方はしておりませんけれども、現状でふれあい交通が、そういう交通不便地域の足を担っているという形で、本市としては特に、今は28ルートございますけれども、事業を進めているところです。今、日小田委員のおっしゃるような御意見は今までお伺いしておりませんけれども、今まではまずはふれあい交通で、そういう交通不便地域の所を担ってきたと。さらには最近も、今回御報告いたしました3路線に加えて、さらにあるのかないのか、そこはまだ私たちもしっかりバス事業者から話を聞いているわけではございません。ただ懸念されるように、バス事業者が非常にもうかっているというような話は聞いてなく、なかなか厳しい経営状況という話を聞いておりますので、今後、今回の路線を皮切りに、代替交通という形での議論というのはほかの路線でも出てくる可能性はあるとは思っています。ただベースといたしましては、まず、今本市でやっていますふれあい交通もございますので、今後の路線バスの見直しの路線が出てきたときに、また再度そのあたりを検証していきたいと思っております。 ○日小田委員   最後にもう1点。事業費は3,700万円で、やってみないと分からないというところもあると思いますが、将来的に果たしてこれでやっていけるのかどうなのかって、資料見ただけでも不安があるし、将来どんどんこういう形で整備されていく可能性は、十分あるのかなと思いますが、その辺は、どう捉えたらいいですか。精査はされているのかどうなのか、検討されたのか、その辺はどうなんでしょう。 ○橋本都市交通対策課長   現在積算している予算というのは10月からですので、半年間の分しか積算していないという形になります。そっくりそのまま1年間というと単に倍という形にはなりますけれども、そもそも、まだどういった形で代替交通を考えるかというところは決まっていないので、全体的にどうなるかというのは、今ここで申し上げるところではございませんが、ただ、やっぱり心配になるのは、さらなる見直しの路線というのが全くないかというと、そうではない状況ではございますので、今後そういった路線が出てくることも鑑みつつ、今後の代替交通、この3路線をどうするかというのは、新年度になって、地元の皆さんも含めてしっかり議論して決めていかないといけないなと思いますし、また、仮に代替交通を走らせても、その後、当然、乗っている状況をしっかり見ながら見直しをするということもしないといけないと思っておりますので、いずれにしても、まずは地元の方とお話をしながら、この3路線についてどうするかというのを今後協議していきたいと考えております。 ○藤田委員長   ほかによろしいでしょうか。 ○岩崎委員   3地域の中で、利用者の点に関して、滝尾地域は狭隘な道路ということで、利用があるのに何か特殊なのかなと思っていますが、ここはほかの野津原や国分とかと比べて、乗客数は同じような状況なのでしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   大分バスの説明によりますと、今回の見直しの理由は、狭小な路線が多くて、過去事故が多発しているというところで見直したいとお聞きはしております。ただ、私たちが乗り込み調査とかする限りは、そんなにたくさんの人が乗っているということではないと思っておりますけれども、ただ、今の理由がバス事業者が言うには、狭小な区間が多く、離合が困難ですので、今回の見直しをしたいというのが主な理由ですとお聞きしております。 ○岩崎委員   ということは、大分バスは経済性以外の理由でもってもバス路線を廃止するという、要するに今後、廃止が増えるだろうという予測の下、経済性だけじゃない部分でも言ってくる可能性はあるという認識でよいということでしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   以前と違いまして、道路運送法上で、バス事業者がある一定期間前に提出をすれば路線というのは見直しができる、つまり大分市に同意を取る必要はないという形になっておりますので、委員御指摘のように、経営が苦しいという以外の理由で路線の見直しというのは十分あり得えます。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは次に、イオン九州株式会社と取り組む大分市サイクルアンドバスライド実証実験について報告を受けます。 ○橋本都市交通対策課長   お手元の資料7を御覧ください。  事業実施の経緯ですが、本市では、これまで路線バスと自転車の乗継ぎの利便性を高めるため、バス停留所付近における駐輪場整備を検討してまいりました。一方、イオン九州株式会社は、地域活性化に向けた様々な取組を進めており、平成24年10月に、本市と地域貢献協定を締結しております。このたび、地域貢献協定に基づき、イオン九州株式会社が運営する各店舗スペースを活用し、自転車から路線バスの乗継環境の整備に係る実証実験を開始することといたしました。  目的ですが、実証実験は、市民の移動手段の選択肢を増やすとともに、サイクルアンドバスライドを促進することにより、自動車から自転車や路線バスへの転換による市中心部の渋滞緩和、環境負荷の軽減、路線バスや自転車の利用促進を図ることを目的としております。  事業概要ですが、実証実験は、イオン九州株式会社が運営する各店舗や行政施設の駐輪場等のスペースを有効活用し、専用駐輪場を設置することで、サイクルアンドバスライドの利用者ニーズを調査するということとしております。  事業内容ですが、実証実験の開始は4月1日からとなります。これに伴い、利用を希望する方の事前申込みを3月16日から開始しており、現在5名の申込みがあるところでございます。利用方法につきましては、本市に利用申込みを提出するか、専用申込みサイトにて手続を行い、事前登録をしていただくことが必要となります。  最後に対象施設ですが、イオン九州株式会社が運営する店舗9店舗に加え、市民行政センター3か所の計12か所で、駐輪台数は計80台となります。実証実験を通してサイクルアンドバスライドの利用ニーズや乗継ぎ環境の課題等を把握、検証し、必要があれば対象施設や駐輪台数の拡大も検討してまいりたいと考えております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。 ○足立委員   これに大分市の費用負担はあるのかないのか、もう一つ、自転車のその後の回収はどのようにするのか教えてください。 ○橋本都市交通対策課長   本市は広報とかそういった意味での予算はありますが、基本的に駐輪場を借りるなどの支出は、一切ございません。  また、駐輪場を各店舗に、例えばイオン九州の光吉店であれば6台なんですけれども、6台分をお借りして、そこに駐輪する方を申込みで特定しますので、利用される方は利用される人の責任において、そこの駐輪場をしっかり使っていただく形になっておりますので、特段回収といいますか、そういった行為はないと思っております。 ○足立委員   イオン九州と借りる人の間で、置いたらここに戻すという契約ですね。 ○橋本都市交通対策課長   おっしゃるとおりでございまして、特定の場所を決めまして、その場所に置くという形での整備をしております。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは次に、大分市開発許可制度運用基準の改正について(市街化調整区域における沿道コンビニエンスストアの立地)の報告を受けます。 ○山村開発建築指導課長 
     資料8を御覧ください。  初めに大分市開発許可制度運用基準についてでございますが、これは都市計画法による開発許可において、国、県の指針を踏まえ作成した、本市の許可基準となるものでございます。  次に、2の改正の背景と目的につきましては、都市計画法では、市街化調整区域において、円滑な交通の確保や運転者の便益施設として、ドライブインや給油所などの沿道サービス施設を開発許可の対象としております。近年、ドライブインは高速道路網の整備等によりその利用状況が変化し、道路利用者のコンビニエンスストアへの需要が高まっているところでございますが、市街化調整区域におきましては、コンビニエンスストアの立地は制限されているところでございます。このようなことから、市街化調整区域で相当の交通量がある道路の沿道サービス施設として、コンビニエンスストアを開発許可の対象とし、道路利用者の利便性の向上に寄与することといたします。  3の大分市開発許可制度運用基準改正概要でございますが、許可基準といたしまして、立地場所といたしましては7,000台の交通量のある沿道、また、面積や駐車スペースの確保などを定めております。  最後に、本基準の運用につきましては、4月1日より開始することとしております。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは最後に、市民意見交換会の意見・質問等に対する回答についてです。昨年の市民意見交換会で出されました意見・質問のうち、当委員会に係る部分を執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。  それでは、各担当課長より回答を受けたいと思います。 ○橋本都市交通対策課長   番号1、意見・質問等。「加害者の備え、被害者の救済という観点から、自転車損害賠償責任保険の加入を義務付けるなどの自転車の安全利用条例を制定してほしい」。  回答。「本市においては、平成18年に策定した大分市自転車利用基本計画に基づき、自転車ルール・マナーの啓発に力を入れており、その一環として、自転車安全整備士による点検整備と保険がセットになったTSマークの取得や民間の損害保険会社が取り扱う自転車保険の加入等についても周知しています。 また、大分県においては、令和元年12月に大分県自転車活用推進計画を策定し、自転車事故のない、安全で安心な社会の実現に向け取り組むこととしているところです。 そのような中、大分県(担当課:生活環境部生活環境企画課)において、自転車の安全利用に関する条例の制定に向けた動きが出てきたことから、大分市としても積極的に連携を図ってまいります」。 ○分藤公園緑地課長   番号2。「大分駅北口の大友宗麟像が夜になると見えないので、ライトアップをしてはどうか」。  回答。「現在、ライトアップに向けJR九州と協議しており、早期実現に向け、調査検討してまいります」。  3番。「田ノ浦ビーチをどのように有効活用していくのか聞きたい。バーベキューなど火を使えるようにしてはどうか」。  回答。「田ノ浦ビーチは、市民の憩いの場として年間20万人の利用者を有する都市公園です。その活用は、平成29年度に条例改正を行い、禁止行為を緩和することでイベントを開催しやすくしたほか、その翌年度にはマリンスポーツエリアを設けることで、一年を通じた海の利用を可能としたところであります。 今後も引き続き、田ノ浦ビーチの特徴である『海』と『砂浜』を生かした魅力ある施設を目標に、若年層から家族で楽しめる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 また、火気の使用につきましては、海水浴を楽しむ方の妨げにならない範囲で、公園内の指定した場所に限って火気の使用ができるよう諸条件を整理し、バーベキューエリアの設置等が可能となるよう検討してまいりたいと考えております」。 ○藤田委員長   ただいま執行部より回答がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。 ○岩崎委員   最初の自転車のところですが、大分県の条例の動きがあるということですが、その中に保険加入の義務化というのはあるのでしょうか。 ○橋本都市交通対策課長   県のほうで義務化かどうか、そこは今後の議論かと思いますけれども、賠償責任保険について条例の中でどう取り扱うか、今後どうするかという形で検討することになっております。具体的には、4月早々から委員会を立ち上げて検討するとお聞きしております。 ○藤田委員長   ほかには御質問はよろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   執行部から、その他として何かありますか。  〔「ありません」の声〕 ○藤田委員長   委員の皆さん方からは、その他として何かありますか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは、明日24日は9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、放送がありましたら委員会室にお集まりください。  本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでございました。                              午後2時21分散会...