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  1. 大分市議会 2020-03-23
    令和 2年文教常任委員会( 3月23日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年文教常任委員会 3月23日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   令和2年3月23日(月) 午前9時57分開議~午前10時21分休憩               午前10時23分再開~午前11時44分休憩               午前11時46分再開~午後0時3分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長 安東 房吉        副委員長 松本 充浩    委 員 小野 仁志        委 員  安部 剛祐    委 員 永松 弘基        委 員  馬見塚 剛    委 員 スカルリーパー・エイジ  委 員  大石 祥一    委 員 今山 裕之  欠席委員    な し
    4.説明員   三浦教育長   (教育部)    佐藤教育部長、重石教育教育監、桑野教育部次長、    池田教育部次長兼学校施設課長、西川教育部次長兼体育保健課長、    坪根教育部次長兼文化財課長、長田大分市美術館副館長兼美術振興課長、    高田教育総務課長、野田学校教育課長、河野人権・同和教育課長、    永田社会教育課長、御手洗大分教育センター所長賀来文化財課政策監、    岡本教育総務課参事、梶取教育総務課参事、小野学校教育課参事、    大久保学校教育課参事、江隈学校教育課参事、新納学校施設課参事、    笠置体育保健課参事姫野体育保健課参事清水体育保健課参事、    河野社会教育課参事、工藤社会教育課参事、庄社会教育課参事、    栗田文化財課参事、佐藤大分市教育センター参事兼副所長、    安部大分市教育センター参事兼室長、菅大分市美術館館長、    羽田野大分美術館参事 5.事務局出席者    書記 岡崎 紀憲 6.審査案件等   【陳情】    継続審査中のもの    平成29年陳情第17号 大分市への科学館設置に関する陳情    〔25日に審査〕    平成30年陳情第7号 大分市に総合的な科学館設立を求める陳情                                  〔25日に審査〕   【予算議案】    議第1号 令和2年度大分一般会計予算              〔承認〕         第1条 歳入歳出予算             歳出 第10款 教育費(子どもすこやか部及び市民協働推進課                       関係を除く。)         第2条 債務負担行為 第2表中         1追加 ・奨学資金貸付金(令和2年度貸付分)             ・未来自分創造資金(令和2年度採用分)             ・舞鶴小学校仮設教室棟借上料             ・横瀬小学校仮設教室棟借上料             ・東大分小学校仮設教室棟借上料             ・別保小学校校舎等長寿命化改修工事請負費             ・森岡小学校校舎等長寿命化改修工事請負費             ・大東中学校校舎等整備工事請負費             ・学校給食費等徴収管理システム構築及び運用事業             ・小学校給食調理場調理等業務委託料             ・森岡小学校給食調理場厨房備品購入費             ・鶴崎公民館集会室棟敷地造成工事請負費             ・市民図書館等図書購入費             ・大友氏遺跡多目的広場仮設トイレ借上料    議第13号 令和元年度大分一般会計補正予算(第4号)       〔承認〕         第2条 繰越明許費の補正 第2表中         1追加    第10款 教育費   【一般議案】    議第22号 大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について 〔承認〕    議第37号 大分市総合計画における基本計画の策定について      〔承認〕         各論          第1部のうち第1章第4節 障がい者(児)福祉の充実のうち教育部                       関係          第2部のうち第1章第1節 生きる力をはぐくむ学校教育の充実                       (子どもすこやか部関係を除く。)                   第2節 子どもたちの学びを支える教育環境の充                       実                   第3節 社会教育の推進と生涯学習の振興                第2章    個性豊かな文化・芸術の創造と発信のう                       ち教育部関係    議第51号 工事請負契約の締結について(大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修         工事)                         〔承認〕                 会議の概要                              令和2年3月23日                              午前9時57分開議 ○安東委員長   文教常任委員会を開会いたしたいと思います。  それでは審査に入る前に、委員会運営について確認をしておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については委員会において決定したいと思います。議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、最初に審査日程についてお諮りします。お手元に日程案をお配りしておりますが、昨今の事情を踏まえて、委員会3日目の管内視察を取りやめて、委員会1日目は陳情、予算議案一般議案について審査し、2日目は執行部からの報告を受けたいと思いますが、その日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   この日程で審査を行います。  審査に当たる説明員につきましては、関係者のみの説明を求めていますので御了承ください。  なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、執行部のマスク着用を認めております。御了承ください。執行部につきましては、発言の際は大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。  ここで、三浦教育長より発言を求められておりますので、これを受けます。 ○三浦教育長   改めまして、おはようございます。委員会審査に先立ちまして貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございます。  私からは、最近の取組の概要等につきまして3点の御報告と、教育委員会に係る予算議案及び一般議案につきまして、その概要を御説明させていただきます。  1点目は、新型コロナウイルス感染症対応に係る状況についてでございます。  3月2日に行われました文教常任委員会で御報告をいたしましたように、市内小中学校を3月3日火曜日から当分の間、臨時休校としております。  また、ここ連日報道されておりますように、県内で新たな感染者が発生していることを受け、より慎重に対応する必要がありますことから、休業期間を4月の始業式及び入学式までといたしました。  現在の本市の子供たちの状況についてでございますが、各家庭で健康観察カードを活用し、毎日検温をするなど、健康観察を実施しております。学校からの報告によりますと、発熱が続いた例が何件か報告をされておりますが、本日時点まで確認をされております感染者の中に児童生徒は含まれておりません。特に、健康状態に心配のある子供もおらず、また子供に係る大きな事件事故等も発生をしておりません。  ただ1件、3月20日金曜日の大分合同新聞朝刊で、刑務官が中学生に暴行という記事がございました。これは、市内中学2年生の男子生徒が、去る2月1日土曜日に昭和電工武道スポーツセンターで行われた県内小中学生剣道錬成大会において、この生徒を小学生の頃から指導し、当日も自分の車で送迎をしておりました刑務官が、練習態度について指導する中で複数回素手でたたいたという事案でございました。  ちなみにこの刑務官は、学校の部活動指導者でも外部指導者でもございません。  次に、小学校の卒業式についてでございます。明日3月24日火曜日に、簡略化した内容で感染症対策を講じた中で実施する予定としております。出席者は卒業生とその保護者、教職員、在校生代表としております。  次に、学習面における各教科の3月分における未指導内容の対応でございます。  各学校においては、3月2日までの各教科における進捗状況を確認し、学年ごとに一覧表に整理をし、その表に基づいて新年度の担当教員が4月当初に指導するよう指示しております。各課程の学習が確実になされるようにしたいと考えております。  なお、小学校6年生につきましては、進学をした中学校において学習することといたしましたので、今年度中に小中学校間の連携を密に取り、中学校に未指導分の内容が分かるように伝え、小学校教員学習プリント等を作成しておくこととしております。  修了式、離任式は、今年度は実施しないこととしておりますけれども、この学年末は教職員の異動期でもありますことから、引継ぎ等に遺漏のないように指導しているところでございます。  新年度の4月8日の始業式、4月10日の中学校入学式、4月13日の小学校及び義務教育学校の入学式は、現在のところ実施する予定としております。  なお、4月に実施予定でありました全国学力テストと県の学力定着状況調査は延期となったところでございます。
     次に、大分市教育大綱及び大分市教育ビジョン2017第Ⅱ期基本計画の策定についてであります。  大分市教育大綱につきましては、市長が教育委員会教育施策の方向性を共有するため、協議、整理を行う総合教育会議において、また大分市教育ビジョン2017第Ⅱ期基本計画につきましては学識経験者学校関係者等により構成された大分市教育ビジョン検討委員会において検討を重ね、それぞれ本市の最上位計画である大分市総合計画第2次基本計画の見直しを踏まえ、パブリックコメントを通して市民の皆様から頂いた御意見を参考とし、先月策定をしたところでございます。  今後、新たな教育大綱及び教育ビジョンに基づき、教育行政のさらなる推進に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。  3点目でございます。大分市立学校における働き方改革推進計画の取組状況についてでございます。  平成30年12月に導入をしました出退勤管理システムにより、教職員の長時間勤務の状況を把握する中、システムの導入から1年が経過しました令和元年12月における月の時間外勤務時間が80時間を超えた者につきましては、平成30年12月と比較をして、小学校で10人、中学校で46人減少したところであります。  これは、本計画に掲げる教職員の働き方の見直しに係る意識改革はもとより、部活動の在り方の見直しやスクールサポートスタッフの配置等の取組の成果が徐々に現れてきたものと考えております。  また、本年度の新たな取組として、2学期より全小中学校において、勤務時間外の電話に対し、自動音声メッセージを導入するとともに、小中学校それぞれ1校を働き方改革実践モデル校として選定をし、その効果的な取組を他校へ還元するなど、長時間勤務の是正に向けた取組を進めてきたところであります。  加えて、学校給食費等徴収管理につきまして、教員の負担軽減や保護者の利便性の向上等を図るため、文部科学省による学校給食費徴収・管理に関するガイドラインを踏まえ、関係部局や金融機関等との連携を図る中で、徴収管理システムを構築するとともに、学校給食費の公会計化を令和4年度から実施できるよう努めてまいりたいと考えておりまして、そのための必要な予算も本議会に上程をしておりますので、御審議のほどよろしくお願いしたいと考えております。  今後も引き続き本計画を推進する中で、子供たちに対し効果的な教育活動ができるよう、学校における働き方改革を推進してまいります。  続きまして、教育委員会に関わります予算議案並びに一般議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  まず、予算議案についてであります。  議第1号、令和2年度大分一般会計予算第1条歳入歳出予算、歳出第10款、教育費の総額は、177億6,771万4,000円となっており、一般会計に占める構成比は9.3%であります。  なお、子どもすこやか部が所管する幼稚園費及び市民協働推進課が所管する公民館費を除く教育委員会が所管する予算は、151億3,171万4,000円となっております。  今回、計上しております教育委員会の主な事業でございますが、教職員の指導力向上を図る教科指導マイスター派遣事業をはじめ、英語教育の推進を図る外国語指導助手招聘事業や、英語教育における新たな取組となる小学校における外国語科の授業補助や、教員の指導力向上を図るイングリッシュアドバイザー派遣事業、生徒指導上の諸課題に対して関係機関と連携した包括的な支援を行うスクールソーシャルワーカー活用事業、計画的かつ効果的な長寿命化改修による教育環境整備を行う小中学校施設長寿命化改修事業、史跡大友氏遺跡整備基本計画に基づき実施をする大友氏遺跡保存整備事業に係る経費等を計上しております。  また、小中学校整備に係る取組として、大在地区の人口増加に伴う新たな小学校整備や、老朽化により更新時期を迎えております賀来小中学校施設整備に向けた事業手法等を検証することとしております。  次に、第2条、債務負担行為につきましては、学校における働き方改革に関連する取組となる学校給食費等徴収管理システム構築及び運用事業など、14件の債務負担を計上しております。  次に、議第13号、令和元年度大分一般会計補正予算第4号第2条繰越明許費の補正につきましては、小学校施設管理事業における今回の補正額全額を、令和2年度に予算を繰り越した上で執行しようとするものであります。  続きまして、一般議案についてであります。議第22号、大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定について、議第51号、工事請負契約の締結について、大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事の3議案でございます。  詳細につきましては、後ほどそれぞれ担当課長から説明をさせます。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○安東委員長   それでは、審査日程に従いまして審査を行います。  なお、委員の皆さんについては、本定例において総合計画の議案の審査がありますことから、全委員会総合計画の審査が終了するまで待機をお願いしたいと思います。  それでは、最初に陳情についてであります。  継続審査中の、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な科学館設立を求める陳情についてであります。  本日、審査を行うに当たって、これらの2件の陳情につきましては関連がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決については1件ずつ行ってまいります。  それでは、執行部のほうで補足説明をお願いいたします。 ○永田社会教育課長   前回12月の文教常任委員会におきまして、頂きました質問に対して陳情補足資料を用いて御説明をいたします。資料を御覧ください。  質問内容は、他都市の科学館の入館料について、小中学生に対して無料もしくは減免措置などを把握しているかとのことでございました。1枚目には、調査をした市設置の科学館52、県設置の18施設の入館料の結果をまとめております。また、2枚目以降には、調査をした結果を各館ごとに並べて記載をしております。  1枚目を御覧いただきまして、左側に市設置の科学館52施設の小中学生の入館料の結果を示しております。無料としている施設が全体の半数26、残りの26は有料となっております。ただし、有料のうち、減免が22施設ございます。減免の内訳としては、中段の矢印の下にございますように、市内の学校などが団体で利用した場合、または市内在住の中学生以下が利用した場合に減免対象となります。  次に、資料右側、県設置の科学館18施設の結果でございますが、小中学生に対する入館料が無料の施設が全体の半数以上の11、有料施設7のうち、減免措置を設けているのが4施設ございます。減免の内訳ですが、県内の学校等が団体で利用する場合となっております。  以上の結果としましては、下段にありますように、市、県設置の施設共に半数以上が小中学生の入館料を無料としています。有料の施設の場合も、市または県内の学校等が利用する際には減免措置を設け無料となる施設が多くございます。また、市内の減免のうち広域連携等で周辺地域も対象としているのが2施設、残りの20施設は市内に限定されております。なお、県設置の施設は県内全域を減免対象といたしております。 ○安東委員長   質疑等はありませんか。 ○大石委員   市内の減免のうち広域連携等で周辺地域を対象としている施設が2施設あるとありますが、この2施設は資料館を造るときに、当時負担金を出してもらったとか、その関係で無料にしているとか、減免にしているということはありますか。 ○永田社会教育課長   その部分の確認はできておりません。 ○安東委員長   そのほか、特にないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   特に質疑はないようですので、1件ずつ討論に入ります。  それでは、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情についての討論をお願いします。 ○小野委員   いろいろな科学館を見に行って、それなりに自分自身はどうあるべきかというようなというところの思いはあるんですけど、それが果たして陳情の科学館というのが、自分自身が視察も含めて見に行った科学館のことを言っているのかどうなのかというところも含めて、確認したい部分があるので、できたらもう一度、その陳情された方に意見を聞いたりできないのかと思いますが、いかがでしょうか。 ○安部委員   総合的な科学館というのが、両方の陳情に出てくるんです。その中身を一回確認しておいたほうがいいのかなと、個人的に思っています。 ○安東委員長   どういう内容なのかということですね。 ○安部委員   小野委員が言ったように、我々が見てきたものと陳情した内容が本当に合致しているかどうかというのを最終的に確認しないと結論が出ないような気がします。 ○大石委員   この陳情第17号は他の都道府県と同じような環境を早急に整えるとありますが、我々の会派としては、先般の代表質問で、科学館について質問をしましたけれども、やはり創造性ある子供たちを育成する意義や、科学、ITへの興味を持ってもらうためには、科学館は必要なものであるということと、先ほど減免状況の説明がありましたがそういったことを踏まえた上で、県と同じ条件で大分市が整える必要があるのでしょうか。  陳情第7号では、県内の子供たちの多くが本市で生活をしておりとありますが、減免の面では仮に大分市に造ったとしても大分県内の全ての子供が無料になるとは限らない可能性もあるといったところなども、総合的に考える必要があると思います。ここで万が一否定してしまうと、大分市には要らないということも考えられますので、もうちょっと陳情者との意見交換が必要かなと思っています。 ○エイジ委員   僕も科学館はあったほうがいいと思います。でも、これは市が単独でやる事業ではなく、県が主体となってやって、そこに市が協力するという形であればいいと思うんです。現実的なところで言うと、なかなか単独でという形は難しいような気がしますので、陳情者の御意見というのは当然伺った上で、僕は皆さん御納得されるまで、審議が必要だと思います。 ○安東委員長   もう少し審議をしたい、陳情者の思いをもっと聞きたい部分があるということですが、陳情者がこちらに来て意見陳述をする場を設けるという方向でよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   今後の手続等がありますので、その日程等については正副委員長に一任していただくということでよろしいですか。    〔「よし」の声〕 ○安東委員長   この陳情については、後日また陳情者との意見交換という場を設けて審議したいと思いますので今日は終了します。  ここで説明員の入替えと、換気を行うために、休憩いたしたいと思います。                                    午前10時21分休憩                                    午前10時23分再開 ○安東委員長   それでは、文教常任委員会を再開したいと思います。  まず予算議案の審査を行います。  審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等出された意見に対する予算編成への反映状況について執行部に説明を求めますので、よろしくお願いいたします。  委員の皆さんのお手元には、執行部から提出された令和元年度事務事業評価結果に対する対応状況等と、参考までに昨年の決算審査特別委員会の要望事項も配付しておりますので、併せて御確認ください。  それでは、議第1号、令和2年度大分一般会計予算第1条歳入歳出予算のうち、歳出第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔説明書② 430ページ~、第10款教育費のうち子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○安東委員長   以上の説明を受けまして、質疑はありませんか。 ○安部委員   447ページ、賀来小中学校の整備はまたPFIですか。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   この事業について、10億円を超える場合には、大分市PFI等導入推進指針がありまして、それにのっとってやらないといけないようなことになっておりますので、PFI事業の調査をさせていただくということになっております。 ○今山委員   日本語指導等支援事業、新年度で日本語の指導をしないといけない子供さんというのはどのぐらいいらっしゃるのですか。 ○野田学校教育課長   現状を把握はできておりませんが、支援の必要な子供たちは、今年度3月19日の時点では児童生徒が21名、そして保護者の方が3名です。その子供たちが進級しますので、この人数に多少増減が加わろうかと思います。 ○今山委員   指導する先生は任用職員が2名ですが、何人でその21名を対応するんですか。 ○野田学校教育課長   今年度は、民間の方にお願いをして、その委託している業者の方の延べ職員数が何人かというのを今、把握できておりませんけれど、延べ663件そういった支援の時間を持たせていただきました。これまでの取組の課題として、特に年度の初めのときにどうしても子供に集中して支援が必要というところがございましたので、令和2年度につきましては、市費でそういった支援のできる職員を2名ほど雇用いたしまして、人数の多い学校を拠点校として、その拠点校を中心に近隣の学校にも取り組むということで、民間の方と、そして市費の職員2名と合わせて支援に当たるように考えているところです。 ○今山委員   日本に来て仕事をする外国人の方が増えて、子供にそういう対応をしなければいけないことが増えているということで、新聞報道だとなかなか日本語を教える先生が集まらないという報道を見たんですけれど、大分市は大丈夫ですか。 ○野田学校教育課長   現在のところ、求めたけれどもその対応ができていないというような声は出ておりません。年度初めや、あるいは学期の途中で転入した直後など、どうしても集中的に支援が必要というときに、民間の方が事前に予定を組まれているので、どうしても、例えば1週間の中で2回来てほしいということが仮にですがあったときに1回しか行けないとか、そういうようなことが生じておりますので、そうしたことに対応するために、2名ぜひお認めいただければと思っています。 ○安東委員長   そのほか、特にありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長 
     それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。  それでは、次に、第2条債務負担行為第2表中のうち、当委員会所管分の審査を行いますが、この中で明日報告予定であります学校給食費公会計化等の学校徴収金管理事業については、本債務負担行為の中の学校給食費等徴収管理システム構築及び運用事業に関連する内容と思われますので、ここで説明をお願いしたいと思います。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   明日報告予定でありました報告事項の7番目、学校給食費公会計化等学校徴収金管理事業につきましては、予算議案債務負担行為に関連する内容となりますことから、先立って御説明をさせていただきます。なお、学校給食費につきましては体育保健課、学校徴収金につきましては主に学校教育課の所管となりますが、一連の事業といたしまして私のほうからまとめて御説明をさせていただきます。  それでは、資料⑦-1を御覧ください。  まず、学校徴収金について御説明をさせていただきます。  学校徴収金とは、学校教育活動上必要となる経費のうち、受益者負担の考えに基づき、学校が保護者から徴収し、管理している経費のことでございます。学校徴収金の全体イメージは、資料の図のとおりでございます。本市におきましては、学校給食費のほか、教材、教具の購入費、部活動費などの諸費が該当し、市の会計とは別に学校単位で会計処理を行う私会計方式を採用しております。  学校徴収金は、児童生徒の健全育成に欠かせない経費でございますが、本市では徴収、管理の面で幾つかの課題を抱えております。主なものとして、関連業務が教員等の負担となっていること、入出金情報等を一元管理するシステムがないこと、現金徴収が保護者の負担となっていること、現金を扱う場面が多いため、金銭事故のリスクがあることなどが挙げられます。  このような中、本市といたしましては、新規事業といたしまして、学校給食費公会計化等学校徴収金管理事業を立ち上げ、学校徴収金が抱える各種問題の解消に向けて重点的に取り組んでまいりたいと考えておりまして、本定例において関連予算を上程させていただいたところでございます。  事業概要につきまして、2を御覧ください。  本事業の軸となる取組は2点ございます。1点目は、口座振替による徴収を基本とした上で、学校徴収金の収納、支払いの情報を一元管理するためのシステムを導入すること、2点目は、学校徴収金のうち、学校給食費につきましては私会計から公会計へ移行し、徴収、管理業務を市が行うようにすることでございます。事業全体のイメージは、資料右側上段の図のようになります。  徴収管理システムを導入することで、学校徴収金に係る各種情報は総合的に管理され、業務の効率化が図られます。これによって、徴収、管理を担う教員の負担軽減になるほか、管理業務の透明性も向上してまいります。また、システム導入の前提として、口座振替による徴収を基本とすることで、保護者の利便性が向上し、金銭事故の防止にもつながるなど、課題解決の効果が見込まれてきます。  学校給食費公会計化の効果につきましては、給食費徴収管理の現状や国の動きと併せまして、資料⑦-2を御覧ください。  1枚目の資料でも御説明をいたしましたとおり、本市の学校給食費は私会計方式を採用しており、徴収、管理も学校が行っています。徴収費の納入方法は、学校指定口座への口座振替、学校への現金持参、保護者による地区集金があり、学校ごとに納入方法は異なっております。また、保護者の給食費納入が滞った場合につきましては、主に教員が督促等の滞納整理業務を担っております。  学校徴収金全体の問題と重複する部分もございますが、滞納整理業務を含む徴収・管理が学校にとって負担となっていること、徴収方法が混在することで保護者に手間と負担をかけていること、金銭事故のリスクがあることなど、学校給食費においても徴収、管理の面で様々な問題を抱えております。  続きまして、学校給食費の公会計化について御説明をさせていただきます。  学校給食費の公会計化とは、私会計の学校給食費を、文字どおり地方公共団体という公の会計に組み入れるものでございます。具体的には、保護者から徴収する学校給食費を市の歳入として予算計上し、食材購入等に係る経費を市の歳出として予算計上するものでございます。本市及び国におきましても、特に教員の働き方改革の観点から、学校給食費の公会計化を推進することとなっております。  具体的には、3、国の動向を御覧ください。  本市では、平成30年2月に作成いたしました大分市立学校における働き方改革推進計画の中で、学校給食費につきましては文部科学省が示すガイドラインを踏まえ、公会計化の導入に向けて検討するとし、国の動向を注視してまいりました。また、資料には記載しておりませんが、平成28年度の包括外部監査におきましても、学校給食費の公会計化を求める指摘を頂いておりました。  そのような状況の中、平成31年1月の中央教育審議答申で、学校給食費については公会計化及び地方公共団体による徴収を基本とすべきとする提言がなされたことを受け、文部科学省は令和元年7月に学校給食費徴収管理に関するガイドラインを策定しました。  本ガイドラインでは、地方公共団体における学校給食費の公会計化を促進するとともに、保護者からの学校給食費徴収管理業務を地方公共団体が自らの業務として行うことを促進しております。  本市といたしましては、このガイドラインの内容、またこれまで行ってまいりました先進都市の調査を踏まえ、徴収管理業務を市で行うことを含めた学校給食費の公会計化を令和4年度から実施できるよう努めてまいりたいと考えております。  学校給食費を私会計から公会計へ移行した場合のイメージ図は、資料右の上の図のようになり、学校が担ってきた多くの業務が市へ移ることになります。保護者にとっても、市の指定金融機関等の口座であれば、どの口座からでも給食費の振替が可能となるなどのメリットがございます。  このように、学校給食費につきましては、システム化に加えて公会計化を実施することで、教員の業務負担の軽減や保護者の利便性の向上が図られるほか、学校給食費徴収管理業務の効率化、管理における透明性の向上、徴収における公平性の確保、また給食の安定的な実施といった効果を見込こむこともできます。  それでは、資料⑦-1にお戻りください。  最後の項目となりますが、3の事業スケジュールにつきましてです。  令和2年度に、課題の整理、方針の決定やシステム業者の選定、令和3年度はシステムの構築、関係者説明、口座振替等の準備、また必要に応じて例規整備を行った上で、令和4年度からシステムの運用及び学校給食の公会計化を開始する予定と考えております。  なお、学校給食費以外の諸費につきましても、令和4年度は一部の試行校で運用を予定しており、段階的に実施校を増やしていくこととしております。 ○安東委員長   ただいまの報告に対して、何か質問はありませんか。 ○今山委員   システムはこれからですか。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   はい。 ○今山委員   ということは、未納が発生して今月分が引き落とせなかったと、そうしたときに、翌月に併徴するとか、そういうのもこれからですか。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   そういったシステム的なところも考えていきたいと考えています。 ○今山委員   私は議員になる前、35歳のときから外資系の保険会社で支店長をやっていて、保険会社も契約の保全という形で、ほとんどが口座振替で徴収しますよね。そうすると、今月引き落とせないときは必ず翌月に併徴、2カ月分引き落とせるようなシステムです。これが、今月引き落とせなくて未納が確認されたまま翌月の1カ月分しか引き落とせない場合は、ずれるか1回引き落とせなかった分が宙に浮くかになると思うんです。だから、システムとしては併徴ができるほうがいいと思います。未納というのは、お金持ちだから未納がないとは言い切れないし、生活口座を使ってもらえれば給料が入ってすぐ引き落としという形でいいんだけど、人によっては通帳を別の口座にしたがる人がいるんです。  そうすると、財務省に届け出ている事業方法書の中に集金というのはなくて全部口座振替というシステムでやっているんだけど、例えば2,000円の額面でも常習的に落ちない人っていうのが発生してきて、契約の保全をするために、普通の社員の人たちが2回目落ちなかったときのことも考えて、やむを得ず集金しないといけなくなるんです。給食費も同じようなことが考えられて、教員は給食費を集める業務は減って、働き方改革になるのかもしれないですけど、徴収未納で上がってきた後の対応を誰がやって、どういうふうにやっていくかということをしっかり煮詰めていないと、体育保健課で、例えば集金を手分けしてするとかいうことになったら、働き方改革どころではなくなる可能性があると思うんです。どのぐらい未納で上がってくるか想像がつかないですが、全体の5%とか、2%とか一定程度の未納が上がってくると思います。  だから、最初の口座とかそういうのは全然問題ないんだけど、未納で上がってくるのは、必ず常習性がある同じお客さんばっかりでした。契約が失効した後に死亡事故が起きたなんていうのも経験あるから集金しないといけない。  だから、そういう面では、よくよく考えてこの体制を作っていかないと、とんでもないことになるのが1点と、それから大分市の徴収業務、納税課なんかが成績いいから表彰されたりして割と徴収の人たちは自信持っているかもしれないけど、市民の中では大分市の徴収があまりにも厳しいということで、ヤミ金融とどっちが取立てが厳しいかっていうぐらいのうわさになっています。納税課から、例えば国保年金課に職員が異動して、そういう経験があるからといって、ある意味人間の尊厳に関わるようなすごいことを、未納の市民に対して投げつけているというのがあって、こういうことを言われたといって苦情が、私は過去に何十件もあります。  そういう意味で、例えば納税課から慣れた人を配置して、市税の徴収と同じことをやっていたら、教育委員会の徴収の仕方はどうだろうということで、保護者から教育委員会に対してのイメージ悪化につながりかねず、イメージが悪化すると先生のイメージも悪くなるという可能性もあると思うので、未納の対応だけはよくよく考えてやっていただいたほうがいいです。  こっちは善意で徴収していても、責任者を呼べなんて言われて、私はよくお客さんのところへ行って、もうこっちは全然悪くないんだけど、対応が悪いとかいって罵倒された経験が何回もあるんだけど、そういうことが起こりかねないと思うので、これからしっかり煮詰めていただきたいです。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   貴重な御意見、ありがとうございました。  他都市の先進地のほうにも視察に行ったときにも、今委員から言われたような内容が課題として挙がっております。ですので、この2年をかけながら、そういったところの課題解決に向けて取り組んでまいります。 ○安部委員   今の時代は、コンビニ収納などを市政も随分やっていると思います。我々もそういうことを十分言わせてもらいました。あとはネットバンクであったり、今はスマホから送金もできたりするので、大変失礼な言い方かもしれませんが、口座振替というどちらかというと前時代的な発想だけではなくて、払いたいんだけど、どうなのっていう部分があった場合や、お金を入れていたはずなんだけどなくなっていた場合に、コンビニ収納であったりスマホから決済できるような、もう一つ言えば、カードで決済できるとか、そういった多様性を持って収納に取り組んでいただきたいと思います。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   そういった多様性を重視しながら、このシステムが課題解決になるように頑張っていきたいと思います。 ○安東委員長   そのほか、質疑はありませんか。 ○馬見塚委員   市が給食費を徴収する形になっていますが、食材の発注と支払いは学校現場が行うということです。去年視察に行った仙台市では、支払いも市から直接やっているようになっていたんですけど、この方法というか、こういう提案を含めて、市から直接したほうがいいのではないかなと思ったんですけど、その点について何かあれば。 ○清水体育保健課参事   委員からお話がありました仙台市に話を聞きましたら、仙台市はもともと消耗品の支払い等も学校で行っておらず、学校に支払う環境がなかったということで、給食費も教育委員会で実施したという話でございます。  ただ、ほかにも、教育委員会で支払いをしている都市もございますけれども、委員からもお話がありましたように、体制整備の面でやはり10人を超す人員が公会計だけで必要となってくるようでございます。そうなりますと、なかなか体制の整備というところもございますので、現段階では今大分市では学校の中で食材の支払い等もやっておりますので、そういった今の流れの中でできないかというところで検討してまいりたいと考えています。 ○安東委員長   今の食材の件は、その地域の小さなお店から買う場合もあるわけです。そういうことも考えているということですか。 ○西川教育部次長兼体育保健課長   はい。 ○安東委員長   そのほか、質疑はありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、第2条債務負担行為第2表中のうち、当委員会所管分について執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔説明書② 532ページ~、第2条債務負担行為のうち、教育委員会所管分について説明〕 ○安東委員長   ただいまの説明で質疑等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、令和元年度大分一般会計補正予算第4号、第2条繰越明許費補正第2表中のうち、1追加第10款教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔説明書④ 4ページ、第2条繰越明許費の補正のうち、歳出第10款教育費について説明〕 ○安東委員長   質疑等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕
    ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  それでは換気のため、少し休憩をいたします。                                    午前11時44分休憩                                    午前11時46分再開 ○安東委員長   それでは、文教常任委員会を再開いたします。  一般議案の審査を行いたいと思います。  議第22号、大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長   議第22号、大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書は、一般議案書の議22―1ページから議22-7ページでございます。  本議案は、県の義務教育諸学校等の教育職員に適用されます職員の給与に関する条例の改正に準じまして、幼稚園教諭の給与につきまして改正を行おうとするものでございます。  改正内容は3点ございます。  1点目は、給与表の改定です。初任給部分を1,900円引き上げるとともに、30歳台半ばまでの職員が在籍する保育園につきまして、引上げを行うものでございます。平成31年4月1日から適用しようとするものでございます。  2点目は、勤勉手当の改定でございます。一般の職員の支給月数につきまして、0.05月分引き上げを行うものでございます。  本年度につきましては、10月期に配分し、令和2年度以降は6月期及び12月期に均等に配分することとし、それぞれ令和元年12月1日、令和2年4月1日から適用しようとするものでございます。  3点目は、扶養手当の改定でございます。扶養手当の経過措置額のうち、令和元年度における子に係る手当を9,500円から9,800円へ300円引上げを行うものでございます。本扶養手当額の改定は、平成31年7月1日から令和2年3月31日までの期間につきまして適用しようとするものでございます。 ○安東委員長   説明に対する質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定についてのうち、当委員会所管分についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長   議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定につきまして、このうち教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。  お手元にお配りをしておりますA3カラー刷りの議第37号、大分市総合計画における基本計画の策定につきましてと記載をした資料を御覧ください。  こちらの灰色で網かけをしている部分がございますが、こちらのほうが文教常任委員会で御審議いただく部分でございます。  それでは、一般議案の議37―1、これが大分市総合計画の議案になります。この大分市総合計画の議案のうちの24ページ、25ページを御覧ください。  第1部、健やかでいきいきと暮らせるあたたかさあふれるまちづくり、市民福祉の向上の第1章、第4節、障害者、児の福祉の充実についてでございます。この節につきましては、主に厚生常任委員会におきまして御審議をいただいているところでございますが、教育委員会といたしましても障害の有無にかかわらず住み慣れた地域で安心して自立した生活ができる社会の構築を目指し、その主な取組として教育の充実、これは25ページの上から5行目からでございますが、教育の充実の特別支援教育の充実や社会福祉についての理解を深める指導などを進めていくこととしております。  続きまして、議案書の44ページをお開きください。  第2部、豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむまちづくり、教育、文化の振興の第1章第1節、生きる力をはぐくむ学校教育の充実についてでございます。この節では、児童生徒の確かな学力、豊かな心、健やかな体のバランスの取れた生きる力を育むことなどが課題でありますことから、これらの力の向上や育成に取り組むとともに、社会の変化への対応などに取り組むことにより、生きる力を育む教育を創造してまいります。  目標設定といたしまして、国、県、市主催の学力調査で全国平均以上の評価の割合などを掲げているところでございます。  なお、こちらの節のうち、主な取組にございます幼児教育・保育の充実につきましては、子どもすこやか部におきまして取り組んでおりますことから、厚生常任委員会におきまして御審議いただくこととしております。  続きまして、47ページをお開きください。  第2節、子どもたちの学びを支える教育環境の充実についてでございます。この節では、子供たちの将来が生まれ育った環境によって左右されることがないようにするための支援の充実や、いじめ、不登校等、生徒指導上の諸課題への対応の充実などを図っていく必要がありますことから、全ての子供の学びの保障や、地域とともにある学校づくりの推進、これに取り組むことにより、子供たちに質の高い学びの場を提供してまいります。目標設定といたしましては、不登校児童生徒の出現率、あるいは学校運営協議の設置校数などを掲げているところでございます。  続きまして、50ページをお開きください。  第3節、社会教育の推進と生涯学習の振興についてでございます。この節では、多種多様な地域住民の学習活動のニーズへの対応や、地域ぐるみで行う子供たちへの支援などが課題でありますことから、学習機会や学習内容の充実、関係機関等と連携をした地域における子供の健全育成などに取り組むことにより、生涯学習社会の構築や地域で子供たちを育成する環境づくりを推進してまいります。目標設定といたしましては、おおいたふれあい学びの広場推進事業、地域主体型の実施回数などを掲げているところでございます。  続きまして、52ページをお開きください。  第2章、個性豊かな文化、芸術の創造と発信についてでございます。この節につきましては、主に総務常任委員会におきまして御審議をいただいているところでございますが、文化財あるいは伝統文化を着実に次世代へ継承していくことが重要であることから、教育委員会といたしましても主な取組でございます文化施設の整備充実における資料の収集、保管等の機能の充実、あるいは文化財の保護、保存、活用、それから伝統的な芸能、行事の保存、継承等に取り組むようにしておりまして、目標設定といたしましては、美術館、アートプラザ、歴史資料館の利用者数を掲げているところでございます。 ○安東委員長   説明に対する質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  それでは次に、議第51号、工事請負契約の締結について、大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   議第51号、大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事に係る工事請負契約の締結について御説明申し上げます。  議案書、議51-1ページを御覧ください。  このたび工事を行う横瀬小学校南校舎は、昭和52年3月に建設され築40年を経過していることから、大分市教育施設整備保全計画に基づいて、中校舎に引き続き長寿命化改修を行うものでございます。  契約の目的は、大分市立横瀬小学校南校舎長寿命化改修工事。  工事の概要でございますが、長寿命化改修工事としております。長寿命化改修工事とは、既存の建物の躯体以外を全て解体し、骨組みの状態にした上で、その構造躯体を利用して全面改修を行うものであり、構造は鉄筋コンクリート3階建て、延べ面積は2,284平方メートルでございます。  契約の方法は一般競争入札、契約の金額は4億7,080万円、完成の予定は令和3年3月5日とし、令和3年度から供用開始の予定でございます。  契約の相手方は、新成・クボタ特定建設工事共同企業体で、仮契約を12月19日に締結しております。 ○安東委員長   質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、本日予定の付託議案の審査は終了しましたが、執行部、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○安東委員長   委員の皆さんでその他として何かありませんか。 ○エイジ委員   前に聞いたことがあったのですが、今回の新型コロナウイルスの影響によって、学校給食を行っていませんが、その間の給食費の取扱いはどうするんでしょうかというのを伺ったんですけど、最終的な決定があれば教えてください。 ○清水体育保健課参事   給食費については、3月2日に一度給食を実施しておりますので、その分を除いて原則返還を考えております。今回難しいのは、3月が決算期に当たりますので、今まで年間食した分を調整する月でもあります。その調整を行った上で御返金するというのが基本的な考え方になりますけれども、実際返すとなると学校の業務も煩雑になるところがございますので、できればその分を翌年の4月に充当できないかというところも考えているところでございます。  その点につきましては、保護者に同意を得た上で、充当の手続をしたいと考えておりますけれども、原則はお返しするというところで考えているところでございます。 ○エイジ委員   そうなると、小学校6年生はどうなりますか。 ○清水体育保健課参事   小学校6年生と中学校3年生についてはもう返還しております。 ○エイジ委員   あくまでも今回の議案も、平時を想定しての予算案ですけれども、多分この学校の関係もそうですけれども、その他、この新型コロナウイルスの影響は相当大きいと思うんですよ。その中で、皆さんが設定した予算も、違うところにもしかしたら回さなないといけないのではないかなというところもあったり、学校現場、その他、大変な御負担がかかると思いますので、ぜひ子供たちに影響がないように、しっかり進めていただきたいなと思います。 ○安東委員長   そのほか、ありますか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、私から1点あります。
     お手元の最後のA3の資料を御覧ください。  1月31日の文教常任委員会において、市民意見交換で出された意見、質問等の対応を協議しましたが、13番の運動の項目について、①の今後の委員会における議論の参考とする、それから③の現状について執行部から聞き取り等を行い、さらに委員会において活発な議論を含む協議をしていくのいずれかということで正副委員長に一任となっておりましたが、正副委員長で確認したところ、②の執行部へ意見、質問の内容を伝え、回答を求めるとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それではあしたの文教常任委員会において、執行部から回答を受けたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、本日の委員会はこれで終了いたします。大変お疲れさまでした。                              午後0時3分散会...