• 特別委員会(/)
ツイート シェア
  1. 大分市議会 2019-12-11
    令和元年総合交通対策特別委員会(12月11日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和元年総合交通対策特別委員会12月11日)                 総合交通対策特別委員会記録 1.開会日時   令和元年12月11日(水)午後0時58分開議~午後1時21分散会 2.場所   第2委員会室 3.出席委員   委員長 大石 祥一   副委員長 川邉 浩子   委 員 二宮 博    委  員 安部 剛祐   委 員 板倉 永紀   委  員 阿部 剛四郎   委 員 井手口 良一  委  員 福間 健治   委 員 馬見塚 剛   委  員 帆秋 誠悟   委 員 髙野 博幸   委  員 三浦 由紀   委 員 衛藤 延洋   欠席委員   な し
    4.説明員   (都市計画部)    清水都市計画部長朝野都市計画部次長宮下都市計画部次長、    渡邊都市計画部次長都市計画課長橋本都市交通対策課長、    首藤都市計画課参事平川都市計画課参事、雨川都市交通対策課参事、    黒枝都市交通対策課参事熊瀬都市交通対策課参事廣田都市交通対策課参事、    其田都市計画課参事補中野都市計画課参事補大城都市交通対策課参事補、    佐藤都市交通対策課参事補 5.事務局出席者    書記 椎原 進介 6.会議に付した事件   1.県都大分交通円滑化検討について   2.循環型バス実証運行事業について   3.グリーンスローモビリティ実験運行事業について   4.その他                 会議概要                              令和元年12月11日                              午後0時58分開議大石委員長   定刻より少し早いですが、ただいまから総合交通対策特別委員会を開会します。  本日は、お手元に配付しております日程案のとおり、執行部から3件の報告を受けたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○大石委員長   それでは、そのようにいたします。  ここで、都市計画部長から発言の申し出がありましたので、これを受けます。 ○清水都市計画部長   皆さん、こんにちは。都市計画部を代表しまして、一言御挨拶を申し上げます。  まず初めに、このたび地方自治功労者として大分県知事表彰を受けられました髙野博幸委員に対しまして、部を代表いたしましてお喜びを申し上げます。これまでの御功績に心から敬意と感謝の意をあらわすとともに、今後ともますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。  それでは、最近の諸事情について御説明いたします。  去る11月22日にコンパルホールにおきまして、国土交通省主催による第40回EST創発セミナーin大分が開催されました。このセミナーは、これまで本市交通環境に関する取り組みが評価を受け、本年5月の第10回EST交通環境大賞において優秀賞をいただいたことから、本市で開催されることとなったものでございます。  これも一重に大石委員長、川邉副委員長を初め、委員皆様や地元の皆様、県を初めとする関係機関など、多くの方々の長年にわたる御理解、御協力の賜物と考えており、深く感謝申し上げます。  それでは、本日の報告事項といたしまして、県都大分交通円滑化検討について、循環型バス実証運行事業について、グリーンスローモビリティ実験運行事業についての3件を御報告させていただきます。詳細は後ほど担当課より御説明いたさせますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○大石委員長   それでは、執行部より報告を受けます。  初めに、県都大分交通円滑化検討について報告を受けます。 ○渡邊都市計画部次長都市計画課長   それでは、報告事項1、県都大分交通円滑化検討について御説明いたします。  資料1をごらんください。  まず左上、設置の目的委員構成などについてでございますが、本市におけるさまざまな交通課題について県と連携を図る中、県都大分市の交通円滑化に向け、幅広く意見聴取連絡調整などを行うことを目的に、県と市が共同し、県都大分交通円滑化検討を設置したところでございます。委員数は22名で、学識経験者交通事業者行政機関などで構成されております。  左中段交通現状課題についてでございますが、平成30年1月に都市計画道路庄の原佐野線の元町下郡工区が開通いたしました。滝尾橋周辺などで渋滞緩和の効果が得られたところではございますが、依然として本市中心部明野地区稙田地区を結ぶ路線では、慢性的な渋滞が残っているという状況でもございます。また、運転手不足に伴うバス減便等によって、住民の利便性低下や、昨年の11月、大規模イベント大分スポーツ公園アクセスに関する渋滞の問題が顕在化したところでもございます。  左下検討内容につきましては、右上に示すモノレールや、LRT次世代路面電車BRTバス高速輸送システムなど、新交通システム導入可能性と、右中段に示します松岡パーキングエリア活用したスマートインタ―チェンジ導入可能性や、駐車場整備必要性など、大分スポーツ公園周辺への自家用車利用アクセス改善について検討をすることとしております。  最後に、右下の今後のスケジュールでございますが、7月3日に第1回の検討が開催されて、8月には本検討運営支援などを行う業務委託が県のほうからも発注されたところでございます。  今後、検討を3回開催し、来年度中に交通円滑化に関する基本方針を策定する予定でございます。 ○大石委員長   ただいまの報告について、委員皆様から質問などはありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   それでは次に循環型バス実証運行事業について報告を受けます。 ○橋本都市交通対策課長   資料2をごらんください。  目的ですが、平成29年4月に大分地域公共交通網形成計画を策定し、持続可能な地域公共交通を目指すこととしており、平成29年度より各地域において循環バス実証運行を行い、地域内の移動や駅への接続、大型商業施設への移動など、通勤、通学を初めとする利用者ニーズについて調査、検証を行っています。今年度は大在地域及び坂ノ市地域循環バス実証運行を実施いたしました。  事業概要につきましては、記載のとおりでございます。  運行コース概要についてですが、恐れ入りますが8ページをお願いたします。  赤い線が大在循環線、緑の線が坂ノ市循環線運行ルートを示しており、大在循環線JR大在ロータリー起終点とし、反時計回りに3便、時計回りに2便、坂ノ市循環線JR坂ノ市駅を起終点とし、時計回りに7便運行いたしました。  循環バスの詳しい運行時間につきましては、次ページ、9ページと10ページに記載しております。  恐れ入りますが、1ページ目にお戻りください。  地域への周知でございますが、実証運行に際し、自治委員連絡協議等を通じて地域説明を行うとともに、商業施設医療施設周知ビラを設置するほか、各戸ポスティング新聞折り込みを行い、地域への周知を図りました。  右側をごらんください。全期間利用者数でございます。上段が大在循環線、下段が坂ノ市循環線利用者数の推移をあらわしています。利用者数にばらつきはありますが、全期間を通して大在循環線利用が多い結果となりました。  2ページをごらんください。  1便当たり利用者数ですが、発車便別の1便当りの平均利用者数グラフにしたものです。利用者が多い便で5人前後であり、今回運行した車両は通常の路線バス同型の30座席程度中型バスであることを踏まえますと、利用者が少ない結果となりました。  次に、利用者アンケートですが、乗り込み調査による聞き取りや、事前に募集しました乗車モニターへのアンケートを整理したものです。  右下グラフのとおり、今回の実証運行は、10代から80代までの幅広い世代の利用が見受けられ、特に60代や70代の利用が多く、利用者の大半が女性でございました。  3ページをごらんください。  大在循環線での利用回数利用目的ですが、利用回数が週に複数回となる利用者は1割弱にとどまり、利用目的買い物のほかバス利用体験通院であり、JR路線バスとの乗り継ぎ利用も一定程度見受けられました。資料右上に、バス停別乗降者数グラフにしております。大在ロータリーと城原での乗降が目立っております。  4ページをごらんください。  坂ノ市循環線です。利用回数期間中に2~3回や1回のみと非常に少ない結果となりました。資料右側バス停別乗降者数を見ますと、坂ノ市駅のほかマルミヤストア坂ノ市店や、坂ノ市公民館西などで乗降が見られました。  5ページをごらんください。  期間中、地域内の商業施設利用者対象に、実証運行認知度利用状況について調査をいたしました。計283名の結果をまとめています。大在循環線ではトキハインダストリーアムス大在店坂ノ市循環線ではマルショク坂ノ市店とし、調査日調査時間帯等につきましては記載のとおりとなっております。回答者の多くが、地域内に居住する60代から80代の女性との結果となっております。  6ページをごらんください。  まず資料の左側、トキハインダストリーアムス大在店では、回答者118名のうち、実証運行を知っていると答えたのは87名と7割を超えますが、そのうち実際に利用したのは18名と、全体の2割を下回りました。循環バス利用していただいた2割の方の利用回数利用目的等回答から、日ごろの移動手段徒歩路線バスとする中で、今回週に複数回、買い物等循環バス利用していることが分りました。  資料右側マルショク坂ノ市店におきましては、回答者165名のうち8割を超える137名が実証運行を知っているとするものの、そのうち循環バスを実際に利用したのはわずか9名と1割にも満たない結果でございました。  最後に、7ページをごらんください。  バス路線再編に向けた方向性を取りまとめています。大在循環線坂ノ市循環とも短期間実証運行ではあるものの、自家用車徒歩など、日頃の移動手段からの転換が図られなかったと考えられることや、駅や商業施設等への移動ニーズは一定程度確認されたものの、1便当たり利用者数は少数であったことから、今回確認できた買い物通院移動ニーズに対しましては、既存バス路線に接続する現行制度のふれあい交通で対応していきたいと考えております。また、JR大在駅への乗り継ぎニーズに対しましては、既存バス路線JR大在北口ロータリー乗り入れについて、今後バス事業者とともに検討を行ってまいります。 ○大石委員長   ただいまの報告につきまして、委員皆様から質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   次に、グリーンスローモビリティ実験運行事業について報告を受けます。 ○橋本都市交通対策課長   お手元資料3をごらんください。  目的ですが、本市導入を進めていますグリーンスローモビリティにつきましては、窓ガラスがなく、開放感のある車両でございます。車両の特性を生かした新たなモビリティサービスの創出を目指してまいりたいと考えております。  運行ルートにつきましては後ほど説明いたしますが、道の駅のつはるからJR大分駅を結ぶルートを考えております。また、実験運行期間中、短期間ではございますが、自動運転走行実験運行も考えており、具体的な内容につきましては今後検討することとしております。  次に、実験運行のポイントですが、交通量の少ない野津原地域では、走行速度が遅い車両の利点を生かし、手を挙げれば乗車できるフリー乗降や往復45キロメートルと同車両による運行では全国的に例を見ない足の長い活用方法であること、大分川の河川敷内の道路利用した走行空間を確保することなどについて調査してまいりたいと考えております。  次に、事業主体運行主体大分市とし、運転事業者に委託したいと考えております。車両の特徴ですが、最高速度は時速20キロメートル未満、座席対面式で定員22名となっており、1回の充電で約60キロメートルを走行できる仕様となっています。  次に、実験運行期間といたしましては、来年の4月から1年間を計画しておりますが、運行実態利用状況により、適宜見直しを行ってまいります。  運行ルートにつきましては、恐れ入りますが、3ページをお開きください。  平日の運行ルートについてですが、資料左下のななせダムを9時30分ごろ出発し、野津原支所に10時、稙田支所に10時40分、府内大橋から宗麟大橋までの大分川の河川敷内の道路利用し、JR大分上野森口へとしております。往路はJR大分駅を14時に出発し、16時ごろななせダムに戻ることとしております。  なお、野津原地域の緑色の線の区間につきましては、自由に乗降ができるフリー乗降区間としており、走行する道路につきましては、主に国道442号の旧道を計画しています。それ以外の乗降場所は、稙田支所JR大分駅を予定しております。  資料1ページ目にお戻りください。  右上(2)にございますとおり、土、日、祝日は野津原地域稙田地域で開催されますイベントシャトルバス等活用していきたいと考えており、詳細につきましては、今後各支所イベントの実行委員会の方と調整してまいります。  次に、乗車体制及び運行経費についてですが、4月から運行する車両安全運行を図るため、運転手補助者2名の運行体制とし、運行経費といたしまして債務負担行為1,500万円の予算議案を上程しております。  関係機関との調整についてですが、大分河川国道事務所運輸支局、県警などと事前協議を行っており、協力的な意見をいただいております。今後も引き続き協議してまいります。  次に、今後のスケジュール感についてですが、本議会終了後には野津原地域稙田地域校区会長さんなどの御意見を伺ってまいりたいと考えております。また、年明けに運行事業者の募集を行い、車両納車後の3月には実験運行の開始に向け、実際のルートの試運転を行いたいと考えております。  2ページをお開きください。  実験運行ルート選定考え方について御説明いたします。
     まず背景ですが、平成30年7月に市内13地域でいただいた地域まちづくりビジョン提言では、コミュニティバス自動運転車両運行など、地域公共交通に関する多数の提言を受けております。  一方で、本市では各地区拠点における循環型バスニーズ調査を、平成29年度から路線バスを用いて稙田地域大南地域など6地域運行してまいりましたが、参考欄にございますとおり、潜在的なニーズを掘り起こす結果には至っておりません。  次に、今後の展開ですが、左下の棒グラフをごらんください。  このグラフは、今年の10月にJR大分駅の上野森口と、南蛮BVNGO交流館をつなぐ自動運転バス試乗でのアンケート結果の一部でございます。試乗に使用した車両は、現在製造を進めていますeCOM‐10と同型車両でございます。グラフが4つありますが、上2つeCOM‐10に実際に乗車された方、下2つは乗車されなかった方の意見でございます。開放感のある車両について肯定的な意見や、車両の用途として観光地だけでなく日常的な活用などの御意見もいただいているところでございます。  今後は、低速運行開放感のあるグリーンスローモビリティ活用し、新たな輸送サービス創出に向けた調査を進めてまいりたいと考えております。  次に、来年4月からの実験運行ルート考え方ですが、先ほど御説明しましたとおり、グリーンスローモビリティ利用者評価が高いものの、低速運行であることから一般交通影響を与えるものと認識しております。将来的には、市域全体を対象にしたいと考えておりますが、まずは、過疎地域市域内過疎地域など、交通量の少ないエリアでの実績を重ねていきたいと考えております。  本実験運行ルートは、野津原地域では交通量が比較的少なくなっております。また、運行ルート移動需要から見た場合、稙田地域から大分地域への移動需要が多くなっている現状でございます。そのようなことから、道の駅のつはるを起点とした運行とし、交通量の多い稙田地域からJR大分駅の区間は、一般交通に極力影響が及ばないよう、大分川の河川敷内の道路活用した実験運行ルートとしているところでございます。  最後になりますが、ただいま御報告いたしました内容は、運転手が車を操作する実験運行についての概要でございます。本年度購入いたしますeCOM‐10車両には、自動運転に必要な機器を搭載していますことから、自動運転機能活用する実験につきましては令和2年度当初予算の編成の中で、検討を行っているところでございます。  自動運転車両実験ルートにつきましては、閉鎖空間に近い大分川の河川敷内での実験について、群馬大学と協議をしているところでございます。 ○大石委員長   ただいまの報告について、委員皆様から質問はありませんか。 ○板倉委員   具体的にどこの河川敷を通るのですか。 ○橋本都市交通対策課長   3ページの図面をごらんください。  色づけしているものがルートとなりますが、府内大橋から河川敷におりまして、宗麟大橋のあたりで上がって、庄の原佐野線を通ってJR大分駅まで走行することを想定しております。 ○板倉委員   土手でなく河川敷を通るのですね。 ○橋本都市交通対策課長   堤防の上を走るのではなく、下にあります、ほぼ砂利敷きとなっている防災道路走行を考えております。 ○板倉委員   わかりました。 ○大石委員長   ほかにありませんか。 ○井手口委員   後でいいですが、一般道河川敷道路をつなぐ結節点2カ所の拡大した地図、車がどういう動きをするのかが分かるものを下さい。 ○橋本都市交通対策課長   後ほど資料を作成しまして提出いたします。 ○大石委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   委員皆さんで、その他のほかの質問等ありませんか。 ○井手口委員   委員長に要望ですが、これが実際に動き始めた際には、早い段階で委員会試乗できるようにお願いします。 ○大石委員長   わかりました。  執行部からそのほかにありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○大石委員長   以上で総合交通対策特別委員会を終了いたします。お疲れさまでした。                              午後1時21分散会...