大分市議会 2019-12-10
令和元年総務常任委員会(12月10日)
令和元年総務常任委員会(12月10日)
総務常任委員会記録
1.開催日時
令和元年12月10日(火)午前9時59分開議~午後0時7分休憩
午後0時59分再開~午後1時51分散会
2.場所
第1委員会室
3.出席委員
委員長 倉掛 賢裕 副委員長 髙野 博幸
委 員 二宮 博 委 員 板倉 永紀
委 員 高松 大樹 委 員 井手口 良一
委 員 甲斐 高之 委 員 衛藤 延洋
委 員 橋本 敬広
欠席委員
な し
第3回定例会、本委員会において、井手口委員より御依頼のありました年金積立金に係る2点について御説明申し上げます。
まず1点目の年金積立金の投資先の状況でございます。お手元にお配りしておりますA4縦、タイトルに年金積立金の運用について、右肩に
市民部国保年金課とあります資料をごらんください。
本資料は、インターネットで公開されている
年金積立金管理運用独立行政法人──GPIFの2018、平成30年度の業績概況書の資料から抜粋でございます。
国内、国外の債券、株式、それぞれ上位10位までが記載されております。
国内債券は日本国債、インフラ関連、地方自治体を初め511発行体の債券を保有しています。国内株式はトヨタ自動車を筆頭に、
ソフトバンクグループ、
三菱UFJフィナンシャル・グループなど、2,380銘柄の株式を保有しております。
外国債券は、アメリカ、フランス、イタリアなど、各国の国債や外国企業等の社債など2,946発行体の債券を保有しております。外国株式の上位10銘柄は、マイクロソフト、グーグル、アップル、
フェイスブック、アマゾンなど、アメリカの
巨大ITプラットフォーマーが並んでいます。ちなみに、5位と7位にアルファベットという銘柄がございますけれども、これがグーグルグループの持ち株会社でございます。ほかにはジョンソン・エンド・ジョンソン、
JPモルガン・チェース、VISA、
エクソンモービルなど、世界的大企業の株式を保有しており、全体で2,731銘柄を保有しています。
一番下にあります
オルタナティブ資産でございますが、債券や株式など伝統的投資とは収益性の相関性が異なる不動産、道路や鉄道などのインフラへの投資及びこれに投資するファンドへの投資となります。これにつきましては、まだ始まったばかりで、額はそんなに大きくございません。
なお、GPIFのホームページでは、2018年度末の保有資産を全て公開しております。
2点目の為替リスクに対する考え方でございますが、外国債券につきまして、
為替リスクヘッジつきの債券も購入している模様です。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○井手口委員
文書表の5番のところに、「危険な運用をやめ、安全に管理すること」とあるのですが、きょういただいた、この資料が運用先になるのだけど、これが危険なのかどうかという判断、今すぐ我々にはしかねますので、これを少し勉強する時間をいただきたいと思います。よって、継続審査ということでお願いします。
○倉掛委員長
ほかに、継続審査、採決等、御意見ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
継続審査という御意見のみのようでございますので、本件は継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
御異議なしと認め、本件は継続審査と決定しました。
次に、平成29年陳情第14号、明野支所を核施設とする多
世代交流プラザ(仮)建設に関する陳情につきましては、11月29日付で陳情者から取り下げ届が提出されておりますので、取り下げを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、取り下げを了承いたします。
次に、平成29年陳情第15号、
複合型防災訓練センター(仮)建設に関する陳情についてであります。
陳情者より一部訂正願が提出されており、訂正後の文書表をお手元にお配りしておりますので、御確認をお願いします。
執行部のほうで補足説明等があればお願いします。
○
小林防災危機管理課長
平成29年陳情第15号、
複合型防災訓練センター(仮)建設につきましては、令和元年第3回定例会以降、特段補足する事項はございません。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○井手口委員
明野地区には進出企業を中心として民間企業が持っている土地がたくさんあるので、その土地を市に対して譲渡もしくは売却をする意思があるかどうかの確認をしてくれということを、以前お話をしたのだけど、その後、その辺のところはどういう状況ですか。
○
菅明野支所長
後ほど、土地の件に関しては、企画課長から説明があろうかと思いますが、譲渡の意思については、そこまで踏み込んだ話は、今のところしておりません。
○倉掛委員長
質問が出ましたので、土地の件についての資料を配付させます。
〔資料配付〕
○倉掛委員長
順番が前後しますけど、今質問が出たので、井手口委員の質問に対して説明をお願いします。
○
小野企画課長
明野支所を核施設とする多
世代交流プラザ(仮)建設に関する陳情につきまして、第3回の定例会に、
明野支所周辺の土地などについての調査に関する御質問がございましたことから、関係課と調査をいたしました内容について御説明させていただきます。
補足説明資料の資料-1、1ページをごらんください。
まず、
明野地域まちづくりビジョンの提言では、多世代が交流する
地域コミュニティーの新構築を、支所を核施設として多
世代交流プラザを建設することを要望しております。
8月に開催されました
フォローアップ会議では、現状として、市事務局より全市的な均衡を考慮した慎重な議論が必要と回答し、地元委員からは多
世代交流プラザ建設は、地域活性化のエンジンであるとの御意見をいただいたところでございます。
資料右側をごらんください。都市計画上の用途地域に関しましては、明野支所が位置します
アクロスプラザは商業地域であり、その他周辺の地域は住居系の地域となっております。
次に、2ページをごらんください。
このページは、
民間事業者提案の
明野中心部地区地区計画の資料でございます。平成15年から提出され、平成18年に都市計画課により最終告知され、面積約13.6ヘクタールにおけるまちづくりの方針が定められました。
民間地権者等の聞き取りでは、1工区の
タウンセンターゾーン及び健康ふれあいゾーンは、
株式会社トキハインダストリーが2025年までの20年間、定期借地権により、地権者である大分県
住宅供給公社、
日本製鉄株式会社より借りて、建物の所有及び維持管理をしており、建物は耐震補強済みでありますことから、当面10年から40年間は建てかえの予定等がないとのことでございました。
2工区に関しましては、現在住宅展示場や仮駐車場などで使用しているが、地区計画や用途地域に沿って、住宅用地として活用する計画であると、
日鉄興和不動産より聞いております。
次に、3ページをごらんください。
資料右側でございますけれども、
明治明野公民館の経緯でございますが、昭和60年に明治、明野両地区から交流活動の拠点として請願が出され、昭和63年に竣工いたしております。
最後になりますが、国や県の明野地区における未利用地に関しましては、未利用地はないとの回答をいただいております。
○倉掛委員長
引き続き、質疑等はありませんか。
○板倉委員
大分県
住宅供給公社と日本製鉄の土地の区分はどうなっていますか。
○
小野企画課長
資料2ページの左側を見ていただきたいのですけれども、
タウンセンターゾーン約4.7ヘクタールと書いてある、記載のところに薄っすら下地に細い線が当たっていると思いますけれども、そのあたりが大分県
住宅供給公社と日本製鉄の境と聞いております。ですので、現あけの
アクロスタウンの旧館が建っている部分は、大分県
住宅供給公社の土地であると聞いております。
○板倉委員
そうすると、日本製鉄の土地は駐車場になっているのですか。
○
小野企画課長
駐車場の位置は、現在、日本製鉄の所有地ということになっております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○井手口委員
この
民間事業者提案の地区計画というのはいつできたのですか。
○
小野企画課長
平成18年に現在の形になっているということでございます。都市計画課に確認しましたところ、平成15年から協議が始まり、数度計画を出され、平成18年に決定をしていると聞いております。
○井手口委員
この計画の地図にあるような形のものに利用区分というか、変えていくためには、どこがイニシアティブをとるということになるのですか。
○
小野企画課長
地区計画に関しましては、実際の地権者、そこにかかわっている事業者が、このようなまちの形にしたいという計画を出されて、都市計画部のほうで決定をしているという事業になりますことから、民間事業者が主体となって、この事業を行っていくと聞いております。
○井手口委員
であれば、いつからかかって、工期がどのくらいで、いつを完成のめどと考えているのでしょうか。
○
小野企画課長
民間事業者のヒアリングによりますと、この
タウンセンターゾーン、健康ふれあいゾーンに関しましては、この計画上は完了していると聞いております。
それと、隣の住宅ゾーンに関しましては、いつまでということは未定ですけれども、順次住宅地として形成を進めていきたいというふうに話を聞いております。
○井手口委員
確かに、住宅ゾーンのほうは老朽化した集合住宅がたくさんありますので、これは当然壊すなり、建てかえるなりしていかないといけないところだから、当然そういうことになるでしょうが、確認させてもらいたいのは、
タウンセンターゾーンに関しては、完成しているというのであれば、もうこれは動かないというふうに、我々のほうで判断していいのでしょうか。
○
小野企画課長
民間事業者等のヒアリングによりますと、先ほども説明させていただきましたけれども、
タウンセンターゾーンの建物の配置及び旧建物の耐震補強等は終わっておりまして、当面の間、10年以上、10年から40年の間はこの形ということを、事業者の
トキハインダストリーから聞いております。
○井手口委員
ということは、明野支所をここに置いておく限りは、今よりも大きなものにするという可能性としては非常に低いということになるのだが、そういう判断でいいのでしょうか。
○
小野企画課長
トキハインダストリーと関係課の管財課、明野支所とヒアリングを行ったときには、当然
トキハインダストリーに関しましては、銀行、郵便局、明野支所があっての
タウンセンターゾーンとなっていることから、
トキハインダストリーとしては、建物内に支所を置いてほしいと。その内容につきましては、今後店舗の
リニューアル等がございましたときには、柔軟に検討は進められるという話を聞いております。
○井手口委員
明野地域ビジョン会議のほうでは、直接今の事業者側の意向というものを知った上で、
明野地域ビジョン会議での結論に至っているのでしょうか。それとも、今の話は、私らも初めて聞くような話も一部ありましたが、
明野地域ビジョン会議のメンバーは、そのことは知らないのでしょうか。
○
菅明野支所長
明野地域ビジョン会議の委員さんの中には、タウンの情報を知っている方がおられると思いますが、そこまで詳しく、定期借地権等々までは把握はしていないと考えています。
○倉掛委員長
話が明野支所のほうにいっているようなので、まずは、
複合型防災訓練センターの陳情のほうを審査していきたいと思いますけれども、
複合型防災訓練センター(仮)建設に関する陳情に関連する質疑等であれば、引き続きお受けしたいと思いますが、質疑等はありませんでしょうか。
○井手口委員
今のところを、なぜ確認したかというと、明野全体を見たときに、
防災センターがつくれるだけの広い土地で、今現在買おうと思えば買えるというようなことも含めて、大分市が利用可能な土地というのが、まず、見当たらないのではないかというところを、私自身は現地を歩いて確認しておりますが、その辺のところの情報を共有しておかないと、陳情者に対しても失礼に当たるかと思いますので、その辺のところはどう考えていますか。
○
小野企画課長
11月に、民間事業者のヒアリングに管財課、明野支所と出向きまして、いろんなお話を聞きました。その中では、事業計画がある土地がほとんどでございまして、そういった形で民間事業者が売却とか、余剰地であるというお話は聞いておりません。
○井手口委員
もう一つ確認したいのだけど、天然塚公園のそばに、大分市が未利用の土地を1つ持っています。面積的には大丈夫なのだけど、何せ隣接する道路がない、地形的な問題もあるということがありますが、あの土地は何とかなる土地なのでしょうか。こういうものをつくろうとしたときに、考慮の対象にできるものなのかどうか、確認させてください。
○
池永財務部次長兼管財課長
明野天然塚の市有地につきましては、建物の面積的には建設は可能とは考えますが、駐車場用地、それから、委員がおっしゃられましたように、進入路部分等がございませんので、建設用地としては不向きかと考えております。
○二宮委員
複合型防災訓練センター建設の陳情が上がっているけど、荷揚町小学校跡地に防災訓練を兼ねた施設を建てる計画をしています。そういった計画があって、こういった陳情が来て、まだ距離的なものもありますが、そういうのを話し合っているのですか。
○
渡邉総務部審議監兼防災局長
荷揚町小学校跡地につきましては、
災害対策本部機能といったものを有する行政的な
防災センターというような形で考えております。ですから、
明野地区自治会連合会が要望しているような、市民がいろんな防災体験ができるセンターといったところの話はしておりません。
もう1点申し上げますと、そういった学習的な
防災センターの機能をつくるということになりますと、できるかどうかわかりませんけど、明野がいいのか、どの辺がいいのかといったことの議論も、今後出てこようかと思っております。
○衛藤委員
防災局長のほうから出ましたけれども、これの必要性というものが、まず、大分市として必要なのかどうなのかという議論からではないかと思うのです。場所がどこかというのは、それは今特定できるわけでもないし、大分市としての必要性をどう考えているのかということを、まず、お尋ねしたいと思います。
それとあわせて、本来私は、これは大分市が多額の金を出して設置するものではなくて、県におつくりいただくのが本来の姿ではないかと思います。それについて御回答ください。
○
小林防災危機管理課長
体験訓練につきましては、地震体験とか、消火訓練とか、煙体験とかございますが、そういった器具につきましては、消防局でも備えておりまして、公園、グラウンドで体験型訓練は可能でございますし、いろんな知識普及の事業につきましても職員や県の
防災アドバイザーが地域で講話等を行っているところでございまして、今現在、対応できていると考えているところでございます。
県のほうにつきましては、事務方レベルではございますけれども、防災局等に問い合わせたところ、今のところは考えていないとの回答をいただいているところでございます。
○衛藤委員
県のほうに事務方レベルでお尋ねをされたということですけど、県のほうには、この趣旨のような要望が、特段どこからもないということですか。そこまではお聞きになってらっしゃらないのですか。
○
小林防災危機管理課長
そこまでは確認しておりません。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
私から1点いいですか。陳情の中に明野創生ビジョンという言葉が出てきます。それとは別に、
明野地域まちづくりビジョンから提言が上がっております。その中で、防災訓練センターの建設というのが、何か直接建設だったか、似通った文言が入っていたと認識しているのですが、それについて、今
フォローアップ会議でどのように対応されているのですか。
○
菅明野支所長
明野地域まちづくりビジョンを作成するに当たって、以前の明野創生ビジョンがもとになっていると思います。
明野地域ビジョン会議の中でも、防災訓練センターの話が出ておりまして、前にもありましたように、明野の立地条件等々を考えて、つくっていただきたいという話は、この間の
フォローアップ会議でも出ております。
○倉掛委員長
地域まちづくりビジョンの位置づけが、私の感覚で申していいのかわかりませんけど、そういうお願いが出ているという話でしたが、あくまで地域まちづくりビジョンというのは、市が市民のほうにつくってくれという話で、提言をしてくれという話で出したものだと認識しています。その上で、地域からそういうものが上がってきていると。それに対して、今地域まちづくりビジョン
フォローアップ会議というのを進めているという認識をしております。だとするならば、その中で、どういう対応をしているのか、それがまた、今対応しているさなかでありますので、その中で、委員会でこの結論を出すということがいかがなものかというか、出せないのではないかという認識を、私はしているのですが、それで今、
フォローアップ会議でどういう対応をしているのかということを聞いたのですけど、今現状は対応中という認識でいいのですか。
○
菅明野支所長
今現在、
フォローアップ会議の中で、皆さんと協議を進めている状況でございます。
○倉掛委員長
わかりました。ということは、結論を出しているわけではないということですね。結論を出していないということであれば、委員会としては結論を出すのはいかがなものかという個人的な思いがしますし、逆に結論が出ているのであれば、これに対して賛否をということにはならないのではないかという気もしないでもないですけど、その辺の市としての認識はいかがですか。
○
渡邉総務部審議監兼防災局長
この件につきましては、先ほど課長が申し上げたとおりでございまして、いろんな体験だとか、そういったものが必要な施設だと認識しておりますが、現在は消防局の地震体験車だとか、煙体験だとか、いろんな分野で、地域に出向いて、そういった体験ができると思っています。
非常に難しいところではありますけど、そういったものが、現時点ございますので、新たにそういったものの建設に当たっていくということはいかがなものかということも考えています。我々の方針といたしましては、今のところは既存の部分、そういったものでしっかりと地域ぐるみで体験をしていただくというようなことで、自助よりも共助のところで進めていきたいというところの方針は持っております。現在、地域まちづくりビジョンに上がっているところでございますので、市民の方々としっかり意見交換しながら、今後の方向性を見きわめていきたいと考えております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○板倉委員
議論していっても、もうスペース的に土地が明野地域にはないのだから、どうしようもないのではないのですか。ましてや、これは県とか、県内各市一体となった整備促進というと、先ほど衛藤委員から出たように、県レベルの話であって、大分市がどうしてもしないといけない、明野地域でないといけないということは言えないと思うのです。防災局長からの話だったら、現地に出向いて訓練はできるわけだから、どうしてもつくらないといけないという問題でもないし、土地がないという中で、ましてや明野地域でないといけないという理由が見当たらないのです。そういうものについて議論してもしようがないというような気がします。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
○井手口委員
私も、今の板倉委員と全く同意見ではあるのですが、
明野地域まちづくりビジョンとの整合性を考えると、できれば、自主的に地域のほうで方針転換をしてもらうほうが、私は穏当だと思います。もう一度、これを継続審査にして、支所長にも御苦労していただかなければ困るけど、防災局と一緒になって、地域にもう一度きちんとした説明をして、この陳情書そのものの文章にも矛盾があります。初めのうちは、地域だけのことを考えているのが、だんだん広がっていって、とうとう県単位までなってしまったというような、文章の中でもそういう矛盾があるので、そういったところを含めて話をして、
明野地域ビジョン会議のほうでは、ぜひ、何を明野地域の住民が恐れているというか、どういう心配があるから、こういうことが出てくるのか。高齢化をしているということ、まち全体の火が消えているような状態になっていくということが心配だから、何とか活性化したいという地域の気持ちが出ているという部分があるわけですから、その辺のところは支所長が最も酌み取っていると思うので、そういうところを含めて、もう一度地域ときっちり腹を割って話をしていただきたいと思います。この陳情書そのものを、我々がここで認めるということは非常に難しいけれども、もう一回何とか地域に時間を持ってもらいたいと思いますが、支所長、いかがですか。
○
菅明野支所長
井手口委員が言われたとおり、明野地域から同様の要望書が市のほうにも出ておりますが、地域の気持ちは、陳情者と話す中、ひしひしと伝わってまいります。もう一度防災訓練センターの意義も踏まえて、お話をしていきたいと思います。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
○衛藤委員
明野地区の方から出されようが、どこから出されようが、こういったものが大分市に必要ではないかということであれば、その必要性については判断ができるかもわかりませんが、地区の有意性というのは、例えばコンサルに調べてもらったとか、ざっくりとした中での有意性をおっしゃっているように感じられるので、先ほども質疑の中で申し上げましたけれども、拠点ありきでの陳情というものは、大分市のこれからのまちづくりにおいてなじまないと私は思います。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
継続審査、それから採択、不採択ということではありませんし、この陳情そのものに対することではありませんが、地域まちづくりビジョンに対しての市の責任のあり方が問われることだろうと思います。まず、地域まちづくりビジョンをつくってくれと、主体的に市が先導してやったわけで、それに対して、今地域まちづくりビジョンができ上っている。それをフォローしていくという、今作業をやっている中で、これは私ごとになりますが、以前一般質問でもこういう懸念をしたので質問をさせていただいて、どこまで責任をとるのか、どこまでやっていくのか、どこまで応えるのかということを聞きました。この件は、まさしくそうだと思いますし、いずれにしろ市が結論を出さなければいけないことだろうと思います。地域まちづくりビジョンに対する回答といいますか、結論を出さなければいけないと思います。その結論を出すまでの、今段階でありますので、この委員会だけでなく、ほかの委員会でも今後このようなことがあるかもしれませんが、
フォローアップ会議である程度方向性が決まれば議論はできるのかなと思いますが、少なくとも、今
フォローアップ会議で協議進行中という段階で、議会として結論を出すということは、なかなか難しいのではないかという思いがあります。これは、市がしっかりと責任を持ってやらなければいけないことだろうと思いますので、私は、これはあえて苦言といいますか、お願いといいますか、しっかりやってくださいということを、この場で述べさせていただきたいと思います。
井手口委員のほうから、継続審査を求める声がありましたが、本件は継続審査ということで、御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
御異議なしと認め、本件は継続審査と決定しました。
次に、
令和元年陳情第5号、新たな平和祭の開催を求める陳情についてであります。
執行部のほうで補足説明等があればお願いします。
○
三重野総務課長
令和元年陳情第5号、新たな平和祭の開催を求める陳情につきまして補足説明いたします。
初めに、第3回定例会本委員会におきまして質問のございました、教育委員会とのかかわりについてでございますが、教育委員会へ確認をいたしましたので、説明いたします。
ムッちゃん平和祭は、昭和58年8月に、ムッちゃん平和像が平和市民公園わんぱく広場に建立された翌年の昭和59年から毎年開催されており、教育委員会としては、子供たち一人一人に平和を大切にする心情を培う観点から、各学校が平和市民公園内にあるムッちゃん平和像に折り鶴の献納を行ってまいりました。
また、このムッちゃん平和祭の一環として、昭和61年度からムッちゃん平和祭大分市小中学校弁論大会を実施してきましたが、平成28年度からは、ムッちゃん平和祭を通して培われた平和への願いをもとに、さらに広く平和のとうとさを考え、平和を愛する心や態度を育てることを目的とする大分市立小中学校児童生徒平和弁論大会として、小中学校別に地区ごとに開催しているということでございます。
ムッちゃんについての教育委員会の当時の公式見解についてでございますが、ムッちゃんが史実か否かにかかわらず、戦禍の中、一人の少女が懸命に生き抜こうとした姿を一つの教材として捉え、平和のとうとさを考え、平和を愛する心や態度を育てることを目的としてきたとのことでございます。
以上が、教育委員会とのかかわりについてでございます。
次に、去る11月27日に開催いたしましたムッちゃん平和祭実行委員会についてでございます。委員会では、今年度のムッちゃん平和祭の総括をする中、ムッちゃん平和祭のあり方について、委員の皆様から36回の歴史を重ねたムッちゃん平和祭を平和都市大分市として、今後も継続開催していくべきだ、40回に向けて前進していきたい、今後も市民の皆様に愛されるよりよいものにし継続していきたいといった御意見をいただいたところでございます。
また、ムッちゃんのお話がつくり話かとか、そういったことではなく、実行委員会が取り組んでいるムッちゃん平和祭というものは、子供たちに平和を考える機会となるものであり、戦争というものを他人事に考えず、平和を推進する心を育てていければいいと思うといった御意見をいただいたところでございます。
ムッちゃん平和像は、全国各地の平和を願う方々の浄財をもとに、ムッちゃんという特定の個人ではなく、抽象的な薄幸の少女の偶像として平和祈願のシンボルとして建立されました。ムッちゃん平和祭は、こうした平和像に込めた思いを受け継いで実施してきたものでございます。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
前回も確認したと思うのですが、ムッちゃんが存在したとしてやっているのではなかったですよね。とすると、ここの陳情の文章が事実ではないということになりますね。
事実ではなかったとして、何か平和祭を開催するのに問題があるとお考えですか。
○
三重野総務課長
ムッちゃんの存在については、事実かどうかという確証は得られておらず、事実かどうかというのはわかっておりません。それは、ムッちゃん平和祭を開催するに当たっては、そういったことではなく、ムッちゃん平和像が平和の象徴というシンボルという形で建立され、それをきっかけにムッちゃん平和祭が開始されておりますので、事実かどうかといったこととは関係ないと考えております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等ありませんか。
○衛藤委員
三重野課長から、実行委員会の中でこのまま推進してほしいというような御意見があるというのがありましたけど、前回も説明していただいたかもしれないですけど、実行委員会はどういう団体の方々が入っているのですか。
○
三重野総務課長
ムッちゃん平和祭実行委員会としましては、市、それから、地元実行委員会、それから、ムッちゃん平和像愛好会というものがございます、その代表者、それから、報道機関等の代表者といった方で構成されております。
それから、地元実行委員会というものがありますが、そちらは、津留、東大分及び近隣の自治区内のさまざまな団体などですけど、各地区の代表者でございます。
○衛藤委員
今までその中で、ここに出ているような御意見ということは全くなかったということでいいですか。
○
三重野総務課長
そういった意見は出ておりません。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○板倉委員
ムッちゃんは存在したとは、ちゃんと言ってないし、この事業は長年、史実かどうかではなくて、ムッちゃんの平和像とか、物語として今日まで続いてきているということを考えたときに、これは平和教育の一環として続けていっていいのではないかと思いますし、この陳情については、当たらないというように思いますし、不採択でいいと思います。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
○衛藤委員
私は、この提出者の方がおっしゃっている、新たな平和祭の開催ということについては否定的な思いは持ちませんけれども、これまで続いてきた経過とか、ムッちゃんに対する思いとかも十分聞かせていただいたので、私も不採択と思います。いつまで引きずってもいけないと思いますので、そろそろ結論を出したほうがいいかと思います。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
では、採決を求める声がありましたので、採決をいたしたいと思います。
採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。
本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○倉掛委員長
挙手なしであります。よって、本件は不採択と決定いたします。
次に、新たに付託されました
令和元年陳情第8号、明野支所の建設に関する陳情についてであります。
それでは、執行部より補足説明をお願いします。
○
池永財務部次長兼管財課長
令和元年陳情第8号、明野支所の建設に関する陳情につきまして補足説明いたします。
明野支所の現状でございますが、
株式会社トキハインダストリーが所有するあけの
アクロスタウンの1階及び2階部分に事務室、会議室、当直室等として、合わせて751平方メートルを借用しております。このうち事務室及びロビーの面積でございますが、それぞれ200平方メートル、120平方メートルとなっております。なお、現在の家賃でございますが、共益費や駐車料を含め年間1,486万5,408円となっております。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○衛藤委員
支所長にお尋ねしますけれども、今の職員の置かれている事務のスペース、それから、市民の方が来られたときのロビーの狭隘というようなことについては、どういう状況か説明をしてください。
○
菅明野支所長
衛藤委員から言われました件ですが、事務のスペース的には、大体皆さんが待つところは100平方メートルぐらいとなっております。4月の繁忙期等になりますと、お客さんが外に並ぶというような大変手狭な状態ではあります。これがいつもかいうと、そうではありませんが、明野支所といたしましては、年間9万5,000件を超える申請書の受け付け等々を行っております。この事務をこなすに当たりまして、スペース的には少ないのではないかというところは感じております。
また、今年度カウンターの向きをL字から一直線に変えまして、自治委員さんが来られたときに対応できるように、机等を置くスペースを確保したところであります。
○衛藤委員
今ある執務スペースの隣は会議室という名称になっているのですか。職員が休憩するときのスペースは、たしか同じフロアになかったのではないですか。
○
菅明野支所長
横の入り口のところは、会議室となっております。休憩室は2階に設けています。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○甲斐委員
この要旨の真ん中あたりのところに、「現施設(支所)をこれ以上拡張することは」という点があるのですけど、先ほどの説明だと、何か店舗の何かをするときに、相談ができないこともないような話をしていたように記憶しているのですが、そこら辺と、この文言との整合性というか、実際どうなのかというのを教えてください。
○
池永財務部次長兼管財課長
先ほど一部御説明したとおり、現行の明野支所の拡充については、
トキハインダストリーと協議する中で、今後店舗の見直し等を行う際には、明野支所も含めて検討の余地はあるということでお伺いしております。
○倉掛委員長
ほかにありませんか。
○二宮委員
これは地元の方々が心配してくれている陳情です。明野の周りの何万人かの人口で、そのスぺースでは手狭ではないかというのを、内部で検討を相当しているのではないですか。相当狭いと思うのです。
○
菅明野支所長
地元の自治委員さんとそういう話はしております。また、地域まちづくりビジョンに戻るのですが、ビジョンの中で、明野地域の核となる施設として欲しいということです。
○衛藤委員
今回多
世代交流プラザを取り下げて、明野支所のことについて出されておられるのは、前回私も指摘をさせていただきましたけど、地区公民館ができて、交流プラザというか、そういう多世代にわたる施設がありながら、新たにまた、便利だからといって、みんなが集まりやすいあけの
アクロスタウンにそういうものをつくるということについては、私はいかがなものかと思ってきましたが、今回支所に特化して、そういうことからかというふうに、私は推測しているのですけれども、私が一つだけ納得がいかないのは、あけの
アクロスタウンの南駐車場というものを指定してきているということについて、私は、ここは定期借地で日本製鉄が持っているということがありましたけれども、仮定の話ですから、できないというかもしれませんが、そこまでは話はされてないのですか。大分市が、例えば、ピンで出てきている南駐車場に新しいものを建設するといったときに、日本製鉄としては、それでよしとするのか、あるいは
トキハインダストリーとしては、今でも駐車場が、はっきり言って手狭だろうと思います。決して潤沢にあるわけではありません。そこについては、先方2つのところの御見解みたいなものは、仮定の話として聞いておられるのですか。
○
池永財務部次長兼管財課長
地権者の日本製鉄と協議する中では、現在20年間の定期借地で、2025年まで
トキハインダストリーのほうにお貸ししているということで、今後については、定期借地権が切れる2025年の2年ぐらい前には、
トキハインダストリーの今後の意向を聞いて判断したいという回答をいただいたところでございます。
○衛藤委員
あそこに建つことによって、構造がどうなるかわかりませんけど、駐車スペースが減っていくことについて、
トキハインダストリーとは特に聞いてないのですか。
○
池永財務部次長兼管財課長
委員のおっしゃいますように、
トキハインダストリーとも協議したのですけれども、先ほど申しましたように、通常でも駐車場がいっぱいになっている状況ですので、今後も必要性はあるというのはお伺いしております。
○板倉委員
視察もしましたし、支所が狭いというのは、もうはっきりしているし、特に、施設的には
トキハインダストリーの管理の中では防災とか、そういった危機管理的な機能も欠けるというような状況はわかっているわけでありますし、さっき衛藤委員から出たように、南駐車場の土地について、2025年で切れるわけですから、それに向けて、
トキハインダストリーも施設内に支所があってほしいという希望もあるわけですから、
トキハインダストリーと日本製鉄と話しながら、そこに新しい施設をつくる方向で、具体的に、もうその方向で進めるような考えを持っていいのではないかと思うのですが、話の中で根回しはしているわけですから、完全にだめというようなことではないので、2025年に向けて、そういう方向で考えていくということを検討してはいかがかと思いますが、見解をお願いします。
○
池永財務部次長兼管財課長
トキハインダストリーとしましては、南駐車場については、今後も必要性があるということで、2025年以降駐車場として確保したい旨の考え方はあるようにありますので、その辺もありますが、今後も協議は続けていきたいと考えております。
○板倉委員
この状況を見たとき、必要というのはわかっているし、いろんな面で必要だから、駐車場が足りなければ立体にしていくとか、いろんな方法があると思うのです。その上を駐車場にするとか、いろんな方法もあると思いますので、日本製鉄と
トキハインダストリーと、そういう方向をいつ出すか、だめならだめで早目に次のことを考えなければいけないと思うけれども、やっぱり方向だけでも早く出すべきではなかろうかと思います。
○倉掛委員長
先ほどの防災訓練センターと同様に、これも地域まちづくりビジョンで出ていましたよね。何度も言いますけど、
フォローアップ会議で市と明野地域とで話を進めていっているはずです。その中で、地域まちづくりビジョンで上がってきていて、今どのような協議を行われているのでしょうか。市としてどのようにお考えなのでしょうか。それをまず聞かないと、話ができないのではないですか。今、板倉委員が言っていたことも含めて、市がどのように今、
フォローアップ会議を進めていっているのか。どういう考えで、どういう話をしているのか、どういう認識を持っているのか、まず、それを御説明いただければと思います。
○
菅明野支所長
フォローアップ会議の中では、ここでお話をしたように市の取り組みとして、現状、老朽化施設等が多くあるということから、早急な建設はもう少し議論してからがいいのではないか、また、地域から市議会に陳情を出していることから、その方向性を見定めていきたいと話をしております。
地元としては、先ほどから出ていますように、核となる施設になるものが欲しいということで、実現に向けて取り組んでいきたい、要望を上げていきたいということでございます。
○倉掛委員長
陳情が上がっているのでという話が出ましたが、さっきから言っているように、位置づけなのです。地域まちづくりビジョンは、市が主体的に、市が先導してお願いをしてつくってもらったものであります。それで、市民から提言が上がってきている。それに対しては、つくってくれといったときに、それに対して、市として意見をいただいて、それをもとにまちづくりをしていきたいからということが前提で、それを出しています。それに対して上がってきたものに対してフォローしていくのは当然の話です。最初の約束なのだから。だけど、その段階で、市議会に陳情が上がっているから、陳情を見て回答するなんていうことは、私としては考え方がおかしいと思うのですが、そこがはっきりしないと考えられないのです。どうお考えですか。
○
小野企画課長
委員長が言われているのは、全体の地域まちづくりビジョンの考え方みたいなところだと思うので、毎度言わせていただいているのですけれども、実際市内13地域まちづくりビジョンでは、43の提言、それと将来像の実現に向けた174の取り組みを提言としていただいております。その提言に関しましては、市の総合計画や各種個別計画等の各種計画、それと各種施策との整合を図りつつ検討を進めなければならないと考えております。当然全市的なバランスや地域の特性を考慮して、当然実現できるもの、優先度を整理しながら、地域と一緒になって将来のまちづくりの実現に向けて取り組んでいくというスタンスでございます。以前も本会議の一般質問でも答弁させていただいているとおりの考え方で、現在全体を整理しているところでございます。
○倉掛委員長
フォローアップ会議の中で結論として出して、そっちの方向に行きますとなってからであれば、市議会の意見等を参考にということはわかるのです。ただし、これが今
フォローアップ会議でどういう結論を出そうかという中で、市議会の意見を待ってということになれば、市議会としては結論を出せないです。
フォローアップ会議の中で、市議会に陳情が上がっていて、市議会が出した意見がもとになるというのであれば、地域まちづくりビジョンを実現しようと思った自治会はどんどん上げてきます。実際執行権がこっちに来てしまいますよ。地域まちづくりビジョンが上がって、市議会に上がって、フォローしている最中に上がってきて、それに対してということになってしまえば、行政はそれをノーと言えるのですか。そこら辺の優先順位をはっきり答えていただきたいのです。でないと、結局両方継続みたいになっていきます。
何回も言いますけど、
フォローアップ会議で一定の結論を出した後であれば、ある程度議論できると思うのです。だけど、まだ、これ出してください、市は回答しますからと言っている。そして、その間で市議会の陳情があるからって待っている。じゃあ、最初に出してくださいと言ったときに、何で出してくださいと言ったんだという話になりませんか。もし、ここで結論を出せないのであれば、しっかりと、市として一定の見解を出していただきたいというのが、私の要望であります。正直、そこが出ない中で審査をするのはいかがなものかと、委員長として、なかなか運営がしにくい部分はあります。
○
小野企画課長
執行部といたしましては、毎年
フォローアップ会議を行いながら、当然今回のように、少し変わった部分も出てくる話になりますので、その部分もしっかりと地元と議論を進めてまいります。その中で、先ほど委員長言われましたとおり、議会でも審議をされているのであれば、当然その状況も、市民の皆様にはお知らせする中で、執行部と議会、それと地元の方の中で議論を進められるものだと考えております。やはり、こういった個別案件のことにつきましては、しっかりと地元の方の御意見を聞きながら、実現できるもの、それと、実現可能なものに関しては優先度を整理しながら、各種計画等を盛り込みながら、将来のまちづくりの実現を進めていきたいと考えております。
○倉掛委員長
いや、課長、私が言っているのは違うのですよ。例えは悪いけれども、こうやって地域まちづくりビジョンで上がってきました。そして、議会に陳情が上がってきました。市は、
フォローアップ会議で、地域の方と協議中だと。その段階で、議会が、もしそれをノーと言ったときにどうするのですか、という話なのですよ。地域まちづくりビジョンをつくってくれと言っておいて、つくりました。それに対して、今、市と協議しています。市は話を進めている。その中で、地域が議会にこうやって陳情を上げてきました。議会で、仮に、それがノーとなったときに、
フォローアップ会議をどうするのですか、ノーとするのですか。だったら、何のために地域まちづくりビジョンをつくらせたんだみたいな話になりませんか。イエスならいいですよ。両方が応援していくとなればいいけど。でも、それは結果ありきで審査するというものではないから、審査をしていいのかという話なのです。そこの見解をいただきたい。
○
小野企画課長
仮の話でございますけれども、仮に事業に対して、議会よりノーという御意見をいただいたことについては、執行部としても重く受けとめて、その内容がどういった形でノーだったのかどうかも含めて、地元の方と議論して、どのような対策ができるのかというのを検討していかなくてはならない。仮の話でございますが、そういった事態になったときには、そういう議論が必要だと考えております。
○倉掛委員長
そうなったら、議会と行政は対立しますよ。そうなりませんか。
○井手口委員
今、対立という言葉を使ったけど、対立どころか、執行権の放棄になりますよ。それをわかって言っているのでしょうか。これ、ちゃんとした人が答えてくれないと困ります。
○二宮委員
この陳情は執行部の環境整備のことで、明野支所の職場が手狭というのを、地元の人たちが言ってくれる陳情です。地域まちづくりビジョンの中で出てきているのですけど、手狭ということについてはどういう話をしているのですか。内部ではある程度考えがあるのではないですか。明野の団地がだんだん空き家になってきているので、また人口が減って、この支所でも間に合うという、そういう考えを持っているのですか。
○倉掛委員長
まず、先に井手口委員の質問に対してお願いします。
○西田市民部長
最終的に、執行権は執行部が持っておりますので、地域ビジョン会議の中で市民と話し合ったことについては、やるか、やらないかという最終的に決定して、議会に提案するのは市長でございます。市長が議会に提案して、その分を議会で議決をいただけるかいうのは、また別の問題でございますので、今回の陳情につきましては、二元代表制のもとで両方の部分に、執行部で考える部分と、あるいは議会のほうには別で、住民の方が陳情されたと思いますが、それはまた別の動きだと認識しております。我々は、
フォローアップ会議の中でしっかりと執行部としてどうしていくかという結論を出すべきと考えております。
○井手口委員
であるならば、先ほどのように、議会が検討をしているから、その結果を待ってという話にはならないはずなのです。その辺のところを踏まえて、もう一度聞きます。
○西田市民部長
議会の陳情をもって執行部は判断するということの発言、誤解されたことは、そういうことではないと。執行部は執行部としてしっかりと判断してまいりたいと思っております。
○井手口委員
先ほどの防災訓練センターのときに言ったように、我々としては、これはもう話にならないという思いがあるけれども、それでは地域まちづくりビジョンとの整合性がとれないだろうから、時間を差し上げるから、皆さんのほうでその辺の調整をしてという話をしたのです。大体チェック機関である我々が、そういう配慮をしなければならないこと自体が、執行部の側としては恥ずかしいと思わないといけないです。この件に関しても同じことが言えます。
トキハインダストリーは出て行ってほしくない。地域住民も
トキハインダストリーと一緒でなかったら便利ではないから、あそこになければいけない。じゃあ、スペースはありませんと、こういう状況なのです。我々としては、そういう状況だから物理的に無理ですという結論を出すのは簡単なのですけど、それでは地域ビジョン会議が丸潰れになるだろうということなのです。それを委員長も心配しています。
○倉掛委員長
部長、先ほどのお話もそうなのですが、大変失礼な言葉かもしれないですけど、根本的に、いわゆる議会と行政のシステムもしっかり理解をしていただきたいのですが、先ほど部長は、地域ビジョン会議の件は、最終的に市長が決断を出す、市長から議会に議案として上程すると、議会で審議いただくということだったのですけど、よく考えてください。地域まちづくりビジョンの
フォローアップ会議で、まだ協議をしている最中に、議会が陳情なり、請願なりで上がってきたものに対してノーをしたとします。それを市長が、そうではない方向性を出して、議会に出したところで、議会が承認するわけないです。だから、そういうことにはならないでしょうと言っているのです。ということは、議会が陳情なりをノーにしてしまったら、地域まちづくりビジョンは、行政はどうしたって議会が出した結論しか出せないのですよ。だから、そういうことも含めると、これは議会に陳情で上がってきた分を、執行部がどうこうすることはできないですよ。ただし、我々としては、議会としては、そういうふうに考えているけれども、執行部としてはいかがなのですかということを、さっきから聞いているのです。そうしたら、さっきの答弁で、議会の結論を見ながらという話でしたので、そうではないのではないかという話です。
○西田市民部長
地元と、いま一度しっかり話をしてまいりたいと考えています。
○倉掛委員長
それもあわせて、
総務常任委員会だけではなくて、ほかの委員会でも起こりかねないので、しっかり持ち帰って、市長とも、それから部長同士なんかの会議で、ある一定の方向性というか、考え方をしっかりまとめてもらわないといけないと思います。そこはよろしくお願いします。
二宮委員の質問に対してお願いします。
○板倉委員
二宮委員と関連するから、市民部長に聞きたいのですが、明野支所は、出張所から支所にしたということは、機能的に必要だから支所になったわけです。支所になって、こういう狭隘とか、機能的にほかの支所に比べて劣っていると、やっぱり不公平さがあります。そういう問題に対して、今後どうしようと考えていますか。
○西田市民部長
先ほども支所長が申しましたとおり、来られる市民の数に対しまして、スペースが狭隘であるということは事実だと認識しておりますので、今現在の場所の中で考えられる、先ほど申しました面積を拡張する、あるいは新たな方策を考えるということは、喫緊の課題として解決していかなければならないと考えています。
○二宮委員
この陳情が、議会に上がってくる自体がおかしいです。執行部の職場のことを心配しての陳情ですので、執行部がちゃんと地元の方と話し合いをしていただけたら、こういう陳情は上がってこないと思うのです。そのことで、質問が出ても、手狭というのがわかっていて、どうするか考えてないから、委員長が進められない。そこは、今西田部長が言ったように、よく地元の方々と話していただきたい。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
ないようであれば討論に入ります。
討論はありませんか。
○二宮委員
継続審査です。
○衛藤委員
先ほども触れましたけれども、手狭であるということは、多分多くの人が理解しているのだろうと思うのですけど、あけの
アクロスタウンの南駐車場ということで、ピンで言われることについては、私は非常に抵抗があります。さっき
トキハインダストリーの話で、リニューアルがあるというような話も、機会もあるのだろうと思うのです。そのようなときに、例を出せば、ユニクロがなくなって、広いエリアに今度書店が入るとか、いろいろありますけど、そういうことが生じてくる中で、検討ができるのではないかと思ったりするのです。ですから、私は、ピンでされるとちょっと納得ができないという思いがあります。
できれば、差しかえていただきたいと、取り下げして、また出していただきたいと思います。
○井手口委員
私も、もう一度チャンスという意味では、次に上がってくるときには、こういう文章ではないことを望みます。話は似ているのだけど、トキハわさだタウンのことを考えたら、稙田の商業中心地域と稙田の市民行政センターの距離を考えれば、今まだ利用区分が決まっていない住宅ゾーンのところに明野にふさわしい市民行政センターを建てることだって可能なはずです。もともと出張所を支所にしたというのは、野津原とか、佐賀関のような支所のあるところで、その人口規模を考えたら、バランスに欠けるというところで支所にしたのだから、当然ながら支所にするのであれば、その機能全部を、少なくとも野津原支所や佐賀関支所と同じぐらいの規模には持たせてくれという話が、地元住民から出るのは当たり前です。だけど、それをやるには、物理的に無理ということで、議会としては少なくともこの文章には応えられない。その辺のところを地元にきちんと話をして、市民行政センターが欲しいのか、あけの
アクロスタウンの中に便利な受付があったらいいのか、その辺のところもきちんと詰めていただきたいと思います。継続審査でお願いします。
○倉掛委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
ただいまいただいた意見を集約しますと、継続審査という御意見がありましたが、本件は継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
御異議なしと認め、本件は継続審査と決定しました。
次に、
令和元年陳情第9号、大分市上野丘東地区の
防災用地取得に関する陳情についてであります。
執行部から補足説明等があればお願いします。
○
小林防災危機管理課長
令和元年陳情第9号、大分市上野丘東地区の
防災用地取得に関する陳情について補足説明をさせていただきます。
資料といたしまして、A4縦の上野丘東自治区周辺の図面をお配りしておりますので、ごらんをいただきたいと思います。
陳情を提出された方から、上野丘東地区というのは、上野丘東の自治区を想定されていると伺っております。上野丘東の自治区は、大分上野丘高等学校の東側に位置し、大分県立芸術文化短期大学と芸術緑丘高等学校を含むエリアとなっております。
次に、災害に備えた備蓄についてでございますが、食料や飲料水につきましては、県の災害備蓄物資等に関する基本方針に基づきまして、南海トラフ地震により市内で想定される最大で約9万4,500人の避難者に対して、その3日分を、本市と県の公助で3分の1、民間流通で3分の1、自助共助で3分の1を備蓄することとしておりまして、約14万食分の食料と、2リットルのペットボトルを1万5,000本で3万リットル、また、6リットルの給水袋2万枚を備蓄いたしております。燃料につきましては、湯沸し等カセットコンロ用のガス約2,000本を備蓄しております。
これらの避難所等で使用する備蓄物資につきましては、大規模災害時にも迅速に使用できるよう、市内の小中学校等の空きスペースを活用した分散備蓄を進めているところでございます。
なお、平成29年総務分科会事務事業評価におきまして、全ての小学校区内に備蓄拠点を拡充し、より細やかな被災者支援体制の構築を図る必要があるとの評価をいただきましたことから、平成28年度53カ所あった備蓄箇所を昨年度までに4カ所拡充し、本年度も2カ所拡充することといたしているところでございます。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○衛藤委員
備蓄の話がありましたけど、議会の事務事業評価の中で、中学校までだった備蓄について、小学校まで拡充という意見が出て、たしか今中学校から小学校まで広げられたのではないかと思いますけれども、執行部としては、それでも不足だとお考えなのかどうか、再度お答えください。
○
小林防災危機管理課長
備蓄については、避難所ですぐ対応できるように分散備蓄をしておりまして、総務分科会の事務事業評価でいただいた御意見のとおり、私ども進めているところでございまして、今後とも分散備蓄の方向で進めていきたいと考えております。
○衛藤委員
57カ所分散備蓄をされていることで賄えると私は思いますけれども、その辺の御説明は、もう既にされた上で、この提出者の方は出してこられたということですか。
○
小林防災危機管理課長
提出者御本人は、津波の被害から、上野丘のほうに逃げてこられるということでお話をされました。津波の想定エリアの御説明をさせていただきましたし、分散備蓄の御説明もさせていただきましたし、分散備蓄につきましては、近くに上野丘中学校がございまして、J:COMホルトホール大分もございますので、その辺の事情もよく説明させていただきましたが、想定外がいつ起こるかわからないということをずっと言われていまして、御納得いただけなかったところでございます。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
○板倉委員
この陳情は、土地を取得してくれというような陳情なので、しようがないと思いますし、採決してほしいと思います。
○衛藤委員
提出者の方がどうだということではありませんけど、地域の要望があるということなら少し検討の余地はあるかと思うのですけど、分散備蓄が広がれば広がるほど、取りに行って、また避難住民の皆さんのところに持っていくという、そういうことも大変影響されるわけで、今計画的に57カ所に分散備蓄をしてきているような経緯があるわけですから、議会としても中学校から小学校まで拡充するようにということでの要望を出して、今日に至っていますので、そこで賄えると私は思いますので、不採択というふうに思います。
○倉掛委員長
そのほか討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
それでは、採決を求める御意見がありましたので、採決いたします。
採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。
本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○倉掛委員長
挙手なしであります。よって、本件は不採択と決定いたします。
次に、予算議案の議第98号、令和元年度大分市
一般会計補正予算(第3号)第1条歳入歳出予算の補正のうち、歳入の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 6ページ~ 歳入について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第1款議会費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 10ページ~ 第1款議会費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第2款総務費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 12ページ~ 第2款総務費について説明〕
○倉掛委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第3款民生費のうち
国保年金課関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 26ページ~ 第3款民生費のうち
国保年金課関係について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第4款衛生費のうち葬斎場費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 42ページ~ 第4款衛生費のうち葬斎場費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第9款消防費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 76ページ~ 第9款消防費について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、歳出、第10款教育費のうち、
市民協働推進課関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書② 86ページ~ 第10款教育費のうち
市民協働推進課関係について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第3条債務負担行為の補正、第3表中、当委員会所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書① 7ページ~ 第3条債務負担行為の補正のうち当委員会所管分について説明〕
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○井手口委員
駄原運動総合公園トレーニング施設について、その場所が正確にわかる地図を示していただきたい。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
図面を持っておりますので、今から配らせていただいてよろしいでしょうか。
○倉掛委員長
はい。
〔資料配付〕
○井手口委員
当委員会が始まる前に、個別に会派に同じような説明があったと思いますが、我々のところでは、最初は、赤く囲まれている4つが、それぞれ候補地として示されていました。それが、今、建設予定地に変わっております。変わった経緯と、それから、ここに決定した理由を教えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
今お配りした資料におきましては、建設予定地の案であります。そして、そこが今一番適していると考えております。その理由につきましては、まず、ほかの場所を何カ所か検討いたしましたが、第1駐車場、第2駐車場につきましては、公園の真ん中にありますことから、テニスとかランニングとか、現在の施設の利用者の方が中心的に使う場所であると考えております。その場所には、身障者用の駐車場もございます。そういうことを考えまして、それと、あと、中心部の駐車場の台数を減らすべきではないということが1点。
それともう一つ、ことしの10月に、
東京オリンピックに向けて来年フィジー共和国のキャンプが来るということが決まりまして、当初レンタルで対応するということも考えておりましたが、キャンプが来るたびにレンタルを繰り返すということは、非常に不経済であると考えまして、常設のものをつくっていくべきだと考えた中で、7月にフィジー共和国が来ますが、6月の中旬ぐらいまでに完成させることができる場所は、お配りした図面の北東の角の駐車場のところが、今の時点で最適だと考えております。
そこの駐車場につきましては、例えば、この間の大分舞鶴高校と大分東明高校の全国高校ラグビー大会県予選の決勝がありましたが、そういうたくさん人が来るときにはあける駐車場ですが、通常は閉鎖をしております。通常は第1、第2駐車場を使っていただくという形の中で、一番影響が少ない場所であるということを踏まえて、今現時点で、そこがいいのではなかろうかという案であります。
○井手口委員
まず、今の説明を聞くと建設予定地は決まったものではない、案であると。それなのに、なぜ4箇所のそれぞれが建設予定地だったはずなのに、この資料には建設予定地ではなく、ただ駐車場という使用区分のみ限定して書いてあるのでしょうか。説明資料としては不備ではないですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
申しわけありません。そういうつもりでつくったのではありませんで、現時点での候補地、最も有力である候補地と考えております。
○井手口委員
もう一度聞きます。我々の会派に事前に説明に来たときには、4箇所全てが候補地となっていました。きょう、これを見る限りは、建設予定地に変わっています。その変化の経緯を聞いています。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
先ほど申し上げましたさまざまな事情を考慮した中で、現時点で、今お配りした図面にある場所が一番適しているのではないかと考えております。経緯といたしましては、先ほどの御説明した内容をいろいろ検討した結果であります。
○倉掛委員長
井手口委員が聞いているのは、説明をしてから書類が変わった、その間にあった時系列的な経緯を説明してくださいと言っています。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
会派の皆様に御説明に行ったときも、おおむね今と同じような考え方を持っておりました。そこを会派に説明させていただいてから今日まで、そこがなぜいいのか、そこありきで話をしたわけではありませんが、改めてほかの場所がどうなのかということを検討した結果が、先ほど説明した内容で、やはりその場所がいいと、現時点では最も適しているのではなかろうかと考えております。
○倉掛委員長
それで、説明書類が変わったということですね。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
説明書類は、債務負担行為を計上させていただく中で、候補地を出すということも考えられますが、ここが一番いいのではなかろうかという案をもって御説明させていただくのがいいかと思いまして、その資料を配らせていただきました。
○井手口委員
その部分に関してはよしとしましょう。では、今から、さまざま検討した、その内容について幾つかお聞きします。
まず、この施設は、フィジー共和国の合宿のためだけにつくられるものですか。それとも、それ以降は、何らかの形で市民が使えるようになるのでしょうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
このトレーニングジムは、フィジー共和国の合宿に間に合わせるとともに、常に合宿が来ているわけではありませんので、市民の皆さん、そして、競技力向上を目指すアスリートの皆さんに使っていただきたいという施設であります。
○井手口委員
この建物の管理者は誰になるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
その建物につきましては、トレーニング機器とかを置きますので、管理者といいますと大分市ですが、実際の現場では、市民の方に一般貸し出しをする時点で、トレーナーの方などを置いていくということを、現時点で考えております。まだ、その時期等について、いつから、どういう形でやるかという具体には至っておりませんが、管理人を置いて、安全などにも配慮しながらトレーニングができるような体制を整えていこうと考えております。
○井手口委員
駄原総合運動公園全体の管理者は誰ですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
全体の管理者が、大分市シルバー人材センターの方に委託をして、管理棟で鍵の貸し出し等を行っております。
それと、全体の管理者は、当然大分市ですが、駄原総合運動公園全体の、テニスコートとか、そういうことを含めた管理をお願いしている委託先は大分市シルバー人材センター、そして、新たな事務につきましては、特殊なトレーナーとか、そういう資格とか、そういう機能も必要であると考えておりますので、大分市シルバー人材センターの方とは別に置くことを考えています。
○井手口委員
大分市シルバー人材センターの方たちが常駐する場所はどこになるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
大分市シルバー人材センターの方は、スタンドの横の管理棟の中に、朝の7時ぐらいから夜の9時ぐらいまで常駐しております。
○井手口委員
であるならば、普通の感覚で言うと、管理棟の隣接地、ウオーキングのためなのか、ランニングのためなのかわかりませんが、ランニングコースを挟んだ反対側の第1駐車場の三角形の狭くなっている部分で、車の駐車がしにくいような場所を選んで建てるというほうが、本来的には市民にとっても利便性が高いはずですが、そうせずに、この一番端に持っていった理由は何ですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
現時点で、そこの三角の部分には、障害者の駐車場が5台、そして、
自転車、バイクも含めてとめるようになっています。そこの駐車場は、公園全体の利用者の方が、非常によく利用している場所で、朝から管理人が帰る午後9時過ぎまで、そこの駐車場は常時開放して、テニスであったり、ランニングであったり、公園利用者の方が自由に来て使える駐車場としてあけております。
一方、今そこで案として示しております場所は、大きなイベントがあったときに中心部の駐車場があふれるときに開放している駐車場であります。そういうことを踏まえて、現在の利用者の利便性を低下させないということを十分考慮した中で、北東の角の駐車場部分がいいのではなかろうかと考えております。
○井手口委員
一度使用区分を決めたところが建設予定地になるぐらいです。第1駐車場の中にある身障者用の駐車スペースが、ここでなければ絶対にならないという理由は何ですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
ほかの駐車場で、車の幅の枠を変更したりして、新しくつくることは可能であると思います。そこでなければ絶対だめという理由はないと思います。ただ、例えば、一般の駐車場が5台あるところに新たに身障者用の駐車場を置けば3台の枠をつくり直すとか、そういうことを考えなければいけなくなるということもあると考えております。
○井手口委員
4つある選択肢の中で、今のこの第4駐車場以外のところに建設するとしたら、フィジー共和国のキャンプには間に合わないということでしょうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
第1駐車場、第2駐車場につきましては、国庫補助金が入っております。この国庫補助金が、第1駐車場、第2駐車場全体で額として1,100万円。仮に400平方メートル程度で面積案分するとすれば、六、七十万円という金額になるのですが、まず、国庫補助金の返還を検討するために、過去の大分市でありましたほかの事例を踏まえますと、大体事前の国との交渉が三、四週間、そして、いいですという話ができてから、書類のやりとりに、また三、四週間、大体2カ月近く余分にかかる時間が生じてきます。それを考えたときに、フィジー共和国が来るときに完成させなければいけない6月中旬から逆算いたしますと、その2カ月はとれない。市民のためではありますが、フィジー共和国に間に合わせるというのも一つの大きなミッションとして考えたときに、それを間に合わせるためには、国庫補助金が入っていない場所に設置するのが、今の選択肢の中で最もいいのではなかろうかと考えております。
○井手口委員
先ほど、もともとはフィジー共和国のキャンプ用には、機器をレンタルして、それを供与するということを計画していたという話がありました。機器をレンタルして供与する場合には、場所はどこになったのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
ラグビーワールドカップのときには、1カ月の期間限定という形でありましたので、その三角地のところにつくりました。ラグビーワールドカップと同じ場所も候補地の一つではあったかと思いますが、仮設を置くかどうかという議論の中で、仮設よりは常設のほうがいいと判断して、今の手続に入っているところであり、仮設を具体的にどこに置くかという詳細な議論はしておりません。
○井手口委員
この第4駐車場の建設予定地では、市民は不便だと考えております。一方で、フィジー共和国との国際的な約束がもうできていて、これをつくるから、ぜひとも来てくださいということになれば、また少し考えなければいけないところがありますが、その辺はどうなっていますか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
フィジー共和国のオリンピックの事前キャンプにつきましては、トレーニングジムを用意するということは言っておりますが、建設をするというようなお話はしておりません。したがって、当初仮設で対応しようと私どもとしては考えておりました。
○井手口委員
フィジー共和国は、来年来るとして、その後何回来るのでしょうか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
フィジー共和国がこの後どのくらい利用するかということは未定でございます。
○井手口委員
ということは、フィジー共和国に間に合わせるために、この第4駐車場でないと困る。だけど、ここにつくってしまえば市民は不便、あるいは管理者は不便というようなことが未来永劫続くことになる。恐らく三、四十年はこの施設は、次の建てかえまでは使えるでしょうから、その期間中ずっと、そういう問題を抱えていくことになる。フィジー共和国は1回だけれども、市民は30年、40年の間、そういう環境に耐えなければいけないということになります。その辺のところをどう比較して考えますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
まず、ここの場所が中心部ではなくて使いにくいということでありますが、先ほどのラグビーワールドカップのときに置いた三角地のところに置いて、テニス、球技場を使う方の駐車場を減らすということと、合宿とかで来られた方が使う場合には、球技場の隣接場所ということになります。トレーニングのためだけに来られた方は、例えば、第1、第2駐車場にとめてから、100メートル近くの距離を移動することにはなります。しかし、そこのトレーニングジムのところにも、少ないですが、6台の駐車場、そして、
自転車等も若干とめることができます。そういうことを総合的に、現在の第1、第2駐車場の台数を減らすこと、それと、第4の駐車場の場所につくって、そこまで6台ある、それであふれた方は移動してもらうというものの、どちらがよいかということを考えたときに、今の時点では、第4駐車場のほうがいいのではないかと考えております。
○井手口委員
誰が考えても、もともとラグビーワールドカップのときに、管理棟のすぐそばということで、あの仮設の場所が選ばれているはず。私は、あそこでも管理棟から少し遠いと、シャワー室から遠いということで、もっと近づけて、管理棟とランニングコースを挟んだ反対側につくるべきと、ずっと思っている。これは市民が使うときのことを考えても、その利便性が一番高いはずです。駐車場が狭くなるとの話がありましたが、第4駐車場を使う人たちは、ランニングのためだけに来る人たちが使うという可能性が高いのです。その人たちは、こちらに来る必要はない。だから、駐車場が分散しているほうが、市民にとって利便性は高い。一方、このトレーニングジムは管理棟のすぐそばにあって、シャワー室もある、トイレもある、いろんな形が併設して使えるという意味を考えたら、トレーニングジムは、管理棟のすぐそばにあるべきだと。それを国との調整その他に時間がかかるから、今すぐつくる場所は第4駐車場しかないということで、来年の、それも短期間の話で、それ以降ずっと市民に我慢を強いるような、そういう計画はチェック機関として、我々は見過ごすわけにはいかないです。
○高松委員
井手口委員がだいぶ言われたのですけど、プロチームなんかは、トレーニング施設を本当に重要視していて、特にトレーニングジムが充実したところと、グラウンドに近いところにあると、そのままトレーニングジムでストレッチや筋トレをして、そのまま練習場に流れる施設を選ぶのです。今後プロチーム、トップチームのキャンプ誘致をするのだったら、絶対第1駐車場につくったほうが選ばれる可能性も高いですし、市民も使いやすい施設になると思うので、何で第4駐車場が建設予定地になったのかというのが、疑問なところがあるかなと、アスリート目線で言わせてもらいます。指摘はしておきます。
○衛藤委員
去年の第4回定例会で、見事にここの公園内の樹木が伐採され、街路樹も伐採されて、このことについてどうかというお尋ねをしたときに、樹木ではないのですけど、そのときにあわせた言ったときに、公園法でいうところの構造物はぎりぎりいっぱいだという報告を受けたのです。仮に第1駐車場に構造物ができたときについては、建築基準法上はどういうことになるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
第1種住宅地域の指定を受けております。公園の規制はありますが、第1種住宅地域のところに建築する場合、公益上必要であると判断したものについては建築できると。公益上必要であるという判断をするための手続といたしましては、まず、申請書を出して、それで、住民の公聴会を開きます。住民の公聴会を開いて、近隣の皆さんがここにトレーニング場ができることについて、全く異論はありませんというような御意見をいただいた上で、建築審査会で特別なただし書きという形の中でかける。その手続を踏むことによって、初めて実際の確認申請ができます。ほかのいろんなものを勝手につくるということは規制されておりますが、今からの手続の中で、住民の皆さんに、公聴会を開いて、理解をいただいて、建築審査会に特別な事情という形で諮って、それを了解していただいた上で、事業が前に進むというような段取りになります。
○衛藤委員
図面で見ると左側ですけど、北側の部分は、大分市、道路建設課が買い増しをたしかしているのです。歩道を広くしたと記憶しています。
例えば、住民説明会等を開催していったときには、期間的には間に合うのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
スケジュールとして、確定ではなく、こういうふうになるとすれば、建築確認申請を12月中に出すようになります。それを裏づけするために、住民公聴会とかを2月に開くというようなスケジュールの中で、そこで住民公聴会で、特段自分たちの生活に問題はないから、ここに建ててもいいですという手続を踏まえて、2月下旬に建築審査会にかける。3月下旬に建築確認審査の許可をいただいて、この手続を順次進めていって、実際の着工は4月になります。その流れで、庁内で関係部署とも、プロジェクトチームのような形で組んで、この流れであれば、最短の中でフィジー共和国のキャンプにも間に合わせることができるし、常設の施設をつくることができるというような見通しになります。
○衛藤委員
さっき課長から、車椅子のスペースが第1駐車場になくても、そんなに影響はないような返答がありましたけど、ここのスタンド以外のところは、芝生席と言っていいかどうかわかりませんけど、芝生なのです。障害者の方は、まさにクラブハウスがある、ここのスタンドのところに来ないと見られないわけですよ。そうすると、スロープがここにあるのです。ここをよく通るのですけど、白い館ができたときに、一般の市民が使うところに、こんなのを持ってくるかと正直思いました。利用者中心であるならば、私は、ここではなくて、第3駐車場ぐらいに持っていけと思ったのです。ただ、後でスペース的には狭いかなと思ったのですけど、私はここにあって、逆に、いわゆる四角いものでしたので、左側がほとんど使えないような状況になって、右側も随分スペースをとってしまったときに、第1駐車場に置いたことの理解ができなかった。いつもラグビー協会のほうから用意をされた、ケータリングのオレンジの車がとまっていましたけど、私は、市民の立場で考えれば、観戦に来るとかいう人から言えば、第1駐車場というのは、実は理解ができない。そして、この前、大分舞鶴高校が歴史的敗北をした、大分舞鶴高校と大分東明高校の試合では、大変な人数で、近隣のドラッグストアもいっぱいになって、テニスの利用者の人が大変困っていた状況も目にしました。であるならば、場所的には、この第1駐車場というところは、私はちょっと似合わないので、遠いというのは確かにあるけれども、言っても施設の中ですから、第1駐車場は避けていただきたいと思います。
それと、少し関連して言わせていただければ、走っている方をよく見るのですけど、夜はとても照明が暗いと思います。通りに面したところは明るいのですけど、反対側は大変暗いです。あわせて言っておきますけど、見ていただければと思います。私は第1駐車場に置かれるのは、ラグビーのときに思っていた感覚から言えば、いかがなものかと思います。だから、第3駐車場が狭いのであれば、第2駐車場もたしか国庫補助金がついていたと思いますから、第4駐車場しかないかなとは思います。
○倉掛委員長
ひとまず休憩いたします。再開は午後1時からでお願いします。
午後0時7分休憩
午後0時59分再開
○倉掛委員長
それでは再開いたします。
引き続き、第3条債務負担行為の補正、第3表中、当委員会所管分の審査を行います。
質疑等はありませんか。
○板倉委員
このトレーニング施設の今後の使用頻度というか、稼働をどう考えていますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
6月中旬にトレーニングジム部分が完成いたしまして、正式に決まっているのはフィジー共和国のオリンピックの7人制のラグビーですが、その前に、日本対イングランドのラグビーの試合が昭和電工ドーム大分で開催されることが決定しております。具体的な話はありませんが、日本、もしくはイングランドが事前に練習をする場所になるのではないかと考えておりますので、6月中旬ぐらいには、トレーニングジムの部分を完成させたいと思っております。
それ以降、一部シャワールームや水回りなど、まだ6月の時点で完成していない部分があります。これは、実際にキャンプを張るナショナルチームは、ラグビーワールドカップのときもありましたが、練習が終わったらホテルに帰ってシャワーを浴びるということになっているので、その時点でシャワー等は、まだ必要ないものと考えておりますが、そういう部分の最終的な完成までの工事を9月、10月ぐらいの間に仕上げまして、あとは、使用料などの決まりを条例で制定していかなければいけませんので、そういう部分の手続をやりまして、10月もしくは11月ぐらいから一般市民利用ができるというスケジュールを考えております。
また、その後も国際スポーツの関係で、キャンプとか、トレーニングルームを合宿地として使いたいというようなことがあれば、その都度市民利用に一部制限をかけさせていただきながら、アスリートの方の利用と市民利用を両立させるような形でやっていこうと考えております。
○板倉委員
市民利用の今後の見込みと、例えば、合宿のときには一般市民は使えないのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
市民利用の見込みといいますのが、JR大分駅とか、フレスポ春日浦にはありますが、実際あの近辺に余り大きなトレーニングジムがないというのがありまして、どの程度になるか、よくつかめないところもありますが、市民の方にたくさん利用していただけるように準備をしていきたいと思っております。
それと、正式に合宿の申し込みがあって使うときには、一般市民の利用と混在しますと、ラグビーワールドカップのときもそうでしたが、いろいろ不都合があると考えられますので、原則としては、合宿として正式に使う場合は、市民利用は制限させていただくということを考えております。
○板倉委員
さっきまでいろいろな意見が出たのですが、既存施設にトレーニング施設を設けようと、いろいろ勘案した中でベストということだろうから、私は、もうここでしようがない。ましてや、敷地内のトレーニング施設ですから、ちょっと遠いから便利が悪いという程度はしようがないのではないですか。新規につくるのだったら、そういうことを考慮してつくるべきだと思いますが、既存施設に施設を追加するということであれば、いたし方ないかなと思います。意見です。
○倉掛委員長
ほかにありませんか。
○高松委員
駄原総合運動公園は、ラグビーワールドカップのときに、キャンプ誘致するために8億円ぐらいかけて整備したときに、トレーニング施設をつくる予定はあったのですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
組織委員会のほうには、ホテル、練習場、トレーニングジム、プール、それから屋内の体育室、これら全部をセットで申し込まないといけないという条件がありました。これが公認チームキャンプ地の要件でございます。大分市としては既存の施設を使おうということで、練習場は駄原球技場を、ホテルはホテル日航大分を、そして、南大分体育館であればトレーニングジムも、プールも、屋内の体育室もあることから、申請いたしました。当初、それは認められておりました。実際に、それぞれチームの関係者が視察に来たところ、南大分体育館のトレーニングジムの天井が2.8メートルということで、2メートルを超える選手がダンベルを上げると、天井に当たってしまうと言われました。それで、急遽トレーニングジムだけは、別途用意しなければいけないという状況になり、組織委員会の仕様に基づき確保したのが、今回の仮設トレーニングジムでございました。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
○甲斐委員
今、建設予定地として第4駐車場というのが出ていますが、そこから表に回らずに、グラウンドへの通用口が確保できるのかどうかを教えてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
芝生のところから直接、その建物の場所であれば行くことができます。フェンスとかはありません。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
○井手口委員
この4箇所とも全部候補地として考えたときに、上下水道の管路のラインはどうなりますか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
この第4駐車場のところに下水道のますがあります。だから、ここから直接最短距離でつなぐことができるとなっております。
○井手口委員
水道もですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
水道も同じ場所に通っております。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
私から1つずつ聞きます。
まず、フィジー共和国のキャンプが決定した時期はいつですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
フィジー共和国の来年の
東京オリンピック事前キャンプが決定しましたのは、10月8日でございます。
○倉掛委員長
その段階では、仮設のトレーニングジムは、まだありましたか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
その段階ではございました。ラグビーワールドカップ期間中でございますので、大分開催が終わるまでトレーニングジムは設置しておりました。
○倉掛委員長
なぜ仮設のトレーニングジムを、フィジー共和国のキャンプが決定した後に撤去したのですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
これは、組織委員会との取り決めにより設置したものでございますので、ラグビーワールドカップが終了したら、撤去というのが、最初からの決まりでございました。
○倉掛委員長
ということは、組織委員会が設置をしていたものですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
設置自体は大分市でございますが、それらの仕様は全て組織委員会からの仕様を満たすもの、こちらで業者に委託して設置をしたということでございます。
○倉掛委員長
リース契約でしたよね。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
レンタルで、この期間だけ借りたということでございます。
○倉掛委員長
施設そのものもですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
はい、施設とトレーニング器具も一緒です。
○倉掛委員長
では、ラグビーワールドカップの期間中に、フィジー共和国の
東京オリンピックセブンズのキャンプが決まりました。決まった後に、トレーニングジムが必要なことがわかります。その後、仮設のトレーニングジムを含めての検討というのは庁内でされたのでしょうか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
当然トレーニングジムについては検討いたしました。ラグビーワールドカップでは、300平方メートルというトレーニングジムを設置いたしましたが、次の
東京オリンピックの事前キャンプにつきましても、フィジー共和国からは同等のものを用意してほしいということを言われており、ほぼ同規模のものを用意しなければいけないということがございました。先ほど衛藤委員が言われました用途地域の関係等もございましたので、当初は仮設でいかざるを得ないと考えておりました。しかし、先ほど
スポーツ振興課長が申し上げたとおり、建築基準法第48条ただし書きの規定により、周辺住民の方に御理解を得られれば、公共施設であれば建設も可能だということがわかりましたので、今後もずっと使える施設をつくるべきではないか、キャンプのたびにレンタルをしていたのでは莫大な費用がかかるということから、今回予算計上を行ったということでございます。
○倉掛委員長
撤去をせずに、そのままフィジー共和国のキャンプまで維持するということの検討はされたのでしょうか。例えば、それだと多額の費用がこれだけかかるのでという、その議論の経過といいますか、そうしたものが、今わかればお答えいただければと思います。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
10月8日にフィジー共和国のキャンプが決定しましたが、実際に使うのは来年の7月からということです。非常に重量のあるトレーニング機器等があり、一般の方が利用するには、ちょっと重過ぎるものもございます。ただ、そこはトレーニング機器ですので、軽くすれば使用は可能ではありますが、実際にどれだけ使われるか、また、市の方向性として決定してない中で、このまま組織委員会のレンタル期間を越えて、市が借りておくということはできないと判断したところでございます。
○倉掛委員長
でも、その時点で、フィジー共和国がキャンプに来る際には建設をしなければいけないということも出てくるわけですよね。ところが、フィジー共和国以降の誘致というのは、今のところ予定が立っていない。そのまま機器を変更して、市民に使ってもらいながらというような意見は出なかったのですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
今回、当委員会で予算案として審査していただいておりますが、こういったことについては、議会の承認を得ないと、レンタルした機器をそのまま来年の7月まで引き続き使用していくということは、御理解を得られないと考えておりました。
○倉掛委員長
では、意見としては出たのは出たのですね。それは、局長、答弁が矛盾していて、大分城址公園の仮想天守イルミネーションもそうなのです。仮想天守イルミネーションも、議会の議決が要るけど、延長しています。だから、具体的にどのぐらいの費用がかかるというのが見えてこないので、もしかしたら莫大な費用がかかるからということで結論を出されたのかもしれませんが、いずれにしても、まず、ラグビーワールドカップの公認チームキャンプ誘致もありました。今後スポーツコンベンションといいますか、MICEの中でそういう取り組みをしていくということは、多分ラグビーワールドカップ開催以前から、本市としては持っていたものと思っています。だとするならば、それを開催する際に、その後キャンプ誘致を、今後積極的にやっていくという方向性は出ていたはずで、そのときにトレーニングジムの建設に関しての議論が、恐らく仮設の設置をする際にも議論されていたのだろうと思います。その上で、先を見据えることができずに、ラグビーワールドカップのときに、そういうことが起きていて、さらにまた、今回結局先を見据えることができなかったがために、こういう議論になっている。同じ過ちを2度繰り返すのかという気はしますので、議案に上がってきていますので、本当にこれがしっかりとしたもので、今後のキャンプ誘致などに結びつくものなのかどうかというのは、今後の市政運営の中で重々慎重に、かつもっと先を見た目線で取り組んでいただきたいと思うところでございます。
スポーツコンベンションという観点で、専門家なりの御意見等はいただいたのでしょうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
スポーツコンベンション、スポーツツーリズムというような観点は、またあしたのスポーツ推進計画で御報告をさせていただきますが、計画の中にラグビーワールドカップのレガシーを生かしてスポーツツーリズムを盛り込んでいくという考え方を整理しております。
今後、駄原総合運動公園がああいう形で公園全体の機能が向上していくというところで、非常に国際スポーツキャンプなりを誘致するための大きな大分市の武器になっていくものと考えておりますので、そこにつきましては、今後しっかりやっていきたいと考えております。
○倉掛委員長
私の聞き方が悪かったのかもしれません。いわゆるキャンプを誘致される立場の専門家の方々からの意見をいただいて、これを判断したのでしょうかということです。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
先ほどのスポーツ推進計画をつくるに当たっては、二十数名から成るスポーツ審議会の委員さん、これは学校関係者がいたり、行政関係者がいたり、実際にスポーツをやっている方がいたり、たくさんの方が入っています。ただ、スポーツツーリズムの、いわゆる観光の専門という方の意見としては、その審議会の中には入っておりません。そういう方の御意見は、今後しっかり聞いていきたいと思いますし、具体的にどうすれば、より誘致ができるかということにつきましては、意見を聞いてまいりたいと思っています。
○倉掛委員長
先ほど高松委員から意見も出たように、私が言いたいのは、具体的に言いますと、ラグビーワールドカップのときは、最初南大分スポーツパークを提案したのですよね。フィジー共和国とか、来るチームの意見で、仮設のスポーツジムをつくったわけです。使う側の立場の目線で、トップチームの意見を聞いてあそこにつくったわけです。今回はそういったものの意見を取り入れてないではないですか。例えば、フィジー共和国を誘致するのだったら、フィジー共和国にこの場所の意見を聞きましたか。ラグビーワールドカップのときは、それをやっているのです。そういうことをやったのかどうかということです。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
ラグビーワールドカップのときは、トレーニングジムの位置は、ここでなければならないというような、ガイドラインはございませんでした。先ほど申し上げましたように、南大分体育館のトレーニングジムが適切ではないということを言われましたので、仮設のジムを設置しなければならないということで、場所については、こちらで選定させていただきました。なお、ラグビーワールドカップの期間中につきましては、一般市民の利用はできませんので、駐車場に設置させていただいたということでございます。
○倉掛委員長
ということは、設置する場所としては、あそこがベストだと、その段階では判断して、あそこに置いたということですね。だけど、今回は、市民の利用を考えると、こっちのほうがベストだということですね。
私の意見を申し上げると、もちろん議論も大事ですけれども、幾ら我々が議論したところで、スポーツツーリズムとか、MICEの誘致に関しては、どういうニーズがあるのか、どういうものを世界は求めているのか、キャンプに来る人たちはどういう施設の、どういう条件を求めているのかという専門家の意見が一切入ってないというのは、場所がどことかいう前に、そこが一番問題ではないかと思います。これまでのことを言っても仕方ないですけれども、先を見据えて取り組んでいただくということと、そうした専門的な意見を取り入れていただくということは、今後いろんなものを誘致していく際には、今回のラグビーワールドカップで、お客さんが入らなかった店と一緒だと思うのです。勝手に自分のイメージで、こういうものがいいだろうと思って改装したところ、店舗の形態を変えたところ、お客さんは全然入ってないのです。だけど、現地まで行って、現地で求められているものを、そのままこっちに持ってきたところは大繁盛しているのです。これはお店だからこうだけれども、キャンプの誘致ということに、これを変えて考えたときには、せっかくつくったにもかかわらず、キャンプの誘致で大分市の施設は使いにくいとなってしまったときには、ただの市民にとってもすごく使いにくいだけのトレーニングジムになってしまうと思うのです。むしろ、市民のほうが使わないのではないかという懸念はしております。キャンプに来るチームは、キャンプに来てしまいさえすれば、ちょっと不便な場所でもトレーニングが必要だからします。だけど、市民は不便だったら行かないです。そこら辺もぜひしっかりと自覚をしていただきたいと思います。私の意見です。
ほかに質問ありませんか。
○井手口委員
少なくとも行政が何らかの判断をしようというときには、その判断の裏づけとなる証拠をきちんと示さなければいけない。市民目線の確認もしていない。アスリート目線の確認もしていない。専門家の意見も聞いていない。ならば、この4箇所の候補地に関しては、それぞれここにつくったときに幾ら金がかかる、そういった形のものでも示して、結局ここが一番安くつくので、ここにしましたとか、そういう判断基準がなければ、我々としては評価のしようがない。いつの間にか決まってしまって、決まったら最後、議会が何を言おうと、頑として変えない、そんなことでは、チェック機関の我々としては、市民に対して申しわけないです。はっきり言いますが、ここは不便です。それは間違いない。少なくとも市民目線、アスリート目線では、先ほど衛藤委員が言ったように、障害者目線は、確かにそういうところもあります。スロープのことを考えれば、確かにそうでしょう。ですけど、実際にここを使うという使い勝手を考えたら絶対不便です。それは議事録にきちんと残すような形で表明をしておきます。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
○衛藤委員
今回の債務負担行為で上がっている分は、トレーニング施設整備ということであれば、中の器具等は当初予算で上げるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
中の器具につきましては、ラグビーワールドカップのときに使った器具を購入する予定です。ラグビーワールドカップのときに使った器具を、今、城崎分館に保管しているのですが、それを購入して、そのまま同じものをこちらに移行ということで、器具の分で予算を出すことはありません。
○衛藤委員
今、保管しているのですよね。レンタルで借りていて、どこか民間に保管をしてもらっているということですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
当初、ラグビーワールドカップの際に選手が使うトレーニングジムの機器につきましては、組織委員会が一括してあっせんをしてくれました。レンタルで使うのか、それとも買い取りをするのかという二者択一でありまして、大分市としては当初レンタルということで申し込みをしました。金額で申し上げますと、約1,250万円でございます。これを買い取りという形にしますと、1,760万円になります。当初レンタルでいいだろうということで考えておりましたが、フィジー共和国のキャンプが決まりましたので、組織委員会に問い合わせをして、当初の買い取り価格と同じ価格で、こちらのほうにあっせんしてもらえないかということを伝えたところ、それでよいですということを言われましたので、現在城崎分館のほうで、終わった後保管しているという状況でございます。
ラグビーワールドカップではないときに、この機器と全く同じ物を買いますと、2,700万円かかるということでございます。
○井手口委員
さっきの委員長に対する答弁では、レンタルした物だから、このまま置いておくと高くつくので返しましたという話だと理解したのだけど、今の話を聞くと、返すどころか買っているのですか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
申しわけありません、先ほどの答弁を訂正いたします。
トレーニングジムの建屋は返還いたしました。先ほどの御質問の中で、トレーニングジムを継続して使う考えはなかったのかということで、継続して使うことも検討いたしましたけれども、既に建屋自体は、ほかの場所で使う予定がございましたので、返すしかなかったというのが現状でございます。
トレーニング機器については、先ほど申し上げましたように、組織委員会に了解をとって、こちらで保管をしている状況でございます。
○井手口委員
訂正という話ですが、最近は、委員会の議事録も詳細筆記になっているので、漏らさず、最初の説明と、今の説明が比較できるような形で、筆記するように書記のほうにはお願いします。
○二宮委員
この図面で見たら、一番端っこにあるので不便みたいに見えるけど、上からドローンで見たときには、この敷地内にあるので、そうでもないのではないかと思っております。
それと、これからラグビー、それと本番前のキャンプを受け入れていくためにも、環境整備、施設の整備をしないといけないと思いますので、慎重に、受け入れ態勢ができるように、そして選んでいただけるように頑張っていただきたいと思っています。県の役員をしているのですが、大分県は47都道府県の中で3番目ぐらいに犯罪が少ないのです。治安がいいのです。そういったのも売りになりますから、岩手県、秋田県、大分県ぐらいかな、3番目に認知件数の少ない、犯罪の少ない県ですから、それを売り込んで、誘致してください。
○衛藤委員
6月中に完成をして、一般の貸し出しを10月から11月に予定をしているということなのですけど、私はフレスポ春日浦の中のスポーツジムに行っているのですけど、到底私なんかが使っているウエートの器具とは違うものではないかと思うのです。そうしたときに、保管をしている器具を使おうとしたときに、それが一般用にできる器具なのですか。そこが気になったので、私が使っているような器具は使えないのではないかと思っているわけですけど。
○倉掛委員長
関連で、さっき、いわゆるキャンプ誘致の器具の話をされたと思うのです。市民が利用する器具に関しては、この予算の中に入っているのかどうか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
この1億5,000万円の債務負担は建物だけであります。そして、器具も、確かにラグビーをする方では60キロのダンベルを片手で持つという方もいらっしゃいますが、それは大中小そろっております。重さを調整するのもありますし、
自転車をこぐ機器などは、その人の体力のレベルに合わせて使うことができます。だから、一般市民の方も利用できますし、競技力向上のために、特に体力をつけたいという方が来れば、それに応える器具があるという整理になると思っております。
○倉掛委員長
苦言を呈していいですか。今の答弁もそうですけど、先ほど井手口委員からも御指摘がありましたけど、先ほどの答弁と、またさらにおかしくなってきていて、一般の人が到底使えるものではないので、そこには置かないということを検討ないし、協議の中で出ましたという話を、先ほど局長がされていたのです。そこは事実関係どうですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
先ほどの説明は、ラグビーワールドカップのときの建屋は、期限が決まっていて返さなければいけなかった。器具については、一般市民が使えるものではないという御説明ではなく、あそこの駐車場自体、駄原球技場を、市民の一般の使用が始まるのが11月からで、その間は、一般市民が誰でも来て、使える状態ではなかったという趣旨で言ったものと私はとりました。
器具自体が、市民が使えないということではなくて、駄原球技場を一般開放したのが11月だったということで、御説明したものと考えております。
○倉掛委員長
ほかに質疑はありませんか。
○橋本委員
ラグビーワールドカップ開催のときに確認しなかったのですが、仮設で設置したときの騒音と振動関係がどういう状況であったのかというのと、今度は第4駐車場のところに移ると、民家が近くなると思われます。その騒音、振動の心配がないのかどうか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
ラグビーワールドカップのときに使用した際、そういった騒音とか、周辺の方に御迷惑をかけるような状況はございませんでした。
第4駐車場に移っても、そのような状況にはならないと考えております。
先ほど、私の説明が悪かったことはおわび申し上げます。トレーニング機器につきましては、非常に重たい物もございますが、取り外しが可能な物もありますので、一般市民も利用が可能でございます。また、重さもいろいろ取りそろえておりますので、一部持てない物はございますが、それ以外で使用できるものはたくさんございます。
○倉掛委員長
仮に第4駐車場にトレーニングジムをつくった際に、荷物等をおろしたりできるぐらいの駐車スペースは残るのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
第4駐車場で、今囲っております位置の南側に、6台分の駐車スペースがあります。そして、東側には、もともと駄原球技場で何かあったときの緊急車両が入るスペースをとっております。荷物をおろしているときに緊急車両がというと、ちょっと困りますけれども、普通の大型車がそこにとめて、荷物をおろしたりするスぺースは十分にあります。
○倉掛委員長
第4駐車場にトレーニングジムを設置したときに、市民の利用も前提に考えられていますね。そうすると、市民の利用は、恐らく有料になろうかと思うのですけど、この中にそういう受付的なものもちゃんとつくられるのですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
券売機みたいなものを置く方向で、今検討しております。
10年間のリースですので、このリース料の中で、券売機の経費なども入れられるかどうかというところを、今、最終の調整をしているところであります。
○倉掛委員長
管理棟ではなくてジムの中ですね、ジムの中でそれは完結するんですね。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
はい。
○倉掛委員長
ほかに、よろしいでしょうか。
○井手口委員
さっきレンタルという話だったのに、今リースに変わりました。その辺の変化の説明をしてください。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
ラグビーワールドカップの時は短期間でありましたので、レンタルという言い方になるかと思います。今回は10年の長期間ですので、リース契約という形になると考えます。
○井手口委員
それは何を、さっきの話では、レンタルと買い上げを前提としたレンタルの値段を比較して、それで結局買い上げることにして、城崎分館に保管しているという話だった。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
今、レンタル、リースと言ったのは、全部建屋の話であります。中の器具については、先ほどの説明のとおりであります。
○井手口委員
第4駐車場に予定しているこの建屋は、1億5,000万円かけて10年間リースするわけですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
10年リースで、10年のリースが終われば、所有権が大分市に移るという計画であります。
○倉掛委員長
質疑等はよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第4条、地方債の補正の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○吉良財政課長
〔予算書① 9ページ~ 第4条地方債の補正について説明〕
○倉掛委員長
質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第99号、令和元年度大分市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
岡本国保年金課長
〔説明書② 109ページ~
国民健康保険特別会計補正予算について説明〕
○倉掛委員長
質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第100号、令和元年度大分市財産区
特別会計補正予算(第1号)の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
池永財務部次長兼管財課長
〔説明書② 123ページ~ 財産区
特別会計補正予算について説明〕
○倉掛委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第104号、令和元年度大分市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
岡本国保年金課長
〔説明書② 173ページ~
後期高齢者医療特別会計補正予算について説明〕
○倉掛委員長
質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、一般議案の議第108号、大分市事務分掌条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○高橋人事課長
議第108号、大分市事務分掌条例の一部改正について御説明申し上げます。
議案書の議108の1ページをお開きください。また、お手元の資料、A3の右上に総務部人事課と書かれたものでございます。条例改正の新旧対照表と、それに関連する機構図の資料でございます。
地方自治法の規定により、地方公共団体の長の直近下位の内部組織の設置及びその分掌事務につきましては、条例で定めるものとされておりますことから、部の設置及び分掌事務につきましては、この条例で定めているところでございます。
本案につきましては、男女共同参画社会の実現に向けて、より市民生活に密着した実効性の高い取り組みを推進するため、男女共同参画に関する事務を、企画部から市民部に移管するとともに、市民部の分掌として、生活安全に関する事務を明確に位置づけようとするものでありまして、令和2年4月1日より施行したいと考えております。
なお、令和2年度の組織・機構改革につきましては、あす、報告事項として御報告させていただきます。
○倉掛委員長
質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第116号、公の施設に係る指定管理者の指定についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
それでは、議第116号をお開きください。
地方自治法第244条の2、第6項の規定に基づき、公の施設である大分市大洲総合体育館の指定管理者として、現在の指定管理者でもございます、ファビルス・プランニング大分共同事業体、代表構成員株式会社ファビルス、代表取締役野田太を指定し、その管理を行わせようとするものであります。
指定管理期間は、令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3年間です。
現在の大分県立大洲総合体育館は、昭和54年にオープンし、県内最大の屋内運動施設として多くの市民、県民に利用され、各種の全国規模の大会の会場としても活用された体育館であります。本体育館は、大分県が県立武道スポーツセンターを建設することに伴い、市への移管協議を行ってまいりましたが、令和2年4月1日から本市が管理することとなり、さきの令和元年第2回定例会で設置条例を市議会に提案し、議決をいただいたところであります。
また、本体育館は、来年4月以降も県が管理する公園と同一敷地内に立地していることなどを踏まえて、指定管理者の選定に当たっては、県と市が共同で募集し、同一の選定委員会で、同一の指定管理者を選定することとしたところでございます。
ここで決定に至った経過を御説明させていただきます。
応募は、ことし9月30日から10月16日までの間に行い、期限までに、前指定管理者でありますファビルス・プランニング大分共同事業体の1団体からの応募があり、11月1日に選定委員会を開催し、ヒアリングや審議を行いました。その結果、これまで2期7年の実績を生かし、施設の効用の最大限の発揮、安定した管理能力、社会的責任等において高評価を得て、優先交渉権者として選定されましたことから、本市として指定管理予定者として決定いたしたところでございます。
よって、本議会におきまして、大分市大洲総合体育館に係る指定管理者の指定をいただきたく提案するものでございます。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
○板倉委員
これは、県のときと一緒の業者ですか。
○
三好企画部次長兼
スポーツ振興課長
県の公園部分の指定管理者と同じ共同事業体になります。
○倉掛委員長
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第117号、住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
安部市民部次長兼
市民協働推進課長
それでは、議第117号の住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について御説明を申し上げます。
議案書の議117の1ページをごらんください。
本議案は、永興地区の一部、古国府地区の一部、田原地区の一部、市地区の一部及び木上地区の一部の住居表示を実施するため、住居表示に関する法律に基づき、その実施すべき市街地の区域及び住居表示の方法を定めるものでございます。
今回議決を受けようとする区域につきましては、議117の2から議117の4の別図に表示しておりますように、黒い枠で囲っている箇所であり、住居表示を実施しようとする区域の一部でございます。住居表示を実施しようとする区域のうち、その他の区域は、既に議決済みでございます。
また、住居表示の方法につきましては、これまでと同様に、街区方式による実施を考えております。街区方式とは、道路や鉄道、河川、水路などによって区画された地域に付せられる街区符号とその地域内の建物に付せられる住居番号を用いて表示する方法でございます。
なお、当該地区の南太平寺自治会、広瀬町自治会及びカームタウン木ノ上自治会から、住居表示実施に向けての要望書をいただいております。
○倉掛委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、付託議案の審査を全て終了しましたが、執行部から、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○倉掛委員長
委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○倉掛委員長
これで本日予定の審査は全て終了しました。
あした、11日水曜日は議会運営委員会終了後に開会いたします。
以上で
総務常任委員会を散会いたします。お疲れさまでした。
午後1時51分散会...