○
板倉委員長
次に、藤田
建設分科会長。
○藤田
建設分科会長
おはようございます。
建設分科会長報告を行います。
さきの
決算審査特別委員会において、本
分科会の
審査案件となりました
項目につきまして、
審査いたしました
経過並びに結果の御
報告を申し上げます。
最初に、議第94号、
平成30年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、
平成30年度
大分市
一般会計歳入歳出決算、
歳出第8
款市民協働推進課関係及び
公共下水道事業会計繰出金を除く
土木費、第9
款消防費のうち
河川課関係、第11
款災害復旧費のうち
土木施設災害復旧費についてであります。
このうち、第8
款市民協働推進課関係及び
公共下水道事業会計繰出金を除く
土木費につきましては、
委員から、
道路維持費における
草刈り等の費用の近年の増減はどのような状況か、
橋梁長寿命化事業の具体的な計画はどのようになっているかなどの
質疑が出されました。
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
次に、
平成30年度
大分市
大分駅
南土地区画整理清算事業特別会計歳入歳出決算につきましては、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、議第95号、
平成30年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定については、
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
次に、議第96号、
平成30年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定については、
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
次に、
執行部に
説明を求めました
平成30年度
重点事業の
成果についてであります。
本
分科会は、各
地区住環境整備事業など、16
事業の
成果について
説明を受けました。
次に、
事務事業評価についてであります。
本
分科会は、
大分いこいの
道協議会交付金、災害対策ポンプ借上料、
住宅等ストック対策推進事業の3
事務事業が
対象評価となりましたことから、
執行部から
説明を受ける中、
事務事業評価を行いました。
事務事業評価結果につきましては、お
手元に
配付の
分科会評価結果のとおりであります。
このうち、災害対策ポンプ借上料につきましては、
委員から、費用対効果よりも、行政の責任として
市民の生命・財産を優先すべき、最近の雨の降り方は異常であり、
内水被害に対する備えが必要などの
意見があり、
評価区分は拡充との
結論に達しました。
最後に、本
分科会としては、次のとおり要望いたします。
ガードレールなどの
安全施設や
のり面等の市道に面する
危険箇所の改良を行うとともに、沿線の
草刈り、土砂の
しゅんせつ等により、市道の良好な環境を維持し、
市道全般に関する管理を徹底すること。
以上で
建設分科会長報告を終わります。
○
板倉委員長
次に、
佐藤経済環境分科会長。
○
佐藤経済環境分科会長
おはようございます。
経済環境分科会長報告を行います。
さきの
決算審査特別委員会において、本
分科会の
審査案件となりました
項目につきまして、
審査いたしました
経過並びに結果の御
報告を申し上げます。
最初に、議第94号、
平成30年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、
平成30年度
大分市
一般会計歳入歳出決算、
歳出第4
款衛生費のうち当
分科会所管分、第5
款労働費、第6
款農林水産業費、第7
款商工費、第11
款災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費についてであります。
第4
款衛生費のうち当
分科会所管分につきましては、
委員から、
特定外来生物の
防除等の対策はどのようになっているのかなどの
質疑が出されました。
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
第5
款労働費、第6
款農林水産業費につきましては、
審査いたしました結果、いずれも
反対意見はありませんでした。
第7
款商工費につきましては、
委員から、東京などの大
都市圏で実施する
観光物産展について、その効果をどのように考えているのかなどの
質疑が出されました。
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
第11
款災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費につきましては、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、
平成30年度
大分市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算、
平成30年度
大分市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきましては、
審査いたしました結果、いずれも一部
反対意見がありました。
次に、
執行部に
説明を求めました
平成30年度
重点事業の
成果についてであります。
本
分科会は、
浄化槽設置整備費補助事業など、25
事業の
成果について
説明を受けました。
次に、
事務事業評価についてであります。
本
分科会は、
水素エネルギー導入推進事業、知的・精神障がい
者雇用促進事業、
森林セラピー魅力創出事業の3
事務事業が
評価対象となりましたことから、
執行部から
説明を受ける中、
事務事業評価を行いました。
事務事業評価結果につきましては、お
手元に
配付の
分科会評価結果のとおりであります。
このうち、
森林セラピー魅力創出事業につきましては、
委員から、誰もが気軽に
森林セラピーを体験できるよう、
セラピーロードの
整備を進めるべきである、他部局や
地元自治会等と連携し、
地域の
活性化にもつなげてほしいなどの
意見があり、
評価区分は拡充との
結論に達しました。
最後に、
分科会要望についてであります。
本
分科会におきましては、さまざまな
意見、質問が出されましたが、本
分科会の要望とするまでには至りませんでした。
以上で
経済環境分科会長報告を終わります。
○
板倉委員長
以上で各
分科会長報告を終わります。
これより、各
分科会長の
報告に対する
質疑、
意見をお受けします。
なお、
要望事項及び
事務事業評価結果に対する
意見等については、この後の日程でお受けいたしますので、後ほどお願いいたします。
それでは、
質疑、
意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
ないようですので、
質疑、
意見を終結いたします。
討論はありませんか。
岩崎委員。
○
岩崎委員
おはようございます。私は、
日本共産党を代表して、
決算審査特別委員会に付託されました、議第94号、
平成30年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、議第95号、
平成30年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定について、議第96号、
平成30年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定について、
決算審査分科会長報告に対する
反対討論を行います。
平成30年度
一般会計と9
特別会計を合わせた
総計決算額は、
歳入総額2,711億6,163万1,000円、
歳出総額は2,642億7,481万2,000円で、
総計決算の規模は、対前年度比、
歳入が72億6,405万円、2.6%、
歳出が67億6,249万円、2.5%、それぞれ減少しています。
一般会計決算では、
歳入が1,763億7,875万7,000円、
歳出が1,718億8,683万3,000円で、
形式収支から翌年度へ繰り越すべき
財源を差し引いた
実質収支額は38億6,507万円となり、
平成30年度の
実質収支から
平成29年度の
実質収支額を差し引いた単
年度収支は、2億6,291万5,000円の赤字となっています。しかし、
赤字要因となる
積立金の取り崩し額などがないため、
黒字要因である
財政調整基金積立額、
減債基金積立額、
市有財産整備基金積立額の合計3億6,700万8,000円を足すと、
平成30年度
一般会計実質単
年度収支は、1億409万3,000円の黒字となります。
一般会計歳入についてです。
歳入の特徴は、対前年度比で繰入金の大幅な減少や、一方で、
市債の増加が特徴です。
歳入に占める
構成比率では、
自主財源は53.4%と前年度比で1.8ポイント減少し、
依存財源は46.6%で前年度比の1.8ポイント上昇しています。
まず、
自主財源についてです。
歳入に占める
市税の割合は、前年度の44.2%から44.6%、対前年度に比べ0.4ポイント増加しています。
市税決算額は前年度より0.1%の減となっていますが、
市税に占める
市民税は前年度より1.3%増加しています。
個人市民税は2億3,541万2,000円、1.0%増加していますが、
課税額10万円以下の
納税者の滞納も広がっています。所得の低い
納税者の負担を軽減するためにも、
非課税限度額の引き上げを要求しておきます。
市税に占める
固定資産税の割合は、前年度の45.9%から45.4%となり、前年度比で3億8,340万3,000円減、
マイナス1.1%となっています。
評価がえの年でしたが、土地も家屋も
償却資産も
マイナスです。低
所得者への
軽減措置の拡充を強く求めます。また、
固定資産税に連動して課税され、税の二重どりとなる
都市計画税に反対いたします。
また、
軽自動車税は対前年度比4,858万2,000円、4.0%増となっており、庶民の足とも言える
軽自動車税の
負担増には賛成できません。増税前の水準に戻るよう要求しておきます。
次に、
依存財源です。
依存財源は、前年度比で24億8,522万円、3.1%増加しています。
市債17億8,280万円、13.3%、
地方消費税交付金1億6,470万円、1.8%などの増によるものです。
依存財源を最悪の
不公平税制である
消費税に頼ることには賛同できません。
消費税は
社会保障の
財源として最もふさわしくないものです。
地方交付税や
国庫支出金などで賄うことが大原則だと考えます。
安倍政権は、10月から
消費税10%を強行しようとしていますが、
反動減対策として実施される
プレミアム付商品券発行事業は認められません。
景気悪化の中、
消費税増税を中止することこそ最良の
景気対策と考えます。税金の集め方を改め、
消費税に頼らない
経済政策に転換すべきです。
消費税に反対する
基本的立場から、
地方消費税交付金などの
消費税に係る
歳入に反対します。
また、
平成30年度
大分市
公設地方卸売市場事業特別会計決算、
平成30年度
大分市
農業集落排水事業特別会計決算、議第95号、
平成30年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定について、議第96号、
平成30年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定については、各
事業に反対するものではありませんが、
公課費、
消費税の措置に係る
決算認定に反対いたします。
一般会計歳出についてです。
歳出の
目的別構成比では、対前年度比で、
農林水産業費、
災害復旧費が増加し、
土木費、
消防費が低下しています。また、
性質別では、
義務的経費の
扶助費や
道路維持補修費などその他が増加する一方、普通
建設事業費や
公債費などが減少しています。
第1に、
大型事業推進、大
企業優遇の
事業となっている2
款総務費4目
企画費には
豊予海峡ルート推進事業費、第7
款商工費1項
商工費2目
商工業振興費の
企業立地推進事業費、第8
款土木費4項
都市計画費6目
横尾公共団体区画整理事業費は認められません。
第2に、
市民から批判が強い
事業となっている第8
款土木費4項
都市計画費1目
都市計画総務費には、
大分市
中心市街地祝祭広場整備事業費、4項
都市計画費8目
公園管理費、
大分城址公園整備・
活用事業のうち、
仮想天守イルミネーション
事業は認められません。
第3に、
社会保障費
負担増とサービス抑制となっている
平成30年度
大分市国民健康保険
特別会計決算、
平成30年度
大分市介護保険
特別会計決算、
平成30年度
大分市後期高齢者医療
特別会計決算について同意できません。
第4に、行財政改革に係る職員人件費の抑制、業務
執行方式の見直しによる学校給食調理業務の民間委託、有料指定ごみ袋作製業務委託などのごみ減量・リサイクル推進
事業費など
市民負担増、サービス後退につながる
事業が計上されている一方、
大分市常勤特別職や
大分市議会議員の期末手当の引き上げ、
市民から議員特権と批判が強い費用弁償、海外視察費の支出は認められません。
第5に、平和と安全、民主主義にかかわるものとして、証明書コンビニ交付導入経費、個人番号カード関連事務費交付金などマイナンバー関連経費、また、旭町文化センター管理費、社会教育指導員費など
事業費や人権・同和対策への過剰な職員配置など同和関連
事業費、自衛官募集事務費などへの支出は認められません。
以上、
歳出決算に反対したものに係る
歳入、債務負担行為、繰越明許費、継続費についても反対いたします。
以上の理由から、議第94号、議第95号、議第96号の
決算認定に反対いたします。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
以上で討論を終結し、これより採決いたします。
反対討論のありました議第94号、議第95号及び議第96号について、挙手により採決いたします。
以上の案件は、原案を可決及び
認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
板倉委員長
挙手多数であります。よって、本案は一部
反対意見がありましたが、原案を可決及び
認定すべきものと決定いたしました。
次に、ただいま各
分科会長から
報告がありました
要望事項の取り扱いについてお諮りいたします。
20日に行われました正副
委員長・正副
分科会長会議において、
要望事項(案)として整理いたしましたものをお
手元に
配付しております。この案をもちまして、
決算審査特別委員会の
要望事項とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、そのように決定いたします。
次に、お
手元に
配付しております
事務事業評価につきましては、その結果を
委員長報告に盛り込むとともに、書面にて議場で
配付することといたしておりますが、そのような取り扱いでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、そのように決定いたします。
なお、あす、9月26日の本会議における
決算審査特別
委員長報告につきましては、正副
委員長に御一任いただきますようお願いいたします。
その他として、何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
以上で
決算審査特別委員会の全ての日程を終了いたしました。