大分市議会 2019-09-19
令和元年決算審査特別委員会( 9月19日 総務分科会)
1点目の目的でございますが、庁議を初めとした庁内で開催される会議において、紙の資料の削減と会議運営の効率化を図るために、タブレット端末iPadによるペーパーレス会議システムを利用しております。
2点目の概要でございます。台数に関してでございますが、昨日、私が伝え間違いをしておりまして、台数に関しましては9.7インチが35台、12.9インチが35台の計70台となっております。大変失礼いたしました。年度別の購入実績は、資料に記載しているとおりとなっております。
次に、3点目の使用場所ですが、本庁舎の特別会議室や第二庁舎の大研修室などで利用しております。
4点目の使用実績についてでございます。システムを導入したのが
平成26年度となっておりますので、導入以降の年度別の会議の数を記載しております。ちなみに
平成30年度は、庁議のほか22会議、会議の回数としては80回、削減枚数としては17万7,251枚となっております。年度別の詳細な会議の内訳に関しましては、2枚目以降に年度別、会議別で記載しておりますので御参照ください。
ペーパーレス会議システムについての報告は以上となります。
次に、ビッグデータ動線分析の資料のほうをごらんください。
1点目の概要です。本市が提供しております無料公衆無線LANの利用履歴をビッグデータとして、市内の回遊記録等を分析することができるインターネット上のサービスとなっております。事業者が提供する専用のホームページで検索や抽出条件を設定し、指定した地域、時間帯などにおける利用者の動線、また、使用言語、こういったものの傾向を集計し、その分析結果をグラフや地図上に表示することができます。なお、本サービスの利用に当たりましては、委託事業者に発注しております本市の職員のみが専用IDとパスワードを入力して利用可能となっておりますが、分析結果につきましては、画面を印刷したものに関しては提供することが可能となっております。
2点目の主な機能ですが、表に記載しておりますように、大きく5つの機能がございます。
まず1点目が時間帯別移動状況、2点目が滞在日数・宿泊率、3点目が利用者数及び使用言語内訳、4点目が2つの拠点間の移動者数やまたその比率、5点目が指定拠点を中心とした移動傾向となっております。利用範囲に関しましては、
大分市、別府市、由布市、3市で共同で利用しておりますことから、この3市間の利用者について動線分析が可能となっております。
今、申し上げました主な機能の分析結果のサンプルとして、2枚目以降に資料を掲載しておりますので御参照してください。
○
倉掛分科会長
質問はありませんか。
○
井手口委員
まず、(1)の時間帯別移動状況の見方ですけど、
大分いこいの道の次にJR九州別府駅があって、JR九州
大分駅はありませんし、ホルトホール
大分という記載もないのだけど、全部
大分いこいの道の中に入っていると判断していいのでしょうか。
○
林情報政策課長
こちらが、JR九州
大分駅の拠点をベースとした分析結果となります。上の縦に伸びている棒グラフは
大分駅における時間帯別の利用者数となっております。その下の横に伸びている棒グラフは、
大分駅から
大分いこいの道に行った利用者数がこれだけあります。その下がJR九州別府駅に行ったのがこうなっておりますということです。あと、色がついておりますのは利用言語です。青が日本語でありまして、赤色が英語、それぞれ言語別に色がついている形になっております。
○
井手口委員
そういう見方をすると、
大分いこいの道への移動がこれだけ突出していることと、安定して英語の使用者がいるということにはある意味安心できると同時に、あしたからラグビーワールドカップが始まって、あそこが県のファンゾーンが稼働するようになったときに、こういう使い勝手というか、そういったものが大きく影響されるのではないかという心配が今度は生まれるのだけど、その辺の対応はどうなっていますか。
○
林情報政策課長
ラグビーワールドカップの期間中におきましては、市内中心部の同時接続数を倍にするといった形で、たくさんの方が利用していただけるようにということで対応することとしております。
あと、大きなイベント会場に関しましては、それでも不足するといったことが考えられますので、特定の日のイベントというのは、臨時に持ち出し用のキャリーバッグWi-Fiというのがございます。持ち運びできるWi-Fiのアンテナを情報政策課のほうで、今、借りておりますので、例えば、試合がある日とか、大きな会場でイベントがある、そういった場所には持ち運びをすることでたくさんの方が同時に利用できるといったことで対応することを、今、予定しております。
○
井手口委員
もう1点。これは、ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・パラリンピック推進局にお願いしていたのだけど、スマートフォンの充電ができるものを、市内に確保できるかどうかという話をしていたのだけど、スマートフォンの充電環境はどうなっていますか。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
スマートフォンの充電につきましては、従来からクリスマスシーズンのときにガレリア竹町ドーム広場におきまして、充電の設備を設置していただいているNPO法人がいらっしゃいます。
今回、ラグビーワールドカップの期間中にその竹町ガレリアドーム広場と、さらに、セントポルタ中央町の真ん中あたりに2カ所設置をしていただくということが決まっております。その他の場所も検討しましたけれども、電気設備でございますので、雨やほこりなどに弱い状況であります。商店街の2カ所にいろんなメーカーのジャックに対応するような充電設備を設置することとなっております。
○
井手口委員
その、いわばボランティアで設置してくださるNPO法人が一番最初に設置をするときに、道路管理者といいましょうか、地面の管理者である
大分市の安全に対する配慮との間で、調整をしておかなければいけないことがありました。
ぜひ今回も、もうあすだから解決しているとは思うけれども、いざとなったときに、その場所は困りますみたいな話にならないような調整をきちんとしてください。ただでやってくれるわけだから、その辺のサービスはこちらもするべきだと思うので、お願いします。
○
佐藤企画部審議監兼ラグビーワールドカップ・
東京オリンピック・
パラリンピック推進局長
今回、設置個所をふやしてやるというのは、市からの依頼ではなく、商店街が自主的に、
大分まちなか倶楽部が音頭を取る形でガレリア竹町とセントポルタ中央町の両商店街と協力して取り組みを進めているものでございます。
詳細については確認をしておきたいと思います。
○
倉掛分科会長
ビックデータの件なのですが、動線分析結果については画面を印刷したものを提供することが可能となっておりますということですが、せっかくの統計データなので、ホームページ上等でオープンデータ化する考えとかはありませんか。
○
林情報政策課長
ホームページ上で公開することは可能ということで確認はとっております。
今後、情報政策課のほうで統計データ等をとったものを、将来的には公開していきたいと考えております。
○
倉掛分科会長
民間の方がそれを使って少しでも活用できるように、ぜひとも早めの対応をお願いします。
○
林情報政策課長
はい。検討いたします。
○
倉掛分科会長
ほかに質問はありませんか。
○甲斐
委員
ペーパーレス化のほうで、会議の詳細が出ているのですけど、新採用職員研修というのでペーパーレス化をしているのがあるのですけど、新しく採用した方であれば、そこで研修したことを残しておかなければいけない可能性があるのですが、その辺の対応はどのようになっているのですか。ペーパーレスにしてしまうと資料が残らないような気がするのです。
○
林情報政策課長
研修に使用した資料に関しましては、もちろんタブレットで使用するのですけど、後で公開することが可能ですので、必要に応じて資料の提供というのは、現状のシステムを使って提供することが可能となっております。
○
倉掛分科会長
ほかに質問はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
倉掛分科会長
そのほか
執行部から、何かありませんか。
○
衛藤文化国際課長
昨日、御質問のありました別府アルゲリッチ音楽祭とおおいた夢色音楽祭での経済波及効果ついてであります。
まず、A3横の別府アルゲリッチ音楽祭の経済波及効果でございますが、これは、第20回の記念公演を機に、財団が大銀経済経営研究所に依頼をし、算出いただいた報告書の該当部分でございます。中央下線の44億2,200万円がこれまでの経済効果、第20回のみでは1億2,050万円となっております。
言われております
大分市のみでの経済効果の数字は出ておりませんけれども、右のページに、参考としてですが、チケットの地域別販売実績ということでつけております。会場の
大分公演、この部分が
大分市のiichikoグランシアタで開催されたものになります。第20回の部分でいきますと、約40.8%がチケットの全体的な中での
大分市の割合となっております。
続きまして、おおいた夢色音楽祭2018になります。こちらは独自で集計をしているものでございます。
平成29年度、確定しております前年度の観光庁の観光入込客統計を用いて算出しております。額としましては2億4,750万2,000円となっております。算出で用いた指標につきましては、観光庁の観光入込客統計の観光消費額単価を用いております。アンケートをとりまして、日帰りの県内と県外の割合を算出し、来場者数に掛けてそれぞれ算出をしております。
○
倉掛分科会長
質問はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
倉掛分科会長
独自でおおいた夢色音楽祭の経済波及効果をつくっていただいたのですよね。何であえて県内日帰り、県外日帰りとしたのですか。
○
衛藤文化国際課長
アンケートで、どちらから来られましたかということで聞いておりまして、市内、県内とか、県外から来られた方で算出をしております。
○
倉掛分科会長
わかりました。宿泊者数がないからですね。
○
衛藤文化国際課長
はい。
○
倉掛分科会長
ほかに質問はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
倉掛分科会長
質問ではないのですけど、なかなか別府アルゲリッチ音楽祭を別府
大分とかにはできないのですか。
○
衛藤文化国際課長
その部分につきましては、長年別府アルゲリッチ音楽祭ということで認知をされてきているところでございまして、今回、参画するに当たって、その辺のお話をさせていただきましたけれども、別府アルゲリッチ音楽祭というところでの名称が浸透しているので、そこの分についてはまた……。
○
倉掛分科会長
長年やってきたというのはわかるのですが、
平成30年度から
大分市も支出するようになったわけですから、長年やってきたときとは環境が違うので、ぜひとも
大分市としては、やっぱりお金を投入する以上、交渉を続けていただきたいと思います。これは個人としての要望です。
○
衛藤文化国際課長
はい。
○
倉掛分科会長
ほかに質問ありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
倉掛分科会長
では、ほかに
執行部から何かありませんか。
○
安部市民部次長兼
市民協働推進課長
昨日、御質問いただきました、自治
委員連絡協議
会の視察研修につきまして御
説明をさせていただきます。
お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
平成30年度につきましては、自治
委員連絡協議
会の
地区別で5地区におきまして視察研修を行っております。大南地区、稙田地区、大在地区、坂ノ市地区、佐賀関地区につきまして、それぞれ研修の目的と内容を記載させていただいております。
なお、中央地区を初め、他の地区では自治
委員連絡協議
会での視察研修は行っておりません。
○
倉掛分科会長
質問はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
倉掛分科会長
執行部から、ほかにありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
倉掛分科会長
それでは、
分科会の要望事項につきましては、あす20日の
分科会要望等確認日に
委員の
皆さんで御確認いただきたいと思いますが、よろしいですか。
〔「
異議なし」の声〕
○
倉掛分科会長
それでは、次回は、あす20日午前10時に開会いたします。
その際、御確認いただいた要望事項については、正副
委員長・正副
分科会長会議を経て、
総務分科会長報告として、25日の
決算審査特別
委員会全体
会において報告したいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、これにて
総務分科会を散会いたします。
午前11時29分散会...