大分市議会 2019-09-12
令和元年建設常任委員会( 9月12日)
令和元年建設常任委員会( 9月12日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
令和元年9月12日(木)午前9時58分開議~午前11時50分散会
2.場所
第4委員会室
3.出席委員
委員長 藤田 敬治 副委員長 帆秋 誠悟
委 員 穴見 憲昭 委 員 足立 義弘
委 員 野尻 哲雄 委 員 岩崎 貴博
委 員
日小田良二 委 員 高橋 弘巳
委 員 国宗 浩
欠席委員
な し
4.説明員
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、一般議案の議第84号、大分市
手数料条例の一部改正について、
都市計画部関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
山村開発建築指導課長
議案書の議84の1ページをお開きください。
本委員会で御審議いただきますのは、次のページ、別表第4の8の項、建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律に基づく事務に係る手数料でございます。
内容につきましては、お配りしていますA4の資料により御説明をいたします。
まず、提案理由でございますが、建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、新たな認定制度が規定されましたことから、これに係る申請の手数料の額を定めようとするものでございます。
次に、改正内容といたしましては、現行の建築物の
エネルギー消費性能向上計画の認定は、これまで単体の建築物を対象としておりましたが、改正後は連携する複数の建築物についても認定を受けることができるようになります。
これに伴いまして、この認定申請の手数料をそれぞれの建築物に係る手数料を合計した額と定めるよう
手数料条例を改正いたします。
最後に、条例の施行期日は、本条例の公布の日または法律の施行日のいずれか遅い日からとしております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第91号、
低速電動バスの購入についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○橋本都市
交通対策課長
お手元の議案書の議91の1をごらんください。
予算につきましては本年6月議会におきまして承認をいただいておりますが、今回は車両の購入についての議案でございます。
購入車両は
低速電動バスでございます。
台数は1台で、購入金額は3,393万2,943円となっております。
購入先は、群馬県桐生市相生町五丁目484番地の
株式会社シンクトゥギャザーで、契約の方法は、
地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定による随意契約となっております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○岩崎委員
予算措置のときにも、
日本共産党会派は、危険性はまだ解消されていないということで反対をさせていただきました。あれから市民の意見、声を聞いたりして、市民の危険に対する意見であるとかそういうのを市として聴取したという実績はありますか。
○橋本都市
交通対策課長
あれから特段、市民のほうからの意見を聴取したことはございません。
ただ、今月13日に
建設常任委員の皆さんに乗っていただきます、同じ車両のeCOM-10も来ますので。また、来月にはポンチョバスも使って自動運転の実証運行もします。そういった中で、市民の意見、
安全性とかそういった意見を聞いて、また本委員会のほうに御説明させていただきます。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
○高橋委員
車検はありますか。法定点検などそういったものはどうなりますか。
○橋本都市
交通対策課長
車検はあります。
○高橋委員
それは、群馬県のほうから来るということじゃなくて、大分市の中での車検を受けられるのでしょうか。
○橋本都市
交通対策課長
大分運輸支局のほうで車検を受けますので、大分市の中で受けられる形になります。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
○岩崎委員
特段、市民に対する理解が進んだと私は思えませんので、会派としては事業のときに危険性というところは反対したのですけれども、今後、技術は上がっていくものというふうに思いますので、時代の流れというのはあるのでしょうが、やはりそういった市民の理解を進めるのが先ではないかというふうに思います。
レンタルとかも手があるのではないかと思いますので、購入ということには反対とさせていただきます。
○
藤田委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。
以上で当委員会に付託されました
都市計画部所管分の審査を終了しました。
ここで、申し出により執行部から報告を受けたいと思います。
まず、大分市
国土利用計画の改定についての報告を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
それでは、報告の資料1、左上の①の計画改定の経緯についてごらんください。
本市では、
国土利用計画法に基づきまして、市域内における土地利用に関する
基本的方針などを取りまとめた大分市
国土利用計画を平成22年6月に策定しております。地域の特性に応じた総合的かつ計画的な土地利用にこれまで取り組んでまいりました。
そうした中、国の全国計画の基準年から10年が経過をし、
少子高齢化の進行による本格的な
人口減少社会を迎えており、
安全で持続可能な国土利用を目指すために、平成27年8月に第五次
国土利用計画が策定をされています。
その後、大分県においても、国の計画を踏まえまして、大分県
国土利用計画を平成31年3月に策定をしておりまして、本市におきましても、現行計画の目標年を経過していることや全国計画と大分県計画が新たに策定されたことを受けまして、大分市
国土利用計画の今年度中の改定に取り組むこととしております。
次に、②の計画の体系についてごらんください。
国土利用計画には、全国の区域について定める全国計画、それを基本とし
都道府県区域に定める
都道府県計画、さらにそれらを基本とする
市町村区域に定める
市町村計画があります。それぞれ相互に調整を図る必要性があります。
今回策定する
市町村計画は、国、県の計画を踏まえ、計画期間を県計画と同じ令和10年までと設定し、計画内容としては、国土利用の基本方針、区分ごとの10年後の
目標面積等を記載することとしております。
次に、③の現行計画の内容をごらんください。
現行計画の国土利用の基本方針では、①
安全で安心できる土地利用、②循環と共生を重視する土地利用、③うるわしくゆとりある土地利用の3つの観点から、「公共の福祉を優先させ、自然環境の保全を図りつつ、市域の自然的、社会的、経済的及び文化的条件に配慮して、健康で文化的な生活環境の確保と均衡ある発展を図る」を基本方針としています。
今回改定する計画では、現在の社会情勢や災害の発生のリスクなどを踏まえまして、大分市総合計画や
都市計画マスタープランと調整を図る中で、新たな基本方針を設定することとしております。
最後に、④の
スケジュールについてですが、
都市計画部、
農林水産部、
商工労働観光部などで組織する
庁内検討委員会を設置し、各種計画との調整を図りながら、計画案を本年11月に策定をし、その後、
パブリックコメントや議会からの御意見を反映した計画を今年度末までに改定する予定としております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
2点あります。
この件で今問題になっているのは、
市街化調整区域の見直し、いわゆる
コンパクトシティー構想とか。今後の展開を、バス停や駅周辺何キロメートル以内というような形で
まちづくりを進めるという話が進んでいるので、そういう中で、
市街化調整区域に建物を建てられるというような見直し部分も含めて検討していただきたいのが1点。
それから、いわゆる大きなエリアの
農業振興地域については変更が難しいのだろうけど、点在している小規模の
農業振興地域もかかっているところもあるので、そういったところをできるだけ早く外していただきたい。今、そういう見直しをするということで
農業委員会も出ているけど、全く何も進んでいないという状況なので、こういう
国土利用計画の策定の中で、きちっとそういう方向性も見据えて検討していただきたい。
国に対しても、
市街化調整区域について、できるだけ早く。大規模開発というのはもうこれから先は見込めませんが、だけど、やはり集落を維持していくということを考えたときに、子供たちもそこに帰ってきて家を建てられるというような、そこの便宜を図っていかないけないと思うので、その部分について2点指摘しておきますので、それについて関係各課含めて協議していただきたいと思っています。
○
藤田委員長
では、そういうことでお願いしておきます。
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、大分市
都市計画マスタープランの改定についての報告を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料2をごらんください。
まず、左側の上段に記載をしております1の
都市計画マスタープラン改定の経緯でございます。
都市計画マスタープランとは、
都市計画法第18条の2に基づき、市町村が定める都市計画に関する基本的な方針であります。現行計画では、平成23年3月の改定から10年目となる
中間年次令和2年を迎えるに当たりまして、
社会経済情勢や都市の現況、
市民ニーズを確認するとともに、上位・関連計画の策定等との整合を図り、時代に即した計画とすることを目的に改定を行うこととしています。
次に、左側中段にあります2、上位・関連計画との関係性、現行計画の内容についてです。
本計画は、上位計画の「大分市総合計画 おおいた
創造ビジョン2024」や「
大分都市計画区域マスタープラン」などに即し、
まちづくりに密接に関係するさまざまな計画と連携、調整するものとして位置づけられています。
なお、昨年度策定をいたしました
大分市立地適正化計画は、
都市再生特別措置法第82条の規定によりまして大分市
都市計画マスタープランの一部と見なされております。
続きまして、
現行マスタープランは第1章から第4章までの章立てによる構成をされておりまして、現行計画は、前回改定からおおむね20年目となる令和12年を目標年次、令和2年を中間年次として設定をしております。
次に、右側上段にあります3、計画の
改定スケジュールについてです。
これまでに、各施策の進捗状況について整理を行うとともに、
地域まちづくりビジョンの提言内容を参考に各地区が抱える課題について整理を行ってまいりました。
今年度は、適宜、議会、
庁内検討委員会並びに
都市計画審議会等において報告、調整等を行うとともに、第1章の
都市づくりの目標及び第2章の全体構想について
パブリックコメントを実施し、市民意向を確認する中で素案の作成を行ってまいります。
令和2年度には市内13地区で
住民説明会を実施し、必要に応じて素案の調整等を行います。また、令和2年度中の策定に向けて、縦覧、公聴会の実施など必要な法手続を実施してまいります。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、県都大分市
交通円滑化検討会についての報告を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料3のほうをごらんください。
まず、左上の設置の目的、委員構成などについてですが、本市におけるさまざまな
交通課題について県と連携を図る中、県都大分市の
交通円滑化に向けて幅広く意見聴取や連絡、調整などを行うことを目的として、県と市が共同し県都大分市
交通円滑化検討会を設置したところでございます。
委員数は22名で、
学識経験者、それから
交通事業者、行政機関などで構成をしております。
左の中段、
交通の現状と課題についてですが、平成30年1月に
都市計画道路、
庄の原佐野線の元町・下郡工区が開通し、
滝尾橋周辺などで渋滞緩和の効果が得られたところでございますが、依然として
本市中心部と明野地区、稙田地区を結ぶ路線では慢性的な渋滞が残っているという状況がございます。
また、運転手不足に伴うバスの減便等により住民の
利便性低下や昨年11月の大
規模イベントにより
大分スポーツ公園アクセスに関する渋滞問題が顕在化をしたところでもございます。
左下の検討内容につきましては、右上のほうに示しますモノレールやLRT(
次世代路面電車)、BRT(
バス高速輸送システム)など新
交通システム導入の可能性と、右の中段に示します
松岡パーキングエリアを活用したスマートインタ―
チェンジ導入の可能性や
駐車場整備の必要性など、
大分スポーツ公園周辺への
自家用車利用の
アクセス改善について検討をすることとしております。
最後です。右下の今後の
スケジュールをごらんください。
7月3日に第1回の検討会が開催されまして、8月には本検討会の運営支援などを行う業務委託も発注されたところでございます。
今後、検討会を3回開催し、来年度中に
交通円滑化に関する基本方針を策定する予定でございます。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
明野地区、稙田地区での検討はいいですが、鶴崎地区や大在地区から中心部に入ってくる道路の
渋滞対策等についての考え方というのはないのですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
その部分については、総合的に中心部の中でのということで県とこれから検討をしていくことにしております。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
○
日小田委員
現状と課題というのはわかりますが、もとになる背景は何ですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
中心部のほうに慢性的な渋滞があるということで、これは国道10号、それから国道197号も、それから明野のほうからおりてきている県道のところも含めての話でございまして、さらには、
先ほど説明をいたしましたけれども、
大分スポーツ公園での大
規模イベントのときに大渋滞が発生したということで、これは新聞にも出まして、大きな問題となっております。そういった部分を新しい
交通システムを導入することの検討をすることで、将来、解決をしていきたいというようなことでございます。
○
日小田委員
大分市総合計画との位置づけはどうなりますか。
○渡邊
都市計画課長
その部分につきましては、内容を少し精査して調整してまいりたいと思います。
○
日小田委員
検討することはいいと思いますが、例えば、大分市総合計画だとか上位計画だとか、そういうもとになるものが何か見えないです。
交通渋滞などいろいろなことは、ここに現状と課題というのがあるのでわかりますが、それを解決するための手段として、こういうことを検討していると。そのもととなるものがどこかにあるのかと思うので、それが見えないと、計画、計画と言ってもわかりにくいです。我々が一番心配するのは、財政問題とかそういうところなので、もととなるようなものがどこにあるのかというのをわかれば教えていただきたいと思います。
○
清水都市計画部長
もととなる計画でございますけれども、大分市総合計画には
交通の円滑化というのは文言としてはあります。これは市内一円の
交通の円滑化ということにはなっているのですが、これを細かく示しているのは
都市計画マスタープランであります。
都市計画マスタープランの中には、県の区域マスタープランも含めまして
交通の体系、それから
交通だけでいいますと地域
交通網編成計画というのを策定しておりますけれども、そのような中でも位置づけというのは精査しているところでもありまして、
都市計画マスタープランについては、
先ほど説明したように、今後、改定に向けて作業を進めてまいりますので、そういったところも整合を図りながらこの考え方を整理していきたいというふうに思います。
○
藤田委員長
ほかによろしいでしょうか。
○岩崎委員
現状と課題で、市中心部、明野地区、稙田地区と、御説明がありましたが、その内容が、新
交通システムの導入を検討するということで、モノレール、LRT、BRTを挙げられていますが、稙田地区や明野地区にそういったものの導入というような検討ということでよろしいんでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
今の資料の
交通の現状と課題の中にもありますように、それぞれの路線で慢性的な渋滞があるので、そういった方面への新
交通システムの検討ということで、今、県と調整をしております。どこをどう走らせるかという部分は、
都市計画道路等を有効に整備していく中で検討にしていきたいと考えております。
○岩崎委員
ということは、現状として、どこを走らせることについてはまだわからないということでよろしいでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
まだそこの部分については全く見えておりません。今後、検討をしていくということになります。
○岩崎委員
稙田地区の渋滞ですと、やはり国道210号と国道10号がぶつかる宮崎交差点ですね。あそこにどうしても慢性的な渋滞の原因があるというふうに考えていて、この中で検討されているのは、新
交通システムの導入ですけれども、私が必要なのは、
都市計画道路であったり新たな橋であったり、そういったものが特に宮崎交差点の渋滞解消には効果的ではないかというふうに思いますが、検討の中にはそのようなものが入ってないですけれども、その辺の位置づけは議論がされているのでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
現在の渋滞ポイントは数カ所あります。特に国道10号の宮崎交差点は慢性的な渋滞が発生しているということで私どもも考えておりますけれども、この部分をどういうふうに渋滞解消するのかというような部分を、既存の
都市計画道路の有効的な整備とかそういった部分に
交通量を分散する中で新
交通システムをどういうふうに走らせようかというようなところを総体的に県と一緒に考えておりますので、今、業務委託をする中で、現況的な調査をしているところでございます。
○岩崎委員
確認ですが、それはそれで計画して、それにプラス新
交通システムを同時並行で検討しているというような現状ということでよろしいでしょうか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
はい、そういった方向でございます。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、中心市街地公有地利活用基本構想に基づく
民間アイデア募集の提案内容についての報告を求めます。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
資料は、A4縦の資料4-1をごらんください。
中心市街地に位置する荷揚町小学校跡地、大分駅東側の22街区、54街区の利活用につきましては、これまでも総務常任委員会、
建設常任委員会の両常任委員会において随時御説明させていただき、昨年度末に策定した基本構想において、荷揚町小学校跡地には地区公民館やこどもルーム、防災機能施設などの行政施設を示し、22・54街区には
交通結節機能などを示し、各公有地の余剰スペースについては、本年度から公表を前提とした具体的な民間アイデアの募集を行っているところでございます。
6月3日より募集要項の配布を行いまして、6月12日に募集要項の説明会を行っております。説明会には24社43名の方々に御参加をいただきました。
8月上旬に民間事業者9者から提案書の提出がありまして、荷揚町小学校跡地には5案、22街区、54街区には8案の提案がございました。
8月下旬から順次その内容について各事業者からのヒアリングや対話を行っております。
主な民間が整備する提案施設の内容についてですが、次のページ、A3横の資料4-2の下段の赤枠をごらんください。
まず、荷揚町小学校跡地では、商業施設やオフィス、貸し会議室、カフェ、フィットネス、専門学校などの教育機関、子育て支援施設や高齢者施設などが民間から提案をされています。
次のページ、資料4-3それから資料4-4、2枚にわたっておりますけれども、その下段の赤枠の部分をごらんください。
22街区、54街区では、22街区にオフィスやホテルそれから店舗などの複合施設、54街区にはフットサルコートやプール、教育文化施設や集合住宅などが提案されております。
今後につきましては、10月ごろには提案の概要を市民に公表して、ホームページなどで御意見をいただくこととしております。いただいた市民からの御意見を議会、委員会においても御報告しながら、民間事業者からの今回の提案内容等を踏まえて、荷揚町小学校跡地や22・54街区の各公有地の整備に関する個別の事業
スケジュールを決定することとしております。
また、年度末までに、次年度以降に予定しております事業者選定公募に向けた仕様書を作成することとしております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
本庁舎は耐震工事をしましたが、あと何年使う予定ですか。
○
渡邊都市計画部次長兼
都市計画課長
マネジメント計画の中で管財課と企画部の公共施設マネジメント推進室のほうが示しておりますのがトータル80年使いましょうということで計画をしており、一昨年、耐震改修工事をしたのが約40年経過した後でございますので、あと残り40年ほど使うという考え方に至っていると聞いております。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に、祝祭の広場の効果検証についての報告を求めます。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
お手元の資料5をごらんください。
この内容は、8月26日の
建設常任委員会で御説明させていただいた内容と同じですので、項目だけの御説明とさせていただきますが、1、効果検証の目的、2、効果検証の項目、3、調査計画、4、来場者アンケート調査につきましては記載のとおりでございます。
1点だけ、調査計画3の中の歩行者通行量調査につきましては、8月31日土曜日に調査を行っています。
次のページをごらんください。
来場者に対してのアンケート調査票になります。
まず、左上に広場の主な施設を記載しております。
次に、質問項目といたしまして、問1から問18までについて上から順に読み上げさせていただきますが、性別、年齢、お住まい、
交通手段、宿泊、広場を訪れた理由、訪れることを決めた時期、中心市街地に訪れる機会がふえると思うか、滞在時間が長くなると思うか、魅力が向上したと思うか、滞在時間、魅力ある
まちづくりに寄与しているか、訪れた場所、また広場に訪れたいか、広場をどのように利用したいか、広場の利用に期待すること、自由意見の項目としております。
また、問19から問24までは、経済波及効果を求めるための支出額の項目にしております。
なお、8月26日の
建設常任委員会におきまして、岩崎委員のほうから、大分駅におり立った人に対しても、どのように祝祭の広場を評価するか、それを見るかという話がありましたので、特に問13につきましてはそういう問いかけをしているとともに、もともと来場者という形にしておりましたけれども、大分駅前、祝祭の広場を訪れない方につきましても、100サンプル程度を目標にアンケートをとりたいというふうに考えています。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○高橋委員
祝祭の広場の施設整備として国の補助金を使っているという発言が、祝祭の広場のオープニングセレモニーの際に市長からありましたが、このことについてはどうなのか、どのぐらい使っているのかということもあわせて教えてください。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
祝祭の広場の国費につきましては、社会資本整備総合交付金の充当を一部させていただいております。工事費の一部で動かない物ということになっておりまして、移動式の植栽コンテナなどは非対象ですけれども、国費で1億8,600万円、事業費ベースでいきますと4億6,500万円となりますけど、その分について充当させていただくように考えています。
○高橋委員
私が過去、経験しているのは、佐賀関の一尺屋にある中学校で、10年以内で廃校になるといったときに、国から予算をもらっており、返還金が生じるので施設が何もさわれない。恐らく佐賀関高校も、移設もしたんだけど、そのまま閉校になって、後は何も用途がないまま。これは用途を変更したら補助金を返還しないといけないということになっていたためです。その負担が大きいのかどうか知りませんけれども、私が一尺屋の中学校で聞いたときには、あの当時、4億円がまだ残っているのでという説明を受けて、施設が何も手つかずに10年であるとか、ある一定の期間まで使えなかった、あたることができなかった。期限が切れて福祉施設などに売却するとか、用途を変えるとかいうことで活用できたということになったのですけれども。
今回の場合、一昨年の8月でしたか、「祝祭広場については、中心市街地の活性化等に資するため、現在提案している整備方針に拘泥せず、中期、長期の視点からもあらゆる手法の検討を行っていくこと」という附帯意見をつけています。
そういった中で、国の補助をもらっているということがあるならば、例えば、用途変更をする場合、我々としては、祝祭の広場として市街地の活性化につながらない状況になっていると、これは違う形で使ったほうがいいのではということで、用途変更ということになれば、いただいた補助金を返還するということになろうかと思いますが、その辺はどうなりますか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
用途変更の場合、交付金につきましては、県と国土
交通省が所管をしていますので、その取り扱いについて協議を行うということになるというふうに考えています。
○高橋委員
その協議になるということを当時の
建設常任委員会では説明しておりましたでしょうか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
今の委員の御質問に対して、そういう形の御説明なり答弁をしておりません。
○高橋委員
今の委員は、もし用途変更したら補助金を返すんだ、ある程度、コンプリートというか、されているということを知らないまま、知らないというか、そう説明しなかったということになるということですね。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
今の御質問に対して、そういうお答えをしていないというところでございます。
○高橋委員
例えば、ごみの有料化は成果が出なかったら、ごみの有料化をやめることもあり得るということを附帯意見としてつけています。補助金をもらうことについては何も問題ないと思いますが、我々の附帯意見と考え方がちょっと違う、といったときに補助金を受けているがゆえに、こういったことがあり得るという説明をやっぱり執行部としてはきちっとするべきと思います。
祝祭の広場は、ここににぎわいがあるのかないのかというのは、こうですよ、こうですよと、議論してから成果を出すものだけれども、何か意味が非常に薄いというか、何のために附帯意見をつけているのかと。もともと、大分駅南に
大分いこいの道があり、そこでもイベントができ、大分駅の北口にもイベントができる駅前の広場があり、もう一つ要るのかという中で、中心街の活性化に資するものだということで祝祭の広場を建設しているのであれば、中心市街地の活性化になっているかどうかというものを考えていくということでの、あらゆる手段ということは見直しもあり得るということになっているわけですから、そういうことがあり得ながらその補助金を使いますよという説明をしてくれないと。
例えば、祝祭の広場を使っていない人がいたら、大分駅南のそういった人を祝祭の広場に呼び込んでくるようなこともして、これが正当性を持つような形になるので。3広場のいろんなバランスを見ながら考えていかないといけないというふうにも思うので、やっぱりきちっと議会には説明すべきと、特にそういうふうに思いますので、考え方を聞かせてください。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
これまで充当しております交付金の取り扱いについて御説明を行っておりませんので、今後は、事業の検証に着手しておりますけれども、行う中で、交付金の取り扱いにつきましても、議会に対してより丁寧でわかりやすい説明に努めてまいりたいと考えています。
○高橋委員
今、固定している、あの4脚の移動式のクレーンですが、非常に天井が高いので、雨が降り込んでしまうことがあるとした場合、あり得ないかもしれないけれど、この高さでは、常時置いておくのはだめだと、改造するとかいうことになった場合は、これも補助金などそういったものに対しての用途変更とかいうのにはならないのですか。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
改造というお話ですけれども、内容によってということになろうかと思います。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、大分市景観計画の改定についての報告を求めます。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
お手元の資料6をごらんください。
まず、景観計画改定の背景についてですが、本市では、平成18年に大分市景観計画、平成19年に大分市景観形成ガイドラインを策定し、市内全域において景観形成に関する規制や誘導を行い、緩やかな景観誘導を行ってきたところでございます。
特に、景観重点地区として位置づけた大分城址公園周辺地区や西大分地区では景観地区を定めておりまして、大分駅南地区では、地区計画などにより個別の規制、誘導を行う中で地域固有の良好な都市景観が形成されるなどの成果が生まれているところでございます。
このような中で、策定から10年が経過いたしまして、大分市総合計画などの上位計画や関連計画の見直しも行われ、これらの計画との整合を図る必要や風力発電や太陽光発電事業など景観計画策定当初には想定されていなかった課題等も生じております。このような課題などへの対応を行うため、大分市景観計画の改定を行いたいと考えております。
ページ下段の景観計画を改定することによる効果についてですが、景観特性エリアごとの規制内容に変更し、地域の景観特性に応じた景観形成が図られること、また地域独自の景観ルールについて提案制度を活用して定めることが可能となること、また景観に重要な施設や樹木を景観重要公共施設や景観重要樹木などとして位置づけることができ、地域の良好な景観形成を推進、保全することが可能となります。
次のページをごらんください。
主な改定内容についてですが、1として、市民や事業者にわかりやすい内容とし、2として、風力発電や太陽光発電設備の届け出規模の厳格化を図り、3として、景観計画届け出における事前協議の制度化を図り、4として、地域の景観特性に応じた景観形成を図り、5として、景観形成推進区域である重点地区に重要地区や特徴のある景観を有する地区を追加することとしたいと考えております。
右のページになりますが、6として、景観重要建造物などの指定や保全等の方針を追加し、7として、景観重要公共施設を指定できる仕組みを追加し、8として、屋外広告物に関する基本方針を追加し、9として、総合的な景観施策を盛り込むこととしております。
次に、ページ下の改定の
スケジュールについてですが、既に平成29年度から取り組みを進めておりまして、これまでも
建設常任委員会の皆様方に御報告させていただいているところでございますが、今年度、令和元年度につきましては、
住民説明会を10月上旬から予定しておりまして、
パブリックコメントを実施し、景観審議会や都市計画審議会の意見をお聞きすることとしております。
令和2年度には、6月の市議会定例会に景観条例の改正案を提案させていただき、議決をいただければ、約3カ月間の周知期間の後、10月から改正景観条例を施行したいと考えております。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○岩崎委員
景観計画の中で、大分城址公園周辺地区を景観重点地区としてということで位置づけられていますが、新聞にも出ましたが、入り口のコンクリートのことであるとか、あと市役所側の隅やぐらの足場のコンクリートがむき出しになっていることであるとか、大分城址公園そのものについての景観というのも、公園としての整備は、当然、第一義的でしょうけれども、配慮しなくてはいけないとは思っていますが、公園そのものの景観についての今の認識というか、その辺をお聞かせいただければと思います。
○
姫野都市計画部次長兼
まちなみ企画課長
大分城址公園の周辺地区でも、景観地区ということで指定をされていまして、今、市内全域の景観計画よりも少し厳し目の決まり事になっております。そういうことを踏まえながら、当然、歴史性ですとかそういったものを、私どもは今、イルミネーションとか発信しながら、情報発信、歴史文化、観光拠点という位置づけが
都市計画マスタープランにもありますので、そういったものに配慮しながらそういった取り組みを進めてまいるとともに、この景観計画の上でも、そういった形で守るべきところは守るという形でうたいこんでいきたいと思っております。
○岩崎委員
歴史文化のところはやはり重要視されるべきではないかと思います。特に大分城址公園に関しては。私はすごくお城とか好きでよく行きますが、ポイントは、やっぱり昔感が感じられるかどうかというところが、こんな表現がいいのかどうかわかりませんが、それがポイントの1つなんですね。コンクリートがむき出しであるとか、かなり風情を損なってがっかり感が出てしまうので、そういった配慮したものについて、厳し目のというか、規制のところまで行かなくても、そういう配慮をするのは位置づけとして必要ではないかというふうに思っておりますので、要望させていただきたいと思います。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、
OITAサイクルフェス!!!2019についての報告を求めます。
○橋本都市
交通対策課長
OITAサイクルフェス!!!2019について御報告させていただきます。
資料7をごらんください。
2ページをお願いいたします。
平成26年より開催いたしました本大会は通算6回目となり、国際大会として2回目の開催となりました。
来場者数でございますが、昨年の約6万8,000人からは減少しましたが、8月という真夏の暑い時期にもかかわらず、県内外から約5万人の方々に訪れていただき、本市のにぎわい創出に大きく寄与できたものと考えております。
3ページをお願いいたします。
出場チームは、香港、マレーシア、フィリピンの3カ国5チームの海外チームを含む18チームを招聘いたしております。
5ページをお願いいたします。
8月10日に開催いたしましたUCIおおいたいこいの
道クリテリウムでは、チームブリヂストンサイクリングの今村選手が優勝し、6ページをお願いいたします。翌11日に開催いたしましたUCIおおいたアーバンクラッシックでは、マレーシアのチーム、トレンガヌ・サイクリングチームのドリュー選手が優勝いたしました。いずれのレースも2位の選手とのタイム差はゼロ秒という最後の最後まで目が離せない白熱したレースが展開され、国際基準のハイレベルなレースが繰り広げられました。
16ページをお願いいたします。
新聞記事を掲載しています。多くのメディアの皆様に取り上げていただき、大分市や本大会の魅力について情報発信ができたものと考えております。
ことしの大会は、大分市出身で、昨年優勝しましたシマノレーシング所属、黒枝咲哉選手の連覇はかないませんでしたが、兄の士揮選手も含め、大分市出身の選手にはレースを盛り上げていただくとともに、市報やSNSなど本大会の広報にも積極的に協力していただきました。引き続き協力をいただき、市民の活力となっていただきたいというふうに思っています。
最後に、来年、2020年、令和2年度の開催予定について御報告いたします。来年度の開催につきましては、例年どおり10月秋の開催とするようスイスにあります国際自転車競技連合に申請を行っております。結果につきましては、発表があり次第、御報告させていただきます。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、ふれあい
交通運行事業についての報告を求めます。
○橋本都市
交通対策課長
資料8をごらんください。
事業概要ですが、ふれあい
交通運行事業は、公共
交通機関の利用が不便な地域に居住し、自家用車を運転しない方などの日常生活における移動手段を確保することを目的とし、平成24年から本格運行を開始した乗り合いタクシーでございます。
制度概要ですが、対象地域は最寄りの路線バス停留所から500メートル以上遠い地域としており、運行ルート、運行日、運行時刻は住民の方との話し合いで決定しております。
運行回数は週6便から20便、利用対象者は対象地域にお住まいの方、運賃は1回200円としておりますが、小学生以下と高齢者ワンコインバス乗車証提示者は100円となっています。運行方法は登録制、予約制としており、運行日前日までに1名でも予約があれば運行しています。
要綱改正についてですが、現在、予算審議中ですが、来月10月1日より大分市高齢者ワンコインバス事業が大分市長寿応援バス事業へ見直される予定のため、当該要綱第8条に記載しています運賃について、「高齢者ワンコインバス乗車証提示者」の部分を「長寿応援バス乗車証提示者」と改正しようとするものです。
運賃はこれまでと同様、100円といたします。
今後、地域検討会などを通じて利用者に周知を図っていきたいと考えております。
改正実施日は10月1日を予定しております。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
○岩崎委員
特段今回のというわけではないですが、現時点での利用者やこの事業を始めて地域の方々の声というのを把握していれば、どのようなものが上がっているのかをお聞かせください。
○橋本都市
交通対策課長
利用者につきましては、昨年度、28ルートで登録者数が1,123人、延べ利用者数は1万1,610人となっております。
利用者の声といたしましては、非常に便利がいいというような声もいただいておりますけれども、目的地ができるだけ便利なところ、例えば医療機関ですとかスーパーとか、そういうところに直接乗り入れができればいいという意見も伺っているところでございます。
○岩崎委員
今後については調査をどのように行っていくのかお聞かせください。
○橋本都市
交通対策課長
今後につきましては、来月より地域検討会というのが始まります。そういった中で、まず、利用者の方にどういった形で運行するのがよろしいのか、いろんな改善点をお聞きする中で、より使いやすいふれあい
交通事業を考えていきたいというふうに思っております。
○
藤田委員長
ほかによろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、次に、大分都市計画事業横尾土地区画整理事業計画第7回変更についての報告を求めます。
○
堤まちなみ整備課長
お手元の資料9をごらん願います。
横尾土地区画整理事業につきましては、事業期間を平成2年度から令和元年度として取り組んでまいりましたが、工作物移転補償交渉において不測の日数を要し、工事完成がおくれておりますので、換地処分に向けた事務処理に着手できないことから、施行期間を2カ年延長して、事業期間を令和4年3月31日に変更するものでございます。
なお、今後は、県へ施行期間延長の変更事業認可申請を行う予定としております。早期に補償交渉を円満にまとめ、工事の完成から出来形確認測量による道路や公園などの公共用地及び宅地面積を確定させ、換地処分に向けた事務処理に着手し、横尾地区住民の念願である早期完成の要望に応えるべく努力いたしてまいりたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
○岩崎委員
理由としての工作物移転補償交渉というのをもう少し詳しくお聞きしたいのですが、普通の移転交渉とどう違うのかというところに重点を置いて御説明いただければと思います。
○
堤まちなみ整備課長
場所については、大東中学校の北側のアスファルト舗装部分でありまして、一部、所有者の善意により使用していた土地があり、その土地を巡る民間のトラブルに大分市が巻き込まれており、アスファルト舗装がまだ残っておりまして、その分の撤去について、今、地権者と鋭意交渉しております。昨年の10月から交渉しており、現在、順調に話が進んでいますが、あともう一歩のところにおりますので、早期にまとめたいと、このように考えております。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいですかね。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、公園内の照明灯などの
LED化事業、
ESCO事業の導入方針についての報告を求めます。
○分
藤公園緑地課長
お手元の資料10をごらんください。
ESCO事業は、市と契約した業者がLED化にかかわる全ての経費を光熱費の削減分で賄う事業であり、その主な事業効果は、市は、LED化に伴う初期投資費用なしで一斉にLED化することができ、
ESCO事業期間中には事業者による包括的維持管理が行われることで職員の業務負担が軽減され、また一定の支出負担減が保証されることです。
公園緑地課の現状と課題についてですが、公園緑地課が管理している現在の公園の照明灯の数は2,213柱あります。また、
ESCO事業に取り組む課題といたしましては、事業者が省エネルギー診断、事業計画を策定するために必要な基礎資料において幾つかの把握できていない項目があり、事前に調査しなければならないことです。
早期にLED化することが維持管理費削減となることから、今後の予定に記しておりますとおり、
ESCO事業に取り組めるよう努めていきたいと考えております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、昨年の
市民意見交換会の意見や質問等に対するその後の経過についての報告を求めます。
○橋本都市
交通対策課長
資料11をごらんください。
ナンバー1のその後の経過でございます。「本年5月に開催された、『佐賀関地区自治会連合会総会』において、参加のありました約50名の自治会長に対し、『ふれあい
交通』の制度説明と資料配布を行い周知を行っております。また、9月下旬より、利用者の声を運行に反映するため、各ルートに地域検討会を開催いたします。引き続き、本事業の利便性向上に努めてまいります」。
引き続きましてナンバー2でございます。「JR九州からは、スマートサポートステーションが導入された駅については、利用状況を把握するとともに、その内容について精査していると聞いており、特に現段階で新たな動きはございません。 本市といたしましては、引き続き市民や利用者に不安を与えないよう、利用状況や
安全性・利便性の確保など、十分な調査と検証を行い、慎重な検討と丁寧な説明を求めてまいります」。
○分
藤公園緑地課長
3番から6番、公園緑地課の分につきまして説明をいたします。
3番、その後の経過といたしまして、「プレーパークについては、平和市民公園や七瀬川自然公園のような広い公園でも許可できますが、現在までプレーパークに関する使用許可申請や問い合わせ等は受けていない状況です」。
続きまして4番、「令和元年7月現在、郷土の緑保全協定の締結件数は29件で、申請により面積1平米当たり4円と、固定資産税、都市計画税相当の助成を行う予定です」。
5番、「公園内でのバーべキューについては、平成31年3月20日より、稙田地区にある七瀬川自然公園内の河川敷の一部において、新たな交流空間の提供を目的に、年間を通じて利用できるバーベキューエリアを設定しました。 公園内への車の乗り入れについては、公園は本来、人が集まる場所であり、
安全上原則認めておりませんが、自治会が行う催し物等において、公園利用者の
安全確保を前提に認めております」。
6番につきまして、「今年度は、要望のあった公園45ヶ所に啓発看板を設置しました。今後も公園内でごみを燃やす等の行為が確認された場合は、注意看板を設置するなどの対策を講じ注意喚起してまいります」。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○岩崎委員
2番目のスマートサポートステーションのところですが、これを見る限りでは、今、導入された駅についての言及だと感じますが、例えば、鶴崎駅や中判田駅とか、今後導入されるであろうというところについての動きなども市民としては関心が高いのではないかと思います。それについての言及が少しあったほうがいいのではないでしょうか。
○橋本都市
交通対策課長
まだ導入されていないところにつきましては、JR九州から、特段、導入に関する情報は入っておりませんので、今のところは記述していないところでございます。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○穴見委員
この記載の内容云々ではないですが、導入されたところと、導入された経過に関して、定期的にJR九州と意見聴取というか、現状を聞くような会議というか、そういう場を持たれていますか。
○橋本都市
交通対策課長
毎月、導入した駅の状況等は報告をいただいています。そういった中で、介助が必要であった件数や問い合わせがあった件数というのをお聞きしておりますけれども、JRのほうからは特段支障があるような事案は起きていないというふうに伺っております。
○
藤田委員長
ほかによろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部のほうからそのほかとして何かございますか。
○姫野
まちなみ企画課長
大分城址公園仮想天守イルミネーションに係るフォトコンテストを行いたいと考えておりまして、募集期間は10月から12月までの3カ月間、グランプリ、準グランプリ、入選の5作品を選びたいと考えております。表彰作品の発表は、来年2月14日に行うイルミネーションのラストイベントにおきまして発表させていただきたいと考えております。
○
藤田委員長
今の報告の中で、委員の皆さん方からは御質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部は、ほかにありますか。
○橋本都市
交通対策課長
大分バス株式会社が来月10月1日付でダイヤの一部改正を行う予定でございますので、御報告させていただきます。
大分バス株式会社は、9月5日に、来月10月1日に実施するダイヤを一部改正する内容について公表しております。主な改正内容は、大分-竹田方面各線の廃止と、大分市内路線、大分-臼杵方面路線等の一部改正となっています。大分地区におきましては、大分-臼杵線、野津原線、牧-一里塚線、大分-戸次線で運行ダイヤが変更される予定となっております。
○
藤田委員長
ただいまの報告の中で、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部は、ほかにありますか。
○橋本都市
交通対策課長
ラグビーワールドカップ時における大分
松岡パーキングエリアの利用について、御報告させていただきます。
今回のラグビーワールドカップ時における
交通輸送につきましては、ラグビーワールドカップ2019大分県推進委員会により、
安全かつ円滑な
交通輸送を目的に、国、県、市、
交通事業者等で構成された
交通輸送専門委員会が組織され、本市も参画する中、
交通輸送実施計画により実施されているところでございます。
大会当日は多くの観客が来場することが予想されるため、大分
松岡パーキングエリアを管理する西日本高速道路株式会社と協議を行い、10月2日、5日、9日、19日、20日の試合当日に、
大分スポーツ公園やその周辺で発生した救急事案等による出動による緊急車両の走行に要する時間の短縮を図るため、大分
松岡パーキングエリアの緊急開口部から高速道路に出入りすることについて了承を得たところであり、救急事案等が発生した際には、緊急車両の走行に活用されることとなっております。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、皆さん方から御質問等はよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からそのほかはよろしいでしょうか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
それでは、委員の皆さん方からそのほかとして何かありますか。
○高橋委員
都市計画部所管の中で、例えば開発の関係などいろいろな申請等があって許可をする業務があると思いますが、開発の件数、許可申請の数とかいうのは、ここ2、3年の状況を含めて、最近は多くなっているのでしょうか。
○
山村開発建築指導課長
ここ数年、毎年増加しております。
○高橋委員
どのくらいの増加の傾向でしょうか。
○
山村開発建築指導課長
ここ3年でいいますと、毎年20件ずつぐらいは増加しているという状況でございます。
○高橋委員
ほかの申請で、例えば、危険物の申請、設置許可とかそういったものについては、申請を出したらおおむね2週間という期限が決められて許可をするということになりますが、そういった開発行為の場合は、その期限はありますか。
○
山村開発建築指導課長
期限は、本申請、開発の許可申請を含めた許可の審査日数は定めております。
○高橋委員
どのくらいの時間ですか。
○
山村開発建築指導課長
21日とされています。
○高橋委員
今、許可申請の数がふえているといった中で、許可が遅れているとか、そういった支障を来しているような現状というのはありますか。
○
山村開発建築指導課長
支障といいますか、開発許可については、事前審査、事前協議、そして本申請と、この3段階というものが法律、要綱等に定められておりますので、その所要の日数はかかっているというような状況でございます。
○高橋委員
今、職員の残業というのはどのくらいのレベルになっていますか。働き方改革で、人事課のほうからもいろいろな話があると思いますが、多いでしょうか、それとも普通どおりでしょうか、どんな状況になっていますか。
○
山村開発建築指導課長
職員は、水曜日はノー残業デーですけど、それを除けば、ほぼ残業をしておるような状況でございます。
○高橋委員
どのぐらいの時間ですか。
○
山村開発建築指導課長
40時間を超えるような職員も中にはいます。
○高橋委員
開発行為の場合は経験が物を言うと思いますが、これまで退職者も多くなってきて、若い人にかわってきているということもあり、実は、開発行為で申請を出して3カ月かかると、そういう話がありました。やっぱりこういう活発な開発行為をやれるというのは、市民サービスにもなります。経験者が退職されて、若い人へのバトンタッチもなかなか難しいところもあるでしょうが、うまく流れをつくって、市民の活発な開発行為に対するものに、うまく経験者を人的に配置するなどしてください。
働き方改革で、残業について言われているというような話も聞いています。そういった中で、市民サービスの低下にならないよう、ぜひ取り組んでほしいなというふうに強く要望させていただきたいと思います。
○
藤田委員長
ほかに委員の皆さん方からはございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
以上で
都市計画部の案件が全て終了いたしました。
続いて
上下水道局の審査を行いますので、説明員の交代をいたします。
都市計画部の皆さん方、大変お疲れさまでございました。
〔
都市計画部退席、
上下水道局入室〕
○
藤田委員長
それでは、続いて
上下水道局の案件についての審査を行います。
審査に先立ちまして、
三重野上下水道事業管理者より発言の申し入れがありましたので、これを許可いたします。
○
三重野上下水道事業管理者
藤田委員長、帆秋副委員長を初め
建設常任委員の皆様方には、平素から上下水道事業に対しまして御指導、御鞭撻をいただいておりますことに対し、厚く御礼を申し上げます。
それでは、少しお時間をいただきまして、6月議会での委員会以降の諸事情等の御報告をさせていただきます。
まず、8月1日から7日の水の週間に合わせて、水の大切さなどへの理解を深めていただき、上下水道の普及啓発を図ることを目的に、7月31日から8月1日にかけて、市内の小学4年生から6年生とその保護者を対象に、古国府浄水場と弁天水資源再生センターを見学するわくわく上下水道たんけん隊を実施し、延べ98人の参加をいただきました。
次に、8月6日から8日の3日間にわたり、国、地方自治体、研究機関等の研究者や実務者が、下水道関連の技術や下水道事業経営などに関する日ごろの研究成果や実務事例を発表し相互に情報交換することを目的とした第56回下水道研究発表会がパシフィコ横浜で開催されました。
今回初めて本市から参加し、本年3月に策定した経営戦略についての研究発表を行い、職員の手づくりによる戦略であることについて、参加者からは驚きの声とともに、多くの質問や称賛の言葉をいただき、全国へアピールができたところでございます。
また、8月20日には、公共下水道事業における整備費を確保するため、市長とともに国土
交通省を訪問し、来年度の国庫補助金の確保に向けた要望書を提出してきたところでございます。このような要望活動により、今年度の公共下水道事業の国庫補助金につきましては8億円の増額となっているところでございます。
上下水道事業の諸事情等の報告につきましては以上でございます。
なお、今回の当委員会に付託されております議案は2件、報告事項は3件でございます。詳細につきましては担当課長より御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
最後に、今定例会に上程いたしております議第95号、平成30年度大分市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、議第96号、平成30年度大分市公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定につきましては、改めまして分科会にて御審議いただくこととなっておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
藤田委員長
それでは、審査に入ります。
初めに、予算議案の議第76号、令和元年度大分市
公共下水道事業会計補正予算第1号の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
衛藤経営企画課長
〔予算書①13ページ 令和元年度大分市
公共下水道事業会計補正予算について説明〕
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、一般議案の議第79号、大分市企業職員たる
会計年度任用職員の給与の種類及び基準を定める条例の制定についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水総務課長
お手元のA3資料②をごらんください。
地方自治法及び地方公務員法の一部改正により、一般職の非常勤職員の任用等に関する制度が明確化され、新たに一般職の非常勤職員である
会計年度任用職員に関する規定が設けられたところでございます。
本市といたしましても、常勤職員が行うべき業務に従事する職は正規職員を配置することを基本とする中で
会計年度任用職員の制度設計を行ってきたところであり、本条例は、本市の企業職員たる
会計年度任用職員の制度を整備するため、その給与の種類及び基準について定めようとするものでございます。
なお、本条例に係る制度の内容等につきましては、市長事務部局と同様でございます。
それでは、資料左側の図をごらんください。
上段の図にあります臨時的任用職員やパート職員、さらに嘱託職員につきましては、任用の厳格化に伴い、令和2年4月以降は一般職の非常勤職員である
会計年度任用職員に移行する予定です。
なお、
会計年度任用職員にはフルタイム勤務とパートタイム勤務がありますが、職員の勤務実態を踏まえ、各所属長と十分に協議する中、パートタイムの勤務時間で対応できるものと考えております。
資料右側をごらんください。
1、募集、採用についてですが、現行の嘱託職員については、勤務評定等をもって選考により
会計年度任用職員として採用する予定です。
また、現行の臨時職員につきましては、原則、競争試験の対象となり、採用候補者名簿へ登載された者の中から順次採用する予定です。
2、勤務時間及び休暇についてですが、
会計年度任用職員の勤務形態はパートタイムを基本とし、再任用職員と同様の週5日勤務と週4日勤務、現行パート職員と同様の時間勤務の3種類となります。また、休暇の範囲も広がる予定です。
3の給付についてですが、パートタイムの
会計年度任用職員には、①報酬、②通勤手当に相当する費用になる費用弁償、③期末手当が支給されることとなります。
現行、事務職の嘱託職員であれば年額220万8,000円、臨時職員については年額でおおむね173万8,000円支給されておりますが、
会計年度任用職員となった際には、年額でおおむね228万7,000円が支給される見込みとなります。
4の再度の任用についてですが、
会計年度任用職員の任期は、採用日の属する会計年度の末日までの期間の範囲内とし、人事評価結果等による能力実証を経た後、4回を限度に再度任用できることといたします。
5の今後の
スケジュールですが、条例案の議決をいただいた後、来年度募集の採用試験について10月15日号の市報に掲載した後、11月中旬から下旬に筆記試験、面接試験を実施し、年内には結果を発表する予定としております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○岩崎委員
まず、技術職の方も含むのですけれども、呼び方は変わってくるのでしょうが、現時点では正規、非正規という言葉で質問しますが、非正規の方と正規の方で業務が同じ、そういう現状は、あるのでしょうか。お聞かせください。
○
清水総務課長
業務につきましては、正規職員がするべき業務につきましては正規職員に担当させております。その中で、非正規職員がするべき業務を非正規の方にしていただいております。
○岩崎委員
済みません。質問の仕方が悪かったですが、正規職員と同様の業務を行っている非正規の職員の方の実態は、今、あるのでしょうか。お聞かせください。
○
清水総務課長
その実態については、整理しておりますので、ございません。
○岩崎委員
整理しているからないということは、ないということでいいのですか。
○
清水総務課長
はい。
○岩崎委員
はい、わかりました。
○
藤田委員長
ほかには質疑、意見はありませんか。
○岩崎委員
1年超して、本人の希望があれば継続して雇用をということが基本になるとは思いますが、そうならない場合は、継続の判断は所属長ということになるかと思いますが、そのときの判断のマニュアルといいますか、明確な指針というか、そういったものは存在しているのでしょうか。お聞かせください。
○
清水総務課長
今後の
会計年度任用職員のことでよろしいですか。
○岩崎委員
はい、そうです。
○
清水総務課長
それにつきましては、人事評価を取り入れる予定となっていますので、その人事評価をもって再度任用するかどうかを決定することとなっております。
○岩崎委員
その人事評価の中身について、文言化されたといいますか、マニュアル化されたといいますか、そういったものは存在しているのでしょうか。
○
清水総務課長
今、人事評価について、どういった形にするか検討中でございます。今から作成する予定です。
○
藤田委員長
よろしいですか。
○岩崎委員
あともう一つ。一般質問の中で斉藤議員も言及しましたが、国の財源については同じような考えでいいかどうかの確認をしておきたいと思います。
○
清水総務課長
答弁のとおりでございます。
○
藤田委員長
ほかには質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
○岩崎委員
質疑の中でも少し述べましたが、継続に際する人事評価の中身について明確でないことや国の財源がいまだ明確ではないというところから、安定的に職員を保障していくというのが担保されていないと私は判断しますので、反対させていただきます。
○
藤田委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で当委員会に付託されました
上下水道局所管分の審査を終了いたします。
ここで、申し出により執行部から報告を受けます。
初めに、大分川ダムについての報告を受けます。
○
左山水道整備課長
お手元の右上に資料③と書いたA3横の資料をごらんください。
大分川ダムは、洪水調整、流水の機能維持、水道水の供給などを目的とした、高さ91.6メートル、総貯水量2,400万立方メートルのロックフィルダムであり、昭和62年に建設事業に着手し、平成29年5月に本体盛り立て工事が完成したところであり、現在、ダム湖周りの林道を整備中でありまして、令和2年3月末の完成予定となっております。
洪水調整機能としましては、先月の台風10号に伴う豪雨により8月14日10時から15日18時までの累積降雨量が298ミリメートルを観測しましたが、ダムに256.7万立方メートル、これは25メートルプール約7,132杯分に相当する水を一時的に貯留し、七瀬川の胡麻鶴地点で44センチメートルの水位低減を図ることができました。
資料右側上段をごらんください。
上下水道局が大分川ダム事業に参画した経緯ですが、昭和56年ごろには人口の増加や市勢の急激な発展等により水需要がふえ続け、100戸以上の新規開発団地への給水を保留するなど、水道の供給能力は逼迫した状況だったことから、長期的な安定水源を確保するために、昭和61年に大分川ダム建設事業に参画することといたしました。
昭和63年には、既得水利権1日当たり5万立方メートルでは不足が生じたことから、大分川ダム使用権を前提に、暫定豊水水利権1日当たり1万立方メートルを取得したところですが、その間も浄水場の平均稼働率が96%前後の厳しい運転状況が続いたことから、平成13年に暫定豊水水利権を1日当たり2万3,000立方メートルに増量いたしました。
令和2年4月からは、大分川ダム完成により既得水利権5万立方メートルに大分川ダム参画水量3万5,000立方メートルを加えた安定水利権8万5,000立方メートルを古国府浄水場の取水口で取得できるようになります。
続きまして、資料右側の中央をごらんください。
大分川ダムに関連した水道施設の整備状況ですが、道の駅のつはるや仮称天空広場のつはるの完成により、イベント時には、水道水を供給しています野津原西部第2浄水場の浄水処理能力が不足しますことから、浄水場内に1日当たり250立方メートルの水を供給できる浄水装置を増設することとしております。
続きまして、資料右側下段をごらんください。
大分川ダム周辺の整備事業としましては、仮称天空広場のつはるは現在施工中でありまして、令和2年3月の完成を予定しております。
また、道の駅のつはるにつきましては、建物はほぼ完成しており、現在、外構工事を施工中でありまして、令和元年11月24日の開業を予定しております。
資料中央下段になりますが、ダム完成後の地域振興の取り組みとしまして、ななせダムが末永く地域の人々に親しまれ、ダムを生かした水源地域の自立性、継続的な活性化とバランスのとれた流域圏の発展を視野に置いたななせダム水源地域ビジョンを策定することとしており、市長を中心としたななせダム水源地域ビジョン策定委員会や各団体、市役所の関係課が参加する協議会、そして各分科会が開催されております。
また、ななせダムにおける水源地の保全やダム湖の水質保全等のあり方、ダム湖面の利活用のルールや
安全対策等を策定し、関係機関が連携してななせダムの水源地域の保全を図ることを目的に、ななせダム水源地域保全協議会が開催されております。
上下水道局として、大分川ダムの水質管理としましては、現在、月1回の頻度で臭気物質、プランクトン等の化学・生物学的な項目に関する水質調査をダムの下流側、田尻と胡麻鶴の2カ所、それと上流側の荷小野の1カ所で行っております。
また、ダム完成後は、この3カ所に加えましてダム湖水及びダム上流域の2カ所の調査を行い、迅速に水質の変化を把握することにより、その解析結果を浄水処理に反映することとしております。
最後に、大分川ダムの今後の予定ですが、昨年度10月から試験湛水を実施しましたが、本年5月までに洪水位最高水位に達しなかったことから、11月から再度試験湛水を開始する予定となっております。
また、同月には大分川ダムの完成式典を開催する予定となっております。
○
藤田委員長
執行部より説明がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○足立委員
8月でしたか、ダムを緊急放水しました。それで、七瀬川のアユが1匹もいなくなったことを知りませんか。大分川の下流のほうに流されて、後、戻ってこないのですが、知りませんか。
○
左山水道整備課長
大分川のアユの情報は聞いていません。
○足立委員
大分川漁協の組合長からすぐ言われましたが。また調べてみます。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
○岩崎委員
名称について、まんじゅう大橋と天空広場のつはる、これは、誰が決めたのですか。
○
左山水道整備課長
まんじゅう大橋につきましては、地元の方と協議して名称を決めたということです。天空広場のつはるにつきましては、まだ仮称ですので、正式な決定ではありません。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○岩崎委員
8月14日、台風の際、44センチメートル低減をということで御報告がありました。このときは、たしか水位が下がっている状況じゃなかったかと思うのですけれども、今はどういう状況でしょうか。
○
左山水道整備課長
台風が発生する前に一時的にダムの水位を下げるなどして、大雨のときには水位が4メートル上昇して、七瀬川の胡麻鶴地点で44センチメートルの低減を図ったという状況になっております。
現在は、ダム湖につきましては、河川流量を維持するための放水をしている状況ということで、一般的な流量の放流がされているという状況でございます。
○岩崎委員
災害を予測して、計画を変更して放流するということがあるということでよろしいのでしょうか。
○
左山水道整備課長
大雨等が発生するのに伴いまして、事前に水位を下げるというふうな調整を行うこともあります。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○穴見委員
この仮称天空広場のつはるはどういったものになるのですか。
○
左山水道整備課長
天空広場につきましては、下段側に多目的広場としまして鉄筋コンクリートづくりの野外ステージ、広場としましては人工芝の広場が1万平方メートル、これは公式サッカー場が可能な広さです。それともう一つ、真砂土広場ができまして、これは7,000平方メートル、少年サッカーが可能な広さです。そこには駐車場も整備されまして、バスが33台、普通車が93台の駐車ができるような施設が整備されています。
上段のほうは健康広場です。駐車場スペースとしては、普通車が22台。そのほかに多目的としていろいろ野外活動等ができるような広場になっております。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいですかね。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、大分市主要3浄水場再
構築基本計画についての報告を受けます。
○
左山水道整備課長
お手元に配付しています資料4についての説明をいたします。
まず、資料左下の現計画、令和30年度までの事業をごらんください。
平成22年度に作成しました現行の計画では、令和30年までに必要とされる総事業費は973億円といたしまして、その内訳としましては、更新期を迎える2つの浄水場、えのくま浄水場と横尾浄水場の既存用地内での建設費用と古国府浄水場の安定運転に係る整備費用を計上しております。また、そのほかに、各浄水場の令和30年度までの電気機械類の更新や定期修理の費用と動力費等の維持管理費用を試算しております。
上段の枠の中には、本計画の概要を記載しております。
(1)本計画は、平成29年度から検討作業に入り、令和元年度中の計画策定に向けて検討を進めております。
(2)計画内容は、主要3浄水場の施設の長寿命化、最適な水源運用、効率的な浄水処理方法、適正な配置と規模などを検討しておりまして、現計画の総事業費973億円から大幅な費用の削減を検討しております。
次に、主要3浄水場の概要を御説明いたします。
図面中央の赤丸の古国府浄水場は、大分川から取水し、大分川ダムの利水分を取得する浄水場になります。
竣工は昭和63年、施設能力は1日当たり8万5,000立方メートルであり、3浄水場のうち最も新しく最も大きな規模の浄水場でありまして、現計画では更新期を令和30年の予定としております。
下段の枠内に比較検討案を記載しておりますが、古国府浄水場は、施設の長寿命化とともに、浄水処理能力を長期的に安定化を図る中でコスト縮減を検討しております。
次に、緑丸のえのくま浄水場ですが、こちらも大分川から取水しております。
竣工は昭和44年、施設能力は1日当たり5万8,000立方メートルであり、現計画では更新期を令和13年の予定としております。
下段の枠内、比較検討案としましては、施設の長寿命化とともに、将来の浄水場規模を検討する中で、既存用地内での更新として4万立方メートルまたは2万立方メートルへの縮小を検討しております。
次に、黄色丸印の横尾浄水場ですが、こちらは大野川白滝橋上流に位置する白滝取水口で取水し、判田浄水場、小池原導水隧道を経由した後に、横尾導水ポンプ所から横尾浄水場に水を送っております。
竣工は昭和47年、施設能力は1日当たり6万立方メートル、現計画では更新期を令和17年予定としております。
ここで、白滝取水口から小池原導水隧道までの間は大分県企業局との共同取水を行っており、県企業局は小池原導水隧道の定期的な点検補修を予定しており、この点検補修の期間内にいかに取水量を確保していくか、取水対策に課題がございます。
これら点検補修期間の取水対策や将来的に
安全かつ安定的に取水する検討も重要となっており、横尾浄水場につきましては、施設の長寿命化とともに、既存用地内での更新、導水ポンプ所や浄水場の移設更新も含めて比較検討を進めております。
以上でございますが、令和2年3月の策定を目指して鋭意検討を進めてまいり、基本計画が定まった際には改めまして御報告いたします。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
よろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に、昨年の
市民意見交換会の意見、質問等に対するその後の経過についての報告を受けます。
○
衛藤経営企画課長
お手元の資料⑤
建設常任委員会意見、質問事項集約表をごらんください。
上下水道部に関するものは1件でございます。
質問の要旨は、平成29年の台風18号において、羽田・片島地区で浸水被害が発生しました。災害対策ポンプが設置されているが、排水先の大分川の水位上昇でポンプ停止や堤防決壊など危険性が高まっていることから、大分川の補強について国土
交通省に対して要望してほしいとの意見でございました。
4月末時点での回答要旨としましては、大分川の補強について、大分川の堤防は完成形であり、補強の計画はありませんが、上流部において河道掘削を実施したほか、大分川ダムの完成により浸水被害の軽減が図られると国土
交通省から伺っております。
国土
交通省に対しましては、河道掘削や樹木の伐採等について引き続き要望してまいります。また、本市としましても、雨水施設整備や仮設ポンプの設置など浸水対策を図ってまいります。
その後の経過につきましては読み上げをさせていただきます。
「大分川の水位上昇を抑制することは内水排除を行う上でも非常に重要であることから、本年8月1日に河川管理者の国土
交通省に対し『河床掘削や堆積土砂の撤去および河道内の流下能力の確実な発揮等』について、要望してきたところであります。 また、今年度より片島雨水排水ポンプ場の建設に着手し、令和4年度供用開始に向けて整備促進を図ってまいります。併せて羽田・片島地区の雨水を円滑に流すための雨水管きょ整備や降雨状況に応じた仮設ポンプの設置など、引き続き浸水対策を図ってまいります」。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からそのほかとして何かありませんか。
○
池邉営業課長
大分県衛生環境研究センターの廃水処理について御報告させていただきます。
A4縦の資料6をごらんください。
概要につきましては、大分市高江西にあります大分県衛生環境研究センターで、温泉の硫化水素の検査において酢酸カドミウムを使用しており、当該試薬を添加し測定が終了した温泉水を平成28年度から試験室の流し台に流していたことが判明いたしました。
状況につきましては、8月30日に大分県衛生環境研究センターより、「令和元年8月22日に同排水処理施設内放流ポンプ槽で採取した排水を分析した結果、カドミウムを含むその化合物の濃度が排除基準値0.03ミリグラム/リットルを超過していることが8月23日に判明いたしました」との文書報告を受けております。
このことを受け、9月5日に大分県衛生環境研究センターに対し、直接面談の上、文書と口頭にて厳重注意し、今後の廃液の管理や処理を適正に行うよう指導いたしました。
また、現況確認のため、同日、当該センターへの立ち入り検査を実施し、排水管路及び処理設備、屋内実験設備や薬品の保管状況及び廃棄物処理伝票の確認を行いました。
なお、採水しました水質の検査結果は基準値以内でありました。
これまで、大分県衛生環境研究センターからは、法令に基づき、排除する廃水の水質に関し年2回の自主管理分析の報告を受けるとともに、2年ごとに局職員による下水道に流入する水質の採水調査を行っております。
影響につきましては、大分県衛生環境研究センターの排水は、大分市
上下水道局松岡水資源再生センターに流入し処理されていることから、水資源再生センターの放流水を採取し分析しましたが、カドミウムは検出されておらず、環境や住民の健康には影響のないものと考えております。
今後、同様の施設に対し、廃液の管理や処理を適正に行うよう改めて指導いたします。
○
藤田委員長
執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質問等はありませんか。
○野尻委員
高江川に流れていますが、高江川の水を採取して検査していますか。高江川は農業用水で取水しているのですが。
○
池邉営業課長
公共下水道に流れておりますので、高江川のほうは検査しておりません。
○
藤田委員長
ほかにはありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からはそのほかとしてありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
委員の皆さん方からそのほかとしてありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了しました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
そのように決定いたします。
それでは、当委員会3日目の予定を確認しておきます。
あす13日は、午前10時から管内視察として
低速電動バスの試乗を行いますので、放送がありましたら、議会棟玄関前に御集合ください。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時50分散会...