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  1. 大分市議会 2019-09-11
    令和元年文教常任委員会( 9月11日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和元年文教常任委員会( 9月11日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   令和元年9月11日(水) 午前9時57分開議~午前11時9分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長 安東 房吉        副委員長 松本 充浩    委 員 小野 仁志        委 員  安部 剛祐    委 員 永松 弘基        委 員  馬見塚 剛    委 員 スカルリーパー・エイジ  委 員  大石 祥一    委 員 今山 裕之  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
       (教育部)     佐藤教育部長重石教育部教育監桑野教育部次長、     池田教育部次長学校施設課長西川教育部次長体育保健課長、     坪根教育部次長兼文化財課長、     長田大分市美術館副館長兼大分市美術館美術振興課長高田教育総務課長、     野田学校教育課長、河野人権・同和教育課長永田社会教育課長、     御手洗大分市教育センター所長賀来文化財課政策監岡本教育総務課参事、     小野学校教育課参事大久保学校教育課参事佐藤学校教育課参事、     新納学校施設課参事笠置体育保健課参事姫野体育保健課参事、     清水体育保健課参事河野社会教育課参事工藤社会教育課参事、     庄社会教育課参事栗田文化財課参事、     佐藤大分市教育センター参事兼副所長、安部大分市教育センター参事兼室長、     菅大分市美術館館長、羽田野大分市美術館参事 5.事務局出席者    書記 岡崎 紀憲 6.審査案件等   【陳情】    継続審査中のもの    平成29年陳情第17号 大分市への科学館設置に関する陳情     〔継続審査〕    平成30年陳情第7号 大分市に総合的な科学館設立を求める陳情                                   〔継続審査〕    平成30年陳情第9号 旧野津原中部小学校跡地への進入路の拡幅・整備に関する陳              情                    〔継続審査〕    平成31年陳情第2号 公立小中学校義務教育学校の女子制服にスラックスの選択              肢を求める陳情               〔不採択〕   【予算議案】    議第74号 令和元年度大分市一般会計補正予算(第2号)      〔承認〕         第3条 債務負担行為の補正 第3表中         1追加 ・金池小学校施設整備事業         2変更 ・舞鶴小学校校舎等長寿命化工事請負費             ・横瀬小学校校舎等長寿命化工事請負費   【報告事項】    5 大分市関崎海星館施設整備基本構想について                 会議の概要                              令和元年9月11日                              午前9時57分開議 ○安東委員長   おはようございます。ただいまより文教常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方がおられるようですが、遵守事項に従って、静粛に傍聴いただきますようお願いいたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について確認をしておきます。  初めに、自由討議です。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査日程についてお諮りいたします。  お手元に配付しております日程案のとおり、委員会1日目は陳情、予算議案について審査をし、昨年の市民意見交換会の意見、質問等に対するその後の経過について報告を受け、2日目はそのほかの執行部からの報告を受け、3日目は管内視察を行いたいと考えております。この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、この日程に従い、審査を行います。  ここで、三浦教育長より発言を求められていますので、許可をいたします。 ○三浦教育長   おはようございます。委員会審査に先立ちまして貴重なお時間を賜り、まことにありがとうございます。  私から、最近の取り組みの概要等につきまして4点の御報告と、教育委員会にかかわる予算議案の概要につきまして御説明をさせていただきます。  まず1点目は、大分市教育ビジョン2017第Ⅱ期基本計画の策定についてであります。  現在、第Ⅱ期基本計画の策定に向けた検討を進めているところでございますが、先月、8月21日に第1回大分市教育ビジョン検討委員会を開催いたしました。第1回検討委員会では、第Ⅱ期基本計画の策定のポイント等について御説明をし、今後、第2回、第3回検討委員会において、各基本方針における具体的な取り組みについて御協議をいただきたいと考えております。  なお、検討委員会の審議内容等につきましては、次回定例会にて、文教常任委員の皆様方へ御報告をさせていただく予定としております。  次に、2点目、教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検、評価についてでございます。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律において、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検、評価を行い、その結果に関する報告書を議会に提出するとともに、公表することが義務づけられております。  評価の対象は、大分市教育ビジョン2017及び大分市立学校における働き方改革推進計画に掲げる取り組みとしております。大分市教育ビジョンの評価の結果は、63の指標のうち、A評価は41指標、B評価は14指標、C評価は8指標であり、働き方改革推進計画の評価の結果は、計画に掲げる3つの指標のうち、A評価は1指標、B評価は2指標となっております。  なお、詳細につきましては担当課長から説明をさせます。  3点目、勤務時間外の電話音声アナウンスの導入についてでございます。  教職員の負担軽減を図ることを目的に、勤務時間外の電話対応の見直しを行う電話音声アナウンスを今月、9月から市内全小中学校に導入をいたしました。本アナウンスは、小学校ではおおむね午後6時半から午前7時まで、中学校ではおおむね午後7時から午前7時までの間、保護者や外部からの電話受信時に、自動音声メッセージが流れることとなっておりますが、児童生徒の生命や安全に関し緊急を要する場合には、警備会社を通じ、校長の公用携帯電話等へ連絡が入る仕組みとなっております。  なお、昨年8月より一部の学校において電話音声アナウンスを試行的に導入し、これらの学校においては、導入により業務に支障はなかったことから、全小中学校に導入することといたしました。  また、導入に当たりましては、事前に、各学校が保護者宛てに文書で周知を図るとともに、教育委員会においても、7月15日号の市報にて広く市民の皆様へ周知を行ったところでございます。今後とも、本取り組みに対する保護者への理解や協力を求めつつ、教職員の長時間勤務の是正に努めてまいります。  4点目でございます。小中学校の空調設備の整備についてでございます。  近年、記録的な猛暑が続く中、本市では、昨年8月に中学校の普通教室に空調設備の設置を完了したところであり、小学校につきましては、本年3月に議会での審議、決定を経て、本契約を締結後、設置を進めてまいりました。当初、全ての学校への設置を10月末でありましたが、より早期の設置をという御指摘もお受けし、事業者と協議を重ね、学校現場の協力を得て、8月23日に全て設置が完了したところでございます。今後も子供たちが集中して学習に取り組める快適な学校環境づくりに取り組んでまいります。  最近の取り組みについては、以上でございます。  続きまして、教育委員会にかかわります予算議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  予算議案の議第74号、令和元年度大分市一般会計補正予算第2号債務負担行為の補正のうち、教育委員会所管分の補正は、第3条第1項の追加が1件、第2項の変更が2件でございます。  今回の教育委員会所管分の補正は、PFI事業として実施を予定している金池小学校の校舎等の整備や維持管理に係る経費の計上でございます。  詳細につきましては後ほど教育総務課長が説明をいたします。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○安東委員長   それでは、審査に入りたいと思います。  まず、陳情についてですが、初めに、継続審査中となっております平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な科学館設立を求める陳情についてであります。  本日審査を行うに当たって、これらの2件の陳情につきましては、関連がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決については1件ずつ行ってまいります。  それでは、執行部からの補足説明に入りますが、あす報告予定でありました大分市関崎海星館施設整備基本構想については、本陳情に関連する内容と思われましたので、ここで説明をお願いしたいと思います。 ○永田社会教育課長   大分市関崎海星館施設整備基本構想につきましては、あすの報告事項で御説明させていただく予定でございましたが、本陳情に関連する内容でございますので、ここで御報告をいたします。  資料をごらんいただく前に、経緯について御説明させていただきます。  大分市関崎海星館の施設整備につきましては、平成29年度の議会事務事業評価において、拡充の方向性が示されたほか、大分市へ科学館の設置を求める陳情書が提出され、科学教育の充実を求める声が高まっていることなどから、昨年度、大分市における科学教育の充実に向けた取り組み庁内連絡調整会議を随時開催し、取り組みの一環として、関崎海星館の機能を強化していく方向性について確認をいたしたところでございます。本年6月以降、外部有識者や地域の代表者などで構成する検討委員会を開催し、検討を重ね、施設整備の基本方針としてまとめたものを大分市関崎海星館施設整備基本構想として策定いたしましたので、概要について御説明いたします。  資料5、大分市関崎海星館施設整備基本構想概要版をごらんください。  まず、1、基本構想の目的でございますが、先ほど申し上げましたように、関崎海星館の整備、拡充についての声をいただき、長寿命化などとあわせて機能の向上を図るに至った旨を記載いたしております。その方向性などをまとめております。  次に、2、基本構想の位置づけとしては、大分市総合計画おおいた創造ビジョン2024を初めとする本市の上位計画、関連する各種計画との整合を図っております。  次に、3、関崎海星館の特性と課題の整理については、昨年度実施いたしました他都市の状況調査結果などをもとにまとめております。  入館者の特性として、構成が大人8割、子供2割という点や年間を通してさまざまな目的の来館者が訪れている点を挙げております。  立地の特性として、佐賀関半島の岬に位置し、展望室から別府湾や豊後水道などが300度の大パノラマで広がる点を挙げております。  施設の特性として、大型天体望遠鏡を開館日の全ての時間で一般開放している点、及び社会教育施設としてだけではなく、佐賀関地区の観光の拠点としての役割を担っている点を挙げております。  次に、課題の部分ですが、施設の長寿命化、バリアフリー化への対応、大型望遠鏡の老朽化、周辺の景色を堪能するだけで施設へ入館しない利用者が入館者数の1割から2割存在する点や、周辺道路の整備、来館者数が天候に左右されやすいことなどを挙げております。  以上の特性や課題を踏まえて、4、関崎海星館に求められる機能をまとめております。  バリアフリー化への対応など、公共施設として必要な整備、天文・科学関連施設として大型望遠鏡の再整備、佐賀関の観光資源として関係部署との連携、市民ニーズとしてプラネタリウムの設置などです。  最後に、5、基本的な整備の方向性については、「星と海と人がつながり心の宝物に出会う場所」のコンセプトのもと、利用者一人一人が佐賀関の魅力を感じるとともに、海から宇宙へと思いをはせ、ふだん体験できない非日常を楽しみ、特別な思い出が残る施設となることを目指して、ハード面とソフト面に分けてまとめております。  ハード面の整備の方向性としては、①施設の長寿命化及びバリアフリー化②天体望遠鏡のリニューアル、③プラネタリウム設備の導入、④展示の工夫、⑤アプローチの見直しや駐車場の再整備、⑥周辺道路整備促進のための関係機関との連携、以上6点でございます。  ソフト面の主な対応としては、自然観察や星夜を体験し、多くを学ぶ場の構築、学校教育とのさらなる連携、佐賀関の魅力を発信するソフトの充実、関埼灯台など佐賀関地域の観光資源との連携、飲食コーナーの充実などでございます。  右のページには、整備方針をもとにハード面の整備のイメージを図示しております。1階にはプラネタリウム導入の際の配置、エレベーターや多目的トイレの設置場所などを記載しております。  また、アプローチの見直しにより入館者増加に向けた仕掛けが必要となっております。  以上の基本構想をもとに、今後は議会の御意見もいただきながら施設整備に向けた具体の取り組みを進めていく予定でございます。
    安東委員長   陳情2件と関連があるということで説明を受けましたが、何か質疑等はありませんか。陳情とあわせて質疑を受けたいと思います。 ○今山委員   直接関係ないですけれど、市内の小学生などがまとまって関崎海星館に行くようなこと、社会見学などはされているのですか。 ○永田社会教育課長   現在、具体の取り組みはございません。  ただ、今後につきましては、例えば社会見学とかでも利用してもらえるような形で、プラネタリウムの導入について、規模も含めて検討していきたいと考えております。 ○安東委員長   そのほかないですか。 ○エイジ委員   関連ですけれど、関崎海星館の魅力の1つとして、夜も展望台が使えるので、星空を生で眺める体験のようなことも可能です。可能かどうかは別として、例えば、学校で社会見学の一環で行くとしても、1泊できるとか、何かそういった夜の体験もできるような取り組みもされたらどうかなと提案させていただきます。できればお願いします。 ○安東委員長   要望ですか。 ○エイジ委員   はい。 ○安東委員長   そのほかないですか。 ○小野委員   課題の、大型天体望遠鏡の経年による不具合が発生し、部分修繕のために結構時間がかかっているというのは、どのような不具合で、どれぐらいかけて直そうと思っているのかを聞かせていただけますか。 ○永田社会教育課長   現在は、制御用のパソコンの不具合が多くなっております。それと、ピントがなかなか合いづらいということもございます。  今回の基本構想の中では、部分修繕とかではなくて、新しいものに取りかえるということを議論していただいておりまして、私どももそういう方向で今後予算等について検討していきたいと考えております。 ○小野委員   わかりました。 ○安東委員長   そのほかないですか。 ○安部委員   関崎海星館の一番大きな課題は、やっぱり大型バスが入らないとか、道路整備の関係が一番大きいと思います。今、市としてはどういう計画を立てていますか。 ○永田社会教育課長   あそこの道路は県道でございまして、佐賀関循環線という道路の位置づけになっております。現在、県に関崎海星館に至る進入路につきまして整備についてのお願いをしておりますが、県は、いわゆる半島の東側、小黒の集落がある部分の道路の改良のほうを優先しているというのが実情でございます。 ○安部委員   県道だから、県にお願いはしておりますと。では、大分市として何をどうするのですかというのを、僕は聞きたいです。県に任せていたら、県が何もしないから、このままでいいのですかという話です。だから、大分市として、この関崎海星館を生かすために、どういう道路整備、駐車場整備をお考えですか。 ○永田社会教育課長   基本的には、道路管理者のほうに整備をしていただくような形にはなろうかと思います。我々とすれば、施設の整備が先なのか、道路の整備が先なのかという議論は当然ございますが、まずは、今、年間でも3万人近い方にお見えになっていただいていますので、魅力の向上を図るという点で、施設の整備には注力をしていきたいと思っております。道路の整備につきましては、現段階でできる部分とすれば要望等しかありませんが、特に、大分土木事務所が担当でありますので、その部分と協議は積極的にやっているところでございます。 ○安部委員   言いたいのは、大分市が道路をつくるとか、そこまで踏み込んでいかないと、この施設は生きないと思います。だから、県がしないから大分市は施設整備ばかりやりますという話にしか聞こえないです。大分市が本当にこの関崎海星館を生かすというのであれば、大分市が独自にでも道路の整備をやることを考えるべきではないかなと思いますが、それについてはどうですか。 ○永田社会教育課長   道路所管課ではございませんので、はっきりとしたことは申し上げにくいですが、こういう形で整備を今後、関崎海星館はやっていきますので、庁内でその部分についての情報共有を含めてやっていければと思います。 ○安部委員   はい、いいです。 ○安東委員長   陳情では総合的な科学館ということをいっているのですが、この関崎海星館が充実していくということは別に否定はしないので、それは大いに進めるべきだと思いますが、これは天文に特化したような感じがするのだけれど、総合的とまでは行っていないと考えていいわけですか。 ○永田社会教育課長   これまでも委員会の中でそのような御議論がございまして、その中での統一した認識は、いわゆる天体分野に特化している科学館ということで、話はさせていただいております。 ○安東委員長   はい、わかりました。  そのほかないですか。 ○今山委員   これは、いろいろリニューアルしていくと、どれぐらいかかるのですか。 ○永田社会教育課長   今の段階でまだ設計等を行っておりませんので、費用についてはこれからです。 ○安東委員長   いいですか。  それでは、陳情と報告をあわせて、質疑は終結していいですか。 ○今山委員   平成29年、平成30年に陳情が出されて、もしかしたらデータを持っているのではないかなと思うのですが、大分市と同規模程度の市とかで、科学館を持っている市があると思います。そういうところの、例えばランニングコストが幾らかかっているとか、入場者がどうなっているとか、そういうデータは既にお持ちですか。 ○永田社会教育課長   少しデータが古く、直近のものではないんですが、陳情を出された当時に調べたものがございます。 ○今山委員   それをできたらいただけないでしょうか。 ○永田社会教育課長   はい。 ○安東委員長   そのほかないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、質疑を打ち切って、それでは1件ずつ討論に入ります。  まず、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情について討論はありませんか。 ○小野委員   まだいろいろな意味で調査、研究が必要かなと思いますので、継続審査でどうかなと思います。 ○安東委員長   ほかにないですか。 ○エイジ委員   僕は、関崎海星館は別物ではないかなと捉えています。前回、規模は大き過ぎましたけれど、名古屋の科学館とかを見ると、やっぱり充実感は違いますし、ああいった総合的なもののミニマム版を大分市の人口とかに合わせて計画し、つくるのであれば、まだまだ調査も当然必要ですし、今、答弁の中では、当時の資料しかなかったということで、喫緊のものとかもやっぱり見て、どのように現在他都市の取り組みがされているのかという部分の調査が今後も当然必要だと思います。 ○安東委員長   継続審査ですか。 ○エイジ委員   そうです。 ○安東委員長   ほかにないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   では、継続審査が多いですが、継続審査するということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、陳情第17号は継続審査ということにしたいと思います。  次に、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な科学館設立を求める陳情について討論はありませんか。 ○小野委員   これも同じく継続審査でどうかなと思います。 ○安東委員長   ほかにないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、これも継続審査ということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   平成30年陳情第7号についても継続審査ということにしたいと思います。  次に、同じように継続審査中の平成30年陳情第9号、旧野津原中部小学校跡地への進入路の拡幅・整備に関する陳情について審査を行います。  執行部のほうで補足説明等があればお願いいたします。 ○池田教育部次長学校施設課長 
     今回、補足説明はございません。 ○安東委員長   特にないということですが、委員のほうで特に質疑等はないですか。 ○エイジ委員   再確認ですけれど、これは整備しなくても大丈夫というお話でしたよね。 ○池田教育部次長学校施設課長   この道路につきましては、現在のグラウンドの使用の方法等からは、このままで十分機能を果たしていると考えております。 ○エイジ委員   多分、陳情は防災の避難所として使用するときに、進入するのが困難ではないかという趣旨だと思います。例えば、何かあったときに狭隘で傾斜が急だというところへ車で行っても、大丈夫だという判断でよかったですよね。 ○池田教育部次長学校施設課長   そのように考えております。 ○安東委員長   そのほか質疑ないですか。 ○小野委員   多分、前回のときに、旧野津原中部小学校跡地を地元の方にどのように使っていただくのかというのが、明確に決まってないので、決まるのを待ちませんかというような話だったと思うのですが、そこの進捗状況はどうですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   この施設の建物は校舎が残っていますが、そちらについては、ほかの部署でも検討を行っておりまして、まだ方向性は明確にはなっていないという状況でございます。 ○小野委員   わかりました。 ○安東委員長   ほかにないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   討論はありませんか。 ○馬見塚委員   前回も私は継続審査をお願いして、実をいいますと、8月末でしたか、野津原地区のビジョン会議フォローアップ会議というのがあって、出席させてもらったのですが、その中でもこの旧野津原中部小学校跡地についても地域の委員の皆さんから意見もありましたし、いろいろな使い方を模索している状況にあるのかなと判断をしていますので、継続審査をお願いしたいと思います。 ○安東委員長   ほかに討論はないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   今、継続審査が出ましたが、継続審査でよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、平成30年陳情第9号は継続審査としたいと思います。  次に、同じく継続審査中の平成31年陳情第2号、公立小中学校義務教育学校の女子制服にスラックスの選択肢を求める陳情について審査を行います。  執行部のほうで補足説明等があればお願いいたします。 ○野田学校教育課長   7月の本委員会におきまして、市内の中学校における制服の現状について御説明をさせていただきましたが、今回はその後の経過について御報告をさせていただきます。  7月、1学期末校長会におきまして、教育長が全ての小中学校の校長に対して、性的マイノリティー、LGBT、SOGIEなど、性の多様性に関するさまざまな人権問題についての理解に立ち、児童生徒へ適切に対応するよう指導いたしました。また、この場におきまして、人権・同和教育課から、文部科学省が作成しております教職員向けの資料、性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施についてを積極的に活用して校内研修を行い、教職員の理解を深めるよう伝えたところであります。  本市教育委員会といたしましては、こうした指導を通じ、教職員一人一人が性の多様性に関する正しい理解を深めること、制服の着用に関する相談があった場合には、児童生徒や保護者の思いや願いに寄り添い、柔軟に対応することなどを各学校に指導してまいりたいと考えております。 ○安東委員長   何か質疑はありませんか。 ○エイジ委員   1点確認させてください。生徒手帳がありますよね。 ○野田学校教育課長   生徒手帳がある学校と、ない学校とがあります。 ○エイジ委員   今、聞いたのは、多分、校則が載っていると思います。その中に、かつて僕なんかが持っていた生徒手帳は、服装、髪型、そういった規則があったと思いますが、その中で、例えばもし学校側が取り入れるとなれば、そういった部分の変更も考えられますが、どうですか。 ○野田学校教育課長   今おっしゃられるように、当然、学校のほうが制服の仕様等を変えるということであれば、そういった記載がある学校、生徒手帳を準備している学校については、そういった内容も変更、修正していくということになると思います。 ○エイジ委員   わかりました。  それと、教育委員会としては、学校側に、今後は柔軟な対応をするようにということを通告というか、こういう取り組みを推進するということで、各学校の判断になるわけですよね。 ○野田学校教育課長   はい。 ○安東委員長   そのほかないですか。 ○大石委員   関連ですけれど、今のがさっきの校長会での口頭の要望ということであって、例えば、教育長通達とか、そういうレベルまでは行ってないのでしょうか。 ○三浦教育長   制服の決定の権限につきましては、各学校の校長にございます。したがって、教育委員会が制服を選定するというものではございませんので、校長が制服を決定するに当たっては、先ほど課長に述べさせたように、いろいろな配慮事項に十分配慮して柔軟に対応しなさいという指導を行ったということです。 ○大石委員   要は、制服云々というよりもそういった柔軟な対応をしなさいというのを、口頭レベルなのか、文書レベルなのかということです。 ○三浦教育長   口頭による指導ということです。 ○大石委員   わかりました。 ○安東委員長   よろしいですか。そのほかないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   では、討論はありませんか。 ○大石委員   今までいろいろ教育委員会のことは質問させていただきまして、学校側とPTAの協議によることや、また、校長に対しては柔軟な対応を取るように言っているということで、今回採決というか……。これは、求めるということは教育委員会に求めるということになるのですよね。 ○安東委員長   そうです。 ○大石委員   学校判断になっていて、特段、教育委員会に求めることはないと思いますので、不採択と判断していいのではないかと、私は提案します。 ○安東委員長   不採択ということですね。 ○エイジ委員   大石委員が言ったとおり、僕はこの陳情内容というのは前向きに受けとめているので、ぜひやるべきで、教育委員会としても、そういった状況を理解されているということで、学校側に判断を任せると。そして、そういうものも理解しなさいという通達をされているということなので、そこまでやっているのであれば、ここで協議することではなくなるのではないかということで、不採択と思います。 ○安東委員長   そのほかはないですか。 ○永松委員   今、教育委員会が口頭であれそういう通達をしたということは、それはそれで理解できますけれども、それは強制力があるわけですか。 ○三浦教育長   指導のもとで運営されるべき事項でありますので、学校の管理監督者としては、あるものと考えております。 ○永松委員   強制力があるということですか。 ○三浦教育長   はい。 ○永松委員   私は状況を少し見たほうがいいのかなと思って継続審査と思っていたけれど、教育長が、強制力があるというから、そういうふうにするのであれば、不採択。 ○エイジ委員   できたら、口頭ではなくて文書で送られたほうが間違いないと思うので、文書で通達するような形をとられたらどうですか。 ○三浦教育長   委員の御提案を受けて、そのように対応してまいりたいと思います。 ○永松委員   文書と口頭でその強制力は違うのですか。
    ○三浦教育長   いえ、そういうわけではございませんけれども、再度、確認をしなさいという意味に理解をしましたので、文書による、柔軟な対応を指導していきたいということでございます。 ○永松委員   もう一遍確認するけれども、口頭であれ、文書であれ、強制力は同じですね。 ○三浦教育長   同じでございます。 ○永松委員   であるなら、私はもう不採択でいいと思います。 ○安東委員長   ほかにありませんか。 ○今山委員   もともと校長先生に決定権があるということで、やっぱりこちらに投げかけられるのは筋が違うかなと思います。思いは十分酌み取れますが私も不採択です。 ○安東委員長   そのほかないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   今、不採択という意見が多く出ておりますが、違う方はおりますか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、意見が出されたように、教育委員会が各学校、校長会に対して柔軟な対応を指導してきたということと、制服が校長の権限であるということから、教育委員会に向けてのこの陳情については、陳情者の思いは酌みながらも、不採択であるということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、この陳情については、そういう思いを込めて不採択ということにしたいと思います。 ○小野委員   1ついいですか。今、結論が出たところですが、1点確認したいのは、別にスラックスを選びたいからといって、その子たちが性的マイノリティーというわけじゃないと思います。だから、そこら辺の伝え方を間違うと、スラックスをはいている子は全員性的マイノリティーみたいにならないような配慮をぜひしていただきたいというのを要望しておきます。 ○安東委員長   女子生徒の場合、冬の寒さにスラックスをはく場合もあるので、そういうことをお願いしたいと。  それから、これは私からのお願いですが、教職員へのそういう研修といいますか、指導も非常に大事なことですが、一方でPTAといいますか、地域住民の思いがないと制服はうまく変えていくことにならないと思うので、地域住民、保護者、そういったほうへの啓発活動も続けてお願いしたいと思います。  以上で陳情についての審議を終わります。  それでは、予算議案に入ります。  次に、議第74号、令和元年度大分市一般会計補正予算第2号、第3条債務負担行為の補正第3表中、1追加、金池小学校施設整備事業、2変更、舞鶴小学校校舎等長寿命化工事請負費横瀬小学校校舎等長寿命化工事請負費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔説明書② 24ページ~ 債務負担行為の補正のうち、教育委員会所管分について説明〕 ○安東委員長   それでは、質疑はありませんか。 ○小野委員   PFIの手法でということで整備されると思うのですが、それに至った経緯を改めて聞きたいです。 ○池田教育部次長学校施設課長   金池小学校の施設整備につきましては、平成28年5月に策定した大分市教育施設整備保全計画に基づき、金池小学校の校舎等を改築するとともに、敷地の有効活用を図るため、敷地内にある幼稚園や育成クラブなどを含めた一体的な整備を行うものでございます。本事業は、設計、施工を含む建設費が10億円以上であるため、平成29年3月に策定されました大分市PFI等導入推進指針において、PFI等の導入を検討する事業として位置づけられることから、事業手法の検討を行う中、昨年度、PFI導入可能性調査を実施したところでございます。  当該調査は、財政負担額に係る定量的評価とあわせて事業リスク等に係る定性的評価を行い、PFIによる事業実施の可能性の有無を総合的に判断するもので、その結果、本事業はPFI事業として実施することにより、本市がみずから実施する場合に比べ約3.2%のコスト削減が期待できるとともに、財政資質の平準化、また、設計、建設期間中及び供用開始後の施設機能、環境の向上、さらにはリスク分担の明確化により安定した事業運営による公共サービスの水準の向上も期待できることから、PFIによる事業実施が適当であると判断したところでございます。  なお、コスト削減につきましては、導入調査時では3.4%でございましたが、補助単価の見直し等により、現在3.2%としております。 ○安東委員長   そのほか質疑はないですか。 ○永松委員   ここに書いてある意味はわかるのだけれども、前、碩田学園とかは企業体にしてそういうことではなかった。何で今回は急にPFIとかを持ち出してきたのですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   施設の整備につきましては、先ほども申し上げましたとおり、平成29年3月に大分市のPFI等導入推進指針がつくられました。碩田学園につきましては、この指針の整備をする前の事業として進められましたので、今回が初めて学校現場のPFIということになります。当時はそういう指針がなかったということで、今回からでございます。 ○永松委員   市の指針があったかどうかというか、当時からPFI事業というのはあちこちで行われていたわけです。それで、何でほかの方法は全く考えなくて、PFI一つで行こうとするのか、その辺がいま一つ理解できない。 ○池田教育部次長学校施設課長   今回整備されました大分市PFI等導入推進指針、これが明確に定められましたので、この基準に則って、10億円を超える施設整備についてPFI導入可能性調査をいたしまして、その結果が、効果があるということになりましたので、必然的にPFIをやるということでございます。 ○永松委員   もう1つ聞くけれども、大分市に小中学校が50校から70校ありますよね。これからいろいろ建てかえなり出てくるだろうけれども、今後、小中学校のそういう建てかえとかいうのは、全てPFIで行くと理解していいわけですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   建物といいますか、事業費が10億円以上であればそれを検討するということですので、必ずしもPFIで全部行くということではございません。一つ一つを慎重に、PFIで行くかどうかの調査、研究をして、PFIでやるのが適当であればやるという決まりになっております。 ○永松委員   それでは、今回はどうしてPFIになったのですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   先ほどの答弁と重なりますが、今回、そのPFI事業で行くかどうかの調査をした結果ですけれども、主な理由は財政支出の平準化が可能となる、それと、設計、建設期間中及び供用開始後の施設機能環境の向上、これが期待できるということで、総合的に判断しまして、この事業をPFI事業として実施する、そういうふうに判断の結果を理解しております。 ○永松委員   私たちが一番心配するのは、そういうような方法がいい、悪いというのは置いておいて、やっぱり地元の小学校だから、この工事を施工するに当たっては、地場の企業が受注できるというようなことはちゃんと基盤に置いているのですか。問題はそこです。維持管理も15年間するのだから、それこそきのう話が出ていたように、大手が来て下請か孫請かひ孫請かわからないけれど、そんなところを地場の企業にやらせて、ただ地元の企業はそれをするだけで全く企業運営ができないような安い単価でさせられるとか、そういうことのないように。その辺のところをあなたたちは考えているのですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   今回、金池小学校のこの事業につきましては、地域要件を設定しております。設計業務につきましては、九州に本店または本市との契約について委任を受けた営業所があること、建設業務を行うものとしましては、市内に建設業法に基づく主たる営業所があること――これは本社があることということでございます、この要件をつけておりまして、PFI事業につきましても、これまでの契約の考え方、大分市が続けていた契約の考え方に、地域経済の活性化や地域雇用の創出といった視点が大変重要と考えておりますので、その点にも配慮した仕様としているところです。 ○永松委員   それと、その維持管理を含めて向こう15年間ということですよね。一口に15年間といっても、結構、期間が長い。そうしたときには、そういうところにお願いするにはそれなりの、単純に言えば、経営基盤がしっかりした形の中でお願いをしていかないと。その辺のところはどう考えているのですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   維持管理につきましては、各学校で単年度の契約をやっている業務もございます。それにつきましては、PFIになると確かに15年という長期にわたる契約ですけれども、その間にも、企業の財政状況や業務の内容のモニタリングを進めながら、必ず、ちゃんとできているのかという監視はこちらのほうでやらせていただこうと考えております。 ○永松委員   その辺のところをしっかりと調査というか、決まりに基づいた対応をするように部長へ強く言っておきます。 ○佐藤教育部長   はい。 ○永松委員   ただ、PFI、PFIって何か格好いいように聞こえるけれど、きのう言っていたように、一つ見方を変えるといろいろ問題があります。その辺のところをよく認識しながら、せっかく大分市で発注する仕事だから、地元の企業が雇用も含めて充実できるようなことを念頭に置いて対応をしてください。それが条件です。 ○佐藤教育部長   今回の事業につきましても、地域経済の活性化、地域雇用の促進など、重要性は感じておりますので、そういった視点も踏まえつつ、事業を進めてまいりたいと考えております。 ○永松委員   昨日からうちの会派でもこの件についてはいろいろと議論をしてきたところでございますけれども、今申し上げたようなことをきちんと執行部が守っていただけるのであれば、うちの会派3人はオーケーということにします。 ○安部委員   PFIはいつから募集して、いつ締め切りですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   この事業のスケジュールですが、ことしの7月からホームページのほうに実施方針をアップしております。入札公告は10月を予定しております。その後、提案書の提出等を来年1月に予定しておりまして、プレゼンテーションは2月から3月にかけてという予定でございます。仮契約を5月、本契約は6月議会を目指しております。 ○安部委員   私は業者ではないので、わからないですが、仮にそういう日にちが非常にタイトであるとかいった場合の柔軟な対応はどう考えますか。 ○池田教育部次長学校施設課長   今、業者からもこの件についての問い合わせはいろいろいただいているところで、全くそれが難しいという状況になれば、方針といいますか、予定を変更することも検討しなければいけないと考えております。 ○安部委員   やっぱりPFIでは、地場の業者とかいろいろなところと組まないといけないので、今からその組み合わせを決めましょうということになったら、非常にタイトになるのかなと。一番懸念しているのは、応札がなかったときです。ストレートに言って、応札がなかったときには、せっかく準備してきた可能性調査だって2,000万円くらい使っているわけではないですか。責任問題ではなくてそれをどうするのかという話が最後に出てくる。学校整備はどうするのですかという部分で、やっぱり児童であったり、PTA、保護者であったり、皆さん方にかなり迷惑がかかる部分が出てくると思います。ですので、そういったことのないように、今後、十分慎重にやっていただきたいと思います。 ○池田教育部次長学校施設課長   十分注意して進めてまいりたいと存じます。 ○安東委員長   私から今までの質疑の関連で、15年の維持管理を請負業者がするわけだけれども、その場合に、例えば現場からあそこがちょっと悪いとかというときの対応は、教育委員会になるのか、それとも請負業者が直接受けるのか。 ○池田教育部次長学校施設課長   その件につきましては、昨日の本会議でもありましたように、さまざまなケースが考えられます。今の状況でしたら、学校から学校施設課のほうに連絡があり、業者に発注するというケースもございますし、緊急性があれば、当然業者をお知らせしていますので、学校現場が業者のほうに直接連絡をするということも、実際ございます。その点は臨機応変に考えていかないといけないと考えております。 ○安東委員長   それと、今の永松委員の質問に関連するのだけれども、15年間の維持管理中に、例えば請負業者がうまくいかなくなったときに、そのときの対応はどこがするのですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   例えば、15年間の維持管理中に、特別目的会社が発注した先の企業が潰れた場合、SPCがどういう契約をするかにもよるのですが、ずっと契約をしているのか、毎年うちのように契約を変えるのか、そこまでは縛りはございませんので、グループ会社の中でそれをやるということも当然考えられます。グループ会社なら、管理を委託しているけれどもそのグループ会社がなくなったということになれば、SPCという特別目的会社の中で、次の会社を当然用意していただくということになります。 ○安東委員長   そのほかないですか。
     〔「なし」の声〕 ○安東委員長   では、この議案に対して討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、本議案は原案のとおり承認することと決定いたしました。今出た意見をよく吟味して、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  それでは、次に、報告事項です。  次に、昨年の市民意見交換会の意見、質問等に対するその後の経過についてです。  昨年の市民意見交換会の意見、質問等に対する回答については、ことしの第1回定例会の委員会において報告をいただいたところです。本年11月に開催します市民意見交換会に臨むに当たり、本日はその後の経過について報告を受けたいと思います。  では、まず1番に、教育総務課のほうからお願いします。 ○高田教育総務課長   1点目でございます。A3横の資料をごらんください。  「現在、平成30年2月に策定した『大分市立学校における働き方改革推進計画』に基づき、教職員の長時間勤務の是正に向けた取組を進めております。こうした中、教職員出退勤管理システムにより、勤務時間を的確に把握し、長時間勤務となっている教職員への支援や指導を行うとともに、月2回の全市一斉定時退勤日や学校閉庁日の設定、部活動指導員の配置や部活動休養日の設定、教員の事務補助を行うスクールサポートスタッフの配置など、教職員の負担軽減に向けた取組を進めているところであります。また、本年9月より、電話音声アナウンスを全小中学校に導入し、勤務時間外の電話対応の見直しを図るとともに、小中学校それぞれ一校を『働き方改革実践モデル校』として選定し、その効果的な取組を他校へ還元することとしております。今後も引き続き本計画を推進する中で、子どもたちに対して効果的な教育活動ができるよう、学校における働き方改革を推進してまいります」。 ○安東委員長   では、次に学校教育課。 ○野田学校教育課長   2点目です。「各学校においては、『大分市通学路安全プログラム』に基づき、計画的に年3回通学路の安全点検を行っております。特に、各学校から教育委員会を通して『大分市交通問題協議会』に提出される改善要望については、国、県、市の道路管理者、警察、学校関係者、地域関係者等と連携して現地調査を行い、必要な対策を講じております」。  3点目、「各学校においては、『大分市通学路安全プログラム』に基づき、計画的に年3回通学路の安全点検を行っております。ブロック塀については、『傾き、ぐらつきがないか』、『ひびわれがないか』などの視点で点検を行い、危険と思われる箇所がある場合は、関係部局等と情報を共有し、必要に応じた対策を講じております。なお、ブロック塀の危険箇所の中には、民間所有のものが含まれることから、今後も関係部局と連携を図り、対応してまいります」。  4点目、「歩道橋の撤去については、所管している道路管理者の判断によりますが、撤去する際は、道路管理者や警察、保護者、地域関係者等と協議を行い、交通事情に応じた安全対策を実施しております。また、子どもにとっては、通学環境が変わることから、学校における交通安全指導を徹底するとともに、『こどもの安全見守りボランティア』に協力を依頼するなど、登下校の安全確保に努めております」。  5点目です。見守りボランティアに出てくださっている方の保険に関することです。「これまで、『こども安全見守りボランティア』に協力いただいている老人クラブをはじめとした団体等においては、『大分市市民活動等保険』へは、個別に加入をしてもらっておりましたが、本年度より、教育委員会がとりまとめをして、全団体の保険登録をするよう、変更いたしました」。  6点目、「未来自分創造資金につきましては、市報や市ホームページで広報を行うほか、市内各中学校へ願書等関係書類の配布を行うとともに、平成30年度より市内各中学校を通じて全保護者に制度周知のためのチラシを配布しております。さらに令和元年度は、各地区公民館に制度周知のためのポスターの掲示を依頼するとともに、市PTA連合会を通じてPTA発行の広報誌にも募集広告の掲載を依頼するなど、広報活動に努めてまいります」。 ○安東委員長   それでは、次に体育保健課。 ○西川教育部次長体育保健課長   7点目です。敷戸小学校と星和台との間に土砂災害警戒区域に指定されている場所がある。小学校の隣にそのような区域があることについて、市としてどのような対応をしているかという御意見をいただきました。対応といたしまして、教育委員会として、ソフト面から答えさせていただきました。  その後の経過といたしまして、「敷戸小学校では、強い地震及び豪雨等により、土砂災害が想定されることから、避難確保計画等に基づき、令和元年6月7日に避難訓練を実施しました。  具体的には、教職員が建物等の安全を確認した後、児童は体育館へ一時避難を行い、さらに通学路が陥没していることを想定し、児童の下校時の安全を確保するための保護者等への引き渡し訓練も実施しました」。 ○安東委員長   それでは、次は学校施設課。 ○池田教育部次長学校施設課長   8番、大在東部地区に小学校を建設してほしいという件につきまして、その後の経過ですが、「令和元年5月1日の調査では、特別支援学級を含め、大在小学校が35学級、大在西小学校は32学級となっており、今後も児童数は増加するものと推測されております。また、当地区は沿岸部に位置しており、地元からは防災機能面の強化も求められています。  教育委員会としては、県の区画整理事業において学校用地が既に確保されていることなどから、大在地区内の学校規模及び通学区域等の均衡を図りながら、地区全体の通学区域の再編を含めた分離新設が最も望ましいと考えていることを令和元年6月議会の文教常任委員会において説明したところ、令和元年7月10日付けで陳情書の取下届の提出を受けたところであります。今後は、この考え方に則り、地元との協議を踏まえながら、事業化に向けて準備を進めてまいります」。  9番、野津原中部小学校進入路跡地についてでございます。その後の経過ですが、「旧野津原中部小学校跡地の進入路については、現在、グラウンドや校舎等の利活用方針について鋭意、協議を進めておりますことから、今後の利用状況を注視しながら検討してまいります」。  10番の佐賀関地区の空き施設を少年自然の家として活用することについてでございます。その後の経過は、「旧大志生木小学校については、平成29年度から『アートレジオン推進事業』により、アーティストのアトリエの公開やアートイベント等の開催を通じて、有効に活用されております。本事業は、地域住民のニーズに応じた施設の活用が図られ、地域活性化にも寄与していると考えておりますことから、引き続き実施してまいります。」。 ○安東委員長   以上で報告は終わりましたが、ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○大石委員   今の9番の野津原中部小学校進入路跡地は、陳情と関係していますが、「協議を進めておりますことから」というのは、具体的な日程では、いつまで協議を予定していたんですか。 ○池田教育部次長学校施設課長   これにつきましては、次の利用というか、使用について、実は企画課のほうと今、協議をしているところでございまして、その終期というのは明確にいつまでというのはないですけれども、実際にそこを使いたいというような声も聞こえているところでございます。いつまでというのは、今のところ設定はしておりません。 ○大石委員   というのは、これと陳情の関係で、陳情を下手したらずっと引っ張らないといけないのかなと思いました。だから、ある程度先が見えたほうが。 ○池田教育部次長学校施設課長   先ほど申しましたが、企画課が窓口となりまして、校舎の利用について今、話を幾つか聞いておりますので、それがもし決まって、利用者の数もふえ、学校に訪れる方もたくさんいるということになれば、当然、狭隘な道路でしたら広げるということも考えていかないといけないと考えております。 ○安東委員長   できるだけ早くということで。 ○池田教育部次長学校施設課長   次の利用の方向性が定まるまでは、進入路のほうは現状でということです。 ○大石委員   わかりました。 ○安東委員長   そのほかないですか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   今、報告いただいたその後の経過に対して、委員会としての回答をどう修正するかというようなことについては、正副委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○安東委員長   では、それをまた今後提示していきたいと思います。  以上で、本日予定の付託議案の審査を終了しましたが、執行部からその他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○安東委員長   では、委員の皆さんでその他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○安東委員長   それでは、本日の委員会は終了いたします。あす12日は、議会運営委員会が9時半からですので、終了次第、開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。                              午前11時9分散会...