大分市議会 2019-09-11
令和元年経済環境常任委員会( 9月11日)
令和元年経済環境常任委員会( 9月11日)
経済環境常任委員会記録
1.開催日時
令和元年9月11日(水)午前10時13分開議~午前10時43分休憩
午前10時51分再開~午前11時54分休憩
午後0時57分再開~午後1時31分散会
2.場所
第5委員会室
3.出席委員
委員長 佐藤 和彦 副委員長 仲家 孝治
委 員 長田 教雄 委 員 秦野 恭義
委 員 阿部剛四郎 委 員 福間 健治
委 員 松下 清高 委 員 川邉 浩子
欠席委員
なし
4.説明員
以上が地元説明会などの実施状況です。
なお、先般、9月4日には、
戸次校区自治会連合会並びに
大南地区自治会連合会から、上り尾地区に位置する建設候補地について建設同意をいただいたところです。
次に、住民説明会などで御説明した内容についてですが、今お手元にありますA4横の冊子がございますけれども、新
環境センター整備についての資料が、戸次校区全体の説明会などで使用した資料となります。今回、委員の皆様には説明資料2の市の考え方についての資料で御説明いたします。
まず、説明資料2の1ページ目をごらんください。
まず、1番の施設の概要について、(1)①ですが、右の備考をごらんいただきたいのですが、稼働目標としております2027年度の総ごみ処理量は、現在の推計ですけれども、6市で18万5,218.13トン、そのうち大分市は14万6,613.96トンで、全体の79.16%を占めていることの説明を行っています。
次に、(2)の①②では、
プラント系排水は場内で全て再利用し、場外には排出しないこと。なお、生活系排水は浄化槽を設置し、適正処理を行うこと。次に、(3)の①では、近隣住民や施設利用者の避難場所として利用していただける施設として整備すること。次に、(4)の①②③の
余熱利用施設などの考え方では、備考にありますように、浴場などの他市の事例をお示しする中、今後、周辺自治会の皆様とお話ししながら検討を進めていくということ。次に、(5)の①では、最終処分場であります埋立場は設置しないことなどについて御説明をしております。
続きまして、2ページ目をごらんください。
2番の環境対策についてですが、(1)の①②③では、排ガスについては法令基準値よりも厳しい自主管理値を設け、大分市が責任を持って管理を行うこと。臭気、騒音については適正な管理を行うことなど。なお、具体的な排ガス、臭気、騒音、振動の内容につきましては、市の考え方の具体的内容の欄を御一読ください。
(2)の①では、
環境学習拠点として整備する計画であること。(3)の①では、排ガスの測定値を周辺自治会などへの積極的な公開に努めること。(4)の①では、災害廃棄物の処理につきましては、分別後、可燃性の廃棄物は清掃工場のピットへ直接投入することで汚水が大野川へ流出しないこと。ただし、
南海トラフ地震などの大規模災害時には、多目的広場で仮置きすることも想定していますが、その場合でも排水による大野川の水質に影響が出ない対策を講じることなどについて御説明をしております。
続きまして、3ページをごらんください。
交通対策についてですが、まず、上の表では、上り尾地区の平成27年度の
国土交通省交通量調査結果と、福宗、佐野の両清掃工場と
リサイクルプラザにおける平成29年10月23日から29日の1週間の平均台数を掲載しております。
表に太枠で示している時間帯、8時半から16時半が新
環境センターへの搬入時間帯の予定です。その搬入時間帯で最も多い時間当たりの交通量は、上り線で15時から16時で搬入車両と合わせて973台となっており、夕方の17時から18時の台数の1,288台よりも315台少ない台数です。また、下り線で最も多い搬入時間帯の交通量は、10時から11時で1,006台ですが、朝の7時から8時の1,493台よりも487台少ない台数です。
このような状況で御説明する中、地元の皆様からは、これまでの交通量と比較して増加することに対しての不安や心配をされている声をいただきましたことから、
交通渋滞対策などについて市の考え方を御説明しております。
内容につきましては、市の考え方の欄をごらんください。
(1)①の
交通渋滞対策につきましては、渋滞や事故等が発生しないよう、大分市が責任を持って国土交通省や大分県公安委員会などと協議を行い、対策を講じること。具体的な対策につきましては、大分市として責任を持って取り組む事項の欄にお示ししていますように、①では、国道10号に滞留しないよう構内道路を約600メートル確保すること、②では、新
環境センターへ進入するための
左折専用レーンを新設するなど、以下3番から5番に対策事項をお示ししております。
最後に、4番の建設候補地についてですが、(1)①の上り尾地区が候補地になった経過を説明させていただいております。
以上が住民説明会などで御説明した内容となります。
○佐藤委員長
ただいま執行部から補足説明がありましたが、質疑はありませんか。
○福間委員
今説明があった中で、
戸次校区自治会連合会と
大南地区自治会連合会から同意書が届けられたということですけど、その内容はどういうものでしょうか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
まず、
戸次校区自治会連合会におかれましては、条件つきということで建設同意を全地区一致で確認したということで、同意書が出されております。また、
大南地区自治会連合会につきましては、
上り尾自治会を含む
戸次校区自治会連合会から同意があったという報告を受けまして、大南地区としても、地元対応をしっかり行うことを前提に、建設に同意をするという趣旨の同意書が出されたということです。
○福間委員
陳情の文書表にもあるのですが、自治会役員の
条件つき合意ということが指摘されていたのですけど、今説明された条件つきというのは、どういう内容ですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
話の中では、地元の活性化につながる、そういう施設を誠意を持って取り組んでほしいという内容ですが、どういうことをしてほしいという具体的な部分については、今のところ大分市のほうには出ておりません。
○福間委員
条件が出ていない状況で、条件つきの同意と言って同意書が出るなんてことは考えられないのですけど、これはどういうふうに理解すればいいのですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
先ほども御説明いたしましたように、各自治会、また全体の説明会の中で、まず、私どものつくる施設については地域の方に負担をかけるものではないということの説明をして、一定の御理解をいただいたと。そして、地元の方が、今後、その条件を出していくということで私たちも捉えております。
○福間委員
逆さまなのではないですかと私は言いたいわけです。本来、物事を契約したり、話し合いで合意をとる上で、条件は後だということが市役所の中でありますか。この辺の考え方を、はっきりしてください。条件つきの中身がわからない。議会に出る議案もそうですけど。私としては考えられない。これ以上は聞きません。指摘をしておきます。
○
伊藤環境部次長
先ほど具体的なものということを委員がおっしゃいましたけれども、地元説明会の中では、地元の振興策という形で、先ほどの考え方の部分で御説明をいたしましたけれども、やはり地元対策として、地元の要望としましては、先ほど課長も申しましたように、地元振興にどういう形で寄与していくのかと。お話の中では、やはり不安な点、環境問題等々もございましたけれども、そういった部分につきましては、市のほうが責任を持ってやっていくというお話をしていく中で、多くの方々につきましては御理解をいただいたと思っておりますし、その上で、地域振興策につきましては、どういう形ができるのかというお話が多くございました。
そう言いながらも、やはり環境の部分につきまして心配であるので、十分にしっかり押さえてくれということもございましたので、私どもの説明の中では、また重ねて、その点につきましては十分に守っていくという御説明をしたところです。その上で、地元としまして、同意をいただいたと理解しています。
○福間委員
納得はいきません。
今課長のほうから、地元説明会を何回して、こういう疑問についてはこう答えましたという説明がありました。しかし、今回この
建設候補地Aを中心にして、447名の方々が陳情の趣旨にあるような心配事があるということで、説明はあったけど、周辺の方々は納得をしてないし、合意をしていないというあかしでこの陳情が今出されているわけです。ここで指摘されております、健康被害の問題、交通渋滞の問題、環境悪化の問題について、市の説明では納得をされていないということでしょう。その辺をどう受けとめているのか。多くの皆さんの合意を得たという話ですが、実際にはそのように非常に重たいと思うのです。地元の方からこれだけの署名が出ているということの受けとめと、この理解はまだされていないという認識に立っているのか、これで十分であるという認識に立っているのか、その辺を聞かせてください。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
今回、地元に入って説明をしてまいりましたけれども、説明会の中では、当初は委員がおっしゃるように、環境問題等を心配されている方がいましたけれども、丁寧な説明をする中で一定の理解をいただき、そのような反対というような感触は、私も直接住民の方々とお話をしていますが、私のほうは受けておりません。
今回、四百数十名の署名が出たということですけれども、その署名の趣旨がどのようにしてとられたかというのが私どもは全くわからない状況ですので、また必要に応じて、その方々に対しましては丁寧な説明に努めていくということで考えております。
○長田委員
今福間委員から質問もありましたが、先ほどの意見陳述の中で、四百何名の署名はどういう趣旨でとられたのですかということに対して、明確な説明がないまま、後で資料を渡しますということでしたが、委員長にお願いですけれども、交通渋滞並びに環境問題については
市民意見交換会でも出ていました。そのことは執行部に対して、そういう交通渋滞はどうなのか、地区の人に十分説明をするようにということを委員長名で伝えたと思います。
我々は政策提言としてきょうの陳情を受けたつもりですけれども、その趣旨がはっきりわからない。四百何名が交通渋滞の問題についてどのような趣旨で署名をしたのか。それから、陳情者が理解をしていたのは、新
環境センターにおけるプラントからの排水とかそういうものはないということ。ただ、大規模災害における瓦れきなんかを集めたときのことがまだ明確でないというようなことは言われていたのですが、きょうの説明との食い違いがあるのかなという感じがしました。
署名をとるときに、こういう趣旨で交通渋滞を起こすから、これは反対しようということで四百何名が署名したと思うので、その反対署名をとった書類を出してもらいたいということを言いました。
○佐藤委員長
しばらく休憩します。
午前10時43分休憩
午前10時51分再開
○佐藤委員長
経済環境常任委員会を再開します。
○福間委員
さっきの答弁の関係ですが、確認をしておきたいのですけど、課長が説明会で一定の評価をいただいたという認識をお持ちであることをお聞きしたのですけれども、一定というのは非常に不明確なのです。だから、一定の評価というのは、環境部としては住民のどの程度の評価をいただいたという認識を持っているのかを聞かせていただきたいのですが。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
私どもは大きな反対はなかったと認識しております。説明会に行って、皆さんがもう反対、反対というような雰囲気ではなかったということです。私が説明する中で、また意見交換をする中では、うなずいていただけるような住民の方が多かったということで私は認識をしております。
○福間委員
大きな反対はなかったということで一定の評価ということですね。
それで、
先ほど意見陳述を聞いたのですけど、去年から、建設候補地は議会で決まったというような文書が配付されたということをお聞きしたのですけど、公印を押していないから非公式な文書ですけど、その存在について知っているのかどうかという確認と、その内容についてどういう理解をしているのか。これについて陳情者の方から、環境部の幹部が出向いてということだったと聞いたのですね。その辺の事実関係について、時系列的に説明をいただきたいと思います。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
まずは、平成30年6月20日に当委員会におきまして、私のほうから、建設候補地が検討委員会の中で選定した3カ所に決まりましたという説明させていただきました。その後、6市で協議を行い優先順位をつけまして、それから住民の皆様に御説明に入らせていただきますというような説明をしました。その後、関係自治会の方には同様の説明をいたしております。当然議会の承認という言葉は使っていませんし、報告した旨のことを言わせていただいたということです。
○福間委員
それはいいのですが、文書はどんな内容ですか。
○佐藤委員長
先ほど陳情者がお渡しした文書の中にあります。
○福間委員
はい、わかりました。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
四百何名からなる反対署名があった交通渋滞の問題等が私も一番懸念をしていることであるのですが、署名の用紙には1日2,089台、1時間当たり369台とあって、説明会の資料には1日687台とある。これはどういうことですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
今委員が言われた数字につきましては、私どもは昨年3月に策定いたしました
一般廃棄物処理施設整備基本計画の数字だと思いますが、あくまでもこの台数は、現在の
福宗清掃工場、
佐野清掃工場、
リサイクルプラザ、また、豊後大野市や津久見市などの施設への搬入台数のうち、年間で一番多い台数を記載して、2,089台ということで載せている数字です。どうしてこういう数字を載せているのかということですが、搬入道路だったり、工場の施設や駐車場の規模など、今後、実際建設するときに参考にしていくということでマックスの数字を載せております。
それから、687台というのは、現在、
福宗清掃工場、
佐野清掃工場、
リサイクルプラザに入っている1日当たりの1週間の平均をとった台数でして、1時間当たりで平準化されていることで、交通渋滞は余り起こりにくいのではないかということで説明会の中で説明しております。
○長田委員
この地域、自治会としては地域振興を条件として合意をしたということですが、佐野についても温泉とかがある。この委員会でもごみ処理施設における地域振興策を視察して、その資料を執行部のほうに差し上げたと思います。大分市だけではなくて、6市が一緒になって、新環境という1つのモデルをつくっていくわけですから、それ相応の地域振興を示しながら、住民の理解ももらわなければいけないと思っております。大野川の両岸に国道、県道があるわけですから、県にも相当な協力をしてもらわないといけない。今後、観光も入ってくるわけですから、ごみ搬入の問題だけではなくて、いろんな面での交通渋滞が起こる可能性がある。そういったことも説明しながら、県にも協力を求めていくという方向性を出していきながら十分説明をしないといけない。反対、白紙撤回とは言いながら、陳情者も理解しているところは理解をしていましたので、私は政策提言だと理解しました。
○福間委員
参考までにお聞きしておきたいのですが、この候補地についての地元という考え方について、どういう概念でしているのかということなのですが、佐野清掃センターの場合はどうだったですか。この地元の位置づけというのは、かなり広範囲にとっていたのか、小学校区単位にしていたのか。今回は、先ほどから戸次とか大南というようなことも言われていたので。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
佐野清掃センターは丹生小学校区になるのですけど、丹生小学校区の中の佐野地区と丹川地区で構成する佐野清掃センター環境対策協議会という組織があります。地区の方々と3カ月に1回意見交換しながら、安全性を皆さんで確保するということで設置しております。
それから、今後については、私どもが思っている地元と地区の方が思っている地元というのを今後整理していかないといけないという認識です。
○福間委員
先ほど陳述者の方から、署名をいただいた四百数十名について、地区別に署名数を報告していただきました。佐野清掃センターは、今言った丹川地区と佐野地区が地元ということですが、ここの場合は、一番の地元で反対している人が多いということなので、地元という概念をはっきりさせて、まずはこの方々の納得と合意をとるということが、私は大前提であると思うのです。その辺の考え方をお聞きしたい。大南地区から出ているからというのではなくて、基本はやっぱりそこに置くべきだと思います。
○
伊藤環境部次長
第一候補地につきましては、上り尾地区がやはり地元ということで説明をさせていただきましたし、こちらの開催状況の中で先ほど御説明いたしましたように、自治会で説明して、さらに地元の方々から、もっと詳しい説明が要るというお話もございましたので、班ごとに説明会をさせていただきました。その中で、渋滞対策、また健康被害等につきまして、御質問がございましたので、その点につきましては、客観的な数字を出して説明させていただきました。また、時間が来たから説明会を切るのではなくて、その班ごとの分につきましては、意見や質問が出尽くすまで話し合いをさせていただいたということです。その中で、一部反対意見もありましたが、そういう部分につきましては、丁寧に説明させていただく中で、多くの方々には御理解いただいたということで私どもは認識をしているところです。先般、先ほど部長が冒頭申し上げましたように、9月4日、
戸次校区自治会連合会、また
大南地区自治会連合会から、建設工事に関する同意をいただいたということが、やはり一番大きなものであると環境部としては思っているところです。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○福間委員
私はこの陳情を初めて見て、執行部も班単位で説明したとかいろいろありますけど、やはり地元の中の地元がまだ十分に納得をされていないと思いますし、先ほどお話しした条件つきの同意も、中身もはっきりしないということがありますので、私は引き続いてこの場で審議を尽くしていくべきだと思っております。そういう点では、継続して審議をしたらどうかというのが私の立場です。
○佐藤委員長
継続審査という意見がありますけれども、皆さんの御意見はどうでしょうか。
○阿部委員
こういう問題は非常に微妙な問題も絡むということは重々承知ですけれども、やはり大分市が広域の中で、将来に向けてきちんとやっていかなければいけないということですので、まずは、候補予定地の周辺というのは一番大事なところでありますし、戸次校区、大南地区、戸次校区の中にこの上り尾地区も入るので、地元にそういう意見があるということを執行部も理解して、そして、その辺をきちんと払拭できるように。また、この新
環境センターがやはり1つの大きな目標を持ってやっていますので、この際、結論を出して、決して反対の意見のことを無視することなく、十分に対応してもらいたいというような思いを持っております。この際、結論を出すべきだと思っています。
○佐藤委員長
ほかに御意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、本件は、これまでの意見を集約いたしますと、継続審査を求める意見と採決を求める意見がございました。
まず、継続審査についてお諮りします。
本件は継続審査することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○佐藤委員長
挙手少数でありますので、本件は結論を出すことに決定いたします。
それでは、これより採決をいたしたいと思います。
採決は挙手により行います。
本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○佐藤委員長
挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたします。
それでは、次に、予算議案に移ります。
議第74号、令和元年度大分市
一般会計補正予算第2号、第3条
債務負担行為の補正第3表中、1追加、
指定ごみ袋作製等業務委託料、令和2年度分について審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
若杉環境対策課長
〔予算書①5ページ、
債務負担行為の補正について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。
○松下委員
指定ごみ袋の枚数は何枚ですか。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
枚数につきましては、それぞれ5種類の袋ごととなります。
45リットルの袋が682万枚、30リットルが555万枚、20リットルが659万枚、10リットルが337万5,000枚、5リットルが115万枚です。
○松下委員
この数字は今年度製作した数量と同じですか。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
袋ごとに何万枚かの差はありますが、最近は安定をしてきておりますので、おおむね市のほうで2.5カ月から3カ月ほどの在庫を抱えるような形で製作をしておりますので、先ほど申し上げました枚数の総数が2,348万5,000枚ですが、現在の使用している分が2,375万枚ということで、そういった差でございます。
○佐藤委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑は終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○福間委員
家庭ごみの減量は、市民の理解と協働で進めるべきだし、自治体固有の仕事でありますので、ごみの有料化は私は中止をすべきだという立場でありますので、この
債務負担行為に反対をしておきます。
○佐藤委員長
それでは、ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本件は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、本案は一部反対意見はございましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、一般議案の議第92号、工事請負契約の締結について(大分市
佐野清掃センター清掃工場大規模改修工事)の審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
議案書の議92の1をお開きください。
大分市
佐野清掃センター清掃工場大規模改修工事ですが、本工事は、
佐野清掃センター清掃工場の基幹的設備であります燃焼溶融設備や燃焼ガス冷却設備等の整備及び設備の部分更新を行うもので、新
環境センター稼働までの間の安定稼働を図ることを目的に実施するものです。
契約の方法は随意契約、契約金額は18億400万円、工期は令和4年3月15日までとしており、契約の相手方は日鉄環境プラントソリューションズ株式会社です。
次に、随意契約についてですが、清掃工場は設計、施工した請負業者の特許に係る特殊な設備が多いことから、開発者以外の者では性能や構造等の詳細なデータが不足し、本工事の施工に関して重大な支障を来すこと、また、ごみ処理の関係上、限られた工事期間での施工が必要となることなどから、工事施工に関しての高い技術や多くの工事実績を持つことが必要不可欠となります。このため、本施設設計、施工業者の関連業者であります相手方と随意契約を行うものです。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○長田委員
耐用年数等々があるのですが、その辺は大丈夫ですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
今回の大規模な改修を行えば、新
環境センター稼働までにつきましては十分であると認識しております。
○長田委員
当然やっていると思いますが、確認の意味でもう一回聞きます。地元の確認はとれているのですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
地元の坂ノ市、丹生校区振興会並びに先ほども申しました佐野清掃センター環境対策協議会、また大もとの上久所地区の皆様からは、新
環境センター稼働するまでの延長はいいという同意をいただいております。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○松下委員
この大規模改修の間の処理能力はどの程度になるのですか。処理能力を超えるごみを福宗
環境センターに持っていくのですか。
○
中嶋清掃施設課政策監
工事期間中に関しましては、スケジュール、工程を立てて3年間で行うことによりまして、施設規模、能力に関しましては、ほぼ2炉体制を保てるものを確保します。この3年間の間に佐野清掃センターに搬入される可燃ごみを福宗
環境センターのほうに移動するといったことも今回のこの工事の期間内に関しては考えておりません。佐野清掃センターで全て処理を行うものとして考えております。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
随意契約で金額もかなりの金額ですが、全国的にこの溶融炉を採用しているところはどの程度あるのでしょうか。いろいろ扱う業者があって、入札しているのでしょうけど。コークスもたくさん使わないといけない。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
ガス化溶融方式、シャフト炉式は全国で50稼働実績がございます。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本案は原案のとおり承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で本委員会に付託されました環境部所管の審査は終了いたしました。
それでは、ここで執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。
まず、令和元年度版環境白書について報告を受けます。
○
若杉環境対策課長
冊子につきましては事前にお配りしているところですが、本日の説明はお手元に配付しております報告事項1、
令和元年版環境白書概要に沿って説明させていただきます。
それでは、1ページ目をごらんください。
1ページ目、環境保全に係る法体系図ですが、本市では環境基本法の趣旨に基づき、地球環境保全や公害防止などの施策を大分市環境基本条例で定め、環境の保全と創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本となる環境基本計画を策定して、環境行政を推進しております。
2ページをお願いいたします。
大分市環境基本計画では、大分市の目指す環境像に、いつまでも人と自然が共生し安心して暮らせるまちおおいたを掲げ、この環境像を達成するために、6つの基本目標と14の環境目標を設定しております。
3ページをお願いいたします。
この環境基本計画に示す施策の進捗状況等を取りまとめたものが環境白書です。本日は、平成30年度に行った取り組みをまとめた
令和元年版環境白書の中から、第2部、大分市の目指す環境像の達成に向けた取組のうち、環境部が所管する事業の主なものについて報告させていただきます。
4ページをお願いいたします。
自然環境の取り組みのうち、特定外来生物の防除につきましては、特定外来生物であるアライグマによる生態系等の被害を防止するため策定した大分市アライグマ防除実施計画に基づき、地域住民、行政等が協力してアライグマの防除に取り組んでいるところです。平成30年度のアライグマ捕獲数は159頭でした。そのほかの特定外来生物の対応につきましては、大分市特定外来生物の防除に関する基本方針に基づき、対応を実施しております。
5ページをお願いいたします。
自然との触れ合いの取り組みの一つといたしまして、平成8年度より昆虫や植物などの専門家の方々を講師とする身近な自然観察会を実施しており、平成30年度は高尾山自然公園と大在干潟で開催したところ、多くの市民の方々に参加していただき、好評を得たところです。
6ページをお願いいたします。
ここからは生活環境の取り組みについてです。
まず、水環境についてですが、水質汚濁防止法に基づいた水質の調査分析を大分県、国土交通省と分担し、河川35地点、海域14地点で実施いたしました。各水域には維持されることが望ましい基準として環境基準が定められており、赤色の数字で示した地点における水質調査結果で評価することとなります。
7ページをお願いいたします。
水質調査の結果、河川につきましては全ての調査地点で環境基準を達成しておりましたが、海域につきましては別府湾中央で環境基準を超過しておりました。原因といたしましては、調査地点が高崎山沖であり、別府湾の奥に位置することから、潮流が微弱で停滞性の強いことが考えられます。
8ページをお願いいたします。
地下水につきましては、10地点で概況調査を実施した結果、全ての地点で環境基準を達成していました。概況調査は、市内を2キロメートル掛け1.5キロメートルの網目状に分割し、市内一円を10年程度で一巡するように調査していくものです。
また、過去の概況調査で環境基準を超過した地点につきましては継続監視調査を実施しており、クロロエチレンが3地点で、テトラクロロエチレンと硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素がそれぞれ1地点で環境基準を超過しておりました。クロロエチレンの3地点につきましては、松岡方面の工場内にあり、工場からの過去の汚染が原因であると考えております。テトラクロロエチレンの1地点につきましては、佐賀関方面にあり、個人経営の事業場からの過去の汚染が原因であると考えております。硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の1地点につきましては、丸亀方面にあり、自宅の庭や畑などにまいた窒素系肥料の影響が考えられます。いずれの井戸所有者にも飲用しないようにお知らせしており、今後も監視を継続してまいります。
9ページをお願いいたします。
ダイオキシン類につきましては、河川10地点、河川底質5地点、地下水10地点、土壌5地点について調査を実施した結果、全ての地点で環境基準を達成しておりました。また、過去の調査で環境基準の超過が認められた1地点の井戸とその周辺井戸を調査した結果、過去に環境基準を超過した井戸では環境基準を超過しておりました。原因は不明ですが、野津原方面の井戸になります。井戸所有者には飲用しないようにお知らせしており、今後も監視を継続してまいります。
10ページをお願いいたします。
大気環境につきましては、大気汚染防止法に基づき、一般環境大気測定局12局と自動車排出ガス測定局2局で、24時間、365日、大気の汚染状況を測定しております。設置場所は青い丸印と赤い三角印で示した地点になります。
11ページをお願いいたします。
大気測定の結果、二酸化硫黄、二酸化窒素につきましては、全測定局で環境基準を達成しておりました。過去5年間の経年変化につきましては、ほぼ横ばいで推移しております。
12ページをお願いいたします。
光化学オキシダントにつきましては、一般環境大気測定局12局で測定を実施した結果、全ての測定局で1時間値が0.06ppmを超過した時間があり、環境基準を超過していました。全国の約1,150局で測定を行っておりますが、環境基準を達成した測定局はない状況となっております。超過の原因につきましては、大陸からの越境汚染や工場、自動車等からの窒素酸化物などによる影響が考えられますが、一部には環境基準が厳し過ぎるとの見解もあるようです。過去5年間の経年変化につきましては、ほぼ横ばいで推移しております。なお、光化学オキシダントに係る注意報等の発令はございませんでした。
13ページをお願いいたします。
微小粒子状物質、PM2.5につきましては、一般環境大気測定局6局と自動車排出ガス中央測定局で測定を実施した結果、全ての測定局で環境基準を達成していました。ここ数年は濃度が低下傾向にあり、全体的に環境基準を達成する状況であります。九州の場合は約6割が中国からの影響と考えられておりますが、その中国国内のPM2.5対策の強化により、中国での濃度が低減していることから、本市においても濃度が低減傾向にあるものと考えております。
14ページをお願いいたします。
降下ばいじん量につきましては、市内12測定地点で毎月の降下ばいじん量を測定しております。過去5年間の経年変化につきましては、ほぼ横ばいの状況で、本市が目安としております1平方キロメートル当たり月に10トンを下回って推移しているところです。なお、平成30年度の詳細な測定値につきましては、資料編の45ページに記載しておりますので、後ほどごらんください。
15ページをお願いいたします。
有害大気汚染物質のうち、環境基準が定められているベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンについて5地点で調査を実施した結果、全ての地点で環境基準を達成しておりました。ダイオキシン類は4地点で調査を実施した結果、全ての地点で環境基準を達成しておりました。
16ページをお願いいたします。
悪臭につきましては、悪臭発生のおそれがある12の工場について、悪臭防止法で規制基準が定められているアンモニアなどの特定悪臭物質の調査を実施したところ、全ての工場が規制基準に適合しておりました。
17ページをお願いいたします。
平成29年度環境保健サーベイランス調査結果について説明いたします。
この調査は、3歳児及び6歳児を対象に、調査票による健康調査及び一般大気測定局による環境調査を実施し、大気汚染物質濃度とぜんそく等の呼吸器系症状有症率との関連性について解析、評価を行うものです。環境省での解析、評価に時間がかかるため、1年おくれでの公表となっております。大分市を含め、調査した全ての地域で、大気汚染物質濃度が高くなるほどぜんそく有症率が高くなるような関連性は見られなかった。大気汚染によると思われるぜんそく有症率の増加を示す地域は見られなかった。発症率についても、有症率と同様に有意な関連性を示す結果は得られなかったとの結果になっております。
18ページをお願いいたします。
一般地域の騒音につきましては、6地点で調査を実施した結果、全ての地点で環境基準を達成しておりました。道路に面する地域につきましては、9地点で調査を行い、その結果をもとに道路に面する住居等3万3,668戸について評価を行った結果、96.9%、3万2,619戸で環境基準を達成しておりました。
19ページをお願いいたします。
公害苦情の受理件数につきましては、合計で361件となっており、前年度から16件増加しておりますが、種類別で見てみますと、年度ごとに増減があり、明らかな増加傾向とまでは判断しておりません。ただ、最近の苦情申立人の方の特徴として、退職された方が家庭周辺の状況について改めて認識し、インターネット等で情報を調べた上で相談してくるケースがふえているような気がしております。このような傾向は環境保全を進める上で大変ありがたいことであると考えております。
20ページをお願いいたします。
再エネ・省エネ設備設置費補助事業につきましては、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減のため、住宅等に再生可能エネルギーや省エネルギー設備を設置する市民等に対し、設置費用の一部、5万円を助成するものです。平成30年度は、太陽光発電設備443件、エネファーム42件、蓄電池115件の補助を実施いたしております。
21ページをお願いいたします。
ここからは環境教育・連携の取り組みについてです。
まず、環境教育、環境学習の充実といたしまして、環境問題に関心を持ち、環境に配慮した行動に取り組んでもらうための啓発活動である大分市環境展を6月の環境月間にガレリア竹町ドーム広場にて開催いたしました。また、環境問題をテーマとしたポスター作品を市内及び中国広州市の小中学生から167点応募いただき、J:COMホルトホール大分の1階エントランスホールにて大分市環境ポスター展を実施いたしました。なお、入賞作品につきましては、大分市環境展にて表彰式を実施したところです。
22ページをお願いいたします。
子供みずからが環境問題について考えるためのきっかけづくりのため、環境ブックの読み聞かせ運動として、保育園や小中学校、公民館など201カ所に環境ブックコーナーを設置するとともに、164団体の協力のもと、市内の幼児、児童、生徒延べ5万7,697人に対して、延べ2,111回の読み聞かせ活動を実施したところです。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○福間委員
2つあります。1つは今報告のあった降下ばいじんですが、被害は一向に減りません。ですから、やはり国の大気汚染防止を含めた法規制をきちんとしていかないといけないと思っているのですけど、その辺の考え方をお聞かせください。
○
若杉環境対策課長
これにつきましては以前から御指摘されておりまして、こちらも国等に確認させてもらっております。結論から申しますと、降下ばいじんは一般的に工場から落ちてくるばいじんのみでなくて、例えば、黄砂ですとか、グラウンドから巻き上がった砂ですとか、道路を走る車が巻き上げる粉じんですとか、いろんなものがございます。そういうようないろんなものがある中で、規制基準というのはなかなかできないのですが、環境基準についても同様に設定することは難しいと考えており、国も同様との話を伺っています。
○福間委員
もう1点です。
最近、御承知のとおり、風力発電について、きのうこの情報を初めて知って、担当者から説明を受けたのですけど、佐賀関と臼杵の佐志生の山並みに民間企業と関西電力が13基の風力発電について、今許認可の手続がずっとやられて、民間はほぼ終わって、あとは代理告知を待つだけと。関西電力はやっと今市長の意見をまとめて県に上げて、国に上げて、来るという状況ですけど、大分市では初めての風力発電で、いろんな影響が懸念される声もあるのですが、低周波を含めて、環境にかかわる問題です。環境白書では、この風力発電の問題について、どのような位置づけをしているのか、していなければ今後するのか、その辺のことを聞きたいと思います。
○
若杉環境対策課長
委員がおっしゃったように、今、2件のそういう風力発電をつくろうという事業が動いておりまして、国の定めた環境影響評価法の中で、例えば音ですとか、例えば動植物ですとか、しっかりとその要素を全部出して、どの程度の影響を与えるのかということに対してどうなのかということを全部吟味いたしまして、意見を県に提出するように現在手続をとっているところです。
環境白書につきましては、前に取り組んだ取り組みを反映させるのが環境白書になっていますので、今のところ、そこは考えられなかったところです。
○福間委員
この問題は大分市でも初めての風力発電施設の建設ということで、環境白書には出てきたことを検証するというものでしょうが、委員会ごとに進捗状況も報告いただきたいと思います。これは要望しておきます。
○
若杉環境対策課長
平成30年3月の本委員会で報告させていただいておりまして、今後も必要に応じて報告させていただこうと思っております。
○佐藤委員長
ほかに質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、大分市
一般廃棄物処理基本計画素案並びに
パブリックコメントの実施について報告を受けます。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
報告事項2、大分市
一般廃棄物処理基本計画素案並びに
パブリックコメントの実施について説明させていただきます。
今回の基本計画の改定に当たりましては、本年6月に大分市
清掃事業審議会に諮問し、先月末までに3回の審議をいただく中、改定の素案がまとまりました。また、今月中旬から素案について
パブリックコメントを実施する予定ですので、あわせて本委員会に御報告するものです。
お手元に、A3横、右上に報告事項2と記載をしております資料と、同じく右上に報告事項2資料と記載している素案の本編冊子をお配りしております。A3の資料、これは概要版になりますが、これにより主に説明をさせていただき、必要に応じて本編冊子を御参照いただきたいと思います。
それでは、A3の資料をごらんください。
1枚目の左ページ、大きな項目の1、計画の概要のうち、1の計画策定の趣旨、目的、位置づけです。中段の図のとおり、本計画は法律、条例に基づいて策定するものであり、ごみ処理基本計画と生活排水処理基本計画から構成されております。また、大分市総合計画並びに大分市環境基本計画に基づき、ごみ処理や生活排水処理の基本理念、基本方針をあらわすものです。
次に、2の計画の目標期間ですが、現行計画では2024年度を最終目標年度としておりました。2027年度、令和9年度から新たなごみ処理施設が稼働する予定であり、稼働開始目標年度における計画ごみ処理量を本計画において示す必要があるため、下段の表のとおり、計画期間を見直しております。
次に、右ページ上段の3、改定に伴う主な変更点ですが、先ほどの計画期間のほか、ごみ排出量等の目標値を変更しており、施策では食品ロスの削減を新たに取り入れたほか、記載の事項について取り組みを強化しております。
次に、2、ごみ処理基本計画です。
1、基本理念では、前文に、食品ロスの削減や海洋ごみ対策がSDGsのターゲットの一つになるなど、国際的な課題となっていることを加えております。枠で囲んでおります基本理念と、次の基本目標2点は現行計画と同様です。
A3資料の2枚目をお開きください。
左ページの上段、3、数値目標をごらんください。
素案の計画基準年度である2018年度、平成30年度に比べた最終年度の目標値を、それぞれ3年にわたって掲載のとおり設定しております。
次に、4、ごみ処理に係る個別計画についてですが、ごみ処理の基本理念、基本目標、数値目標の達成に向け、現状の問題点と課題の整理を踏まえた上で、基本目標ごとに個別計画を定め、各種施策に取り組むこととしております。
本編冊子の26ページをお開きください。
個別の説明は省略させていただきますが、基本目標1における個別計画を4R推進計画としており、その具体的取り組みにつきまして、このページから32ページにかけてそれぞれ掲載しております。33ページには、市民、事業者、行政の取り組みをそれぞれ主体別に取りまとめております。また、次の34ページでは、基本目標1に係る施策の体系をまとめております。
次に、基本目標2に基づく個別計画は、収集運搬計画、中間処理・最終処分計画、関連するその他の取り組みとし、同じく35ページから44ページにかけまして具体的事項を掲載しております。45ページには施策の体系を取りまとめております。
では、A3の資料にお戻りください。
右ページの中ほどから、3、生活排水処理基本計画を掲載しております。
1の基本理念、2の基本方針3点は、現行計画と同様です。
資料3枚目をお開きください。
左ページ上段の3、数値目標についてですが、最終目標年度の2029年度、令和11年度における汚水処理人口普及率を95.0%に引き上げるよう目標設定しています。これは、平成28年に当時の下水道部が策定した大分市汚水処理施設整備構想における目標値を採用したものです。
次の4、生活排水処理に係る個別計画ですが、生活排水処理計画とし尿・汚泥の処理計画を個別計画としております。し尿・汚泥の処理計画では、計画処理区域で収集されるし尿、浄化槽汚泥の処理主体については、現在の体制を維持していくことを基本とすることとしていますが、由布大分環境衛生組合解散後の野津原地区のし尿、浄化槽汚泥の処理は、大分市が主体となって実施することとしています。
次に、左ページ下段の今後のスケジュールですが、
パブリックコメントを実施した後、10月下旬の第4回
清掃事業審議会を経て、11月上旬に、
清掃事業審議会から市長宛て計画の改定案について答申をいただきたいと考えております。第4回定例会の本委員会で改定案について報告した後、来年1月に基本計画として決定したいと考えております。
次に、右ページの
パブリックコメントの実施についてをごらんください。
実施期間は9月17日から10月8日までの間で、ごみ減量推進課のほか、各支所、情報公開室、市ホームページで資料が入手できることとなっております。意見を提出できる方の要件、応募方法等は、いずれも通常の
パブリックコメント実施方法と同様です。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、バキューム車の購入について報告を受けます。
○
齋藤環境部次長兼
清掃業務課長
報告事項3のバキューム車の購入につきまして報告させていただきます。
資料はございませんので、口頭のみの説明とさせていただきます。
北部清掃事業所において、し尿収集業務に使用しているバキューム車のうちの1台が更新基準を満たしたことから、令和元年度の予算にその購入費といたしまして756万円を計上いたしております。
今回、購入手続を行ったところ、製造業者から、工場の再編により製造ラインの減少したことなどもあり、年度内の納車が厳しいとの連絡があったところです。
こうしたことから、本件につきましては、改めて本年12月の議会において
債務負担行為の予算案を上程いたしまして、議会の議決をいただいた後に、今年度中に入札を実施してまいりたいと考えております。
今後はこのような事態も想定し、じんかい車と同様に、前年度予算において
債務負担行為の設定を行い、納車までの期間を十分に確保できるようにいたしたいと思います。
なお、現在、北部清掃事業所で保有しているバキューム車4台のうち、1台につきましては予備車として保有しておりますので、車両購入時期がおくれることによるし尿収集業務への影響はないものと考えております。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○松下委員
由布大分環境衛生組合が、野津原地区が新たに市の収集の対象地区になるのは何年度からかというのが1点。
それで、今の話でいうと、バキューム車が必要になってくるのかなと思いますが、何台要るのか。現行の台数以上に必要になるのかが1点。
以上2点をお聞きします。
○
齋藤環境部次長兼
清掃業務課長
野津原地区のし尿処理につきましては、令和3年度から市の収集の対象地区になる予定です。現在、野津原環境管理センターというところが実施しておりますので、直営ではなくて、そこに引き続きし尿を収集してもらうように考えております。
○松下委員
搬入はたしか大洲園処理場でしたね。
○
齋藤環境部次長兼
清掃業務課長
そうです。今後、由布大分環境衛生組合が解散した後は、野津原地区のし尿収集については、搬入先は大洲園処理場になります。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
次に、昨年の
市民意見交換会の意見、質問等に対するその後の経過について報告を受けます。
○
若杉環境対策課長
右上に報告事項4と書いたA3の資料をごらんください。
環境部所管の意見、質問といたしましては、1から4の4つの意見、質問が出ておりまして、一番右側に書いておりますその後の経過として、前回の回答から状況の変化はありませんということで推移しております。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、以上で本日予定の環境部関連の審査は終了いたしました。
執行部から、その他として何かありませんか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
新
環境センターの整備に関する進捗状況をあわせて御報告がございますので、ただいまから説明資料の配付をしてよろしいでしょうか。
○佐藤委員長
はい。
〔資料配布〕
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
新
環境センターの整備について御報告をさせていただきます。
まず、1番の建設同意についてですが、先般、9月4日に、戸次校区並びに
大南地区自治会連合会から建設同意書をいただきました。同意書の内容につきましては、次の資料1に同意書の写しを添付しておりますので、御一読をお願いいたします。
次に、2番、今回建設同意をいただきました建設候補地についてですが、建設候補地の場所につきましては、次のページの資料2をごらんになってください。位置といたしましては、大分市大字上戸次769番8ほか、ブルーの箇所でございます。今後は建設予定地の決定に当たりまして、関係6市で覚書を結ぶ予定です。
最後に、3番、今後の
スケジュール案についてですが、新
環境センターは、2027年度を稼働目標にしております。まずは、1番の環境影響評価、2番の測量・地質調査・用地買収等の取り組みを進めてまいりたいと考えております。その後、4番にありますが、事業者募集・選定を令和3年から4年、5番の実施設計・建設工事を令和5年から8年にかけて実施をいたしまして、2027年度の稼働に向けて取り組みを進めていく予定です。
市といたしましては、今後とも住民の皆様へは引き続き丁寧な説明に努めてまいります。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで何か質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
執行部からほかに何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○佐藤委員長
委員の皆さんからその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、しばらく休憩いたします。
午前11時54分休憩
午後0時57分再開
○佐藤委員長
それでは、
経済環境常任委員会を再開いたします。
これより
商工労働観光部の審査を行いますが、審査の前に
永松商工労働観光部長より発言を求められておりますので、許可をいたします。
○
永松商工労働観光部長
皆さん、こんにちは。
平素より商工労働観光行政には御理解と御協力を賜りまして、この場をおかりしまして御礼を申し上げます。
審議の前に、一言御挨拶させていただきます。
まず、第2回定例会以降の本委員会に係る主な取り組みでございますが、第38回大分七夕まつりを8月2日から4日までの3日間開催し、観客数は昨年に並び過去最高の43万人となるなど、多くの人出でにぎわいました。佐藤委員長には御来賓として参加していただき、また委員の皆様にはチキリンばやしに御参加いただきまして、まことにありがとうございます。
さて、いよいよ9月20日より
ラグビーワールドカップ2019日本大会が開幕いたします。大会期間中は、
商工労働観光部におきましても、さまざまなイベントを予定しておりますので、市民の皆様と一緒に大きなにぎわいを創出し、本市に訪れていただく方々を温かく歓迎いたしたいと考えております。
それでは、本委員会におきましては、予算議案1件提出しております。また、報告事項として5件用意しております。それぞれ担当課長から説明いたしますが、何とぞ慎重審議の上、御決定を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○佐藤委員長
それでは、早速審査に入りたいと思います。
まず、予算議案の議第74号、令和元年度大分市
一般会計補正予算第2号、第3条
債務負担行為の補正第3表中、1追加、ふるさと大分市
応援寄附金取扱業務委託料について審査を行います。執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔予算書①5ページ、
債務負担行為の補正について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○長田委員
現在の委託業者はどこでしたか。
○正
池商工労政課長
サイネックスという業者です。
○長田委員
どこにあるのですか。
○
甲斐商工労政課参事補
大阪市に本社がございます。
○長田委員
後で資料を見せてください。
○佐藤委員長
会社の概要ということですか。
○長田委員
はい。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○松下委員
泉佐野市の件等々含めて、どうもこの寄附金の趣旨が当初のものから外れてきているのではないかという思いがあるのですけれども、この点に関しては、中核市市長会、あるいは全国市長会とかでの議論がないのかということが1点と、今取り扱い業者が大阪ということですが、地元ではなかったのですかということ。2点をお聞きします。
○
甲斐商工労政課参事補
今年6月から執行されました改正地方税法ですが、これ以前に総務省からたびたび通知が出ておりまして、返礼品を3割にすることとか、地場産品を扱うこととか、そういったことで総務省から通知が来ておりました。その間に、全国市長会や中核市市長会でも平等の取り扱いをしていただきたいということで、国のほうに申し入れを行っているところです。
2点目の地元の業者ではなかったのかということですが、平成27年12月にプロポーザルによって公募で募集をかけたのですが、その際7社応募いただきまして、そのうち地元の業者は1社もございませんでした。それで、今年度、再選定をさせていただきたいと思っているのですが、地場の業者が今のところ2社ほど手を挙げていただいております。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれにて終結いたします。
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は原案のとおり承認することに異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で本委員会に付託されました
商工労働観光部所管分の審査は終了いたしました。
それでは、ここで執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。
まず初めに、
ラグビーワールドカップ2019期間中に実施するイベント等について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
お手元の資料の
経済環境常任委員会報告事項の1ページをごらんください。
報告事項①
ラグビーワールドカップ2019期間中に実施するイベント等について御報告させていただきます。
まず、大分アートフェスティバル2019回遊劇場SPIRALについて御報告をさせていただきます。
記載の事業概要内容につきましては、前回の委員会にて報告させていただいておりますが、9月20日のオープニングも近づく中で、ガイドブックが完成いたしましたので、本日お手元にお配りさせていただいております。
このガイドブックは、
ラグビーワールドカップ2019に来場する方を見据え、日本語と英語の2カ国語表記となっており、会場ごとにアート作品や作家を紹介するほか、期間中に開催するアートイベント、既存のパブリックアートに加え、
ラグビーワールドカップ2019や大分市美術館、OPAMなどの観光情報等を記載しております。議員の皆様には、このガイドブックを御活用いただき、ぜひ会場をめぐっていただきたいと思います。
続きまして、3ページになりますが、第4回おおいた食と暮らしの祭典です。
開催時期は、10月1日の火曜日から10月20日の日曜日までの20日間でございます。今年は
ラグビーワールドカップ2019の開催期間中に当たるため、これまでの10日間の開催から期間を延長し、20日間開催いたします。なお、若草公園及びふないアクアパークにつきましては、14日までの14日間の開催となっております。
開会式は、10月1日火曜日、午前9時30分から大分城址公園会場にて実施いたします。経済環境常任委員の皆様には、別途、開会式に御臨席の御案内をお送りしておりますので、よろしくお願いいたします。
会場は、大分城址公園、若草公園、ふないアクアパーク、ガレリア竹町ドーム広場ほか、全7会場となります。催事数は24を予定しておりまして、その内訳は、主催事業が17、協賛事業が7となっております。
重立ったものとして植木造園展についてですが、海外からの来場者に日本文化を楽しんでいただけるよう、例年の取り組みに加え、大分城址公園会場内に共同庭園を制作するとともに、夜間は仮想天守イルミネーションとあわせた庭園のライトアップを行います。
この他、会場ごとの主な催しは、後ほど、お手元にお配りしておりますチラシをごらんになっていただければと思います。
次に、宗麟公まつりについてです。
お手元には詳細を記載しましたチラシをお配りしております。
郷土の英傑、大友宗麟公とその時代の文化など、大友氏400年の歴史を発信するものであり、今年は
ラグビーワールドカップ2019の期間中に開催されることから、海外からの観光客の皆さんにもより楽しんでいただけるよう、甲冑試着や忍者体験など日本文化を体感できるイベントも行うこととしております。
日時は、10月5日土曜日と6日日曜日の2日間、場所は例年どおり、大分駅府内中央口広場で開催いたします。
主な内容といたしましては、豊後大友宗麟鉄砲隊の演武や、作家の赤神諒氏のトークショー、ミュージカル俳優の観月ゆうじ氏のステージショーを初めとした戦国ステージイベントや、大友宗麟甲冑武者行列、戦国大茶会、戦国体験空間、戦国屋台村、ポルトガルワインフェスティバルとなっております。
次に、資料の3ページをごらんください。
第10回大分市中央通り歩行者天国についてです。
お手元には詳細を記載したチラシをお配りしております。
実施日は10月12日の土曜日で、時間は午後1時から午後4時まで、交通規制は正午から午後5時までを予定しております。
今回の歩行者天国では、同時期開催されるSPORTS of HEART 2019 in OITAに一部会場を開放し、コラボイベントとしまして、高橋尚子さんの陸上教室やノーマライズ駅伝を行います。また、恒例となった希望者によるフリーゾーンを活用したイベント等の実施を初め、中心部商店街店舗による飲食ブースの設置やまちなかタイムバーゲンの実施、県内自治体の観光PRや特産品販売ブース等を設置し、おおいたなかよしマーケットなどを行い、中心市街地におけるにぎわいの創出を図ります。
なお、今年度最後の歩行者天国は、11月23日土曜日を予定しております。11月の実施内容が固まりましたら、委員の皆様に改めてチラシを配付させていただきたいと思います。
経済環境常任委員の皆様には、お時間が許されましたら、ぜひこれらのイベント会場に足を運んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○長田委員
祝祭の広場でのイベントはありますか。
○正
池商工労政課長
先ほど御説明いたしました大分アートフェスティバル2019回遊劇場SPIRALの中で、アーティストトークのステージイベントを祝祭の広場で行うようにしておりまして、それが10月6日10時からとなっております。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、大分市
商工労働メールマガジンについて報告を受けます。
○正
池商工労政課長
資料の4ページをごらんください。
報告事項②大分市
商工労働メールマガジンについて御報告させていただきます。
本事業は、本市が取り組む補助金等の各種助成制度や講演会等の開催情報など、市内中小企業者等の方々にとって役立つ情報をメールマガジンによりタイムリーに、かつ手元に確実に提供することで、中小企業者等の事業活動を支援し、地域経済の活性化を図ることを目的としております。
次に、事業の概要ですが、メールマガジンの配信は、市内の中小企業者に合わせて、配信を希望される方皆様に配信いたします。配信情報につきましては、事業者向けの各種補助金等の支援制度や、大分市経済講演会等の開催情報などに加え、国、県の支援情報も積極的に発信していきたいと考えています。
メールマガジンの配信開始は10月1日を予定しておりまして、9月10日から配信希望者の登録を開始いたしております。登録方法につきましては、市ホームページに掲載するリンク、または二次元バーコードから登録フォームに移動し、必要事項を入力していただくか、お手元に配付しておりますチラシに必要事項を記載し、商工労政課までファクスにて申込書を送っていただきたいと思います。
本市といたしましても、市内の中小事業者の方々に積極的に情報を発信していきたいと考えていますので、委員の皆様方におかれましても、お知り合いの中小企業者にぜひ登録のお声かけをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、第2回
中国国際輸入博覧会について報告を受けます。
○
朝見創業経営支援課長
5ページ、報告事項③をごらんください。
第2回
中国国際輸入博覧会について御報告いたします。
本市では、海外への販路開拓を目指す企業に対し、新たなビジネスチャンスを提供し、地場企業の新しいビジネスモデルの構築及び国際化への対応を支援しております。
今回、中国最大の輸入見本市でございます第2回
中国国際輸入博覧会の食品エリアに、昨年に引き続き、おおいた産品等海外ビジネス促進協議会が大分ブースを出展し、食品関連の企業5社が参加することとなっております。
博覧会の概要ですが、主催は中国国際輸入博覧局、国家コンベンションセンター、会場は上海の国家コンベンションセンターであり、会期は11月5日から10日までの6日間となっております。
このうち、大分ブースの出展につきましては、主催はおおいた産品等海外ビジネス促進協議会、協力は大分市、後援は大分県などであります。参加日程は11月3日から11日の間で、このうち出展は5日から10日の6日間、出展企業及び品目につきましては記載のとおりです。出展者の負担金につきましては30万円ですが、おおいた産品等海外ビジネス促進協議会の会員につきましては、半額の15万円となっています。また、大分市に事業所を有する中小企業、個人事業主は、大分市海外販路拡大サポート補助金を御利用いただけることになっています。
以下、参考といたしまして、今回の大分ブースの主催でございます、おおいた産品等海外ビジネス促進協議会の概要及び昨年の第1回
中国国際輸入博覧会の実績について掲載しておりますので、御一読お願いいたします。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、
高崎山自然動物園多言語ガイダンスアプリの導入について報告を受けます。
○
上原商工労働観光部次長兼観光課長
報告事項④
高崎山自然動物園多言語ガイダンスアプリの導入について御説明申し上げます。
本アプリは、平成30年3月に作成いたしました大分市観光アプリOitaTripに、高崎山自然動物園の案内機能を新たに追加したものです。
本事業の目的ですが、高崎山自然動物園では、サル寄せ場で職員が行っております、サルの生態などについてのユーモアを交えた解説が大きな魅力となっておりますが、サルの動きに合わせて説明を行うため、翻訳が困難であり、日本語がわからない方に高崎山のサルの魅力をいかに伝えるかという課題がございました。
今年は、間もなく開幕する
ラグビーワールドカップ2019により、国内外からの多くの観光客が見込まれますことから、職員が解説している高崎山自然動物園の歴史やサルたちの特徴、人気ザルの情報といった魅力をスマートフォンアプリを活用して多言語でわかりやすく紹介することで、高崎山自然動物園をこれまで以上に楽しんでいただこうというものです。
アプリの公開につきましては、今週月曜日の9月9日からダウンロードができるようになっております。
主な機能といたしましては、高崎山自然動物園の案内ガイド機能、多言語での表示、読み上げ機能、GPSを活用した園内マップの表示機能、オリジナルフォトフレームが入手できるスタンプラリー機能がございます。
入手方法は、スマートフォンやタブレットからアプリストアのアップルストア、またはグーグルプレイにログインしていただき、大分市観光アプリOitaTripをダウンロードすることで入手できるようになっております。
また、お手元に本アプリを紹介いたしましたリーフレットを配付させていただいておりますが、こちらの内容につきましては、お時間のあるときに御一読いただければと存じますが、表紙にございますQRコードからもダウンロードができるようになっております。
なお、既にOitaTripをインストールしていただいている方につきましては、スマートフォン等の設定によりまして、既に自動で新しいバージョンに更新されているか、もしくは手動でアプリストアから新しいバージョンに更新をしていただければ、新機能が御利用できるようになっております。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○松下委員
この利用状況とかの把握はしていますか。
○
上原商工労働観光部次長兼観光課長
9月9日から利用できるようになっておりますので、現在は情報はございませんが、提携業者と契約の中で、月ごとにデータを報告してもらうことになっておりまして、9月分につきましては、10月に集計して、データが整うということになっております。
○松下委員
いい取り組みなので、いかにアピールするかというところが重要ですが、
ラグビーワールドカップ2019で来られる方を含めて、この取り組みをお知らせする方法はどのようになっていますか。
○
上原商工労働観光部次長兼観光課長
周知の方法ですけれども、このリーフレットをより多くの方に配布したいと思っておりまして、配布場所といたしましては、高崎山自然動物園やおさる館はもとより、大分市観光案内所と、あと広域連携もありますので、大分都市広域圏の観光案内所等にも、このようなリーフレットをお配りして、皆さんに手にとっていただこうと考えています。
また、ポスターも作成いたしまして、高崎山自然動物園のほか、目につくところにできるだけ多くポスターを掲示したいと考えております。
さらに、ユーチューブによるウェブ広告ということで、SNS等を活用ということで、ワールドカップ2019開催期間中、9月20日から10月末を予定しておりますけれども、九州内でグーグル検索からユーチューブにアクセスした訪日外国人に対して、これの広告を表示できるように今計画しているところです。
大分市のホームページやマスコミ等への情報提供も、前述のほか、行ってまいります。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
すばらしい取り組みと思いますが、予算はどのくらいですか。
○
上原商工労働観光部次長兼観光課長
事業費は580万円です。トップ画面変更時のOitaTripのアプリの改修費用も含んでおります。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、
商工労働観光部の
開催イベント等について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
資料の8ページをごらんください。
報告事項⑤
商工労働観光部の
開催イベント等について御報告させていただきます。
初めに、令和元年第2回定例会以降の実績として、第38回大分七夕まつりを御報告させていただきます。
今年は、8月2日の金曜日から4日の日曜日までの3日間の開催となりました。
観客数は、初日の8月2日は22万人、2日目の3日は11万人、4日の花火大会は10万人で、合計43万人の方に御来場いただきました。
主な行事でございますが、七夕飾りつけは中心部商店街店舗から103作品が出展されまして、佐藤委員長にも審査委員として飾りつけを採点していただきました。ありがとうございました。市民手づくりの七夕飾りつけは、竹町、中央町、府内町の3カ所で実施し、また、新たな取り組みとして、竹町通商店街において市内15の児童育成クラブに御協力いただき、子供たちが製作した飾りつけを設置したところです。
続いて、48万人の広場ですが、8月2日の金曜日に府内戦紙を開催しました。今年は21基26団体で約5,500人の方が出場するなど、昨年同様、多くの参加者がありました。3日の土曜日には、48万人広場を開放し、歩行者天国型イベントとして市議会の皆様にも御参加いただきました、おおいた市民おどりの祭典や神社みこし山車巡行のほか、七夕ブロードウェイ等を開催いたしました。
ことしの大分七夕まつりでは、出場者やボランティア、市民の皆様の御協力もありまして、けが人、病人、迷子など大きなトラブルもなく、無事終了することができました。ありがとうございました。
次に、資料の9ページと10ページをごらんください。
本市と大分都市広域圏が連携し、8月26日から9月2日に東京、大阪の2大都市圏において、おおいた観光物産集中PRウイークと銘打ち、地元食材によるメニューの紹介や物産、観光の魅力発信、販路拡大のPRを行う観光物産展を開催いたしましたので、御報告させていただきます。
初めに、9ページの発見!体験!おおいた観光物産展in新宿についてです。
8月26日月曜日及び27日火曜日の2日間、新宿駅西口広場イベントコーナーにて、別府市、臼杵市、由布市と連携し、開催いたしました。
内容といたしましては、本市を初めとする大分都市広域圏構成自治体による物産、食のPR販売、大分市ブランド認証加工品、Oita Birthの試食及び販売、キャンペーンレディーや豊後大友宗麟鉄砲隊等によるステージイベントなど実施いたしました。2日間で延べ約3万2,000人に御来場いただき、総売り上げは約123万円でございました。
次に、10ページのおおいた物産観光フェアin大丸梅田店についてです。
8月30日金曜日から9月2日月曜日までの4日間、大阪府大阪市の大丸梅田店15階イベントホールにて開催いたしました。関西圏の百貨店での本市主催の物産観光展は初めての開催です。大分市及び大分都市広域圏自治体より13社が出店し物産販売を行ったほか、観光PRブースを設置いたしました。
8月31日と9月1日にはステージイベントを行い、生産者の方による干しシイタケのPR、鶴崎おどり保存会による鶴崎踊の披露、大分市や別府市など大分都市広域圏3市1町と大分県による観光PRなど、物産や観光の魅力を発信いたしました。
来客数は4日間で3,051人、総売り上げは206万5,000円となっております。
今回、この東京、大阪で行った観光物産展についての内容の検証を行い、今後も物産の販路拡大や誘客の促進に向け、より効果的な事業を検討しながら、本市の魅力発信に努めてまいります。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○川邉委員
東京と大阪の物産展ですけれども、物産販売をする業者の選定はどのようにしていますか。
○正
池商工労政課長
大阪の分につきましては、大分都市広域圏の方々に声をかけて、出店の希望を募って出ていただきました。また、本市としましても、先日表彰を受けた干しシイタケの生産者にも声をかけて出店いただくというような形をとらせていただきました。
○川邉委員
募集をしているということですか。
○正
池商工労政課長
募集をしているということです。
○川邉委員
それをどのように周知していますか。
○後
商工労政課参事補
このイベントを運営する事業者をプロポーザルで選定しています。その中で提案をいただきまして、こういうところから呼べますという提案の中で、全体の運営事業者を選定していますので、その中で提案していただいた業者、それと、仕様書の中に、大分市から提案する業者も加味してくださいということにしていますので、双方のそういう提案のもとでさせていただいている形です。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○松下委員
大分七夕まつりの関係で、府内戦紙の制作費がかなり高額になっているということで、断念したところがあって、1つは制作者の後継者の問題があると聞いているのですけど、把握していますか。
○後
商工労政課参事補
大分七夕まつりの府内戦紙への参加、不参加自体のお話はお伺いするのですが、そのような事情でという話は私どもは聞いておりませんので、把握はしていないところです。
○松下委員
制作者の後継者とかいう問題はないのですか。
○後
商工労政課参事補
各企業が制作お願いをしている業者があると思いますが、つくっていただける業者がいないという話を直接的に私たちは聞いていないところです。
○松下委員
私の関係する方からは、高額になっていて、もう手が出ないということで断念をしたという話を聞いているので、これも継続していくということであれば、今言ったような問題点も含めて、市としても把握しておく必要があるのではないかと思いますので、実際どうなのかということも含めて、今後、対応をお願いしたいと思います。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
児童育成クラブが七夕飾りつけを商店街に出しましたよね。賞には入れないという話でしたが、あれはどうでしたか。
○後
商工労政課参事補
直接、竹町通商店街振興組合の理事長を含め、理事会の中で検討していただいて、声をかけて御協力いただけるということで飾りつけをしていただきました。賞につきましては、こちらからもお話はしたのですが、その順位づけからは辞退したいという児童育成クラブ側からのお話で、参加賞という形にしたところです。
○長田委員
参加してくださいという依頼はどこから出したのですか。
○後
商工労政課参事補
七夕飾りつけが年々減少している中で、商店街のほうから児童育成クラブに声をかけて協力をいただいてはどうかという話がありまして、七夕飾り付けコンクール自体は大分市商店街連合会が主催しているものですから、大分市商店街連合会が声をかけたという形になっています。
○長田委員
あれは非常に評判がよかった。ただ、台風が来たから、早く片づけてしまって、見に行ったらもう外していました。
○佐藤委員長
長田委員がおっしゃるとおりで、すごい中身がよかったです。だから、何か子供たちに賞がないのもかわいそうという思いはありました。
○長田委員
そうですね。
○佐藤委員長
ほかに質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、以上で本日予定の
商工労働観光部関連の審査は終了いたしました。
執行部からその他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○佐藤委員長
それでは、委員の皆様からその他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
最後に、あすの予定を確認いたします。
あすは、午前9時30分から議会運営委員会が開催されますので、終了後、案内の放送がございましたら、お集まりいただくようによろしくお願いいたします。
それでは、本日はこれにて散会します。
午後1時31分散会...