本案は一部
反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。
次に、議第57号、大分市
水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についての審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
左山水道整備課長
資料②をごらんください。議第57号、大分市
水道事業及び
公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。
既条例の
給水人口値につきましては、平成17年に作成された大分市
総合計画で示されました
行政区域内人口の予測値をもとに算出しておりましたが、この
人口予測値がおおむね10年経過する中で、平成30年には
既給水人口値に対しまして実績値が上回ったことや、今年度には大分川ダムが完成する予定であり、水利権が確定したことなどから、条例上の
給水人口及び1日
最大給水量を改定しようとするものです。
改定内容としましては、
給水人口につきましては、47万1,000人から47万6,000人で5,000人の増加。一日
最大給水量につきましては、19万6,900立方メートルから19万5,800立方メートルで、1,100立方メートル減少の改正を行うものです。
ここで、
給水人口が増加したものの、1日
最大給水量が減少した主な要因としましては、市民の
節水意識の高まりや
節水器具の普及、そして、社会全体の高齢化などにより、一人が一日に使用する
生活用水量が235リットルから223リットルに減少したことが挙げられます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、当委員会に付託されました
上下水道局所管分の審査を終了しました。
ここで、申し出により執行部から報告を受けます。
第3号報告、
水道事業会計継続費の
繰越使用についての報告を受けます。
○
衛藤経営企画課
平成30
年度大分市
補正予算書③の2ページをお開きください。
平成30
年度大分市
水道事業会計継続費繰越計算書になります。事業は4
款資本的支出、1項
建設改良費第4次
拡張事業でございます。本事業については、昭和61年度から大分川
ダム建設や
水道施設の整備に取り組んでいるものでございます。継続費の総額は654億円で、平成30年度
継続費予算現額は、
予算計上額と前年度繰越額の合計額9億8,132万円、
支払義務発生額、執行額になりますけれども、これを除いた1億3,148万円が翌
年度逓次繰越額になります。なお、執行額につきましては、大分川
ダム建設工事負担金でございます。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の
皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、第5号報告、
水道事業会計予算の
繰越使用について報告を受けます。
○
衛藤経営企画課
予算書③の14ページをお開きください。
平成30
年度大分市
水道事業会計予算繰越計算書になります。翌年度への繰越額といたしましては、
配水管更新事業や
配水管整備事業、
配水施設の
更新整備事業など、5つの事業で総額が23億28万円でございます。主な
繰越理由につきましては右の説明欄に記入しておりますが、
関係機関との協議等に期間を要したためでございます。
ここで、
別紙資料A3横の資料③をごらんください。
先ほどの繰越額につきまして、
事業ごとに
支出科目の件数、金額をお示ししております。
支出科目別の集計を一番下にあらわしております。工事につきましては42件で21億3,685万円、
路面復旧費が3件で2,054万円、設計等の委託料が30件で1億4,288万円になっております。なお、繰越75件のうち、39件につきましては6月末で完成をいたしております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の
皆さん方から質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、第6号報告、
公共下水道事業会計予算の
繰越使用について報告を受けます。
○
衛藤経営企画課
第6号報告、
公共下水道事業会計予算の
繰越使用について報告いたします。
恐れ入ります。③の18ページをお開きください。
平成30年度
公共下水道事業会計予算繰越計算書になります。翌年度への繰越額としましては、公共と単独の
管渠建設費及び
処理場建設費で25億4,864万円でございます。主な
繰越理由でございますが、表の右側の説明欄にありますように、
管渠建設費につきましては、
工事着手に当たり、地元との調整に日数を要したため、
処理場建設費につきましては、
用地取得の調整に不測の日数を要したためでございます。
ここで、
別紙資料の④をごらんください。
A3横の資料で、先ほどの繰越額につきまして、
事業ごと、
支出科目の件数、金額をお示ししております。
支出科目の集計が下の表になりますけれども、工事につきましては63件、18億7,652万円。
設計等委託料が61件で6億1,980万円。補償費が7件で5,231万円になっております。なお、繰越131件のうち62件については、6月末で完成をいたしております。
○
藤田委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の
皆さん方から質問はありませんか。
○
国宗委員
繰越金が毎年あると思いますが、昨年に比べて、件数とか金額がふえてるのか、減っているのかどうなんですか。
○
衛藤経営企画課
事業費の増大に伴って、今年度につきましては、件数については、水道で言えば18件、下水道で言えば81件とふえております。大きな要因につきましては、先ほど言った協議のおくれとかもありますが、国費の
内示自体がおくれたのと、あと3月定例会で
補正予算が承認された分がありますので、そういった分については初めから繰り越しとなってしまいますので、そういった要因で若干ふえてはおります。
○
藤田委員長
ほかにはありませんか。
○
野尻委員
この予算とかには関係ないけど、設計の委託がふえてきている。これは人材の枯渇というか、昔はそれぞれが設計をして、その
チェックを、いわゆる技術者を置くことによってその
チェックもできていたけど、設計を外部に全部委託で出していっているような形になってきているけど、その設計に対してちゃんと確認というか、中で
チェック体制とれていますか。いわゆる設計に対してきちっと確認とれるような人材というのが、それぞれ
上下水道局にいますか。
○
三ヶ尻上下水道部次長
ただいまの
野尻委員からの御質問の技術者の育成、その人材の確保についてございますが、局の中においても、技術の継承というのもやっておりますし、こと設計とか施工につきましては、施工については監督員3名体制で、
総括監督員、
主任監督員、監督員という形で、その辺のところできちんと技術を補っていく。そして、経験者から若い方にきちんと継承していくようにしております。
あと設計につきましても、今、局のみならず、
業界全般が、やはり委員がおっしゃるように
人材不足のところがあるところがございます。そういうのを補うために、設計についても局の中において、ベテランを含めた
設計協議を行い、
調査職員だけじゃなくて、いろんなところから一緒に集まって、その案件について協議をするということによって、新しい技術だとか、今まで守ってきた技術なんかを継承していく、そういうふうになっていくようにしているところでございます。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、執行部から、その他として何かありませんか。
○
三重野上下水道事業管理者
ありません。
○
藤田委員長
委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
○
岩崎委員
総括質問での
三浦議員の
水ビジネスのことについて、理解を深めたいのでお聞きしたいのですが、船以外に売れるものって、要するに
ビジネスってどんなものが想定されるんでしょうか。あまり浮かばないので教えていただければと思います。
○
三重野上下水道事業管理者
今お配りしている
ペットボトル、これは2年間もつような形での仕様にしておりますので、少し高額になっておりますけれども、もう少しいろんな企業と連携して安くできないかとか、船に積む
バラスト水ですね、そういうところに、今、売り込みをしているところでございます。
○
岩崎委員
ということは、船に売る以外は、これが
主力商品になるのですけれども、500ミリリットル1本で幾らになりますか。
○
三重野上下水道事業管理者
原価で申しますと、この
ペットボトルが95円ぐらいでございます。
○
岩崎委員
あと、同じく
三浦議員が言われた淡水化、2030年ということで言われてましたが、海水の淡水化の見通しは技術的にどのような感じでしょうか。
○
三重野上下水道事業管理者
今、福岡市とかでは
志賀島周辺でもう淡水化の実用化ができているような状況です。
○
藤田委員長
ほかに質問はありませんか。
○
足立委員
野津原にダムができたけど、
上下水道局はどのような
かかわり合いになりますか。先日、雨が降ったときにダムが放水したので、野津原の鮎が全部流れてしまった。少し放水しただけで影響がありました。
あと、先日の
防災会議で地域の、支所長も含めて、
農業委員、
自治委員、その後、どこにどうしたらいい、それを非常に心配しています。大分市の
上下水道局はどのような
かかわりをするのか。
○
三重野上下水道事業管理者
ダムへの
かかわりですけれども、大分川ダムの目的が治水と利水ということで、
上下水道局に関しましては、3万5,000トンの水利権を得られているということでございます。
それで、今後の
管理事務所の管理費を含めて、まだどれくらいの負担になるのかは決定しておりませんけれども、その管理費等を負担していく形になってくるということと、あとは協議会をつくって、地域の振興を図っていくということで、今、話を聞いておりますので、その中のメンバーとしてもかかわっていくような形になってこようかと考えております。
○
足立委員
先日くらいの少しの雨でもそんなことになりました。大方試験は終わりましたが、緊急のときの連絡体制はその
管理事務所だけしかないのですか。
上下水道局はノータッチでいいんですか。
○
三重野上下水道事業管理者
まず、湛水試験でございますけれども、期日までに満杯にならなかったということで、もう一回、湛水試験はやり直すということで、ダム事務所のほうからはお伺いしています。
それから、災害の関係の放水のときのサイレン等、地元にお知らせする仕組み等につきましては、防災も含めた協議会の中で検討されていると聞いております。
○
足立委員
去年、西日本の愛媛のダムにより被害が相当ありました。稙田のほうまで、鮎が見当たらないのが当たり前というような、もう、そのような被害が出てくるので。
そういう連絡協議会などに入るのであれば、十分にまたそういったことで、何かあれば、委員会にも逐次報告してください。お願いします。
○
藤田委員長
ほかにはよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは私のほうから1点。さきの3月定例会での委員会において、昨年開催した市民意見交換会での質問・意見等への対応についてです。