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大分市議会
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2019-07-11
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令和元年厚生常任委員会( 7月11日)
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大分市議会 2019-07-11
令和元年総合交通対策特別委員会( 7月11日)
取得元:
大分市議会公式サイト
最終取得日: 2022-11-22
令和元年総合交通対策特別委員会
( 7月11日)
総合交通対策特別委員会記録
1.
開会日時
令和元年
7月11日(木)午後0時59分
開議~
午後1時45分散会 2.場所 第2
委員会室
3.
出席委員
委員長
大石
祥一 副
委員長
川邉 浩子 委 員 二宮 博 委 員 安部 剛祐 委 員 板倉 永紀 委 員 阿部
剛四郎
委 員
井手口
良一 委 員 福間 健治 委 員 馬見塚 剛 委 員 帆秋 誠悟 委 員 髙野 博幸 委 員 三浦 由紀 委 員 衛藤 延洋
欠席委員
な し
4.
説明員
(
市民部
)
西田市民部長
、
朝見市民部次長
、
安部市民部次長
兼
市民協働推進課長
、
足立市民協働推進課参事
、
安部市民協働推進課参事
兼
生活安全推進室長
、
矢田市民協働推進課生活安全推進室次長
(
都市計画部
)
清水都市計画部長
、
朝野都市計画部次長
、
宮下都市計画部次長
、
渡邊都市計画部次長
兼
都市計画課長
、
橋本都市交通対策課長
、 雨川
都市交通対策課参事
、
黒枝都市交通対策課参事
、
熊瀬都市交通対策課参事
、
廣田都市交通対策課参事
、
大城都市交通対策課参事補
、
佐藤都市交通対策課参事補
5.
事務局出席者
書記 椎原 進介 6.会議に付した事件 1.
循環型バス実証運行事業
について 2.
大在
駅
バリアフリー化
について 3.その他 会議の
概要
令和元年
7月11日 午後0時59分開議 ○
大石委員長
定刻より少し早いですが、
皆さんおそろい
になりましたので、ただいまから
総合交通対策特別委員会
を開催します。 本日は、お手元に配付しております
日程案
のとおり、
執行部
から2件の
報告
を受けたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。 〔「異議なし」の声〕 ○
大石委員長
それでは、そのようにいたします。 ここで、
都市計画部長
から発言の申し出がありましたので、これを受けます。 ○
清水都市計画部長
審議前のお時間をいただきまして、
関係部
を代表し、一言御挨拶を申し上げます。 まず初めに、このたび
全国市議会議長会
から在職20年表彰を受けられました
板倉永紀議員
、10年表彰を受けられました
帆秋誠悟議員
に対しまして、
関係各部
を代表いたしましてお喜びを申し上げ、
市政発展
のために賜りました御尽力とその御功績に対しまして、心から敬意と感謝の意をあらわすとともに、今後ともますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。 それでは、4月1日及び5日7日付の
人事異動
によりまして、
説明員
に変更がございましたので、
機構順
に自己紹介させていただきます。 〔
説明員自己紹介
〕 ○
清水都市計画部長
最近の諸事情についてでございますが、
平成
29年に策定しました
大分
市
地域公共交通網形成計画
に基づきまして実施しております街中での
中心市街地循環バス
の
運行
、郊外などの
公共交通
の
利用
が不便な
地域
での
乗り合いタクシー
の
運行
、
観光地
や
駅周辺
での
自動運転車両
の
試行運行
など、
本市
が
交通対策
として
取り組み
を進めている
事業
、環境にやさしい
交通
でにぎわいのあるまちづくりが、
国土交通省
の認可を受けた
交通エコロジーモビリティ財団
より、本年5月に
EST交通環境大賞優秀賞
を受賞いたしました。 また、今年度
本市
が実施する
自動運転車両
の
実証運行
が、
経済産業省
の
パイロット地域分析事業
に採択され、今後は
実証運行
の結果をもとに国と連携し、
公共交通
への活用について
調査
分析してまいりたいと考えております。 それでは、本日は
報告事項
といたしまして、
都市計画部
から
循環型バス実証運行事業
について、
大在
駅
バリアフリー化
についての2件を御
報告
させていただきます。 詳細は
担当課長
より
説明
させますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○
大石委員長
それでは、
執行部
より
報告
を受けます。 初めに、
循環型バス実証運行事業
について
報告
を受けます。 ○
橋本都市交通対策課長
循環型バス実証運行事業
につきまして、御
報告
させていただきます。
資料
1をごらんください。
目的
ですが、
交通体系
の構築、鉄道駅を中心とした
公共交通
の円滑な
乗り継ぎ環境
の整備に向け、
平成
29年度より
実証運行
を行っており、これまで稙田、大南、
鶴崎
、明野の4地区で実施してきております。今年度は、
大在
、
坂ノ市地域
において、
地域
内の
移動
や駅への接続、医療、
商業施設
への
移動
など、買い物や通院などの
利用者
の
ニーズ
を
調査
し、検証結果を今後の
バス路線
や
運行ダイヤ
の見直しに反映いたします。
地区概要
ですが、
地域
内の
居住人口
の
分布状況
を整理しております。赤い色に近づくほど人口が多い
状況
です。また、
校区別
の人口と
高齢化率
をあわせて記載していますが、
校区ごと
にばらつきが見受けられます。
事業概要
です。
実施期間
は8月29日から9月27日の約1カ月間とし、期間中に乗り込み
調査
やモニタリングによる
アンケート調査等
を実施する
予定
です。
運行コース案
ですが、次のページの
ルート図
をごらんください。
資料
の右上に凡例で示していますように、図中の青い
実線
が
既存
の
バス路線
、赤と緑の
実線
が
実証運行ルート
、
オレンジ色
の
実線
がふれあい
交通
の
ルート
を示しています。 まず、赤い
実線
で示しています
大在
循環線
ですが、こちらの
コース
は
大在
駅を
起終点
といたしまして、
駅南側
の高台にあります望みが丘や曙台の団地や
駅北側
の
居住地
を経由しながら、国道197
号沿線
や
駅北側
の商業、
医療施設
への
移動ニーズ
に対応するよう
地域
内を循環いたします。1周約14キロで、
運行
時間が約45分、反
時計回り
に3便、
時計回り
に3便
運行
いたします。 次に、緑の
実線
で示しています
坂ノ市循環線
です。こちらの
コース
は、
坂ノ市
駅を
起終点
といたしまして、駅の南北に広がる
居住地
を経由しながら、
駅南側
に位置する
支所周辺
の
地区拠点
に点在する商業、
医療施設
への
移動ニーズ
に対応するよう
地域
内を循環いたします。1周約10キロで
運行
時間が約30分、
時計回り
のみ6便
運行
いたします。
資料
1ページ目にお戻りください。
運行コース案
の表にあります
運行
時間帯は、現在
交通事業者
と
ダイヤ
の調整を行っております。 最後に、今後の
スケジュール
です。既に
地域
の意見を伺うため、各
地域
の
連合会長
と
協議
をさせていただいており、本日11日、
地域
の
自治会長
への
説明
を終える
予定
となっております。 また、今月下旬に
開催予定
の
大分
市
地域公共交通協議会
へ
報告
し、8月上旬に市報やホームページにより
市民
へ周知を図るとともに
乗車モニター
を募集してまいります。 また、8月下旬には、
各戸ポスティング
や
新聞折り込み
により、
地域
への周知に努めてまいります。 ○
大石委員長
ただいまの
報告
について、
委員
の皆様から質問はありませんか。 ○
井手口委員
事業費
はどうなるのですか。 ○
橋本都市交通対策課長
予算といたしまして1,500万円を第1回
定例会
で計上させていただいているところでございます。 ○
井手口委員
ポスティング
など、
地域
での活動もしていますが、
バス
の
運行
に直接かかわる経費、
業務委託費
になると思うけど、どのようになっていますか。 ○
橋本都市交通対策課長
約600万円を想定しているところでございます。 ○
井手口委員
平成
29年から3
事業
を行っていますが、この3
事業
について、それぞれ
バス
の
運行
に関する
業務委託費
はどうなっていますか。 ○
橋本都市交通対策課長
その
資料
を持ち合わせておりませんので、後日、提出いたします。 ○
井手口委員
今年度の600万円の
業務委託料
を算出した根拠、
担当課
内での算出の経過といったものを教えてください。 ○
橋本都市交通対策課長
手元に
積算資料
はございませんが、
距離当たり
の
運行経費
の単価から推定して600万円と積算しております。中身を精査いたしまして、後日、御
報告
いたします。 ○
井手口委員
距離、
運行回数
、
バス停
の数を入れた形の表にしてください。 ○
大石委員長
ほかにございませんか。 ○
板倉委員
この
事業
の
目的
はどこにあるのですか。何に反映させようとしているのですか。 ○
橋本都市交通対策課長
現在、
計画
に基づきましてまず
ダイヤ
の
再編等
の
可能性
といったものを探っております。
公共交通
の
利用
がなかなか厳しいという
状況
もございますので、有効な
ダイヤ
、有効な
ルート
がどういったところにあるかというのを実証し、
課題等
を整理したいと考えております。 ○
板倉委員
ふれあい
交通
を充実させるということですか。 ○
橋本都市交通対策課長
ふれあい
交通
とは別に、
既存
の
バス路線
に乗客が少ないといった
状況
もありますので、そういったところの
ダイヤ
、
ルート等
の
可能性
を探っていくようにしています。 ○
板倉委員
バス会社
は独自でそういう
調査
はしているのですか。
行政
がする必要があるのですか。
目的
がふれあい
交通
などの独自の
交通網
を充実させようとしているのか、
バス会社
に提供しようとしているのか、
目的
が漠然としている気がします。 ○
橋本都市交通対策課長
バス会社
、
関係者
がメンバーとなっている
地域公共交通協議会
の中で
バス会社等
とは
情報交換
をし、
バス会社
のほうでもそういった
努力
はしていると思います。市の
努力
といたしまして、よりよい
公共交通
をつくっていきたいということで、こういう
実証運行
を積み重ねて、データを共有しているところでございます。 ○
板倉委員
地区ごと
で行っているというのは分かりますが、
調査
・研究をして何を
目的
としているのか、中途半端なことが多いような気がします。
公共交通
、
バス
が難しいとなれば、
公共
でいわゆる
コミュニティバス
を走らせるとか、ある程度そういう方針を立てようとしているのですか。 ○
橋本都市交通対策課長
委員
御指摘のように、いわゆる新
コミュニティ交通
といった
可能性
もあると考えております。現在、
都市交通対策課
でふれあい
交通
など、
路線バス
が走っていないところに
サービス
を提供しているところでございますが、様々な
可能性
を探っていきたいと思っております。 ○
板倉委員
わかりました。 ○
大石委員長
ほかにありませんか。
○
安部委員
運賃はどうなっていますか。 ○
橋本都市交通対策課長
距離に応じた運賃となっております。 ○
井手口委員
板倉委員
が聞いておられる
部分
に関連して、
ダイヤ編成
、
路線決定
をする場合に、基本的に
事業者
と
行政
の役割と
責任
の分担をどのように考えていますか。 ○
橋本都市交通対策課長
一義的には
バス事業者
が
ダイヤ
をしっかり考えるものと思います。
地域公共交通協議会
で
バス事業者
、
地方自治体
、
関係者
が集まりまして、今後の
公共交通
について
協議
しており、
情報交換
をする中で、私
たち市
としても
バス事業者
と
協議
して、その
あたり
の
情報共有
を図って、よりよい
公共交通
をつくっていきたいと考えています。 ○
大石委員長
ほかにありませんか。 ○
福間委員
よい
取り組み
だと思います。この10年来、市内で
バス路線
の何
路線
が廃止されて、何キロに及ぶ、
バス停
がどれだけなくなったなど。そして20分、30分間隔であった
バス
が1時間ごとになったなどがわかるような
資料
の提供をお願いします。 ○
橋本都市交通対策課長
資料
をまとめまして、後ほど提供させていただきたいと思います。 ○
大石委員長
執行部
、
資料
は
委員全員
に提供するようお願いします。 ほかにありませんか。 〔「なし」の声〕 ○
大石委員長
次に、
大在
駅
バリアフリー化
について
報告
を受けます。 ○
橋本都市交通対策課長
大在
駅の
バリアフリー化
について御
報告
させていただきます。
資料
の2の
事業概要
をごらんください。 国では、1日
当たり
の
平均利用者数
が3,000人以上である鉄道駅につきまして、
令和
2年度までに可能な限り
バリアフリー化
を実施することとしております。
本市
では、高城駅、
鶴崎
駅、
大在
駅等において助成を行うこととしており、このうち本年3月には
鶴崎
駅は
バリアフリー化
が完了しております。 次に、
大在
駅
バリアフリー化
の
概要
です。
跨線橋
の
新設
、
エレベーター
の
新設
、
多目的トイレ
の改修、
上屋
の
新設等
が主な内容でございます。 2ページ、A3
資料
をごらんください。
バリアフリー化
の
平面図
でございます。図面の上側が
北口駅前広場
のロータリー、下側が国道197号でございます。左上の青色の矢印が
駅舎入り口
でございます。
駅舎入り口
の左側にピンク色の
部分
ですが、
多目的トイレ
の
改修位置
でございます。図面の中央、緑色の
部分
が新たに設置される
跨線橋
です。この
跨線橋
に接続される
エレベーター
2基が赤色の
部分
でございます。
跨線橋
に接続する形で
上屋
が
新設
されます。ホーム上の黄色の線は、
内方線つき点状ブロック
の
新設箇所
でございます。
資料
の右下の写真は、
鶴崎
駅で整備した
バリアフリー施設
のうち、
多目的トイレ
、
列車接近表示器等
の写真を掲載しております。 また、
土木建築部
の所管となりますが、左側の水色の
部分
は
既存
の
自由通路
で、今回の
バリアフリー化
に合わせて改修されることになっており、
エレベーター
2基の
新設
と、それに連接する通路の延伸、
上屋
の設置となっております。 1ページ目A4の
資料
にお戻りください。
本市
の
負担額
でございますが、
バリアフリー化
の
補助対象
となる
事業費
のうち、
地方自治体
が3分の1
補助
するものを県と折半いたしまして、6分の1が
補助額
となっております。
平成
30年度は設計に要する費用として、
補助対象事業費
約3,700万に対しまして約610万円を
補助
しております。
令和元年
度は、予算でございますが
工事
に要する費用といたしまして、
補助対象事業費
8,400万円に対し、1,400万円を
補助
する
予定
となっております。
スケジュール
でございますが、詳細はJR九州において調整中でございます。今年度8月上旬には
工事
が着手され、来年度には
工事
が
完成予定
となっています。 今後の対応ですが、高城駅につきましては、今年度設計に着手し、来年度
工事
を
予定
しております。 ○
大石委員長
ただ今の
報告
について、
委員
の
皆さん
から質問はありませんか。 ○
福間委員
昨年10月から
バリアフリー化
を始めていますが、今回の
大在
駅の
バリアフリー化
は
鶴崎
駅と同等のものなのかどうか。また、
鶴崎
駅での
状況
、乗客の推移、
利用者
の喜びの声などがあると思うのですが、その上で
大在
駅ではこういうこともということがあれば教えてください。 ○
橋本都市交通対策課長
各駅での
状況
も違いますので、全く同じ機能ということではございません。今回、
跨線橋
が
新設
されますし、
エレベーター
も設置されておりますが、詳しい比較は後ほど御
説明
したいと思っております。
利用者
の声としましては、JRからは
バリアフリー化
をして歩きやすくなった、乗りやすくなったという声はあると聞いております。 ○
大石委員長
ほかにありませんか。 〔「なし」の声〕 ○
大石委員長
委員
の
皆さん
でその他として何かありませんか。 ○
井手口委員
先ほども話しましたが、
バス事業者
が
ダイヤ
、
路線
を決めて
運行
していますが、不
採算路線
がどのくらいあるのか把握していますか。 ○
橋本都市交通対策課長
バス事業者
の
経営
に関する全ての
資料
はいただいておりませんが、不
採算系統
の概略の
資料
はいただいております。しかし、本件に関する情報の
公表
の可否につきまして、改めて
バス事業者
に意向を確認したところ、
公表
を控えてほしいとの回答がございましたので、申しわけございませんが、
公表
を控えさせていただきたいと考えております。 ○
井手口委員
つまり、議会はそういった科学的な根拠なしでこれから
執行部
から出てきた提案を審議して、採決をせよということを
バス事業者
が言っているということですか。 ○
橋本都市交通対策課長
バス事業者
といたしましては、
公表
を前提とした
資料
ではないため、
公表
を控えてほしいということを繰り返し述べているところでございます。 ○
井手口委員
行政
として不
採算路線
があって、それを
維持
するかどうかということに関して、どのようなかかわり方をしていくつもりですか。 ○
橋本都市交通対策課長
公共交通
としては、不
採算路線
であったとしても、
皆さん
の生活の足となる
路線
でございますので、ぜひとも継続していただきたいと思っております。しかしながら、
バス事業者
としても収支、
採算
というところでの御苦労があるというのも理解できるところでございますので、粘り強く
バス事業者
と
協議
をしながら、できるだけそういった
ルート
がないように
努力
していきたいと思っております。 ○
井手口委員
具体的な
努力
の内容を教えてください。 ○
橋本都市交通対策課長
不
採算路線
の
維持
の
メニュー
としまして、
地域
内の
バス交通
の
運行支援
として、国が行う
地域公共交通
の
確保維持事業
、
地域
内の
フィーダー系
続の
補助
によりまして
協調補助
を行っているところでございます。
本市
におきましては、
臼津交通
が
運行
する
佐賀関
から下浦間の
臼関線
が
補助対象
となっておりまして、
補助
をしているところでございます。 ○
井手口委員
最近10年間の
本市
がいろんな形で行っている
業務委託
、低
床バス
の導入時の
補助
といった
補助メニュー
を全て表にして提出していただきたい。
国土交通省
が地方の
バス路線
に関しては
維持
が非常に難しくなっている、抜本的な改革が必要だという方針を打ち出しました。一方で不
採算路線
といっても、
市民
の
移動手段
の確保に対する
行政
の
責任
ということから考えたら、
維持
したいというのは当然
行政側
の考えです。しかし、
バス路線
は民間の
バス会社
が
維持
しているので、
赤字覚悟
でというのは非常に難しい話になります。 その2つの
兼ね合い
をこれからどうしていくつもりか教えてください。 ○
橋本都市交通対策課長
兼ね合い
というのは非常に難しいと思っています。ただし、市としては
市民
の足である
公共交通
が1つの
バス路線
であったとしても、なくなるというのは非常に難しい、困ったことだと思っておりますので、ぜひとも
バス事業者
と
情報交換
をする中で、よりよい
公共交通
の
あり方
を模索しながら進めていきたいと思っております。 ○
井手口委員
不
採算路線
に関する
資料
が出てこないので、全体像を我々が把握することはできないけれども、
国土交通省
の
資料
から推測する限りは、
大分市内
の
中心バス会社
である
大分バス
は不
採算路線
が今ふえつつある。その認識に立って今後の
バス事業者
の将来
予測
は
行政
としてどう考えますか。 ○
橋本都市交通対策課長
不
採算路線
につきましては、現状は非常に厳しいと思っております。
輸送人員
の減少によります収益の悪化や、車両への
設備投資
、
乗務員不足
、
燃料単価
の上昇による
燃料費
の高騰などが影響し、
バス事業者
からは
経営状況
が好転する将来
予測
は見られないと聞いています。 ○
井手口委員
昨年度の
大分バス
の1年間の総収入は46億円です。その46億円で不
採算路線
を抱えていけない時期がいずれ来ると。100年先であれば
行政
としては
責任
をとる必要はないでしょうけど、5年先、10年先、あるいは20年先ぐらいとなると
大分
市
総合計画
との
兼ね合い
もあります。その辺の将来
予測
はどう考えますか。 ○
橋本都市交通対策課
将来
予測
は厳しいところではございますが、
市民
の足である
公共交通
の不
採算
の
部分
を
本市
が肩代わりして
路線
を存続するということも考えられると思います。ただし、そういった
路線
がふえるにつれて、
行政
の財政に対する
圧迫度
が非常にふえていくと思います。その
あたり
はしっかり議論して、
行政
、
市民
、議会が
協議
しながら決めていく必要があると思っております。 ○
井手口委員
平成
30年3月27日に
大分バス
から
福祉保健部
に今の
業務委託費
ではやっていけないので、
平成
31年3月31日をもって
高齢者ワンコインバス事業
から撤退したいという申出書がありました。その事実については御存じですか。 ○
橋本都市交通対策課長
存じております。 ○
井手口委員
その申出書には
別添資料
で理由を御
説明
したいと書いてあります。ところが、それも
公表
の
対象
になっていないために我々の手には入りません。
公共交通
の
担当部局
である
都市計画部
として、その
別添資料
は知っていますか。 ○
橋本都市交通対策課長
その
資料
は存じています。 ○
井手口委員
その中身をどのように思いましたか。 ○
橋本都市交通対策課長
数字等
は覚えておりませんが、いずれにしても
事業者
の収益的に非常に厳しいという
資料
になっていたと記憶しております。 ○
井手口委員
不
採算路線
の存在において、
バス経営
が非常に厳しいという話と、今の
業務委託
を受託している
サービス
が厳しいという話と、同じレベルで考えていいのですか。それとも全く違う面で
採算
がとれていないという話なのですか。 ○
橋本都市交通対策課長
要望は
高齢者ワンコインバス事業
に関する収支に対する苦しさを訴えたものと理解しておりますので、
高齢者ワンコインバス事業
に対する収支として非常に厳しいといった旨の
資料
であったと記憶しております。 ○
井手口委員
一昨年の3月27日に申出書が出てから、ことしの1月に
高齢者ワンコインバス事業
の
あり方検討会
が立ち上がって、ことしの5月31日に答申が出ていますが、その間、
担当部局
はかかわってきたのでしょうか。 ○
橋本都市交通対策課長
高齢者ワンコインバス事業
の
あり方検討会
につきましては、
事務局
は
長寿福祉課
が行っておりまして、
本市
の
公共交通
の
担当部署
といたしまして
清水都市計画部長
が
委員
としても参画しているところでございます。 ○
井手口委員
部長
にお聞きします。どのようなかかわり方をしましたか。 ○
清水都市計画部長
この
検討会
には、私も
委員
として参画しておりまして、
公共交通
の
担当部署
としてふれあい
交通運行事業
の制度の話、低
床バス
などに行っております
補助
など、市として取り組んでいく内容の御
説明
をしております。 ○
井手口委員
公表
されていない
資料
も、当然事前に読める立場にあるのか、
部長
としてどういうかかわり方を示しているのですか。
○
清水都市計画部長
高齢者ワンコインバス事業
は
福祉施策
と捉えておりますが、
公共交通
として
橋本課長
から御
説明
がありましたとおり、
バス事業者
としての厳しい
状況
というのを踏まえた上で、この
検討会
への参加をしております。 ○
井手口委員
担当課長
からの答弁にあるように、不
採算路線
をたくさん抱えている民間の
バス事業者
としては、
経営
が非常に大変である。一方で不
採算路線
に関しては
行政
には
市民
に対する
責任
がある。そういう立場から見れば、
高齢者ワンコインバス事業
に拘らず、特に
周辺部
の不
採算路線
に関しては、
維持
していく義務が当然
行政側
にもあります。そのことについて、
高齢者ワンコインバス事業
の
あり方検討会
では全く論議されなかったのですか。 ○
清水都市計画部長
この
高齢者ワンコインバス事業
の
あり方検討会
では、市ではふれあい
交通
を進めているということは申し上げてまいりました。 ○
井手口委員
行政
が
行政
の
責任
上、支出をしなければいけない公的な金というのがあります。例えば
本市
は
市民病院
を持っていないことから、
大分赤十字病院
、アルメイダ病院、
佐賀関病院
といったところには応分の負担をし、いろいろな形で
補助
を出しています。同じように、不
採算路線
に関しては、
維持
する
責任
が
行政側
にあるとすれば、きちんと計算した上で科学的に検証して、そして応分の負担をするという形にするべきだと思います。今後、科学的な考察をしていくことはありますか。 ○
清水都市計画部長
科学的な検証につきましては、
交通事業者
としての責務が
バス事業者
にあると考えますので、
交通事業者
としてその責務を果たしていただきたいというのを第一義に、現在もそういった観点から
バス事業者
と
協議
しております。 ○
井手口委員
現在、不
採算路線
であったとしても、民間
事業者
の
努力
で黒字となる
可能性
があると判断しているということですか。 ○
清水都市計画部長
そのために、先ほど
報告
いたしました
実証運行
事業
において分析しながら、
バス事業者
と連携を図り、有効な
交通
手段の
ルート
といったものを考えてまいりたいと考えております。 ○
井手口委員
先ほどの実証実験に関しては歓迎するべき話ですが、ただし、これは
新設
の
路線
、
新設
の
ダイヤ
を組むための準備的なテスト、既成の
路線
であるいは歴史のある
路線
で不
採算
化してしまうという
路線
がたくさんあります。これに関して、本当に民間
事業者
の
努力
だけで解決する
問題
と考えていますか。 ○
清水都市計画部長
事業者
だけで解決できる
問題
ではないと考えておりますので、
実証運行
など検証する中で、
ルート
の改善というのは必要であると考えております。 ○
井手口委員
いずれにしても
公共交通
機関を
維持
していくというのは基礎自治体にとっては大きな命題の一つですから、そのことに関してはきちんとした科学的な方策に基づいて、
行政
が財政出動しなければいけないのであれば、その分に応じてするべきだと私は考えます。 ところが、
高齢者ワンコインバス事業
に関しても、
大分バス
の申し入れあるいはその後の
状況
、
あり方検討会
が答申を出した以降、科学的な考察が行われたというところが全く見えません。当然ながら、技術部局である
皆さん
にとっては、科学的な考察というものがどういうものかは重々御存じでしょう。 今後、
大分市内
の
バス事業者
と
バス路線
の
維持
、不
採算路線
の解消に向けて話をするときには、必ず科学的な根拠に基づくということを前提に、そしてそれは議会にも
市民
にも
公表
ができるということを前提にしていただくことをお願いします。そうしないと、このようにこの
部分
は
公表
できないが、とにかく認めてほしいという形で議会に提案されても、チェック機関としての議会が権能を果たすことはできません。よろしくお願いします。 ○
大石委員長
ほかに
委員
の方からありませんか。 〔「なし」の声〕 ○
大石委員長
執行部
からその他ありませんか。 〔「ありません」の声〕 ○
大石委員長
それでは、以上で
総合交通対策特別委員会
を終了いたします。 午後1時45分散会...
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