大分市議会 2019-07-10
令和元年経済環境常任委員会( 7月10日)
令和元年経済環境常任委員会( 7月10日)
経済環境常任委員会記録
1.開催日時
令和元年7月10日(水)午前9時58分開議~午前10時49分休憩
午前10時57分再開~午前11時50分散会
2.場所
第5委員会室
3.出席委員
委員長 佐藤 和彦 副委員長 仲家 孝治
委 員 長田 教雄 委 員 秦野 恭義
委 員 阿部剛四郎 委 員 福間 健治
委 員 松下 清高 委 員 川邉 浩子
欠席委員
なし
4.説明員
(環境部)
市の本庁舎と碩田学園に
業務用燃料電池を1基ずつ設置しようと今計画しております。その
業務用燃料電池の本体の金額と、それを設置するための電気工事や水道工事等の工事費がこの2,500万円の中に含まれております。
○松下委員
これは特定財源にあるエネファームの導入の分ですか。
○
若杉環境対策課長
業務用燃料電池の場合は1キロワット当たり45万円の補助金が国から出るようになっていまして、今のところ考えていますのが2台合わせて6キロワットですので、その分の補助金が270万円となっております。
○松下委員
佐野清掃センターの大規模改修を3カ年で実施するということですが、このことにより延命化というか長寿命化といいますか、何年間維持できるのか。要は新
環境センターとの兼ね合いの部分をお聞きしたいのですが。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
佐野清掃センターにつきましては、今の予定では新
環境センターの稼働開始予定の令和8年までの安定稼働を目指してまいりますので、その間の向こう8年間稼働するための工事ということで御理解していただければと思います。
○松下委員
稼働中にちょっとしたトラブルはあるかもしれませんが、それ以外の長寿命化というかそういった補修は想定しているのですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
今回の工事費につきましては、溶融炉の耐火物とか、基幹的設備の改修になりまして、3カ年で実施します。その他の工事につきましては、想定していない箇所の改修が必要になればその都度予算をお願いして改修するということでやっていきたいと思います。
○松下委員
長寿命化のような部分は今の時点では想定はしていないと。突発的な部分は起こり得るかもしれませんがということでよろしいですか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
そのとおりでございます。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
41ページのごみ減量・
リサイクル推進事業費の点で幾つか質問をさせていただきたいと思います。
今回の予算措置は、新たな事業と私は認識していますが、新規事業の背景は、広域圏の関係だと認識をしているのですが、その背景が1点。それから今回の中身は講演会と啓発用のパンフレットを作成するとお聞きしていますが、講演会はどういう規模でどの時期に開催を予定しているのかという点が1点。もう一つは啓発用の
パンフレットの中身について今の段階で固まっているものがあればお示しいただきたいという3点です。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
事業の背景は、委員がおっしゃいましたように、広域圏ということで初めての事業になりますので、それが1点です。ただ、共通して取り組むには、それぞれごみの分別の状況とかが違いまして、また処理の状況も違いますので、なかなか統一して取り組める内容を探し出すのが難しくて、この後の質問にもかかりますが、ごみの量を減らしていこうという内容になります。特に
プラスチックごみと食品ロスの削減、この分について取り組んでいこうということです。
講演会につきましては、今複数ルートで講師の依頼をしていますが、まだ承諾をいただけていない状況で、それによっては規模がまだ不確定なところですが、今のところ会場としてはJ:
COMホルトホール大分で12月ごろの開催予定を目指しています。J:
COMホルトホール大分になると1,200人規模ということになりますが、講師との兼ね合いとかがありますので、会場の変更等もあり得る状態です。
パンフレットの内容ですが、まだ案は固まっておりませんが、広域圏の担当者レベルで話しているのは、
プラスチックごみとか食品ロスの削減を呼びかけていくものにしようということです。
○福間委員
関連して、先般の新聞報道で
廃プラスチックの処理についての報道があって、確かに都心部ではかなりの消費量もあるし、
プラスチックごみの回収、それからリサイクルも間に合わないということになるのでしょうが、近隣市町村を含めて、大分市の状況を教えてください。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
環境省が、産業廃棄物としての
プラスチックごみを一時的に各市町村が持っている
一般廃棄物処理施設で受け入れをという通達を、県を通じて出したという状況です。
大分県からは、現在県内ではそういった各市町村で受け入れる状況にないので、今のところはこのままの状態で推移を見るという状況です。
県内の産業廃棄物としての
廃プラスチックの処理については、今のところは新聞報道されているような影響は出ていない状況です。
市町村の資源プラにつきましては、大分市と同じような処理をされているところがあろうかと思いますが、若干処理が違うところもあるということは聞いております。その辺のところは全て把握ができておりませんので、申しわけございませんが、わかりません。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条継続費につきまして審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
若杉環境対策課長
〔説明書⑤ 86ページ~、継続費について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○松下委員
もしこれで大規模改修をしなかった場合はどういう影響が出るのでしょうか。
○
大石環境部次長兼
清掃施設課長
炉の耐火物を全面的に改修しないと危険状態にあるということで、向こう3年で2号炉、3号炉を基本的に改修するのですが、もしその工事をしなかった場合、炉がとまってごみ処理に影響が出ると思います。今回、改修工事をしないと
佐野清掃センター自体が稼働できなくなるという事案が発生しますので、今回継続費として計上しています。
○松下委員
わかりました。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、報告議案の報第1号、専決処分した事件の承認について、平成30年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第4款衛生費のうち
環境部所管分について審査を行います。執行部の説明を求めます。
○
若杉環境対策課長
〔説明書② 80ページ~、第4款衛生費について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○福間委員
環境対策費の
サーベイランス調査について、ずっと前からやっていますが、その結果でこの数年特筆すべき事項等として、こういう傾向があるとか、そういうのがわかれば教えていただきたいのが1つ。
2つ目には、
降下ばいじんの関係です。最近の市民からの苦情の特徴についてと、工場における対策に関して、今どういう点を重点的に進めているのかということについて教えていただきたいと思います。
それから3つ目には
降下ばいじんの測定について、1平方キロメートル当たりのこの何カ月間の状況が、去年と比べてどうなっているのかを教えていただきたいと思います。
○
若杉環境対策課長
1つ目の
サーベイランス調査の内容につきましては、これは全国で行っている調査の内容を環境省がしっかりと精査して、大気環境の測定値とぜんそく等の発症率等を比較するものですが、今のところ発表された内容では、その汚染状態と健康状態に有意な相関は見られないというという報告が続いています。
それと、2つ目のばいじんの苦情の特徴について、最近特徴的なものというのは特にはありませんが、基本的にはやはり車の上にばいじんが積もるとか、窓のサッシが汚れているとか、そういう内容は継続して来ている状況です。
最近の力を入れている対策としましては、コークス炉のほうに力を入れております。設置から40年以上たっていまして、結構老朽化が進んでいるものですから、やはり完全な密閉状態は難しいのでしっかりといつも監視して、補修が必要であれば順次補修していくようなことに力を入れております。
そして3点目の測定値について、これは今集計している途中でして、そんなに変動はないと考えていますが、もうちょっとしっかりと精査して、今年度分の環境白書が9月頃にできますので、9月の本委員会で報告させていただこうと思います。
○福間委員
わかりました。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
以上で、本委員会に付託されました
環境部所管分の審査は終了いたしました。
それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。
まず、
家庭ごみ有料化制度導入後の
家庭ごみ排出状況と今後の取り組みについて、報告を受けたいと思います。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
報告事項1、
家庭ごみ有料化制度導入後の
家庭ごみ排出状況と今後の取り組みについて説明させていただきます。
それでは、右上に報告事項1と記載した資料をごらんください。
まず、1、
家庭ごみ有料化制度導入後の排出状況の(1)家庭ごみの総排出量についてです。表のほうには、
家庭ごみ有料化導入前年の平成25年度から平成30年度までの総排出量等を掲載しております。
なお、この総排出量と申しますのは、燃やせるごみ、燃やせないごみのほか、資源プラ、缶・びん、ペットボトル、紙類等の資源物の合計となっております。
恐れ入りますが、別添資料①をごらんください。
これは、平成22年度から平成30年度までの総排出量をグラフにしたものです。平成30年度の総排出量は10万7,038トンで、平成25年度から9,756トン、8.35%の減少となっております。
報告事項の1ページにお戻りください。
(2)家庭ごみの
種類別排出量です。①に燃やせるごみ、次のページの②に燃やせないごみ、③に資源プラとして回収しております
プラスチック製容器包装の排出量等の状況を掲載しております。
別添資料②をごらんください。
この資料の左ページですが、上から順に燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源プラの平成22年度から平成30年度までの排出量をグラフにしたもので、右ページはごみの組成調査結果につきまして、左ページと同じ順番で平成25年以降の状況をグラフにしたものとなっております。右ページの組成調査結果では、棒グラフ中に青色で適正率、赤の色でリサイクル可能な資源物の混入比率、緑色でその他不適正物の混入比率を示しておりますが、燃やせるごみはリサイクル可能な資源物の混入がふえ、適正率が減少しているのに対し、燃やせないごみと資源プラは適正率が上昇している状況となっております。
続きまして、報告事項の3ページにお戻りください。
2の不適正排出、不法投棄、野外焼却の状況についてです。
まず、不適正排出ですが、違反袋による排出は、燃やせるごみにつきましては有料化を導入した平成26年11月の1日平均1,382袋に対しまして、本年4月には1日平均44袋となっております。また、燃やせないごみでは、同様に711袋から69袋になっております。不法投棄の発見件数、
野外焼却苦情件数の動向は中ほどのグラフの状況となっております。
次に、3、課題です。
①の指定ごみ袋での排出の徹底と、②の紙類や資源プラ等の分別の徹底と食品ロス量の削減を中心とした生ごみの減量に取り組む必要があると考えております。
次のページの4、今後の取り組みについてです。1点目は違反袋対策です。
ごみステーションでの早朝啓発活動や看板の設置、集合住宅への啓発チラシの配布に取り組んでまいります。
2点目は、3きり運動の周知と生ごみの減量の推進です。本年度も
公募型プロポーザル方式により、3きり運動周知・啓発の企画運営業務を委託しており、テレビ、ラジオ等を中心に効果的な啓発を行ってまいります。また、食材を無駄なく使い切る料理教室の開催や各地域での懇談会、各種イベントでの
PRブース出展を行ってまいります。
3点目は、食品ロス削減のため、市内のフードバンクとの連携等を進めるとともに、庁内関係部局との連携についても協議を進めたいと考えております。
4点目ですが、特に若年層へ分別の徹底を呼びかけるため、SNSを活用したいというふうに考えております。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
野外焼却苦情件数が結構ふえてきているようですが、どういう地域が多いというのはわかりますか。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
動向としては、周辺部が多いという感じですが、特定の地域として、例えば最近では賀来、庄の原、坂ノ市とか、そういったところからの通報が多いという印象がありますが、決して発生件数がそこに集中しているわけではないと思います。
○佐藤委員長
わかりました。
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
次に、令和元年度大分市
清掃事業審議会について、報告を受けたいと思います。
○
皿山環境部次長兼
ごみ減量推進課長
報告事項2、令和元年度大分市
清掃事業審議会について説明させていただきます。
それでは、右上に報告事項2と記載した資料をごらんください。
まず、1、第11期大分市
清掃事業審議会委員についてです。
別添資料1の大分市
清掃事業審議会委員名簿をごらんください。
第11期の委員に15名の方が委嘱されております。任期は本年6月1日から令和3年5月31日までの2年間です。なお、会長には日本文理大学の安田幸夫教授、副会長には本
経済環境常任委員会の
佐藤和彦委員長が選任をされております。
報告事項のほうにお戻りください。
2の令和元年度第1回審議会についてです。第1回審議会を先月6月20日に開催し、市長から委員の皆様に委嘱状をお渡しし、会長、副会長の選任の後、市長から3件の諮問を行っております。この諮問事項は、次の3、第1回審議会での諮問事項についてに記載しております3件です。
1件目は、大分市
一般廃棄物処理基本計画の改定について。担当課は
ごみ減量推進課です。
2件目は、
廃棄物処理施設使用料の改定について。担当課は清掃施設課です。
3件目は、一般廃棄物処理手数料(一時的多量廃棄物の処理に係るもの及び犬、猫等の死体の処理に係るもの)の改定について。担当課は清掃業務課です。
また、後ほど説明させていただきますが、それぞれの諮問内容は別添資料2、3、4になりますが、これらの別添資料はいずれも審議会の際、委員の皆様に配布したものです。
いずれの諮問事項も、第1回審議会では改定する理由、現行制度の説明、改定に当たっての考え方等を説明し、具体的な改定内容は次回の審議会でお示しすることとしております。
次に、4、今年度の開催予定についてですが、今年度は10月ごろまでに4回の審議会開催を予定しておりまして、審議会委員の皆様にはその中で答申をいただけるよう審議をお願いしております。
それぞれの段階で、
経済環境常任委員会の皆様には御報告を行ってまいりたいと考えております。また、審議会からの答申があった場合は、その内容を踏まえ、改定に向けて検討を進めたいと考えております。
では、第1回審議会での3件の諮問事項の内容についてです。
恐れ入りますが、別添資料2をごらんください。別添資料2は3枚あります。大分市
一般廃棄物処理基本計画の改定についての資料です。
審議会委員の皆様には、この資料1枚目の左ページ中ほど、2、計画の期間と見直しの中で、改定する理由として現行計画が中間目標年度を迎えること、今年度策定予定の大分市総合計画第2次基本計画との整合性を図ること、食品ロス削減等に関することを明記する必要があること等を説明し、またこの別添資料②の3枚目の右上になりますが、9、計画改定の基本的な考え方の中で、改定に当たっては既存施策の精査、見直しと新たな施策の検討を行うこと、ごみ処理量を予測し、減量目標値を設定することを説明しております。
次に、別添資料3をごらんください。
廃棄物処理施設使用料の改定についての資料です。
これは、市民及び事業者が本市の
一般廃棄物処理施設にごみ等を持ち込む際に負担していただく使用料について、前回改定から見直し期間である5年を経過するため見直しをしようとするもので、資料にはこれまでの経過、使用料の推移とその算定の考え方を掲載しており、また改定に当たっては金額区分の変更等を算定の考え方とすること等を掲載しております。
次に、別添資料4をごらんください。一般廃棄物処理手数料(一時的多量廃棄物の処理に係るもの及び犬、猫等の死体の処理に係るもの)の改定についての資料です。
これは、一時的多量の廃棄物及び犬、猫等の死体を収集・運搬、処分する際に排出者が負担する手数料について、前回改定から見直し期間である5年を経過するため見直しをしようとするものです。資料の内容は、これまでの経過、手数料の推移等を掲載しており、また現行手数料は収集・運搬経費と処分経費から算定しており、今回もこの考え方をもとに見直しを実施する旨を掲載しております。
先ほどの施設使用料とこの処理手数料につきましては、審議会からの答申内容を踏まえ、検討した結果、額の変更を要するとなったときは、令和元年第4回定例会に条例改正議案を提出する予定です。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
以上で、本日予定の環境部関連の審査は終了いたしました。
執行部からその他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○佐藤委員長
それでは、委員の皆さんからその他として何かありませんか。
○福間委員
清掃事業審議会の日程がわかったら教えてください。時間があればぜひ傍聴に行きたいと思います。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
1点お尋ねしますが、環境部が開催するイベント等はないのですか。
○
若杉環境対策課長
6月の最初の土曜日に、環境展を行いました。そのときに大体5,000人強の方々が参加されて、イベント内容といたしましては、環境保全団体がブースを設置して、市民の皆さんに、例えばヘビとかプランクトンとかそういうものをお見せして、環境のことについて市民の方々に考えていただいて、環境の大切さを知っていただこうというイベントを開催しております。
○長田委員
商工労働観光部は後でイベントの報告がありますが、環境部はそういうイベントの報告は委員会でしないのですか。
○
若杉環境対策課長
今後、報告するようにしたいと思います。
○長田委員
ぜひ案内をしていただきたいと思います。
そして、もう一点は環境部とは関係ないのですが、弁天水資源再生センターで蛍を飛ばしています。下水が非常にきれいになったら蛍が飛ぶ。蛍は水がきれいでなければ飛ばないということを環境面から子供たちに見せているのです。近くの子供たちがたくさん来て、もう9回目なのですが、これはやっぱり私は環境と大きく関係するのではないかと思うのですが、見解をお伺いしたいです。
○
若杉環境対策課長
確かに、上下水道部の水資源再生センターで蛍の飼育をしております。環境部では、住吉川上流のほうで蛍の観賞会をしておりますので、こちらに出かけて行くような取り組みをしております。
○長田委員
住吉川のときは環境部長も土木建築部長も皆さん出席して、川をきれいにしようということをやっていますよね。だから、私はそれは環境という観点からいけば、主催がどこであろうが1つの環境問題として大分市はこういうことをやっているんだよとお知らせして、たくさんの人に見てもらうべきと思う。子供たちがあれだけ来ているのだけれども、案内がない。せっかく水資源再生センターとしてやっているにもかかわらず、また環境展でいろんなことをやっているにもかかわらず、議員に何の報告もないということでは困るので、連携をして、あれだけの子供たちが来てやっているんだから、大人ももうちょっと関心を持ってもらいたいと思います。
住吉川があれだけきれいになったのは、そういう地域の運動があったから水もきれいになった。農薬を使わないということだけではなくて、家庭の協力もあってあそこまでできたということで、環境部長が出席していると私は思っています。だから、地域の人の協力があって蛍も飛びだしたんだよということを言っているのであれば、これはやっぱり大分市の環境問題としてそういう努力をしている団体に対して、環境部としての評価をしてあげてほしいということを要望しておきます。
○松下委員
今のは違うと思います。上下水道部の取り扱いは建設常任委員会の所管で、建設常任委員には案内を出しています。
○長田委員
案内をしていないから私は発言をしているのです。確認して言ってください。
○松下委員
建設常任委員会の所管で、建設常任委員には案内を出しています。副委員長のときに出席したことがあります。
○長田委員
あなたが副委員長のときはあったかもしれませんが、今はないから言っているのです。
○佐藤委員長
内容を確認して、また報告いただければと思います。
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、最後に執行部へお願いですが、さきの3月定例会での本委員会において、昨年開催いたしました市民意見交換会での質問、意見等への対応について、執行部から回答を受け、その後当委員会の対応について、委員で協議を行いました。その結果は、現在ホームページ、各支所及び各地区公民館で閲覧ができるようになっております。当委員会の対応の中には、執行部に対し働きかけるといった事項もございますので、真摯に受けとめていただくようお願いいたします。
続いて、
商工労働観光部の審査を行いますので、環境部の皆さんは退席をお願いいたします。
しばらく休憩いたします。
午前10時49分休憩
午前10時57分再開
○佐藤委員長
再開いたします。
ここで、審査の前に
永松商工労働観光部長より発言を求められておりますので、許可をいたします。
○
永松商工労働観光部長
おはようございます。
商工労働観光部長の永松でございます。
佐藤委員長、仲家副委員長を初め委員の皆様方には、平素より商工労働観光行政に御理解と御協力を賜り、この場をおかりいたしまして御礼申し上げます。審議の前に貴重なお時間をいただきまして、一言御挨拶させていただきます。
まず、その前に、このたび
全国市議会議長会から在職10年表彰を受けられました仲家孝治副委員長、
松下清高委員に対しまして、心よりお喜び申し上げますとともに、市政発展のために賜りました御尽力とその御功績に対しまして心から敬意を表します。今後とも、ますます御壮健で御活躍されますよう御祈念申し上げます。
さて、私ども
商工労働観光部は設置して4年目になります。その間に策定いたしました第2次商工業振興計画や第3次
中心市街地活性化基本計画、観光戦略プランの目標達成に向け、今後とも職員一丸になって取り組んでまいりますので、委員の皆様方には大所高所からの御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは4月1日付並びに5月7日付の人事異動により、本委員会に出席いたします説明員に変更がございますので、参事級以上の昇任者と転任者から自己紹介をさせていただきます。
〔
説明員自己紹介〕
○
永松商工労働観光部長
本委員会におきましては、予算議案1件と報告議案1件提出いたしております。また、報告事項として3件用意しております。それぞれ担当課長から御説明いたしますが、何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○佐藤委員長
それでは、早速審査に入りたいと思います。
まず、予算議案の議第38号、令和元年度大分市
一般会計補正予算第1号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第7款、商工費について審査を行います。執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔説明書⑤ 50ページ~、第7款商工費について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
○松下委員
1つは企業立地の関係で、大分市としては他市、あるいは県でやるような流通業務団地の造成は多分ないとは思いますが、今後もそういう計画があるかどうかの確認と、それから県の流通業務団地に進出した場合でも企業立地促進助成金の対象になるのかということの確認です。
それから工業振興事業について、次世代モビリティということですが、これについては建設常任委員会所管の都市交通対策課の自動運転との関連など、他部局と重なる部分があると思いますが、そういった場合の連携とすみ分けをどのように考えてやっていくのか。目的は違うとは思いますが、重なるともったいないと思うので、連携する部分、あるいは協働でやる部分の整理が要るのではないかと思います。
それから、プレミアム付商品券については、先ほどの説明で言うと、政府が言っている低所得者とか子育て世帯に対する支援ということですが、低所得者ということになると、それだけのプレミアム付商品券の購入ができるのかということを疑問に思っていますので、後の報告事項で詳細が多分あると思うので、その中で聞いてもいいです。
以上3点を確認します。
○佐藤委員長
プレミアム付商品券の関連は後からして、最初の2点をお願いします。
○
朝見創業経営支援課長
企業立地推進事業における2点の御質問について、1点目の流通業務団地のような団地整備についての本市としての今後の計画についてですが、現在、流通業務団地も8割、9割方が立地しているような状況でして、市内に工業団地のようなものが少なくなっております。そういった状況から、今後本市としましても、同様の工業団地、産業団地等の整備についても検討していく必要があるのではなかろうかと考えているところです。
2点目の流通業務団地に立地した場合、本市の助成金の対象となるかどうかということですが、これにつきましては設備投資額、それから雇用要件等の一定の要件を満たした場合には助成金の支出対象としております。
○正
池商工労政課長
次世代モビリティに関する質問のお答えですけれども、都市交通対策課は主に交通対策という形で取り組んでおります。
商工労働観光部としましては、産業の振興という形で考えておりまして、今後自動運転を取り巻く関連産業につきましては、まだまだ伸びていく産業ということで考えておりますので、そういった関連産業の創生及び育成について検討していくこととしております。
連携につきましては、関連のある企画課、都市計画部と連携しながら進めているというところです。
○松下委員
流通業務団地を本市として造成するという考え方ですが、費用面とか場所とか、かなりの投資も必要になってくるわけです。土地開発公社はなくなっていて、具体的な内容と将来計画とかいった部分を
商工労働観光部だけで樹立できるのかとかいうことも含めて、かなり大きな話になると思いますので、そういう具体的な話も含めてお聞きしたいと思います。
○
朝見創業経営支援課長
委員がおっしゃいましたとおり、都市計画の面など、非常に大きな課題があろうかと考えております。県との連携も必要であろうかと思いますし、庁内におきましても企画部門でありますとか都市計画部門、それから産業団地、工業団地の整備に関しては、インフラ整備等さまざま必要なものがございますので、関係各所と連携調整する中で可能性でありますとか、そういったものを探っていく必要があると考えているところです。
○松下委員
要は、現時点で具体的に計画があるということではなくて、将来的に可能性があるかなというぐらいのことでしょうか。
○
朝見創業経営支援課長
はい。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
最初にお願いですが、企業立地促進助成金の関係で、いろいろな効果があるというのが今までの本会議での発言ですが、過去5年ぐらいの間に、どういう企業にどれだけ助成金を出しているのか。最近では情報通信関連産業とか本社機能の移転とかにも出し始めたのですが、どれだけ出しているのかということと、あわせてそこの事業所の雇用状況について、正社員なのかパートなのかアルバイトなのか。あわせて税収について、市で言えば法人市民税等、大分市の税収にとってこの助成金がどんな効果をもたらしているのか。それがわかる資料をつくっていただきたいという要望です。今後の議論をする上で基礎的なものがないので、お願いしたいと思います。
それで、先ほどプレミアム付商品券のことは報告事項でということですが、これは予算議案で出ているので、ここはしっかり議論をしなければいけないというのが私の立場です。
1つお聞きしたいのは、私の記憶では消費税が増税されて、たしか最初は地域振興券、最近はプレミアム付商品券という名前に変わっているのですが、前回の2014年の消費税8%増税のときの
プレミアム付商品券事業の効果と、今回は対象者が子育て世帯と住民税非課税者ということになっていることとの兼ね合いについて、その辺をどう考えているのかということの1点をお聞きします。
2つ目は、私の総括質問の中で、このまま推移をすれば2025年までに雇用が約650万人の減少、GDPが約22兆円の減収となることを中小企業庁の報告として発言したのですが、そこで大分市内の中小企業の数の正確なものについて、これは5年に一遍、経済センサスで出ますが、まだ5年たっていないので、中小企業、零細企業含めて正確な業者数を教えてもらいたいと思います。
あわせて、今回は、キャッシュレスによるポイント還元というのも出ていますが、実際市内の業者でこれに対応できる業者は一体どれだけあるんだろうかという疑問があります。
それから、あわせて軽減税率制度の実施ということで、本当に地元の業者がこれに対応できる状況が整っているのか非常に懸念があるところですが、その辺の実態把握をしていれば教えていただきたいと思います。
○正
池商工労政課長
プレミアム付商品券に係る御質問ですが、まず効果については、前回のプレミアム付商品券の発行の際に商店街等にとったアンケートの結果として、商品券販売後の1カ月の売り上げについて増加したと回答した店舗の割合が39.8%、それ以降でも22.4%という形の結果が出ておりますので、前回も一定の成果は出ているものと考えております。
今回、対象が違いますが、低所得者、子育て世帯の方への今回の消費税増税に対しての対応という形で成果が出てくるのではないかとは考えております。
続きまして、先ほどの松下委員の質問にも関連しますのでお答えしますが、プレミアム付商品券につきましては、購入しやすいように500円の商品券を10枚ずつの冊子という形で販売するようにしております。2万5,000円分の商品券を5回に分けて購入できることになり、一気に買ってしまわなければならないとか、前回のように先着順というわけではありませんので、低所得者の方でも買いやすい仕組みにしているところです。
それと、キャッシュレスによるポイント還元につきまして、7月に県がキャッシュレス化の推進の取り組み状況について報告していますが、県の特別優遇プランの契約店舗数は現在1,260店舗となっておりますので、その準備については、各店舗で以前よりも進んでいるものと考えております。
それと、中小企業数につきましては後ほど御報告させていただきます。
軽減税率への対応につきましては、対応したレジと補助金を国がメニューとして用意しております。また、一連の軽減税率に関する相談窓口ということで大分商工会議所に窓口が設置されておりますので、そちらのほうで今対応しています。
○福間委員
それはもうわかっているので、大分市では一体そういう対応ができる業者はどれぐらいですかと聞いているわけです。まあ、いいでしょう。
それで、さっき言ったポイント還元について、大分県で1,260店舗という認識でいいのかどうか、大分市の数なのか、はっきりしてください。
○正
池商工労政課長
これは、県が特別優遇プランという形で実施しております契約店舗数の状況ということの報告を今申し上げましたので、大分市のものではありません。
○福間委員
大分市の業者数から比べると、この1,260店舗というのはわさだタウンとか大きなところが中心だと思います。キャッシュレスによるポイント還元を宣伝していますが、キャッシュレスの手段そのものを持っていない人もたくさんいるだろうし、高額所得者は100万円の宝石を買えば5%返ってくるから5万円の優遇はあるかも知れませんが、恩恵を受ける人は少ないと私は思います。
それで、今言ったこのキャッシュレス対応店舗について、大分市の議会で審議していますので、実態はどうなのか、小さい商店はどうなっているのかを把握しないといけない。キャッシュレスでお金が入ってくるのは時間がかかりますから、運転資金がないという小さなお店も当然できるわけです。
私は、この10月からはかなり影響が末端まで出てくるという非常に大きな懸念を持っているのですが、大分市の対策とか実情とかをしっかりつかんでいただきたい。これはぜひ
商工労働観光部にお願いをしておきたいと思います。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○福間委員
私は、低所得者ほど負担の重たい消費税そのもの、増税そのものに反対であります。もう10%なんていったら大変な状況です。中国やアメリカは減税をしているでしょう。マレーシアは6%の消費税をゼロにして世界的な不況を今乗り越えているわけで、日本だけ5兆円も国民にかぶせて、大分市民にも多大な影響が出ているということになりますので、増税しないのが一番の景気対策だと思います。
そして、このプレミアム付商品券そのものも過去、前回のを見ても予算措置の3分の1以下の効果しかないということはもうこれは発表されています。こういうものを新たにまたするなんていうことは、私はよくないと思います。
そういう立場からこのプレミアム付商品券に反対と表明しておきます。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、報告議案の報第1号、専決処分した事件の承認について、平成30年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第7款商工費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔説明書② 100ページ~、第7款商工費について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれで終結します。
次に、討論はありませんか。
○福間委員
先ほどの議第38号と同じ立場で反対をいたします。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれにて終結いたします。
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条繰越明許費の補正、第2表中のうち
商工労働観光部所管分について審査を行います。執行部の説明を求めます。
○正
池商工労政課長
〔予算書① 9ページ、繰越明許費の補正について説明〕
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、質疑はこれにて終結いたします。
次に討論はありませんか。
○福間委員
議第38号、報第1号と同じ立場で反対いたします。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
ないようですので、討論はこれにて終結いたします。
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で、本委員会に付託されました
商工労働観光部所管分の審査は終了いたしました。
それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。
まず、第3期大分市
中心市街地活性化基本計画について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
報告事項①、第3期大分市
中心市街地活性化基本計画について、御報告させていただきます。
説明は、
経済環境常任委員会報告事項の資料に沿って行います。
それでは、資料の1ページをごらんください。
1、第3期大分市
中心市街地活性化基本計画についてですが、本市は平成30年3月23日に3期目となる
中心市街地活性化基本計画の認定を受け、令和5年3月までの5年間、3つの基本的な方針を設定し、中心市街地の活性化に取り組んでいます。
こちらにつきましては、第3期大分市
中心市街地活性化基本計画概要版をお配りしておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
次に、2では、第3期大分市
中心市街地活性化基本計画の実績について記載しております。
まず、1の数値目標についてですが、ここでは第3期計画における目標指標の達成状況を記載しております。第3期計画では4つの目標指標を掲げており、①の空き店舗率につきましては、目標4.6%に対し最新値9.8%、②の中央町・府内町間を往来する歩行者通行量は、目標値3万7,000人に対し最新値2万7,946人、③の中心市街地循環バスきゃんバス年間利用者数は、目標値6万5,000人に対し最新値6万1,747人、④の主要文化交流施設年間利用者数は、目標値418万人に対し、最新値393万3,873人となっております。
次に、(2)各事業の進捗状況についてですが、計画で掲げた61事業のうち、完了した事業が2事業、実施中の事業が56事業、見直し・未実施の事業が3事業となっております。
事業ごとの進捗状況につきましては、2ページと3ページの別紙1に記載しておりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
それでは、次に、大分市
プレミアム付商品券事業について報告を受けます。
○正
池商工労政課長
資料の4ページをごらんください。
報告事項②大分市
プレミアム付商品券事業について御報告させていただきます。
本事業の目的は、10月の消費税率引き上げが家計に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起するため、国の
プレミアム付商品券事業助成金を活用し、プレミアム付商品券を発行するものです。
お手元には、商品券の見本をお配りしております。
次に、事業概要ですが、購入対象者は非課税者分と子育て世帯分の条件を満たす者であり、重複する場合は両方の立場で購入ができます。
また、購入限度額は、非課税者分は1人につき、子育て世帯分は対象の子供1人につき2万5,000円分の商品券を2万円で購入できるというものです。
次に、商品券の使用までの流れですが、非課税者の方につきましては、購入引換券の交付申請者を提出後、購入引換券を受領し、商品券を購入、使用していただきます。
5ページに移っていただきまして、子育て世帯の方につきましては申請が不要でして、購入引換券を受領し、商品券を購入、使用していただきます。
次に、本市の現在の取り組み状況についてですが、7月1日からコールセンターを開設し、購入引換券の申請方法や本事業の制度内容等の問い合わせに対応いたしております。
また、商品券が使用できる店舗を7月16日から31日までの期間に募集いたします。
今後、商品券の販売場所や使用可能店舗などが決まりましたら、改めて委員の皆様に御報告いたします。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○川邉委員
対象者の方に通知というか御案内は個別にしますか。自分で申請するのでしょうが、自分が対象者であることがわからないかもしれないので、その辺はどのようにしているのですか。
○正
池商工労政課長
非課税者の対象となろうと思われる方については、7月24日に申請書を発送予定です。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○松下委員
業務委託を延期したという報告がありましたが、どこになったのかというのが1点。
それと、低所得者と子育て世帯の使用率について、今時点では100%としか言いようがないかもしれませんが、どうでしょうか。この2点についてお聞きします。
○正
池商工労政課長
前回のプレミアム付商品券の発行の際は大分商工会議所のほうで組織委員会をつくって、そちらのほうに補助金という形で出して実施いたしました。今回、ラグビーワールドカップ等、そういったもろもろの事情がありまして、大分商工会議所がそのような形での実施が不可能になりましたので、委託に切りかえるという形の方法をさせていただきます。予算もその形で上げているという状況です。委託業者はJTB大分支社になっています。
全部使う見込みがあるかについてですが、比較にはなりませんけれども、前回のプレミアム付商品券の際には98%ぐらい使っているということもあります。ただ、今回の分につきましては、対象が限られていますので、その方が実際に使うかどうかという判断になりますので、その辺の見込みはちょっと立たない状況です。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
4ページに購入対象者というのを書いていますよね。それで、両括弧で市県民税課税者と生計同一の配偶者、扶養親族、ここまでは意味はわかりますが、生活保護受給でも課税になる人もいるということですか。生活保護は同一世帯が原則で、本来一緒に住んでいることはないと思いますが、その辺の考え方を教えてください。私の認識だと世帯単位の原則というのがあります。
○
小野商工労政課主査
生活保護受給者については、今回対象外になっておりますので、非課税者分についてはもらえないということです。ただし、子育て世帯分で対象になる分についてはもらえることとなっております。
○福間委員
よくわからないのでもう一回説明してくれませんか。生活保護家庭は、租税その他の公課禁止ということがあるから当然非課税世帯ですね、法律にあるので。そういう方は対象にならない。しかし、今回提案されている子供がいる世帯のほうで該当する可能性もあるということですね。これはどういう理由からそうなっているのですか。
○佐藤委員長
生活保護家庭でも小さい子供がいる場合には買えるということですよね。
○福間委員
そうです。その根拠がよくわからない。
○
小野商工労政課主査
今回、非課税者分と子育て世帯分と分かれて判断しておりまして、非課税者分については、1つの世帯の方を対象にしておりますが、生活保護をもらうとなると収入認定がありますので、そちらの分にひっかかってしまうというところがありまして、対象外となっております。ただし、子育て世帯分については、そういった子育て世帯全体に対して配布するというものですので、今回対象になっているというような状況です。
○福間委員
私はこの制度そのものには反対なのですが、取り扱いについて、余りよくないと思います。確かに、今言ったように生活保護家庭の場合は、働いた収入は収入認定があります。ただ、収入認定をしない取り扱いというのもあるのです。これは国や自治体が善意的な意味を持って交付するものは収入認定してはならないとなっているのです。
以前大分市には生活保護家庭に対して夏冬の見舞金制度がありました。そのときは現金だと収入という取り扱いになるから、商品券で渡していました。そして、地域のお店にその商品券を扱うお店をたくさんつくって、そこで商品を買うようにしていました。
本来なら自治体が何かの施策で低所得者に対して、増税をするので反動を避けるために商品券を出そうということなのでしょう。それなのに生活保護家庭を外すなんていうのは考えられないと思います。
今から遅いかもしれないけど、ぜひ対象に入れてくれという要望があったということだけは国のほうに伝えてください。見舞金を商品券であげるということを、その当時の役所の方が大変苦労してやってきた経緯があるのです。ですから、ここだけバツということをすること自体が大きな誤りだということだけ指摘をしておきます。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
次に、
商工労働観光部の
開催イベント等について、報告を受けます。
○正
池商工労政課長
資料の6ページをごらんください。
報告事項③
商工労働観光部の
開催イベント等について御報告させていただきます。
初めに、平成31年度第1回定例会以降の実績としまして、第9回大分市中央通り歩行者天国を報告させていただきます。
開催日時は、6月8日の土曜日、午後1時から午後4時までで、交通規制は正午から午後5時まで実施いたしました。
当日は、晴天に恵まれる中、中心部商店街店舗によるまちなかビール祭りの開催、ラグビーワールドカップ2019大会開催100日前イベント等を実施し、約3万2,000人の来場者が中心市街地に訪れ、にぎわいの創出が図られたところです。
なお、今年度は10月12日土曜日及び11月23日土曜日にも実施を予定しております。また内容が決まりましたら、委員の皆様に改めて御案内いたします。
次に、資料7ページをごらんください。
これから開催予定イベントについて報告させていただきます。
最初に、おおいたデザイン・エイド2019第1回クリエイティブセミナーについてです。市内のクリエイターや中小企業の経営者、学生等を対象に、地方で活躍するデザイナーや経営者の方を講師にお招きして、経験談や成功のポイントを中心に御講演いただくものであり、今回は7月28日日曜日午後3時からJ:
COMホルトホール大分にて、福岡県八女市で地域商社を営まれている白水高広氏を講師としてお招きし、デザインとお金の仕組みと題し、御講演いただきます。
机上にお配りしていますチラシが申込用紙にもなっておりますので、委員の皆様の周りに経営やデザイン等に興味をお持ちの方がおられましたら、ぜひ御紹介いただけたらと存じます。
次に、資料の8ページをごらんください。
第38回大分七夕まつりについてです。お手元には、大分七夕まつりの
パンフレットとうちわ、それと交通規制のお知らせのチラシをお配りいたしておりますのでごらんください。
ことしは、8月2日金曜日から8月4日日曜日までの3日間開催いたします。中心部商店街では、期間を通して七夕飾りつけを行います。48万人の広場では、初日となる2日の金曜日、府内戦紙を開催し、2日目となる3日の土曜日には、毎年市議会の皆様方にも御参加いただいておりますおおいた市民おどりの祭典やラグビーワールドカップ2019を目前として、その機運醸成を目的とした初めてのラグビー、はじラグなどを開催いたします。3日目には、大分川弁天大橋上流にて午後8時から大分合同新聞花火大会を開催します。
なお、交通規制につきましては、資料の交通規制のお知らせにありますように、昨年同様、初日、2日目とも午後6時20分から午後9時30分となっております。
議員の皆様には、御家族、御友人をお誘い合わせの上、ぜひ祭り会場に足を運んでいただきたいと思います。
次に、発見!体験!おおいた観光物産展in新宿についてです。
首都圏におきまして、本市の物産、食、観光等の魅力発信を大分都市広域圏の自治体と連携して実施する観光物産展です。今年度は新宿駅地下街の広場にて実施いたします。日時は、8月26日と27日の2日間、内容は大分市ブランド認証加工品、OitaBirth等の物産、食のPR販売、試食やきき酒等の体験コーナー、キャンペーンレディや御当地キャラによるステージイベント等を予定しております。
次に、資料の9ページをごらんください。
仮称おおいた物産観光フェア2019in大阪についてです。関西圏において、本市の物産品や食文化、農林水産等の魅力発信はもとより、観光資源や歴史、文化芸術等を生かしたイベントを実施することにより、物産品の関西圏への販路拡大や観光誘客の増加等につなげることを目的に、首都圏以外では初となる物産観光フェアを大阪で開催いたします。
日時は、8月30日から9月2日までの4日間、場所は大丸梅田店15階大丸ミュージアムにて開催いたします。現在、詳細は委託業者と詰めておりますが、大分市及び大分都市広域圏を構成する出展希望自治体による物産、6次化産品等の販売、ステージイベントの実施等を予定しております。また詳細が決まりましたら、委員の皆様に改めて御案内いたします。
最後に、大分アートフェスティバル2019回遊劇場SPIRALについてです。
お手元には、完成前ではありますがチラシをお配りしております。こちらは完成しましたら改めて御案内いたします。
ラグビーワールドカップで本市を訪れる国内外のお客様をおもてなしし、また市民みずからが主体となって参加し、楽しむことで大分市をより魅力的なまちとして発信するため、アートフェスティバルを開催いたします。会期は9月20日から11月2日までの44日間で、会場は市内中心市街地です。
内容といたしましては、昨年行いました回遊劇場~ひらく・であう・めぐるでも制作しました壁画やシャッターアート、市民みずからが参加して楽しむ市民参加イベント、ふだん作品を展示しないホテルや空きスペース等で作品を展示するインスタレーションなどを予定しております。
ぜひ、委員の皆様にも会場に足を運んでいただき、作品をごらんいただければと思います。
○佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問等はありませんか。
○松下委員
最後の大分アートフェスティバルの関係ですが、以前はまちなかアートという形で商店街と市美術館、県立美術館を回遊するような仕組みで、商店街の活性化なども含めてやったと思うのですけど、できれば市美術館と県立美術館、それとアートプラザを含め全体的にした方がより効果を上げるのではないか、他委員会所管なので申しわけないですけれども、今こちらで答えられるものがあればお願いします。
○後
商工労政課参事補
今回予定しております回遊劇場につきましては、昨年の国民文化祭のときに行われました回遊劇場を引き継いだ形になっております。実際に新しく作品を設置するスポット等は、今委員がおっしゃられたところは含まれておりませんけれども、全体をめぐるという意味ではコンセプトは同じですので、そういうツアーとかそういったものに関してはそれぞれ含めていく形で全体を活性化するコンセプトは変わっておりません。
○松下委員
要はやるということですか。
○後
商工労政課参事補
パブリックアートは、例えば彫刻とかそういったものも全て紹介させていただくようなガイドブックになろうかと思います。それも前回と同じような形ですので、市美術館、県立美術館等も紹介して、市内中心部全域のアート作品等を紹介していくという形に変わりはありません。
○松下委員
これは要望ですが、代表質問でもしましたが、ラグビーワールドカップの開催を今後にどう生かしていくかを考えたときには、こういうものを大事にしながら関連する施設などを含めて、より効果の上がるような仕組みが必要なのではないかと思っていますので、おおいた魅力発信局などを含めての発信だと思いますけど、あと他委員会の所管になりますけれども、それと県との関係もありますけど、より連携を密にして大分市に今回来られた方が来年以降も来ていただけるような仕組みづくりをぜひしていただきたいという趣旨で聞いているので、よろしくお願いしておきます。
○佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
以上で、本日予定の
商工労働観光部関連の審査は終了いたしました。
執行部からその他として何かございませんか。
〔「ありません」の声〕
○佐藤委員長
それでは、委員の皆様でその他として何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○佐藤委員長
最後に、あす11日木曜日の予定を確認します。
午前9時半から議会運営委員会が開催されますので、終了後案内の放送がありましたらお集まりいただくようにお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時50分散会...