大分市議会 2019-07-10
令和元年文教常任委員会( 7月10日)
令和元年文教常任委員会( 7月10日)
文教常任委員会記録
1.
開催日時
令和元年7月10日(水) 午前10時2分開議~午前11時30分休憩
午前11時33分再開~午前11時36分散会
2.場所
第3
委員会室
3.
出席委員
委員長 安東 房吉 副
委員長 松本 充浩
委 員 小野 仁志 委 員 安部 剛祐
委 員 永松 弘基 委 員 馬見塚 剛
委 員 スカルリーパー・エイジ 委 員 大石 祥一
委 員 今山 裕之
欠席委員
なし
4.説明員
今年度は、
外部有識者を含む
検討委員会で
関崎海星館の
施設整備について議論をしていただき、8月を目途に、
関崎海星館施設整備基本構想を策定する予定としております。
なお、
基本構想決定後は、
スピード感を持って当館の
施設整備に取り組んでまいりたいと考えております。
最近の
取り組みの概要につきましては以上でございます。
続きまして、今回提案をいたしております、
教育委員会に係る
予算議案並びに
報告議案につきまして、その概要を説明させていただきます。
議第38号、令和元
年度大分市
一般会計補正予算第1号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第10
款教育費につきましては、補正額13億6,618万8,000円の増額で、補正後の額は158億8,488万5,000円となり、
一般会計に占める構成比は8.6%となった次第でございます。
このうち、
教育委員会所管分の補正額は6億8,099万9,000円であり、主な内容としましては、
小学校の校舎等の改修や
施設管理費のほか、廃校となった
小学校跡地の整備費の計上でございます。また、
大東中学校においては、今後も生徒数が増加し、将来の
教室不足が見込まれますことから、新校舎を建設し、
教育環境の充実を図ってまいります。さらに、
鶴崎公民館につきましては、老朽化が進んでおりますことから、
長寿命化のための改修を行うほか、エスペランサ・コレジオ、
鶴崎老人いこいの家及び集会室を含めた一体的な整備を行うことで、利用者の
利便性向上を図ってまいります。
第3条
債務負担行為の補正につきましては、大
在中学校運動場整備事業にかかる
債務負担を計上しております。
次に、報第1号、専決処分した事件の承認についてでございますが、平成30
年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第10
款教育費につきましては、補正額10億2,491万4,000円の減額で、補正後の額は160億8,735万3,000円となり、
一般会計に占める構成比は9.1%となった次第でございます。今回の補正は30年度の
最終補正であり、事業費の確定と
国庫支出金の確定に伴う調整などをいたしたものでございます。
また、第2条
繰越明許費の補正につきましては、
社会教育費として、
文化財保護一般事業及び大友氏
遺跡保存整備事業を計上しております。
詳細につきましては、
高田教育総務課長より後ほど御説明を申し上げます。
何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○
安東委員長
それでは審査に入ります。
まず、
継続審査中の陳情についてです。
継続審査中の平成29年陳情第17号、大分市への
科学館設置に関する陳情、それから、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な
科学館設立を求める陳情についてです。これらの陳情については関連がありますので、質疑までを一括して行い、討論、採決については1件ずつ行ってまいります。
なお、平成29年陳情第17号については、一部
訂正願いが提出されており、訂正後の
文書整理表をお手元にお配りしておりますので、御確認をお願いいたします。
それでは、
執行部から
補足説明等があればお願いいたします。
○
永田社会教育課長
大分市への
科学館設置に関する陳情について、
補足説明をいたします。資料は、右肩に
陳情補足説明資料社会教育課と書かれたA3の資料になります。
おおいた子どもか
がく広場についての
実施状況を御報告申し上げます。
前回、平成31年3月の当
委員会において、
科学教育の充実に向けた
取り組みとして、旧
中島小学校の
理科教室を活用したおおいた子どもか
がく広場を本年4月から開設する予定であることを説明いたしております。4月開設以降の
利用状況について御報告をいたします。
このおおいた子どもか
がく広場は、観察や実験などの活動を通して子供に
科学体験を提供する団体に、無償で貸し付ける
取り組みであり、利用を希望する団体は
事前登録をしていただいており、現在3団体が登録の上、活動をしているところでございます。
利用状況につきましては、資料右上、
登録利用状況にございますとおり、4月に1回利用がございまして、
利用人数は48名、5月は2回の利用で14名、6月は1回の利用で48名でございます。4月から6月までの3カ月間の合計として、延べ110名の利用がございました。
今後も、土曜や日曜、また、夏休みなどの
長期休暇を中心に、児童や幼児を対象の
科学教室として
利用予定となっております。
○
安東委員長
それでは、この陳情についての質疑等はありませんか。
○
小野委員
子どもか
がく広場についてですが、これに参加した子供とかの反応はどのような感じでしたか。
○
永田社会教育課長
4月と6月は、
発明協会の方が準備しておられ、直接的には声は伺ってはおりませんが、昨年度までの
活動状況等をお伺いする限りは、皆さん非常に生き生きと活動されていると伺っております。
○
エイジ委員
子どもか
がく広場についてですが、今後も継続させて多くの利用者を募っていくという形だと思うのですが、現在は3団体、そして
利用回数と利用者は少し寂しいということで、今後は
高等専門学校や大学とかにもかかわりを持ってもらって、
学生たちにもこういう
取り組みをしていることを市から働きかけていくということは考えていますか。
○
永田社会教育課長
基本的には、
子供たちのために体験の場をということで利用されるのであれば、こちらから話を持っていくことも可能ですし、こちらの
利用規約に合致すれば、それについては利用していただくという意味では特段問題がないと考えております。
○
安東委員長
そのほかないですか。
○
松本委員
理科室に
実験道具というか機材とか、薬品とかいうのはそろっているのかどうか、教えてください。
○
永田社会教育課長
薬品は特にございませんが、もともと
ビーカー等の機材は残したままでしたので、自由に使っていただくようにしております。また、
発明クラブの方につきましては、御自身で機械といいますか、そういうものも中に設置をしてお使いになられております。
○
安東委員長
そのほかないですか。
○
小野委員
さっき子供の反応を聞いたのは、もし今後こうやって継続してやるのであれば、子供の意見を、簡単なアンケートでもいいので、とっていただきたいなと思うのですが、それは可能かどうか聞きたいです。というのも、陳情の結果がどうあれ、もし、仮に大分市に科学館ができるとしたときに、子供の声というのは少なからず参考になると思うので、そういうのをとっていただけるなら、とっていただきたいなと思いますが、可能でしょうか。
○
永田社会教育課長
登録団体を束ねるような形で
連絡協議会がございますので、そちらに投げかけをして、
利用状況については確認をしていきたいと思います。
○
小野委員
よろしくお願いします。
○
安東委員長
そのほかないですか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、質疑を終結して、1件ずつ討論に入ります。
まず、平成29年陳情17号、大分市への
科学館設置に関する陳情について討論はありませんか。
○
今山委員
委員会で名古屋に視察に行きましたけど、規模が大き過ぎて、大分市にとってはどうかなという感じだったので、引き続き
調査研究をするために、
継続審査にしてください。
○
安東委員長
そのほかないですか。
○
安部委員
継続審査でお願いします。
○
大石委員
継続審査でお願いします。
○
馬見塚委員
継続審査でお願いします。
○
エイジ委員
前向きに
継続審査でお願いします。
○
安東委員長
それでは、今の平成29年陳情第17号についてのこれまでの意見を集約しますと、
継続審査という意見がありましたので、
継続審査ということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、平成29年陳情17号は
継続審査と決定いたします。
次に、平成30年陳情第7号、大分市に総合的な
科学館設立を求める陳情について、討論はありませんか。
○
今山委員
同じく
継続審査でお願いします。
○
大石委員
継続審査でお願いします。
○
安東委員長
それでは、平成30年陳情第7号について意見集約しますと、これも
継続審査という御意見がありますので、
継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、平成30年陳情第7号は
継続審査と決定をいたします。
次に、同じく
継続審査中の平成30年陳情第6号、
大在地区への新
小学校建設を求める陳情について審査を行います。
執行部から
補足等説明がありましたら、お願いしたいと思います。
○
池田教育部次長兼
学校施設課長
平成30年、陳情第6号、
大在地区への新
小学校建設を求める陳情につきまして御報告いたします。
本件につきましては、今議会の
代表質問で
教育長が答弁いたしましたように、本年5月1日の
学級調査では、
特別支援学級を含め、
大在小学校が35学級、
大在西小学校は32学級となっており、今後も児童数は増加するものと推測されます。また、当地区は沿岸部に位置しており、地元からは、
防災機能面の強化も求められているところでございます。
教育委員会としましては、当地区には、大分県の
区画整理事業において
学校用地が既に確保されていることから、
大在小学校と
大在西小学校との
学校規模及び
通学区域等の均衡を保ちながら、
大在地区全域の
通学区域の再編を含めた
分離新設が最も望ましいと考えているところでございます。
○
安東委員長
委員から質疑等はありませんか。
○
小野委員
3月の
委員会で、
教育長が、新設することが
教育委員会としては望ましいという発言があったと思うのですが、それに続いて今回の6月の
代表質問のときに、同じように御答弁いただきました。その中で最後に、議会で審議中でありますので、その結果を待って対応してまいりたいという言葉がついていたのですが、この陳情のことですか。
○
三浦教育長
そのとおりです。
○
小野委員
私が
一言要望をつけ加えさせていただいたのが、あくまでも学校の新設などの件に関しては、
教育委員会が主体性を持って取り組んでいくことだと思っておりまして、その考えとこの審議の結果を待ってという答弁は、合致しない部分があるのではないと個人的には思います。この陳情があろうとなかろうと、
大在地区の児童数の増加や子供の
教育環境の問題というのは、恐らく
教育委員会の中でも当然話に上がっていたと思います。あくまでも、
教育委員会に主体性を持って取り組んでいただきたいという思いの中で、単刀直入に聞きたいのは、陳情があったから3月の
委員会でも6月の
代表質問でも、
教育委員会としては新設が望ましいと言ったのではなくて、陳情があるにせよ、ないにせよ、その意思は変わらないということでよろしいでしょうか。
○
三浦教育長
大在地区につきましては、地域の方から新設を希望する声、署名を、市長と私にいただいておりました。それをもとに
大在地区の児童数の推移、それから、先ほども課長が申しましたが、大分県の
土地区画整理事業において、
学校用地が既に準備をされているということから
大在地区の校区の再編を視野に入れながら、
分離新設することが、
教育委員会としては望ましいのではないかと考えました。とはいえ、新設をするとなりますと、多額の予算、経費を伴いますので、それにつきましては議会の御判断をいただかないと、私どももこの事業を推進することができないという思いからです。
○
小野委員
教育長がそのような思いからおっしゃったというのはよくわかりました。
自由討議を希望します。
○
永松委員
少し待って。
教育長は予算面は置いておいて、そのような
教育環境の状況という面から見ると、つくることが望ましいという考えでいいのですか。
○
三浦教育長
今、委員から御指摘をいただいたとおりでありまして、やはり適正な
学校規模に近づけたいという思いでございます。
○
エイジ委員
今回、僕は言いましたが、順番があると思います。主体性を持ってやることは、別に反対しません。反対はしないですが、予算を使ってそのような
取り組みをするのであれば、まず
委員会でこの方向で行きたいというところを委員に対して
意思疎通、報告をしていただいた上で、公の議場で答弁していただくというほうが僕は望ましいと思いました。最後に議会の判断をという部分がついたのはそのためだと思いますが、今後は、せっかく専門的にやっている
委員会を開いているわけですから、そこでこうやりたいという思いを、もう少しきちんと委員に伝えて、その上で答弁をするほうが、僕は望ましいと思っています。
○
小野委員
私としては、
代表質問のときにいただいた答弁というのは、3月の
委員会でいただいた発言と何ら変わらないと思っています。それで、
自由討議をお願いしたいです。
○
安東委員長
ただいま
小野委員から討議を行いたい旨の発言がございましたので、これから討議を行いたいと思います。
執行部が同席しておりますが、このままでよろしいですか。退席を求めますか。
○
永松委員
退席していただいたほうがいいと思います。
○
安東委員長
執行部は退席させるということでよろしいでしょうか。
〔「よし」の声〕
○
安東委員長
それでは、
執行部の方は一旦退席をお願いいたします。
〔
執行部退席〕
○
安東委員長
それでは、討議を始めたいと思います。どうぞ意見を出してください。
○
小野委員
私としては、
大在地区の
子供たちの
教育環境の改善というのは、恐らく誰もが感じていることだと思います。学校の新設という
教育委員会の意見というのは全然やぶさかではないですが、ただ、そのような意思が
教育委員会にあるのであれば、地元の地区から陳情が上がって、それを
委員会で採択したから
教育委員会がつくりましたという流れではなくて、
委員会の委員の皆さんが同意できるのであれば、
教育委員会にそのような意思があるので、その方向で行くということで、陳情はお取り下げいただいたほうがいいのではないかと思っております。
○
安東委員長
ほかの方はどうでしょうか。
○
永松委員
小野委員の言ったとおり、これは陳情が出されてかなり長いので、
継続審査をしている中で
執行部の考え方も聞くと同時に、私どもも現地の視察をして、そういうもろもろの状況を勘案すると、これは少しでも早く学校を建設するべきだと、私はそのような考えでおります。そういうことを考えた場合、地元から陳情が上がったから、地元が反対したからとかそういうことではなくて、行政が主体性を持ってどんどん進めていくべきことだろうと、私は思います。そういうことを考えると、つくるという方向で行くのだから、とりあえず陳情は取り下げてもらう方向でいいのではないかと思います。
○
エイジ委員
さっき言ったのが、そこです。言っている内容は一緒ですが、
文教常任委員会はこう思っているのだと。なぜこうやっていこうというところを、共通認識を持たせずに、先に答えるのかというところを僕は指摘しているわけです。
○
永松委員
その指摘は指摘として、地元の声や、地元の
教育環境、そういうものを私たちも主体的に捉えていくということで、反対で取り下げてということではないのだから、その辺は
委員長から話してください。
○
安部委員
委員会がそういう流れにまとまっていけば、あえて我々で判断するしないということではないと思います。やっぱり
教育委員会の主体性を尊重する中で、地元の皆さん方にもきちんとした対応を、我々も責任持ってやるつもりでありますので、そういったことはぜひお含みおきいただければと思います。
○
今山委員
3月に
文教常任委員になって、個人的な思いとしては、この案件が、結局人口の動向だとか、
子供たちの人数とか、現在の学校のクラスの数を考えれば、前の委員たちが、何で
継続審査としてきたのかというのが、理解に苦しみます。
それからもう一つ、陳情が上がったときの個人的な感想ですが、ある意味地域的な陳情なので、市民の方の政策提言というのは、もちろん議会は受け入れ、受けとめなければいけないですが、地域的な陳情だからどうだろうかというのが正直あります。ただ、陳情として上がった以上は、しっかり審査しなければいけない我々の使命がありますから、取り下げという意見も出ましたけど、基本的には早く決着をつけないと、地元の方々が苦しみ続けるのだろうなというのがあります。
小野委員の
自由討議のきっかけでもありますが、
代表質問でというのは、私もさっき
エイジ委員が言ったように、議会に陳情が上がって、それを
委員会に付託されている以上、
委員会できっちり審議しなければいけないというのが基本的な筋なので、それはしっかり審議する。ただ、3月にも申し上げたとおり、何でこうやって
継続審査としてきたのかというのがあったので、私は基本的に3月の討論で申し上げたとおり、早く採択、不採択すべきであると思います。
今、新たに取り下げていただいたらという選択肢が出ましたけど、基本的には早く学校をつくる流れにするべきだと思います。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
永松委員
今山委員の考えと私も全く同じです。ただ、前の
文教常任委員が何で決めなかったのかという話は、実は会派の中でもしました。そうしたときに出た話の、1つは、もう少し
教育委員会が主体性を持って、どんどん進めるべきだということです。
それから、校区割りについて地元でいろいろ異論も上がってきたようで、その辺が地元できちっとまとまってないというか、そういうこともあったので、推移をみようという意味で結論を出さなかったということもあるようです。
しかし、その辺も、私たち委員がいろいろ言う話ではないので、
教育委員会と地元が、その辺はしっかり地元に入って話をしてまとめて、つくる、つくらないの話になれば、1日も早くつくるべきだと思います。
教育委員会に主体性を持たせるという意味からすれば、先ほど
小野委員が言ったように、陳情は自主的に取り下げていただいて、地元と一緒になって新しい
小学校をつくる方向が、一番いいのではないかというのが、私たち自由民主党3人の考えです。
○
安東委員長
ほかにいいですか。
○
大石委員
もう皆さんがおっしゃっていただいたので、言うことはありません。私もマンモス校で育ったので、やはり早く対策を打つべきだと思います。
○
小野委員
皆さんがいらっしゃるから言うわけではないですが、取り下げてもらうというのは、この陳情がどうのこうのという問題ではないということと、取り下げてもらう以上、
教育委員会にそういう意思があるのであれば、公式な見解として、
大在地区に新しい
小学校をつくるということを明確に意思表示してもらう必要があると思います。それを申し添えておきます。
○
永松委員
教育長がつくりますということをはっきり明言して、取り下げの話をしたらどうかということですね。
○
安東委員長
今の意見で皆さんの気持ちは同じであろうと思いました。一応地元からの陳情をもとに、最初は
教育委員会が調査して、やっぱりつくるべきだという結論にはなってきました。ところがいろいろな情勢の中で、つくるべきだという方向が出てこなかったですが、やっと、つくるべきだという方向が出てきたので、新しい
委員会としては早急につくるべきだということで進めたい。ただ、形として
教育委員会の主体性の中でやっていくということを重視するということで、陳情を取り下げてもらって、
教育委員会には建設をしますという意思表示をしてもらう。その辺の扱い方については、正副
委員長に預からせてもらっていいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
以上で討議を終結したいと思います。
執行部を入室させます。
〔
執行部入室〕
○
安東委員長
討議をした結果、平成30年陳情第6号、
大在地区への新
小学校建設を求める陳情については、正副
委員長預かりということで、後日に結論を出すということになりましたのでよろしくお願いしたいと思います。
それでは次に、同じく
継続審査中の平成30年陳情第9号、旧
野津原中部小学校跡地への進入路の拡幅・整備に関する陳情について、審査を行います。
執行部から
補足説明等があれば、お願いいたします。
○
池田教育部次長兼
学校施設課長
平成30年陳情第9号、旧
野津原中部小学校跡地への進入路の拡幅・整備に関する陳情につきましては、状況に変化がございませんので、
補足説明はございません。
○
安東委員長
質疑等はありませんか。
○
エイジ委員
再確認ですが、この道路の状況を確認された上で、やはり弊害があると判断されているのか、現状で特に問題はないのかというところを聞かせてください。
○
池田教育部次長兼
学校施設課長
今の使用状況でしたら問題はないと考えております。
○
安東委員長
そのほか質疑ありませんか。
○
馬見塚委員
この
小学校は、跡地も含めて地元から要望等が出て、いろいろ整備を含めてやっていると思うのですが、現在の
進捗状況とかその辺を含めて説明があればお願いしたいと思います。
○
池田教育部次長兼
学校施設課長
現在の使用状況につきましては、3月の
文教常任委員会のときに説明しておりますとおり、学校のグラウンドにつきましてはコミュニティーの維持、活性化を図るということで、グラウンドゴルフ等で地元の方が使用しております。それから校舎については、今のところ方針は決定しておりません。体育館につきましては、地域コミュニティーの活動の場として活用しております。
それから、旧野津原中央幼稚園舎というのがこの施設の敷地の中にございますが、こちらにつきましても、地域コミュニティーの活動の場として、陶芸の教室という形で利用をしていただいております。
それから、施設の中にプールがございましたが、こちらについては既に解体をして、駐車場の用地として確保しているところでございます。
○
安東委員長
そのほか質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
では、討論に移りたいと思います。討論はありませんか。
○
馬見塚委員
今の説明の中で、校舎についてはまだ方針が出ていないという状況にあるということを考えると、まだ判断が難しいと思いますので、
継続審査をお願いしたいと思います。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
今山委員
継続審査でお願いします。
○
エイジ委員
これは道に関することを言っていますよね。校舎の説明があったから校舎のことも含まれるのですか。進入路のことですか。
○
池田教育部次長兼
学校施設課長
3月の
文教常任委員会でご説明を申し上げたときに、校舎等の利活用の方針が決まらないとなると、その陳情についてもどうなるのかが見えないといったことで、
継続審査になっております。
○
エイジ委員
継続審査でお願いします。
○
安東委員長
今までの意見を集約しますと、この陳情については
継続審査という意見のようですが、
継続審査ということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、平成30年陳情第9号は
継続審査と決定いたします。
次に、同じく
継続審査中の平成31年陳情第2号、
公立小中学校、
義務教育学校の
女子制服にスラックスの選択肢を求める陳情について、審査を行います。
執行部から
補足説明等があればお願いいたします。
○
野田学校教育課長
公立小中学校、
義務教育学校の
女子制服にスラックスの選択肢を求める陳情に対して、
補足説明をいたします。
まず、市内の中学校における制服の状況についてでありますが、現在、
義務教育学校を含む市内の中学校は、全て制服を導入しております。また、制服の種類についてでありますが、今年度、中学校及び
義務教育学校29校のうち、男子は詰め襟が25校、ブレザーが4校、女子はセーラー服が24校、ブレザーが5校であります。
次に、制服の選定についてでありますが、学校が新たに制服を採用したり、制服の仕様を変更したりする場合には、保護者代表を含む選定
委員会等を組織するなど、生徒及び保護者等の意向を反映するとともに、教育的な観点からデザインや機能性、さらには経済的な観点から、耐久性や価格等を総合的に判断しまして、各学校において決定しているところであります。
平成29年度に開校いたしました碩田学園におきましては、中期の5年生から、男女関係なくスラックス、キュロット及びスカートから選択できるようになっております。
他の学校におきましても、性的マイノリティーの総称としてのLGBTから、人間の性は多様なものであることを示すSOGIEへと、性をさまざまな観点から捉え、認め合うことができる社会の実現が求められておりますことから、制服の着用についての相談があった場合には、児童、生徒や保護者と十分な協議を行う中で、制服の代替を認めるなど個に応じて柔軟に対応しているところであります。
○
安東委員長
質疑はありませんか。
○
今山委員
最近、福岡市が、市内の学校で制服の調査を始めたというニュースを読んだのですが、課長の御説明では、各学校での採用ではないですか。
教育委員会として、トップダウンでこうしなさいということが、そもそも言えるのでしょうか。
○
野田学校教育課長
平成30年に、文部科学省から通知が来ておりまして、その中では、いわゆる通学用の制服、そして学用品等の適正な取り扱いや見直しは、最終的には校長の権限において適切に判断すべき事項であるが、その選定や見直しを行う場合には、保護者の意見等も十分に参考にした上で決定することが望ましいとあります。
教育委員会としては、その選定が適切に行われているか、見直しが適切に行われているのかといったところの指導を、必要に応じて行うよう通知を受けているところでございます。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
エイジ委員
時代の変化とともに、いろんな多様性を認めていくという時代になってきて、前回この陳情が出ましたけど、こういう
取り組みも必要ではないかと考えさせられるものではあるのですが、一方で、碩田学園のように、一から選択制があるという学校と、新しく選択肢を取り入れる学校があり、例えばスカートを履きたくないという女子が、急にスラックスを履いた場合に、生徒の中で、なんで急にスカートやめたのかというような見方をされる恐れもあると考えます。それでも、私はスカートよりもスラックスを履きたいというのであれば、それは問題ないと思います。
なので、本当にそれがいいのかどうかというのが、非常に判断が難しいところでもあり、
教育委員会としても、学校に任せ、保護者の意見も当然聞かないといけない。うちは全然関係ないから今までどおりやりましょうという保護者がいる一方で、ぜひ選択肢を取り入れてほしいという保護者の方がいます。この辺が二分していくような気がします。
なので、その辺をしっかりと踏まえた上で判断しなければならない。ただ、選択肢はノーではなくて、学校それぞれに与えますよということだと思いますので、今この場で決めることというのは、現状難しいのではないかと思います。ですので、
継続審査がいいという気がします。
○
安東委員長
ほかに質疑はないですか。
○
大石委員
説明がありましたが、例えば女子生徒で、スカート履きたくないということで、スラックス等で通っている生徒というのは、何人いるのでしょうか。
○
野田学校教育課長
現状、若干名の生徒がいます。私が若干名と申させていただいたのは、実は、国が平成26年度に全国に調査をした際に、任意で回答するようにということで国が集約をしたのですが、全国的な数値は出ているのですが、都道府県単位では数値が非公開になっておりますので、この場での実数については控えさせていただければと思います。
○
安東委員長
ほかにないですか。
では、私から。人権・同和教育のいろいろな研修の場で、教職員とか、PTAに対して、SOGIEといいますか、LGBTと以前言っていた、そういったことに関する研修というのは、最近やっているのですか。
○
河野人権・
同和教育課長
学校の教職員に対しては、研修資料として、人権・同和教育課作成の資料を配布するとともに、先ほど野田課長から御紹介がありました、文部科学省からも、教職員の性の多様性に関する理解、生徒に対する対応についてのマニュアル等が出ておりますので、あわせて発信をしております。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
永松委員
1点確認したいのですが、新日本婦人の会というのは、どういう活動をしている会ですか。
○
野田学校教育課長
大変済みません、わかりかねます。
○
安東委員長
内容についての質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
討論をしたいと思います。
討論ありませんか。
○
エイジ委員
継続審査でお願いします。
○
安東委員長
そのほかありませんか。
○
永松委員
継続審査でお願いします。
○
馬見塚委員
継続審査でお願いします。
○
安東委員長
今の意見を聞きますと、
継続審査という意見が多いようですが、この平成31年陳情第2号は
継続審査とすることに御異議はありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
御異議なしと認め、平成31年陳情第2号は
継続審査と決定したいと思います。
以上で陳情についての審議は終わりたいと思います。
それでは、
予算議案の審査を行います。
議第38号、令和元
年度大分市
一般会計補正予算、
歳入歳出予算の補正、歳出第10款、
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く
教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めたいと思います。
○
高田教育総務課長
〔説明書⑤ 74ページ~
歳入歳出予算の補正、
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く
教育費について説明〕
○
安東委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
続いて、第3条
債務負担行為の補正第3表中の当
委員会所管分についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
高田教育総務課長
〔説明書⑤ 88ページ~ 第3条
債務負担行為の補正のうち、
教育委員会所管分について説明〕
○
安東委員長
質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
討論はないですか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、
報告議案の審査をいたします。
報第1号、専決処分した事件の承認について、平成30
年度大分市
一般会計補正予算第4号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第10款
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く
教育費についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
高田教育総務課長
〔説明書② 122ページ~ 第1条
歳入歳出予算の補正、
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く
教育費について説明〕
○
安東委員長
質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
討論ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
続いて、第2条
繰越明許費の補正第2表中、1追加第10款
市民協働推進課関係を除く
教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
高田教育総務課長
〔説明書① 8ページ~ 第2条
繰越明許費の補正のうち、
教育委員会所管分について説明〕
○
安東委員長
質疑ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
討論ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、本日予定の付託議案の審査を終了しましたが、
執行部、その他として何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
安東委員長
委員の皆さんで、その他としてありませんか。
〔「なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、
執行部は退室してください。
〔
執行部退席〕
○
安東委員長
続いて
協議事項として、
評価対象事務事業の選定を行いたいと思います。
お手元に配付の資料をごらんください。
では次に、第3回定例会において、平成30年度決算審査の一環として行う事務事業評価の対象となる
評価対象事務事業の選定を行います。
お手元に各会派等から提出されました対象事務事業一覧表と、先日の事務事業選定調整会議において確認しました留意事項をお配りしましたので、これを踏まえて3事業以内を選定したいと思います。
まず、選定に当たり、お配りしております留意事項を、書記に朗読させたいと思います。
○書記
1、事務事業評価を実施した事業については、翌年度の
予算議案の審査において評価に対応した反映状況の報告を受けた上で、予算について承認しているものであり、その後の常任
委員会において事業の進行を監視していくのが原則である。これまでに事務事業評価を実施した事業については、予算議決との整合性の観点から選定することについて疑義が生じることから、前年度に実施した事業は選定しないこととする。なお、2年以上前に実施した事業については、原則は選定しないことが望ましいが、新たな状況が生じている可能性もあることから、そうした部分を俎上にのせ
委員会で十分議論する中で、明確な選定理由がある場合においては評価対象とする。
2、評価区分については昨年度と同様とし、事業費の縮小や増額せず事業の充実を求めるなどの内容は、分科会評価結果の理由欄に具体的に記述する。
○
安東委員長
それでは、留意事項にありますように、2年以上前に実施した事業については、特段の事情がない限り選定しないこととしてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
そのようにしたいと思います。
次に、
評価対象事務事業の選定方法についてお諮りします。
選定の際に、委員の皆さんで自由に討議を行っていただき、その中で
評価対象事務事業に決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それでは、そのようにします。
なお、議論を深めてもなお討議の中でまとまらなかった場合は、選定した事務事業の番号と事務事業名を全委員から口頭で挙げていただき、票数が上位の事務事業を
評価対象事務事業に決定したいと思います。また、票数が同一のため絞り込めない場合は、同票数の事務事業について、私を除いた委員の皆さんの挙手で決し、挙手同数の場合は
委員長の裁決としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
お手元には参考資料として、平成24年から平成30年に当
委員会で選定された
評価対象事務事業の評価結果をお配りしております。
それでは、自由な討議による選定を始めたいと思います。
まず、お手元の資料から、選定したい事務事業とその選定理由について、委員の皆さんの御意見をお願いしたいと思います。
何か意見等があればお願いします。
○
安部委員
複数の会派から出ている事業がいいと思います。
○
安東委員長
どうでしょうか。複数の会派から出されたのをまず優先する。
○
今山委員
それでもう2つ決まります。
○
安東委員長
そうすると、まず1ページの外国語指導助手招聘事業でいいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
それから、最後のページのまちかど歴史再発見事業でいいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
あとは、以前評価した事業については、原則はしないということですが、どうでしょうか。
○
今山委員
学校図書館活性化事業は、平成24年と随分前の話ですから、こだわらなくてもいいと思います。
○
安東委員長
どうでしょうか。
○
永松委員
こういうのは前に選定されたからといってこだわるのではなくて、学校図書館活性化事業もそうですし、特別支援等教育活動サポート事業なんていうのは、発達障害の子供が昔に比べて非常に多くなってきているので、もう少し力を入れていく必要があると思います。
○
安東委員長
学校図書館活性化事業のほうが前ではあります。
○
永松委員
教育現場にいた
委員長としてはどのように思いますか。
○
安東委員長
特別支援のほうが大事ですが、前に選定していて、拡充しています。
○
今山委員
あと、選ばれた2つが、社会民主クラブと日本共産党と自由民主党と公明党なので、ほかの会派でこれはというのがあればどうでしょうか。
○
エイジ委員
気になるのは、大友氏
遺跡保存整備事業はどうなっているのか、どうなっていくのかを見たいという気はします。
○
今山委員
大友氏
遺跡保存整備事業は今年度、事情があって結構予算がついています。
○
安東委員長
ただ、増えているので、まだ拡充。
○
永松委員
なかなかゴールが見える事業でもないから。
○
今山委員
なかなか進まないから、予算をつけさせてくれと頼んだ。
○
永松委員
理想が壮大なものを掲げている割には予算が少ない。
○
エイジ委員
説明する施設をつくっていますが、庭園は別としてわざわざ来た人が、見てよかった、行ってよかったって言うようなパンチ力に欠けているとすごく思っています。
○
今山委員
学校図書館活性化事業のほうがいいと思います。
○
安東委員長
おおいた民主クラブとしてはどうですか。
○松本副
委員長
ぜひ大友氏
遺跡保存整備事業と、うちの団長は言っていました。学校図書館活性化事業の司書はどうなんでしょう。
○
エイジ委員
済みません、これは再検証の時期なのですか。
○
今山委員
7年も経っているから。
○
エイジ委員
いいのであれば、これもいいのではないですか。
○
安東委員長
学校図書館活性化事業ですか。
○
今山委員
司書が、3校に1人とか2校に1人とかです。
○
安東委員長
大規模校は1人いる。
○松本副
委員長
図書館ということで、読書の現状というのは、把握したいという思いはあります。
○
安東委員長
学校図書館活性化事業でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
以上で3つ決まりました。
選定理由はどうしましょうか。
○
永松委員
理由は正副
委員長一任でお願いします。
○
安東委員長
3番目の外国語指導助手招聘事業、6番目の学校図書館活性化事業、13番目のまちかど歴史再発見事業、この3つについての
調査研究を行うということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
安東委員長
そのように決定いたしたいと思います。
それでは、日程調整をしたいと思いますが、しばらく休憩します。
午前11時30分休憩
午前11時33分再開
○
安東委員長
再開します。日程調整を行います。
〔日程調整〕
○
安東委員長
それでは、8月5日午前10時から3つの事業について
執行部から説明を受けるということで、午前中でお願いしたいと思います。
それでは、本日決定しました
評価対象事務事業の選定結果につきましては、私から議長に報告し、その後、定例会閉会後の議会運営
委員会において、議長から各
委員会の選定結果を報告した後、市長に通知することになっておりますので、よろしくお願いします。
それでは、本日の
委員会は終了します。
午前11時36分散会...