大分市議会 2019-03-18
平成31年建設常任委員会( 3月18日)
平成31年
建設常任委員会( 3月18日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
平成31年3月18日(月) 午前10時0分開議~午前11時12分散会
2.場所
第4
委員会室
3.
出席委員
委員長 藤田 敬治 副委員長 帆秋 誠悟
委 員 穴見 憲昭 委 員 足立 義弘
委 員 野尻 哲雄 委 員 岩崎 貴博
委 員
日小田良二 委 員 高橋 弘巳
委 員 国宗 浩
欠席委員
な し
4.説明員
はい、今からになります。
○
岩崎委員
わかりました。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
○
高橋委員
3ページ、
水道施設の強靭化ということで管路の更新が上がっています。これから耐震化の中で、これから更新したとすると、どれぐらいもちますか。材質的なものは何になりますか。
○
左山水道整備課長
現在、更新している管種については100年もつ管種を採用しています。
○
高橋委員
ほかの計画では大体平成40年ということで、10年の計画になっています。これを見ると、50年後の平成86年から平成90年での管路の更新となっています。これは耐震化ということですから地震ということが考えられると思いますけれども、そういった中で、今、東南海地震の発生確率は30年以内が70%と。最近ではまた確率も高くなっていると思いますけれども、これを見ると、予想されるというか、そういった確率に基づく根拠はなく50年先を見るという考え方になっていますが、これはどういう考え方でこうしているのか、根本的な考え方を教えてください。
○
三重野上下水道事業管理者
基本的には、細い管というか、一般の管と、ここに書いています
基幹管路がありまして、熊本地震の際、熊本市は
基幹管路の整備率が約70%を超えていました。復旧についてはそれによって大体2週間で復旧できたと聞いていますので、
基幹管路をまずは優先的に整備しておけば復旧が早くなるかと思います。それで、今、
基幹管路は66%ですけれども、そちらのほうを優先して整備をしたいと考えています。
○
藤田委員長
いいですか。ほかにありませんか。
○野尻委員
6ページと7ページに、平成33年から平成34年はマイナス4億円程度の減収という数値が出ているし、平成33年、平成34年、平成35年の純利益の減少が示されています。こういう数値についての考え方を聞かせてください。
○
衛藤経営企画課長
料金については、今後、
大口使用者等特別料金制度などにより水需要の伸びることを見込んだ上で、推計上は一定程度の需要が見込めたら、平成34年にさらに料金改定を行って、さらに利用しやすい料金体系にしていくということで、一旦平成34年での料金改定を算定の中に入れています。
○
藤田委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは次に、設計・
施工一括発注方式の経過報告についてお願いします。
○
衛藤経営企画課長
設計・
施工一括発注方式(
デザインビルド)の経過報告について説明します。お手元の資料②になります。三佐土地区画の設計・
施工一括発注方式についてごらんください。まず1、目的でございますが、
民間事業者の企画力や技術力を活用できる設計・
施工一括発注方式による
整備手法を導入することで、
公共下水道の促進と下水道未整備地域の早期解消を図るものです。
契約のイメージを掲載しています。土木施工業者と設計業者がJV、共同事業体を組み、本市と基本協定を結びます。ただし、契約については、工事及び設計を個別に契約いたします。
2、これまでの経過でございますが、平成30年12月30日に建設業者、設計業者への事業説明会を開催しました。その後、アンケート調査やヒアリングを行い、結果を反映したところでございます。1から4の項目、施工範囲の分割、施工期間の延伸、契約変更や前払い、責任の明確化などでございます。
右側の3、概要でございますけれども、施工場所は三佐土地区画整理事業施工区域、施工面積は約79.3ヘクタール、地域を3分割して発注します。まずは西側の第1エリアの施工を予定しています。事業費は7億円、事業期間は4年間です。
今後のスケジュールですが、選定及び募集条件等を定めた実施方針を5月までに策定します。その後、6月に全体設計承認後、7月に実施方針の公表、9月から事業者の募集を行い、平成30年2月に業者決定後、一部設計業務を実施し、32年度から工事着手の予定です。
○
藤田委員長
ただいまの執行部からの報告について、委員の皆さん方から質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
次に、
水洗便所改造助成金の導入について報告を求めます。
○
岩田上下水道部次長兼
営業課長
水洗便所改造助成金の導入につきましては、資料の③と書かれましたA3横の用紙で説明させていただきます。
水洗便所改造助成金につきましては、現行でも助成制度がございます。こちらは平成29年度に増額いたしましたけれども、浄化槽から
公共下水道への助成金が5万円、それから汲み取りですと、1年で10万、2年以内は7万円、3年以内は5万円の助成となっています。助成制度ですけれども、こちらから接続のお願いに行った場合に、困難であることの理由が、経済的なもの、それから浄化槽をつくってまだ間がないという意見が多いということで、今回、この二つの助成制度をつくって、より促進を図るものでございます。
まず一つ目、新制度案左側の中段でございますが、①浄化槽
公共下水道切りかえ工事助成金でございます。こちらは浄化槽を設置して間もないお客様につきまして助成金を交付します。対象工事については、その括弧の中に①から③までございますけれども、本管工事開始日の前年度末において浄化槽の設置期間が10年以内となっています。それから、本管開始から1年以内に着手する工事、土地所有者の同意を得た工事ということで、公共施設の工事及び公共事業に伴う工事、新築工事は除外されます。対象者は、助成対象工事を行う建物の所有者等であって、下水道受益者負担金を滞納していない者です。
助成金額は年数によって違いまして、設置年数から5年以内が20万円、5年を超え10年以内が10万円となっております。こちらは現行の制度の併用が可能です。例を右側に書いておりますのでごらんください。
2つ目、助成金交付額の例でございます。まず例1が浄化槽を設置して7年、工事費が20万円の場合です。こちらにつきましては10年以内で5年を超えていますので、助成金額は10万円になります。こちらと現行の助成金を合わせて5万円プラス10万円の15万円の助成金となります。工事費が20万円になりますので、上限額が20万円、したがって交付決定額が15万円になります。
次にその下の例2ですけれども、経過年数が3年、工事費が23万円の場合です。こちらは3年経過していますので交付額は20万円になります。これに5万円を足した25万円が助成額になりますが、工事費が23万円ですので、上限額23万円が決定額となります。
以上が浄化槽の分です。
次に共同住宅につきましては、左側の一番下段、新制度案に載せています。こちらについては、アパートやマンションなど集合住宅への助成制度になります。こちらの工事対象は、1棟に4世帯以上が独立して住居の用に供している建物、それから本管の供用開始から1年、所有者の同意を得た工事ということになっていますけれども、②の1年の期間を除外しています。こちらは平成31から33年度までの特例としています。対象者は、こちらに書いていますように、所有者または管理組合等になっています。
こちらの助成金額は工事費の30%、上限は100万円です。こちらは併用が不可となっています。内容は右側の2項目、例3をごらんください。こちらは総戸数が6戸で工事費が120万円の場合です。120万円の30%、36万円が助成額になります。上限額は100万円でございますので、36万円が交付決定額となります。
次に例4、マンションで総戸数が20戸、工事に360万円かかった場合です。360万円の30%でございますので108万円と算出されますが、交付上限額は100万円ですので、助成の交付決定額は100万円となります。
今後もこのような助成制度等を取り入れて、少しでもハードルを下げ、
接続促進を図りたいと考えています。また、施行は平成31年度からといたしております。
○
藤田委員長
ただいまの報告につきまして皆さん方から質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
では、次に大分市
配水管等維持管理業務委託に係る受託者の決定についての報告をお願いします。
○
木元水道維持管理課長
大分市
配水管等維持管理業務委託に係る委託者の決定について御説明いたします。お手元のA3縦の資料4ごごらんください。まず1、受託者についてですが、受託者は協業組合大分管工事センターでございます。委託期間は平成31年4月1日から平成34年3月31日までの3年間となっており、3年間の契約金額は消費税込みの金額で9,072万円でございます。
執務場所は
上下水道局別館1階で、委託業務は水道相談業務、漏水時対応業務、技術研修企画・立案業務の3業務でございます。ただし、このうち水道相談業務、漏水時対応業務については、水道
維持管理課中央担当班エリアに関する業務のみとなっています。
次に2、これまでの主な経過、今後の予定についてですが、本委託業務に係る受託候補者の選定に当たっては、公募型プロポーザル方式を採用することとし、仕様書、参加資格等については局内の検討部会を中心に協議を重ねてまいりました。平成30年12月に広告、プロポーザル参加呼びかけを行ったところ、参加申し込みは管工事センター1社でありました。その後、1月7日の第1回選定委員会において参加資格の審査を行い、2月7日の提案書受け付け、2月20日の第2回選定委員会で管工事センターを受託候補者と決定し、3月1日に業務委託契約を締結いたしました。現在、3月末までの1カ月間を委託業務の習熟期間とし、受託者に対し、座学による研修や現場研修等を実施し、業務の引き継ぎを行う中で、4月1日に委託業務を開始する運びとなっています。
次に3、4月以降の業務体制についてですが、4月1日以降は別館1階に新設する漏水修繕担当班において総括責任者1名、副総括責任者1名を含む4名体制で業務を実施することとしており、
上下水道局としては受託者が業務に混乱を生じないよう、万全を期してまいりたいと考えています。
○
藤田委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質疑等はありませんか。
○野尻委員
上記の2業務は水道
維持管理課中央担当班エリアに限る、というのはどういうことですか。
○
木元水道維持管理課長
苦情及び水道相談件数に関して効率性に見合うエリアを選定いたしました。
○野尻委員
エリアに限るのですか。
○
木元水道維持管理課長
エリアは、中央エリアと東部エリア、そして西部エリアの3つになります。
○野尻委員
その3つ全部をするのですか、それとも中央担当班エリアに限るって書いているから中央だけになるのか、その言葉の意味がよく理解できないんですが。
○
木元水道維持管理課長
この3年間は中央担当班エリアだけになります。
○野尻委員
そういうことですか。それなら理解できます。
○
藤田委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○
岩崎委員
まず、4月以降の業務体制ということですが、それ以前の業務体制は何人でされていたのか知りたいのが一つと、業務の出動記録ですね。回数とか、今すぐ出ないと思いますが、どのぐらいの頻度で出て、そしてどういう業務を具体的に現場でされていたのかを資料でいただければ助かります。今出なければ後日資料でも結構です。
○
木元水道維持管理課長
まず、中央班については現在、平成30年度は14名体制です。その中で、この漏水修繕相談に関する業務に特化して動いているわけではなくて、今、配水管と布設替え工事を一緒にやっておりまして、その中で業務量調査をしたのが4名ぐらいということになりましたので、4名体制としております。
○
岩崎委員
ということは明確な線引きはないということですか。だけれども、今回、線引きをしてこういう体制でこの業務に当たるという改正ということでしょうか。
○
板井上下水道部審議監
先ほど担当課長が申し上げましたのは、今、中央班といううちのグループの中には、今度委託する業務とそのほかの業務がございまして、今回委託する業務というのは、職員の中ではきちんと線引きがされており、その分が4名程度でございまして、先ほど御説明しましたように
経営戦略の中でさまざまな事業に着手しなければいけない状況を踏まえまして、人員のトータルのマンパワーの確保を考えて、その分を今回委託に出すということです。件数等は今手元に持っていないかもしれませんけれども、公募の段階で、全てで何件だったかを公表して、その上でプロポーザルの提案を受けました。
○
藤田委員長
岩崎委員、いいですか。では、その資料はいいですか。では、わかった時点でお渡しをするということで。
○
木元水道維持管理課長
まず、水道相談業務については、中央地区が251件です。漏水時対応業務については639件となっております。全体では、水道相談業務全体が556件、漏水時対応業務は1,365件となっており、年度については平成28年と平成29年の平均となっております。
○
岩崎委員
できれば資料でまたいただければと思います。まとめた分をいただければと思います。急ぎませんので、できましたらいただければと思います。要望です。
○木元
維持管理課長
資料を提出させていただきます。
○
岩崎委員
よろしくお願いします。
○
藤田委員長
ほかには質疑等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、最後に市民意見交換会の意見、質問等に対する回答についてです。昨年の市民意見交換会等で出された意見・質問のうち、当委員会に係る部分を執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。
○
衛藤経営企画課長
市民意見交換会の意見・質問に対する回答でございます。
上下水道局に関する意見・質問等は1件でございます。質問要旨は、「平成29年の台風18号において羽田・
片島地区で浸水被害が発生しました。
災害対策ポンプが設置されているが、排水側の大分川の水位上昇でポンプ設置や堤防決壊など危険性が高まっていることから、大分川の補強について国土交通省に対して要望してほしい」との意見でございます。
回答を読み上げます。「大分川の補強については、羽田・
片島地区の大分川の堤防は完成形であり、現段階では補強の計画はありませんが、
浸水対策として、上流部において河道掘削を実施したほか、大分川ダム完成により浸水被害の軽減が図られると国土交通省から伺っております。
今後も、大分川の水位上昇を抑制することは内水排除を行う上でも非常に重要であるため、関係機関と密に連絡調整をとりながら、国土交通省に対しまして河道掘削や樹木の伐採等について引き続き要望していきます。また本市としましても雨水施設整備や仮設ポンプ等の設置など、
浸水対策を図っていきます」。
○
藤田委員長
ただいま回答がありましたが、委員の皆さん方から質問等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
執行部からそのほかについて何かありますか。
〔「ありません」の声〕
○
藤田委員長
委員の皆さん方からその他としてありますか。
○
足立委員
随分以前、十数年前に資源の有効利用ということで、各家庭の雨どいから水を大きいタンクにためて、それをトイレや散水に使っていましたが、今どうなっていますか。あれから団地ではあまり見ませんけれども。
○
衛藤経営企画課長
今回の統合に伴いまして事業そのものを
土木建築部に移管していますので、最近のデータをこちらで把握しておりません。
○
足立委員
わかりました。
○
藤田委員長
ほかに委員のほうからよろしいでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
藤田委員長
それでは、以上で
上下水道局の案件は全て終了いたしました。
ここで3月末をもって退職される方々から挨拶の申し出がありましたので、お願いをいたします。
〔退職者挨拶〕
〔委員長お礼の挨拶〕
○
藤田委員長
それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了しました。なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続審査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
藤田委員長
では、そのように決定をいたします。
それでは、これにて
建設常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。
午前11時12分散会...