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  1. 大分市議会 2019-03-18
    平成31年建設常任委員会( 3月18日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成31年建設常任委員会( 3月18日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成31年3月18日(月) 午前10時0分開議~午前11時12分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 藤田 敬治   副委員長 帆秋 誠悟    委 員 穴見 憲昭   委 員  足立 義弘    委 員 野尻 哲雄   委 員  岩崎 貴博    委 員 日小田良二   委 員  高橋 弘巳    委 員 国宗  浩   欠席委員    な し 4.説明員
      (上下水道部)    三重野上下水道事業管理者衞藤上下水道部長板井上下水道部審議監、    三ヶ尻上下水道部次長真田上下水道部次長総務課長、    岩田上下水道部次長営業課長岐津上下水道部次長浄水課長、    衛藤経営企画課長木元水道維持管理課長左山水道整備課長、    姫野下水道整備課長産谷経営企画課政策監安東総務課参事池邉営業課参事、    沓掛水道維持管理課参事漏水防水担当班長安部水道整備課参事、    児玉水道整備課参事計画担当班長森本下水道整備課参事事業推進担当班長、    泥谷下水道整備課参事西部担当班長 5.事務局出席者    書記 濱口 祐多 6.審査案件等   【予算議案】    議第11号 平成31年度大分市水道事業会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第12号 平成31年度大分市公共下水道事業会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第15号 平成30年度大分市公共下水道事業会計補正予算(第3号)                               〔承認(一部反対)〕   【一般議案】    議第22号 大分市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例         の一部改正について                   〔承認〕   【報告事項】    ① 大分市上下水道事業経営戦略の策定について    ② 設計・施工一括発注方式(DB)の経過報告について    ③ 水洗便所改造助成金の導入について    ④ 大分市配水管等維持管理業務委託に係る受託者の決定について    ⑤ 市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について    ⑥ その他                 会議の概要                              平成31年3月18日                              午前10時0分開議 ○藤田委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  本日は、常任委員会終了後、地域活性化対策特別委員会が開催される予定ですので、関係する委員につきましては御出席をお願いいたします。  本日は、審査日程に従いまして上下水道局の案件について審査を行います。  なお、本日は新委員選任後初めての委員会ですので、審査に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。  このたび、本委員会の委員長として私が、また副委員長として帆秋誠悟委員が選出されました。どうぞよろしくお願いいたします。  本委員会は、土木建築部都市計画部及び上下水道局の所管に属する事項として、道路・橋梁の整備や都市計画上下水道の整備など市民生活に直轄した諸議案等の審査を行うことになりますが、その責任の重大さを痛感しているところです。委員各位並びに執行部の方々の御協力を賜りながら慎重に審査を進めてまいる所存でございますが、執行部におかれましては審査過程における各委員の意見を真摯に受けとめていただき、大分市政に十分に反映していただきますようお願いを申し上げまして、簡単でございますけど御挨拶にさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。  それでは、ここで執行部の紹介をお願いいたします。 ○三重野上下水道事業管理者   おはようございます。藤田委員長、帆秋副委員長を初め建設常任委員の皆様方には、これから2年間、上下水道事業全般にわたりまして御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。  それでは、最初の委員会でございますので、本委員会に出席しております説明員につきまして順次、自己紹介をさせていただきたいと思います。    〔説明員自己紹介〕 ○藤田委員長   ありがとうございました。  それでは、審査に入る前に委員会運営について確認をしておきます。  皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて委員会の会議録が議会ホームページで公開されています。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いをいたします。また、執行部の方にお願いですが、発言の際には所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言いただくようお願いいたします。  次に自由討議についてですが、委員会におきましては、委員の皆さんからの要請がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じて、自由討議の時期や執行部に退席を求めるか等については委員会において決定したいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、大分市議会基本条例第7条第2項に規定してあるとおり、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は反問する旨を発言してから反問をするようお願いいたします。  ここで、三重野上下水道事業管理者より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ○三重野上下水道事業管理者   上下水道事業の諸事情につきまして御報告をさせていただきたいと思います。  昨年4月に水道局と下水道との部署統合をし、上下水道局として業務を行っております。この3月末で1年を迎えることとなりますが、これまで毎週所属長会議を開催し、各課が抱えている諸課題等について共通の認識を図り、職員間の意識の醸成を図っているところでございます。このような取り組みにより、所期の目的でございます双方に共通する部門を統合し組織の強化を図るとともに、職員全員が公営企業としての意識を持つことにより新たな発想による効率的な事業運営を行うことで市民サービスの向上を図っているところでございます。特にこのような意識改革の集大成として、ことし3月に大分市上下水道事業経営戦略を策定しました。この戦略は、水道事業下水道事業ともに今後30年間の人口、有収水量等長期推計を基礎とした当市財政計画の検証のもとに、平成31年度から10年間の具体的な経営計画を立てたものでございます。水道事業は今後、管路の更新のスピードを早めるために、これまで約15億円程度の更新経費を約30億円に倍増し、導水管、送水管、400ミリ以上の配水管などの基幹管路につきましても、今後30年間で100%耐震化することとしています。このような投資をいたしましても、現行の水道料金を値上げすることなく対応できるものと推定しています。  次に下水道事業についてですが、統合前は約5億円程度でございました年間の赤字については、統合後、約2.9億円まで減少しています。今後、水洗便所改造助成の新たな制度を創設し、接続促進を図るとともに、計画区域内の11カ所の集中浄化槽団地引き取りを進めることといたしており、また、設計・施工一括発注方式による汚水管路整備を進めることで使用量の増加を図ることといたしております。このような施策により、平成38年度には約1億円程度の単年度黒字を見込んでいます。 ○藤田委員長   それでは審査を行います。説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いいたします。初めに予算議案の議第11号、平成31年度大分市水道事業会計予算の審査を行います。執行部の説明を求めます。どうぞ。 ○衛藤経営企画課長   〔配付資料 平成31年度大分市水道事業会計予算について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。 ○岩崎委員   消費税が措置されている事業が含まれていますので、会派は一貫して消費税がかかる予算には反対しておりますので、その立場から反対したいと思います。事業に関しては特にないと思います。 ○藤田委員長   ほかによろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に議第12号、平成31年度大分市公共下水道事業会計予算の審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○衛藤経営企画課長   〔配付資料 平成31年度大分市公共下水道事業会計予算について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○岩崎委員   質問ですけれども、マンホールのふたがえについての言及がありましたけれども、以前、一般質問マンホールのふたについて観光資源化できないかという提案をされていた議員がいたと思いますが、それについて進展等があれば伺いたいと思います。 ○衛藤経営企画課長   マンホールデザイン化及びマンホールカードについては、昨年度、マンホールカードを作成いたしました。デザイン化については、今、文化財課のほうと協議を進めて、大友の関係のデザインができないか、今はまだ検討、協議をしている段階で、今後、それに向けて取り組んでいきたいと考えています。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○足立委員   汚泥の固形燃料化は随分言っているけど、あれはできないのではないですか。金をかけ過ぎているのではないですか。それよりもたい肥でいいのでは。どう思ってますか。 ○衛藤経営企画課長   燃料化については一定の効果があるということで取り組みを進めていますが、もともとリスク分散の観点から進めておりまして、全量を固形燃料化する計画ではございません。他の汚泥処理についても固形燃料化とあわせて何らかの手法を考えていきたいと思いますし、それは戦略のほうにもうたっていますので、たい肥も含めて検討したいと考えています。 ○高橋委員   エコな暮らしでよくわかるけど、お金と時間がかかり過ぎですよ。いつまで言ってるのかなという感じがする。だからもう、たい肥で、今、日曜農園がたくさんあるから、そんなところへどんどんPRする、その辺で考えながらやってください。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。
    岩崎委員   議第12号も11号と同じく消費税への予算措置の観点から反対します。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいでしょうか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に議第15号、平成30年度大分市公共下水道事業会計補正予算第3号の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○衛藤経営企画課長   〔配付資料 平成30年度大分市公共下水道事業会計補正予算について説明〕 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。 ○岩崎委員   11号、12号と同じ立場から議第15号も消費税関係予算措置ということで反対します。 ○藤田委員長   ほかにはよろしいでしょうか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、一般議案の議第22号、大分市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部改正についての審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○真田上下水道部次長総務課長   議第22号、大分市水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等に関する条例の一部改正について御説明申し上げます。  これは、大分市が水道事業者である場合の水道の布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件を追加しようとするものでございます。改正内容としては、学校教育法の一部を改正する法律等の施行を受け、専門職大学の前期課程を修了した者は短期大学を卒業した者に相当することになり、一定期間の実務経験を有した者は水道の布設工事監督者及び水道技術管理者となることができると水道法施行令の一部が改正されたことに伴い所要の改正を行うものです。なお施行は平成31年4月1日を予定しています。 ○藤田委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で当委員会に付託されました上下水道局所管分の審査は終了いたしました。  ここで申し出により執行部から報告を受けます。  まず、大分市上下水道事業経営戦略の策定についての報告を受けます。 ○衛藤経営企画課長   大分市上下水道経営戦略につきまして報告いたします。経営戦略については、昨年、素案を策定し、パブリックコメント等の意見を反映させましたので、今回は経営戦略の概要及び主な変更点について説明いたします。  お手元のA4横の大分市上下水道事業経営戦略概要版をごらんください。また、A3縦の資料で、意見反映等の集約結果を一覧表にしておりますのであわせてごらんください。  では、概要の1ページをお開きください。経営戦略の基本方針としては、経営基盤の強化と健全化度評価事業経営の持続でございます。人口減少などによる水需要の減少と施設の改築更新経費の増加が一般的に見込まれている中、経営戦略取り組みにより経費削減や収入確保に努め、将来にわたり安心安全で持続可能な上下水道事業を確立させるものでございます。計画期間は平成31年度から40年度の10年間ですが、計画策定基礎データについては、人口、水量の長期推計をもとに30年間の投資財政計画を検証しております。また、毎年度、PDCAサイクルによる進捗管理を行い、おおむね3年に一度、見直しを検討いたします。  2ページをお開きください。第2章、水道事業でございます。左側のグラフは、給水人口有収水量の予測です。折れ線グラフ給水人口については、大分市人口ビジョンをもとに若干減少傾向でございますが、棒グラフの有収水量については、平成29年度の大口使用者等特別料金制度の導入の影響もあり、増加する見込みです。右側には主な指標の経営戦略で目指す方向性を示しています。特に給水原価及び供給単価は下げる方向としております。  戦略の取り組みについては、水道施設の強靭化、経営基盤の強化、安心安全な水道サービスの提供の3つの柱に分け、九つの取り組み項目を掲げています。  3ページをお開きください。ここからは具体的な取り組み項目の説明です。  ①路の更新及び耐震化では、耐震性が低い管種の更新を前倒しして更新経費の平準化を図ります。管路の更新率年0.53%、年平均1.27%、それに伴う事業費についても15億円から30億円に増額いたします。管路の耐震化は平成40年度末で27.9%を目指します。  ②基幹管路の更新及び耐震化では、災害時に被災すると影響の非常に大きい基幹管路について、特に主要配水池への送水管や大規模病院などの重要施設の管路を優先し、耐震適合率を76.0%に、また漏水の多い普通鋳鉄管CIPについては計画期間内の更新の完了を目指してまいります。  4ページをお開きください。  ③民間活力の導入では、配水管等維持管理業務民間委託を初め、地場産業の育成支援、産学官の連携のほか、水道施設の整備の更新について民間事業者の活力を生かせるデザインビルドの導入も検討してまいります。  ④省エネルギー化によるコスト縮減では、ここは市民意見等で、「再生可能エネルギーの活用や省エネ化に取り組むべきでは」との意見をいただきました。再生可能エネルギーの活用については、これまでも取り組み項目に掲げていましたが、さらにCO2の排出削減コスト縮減取り組みを加え、より明確化しました。  5ページをお開きください。  ⑤水道施設の最適化では、古国府など主要3浄水所の最適化や、給水区域の再編のほか、施設の統廃合やダウンサイジング等も含め更新経費の縮減を図ります。  ⑥将来の経営基盤に備えた財政基盤の強化では、企業債残高の40億円の削減と建設改良積立金55億円の積み立てを目指します。  6ページをお開きください。  ⑦安心安全な水道水の提供では、水質基準適合率100%、平均残留塩素濃度を1リットル当たり0.1から0.4ミリグラムを目指します。  ⑧水道料金水準の適正化では、市民意見等で「水道料金の水準の適正化への目的を目標にすべきでは」との意見をいただきました。目標を「水道料金の水準の適正化を検討し、水道水の需要拡大を図る」としました。経営戦略の推計では、料金引き下げを試算して約3億円の減収と、引き下げに伴う水道水の需要を見込んで投資財政計画に反映しています。  ⑨未給水地区への水供給の検討では、住民ニーズを踏まえ、拠点移動や配水池への運搬給水など地区地域の特性に応じた多様な供給形態のあり方を検討してまいります。  7ページをお開きください。10年間の投資財政計画です。これら戦略の取り組み進める上でも、当年度純利益、表の中段の黄色の行になりますけれども、平成40年度で14億6,000万円の確保を見込んでいます。  続きまして8ページをお開きください。第3章、公共下水道事業になります。左側のグラフは計画区域内人口処理区内人口有収水量の予測になります。折れ線グラフの赤は計画区域内人口、青は処理区内人口で、処理区内人口整備促進により増加してまいります。棒グラフの有収水量についても処理区内人口の増加によりふえる見込みです。  右側には主な指標の経営戦略で目指す方向性を示しています。処理区内人口、普及率及び使用量は増加を目指す、汚水処理減価は減少、使用量単価については、現行の使用料金を基本として体系の水準を維持いたします。戦略の取り組みについては、公共下水道整備促進、経営の健全化、安心安全な下水道サービスの提供の3つの柱に分け、14の取り組み項目を掲げています。  9ページをごらんください。ここからは具体的な取り組み項目になります。  ①公共下水道普及促進では、住宅密集地の重点的な整備と住民意向調査による接続要望の多い地区を優先的に整備し、処理人口普及率を平成37年度までに73.3%を目指します。  ②集中浄化槽団地処理施設の活用では、環境整備がおくれている地域の団地処理施設引き取り、それとあわせて周辺地区排水処理の活用についても検討してまいります。平成40年度までに計画区域内にある12団地の引き取りを目指します。  ③新たな整備手法の導入では、設計・施工一括発注方式デザインビルド)を導入し、効率的な汚水管渠整備を行います。まずは三佐地区での実施を予定しており、事業効果等を検証し、実施地区の拡大を検討します。  10ページをお開きください。  ④雨水管渠整備の促進では、効率的な雨水管渠の整備により都市浸水対策達成率77.5%を目指し、円滑な雨水排除を促してまいります。また、公共下水道雨水管理総合計画を平成31年度までに策定し、さらなる効率的な整備と浸水対策に取り組んでまいります。  ⑤雨水排水ポンプ場の整備では、戦略期間中に片島地区及び光吉地区排水ポンプ場を整備するとともに、森地区への災害対策ポンプの増設を目指してまいります。  11ページをごらんください。  ⑥公共下水道への接続促進では、水洗化率90%を目指します。対策として、合併浄化槽の切りかえや集中浄化槽接続に対する新たな助成金を導入する予定です。  ⑦省エネルギー化によるコスト縮減では、水道事業同様、市民意見等から再生可能エネルギーの活用や省エネ化に取り組むべきではとの意見をいただきました。施設のCO2排出削減コスト縮減取り組みを加え、より明確化いたしました。  ⑧独立採算に向けた財政基盤の健全化では、企業債残高の179億円の削減と、平成37年度までに収益的収支の黒字化を目指します。  12ページをお開きください。⑨他事業との共同化と維持管理官民連携では、郊外にある集中浄化槽団地処理施設公共下水道で管理し、さらに隣接する農業集落排水の共同化を図ります。また、その管理について官民連携による維持管理の導入を検討します。  ⑩下水汚泥の資源化では、下水汚泥がより効率的に処分できるよう、汚泥の燃料化の実現に向けて検討してまいります。  13ページをお開きください。  ⑪下水道施設の効率的な維持管理の検討では、現在、実施している水資源再生センター委託業務内容の見直しを検討し、より効率的な運用を図るとともに、管渠維持管理を含めた包括的民間委託について調査研究を進めます。  ⑫公共下水道計画区域の見直しでは、都市計画と連携し、市街化区域や立地適正化計画等を考慮し、公共下水道全体計画の見直しを検討するとともに、各水資源再生センターの施設の利用率の偏りを改善するため、処理区の見直しを検討します。  14ページをお開きください。⑬処理場、管渠の計画的な更新では、各施設の使用可能年数を設定し、事業費の平準化を図るとともに、カメラ調査等による検査を踏まえた総合判定による更新・改築等による管更生で長寿命化を図ります。  ⑭放流水の適正な水質管理では、水質基準適合率100%、生物化学的酸素要求量1リットル当たり15ミリグラム以下、浮遊物質量1リットル当たり20ミリグラム以下を目指してまいります。  15ページをお開きください。10年間の投資財政計画です。戦略の取り組みを進め、収益的収支一般会計からの繰入金、分流式、表の4行目になりますが、いわゆる赤字補填を平成37年度までに解消し、当年度純利益、表の中間、黄色の行になりますけれども、平成38年度には1億円の確保を目指してまいります。  16ページをお開きください。第4章については、市民意見等を反映するため新たに章立てを行っています。戦略を推進するためのその他の取り組みとして、①~③の取り組みを追加しました。①施設の効率的・効果的な維持管理運転管理等におけるICT、IoT技術の活用の調査検討を行います。②アプリによる料金等の支払いや水道スマートメーター化に向けた調査検討を行ってまいります。③マンホールぶたを活用したまちづくりとして、マンホールカードデザインマンホールの活用を進めてまいります。  続きまして、第5章、経営戦略推進のための組織・体制づくりでは、上下水道局として水道事業公共下水道事業の連携や人材の育成と技術の継承に取り組むとともに、災害対応など危機管理対応の向上を図ります。  最後に第6章、広域連携の取り組みでは、今後、県が主体となり多様な連携手法が検討され、進められていくことになりますが、本市としては、まずは資材の購入や汚泥処理の共同化の実現に向けて取り組むとともに、他の事業体の現状把握、隣接する事業体と協力して解決できる課題の検討など、他事業体との関係構築を進めてまいります。 ○藤田委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さん方から質疑、意見はありませんか。 ○岩崎委員   10ページの雨水管理総合計画のことについて詳しくお聞きしますが、私は消防団をやっていて、水門管理とかでもよく出動しますが、先輩から、今までとは雨の降り方が違ってきているという声を強くいただいています。それで、これまでとこれからということで計画を図示されていますが、いまいちよくわからないところがあるので、もう少し詳しく説明いただけますか。 ○衛藤経営企画課長   計画については現在、策定中で、概要は載せておりますけれども、整備地域の雨水の浸水が、この5分の1というのは5年に一度という意味ですけれども、その確率を10年に一度とか、それなりに確率の低い、要するに雨量が多くなる率に変更して整備するといった計画の変更を今後進めようと考えています。また、排水先の河川の水位が上がると排水できなくなりますので、貯留などを含めて多様な手法、あとソフト関連で避難指示とか、ハードで対応できない分をソフトで対応する、そういったものをこの計画に盛り込もうと考えています。 ○岩崎委員   では、具体的なことについては。 ○衛藤経営企画課長 
     はい、今からになります。 ○岩崎委員   わかりました。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。 ○高橋委員   3ページ、水道施設の強靭化ということで管路の更新が上がっています。これから耐震化の中で、これから更新したとすると、どれぐらいもちますか。材質的なものは何になりますか。 ○左山水道整備課長   現在、更新している管種については100年もつ管種を採用しています。 ○高橋委員   ほかの計画では大体平成40年ということで、10年の計画になっています。これを見ると、50年後の平成86年から平成90年での管路の更新となっています。これは耐震化ということですから地震ということが考えられると思いますけれども、そういった中で、今、東南海地震の発生確率は30年以内が70%と。最近ではまた確率も高くなっていると思いますけれども、これを見ると、予想されるというか、そういった確率に基づく根拠はなく50年先を見るという考え方になっていますが、これはどういう考え方でこうしているのか、根本的な考え方を教えてください。 ○三重野上下水道事業管理者   基本的には、細い管というか、一般の管と、ここに書いています基幹管路がありまして、熊本地震の際、熊本市は基幹管路の整備率が約70%を超えていました。復旧についてはそれによって大体2週間で復旧できたと聞いていますので、基幹管路をまずは優先的に整備しておけば復旧が早くなるかと思います。それで、今、基幹管路は66%ですけれども、そちらのほうを優先して整備をしたいと考えています。 ○藤田委員長   いいですか。ほかにありませんか。 ○野尻委員   6ページと7ページに、平成33年から平成34年はマイナス4億円程度の減収という数値が出ているし、平成33年、平成34年、平成35年の純利益の減少が示されています。こういう数値についての考え方を聞かせてください。 ○衛藤経営企画課長   料金については、今後、大口使用者等特別料金制度などにより水需要の伸びることを見込んだ上で、推計上は一定程度の需要が見込めたら、平成34年にさらに料金改定を行って、さらに利用しやすい料金体系にしていくということで、一旦平成34年での料金改定を算定の中に入れています。 ○藤田委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは次に、設計・施工一括発注方式の経過報告についてお願いします。 ○衛藤経営企画課長   設計・施工一括発注方式デザインビルド)の経過報告について説明します。お手元の資料②になります。三佐土地区画の設計・施工一括発注方式についてごらんください。まず1、目的でございますが、民間事業者の企画力や技術力を活用できる設計・施工一括発注方式による整備手法を導入することで、公共下水道の促進と下水道未整備地域の早期解消を図るものです。  契約のイメージを掲載しています。土木施工業者と設計業者がJV、共同事業体を組み、本市と基本協定を結びます。ただし、契約については、工事及び設計を個別に契約いたします。  2、これまでの経過でございますが、平成30年12月30日に建設業者、設計業者への事業説明会を開催しました。その後、アンケート調査やヒアリングを行い、結果を反映したところでございます。1から4の項目、施工範囲の分割、施工期間の延伸、契約変更や前払い、責任の明確化などでございます。  右側の3、概要でございますけれども、施工場所は三佐土地区画整理事業施工区域、施工面積は約79.3ヘクタール、地域を3分割して発注します。まずは西側の第1エリアの施工を予定しています。事業費は7億円、事業期間は4年間です。  今後のスケジュールですが、選定及び募集条件等を定めた実施方針を5月までに策定します。その後、6月に全体設計承認後、7月に実施方針の公表、9月から事業者の募集を行い、平成30年2月に業者決定後、一部設計業務を実施し、32年度から工事着手の予定です。 ○藤田委員長   ただいまの執行部からの報告について、委員の皆さん方から質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   次に、水洗便所改造助成金の導入について報告を求めます。 ○岩田上下水道部次長営業課長   水洗便所改造助成金の導入につきましては、資料の③と書かれましたA3横の用紙で説明させていただきます。  水洗便所改造助成金につきましては、現行でも助成制度がございます。こちらは平成29年度に増額いたしましたけれども、浄化槽から公共下水道への助成金が5万円、それから汲み取りですと、1年で10万、2年以内は7万円、3年以内は5万円の助成となっています。助成制度ですけれども、こちらから接続のお願いに行った場合に、困難であることの理由が、経済的なもの、それから浄化槽をつくってまだ間がないという意見が多いということで、今回、この二つの助成制度をつくって、より促進を図るものでございます。  まず一つ目、新制度案左側の中段でございますが、①浄化槽公共下水道切りかえ工事助成金でございます。こちらは浄化槽を設置して間もないお客様につきまして助成金を交付します。対象工事については、その括弧の中に①から③までございますけれども、本管工事開始日の前年度末において浄化槽の設置期間が10年以内となっています。それから、本管開始から1年以内に着手する工事、土地所有者の同意を得た工事ということで、公共施設の工事及び公共事業に伴う工事、新築工事は除外されます。対象者は、助成対象工事を行う建物の所有者等であって、下水道受益者負担金を滞納していない者です。  助成金額は年数によって違いまして、設置年数から5年以内が20万円、5年を超え10年以内が10万円となっております。こちらは現行の制度の併用が可能です。例を右側に書いておりますのでごらんください。  2つ目、助成金交付額の例でございます。まず例1が浄化槽を設置して7年、工事費が20万円の場合です。こちらにつきましては10年以内で5年を超えていますので、助成金額は10万円になります。こちらと現行の助成金を合わせて5万円プラス10万円の15万円の助成金となります。工事費が20万円になりますので、上限額が20万円、したがって交付決定額が15万円になります。  次にその下の例2ですけれども、経過年数が3年、工事費が23万円の場合です。こちらは3年経過していますので交付額は20万円になります。これに5万円を足した25万円が助成額になりますが、工事費が23万円ですので、上限額23万円が決定額となります。  以上が浄化槽の分です。  次に共同住宅につきましては、左側の一番下段、新制度案に載せています。こちらについては、アパートやマンションなど集合住宅への助成制度になります。こちらの工事対象は、1棟に4世帯以上が独立して住居の用に供している建物、それから本管の供用開始から1年、所有者の同意を得た工事ということになっていますけれども、②の1年の期間を除外しています。こちらは平成31から33年度までの特例としています。対象者は、こちらに書いていますように、所有者または管理組合等になっています。  こちらの助成金額は工事費の30%、上限は100万円です。こちらは併用が不可となっています。内容は右側の2項目、例3をごらんください。こちらは総戸数が6戸で工事費が120万円の場合です。120万円の30%、36万円が助成額になります。上限額は100万円でございますので、36万円が交付決定額となります。  次に例4、マンションで総戸数が20戸、工事に360万円かかった場合です。360万円の30%でございますので108万円と算出されますが、交付上限額は100万円ですので、助成の交付決定額は100万円となります。  今後もこのような助成制度等を取り入れて、少しでもハードルを下げ、接続促進を図りたいと考えています。また、施行は平成31年度からといたしております。 ○藤田委員長   ただいまの報告につきまして皆さん方から質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   では、次に大分市配水管等維持管理業務委託に係る受託者の決定についての報告をお願いします。 ○木元水道維持管理課長   大分市配水管等維持管理業務委託に係る委託者の決定について御説明いたします。お手元のA3縦の資料4ごごらんください。まず1、受託者についてですが、受託者は協業組合大分管工事センターでございます。委託期間は平成31年4月1日から平成34年3月31日までの3年間となっており、3年間の契約金額は消費税込みの金額で9,072万円でございます。  執務場所は上下水道局別館1階で、委託業務は水道相談業務、漏水時対応業務、技術研修企画・立案業務の3業務でございます。ただし、このうち水道相談業務、漏水時対応業務については、水道維持管理課中央担当班エリアに関する業務のみとなっています。  次に2、これまでの主な経過、今後の予定についてですが、本委託業務に係る受託候補者の選定に当たっては、公募型プロポーザル方式を採用することとし、仕様書、参加資格等については局内の検討部会を中心に協議を重ねてまいりました。平成30年12月に広告、プロポーザル参加呼びかけを行ったところ、参加申し込みは管工事センター1社でありました。その後、1月7日の第1回選定委員会において参加資格の審査を行い、2月7日の提案書受け付け、2月20日の第2回選定委員会で管工事センターを受託候補者と決定し、3月1日に業務委託契約を締結いたしました。現在、3月末までの1カ月間を委託業務の習熟期間とし、受託者に対し、座学による研修や現場研修等を実施し、業務の引き継ぎを行う中で、4月1日に委託業務を開始する運びとなっています。  次に3、4月以降の業務体制についてですが、4月1日以降は別館1階に新設する漏水修繕担当班において総括責任者1名、副総括責任者1名を含む4名体制で業務を実施することとしており、上下水道局としては受託者が業務に混乱を生じないよう、万全を期してまいりたいと考えています。 ○藤田委員長   ただいま報告がありましたが、委員の皆さん方から質疑等はありませんか。 ○野尻委員   上記の2業務は水道維持管理課中央担当班エリアに限る、というのはどういうことですか。 ○木元水道維持管理課長   苦情及び水道相談件数に関して効率性に見合うエリアを選定いたしました。 ○野尻委員   エリアに限るのですか。 ○木元水道維持管理課長   エリアは、中央エリアと東部エリア、そして西部エリアの3つになります。 ○野尻委員   その3つ全部をするのですか、それとも中央担当班エリアに限るって書いているから中央だけになるのか、その言葉の意味がよく理解できないんですが。 ○木元水道維持管理課長   この3年間は中央担当班エリアだけになります。 ○野尻委員   そういうことですか。それなら理解できます。 ○藤田委員長   ほかに質疑等はありませんか。 ○岩崎委員   まず、4月以降の業務体制ということですが、それ以前の業務体制は何人でされていたのか知りたいのが一つと、業務の出動記録ですね。回数とか、今すぐ出ないと思いますが、どのぐらいの頻度で出て、そしてどういう業務を具体的に現場でされていたのかを資料でいただければ助かります。今出なければ後日資料でも結構です。 ○木元水道維持管理課長   まず、中央班については現在、平成30年度は14名体制です。その中で、この漏水修繕相談に関する業務に特化して動いているわけではなくて、今、配水管と布設替え工事を一緒にやっておりまして、その中で業務量調査をしたのが4名ぐらいということになりましたので、4名体制としております。 ○岩崎委員   ということは明確な線引きはないということですか。だけれども、今回、線引きをしてこういう体制でこの業務に当たるという改正ということでしょうか。 ○板井上下水道部審議監   先ほど担当課長が申し上げましたのは、今、中央班といううちのグループの中には、今度委託する業務とそのほかの業務がございまして、今回委託する業務というのは、職員の中ではきちんと線引きがされており、その分が4名程度でございまして、先ほど御説明しましたように経営戦略の中でさまざまな事業に着手しなければいけない状況を踏まえまして、人員のトータルのマンパワーの確保を考えて、その分を今回委託に出すということです。件数等は今手元に持っていないかもしれませんけれども、公募の段階で、全てで何件だったかを公表して、その上でプロポーザルの提案を受けました。 ○藤田委員長   岩崎委員、いいですか。では、その資料はいいですか。では、わかった時点でお渡しをするということで。 ○木元水道維持管理課長   まず、水道相談業務については、中央地区が251件です。漏水時対応業務については639件となっております。全体では、水道相談業務全体が556件、漏水時対応業務は1,365件となっており、年度については平成28年と平成29年の平均となっております。 ○岩崎委員   できれば資料でまたいただければと思います。まとめた分をいただければと思います。急ぎませんので、できましたらいただければと思います。要望です。 ○木元維持管理課長   資料を提出させていただきます。 ○岩崎委員   よろしくお願いします。 ○藤田委員長   ほかには質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは、最後に市民意見交換会の意見、質問等に対する回答についてです。昨年の市民意見交換会等で出された意見・質問のうち、当委員会に係る部分を執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。 ○衛藤経営企画課長   市民意見交換会の意見・質問に対する回答でございます。上下水道局に関する意見・質問等は1件でございます。質問要旨は、「平成29年の台風18号において羽田・片島地区で浸水被害が発生しました。災害対策ポンプが設置されているが、排水側の大分川の水位上昇でポンプ設置や堤防決壊など危険性が高まっていることから、大分川の補強について国土交通省に対して要望してほしい」との意見でございます。
     回答を読み上げます。「大分川の補強については、羽田・片島地区の大分川の堤防は完成形であり、現段階では補強の計画はありませんが、浸水対策として、上流部において河道掘削を実施したほか、大分川ダム完成により浸水被害の軽減が図られると国土交通省から伺っております。  今後も、大分川の水位上昇を抑制することは内水排除を行う上でも非常に重要であるため、関係機関と密に連絡調整をとりながら、国土交通省に対しまして河道掘削や樹木の伐採等について引き続き要望していきます。また本市としましても雨水施設整備や仮設ポンプ等の設置など、浸水対策を図っていきます」。 ○藤田委員長   ただいま回答がありましたが、委員の皆さん方から質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   執行部からそのほかについて何かありますか。  〔「ありません」の声〕 ○藤田委員長   委員の皆さん方からその他としてありますか。 ○足立委員   随分以前、十数年前に資源の有効利用ということで、各家庭の雨どいから水を大きいタンクにためて、それをトイレや散水に使っていましたが、今どうなっていますか。あれから団地ではあまり見ませんけれども。 ○衛藤経営企画課長   今回の統合に伴いまして事業そのものを土木建築部に移管していますので、最近のデータをこちらで把握しておりません。 ○足立委員   わかりました。 ○藤田委員長   ほかに委員のほうからよろしいでしょうか。  〔「なし」の声〕 ○藤田委員長   それでは、以上で上下水道局の案件は全て終了いたしました。  ここで3月末をもって退職される方々から挨拶の申し出がありましたので、お願いをいたします。    〔退職者挨拶〕    〔委員長お礼の挨拶〕 ○藤田委員長   それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了しました。なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続審査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○藤田委員長   では、そのように決定をいたします。  それでは、これにて建設常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時12分散会...