大分市議会 2019-03-18
平成31年経済環境常任委員会( 3月18日)
それは、ある程度うまく順調にいくという部分だと思うのです。それに至るまでの
育成段階、6次
産業化に結びつけていくために、ある程度の水準以上、軌道に乗せていくための支援、
販路開拓とかも含めて、そういった点についてお尋ねします。
○
利光農政課参事
ブランド認証する際に、大分市
ブランドとして
出展等をまとまって行っているんですけれども、そういったところに積極的に参加をしていただくということも
1つ要件としておりまして、大分市が
OitaBirthをPRしたいときに、出品なり出展なりを積極的にしてくれているところは、販売が横ばいとかであっても、
ブランドとして認証しますし、今までおおいたの幸ということで
ブランド認証、PRをしていったのですけれども、そういったところの実績も、ずっとうちのほうで積み重ねを記録として持っていますので、そういったところも判断の基準にしています。
○
佐藤委員長
よろしいですか。
○
松下委員
はい。
では、ほかの点でお尋ねしますが、
決算審査特別委員会の
要望事項の
担い手育成の関係で、ここ数年の
新規就農者の
実績等はどうなっていますか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
平成30年度の
新規就農者の実績ですが、
農業部門で23名、
林業部門で4名、
水産業部門で1名の合計28名となっております。
○
松下委員
ここ数年の状況としてはどうでしょうか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
平成29年度が合計で27名、そして今年度が、先ほど言いました28名で、この数字は、過去10年間では一番高い数字となっております。これまで10名前後で推移していたわけですけれども、平成28年度から、24名、27名、28名と、3年間ふえ続けているのが現状です。
○
松下委員
その要因は何かあるのでしょうか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
社会的ないろいろな実情も絡んでくるのですけれども、もちろん私どもの施策がよかったからと言いたいのですが、それだけではないと思っております。現状、景気がよくなっているので、農業から離れていく
農業者も多くなっている反面、自分の力で自立した経営をやりたいという思いの中で、農業に魅力を感じて、
就農相談に見えられる人が大変ふえてきており、そういうことも背景としてあるのではないかと思っております。
○
松下委員
多分そういう社会的な要因はいろいろあると、私も感じています。そういった方たちの中で、例えば県外からか、あるいは、
後継者であるか、それか、定年退職して、60歳以降での
新規就農なのか、そういった分類ではどうなのですか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
先ほどの
事業説明の中で
農業塾の話をさせていただきましたけれども、この
農業塾につきましては、60歳を過ぎた
人たちが非常に多いのですが、今年度の募集の
応募状況を見ましても、またふえております。60歳を過ぎた
人たちが新たに農業を勉強して、みずからが
生産者になりたいという
人たちの動きがふえてきているという状況があります。
それから、
県外者ということで、私どもも、福岡、大阪、東京で就農の
相談会に行くのですけれども、やっぱり県外になってくると、
日本全国との比較になります。そうしたときに、北海道や長野県や千葉県といった大きな産地から見ると、やっぱりまだまだ大分県は魅力という点ではいま一つのところはあるのではと思います。
でも、果樹に興味があって、例えば八幡のビワをやってみたいとか、そういった話もありますので、私たちは、こういった
人たちとの出会いを求めて、県外に行ってやっていきたいんですけれども、
日本全国の産地に比べると、まだまだ大分市の農業を本当にアピールするには、いろいろな条件を整備していかなければいけないと思っております。
○
松下委員
307ページの
園芸振興総合対策事業費の関連で、宮河内のほうで、県の
基盤整備とあわせてやるという計画が二、三年前からあって、なかなか進捗していないような状況ですが、今の状況をお尋ねします。
○
姫野生産振興課長
事業名は、
経営体育成基盤整備事業ということで、
宮河内地区の85ヘクタールで
基盤整備を予定してきたところですが、昨年も地区の皆様に集まっていただいて、
推進委員会を開いたところです。平成29年度から一部、農家と地元が反対していまして、昨年7月に、また地区を入れて、
皆さんと話し合いをさせていただきました。
そこで、12月の段階で
皆さんの意見を地区で取りまとめていただいて、1月22日にまた
皆さんが集まって、私どもも説明に行ったところでございます。その結果が、一部地域が反対という表明をしましたので、その事業をしますと、
皆さんとの遺恨が残りますので、地元ができるところから整備する考えでしていきましょうということで、地元が要望して、やりたいということの要望をこちらのほうに上げていただくことで取りまとめてきたところです。それで、今回の事業につきましては、
規模縮小でやっていきたいと思います。
○
松下委員
当初の説明では、大
規模化を
大分市内でやるということで、非常に期待していたので、今のお話を聞くと、ちょっと残念な状況でもあるのですけど、規模を縮小しても、
経営体強化とか
基盤整備を進めて、非常に期待が大きいと思いますので、いろんな状況はあると思うのですが、努力していただければと思います。
○
姫野生産振興課長
その件で、2ヘクタールほどの小規模の地区を、そこだけに限定してではなくて、ほかの地区ともいろいろお話ししながら、企業も入ってくるところがあれば紹介していくようなことで、小さい規模でやっていこうとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○
松下委員
そういうところが成功していけば、またよその地区もやってみようかとなるかもしれないので、ぜひお願いします。
○
福間委員
私は、冒頭、部長が御挨拶の中で言われたことの関連で質問をしたいと思います。
1点は、国際間の
経済連携との関係のお話をされましたが、御承知のように、既に昨年末には
TPP11が発効され、EUとの
経済連携、日米の
経済連携が、今、協議が進んでいるところですが、現時点において、大分市農業への
経済連携協定の発効による影響やその品目について、どのような分析をされているのかということが1点。あわせて、こうした問題についての
影響緩和策について、国、県の施策が中心でしょうが、その辺の
進捗状況が今どうなっているのか、総括的なお話をお願いします。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
委員からの
国際経済連携協定、恐らくは
TPPであったり、EPAのことを想定されているのかと思われますが、これについての大分市農業への影響という点でございますけれども、御案内のように、
TPPにつきましては、今、11カ国で発効に向けた
移行期間となっております。まだチリ、ペルー、ノルウェー、マレーシアの4カ国については、まだ
国内手続の状況が整っていないというところにおきましては、今後注視されます。
先日の新聞にもありましたけれども、一番注視するのは、台湾あるいはタイ、コロンビア、こういった国々が今後この
TPPへの参加を希望されているというところにおいて、今後すごく気になるところではございます。
今、大分市の農業への影響ということにつきましては、先ほどのEPA、ヨーロッパからのものも含めて、気にはなっていましたが、今の
国際情勢において、大分市の農業が何らかの影響を受けているという実感は持っていないところでございます。
ただ、今後、また
アメリカとの間でFTAが進んだり、
アメリカあるいはタイといったところの米がどうなるのかということにおいては、今後の大きな問題として考えられると思っております。
また、こういった場合においての緩和策として、今、国のほうは、
収入保険制度という制度を進めております。
農業者の方が、所得、収入がこれまでの5年間に比べてもし目減りするようなことがあれば、それに対して補償するという制度をとっているのですけれども、先ほど言いましたように、まだ実感として余りない関係もあって、この
収入保険は、私どものほうで取りまとめはいたしておりませんけれども、話では、余り加盟されているところも少ないのではないかというところが現状となっております。
○
福間委員
課長のお話では、今、
移行期間ということで、影響を受けるという実感はないということですが、今後、大分市農業で影響を受けると予想される品目はどんなものですか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
大分市の中には、
農林水産業、さまざまな農業が行われております。海外から来るということにおきましては、やっぱり
畜産関係の
乳製品関係が一番、日本の中では大きな問題なのではないかと言われておりますし、大分市においても、少なからず乳価の問題があるのではないかと思っておりますが、乳価についてもいろいろな救済策、
救済措置等がありますので、国の状況、またそういったものを見ながら、
救済措置がとれるような手だてを一緒になって考えて、また、国や県の施策に足りないところがあれば、大分市としても何らかの補完をしていくことを考えていかなければならないと思っております。
国際的な
取り組み、貿易の問題の前に、
高齢化とか
担い手不足という問題、
農業者への手当てのほうを考えていくのが先であると思います。国際問題については、しっかりと注視していく中で、国、県の施策に足りないところがあれば、市としても考えていくという方向で進みたいと思っております。
○
福間委員
また注視していきたいと思います。
もう一つは
担い手の問題について、
先ほどお話もありましたが、大分市は
かなり力も入れて、いただいた資料を見ても、
新規就農者、農業、林業、
水産業ということで、年々、
新規就農者がふえて、努力をされているということがよくわかりますが、農業、林業、
水産業、いろんな職種があると思うのですが、農業なら
ピーマンとか
イチゴとか、収益率が高い
農業参入もあるでしょうが、特に
新規農業者が、園芸とかシイタケなのか、
水産業だったら、やっぱり一本釣りなのか、まき網なのか、そういうことがわかるような資料を、きょうは大方でいいので、後で出してください。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
それは、
新規就農者の農業、林業、
水産業の
就農状況がわかるものということでよろしいでしょうか。
○
福間委員
そうですね。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
はい、わかりました。
○
福間委員
今、課長のほうで大方、農業だったら
ピーマンや
イチゴやミツバとか、林業だったらこれだということとか、特徴的なものがわかりますか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
農業の関係で
新規就業の場合、私どもも福岡や
大阪等へ行って、力を入れてPRしているのは、やっぱり持続して食べていかなければならないという場合、
生産性の高い
施設園芸への就農を働きかけているところでもありまして、ニラであったり、委員御指摘の
ピーマンであったり、
イチゴであったりと、そういった部門が大分市の農業の中の強みとなっておりますので、その農業をやっぱりPRしています。
そこで
新規就農していただく場合に、やっぱりノウハウがないといけませんので、そのノウハウを教えてもらえる師匠となる農家とのマッチングによって、
農業者のもとで研修を積んでいただいて、そしてその
農業者を通じて、土地であったり、地域の部会の
人たちを紹介していただいて、新規に就農した人が孤立化することのないように進めているところです。農業については、今年度、来年度に向けては、やっぱり
ピーマンとか初期投資でお金がかからないような施設等も力を入れていきたいと考えておりますし、今、大分市では、にら豚のPRもやっておりますので、ニラが非常に調子いいところでもありますので、ニラの
新規就農者、そういった
人たちもふえていっている状況です。
○
滋野林業水産課長
林業につきましては、林業の作業を行う林業事業体に就業する人を
新規就業者という位置づけにしております。市内に認定事業体が9社あるのですけれども、そういったところに就業することとしており、その前に、研修制度として県のおおいた林業アカデミーという制度がありますので、そういったところを経ながら、林業事業体へ就業するというような形になっています。
水産業につきましては、福岡や大阪へ就業フェアに行きまして、そこで新たな人材を発掘するということで、特に佐賀関の一本釣りで就業するということで、これまで来ております。
○
福間委員
ありがとうございました。
もう1点、耕作放棄をされている問題も
先ほどお話をされていましたが、現実は家族経営農業がどんどん
高齢化して、衰退もして、国の施策の関係で
耕作放棄地がふえてくるという現状があるわけですが、今の大分市で耕作が放棄されている面積は、全耕作面積のどれぐらいなのですか。
あわせて、水田であれば、本来の水田としての機能に回復するとか、ほかに転作をするとか、いろんなことが考えられると思うのですが、その辺の現状と今後の戦略について、お話を聞かせていただきたい。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
まず、
耕作放棄地の大分市における面積の割合についてですけれども、この分につきましては、農林業センサスで出た数字をもとにしております。2015年に農林業センサスの数字が出ておりまして、
耕作放棄地の面積が790.82ヘクタール、約790ヘクタールで、これは、大分市全体の耕地面積の約20%になっております。
また、この
耕作放棄地への対策ということですが、大分市の
耕作放棄地の特色的なものの一つとして、
耕作放棄地は約800ヘクタールありますが、その半分が土地持ち非農家、つまり相続のときに、
農業者ではない人が相続でもらうというケースが多くありまして、そういう
人たちの半分くらいの土地が
耕作放棄地になっているのも1つの現状です。
それから、
高齢化、人口減少する農村、あるいは山間部のほうで農業が維持できないという状況もありまして、そういったところも
耕作放棄地になっているところもあります。
私どもといたしましては、農地である以上、これも地域資源の一つであると考えておりますので、1つは、地域の中でこの農地を活用できないか、つくれなくなった農地を、地域の中で
担い手を定めて、その
人たちに農地を集積して農業をやってもらえないかという点で、市内の37の集落において、先ほど御説明しました人・農地プランに取り組むとともに、もう
担い手が見つからないという地域もありますので、広域人・農地プランという
取り組みをこの平成30年度に実施したところです。
これは、
大分市内を例えば稙田、大南、鶴崎、そういった大きなまとまりにしまして、7つのまとまりの中で、つくれなくなった農地、そしてその中の
担い手をしっかり明確化して、今後はこの人・農地プランの中で、
担い手に、そういったつくれなくなった農地、
耕作放棄地になっている農地の情報も提供していく中で、
担い手の方に頑張ってもらうよう支援する
取り組みを進めていきたいと思っております。
○
姫野生産振興課長
これからの展開でございますが、本市では、地域農業経営サポート事業という事業に取り組んで、
担い手がいない農地や維持管理が困難な集落や農家などとの連絡調整を行って、農地の管理や作業受託を行うことにより、農業集落の支援を図っていきたいということで、今年度から新規事業として取り組んでまいるつもりです。
○
福間委員
よく相談を受けるのが、相続で農地を親からいただいたが、農業はできないし、貸したいけど借り手もいないということ。なかなか宅地にするということは難しいのでしょうが、何かそういう都市計画上の変更なり、可能な部分はあるのですか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
まず都市計画の分については、これは市街化調整区域の問題を御指摘されているかと思いますが、この部分については、私どもからは説明は難しいので、そこは省きたいのですが、今、農地を農地以外のものに使おうとしたときの農地法の問題とかが大変だというような御指摘をいろいろと
市民意見交換会でも受けております。農地の区分の見直しも現在、進めているところでございます。
○
佐藤委員長
ほかに質疑はありませんか。
○長田委員
今、重松次長と滋野課長のお話を聞いて、この連携は非常に大事だと思いました。
先般、私は、林業の人でしたか、紹介を受けて、大変困っていた人を助けていただいたこともあるのですが、とても若い人で、それが
産業創造機構か総務省か何かで大分に来た人だったと思うのですが、その辺を教えてください。
○
滋野林業水産課長
総務省関連の業務で、今、市民協働推進課が取り組んでおります地域おこし協力隊の方で、そういった作業等が非常にすぐれている方がおりましたので、そういう方を紹介して、やっていただいたという形になっております。
○長田委員
要望事項にも上がっていますが、農業、林業というのは日本の産業の根幹で、一番大事なものだと思うのですけど、やっぱり林業をしている人は農業をしますよね。農業する人は林業するので、この施策と総務省の事業を結びつけたのはすごいと思っています。市民協働推進課という関係機関との連携ということで非常によかったです。
○
佐藤委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、歳出第11款
災害復旧費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
〔
説明書② 498ページ~、第11款
災害復旧費について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、第2条
債務負担行為第2表中のうち
農林水産部所管分について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
〔
説明書② 518ページ~、
債務負担行為について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第5号、平成31年度大分市
公設地方卸売市場事業特別会計予算について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
福田公設地方卸売市場長
〔説明書③ 67ページ~、大分市
公設地方卸売市場事業特別会計予算について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の皆様で質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
討論はありませんか。
○
福間委員
事業に反対するものではありませんが、消費税の還付金、その点についてだけ反対しておきます。
○
佐藤委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第6号、平成31年度大分市
農業集落排水事業特別会計予算について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
姫野生産振興課長
〔説明書③ 87ページ~、大分市
農業集落排水事業特別会計予算について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで質疑はありませんか。
○
福間委員
今議会の予算説明で、上下水道部のほうから、農業集落排水の公共下水道への接続という大きな計画が出されて、準備をしているということですが、接続率もさっき報告があったように、低いところは約81%ということなので、うまく調整できてやったほうが、水質の保全を含めて、非常に私はいいと思うのですけど、所管の課として、今後の事業展開について、うまく調整をしていくための基本方針があればお聞かせください。
○
姫野生産振興課長
今、委員がおっしゃいましたが、内稙田地区については、81.8%の接続率になっておりますけれども、ここにつきましては、まだ住宅が建っていく見込みがございます。しかしながら、もう一つの吉野地区については93.8%の接続率ですが、住宅よりも農地が主でございますので、
高齢化しているのが現状でございます。このような中で、上下水道部との協議で、内稙田地区と吉野地区につきまして、移管を含めた協議を行っているのが現状でございます。
○
佐藤委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
討論はありませんか。
○
福間委員
消費税のみ反対します。
○
佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。
次に、議第13号、平成30年度大分市
一般会計補正予算第3号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第6
款農林水産業費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
〔説明書⑤ 10ページ~、第6
款農林水産業費について説明〕
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで質疑はありませんか。
○
福間委員
農業委員の女性の登用を要望していましたが、また何年か先にしか選挙はないのですが、その辺の今後の姿勢についてだけお尋ねしておきたいと思います。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
農業委員の任命が、投票から市長の任命制度に変わりました。2年前にそういう制度になりまして、現在、3年間という任期の中で2年目を迎えております。ですので、再来年に農業委員の改選になりますが、これまでにも女性の視点からということを言われておりますので、次のときにはしっかりその視点を含めてやっていきたいと思っております。
○
佐藤委員長
よろしいですか。
○
福間委員
はい。
○
佐藤委員長
それでは、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
以上で、本
委員会に付託されました
農林水産部所管分の審査は終了いたしました。
それでは、ここで、
執行部より
報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。
まず、大分市産品の
PR活動の取組について報告を受けます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
お手元の資料の1ページ目、大分市産品の
PR活動の御報告になりますが、3点ほど説明をさせていただきます。
1点目の大分市地産地消感謝祭LOVEおおいた産フェアについてでございますが、これは、日ごろから地産地消に御協力をいただいております市民の皆様に感謝の意を込めるとともに、市産農林水産物のさらなる消費拡大を目指すもので、市内小売店等の流通関係者や
生産者、生産団体と連携を図り、去る2月2日、3日に開催したところでございます。
実施内容といたしましては、周年野菜や、今、お手元にもお配りしておりますマグネットをごらんください。ハートマークに野菜と魚と畜産という形で、親しんでもらいたいということで、このマグネットを作製したところですが、そのほかミニのぼりやPRソング等を作成し、160店舗の小売店で配布しまして、店頭でPRを実施するほか、市内量販店9店舗で、にら豚やりゅうきゅうの試食宣伝を行うとともに、2日の土曜日、トキハわさだタウンにて、市長によるトップセールスを行い、たくさんの来場者の皆様に、改めて大分の食の魅力を感じていただいたところでございます。
次に、2点目のおおいたマルシェin湯布院の開催についてでございますが、お手元のチラシを一緒に見ていただきたいと思います。
大分市では、大分都市広域圏で連携を図り、地元農産物や
加工品のPR、販売を行う広域圏版のおおいたマルシェを平成29年度から実施いたしており、来る3月24日の日曜日には、由布院駅前にて、国内外からの観光客に向けて、大分市や別府市などから13の事業者が参加して、イベントを実施したいと考えております。もし湯布院のほうにお出かけの際には、お立ち寄りいただければと思っております。
それから、3点目の大分市
ブランド認証OitaBirthのPRについでございますが、先ほどいろいろと御指導いただいておりますが、平成29年度から、市産農林水産物を活用した
加工品を大分市
ブランドとして認証し、広く情報発信をする
取り組みを開始しており、現在35商品を認証しております。
平成30年度は、6月末にトキハ本店や首都圏のイベントに出店するなど、市内外でのPR、販売を実施したところでもございます。今月末からは、別府温泉まつりでにぎわう期間に、トキハ別府店にてフェアを開催する予定にいたしております。
今後も大分市の産品の魅力を
消費者や観光客の皆様に広くPRしてまいりたいと考えております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、次に、大
規模災害時の
災害協定締結について報告を受けます。
○
姫野生産振興課長
大
規模災害時の
災害協定締結について御説明いたします。
資料の2ページをごらんください。
近年、全国各地で
地震や大雨などにより甚大な被害をもたらす災害が相次いでおり、大
規模災害が
発生した場合、初動体制や活動体制の強化が重要となります。このようなことから、このたび、農業関連施設の調査、設計や下水道施設の維持管理に精通した、大分県土地改良事業団体連合会、公益社団法人日本下水道管路管理業協会並びに一般社団法人地域環境資源センターの3者と災害支援に関する協定を去る3月1日に締結いたしました。
調印式では、大分県土地改良事業団体連合会の義経会長、日本下水道管路管理業協会九州支部の橋本支部長と佐藤市長が調印を取り交わし、また、今回の調印式には出席がかないませんでしたが、一般社団法人地域環境資源センターとも同日付で協定を締結したところでございます。
この災害協定により、大
規模災害が
発生した場合に、大分市からの要請を受け、各協定先からの技術者派遣や機材搬入が可能となり、迅速な復旧対応ができると期待しているところでございます。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
次に、2019森林セラピートレイルランニングinのつはるについて報告を受けます。
○
滋野林業水産課長
2019森林セラピートレイルランニングinのつはるについて御説明いたします。
資料3ページをごらんください。
本市では、豊かな森林環境を市民の健康づくりと新たな観光資源として活用するため、森林セラピー魅力創出事業を実施しており、その一環として、昨日3月17日、平成森林公園などのセラピーロードを一部活用したコースにおいて、第7回目となるトレイルランニング大会を開催いたしました。
昨日の会場周辺につきましては、風が強く、肌寒い中でしたが、県内外から291名の選手がエントリーし、そのうち260名が出走し、熱戦を繰り広げ、市議会からは三浦議員、高松議員にも御参加いただきました。
また、昨年に引き続き、市民参加型のイベントとして、のつはるウオーキング大会を開催し、122名の参加がありました。
さらに会場では、おもてなしブースとして、野津原町商工会などが、おとし汁やにら豚焼きそば、だんご汁などの郷土料理でおもてなしを行い、イベントを盛り上げ、野津原の豊かな自然と食をPRできたものと考えております。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
次に、
市民意見交換会の意見・
質問等に対する回答について報告を受けたいと思います。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
市民意見交換会に係る意見・
質問等に対する回答について、4ページの1番から順番に説明をいたします。
まず、1点目の質問の要旨でございますが、農地を農業用だけでなく、店舗用地などに活用できるよう規制の解除ができないかという内容となっており、農業以外の目的で農地を利用する手続につきましては、農地を農業振興地域整備計画の農用地区域から除外して、農地を転用する許可を得る必要がございます。
回答といたしましては、「今回の農業振興地域整備計画の農用地区域の線引き見直しにおいては、集落内農地の住宅等への活用も考慮して、一部では農用地区域外とするなど策定を図ったところであります。また、農地転用許可権者が昨年10月1日に県知事から大分市長となりましたことから、転用許可基準上の農地区分についても現在見直しを行っており、守るべき優良農地を明確化するとともに、農地の有効活用に向け柔軟な対応ができるよう準備を進めているところでございます。 今後も関係部局とも連携し、農業振興と地域振興の両面から農地に関する制度の適切な運用に努めてまいります」。
○
姫野生産振興課長
次に、生産振興課から2番について御説明いたします。
2番、農業用ため池の日ごろの管理方法について、指導する担当課との情報交換や説明をする場を設けることができないかという内容でございますが、ため池の維持管理につきましては、農業用水を利用する受益者や地元が行っておりますが、本市では、毎年度当初に、ため池管理者に対して、ため池の安全管理と災害防止についての文書を送付し、巡回点検や堤体の草刈りなど、災害の未然防止に努めるよう周知を図っているところでございます。あわせて、ため池の管理者に変更があった場合や、ため池に何か異常があれば、本市に連絡をしていただくようお願いをしております。
また、本市は平成25年度から、防災重点ため池を中心に、地域住民と一緒になり、ハザードマップの作成を進めており、昨年度までに既に45カ所作成し、本年度も11カ所を作成することとしております。
作成したハザードマップは、市のホームページに掲載するとともに、地域の公民館に掲示したり、戸別配布するなど、多くの住民の方々に周知をしてきたところであり、今後とも地域の防災意識を高めるため、これらの
取り組みを行うとともに、地域にある農業用ため池に関する情報を関係住民と共有してまいります。
○
滋野林業水産課長
次に、林業水産課から、3番と4番について御説明いたします。
まず3番、「イノシシなどの頭数を減らすための
取り組みとあわせ、鳥獣被害対策として、防護柵用資材の無償支給はできないか」という内容ですが、「本市では、鳥獣被害対策として、有害鳥獣捕獲班や
農業者自らが行う捕獲対策に加え、防護柵の設置による予防対策を進めております。特に、地域ぐるみによる対策として、3戸以上の
農業者で組織するなど、一定の要件を満たした集落等に対しては、国の交付金を活用して防護柵の設置に必要な資材を無償で提供しており効果が上がっております。また、要件に満たない場合は、防護柵の資材費へ補助(補助率2/3以内)し被害の軽減に努めております」。
次に4番、「大志生木地区の海岸に漂着するごみが多く、特に台風の後は大量の流木等が打ち上げられるため、対策を講じてもらいたい」という内容ですが、「本市が管理している大志生木地区を含む海岸へ流木などが大量に漂着した場合は、台風シーズン後、除去・処理を行っております。今後も、海岸の景観や地域住民の安全・安心な生活を維持するため、漂流物の対策について、地域代表者や関係機関と協議しながら迅速に進めてまいります」。
○
佐藤委員長
ただいま説明がありましたが、委員の
皆さんで
質問等はありませんか。
○
福間委員
3番の有害鳥獣対策のことですが、3戸以上の
農業者で組織して、一定の要件を満たした集落とあるのですが、この一定の要件というのを説明してくれませんか。
○
滋野林業水産課長
これは地域で
取り組みますので、やはり個人ではなかなかだめだということで、3戸以上という要件がついていますし、一定の要件というのは、やはり被害を受けた場合の費用対効果で、余り面積が小さくて囲ったら、資材費のほうが高くなる可能性もありますので、そういった費用対効果等の要件がありますので、それを一定の要件という形で示しています。
○
福間委員
これは平米数とか、そういう決まりはないのですか。
○
滋野林業水産課長
面積の下限というものは特にないのですが、それが費用対効果という形の中で、余り小さな面積ですと、資材費が高くなるということもありますので、できれば集落ぐるみで、幅広く囲っていただくような仕組みになっております。
○
佐藤委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
それでは、以上で本日予定の審査は終了いたしました。
執行部からその他として何かありませんか。
○
福田公設地方卸売市場長
このたび平成30年版の市場年報CD版が作成されました。既に委員
皆様方のお手元に、茶色の封筒の中に入れてお配りさせていただいております。御参照していただければと思います。
○
佐藤委員長
執行部からほかに何かありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
佐藤委員長
委員の
皆さんでその他として何かございませんか。
○長田委員
いろいろ
パンフレットが出ていますが、大分市の観光のグッズなんかも置いたほうがいいと思います。要望です。
○
佐藤委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」の声〕
○
佐藤委員長
以上で、当
委員会に付託されました全ての案件についての審査を終了いたしました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の
委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
佐藤委員長
そのように決定いたします。
それでは、ここで、この3月末に退職されます方々から挨拶の申し入れがございましたので、お願いいたします。
〔退職者挨拶〕
〔
委員長お礼の挨拶〕
○
佐藤委員長
それでは、本日はこれにて散会いたします。
午前11時40分散会...