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  1. 大分市議会 2019-03-18
    平成31年経済環境常任委員会( 3月18日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成31年経済環境常任委員会( 3月18日)                 経済環境常任委員会記録 1.開催日時   平成31年3月18日(月)午前9時59分開議~午前11時40分散会 2.場所   第5委員会室 3.出席委員   委員長  佐藤 和彦   副委員長 仲家 孝治   委 員  長田 教雄   委  員 秦野 恭義   委 員  阿部剛四郎   委  員 福間 健治   委 員  松下 清高   委  員 川邉 浩子   欠席委員    なし 4.説明員   (農林水産部)    森本農林水産部長、直野農林水産部審議監後藤農林水産部次長
       重松農林水産部次長農政課長姫野生産振興課長滋野林業水産課長、    福田公設地方卸売市場長浦勇農業委員会事務局長麻生生産振興課政策監、    首藤林業水産課政策監佐藤農政課参事姫野農政課参事利光農政課参事、    岩田生産振興課参事高橋生産振興課参事中島林業水産課参事、    三宮公設地方卸売市場参事井原農業委員会事務局参事 5.事務局出席者    書記 安田 真一 6.審査案件等   【予算議案】    議第1号 平成31年度大分市一般会計予算              〔承認〕         第1条 歳入歳出予算             歳出 第6款 農林水産業費                第11款 災害復旧費         第2条 債務負担行為 第2表中             ・大分市農業経営基盤強化資金特別利子助成費補助金              (平成31年度貸付分)             ・大分市認定農業者育成特別資金利子補給費補助金              (平成31年度貸付分)             ・大分市農業経営負担軽減支援資金利子補給費等補助金              (平成31年度貸付分)             ・大分市特定災害対策緊急資金利子補給費等補助金              (平成31年度貸付分)             ・中山間地域直接支払事務用コンピュータ機器等借上料             ・漁業近代化資金利子補給費補助金(平成31年度貸付分)    議第5号 平成31年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第6号 平成31年度大分市農業集落排水事業特別会計予算                               〔承認(一部反対)〕    議第13号 平成30年度大分市一般会計補正予算(第3号)       〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第6款 農林水産業費   【報告事項】    ・大分市産品のPR活動の取組について    ・大規模災害時の災害協定締結について    ・「2019森林セラピートレイルランニングinのつはる」について    ・市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について    ・その他                 会議の概要                              平成31年3月18日                              午前9時59分開議 ○佐藤委員長   おはようございます。ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。  審査日程に従い、農林水産部の審査を行います。  なお、本日は常任委員会終了後、地域活性化対策特別委員会開催予定ですので、関係する委員につきましては、出席方よろしくお願いいたします。  それでは、本日は委員の改選後、初めての委員会でありますので、審査に先立ちまして、代表して私から一言御挨拶を申し上げます。  3月13日の正副委員長互選委員会で、委員の皆様の御推挙により、委員長に私が、副委員長仲家委員が選任されました。本委員会は、環境部商工労働観光部及び農林水産部の所管に属する事項として、環境の保全、商工業や農林水産業の振興など、市民生活企業活動に直結する諸議案等の審査を行うことになり、その責任の重大さを痛感しているところでもございます。  委員各位並びに執行部の方々の御協力を賜りながら、慎重に審査を進めてまいる所存ではございますが、執行部におかれましては、審査過程における各委員の意見を真摯に受けとめていただき、大分市政に十分反映していただくようお願い申し上げます。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について3点確認をさせていただきます。  1点目は、委員会会議記録インターネットでの公開です。  皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会から、従来の本会議録に加えて、委員会会議録インターネット市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いいたします。また、特に執行部の方にお願いですが、発言の際には所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言をお願いいたします。  2点目は、自由討議についてですが、議会基本条例において、議会は議案等の審議又は審査において、議員相互の自由な討議により論議を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされたことから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思っております。ただし、審査や調査内容に応じて、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員長において決定いたしたいと思います。  3点目は、本会議同様、委員会におきましても、より議論を深めることを目的として、委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようにお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案等に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象とはなりませんので、よろしくお願いいたします。  ここで、審査の前に、森本農林水産部長より発言を求められておりますので、許可をいたします。 ○森本農林水産部長   審査の前に貴重な時間をいただきまして、一言御挨拶を申し上げます。  皆様方におかれましては、今回の定例会から、経済環境常任委員会として新たに構成され、佐藤委員長、仲家副委員長を初め委員の皆様におかれましては、大分市の農林水産業の発展に向けて、大所高所から御意見をいただき、また御指導を賜りますようお願いを申し上げます。また、私ども、委員の皆様方の御提案などを真摯に受けとめ、市政に反映できるように努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  さて、本市の基幹産業の一つでもあります農林水産業は、安全・安心な食料の提供や多面的機能維持発揮など、大きな役割を果たしてきておりますけれども、地球規模気候変動自然災害、国際間の経済連携の動きに加え、従事者高齢化担い手不足耕作放棄地の増大など課題も山積いたしております。  こうした状況の中、平成28年度に策定いたしました大分市農林水産業振興基本計画重点項目であります、新たな担い手確保育成園芸団地の建設、市産材の利活用、クロメの養殖の取り組みなど、その実現に向け、職員が一丸となって取り組んでいるところであります。  また、去る2月13日に行われました第50回大分県農業賞におきまして、企業的農業経営部門法人経営の部として、高田地区有限会社輪中郷池永農園特別賞を受賞されました。また、丹川地区農事組合法人丹川集落営農むらづくり部門において優秀賞を受賞されましたことを御報告いたします。  さて、今回の委員会におきましては、予算議案4件を提出いたしております。また、報告事項として4件用意をいたしております。それぞれ担当課長から説明いたしますけれども、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。よろしくお願いいたします。  それでは、新体制となられました委員の皆様方に対しまして、本委員会に出席しております説明員自己紹介をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。    〔説明員自己紹介〕 ○森本農林水産部長   農林水産部職員一丸となって職務に当たってまいる所存でございますので、佐藤委員長、仲家副委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いいたします。 ○佐藤委員長   それでは、予算議案の審査をいたします。  予算議案の審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について、執行部に説明を求めますので、よろしくお願いいたします。  最初に、議第1号、平成31年度大分市一般会計予算第1条歳入歳出予算、歳出第6款農林水産費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長     〔説明書② 292ページ~、第6款農林水産業費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆様で質疑はありませんか。 ○川邉委員   6次産業化の件でお伺いしますが、この事務事業評価にもありますが、平成28年度からその事業をされていると思いますが、6次産業化、6次商品化されたものとかを、具体的に教えていただけますでしょうか。 ○重松農林水産部次長農政課長   6次産業化取り組みの中には、大きく3つの事業があります。  1つは研究を支援するもの、2つ目は商品化を支援するもの、そして3つ目は販路拡大を支援するもの、この3つの観点で6次産業化を進めておりまして、なおかつ今度、最終的に商品化販路拡大まで届いた加工品につきましては、今、お手元に、大分ブランドとしてのOitaBirthパンフレットをお配りしておりますが、今、35の加工品がそちらに登録されております。  市といたしましては、これらの事業を通じて、またできた商品につきましては、このようなパンフレットをつくって、それを消費者皆様方にPRしていきたいと考えております。 ○川邉委員   具体的に教えていただきたいのですけど、3年前に1度視察に行かせていただいたマロングラッセはどうなりましたか。 ○重松農林水産部次長農政課長   マロングラッセにつきましては、私どもも行って、おいしかったのですが、値段が少し高くて、販売がちょっと安定していないというところがありまして、私どものこのOitaBirthに至るまでには、一定の販売の実績が伴ったものを、OitaBirthの商品として掲載しております。  ですので、マロングラッセにつきましては、非常においしくて、いいのですけれども、もう少し販売実績を重ねてもらえるようになれば、このブランドとしてまたPRできると思っているところです。 ○佐藤委員長   ほかに質疑はありませんか。 ○松下委員   今の6次産業化に関連して、大分県産業創造機構に6次産業化推進班みたいなものがあります。そことの連携はされているのですか。 ○重松農林水産部次長農政課長   産業創造機構との連携に関してですが、6次産業化の事業の中におきまして、ブランド推進協議会というのを中で立ち上げております。そのブランド推進協議会の中に、バイヤーの方であったり、生産者団体であったり、そして、今、言われております大分県産業創造機構の職員の方にも一緒に入っていただいて、それぞれの商品のまたいろいろなアドバイス等を受けるような仕組みをとっておりまして、この協議会を通じて最終的に認定されてきたのが、今、お手元のパンフレットにあるブランドとなっておりますので、連携を深めているところでございます。 ○松下委員   先ほど掲載するのは一定の実績が必要というお話だったのですが、いろんな目的の中で、6次産業化をすると、育成の部分、それからそれを売り上げに結びつけていく部分とか、いろんな段階があると思うんですけれども、その掲載するための水準の目安はあるのですか。先ほどのマロングラッセと関連すると、マロングラッセはそこまでいっていないというお話だったのですが。 ○利光農政課参事   金額的なものは、今、お手元にありますリーフレットをごらんになっていただくとわかると思うのですが、値段にばらつきがありますので、金額的な水準というのは設定できていないのですけれども、過去3年間の販売実績を提出していただいて、それが順調に伸びているということを見て、判断しております。 ○松下委員 
     それは、ある程度うまく順調にいくという部分だと思うのです。それに至るまでの育成段階、6次産業化に結びつけていくために、ある程度の水準以上、軌道に乗せていくための支援、販路開拓とかも含めて、そういった点についてお尋ねします。 ○利光農政課参事   ブランド認証する際に、大分市ブランドとして出展等をまとまって行っているんですけれども、そういったところに積極的に参加をしていただくということも1つ要件としておりまして、大分市がOitaBirthをPRしたいときに、出品なり出展なりを積極的にしてくれているところは、販売が横ばいとかであっても、ブランドとして認証しますし、今までおおいたの幸ということでブランド認証、PRをしていったのですけれども、そういったところの実績も、ずっとうちのほうで積み重ねを記録として持っていますので、そういったところも判断の基準にしています。 ○佐藤委員長   よろしいですか。 ○松下委員   はい。  では、ほかの点でお尋ねしますが、決算審査特別委員会要望事項担い手育成の関係で、ここ数年の新規就農者実績等はどうなっていますか。 ○重松農林水産部次長農政課長   平成30年度の新規就農者の実績ですが、農業部門で23名、林業部門で4名、水産業部門で1名の合計28名となっております。 ○松下委員   ここ数年の状況としてはどうでしょうか。 ○重松農林水産部次長農政課長   平成29年度が合計で27名、そして今年度が、先ほど言いました28名で、この数字は、過去10年間では一番高い数字となっております。これまで10名前後で推移していたわけですけれども、平成28年度から、24名、27名、28名と、3年間ふえ続けているのが現状です。 ○松下委員   その要因は何かあるのでしょうか。 ○重松農林水産部次長農政課長   社会的ないろいろな実情も絡んでくるのですけれども、もちろん私どもの施策がよかったからと言いたいのですが、それだけではないと思っております。現状、景気がよくなっているので、農業から離れていく農業者も多くなっている反面、自分の力で自立した経営をやりたいという思いの中で、農業に魅力を感じて、就農相談に見えられる人が大変ふえてきており、そういうことも背景としてあるのではないかと思っております。 ○松下委員   多分そういう社会的な要因はいろいろあると、私も感じています。そういった方たちの中で、例えば県外からか、あるいは、後継者であるか、それか、定年退職して、60歳以降での新規就農なのか、そういった分類ではどうなのですか。 ○重松農林水産部次長農政課長   先ほどの事業説明の中で農業塾の話をさせていただきましたけれども、この農業塾につきましては、60歳を過ぎた人たちが非常に多いのですが、今年度の募集の応募状況を見ましても、またふえております。60歳を過ぎた人たちが新たに農業を勉強して、みずからが生産者になりたいという人たちの動きがふえてきているという状況があります。  それから、県外者ということで、私どもも、福岡、大阪、東京で就農の相談会に行くのですけれども、やっぱり県外になってくると、日本全国との比較になります。そうしたときに、北海道や長野県や千葉県といった大きな産地から見ると、やっぱりまだまだ大分県は魅力という点ではいま一つのところはあるのではと思います。  でも、果樹に興味があって、例えば八幡のビワをやってみたいとか、そういった話もありますので、私たちは、こういった人たちとの出会いを求めて、県外に行ってやっていきたいんですけれども、日本全国の産地に比べると、まだまだ大分市の農業を本当にアピールするには、いろいろな条件を整備していかなければいけないと思っております。 ○松下委員   307ページの園芸振興総合対策事業費の関連で、宮河内のほうで、県の基盤整備とあわせてやるという計画が二、三年前からあって、なかなか進捗していないような状況ですが、今の状況をお尋ねします。 ○姫野生産振興課長   事業名は、経営体育成基盤整備事業ということで、宮河内地区の85ヘクタールで基盤整備を予定してきたところですが、昨年も地区の皆様に集まっていただいて、推進委員会を開いたところです。平成29年度から一部、農家と地元が反対していまして、昨年7月に、また地区を入れて、皆さんと話し合いをさせていただきました。  そこで、12月の段階で皆さんの意見を地区で取りまとめていただいて、1月22日にまた皆さんが集まって、私どもも説明に行ったところでございます。その結果が、一部地域が反対という表明をしましたので、その事業をしますと、皆さんとの遺恨が残りますので、地元ができるところから整備する考えでしていきましょうということで、地元が要望して、やりたいということの要望をこちらのほうに上げていただくことで取りまとめてきたところです。それで、今回の事業につきましては、規模縮小でやっていきたいと思います。 ○松下委員   当初の説明では、大規模化大分市内でやるということで、非常に期待していたので、今のお話を聞くと、ちょっと残念な状況でもあるのですけど、規模を縮小しても、経営体強化とか基盤整備を進めて、非常に期待が大きいと思いますので、いろんな状況はあると思うのですが、努力していただければと思います。 ○姫野生産振興課長   その件で、2ヘクタールほどの小規模の地区を、そこだけに限定してではなくて、ほかの地区ともいろいろお話ししながら、企業も入ってくるところがあれば紹介していくようなことで、小さい規模でやっていこうとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○松下委員   そういうところが成功していけば、またよその地区もやってみようかとなるかもしれないので、ぜひお願いします。 ○福間委員   私は、冒頭、部長が御挨拶の中で言われたことの関連で質問をしたいと思います。  1点は、国際間の経済連携との関係のお話をされましたが、御承知のように、既に昨年末にはTPP11が発効され、EUとの経済連携、日米の経済連携が、今、協議が進んでいるところですが、現時点において、大分市農業への経済連携協定の発効による影響やその品目について、どのような分析をされているのかということが1点。あわせて、こうした問題についての影響緩和策について、国、県の施策が中心でしょうが、その辺の進捗状況が今どうなっているのか、総括的なお話をお願いします。 ○重松農林水産部次長農政課長   委員からの国際経済連携協定、恐らくはTPPであったり、EPAのことを想定されているのかと思われますが、これについての大分市農業への影響という点でございますけれども、御案内のように、TPPにつきましては、今、11カ国で発効に向けた移行期間となっております。まだチリ、ペルー、ノルウェー、マレーシアの4カ国については、まだ国内手続の状況が整っていないというところにおきましては、今後注視されます。  先日の新聞にもありましたけれども、一番注視するのは、台湾あるいはタイ、コロンビア、こういった国々が今後このTPPへの参加を希望されているというところにおいて、今後すごく気になるところではございます。  今、大分市の農業への影響ということにつきましては、先ほどのEPA、ヨーロッパからのものも含めて、気にはなっていましたが、今の国際情勢において、大分市の農業が何らかの影響を受けているという実感は持っていないところでございます。  ただ、今後、またアメリカとの間でFTAが進んだり、アメリカあるいはタイといったところの米がどうなるのかということにおいては、今後の大きな問題として考えられると思っております。  また、こういった場合においての緩和策として、今、国のほうは、収入保険制度という制度を進めております。農業者の方が、所得、収入がこれまでの5年間に比べてもし目減りするようなことがあれば、それに対して補償するという制度をとっているのですけれども、先ほど言いましたように、まだ実感として余りない関係もあって、この収入保険は、私どものほうで取りまとめはいたしておりませんけれども、話では、余り加盟されているところも少ないのではないかというところが現状となっております。 ○福間委員   課長のお話では、今、移行期間ということで、影響を受けるという実感はないということですが、今後、大分市農業で影響を受けると予想される品目はどんなものですか。 ○重松農林水産部次長農政課長   大分市の中には、農林水産業、さまざまな農業が行われております。海外から来るということにおきましては、やっぱり畜産関係乳製品関係が一番、日本の中では大きな問題なのではないかと言われておりますし、大分市においても、少なからず乳価の問題があるのではないかと思っておりますが、乳価についてもいろいろな救済策、救済措置等がありますので、国の状況、またそういったものを見ながら、救済措置がとれるような手だてを一緒になって考えて、また、国や県の施策に足りないところがあれば、大分市としても何らかの補完をしていくことを考えていかなければならないと思っております。  国際的な取り組み、貿易の問題の前に、高齢化とか担い手不足という問題、農業者への手当てのほうを考えていくのが先であると思います。国際問題については、しっかりと注視していく中で、国、県の施策に足りないところがあれば、市としても考えていくという方向で進みたいと思っております。 ○福間委員   また注視していきたいと思います。  もう一つは担い手の問題について、先ほどお話もありましたが、大分市はかなり力も入れて、いただいた資料を見ても、新規就農者、農業、林業、水産業ということで、年々、新規就農者がふえて、努力をされているということがよくわかりますが、農業、林業、水産業、いろんな職種があると思うのですが、農業ならピーマンとかイチゴとか、収益率が高い農業参入もあるでしょうが、特に新規農業者が、園芸とかシイタケなのか、水産業だったら、やっぱり一本釣りなのか、まき網なのか、そういうことがわかるような資料を、きょうは大方でいいので、後で出してください。 ○重松農林水産部次長農政課長   それは、新規就農者の農業、林業、水産業就農状況がわかるものということでよろしいでしょうか。 ○福間委員   そうですね。 ○重松農林水産部次長農政課長   はい、わかりました。 ○福間委員   今、課長のほうで大方、農業だったらピーマンイチゴやミツバとか、林業だったらこれだということとか、特徴的なものがわかりますか。 ○重松農林水産部次長農政課長   農業の関係で新規就業の場合、私どもも福岡や大阪等へ行って、力を入れてPRしているのは、やっぱり持続して食べていかなければならないという場合、生産性の高い施設園芸への就農を働きかけているところでもありまして、ニラであったり、委員御指摘のピーマンであったり、イチゴであったりと、そういった部門が大分市の農業の中の強みとなっておりますので、その農業をやっぱりPRしています。  そこで新規就農していただく場合に、やっぱりノウハウがないといけませんので、そのノウハウを教えてもらえる師匠となる農家とのマッチングによって、農業者のもとで研修を積んでいただいて、そしてその農業者を通じて、土地であったり、地域の部会の人たちを紹介していただいて、新規に就農した人が孤立化することのないように進めているところです。農業については、今年度、来年度に向けては、やっぱりピーマンとか初期投資でお金がかからないような施設等も力を入れていきたいと考えておりますし、今、大分市では、にら豚のPRもやっておりますので、ニラが非常に調子いいところでもありますので、ニラの新規就農者、そういった人たちもふえていっている状況です。 ○滋野林業水産課長   林業につきましては、林業の作業を行う林業事業体に就業する人を新規就業者という位置づけにしております。市内に認定事業体が9社あるのですけれども、そういったところに就業することとしており、その前に、研修制度として県のおおいた林業アカデミーという制度がありますので、そういったところを経ながら、林業事業体へ就業するというような形になっています。  水産業につきましては、福岡や大阪へ就業フェアに行きまして、そこで新たな人材を発掘するということで、特に佐賀関の一本釣りで就業するということで、これまで来ております。 ○福間委員   ありがとうございました。  もう1点、耕作放棄をされている問題も先ほどお話をされていましたが、現実は家族経営農業がどんどん高齢化して、衰退もして、国の施策の関係で耕作放棄地がふえてくるという現状があるわけですが、今の大分市で耕作が放棄されている面積は、全耕作面積のどれぐらいなのですか。  あわせて、水田であれば、本来の水田としての機能に回復するとか、ほかに転作をするとか、いろんなことが考えられると思うのですが、その辺の現状と今後の戦略について、お話を聞かせていただきたい。 ○重松農林水産部次長農政課長   まず、耕作放棄地の大分市における面積の割合についてですけれども、この分につきましては、農林業センサスで出た数字をもとにしております。2015年に農林業センサスの数字が出ておりまして、耕作放棄地の面積が790.82ヘクタール、約790ヘクタールで、これは、大分市全体の耕地面積の約20%になっております。  また、この耕作放棄地への対策ということですが、大分市の耕作放棄地の特色的なものの一つとして、耕作放棄地は約800ヘクタールありますが、その半分が土地持ち非農家、つまり相続のときに、農業者ではない人が相続でもらうというケースが多くありまして、そういう人たちの半分くらいの土地が耕作放棄地になっているのも1つの現状です。  それから、高齢化、人口減少する農村、あるいは山間部のほうで農業が維持できないという状況もありまして、そういったところも耕作放棄地になっているところもあります。  私どもといたしましては、農地である以上、これも地域資源の一つであると考えておりますので、1つは、地域の中でこの農地を活用できないか、つくれなくなった農地を、地域の中で担い手を定めて、その人たちに農地を集積して農業をやってもらえないかという点で、市内の37の集落において、先ほど御説明しました人・農地プランに取り組むとともに、もう担い手が見つからないという地域もありますので、広域人・農地プランという取り組みをこの平成30年度に実施したところです。  これは、大分市内を例えば稙田、大南、鶴崎、そういった大きなまとまりにしまして、7つのまとまりの中で、つくれなくなった農地、そしてその中の担い手をしっかり明確化して、今後はこの人・農地プランの中で、担い手に、そういったつくれなくなった農地、耕作放棄地になっている農地の情報も提供していく中で、担い手の方に頑張ってもらうよう支援する取り組みを進めていきたいと思っております。 ○姫野生産振興課長   これからの展開でございますが、本市では、地域農業経営サポート事業という事業に取り組んで、担い手がいない農地や維持管理が困難な集落や農家などとの連絡調整を行って、農地の管理や作業受託を行うことにより、農業集落の支援を図っていきたいということで、今年度から新規事業として取り組んでまいるつもりです。 ○福間委員   よく相談を受けるのが、相続で農地を親からいただいたが、農業はできないし、貸したいけど借り手もいないということ。なかなか宅地にするということは難しいのでしょうが、何かそういう都市計画上の変更なり、可能な部分はあるのですか。 ○重松農林水産部次長農政課長   まず都市計画の分については、これは市街化調整区域の問題を御指摘されているかと思いますが、この部分については、私どもからは説明は難しいので、そこは省きたいのですが、今、農地を農地以外のものに使おうとしたときの農地法の問題とかが大変だというような御指摘をいろいろと市民意見交換会でも受けております。農地の区分の見直しも現在、進めているところでございます。 ○佐藤委員長   ほかに質疑はありませんか。 ○長田委員   今、重松次長と滋野課長のお話を聞いて、この連携は非常に大事だと思いました。  先般、私は、林業の人でしたか、紹介を受けて、大変困っていた人を助けていただいたこともあるのですが、とても若い人で、それが産業創造機構か総務省か何かで大分に来た人だったと思うのですが、その辺を教えてください。 ○滋野林業水産課長   総務省関連の業務で、今、市民協働推進課が取り組んでおります地域おこし協力隊の方で、そういった作業等が非常にすぐれている方がおりましたので、そういう方を紹介して、やっていただいたという形になっております。 ○長田委員   要望事項にも上がっていますが、農業、林業というのは日本の産業の根幹で、一番大事なものだと思うのですけど、やっぱり林業をしている人は農業をしますよね。農業する人は林業するので、この施策と総務省の事業を結びつけたのはすごいと思っています。市民協働推進課という関係機関との連携ということで非常によかったです。 ○佐藤委員長   ほかに質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕
    佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、歳出第11款災害復旧費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 498ページ~、第11款災害復旧費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第2条債務負担行為第2表中のうち農林水産部所管分について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 518ページ~、債務負担行為について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第5号、平成31年度大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○福田公設地方卸売市場長   〔説明書③ 67ページ~、大分市公設地方卸売市場事業特別会計予算について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆様で質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   討論はありませんか。 ○福間委員   事業に反対するものではありませんが、消費税の還付金、その点についてだけ反対しておきます。 ○佐藤委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第6号、平成31年度大分市農業集落排水事業特別会計予算について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○姫野生産振興課長   〔説明書③ 87ページ~、大分市農業集落排水事業特別会計予算について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。 ○福間委員   今議会の予算説明で、上下水道部のほうから、農業集落排水の公共下水道への接続という大きな計画が出されて、準備をしているということですが、接続率もさっき報告があったように、低いところは約81%ということなので、うまく調整できてやったほうが、水質の保全を含めて、非常に私はいいと思うのですけど、所管の課として、今後の事業展開について、うまく調整をしていくための基本方針があればお聞かせください。 ○姫野生産振興課長   今、委員がおっしゃいましたが、内稙田地区については、81.8%の接続率になっておりますけれども、ここにつきましては、まだ住宅が建っていく見込みがございます。しかしながら、もう一つの吉野地区については93.8%の接続率ですが、住宅よりも農地が主でございますので、高齢化しているのが現状でございます。このような中で、上下水道部との協議で、内稙田地区と吉野地区につきまして、移管を含めた協議を行っているのが現状でございます。 ○佐藤委員長   ほかに質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   討論はありませんか。 ○福間委員   消費税のみ反対します。 ○佐藤委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第13号、平成30年度大分市一般会計補正予算第3号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書⑤ 10ページ~、第6款農林水産業費について説明〕 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質疑はありませんか。 ○福間委員   農業委員の女性の登用を要望していましたが、また何年か先にしか選挙はないのですが、その辺の今後の姿勢についてだけお尋ねしておきたいと思います。 ○重松農林水産部次長農政課長   農業委員の任命が、投票から市長の任命制度に変わりました。2年前にそういう制度になりまして、現在、3年間という任期の中で2年目を迎えております。ですので、再来年に農業委員の改選になりますが、これまでにも女性の視点からということを言われておりますので、次のときにはしっかりその視点を含めてやっていきたいと思っております。 ○佐藤委員長   よろしいですか。 ○福間委員   はい。 ○佐藤委員長   それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。  以上で、本委員会に付託されました農林水産部所管分の審査は終了いたしました。  それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。  まず、大分市産品のPR活動の取組について報告を受けます。 ○重松農林水産部次長農政課長   お手元の資料の1ページ目、大分市産品のPR活動の御報告になりますが、3点ほど説明をさせていただきます。
     1点目の大分市地産地消感謝祭LOVEおおいた産フェアについてでございますが、これは、日ごろから地産地消に御協力をいただいております市民の皆様に感謝の意を込めるとともに、市産農林水産物のさらなる消費拡大を目指すもので、市内小売店等の流通関係者や生産者、生産団体と連携を図り、去る2月2日、3日に開催したところでございます。  実施内容といたしましては、周年野菜や、今、お手元にもお配りしておりますマグネットをごらんください。ハートマークに野菜と魚と畜産という形で、親しんでもらいたいということで、このマグネットを作製したところですが、そのほかミニのぼりやPRソング等を作成し、160店舗の小売店で配布しまして、店頭でPRを実施するほか、市内量販店9店舗で、にら豚やりゅうきゅうの試食宣伝を行うとともに、2日の土曜日、トキハわさだタウンにて、市長によるトップセールスを行い、たくさんの来場者の皆様に、改めて大分の食の魅力を感じていただいたところでございます。  次に、2点目のおおいたマルシェin湯布院の開催についてでございますが、お手元のチラシを一緒に見ていただきたいと思います。  大分市では、大分都市広域圏で連携を図り、地元農産物や加工品のPR、販売を行う広域圏版のおおいたマルシェを平成29年度から実施いたしており、来る3月24日の日曜日には、由布院駅前にて、国内外からの観光客に向けて、大分市や別府市などから13の事業者が参加して、イベントを実施したいと考えております。もし湯布院のほうにお出かけの際には、お立ち寄りいただければと思っております。  それから、3点目の大分市ブランド認証OitaBirthのPRについでございますが、先ほどいろいろと御指導いただいておりますが、平成29年度から、市産農林水産物を活用した加工品を大分市ブランドとして認証し、広く情報発信をする取り組みを開始しており、現在35商品を認証しております。  平成30年度は、6月末にトキハ本店や首都圏のイベントに出店するなど、市内外でのPR、販売を実施したところでもございます。今月末からは、別府温泉まつりでにぎわう期間に、トキハ別府店にてフェアを開催する予定にいたしております。  今後も大分市の産品の魅力を消費者や観光客の皆様に広くPRしてまいりたいと考えております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   それでは、次に、大規模災害時の災害協定締結について報告を受けます。 ○姫野生産振興課長   大規模災害時の災害協定締結について御説明いたします。  資料の2ページをごらんください。  近年、全国各地で地震や大雨などにより甚大な被害をもたらす災害が相次いでおり、大規模災害発生した場合、初動体制や活動体制の強化が重要となります。このようなことから、このたび、農業関連施設の調査、設計や下水道施設の維持管理に精通した、大分県土地改良事業団体連合会、公益社団法人日本下水道管路管理業協会並びに一般社団法人地域環境資源センターの3者と災害支援に関する協定を去る3月1日に締結いたしました。  調印式では、大分県土地改良事業団体連合会の義経会長、日本下水道管路管理業協会九州支部の橋本支部長と佐藤市長が調印を取り交わし、また、今回の調印式には出席がかないませんでしたが、一般社団法人地域環境資源センターとも同日付で協定を締結したところでございます。  この災害協定により、大規模災害発生した場合に、大分市からの要請を受け、各協定先からの技術者派遣や機材搬入が可能となり、迅速な復旧対応ができると期待しているところでございます。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、2019森林セラピートレイルランニングinのつはるについて報告を受けます。 ○滋野林業水産課長   2019森林セラピートレイルランニングinのつはるについて御説明いたします。  資料3ページをごらんください。  本市では、豊かな森林環境を市民の健康づくりと新たな観光資源として活用するため、森林セラピー魅力創出事業を実施しており、その一環として、昨日3月17日、平成森林公園などのセラピーロードを一部活用したコースにおいて、第7回目となるトレイルランニング大会を開催いたしました。  昨日の会場周辺につきましては、風が強く、肌寒い中でしたが、県内外から291名の選手がエントリーし、そのうち260名が出走し、熱戦を繰り広げ、市議会からは三浦議員、高松議員にも御参加いただきました。  また、昨年に引き続き、市民参加型のイベントとして、のつはるウオーキング大会を開催し、122名の参加がありました。  さらに会場では、おもてなしブースとして、野津原町商工会などが、おとし汁やにら豚焼きそば、だんご汁などの郷土料理でおもてなしを行い、イベントを盛り上げ、野津原の豊かな自然と食をPRできたものと考えております。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんで質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   次に、市民意見交換会の意見・質問等に対する回答について報告を受けたいと思います。 ○重松農林水産部次長農政課長   市民意見交換会に係る意見・質問等に対する回答について、4ページの1番から順番に説明をいたします。  まず、1点目の質問の要旨でございますが、農地を農業用だけでなく、店舗用地などに活用できるよう規制の解除ができないかという内容となっており、農業以外の目的で農地を利用する手続につきましては、農地を農業振興地域整備計画の農用地区域から除外して、農地を転用する許可を得る必要がございます。  回答といたしましては、「今回の農業振興地域整備計画の農用地区域の線引き見直しにおいては、集落内農地の住宅等への活用も考慮して、一部では農用地区域外とするなど策定を図ったところであります。また、農地転用許可権者が昨年10月1日に県知事から大分市長となりましたことから、転用許可基準上の農地区分についても現在見直しを行っており、守るべき優良農地を明確化するとともに、農地の有効活用に向け柔軟な対応ができるよう準備を進めているところでございます。 今後も関係部局とも連携し、農業振興と地域振興の両面から農地に関する制度の適切な運用に努めてまいります」。 ○姫野生産振興課長   次に、生産振興課から2番について御説明いたします。  2番、農業用ため池の日ごろの管理方法について、指導する担当課との情報交換や説明をする場を設けることができないかという内容でございますが、ため池の維持管理につきましては、農業用水を利用する受益者や地元が行っておりますが、本市では、毎年度当初に、ため池管理者に対して、ため池の安全管理と災害防止についての文書を送付し、巡回点検や堤体の草刈りなど、災害の未然防止に努めるよう周知を図っているところでございます。あわせて、ため池の管理者に変更があった場合や、ため池に何か異常があれば、本市に連絡をしていただくようお願いをしております。  また、本市は平成25年度から、防災重点ため池を中心に、地域住民と一緒になり、ハザードマップの作成を進めており、昨年度までに既に45カ所作成し、本年度も11カ所を作成することとしております。  作成したハザードマップは、市のホームページに掲載するとともに、地域の公民館に掲示したり、戸別配布するなど、多くの住民の方々に周知をしてきたところであり、今後とも地域の防災意識を高めるため、これらの取り組みを行うとともに、地域にある農業用ため池に関する情報を関係住民と共有してまいります。 ○滋野林業水産課長   次に、林業水産課から、3番と4番について御説明いたします。  まず3番、「イノシシなどの頭数を減らすための取り組みとあわせ、鳥獣被害対策として、防護柵用資材の無償支給はできないか」という内容ですが、「本市では、鳥獣被害対策として、有害鳥獣捕獲班や農業者自らが行う捕獲対策に加え、防護柵の設置による予防対策を進めております。特に、地域ぐるみによる対策として、3戸以上の農業者で組織するなど、一定の要件を満たした集落等に対しては、国の交付金を活用して防護柵の設置に必要な資材を無償で提供しており効果が上がっております。また、要件に満たない場合は、防護柵の資材費へ補助(補助率2/3以内)し被害の軽減に努めております」。  次に4番、「大志生木地区の海岸に漂着するごみが多く、特に台風の後は大量の流木等が打ち上げられるため、対策を講じてもらいたい」という内容ですが、「本市が管理している大志生木地区を含む海岸へ流木などが大量に漂着した場合は、台風シーズン後、除去・処理を行っております。今後も、海岸の景観や地域住民の安全・安心な生活を維持するため、漂流物の対策について、地域代表者や関係機関と協議しながら迅速に進めてまいります」。 ○佐藤委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さん質問等はありませんか。 ○福間委員   3番の有害鳥獣対策のことですが、3戸以上の農業者で組織して、一定の要件を満たした集落とあるのですが、この一定の要件というのを説明してくれませんか。 ○滋野林業水産課長   これは地域で取り組みますので、やはり個人ではなかなかだめだということで、3戸以上という要件がついていますし、一定の要件というのは、やはり被害を受けた場合の費用対効果で、余り面積が小さくて囲ったら、資材費のほうが高くなる可能性もありますので、そういった費用対効果等の要件がありますので、それを一定の要件という形で示しています。 ○福間委員   これは平米数とか、そういう決まりはないのですか。 ○滋野林業水産課長   面積の下限というものは特にないのですが、それが費用対効果という形の中で、余り小さな面積ですと、資材費が高くなるということもありますので、できれば集落ぐるみで、幅広く囲っていただくような仕組みになっております。 ○佐藤委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   それでは、以上で本日予定の審査は終了いたしました。  執行部からその他として何かありませんか。 ○福田公設地方卸売市場長   このたび平成30年版の市場年報CD版が作成されました。既に委員皆様方のお手元に、茶色の封筒の中に入れてお配りさせていただいております。御参照していただければと思います。 ○佐藤委員長   執行部からほかに何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○佐藤委員長   委員の皆さんでその他として何かございませんか。 ○長田委員   いろいろパンフレットが出ていますが、大分市の観光のグッズなんかも置いたほうがいいと思います。要望です。 ○佐藤委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○佐藤委員長   以上で、当委員会に付託されました全ての案件についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう、議長に申し入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○佐藤委員長   そのように決定いたします。  それでは、ここで、この3月末に退職されます方々から挨拶の申し入れがございましたので、お願いいたします。    〔退職者挨拶〕    〔委員長お礼の挨拶〕 ○佐藤委員長   それでは、本日はこれにて散会いたします。                              午前11時40分散会...