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  1. 大分市議会 2019-03-15
    平成31年総合交通対策特別委員会( 3月15日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成31年総合交通対策特別委員会( 3月15日)                 総合交通対策特別委員会記録 1.開会日時   平成31年3月15日(金)午後0時59分開議~午後1時41分散会 2.場所   第2委員会室 3.出席委員   委員長 大石 祥一   副委員長 川邉 浩子   委 員 二宮  博   委  員 安部 剛祐   委 員 板倉 永紀   委  員 阿部剛四郎   委 員 井手口良一   委  員 福間 健治   委 員 馬見塚 剛   委  員 帆秋 誠悟   委 員 髙野 博幸   委  員 三浦 由紀   委 員 衛藤 延洋   欠席委員   な し
    4.説明員   (都市計画部)    清水都市計画部長朝野都市計画部次長吉田都市計画部次長、    釘宮都市計画部次長都市計画課長宮下都市計画部次長都市交通対策課長、    首藤都市交通対策課参事、雨川都市交通対策課参事黒枝都市交通対策課参事、    熊瀬都市交通対策課参事補廣田都市交通対策課参事補、    佐藤都市交通対策課参事補 5.事務局出席者    書記 椎原 進介 6.会議に付した事件   1.循環型バス実証運行事業及びふれあい交通運行事業の実績について   2.パークアンドライド検索サイトについて   3.シェアサイクル実証実験について   4.その他                 会議の概要                              平成31年3月15日                              午後0時59分開議 ○大石委員長   それでは、定刻より早いですが、皆さんおそろいになりましたので、ただいまから総合交通対策特別委員会を開催いたします。  本日は、お手元に配付しております日程案のとおり、執行部から3件の報告を受けたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○大石委員長   それでは、そのようにいたします。  本日は、新たな委員会構成となって初めての委員会ですので、審査に先立ちまして一言御挨拶を申し上げます。  このたび、委員各位皆様の御推挙により、本委員会委員長として私が、副委員長として川邉委員が選出されました。  本委員会は、交通体系公共交通及び交通安全対策に関する調査所管事項としております。委員皆様の活発な議論と、執行部の明確な答弁により、委員会が円滑に運営できるよう、皆様方の御協力をお願いいたしまして、御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。  ここで、都市計画部長から発言の申し出がありましたので、これを受けます。 ○清水都市計画部長   都市計画部長の清水でございます。  初めに、大石委員長川邉副委員長を初め、委員皆様方が就任されまして初めての総合交通対策特別委員会に臨みますことから、執行部を代表して一言御挨拶をさせていただきます。  本市では、持続可能な地域公共交通網形成や、新たな交通体系の構築、交通安全対策など、多くの課題が山積しております。こうした課題に執行部職員一丸となって、各事業の進捗を図りながら、利便性が高く、安心・安全な交通対策を着実に進めてまいる所存でございます。委員皆様方におかれましては、温かい御指導、御鞭撻、また御高配を賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。今後の2年間、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは本日、説明員として出席しております職員を順次、自己紹介させていただきます。  〔説明員自己紹介〕 ○清水都市計画部長   本日は報告事項といたしまして、都市計画部から循環型バス実証運行事業及びふれあい交通運行事業の実績について、パークアンドライド検索サイトについて、シェアサイクル実証実験についての3件の御報告をさせていただきます。詳細は担当課長より御説明させますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○大石委員長   それでは、報告に入る前に、委員会運営について3点確認をしておきます。  1点目は、委員会記録のインターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会から、従来の本会議録に加えて、委員会会議録議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は必ず挙手して、発言の許可を受けた後、発言を行いますようにお願いいたします。また、特に執行部の方にお願いですが、発言の際には、所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言を行うようにお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案などの審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされていることから、委員皆様からの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるかなどについては、委員会において決定したいと思います。  3点目は、本会議同様、委員会におきましても、より議論を深めることを目的として、委員の質問、政策提言などに関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案などに対し、必要となる予算の組みかえなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、執行部より報告を受けます。  初めに、循環型バス実証運行事業及びふれあい交通運行事業の実績について報告を受けます。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   循環型バス実証運行事業及びふれあい交通運行事業の実績について、御報告をさせていただきます。  お配りしております資料1-1をごらんください。資料が多くなっておりますので、ポイントを絞って御報告させていただきます。  まず、報告の前段となりますが、本市では、平成29年4月に地域公共交通のマスタープランとなる大分地域公共交通網形成計画を策定し、持続可能な地域公共交通を目指すこととしており、計画の実現に向けて、平成29年度には稙田地域、本年度の夏には大南地域において実証運行を行い、地域内の移動や駅への接続、大型商業施設への移動など、通勤、通学を初めとする利用者ニーズについて調査、検証を行ってきております。  本年度におきましては、大南地域に続いて、鶴崎地域及び明野地域実証運行を同時期に実施し、買い物や通院などの利用者ニーズについて調査、検証を行いましたので、御報告をさせていただきます。  それでは、資料の1ページをごらんください。前段でも触れましたが、事業目的、また概要については記載のとおりでございます。  次に、運行コースの概要でございますが、表の中で色分けをしておりますとおり、鶴崎地域が3コース明野地域が2コースとなっております。  運行ルートにつきましては、7ページをお開きください。  左側に鶴崎地域右側明野地域運行ルートを示しております。  左側の鶴崎地域は3コースございますが、まず、赤色でお示ししております鶴崎循環線は、鶴崎駅を起終点に関園や下徳丸、森町などを経由しながら、時計回りに2便、反時計回りに2便で循環いたしました。  次に、紫色の松岡・鶴崎線は、松岡と鶴崎駅を往復するコースで横尾や森町を経由し、往路、復路ともに各1便で運行いたしました。  次に、青色でお示ししております宮河内パークプレイス線は、宮河内団地パークプレイスを往復するコースで松岡を経由します。  以上が鶴崎地域コースでございます。  右側明野地域は2コースございます。オレンジ色明野高城循環線はあけのアクロスタウン起終点とし、高城駅周辺や小池原、猪野などの明治校区を経由しながら、反時計回りに3便、時計回りに2便循環いたしました。  次に、緑色の明野団地循環線、こちらもあけのアクロスタウン起終点とし、主に地区内の団地を経由しながら、反時計回りに3便、時計回りに3便で循環するコースでございます。  詳しい運行時刻につきましては、この後ろの8ページ、9ページに掲載しておりますので、後ほど確認いただければと思います。  資料の1ページにお戻りください。  資料右側に、全期間の利用者数地域ごとに整理しております。上段に鶴崎地域、下段に明野地域利用者数をあらわしております。横軸に日付、縦軸に各コース利用者数を積み上げた形となっております。全期間を通しまして明野地域利用者が非常に多いという結果となりました。  次に、2ページをお開きください。  資料の左側に、各コース利用者数について整理いたしております。どのコースも平日の利用が多く、1日当たり平均利用者数は、明野高城循環線の18人が最も多い結果となっております。  資料右側には発車便ごと平均利用者数グラフにしております。市域内を運行する路線バスの大半は中型バスとなっておりまして、その座席数は25名から30名程度でございます。  グラフは30人を上限としておりますが、これまでの実証実験におきましても明野地域の反応は非常によかったのですが、バス1台当たりでは、利用が非常に多いという結果とはなりませんでしたが、明野地域の午前中の便での利用が非常に多かったという結果となりました。  次に、3ページから5ページには、実証実験中に実施しました乗り込み調査による聞き取りや、事前に募集をいたしました乗車モニターへのアンケート調査など、計107名の御意見を整理したものでございます。なお、乗り込み調査は2月9日土曜日と2月12日火曜日に行いました。  資料左の中ほどのグラフにございますとおり、今回の実証運行におきましては、10代から80代までの幅広い世代の利用が見られまして、特に60代及び70代の女性の利用が多いという結果となりました。  資料右側からはコース別に整理をしております。  まず、鶴崎循環線でございます。資料中ほどのグラフは、横軸にバス停、縦軸の青色の棒が乗車人数オレンジ色の棒が降車人数、薄い緑色の部分が乗車中の人数を示しております。結果として、このコース利用が非常に少なかったのですが、高田南大東団地入口で乗車がありまして、利用者外出目的は通勤のほか、買い物や通院という結果となっております。  次に、4ページをお開きください。  松岡・鶴崎線でございます。こちらのコースは乗り込み調査実施日においては利用者がありませんでしたので、一般調査によるアンケート結果を整理してございます。森周辺での乗降があり、利用者外出目的買い物や通院ということになっております。  資料右側宮河内パークプレイス線です。この表を見ますと、宮河内団地においてはパークプレイスへの移動が一定程度確認できたと考えております。  次に、5ページをお開きください。  資料の左側に明野循環線右側明野高城循環線について整理しております。両コースとも利用者の多くがあけのアクロスタウンへの移動目的としておりまして、利用者外出目的は、買い物と通院で半数以上を占めるという結果となっております。  最後に、6ページをお開きください。  表の一番右端でございますけれども、バス路線の再編に向けた方向性をまとめておりますので、ごらんください。  まず鶴崎循環線につきましては、買い物や通院の利用者ニーズに対しては、乗り継ぎ時刻表の作成など、既存バス乗り継ぎ情報の提供を行う中で活用を促していき、松岡・鶴崎線も同様の整理をしております。  宮河内パークプレイス線につきましては、現在、鶴崎地域運行する路線バスの回送時間等を調整しまして、運行区間パークプレイスまで延ばすことが可能かどうかという内容で検討してまいりたいと考えております。  明野循環線及び明野高城循環線につきましては、現在、明野地域運行する路線バス運行区間の一部を見直すことで、あけのアクロスタウンへの移動ニーズへの対応を検討し、また、今回の実証運行のような循環型の構築についても、バス事業者と検討してまいりたいと考えております。  続きまして、ふれあい交通運行事業の実績について、御報告をさせていただきます。  お配りしております資料1-2をごらんください。  まず運行目的でございますが、公共交通機関利用が不便な地域に居住し、自家用車を運転しない方などの、日常生活における移動手段を確保することを目的とした乗り合いタクシーでございます。  制度の概要についてでございますが、対象地域最寄りバス停から500メートル以遠としておりまして、運行ルート運行日運行時刻等は住民の話し合いで決定しております。運行回数につきましては、登録者数に応じ6便から20便となっておりまして、運賃につきましては1回200円となっておりますが、小学生以下と高齢者ワンコインバス乗車証登録者は100円で乗車できることとしております。運行方法は、登録制予約制としておりまして、1名でも予約があれば運行するという形にしております。  次に、平成28年度、平成29年度、黄色で着色した平成30年度のこれまでの運行実績でございますが、平成29年4月に制度をかなり緩和し、現行制度となって以降、ルート数登録者数ともに増加しており、今年度もルートが5つふえまして、現在28ルートとなっております。  次に、資料右側の本年度、運行している28ルート地区名ルート名運行区間を示しております。  赤字でお示ししておりますのが今年度新設された5つのルートでございまして、鶴崎地区の堂園、宮谷、大南地区の杉原、赤仁田稙田地区の旦野原となっております。なお、大南地区樫原ルートにつきましては、旧判田ルート赤仁田樫原ルートに分割したことに伴う名称の変更ということでございます。各ルートとも2月上旬より運行を開始しております。  資料の2ページ目をごらんください。ふれあい交通運行ルートの全路線を整理したものでございます。  青い線は既存路線バス運行ルートを示しております。ふれあい交通路線につきましては、背景が緑色のものが既存の23ルートオレンジ色路線となっており、背景がピンク色のものが新設された5ルート、赤色の路線となっております。路線バスの青い線と、ふれあい交通オレンジ色もしくは赤色の線が交差した緑色の丸が接続先路線バス停留所となっており、停留所名を記載しております。 ○大石委員長   ただいまの報告につきまして、委員皆様から質問などはありませんか。 ○井手口委員   実証運行期間中の運賃収入は幾らですか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   現金が14万4,646円、回数券が320円、ICカードで4万130円、合計で18万5,096円となっております。 ○井手口委員   こういう実証運行などでルートを設定するには、国土交通省の許可が要るのですか。
    宮下都市計画部次長都市交通対策課長   既存路線を活用する場合、届け出は不要ですが、新たなルートを設定する場合は、届け出が必要となります。 ○井手口委員   認可が要るということではないのですね。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   運輸支局への届け出でございます。 ○井手口委員   国土交通省から路線バス運行の認可をもらっている会社は大分市内にどのぐらいあるのですか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   路線バスにつきましては、大分バス大分交通臼津交通の3社となっております。 ○井手口委員   これまで本市が実証実験を行う場合、認可を受けたバス会社に業務委託していましたが、国土交通省の今の方針としては、NPO法人路線バス運行できるような規制緩和を始めています。今後、本市も路線バス担い手公共交通担い手を育てていくということからも、予算をとって行っているのであれば、既存の会社ではないところへの声かけも可能だと思いますが、検討したのでしょうか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   委員が言われるように、新たな担い手といった視点は非常に重要であるという認識は持っておりますけれども、今回の実証実験につきましては、既存バス路線の中で継続的に維持可能なバス路線を確保していくという目的で実験をしているというところもございますので、既存バス路線を持っている会社と、具体的にどういった形で運行できるのかというところを学識経験者にも入っていただく中で協議しながら、実証運行に臨んでおりますので、今回につきましては既存事業者とお話させていただいております。 ○井手口委員   その目的の場合、運賃収入が20万円弱であり、本市からの800万円の補助がなければ、路線を維持できないという結果が出ました。その結果について、担い手であるバス会社と本市は、どう意見交換したのでしょうか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   今回の実証運行では、鶴崎地区での乗車人員は多くはなかったという現状でございました。明野地区につきましても、乗車人員を見ると利益が生じるかというところは難しいところはございますが、これまでの実証運行でも好評であったということと、この実証運行を通して、市民のニーズを探っていく。今回、こういう結果が出まして、現在、運行している時計回りに3便、反時計回りに3便となっているものを、例えば、便数を変更する、バス停設置状況を踏まえてルートを練り直すなどを考えていくことは、実際の路線を検討するにあたっての参考となっていると思っておりますので、こちらにつきましても、バス事業者と実現に向けて、どういう形であれば今回の結果を生かしていけるかという検討を進めているところでございます。 ○井手口委員   既存バス会社との検討の途中経過についても、今後、機会があるごとに報告をしてください。それを要望しておきます。 ○大石委員長   要望ということでございます。  ほかに委員から質問ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   次に、パークアンドライド検索サイトについて報告を受けます。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   パークアンドライド検索サイトについて御報告させていただきます。  資料2をごらんください。  まず目的でございますが、御案内のとおりパークアンドライドは、自宅から最寄り駅バス停付近駐車場自動車をとめ、鉄道やバスなどの公共交通機関に乗りかえて目的地に向かう方法でございます。  平成29年4月に策定いたしました大分地域公共交通網形成計画におきまして、中心市街地などへの過度な自動車流入軽減と、鉄道、バス利用の促進のため、パークアンドライド取り組みを促進することとしており、市内の各駅、バス停周辺既存駐車場の情報を提供する検索サイトを新たに構築し、パークアンドライド取り組みを促進していくものでございます。  検索サイトの概要についてでございますが、サイトの名称は、大分パークアンドライド駐車場ナビとしております。運用開始平成31年4月1日を予定しておりまして、掲載する駐車場といたしましては、月極駐車場コインパーキングとしており、掲載情報は、名称、所在地、最寄り駅もしくはバス停収容台数利用形態利用料金駐車場の写真、管理者への連絡先等としております。  次に、対象とするJR駅とバス停についてでございますけれども、JR駅につきましては、大分駅を除く16駅としております。大分駅を除きますのは、既に中心部で、大分まちなか倶楽部駐車場検索サイトを開設しているという状況がございますので、中心部駐車場の検索については、私どもの検索サイトとリンクする方法を考えております。  バス停につきましては、JR駅の最寄りバス停中心市街地へ向かう幹線道路の中で渋滞ポイントとなる付近のバス停であります、木の上、戸次、金の手バス停を選定したところでございます。  次に、掲載駐車場でございますが、対象駅、バス停からおおむね500メートル以内の駐車場として、駐車場調査とあわせまして、事前アンケートにより掲載希望のありました駐車場収容台数を表示しております。また、現在、掲載の意向の確認中でございまして、今後、掲載数をふやしてまいりたいと考えております。  次に、資料右側に移りまして、検索サイトのイメージでございます。  まず①でございますけれども、トップページの地図上の電車マークもしくは各駅名をクリックしていただきますと、②で示しました駅周辺の地図の状況が表示されます。  ここでPと表示しております駐車場マーク、または下の駐車場名をクリックしますと、③特定駐車場が表示されまして、駐車場情報が確認できることとなっております。現在、4月1日の運用開始に向け、最終的な作業を進めているところでございます。  最後に、期待される効果についてでございますけれども、利用者におきましては、駅やバス停周辺駐車場情報を一元的に入手が可能となるということや、移動時間の短縮、定時性の確保、移動中の安全確保が図られることでございます。また、本市におきましては、公共交通利用した生活への自発的転換公共交通利用促進中心市街地等への渋滞緩和環境負荷の軽減が図られるものと考えております。 ○大石委員長   ただいまの報告につきまして、委員から質問はありませんか。 ○安部委員   1点だけ。対象駅とバス停の中で、市街化調整区域のものはありますか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   一部ございます。 ○安部委員   ありますよね。現在、農業振興地域の指定が外れていないと思います。市街化調整区域はきちんと確認をしないと。今、一時転用しか認められていないと思います。そのまま駐車場ということになると市としても困ると思いますので、4月1日以降、おそらく2週、3週のうちに規制緩和となると思うので、農政担当課ともよく話し合った上で掲載するようにお願いします。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   委員が御指摘した件につきましては、私どもも注意しているところでございまして、事前にその駐車場が適正なものかどうかというところを確認した上で、候補を絞っておりますので、今後も気をつけてまいりたいと思います。 ○安部委員   はい、お願いします。 ○大石委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   次にシェアサイクル実証実験について報告を受けます。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   シェアサイクル実証実験について御報告をさせていただきます。  資料3をごらんください。  まず導入目的でございますが、経過とあわせて御説明をいたします。  本市では、平成18年より大分レンタサイクル大分駅周辺で運営しております。平成29年度は2万2,000回を超える利用があり、多くの市民や来街者が利用している状況でございます。  その利用者へのアンケート調査では、複数のサイクルポートで自由に借りて、返却できるレンタサイクルが欲しいとの声が多数寄せられていたことや、平成29年5月に施行されました自転車活用推進法の中でも、新たな都市交通システムとしてのシェアサイクルの普及を掲げていることから、シェアサイクル導入について検討をしていたところでございます。  昨年7月に、交通利便性を高め、環境負荷の低減や健康増進、魅力ある観光振興に資することを目的に、プロポーザル方式によりシェアサイクルの運営を行う事業者を募集しましたところ、自治体からの補助金を必要としない運営を行うという事業提案をしたE&Hシェアマネジメント株式会社と株式会社ドコモ・バイクシェアの共同提案を採用いたしまして、3者で協定を結ぶ中、平成30年10月1日よりシェアサイクル実証実験のサービスを開始したところでございます。  次に実証実験の現状でございますけれども、実証実験の期間は平成30年10月1日から平成31年3月31日の半年間としておりまして、現在、電動アシストつき自転車を300台、30カ所のサイクルポートを設置し、実施しているところでございます。資料の3ページに現在のサイクルポートの設置箇所を示しておりますので、後ほど御確認いただければと考えております。  次に資料の1ページには現在の登録者の年代別、居住地、会員種別をまとめております。登録者は、幅広い年齢層が登録しておりまして、その居住地は、市内の方が71%でございますけれども、県外の方も17%となっているところでございます。  4点目の利用促進に向けた取り組み内容、また5点目の各種取材対応、メディア等掲載履歴につきましては、これまでの取り組み、また取り上げていただいた内容を列記しておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。  2ページをごらんください。  7の利用状況では、運用開始から3月7日までの登録会員数、貸出台数の推移をまとめております。  3月7日現在の登録会員数は693名となっておりまして、延べ貸出台数は1,843台となっております。  運用開始の10月から12月につきましては、サイクルポート13カ所での運用でありました。また、冬の寒い時期ということ、市民への周知が足りなかったというところもあったと思いますけれども、登録者、貸出台数ともに非常に少ない状況でございましたが、12月末までにサイクルポートを予定の30カ所に設置し、1月以降は若干数字が伸びております。  また、現在、実施しております新規登録促進キャンペーンに伴いまして、徐々に貸出台数、登録者数ともにふえております。  8点目の実証実験における課題といたしましては、利用者にとって重要な要素となるのがサイクルポートの確保と考えております。実際、13カ所から30カ所にふやしたことで若干の伸びが見られました。また、サービスエリアの拡大、自転車の再配置業務のバランスの調整、公共交通との連携強化による利便性の向上が課題になっているのではないかと考えております。  今後の取り組みとしましては、課題の整理などを視野に入れて、サービスエリアの拡大も含め、利便性の向上と利用回数の増加につながるサイクルポートの配置計画を検討してまいりたいと考えております。サイクルポートは企業などの所有地も無償で使用させていただいておりますが、地域貢献などの点での評価も高いというところがございますので、今後のニーズを踏まえつつ、再配置とのバランスを考慮しながら、効果的な配置を検討していきたいと考えております。  また、本事業を運営しておりますE&Hシェアマネジメント株式会社は、本事業が公益性の高い事業であり、新たな交通システムとしての可能性を持っている事業であると考えていることから、新規登録促進キャンペーンや法人会員の獲得、また1日パスの販売店の開拓などを重点施策として位置づけておりまして、さらなるキャンペーンの継続を検討しているというところでございます。  このようなことを踏まえまして、10点目の実証実験結果の期間についてでございますけれども、昨年の10月1日から3月31日までの半年間、これまで実証実験を続けてまいりましたが、実験期間が冬の寒い時期で自転車の貸し出しが少ない時期であったことなど、運営事業者との協議によりまして、季節変動も踏まえて年間を通した利用傾向を把握したいという申し入れもいただいておりますことから、サイクルポートの配置についてもあわせて検証する必要があると考えておりまして、本実証実験期間を平成32年3月31日までとして1年間の延長をしたいと考えております。 ○大石委員長   ただいまの報告について、委員から質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   それでは、執行部からほかにありませんか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   1件報告でございますが、鶴崎駅で実施しておりましたバリアフリー化工事が完了いたしましたので、資料を配付させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○大石委員長   はい。お願いします。  〔資料配付〕 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   昨年9月の本委員会で、工事の着手について御報告させていただきましたが、今回、鶴崎駅の工事が完了いたしまして、3月8日金曜日に資料にございますように改札内の多目的トイレ、エレベーター2基等が供用開始されたという報告がJRからございましたので、図面と写真とあわせて御報告させていただきます。 ○大石委員長   その他、執行部からありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○大石委員長   委員から何かありますか。 ○井手口委員   JRの安全対策の一環として、踏切の現状についてどういう形で把握しているのかを聞きますが、踏切には第1種、第3種、第4種、その他とありますが、それぞれの数を報告できますか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   現在、資料を持ち合わせておりませんので、確認したいと思います。 ○井手口委員   特に第4種、信号機、遮断機がないものとその他、地域で踏切としてしまったもの。これも事故が起こっています。第4種とその他を中心に調べたものをいただきたいと思います。 ○大石委員長   執行部、対応をお願いします。
     ほかに委員からありませんか。 ○衛藤委員   JR大分駅では、夜、店等が閉店している時は、タクシーの運転手さんは便宜的に改札を通ってトイレを利用させてもらっているようです。JR鶴崎駅では、駅の中のトイレを駅カフェの人たちは利用できないようでしたが、今はどうなっているのか教えてください。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   この工事の設計の際に、私どももJRに確認しましたが、駅カフェの利用者は、JR利用者として中のトイレを利用できると聞いております。また、外に既存のトイレもございますので……。 ○衛藤委員   外のトイレは撤去すると聞いていますが、中のトイレを利用できるということでいいのですか。 ○宮下都市計画部次長都市交通対策課長   外のトイレの撤去については確認できておりませんが、私どもとJRとの確認では、駅カフェの方は中のトイレを利用できるという回答をいただいております。 ○衛藤委員   わかりました。 ○大石委員長   ほかに委員からありませんか。  〔「なし」の声〕 ○大石委員長   ないようですので、以上で総合交通対策特別委員会を終了します。お疲れさまでした。                              午後1時41分散会...