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  1. 大分市議会 2018-12-12
    平成30年厚生常任委員会(12月12日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年厚生常任委員会(12月12日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    平成30年12月12日(水)午前10時5分開議~午前11時25分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 倉掛 賢裕  副委員長 橋本 敬広    委 員 安部 剛祐  委 員  長田 教雄    委 員 堀  嘉徳  委 員  斉藤 由美子    委 員 安東 房吉  委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 衛藤 延洋 欠席委員    なし 4.説明員
      (子どもすこやか部)    重石子どもすこやか部長釘宮子どもすこやか部審議監、    藤田福祉事務所次長子育て支援課長平松子ども企画課長、    指原保育幼児教育課長小林保育幼児教育課政策監高橋子ども企画課参事、    沖田子ども企画課参事横川子育て支援課参事、    足立子育て支援課参事中央子ども家庭支援センター所長、    太神子育て支援課参事東部子ども家庭支援センター所長、    三原子育て支援課参事西部子ども家庭支援センター所長、    小野保育幼児教育課参事井上保育幼児教育課参事吉田子育て支援課主査 5.事務局出席者    書記 安田 真一 6.審査案件等   【予算議案】    議第107号 平成30年度大分市一般会計補正予算(第2号)                                     〔承認〕          第1条 歳入歳出予算の補正              歳出 第3款 民生費のうち子どもすこやか部関係                 第4款 衛生費のうち子ども医療助成費                 第10款 教育費のうち子どもすこやか部関係          第3条 債務負担行為の補正 第3表中          1追加 ・児童手当現況届作成等業務委託料   【報告事項】    ・児童手当等給付事業における事務処理誤りについて    ・子ども生活実態調査中間報告)について    ・民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果について    ・新規認可候補事業者の選定結果及び平成31年4月の定員拡大について    ・大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報     告について    ・平成31年度市立幼稚園願書提出状況について    ・その他                 会議の概要                              平成30年12月12日                              午前10時5分開議 ○倉掛委員長   おはようございます。  おそろいのようですので、ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。  審査日程に従い、子どもすこやか部の審査を行います。  なお、本日は、常任委員会終了後、各特別委員会開催予定でありますので、関係する委員につきましては出席方よろしくお願いします。  ここで、重石子どもすこやか部長より発言を求められておりますので、これを許可します。 ○重石子どもすこやか部長   皆様、おはようございます。  まず、御挨拶の前に、既にマスコミ報道されておりますが、児童手当などを算定する電算処理システム設定ミスがあり、長期間にわたり一部対象者への支給が不足していたことが判明いたしました。このことにつきまして、市民並びに委員の皆様に心からおわび申し上げます。大変申しわけございませんでした。  詳細につきましては後ほど担当課長より御報告いたしますが、今後は、関係法令や制度の変更に際しましては、これまで以上に職員に対し制度の周知と知識の習得を促すとともに、関係課と連携の上、システム改修時の仕様確認テスト実施時におけるチェック体制に万全を期すことにより再発防止に努めてまいる所存でございます。  それでは、改めまして、倉掛委員長、橋本副委員長を初め委員の皆様方には、平素から幼児教育・保育並びに児童福祉子育て支援に係る施策の推進に格別の御指導、御高配を賜っておりますことに心からお礼を申し上げます。  さて、本日皆様に御審議いただく事項は、予算議案2件と報告事項6件でございます。  まず、予算議案につきましては、議第107号、平成30年度大分市一般会計補正予算のうち、3款民生費につきましては、主に子ども子育て支援交付金に係る事業費の確定に伴う国庫補助金精算返還金及び私立保育所等給付費を追加計上しております。また、4款、10款の人件費の補正につきましては、当初予算作成後の人事異動によって職員構成が変化したことに対応する調整でございます。加えて、新年度事務改善準備のため、児童手当現況届作成等業務委託料債務負担を計上しております。  また、報告事項につきましては、先ほど触れました事務処理誤りに加え、子ども生活実態調査中間報告など6件の御報告を申し上げたいと存じます。  詳細につきましては後ほど担当課長より御説明いたしますので、十分に御審議の上、御決定賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○倉掛委員長   それでは、審査に入る前に委員会運営について確認をしておきます。  1点目は、委員会会議録インターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて、委員会の会議録がインターネット市議会ホームページで公開されております。  つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くし、合意形成を図るよう努めるものとするとされておりますことから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。  ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  3点目は、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。  ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いします。  最初に、予算議案の審査を行います。  議第107号、平成30年度大分市一般会計補正予算第2号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 32ページ~、歳出第3款民生費のうち子どもすこやか部関係について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、歳出第4款衛生費のうち子ども医療助成費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 38ページ~、歳出第4款衛生費のうち子ども医療助成費について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、歳出第10款教育費のうち子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   〔説明書② 82ページ~、歳出第10款教育費のうち子どもすこやか部関係について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長 
     討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第3条債務負担行為の補正、第3表中、1、追加、児童手当現況届作成等業務委託料の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   〔予算書① 7ページ、債務負担行為の補正のうち子育て支援課関係について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、子どもすこやか部関係付託案件の審査を全て終了いたしました。  それでは、ここで、執行部より報告事項の申し出がありましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。  まず、児童手当等給付事業における事務処理誤りについて報告を受けます。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   報告事項1、児童手当等給付事業における事務処理誤りについてでございます。  この件につきましては、改めまして、市民の皆様、厚生常任委員の皆様方に大変御心配をおかけしましたことを心からおわび申し上げます。申しわけございませんでした。  本日は、経緯から報道発表後の対応について、子育て支援課分について御報告申し上げます。  それでは、資料をごらんください。  児童手当児童扶養手当所得制限を設けており、福祉総合システム所得判定を行っております。この所得判定プログラムに純・雑損失の繰越控除及び先物取引に係る繰越損失が反映されておらず、高い所得で判定したため、手当の支給不足が判明いたしました。  1の経緯でございますが、本課の職員が、法改正に伴い、所得判定に用いる所得額市民税課に確認したところ、福祉総合システムで算定した所得額が異なっていたため、原因を調査したところ、当該プログラムミスを確認いたしました。  2の原因でございますが、児童手当等の旧システム構築の際、プログラム仕様確認やテストが不十分であったと考えられ、現行の福祉総合システム構築時に旧システムプログラムを踏襲したことにより、現在まで誤った所得判定を行っていたためでございます。  時期につきましては、児童手当が平成4年から、児童扶養手当は平成8年からでございます。  3の調査結果でございますが、対象者は、福祉総合システムでデータを保有しております平成24年度から再判定を行った結果、児童手当が13人で202万5,000円、児童扶養手当が8人で79万330円でございます。  資料の右側になりますが、4の対応ですが、11月28日の報道発表後、直ちに対象者21人に連絡し、訪問または電話でおわびをし、詳細な説明を申し上げ、御了承いただいているところでございます。  また、ホームページでも市民の方へお知らせしますとともに、平成23年度以前で対象になりそうな方へ呼びかけを行っております。  なお、支給不足額のお支払につきましては、児童扶養手当は昨日12月11日に振り込みをしており、児童手当につきましてはあさって12月14日に振り込む予定としております。  市民の皆様、対象者の方々に多大な御迷惑をおかけしましたことを深く反省し、今後はこのようなことのないよう、法令や制度の変更について全職員に周知徹底するとともに、システム改修時のチェック体制の見直しを行うことにより再発防止に努めてまいりたいと考えております。 ○倉掛委員長   委員の皆さんから意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   発表後に問い合わせがあったかどうかはわかっていますか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   発表後にお問い合わせを6件ほどいただきましたが、いずれも該当するものではございませんでした。 ○倉掛委員長   今の関連でいいですか。今のは、平成23年度以前のお問い合わせがあったということですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   そこも含めてのお問い合わせでございました。児童手当に誤りがあったということで、自分は該当するだろうかという全般的なお問い合わせでございました。 ○斉藤委員   私自身も、どうだっただろうかと振り返ったことがありました。福祉保健部の報告のときにも言いましたけれど、内容がとてもわかりにくいので、特に子育て中のお母さんは余り確認もしなくて、子育てに追われている方々にとっては、記憶をたどるというのは難しいと思いますので、もうちょっとわかりやすく周知をしていただいて、再度、該当する方がいないかどうかをしっかりと確認をしていただきたいと思います。その際には、窓口対応もちゃんとできるように対処してください。要望しておきます。 ○倉掛委員長   私からいいですか。これは結構額が大きいじゃないですか。平成29年度は月額でいったら5万円ぐらいになりますよね。先物取引とかの損失とかなので、所得が高い人だろうと思うのですけど、その辺で、実際の生活に困っていたとか、そういうことはないのですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   平成29年度の金額は、児童手当で申し上げますと61万円ということでございますが、該当者が4名という形になっております。  右側に補足の資料ということで、①所得手当所得制限限度額の表をつけております。扶養親族によりまして収入から算出しました所得です。扶養親族が1人の場合には660万円で、少し所得制限については高い金額の設定となっております。  それから、その右側に支給額がございますけれども、3歳未満のお子さんの場合には1万5,000円ですが、所得制限を受けた場合には、この支給額が5,000円になります。全体の金額が大きくなってきたという形になっております。 ○倉掛委員長   もう一点、ちょっと確認のために。この純損失それから雑損失、先物取引に係る繰越損失、これに該当する方はそれぞれ大体何名ずつおられますか。先物取引とかの該当者はいるのですか。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   今、手元に資料を持ってきておりませんので、内訳についてはまた御報告申し上げます。 ○倉掛委員長   はい。  ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   では、次に、子ども生活実態調査中間報告)について報告を受けます。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   それでは、報告事項2、子ども生活実態調査中間報告)について御説明いたします。  委員の皆様方には、先日、中間報告書をお配りさせていただいておりますので、本日は、資料により中間報告の要点を御説明申し上げます。  それでは、資料をごらんください。  1、調査の目的、2、調査の概要については記載のとおりでございます。  2-1、右側の表1をごらんください。  表1には、対象者別の配付数、回収数、回収率を記載しております。回収率は、郵送による配付、回収を行った未就学児の保護者が他の対象に比べ回収率が低くなっておりますが、学校による配付、回収だったこともあり、全体平均では81.7%と高い回収率となりました。  次に、(2)子ども支援機関等に対する資源量調査についてでございます。調査対象者調査期間調査方法については記載のとおりでございます。  表2をごらんください。  表2には、配付数、回収数、回収率を記載しております。回収率は86.2%と高く、多くの機関からの御協力をいただいております。  次に、3、本調査における生活困窮世帯の割合についてでございます。今回の調査における本市の生活貧困世帯の人数等については、右のページの表3にお示ししているところでございますが、まず、本調査における生活困窮世帯の定義について御説明いたします。  等価可処分所得――世帯の可処分所得世帯人員の平方根で割って調整した所得の中央値の半分を相対的貧困水準――貧困線とする国民生活基礎調査の定義に基づき、世帯収入貧困線以下の世帯を相対的貧困世帯と定義しています。下の図で申しますと、縦は可処分所得、横に人数をあらわしており、その両方の真ん中を求め、さらにその線の半分がいわゆる貧困線であり、世帯収入がこの水準以下の世帯のことを相対的貧困世帯と定義しております。  右のページをごらんください。  次に、(2)生活困窮世帯の定義についてでございます。可処分所得だけでは個々の生活実態は見えづらく、経済的側面のみで貧困を定義することへの疑問が呈されていることや本調査の世帯年収に関する質問に全体の約20%を超える1,397人の方が回答していないことから、先ほど御説明いたしました相対的貧困世帯に加え、生活実態が見えやすいはく奪指標を分析に加えたものを生活困窮世帯として本調査では定義しております。  はく奪指標につきましては、米印で記載をしておりますが、人々がその社会で通常手に入れることができるものを所持できていなかったり、一般的に経験できていることが経験できなかったりする状況を指標化したもので、例えば、誕生日のお祝いや本の購入などがございます。  それでは、本市の状況でございますが、表3をごらんください。  表3の一番右側でございますが、一番上の欄には全体の合計が6,030世帯、その1段下に生活困窮世帯が963世帯16%、その下、相対的貧困世帯が653世帯10.8%となっております。加えて、調査対象とした子供の年齢が、左が未就学児でございますけれども、子供の年齢が高くなるにつれて生活困窮世帯の割合が高くなっているということが見てとれます。  次に、4、調査結果例をごらんください。  4、調査結果例には、今回中間報告としてまとめました例といたしまして、保護者、小学生と中学生にかかわる質問をそれぞれ掲載しております。  今後は、クロス集計を行い、さらに分析を進め、3月には報告書をまとめてまいりたいと考えております。 ○倉掛委員長   意見や質問はありませんか。 ○安東委員   この調査と同じような調査というのは全国的にはあるのですか。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   同様の、似たような調査がございます。 ○安東委員   その全国的な調査と比較して、生活困窮世帯という割合は、全国に比べたら大分市はどういう状況にあるかというのはわかりますか。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   現在、まだ他都市との比較は終わっていない状況にございます。ただ、わかっている範囲で申し上げますと、例えば、先ほど貧困線という説明を申し上げましたが、これが所得と人数のちょうど真ん中をとって、さらに所得の半分以下というところですが、大分市の調査では106.3万円になっております。全国が約122万円になっておりますので、今回の私どもの調査では少し低い数字が出たと捉えております。例えば、東大阪市でございますと、その数字が117.3万円と出ているところでございますけれども、ただ、調査によって算出の仕方が違ったり、比較が不可という場合もございますので、一概には言えない部分がございます。そういったところも含めて、最終報告に向けて整理してまいりたいと考えております。 ○安東委員   はい、わかりました。 ○倉掛委員長 
     ほかに意見、質問はありませんか。 ○エイジ委員   今全国との比較という話も出ましたけど、実際、これが市民の全世帯というわけでもないし、全国的に比較するのも大事でしょうけど、大分市が現状でこれぐらいの数字の貧困家庭があるということをしっかり重く見ないといけないと思います。そういった方々が1世帯でも減っていくようないろんな対策をとっていただくようにお願いしたいと思います。意見です。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   今回の調査、特に学校で回収してくださいということを委員会で強く要望しましたが、それを実施していただいて、本当にありがとうございました。やっぱり学校で回収したからこそ、これだけ回収できたのではないかと思います。  気になるのが未就学児の60.4%という回収率で、なぜ返送しなかったかはさまざまな理由があって、これは臆測になるのでしょうけれど、子供が小さいからこそ、余裕がないとこういう調査に対しては返信までいかないのかなと思います。この60.4%の、回収できなかった分をどう見るかというのがとても重要で、貧困世帯が7人に1人と言われていることをよく考えると、今後もやっぱり乳幼児世帯の調査というのは引き続き必要ではないかと思います。今度の調査は、国がお金を出して国としてやるという方針で全国でやりましたけど、今後また、大分市単独で、例えば乳幼児健診等々で、乳幼児世帯の聞き取り調査みたいなものはそんなにお金をかけなくてもできるのではないかと思いますので、ぜひこれを継続するように検討していただきたいと思います。その点を要望しておきたいと思います。 ○衛藤委員   この結果を見ますと、やはり生活困窮世帯のほうがついていけていないという結果が、想定できる範囲ではありますけれども、そういう結果になったのだろうと思います。今回、調査したことが目的になってはいけないので、この調査結果をどのように生かそうと今お考えになっているのか、そこをお聞かせいただけますか。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   この調査につきましては、庁内横断的に持っております子ども貧困対策専門部会というのがございまして、せんだっても開催いたしました。今後、各課で貧困対策ということでその専門部会を通じて、今後私どもとしてどういったことに取り組んでいけるのかというのを十分に考えていきたいと考えております。 ○衛藤委員   はい、わかりました。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、次に、民間放課後児童クラブ運営費補助事業者の選定結果について報告を受けます。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   それでは、報告事項3、民間放課後児童育成クラブ運営費補助事業者の選定結果につきまして御報告いたします。  まず、(1)目的につきましては記載のとおりでございます。  (2)事業の概要ですが、今回は大道、松岡、賀来、明治の4小学校区で事業者の選定を行っております。  (3)公募による選定につきましては、公募型プロポーザル方式により各校区1事業者ずつ選定を行っております。  ①公募のスケジュールでございますが、平成30年9月25日から平成30年11月16日の日程で募集を行い、11月27日に選定委員会を開催して、事業内容運営方針運営体制施設環境類似事業の実績などについて事業者からプレゼンテーションを受けた上で審査をしております。  なお、候補者は12月7日に決定し、事業開始は平成31年4月1日を予定しております。  次に、②各校区の応募及び選定結果を記載しております。応募事業者数は、大道校区が3事業者、松岡、賀来、明治の3校区につきましてはそれぞれ1事業者の応募がございました。  選定結果は、大道校区NPO法人ママの味方、松岡校区生活協同組合コープおおいた、賀来校区社会福祉法人あゆみ福祉会、明治校区は株式会社美研を選定いたしました。選定事業者の定員、利用料等につきましては記載のとおりでございます。  次に、資料の右側、③選定クラブの位置図を掲載しております。赤色の丸で印した箇所がクラブの位置で、小学校からクラブまでの経路を青色の線で示しております。  また、施設概要等につきましても記載のとおりでございます。 ○倉掛委員長   意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   ようやく決まってよかったなと思っています。  それで、もう早速、また来年度ということになるのですけど、4月を迎えるに当たって、今後の暫定的な量の見込みのようなもので、また新たに民間にという予測ができるところというのは、今の段階でしょうけど、様子はどうですか。何とも言えませんね。  募集をかけても、これだけ時間がかかってしまって、結局、待機児童ということになっている現状はやっぱり問題だと思いますので、クラブに通っている人数とそれから学校の中のキャパシティーを考えると、おおよその予想を立てながら、ここは大丈夫かなというところを事前にやっぱり考えていかないといけないのかなと思います。場所によっては別保校区のように土地がないということもありましたので、今回、別保校区は一応ぎりぎり大丈夫だったけれども、また来年度どうなるかということもあろうかと思います。事前にしっかりと検討して、待機児童が出ることにならないようにお願いします。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。 ○衛藤委員   今、4つの民間放課後児童クラブの中で、大道校区賀来校区は新築の物件を利用してということですけど、今まで2回公募しましたが、やってくれるところ、手を挙げるところはなかったということですけど、私が、3月の厚生常任委員会のときに、新たな補助メニューを要望してメニューをつくっていただいて、その上で松岡校区、明治校区は応募者があったというような状況だろうと思いますが、この中で、その改修の制度を利用したのはこの2つだけということでいいのですか。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   なかなか放課後児童クラブとしての賃貸物件が余りないという御指摘を事業者のほうからこれまで受けていたことと、見つかったものの学童が過ごす場所に改修するのに費用がかかるといったようなことがありましたので、前回、皆様方の御理解をいただきまして、施設改修費ということで補助メニューを新たに設けたところでございます。  それで、委員お尋ねの、補助制度を利用するのかということでございますけれども、松岡校区について、その制度を利用していただくこととなっております。大道校区につきましても、その制度を利用していただくこととなっております。 ○衛藤委員   明治校区はどうですか。 ○吉田子育て支援課主査   明治校区につきましては、賃貸物件を利用するように決まっているのですが、施設がきれいなので、特に改修せずに使うと聞いております。 ○衛藤委員   わかりました。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   一般質問でも申し上げましたが、学童保育の基準がどうなるのかというところに来ていて、こうやって民間がだんだんふえていくということになると、いよいよその中身が問われると思いますので、しっかりその辺は、確保していただくように再度要望しておきます。 ○倉掛委員長   1点確認していいですか。明治校区は学校との距離が1,100メートルになっているのですけど、これはどの程度までなら許容範囲と考えているのか、この距離をどうお考えなのか、それを聞きたいです。 ○藤田福祉保健部次長子育て支援課長   明治校区につきましては、御指摘のとおり、少し学校から遠うございまして、ただ、小学校区内になっていることと、こちらのほうから通っている児童もいるということを確認しておりましたので、今回、1キロメートル以上あるということが選定委員の中でもマイナス評価にはなったものの、基準点には達したということでございます。 ○倉掛委員長   はい、わかりました。  ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、次に、保育所の新規認可候補事業者の選定結果及び平成31年4月の定員拡大について報告を受けます。 ○平松子ども企画課長   保育所の新規認可候補事業者の選定結果及び平成31年4月の定員拡大について御報告いたします。  お手元の資料、報告事項4(1)をお願いいたします。  まず、1の本年度募集いたしました新規認可保育所の候補事業者の選定結果についてですが、去る5月11日から7月31日を募集期間として、平成31年4月及び平成32年、2020年4月に保育所等の開設を希望する事業者の募集を行ったところ、(4)選定結果の表の2段目に記載しておりますとおり、13の事業者から応募があり、このうち、その下、辞退した3事業者を除く10の事業者を選考対象として、10月11日に外部委員などからなる選考委員会を開催して審査を行いました。  その結果、表の一番下、選定結果にありますように、5事業者を設置認可候補事業者として選定し、合計235人分の定員が確保できる見込みとなったところでございます。  なお、選定された施設は、いずれも2020年4月の開設予定となっております。  次に、下の2、平成31年4月の定員拡大についてですが、(1)平成29年度から施設整備を繰り越し、本年7月に定員を増加した施設が2施設で60人の定員増、右上に参りまして(2)昨年度選定した新規開設が合計6施設で338人分、(3)既存保育施設の増改築等による定員増が4施設で45人分、(4)認定こども園に移行することによる定員増が3施設で156人分となっており、現時点で、来年4月には本年4月と比べまして合計599人分の定員拡大が図られる見込みとなったところでございます。  引き続き工事の進捗管理に努めるとともに、入所決定に際して適切な利用調整等を行う中で待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。  なお、資料の2枚目には、平成31年4月に開設予定の法人が現在どのような事業を行っているかをまとめておりますので、また後ほどごらんいただければと思っております。 ○倉掛委員長   委員の皆さんから意見や質問はありませんか。 ○斉藤委員   来年の10月に幼児教育の無償化ということで、また新たな量の見込みの調査が国からありましたよね。今後どのように待機児童解消を見るのかというのがとても大きな課題になると思うのですが、量の見込みを変更するということになると、それをどのぐらいをめどにして今後計画していくかというのはあらかた素案のようなものはできているのですか。 ○平松子ども企画課長   その事業計画はすくすく大分っ子プランという形でまとめておりますけれども、来年度がその最終、5年目を迎えますので、現在、その改定作業に入っているところでございます。その中で、今後5年間の事業ニーズの見込みあるいは事業計画における確保数、そうしたことについて、今、市民の皆様にアンケートを送らせていただきまして、その中で調査をしているところでございます。  今後、クロス集計等でそうしたニーズを探っていきたいと思っておりますけれども、特に幼児教育の無償化に伴うニーズにつきましては今までなかった新しい調査の部分になりますので、どれほどの精度をもって確保できるかというものは私たちも注意して取り組んでいかなければならないと思っておりますけれども、来年にかけてそうした調査を行いながら、すくすく大分っ子プランを新たなものとして策定してまいりたいと考えております。 ○斉藤委員   今度の幼児教育の無償化は認可外の施設も対象になるということで、結局、駆け込みでというか、お金をもらえるんだったらということで、認可外の施設がまたふえる可能性もちょっと否めないと思うんですね。経過措置についてどうなるかわかりませんけれど、やっぱり基本は認可保育所ということで、きっちり設置基準を満たしたものが基本だと思いますので、今後、急にふやすことというのは難しいと思うんですけど、数は今からということなので、設置基準をきちんと満たしたということで今後しっかり計画を立てていただくように要望しておきたいと思います。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。 ○安部委員   599人分の定員増をやっていただけるということで大変ありがたいと思うんですけど、待機児童の見通しはどうですか。 ○平松子ども企画課長   全体の利用希望者数はまだ今後しばらく伸びていくと考えています。そうした部分については、過去の傾向を見ますと、5%前後だと思っているのですが、ただ、昨年度も顕著にございました未満児のニーズの増加、この増加がかなり大きく出てきております。また、今御質問にもありましたような、来年10月に予定されています幼児教育の無償化の関係です。この部分を保護者の方がどのように捉えて行動されるかというのが、なかなか不透明な部分がございますので、まずは私どもとしましては、今回確保できた599人、これを保育・幼児教育課と連携して活用いたしまして、また既存の事業者等の協力をいただきまして、待機児童解消に努めていきたいと考えております。 ○倉掛委員長   私から要望です。前々から気になっていたのですが、入園希望者の希望内容にももちろんよるのでしょうが、1年入れないとか2年入れないというのは異様な事態だと思います。そういうケースをよく見かける部分があるので、その辺に対してどう対応していったらいいのか。私も、こうだというのを今ここで言うわけではありませんが、その辺を柔軟に対応できるような運用、または余りにかたくなな方であれば、そういう人に対する対応というか、基準というか、注意書きというか、こういうケースになることもありますよということを促していく方法とか、そうしたことにぜひ努めていただければと思います。1年、2年というのは本当に異様なので、ぜひ御検討ください。よろしくお願いします。  ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、次に、大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報告について報告を受けます。 ○平松子ども企画課長   大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会――以下在り方検討委員会の経過につきまして報告いたします。  資料の報告事項5をお願いいたします。  去る10月5日、第9回在り方検討委員会を開催し、新たな大分市幼児教育・保育振興計画案に関する市民意見公募に寄せられた意見等の概要、それからそれに対する市の考え方について御説明をいたしまして、御協議をいただいた後、全体を通した審議を行っていただき、お手元の資料、概要版にありますように、基本理念や目指す子ども像、そしてそのもとで取り組む5つの基本方針と15の重点施策からなる計画案を取りまとめていただきました。  その後、市長への報告会をとり行い、在り方検討委員会での大分市幼児教育・保育振興計画案の審議等については終了し、10月31日には教育委員会に諮ったところでございます。  なお、今後、製本ができましたら、委員の皆様にお配りさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。 ○倉掛委員長 
     委員の皆さんから意見、質問はありませんか。 ○安東委員   この前、議会が行った市民意見交換会の中で、ずっとここで言われてきている市立幼稚園を13園にするということについて、地域に統廃合の基準みたいなものを配っているみたいで、地域の方から言わせると、大きな地区公民館単位で1園というのは、非常に幼稚園に行きにくくなるという意見が出ているわけです。そういったことをしっかり今後考えた中で取り組みを進めてほしいと思います。 ○倉掛委員長   ほかに意見や質問はありませんか。 ○斉藤委員   今の安東委員の意見と関連するのですが、市立幼稚園を2年保育にしていくというのも、幼児教育の無償化で急に幼児教育・保育の現場がふえることではないので、その点も少し考えておいたほうがいいのかなと思います。無償化になったら預けようとなったときに、本当に足りなくなったとき、1号認定だけでも、そのプラスアルファがまたふえるということを考えると、その点はまた考える余地があると思いますので、多年制保育というのもまだ切り捨てるべきではないと思いますので、ぜひその点は、しっかりと検討してください。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、次に、平成31年度市立幼稚園願書提出状況についての報告を受けます。 ○指原保育幼児教育課長   資料は、平成31年度市立幼稚園願書提出状況についてをごらんください。  平成31年度市立幼稚園の園児募集について、11月1日から11月15日までの間、各幼稚園で受け付けを行った結果、お手元の資料のとおり、合計489名から入園願書の提出がありましたので、各園の提出状況を踏まえ、来年度の休園措置について御報告いたします。  本年7月に策定されました大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針の中で定められました休園・統廃合基準では、園児募集終了時点で4名以下の園が休園対象となっており、来年度は、黄色の網掛けの部分にあります4名の寒田幼稚園、1名の城南が丘幼稚園、2名の明野幼稚園、そして願書提出がなかったこうざき幼稚園、この4園が平成31年度休園となります。また、平成31年度末をもって統廃合となる予定でございます。  また、佐賀関幼稚園につきましては4歳児が3名でしたが、佐賀関地区内にはこうざき幼稚園と佐賀関幼稚園の2園のみであり、同一地区公民館区域に市立幼稚園がなくなることから、地域の実情を勘案し、佐賀関地区に市立の認定こども園が設置されるまでの間は佐賀関幼稚園を開園することといたします。  休園する4園の幼稚園がある地域には、願書受け付け期間終了以前に、地元の自治会等を通じて本方針の概要や休園基準等について丁寧に説明をしており、あわせて休園基準等に関するお知らせを地域に回覧するなど、事前の周知を行ってきたところでございます。  なお、休園する幼稚園に出願いただいた7名につきましては、全員に連絡をとり休園に関するお知らせをした結果、3名から就園相談の希望がありましたので直接お会いし、他の幼児教育・保育施設の就園相談を行っているところであり、今後とも丁寧に対応してまいりたいと考えております。 ○倉掛委員長   委員の皆さんから意見や質問はありませんか。 ○安東委員   1つは確認ですけれども、今見ると、多くの幼稚園で前の年よりは減っているという結果が出ていますね。この減っている理由というのはどういうふうに考えているのですか。 ○指原保育幼児教育課長   減っている理由については、市立幼稚園と私立幼稚園の保育料が同一であるという面や、サービスの面からいくと、私立については夕方までの預かり保育を全園で実施しているということ、また、5歳から市立幼稚園に移っていた方がそのまま私立で継続したり、就労という形で幼稚園より保育所のほうを希望されている方が今多いので、保育所で最後の5歳まで過ごすという方が実際にふえて、市立幼稚園を希望する方が減ってきていると考えております。 ○安東委員   前から言われていることですよね。特に、私立の場合は3歳から見ていて、以前だったら、保育料がだいぶ違っていたので、5歳になれば市立に入るということが多かったけど、今は保育料も一緒なので、このままいようかという感じで、結局、市立には入らないという状況の中でこういうふうに減っているわけですね。  それから、今課長が言ったように、預かり保育も余り長くやっていないという状況の中でやっぱり減っている。理由ははっきりしているわけです。  そういう中で、先ほど言いましたけれども、地域では、1地区公民館区域に1園になるということに非常に地元としては危機感を持っている部分があるわけです。  そういった意味で、市立幼稚園をどのように残していくのか、あるいは市立幼稚園の教育をどう考えているのか、そこを考えたときに、一刻も早く多年制保育と長期間の預かり保育、これを導入すべきであると思うのですが、その辺についてどう考えているのですか。 ○指原保育幼児教育課長   大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針で方向性が決まりまして、13地区に市立の幼稚園と保育所を一体化した認定こども園をつくるということを目指しております。その過渡期においては、多年制保育並びに一時預かりについても導入を検討していくということになっておりますので、それに向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○安東委員   その辺の計画を早くつくって、一刻も早く、市立幼稚園がだんだん減っているという状況を少しでも食いとめてほしいと思うんですね。  それから、最後にもう一個要望ですが、今度、4園が平成31年度末で廃園という方向になっているわけだけれども、先ほど言ったように、各地域の方々には、やっぱり市立幼稚園を残してほしいという声もあるので、先ほど丁寧に対応すると言いましたが、これからどう取り組んでいくのか、その辺をしっかり持っておいてほしいと思うのです。これから地域への説明等をどのように考えているのか、何か考えがあれば聞かせてください。 ○指原保育幼児教育課長   現在は、願書の提出がありました7名の方について、今後の行き先について丁寧に対応しているところでございます。  休園になるということで事前に説明も入らせてもらいましたけど、地元のほうにもまた説明に入っていきたいと考えております。 ○安東委員   ずっと以前に長浜幼稚園と横瀬幼稚園が廃園になるときに大変な反対運動が起こりました。同じようなことにならないように、地域への説明等をしっかり丁寧にお願いしたいと思うし、その辺の住民の思いを含んだ中のそういったプラス面の政策、その辺も持っておいてほしいと思います。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○エイジ委員   僕が通っていた城南が丘幼稚園がなくなってしまうという、非常に寂しい思いでいっぱいですが、現状を見ると、これは仕方がないかなというところもあるのですけれども、これは休園ですか。それとももうなくなってしまうのですか。 ○指原保育幼児教育課長   まず、願書の提出期限、11月15日時点で4名以下になった場合には、来年度休園をするということになっております。そして、来年度末をもって統廃合ということになります。  次に、来年以降の入園式の日の園児数で、2年連続9名以下、3年連続14名以下の場合には、その次の年に統廃合するという基準で今進んでおります。 ○エイジ委員   前から出ていますけど、待機児童云々と考えると、もっと利用者が本当はいるはずだと思うのです。いろんな環境が変化している部分と私立幼稚園の充実感があるというところで、市立幼稚園がこういった状況に陥っているのではないかということがわかるのですけれども、市としては将来的に市立幼稚園はこのままフェードアウトして、民間にできるだけシフトしていこうと、もしかして考えているのかもしれないと僕は思うのです。その辺の対応というのは、例えば、休園していて、いずれ募集がなければ廃園となったときに、この施設自体をどのように今度取り扱っていくのかという問題にもつながっていきますし、いろんな面で、市としての市立幼稚園の将来像をどのように見ているか、以前もお答えになられていると思いますけど、改めて教えていただけますか。 ○平松子ども企画課長   市としましても、今回、在り方検討委員会で1年近くの検討をいただきまして、その中で、公立の施設につきましては今後ともやはり必要性があるということで、5つ役割を挙げております。幼児教育・保育の充実であったり、特別な支援が必要な子供に対する支援であったり、あるいは幼保小の連携であったり、そのような5つの役割が公立施設に求められていることが確認されたところです。  そうした役割をしっかり果たしていくために、今後は市立の認定こども園という方向を目指しています。そのために、市立幼稚園につきましては、人数による統廃合ということもあわせて提案させていただいておりますけれども、それにつきましては、第1には、子供の集団的な保育を重視して、子供にとって望ましい集団活動ができる規模を満たさないところについては統廃合をさせていただくということであります。  将来的には、保育所と一体化して、今、働き方も多様になっておりますけれども、働いていてもいなくても、子供をそこで預かって保育できるという機能を備えた認定こども園、そして、そこに通っていない、地域の保護者の方々に対する支援を行っていくという拠点としての位置づけをしていきたいと考えまして、今回、このような地域への対応をさせていただいているところでございます。 ○エイジ委員   しっかり注視していきたいと思います。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。 ○堀委員   そういう意味では、1番は親御さんとお子さんの教育がしっかりできるかということだと思うのですけど、こうやって減っていく中での不満とか混乱とかというのは、当事者の親御さんとかお子さんのほうからどのような感じが出ているのか。選ぶのは親御さんとお子さんになりますので、選択肢が多いほうがよいのかなと思うのですが、そういう親御さんたちのニーズというのはどのような感じになっていますか。 ○指原保育幼児教育課長   実際に来年度開園をするところの保護者についてはそういう意見を聞いていないのですが、今回休園する4園につきまして願書を提出いただいた方について話をさせてもらいました。確かに昨年は暫定的で、途中から急遽という形だったので、休園になるということに対しまして、保護者自身の不満や不安をお聞きしましたが、今年度については、事前に丁寧に説明させていただいておりましたので、特に混乱なく、次の就園先が決まった方、今探していて検討中という方がいらっしゃる状況です。 ○倉掛委員長   よろしいですか。 ○堀委員   はい。 ○倉掛委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   各区域のどの園が残るのかという話になってくると思うのですけど、たまたまというと悪いんだけど、その年に少なかったからここは統廃合ということになって、本当に生き残りみたいになって、最後に残ったところが場所的に適正なのかどうかということにもなろうかと思うのです。これは保育の量の見込みの区域割りにも非常に関連するので、最終的に、既に統廃合されたところは本当にそのままでいいのかという再検討はやはり必要だと思うのです。さっきから言っているように、幼児教育の無償化によってこのエリアで入園希望者がふえるというようなことになってくると、ここは幼稚園があったのにもう閉めちゃったよということになると、新たにまた保育園をつくるという話になって、また時間がかかるということにもなりますので、既に休園になってしまったところも、さっきも言いましたけど、ちゃんと残して検討していかないと、後でまた本末転倒みたいなことになりかねないと思います。例えば、大分南部地区は、滝尾幼稚園が顕著で、鶴崎地区も高田幼稚園が顕著に出ている。数的に見れば舞鶴幼稚園がというふうに、多いところはあるのですけれど、今後そのまま推移するとも限らないので、その辺を十分検証していただくようにお願いします。本当に13地区に各1つでいいのかということも含めて検証してください。お願いします。 ○倉掛委員長   私からいいですか。確認したいのですが、校区外から来る子供はいるのですか。 ○指原保育幼児教育課長   特に4歳児については、校区外から来ている方がいると聞いております。多年制保育として4歳から受け入れをしているのは全園ではありませんので、4歳から預けたいという方は校区外からでも来ているという状況です。 ○倉掛委員長   後ほどでいいので、この願書の提出状況の中の校区外の人数のデータをください。 ○指原保育幼児教育課長   はい、わかりました。  ただ、全小学校区に幼稚園があるわけではなくて、今は全部で28園で、半分の小学校区には幼稚園がない形になりますので、そういう意味合いから、幼稚園の場合は校区という仕切りは特にありません。 ○倉掛委員長   ただ、もともとは各小学校区に1園ということでつくっていったわけじゃないですか。だから、どれだけ地元から来ているのかということを知るために、私は分析したいので。 ○指原保育幼児教育課長   はい、わかりました。今、そういう分析をしていませんので、その資料を作成します。 ○倉掛委員長   小学校区と中学校区でお願いします。 ○指原保育幼児教育課長   はい。 ○倉掛委員長   それから、小学校区、中学校区における児童数は全体的には減っていっているわけじゃないですか。その中で、認可保育所をふやしていますよね。認可保育所、私立幼稚園、認定こども園、市立幼稚園を含めたときに、その小学校区、中学校区で見たときには、全般的にキャパシティーがふえているのでしょうか。どうなのですか。 ○平松子ども企画課長   全体の幼児教育・保育施設のキャパシティーで申しますと、昨今の定員拡大に伴いましてふえていっていると考えております。 ○倉掛委員長   またそれも数値の資料をください。認可外保育所は入れなくていいですが、認可保育所それから認定こども園、幼稚園、いわゆる幼児教育・保育施設、そういったところの全体的なキャパシティーについて、特に4歳児、5歳児の資料をください。  それと、最後に1点。最後の委員会でこういうことを申し上げるのはまことに心苦しいのですが、以前から、在り方検討委員会を含めて、子どもすこやか部のほうには市立の認定こども園をつくっていくというところのビジョンといいますか、ガイドラインを時系列的に示してくれということで、示しますという答弁をこの委員会でいただいておりました。ですが、今のところ、それが出てくるようにありません。非常に残念でもありますし、これはこれからも引き続き私のほうから厳しく注視をしていきますので、そこは指摘というか、注意させていただきたいと思います。この最後の委員会までにそれが出てこなかったということは非常に残念でありますので、これは私の意見として述べさせていただきます。  ほかにありませんか。 ○斉藤委員   何度も言っていますが、幼児教育の無償化に係る自治体の財源負担については、全国市長会で緊急アピールが出ましたけど、基本、最初は全額国費を確保というのが全国市長会の要望だったと思います。ところが、ここに来て、結局、消費税の増税分で市町村で負担ということでおりてきそうになっていますけれど、そうなってくると、保育どころか、これまで市が単独で頑張ってきた子育て支援の施策までできなくなってくるような可能性を含めてきますので、引き続き、どんな閣議決定が出ようとも、全額国費でやってくださいと。そもそも幼児教育の無償化は国が言い出したことですから、ぜひ内閣府のほうには声を上げていっていただきたいと思います。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長 
     それでは、以上で本日予定の審査を終了いたしました。  執行部、その他として何かありませんか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   先ほど委員長御質問の繰越控除等の内訳でございますけれども、純・雑損失の繰越控除の方が21人中19名、先物取引の方が2名ということでございます。御報告申し上げます。 ○倉掛委員長   ありがとうございました。わかりました。  ほかにありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、委員の皆さんからその他として何かありませんか。 ○斉藤委員   今とても話題になっている保育所での食材への実費徴収についてですが、これをやってしまうと、本当に子供の貧困対策には逆行することになると思います。本来は、3歳以上児の主食分も上乗せしてもいいぐらいの時代が来ていると思いますので、引き続き国のほうに要望するということでお願いしたいと思います。  それから、もう一点、認可外保育施設の無償化に関しても、結局、市町村に国は半分しか出さないというようになっていますので、認可外保育施設にも補助金を市町村が負担するということになろうかと思いますが、劣悪な保育環境にあるところにまたお金が行くということになるのも問題で、今まさに問題になって議論されていますけれど、指導監査が今後どういうふうに判断するかということにかかってきますので、保育基準は子供たちの命を守っていますということで、その点をしっかりと、もう一度言いますが、遵守するということでやっていただきたいと思います。  それから、一般質問で質問しましたが、DVの関係で、配偶者暴力相談支援センターについては、弁護士とか精神科の医師とか関係の方々にぜひしっかりと要望を聞いていただいて、ベストな方向に向かっていただきたいと思いますので、これを追加として要望しておきたいと思います。お願いします。 ○倉掛委員長   私から1点要望です。子供食堂の実態といいますか、どこにあるとか、料金は幾らでやっているとか無償でやっているとか、誰がやっているとか、そういった情報をぜひ市として把握するように努めてください。恐らく将来的には先ほどの民間放課後児童クラブとの整合性というのを追及していかないといけなくなるような時代が私は来ると思うので。片や無償で食事も提供する、勉強も見る。片や料金をとって、建前上といいますか、実態はわかりませんが、基本的には勉強を見るのではなくて、生活している中で、宿題なり勉強をしているかどうかというのを見守るだけで、おやつは実費というところ。これをまた比べた場合に果たしてどうなっていくのかと、おおよそ予測がつきますので、そのときに、やっぱりそこを把握しておいていただければと思うのです。民間放課後児童クラブをやっているところで子供食堂とかやっているところはないですよね。そういったところの整合性というのが出てくると思うので、ぜひ情報を収集して把握に努めていただければと思います。これは要望です。お願いします。  ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、以上で、当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、そのように決定いたします。  ここで、重石子どもすこやか部長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ○重石子どもすこやか部長   まず、先ほど委員長から御指摘のありました大分市立の幼保連携型認定こども園の施設整備に向けたガイドラインにつきましては、現在、部内で検討しているところでございますので、この12月に間に合わずに、大変申しわけございませんでした。また御報告差し上げたいと思います。  それでは、委員の皆様方には、定例会における今任期最後の厚生常任委員会となりますことから、この場をおかりして、子どもすこやか部を代表してのお礼の御挨拶をさせていただきたいと存じます。  倉掛委員長、橋本副委員長を初め委員の皆様方におかれましては、昨年の第1回定例会以降2年間にわたる本委員会におきまして、福祉保健部並びに子どもすこやか部の予算を初め重要案件を御審議いただく中で、大所高所から御意見を賜り、まことにありがとうございました。  おかげをもちまして、昨年4月創設されて以来、子どもすこやか部のさまざまな各施策を順調に推進することができておりますのも、委員の皆様方の多大なる御支援のたまものと心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。  今後とも、子どもすこやか部の重要課題であります待機児童の解消、児童虐待防止や子供の貧困対策幼児教育・保育の充実に向けた取り組みを着実に進め、誰もが安心して子供を産み育てることのできる大分市の実現に向けて努力してまいりたいと存じます。  終わりになりますが、これから年末年始にかけ寒さが一段と厳しくなる時節柄、委員の皆様方におかれましては、健康に充分留意され、輝かしい新年を迎えられますよう御祈念申し上げまして、またこれまでの御指導、御鞭撻、御厚情に重ねてお礼を申し上げ、御挨拶とさせていただきます。大変お世話になりました。ありがとうございました。 ○倉掛委員長   ありがとうございます。  それでは、厚生常任委員会を代表いたしまして、私から一言お礼を申し上げます。  ただいま重石部長から懇切丁寧なお礼のお言葉をいただきまして、感激をいたしているところでございます。  私どもは、子どもすこやか部が大分市にできて最初の厚生常任委員でございます。この2年間、橋本副委員長を初め委員の皆様方からいろいろな意見、要望が出され、時には厳しい意見もありましたけれども、非常に活発な委員会運営ができたのではないかと考えております。子どもすこやか部の皆様に心から御礼申し上げます。  子どもすこやか部は、昨年度新設されたばかりですが、大分市の未来を支える子供が健やかに成長するために大変重要な役割を果たしているわけでございます。私も委員長を務めさせていただく中で、さまざまな課題を抱えているということを実感いたしましたし、また答えがない部署でありますので、分析等もできないところでありますから、大変な部署であるということを実感いたしました。  そのような中で、子どもすこやか部の皆さんが一致団結して一生懸命に多くの課題に取り組まれている姿を見させていただいて、非常に感銘を受けたところでございます。委員から厳しい意見もあったかと思いますが、あくまで本市のため、市民のための意見ですので、どうかお許しいただきながら、これからもよろしくお願いいたしたいと思います。  子どもすこやか部の方々と御一緒する委員会はきょうで最後の予定ですが、委員の任期はあと3カ月ほどございますので、引き続き委員としての務めを私どもは果たしていきたいと考えております。  最後に、今後の皆様方の御健康と御活躍を御祈念申し上げまして、私からのお礼の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。  それでは、あす13日の予定を確認いたします。  あす13日木曜日は、おおいた動物愛護センターの管内視察を午前9時30分から行います。放送がありましたら、議会棟玄関前にお集まりください。  本日はこれにて散会いたします。  なお、この後、内部協議がありますので、委員の皆様はこのままお残りください。  お疲れさまでした。                              午前11時25分散会...