○
足立建設分科会長
おはようございます。
建設分科会会長報告を行います。
さきの
決算審査特別委員会において、本
分科会の
審査案件となりました
項目につきまして、
審査いたしました
経過並びに結果の御
報告を申し上げます。
最初に、議第103号、
平成29年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、
平成29年度
大分市
一般会計歳入歳出決算、
歳出第8
款市民協働推進課関係及び
公共下水道事業会計繰出金を除く
土木費、第9
款消防費のうち
河川課関係、第11
款災害復旧費のうち
土木施設災害復旧費についてであります。
審査いたしました結果、いずれも
反対意見はありませんでした。
次に、
平成29年度
大分市
大分駅
南土地区画整備清算事業特別会計歳入歳出決算につきましては、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、議第104号、
平成29年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定については、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、議第105号、
平成29年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定については、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、
執行部に
説明を求めました
平成29年度
重点事業の
成果についてであります。
本
分科会は、
横尾土地区画整理事業など17
事業の
成果についての
説明を受けました。
次に、
事務事業評価についてであります。
本
分科会は、
道路維持費(
認定外道路整備)、
周辺地域循環型交通実証運行事業、
ふるさと団地の
元気創造推進事業の3
事務事業が
評価対象となりましたことから、
執行部から
説明を受ける中、
事務事業評価を行いました。
事務事業評価結果につきましては、お
手元に
配付の
分科会評価結果のとおりであります。
このうち、
道路維持費(
認定外道路整備)につきましては、
委員から、
市民が身近に利用する道路であり、安全・安心を確保する上で非常に効果が高い、
整備要望に対し、施工を翌年度以降に繰り越す事案もあり、早急に対応する必要があるなどの
意見があり、
評価区分は拡充との
結論に達しました。
最後に、
分科会として他の
分科会と関連する
事項として、次のとおり要望いたします。
現在、
祝祭広場の
整備、
大分城址公園仮想天守イルミネーションなどの
各種施策を展開しているが、これらの施策により本市の
活性化を図っていくためには、
担当部局の
取り組みだけではなく、より効率的・効果的な施策となるよう、部局横断的な連携に努めること。
以上で
建設分科会長報告を終わります。
○
二宮委員長
次に、
今山経済環境分科会長、お願いします。
○
今山経済環境分科会長
おはようございます。
経済環境分科会長報告を行います。
さきの
決算審査特別委員会において、本
分科会の
審査案件となりました
項目につきまして、
審査いたしました
経過並びに結果の御
報告を申し上げます。
最初に、議第103号、
平成29年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、
平成29年度
大分市
一般会計歳入歳出決算、
歳出第4
款衛生費のうち当
分科会所管分、第5
款労働費、第6
款農林水産業費、第7
款商工費、第11
款災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費についてであります。
第4
款衛生費のうち当
分科会所管分につきましては、
委員からごみの
収集運搬業務委託については、
委託業者へ適切な指導をしながら市としても責任を持って行ってもらいたいなどの
意見がございました。
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
第5
款労働費、第6
款農林水産業費につきましては、
審査いたしました結果、いずれも
反対意見はありませんでした。
第7
款商工費につきましては、
委員から、
企業立地促進助成金について、
正規雇用者数の
状況はどのようになっているのかなどの
質疑が出されました。
審査いたしました結果、一部
反対意見がありました。
第11
款災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費につきましては、
審査いたしました結果、
反対意見はありませんでした。
次に、
平成29年度
大分市
公設地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算、
平成29年度
大分市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきましては、
審査いたしました結果、いずれも
反対意見はありませんでした。
次に、
執行部に
説明を求めました
平成29年度
重点事業の
成果についてであります。
本
分科会は、
水素エネルギー導入推進事業など23
事業の
成果について
説明を受けました。
次に、
事務事業評価についてであります。
本
分科会は、
ごみ減量・
リサイクル推進事業費(生
ごみ減量化推進事業)、おおいた
産品創出・
魅力発信事業、高崎山お
さる館等指定管理業務の3
事務事業が
評価対象となりましたことから、
執行部から
説明を受ける中、
事務事業評価を行いました。
事務事業評価結果につきましては、お
手元に
配付の
分科会評価結果のとおりであります。
このうち、おおいた
産品創出・
魅力発信事業につきましては、
委員から、
販路拡大や商品の
認知度向上につながっているのか検証を行いながら取り組んでもらいたい、
本市産品のさらなる
魅力発信につなげていく必要があるなどの
意見があり、
評価区分は継続との
結論に達しました。
最後に、本
分科会としては次のとおり要望いたします。
中小企業や
農林水産業における
後継者不足や
担い手不足、現場での
人手不足が大きな
課題となっていることから、その
課題解決に向けた
取り組みを行うこと。
以上で
経済環境分科会長報告を終わります。
○
二宮委員長
以上で各
分科会長の
報告を終わります。
これより各
分科会長の
報告に対する
質疑、
意見をお受けします。
なお、
要望事項及び
事務事業評価結果に対する
意見等については、この後の日程でお受けをいたしますので、後ほどお願いいたします。
それでは、
質疑、
意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
ないようですので、
意見、
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
岩崎委員。
○
岩崎委員
おはようございます。私は、
日本共産党を代表いたしまして、
決算審査特別委員会に付託されました議第103号、
平成29年度
大分市
歳入歳出決算の
認定について、議第104号、
平成29年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定について、議第105号、
平成29年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定について、
決算審査分科会長報告に対する
反対討論を行います。
決算全体の特徴についてですが、
平成29年度
一般会計と9
特別会計を合わせた
総計決算額は、
歳入総額2,784億2,568万5,000円、
歳出総額は2,710億3,730万2,000円です。
実質収支額は66億9,359万1,000円の黒字となっており、
総計決算の規模は、対前年度比、
歳入は30億8,238万8,000円で、1.1%の増、
歳出は18億4,842万円と0.7%増加しています。
一般会計決算では、
歳入1,778億2,038万3,000円、
歳出1,729億9,760万6,000円で、
形式収支額は48億2,277万7,000円となっています。
形式収支から、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支額は、41億2,798万5,000円となり、
平成29年度の
実質収支から
平成28年度の
実質収支額を差し引いた単
年度収支は、前年度比4億898万1,000円の
赤字となっています。その上、
赤字要因となる
積立金の取り崩し額23億2,000万円も合わせると、前年度比27億2,898万1,000円の
赤字となります。
その上で、
黒字要因である
財政調整基金積立額、
減債基金積立額、
市有財産整備基金積立額の合計1億5,972万8,000円を差し引くと、
平成29年度
一般会計実質単
年度収支は、前年度比25億6,925万3,000円の
赤字となります。
歳入の特徴は、市債の大幅な減少や
地方交付税が減となる一方で、繰入金の大幅な増が特徴であります。
まず、
自主財源についてであります。
市税総額は前年度より、8億304万円で1.0%の増となっています。
市税に占める
市民税は38.5%で、1億4,077万9,000円、前年度より0.5%減少しています。
個人市民税は1.7%増の3億9,114万2,000円ですが、
法人市民税は5億3,192万1,000円と、前年度比7.8%も減少して、
市税の増収には結びついておりません。
市税に占める
固定資産税は、10億230万4,000円で前年比2.9%増となっています。
土地は前年度より0.5%の減少です。一方、家屋は3.1%、
償却資産は6.2%、前年より増加しています。連動して
都市計画税も前年より1.4%増となっており、
市民には重い
負担となっています。また、
軽自動車税は5,530万4,000円で、前年度に比べ4.8%増となっており、庶民の足とも言える
軽自動車税の
負担増に
反対いたします。
依存財源についてですが、
地方消費税交付金は、89億2,595万2,000円と、前年度比4億7,430万9,000円増加しています。
消費税はあらゆる商品やサービスに課税されます。
逆進性が強く、低
所得者ほど
負担が重く、格差と貧困を広げる最悪の
不公平税制です。
地方消費税交付金などの
消費税に係る
歳入は認められません。
同じ理由で、
平成29年度
大分市
公設地方卸売市場事業特別会計決算、
平成29年度
大分市
農業集落排水事業特別会計決算、議第104号、
平成29年度
大分市
水道事業会計剰余金の
処分及び
決算の
認定について、議第105号、
平成29年度
大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の
処分及び
決算の
認定については、各
事業に
反対するものではありませんが、
消費税の措置にかかわる
決算認定に
反対いたします。
一般会計歳出についてですが、
歳出の
目的別構成比は、前年度比で
総務費、
土木費が増加し、
教育費、
衛生費が低下しています。
第2
款総務費、
豊予海峡ルート推進事業の
調査業務委託料、第7
款商工費の
企業立地促進助成金、第8
款土木費、
横尾公共団体土地区画整理事業など
大型事業推進や大企業への支出は認められません。
また、
住民合意、納得が不十分な
事業についてですが、第2
款総務費財政調整基金費、23億2,000万円の取り崩しは、
大分市
中心市街地祝祭広場整備事業費として、旧
大分パルコ跡地を購入するために
財政調整基金を取り崩したものです。8
款土木費4項
都市計画費に、
大分城址公園整備・
活用事業に係る経費として、
イルミネーション関連業務委託費1,966万3,000円が措置されていますが、
住民合意、納得が不十分な
事業については同意できません。
行財政改革に係る支出についてですが、
行政改革による総
人件費は4億1,514万3,000円の削減となっています。
業務執行方式の見直しによる
ごみ収集運搬業務の
民間委託の拡大、
学校給食調理業務の
民間委託。第4
款衛生費ごみ減量・
リサイクル推進事業費には、
有料指定ごみ袋作製等業務委託事業費など、
市民と職員に犠牲と
負担を強いる
行財政改革関連決算には同意できません。
平和と安全、
民主主義にかかわる支出についてですが、第2
款総務費には、
マイナンバー関連経費、
同和関連事業費の総額2億9,526万4,000円の支出。また、
自衛官募集事務経費など、
民主主義と憲法の
平和条項に係る
基本的立場から
反対をいたします。なお、同じ立場から、
歳入の
国有提供施設等市町村助成交付金についても認めることはできません。
以上、
歳出決算に
反対したものにかかわる
歳入、債務
負担行為、繰越明許費、継続費についても
反対いたします。
以上の理由から、議第103号、議第104号、議第105号の
決算認定に
反対いたします。
○
二宮委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
以上で討論を終結し、これより採決いたします。
反対討論のありました議第103号、議第104号及び議第105号について、挙手により採決をいたします。
以上の案件は、原案を可決及び
認定することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○
二宮委員長
挙手多数であります。よって、本案は一部
反対意見がありましたが、原案を可決及び
認定すべきものと決定いたしました。
次に、ただいま各
分科会長から
報告がありました
要望事項の取り扱いについてお諮りをいたします。
25日に行われました正副
委員長・正副
分科会長会議において、
要望事項(案)として整理いたしましたものをお
手元に
配付しております。この案をもちまして、
決算審査特別委員会の
要望事項とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、そのように決定いたします。
次に、お
手元に
配付しております
事務事業評価結果につきましては、その結果を
委員長報告に盛り込むとともに、書面にて議場に
配付することといたしておりますが、そのような取り扱いでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
二宮委員長
それでは、そのように決定いたします。
なお、あす、9月28日の本会議における
決算審査特別
委員長報告につきましては、正副
委員長に御一任いただきますようお願いいたします。
その他として、何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○
二宮委員長
以上で
決算審査特別委員会の全ての日程を終了いたしました。
これをもちまして、
決算審査特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
午前10時33分散会...