今回の
吉田地区におきましては、かなり古くから、
保健師が
住民に根差した
活動をしているということで、ほかの
事業所だったらちょっと怪しまれるかもしれないということだったのですけど、「
保健師です」と言えば、
住民の方は快く対応してくれますよということを
現地の方が自信を持って教えてくださいましたので、改めて、
保健活動の日ごろの
活動の大切さを
感じたところです。
○
安東委員
そういうことで、日ごろの大切さということが
感じられたと思うので、大変ですが、ぜひ今後とも頑張ってほしいと思います。
○
佐古健康課主任
ありがとうございます。
○
安部委員
大変御苦労さまでした。
熊本地震のときに、私の町内の
口腔衛生の
専門家が実際に
災害ボランティアに行かれて、その話を聞きました。特に
断水したときの
口腔衛生について何かお気づきの点がありますか。
○
丸山保健予防課専門員
訪問のときに、いろいろ、おうちで役に立てられるように、
ウェットティッシュとか
口腔洗浄液を
家庭の
状況を見ながらお配りしたところです。特に
口腔に特化した聞き取りには及ばなかった部分が多かったのですが、
洗浄液をお勧めしたところ、テレビで見たことはあるけれども、
使い方がわからないと言われる
家庭があって、
ケア自体があまり浸透していないなということを
感じた場面はありました。
○
佐古健康課主任
補足ですけれども、私は、岩手県、それから
熊本県のほうにも
災害派遣で参りまして、その際に、
入れ歯洗浄剤の
使い方がわからないという
高齢者の方がたくさんいらっしゃいまして、むしろ、日ごろから使われていないのかなと思いました。
災害の
支援物資が、立派なものというか、いろんな商品が届きますので、そういった
使い方をきちんと小
まめに指導していかないと、できるだろうと思っていたら
使い方がわからないということなので、小
まめに
状況を聞き取りながらの指導も大切だなと思いました。
○
倉掛委員長
ほかに
質問はありませんか。
○
長田委員
いい体験をしました。本当に生の声を聞けてよかったです。ありがとうございました。
部長、ぜひ、この経験を
皆さんに教えてください。
○
倉掛委員長
私からあります。多分、
ローラー作戦をするとなったときに、
地理感覚がなくて、かつ
道路もふさがっているところとか、通れるところ、通れないところがあったと思います。それがかなり大変だったと思うのです。恐らく、なれたころとか、その辺の地理的な
感覚や
道路状況とかが頭に入ったころに
派遣期間が終わるという
感じだったと思います。
逆に、
大分市が
被災したと想定した際に、
保健師が受援しないといけないと思います。今回、
皆さんは
派遣される側で行って、
保健師として
受援対策を整えるに当たって何か気づいた点、こうすればいいなとか、または、受援する際には地元の
保健師と
派遣された
保健師との
チームを組んだほうがいいとか、そういう気づいた点、生かせる点があれば、お聞かせいただければと思います。
○
佐古健康課主任
今回の
宇和島市の
災害におきましては、
大分市でイメージいたしますと、
市内はほとんど
被害がない。
被害が大きかったのは、
佐賀関支所から臼杵市よりのところで主に
被害に遭っていたというようなイメージを持っていただいたらいいかと思います。その中で、
宇和島市に行った際、通常の母子の健診であるとか
成人の健診、私
たちが通常行っている
業務も並行してストップせずに行っていたので、そこをストップせずに
被災者の方の
支援に回るということで、今回は
宇和島市の
保健師と
一緒に
活動するわけではなくて、
愛媛県の
宇和島保健所がございまして、県の
保健師の指示を仰ぎながらの
活動でした。
おっしゃるとおり、
道路状況がよくわからないとかはあったのですけれども、日ごろから
住宅地図を見て
活動しておりますので、ここは少し通りにくそうだなとか、そういうのは何となく
感覚でいけたところはあるかと思います。確かに欲を言えば、
現地の
保健師と
一緒に動ければよりよかったかなとは思うのですけれども、そこは限られた中で
活動しておりますので、やはり発生した
災害の規模であるとか、
通常業務をどこまで行うかの
検討が必要で、全く全面的にストップして、
被災者の方の
支援に回るのか、
状況に応じてできる限りの
支援体制を組むことになると思います。もちろん、私
たちは
地域保健師ですので、市民、
住民の方のもとに行きたいのはやまやまですけれども、市としてどこを一番優先にするのかというところを、大切にしていければいいのではないかなと思います。
○
倉掛委員長
ほかに
質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
執行部のほうも、ぜひこういった
意見を参考にして、
受援対策を整える
検討をしていただきたいと思いますし、先ほどの、
洗口液とか
入れ歯洗浄剤の
使い方もわからない方がいらっしゃるということであれば、そうした
災害時に簡易的に配れるような
チラシをつくっておくとか、せっかくこうやって
現地の
意見を上げていただいたわけですので、本市に
災害がもし起こった際、万が一の際には、役立てるようお願いいたしたいと思います。
また、
派遣された
皆さんは苛酷な
環境の中で大変だったと思いますが、本当にありがとうございました。
大分市民を代表してお礼申し上げます。
以上で本日の
案件は終了いたしました。
執行部からその他として何かありませんか。
○
森保健所次長兼
保健予防課長
大分市
難病普及啓発講演会のお知らせでございます。お
手元の
チラシをごらんください。
平成30年度
大分市
難病普及啓発講演会でございますが、
平成29年度末で
支給を終了いたしました
難病見舞金支給事業にかわる新たな
難病患者への
支援として、今年度初めて開催するものでございます。
開催日時は11月10日土曜日、13時半から16時、会場はコンパルホール3階の多
目的ホール、定員は約200名、ファクスやインターネットでの受け付けとなっております。
講師といたしまして、御自身が
難病患者であるNPO法人
大分県難病・疾病団体協議会の菅野忠幸さんと、筋ジストロフィーを患いながらも、歌と講演で全国を回るシンガーソングライターで講演家の小澤綾子さんをお迎えして、2部構成で行います。お二人の講演やライブを通して、
難病患者の
方々への市民の理解が深まるよう、啓発
活動の一環として開催するものでございます。
当日は、
難病患者さんの絵画等の作品も展示する予定でございます。
市民への周知については、既にホームページで御案内を始めておりまして、受け付けを開始いたしております。10月15日号の市報にも掲載予定でございます。また、各支所、関係
医療機関、民生
委員、児童
委員等に
チラシを配布中でございます。
委員の皆様方におかれましては、御多忙のこととは思いますが、お時間がございましたら、ぜひ御来場いただければと思います。
○
倉掛委員長
私からいいですか。難病についてですが、難病の普及啓発をしていただいているのですけど、難病そのものについて、難病って何か、難病指定を受けている難病、それから研究対象になっている難病とか、そうした病気の区分そのものを理解されていないようであります。よく市民との日常会話の中でそういうことが出てきがちなので、ぜひそうしたことを頭の中に入れておいてもらえればありがたいと思います。要望です。
ほかに
執行部からありませんか。
〔「ありません」の声〕
○
倉掛委員長
委員の
皆さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
それでは、これにて
厚生常任委員会を終了いたします。お疲れさまでした。
午前11時26分散会...