大分市議会 2018-09-20
平成30年決算審査特別委員会( 9月20日 建設分科会)
〔
説明書③213ページ~ 第8
款土木費のうち
市民協働推進課関係を除く
土木管理費
説明書③214ページ~ 第8
款土木費のうち
道路橋梁費
説明書③227ページ~ 第8
款土木費のうち河川費
説明書③268ページ~ 第8
款土木費のうち
公共下水道事業会計繰出金を除く
下水道費
説明書③271ページ~ 第8
款土木費のうち住宅費について説明〕
○
足立分科会長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、
事務事業評価に入ります。
当分科会の
評価対象事務事業のうち、
土木建築部に係るものは、
道路維持費(
認定外道路整備)及び
ふるさと団地の
元気創造推進事業となっております。
まず、
道路維持費(
認定外道路整備)について、
事務事業評価を行います。
それでは、執行部の説明をお願いいたします。
○
古城道路維持課長
事務事業評価、
道路維持費(
認定外道路整備)について御説明申し上げます。
お手元の
事務事業評価、
整理番号建設-1をごらんください。
まず、
事務事業の実施期間でございますが、平成10年度からでございます。
根拠法令から予算費目につきましては記載のとおりでございます。
実施方法につきましては、直接実施でございます。
事務事業の概要のうち、目的につきましては、市民が日常生活で使用されている道路でありながら、市道等に適合しない里道や
公衆用道路などの整備をすることで、利用者の安全性の向上を図ることを目的といたしています。
次に、対象と手段についてでございますが、
整備対象といたしましては、記載いたしております(1)から(3)までのいずれかの道路に該当し、(イ)から(ハ)の要件を満たす場合に整備することができます。その
整備内容につきまして、簡易的な舗装や側溝改修などの工事の実施でございます。
次に、
事務事業の必要性についてでございますが、近年、道路の老朽化などの進行により、地元での
維持管理が困難な道路がふえ、それに伴い、市への要望も増加傾向にあり、市民の安全・安心を確保し、快適な
まちづくりを進めていくためには、この
認定外道路整備は必要と考えております。
次に、右のページをお願いいたします。
成果目標につきましては、地域からの
整備要望に対し、必要並びに緊急性などを考慮した上で、早急な施工をすることを目標とし、
住民ニーズに即し整備を進めることで、市民生活の利便性と通行の安全性の向上を目指してまいります。
次に、成果実績と効果でございますが、平成27年度から平成29年度までの3年間におきまして、103件の工事実績でございます。
次に、総事業費につきましては、平成27、28年度は記載のとおり、平成29年度は2,202万4,000円、平成30年度は2,000万円でございます。
自己評価のうち
実績評価につきましては、過去3年間の要望は緊急性が高く、早急な対応が必要な案件が多く、当初予算額を上回る事業費の執行が続いております。
今後の方向性や課題、改善案につきましては、地域住民の高齢化や道路の経年劣化により、地域での
維持管理が困難な状況になっており、
整備要望も増加傾向が見込まれ、また、工事1件当たりの事業費も年々上昇し、予算の都合上、複数年度にまたがる案件も生じておりますことから、今後の事業を円滑に実施していくためには、安定した予算の確保に努めていく必要があると考えております。
なお、特記事項といたしまして、平成29年度末現在、未対応の案件が約20件、その
概算工事費が約2,300万円でございます。
○
足立分科会長
説明は終わりました。意見、質疑等はありませんか。
○
宮邉副分科会長
整備の案件の把握というのは、どういう形で行われているのですか。わかったら教えてください。
○
古城道路維持課長
例えばでよろしいでしょうか。平成27年度は1件、平成28年度が8件、平成29年度が10件残っております。これにつきましては、今年度の予算もございますので、できるだけ残っているものを優先的に、最初に施工させていただいて、今年度も、今15件申請等がございますけれども、こういったものの中で優先順位をつけまして、できるだけ平成27年度から、残りのものを実施するという形で検討をさせていただいているところでございます。
○
宮邉副分科会長
申請に当たっては、基本的には自治会からという形になるのか、個人からという形になるのか。逆に、道路がよくないんだけれども、どこに言っていいかわからないような人たちも、もしかしたらたくさんいらっしゃるのかもしれないので、その辺はどういう形で。
○
古城道路維持課長
基本的には、
自治会長を申請者にしまして、沿線の住民の方々の同意が必要でございますので、署名と認め印をいただいて、工事のときにいろいろ、
皆さん方が知らないということがよく起こりますので、必ず隣接の方に同意をいただいて、こういった工事をしますけれどもよろしいですかという同意をいただいたものを受け付けいたします。そして、先ほど言いましたように、優先順位をつけまして、逐次工事を出していくということです。
基本的には、支所に土木等の技術職員がいますので、そこで区長から内容を聞いて、申請書を書いて、
道路維持課に回ってくるといったことが多いと思います。
○
宮邉副分科会長
ありがとうございました。
○
仲家委員
これは事業が平成10年度から始まったのですけど、約20年続けていると。この20年間に、
認定外道路がどのくらいふえたのかということはわかりますか。市道で何キロメートルとかいう話がありますよね。
○
古城道路維持課長
現在、その資料は手元にはございませんけれども、基本的には、残さないような形で、例えば、今年度いただいた要望は極力今年度にするのですけれども、できない場合は次年度以降にという形で、必ず残しがないような形で、今までもやってきたつもりでございます。ただ、何件とかいうのは、まだデータをまとめておりませんので、今後まとめさせていただいて、必要であれば、資料を提供させていただきたいと思います。
○
仲家委員
距離で、例えば、平成10年度でどのくらいだったのが、平成29年度になったときにはどのくらいふえたのかということがわからないのですか。
○
古城道路維持課長
基本的には道路の舗装が主でございますけれども、延長というよりも、例えば、10メートルぐらい先からこのあたりぐらいまで、幅4メートルぐらいを舗装してほしいとか、部分的なものが多いので、市道みたいに、里道を何キロメートル整備したとか、そういった形では、まとめていないものですから、そういった資料はございません。そういった資料はつくりづらいと申しますか、部分的に補修するものがかなり多いので、そういった資料をつくるのは結構お時間が必要と思います。
○
永松委員
毎年積み残しがあるわけでしょう。
○
古城道路維持課長
はい。
○
永松委員
その積み残しはふえているのですか、減っているのですか。
○
古城道路維持課長
基本的には、近年要望等がふえております。今ですと、先ほど言いましたように、平成27年度が一番残りが多いと。申請を伴うことですから、いつ何件来るかというのは、
皆さん方の御要望によりますので、なかなか読めないところもございますけれども、近年少しずつですけど、ふえております。それに伴って、限られた予算で執行しますので、どうしても積み残しが出ているのが現状でございます。
○
永松委員
そうすると、限られた予算でということで、最終的にはあなたたちはうまく逃げるのだけれども、要は、次年度の予算を組むときに、そういう積み残しがあるから、その分は上積みして
予算要求ということはしているのですか。
○
古城道路維持課長
平成28年度までは900万円だったものを、昨年度に2,000万円にふやしました。来年度予算は、今策定中なのですけれども、もう少しふやして
予算要求をしようと考えているところでございます。
○
永松委員
ぜひ、そうしてもらわないと、いつまでたってもゴールには行き着かない。今の話を聞くと、逆に積み残しのほうがふえていくでしょう。そのような気がしますので、これは
決算審査とは外れるかもしれませんけれども、今後は、そういうものにきちんと対応できる
予算要求というのはしっかりしていただきたいと思います。
それから、さっきの説明の中で、
自治会長を通してとか、区長を通してとか言うけど、区長と
自治会長はどう違うのですか。
○
古城道路維持課長
自治委員は市から委嘱された方という形です。
自治会長というのは、あくまでも自治会の中で、
皆さん方が話し合われて、この方をということでございますので、基本的に私どもは、自治会のことに詳しいのは
自治会長と考えておりますので、
自治会長の申請ということにさせていただいております。
○
永松委員
さっき
自治会長という名前も出ながら、また区長を通してという話があったけど、区長を通してとはどういうことかと思って聞きました。
○
古城道路維持課長
済みません、私が言い間違えました。
自治会長です。
○
永松委員
区長という話は取り消しでいいわけですね。
○
古城道路維持課長
はい。
○
足立分科会長
それでは、もう一遍確認しておくけど、
自治会長というのが区長ということですね。
あまり言われないけど、ある団地が大激論をして、
自治会長と
自治委員が2つできてしまって、ある支所は困っています。だから、たまたまほかの公民館の件はうまくいったのですけど、違う意見というのが今から出てくると思います。やっぱり、世代が私らと違って、どんどん新しい考え方があるから、そこのところをしっかりしてください。
間違いないでしょうね。
○
古城道路維持課長
自治会長です。
○
足立分科会長
自治会長ですね、わかりました。
○
永松委員
そう言ってくれれば、きちんとわかる。
○
足立分科会長
ほかにございませんか。
○
小野委員
案件はふえている中で、平成27年度から平成28年度には予算もふえているのですけど、平成29年度はちょっと減って、平成30年度はなおさら減っているのですけど、これは何か理由はあるのですか。
○
古城道路維持課長
平成29年度は災害等がございまして、里道等も災害の適用ができますので、災害復旧の予算の中で補修等をさせていただいたということがございます。その分が、こちらには入っておりませんので、基本的にはこちらの分と、少し分けたという形でございます。結果としてはふえております。
○
小野委員
わかりました。
○
足立分科会長
これはそういう災害ではなくて、利便性とか安全性とか、住民が不便とか不満に感じているところの予算ですけど、災害の費用でもいいのですか。
○
古城道路維持課長
里道が災害で壊れてしまうと、当然そこでも補修しなければなりませんので、そういった箇所は災害の予算を使わせていただきました。通常、利便性の形で、皆様方から申請が上がった分については、こちらの予算でという、そういった使い分けをさせていただいて、結果的には、たまたまかもしれませんけど、災害のところに里道が当たったという話ではないかと考えております。
○
足立分科会長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、質疑、意見を終結いたします。
次に、
委員評価に入ります。
ここで、委員各自でお手元の
事務事業評価シートの左側1の
項目別評価と2の
委員評価を記入していただきます。これらの部分は後の
自由討議や
最終委員評価の発表で必要となりますので、必ず御記入ください。
それでは、5分間程度でお願いします。
〔
事務事業評価シート記入〕
○
足立分科会長
それでは、
自由討議に入ります。評価の合意形成を図る上で重要ですので、ただいま記入していただいた評価区分と、その理由についての発言を行います。
○
高松委員
上から、1、1、2、2で、拡充です。
理由は、市民の安心・安全を守るためにも必要だと思います。
○
三浦委員
1、1、2、1。達成度は、本当は1でいいのですけど積み残しがあるので、そこで効果があると言ったら必要もないですから、逆に、わざと2に落としています。評価は拡充です。理由は、積み残しがあるし、要望がある以上は、もうちょっとふやして早くやらないといけないのではないかということです。
○
宮邉副分科会長
私は、1、1、1、1で、全部1です。さっき
三浦委員が言った達成度の関係は、基本的にやっていただいたところは全て、皆さん喜んでいただいているものだと思っていますので、そういう意味では、しっかりと達成感を味わっていただいているということで、成果は得ている。ただ、状況としては、まだできていないところがあるということは、これまた一つの課題としては捉えているところではありますけれども、それを踏まえた上で、拡充ということで対応していただければありがたいと思っております。
○
足立分科会長
私は、1、2、2、1です。拡充です。やっぱり安心・安全において、市民がほぼ毎日、一番身近に利用するところですので、非常に効果があるものだと認識しております。
○
永松委員
私は、1、1、2、1でございます。達成度については、先ほど言っていましたけれども、100%できているのなら1でしょうけど、積み残しがあるという観点から2に。成果は確かに十分出ていると思うのですけど、積み残しがあるという意味で2にいたしました。評価としては、当然のことながら拡充です。
○
小野委員
私は、1、1、3、2です。必要性、妥当性は当然1番なのですけど、達成度は、前年度とかの残りがまだあるということで、成果を得てないことはないと思うのですけど、より厳し目に見て、より拡充してほしいという気持ちが強いので、得ていないとしました。費用対効果については、そもそもかけているコストが少ないからではないかと思いますので、評価の区分は1の拡充にしております。
○
泥谷委員
必要性は1、妥当性は1、達成度は、本当は2でもいいと思うのですけど、あえて、私は拡充をしてほしいので、どちらかといえば成果を得てないと。費用対効果も、どちかと言えば効果はあるのでしょうけど、待たれる方とか、積み残しが結構あるので、厳し目に見て3にしています。で、拡充で。
○
仲家委員
1、1、3、2です。皆さんのおっしゃるとおりで、先ほどの説明の中で、積み残しが多いと。先ほど言った、部分的にしかしてないというところも、ちょっと気かがりなところがあるのですが、そういったところからも、評価としては、市民ニーズに合ったということで、拡充といたします。
○
足立分科会長
はい、終わりました。
皆さん拡充ということでしたので、
建設分科会評価を拡充といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように決定いたします。
次に、分科会評価結果についてでございますが、拡充と決定いたしました理由、改善内容、提案事項等について、まとめを行いたいと思います。いかがいたしましょうか。
○
宮邉副分科会長
さっき
皆さん方から意見が出されていますので。
○
三浦委員
さっき出たやつを正副
分科会長がまとめて。
○
足立分科会長
それでは、分科会評価結果の理由等につきましては、先ほどの意見をもとに、正副
分科会長に一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのようにさせてもらいます。
次に、
ふるさと団地の
元気創造推進事業についての
事務事業評価を行います。
それでは、執行部の説明をお願いいたします。
○
清水住宅課長
ふるさと団地の
元気創造推進事業について御説明申し上げます。
事務事業評価シート、
整理番号建設-3をごらんください。
事務事業の概要ですが、高度経済成長期を中心に開発された郊外型住宅団地では、少子高齢化が進み、人口減少、商店の撤退、空き家、空き地の増加等の問題が顕在化しております。
このまま放置した場合、さらなる住環境の悪化が危惧されることから、平成22年度より富士見が丘団地をモデル団地として、郊外型住宅団地の活性化に向けた、
ふるさと団地の
元気創造推進事業を開始し、さまざまな事業に取り組みました。
また、平成29年度からは、規模、人口構成の状況が異なる緑が丘団地及びにじが丘団地を新たなモデル団地に指定するとともに、各団地における地域課題の洗い出しや取り組みの方向性を検討する住民ワークショップを開催し、住民と行政との合意形成を図ったところであり、現在は課題解決に向けた具体的な対策に取り組んでいるところでございます。
この取り組みにより、人々が心のよりどころと感じることができるふるさととしての魅力のある団地に再生していくとともに、今後は、その事業効果を検証し、効果の確認ができたものから他の住宅団地へ拡大していくこととしております。
事務事業評価の必要性についてですが、今後、郊外型住宅団地におけるさまざまな問題を放置した場合、団地の荒廃や住環境のさらなる悪化から資産価値は低下し、固定資産税への影響等も予想されますが、団地内は子育て経験や実社会でのノウハウを有する人材の宝庫でもあります。また、道路、公園等のインフラも整備されており、この人的、物的資源を活用し、若い世代に伸び伸び子育てをしていただき、高齢者と若い世代が触れ合う場所や方策を創造しながら、団地の活性化を図るためには、本事業は必要であると考えています。
成果目標、効果としましては、モデル団地で団地活性化に向けたさまざまな取り組みを自治会や住民が主体となって行い、その結果得られた知見や成果を分析し、平成32年度から市内全ての住宅団地で利用可能な団地活性化のための支援策を創設する予定としております。
参考資料をごらんください。
第2モデル団地における合意形成活動の実績と、現在進めております具体的な取り組みについて掲載しております。1ページ目は、緑が丘団地でございます。昨年6月から3回の住民ワークショップを開催し、
まちづくりの基本目標として、(1)世代間で支え合う共生の
まちづくり、(2)安全・安心で健康な
まちづくりの2つが決定されました。その後、住民、行政、それぞれのプロジェクト会議や合同会議を開催し、団地の活性化に向けた具体的な対策を検討いたしました。その結果、右に掲載しております、5つの事業が決定したところです。現在、団地住民が主体となり、行政がサポートする中、それぞれの事業に取り組んでいるところでございます。
2ページ目は、にじが丘団地の実績でございます。住民ワークショップでは、(1)一人ひとりが活躍し、多世代の交流の場がある
まちづくり、(2)買い物・移動の利便性を高めるやさしい
まちづくりの2つを基本目標として決定しました。住民と行政とのプロジェクト会議で検討した結果、右の8つの事業が決定されたところでございます。
事務事業評価シートにお戻りください。
成果指標につきましては、平成28年度は、第2モデル団地を2団地決定し、平成29年度は住民ワークショップを6回開催し、目標どおりの実績となっております。平成30年度は2団地で13の事業に取り組んでおります。
事業費の実績ですが、平成27年度は596万2,000円、うち国庫支出金が118万8,000円、平成28年度は362万6,000円、うち国庫支出金は68万3,000円、平成29年度は757万8,000円となっており、平成29年度事業費の内訳の主なものは、ワークショップ2団地分各3回と、芸術緑丘高校演奏会等の委託費を合わせて640万2,000円、国の連絡会議参加等の旅費で31万円、富士見が丘団地の空き家等購入支援補助金21件分で86万6,000円でございます。事務従事職員数は、正規職員1.7人となっております。
最後に、自己評価ですが、
実績評価といたしましては、富士見が丘団地において、空き家、空き地の減少、人口減少の鈍化などの成果が見られました。また、第2モデル団地では、平成29年度の団地活性化へ向けた事業を検討する住民ワークショップの開催や、平成30年度から自治会や住民が主体となって取り組む事業などを通して地域コミュニティーの活性化が図られるものと期待しております。
今後の方向性といたしましては、先ほど申し上げたところではございますが、3つのモデル団地における社会実験で得られた知見、成果を分析し、平成32年度から市内の全ての住宅団地で活用可能な団地活性化のための支援策を創設する予定としております。
○
足立分科会長
説明が終わりましたが、質疑、意見はありませんか。
○
三浦委員
この緑が丘団地、にじが丘団地の開発はどこがやったのですか。民間企業ですか。
○
清水住宅課長
にじが丘団地は総合生協で、緑が丘団地は、もう既に開発業者がないということで、のり面とか共有地については自治会のほうに移管されています。
○
三浦委員
移管されているのですね。はい、ありがとうございます。
○
足立分科会長
ほかにありませんか。
○
小野委員
富士見が丘団地においては、空き家、空き地の減少、人口減少の鈍化などの成果があらわれたということなのですけど、この詳細を聞きたいのですけど。
○
清水住宅課長
富士見が丘団地の空き家、空き地の実績でございますが、これは平成22年度から平成25年度にかけての数字の実績となっております。
まず、空き地ですけれども、102区画あった空き地が81区画に減少しております。
それから、空き家ですけれども、43件あった空き家が12件に減少しております。
○
永松委員
もうちょっと近いデータはないのですか。
○
清水住宅課長
富士見が丘団地につきましては、平成22年度から平成27年度までの5年間の実績を追いかけておりまして、現在は、もう追いかけておりませんので、数字としては、その数字しか持ち合わせておりません。
○
永松委員
それ以後追いかけていなくて、効果があったとか何とかいう話はいかがなものかという気がするのだけど。
○
清水住宅課長
富士見が丘団地での社会実験として、平成23年度に、まず、子育て世帯の家賃補助、空き家で賃貸を申し込みされた方は家賃の半分、4万円を補助するということで、若い世帯の需要があって、空き家が解消されております。
それから、購入支援事業、これはまだありますけれども、富士見が丘団地の空き家を購入した方については、固定資産税を補助する制度がありまして、この制度は平成27年度までで、その後は募集をしていないです。一応社会実験ということでございますので、そういった社会実験を通して、どのような効果があったということを検証するということで、平成27年度までの実績を数字として集計しております。
ですので、その後の経過につきましては、空き家バンクでの数字というのはあるのですけれども、富士見が丘団地総体としての空き家の数字については、済みません、現在は把握しておりません。
○
永松委員
あなたの今の答弁を、私は批判するとか何とかではなくて、基本的に、平成29年度の決算に基づいて、この
事務事業評価をして、次年度にどうつなげればいいのかということを議論しているわけです。それを、平成27年度までしかありません、後はしておりませんとかいう答弁をいただいても、拡充するのか、もうやめるのかとかという判断に、私はならないような気がしますので、昼休みの間でもいいので、もう少し何かデータがあれば、それが全くないならないで結構ですけれども、そうでないと評価するのに、参考にならないような気がするのですが。
○
清水住宅課長
おっしゃるとおりで、今後、この社会実験をどのように、次の施策に反映していくかということが大事だということであります。富士見が丘団地では、その5年間で、子育て支援の家賃補助と購入支援補助につきましては、一定の効果があったと評価をいたしております。そして、富士見が丘団地での実験は一旦終わって、緑が丘団地でも、2分の1の4万円から、3分の1の2万5,000円に下げておりますが、同様の事業をやっており、この事業による成果があるかどうかの実験をしておりますので、その実験の成果も踏まえた上で、今後の制度に反映させていきたいと考えております。
○
永松委員
私たちの評価は横に置いて、行政としては、今後、もう少し予算をふやして、積極的にこういうものに取り組んでいこうというような気持ちでいるのか、それとも、新たな成果があったと言っているけれども、このまま横滑りでいこうと思っているのか、それはどう考えているのですか。
○
清水住宅課長
富士見が丘団地で行ったこと、それから、緑が丘団地、にじが丘団地でやっていることは、あくまでも社会実験と捉えておりまして、その社会実験を通して、今後他の団地にどのような活性化策を持っていくのがいいのかということを検討しなければならないと思っております。事業としては、平成32年度に新たな制度の創設を目標として行っておりますので、第2モデル団地で行っております、住民の方と合意形成した事業を、平成31年度まで継続して行った上で、その成果を平成32年度以降の制度に反映させていければと考えております。
○
泥谷委員
今、課長が言った成果で、平成32年度に支援策を創設するということですけど、当初、富士見が丘団地で5年して、ある程度それが終わったら、ほかの団地に波及していくのかという思いがあったのです。ただ、そうではなくて、緑が丘団地とにじが丘団地でやっているのですけど、団地によってそれぞれ違うのです。富士見が丘団地と緑が丘団地では、全然また違うし、にじが丘団地は違うので、そういう中で、あと2年間やって、ほかの該当する団地は、あと何団地残っていますか。
○
清水住宅課長
今、対象としておりますのが、郊外型の大規模、20ヘクタール以上の団地ですけれども、大分市内に22団地ございます。
泥谷委員がおっしゃったように、各団地で状況というのが違うと。と申しますのが、富士見が丘団地の事業を5年間した後、そういった22団地に事業の説明会をずっとしてまいりました。そういう団地の中で、各団地のそれぞれ課題が違うということがわかりましたので、改めて、環境の違う団地、緑が丘団地は、富士見が丘団地と似ていますけれども、それとまた違うにじが丘団地という2つの団地をモデル団地にして、また社会実験をしてみたということでございます。
○
泥谷委員
具体的に、その支援策というのはまだわからないと思いますけど、あと2年で支援策を打ち出すということになると、空き家とか、そういうものだけが主なものになるのですか。
○
清水住宅課長
支援策の内容は、具体的なものは、まだ決まっておりません。もちろん空き家が多いという状況はありますので、空き家に対する支援についても、何らかの対策、支援策を講じる必要はあるとは思っています。それ以上に、住民の方が、みずからの団地をどのような団地にしたいかという合意形成活動が必要だと考えておりますので、そういった合意形成活動を支援していくような制度のつくり込みも行いたいと、私自身は考えております。
○
足立分科会長
ほかの委員の皆さん、ありませんか。
○
永松委員
私は、今の話を聞くと、そもそも
土木建築部の住宅課がしないといけない事業ですか。市民協働推進課とか、商工とか、そういうところが取り組まないと、住宅課がするような事業ではないような気がしてきたのですが。
○
長野土木建築部長
大分市内には高度成長期に大きな団地、マンモス団地も含んでできておりまして、郊外に発展していったという経過があります。それが、いずれかの時期に、人口が減少に転じて、空き家がふえたという状況の中で、団地再生という意味で、
土木建築部が、今受け持っておりますけれども、今、委員がおっしゃられたように、これは市域全体の大きな課題だと捉えております。
このモデル団地の今後の展開でございますけれども、これは、少子高齢化、人口減少社会の大きな一つの課題であろうと思っておりますので、市域全体の団地の再生というのが大きな課題の中で、今はモデル団地ということで、3団地を行っておりますけれども、将来的には市域全体で取り組んでいきたいと思っております。
先ほどの数値につきましては、例えば、GPSで上空からの空き地が、今の段階でどういう状況であるかとかいうのが把握できれば、数字をお持ちしたいと思っておりますので、ちょっとお時間をいただきたいと思います。
平成27年までの正確な数字ではないかもしれませんけれども、今現在の段階の数値をお示しできれば、判断の材料になるのではないかと思いますけれども、ちょっとお時間をいただければと思います。
○
足立分科会長
社会実験をしても、その社会実験を踏まえて、後を追っていかないと、
まちづくりにも何にもならない。そうして、実績はこうですというものがないと、何のために社会実験しているのかわからない。それが済んだら、この次行きますからというものではないです。
大分市から手が離れたけど、富士見が丘団地は自分たちの努力でこうなっています、というところを知りたいのです。大型の22団地には入ってない、小さい、すき間でできたミニ開発の団地は、それぞれが自己努力で再生しているわけです。今自分たちで頑張っているのですから、そういうものがちゃんと平成32年度に反映できるようなものをつくるようにお願いします。
○
長野土木建築部長
平成27年までの資料によって御判断ということで、大変失礼いたしました。現段階の平成29年での、例えば、航空写真だとか、そういう判断できる材料の中で、そろえられるものを用意させていただければと思います。
○
足立分科会長
それでは、ほかに質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
資料は、
都市計画部の審査が済んだ後、時間を見計らって、関係する者だけでいいので、資料を持ってきて説明をしてください。
その資料によって、大型の22団地もそうですけど、そうでないところの団地をどうすれば再生できるかということを、委員会として、次の委員会に引き継ぎたいわけです。
それでは、これで質疑、意見を終結します。
次に、
委員評価に入ります。
ここで、委員各自でお手元の
事務事業評価シートの左側1の
項目別評価と2の
委員評価を記入していただきます。これらの部分は後の
自由討議や
最終委員評価の発表で必要となりますので、必ず御記入をお願いします。
それでは、5分間程度で記入をお願いします。
〔
事務事業評価シート記入〕
○
足立分科会長
それでは、
自由討議に入ります。評価の合意形成を図る上で重要ですので、ただいま記入していただいた評価区分と、その理由についての発言をお願いします。
○
仲家委員
まず、評価については、1、1、2、2です。これについて、先ほど、若干データも少ないのですけど、富士見が丘団地では、空き家数が43件から12件になったという数値も出ていますし、今後、まだ22団地残っているという話もありますので、とりあえず今回は継続ということで評価をしたいと思っております。
○
泥谷委員
必要性は1、妥当性も1、達成度は2、費用対効果は2。評価としては継続。私も、先ほども言ったのですけど、見えない部分があるのです。本当はもうちょっと明確なものがあれば、考えないといけないと思うのですけれども、今の時点ではちょっと、方向性がまだまだ見えてない部分があるので、継続してはどうかと思います。
○
小野委員
項目別評価は、1、1、2、1です。これだけ大分市内に郊外の団地が多くて、住んでいる人口の数を考えると、必要性は高いのかと。市が行わなければいけないと思っています。社会実験として取り組んでいるというようなことだったと思うのですけど、今後全市的に展開されるときに、しっかりと成果を得られるように、とりあえず継続でやっていただけたらと思っています。
○
永松委員
必要性、妥当性については1、1です。確かに必要であるだろうと思っております。申しわけございませんが、達成度については4、費用対効果については3。今の説明を受けて、そう感じました。評価、今後のことについてでございますけれども、これはやっぱり継続をしてやることであろうと。ただし、継続してやる以上は、その効果がどれだけあらわれたかというのは、そういうデータをしっかりととるようにしていただきたいと、それが条件です。
○
足立分科会長
それでは、必要性と妥当性は2、2。あと、達成度、費用対効果は3、3。継続。大分市の今からの
まちづくりにとって、こういった社会実験は大切なのです。少子高齢化というのは、本当にもう来ているのだから。だから、全市のたたき台になるような大切なことですから、頑張って、データをつくるだけではなくて、それをする。そして、たたき台でやってもらうために継続ということです。
○
宮邉副分科会長
項目別評価は、1、1、2、2でございます。
委員評価としては継続をしていただきたいと思うのですけれども、実を言うと、必要性は高いとしているのですが、各地域で地域
まちづくりビジョンもできました。そういう意味では、この説明の中にもありましたように、各団地において違ったプログラムを組まれていると思うのですけれども、この辺の達成だとか、そういうことが、富士見が丘団地で何をやったか、ちょっとわかりませんけれども、それが今どうなっているのかも含めて、その辺も追いかけておく必要があるという気がしているので、やっぱり必要性としては、そことの整合性をとりながら、お互いにいい方向性でやっていただきたいというのがあるので、必要性は高いとしました。あと、
永松委員が言われたのですが、全体的な把握ができていないということがありますので、もう少し、しっかり様子を見ていかなければならないということであります。社会実験ということもありますから、継続でお願いをします。
○
三浦委員
2、3、2、3です。
最終委員評価としては、終期設定し終了です。最初に質問したのですが、これは本当に市がやらないと悪いのかなというのが、ちょっとあるのです。業者が倒産しているのは、私もしようがないと思うけど、残っているところに関しては、そこを売って利益を得ている以上は、何らかの責任を業者に負わせるべきではないかと私は思います。この国は、社会主義国家ではないのだから。だから、市がそこまでやらないといけないのかという疑問があるのが一つ。それと、さっき
永松委員が言ったけど、これは、
土木建築部がやらないと悪いのかというのが一つ。市民部の所管ではないかと、私も前から思っていたので、その分の疑問がある。それと、これは社会実験であるということは、実験である以上は、どこかで終わらないといけないという部分があるので、それを考えたときに、終期を設定して、そこまでに実験を終えるという目標を立てないといけないのかと。終期設定していないと、どこまでも実験でやり続けていいのかという疑問があるというのが一つ。それと、もう一つは、あくまでも、これは団地ということがあるのですが、市全体として、団地以外の地域でも、こういう現象が始まっているので、団地に限定せずに、発展させて、市域全体を見た形の空き家対策に変えていかないといけないのではないかという部分があるので、そういうことを考えたときに、事業名に団地とついている以上は、どこかで早目にけりをつけたほうがいいのではないかというのがあったので、私は、終期設定し終了ということにさせていただきました。
○
高松委員
全て2です。事業効果の検証中なので、継続でお願いします。
○
足立分科会長
それでは、ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、
自由討議を終結いたします。
それでは、
委員評価が7対1となりました。次に、分科会の合意形成に入ります。
まず、右側の3の
最終委員評価の評価区分の番号に丸をつけていただき、評価区分とその理由を一人ずつ述べていただき、本分科会としての評価の合意形成を図るために意見を取りまとめたいと思います。
また、最終的に意見が分かれた場合は、多数決で決した意見を分科会の評価といたします。
なお、可否で決するものではありませんので、私を含めて全委員の挙手で決したいと思います。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのようにいたします。
それでは、委員の皆さん、もう一度発表をお願いします。
○
仲家委員
最終評価といたしましては、継続。
三浦委員の言うことも、全く間違いではないのですけど、まだ残された団地も多いので、そういった意味では、もう少し様子を見てみたいと、継続でお願いいたします。
○
泥谷委員
私も継続です。理由は、
仲家委員と一緒です。評価シートに、市内の全ての団地で活用可能な支援策を、平成32年度に創設するとあるので、それまでは継続していいと思います。
○
小野委員
私も継続でいいかと思います。ただ、
三浦委員がおっしゃったように、この
ふるさと団地の
元気創造推進事業というのは、あくまでも実験なのですと。その実験を踏まえた上で、全市的に展開していきますというふうに、全く別の実験としてではなくて、本当に施策として取り組んでいくということにして、また変えるのであれば、それは終期設定し終了でいいと思うのですけど、基本的には、モデル団地を決めて実験をするということに関しては、継続でいいのではないかと思うのと、あともう一つ、最後に1点だけ言いたかったのですけど、今後の方向性で、市内の全ての団地については、20ヘクタール以上という要件があったと思うので、その辺のところを、全ての大規模団地でとか、何かつけないと、本当に20ヘクタールに満たない団地の人も、全ての団地に入っていると思ってしまうので、そこら辺のところだけ注意していただけたらと思います。ですので、継続でいいと思います。
○
永松委員
結論としては継続でございますが、心情的には、
三浦委員の言うことも、大いに私は理解ができるところでございます。やる以上は、どういう成果があったのかというのは、しっかり出せるように。それから、何度も言いますけれども、
土木建築部の住宅課が所管でやらなければならない問題かどうか。本来であれば、市民部とか、ほかのところで全市的にやるべきことではなかろうかと、私は思いますので、その辺の注文をつけた上で、継続。
○
足立分科会長
私は継続です。社会実験ですから、継続です。
○
宮邉副分科会長
私も継続です。言いましたように、まだ結果が何も得られてないと思っていますので、結果が出るまでやっていただければ。
○
三浦委員
終期設定して終了です。理由は、さっき言ったとおりです。
○
高松委員
継続です。
○
足立分科会長
継続が7人、終期設定し終了が1人ということでございます。意見が分かれましたので、挙手にて決定したいと思います。
それでは、継続に賛成の方は挙手をお願いします。
〔賛成者挙手〕
○
足立分科会長
継続多数でありますので、
建設分科会といたしましては、継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように決定をいたします。
次に、分科会評価結果についてでございます。継続と決定した理由、改善内容、提案事項について、まとめを行いたいと思いますが、いかがいたしましょうか。
〔「正副
分科会長一任」の声〕
○
足立分科会長
それでは、分科会評価結果の理由等につきましては、先ほどの意見をもとに、文言につきましては、正副
分科会長一任ということでよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのようにさせていただきます。
以上で、
事務事業評価を終わります。
次に、討論、採決については全体会で行うこととなりますが、本案のうち、当分科会として意見を集約したいと思います。
本案の認定についての反対の意見はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、本案については反対の意見がなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約をいたします。
次に行きます。
次に、平成29年度大分市
一般会計歳入歳出決算、歳出第9款消防費のうち
河川課関係、並びに第11
款災害復旧費のうち
土木施設災害復旧費についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
伊藤土木管理課長
〔
説明書③282ページ~ 第9款消防費のうち
河川課関係
説明書③354ページ~ 第11
款災害復旧費のうち
土木施設災害復旧費について説明〕
○
足立分科会長
説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、本案の認定について反対の御意見はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
本案については反対の意見がなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約いたします。
それでは、まとめですが、
土木建築部に係る分科会の
要望事項が出ておりませんが、委員の皆さんで分科会の要望としたい事項はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、以上で、
土木建築部の審査は全て終了いたしましたが、委員の皆さんから他の分科会と関連する
要望事項等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
執行部からその他として何かありませんか。
○
清水住宅課長
済みません、数字の訂正をお願いしたいと思います。
先ほど
小野委員から言われた、43件の空き家が12件になったという数字なのですけれども、私が、空き家が12%に減少したという12を勘違いしておりまして、実際は43件が5件に減少したということでありますので、訂正をお願いいたします。
○
足立分科会長
委員の皆さん、今のはいいですね。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
以上で、
土木建築部の全ての案件を終了いたしました。
次に、
都市計画部の案件について審査を行いますので、説明員を交代させます。
土木建築部の皆さん、お疲れさまでした。
〔説明員交代〕
○
足立分科会長
それでは、これより
都市計画部の案件についての審査を行います。
ここで審査に先立ちまして、
清水都市計画部長から発言を求められておりますので、これを受けたいと思います。
○
清水都市計画部長
おはようございます。
平成29年度の
決算審査特別委員会建設分科会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日は第3回定例会の審議に引き続いて、大変厳しい日程での
決算審査をお願いすることとなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、議第103号、平成29年度大分市
歳入歳出決算の認定についてでございますが、
都市計画部におきましては、第8
款土木費、第4項
都市計画費を上程させていただいております。
また、議会が行います
事務事業評価対象事業といたしまして、
都市計画部から、
周辺地域循環型交通実証運行事業が選定されております。
加えて、平成29年度大分市大分駅
南土地区画整理清算事業特別会計歳入歳出決算を上程させていただいております。
議案及び
事務事業評価対象事業の詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明いたしますので、何とぞ慎重審議の上、評価、認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
足立分科会長
それでは、議第103号、平成29年度大分市
歳入歳出決算の認定についてのうち、平成29年度大分市
一般会計歳入歳出決算、歳出第8
款土木費のうち
都市計画部所管分についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
釘宮都市計画部次長兼
都市計画課長
〔
説明書③232ページ~ 第8
款土木費のうち
都市計画費について説明〕
○
足立分科会長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、
事務事業評価に入りますが、ここで休憩します。
午前11時55分休憩
午後1時0分再開
○
足立分科会長
建設分科会を再開します。
事務事業評価に入ります。
当分科会の
評価対象事務事業のうち、
都市計画部に係る
周辺地域循環型交通実証運行事業について、
事務事業評価を行います。
それでは、執行部の説明を求めます。
○
宮下都市計画部次長兼
都市交通対策課長
周辺地域循環型交通実証運行事業について、御説明申し上げます。
お手元の、
整理番号建設-2の資料をごらんください。
事務事業の概要から説明させていただきますが、まず、事業の目的でございます。
2段落目以降にございますとおり、本市では、平成29年4月に、大分市地域公共交通網形成計画を策定したところでございます。利用者ニーズを把握するための循環バスの実証運行につきましては、持続可能な地域公共交通網を検討する上で必要であると考えております。
次に、対象・手段でございます。お手元にA3判で、大分市の地域公共交通ネットワークという資料をお配りしております。この中の8ページをごらんください。
本市の形成計画を抜き出しております。図の紫色の矢印で示しております幹線軸の形成、また、青い矢印で示しております地区拠点の形成を支える循環型交通の構築を、大分、鶴崎、大南、稙田、大在、坂ノ市、明野の各地区で目指しているところでございます。
事務事業評価シートのほうにお戻りください。
対象・手段の中ほどにございますとおり、平成29年度は稙田地区において、ふじが丘や光吉台、寒田団地、敷戸駅などを結ぶ地区内の循環や同地区と中心市街地を快速運行で結ぶシャトル便の実証運行を、本年2月中旬から3月中旬の1カ月間実施をいたしました。結果につきましては、後ほど御説明をさせていただきます。
次に、
事務事業の必要性でございます。先ほどの資料でごらんいただきましたとおり、中心市街地を含む都市拠点と各地区拠点を結ぶ幹線軸、また、地区拠点の形成を支える循環型交通の適正配置の検討を進めるためには、利用者ニーズの調査が必要であると考えております。さらには、幹線軸と循環型交通を接続する結節点についても、今後、検討する必要があると考えているところでございます。
次のページをお開きください。
成果目標等でございます。周辺地域循環型交通実証運行実施地区は6カ所を計画しております。平成29年度は稙田地区で実証運行を実施しておりまして、本年度は大南地区及び鶴崎、明野地区において実施をする計画としております。
次に、事業費でございますが、稙田地区の実証運行につきましては578万4,000円、人件費0.8人役を加えますと、1,170万4,000円となります。
次に、
実績評価についてでございます。もう一度、A3の資料に戻っていただきまして、10ページをお開きください。
これから説明いたします資料につきましては、4月の建設常任委員会で御説明させていただいた内容でございますので、かいつまんで御説明をさせていただきたいと思います。
まずは、実証運行の事業概要でございますが、資料の地図にございます青いルートが地区内を巡回するコース、紫色が敷戸駅につなぐコース、緑色が中心市街地につなぐ快速便という形になっております。
それでは、同じ資料の12ページをお開きください。
地区内循環コースの利用状況でございます。黄色の網かけ部分にございますとおり、1便当たり0.8人の御利用という結果になっております。
次に、13ページをお開きください。
敷戸駅につなぐコースでございます。1便当たり0.9人御利用いただいたという結果になっております。
続きまして、14ページをお開きください。
中心市街地につなぐ快速便の結果でございます。こちらにつきましては、1便当たり15.5人に御利用いただいたという結果になっております。
次に、15ページをごらんください。
それを踏まえました、今後の方向性でございますが、循環A、B及びCコースにつきましては、今報告しましたとおり、利用が少なかったものの、要町シャトルにつきましては利用が多かったという結果でございますので、現在複数ある既存路線の快速運行等の検討を進めてまいりたいと考えております。
事務事業評価シートにお戻りください。
最後の項目になりますが、今後の方向性等についてでございます。今後も、各地区において、循環型交通の実証運行を重ねることで、利用者のニーズを把握し、地域公共交通ネットワークの再編を進めてまいりたいと考えております。
○
足立分科会長
説明が終わりましたが、質疑、意見はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、質疑、意見を終結いたします。
次に、
委員評価に入ります。
ここで、委員各自でお手元の
事務事業評価シートの左側1の
項目別評価と、2の
委員評価を記入していただきます。これらの部分は後の
自由討議や
最終委員評価の発表で必要となりますので、必ず御記入ください。
それでは、5分間程度で記入をお願いします。
〔
事務事業評価シート記入〕
○
足立分科会長
それでは、
仲家委員からお願いします。
○
仲家委員
まず、評価区分の必要性について1番、妥当性1番、達成度2番、費用対効果2番ということで、まだ始まったばかりの事業であり、評価する上でのデータが乏しい。今後明野、鶴崎、大南の運行が計画されておりますので、この辺をしっかりと見据えた上でということで、継続ということでお願いしたいと思います。
○
泥谷委員
必要性は1番、妥当性も1番、達成度は2番、費用対効果も2番。私も、まだ始まったばかりの事業で、その成果云々というわけではなくて、今後また継続していくべきだと思います。
○
小野委員
ルートによっては非常に利用者が少ないという部分もあるとは思うのですけど、実証運行中ということで、全部2番にしています。今後データを集める中で、どうしていくのかということを、多分やられていくと思うので、交通手段がないといって困っている年寄りの方とか多いという実態はあると思ので、継続ということでさせていただいております。
○
永松委員
2、2、3、3。必要性は、社会状況から見て大いにあるでしょう。しかし、私は、本来これは民間事業者が主体的にやるべきものであろうと思っております。ですから、軌道に乗れば、民間事業者に引き渡すべきであろうという気もいたしております。ですから、妥当性についても、本来市が行わなければならないということもないですけど、現状では2番で、市もある程度協力をしてもいいのかなと。達成度、費用対効果は、本当は4、4と言いたいところでございますけど、始めてすぐでもありますので、将来市民にもう少し浸透していけば、それなりの成果なりが出てくるのかなということを期待しながら、3、3と私はします。そういうことを総合的に考え、継続ということでお願いしたいと思います。
○
足立分科会長
全部2です。昨今の、JR九州の動きが非常に経済性を追求しているのと、いわゆる公共交通の中で、大分市の場合は特にバスが弱体化していますので、市が交通弱者といったところに手助けをする一つの実験は、大切だろうと思いますので、継続ということで思っております。
○
宮邉副分科会長
私は、必要性は1、高いと思います。妥当性は2にしました。先ほど
永松委員がおっしゃったように、市が実証実験をやっていますけれども、事業者があるわけですから、事業者の
皆さん方に、条件が整う、もしくはきっちりと乗車していただける人数がふえてきた場合には、そちらのほうに運行をお任せすることも必要ではないかと思います。達成度は3、今聞いた範囲の中では、まだ十分な成果とは言えないと思います。あと、費用対効果についても3ということで、厳しい状況が2つあったということで、要町シャトルは別としても、効果としては低いのではないかと思っております。ただ、やり方等によっては、また利用率も上がってくる可能性もあると思いますし、市内中心部の渋滞緩和であるとか、それから、ルートを設定するに当たって、目的地等も含めて、しっかりとした考え方の中で運行ができれば、利用がふえる可能性もあるということで、まだ十分な検証ができてないということで、継続でお願いします。
○
三浦委員
2、2、2、2。現時点で、縮小、廃止する理由が見つからないし、拡充する理由も見つからない。以上で継続です。
○
高松委員
私も全部2です。継続で、利用者のニーズをしっかり聞いて、調査、検証をしっかりしてもらいたいと思います。
○
足立分科会長
それでは、ただいま発表をしていただきました結果、皆さん継続でした。
よって、
建設分科会の評価といたしましては、継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように決定いたします。
次に、分科会評価結果についてでございますが、継続と決定した理由、改善内容、提案理由について、まとめを行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「正副
分科会長一任」の声〕
○
足立分科会長
それでは、文言等については、正副
分科会長に一任ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのようにさせていただきます。
以上で、
事務事業評価を終わります。
次に、討論、採決については全体会で行うことになりますが、本案に対する当分科会としての意見を集約したいと思います。
本案の認定について反対の意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、本案については反対の意見がなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約をいたします。
次に、特別会計の平成29年度大分市大分駅
南土地区画整理清算事業特別会計歳入歳出決算についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
堤まちなみ整備課長
〔資料④11ページ 平成29年度大分市大分駅南土地区画整理清算事業特別会計について説明〕
○
足立分科会長
執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、本案の認定について反対の御意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
本案についての反対意見はなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約をいたします。
都市計画部に係る分科会への
要望事項が出ておりませんが、委員の皆さんで分科会の要望として出したい事項はありますか。
○
宮邉副分科会長
大分城址公園仮想天守イルミネーションもそうですし、祝祭広場もそうなのですけれども、一つ一つの事業が提案をされてきて、それに対して、いろんな形の取り組みをされていますけれども、中心市街地活性化という意味から含めれば、せっかくそういうものをつくるのですから、いろんなところの部局としっかりと調整をしていただきながら、大分市の中心部がにぎわっていただかないと困るということで、そういう方向性を持った取り組みを、部局間連携をしながらやっていただきたいということを要望させていただきたいと思います。
これは多分、大分市中央通り歩行者天国とか含めて、
都市計画部だけではなくて、経済環境分科会とも絡むという形になりますので、他の分科会と関連する要望とさせていただければありがたいと思っています。これは個人要望ではなく、分科会要望にしていただけるとありがたいので、諮っていただければと思います。
○
足立分科会長
どうでしょうか。今の件は分科会要望としますか。個人要望でいいですか。
○
三浦委員
分科会要望でいいのではないですか。
○
宮邉副分科会長
土木建築部では何も出なかったので、1つぐらいは考えていただきたい。
○
永松委員
それを言い出すと、
土木建築部の
ふるさと団地の
元気創造推進事業とか、ああいうものも本来は
土木建築部だけではなく、市民部も含めて関係してくるだろうし。
○
宮邉副分科会長
分科会要望という思いはありますが、受け取っていただければ、個人要望でも。
○
永松委員
趣旨は、十分私も理解しますが、文言は、もうちょっと広げて考えましょう。今の
宮邉副分科会長の言った言葉だけではなくて、その文言はまた別途考えるとして。
○
足立分科会長
それでは、
宮邉副分科会長から出された意見は、多少なりとも共感するところはあります。よって、この件については、分科会の
要望事項といたしたいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
文言については、
分科会長報告を作成するに当たり、正副
分科会長に一任していただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
以上で、
都市計画部の審査は全て終了いたしましたが、委員の皆さんから、他の分科会と関連する
要望事項はありませんか。
○
宮邉副分科会長
先ほどの要望をお願いします。
○
足立分科会長
それでは、委員の皆さん、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
執行部から、その他として何かありませんか。
○
清水都市計画部長
ございません。
○
足立分科会長
最後に執行部にお願いですが、委員からの個人要望につきましては、分科会並びに委員会としての要望とはいたしませんが、真摯に受けとめ対応していただけるように申し添えておきます。
それでは、次に、
上下水道局の案件について審査をいたしますので、説明員を交代させます。
都市計画部の皆さん、お疲れさまでした。
〔説明員交代〕
○
足立分科会長
これより
上下水道局の案件についての審査を行います。
ここで審査に先立ちまして、
衞藤上下水道部長から発言を求められておりますので、これを受けたいと思います。
○
衞藤上下水道部長
足立分科会長、
宮邉副分科会長を初め、
建設分科会の委員の皆様方には、平素から上下水道事業に対しまして御理解と御協力をいただいておりますことに対し、この場をかりて厚く御礼申し上げます。
本日は、平成29年度
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定、並びに平成29年度
公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について、御審議をいただきます。
後ほど、担当課長より詳細について御説明させていただきますが、水道事業会計の収益的収支につきましては、約26億円の純利益を計上することができました。一方、資本的収支につきましては、約52億円の収支不足が生じておりますが、減価償却費などの内部留保資金で補填することとしております。
また、公共下水道事業会計の収益的収支につきましては、昨年来の赤字を解消し、収支は均衡することができました。一方、資本的収支につきましては、約39億円の収支不足が生じておりますが、減価償却費などの内部留保資金で補填することとしております。
今後におきましても、より効率的な事業運営を行う中で、健全経営を維持し、持続性のある事業運営に努めてまいりたいと考えておりますので、何とぞ慎重御審議の上、御認定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
足立分科会長
ありがとうございました。
それでは、議第104号、平成29年度大分市
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について、審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
衛藤経営企画課長
〔添付資料 平成29年度大分市
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について説明〕
○
足立分科会長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、本案の認定について反対の御意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
本案については反対の意見はなかったということで集約したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約いたします。
次に、議第105号、平成29年度大分市
公共下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
衛藤経営企画課長
〔添付資料 平成29年度大分市公共下水道会計資本剰余金の処分及び決算の認定について説明〕
○
足立分科会長
ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さん、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
ないようですので、質疑、意見を終結いたします。
次に、本案の認定についての反対の御意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
本案についての反対の意見がなかったということで集約したいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、そのように集約いたします。
ここで、
上下水道局に係る分科会の
要望事項が出ておりませんが、委員の皆さんで分科会の要望として出したい事項はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、ないということで、以上で、
上下水道局の審査が終了いたしましたが、委員の皆さんから、他の分科会と関連する
要望事項はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
執行部から、その他として何かありませんか。
○
衞藤上下水道部長
ありません。
○
足立分科会長
それでは、説明員を交代させます。
上下水道局の皆さん、お疲れさまでした。
〔説明員交代〕
○
足立分科会長
それでは、引き続いて、宿題になっておりました住宅課からの報告を受けます。
○
長野土木建築部長
午前中、宿題をいただきました資料を配付させてよろしいでしょうか。
○
足立分科会長
はい、お願いします。
〔資料配付〕
○
長野土木建築部長
詳細は、担当課長より説明させていただきますけれども、まず、空き家の数、それと空き地の数、それと協働事業として3番目におでかけ交通の利用実績、4番目に団地住民による自主事業の経年の変化。2ページ目が、富士見が丘団地の世帯数の変化と人口の推移になります。
1ページに戻っていただいて、空き地につきましては、航空写真を直近で撮っていれば、その比較ができるものですから、航空写真が撮れていればと思ったのですが、平成17年に飛ばして、その後、その経緯を見るということで、市域全体の写真は平成25年に撮っておりまして、平成25年以降は写真を撮っておりませんので、大変申しわけないのですけど、空き地については数の把握ができておりません。
それでは、担当課長から詳細を説明させてもらたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○
足立分科会長
はい、お願いします。
○
清水住宅課長
それでは、資料の説明をさせていただきたいと思います。
1の空き家数の推移でございますが、平成22年度に43軒あった空き家が5軒に減少したというところは、追跡調査の結果でございます。
その後、平成27年度に、大分市の市内全域の空き家実態調査を行っております。その際に行った調査のときの富士見が丘団地における空き家の数が6軒という把握をしております。
それから、平成30年8月末ですけれども、ことし空き家の所有者に対する意向調査をするために、住宅課で把握している空き家を、まず、空き家かどうかという確認のために現地を回りました。その際に把握した件数が4軒ということでありまして、住宅課で把握した限りの数字でございますけれども、現在の富士見が丘団地内の空き家数ということでございます。
そういうことで、43軒から、数としては、それほど多くふえているわけではなく、現状を維持しているという状況でございます。
それから、空き地は、先ほど部長が申したとおりでございます。
○
高瀬土木建築部次長兼
道路建設課長
協働事業といたしまして、おでかけ交通につきましては、団地内の移動に困っている方、団地内からグリーンプラザとか、あるいはバス停までの移動に困っている方の移動を支えるためのタクシー運行事業でございます。乗り合い事業でございまして、大分市が、その運行費の一部を助成している事業でございまして、延べ人数として、平成27年度162人から、平成29年度175人とふえている状況でございます。
○
清水住宅課長
4番、団地住民による自主事業ということで、こちらの事業ですけれども、ワークショップ等で行政と住民とで話し合いをして、こういった事業をするとコミュニティーが活性化するのではないかということで、団地住民みずから企画、立案いたしまして、開始した事業でございます。平成23年度からは自宅解放・ギャラリー、平成24年度からは森林探検ウオーキングという事業を開始して、現在におきましても、団地住民の自主的な活動で事業が続いて、団地内のコミュニティー醸成に役立っているという状況でございます。
自宅解放・ギャラリー参加者数につきましては700人と、かなり大勢の方に事業に参加していただいておりますし、森林探検ウオーキングにつきましても、市が、例えば、ホームページでこういうのがありますという参加の協力もする中、住民の方が企画して、このような参加者数で、健康づくり、コミュニティーの醸成に役立っているというようなことが続いているという状況でございます。
それから、次ページは、富士見が丘団地の世帯数・人口推移でございます。
平成22年度に富士見が丘団地で事業を始めまして、資材置き場だった空き地の開発もあったという関係もあり、平成26年3月には、それまで50人以上の減少であったのが、1名の減少ということで、人口の下げどまりが見られたということで、私どもも確認をしていたのですが、その後は、ことしまでの3年間で300人強の人口減少で、現在はいっています。世帯数につきましては、大きな減少はないのですけれども、横ばい、わずかに微増という状況になっております。
○
長野土木建築部長
資料につきましては、今そろう範囲の資料をそろえさせていただきました。
午前中の審議の中で、この資料を皆さんにお渡しできればよかったのですけれども、資料の提示がおくれたことについて、大変申しわけなく思っております。よろしくお願いします。
○
足立分科会長
委員の皆さん、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
おでかけ交通というのは、ふれあい交通みたいなものですか。それとも全く別のものですか。
○
高瀬土木建築部次長兼
道路建設課長
これは、団地の中だけで動かす、区域が決まっている乗り合いタクシーの制度でございまして、仕組みはふれあい交通と似ておりますけれども、団地の中の住民の方がグリーンプラザとかバス停までの、本当に困っていらっしゃる方の移動の確保として、団地の費用と市の補助金を使って運行費用を賄っているというものでございます。
○
足立分科会長
緑が丘団地やにじが丘団地でも、この要望があるのですか。
○
高瀬土木建築部次長兼
道路建設課長
緑が丘団地では、団地の中に100円バスを走らせてほしいという意見は出ましたけど、乗り合いタクシーの意見は出ませんでした。
○
足立分科会長
それでは、委員の皆さん、ほかにありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
執行部から、その他として何かありませんか。
○
長野土木建築部長
審議後に、
小野委員から、22の大規模団地のリストのご要望がありましたので、皆様にもお配りしてよろしいでしょうか。
○
足立分科会長
はい、お願いします。
〔資料配付〕
○
清水住宅課長
こちらは、昭和50年代以前に開発を開始した、開発面積が20ヘクタール以上の団地をピックアップした一覧表になっております。
ふるさと団地の
元気創造推進事業のモデル団地として、古くて大きな団地といったものを対象にするために、一覧表をつくって、この中から対象を選んできたという経過でございます。
小野委員からは、郊外の大型団地ということだったのですけれども、今後、この制度を市内全域に広げるに当たって、この大型団地だけを対象にするのか、それとも、どのような規模の団地まで対象にするのかということも含めて、調査、検討中でございます。ですので、この団地が対象となるということではなくて、もうちょっと広げた形で、住宅団地という枠で考えていきたいと考えております。
○
足立分科会長
委員の皆さん、何か質問、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、ぜひその方向で進めてください。
土木建築部の皆さんは退席してください。お疲れさまでした。
〔
土木建築部退席〕
○
足立分科会長
長時間御苦労さまでした。
それでは、これまで出されました
建設分科会においての
要望事項及びその他の分科会と関連する
要望事項などを確認していきたいと思います。
これまで出されました
要望事項の確認をしたいと思います。
○書記
中心市街地活性化に当たっては、他部局との連携の上で、今後実施していくようにという形で、要望が出されております。
○
宮邉副分科会長
実を言うと、中心街地活性化を頭にしてしまうと、商工労働観光部の所管になるので、祝祭広場の整備活用に当たってはとか、何か最初の文言を変えないと。
〔「正副
分科会長一任」の声〕
○
宮邉副分科会長
もう一つ言わせてもらえば、先ほど、
永松委員からもあったように、ほかの事業でも他部局とかかわる部分がいっぱいあるので、全体的に捉えて、総務部とか企画部の部分で、そっちでやってもらうということも一つの考え方であるという気もしていますので、相談ができれば相談していただいて、いろんな施策を進めるに当たっては、庁内連携とか、そういうものをしっかりしながらやりなさいと。一つ一つの項目を挙げるのではなくて、全体的に捉えて、そういう話をしたほうがいいかという気もします。
○
永松委員
富士見が丘団地のおでかけ交通とか、さっきの循環バスなんかも、一つの部局の中ではなく、全体的にやるともうちょっとよくなるのではないかと思ったりもするし、それぞれの課がもうちょっと横に広げてやれば、効率的にいくのではないかという気がします。もうちょっと横断的にというのは私も思う。
○
宮邉副分科会長
そうなると、
建設分科会という形だけの要望ではなくなってくるので。
○
永松委員
それはいいのではないですか。
建設分科会の中の要望として、
建設分科会だけでおさめるのではなくて、他の部局とも横断的に対応していくようにと要望に入れても、おかしいことではないでしょう。
○
宮邉副分科会長
分科会長報告の中に盛り込む形になるのだろうと思うので、さっき言った具体的なところを少し入れて、ただ、
建設分科会だけではなくて他の分科会にも関連するという形で。
○
永松委員
事業によっては、
建設分科会の所管部局だけでなく、他の部局とも連携をとりながら、より効果的に進めていかないと困る。趣旨としてはそういうことでしょう。
○書記
祝祭広場のような言葉は出してもいいですか。
○
宮邉副分科会長
出してもいいです。
いろんな形が大きく変わろうとしていて、ラグビーワールドカップ2019も含めて、これからのイベントの状況もあるので、そうなれば、そういうものをうまく利用していただく。
○書記
一つ例として、祝祭広場というのを出すのであれば、
建設分科会としての要望の色が出てくると思います。
○
永松委員
祝祭広場なんか、
宮邉副分科会長の言うとおりで、建設常任委員会で議論する内容ではないです。買うときは建設常任委員会であったとしても。
○
足立分科会長
それでは、文言の中で祝祭広場を入れるかどうかということを含めて、正副
分科会長に御一任ください。
〔「異議なし」の声〕
○
足立分科会長
それでは、次回の
建設分科会についての確認をいたします。
次回は、25日火曜日の午前10時から開催し、分科会要望及び
事務事業評価の分科会評価結果の文言を確認いたしたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上で、
決算審査特別委員会建設分科会を終了いたします。
午後2時9分散会...