ツイート シェア
  1. 大分市議会 2018-09-14
    平成30年文教常任委員会( 9月14日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年文教常任委員会( 9月14日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   平成30年9月14日(金) 午前9時57分開議~午前11時18分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員   委員長 帆秋 誠悟  副委員長 松本 充浩   委 員 松木 大輔  委 員  藤田 敬治   委 員 仲道 俊寿  委 員  福間 健治   委 員 甲斐 高之  委 員  高橋 弘巳   委 員 川邉 浩子  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
      (教育部)    増田教育部長、佐藤教育部教育監河野教育部次長、    佐藤教育部次長兼学校教育課長、池田教育部次長兼学校施設課長、    清水教育総務課長西川体育保健課長、大石人権・同和教育課長、    永田社会教育課長沖田文化財課長坪根文化財課政策監、    御手洗大分市教育センター所長、菅大分市美術館長、長田美術振興課長、    岡本教育総務課参事野田学校教育課参事富川学校教育課参事、    小野学校教育課参事江隈学校教育課参事児童生徒支援室長、    新納学校施設課参事笠置体育保健課参事板井体育保健課参事、    清水体育保健課参事、河野人権・同和教育課参事河野社会教育課参事、    庄社会教育課参事武富文化財課参事兼大分市歴史資料館館長、    安部大分市教育センター参事兼教育相談・特別支援教育推進室長、    黒木教育総務課参事補工藤学校施設課参事補清水学校施設課参事補、    後藤大分市民図書館長佐藤文化財課参事補後藤美術振興課参事補、    中原美術振興課参事補、 5.事務局出席者    書記 山崎 敏生 6.審査案件等   【報告事項】    1 昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について    2 教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価について    3 大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過      報告について    4 文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に      関する調査」結果について    5 小中学校緊急時コールシステム整備事業に係る運用開始について    6 大分市立小学校給食調理場調理等業務委託の実施状況について    7 第2回FUNAIジュニア検定の結果について    8 その他                 会議の概要                              平成30年9月14日                              午前9時57分開議 ○帆秋委員長   おはようございます。2日目の文教常任委員会を開会いたします。  本日の傍聴はいらっしゃいません。  なお、本日は常任委員会終了後に、各特別委員会が開催予定でございますので、関係する委員につきましては、出席方よろしくお願いいたします。  最初に、昨日行う予定でございました、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についてから始めたいと思います。  その前に学校施設課から、昨日の質問事項等に対しまして幾つか報告があるということですのでよろしくお願いします。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   昨日の委員会で、大在地区への新小学校建設を求める陳情に関していただきました御質問の回答と、小学校の普通教室に空調設備の早期設置を求める陳情に関する説明の一部訂正、また、昨日締め切りました大分市立小中学校空調設備整備PFI事業に関する参加表明書等の提出業者につきまして、御報告いたします。  まず1点目、大在地区への新小学校建設を求める陳情に関しまして、別紙質問事項7の多目的グラウンドについて、「現在においても、当時の地元説明会で説明したとおり、学校用地の位置付けであることに変わりがない」とした回答の当時とはいつの時点かとのお尋ねですが、区画整理後、当該学校用地が未利用であったことから、平成18年に、その有効活用を図るため、暫定的に多目的グラウンドとして使用するための地元説明を行っております。当時とは平成18年でございます。  2点目、小学校の普通教室に空調設備の早期設置を求める陳情に関する説明の中で、市立幼稚園の空調整備状況につきまして、市立幼稚園は保育室48室中6室、ホールにつきましては53室、平成28年度で全て設置しておりますと申し上げましたが、正しくは、保育室42室中4室、ホールにつきましては28室全て、図書室等の特別室は37室中6室に設置を行っているところでございます。誤りがあったことをおわびするとともに、訂正させていただきます。  3点目、大分市立小学校空調設備整備PFI事業に関する参加表明書の提出状況についてでございますが、9月12日時点で1グループから参加の意向が示されていると報告しました。昨日正午をもちましてその受付が終了し、新たな参加者はございません。結果、1グループのみの参加が確定したところでございます。今後は入札参加者の資格の確認、入札書及び提案書の提出を求めてまいります。 ○帆秋委員長   昨日の質問に対する幾つかの報告と訂正が一部ありました。先ほどのPFI方式の企業体の分につきましては、今から審査があるので、不確定なことはまだ言えないが、1つの企業体としての正式な申し入れがあったということですね。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   はい。 ○帆秋委員長   それでは、昨日行う予定でございました昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についてから始めたいと思います。  昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対する回答につきましては、ことしの第1回定例会の委員会において報告をいただいたところでございます。本年11月に開催いたします市民意見交換会に臨むに当たりまして、本日はそれ以後の経過についての報告を執行部から受けていきたいと思います。  1番から4番につきましては、学校教育課関係でございますので、報告をお願いいたします。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について御報告いたします。  まず1点目、通学の安心・安全対策全般についてでございます。  「本市教育委員会においては、本年5月及び6月に、他県で登下校中に発生した痛ましい事件を受け、各学校に対し、通学路上に『草木が生い茂り周囲から見えにくい道路や空き地はないか』、『登下校時に人通りの少ない場所はないか』などの防犯の視点を加えた点検や、ブロック塀については、『傾き、ぐらつきがないか』、『ひびわれがないか』などの視点により、危険と思われる箇所の把握を行うよう指示したところであります。 各学校においては、登下校時における安全確保のため、交通安全教室、自転車安全教室等を実施し、子どもの通学時の安全に対する意識を高めるとともに、こどもの安全見守りボランティア(PTA会員、交通指導員、青少年健全育成連絡協議会関係者自治会関係者等)の協力の下、登下校時の見守りを行っております。また、不審者対策のため、防犯ブザー等の取扱、危険と判断したブロック塀のそばを通らないなどの指導を行っているところです。 今後とも、関係者と連携しながら、児童生徒の通学の安心・安全対策に努めてまいります」。  続きまして2点目、通学路の安全対策についてです。  「本市教育委員会においては、『大分市通学路交通安全プログラム』に基づき、昨年度末に学校から提出された本年度の改善要望を受け、本年5月、警察や道路管理者等と協働し現地の合同点検を行い、横断歩道やグリーンライン等の新設を検討するなど、交通安全対策を行っているところです。 なお、各学校においては、1学期から夏季休業中の間に交通安全の視点に防犯の視点や危険と思われるブロック塀の把握という視点を加え、通学路の安全点検を実施するとともに、小学校においては、点検により把握した『交通事故の危険性が高いと考えられる道路』、『登下校時に人通りの少ない場所』等の危険箇所を記した通学路安全マップを再度、作成し、全家庭への配布を予定しております。 今後とも、保護者等と情報共有を行いながら安全対策に取り組んでまいります」。  3点目、教職員の喫煙についてです。  「教職員の喫煙については、敷地内全面禁煙の取組を徹底するとともに、喫煙者に対する喫煙マナーの向上や禁煙の推進に努めているところです。 なお、敷地外の喫煙場所においては、児童生徒への影響にも、十分配慮するよう指導してまいりたいと考えております」。  4点目、中学校の放課後に学校で宿題をすることについてです。  「各学校が、生徒の学力や家庭学習習慣の定着状況等に応じ、実施の有無を判断しております。放課後の自学自習は、質問教室等を含め、各学校の実情に応じ実践しているところであり、今後とも学校判断としたいと考えております」。 ○帆秋委員長   学校教育課は1番から4番まででございましたので、この4番までについて、御意見、御質問がありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、5番から9番まで、学校施設課からお願いいたします。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   5番から御説明いたします。  5番、野津原地区の小学校が廃校になった後の跡地利用についてでございます。  「学校は、教育施設であるとともに、地域コミュニティや防災機能の拠点となる施設でもありますことから、地域の要望等を尊重し、最適な利活用のあり方を検討することとしております。野津原地区においては、平成26年3月末閉校の今市小学校、平成30年3月末閉校の野津原西部小学校野津原中部小学校の跡地利用について、地域住民の方々の意向、文化や歴史、伝統などにも十分配慮し、総合的に検討を進めてまいります」。  6番、今市小学校跡地についてです。  「今市小学校の跡地につきましては、地元より高齢者福祉施設として活用してもらいたい旨の要望が出されていたことから、平成28年6月と平成30年1月の2度にわたり公募を実施しましたが、参加表明する企業がなく、公募期間を終了しました。 その後の地元との協議の結果、今後は、公有財産有効活用等庁内検討委員会において幅広くその利活用を検討することとしております」。  7番、全小中学校に冷房設備を導入する件でございます。  「小中学校の空調設備については、中学校は本年8月に普通教室への設置を完了し、小学校の普通教室は平成31年度に設置する予定であります」。  8番、大在に新たに学校を建設する要望についてでございます。  「大在東部地区への学校建設については、平成29年8月29日に大在地区区長会会長及び王ノ瀬区長より提出された『大在東部地区への学校施設の早期建設を求める要望書』が取り下げられ、その後、平成30年6月13日に、『大在地区への新小学校建設を求める陳情』が大在地区区長会会長より改めて提出されたところであります。 今後、大在地区の人口動向を見極めながら、通学区域の再編も視野に入れ要望内容について検討してまいりたいと考えております」。  9番、大在中学校のグラウンド面積でございます。  「大在中学校のグラウンド面積は、平成28年度に北西校舎改築事業の一環で、以前は樹木帯であったグラウンド北西部分を整備したことにより、現在、16,440㎡となっています。 部活動等の使用については、安全に十分配慮し、練習方法を工夫するなどしてグラウンドを使用しているところであります。 また、溜め池については、農業用水として使用されていることや、当地域が砂防指定地域内であることから転用は困難であると考えております。 なお、今後の推計では更なる生徒数の増加が見込まれる状況であることから、地元の協力を得ながら土地取得に向けて検討してまいりたいと考えております」。 ○帆秋委員長   5番から9番までの学校施設課に関するその後の経過の内容につきまして、質疑、意見等はございませんか。 ○仲道委員   9番のグラウンドの使用のところで、「練習方法を工夫するなどしてグラウンドを使用している」とありますが、片一方は野球部が使って、片面はサッカー部が使っている場合に、野球部のボールは防ぎようがないと思いますが、どんなふうにしているか。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   現在のところは防球ネットを置きまして、ボールが来ないように、ネットというか、フェンスを置くようにしております。 ○帆秋委員長   ほかによろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、10番、11番、12番につきましては、それぞれ各課重なっている分もございますので、順次続けて12番までお願いいたします。 ○西川体育保健課長   学校の防犯カメラの設置についてでございます。  昨日、池田学校施設課長から説明された内容と同じになっておりますが、「本年5月の新潟市の事件をはじめ、全国で子どもが被害者となるいたましい事件が発生しています。 また、本市においても今年2月5日に西の台小学校のうさぎ小屋が襲われ、5月9日には明磧パチンコ店強盗事件に関して近隣の小学校では集団下校や自宅待機の対応をとり、さらに6月9日には鴛野小学校付近で不審者事件が発生し、同月29日には坂ノ市方面で不審者情報等を確認しています。 このようなことから、本市では、学校の防犯対策の強化を喫緊の課題と捉え、市内の全小中学校に防犯カメラを設置する経費を9月議会に上程したところです」。  11番でございます。学校の給食のパンの保存料の件でございます。  前回も、学校給食のパンには保存料は一切使用されていないという回答をさせていただきましたので、「前回、回答のとおりです」と回答しております。 ○永田社会教育課長   12番、いまいち山荘の取り壊しについでございます。
     「平成30年11月から平成31年2月にかけて解体工事を行う予定です」。 ○帆秋委員長   10、11、12番につきまして質疑、意見等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、ただいま報告いただきましたその後の経過に対する委員会としての回答の修正等につきましては、正副委員長に一任させていただくということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、教育総務課から、教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価についてお願いいたします。 ○清水教育総務課長   報告事項1点目、教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価についての報告書について御報告いたします。  お配りしております報告書をごらんください。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育委員会において、毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検、評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することが義務づけられております。  本市教育委員会では、今年度から、平成29年2月に策定いたしました大分市教育ビジョン2017を評価の対象とし、その進捗を点検及び評価することにより、各施策の展開について必要な見直しを図るとともに、市民への説明責任を果たし、効果的な教育行政を推進することとしております。  評価の対象は、大分市教育ビジョン2017に掲げる各施策とし、期間は、平成29年4月から平成30年3月としております。  なお、昨年度まで対象としておりました教育委員会の活動及び運営状況につきましては、法改正に伴い、一定の課題が整理されましたことから、64ページ以降に参考資料として掲載をしています。  また、大分市教育ビジョン2017のうち基本方針5、スポーツの振興につきましては、平成29年度より、スポーツ振興に関する事務を教育委員会の職務権限から市長の職務権限に移管したため、同じく参考資料として掲載をしています。  当該ビジョンの評価といたしましては、63の指標のうち、指標達成に向け計画どおり順調に進んでいるA評価は44指標、指標達成に向けおおむね計画どおり進んでいるB評価が11指標、指標達成に向け計画がややおくれているC評価は8指標となっており、指標達成に向け計画が大幅におくれているD評価はございませんでした。  なお、報告書につきましては、8月7日に市議会議長に提出し、その後、文教常任委員会の皆様方を初め全議員に配付させていただきました。また、大分市ホームページに掲載するとともに、教育総務課及び情報公開室、市民図書館にて公開をしているところでございます。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対しまして質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報告についてお願いいたします。 ○清水教育総務課長   報告事項2点目、平成30年度大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の検討経過につきまして、御報告いたします。説明資料はございません。  現行の幼児教育振興計画に続く新たな幼児教育・保育振興計画については、在り方検討委員会において、昨年10月からことし6月まで計6回にわたり議論を行い、そこで各委員より出された意見を反映しまして、大分市幼児教育・保育振興計画の素案とし、7月22日から8月22日までを期間としパブリックコメントを実施いたしました。  期間中、22名の方から御意見をいただき、その主なものといたしまして、特別な配慮を要する子供への支援の充実を実現させるためには十分な人員配置が必要であり、財政面も含めて行政側の支援を望む御意見や、子供同士の交流活動、合同行事などの教育の充実や教職員間の情報交換など、幼児教育と小学校教育の相互理解に基づいた育ちや学びの接続を今後も継続して進めてもらいたいとの御意見、また、市立幼稚園と保育所の一体化による認定こども園化を進めることにはさまざまな課題が生じるのが想定されるため、それに対する対処法を行政、現場がしっかり整理して進めていく必要があるといった御意見などをいただいております。  現在、子どもすこやか部において、これらの意見に対する考え方を整理しており、次回10月5日金曜日の在り方検討委員会に諮るとともに、意見集約を行った上で、新たな幼児教育・保育振興計画案について、市長への報告会を開催する予定としております。  今後につきましては、新たな幼児教育・保育振興計画や、7月に策定いたしました市立幼稚園保育所の在り方の方針に基づき、具体的な検討を行っていくこととしております。  経過報告については以上でございますが、委員の皆様方には机上に、緑色の冊子であります、7月に策定済みの大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針を置かせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対しまして質問はございませんか。  この冊子は、厚生常任委員会の委員にも本日配られるということでよろしいですか。 ○清水教育総務課長   はい。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校教育課から、文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果について、お願いいたします。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   報告事項の3点目、文部科学省「平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果について、御報告申し上げます。  関係資料をごらんください。  本調査は、文部科学省が、生徒指導上の諸課題の現状を把握することにより、各学校における生徒指導上の取り組みのより一層の充実に資するとともに、児童生徒の問題行動等の未然防止、早期発見、早期対応につなげていくことを目的として、毎年実施されているものでございます。  このたび本市の集計が終了いたしましたので、公立小中学校における児童生徒の暴力行為、いじめ、不登校の概要につきまして、順次御報告申し上げます。それぞれの調査結果につきましては、経年変化もわかるように、過去の数値も掲載しております。  まず、資料の1ページをごらんください。  暴力行為の発生状況でございます。  報告のあった暴力行為は、小学校24件、中学校22件で、合わせて46件でございました。前年度に比べますと、小学校では4件の増加、中学校では5件の減少で、合わせて1件の減少となっております。  平成28年度からの発生件数の増加は、相手を殴る、蹴るなどの事案に、平成27年度までいじめの態様として取り扱っていた、ひどくぶつかる、たたくの事案を暴力行為の事案として件数に加えることとなったためです。なお、平成29年度のひどくぶつかる、たたくの事案は40件であります。  次に、行為別発生状況でございますが、対教師暴力が3件、生徒間暴力が39件、対人暴力が4件でございました。暴力行為の特徴的な事例としては、ひどくぶつかる、たたく、蹴るが多く見られました。また、ささいなことからトラブルとなり、やがて感情のコントロールができず、衝動的、突発的に暴力行為に至る事案や、指導を素直に受け入れることができず、乱暴な言動等攻撃的になり、暴力行為に至る事案が見られました。  暴力行為を繰り返し行う児童生徒及び保護者に対しては、警察や児童相談所等の関係機関と連携しながら、再発防止に向けた粘り強い指導、支援を行っております。  資料の2ページから3ページをごらんください。  次に、いじめの状況でございますが、いじめの認知件数は、小学校253件、中学校139件で、合わせますと392件でございました。これを前年度と比較いたしますと、小学校では86件の増加、中学校では51件の増加で、合わせて137件の増加となっております。本年度増加に転じておりますのは、いじめの認知を積極的に行うよう周知してきた結果であると考えております。  いじめの認知件数の学年別、男女別内訳でございますが、小学校では6年生が、中学校では1年生が最も多くなっております。また、小中学校ともに男子の件数が比較的多くなっております。  いじめの態様といたしましては、小中学校ともに、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われるが最も多く、全体の52%であり、次に、軽くぶつかる、遊ぶふりをしてたたく、蹴る14.8%となっております。認知したいじめのうち、年度末時点で解消しているものは319件、81.4%でした。平成28年度は、解消しているものは72.9%でした。  なお、いじめが起因として考えられ、結果として合計30日以上欠席した生徒が1名あり、いじめ防止対策推進法第28条に基づき、重大事態として、現在も対応中でございます。  いじめにつきましては、どの子にも、どの学校においても起こり得るものであるとともに、陰に隠れて表面にあらわれにくく、最近では携帯電話やスマートフォン等の児童生徒への普及により、なかなか発見しにくいという状況もあります。そのため、日常的に児童生徒を対象とした定期的なアンケート調査や個別の教育相談、個人ノートや生活ノートの活用、家庭訪問等に取り組んでいるところでございます。また、児童、生徒会活動を通し、いじめについて考えさせる場づくりや仲間づくり等を促進しております。  資料の3ページから4ページをごらんください。  続きまして、不登校の現状でございます。  小学校では204人、中学校では530人が不登校となっており、前年度の結果と比較いたしますと、小学校で56人の増加、中学校で42人の増加となっております。  不登校の要因として考えられるものは、小学校では、不安の傾向があり、家庭の状況によるもの22.1%、無気力の傾向があり、家庭の状況によるもの21.6%、不安の傾向があり、いじめを除く友人関係をめぐる問題によるもの10.8%の順になっています。中学校では、無気力の傾向があり、学業不振によるもの15.3%、不安の傾向があり、学業不振によるもの14.5%、不安の傾向があり、いじめを除く友人関係をめぐる問題によるもの13%となっております。  今後も、さらに不登校児童生徒の背景を十分に把握し、個々に応じた対策を講じることが必要であると考えております。  次に、学年別の不登校児童生徒数でございますが、小学校では6年生が、中学校では3年生が最も多くなっております。  なお、小中学校ともに不登校児童生徒数の増加傾向であることがうかがえます。  また、不登校児童生徒の出現率でございますが、小学校においては0.77%で、130人に対して1人、中学校においては4.34%で、23人に対して1人という割合でございます。  中学校1年生の不登校の変化につきましては、平成27年度、1.95倍に対して、平成28年度は1.75倍と減少しておりますが、平成29年度は2.9倍と増加しております。  指導の結果、登校または登校できるようになった児童生徒は、小学校では66人、32.4%、中学校では176人、33.2%となっております。また、指導中の児童生徒のうち、継続した登校には至らないものの、朝きちんと起きられるようになった、明るく生き生きとした表情を見せるようになったなどの好ましい変化が見られるようになった児童生徒は、小学校では25人、12.3%が、中学校では57人、10.8%となっております。  不登校児童生徒に対する日常的な取り組みといたしましては、電話連絡や家庭訪問を行い、学業や生活面での相談に乗るなどさまざまな指導、援助を行ったり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等が専門的に相談に当たったりするほか、保護者の協力を求めて、家族関係や家庭生活の改善を図ることなどを行っております。  本調査に係る今後の予定といたしましては、県での集計を経て、国へ提出されるようになっており、その後、国から確定値が出される予定であります。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はございませんか。 ○仲道委員   2点教えてください。  3ページの一番下の学年別の不登校は、小学1年生から中学3年生までずっと右肩上がりに対して、2ページの真ん中のグラフのいじめの認知件数では、中学1年生が突出して男子も女子も多いのですが、中学2年生や中学3年生に比べて、なぜ中学1年生がこれだけ多いと分析していますか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   いじめの件数で中学1年生が多いというのは、実際に1つの中学校に複数の小学校から子供たちが来るということで、そこで改めて人間関係づくりをする必要があるというところが1つ課題になっているのかと考えております。 ○仲道委員   対策は何かありますか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   本市においては、小中一貫教育を推進しておりますので、その中学校区ごとに、例えば小学6年生で中学校での体験活動というものを、一緒に行ったり、また、教職員で小学6年生での様子を中学校の教諭と情報共有して、人間関係づくりが円滑に行えるようにしたりするなど、そういった活動をしております。 ○仲道委員   複数の小学校から集まる中学校において、学年当初に全員で取り組むような行事を集中的に行うことによって、人間関係はつくれると思います。運動会をどうするかという時期的な問題もありますが、それ以外に新しく創出をして、みんなで取り組むような行事を組むというような工夫をぜひしていただきたいと思います。これは要望です。よろしくお願いします。  もう一点。対教師暴力、中学校3件あるのですが、どういう状況で、先生を殴ったり、ぶつかったりしているのでしょうか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   対教師暴力ですが、例えば教師の適切な指導に対して、自分が我慢できなくなり、たたく、蹴るなどの暴力を振るったというような行為を行ったというもの、それから、教師に対して、コミュニケーションが過度になり過ぎ、結果として暴力になってしまったということで、教師と話をしたり、コミュニケーションをとる中で、どんと突いてしまったりというようなことになっております。 ○仲道委員   今回事件になった件ですが、生徒側の責任なのか、家庭にも責任があるのか、教師の責任なのか、非常に曖昧な事件だったというふうに認識をしております。この3件については、今の説明がありましたけれども、どちらの責任かという形で認識ができないと思います。  そのあたりを、この3件の事件がどういう状況で起こったのかというのを現場の先生方が、しっかり認識する上で、それぞれの判断になろうかと思いますが、こういう事例があったというのは、現場の先生方にしっかりと状況を説明する必要があると思います。これは検討してみてください。要望です。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○高橋委員   今の暴力の関係で、先生に暴力を振るったということは、先生は無抵抗だったのですか、どのような状況なのでしょうか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   基本的に教員は体罰の禁止というのがありますので、いわゆる教員のほうからそういったことをするということはございません。 ○高橋委員   もちろんそうですけど、暴力を振るわれたときには、防護というか、どういうふうなことになるのでしょうか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   基本的には一方的に受けるというわけではなくて、当然それを阻止するということはあります。もし暴れる生徒がいたら、押さえるというようなことは、いわゆる正当な行為として認められておりますので、そういった対応は、一方的に受けるというよりは、暴力に至らないように回避するということは当然行われております。 ○高橋委員 
     非常に難しい話ですね。感情的になっているわけですからね。その阻止するような行為によっても、子供に何らかのけがをさせる可能性もあり得るわけですよね。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   子供にけがをさせないというのはもちろん大事なことなのですが、やはり攻撃的な子供たちを抑止する過程で、あってはならないとは思うのですが、双方が例えばけがをするというような可能性がないかというと、それはあるというふうに考えております。  ただ、そういった危険を回避するときに、なるべく複数で対応するということが必要だと考えております。 ○仲道委員   関連ですが、教師に正当防衛は認められているのですか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   学校教育の中に、やむを得ずというところでの正当防衛は認められております。 ○仲道委員   安心しました。 ○藤田委員   2ページのいじめの態様のところで、「スマートフォンの急速な普及により、無料電話アプリ上のトラブル等、大人が把握することが難しい事案が見られます」とありますが、これはどういうことですか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   近年、SNS等が子供にも普及しておりまして、スマートフォン等の所持率もかなり高くなっておりますので、なかなかすぐに発見するというのは難しくなっております。学校としては、情報収集、アンケート調査等でそういった事例がないかということで、SNSを使ったトラブルについても、極力把握するようにしております。 ○藤田委員   大人が把握することが難しいというのはそういうこと。  例えば携帯電話で、学校には持ってきてはいけないと思うのですが、自宅とか、いわゆる学校以外で使っているケースがかなり多いということですか、その辺は把握されていますか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   実際に所持をしているかという調査をしたことはございませんが、全国学力・学習状況調査の質問集の中に、家庭でのスマートフォン等の使用というところの質問項目がありまして、その中では、大分市の場合は、中学生で3割ぐらいがしたことがないということで、それを引くと、7割ぐらいの子供たちが使用しているのではないかと思います。 ○藤田委員   例えば親御さんが心配して、家との連絡だけとかいうような形で使わせているというのが多いと聞いています。それ以外で、遊びなどでも、スマートフォンを使っているのでしょうか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   家庭での扱い方については、学校とPTAが相談をして、約束事をつくって、取り組んでいるとは思いますし、また、いろんなフィルタリングとか、そういった規制もしているところでございます。ただ、これが全体に徹底しているかというと、なかなか難しい状況にあるということで、毎年、PTA等の話の中で、スマートフォン等の扱い方、使わせ方については、課題とはなっています。 ○藤田委員   結局、学校としては、学校では使われないので、その辺は関知といいますか、気にはしてないということなのでしょうが、いわゆる子供たちの家庭の中での教育とか、教えとか、そういったものに関係してくるということで理解してよろしいですか。  こういう報告、調査事項があるわけですから、学校の方からも、その辺の状況をPTA、あるいは学校、家庭その辺の相互連絡をとったほうがいいのではないかと思います。どうも親御さんたちも、自分たちの子供に限っては全くそういうことはないというような感じで思われている方もいらっしゃる。こういう調査をやった以上は、こういう結果がありますということはよく連絡しながらやっていく必要があろうかと思いますので、ぜひそれは検討いただければと考えております。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   今おっしゃるとおりで、家庭生活とも密接な関係がある部分ですし、近年では携帯電話の使い方というのもまた、防犯の面から持たせるというような話もありますので、そういったところをうまく整理しながら進めていく必要があると思います。  ちなみに携帯電話の所持の調査はしておりませんが、昨年度、平成27年4月から平成28年3月末に、パソコン、携帯等によるネットトラブルの調査というのを行ったところ、小学校では指導、相談件数が23件、それから中学校では46件で、合計69件ありました。その内容としては、誹謗中傷等の書き込みがやはり一番多くなっております。また、それ以外にも、チェーンメール等の迷惑メール、出会い系等の問題などの相談が寄せられております。 ○藤田委員   そういう実態があるのであれば、ぜひPTAや家庭等と情報を連絡しながらやっていただくことを要望させていただきます。  もう一点。3ページですが、不登校の児童が734名で、まだ増加をしているということなのですが、一番気になるのは、ひきこもりです。いわゆる30代、40代でもひきこもりがかなり今、多くなっています。なかなかその実態はつかめてないということも言われているのですが、いわゆる不登校とひきこもりとの関連というのは何か把握されていますか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   この調査に上がっている部分は、30日以上欠席したという人数であります。そのうち出席日数がゼロ、全く学校に出席できていないという人数は、小学校が8名、中学校が29名です。そして、この中にはフリースクールに通っている子供も入っていると思いますが、こういった子供たちについても、学級担任が家庭訪問、電話連絡等をして、保護者とつながる中で、指導は続けております。 ○帆秋委員長   成人になったときのひきこもりとの関連は何か分析していますかという点はどうですか。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   小中学校の間に引きこもってというところ、先ほど言った数の37名ですが、この子たちについては、顔を担任が見て、元気なのかを確認することも可能ですし、なるべく外に出るようには促しています。  ただ、その中で全く、家庭訪問しても子供に会うことができないというところまでの把握はできておりませんので、この中でどの程度、成人になったときのひきこもりとの関連があるかというのは今はわかりませんが、ただ、小中学校で顔を見て、なるべく外に出るような働きかけをするということで、ひきこもりというのは、高校、その先、減らしていくことは可能ではないかと思っています。 ○藤田委員   ありがとうございます。学校が、卒業した後のことまでというのは、なかなか把握は難しいだろうとは思うのですが、私はやっぱりその辺の関連性というのは大いにあるかなと思っていますので、何かやはり対応はやっていく必要があろうかとは思いますので、いい案がありましたら、またいろいろ御検討いただければと考えています。 ○佐藤教育部次長兼学校教育課長   ありがとうございます。現在、本市では、スクールソーシャルワーカーを配置しておりますので、小学校、中学校の間もそうですが、中学校を卒業した後も、関係機関につないで、そして支援をしていきたいと思っています。 ○藤田委員   ありがとうございました。 ○仲道委員   教育長、今、フリースクールの話が出ました。その子にとってどっちがいいのか一概に言えないと思います。学校に戻るほうがいいのか、フリースクールをずっと続けたほうがいいのか、それはその子の特性で違うと思いますが、フリースクールに通っている子の中で、学校に戻りたいと思いながらなかなか戻れない子もいます。中判田の近くに1つできましたけれども、そこの子と何回かお話をする機会があったのですが、戻りたいという子もいます。  その場合に、現状、教育委員会、学校サイドからのサポートがほとんどないような状況、フリースクールに任せていて、戻ってきたらちゃんと面倒見ましょうという形しかとれてないようなのですが、もう少しフリースクールとの連携を強化していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○帆秋委員長   要望でよろしいですか。 ○仲道委員   要望でいいです。 ○帆秋委員長   その辺は時々質問も出たりしますが、大分市教育委員会とか大分県教育委員会の位置づけが明確に示されてない、前向きにこうしますという話は一切そのとき出ません。やっぱり現場の施設の管理者や経営者も本気でやっています。そこは少し考えていかないと悪いというか、私からも含めて要望しておきたいと思います。  そのほか質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校施設課から、小中学校緊急時コールシステム整備事業に係る運用開始について、お願いいたします。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   報告事項4点目、小中学校緊急時コールシステム整備事業に係る運用開始につきまして、御報告いたします。  資料④をごらんください。  本事業は、事件や事故等発生時の緊急の連絡手段の確保を目的に、公用携帯電話を教職員等に配布するものでございます。  校長会や各学校での説明会を行った後、2学期の開始日であります8月27日月曜から順次運用を開始しております。  今回の公用携帯電話が備える一斉同時速報機能は、現行の緊急警報システムの代替となる機能で、発信者の携帯電話から録音した音声が、同一学校内の全携帯電話に送信され、受信者は現場の詳細な状況を聞くことができます。  小学校におきましては、同一敷地内の幼稚園や児童育成クラブに配布している携帯電話と同一グループを形成しており、緊急時には情報が共有できます。  なお、校長等の管理職の公用携帯の電話番号は、警察署においても緊急連絡用として共有しているところであり、防犯体制のさらなる強化を果たすことが期待されます。  また、8月31日金曜日には、大分南警察署と連携を図る中で、鴛野小学校において、公用携帯電話を活用した不審者対応訓練を実施いたしました。  今後、訓練の様子を撮影した画像や一斉同時速報機能の使用例を資料として学校へ提供するとともに、学校からの意見を聴取した上で、より効果的な活用方法を検討してまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に質問等はございませんか。 ○藤田委員   学校の先生方はもちろん、児童育成クラブにもできると今、お話を聞いたのですが、学校内にある児童育成クラブだけですか、施設が外にある場合はどうなるのですか。管轄は子ども健やか部のほうになると思うので、わからなかったら後で教えていただければと思います。 ○池田教育部次長兼学校施設課長   後ほど確認して御報告いたします。 ○帆秋委員長   ほかに質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、体育保健課から、大分市立小学校給食調理場調理等業務委託の実施状況について、お願いいたします。 ○西川体育保健課長   報告事項5点目、大分市立小学校給食調理場調理等業務委託の実施状況について御報告をさせていただきます。資料はございません。  業務委託の実施につきましては、本年6月に開催されました当委員会におきまして、委託を実施します11小学校の実施事業者決定等につきまして御報告を申し上げたところでございます。  これらの事業者による給食提供が、2学期の8月27日から開始いたしましたことから、本日は、前回報告以降の経過も踏まえ、現時点での実施状況等につきまして御報告を申し上げたいと思います。  前回の報告後に各事業者と契約締結を行いまして、その後、体育保健課の給食指導員同行のもと、調理の動きや施設の使用の状況を確認する見学研修を各委託校において実施いたしました。  また、各事業者とも施設の清掃や調理員の衛生研修等を実施するとともに、調理の予行演習を兼ねて、教職員や保護者を対象とした試食会を開催するなど、2学期からの給食の提供の準備を進めてきたところでございます。  2学期が開始した8月27日から委託実施校におきまして、まだ2週間程度しかたっておりませんが、今のところ順調に実施されている状況でございます。  今後も、給食指導員の定期的な巡視等を行うなど、引き続き安心・安全であたたかい学校給食が提供できるように努めてまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、文化財課から、第2回FUNAIジュニア検定の結果について、報告をお願いします。 ○沖田文化財課長   第2回FUNAIジュニア検定の結果について御報告いたします。  お手元の資料⑥をごらんください。  本市では、大友宗麟の副読本などを活用した郷土の歴史学習に取り組んでおり、こうした郷土学習の成果を生かす機会を設け、子供たちに郷土への愛着と誇りを持ってもらうことを目的に、昨年度よりFUNAIジュニア検定を行っております。  今年度の検定は、7月28日、大分市教育センター、稙田公民館、稙田市民行政センターにおいて行いました。受検者数は、小学2年生から中学3年生までの140人で、市外からの受検も6人ありました。結果は、グラフにありますとおり、最高点100点、平均点58.7点、90点以上の合格者は9人でございました。  合格者に対しては、8月22日に市役所で表彰式を行い、合格証書と記念品を贈呈し、合格者のうち特に成績が優秀であった人には、教育長賞や優秀賞として表彰いたしました。また、成績が優秀もしくは受検者の多かった小中学校には特別賞をお贈りしました。  検定では、昨年度と同程度の140人という多くの児童生徒に受検していただきました。また、事前の勉強に頑張った人が多く、問題の難易度を高目に設定していたにもかかわらず、小学4年生を初め多くの合格者が出たことは、大変喜ばしいことであります。受検者へのアンケートでも、大分の歴史や文化に興味を持てたり、大分のことをもっと知りたいと思った人が多く、郷土に対する理解と愛着を深めてもらうという検定の目的を十分に達成できたのではないかと考えております。  今後は、合格者のうち希望者をFUNAIジュニアガイドの2期生として育て、来年度のラグビーワールドカップなどで活躍してもらう予定となっております。
    ○帆秋委員長   ただいまの報告につきましての質問はございませんか。 ○仲道委員   第1回の受検者数を確認させてください。 ○沖田文化財課長   第1回の受検者数は148人です。 ○仲道委員   第1回も中学1年生からなのですか。 ○沖田文化財課長   小学6年生、中学1年生を対象にしておりましたので、そこが主な受検者という形で、あと、中学2年生、3年生も、昨年も受検して、合格しております。 ○仲道委員   ということは、今回、中学1年生が51名、突出して多いですけど、昨年小学6年生で受けた子が中学1年生になってまた受けたという感覚でいいですか。 ○沖田文化財課長   昨年合格できなかったということで、受けた子供たちもいますし、昨年合格して、100点をとれなかったという悔しさをばねにして、今回受検した子供たちもいます。 ○帆秋委員長   ジュニアガイドは、希望した人は高校生ぐらいまでが対象ですか。 ○沖田文化財課長   受検資格が中学3年生までですので、その後、ガイドを希望すると、必然的にデビューするのが高校1年生になってしまうということで、その後、高校3年生まではガイドをしてもらえる資格があります。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、その他についてでございますが、執行部からその他としてございましたらお願いいたします。 ○沖田文化財課長   2点御報告をさせていただきたいと思います。  まず、第33回国民文化祭おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会の分野別事業、おおいた府内歴史絵巻800年について御説明をいたします。  お手元の資料⑦の1をごらんください。  10月6日からの51日間、県内において、国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭が開催されることにあわせ、フォーラムやイベント、パネル展示などの一連のイベントを、おおいた府内歴史絵巻800年と題して実施いたします。  10月20日には、東京大学資料編纂所の本郷和人教授、漫画センゴク権兵衛の作者である宮下英樹さん、歴史アイドルとして活躍している小日向えりさんをお招きし、戦国時代や大友氏の魅力を語るイベントとして、戦国大名フォーラムin豊後府内「センゴク大名百花繚乱」をコンパルホールにて行います。  10月27日には、大友氏館跡と南蛮BVNGO交流館において、月見茶会、ワイン会や音楽の演奏を中心としたイベント、大友氏遺跡フェスタ2018を開催いたします。また、この日には、FUNAIジュニアガイドによる遊歩公園のレリーフや銅像の解説、職員による府内城宗門やぐらの工事現場や旧荷揚町小学校発掘調査現場解説を予定しております。  11月3日には、大友氏館跡の発掘調査現場において、発掘調査成果の現地説明会と、文化国際課と連携し、どこでもコンサートを開催いたします。  ほかに、後ほど説明いたします大分市歴史資料館特別展、日本100名城大分府内城や大友氏館跡発掘調査あゆみ展「ここまでわかった!!大友氏館跡発掘20年」、府内城城下町跡発掘調査速報展示などの展示会も実施をいたします。  これらのイベントを通して、大友氏や府内城の歴史、遺跡の情報について、広く市民の皆様に知っていただき、関心を高めていただきたいと考えております。委員の皆様におかれましても、ぜひ御参加くださいますようお願い申し上げます。  また、あわせまして9月30日に南蛮BVNGO交流館が開館をいたします。13時からの一般入場開始に先立ちまして、午前9時半から開館記念式典を行います。委員の皆様方には、既に御案内を差し上げておりますが、ぜひとも参加をいただきますようお願いをしたいと思います。  続きまして、お手元の資料⑦の2をごらんください。  大分市歴史資料館では、第37回特別展、日本100名城大分府内城を平成30年10月5日から開催をいたします。  府内城は、1597年――慶長2年に福原直高によって築城が始められ、竹中重利により1602年――慶長7年に完成した城郭であります。  その城郭と城下町は、府内を訪れた福岡藩の儒学者である貝原益軒によって、すこぶる大なり、すこぶる広しと評されました。また、4層の天守は、これにとりつくやぐらや門が設けられ、直接上ることのできない堅牢なつくりとなっておりました。  本特別展では、日本城郭協会の後援を受け、日本100名城に選定されている近世城郭のうち天守が現存する12の復元模型を展示いたします。あわせて安土城や姫路城などの資料とともに、府内城の実像に迫ります。  関連イベントといたしまして、特別展開催にあわせ、11月4日に歴史資料館で記念講演会を開催いたします。講師には、今回展示にも使用させていただいております府内城の復元CGを制作した広島大学総合博物館学芸員の佐藤大規氏をお招きしたいと考えております。  文教常任委員の皆様には、10月5日に行われます開催式典への案内を後日お送りしますので、ぜひとも御出席くださいますようよろしくお願いいたします。 ○帆秋委員長   ただいまの報告につきまして、何か質問等はございませんか。 ○藤田委員   国民文化祭の件ですが、資料⑦―1でこういう事業があると、きょう、私も初めて知ったような内容が結構多いのですが、これは教育委員会の管轄の中の国民文化祭の行事ということで理解していいですか。 ○沖田文化財課長   おおむねは国民文化祭の行事の枠の中に入っておりまして、その中でそれぞれ所属ごとにやっている事業があります。教育委員会でやっている事業として、特に文化財課がやる事業は、この項目になるということで御理解をいただけたらと思います。 ○藤田委員   国民文化祭の文化財課の事業ということはよくわかっているのですが、結局、私どもも国民文化祭が、全体的にどのように流れていっているとか、どこでどういうふうなものが行われるとか、あるいは国民文化祭全体の開催行事はどういうふうになるかとか、その辺のところが、私のほうが勉強不足かもしれませんが、わからない部分が非常に多いので、その辺のところは1回、市長部局とも関係があるとは思うのですが、事業の調整みたいなものも必要ではないかと思います。要望です。 ○沖田文化財課長   国民文化祭の担当の事務局のほうで全ての事業をまとめておりまして、実際に国民文化祭、大分県内で行われる事業のパンフレットができておりますので、これはもう既に皆さん方を含めて配布できる準備があると思いますので、それを見ていただければと思っています。  それ以外に、大分市で行う事業に対しましても、国民文化祭の事務局のほうで事業を把握をしておりまして、市報等を含めて広報をするといった格好になっております。 ○藤田委員   その国民文化祭の本市の分が一括で事務局がやられているということはわかるのですが、こういった文化財課の事業のというのは入っていますか。 ○沖田文化財課長   国民文化祭の事務局にあります、県がつくっているパンフレットの中に全ての事業が網羅されております。 ○藤田委員   これも入っていますか。 ○沖田文化財課長   はい。 ○藤田委員   わかりました。 ○帆秋委員長   ほかに質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   執行部からほかにございませんか。 ○長田美術振興課長   この秋、市美術館で開催いたします3点の展覧会等について御案内いたします。  お手元、資料⑦―3としておりますパンフレット3種類をごらんください。  まず1点目は、開館20周年記念田能村竹田展です。  大分市美術館は、今年度、開館20周年を迎え、これを記念しました展覧会やアートイベントを計画、実施しております。  本展は、その第2弾として、また県内各地で開催される国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の分野別事業として開催いたします。  市美術館では、開館以来、戸次帆足家旧蔵の国指定重要文化財27点の竹田作品を核に、作品、資料の収集、調査研究、保存修理、展示を通じ、豊後南画という大分の伝統を生んだ竹田芸術の普及に努めてまいりました。  本展では、市美術館の収蔵作品を中心に、大分県立美術館、竹田市歴史資料館の御協力を得て、重要文化財29点を含む、初期から晩年までの代表作品約80点と著作や書簡などの関係資料を展示いたします。竹田芸術の新たな魅力を発見できるまたとない機会になると考えております。  会期は9月28日金曜日から11月11日日曜日まで、会場は市美術館の常設展示室1と2になります。  2点目は、上野の森アートサファリ岩合光昭写真展ネコライオン&ねこ科でございます。  本展では、世界を舞台に活躍する動物写真家の岩合光昭さんが撮影しました、人間と共生する猫と野生に生きるライオンなどのネコ科動物たちの写真を美術館の企画展示室と周辺の上野の森公園内に展示をいたします。美術館から周辺の森に広がる岩合ワールドを、実際のサファリパークを回るように楽しんでいただきたいと思っております。会期は10月5日金曜日から11月25日日曜日までです。  3点目は、アートフルロードプロジェクトCIAO!2018です。  まず、お手元にお配りしておりますパンフレットは作成中のものでございまして、完成版でないことを御了承いただきたいと思います。  美術館では、平成26年度から中心市街地や美術館で、さまざまなジャンルのアーティスト、市民参加による展覧会、イベントを、アートフルロードプロジェクトとして実施し、その中で、若手アーティストを紹介するシリーズをCIAOと名づけて行っております。  今年度はCIAOの第3弾として、美術館の研修室を中心に、館の内外で若手アーティストや障害者施設等と連携しました作品展などを行います。会期は、岩合光昭写真展と同じになっております。また、会期中の11月10日土曜日と11日の日曜日の両日、開館20周年記念イベントとして、上野の森アートフェスタと銘打ち、参加アーティストによるワークショップやトークイベント、市民による音楽会なども開催いたします。  岩合光昭写真展とCIAO!2018は、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の応援事業にもなっております。竹田展とあわせ、市民はもとより、多くの来訪者の方々に緑豊かな上野の森でアートを楽しんでいただきたいと考えております。  委員の皆様には、後日、招待状をお送りいたします。ぜひ足をお運びいただきたいと思っております。  資料はございませんが、最後に1点御報告をさせていただきます。  去る8月14日火曜日、大分市美術館開館以来の展覧会累計観覧者数が300万人となりました。当日は、三浦教育長が300万人目となりましたお客様へ記念品をお贈りするセレモニーを行いました。  今後も、たのしんで・みて・まなぶ美術館として、幅広い方々に気軽に美術を楽しんでいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   執行部のほうからその他で何かございますか。 ○清水教育総務課長   平成28年の熊本地震に伴う埋蔵文化財発掘調査に係る職員派遣の予定につきまして、御報告いたします。  10月の1カ月間、熊本県宇城市へ文化財専門員1名を派遣する予定でございます。業務内容につきましては、損壊した中学校や公営住宅の建てかえに係る敷地内の文化財調査など、熊本地震の復旧復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査に係る業務となっております。  なお、今月28日に派遣に係る発令式を行う予定です。 ○帆秋委員長   質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長 
     執行部からそのほかございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   委員の皆さんからその他として何かございますか。 ○藤田委員   小学校の運動会のことをお聞きしたいのですが、各学校によって何か、随分プログラムとか内容が変わってきたというような、その辺のところを教えていただきたい。 ○帆秋委員長   小学校ですか。 ○藤田委員   中学校はもう終わっていますので小学校を中心に教えてください。 ○西川体育保健課長   この猛暑によりまして、運動会の日程を変更をした小学校につきましては7校ございます。1週間程度おくらせた学校もあります。また、11月にふれあいPTAの行事と入れかえ、11月に運動会を行う学校も1校ございます。さらに、半日で運動会を実施するという学校も1校あります。 ○藤田委員   半日は1校ですか。 ○西川体育保健課長   はい。その学校は大規模校でありますので、かなりの保護者の方々が見に来られるということもあり、保護者の方々の熱中症等の予防も勘案しながら、そして、まず子供たちの健康を第一に考えながら、学校とPTA代表が十分に協議をして決定をしたと聞いております。 ○藤田委員   これは、各学校の校長の判断でやられているということでいいですか。 ○西川体育保健課長   学校行事につきましては、校長の判断という形になりますが、こういった行事を決定するときには、PTAの役員や地域の方々とも協議をしながら進めております。 ○藤田委員   来年あたりも同じような方向でいくということですか。 ○西川体育保健課長   そのとおりになると思います。 ○藤田委員   わかりました。 ○帆秋委員長   半日に時間を圧縮したというのは、これは小規模校ですか。 ○西川体育保健課長   大規模校です。 ○帆秋委員長   やる種目、演目はかなりカットするということですか。 ○西川体育保健課長   学校側から聞いている内容は、6年生は最後の運動会にもなりますので、6年生の競技については全て実施する。それから、例えば騎馬戦ですと、個人戦の時間がかなりかかってきますので、そういうのをなくしたりとか、紅白リレーをなくしたりとか、開会式、閉会式の時間を短くしたりとかいうような日程で、午前中で終了し、昼食も食べずに下校と聞いています。 ○藤田委員   関連でもう一つお聞きします。  ことしはそういうことをされたのでしょうけど、以前も幾つかの学校で、そういった半日で終わったりとかはあったのですか。 ○西川体育保健課長   雨が降ったりとか、天候によってそういった形をとる学校はありましたけれども、今回はこの猛暑で、練習時間もとれなかったということから、急遽こういう形をとったというふうに聞いております。 ○藤田委員   わかりました。 ○帆秋委員長   そのほか委員から何か質問等はございますか。 ○松本副委員長   蒸し返すようで申しわけないのですが、小中学校の防犯カメラの関係で、8月28日の合同新聞で、委員会としても承ってはいない状況の中で、新しい事業を行う、という形で報道されたということでありまして、詳しい時系列等の経緯についてお聞きしたい。 ○増田教育部長   このたびの学校施設内防犯カメラの設置につきましては、これまでプライバシーの課題などということで、設置を慎重に対応しておりましたけれども、昨今の社会情勢、また、学校への不審者の侵入ということを捉えまして、子供たちの安全な学習環境を整えるという観点から、防犯カメラの設置を検討することといたしたものでございます。  しかしながら、これまでの考え方を変更し、かつ、当初予算ではなく、今回9月の補正予算に計上するという内容につきまして、議員の皆様方に事前に丁寧な説明をしていなかったことが今回の事案の一番の問題だと考えておりまして、その点につきましては反省しております。本当に申しわけございませんでした。  また、今回の防犯カメラの掲載メディアに対しましては、時系列で申し上げますと、8月27日に市長の定例記者会見がございました。その日は議会運営委員会がございましたので、議会にも補正予算の提案をいたしました。その市長の定例記者会見の際、そしてその後財政課が市政記者を対象に補正予算の説明をしております。その中に学校の防犯対策という項目で、防犯カメラについての説明がされております。  それを受けまして、メディアの中から、関心を持たれたところが担当課に説明を聞きに来て、翌28日に新聞掲載になったところでございます。  ただ、この新聞掲載の内容につきましては、補正予算の計上であるということの明記がされていなかったことと、かつ、今回9月議会上程であるにもかかわらず、あたかも教育委員会が決めているかのように、議会軽視と捉えられかねない、そういう説明文であったことから、そのことにつきましては、記者に対しまして、こちらも市長とも相談をしまして、申し入れをいたしました。  特に訂正文はありませんでしたけれども、通常、開会日の翌日に掲載をされる紙面の中で、防犯カメラについては債務負担行為で取り上げているということを再度明記したところに、上司とも話をして、修正をしたものと認識しております。  いずれにしましても、今回の事案につきましては、議会に対して説明がきちんとなされて、なおかつメディアに対しての報道のタイミングも説明ができれば、こういうことはなかったものだと反省をしております。執行部といたしましても、全庁的にこういうことのないように周知徹底を図ったところでございます。  重ねて、繰り返しになりますけれども、今後このようなことがないように、身を引き締めて対応していきたいと考えております。大変申しわけございませんでした。 ○松本副委員長   重く受けとめられているというのは理解できたのですが、当該の新聞社に対して、きちんとした申し入れはされたのか、されたとすれば、いつ誰がどのような申し入れをされたのかというのがわかれば教えてください。 ○増田教育部長   具体的な日程、時間まではわかりませんのでお伝えはできませんけれども、8月28日の新聞を見まして、同日に、取材を受けました担当課が記者に申し入れをしました。それを受けまして、私どもも記者に対して、そして市役所の広報担当のほうからも申し入れをしたところでございます。  文書での申し入れは必要ないという市長の判断のもとで、今回は口頭にての申し入れということにさせていただきました。 ○松本副委員長   申し入れはされた、ただ、内容については、この場で、委員会として確認ができるようなものではないということなのでしょうか。 ○帆秋委員長   文書はないんですよね。 ○増田教育部長   皆様にお配りする資料は用意しておりません。こちらも口頭での申し入れでしたので、今、説明したものを文章にしたものをお渡しすることは可能ですけれども、それ以上のものは今、持っていません。 ○松本副委員長   委員会として、この事柄についてはやっぱり重く受けとめなければいけないと思うんです。これ自体に対してですね。申し入れをされたとは言いますけれども、疑うわけではございませんけれども、本当にされたのかどうかというのは確認できていないんです。  委員会としてそれを確認する必要が恐らくあるのではないかという判断に立ちますので、おっしゃられたように、市長が文書での抗議内容は必要ないという判断をされたと言いますから、それはこちらとして手出しができないということではありますけれども、次もあるかもしれない。可能性が、次回は絶対ありませんということに誰も明言はできないと思うんです。ということは、今後に当たっては、もしこういったことがあれば、きちんと文書で当該のマスコミに対して抗議をしてほしいと要請をしていただくことを強く思いますので、よろしくお願いします。 ○仲道委員   委員長、委員間討議をお願いします。 ○帆秋委員長   はい。 ○仲道委員   今の件、委員長はどう判断しますか。 ○帆秋委員長   今、松本副委員長が言われたことを議論して、その方向性を出してのことではありませんので、私といたしましては、これは個人的な見解、皆様方が同意するかどうかはまた、あえて諮るか、諮らないかも含めて、聞いていただければいいんですけれども。  文教常任委員会にかかわる今回の案件だったかもしれませんけれども、これは大分市全体にかかわる部分なので、市長部局と十分、全体的な部局の中で、執行部が今回の案件をどういうふうに捉えるかということを、真剣な議論をした中で、これからもこういうことが二度とあってはならないというだけでは、二遍、三遍あったら一緒のことなんですが、どういう次元にしないと悪かったか、マスコミに対する対応を含めて、ちゃんと統一見解を出して、今回、言うだけではなくて、頻繁に、常にそのことは襟を正しながらやっていくという方向性を確認することが今回一番重要なことだと思うので、文教常任委員会かどこか1常任委員会というレベルの話ではないというぐらい大きいんです、というふうに私は捉えていますので、皆さん、どう捉えるかはわかりませんが。こういう振られ方は余りないですけど個人的にはそう思います。 ○仲道委員   委員長の今おっしゃったとおりだと思うんですね。一番大事なのは、事前に委員会に説明がなかったという部分は重く受けとめていただいて、あと、マスコミ対応は、これは市長判断の部分になりますので、市長判断の中で、今、委員長が言われたようなことを気をつけていただきたいと思います。 ○帆秋委員長   ほかの委員さん、自由討議という形が前提でありましたけれども、そのことも含めて同じでよろしいですか。  それでは、文教常任委員会としての捉え方といたしましては、常任委員会の一つでしかありませんが、大分市全体としてこのことを重く受けとめる中で、何らかの形でどういう示し方をするのかどうかも含めて、もう一度部局全体で、市役所全体でしっかり議論して、これからの再発防止も踏まえて、私はしっかりとやっていただきたいと思いますし、松本副委員長個人もしくは会派の強い申し入れにつきましては、真摯に受けとめながら、これからの対応を図っていただくことを委員会として伝えて、この件は整理します。よろしいですか。  〔「よし」の声〕 ○帆秋委員長   ほかに委員さんからございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   以上で、当委員会に付託されました全ての案件の審査は終了いたします。  なお、会議規則第104条の規定によりまして、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   そのようにさせていただきます。  それでは、本日の委員会は終了いたします。  なお、3日目の18日の委員会につきましては、大分市立金池小学校で英語教育についての管内視察を行う予定にしております。  バスを城址公園入り口に準備しております。午前10時までに議会棟の入り口に集合していただきたいと思います。  以上で文教常任委員会を終了いたします。                              午前11時18分散会...