大分市議会 2018-09-14
平成30年厚生常任委員会( 9月14日)
平成30年
厚生常任委員会( 9月14日)
厚生常任委員会記録
1.
開催日時
平成30年9月14日(金)午前9時59分開議~午前11時54分散会
2.場所
第2
委員会室
3.
出席委員
委員長 倉掛 賢裕 副委員長 橋本 敬広
委 員 安部 剛祐 委 員 長田 教雄
委 員 堀 嘉徳 委 員 斉藤 由美子
委 員 安東 房吉 委 員 スカルリーパー・エイジ
委 員 衛藤 延洋
欠席委員
なし
4.説明員
○
衛藤委員
民間の幼稚園は県の
補助メニューがあるかと思うのですけど、何か把握されていますか。わかればお願いします。
○
指原保育・
幼児教育課長
私立幼稚園の状況は、全部で幼稚園が20施設ありますが、今回調査させてもらいましたら19施設については全保育室に
設置済みであることを確認しました。1施設については、一部しかエアコンが設置されていないということですが、その幼稚園につきましては、来年度建てかえの計画もあるということを聞いております。
○
倉掛委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費、第2表中第10
款教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
指原保育・
幼児教育課長
〔
説明書① 4ページ、第10
款教育費について説明〕
○
倉掛委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第3条
債務負担行為の補正、第3表中1追加のうち、
子どもすこやか部関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
〔
説明書① 5ページ、
債務負担行為の補正のうち
子育て支援課関係について説明〕
○
指原保育・
幼児教育課長
〔
説明書① 5ページ、
債務負担行為の補正のうち保育・
幼児教育課関係について説明〕
○
倉掛委員長
質疑、意見はありませんか。
○
斉藤委員
これは基本中の基本とは思いますが、プライバシーにかかわることでもありますので、データの管理はしっかりと心してやっていただきたいと思います。本来であれば、
余り監視をするようなことは好ましくないという声もありますし、ぜひその点は留意をして行ってください。お願いします。
○
倉掛委員長
ほかに質疑、意見はありませんか。
○
エイジ委員
この映像を管理している
サーバー室がそれぞれあるのですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
モニターを
職員室等に置いて、そこで見られるようにして、保存分の管理もそこでいたしたいと考えております。
○
倉掛委員長
ほかに質疑、意見はありませんか。
○
長田委員
児童育成クラブには
緊急防犯システムができていましたが、これはどうなりますか。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
児童育成クラブの
防犯システムについては、既設の分はそのまま利用している形になっております。
ふぐあい等ございましたら修理等で対応する状況でございます。
今年度につきましては、さらに
小中学校と同様に
緊急携帯電話の配備が終わっておりますので、そちらもあわせて利用して
緊急対策に努めてまいりたいと考えております。
○
長田委員
よろしくお願いしたいと思いますけど、
児童育成クラブは学校が終わった後も運営していますので、警察との連携、
緊急通報、
警備会社等への通報などは非常に安全面で大事なことなので、引き続きよろしくお願いいたします。
○
倉掛委員長
ほかに質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で
子どもすこやか部関係の
付託案件の審査を全て終了しました。
それでは、ここで、執行部より
報告事項の申し出がありましたので
報告事項の説明を受けたいと思います。
まず、次期すくすく
大分っ子プランの策定について報告を受けます。
○
平松子ども企画課長
報告事項1、次期すくすく
大分っ子プランの策定について報告いたします。資料はA3横の
報告事項1と記載したものをごらんください。
平成27年度から平成31年度末までの5年間を
計画期間としたすくすく
大分っ子プランですが、残り1年半となりましたことから、
次期計画の
策定準備に着手するものでございます。
まず、1のすくすく
大分っ子プランについてですが、2つの法令に基づいて策定をされております。1つは、大分
市子ども条例に基づく子どもの育成に関する支援を行うための
推進計画であり、もう1つは、子ども・
子育て支援法に基づく
市町村子ども・
子育て支援事業計画でございます。
次に、2の
次期計画の策定に係る基本的な考え方ですが、お手元に置かせていただいておりますすくすく
大分っ子プランの冊子の14ページ、15ページをごらんください。
現行計画の目指す姿や
基本理念は、大分
市子ども条例の制定の趣旨等を踏まえたものでございますので、こちらについては引き続き継続し、その下の計画の体系である4つの分野と、施策の検討に当たっての視点である一番下の5つの視点という、プランの基本的な体系については継続したいと考えております。
また、4つの分野のもとで取り組む主な事業や指標等につきましては、
子育て支援に係る
市民ニーズ調査を実施し、本市の現状と課題を分析、整理した上で、検討してまいりたいと考えております。
具体的には、冊子で申しますと、これは大分
市子ども条例関係となる分ですが、20ページ、第1章分野1、生まれる前から乳幼児期の支援というところから、60ページの分野4に係る内容となっております。こちらについては見直しをしていきたいと考えております。
また、子ども・
子育て支援法関係としまして、76ページからの保育所や
児童育成クラブ事業など、
地域子ども・
子育て支援事業の量の見込みとその確保策を定めることとしております。
資料にお戻りいただきまして、右側、5の
計画策定までの流れですが、まず、(1)
ニーズ調査は、
小学校就学前の子供がいる家庭及び小学生がいる家庭を対象に
ニーズ調査を行い、
子育て支援に係る
各種事業の
利用状況や今後の
利用希望等を把握いたします。
その後、(2)の計画の策定として、本年度末から来年度にかけて、
ニーズ調査で得られた結果の分析と、これを踏まえた素案を作成し、大分
市子ども・
子育て会議において審議いただいた後、
次期計画を策定することとしております。
最後に、
ニーズ調査の
具体的手法について6にまとめております。
調査対象を、就学前児童及び小学生のいる世帯とし、調査数は就学前児童のいる世帯を5,300世帯、小学生のいる世帯を5,500世帯の合わせて1万800世帯としています。これは、求めたい回答数を
対象児童数の1割、それぞれ2,600人と2,700人とした上で、前回の回収率を参考に、今回の回収率を50%程度と仮定し、配布数を決定したものです。
また、
調査方法につきましては、
住民基本台帳から対象者を無作為抽出し、郵送による配布、回収を行うこととしております。
最後に、
調査スケジュールですが、11月上旬から1カ月間調査を実施し、集計、分析の後、来年1月末に速報値を取りまとめ、最終的な報告書の完成は来年3月末を予定しております。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
○
斉藤委員
ニーズ調査について、先般、骨太の方針でいよいよ子供の
幼児教育の無償化が出てきて、今後、3歳以上児が対象となっていて、それが、
ニーズ調査で触れるかどうかで非常に結果が違ってくると思います。私たちは
消費税増税自体が問題だと思っていますが、もしも増税に伴って無償化になるということになると、それを前提にした
ニーズ調査ということにするのかどうか、その点はどうですか。
○
平松子ども企画課長
幼児教育の無償化が来年10月の予定ということで検討されていると思います。調査に当たりましては、
質問項目の中で、そうしたことに触れながらお聞きするようなことになると思っており、
設問内容については今後詰めてまいります。
○
斉藤委員
3歳以上児ということは1号認定になるかと思うのですが、1号認定の数としては、現在ある幼稚園、
認定こども園等で適応できるのですか。
○
平松子ども企画課長
現行のすくすく
大分っ子プランの中でニーズの量を見込んでおります。数字を持ち合わせてございませんが、現行の
ニーズ量の見込みの中でおさまっていると考えております。
○
斉藤委員
その量的拡大というところに非常に大きくかかわってきて、要は保育所のニーズということになってくるかと思います。
認定こども園という声もあろうかとは思いますが、調査の仕方に少し配慮が要るのではないかという気がしますので、できれば細かい報告をいただきたいと思います。これは要望としてお願いします。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
安東委員
子供の育て方ということで、どうしても
学校教育が入ってくるわけですが、
学校教育の分は、
教育委員会が出している教育の方針の部分と整合性はきちんととれるような形にできているのですか。
○
平松子ども企画課長
すくすく
大分っ子プランの中には、
学校教育の部分も項目がありますので、
教育委員会と整合をとりながら進めていきたいと思います。
○
安東委員
ぜひそこのところは、
教育委員会の主体性を尊重しながらつくってほしいと思います。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
長田委員
次の大分
市幼児教育の
振興計画並びに
市立幼稚園及び保育所の
在り方検討委員会の
経過報告のところでお聞きするのがいいのかなと思ったのですが、今、
斉藤委員の御質問の中では要望ということでしたけれども、私としてはすくすく
大分っ子プランの策定に当たって、保育所の数とか
待機児童の解消等に向けての
基本的計画における数字による案を示していただきたい。人口等、あらゆる予測に基づいて計画を立てているので、それに伴う園児数や保育数の適正配置を考えるべきだと思っております。
消費税云々もありますけれども、そういった
幼児教育の無償化に向けてどういう形でやっていくのか、今ある予測について少しお聞かせいただけるとありがたいです。
○
平松子ども企画課長
無償化に向けてニーズの予測というのは大事なことだと思っております。どのようにニーズが出てくるのかというのは、まだつかみ方についてどこの市町村も苦慮しているところでございまして、私どもも分析をしていかなければいけないと思っておりますが、委員がおっしゃっていただきましたような今後の
ニーズ量の把握という部分については、すくすく
大分っ子プランの中で検討してまいりたいと思います。
○
長田委員
検討するのはいいのですが、以前、大分
市の予想を大きく上回っていた例があると思うのです。
全国ワーストセブンでしたか。その理由は委員会においてもいろいろと説明があって、調査の仕方が違う、国のやり方と大分
市の
ニーズ調査のやり方が違っていたというような説明があったのですが、それは全国的な問題であって、全国が調査の仕方を一律にずっとやっていて、大分
市だけが違うやり方をしていたというのは、どうも私としては合点がいかない。だから、
待機児童の解消について、これからの無償化に対する考え方の数字的な問題についてどうお考えですか。
○
平松子ども企画課長
今回、すくすく
大分っ子プランの量の見込み、その検討に当たりましては、
ニーズ調査をまず行っていくこととしておりますが、大分県下一律で同じ手法でやっていくことを確認しておりまして、その中では大分
市だけが違うということにならないように整合をとりながら調査を進めていきたいと思います。
また、
待機児童の解消について、無償化の影響といいますのは先ほども申しましたようにつかみにくい部分ではございますが、そうしたことを含め、検討してまいりたいと思います。
○
長田委員
まず、
待機児童の解消については二、三年前から大きく変わってきたと思います。
ワーストの結果が出てから取り組みをかなりやってきたと思うのですね。それに対して、今回の議会の
一般質問においての部長の答弁をお聞きしておりました。少子化、それから
幼児教育の無償化等々について。議会からも
待機児童の解消には十分に努めるようにという要望も繰り返しあったと思います。
当委員会としても、私は各会派とも異論はないと思っておりますけれども、
認可保育所の新設等についてさきの委員会で数字が示されました。
子どもすこやか部が要請をし、
私立保育施設もそれに応えて数をふやしてきたと思います。大分
市の要望であったと思います。
そういったことを踏まえて、園児数をふやす努力を双方ともしてきたと私は思うのですが、その辺の数字について、当委員会に新規の
認可保育所はこのようなことになるということを示していただければと思います。可能ですか。
○
平松子ども企画課長
今回新規で募集することとした640名のことをもう一度お示しするということでしょうか。
○
長田委員
さきの当委員会で平成30年度
認可保育所等の
新規事業者募集の結果についてという資料が配られておると思います。募集は合計640名ということですね。上記以外の地区についての募集は行っていませんという
市の説明を受けたと思います。
そういう中で、
待機児童の解消を図っていくということでありますし、これは結果的に
開設予定が平成32年ということは、消費税の増税に伴う
幼児教育の無償化を含めた数字を出しているわけですか。
○
平松子ども企画課長
今回の平成30年度の
新規事業者募集に当たりましては、今、
認可保育所を立ち上げようとしますと開設が平成32年4月になりますので、
長田委員御指摘のとおり平成32年4月の内容について今回募集させていただきました。平成32年4月には
幼児教育の無償化が始まっていると考えられ、その無償化の影響分の数というのは、今回4月の募集時点ではまだ国からの内容も不確定な部分がございましたので、その分が幾らという見込みはしておりませんが、昨年、あるいは一昨年の保育所の利用希望者のニーズの伸び、そして未満児がその中でも大きいということを考慮いたしまして、ニーズの伸びという部分を見込み、全体として640名と出させていただいたところでございます。
○
長田委員
すくすく
大分っ子プランを出すに当たって、この目的等々を見て異論はない。しかし、数字を追っていろいろなことを検討させていただいて、我々委員としても、言葉のどうこうを言うのではなく、その募集定員、募集のやり方についてはいろいろな考え方があると思いますけれども、やはり執行部のたたき台を示すべきであると思っております。
だから、人口推計等々については大分
市もいろいろな検討をしていると思っておりますので、それをもとにこのような考えで募集定員をふやしていくということであるし、地域別にしたら、大分中部地区、大分東部地区、大分西部地区以外については募集は行っておりませんということであるわけですから、こういうのをたたき台としてすくすく
大分っ子プランをきちんとつくっていかなければならないと私は思っているのですが、それでいいですか。
○
平松子ども企画課長
今後、5年間の計画でございますすくすく
大分っ子プランを策定するに当たりましては、各地区公民館エリアごとにニーズ推計を行い、人口の推計でありますとか、そうしたニーズを把握しながら策定していくことになると考えています。
○
長田委員
質問をこれぐらいにしたいと思いますけれども、資料の提供を求めておきます。
平成30年度の既設、移設、地区別、募集定員。募集は締め切っているわけですね。
○
平松子ども企画課長
はい。
○
長田委員
そうすると、この前示された地区外にはないということでいいですね。その中でそのようにした根拠の数字を示していただければと思います。その資料を請求したいと思います。
○
平松子ども企画課長
今回、平成30年度の募集に当たってこのように募集をすることとした根拠ということでよろしいでしょうか。
○
長田委員
これは単なる新規の事業者募集ですね。既設とか移転した場合はこれに出さなくていいわけですよね。
○
平松子ども企画課長
前回の委員会で御説明いたしました平成30年度の民間保育所等の新規募集につきましては、新たに認可を与える事業所について募集をするということでございますので、この中には毎年既存の園の方が増改築したり、あるいは定員をふやしたり、あるいは
認定こども園になりたいということで定員がふえるケースがございますが、それは既に認可を持っている事業者の方の分ですので、この中の新規に認可を与える事業所の募集としては入っておりません。別になっております。
○
長田委員
ですから、先ほどお聞きしたように、既存の保育園には
待機児童の解消のために定員をふやしてほしいと要請をかけたのですよね。そういうのを含めて大分
市がどれぐらい
待機児童解消のために取り組んだのかということです。それを出してくださいということです。
○
倉掛委員長
長田委員、新規の園の資料と新たに既存の園を募集している部分の資料の提出を求めるということでよろしいですか。
○
長田委員
そうです。
○
倉掛委員長
新規はここにあるので、新規以外の分ですね。
○
重石子どもすこやか部長
1点確認をさせていただきたいと思います。
新規事業者の募集のほかに既存の事業者にも
待機児童解消に向けた協力を依頼しておりますので、毎年増改築、建てかえ等で幾らかずつの御協力をいただいているところでございますが、今、御希望いただいた資料は、今年度その御相談に応じて協議をしているところの数ということでございましょうか。
○
長田委員
すくすく
大分っ子プランによって
待機児童の解消をと、本議会で多くの議員からそういう質問が出ています。ですから、それに伴う
子どもすこやか部として今ある保育園に対する児童の募集について、大変保育士が足りないということを言われていますけれども、保育士の確保を含めて既存の保育園に対して要請をかけているわけですよね。それに伴って、応えた保育園が募集定員をこれぐらいふやしますよということを言っていると思います。だからそういう数字を出してもらいたい。既設はこの中に入ってないですよね。
○
平松子ども企画課長
入っていません。
○
長田委員
地区は決められていても、地区が変わって出した場合はこれに入っていないのではないのですか。お聞きします。
○
平松子ども企画課長
既存の認可園の移設等についてはこの中に入っていません。
○
長田委員
ということは、既設の保育園がいろいろなところに保育園を出しても、それについてはこの中の数字には今回入っていないというふうに考えていいですね。ところが、この中では、上記以外の地区についての募集は行っていません。これは、私の勘違いであったと思いますが、既設の保育園がほかの募集していないところにつくっても、
市の募集定員は変わらないのでそれはいいということですね。確認です。
○
平松子ども企画課長
今回は、大分
市の13地区公民館エリアのうち、野津原、佐賀関では募集はしておりません。それ以外の11地区には募集をかけさせていただいているんですけれども、既存の認可を受けている保育所が場所の移転ということで、この募集をしている11地区の中で移転したいというときには、その内容や規模について御相談を受けて協議をしていく中で認めていくことになっていくと思いますけれども、募集している以外の地区に移転したいということについては、定員等の関係がございますので、基本的には難しいと思っております。
○
長田委員
大分
市全体で募集定員がこれぐらいで締め切っているわけですよね。だから、その中でどういう結果になりましたということで、既設も新設も含めて、募集定員がこうなって、将来人口の中でこういうふうな形で園児募集に対してこうなりましたという数字の根拠を示していただければありがたいです。
○
平松子ども企画課長
資料につきましては準備してまいりたいと思います。
○
長田委員
それと、もう1点ですが、このすくすく
大分っ子プランにおいて、部長答弁の中にもありましたけれども、かなり働き手がふえて、要するに子供を預けてくる人が多いであろうということが予測されます。平成31年まではそう予測されます。そういう中でどういうようなことをお考えになっていますか。
○
平松子ども企画課長
女性の就業率がここ数年ずっと伸びてきております。今後もしばらくは伸びていくことが予想されておりますので、そうしたことも入所の希望者、保育所等を利用したい希望者の増加につながっていくと考えております。
○
長田委員
そうすると、当然すくすく
大分っ子プランの中にはそういった面も今後は入ってくるということですね。プランはこれからですけど、具体的に何かお考えになっていることはありますか。
○
平松子ども企画課長
今後、県下統一して設問を決めていきますので、どのような聞き方にするのかということについては、そうしたことも考慮しながら検討してまいりたいと思います。
○
長田委員
議会において、
一般質問で要望や提案がありました。お聞きしますが、大分
市では今日まですくすく
大分っ子プランに基づいてやってきたことがありますね。今までの取り組みの中で、各地区、また支所にこどもルームをつくってきました。これは親が子供を連れて一緒に子育てをするためのサポートであったと思いますが、それは間違いないですね。
○
平松子ども企画課長
こどもルームの利用につきましては、基本的に保護者の方が連れていっていただいて、そこで遊んだり、親同士が交流したりというようなことをしていただけるようになっております。
○
長田委員
そうすると、今度は、そういう人が働きに行く可能性があって、そこはすいてくる可能性があると思うのですが、それでいいですか。
○
平松子ども企画課長
今後、さらに
認定こども園、保育所等の利用が進んだ場合には、今おっしゃられたようなことも一つの可能性として考えられると思います。
○
長田委員
私立については、
待機児童解消という目的の中で
子どもすこやか部がこれまで対応してきました。公立もそういうことをやってきたのかということをお聞きします。
○
平松子ども企画課長
これまで
待機児童解消に向けましては、私立の
認可保育所等の皆様方にも御協力いただきまして、特に今年は1~2歳児のニーズが多かったのでかなり受け入れていただきました。また、公立におきましても、設定している定員以上の受け入れということで、面積あるいは保育所配置等の可能な範囲で受け入れてきたところでございます。
○
長田委員
待機児童解消に向けて努力したことは私は大いに認めていきたいと思っておりますし、この
待機児童解消については今後も取り組まないといけないと思っております。公立についてもその辺をきちんと数字的に示していただきたいと思います。
○
平松子ども企画課長
市立保育所の受け入れ状況ということであわせて資料を準備したいと思います。
○
長田委員
以上、資料要求いたします。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
斉藤委員
1点だけ要望したいと思います。
今後の3歳以上児の
幼児教育の無償化は市町村の負担分がまだ示されていなかったと思います。でも、
市は単費でいろいろな補助等々をこれまでもやってきていて、市町村の負担分が理不尽にふえるというのはこれからの保育の質にもかかわりますので、発表がされたら国のほうにはしっかりと負担分を要求すべきだと思います。これは強く要望しておきます。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、大分
市幼児教育の振興並びに
市立幼稚園及び保育所の
在り方検討委員会の
経過報告について報告を受けます。
○
平松子ども企画課長
平成30年度大分
市幼児教育の振興並びに
市立幼稚園及び保育所の
在り方検討委員会――以下
在り方検討委員会の検討経過につきまして御報告いたします。
新たな
幼児教育・保育
振興計画につきましては、
在り方検討委員会において、昨年10月から今年6月まで計6回にわたり議論をいただき、大分
市幼児教育・保育
振興計画の素案が取りまとめられましたので、7月23日から8月22日までを期間としてパブリックコメントを実施いたしました。
期間中、22人の方から御意見をいただきまして、主なものとしては、「特別な配慮を要する子供への支援を充実するためには、充分な人員配置が必要であり、財政面も含めて行政側の支援を望む」といった御意見や、「子供同士の交流活動・合同行事などの教育の充実や、教職員間の情報交換など、
幼児教育と小
学校教育の相互理解に基づいた育ちや学びの接続を今後も継続して進めてもらいたい」との御意見、「
市立幼稚園と保育所の一体化による
認定こども園化を進める上ではさまざまな課題が生じることが想定されるため、これに対する対処法を、行政と現場がしっかり整理して進めていく必要がある」という御意見などをいただいております。
現在、意見の整理と、これに対する考え方などを整理しており、次回10月5日の
在り方検討委員会に諮るとともに、御意見をいただいた上で計画を取りまとめ、市長への報告会を開催する予定としております。
計画取りまとめの後は、本計画や、7月に策定した
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針に基づいた具体的な検討を行ってまいります。
なお、
経過報告については以上でございますが、お手元には緑色の冊子で、7月に取りまとめました大分
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針を置かせていただいております。よろしくお願いいたします。
○
倉掛委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんの意見、質問等はありませんか。
○
安東委員
この緑色の冊子の大分
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針をまとめた後にパブリックコメントを行ったということですか。
○
平松子ども企画課長
今回パブリックコメントを行いましたのは、この方針とは別に、
幼児教育・保育
振興計画、本体となる部分について全体の委員会としての案がまとめられたのでパブリックコメントを行うということでございます。
○
安東委員
ということは、この方針の前とか後とかではなくて、別の形でパブリックコメントをしたということですね。わかりました。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問ありませんか。
○
斉藤委員
子供に関しては、近年刻々と国会で動いていて、最近、医療的な支援、配慮が必要な子供に対する国のいろいろな措置が今検討されていますけれど、その点についてはこの中に入っているのですか。
○
平松子ども企画課長
今おっしゃっていただいた部分につきましては、資料で申しますと20ページのところに主にあると思います。公的施設、
市立幼稚園・保育所の今後の役割として、下のところに特別な配慮を必要とする子供の教育・保育の充実ということで、そうしたことについて公的な施設の役割の一つとして取り組み、そして私立の各施設に対してそうしたノウハウ等を
情報共有しながら進めていくということを記載させていただいております。
○
斉藤委員
これは質問ですが、今後、いろいろな医療的なことをやることに関して、現在は看護師の施設への設置はどういった状況になっていますか。
○
指原保育・
幼児教育課長
公立には、保健師を5名配置いたしまして、私立の施設については、看護師を配置しているところもあれば、していないところもあります。
○
斉藤委員
その医療行為を伴うようなことになった場合は、今後対応が必要になってくる可能性もあるので、人的、専門的なことになろうかと思いますので、また何か変化があったら報告をお願いしたいと思います。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
エイジ委員
パブリックコメントが22件ということですが、いろいろなところでパブリックコメントが行われていますよね。でも、本当に欲しい意見が得られているのか。恐らくもっと言いたい市民の方はたくさんいると思います。その中で、今回22件を参考にという部分では、この数を多いと思われているのでしょうか。もっと多くの意見を集約するのは大変だとは思いますが、多くの意見を本来は聞きたいということですよね。件数の目標はありましたか。
○
平松子ども企画課長
パブリックコメントを実施するに当たりましては、数の多い少ないということではないのかもしれませんが、やはり行政としましては、多くの皆様からの多種多様な御意見、さまざまな観点からの御意見を期待しているところでございます。そうした中で、22件が多いと思うのか少ないと思うのかというお尋ねだと思いますが、一概には申せませんが、他のパブリックコメントよりは件数が多かったと思っておりますが、たくさんいただける分につきましては私どもはありがたいと思っております。
○
エイジ委員
余りにもほかのコメントの種類が少な過ぎると思います。中核
市でたくさんの市民の方がいるのに意見がたったそれだけなのかと私はとても感じます。その中で、特に保育とか幼稚園に関わる期間というのはとても短いですよね。数年間の話で、すぐ子供たちは小学校に上がって中学生になってすぐ大人になってしまう。その時間的なもので考えると、今すぐ何かしてほしいとかすぐに改善してほしいという御意見がここに関しては特に強いと思います。今後はコメントの種類をどれだけ多くとれるのかということが課題だと思いますので、他のパブリックコメントと比べて多いということではなくて、もっとたくさんの種類のコメントをいただいた上で方向性やいろいろなことを考えていただきたいと要望しておきます。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
次に、
市立幼稚園一時預かり事業について報告を受けます。
○
指原保育・
幼児教育課長
市立幼稚園一時預かり事業について御報告いたします。資料についてはA3の横、
報告事項③の資料をごらんください。
平成28年度から3園において試行してきました
市立幼稚園一時預かり事業は、現行の
幼児教育振興計画が平成30年度に
計画期間の終了年度を迎えることから、本事業のこれまでの効果や課題を整理し、来年度以降のあり方について検証いたしました。
まず初めに、1の事業目的ですが、これは国が定める幼稚園教育要領では、預かり保育などの
子育て支援を積極的に展開するよう求めていることから、本市においてもモデル園3園を選定し、一時預かり事業を試行することで、
子育て支援の充実を図っているところでございます。
具体的には、2の事業の概要にありますとおり、平成28年度より舞鶴、宗方、大在幼稚園において専任職員を配置して、通常の保育終了後や夏休み、冬休みといった長期休業日に、保護者の希望により17時30分まで有料で預かっているところです。利用料につきましては、15時以降の利用について1回400円とし、長期休業日については、1日で800円としております。
なお、この事業には、
私立幼稚園等を対象とした預かり保育利用料補助と同等の軽減措置がございまして、月16日以上利用した場合、4,000円を上限に利用料を軽減しております。
次に、3の
利用状況についてでございますが、黄色で示しております15時以降の利用につきまして、一番上の舞鶴幼稚園の1日平均利用割合は、平成28年度の9.0%から平成30年度の15.5%、次の宗方幼稚園は17.2%から26.5%、その下の大在幼稚園は13.3%から14.7%と割合は増加しており、一番下の合計の利用人数を見ますと、平成28年度の15.6人から平成30年度の26.3人と10人以上の増加の状況が見られるところでございます。
なお、記載はありませんが、在園する園児が1度でも利用したことがあるという実利用割合は3園とも90%以上となっております。
次に、右の4のアンケート結果につきまして、質問の2つ目、一時預かり開始時期についてですが、これまで5月のゴールデンウィーク明けの開始を、本年度より入園式後の翌日、4月の中旬から開始したことに関するアンケート結果でございます。「ちょうどよい」とする回答が83%となっております。また質問の3つ目、利用目的についてですが、「仕事での利用」が23%、「リフレッシュ」が25%、「子供自身の希望」が40%となっております。さらに質問の4つ目、そのうち15時以降の利用目的となりますと、仕事での割合が40%となっております。
また、四角囲みの記述式のアンケートでは、通常の保育の時間では得られない交流や経験ができたことや子育てのリフレッシュになったとの感想をいただいております。
こうした
利用状況やアンケート結果を踏まえ、5の事業の効果でありますが、一時預かり事業を実施することで、園児が同年代の友だちと家庭的な雰囲気で過ごせるとともに、保護者の就労支援やリフレッシュにもつながり、保護者のニーズに沿ったサービスの提供ができたものと考えております。
次に、6の事業の課題の1つ目ですが、月15日までの利用の場合は、軽減措置の対象とならないことから、利用日数1日の差で保護者の負担が大きく変わる状況にあります。こうした軽減措置の方法についても、受益者負担の観点から検討が必要であると考えております。
また、2つ目についてですが、国が来年の10月から
幼児教育の無償化の方針を示しており、国の制度設計との整合性を図る必要があると考えています。
こういう
利用状況やアンケート結果並びに事業効果等を勘案する中で、最後に、7の今後の方向性についてですが、中段の部分になりますが、本年7月に今後の
市立幼稚園の役割や将来構想等を示した大分
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針が策定されましたことから、これまでの検証結果を踏まえ、3年間試行してきました本事業につきましては、試行期間を終了した上で、引き続き3園による一時預かり事業を実施し、
子育て支援の充実に努めてまいりたいと考えております。
なお、本事業の拡充につきましては、在り方の方針に沿って、市立
認定こども園の整備の過渡期において多年制保育を導入する中、事業の課題を整理しながら、一時預かり事業実施園の導入について検討していく必要があると考えております。
○
倉掛委員長
意見、質問はありませんか。
○
安東委員
幼稚園に入っている子供は1号認定の子供だけですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
祖父母がいるとかいろいろな関係で、必ずしも保護者が1号認定の状況なのか2号認定の状況なのかというのは違いがあると思いますが、仕事で一時預かり事業を使われる方については、途中から仕事をされたという方が多いと思いますけど、2号認定に相当される方がいるのではないかと考えております。
○
安東委員
わかりました。私も現場に何回か行ったことがあるのですが、先ほどの説明の中で、一度でも利用した人を入れたら全部90%を超えて、非常にニーズが多い気がしておりますし、先生の話を聞くと、これがあることを知って仕事に出られるようになったとか、最初は1号認定で仕事をしてなかったのができるようになったとか、そういったことで非常にこの一時預かり保育は効果がある、ここに出てきている数字以上に効果を感じております。今後ともこれをずっとやってほしいと思いますし、より充実させる方向でお願いしたいと思います。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
○
斉藤委員
今、2号認定も幾らかいるという話が出ましたが、幼稚園の一時預かりの利用目的で仕事が40%というのは、途中からお仕事をした方は別として、非常に多いと私は感じています。2号認定のニーズの高まりというのはわかるのですが、一番気になるのは、一時預かり事業とはいえども、保育の一環であるということなのです。人の配置についてですが、最低2人は恐らくいらっしゃらないといけないと思います。今後、預かり保育の中の人数の基準や基本的な方針、そういったことはきちんと示してあると思っていいですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
専任職員については2名を配置しているところです。長期休業日になった場合には、実際利用する方がその間少なかったりしますので、専任職員を1名配置したところについては、職員がついて2名という形で2名体制を確保しているところです。
○
斉藤委員
保育所でも朝の早番、遅番、子供が一人でも基本は2人ということが言われていると思いますので、子供たちが複数で動いているということですから、2名というのは基本中の基本で、むしろもしかしたらそれ以上の配置が必要になる可能性があろうかと思います。その点はしっかり気をつけていただきたいと思っています。
○
倉掛委員長
ほかに意見、質問はありませんか。
私から質問を1点いいですか。
仕事以外にリフレッシュや子の希望というのがあるのですが、こういうニーズがあればほかの一時預かり事業をやっていくつもりなのですか。例えば、もう少し長くとかリフレッシュだったら休日もということになってくると思うのですが、その辺はどうお考えでしょうか。
○
指原保育・
幼児教育課長
一時預かり事業については、今ほかの施設も取り組んでいまして、日曜日とか休日については今実施をしていません。
市立幼稚園についても、土曜日、そして日曜日については実施いたしておりません。在園児のおおむね4時間の教育時間後の部分で一時預かり事業として預かっています。あと長期休業日については、仕事、リフレッシュも含めて必要なときに利用ができるような形で受け入れております。
今後、いろいろな時間も含めて、今後の大分
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針とかも見まして、いろいろな形で検討できるところは検討していきたいと考えております。
○
倉掛委員長
幼稚園にもお子さんを預けてなくて保育園にもお子さんを預けてないという親がリフレッシュしたいときはどうしたらいいですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
今、
認可保育所、
認定こども園で、家庭で子育てをされている方の病気や冠婚葬祭、リフレッシュということで、子育て中の方の一時預かり事業を実施しておりまして、今、各施設の数もかなりふえております。そういう家庭で子育てをしている方については、一般型といいますが、一般型の一時預かり事業を活用していただければと考えております。
現在、市立保育所で2施設、私立の施設で17施設が一般型の一時預かり事業を実施しております。
○
倉掛委員長
そういう方々は、夜間や土日・祝日というのは、逆にいうとリフレッシュができないわけですよね。何が言いたいかというと、そうしたものを全部地方自治体として、公の施設として、どこまでやる覚悟があってやっているのかというのを聞きたいのです。リフレッシュをさせたい、そういう大義名分はいいのですが、だったらなぜ土日をしないのか。逆にそちらのほうがニーズが高いときもあるわけです。夜間お出かけする際とか、誰も見てくれない時間、一番困る時間にやっているところがないというところがあります。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
土日や夜間といった場合には、子ども家庭支援センターでショートステイ、トワイライトステイという形でお子さんをお預かりする制度がございます。
○
倉掛委員長
一時預かり事業をやっている時間については、ほかでそういうところをやっているところはないのですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
日曜、祝日、夜間についてはやっておりません。
○
倉掛委員長
今、一時預かりをやっていない時間帯についてはトワイライトステイをしていますよと。そこは、ほかの民間等でなかなか受け入れてもらえない時間帯なので、公のサービスを提供していることはよく理解できるのです。ただし、私が言っているのは、一時預かり事業をやっている時間は、同等のサービスが民間でも十分提供されているではないかということなのです。民間がやっていない時間帯に一時預かり事業をやっていないにもかかわらず、なぜ重なる部分を今やっているのかということを聞いているのです。だから、その方向性と方針についてどこまで考えているのですかということを聞いているのです。ニーズさえあればやっていくのかということです。
○
柳井保育・
幼児教育課主査
幼稚園型の一時預かりにつきましては在園児を対象にしており、教育課程に基づいた教育時間終了後の教育活動になりますので、在園児を引き続きその園で預かるといった教育効果があると考えています。
○
倉掛委員長
この一時預かり事業で預かっている時間についても教育活動になるのですか。
○
柳井保育・
幼児教育課主査
幼稚園の教育要領では、教育課程に係る教育時間終了後も教育活動に位置づけられております。
○
倉掛委員長
ということは、親のリフレッシュや子の希望というニーズに沿うために教育活動をするということですか。
○
柳井保育・
幼児教育課主査
国が進めている
子育て支援の中で預かり保育を充実させていきましょうといったことが言われておりますので、それに沿って実施をしています。
○
倉掛委員長
国は公立での預かり事業を進めていきましょうと言っているのですか。
○
柳井保育・
幼児教育課主査
幼稚園教育要領については、公立だけではなく、幼稚園の教育施設全てについての指針になると考えています。
○
倉掛委員長
私がなぜこれを言うかというと、大分
市立幼稚園及び保育所の在り方の方針が
在り方検討委員会のほうから出てきました。以前、平松課長も、今後ロードマップを作成しますと言っています。現在そのロードマップは作成中だと思いますけれども、それが出てくる前に一時預かり事業を試験的にやっていましたよね。3年間の試行でしてきました。
その結果、ニーズがこれだけあるからということを根拠に今からやっていきます、今後も継続していきますということを言っているので、私が聞いているのは、ニーズ、ニーズと言うけれども、ニーズがあれば受けるのか、ニーズを言い出したらきりがないのではないかということが1点です。
それから、先ほど申し上げましたが、なぜロードマップを作成する前に試行から本格運用に入っていくのか、時期尚早ではないのかということです。だから先ほど、国は公立に限ってそう言っているわけではなく、必ず公立でやらなければいけないサービスなのかも検証していただきたいという観点から私は質問をしました。一時預かり事業云々を言う前に、そもそも
市立幼稚園の在り方が今諮られている中で、なぜ試行から本格運用に入っていくのかというのは、あえてこれ以上言いませんけれど、私見ですが時期尚早だと申し上げておきます。ですので、ロードマップができてから、その辺に取り組んでいただきたかった。要望にすらならないのかもしれませんけれども、これは気をつけなければいけないのではないかと思っておりまして、私見ですが、ちょっと乱暴なのではないかという意見を申し上げさせていただきたいと思います。
ほかに意見、質問はありませんか。
○
安東委員
先ほど言ったように、この一時預かりをすることで仕事ができたということもあるし、子育ての中で非常に親が悩んだり精神的にストレスがたまったりという中ではリフレッシュということも大事な一つの理由になろうかと思います。ぜひ、進めることを重ねて要望しておきたいと思います。
○
倉掛委員長
そのほか意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
続いて、昨年の
市民意見交換会で出されました質問、意見等について、3月に
厚生常任委員会で回答を受けましたが、その後の進捗状況等について事前に執行部に報告を求めておりましたので、その説明を受けたいと思います。それでは執行部、順次お願いします。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
昨年の
市民意見交換会の意見、質問に対するその後の経過につきまして、
子育て支援課分について御説明いたします。
それでは、A3横の
厚生常任委員会市民意見交換会に係る意見・質問事項集約表をごらんください。
1番の質問内容は、
児童育成クラブの会長を自治委員が持ち回りで務めている校区もあるが、さまざまなクレームなどの対応に苦慮している。
児童育成クラブの組織の体制をしっかりとしたものとするため、運営の責任者を募集してはどうかとの御質問です。
前回の回答は、クラブ運営に係る諸問題については、責任者である会長を中心として運営委員会に主体的に対応していただいており、業務内容によっては、副会長や事務局長等への事務分担や新たな役職配置等により対応していただければと考えている。また、クラブに対して、個別事案に係る助言を適宜行っているところであるが、今後さらに丁寧な連携に努めていくという内容でございました。
その後の経過といたしましては、前回回答した際の状況と変化はございません。
続きまして、2番の質問内容は、本市の子ども医療費無料化についての見解です。
回答は、本市の子ども医療費については、県が行う助成事業に加え、単独事業として、未就学児童の医療費と小・中学生の入院に係る医療費について、段階的に無料化してきたところである。自治体による格差が生じていることは、全国的な問題であり、本
市としては、子ども医療費助成制度は、全国一律とすべきであると考えていることから、全国一律の保障制度を創設するよう、国に強く要望していくという内容でございました。
その後の経過といたしましては、全国市長会を通じて、6月に子ども医療費に係る全国一律の保障制度の創設について、国へ要望しているところでございます。
○
平松子ども企画課長
続きまして、子ども企画課関係について説明させていただきます。
3の質問につきましては、子育ての責任については男女平等であり、子供を大切に育て、命を大切にしてほしいと考えるが、
待機児童解消等の課題がある中で、子育て環境の充実のためどのような取り組みをしているのかという内容でございます。
前回の回答では、本市では平成29年4月に
子どもすこやか部を設置し、
子育て支援に係る施策の一元化を図ることで
幼児教育・保育の充実に向けた施策を推進している。また、すくすく
大分っ子プランを策定し、子供と子育て家庭に必要となるさまざまな施策や事業について、進捗管理を行いながら計画的に推進している。なお、
待機児童解消に向けた取り組みについては、新規事業者の募集や既存保育園の施設整備等を進めるとともに、保育士の確保を図りながら子育て環境の充実を目指していきたいといたしました。
その後の経過ですが、「本市では、『すべての子どもがすこやかに育つことができる大分
市』を目指し、子どもや子育て家庭を地域や社会全体で支援することを基本的な方針として掲げながら、本市の子ども・子育てに関する事業計画である『すくすく
大分っ子プラン』に基づき、総合的かつ計画的に、施策の展開を図っています。 特に、本年4月1日時点の認可保育施設の
待機児童数は、昨年同月比で450人の減となる13人となりましたが、今後も保育ニーズの増加が予想されるため、既存保育施設の増改築や、新規開設事業者の募集による更なる定員拡大等を行うことで、引き続き
待機児童対策に取り組むこととしています。 また、本年4月から、子育て家庭等の保育サービスに関する相談に応じ、地域における保育施設や各種の保育サービスに関する情報提供や利用に向けての支援などを行う『保育コンシェルジュ』を2名配置しており、引き続き、保育サービス充実に向けた取組を進めていきます。 さらに、子どもの健やかな育ちに必要な施策を充実させるため、現在、実施している『子どもの居場所づくりモデル事業』を検証するとともに、『子どもの生活実態調査』を行い、地域的特性や課題などを把握することで、効果的な施策を検討し、支援につなげる予定です。」としたところでございます。
次に、4番ですが、御質問は
市立幼稚園には1年保育や2年保育の取り扱いがある中で、園児数が減少した園は休園等になっているようであるが、市民ニーズがあるということを前提に多年制保育を検討してはどうかという内容でございます。
前回は、
市立幼稚園の今後のあり方等については、現在、外部委員等で構成された
在り方検討委員会で議論をしている。この中で、
市立幼稚園については、一定の基準のもとで整理、統合を進め、将来的には市立保育所を含めた再編を行い、
認定こども園として整備することとしており、こうした整理、統合の過程の中で多年制保育の拡充についても検討しているといたしました。
その後の経過ですが、「『大分
市幼児教育の振興並びに
市立幼稚園及び保育所の
在り方検討委員会』で引き続き
市立幼稚園と市立保育所の今後の役割や方向性について議論が行われ、市立施設が地域における
幼児教育・保育の拠点施設としての役割を効果的に果たすため、すくすく
大分っ子プランにおいて教育・保育提供区域に設定している地区公民館区域を基本単位として、
市立幼稚園と市立保育所の一体化による市立の
認定こども園を整備するとの方針がとりまとめられたところです。 併せて、市立
認定こども園の整備の過渡期においては、
市立幼稚園は、園児にとって望ましい集団活動ができる規模を確保しながら、一定の基準のもとで整理統合を行い、その過程の中で、多年制保育の拡充についても検討することとされたところです。」といたしております。
○
倉掛委員長
ただいま執行部より説明がありましたが質問等ありますでしょうか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
ただいま報告いただいたその後の経過に対する委員会としての回答の修正等については、正副委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
以上で本日の予定の審査は終了しました。
執行部、その他として何かありませんか。
○
指原保育・
幼児教育課長
市立保育所及び幼稚園におけるブロック塀の安全対策について御報告いたします。
本年6月の
厚生常任委員会におきまして、市立保育所及び幼稚園のブロック塀の各施設長等による目視の緊急点検の結果、亀裂や傾き等ですぐに危険といったものは確認できなかったということで報告をさせていただきました。その後、専門の建築技術職員による安全点検を実施いたしました。保育所につきましては、ブロック塀のある4施設のうち、2施設、生石保育所及び佐賀関保育所に設置されたブロック塀について、劣化や傾き等が確認されましたことから、8月中に当該ブロック塀を撤去いたしたところでございます。
また、幼稚園につきましては、2施設のうち、1施設、稙田幼稚園の園庭の前にあるブロック塀について、そのブロック塀は稙田小学校の敷地を囲むブロック塀でございますが、ぐらつきやひび割れ等が確認されましたことから、他の
小中学校のブロック塀とあわせて対応することといたしております。
○
平松子ども企画課長
続きまして、私立の
幼児教育・保育施設の状況について御報告させていただきます。
私立の
認可保育所や
認定こども園等の111施設及び認可外保育施設のうちベビーシッター事業2カ所を除く71施設に対しては、公立同様に地震翌日の6月19日に、その確認と改善を求める通知を発しております。
点検の結果、私立の
認可保育所等において、亀裂などの劣化が認められるものや、高さや控え壁等に適合していないなど、対応が必要なブロック塀等のある施設が6施設ありました。この6施設につきましては、本年度中に必要な改修等を行うこととしております。
また、認可外保育施設において、対応が必要なブロック塀等のある施設が5施設ありましたことから、こちらも改修等の必要な対応を求めているところでございます。
○
倉掛委員長
ただいまの件で意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
ないようですので、ほかに執行部から何かありませんか。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
報告の前に資料を配付させていただいてよろしいでしょうか。
○
倉掛委員長
どうぞ。
〔資料配付〕
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
まず1点目でございますけれども、本
市における児童相談所設置に係る検討状況について御報告いたします。
児童相談所の設置につきましては、昨年11月から引き続き検討を行っており、今年度は作業部会員による児童相談所の視察や県関係課との勉強会を行い、児童相談所の機能及び業務等について理解を深めながら、計5回の作業部会と、8月24日に本年度第1回目の大分
市児童相談所設置庁内検討委員会を開催したところでございます。
国におきましては、本年3月に東京都目黒区で起きました5歳女児が虐待により死亡するという痛ましい事件を受けまして、お手元の資料1枚目A4縦の分でございますけれども、7月20日に児童虐待防止対策に係る関係閣僚会議で、児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策が取りまとめられたところでございます。この緊急総合対策におきまして、資料の2枚目A3横の分でございますけれども、児童相談所の体制強化に加え、新たに市町村の体制と専門性強化を盛り込んだ児童虐待防止対策体制総合強化プランが年内に策定されることとなっております。
このようなことから、まずは子ども家庭支援センターの体制強化が必要と考えられ、あわせて国や中核
市の動向を踏まえながら、引き続き児童相談所設置について慎重に検討を重ねてまいりたいと考えております。
続きまして、2点目でございます。2点目は講演会の御案内です。
DV被害者支援共同事業といたしまして、NPOえばの会と共同で講演会を毎年しております。今年度は、10月7日日曜日、13時30分から、講師をゆうメンタルクリニック院長の柳受良さんをお招きいたしまして、コンパルホール400号室にて講演会を開催することとなっております。ぜひ皆様の御参加をお待ちしております。
○
指原保育・
幼児教育課長
最後に1点御報告をさせてもらいたいと思います。
病児保育施設の新規開設について、口頭で御報告させていただきます。
病児保育施設は本年4月で5施設の定員60名を確保しておりますが、新たに1施設、来週の18日火曜日に、南大分の田中町に開設いたします。設置者は、かわのこどもクリニック、施設名は、スマイルケアルーム、定員は6名でスタートいたします。
○
倉掛委員長
ただいまの2件について意見、質問はありませんか。
○
長田委員
児童虐待の件だけど、いろいろな事件が起きて、次長のお話では「慎重に取り組みたい」ということだけど、「積極的に」の間違いではないですか。
○
藤田福祉事務所次長兼
子育て支援課長
児童相談所設置につきましては、昨年から検討委員会の中で設置について議論を重ねているところでございます。今年度、作業部会ということで、先ほども申し上げましたが、大分県中央児童相談所を作業部会で視察する、そして大分県の関係課との勉強会を重ねるなどしまして、設置をした場合はどのような業務が大分
市のほうにやってくるのかとか、人材等、またその内容は専門性が求められますので、そうしたところについても県との勉強会で教えていただくとともに、内部でも検討を重ねているところでございます。あくまでも児童の処遇にかかわる部分でございますので、そこは丁寧な議論を重ねて進めていきたいと考えています。
並行いたしまして、まずは子ども家庭支援センターの体制強化も求められておりますので、そちらのほうにも注力いたしまして体制を整えていきたいと考えております。
○
長田委員
今までの取り組み経緯は十分承知しております。しかし、我々も、委員長のもと、横須賀
市に視察にも行ってまいりました。全国初の中核
市の児童相談所ということで大変な苦労もされたと思ったし、説明を受けた我々もこれは大変だと思いました。県とかいろいろな機関との関係ですね。しかし、この関係の問題点については、横須賀
市でも国の支援の問題を大きく感じて、そういう意味で、我々議会もぜひ理解していきたいと思っています。これは、慎重じゃなくて積極的にぜひやって、早いうちに、重石部長のときにできないと意味がないと思っておりますので、早急な取り組みをお願いします。
○
倉掛委員長
そのほか意見、質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
それでは、委員の皆さんでその他として何かありませんか。
○
斉藤委員
今回、
一般質問で生活保護の見直しによる影響のことを聞きまして、影響を受けるものがたくさんあるのですが、保育料が変動する世帯があるのかないのか、その点についての確認はできますか。
○
指原保育・
幼児教育課長
今、わかっていませんので確認したいと思います。
○
斉藤委員
もしありましたら資料をお願いします。
○
倉掛委員長
ほかにありませんか。
○
長田委員
さっきの話ですが、市長は
待機児童ゼロということを言ってきたのですが、13名の
待機児童がまだいるということで、あと13名はどうするのですか。
○
平松子ども企画課長
今年4月1日でございますが、13名の
待機児童がいまして、その解消に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○
長田委員
進めるのはいいのですが、具体的にどういうことをするのですか。
○
平松子ども企画課長
利用希望者の増加も考えられますことから、まずは既存の事業者の御協力、そして必要な新規事業者の認可、そうしたことによって定員の拡大が必要かと思っております。
○
指原保育・
幼児教育課長
入所の審査を行う際には、より丁寧に保護者に寄り添った対応をしていき、空き施設の情報提供をしたり個別にあっせんしたりして、少しでも多くの入所につなげて、
待機児童の解消に向けて保育・
幼児教育課としても取り組んでいきたいと思っております。
○
長田委員
保育コンシェルジュを設けて対応した結果、この
待機児童の13名についてはいろいろ問題点があるのですか。
○
平松子ども企画課長
今保育コンシェルジュは、
待機児童に含まれない未入所の方も含めていろいろな相談に対応しております。家庭状況とか就業状況を聞きながら、認可保育施設、それ以外の認可外保育施設、いろいろな保育サービスも含めて、その方に合った情報を提供しながら、より丁寧な対応に努めているところでございます。
○
長田委員
待機児童ゼロを掲げて保育コンシェルジュまで置いて、何か問題点がわかったのかを聞いているのです。保護者の希望どおりにいかないというような問題点はありますか。
○
指原保育・
幼児教育課長
保護者にとっては、なかなか希望のところに入れないという不満があるというのは十分聞いています。しかし、いろいろな施設があるということを、保護者の方が知らない場合もありますので、いろいろなサービスを情報提供することで安心される保護者の方もいらっしゃると聞いております。
○
長田委員
ことしの4月から、
待機児童数は13名から少し減ったのですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
4月1日現在の
待機児童数が13名ということで、5月以降の申し込みも含めてどんどんまた申し込みがふえる状況があります。
待機児童の数字を出すのが、4月1日と10月1日となっております。10月1日のときには
待機児童数はかなりふえると考えております。
○
長田委員
ということは、今またふえているのですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
5月以降も申し込みがたくさん来ております。
○
長田委員
公立、私立、
認定こども園とかいろいろな施設があるので、
待機児童解消に向けての方法というのはいろいろあると思います。私立保育園は昨年から18園ふやして努力しているという感じはします。子供がたくさん生まれているのかなと思ったり、よくわからないのですが、その辺、部長は何か思いがありますか。
○
重石子どもすこやか部長
待機児童解消に向けて、先ほど平松課長からこれまで努力した経緯について説明申し上げましたが、私どもといたしましては、今年4月1日時点でのゼロを目指してきたところです。実を申し上げますと、今指原課長が申し上げましたように、5月以降の申し込みに対応できるような定員は、まだ到底確保できていない状況でございます。それでも諦めずに、これだけのニーズがございますことから、さらに同じように取り組みを進めてまいりたいと考えております。
少子化傾向にあると言いながらも、特に3歳未満を育てている保護者については、大分県の過去の統計によりますと、かなり在宅で子育てをしていた方が多かったのですが、ここ最近は、女性の就労率の上昇を見てもわかりますように、子供がふえていないにもかかわらず働く保護者がふえたということで、ニーズの急増が現実としてあらわれているものと考えております。
その辺のニーズを読むのは非常に厳しいところがございますし、少子化でありニーズはふえ、それから
幼児教育の無償化もございますので、私どもといたしましては、その数字の確定というのは非常に厳しい、あくまでも推計をしながらつくり過ぎにもならず、そして年度の半ばぐらいまでは保護者の方が希望に沿って保育の利用ができるようにすることが最終的な目標だと考えております。
○
長田委員
言っていることはわかりますが理解に苦しみます。それで先ほども数字を求めているわけです。平成21年から私立保育園はかなりふやしていると思います。公立保育所は14園から減っているわけで、市長が言っていることとやっていることが違うような感じがします。私立保育園の運営費はどうなっているのですか。
○
指原保育・
幼児教育課長
運営費については、子供の年齢によって単価がそれぞれ違いますが、年齢ごとの人数に応じて1人当たりの運営費というものがありますので、年齢、人数に応じて掛けたものを、またいろいろな加算とかも含めまして、それを委託費、もしくは給付費として園のほうに支払っているところでございます。
○
長田委員
やっぱり、ゼロ歳児、2歳児等までについて、無認可を認可にしてきて、どんどんやってきています。ただ、私立をふやしていくことによって、今度人口減少社会になったときに、今建て過ぎだという言葉が部長からも出ているように、行政も大変だと思いますが、園を運営することも園長としての経営手腕が大きく関係すると思います。市民ニーズとして、
子育て支援が大事だ、
待機児童の解消も大事だということもよくわかります。あれだけ議会から言われていますし、我々もそう思っています。誰も異論はありません。ただ、市立保育所は何もやっていないと言われてもいたし方ない。市長の言うことと、部長の言うことと、私立に求めていることが違っており、理解がしにくい。そういう意味では、すくすく
大分っ子プランにおいて、
消費税云々は確かにいい悪いはあるかもしれないですが、働く人がふえるということを考えたときにそれだけで本当にいいのか。公立は全く努力をしていないと数字では出てきているので、その辺も含めて数字のマジックをつくらない、書きかえをしないできちんと説明していただければありがたいと思います。
○
重石子どもすこやか部長
長田委員の今の御意見につきましては真摯に受けとめさせていただきたいと思います。ただ、公立をふやさないのは
市として努力が足りないのではないかという点についてでございますが、大分
市の方針といたしましては、
待機児童解消に向けてまずは民間活力の活用というのを基本の方針にしてやってきたところでございますので、その方針に従って新規の事業者の募集を行っているところでございます。
また、公立保育施設の増設につきましては、私立施設の今後の事業への圧迫ということも考えられますので、その辺は私立施設とも話をしながらやっていくことになると理解しております。
○
長田委員
言っていることはわかりますが、今公立保育所は建物が非常に老朽化しています。もうちょっと何かを早く考えないと。
待機児童が全国で
ワーストセブンと言われて、
待機児童解消に向けてやっているときに、あの古い公立保育所をどうするかという案も全くなくて、今言うように民間活力を活用してという、それだけの答弁ですか。そんなきれいごとは通りませんよ。
○
重石子どもすこやか部長
本日お配りしました緑色の冊子で、
市立幼稚園及び保育所の今後の在り方の方針をとりまとめたという御報告をさせていただきました。その中におきましては、今後
市立幼稚園と保育所を整理・統合する中で、市立の
幼児教育・保育施設が果たす役割を大きく5つの柱でまとめまして、その役割を果たすために13地区公民館エリアごとに整備をしていくことになります。委員長からも先ほど御指摘をいただきましたが、そのロードマップについても整備をしているところでございますので、公立の保育施設の老朽化も踏まえて、また、周辺の
市立幼稚園の状況も勘案しながら進めていきたいと思っておりますので、御理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
○
倉掛委員長
委員の皆さんからそのほかありませんか。
〔「なし」の声〕
○
倉掛委員長
以上で当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了しました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
そのように決定いたします。
それでは、あすの予定を確認しておきます。あすは午前10時30分から、大分
市障がい者相談支援センター、大分県口腔保健センターの管内視察を行いますので、放送がありましたら議会棟玄関前に御集合ください。
ここで、きのうの委員会で決定しました、平成30年7月豪雨の被災地に派遣された保健師等からの報告につきまして、日程調整いたします。9月27日木曜日の決算審査
特別委員会全体会終了後でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
倉掛委員長
そのように決定いたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時54分散会...