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  1. 大分市議会 2018-06-21
    平成30年厚生常任委員会( 6月21日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年厚生常任委員会( 6月21日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    平成30年6月21日(木)午前10時5分開議~午前10時9分休憩               午前10時11分再開~午前11時21分休憩               午前11時22分再開~午前11時33分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 倉掛 賢裕  副委員長 橋本 敬広    委 員 安部 剛祐  委 員  長田 教雄    委 員 堀  嘉徳  委 員  斉藤 由美子    委 員 安東 房吉  委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 衛藤 延洋 欠席委員    なし
    4.説明員   (子どもすこやか部)    重石子どもすこやか部長釘宮子どもすこやか部審議監、    藤田福祉事務所次長子育て支援課長平松子ども企画課長、    指原保育・幼児教育課長、小林保育・幼児教育課政策監高橋子ども企画課参事、    沖田子ども企画課参事横川子育て支援課参事、    足立子育て支援課参事中央子ども家庭支援センター所長、    三原子育て支援課参事西部子ども家庭支援センター所長、    小野保育・幼児教育課参事、井上保育・幼児教育課参事、    柳井保育・幼児教育課主査 5.事務局出席者    書記 安田 真一 6.審査案件等   【陳情】    平成30年陳情第4号 大分市の子ども医療費助成事業における通院・歯科・調剤に              係る助成事業対象範囲を小学1年生まで拡充することに関す              る陳情                   〔不採択〕   【一般議案】    議第67号 大分市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改         正について                       〔承認〕    議第68号 大分市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一         部改正について               〔承認(一部反対)〕    議第69号 大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条         例の一部改正について                  〔承認〕   【報告議案】    報第1号 専決処分した事件の承認について         (平成29年度大分市一般会計補正予算(第8号))     〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第3款 民生費のうち子どもすこやか部関係                第4款 衛生費のうち子ども医療助成費                第10款 教育費のうち子どもすこやか部関係         第2条 繰越明許費の補正 第2表中         1追加 第3款 民生費              第4項 児童福祉費   【報告事項】    ・子どもの生活実態調査事業について    ・大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報     告について    ・その他                 会議の概要                              平成30年6月21日                              午前10時5分開議 ○倉掛委員長   ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。おはようございます。  なお、本日は常任委員会終了後、特別委員会が開催予定でありますので、関係する委員につきましては出席方よろしくお願いします。  ここで、重石子どもすこやか部長より発言を求められていますので、執行部の自己紹介とあわせて受けたいと思います。 ○重石子どもすこやか部長   おはようございます。  倉掛委員長、橋本副委員長を初め委員の皆様方には、平素から幼児教育・保育並びに児童福祉に係る施策の推進に格別の御指導、御高配を賜っておりますことに、心よりお礼申し上げます。  また、このたび全国市議会議長会から在職25年表彰を受けられました長田教雄委員に対しまして、心からお喜び申し上げます。これまでの永年にわたる御功績に対しまして、深く敬意を表しますとともに、今後も御健勝で、ますます御活躍されますよう御祈念申し上げます。まことにおめでとうございます。  さて、最近の子供にかかわるニュースには、心痛むことばかりでございます。3月に東京都目黒区で起きました5歳女児の虐待死は、本当に残念でならない事案であり、しっかりと原因を解明していただき、二度とこのような悲しい事件が起きないよう、本市におきましても体制の見直しを進める所存でございます。  また、今月18日に発生いたしました大阪北部地震により倒壊した学校の塀の下敷きになって、小学4年生の女児が亡くなるという痛ましい事案につきましても、日ごろの安全点検により防げたものであろうと思われます。本市子どもすこやか部の所管する幼稚園、保育所につきましても、直ちに点検を行ったところであり、後ほど報告を申し上げることとしております。今後も日ごろの安全点検、管理を徹底してまいりたいと考えております。  それでは、御審議前の貴重なお時間をいただき、まことに恐縮ではございますが、本日出席いたしております事務局の中で、4月1日付人事異動に伴う参事級以上の職員を紹介させていただきます。    〔職員自己紹介〕 ○重石子どもすこやか部長   今回の人事異動の結果、子どもすこやか部は再任用を含む職員327名、嘱託、臨時職員を含めますと620名となったところでございます。職員一丸となって、また今年度も頑張ってまいりたいと思っております。  さて、本日委員の皆様に御審議いただく事項は、一般議案3件並びに報告議案1件、そして報告事項2件でございます。  一般議案につきましては、議第67号の大分市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてのほか2件でございます。  また、報告議案につきましては、平成29年度事業費の確定に伴い専決処分した事件の承認についての審査をお願いするものでございます。  そして報告事項につきましては、子どもの生活実態調査事業について及び大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報告について御報告申し上げます。  詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明いたしますので、慎重御審議の上、御決定賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○倉掛委員長   事務局配布の資料に誤りがあります。すぐ差しかえますので、休憩いたします。                              午前10時9分休憩                              午前10時11分再開 ○倉掛委員長   それでは、厚生常任委員会を再開いたします。  審査に入る前に、委員会運営について確認をしておきます。  1点目は、委員会会議録インターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて、委員会の会議録がインターネット市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くし、合意形成を図るよう努めるものとするとされておりますことから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  3点目は、反問権についてです。委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組みかえなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査日程に従い、子どもすこやか部の審査を行います。  まず、継続審査中の平成30年陳情第4号、大分市の子ども医療費助成事業における通院・歯科・調剤に係る助成事業対象範囲を小学1年生まで拡充することに関する陳情についてであります。  陳情の要旨につきましてはお手元の文書表のとおりですので、御確認をお願いいたします。  執行部のほうで、補足説明等があればお願いします。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   子ども医療費助成事業につきましては、第1回定例会以降、特に動きはありませんので、補足説明はございません。 ○倉掛委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   以上で質疑を終結します。  次に、討論に入ります。討論はありませんか。 ○斉藤委員   前回からも申し上げていますけれども、大分市の子ども医療費の助成は、県下でも非常におくれているということで、とりあえず段階的に小学1年生までというこの要望は、ぜひ採択をしていただきたいと思います。 ○倉掛委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、本件は、これまでの意見を集約いたしますと、採決を求める御意見のようでございますので、採決いたします。  採決は挙手により行いますが、挙手されない方は反対とみなします。
     本件は採択することに賛成の方の挙手を求めます。  〔賛成者挙手〕 ○倉掛委員長   挙手少数であります。よって、本件は不採択と決定いたします。  次に、一般議案の審査を行います。  議第67号、大分市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   御説明申し上げます前に、皆様に資料をお配りさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○倉掛委員長   はい、どうぞ。  〔資料配付〕 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   それでは、議第67号、大分市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。  こちらの議案は、しらゆりハイツに関する改正となりますが、議案書の議67-1をお開きください。  今回の改正につきましては、国の児童福祉施設の設備及び運営に関する基準が一部改正され、母子生活支援施設に配置する母子支援員の資格要件について、学校教育法の改正により、平成31年度から新設される専門職大学の前期課程を修了した者が加えられることとなりました。これに伴い、条例中にある母子支援員の資格要件について、基準省令との整合性を図る観点から、所要の改正を行うものでございます。  お手元の資料、議第67号2、改正内容の右側、改正後の欄をごらんください。  下線部でございますが、これまでの要件に、専門職大学の前期課程を修了した者を資格に追加するものでございます。  施行期日につきましては、平成31年4月1日からとなっております。 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第68号、大分市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長   大分市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、御説明申し上げます。  議案書は議68-1となります。資料は2枚目をごらんいただきたいと思います。  まず、1の改正理由ですが、本年4月27日、国におきまして、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が一部改正をされております。この規定は、省令第1条第1項第2号におきまして、市町村が条例を定めるに当たって従うべき基準とされておりますことから、省令との整合性を図るため、本市におきましても所要の改正を行おうとするものでございます。  なお、家庭的保育事業等とは、下の注釈に記載しておりますが、家庭的保育事業者、いわゆる保育ママや、小規模保育事業者事業所内保育事業者であり、いずれもゼロ歳から2歳を対象とした小規模な事業でございます。  2の改正内容ですが、今回の改正は大きく2点でございます。  まず(1)ですが、家庭的保育事業者等代替保育を提供する連携施設の要件緩和でございます。  家庭的保育事業者等は小規模な事業でございますので、保育士の病気などによって保育の提供に支障が出ないよう、代替保育を行う連携施設の確保が義務づけられておりますが、表の左側のように、これまでの保育所や幼稚園、認定こども園に加え、表の右側ですが、小規模保育事業者事業所内保育事業者が新たに追加されたものでございます。  次に2点目、(2)ですが、家庭的保育事業者、いわゆる保育ママによる食事の提供に関する経過措置の延長でございます。  家庭的保育事業者は、園での調理による食事の提供が原則とされており、その体制確保について、平成31年度末まで5年間の経過措置期間が設けられておりますが、今回はこれがさらに5年間延長され、平成36年度末までの10年間となったものでございます。  また、食事の提供の特例としまして、表の下段、左側の①、②のように、連携施設などから外部搬入が認められておりますが、今回これに加えて、右側の③ですが、民間事業者が追加されたものでございます。  これらの改正により、家庭的保育事業者等の連携施設の確保について、選択の幅が広がるとともに、食事の提供についても外部搬入などによる適切な対応が進むという効果が期待されております。  なお、施行期日は公布の日からとしております。 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。 ○斉藤委員   そもそも待機児童が多いということで、地域型保育事業というのが制度改正によって導入されましたが、この家庭的保育事業、いわゆる保育ママというのは、まだたくさんの課題が残っていると思います。密室の保育になる可能性があり、そして子供たちの保育がどんなふうにされているのか、確認が非常に難しいということで、大分市に関しては厚生労働省基準よりも厳しいものを定めているところは大変評価できると思いますが、そもそも家庭的保育事業の課題を埋めるために代替保育というのがあるのではないかと思うのですが、これを経過措置を設けてちょっとうやむやにしているというか、規制緩和そのままにしているというのは、非常に問題だと思います。  それから、給食の外部搬入ですが、これも本来は自園調理というのが保育施設の基本だと思います。外部搬入をすること自体が私は問題が多いと思いますけれども、また新たに外部搬入の対象を広げるというのは、本当に責任の所在だったり、それから食について子供に個別の対応が必要なものに大変危険が生じるということでありますから、この議案に関してはたくさん問題があると思いますので、行うべきではないということで反対をいたします。 ○倉掛委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第69号、大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   議第69号、大分市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。  議案書は議69-1から、資料は3ページになります。  こちらは、児童育成クラブ指導員の資格についての改正となります。  今回の改正につきましては、国の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部が改正され、放課後児童健全育成事業に従事する放課後児童支援員の資格要件について拡大するものです。  資料の3ページ、議第69号、2改正内容をごらんください。  放課後児童支援員の資格につきましては、同条例第10条第3項に該当する、都道府県知事が行う研修を修了した者としております。  そのうち第4号につきましては、右側改正後の欄、下線部分のとおり、教育職員免許法第4条に規定する免許状を有する者と改正しております。これは、教員免許法上の教員免許状を取得した者を対象とすることが明確となるよう改正するものでございます。  次に、第5号につきましては、先ほど御説明いたしました議第67号と同じく、専門職大学の前期課程を修了した者が追加されております。  最後に、第10号につきましては、5年以上放課後児童育成事業に従事した者であって、市長が適当と認めた者と、新たに資格要件を拡大するものでございます。これは、これまで高等学校卒業者でなければ放課後児童支援員認定資格研修を受講できなかったものが、中学卒業者から受講できるようにするものでございます。  この条例は公布の日からとし、ただし第3条第5号の改正規定は平成31年4月1日からの施行となっております。 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   これも一種の規制緩和ということになろうかと思います。児童育成クラブということで、子供たちは一定の年齢の学童ということになろうかと思いますが、今回は資格は持っていらっしゃるということで、その点は重要な点だとは思いますけれども、更新していなくてもよいというようなところは、やはり免許を持っていればいいのかというところになろうかと思います。  一定の経験も求められているところはよいのですけれども、やはり現場に入る方々は子供たちに直接かかわる方でありますから、今回、議案には反対しませんけれども、しっかりと適正な方が選ばれるように、その点の配慮が十分されるように指摘をしておきたいと思います。 ○倉掛委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、報告議案の審査をいたします。  報第1号、専決処分した事件の承認について、平成29年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費のうち、子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長     〔説明書② 62ページ~、歳出第3款民生費のうち子どもすこやか部関係について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。
     〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、歳出第4款衛生費のうち、子ども医療助成費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長     〔説明書② 74ページ~、歳出第4款衛生費のうち子ども医療助成費について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、歳出第10款教育費のうち、子どもすこやか部関係の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長     〔説明書② 122ページ~、歳出第10款教育費のうち子どもすこやか部関係について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第2条繰越明許費の補正第2表中1追加、第3款民生費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○平松子ども企画課長     〔予算書① 7ページ、繰越明許費の補正について説明〕 ○倉掛委員長   質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   保育所の整備のおくれている部分は、結局、開園がおくれるのですか。 ○平松子ども企画課長   3施設と御説明申し上げましたが、1施設につきましては、本体工事は完了しておりまして、プレハブの解体のみが残っておりましたので、これは4月に開園できております。あとの2施設につきましては、7月1日からの開園ということで今進めております。 ○斉藤委員   そこに入園の予定の児童は今どうなっているのですか。家庭で待機ですか。 ○平松子ども企画課長   この2施設につきましては、いずれも事業者が増築と建てかえによって工事を行っているもので、既に入所している園児については引き続き既存の園舎にて保育を行えております。この改築によりまして30名定員を拡大する予定にしていたのですが、この分につきましては来月からふやすことができるということです。 ○斉藤委員   はい、わかりました。 ○倉掛委員長   ほかに質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、子どもすこやか部関係の付託案件の審査を全て終了いたしました。  ここで、執行部より報告事項の申し出がございましたので、報告事項の説明を受けたいと思います。  まず、子どもの生活実態調査事業について報告を受けます。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   資料の御説明の前に、本市では、子供の貧困対策を総合的に推進するため、子供と、その家庭にかかわりが強い関係課により、大分市子どもの貧困対策専門部会を設置しております。この専門部会におきまして、子供の貧困対策を効果的に行うためには、さまざまな視点から子供の生活実態を調査することが必要とされたことから、専門部会の事務局の子育て支援課生活福祉課学校教育課の3課のうち、子育て支援課予算担当課として調査を実施するものでございます。  それでは資料のほうをごらんください。資料の1、子供の生活実態調査についてでございます。  まず、1、調査の目的から御説明申し上げます。本調査は、子供の貧困対策に関する大綱で示されている子供の貧困対策に取り組むに当たり、子供の貧困の実態を適切に把握した上で、施策を推進していく必要があるとの基本方針に基づき、子供の生活環境や家庭の実態を把握し、分析することにより、本市の課題や特性を踏まえた子供の貧困に係る基礎資料とすることを目的としており、9月に調査を行うこととしております。  次に、3、事業者の選定方法でございますが、公募型プロポーザル方式による選考を行い、5月25日に、他都市でも実績のある株式会社ジャパンインターナショナル総合研究所に事業委託を行うよう決定しております。  4、アドバイザーの設置でございますが、統計的な視点による分析のみとならないよう、アドバイザーとして、大分大学の相澤仁教授にお願いすることとしております。  次に、5、事業の概要についてでございますが、1の子供と保護者を対象にする実態調査、それから資料右側にピンクの囲みがございますけれども、2の子供の支援機関を対象とする資源調査の、この2つの調査を行うことにしております。2つの調査を行うことで、それぞれの見えない部分を補い、子供の生活実態の把握を行うように考えております。  それでは、資料左側、1、実態調査から御説明いたします。  まず、(1)調査対象でございますが、対象者は、資料左側、中ほどの表にありますように、就学前児童の保護者、小学5年生の児童とその保護者、中学2年生の生徒とその保護者、それぞれ2,500人の合計1万2,500人としております。調査対象の選定理由といたしましては、年度内に受験を控えていない学年であることや既に調査済み、または調査を予定している中核市の多くが小学5年生と中学2年生を調査対象としており、調査後、他都市との比較が可能となるためであり、また、未就学児の保護者については、子どもの貧困対策専門部会の中で検討した結果、必要となったということによります。  次に、(2)調査の方法でございますが、調査票は、無記名アンケート方式を用いて、子供と保護者が互いの回答を読まずに返送できるようにしております。  また、(3)調査票の配付、回収方法でございますが、学校関係の配付は、各学校を通じて調査票を配付し、回収は郵送により行うとしており、就学前児童の保護者は、郵送により配付、回収を行うこととしております。  (4)質問内容については、世帯の構成、収入、就労、生活状況、自己肯定感など、内閣府が示した調査項目に則した内容とし、設問数については、保護者は50問程度、児童及び生徒は20から30問程度を想定しております。資料には、内閣府が例として示した調査項目の一例を掲載しております。  次に、2の資源量調査について御説明いたします。  (1)調査対象は、資料に記載しておりますとおり、保育園等を初めとする困難を抱える子供や家庭への支援にかかわっている施設等を予定しており、(2)調査方法については、アンケートによる調査を行うこととしております。また、(3)の調査票の配付、回収方法は、本市施設は市を通じて、他の民間施設については郵送により配付、回収を行うこととしております。(4)質問内容については、他都市の例を資料右下に掲載しておりますが、例示しているような項目を今後検討し、10問程度のアンケートを実施したいと考えております。  最後に、6、業務スケジュールでございますが、8月上旬に調査項目を決定し、9月に調査を行いたいと考えております。また、10月から11月に中間報告、平成31年1月から2月の間に調査結果をまとめ、3月の本委員会にて御報告ができるものと考えております。 ○倉掛委員長   意見や質問はございませんか。 ○安東委員   調査する子供たちの小学5年生と中学2年生、もう決めているのはこの2学年だけということですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   小学5年生と中学2年生と、専門部会の中で決定をしたところでございます。 ○安東委員   それなら、これはもう変えられないのですね。というのは、私も教育者として考えたときに、小学5年生、中学2年生はちょうど反抗期になるので、御飯もつくってくれないという、こういった部分の回答に、そういう心情的な、いろんな要素がかかってくる部分があるので、もうちょっと低学年、小学3年生ぐらいまでの部分で、その子が答えられるような内容のアンケートにすると、もうちょっと純粋な部分の実態が見えるのではないかという気がしたので、その辺はどうですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   小学5年生と中学2年生につきましては、先行他都市の多くが同じ小学5年生と中学2年生でしているということもございますので、比較ができるという判断をしている部分がございます。  それから低学年につきましては、資源量調査という形の中で、実際、支援をされている側の方からの御意見ですとか、いろんな気持ちもあると思ってお聞きするもので、小さいお子さんのそのあたりを酌み取ることができるのではないかということで、2本立ての調査としたところでございます。 ○安東委員   はい、わかりました。 ○倉掛委員長   ほかに意見や質問はありませんか。 ○エイジ委員   その調査において、これは無記名という部分はわかるのですが、お子さんがこのアンケートに答えるときに、例えば、お母さん、これどういう意味とか、これは何て書いたらいいの、また逆に保護者からお子さんに対して、どんなアンケートなのとか、どんな答えが載っているのというようなところがあると、無記名としても、何か正しいアンケートにならない可能性も出てくるような気がしますけど、もうそこは、あくまでもという認識でよろしいですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   今、委員がおっしゃるとおりの部分は想定されるのですが、調査票の最初のところに、相談しないで書いてもらいたい旨の記載をすることと、設問の数が多いので、なるべくそれぞれに書いていただきたいという説明の文書等も添えて、お願いしたいと考えております。
    ○エイジ委員   わかりました。  あと小さいことで、一応指摘するとすれば、この調査目的の1番の「子供」の「供」は漢字で、ほかは平仮名じゃないですか。恐らく平仮名でちょっと統一している感があるので、本当これは小さいことですけど、冒頭からこれがあったものですから、すごく気になりました。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   この調査内容は、ひな形が厚生労働省から何か来ているものを使っているということでいいのかということと、人数規模はどこもこの人数でやっているのか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   人数規模については、1,000人ぐらいでやっているところもございまして、まちまちでございます。設問につきましては、現在、業者と詰め始めているところでございまして、内閣府の事例を参考にはしておりますけれども、そのほかに先行の中核市の設問も用意をしておりますので、なるべく大分市の中で聞きたいことを設問していきたいと思っております。  それと、先ほど申し上げました子どもの貧困対策専門部会の中で、関係課が集まりまして、健康課ですとか学校教育課ですとか、そういった関係の高い関係課で、ここが特に知りたいとかいうこともございますので、そういった部分も十分に反映していきたいと考えております。 ○斉藤委員   自由記述欄というのはありますか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   自由記述欄については、今、設問の作業に入っておりますので、今後、設けるかどうかは検討している最中でございます。 ○斉藤委員   ぜひ自由記述欄をつくっていただきたいと思うのです。やっぱり、今困っていることは何ですか、してほしいことは何ですかというのを、リアルな声を、せっかく調査するのですから、選択して丸をつけるだけではわからないものがあると思うのです。ぜひ自由記述欄をたっぷりとって、何でもいいから困っていることを書いてくださいと、そういう生きた調査にしていただきたいと思いますので、ぜひその点は検討していただきたいと思います。要望しておきます。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○エイジ委員   このアンケートができ上がったら、その資料はいただけるのですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   アンケートをお子さん等にお配りするぐらいに御案内したほうがよろしいということでしょうか。 ○エイジ委員   いや、中身を見たいと思って。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   はい、わかりました。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○橋本副委員長   この調査対象の中で、総数に対して対象人数が約半数強ということで、この選び方は、例えば地域的にまとまっているのか、各校の小学5年生の何割かに配るのか、そのような決まり事があるのですか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   配付方法につきましては、おおむね半数強という形を設定しておりますので、小学校につきましては全小学校を対象として配付をさせていただき、例えば2学級の学年であれば1クラスにお配りさせていただく、5学級であれば3クラスに配付させていただくといった形で、地域の偏りがないようにしまして、アンケート調査を実施したいと考えております。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○衛藤委員   これは無記名なので、どなたが返してこなかったかというのはわからないですけど、返さないということに、子供たちの心情がどういうところにあるのかというのが、すごい興味があるのです。ですから、回答率がどれぐらいになるのかというのが、とても注意をすべきところであると思うので、意見として申し上げておきます。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○藤田福祉事務所次長子育て支援課長   先ほど、エイジ委員から、1、調査の目的の子供の表記が間違っているという御指摘を受けましたが、大綱の正式名称が漢字の子供を使っているということがございまして、こちらは、漢字表記という形になります。 ○エイジ委員   はい、いいです。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは次に、大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会の経過報告について、報告を受けます。 ○平松子ども企画課長   平成30年3月以降の大分市幼児教育の振興並びに市立幼稚園及び保育所の在り方検討委員会――以下在り方検討委員会の検討状況につきまして、御報告をさせていただきます。  資料2をお願いいたします。  去る4月26日及び5月29日に、第6回、第7回の在り方検討委員会を開催いたしまして、現行の幼児教育振興計画に続く、新たな幼児教育・保育振興計画について議論をいただいております。お手元の資料2には、議論の概要といたしまして、今後の幼児教育・保育の振興を図るための5つの基本方針と、基本方針のもとで取り組む重点施策についてまとめております。  基本方針1、乳幼児期の教育・保育の充実では、生きる力を育む教育・保育の充実や、特別な配慮を必要とする乳幼児への支援の充実、カリキュラムマネジメントの充実を重点施策に掲げまして、議論をいただいております。  基本方針2、円滑な接続に向けた幼保小連携の推進では、園児と児童の交流活動の充実や、幼児教育及び施設の教職員同士の交流、幼児教育・保育施設と小学校教員との交流を重点施策としております。  同様に、基本方針3、家庭や地域と連携、協働した幼児教育・保育の充実では、開かれた園づくり、信頼される園づくりの推進、地域の自然、人材、伝統や文化等を生かした幼児教育・保育の充実、園児の保護者や地域の子育て家庭に対する子育て支援の充実を、また基本方針4、幼児教育・保育施設の教職員の資質向上では、園内研修の充実、園外研修の活用、教職員の自己研さん及び自己評価の推進の3つを、そして基本方針5、市立施設と私立施設の連携推進と振興では、市立の幼稚園と保育所の一体化による認定こども園化を進めるなどの地区公民館区域における拠点施設機能の充実、私立施設の振興、市立施設と私立施設間における連携の推進を、それぞれ重点施策として掲げまして、現在、順次議論をいただいているところでございます。  また、5月29日の在り方検討委員会では、大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針案のパブリックコメントで寄せられた意見に対する市の考え方について諮っておりますので、こちらの概要について説明させていただきます。  主な意見としましては、市立幼稚園と小学校との円滑な接続を理由として、市立幼稚園の存続を望む御意見や、市立幼稚園の園児数確保の取り組みに対する意見が多く寄せられておりまして、このほか、幼児教育のあり方や、市立幼稚園の地域における役割などの御意見をいただいております。  このうち、市立幼稚園と小学校との円滑な接続に対しましては、幼保小の連携は市立幼稚園だけでなく、私立の幼稚園や保育所、認定こども園等とも一層充実していかなければならないと考えており、本市の子供がどの施設に通っていても、校区の小学校と円滑な接続ができることが求められていることから、市立幼稚園は市立の保育所との一体化により、幼児教育と保育を一体的に提供する拠点施設として、これを推進する役割を担っているとしております。  また、市立幼稚園の園児数確保策に取り組んでもらいたいという御意見に対しましては、市立幼稚園の現状を踏まえたとき、今後は市立の幼稚園と保育所を市立の認定こども園として設置することで、国の定める要領等に基づく、スタンダードでかつ先進的な幼児教育・保育の実践、研究に一層取り組むなど、地域における拠点施設として、本市全体の幼児教育・保育の質の向上に努めていくこととしまして、認定こども園を設置するまでの間は、望ましい集団活動ができる園児数を確保するために整理、統合を行う中で、多年制保育や一時預かり事業の拡充について検討していくこととしております。  なお、パブリックコメントの内容につきましては、後日ホームページに掲載をいたします。  次に、資料は次のページでございますが、市立幼稚園の休園・統廃合基準案のうち、基準3の変更案についてでございます。この休園・統廃合に関しましては、パブリックコメントにおいてさまざまな御意見があり、議会からも、特に休園・統廃合の基準について見直しができないかなどの御意見をいただいているところでございます。  こうしたことから、基準3についての一部変更を、在り方検討委員会に諮ったところでございます。左側が現在提案しているもので、その右側が変更案でございます。現行では、園児数が4人以下となる場合には、望ましい集団活動の実践や園運営に大変困難な状況が想定されますことから、この場合は園児募集終了時点で翌年4月を休園とし、当該年度末をもって統廃合することとしております。また、休園後の募集は行わないこととしております。  右側の変更案ですが、園児募集終了時点で申し込んだ園児数が4人以下となった場合に、翌年4月を休園とする部分は、基本的な部分は変えておりませんが、例えば、現在の在園児数が15人以上在籍しているような場合で、その募集年度のみ何らかの理由によって園児数が著しく減少し、4人以下となるような場合には、地元にとっても影響が大きいことから、この場合についてのみ、休園した年度は再度募集を行うという、いわゆる激変緩和措置を講じるものでございます。  なお、この市立幼稚園の休園・統廃合基準案を含んだ、大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針案につきましては、今後、市長へ答申を行った上で、教育委員会にも諮りまして、正式に決定してまいりたいと考えております。 ○倉掛委員長   意見、質問はありませんか。 ○安東委員   最後に出た基準の変更点、今の説明で少し見えてきましたが、赤字で書いてある部分の15人以上というのは、園児募集をしている時に15人以上いて、それで翌年度はもう4人以下になったという場合ですね。わかりました。 ○倉掛委員長   私からいいですか。これは、当初、文教常任委員会からずっと引き継いできたのですけど、市立幼稚園の意義、役割を明確にすることと、どの程度の規模、何園程度が望ましいということを出すと言って、言い続けて、かれこれ10年近くたっているのですけれども、この委員会でも議論の中で、私が指摘しましたとおり、結局それは理由もなく先延ばししてきたものを今やっているのですよね。結局、何園程度が望ましいのかというのは、どうなっているのですか。それが1点です。  それから、前回の委員会でパブリックコメントの件数がとても多くて、これはほとんど教職員組合だということで、御回答、答弁いただきました。その後、そのときまた指摘をさせていただいたのは、これは一般の方と同等に取り扱うというよりは、そういう立場の人たちのパブリックコメントだということをしっかり認識して、どのように取り扱うかはしっかり検討していただきたいというお話をさせていただきましたが、それをどのように取り扱ったのか。また、公開をするということでありましたけれども、このパブリックコメント、いわゆる利害関係者におけるパブリックコメントが大半で、しかも過去に事例のないぐらいの数が出ています。この影響、また市民から見たときにこれがどのようにとられるのか、どのように見えるのかということを、どうお考えになられているのかというのを、ちょっとお聞きしたいです。 ○平松子ども企画課長   まず、望ましい園の数ということでございます。今回は幼稚園の数から、将来的にはこれを市立の保育所と一体化による認定こども園という形にしていくという構想を、在り方検討委員会の中で取りまとめております。ですから、この認定こども園の設置につきましては、各地区公民館エリアに原則1つということでございますので、数的には13が基本になってくると考えております。  そして、パブリックコメントにつきまして、どのように取り扱ったのかということにつきましては、これはパブリックコメントの担当部局でございます広聴広報課に相談しまして、利害関係者の意見につきましても、これは要綱で正式な意見になるということでございましたので、正式な意見として件数にカウントしております。在り方検討委員会の中でもそのことを御紹介した上で、市の考えとしましては、そういった偏った意見ではなくて、市全体の幼児教育・保育をどうしていくのかという観点からの方針を示させていただきまして、在り方検討委員会の委員からも御理解をいただいたところでございます。  また、その件数が多かったということで、影響をどのように考えているのかということにつきましては、確かに、誰からどのような意見が出たということは公開していませんので、見た方によって、そういった意見が多かったんだと受けとめられると思います。私どもとしましては、先ほど申しましたようなことを、市の考え方としてしっかり示してまいりたいと考えております。 ○倉掛委員長   地区公民館区域に原則1園ということで、認定こども園化をしていくということでありましたけれども、とするならば、この統廃合基準というものは、これはあくまで将来的な構想とは別物と考えていいんですか。 ○平松子ども企画課長   今回は将来構想の方針という形でまとめまして、今後、各地区公民館エリアにおきまして、どのように認定こども園という形で整備していくのかという、具体的なロードマップが必要だと思っています。ですから、認定こども園化をしていくという形というものがまずありまして、その過渡期におきましては、こうした園児の望ましい集団規模を勘案した基準によりまして、整理統合をすると考えております。 ○倉掛委員長   確認しますが、この過渡期の統廃合基準というのが今あります。これとは別に、今後ロードマップをしっかり作成していくという方針だということを、確認させていただいてよろしいですか。 ○平松子ども企画課長   はい。 ○倉掛委員長   わかりました。それがいつごろになるかとか、それは在り方検討委員会ではないのですね。 ○平松子ども企画課長   今回、在り方検討委員会の中では、大分市立幼稚園及び保育所の在り方の方針として検討いただいております。その具体的な部分については、今後、庁内の関係部署で検討いたします。 ○倉掛委員長   ロードマップに関しては、執行部のほうで今後、計画なり作成をしていくということでよろしいですか。 ○平松子ども企画課長   はい。 ○倉掛委員長   先ほどのパブリックコメントの件ですが、これは公開する際にはどうしようもないのかもしれませんが、私は物すごく違和感がありまして、例えは悪いかもしれないけれども、例えばある電力会社が原発を再稼働させるかどうかの議論なり、検討を行っている。これに関してパブリックコメントをとりました。そうしましたところ、電力会社の組合員が再稼働させるべきだというパブリックコメントを組合で取りまとめて上げてきました。これを一住民のパブリックコメントとして取り扱いをして、適切なのかといったら、私はそうじゃないと思うんです。  あくまで利害関係者の立場の意見であって、まして労働組合というのは、自分たちの労働環境の改善のためにある組織ですので、それが組織立って動くなり、組織立ってはいないにしろそこの組合員が多いということは、一般論として、大きくその雇用環境に影響しているということは、本来どうあるべきかというところからかけ離れて、まずは自分たちの雇用を守るという方向性のコメントになりかねないだろうし、恐らくなるんだろうと私は推測をいたします。よって、これを一パブリックコメントとして、一般的なパブリックコメントと同等に扱うということは、私はこれにすごく違和感がありますし、問題意識を非常に持っています。  これを公開するに当たって、それから取り扱いについても、そういうことを考慮して取り扱いをしていただいたということではありましたが、これが与える影響については、パブリックコメントがこれだけ上がると、一般の市民から上がっているということと認識違いを起こしかねないので、条例とか何か規定があるんだろうとは思いますが、公開するに当たっての取り扱いを、もう一回慎重に考えてもらえないですか。私はそれを望みますが、いかがでしょうか。 ○平松子ども企画課長   今回、私どもの取り扱いにつきましては、大分市市民意見公募手続実施要綱にこの基準がございまして、第2条におきまして、その他、市民意見公募手続に係る事案に利害関係を有する者、こちらについても市民としてこれを取り扱うとなっているということで、協議いたしております。ですから意見としては、手続的には該当してくるだろうということになっております。  パブリックコメントを実施した側が、例えば今回、私どもの意見を通すために何かしらの働きかけを行っていくというようなものについては、これは私ども公務員で言いますと地方公務員法の信用失墜行為に該当する可能性もあるのではないかとは思いますが、先方側、私ども当事者でない側からのものについては、そうしたことには該当しないという考えでございます。 ○倉掛委員長   利害関係者には当たらないということですね。 ○平松子ども企画課長 
     今回意見を出された教職員につきましては、例えば幼児教育については利害関係に当たるのかもしれませんが、そういった方のパブリックコメントにつきましては、これは正当な意見として取り扱うということになります。 ○倉掛委員長   そこが解せないのですが、例えを変えます。原発を即時停止しますということを会社が打ち出しました。しかし、即時停止されると雇用がなくなるので、組合員たちは稼働したい。会社としては即時停止したい。稼働するためのパブリックコメントをとりました。従業員たちはそうすると雇用がなくなるので、パブリックコメントの中で、みんなでこぞって稼働してくれというパブリックコメントを上げてきました。これと同等の事例に当たると思うのです。  最初、私の例えが悪かったけれども、打ち出した側との利害が一致しないということですのでというお話でしたけれども、そうであるとするならば、会社側が稼働しません、従業員は稼働させなければ私たちの雇用がということになったと。この際に、一般の方々の意見として取り扱いができるのかどうかということに、違和感があるのです。どうでしょうか。 ○平松子ども企画課長   今回パブリックコメントを行いまして出てきた意見に対して、私ども市の考え方といいますか、在り方検討委員会としての考え方を、在り方検討委員会の委員にお諮りしまして御意見をいただいております。その際には、当然、件数と出てきた意見をお見せして、教職員関係の方々からのものだということもお知らせした上で、御意見を賜りました。在り方検討委員会としては、そうした偏った意見ではなくて、大分市全体として、先ほど御説明をさせていただいたような、大分市全体の子供のためにということでの意見を取りまとめさせていただいております。そういった手続を踏まえておりますので、今回のパブリックコメントにつきましては、市民の方々の考えも入れてまとめられていると考えております。 ○倉掛委員長   公開も今までどおり、一般的にやるということですね。ぜひ慎重に扱ってほしいという私の意見を受けての回答を、まだいただいていないのですが。 ○重石子どもすこやか部長   先ほどから御意見をいただいている内容につきましては、私どもの部局で判断しかねる内容と思っております。大分市全体のパブリックコメントを取り扱う規定にのっとって実施しておりますので、委員長からいただいた御意見につきまして持ち帰りまして、担当部局とも相談の上、対処してまいりたいと思っております。また、その内容については御報告したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○倉掛委員長   はい、ありがとうございます。  今回このような件が出てきていますので、実質的な署名運動とみなされても私はおかしくないと思っていまして、その辺は、今後、パブリックコメントのあり方そのものを考えていかなければいけないのかなと。またそうしたものが起きるのであれば、今後も起きるということは十分あり得ることですので、その際は規定の改正とかそういうことも含めて、何らかの対応をしていかなければいけないと思っていますので、ぜひその辺を踏まえてよろしくお願いします。 ○安東委員   今の件については、公正に判断をお願いしたいと思います。  ほかの点での質問をしたいのですが、まず1つは、基本方針5のところで、市立施設における拠点施設機能の充実という中に、市立幼稚園と保育所の一体化による認定こども園化ということが述べられているんだけれども、この中に、例えば左側の基本方針2の中にある幼児教育と小学校教育の接続という、この辺の部分との兼ね合いというのは、特に考えているのかどうか。 ○平松子ども企画課長   幼児教育と小学校との接続というのは、昨今、小1プロブレムということに代表されますように、円滑な接続が求められていると考えております。市立幼稚園につきましては、小学校に併設されているという関係もあり、小学校とはいろんな合同の活動なども行いながら、そうした円滑な接続にこれまで取り組まれてきたと理解しております。  先ほど少し御説明もさせていただきましたが、これはやはり大分市の子供がひとしく小学校に入学しまして、小1プロブレムなどがないように生活していくためには、やはり市立幼稚園だけではなく、私立の幼稚園、保育所、公立の保育所も含めて、そうした子供が、やはりきちんと接続できるような体制を考えていかなければいけないと判断しておりまして、そのためにどうあるべきかということを基本方針の中で、円滑な接続に向けて取り組んでいくということを書いております。  基本方針5の中では、そうしたことも踏まえながら、市立の幼稚園と保育所が一体となって、さらに私立にそうしたことができるように、公立施設としての役割を果たしていくということで書いているところでございます。 ○安東委員   そこが今後のやり方で非常に気になるところですが、そういった意味では小学校との接続を考えたとき、新しくできる施設の位置とか、そういったことも考慮に入れてほしいと思います。  もう一つは、その小学校との連携の中で、連携の事業をしていた高知市に去年、視察に行ったときに、非常に頻繁にやっていて、かなりスケジュール的にハードな部分があるわけです。だからそういった意味では、これは教育委員会にも要望しないといけないですが、こちらのほうとしても、そういう交流のための職員配置なり、人的な支援をお願いしたいと思います。今後の話の中でそういったところも考えておかないといけないのではないかという気がしております。  それから、先ほど統廃合の基準が示されているのですが、今、市立幼稚園に預かり保育とか多年制保育が導入されてきているのですね。それに対する総括なり、どういうふうな効果なり成果が上がっているのか、それが今後どういうふうになっていくのか、その辺の考え方についてお聞かせください。 ○指原保育・幼児教育課長   今、3園につきまして一時預かり事業を実施しております。今後はこのあり方の過渡期も含めて、統廃合に伴って多年制保育をふやし、また預かり保育についても検討するということになっています。現在やっている一時預かり事業については、今後どうするかというのを内部で十分検討して、また委員会等で報告したいと考えております。 ○安東委員   そういう総括について、今後示していただきたいと思います。  それからもう一点。基本方針1の施策2の、特別な配慮を要する子供の対応ですが、これを充実させるということは非常に大事だろうと思うのですが、とりわけ今後、公立と私立の関係等を考えたときに、それをやっていくときには、公立の部分の役目というのは非常に大きいだろうと思うのです。それと同時に、私立もそれだけの役目を担っていかなければいけないと思います。その辺の、公立のあり方、それから私立の、そういった特別支援の子供たちを受け入れられる体制づくり、そういったことについての取り組み等について、何か考えがあれば。 ○平松子ども企画課長   今御指摘の特別な配慮を必要とする利用者の支援の充実につきましては、そちらにも記載しておりますように、さまざまな形で配慮を必要とする子供がふえてきておりますので、こうしたことについて、公立がその役割としてしっかり認識して取り組んでいく、そしてまた、私立の幼稚園、保育園にも、これはやはり受け入れて保育していただいている部分もございます。今後とも、例えば医療ケアとかいうような新しい部分が出てきておりますので、私立のほうでもこうしたことの受け入れをしていけるよう、市としての指導なり、あるいは情報提供、情報共有、こういったことを進めながら体制をとっていきたいというふうに考えております。 ○安東委員   最後に1つ。法律は今、認定こども園化ということを目指そうとしているのですが、私立の場合に、先ほどの補正予算の中で出ましたけれども、いまだに就園奨励費が非常に高額で残っているわけですが、私立幼稚園の認定こども園化に対する取り組みはどう考えておられるのか。 ○平松子ども企画課長   私立幼稚園の認定こども園化につきましては、やはり認定こども園という形が、3歳児の幼児教育も含めて、ゼロ歳から5歳までの幼児教育、保育を行っている施設であるということから、国も奨励しておりますし、本市としても進めております。そうしたことで、私立幼稚園に対しましても、そうしたアプローチを毎年行っているところでございますし、説明、協力依頼についても行っているところでございます。今後とも意義をお伝えする中で、そうしたアプローチについて続けていきたいと思っております。 ○安東委員   ぜひそこのところを進めていただきたい。それが就園奨励費の減額にもなるし、待機児童解消にもつながっていくのではないかと思いますので、よろしくお願いしておきます。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○長田委員   幼稚園の許認可がまだ県にありますね。中核市にもなっているわけだから、これは早急に本市でやれるようにしていただきたいと思います。要望しておきます。  それと、現在、子どもすこやか部の機構において、幼稚園の位置付けはどうなっていますか。 ○倉掛委員長   一旦、休憩します。                              午前11時21分休憩                              午前11時22分再開 ○倉掛委員長   ただいまより厚生常任委員会を再開いたします。 ○平松子ども企画課長   幼稚園につきましては、保育・幼児教育課の機構に入っています。 ○長田委員   幼稚園教育担当班と、幼稚園入所担当班ということも入るわけですか。 ○平松子ども企画課長   入所の関係につきましても、公立幼稚園に関しましては、幼稚園教育担当班のほうで行っております。 ○長田委員   そうすると、幼稚園の人事権もここにあるわけですね。 ○柳井保育・幼児教育課主査   市立幼稚園の人事については、定期異動などの事務作業は保育・幼児教育課が行いますが、採用、昇任、異動などの決裁は教育委員会が行います。 ○長田委員   先ほどから言っているんだけれども、他都市においては、幼稚園の場合は全てというか、そういう許認可については中核市に渡るというところが大部分で、まだ大分市はできていない。それから、新たに子どもすこやか部ができて、保育所はこのようにある、それで、幼稚園はどうかというと、以前、教育委員会で機構改革が検討されたことはいいけれども、議会として子ども条例を制定し、このように部までできて、そして新しい幼児教育を考えている。急なことで大変だっただろうと思いますが、もうできて1年たつわけだから、そういったおかしな面について、もっと独自性を持って、しっかりとした方針を出さないと、議会の権能とかそういう問題とは違う、やっぱり部の権能として、人事権とかそういうものをきちんと持たないと。重点とかいろんな表現は非常にうまく書いているけれども、やっぱり独自性がなく、何か少し後退しているような面があるんで、しっかり独自性を持ってやったほうがいい。この文章はよくできているんですよ。しっかりとやってください。要望しておきます。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   この幼児教育・保育振興計画の基本的なところですが、これはあくまで統廃合計画とイコールということではなくて、子供たちの教育・保育を充実させるというのが、やっぱり肝だと私は思っています。そういった意味では、先ほどパブリックコメントの話が出ましたけれど、存続の投票ではないのですから、見れば地元の声、意見はわかってくるのではないかと思うのです。基本的に、今在園している子供たちとその保護者、そしてその地域の声がしっかり反映されることというのが、一番重要なことだと思っています。  この施設整備に関しては、今、認定こども園化というのがありきのようになっているのですけれど、もちろん地域によっては、非常に1号認定が少なくなってくると、認定こども園ということも理解できなくはないのですけれど、保育の中でとても大事なのは一貫性だと思うのです。1号認定の子と2号認定の子が一緒にいる、つまり4時間保育の子と8時間保育の子供が一緒にいるということの、その弊害もやっぱりあると思うのです。そういったところはきちんと対応して、今、野津原ではそれが対応できているのではないかと私は思っていますので、その辺の形態も含めて、しっかりと検討していただきたいと思っています。基本的には私は、みんな同じ時間帯で保育をするというのが原則だと思っていますので、認定こども園化は基本的には反対をしていますけれども、その点はしっかりと検討していただきたいというふうに思っています。  それから、先ほど障害のある子供のことが出ましたが、今年度、国が随分と予算を上乗せしていますので、しっかりと使える補助金を活用して、市独自で上乗せを検討することが、今しやすいのではないかと思いますので、その点の検討をしっかりとしていただきたいと思っています。 ○倉掛委員長   ほかに意見、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   以上で質疑を終了します。  以上で、本日予定の審査は終了いたしました。  執行部、その他として何かありませんか。 ○指原保育・幼児教育課長   市立幼稚園及び公立保育所におけるブロック塀の安全確認について、口頭で御説明をさせていただきます。  6月18日の大阪府北部の地震におきまして、小学校のブロック塀が崩壊し、通学中の児童が下敷きになり亡くなられるといった、痛ましい事故が発生いたしました。  このことを受けまして、本市の市立幼稚園28カ所並びに公立保育所14カ所のブロック塀について、亀裂や傾き等の状況調査を行いました。  結果といたしましては、今すぐ危険といった状況のものはありませんでした。  また、幼稚園の通園路につきましては、現在、小学校と連携を図り、緊急点検を実施しており、危険箇所を把握した際には、通園路の変更等、対策を講じてまいります。  加えまして、私立の認可保育所や認定こども園等に対しましても、ブロック塀の緊急点検と、ふぐあいが認められる場合は早急にその改善を図ることを求める通知を発出したところであります。  今後とも、園児等の安全確保のため、環境整備に努めてまいりたいと思います。 ○倉掛委員長   今の件で、特に質問とか意見とかはありませんか。 ○堀委員   最終的に点検の報告がまとまったら、資料としていただきたいのでお願いします。 ○エイジ委員   今回、こういった事件、事故が、自然災害によって起こったわけです。こういうことが起こると慌ててやり出すんですよ。今回亡くなった小学生の女の子は、いつもより10分前に出て、あのような大きな地震に見舞われて、きちんと整備されていないブロック塀が倒れて、しかもその通っているところはグリーンベルトの上です。安全に通学できるよう、指定されている場所を通っていて、そういった事故に遭ったわけです。ですから、こういうことがあったから慌てて何かやるのではなくて、こういうことがあったから、ほかにも想定できることはないかというのを、お忙しいとは思いますけど、今後検証していかないと、大きな災害が頻発している中で、そういったことを考えていかないといけないのではないかと要望しておきます。よろしくお願いします。 ○倉掛委員長   よろしくお願いします。  ほかに何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、委員の皆さんからその他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○倉掛委員長   以上で、当委員会に付託されました全ての案件等についての審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○倉掛委員長   それでは、そのように決定いたします。
     それでは、あすの予定を確認しておきます。  あすは午前10時から、大分県中央児童相談所の管内視察を行いますので、放送がありましたら議会棟玄関前に御集合ください。  本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時33分散会...