大分市議会 2018-03-20
平成30年文教常任委員会( 3月20日)
平成30年
文教常任委員会( 3月20日)
文教常任委員会記録
1.開催日時
平成30年3月20日(火) 午前9時57分開議~午前11時57分休憩
午後0時58分再開~午後1時42分散会
2.場所
第3委員会室
3.出席委員
委員長 帆秋 誠悟 副委員長 松本 充浩
委 員 松木 大輔 委 員 藤田 敬治
委 員 仲道 俊寿 委 員 福間 健治
委 員 甲斐 高之 委 員 高橋 弘巳
委 員 川邉 浩子
欠席委員
なし
4.説明員
さらに、平成31年度の
小規模特認校制度の導入に向けて、今後、
教育委員会で協議を進めていきたいと考えております。
最後、4点目は、昨年4月に開校いたしました碩田学園の施設整備の状況についてでございます。
新校舎完成後、今年度は
グラウンド等の周辺設備の整備を進める中、小グラウンドを昨年8月に供用開始をし、9月には前期1年生から4年生までの運動会を実施したところでございます。
また、昨年12月に歩道橋が完成し、今月末に大グラウンド及び部室棟が完成予定でございます。
これで全ての施設整備が終了いたしましたので、新年度からは1年生から9年生までの学校行事など、特色のある教育の一層の展開を図ってまいります。
最近の取り組みについては以上でございます。
それでは、
教育委員会にかかわります予算議案並びに一般議案につきまして、その概要を説明させていただきます。
予算議案についてでございますが、議第1号、平成30年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算、歳出第10款教育費の総額は146億9,207万7,000円となっており、一般会計に占める構成比は8.1%であります。
なお、教育費の第4項幼稚園費のうち6億9,286万2,000円は
子どもすこやか部が所管をし、第5項
社会教育費のうち13億323万1,000円は公民館費として市民部が所管をしております。
今回計上しております
教育委員会の主な事業でございますが、新
学習指導要領への対応として、
外国語指導助手招聘事業や
プログラミング教育推進事業に係る経費の計上、教職員の働き方改革への対応として、
スクールサポートスタッフ配置事業、
教職員出退勤管理システム整備事業、
部活動指導員活用事業に係る経費の計上のほか、
小学校長寿命化改修事業、大友氏
遺跡保存整備事業に係る経費等を計上をいたしております。
また、退職教員を活用した学力向上の取り組みを初め、子供の貧困対策への対応として、
贈与型奨学資金である
未来自分創造資金の募集定員を拡大するとともに、スクールソーシャルワーカーを増員するなど事業拡充することとしております。
次に、第2条
債務負担行為につきましては、
小学校空調設備整備事業など16件の債務負担を計上いたしております。
次に、議第13号、平成29年度大分市
一般会計補正予算第7号、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費につきましては、9億1,045万4,000円を計上いたしておりますが、今回の補正は、本年度の国の補正予算に伴い、平成30年度に予定をしている
中学校空調設備整備事業の経費を前倒しして計上するものでございます。
第2条の
繰越明許費につきましては、今回の補正額の全額について、平成30年度に予算を繰り越した上で執行しようとするものでございます。
続きまして、一般議案でございますが、議第21号、
大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について、議第50号、
大分市立エスペランサ・コレジオ条例の一部改正について、議第57号、
特定事業契約の締結について(
大分市立中学校空調設備整備PFI事業)、詳細につきましては、それぞれ担当課長から説明をさせます。
何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようお願いを申し上げます。
○
帆秋委員長
それでは、まず、継続審査中の、平成29年陳情第16号、
大在東部地区への学校施設の早期建設を求める陳情についての審査を行いたいと思います。
執行部のほうで補足説明等があればお願いいたします。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
平成29年12月の
文教常任委員会での御報告以降、特段の動きはありませんので、補足説明はございません。
○
帆秋委員長
委員の皆さん、質疑等はありませんか。
○仲道委員
この陳情では、今後の児童数の増加により現状の施設では足りないという点が問題点としてあがっており、そのほかでは、学校ができることにより、避難所ができることや住宅新築が増加するなど、いいことがあると書かれています。問題点としては、児童数の増加以外は一切書かれていませんが、現状でほかに何か問題点は考えられますか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
児童の増加については、今の
大在小学校の増築事業を行った際に、一定程度の部分については解決できると思っております。また、地元の強い要望で、もともと区画整理の用地でありました
大在東グラウンドに小学校を、というものがあり、
教育委員会では、
大在小学校が
過大規模校になった際には、という判断をしているところでございます。
○仲道委員
陳情には「
小学校建設を期待して東部に住居を構えた住民も多く」とあり、ここは十分審議しないといけない部分だが、続く文章で、「
小学校建設について大変多くの皆様の意見、特に強く言われたのは新たな中学校の開校を求める声、碩田学園のような
義務教育学校ができたらすばらしいという声」は何を求めているのか、小学校なのか中学校なのか
義務教育学校なのかよくわかりませんが、執行部としてはどう捉えているのか教えてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
碩田学園があまりにすばらしい学校なので、その学校を見るなかで、大在にもそういった学校が欲しいという強い要望があります。
教育委員会としては通学区の再編の問題等もある。中学校区を再編するということは、大在中学校区の再編、
坂ノ市中学校区の再編など複雑な問題が絡んでくるので、そういったことも念頭に置きながら今後検討していく必要があろうかと考えております。
○仲道委員
提出者は、
大在地区区長会の会長と王ノ瀬区長になっています。前回までの議論の中で、地元の総意なのかどうなのかという議論になりました。執行部として、少し難しい質問になりますが、地元の総意なのかどうかの判断について、例えばこのような状況になったら地元の総意と捉えるというような例示で構いませんので、教えてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
1万2,000件の署名をいただいていること、過去4年間続けて大在地区の要望をいただいてることを踏まえて、地元の要望という形で捉えさせていただいておりますが、
坂ノ市中学校区の王ノ瀬地区については今回初めて出た内容でございますので、
坂ノ市中学校区全体としての要望になるのかならないのかということについては、まだ判断しかねている最中でございます。
○仲道委員
ありがとうございました。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○松木委員
先ほどのお話にもありましたけど、児童数の関係で、ここに新しい学校ができたときにその小学校区になるだろうと思われる
大在小学校と
小佐井小学校の児童数は、新年度どのように増加しそうなのかを教えてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
3月1日現在の見込みでございますけれども、
大在小学校については2クラスふえまして31学級になる見込みでございます。
小佐井小学校については手元に資料を持ち合わせておりません。
○松木委員
31学級になると
過大規模校になるんですね。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
はい。
○
帆秋委員長
31学級以上は
過大規模校という言い方をするということですね。
○松木委員
先ほど、
教育委員会の考え方として、
過大規模校ということになったら新しい学校を、という話が出たと思います。そのイメージとして、
過大規模校が単年でまた大規模校に戻ったときは話は変わってくると思うのですが、
過大規模校が数年間続くような形になれば、やはり新しいものが必要かというような考え方を持っているのですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
過大規模校の取り扱いにつきましては、過去もいろんなパターンがございまして、学校規模、要するに教室数を充足させる、いわゆる校舎を増築して対応させるという方法と、分離新設をするという方法と、2つのパターンがございます。あと、まれではございますけど、学校区の再編をしたというのもございます。この中で、今回大在については、当初の考え方では
大在小学校の増築という形で望んでおりましたので、
教育委員会としてはそのように対応してきたところでございます。
○
帆秋委員長
いいですか。
○松木委員
いいです。
○
帆秋委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
大分市の人口が減少に入ったということは共通認識だろうと思います。私の過去の記憶では、合併という特殊事情で一尺屋の学校がなくなったことがあり、施設整備に多額な投資をしながら、いろんな条件によって残念だなという結果もありました。地域の要望が非常に強いというのもわかるのですが、大分市が人口減少に入った中で、この地域の将来推計とか、小学校をつくったら大体何十年も使うということがあると思うのですが、そういった将来推計というか、データ等あれば、教えていただきたいというのが1点です。
それから2点目は、先ほどの課長の答弁の中で、いわゆる緊急措置として仮設教室をつくって、現行のカリキュラムの中では支障を来してないというふうに私は受けとめたのですが、この状況の中で学習への支障が出てないのか、参考のためにお尋ねをしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
企画部で作成した
人口ビジョンにおきまして、大在地区は人口増加が見込まれる地域ではあると記されております。その中で、小学校、中学校に通う子供は減るという方向での数値が示されてはおりましたが、
人口ビジョンは平成28年度に策定したものであり、現状はふえております。先ほども言いましたように、もう既に今年の4月には2クラスふえまして31学級になるという予想はされております。一定程度の人口は、まだ今後も企業誘致の関係や、社会の変化に伴いましてふえる予想もできますが、いずれの学校も、団地開発等も、いずれは縮小していくという傾向はみられるというところです。
2点目の学校教育における支障については、今、教室数が不足しているわけではなく、教室は十分充足しておりますので、特に学校教育上の支障はないとは思っておりますが、若干体育館が他校に比べて狭いという点は支障かという捉え方はあるかと思います。
○
帆秋委員長
よろしいですか。
○福間委員
先ほど仲道委員が言われたように、陳情の前段でいろいろ展開をしており、要望は強いということはわかるのですが、どういう公共施設なのか、小学校なのか中学校なのか小中一貫校なのか、目標が定まっていないように感じるので、これによって審議の内容の展開がかなり変わってくると思います。そういう意見を持っているということだけ申し上げておきたいと思います。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
○仲道委員
自由民主党は継続でお願いします。一番のネックは、関係する地域、あるいは周辺地域との合意形成がまだなされてないということ、その合意形成をとるためには、福間委員が言われたように、小学校としてなのか中学校としてなのか一貫校としてなのかという部分がはっきりしませんので、継続でお願いします。
○
帆秋委員長
ほかに討論は。福間委員、よろしいですか。
○福間委員
はい。継続で。
○
帆秋委員長
それでは、ほかに継続という以外の討論の内容はございませんので、陳情第16号につきましては継続審査と決定いたします。よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
では、そのようにしていきたいと思います。
次に、同じく継続審査中の平成29年陳情第17号、大分市への
科学館設置に関する陳情と、平成29年陳情第18号、大分市に
科学館設立を求める陳情についてでございます。
この陳情第17号及び陳情第18号につきましては、先日、それぞれの陳情者の方から補足資料、追加資料の提出がございましたので、既に書記を通じまして委員の皆様方にお配りをさせていただいたところであり、お目通しいただいていることだと思います。
本日は、審査を行うに当たりまして、これらの2件の陳情につきまして、関連がございますので質疑までは一括して行いまして、討論、採決につきましては1件ずつ行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、あわせまして、執行部の方で補足説明あればお願いします。
○
安藤社会教育課長
平成29年陳情第17号、大分市への
科学館設置に関する陳情及び平成29年度陳情第18号、大分市に
科学館設立を求める陳情について、お手元にお配りの資料により御説明を申し上げます。
1番の、総合的な
科学館設置状況表の再調査についてでございますが、A3カラーの資料1ページ目、博物館と科学館の関係についての資料をごらんください。
博物館の種類は、左側に記載のとおり9種類に分類され、その中で科学に関する博物館が科学館といわれております。また、科学館を制度的に分類いたしますと、右側にありますように、登録博物館としての科学館、博物館相当施設としての科学館、それから博物館類似施設としての科学館に分類され、それぞれの概要等はそちらに記載のとおりでございます。
次のA3カラーの2ページ目をごらんください。
今回、前回の一覧表をもとに、都道府県、政令市、中核市が設置している科学館とされている施設を中心に67館へ照会をしたところ、51館から回答をいただいた結果でございます。
表中の左から都道府県、政令市、中核市、その他の市の状況になります。その集計結果が、右側青枠内の(3)回答集計結果でございます。
登録博物館としての科学館が14館、博物館相当施設としての科学館が3館であり、博物館類似施設としての科学館が32館と一番多く、全体の約7割を占めております。
次に、それぞれの特徴は、表の下に記載してありますように、登録博物館は資料の借用が容易にできることや博物館としての位置づけが明白である、以前は建設費の補助金を受けられたということが主な特徴でございます。
一方で、③類似施設は、博物館法で義務づけられている学芸員の配置がされていないことや、補助金制度がない、などのことから、類似施設となっている科学館が多く見受けられました。中には、科学だけではなく特色のある分野も取り入れた柔軟な運営を可能とするために、あえて類似施設を選択しているという例もございました。
次に、大分市の関崎海星館は科学館に該当するのではないかということについてでありますが、関崎海星館は、文部科学省社会教育調査によりますと、博物館類似施設としての科学館に該当します。しかし、天文分野に特化した施設でございます。他都市におけるような幅広い分野を持つ総合的な科学館ではないと判断をしております。したがって、その左側の行、総合的な
科学館設置状況表の大分市の欄は空欄としております。
2番、主要な科学館の設置状況で設置費用、維持管理費、事業内容についてですが、3ページをごらんください。
中核市の状況をまとめております。左上から説明します。
開設年度は、昭和に開設した館が多く、全体の4割を占めております。
2番の延べ床面積は、平均すると約4,400平米、最大は約9,600平米、最小は645平米ということで、かなり幅がございます。
3番、建設費は平均すると約36億円で、最高は約63億2,000万円、最低は約4億9,000万円でした。
運営形態は、市直営と指定管理者の館がおおむね半々でございました。
5番、年間の運営費でございますが、平均すると約1億2,000万円でした。最高は4億3,000万円、最低は1,600万円でした。
6番、年間の使用料等の収入額は、平均は約2,600万円でした。最高は3,400万円、最低は約100万円でした。
7、事業の内容として、取り扱っている分野は天文、地学、エネルギーの順に多い状況でした。単一分野のみを扱う科学館はなく、全ての施設で複数分野を取り扱っておりました。プラネタリウムは、25市中19市の科学館で設置されております。
8、昨年度の年間利用者数については、平均すると約20万人で、最多は約96万人であり、中核市の中では飛び抜けている状況でございます。
9番、制度上の分類は、ごらんのとおり、博物館類似施設で約7割を占めております。
続きまして、4ページをごらんください。
4ページは、都道府県、政令市設置の科学館の集計結果になります。
2の面積については、平均すると約1万4,000平米ですが、最も多かったのは5,000平米から8,000平米、最小でも3,074平米あり、先程の中核市と比べますと約2倍近い大きな科学館が多い状況でした。
3の建設費につきましても、中核市の平均が約36億円に対し、こちらは約76億円と2倍以上かかっております。
4の運営形態は、中核市では半々でありましたが、政令市は約7割が指定管理でございました。
5番と6番、年間支出額の平均は約2億円、年間収入額の平均は5,500万円と、いずれも中核市の2倍近い状況でございました。
7番、事業内容は、科学全般の分野を取り扱っている科学館が多い状況でございました。ちなみにプラネタリウムは20館中16館で設置しておりました。
以上のような状況から、都道府県または政令市が設置する科学館は、中核市の科学館と比べて、面積も費用面も2倍以上の大規模な科学館が多い状況でございます。
次の5ページには、今回照会をした科学館の一覧表をつけております。
一番最初のA4の資料にお戻りください。
大分県の科学館に関する考え方、陳情等の状況についてですが、項目3として、大分県議会でのこれまでの質問及び答弁の要旨を記載しております。平成20年以降で科学館に関する議会答弁は1件のみであり、請願や陳情等はございませんでした。
4番の、過去の科学館に関する本市の答弁内容についてでございますが、その下にまとめております。平成20年以降で合計6回質問をいただき、ごらんの要旨で答弁をしています。
次に、高知県と高知市連携で建設予定の科学館の内容についてでございますが、別冊の資料4をごらんください。オーテピアについてでございます。一番上についている資料が高知の資料でございます。今年の7月にオープン予定で、図書館と科学館が一緒になった複合施設として建設しております。5階建ての建物のうち、1階から4階が図書館で5階が科学館となっており、延床面積全体で2万3,000平米のうち約2,300平米が科学館となっております。
事業費につきましては、市と県でほぼ折半ということでありました。科学館自体の設置主体は高知市のようですが、サービスの対象が県下全域となるため、維持管理費等の運営費も市と県で折半とのことです。また、こちらの科学館は、国土交通省の補助金の適用を受ける関係上、博物館ではその補助金の適用対象外となってしまうため、博物館法上の登録をせず、類似施設として設置されるとのことでした。詳細については、次ページ以降のカラーの資料を御参照ください。
その他の資料といたしまして、中核市の科学館のうち、1番目2番目に新しい科学館の詳細な資料を添付しております。平成28年度開設の高松市、平成22年度開設の佐世保市の施設でございます。いずれも図書館や公民館など一緒になった複合施設の中に設置されております。
先程の高知の科学館も、昨年オープンした福岡市の科学館についても複合施設内の科学館であり、近年はこのような複合施設内に設置されるケースが多く見受けられている状況でございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○仲道委員
先ほどの説明の中で、関崎海星館は類似施設だが天文に特化しているので表の中にはないというという説明のところを、もう1回説明してもらえますか。
○
安藤社会教育課長
関崎海星館は、文部科学省の社会教育調査によりますと博物館類似施設としての科学館に該当します。ですが、天文分野に特化した施設であり、他都市におけるような幅広い分野をもつ総合的な科学館ではないと判断しております。したがって、その後ろにございます、総合的な
科学館設置状況表の大分市の欄は空欄としております。
○仲道委員
確認ですが、類似施設だが総合的ではないので、ここには類似施設として載せてないという判断は、文部科学省ではなくて大分市がしたということでよろしいのですか。
○
安藤社会教育課長
はい、そういうことでございます。
○仲道委員
今朝、たまたま思いついて、かがくという漢字を辞書で引いてみました。2つありました。今回の陳情に出ている、あるいはこの資料の中で使われている科学、理科の科を使った自然科学というときの科学。それからもう1つ、ばけがくのほうの化学という表記がありました。
化学というのは物の性質とか構造、あるいは変化等を研究する学問という形、物についてのもの。化学は自然科学の一分野、ここで使われている科学の一分野であると。そして、自然科学というのは、天文学、物理学、化学、地学、生物学という表記になっているから、ばけがくのほうの化学館というものになったときには天文学は入らない。ただ、ここで使われている、陳情書あるいは今の資料に使われている科学を使ったときには、天文学も入るし化学も入るという形になるのです。ということは、この理科の科学のほうの科学を使ったときには、天文に特化しようが複合的に天文も化学もしようがどっちもこの科学の中には、範疇に入ってくるのです。
何が気になっているのかというと、陳情第17号は「全国で科学館が設置されていない県は大分県と沖縄県であり」、陳情第18号は、「県庁所在地かその周辺都市にいわゆる科学館がないのは大分県と沖縄県だけ」とありますが、いずれも理科の科を使って科学館としていました。
だから、本題に入る前に、この前提、あるいは市の解釈、文部科学省が類似施設といっているのに、科学館がないという見解をいずれの陳情者も市もとっている。この前提はおかしいのではないかという思いがあります。学術的に化学か理科の科学かといったときに、今、説明したとおりですが、科学館という一般用語になったときにはその解釈が変わってくるのかどうか。執行部の見解を求めます。
もう一度言いましょうか。化学は自然科学の中の一分野です。自然科学、人文科学、社会科学と分けたときの、自然科学の1分野が化学。だから、化学館となったときには天文学は入らないから、関崎海星館は化学館ではないのです。
ただ、ここで使っている科学、自然科学という場合の科学を使ったときには、天文学、物理学、化学、生物学、地学が入ってくるから、天文学だけで、もう自然科学の、この科学という言葉の学術的用語の中に入ってくるのです。そして、それを科学館という一般用語にしたときには、学術用語の解釈と違って、天文学だけの施設は科学館の中に入ってこないという解釈を市はしている。2つの陳情とも、大分県には科学館がないという解釈をしている。本題に入る前に、その前提が違うのではないですかということです。
関崎海星館はあるけれども、複合的な、ここの理科の科を使った科学館がないという表記であれば問題ないが、大分県にこの理科の科を使った科学館がないというのは、陳情者も大分市の判断もおかしいのではないかという質問です。
○
安藤社会教育課長
我々は大分市には単一の科学館類似施設はあるという判断で、陳情者の方たちが求めているのは、天文学だけではなく総合的な、子供たちが来ていろんな科学の分野の実験ができる、そういう科学館を陳情している内容だと判断しておりますので、我々が、現在ある関崎海星館の科学館と、陳情者の求める科学館が、総合的な部分と単一的な天文館と内容が異なるという判断の中で、陳情者が求めている総合的な科学館は今のところ大分市にはございませんという判断でございます。
○仲道委員
課長、そこの解釈は一緒なのです。2つに分けて言います。陳情者がいう科学館というのと、執行部がつくった全国の総合的な
科学館設置状況表の中で、大分市に科学館がないと表記されているのと分けて質問します。
陳情者のほうは、大分市に科学館がないと書いています。ここが、複合的な総合的な、今、課長が言ったようなことが、陳情者が求めていて、文言として総合的な複合的な科学館がないのでそれが欲しいと言っているのであれば、そういう文言であればそれはそれでいいのです。ただ、ここで科学館がないと言い切っている。複合的なとか総合的なとか言葉ではなくて、全国で科学館が設置されていないのは、となっているのです。
そのときに、解釈する方としては、さっき言ったように市の独自の解釈ではなくて、一般的な解釈としては、この理科の科を使った科学館のときには、文部科学省が認定しているように、天文館も大きな意味の科学館の類似施設になるのです。そうしたら、本題に入る前に、科学館はあるではないかという結論になってしまう。
だから、ここは陳情者に複合的な総合的な科学館はない、と文言を変えてもらわないといけない。その解釈が1つ。
それからもう1つは、同じ理由で、文部科学省が科学館類似施設と認定しているのに、なぜ天文学単体で特化されているから科学館ではないという表記を資料の中でするのか。
例えば、大分市のほか、科学館はないとしている自治体も、文部科学省からの指示により、天体学に特化した天文館のような施設は、ここには類似施設として表記していない、というのであればわかるけれども、全国的にそのような形なのか確認しないといけない。なぜ大分市の
教育委員会が、大分市の大事な施設である天文館類似施設で、文部科学省が認定した施設を、科学館として認定しないのか。文部科学省の見解と大分市の見解と違うではないですか。
文部科学省は類似施設と認めているのだから、ほかの類似施設と同じ類似という表記になるはずであるのに、なぜ大分市は文部科学省の見解と違い、ここに表記をしないのか、科学館の中に入れないのか。そういう疑問からの質問です。
○
帆秋委員長
では、ここで整理をいたします。
執行部から出された再提出の資料について、上の表題を見ていただいたらわかりますとおり、総合的な
科学館設置状況等という形で、総合的なという文字をつけ加えております。それによって、執行部としても、この総合的なということではなくて、一般的な科学館としての位置づけであれば、大分も関崎海星館があるという表示は可能であったけれども、陳情者の2団体が申し述べている内容が総合的な科学館を求めた陳述内容だったということを踏まえ、ここはあえて、関崎海星館は単一的な科学館で、総合的な科学館ではないと整理をしたということでよろしいでしょうか。
○仲道委員
ちょっと待ってください。最初に見解をはっきりさせないと、それはその後の質問になります。
なぜこの資料を求めたかというと、陳情者に、大分県には科学館が設置されていないというのは違っており、いろいろな資料を見ても、関崎海星館は、科学館に当たるというためです。ウィキペディアで科学館を調べると、科学館の中に天文学がありますし、前回紹介した、今週の九州・沖縄の科学館の人気ランキングの中にも関崎海星館は載っていますし、九州・沖縄の家族で学べるスポット人気ランキングの中にも科学館として関崎海星館は載っていますし、大分県に科学館はあるではないですかと、それについて調べてくださいというのが入り口でした。ですから、資料の全国の総合的な
科学館設置状況表で、先ほど委員長が言っていたような、総合的な科学館の設置はないという表記と、陳情者が言っている、全国で科学館が設置されていないという前提は違うのではないですか。その資料が、整合性がとれないのではないですか。
もう1回言いますが、陳情者が大分県に科学館がないと言っているが、あるという前提で資料請求を求めました。そして、出てきた資料はありませんという資料でした。それは、総合的なという言葉を入れて解釈して、そうしたら資料にならないのでは、というところです。それが次の質問です。
○
帆秋委員長
仲道委員が資料の再提出を求めたときの趣旨は、総合的なのが入るのか入らないのかは関係なく、科学館と言えるものがあるのかないのかの再度の調査と、その場合分けについての詳しくわかりやすいものを出してくださいという趣旨だったのに対して、解釈しすぎたのか、本当にこういう意味でなったのかどうか、若干陳情者の2団体とも少し争点が違うところもありますが、あえて総合的なということの調査表で提出されたので、仲道委員としては、要望した当事者として、執行部に、なぜこのような資料になっているのですか、言った趣旨と違うではないですかと。
ですから、もう一度戻しますが、仲道委員が最初に質問した、再度資料を提出してくださいという質問に対して、この表に基づいたことではなくて、その仲道委員の質問、再度の資料提出という観点からしたときに、この中の修正を含めてもちろん構わないと思います。
執行部として、どういう資料としての提出になりますか、どういう内容ですかということをお答えくださいということを言っています。
○
安藤社会教育課長
この資料については、私どもが判断しました。
○
帆秋委員長
この資料の意味づけはわかりました。仲道委員が求めた資料については。
○
安藤社会教育課長
仲道委員のおっしゃる資料については、その意向を反映したものではございませんので、それについては大変申しわけございません。
○
帆秋委員長
仲道委員が質問している、科学館は大分市にあるのではという質問に対しての資料を再度詳しく出してほしいということの質問に対して、大分に科学館はあるのですか、ないのですか、そのことを答えてください。
○
安藤社会教育課長
はい。総合的なということを除けば、大分市には科学館はございます。
○仲道委員
今、このような質問をしなければ、総合的なというものを求めているという話も出ず、これは今回初めて出た話だと思います。
総合的なものを求めているということは、本来は議会が、陳情者に意見陳述してもらうときに、確認しないといけない事項であった。今、質問して議論したような、天文館はあるではないか、どんな科学館を求めているのか、というのは、前々回、前回も執行部に対して質問しましたが、それをしっかり議会として確認をした上で審議に入らないといけなかったのだが、これは議会の、私どもの手落ちです。そこまでちゃんと確認をしていなかった。
だから、今の議論を前提にして、全国の科学館というときに、化学館なのか科学館なのか、ちゃんと全国で区分けされているのか、区別して使われているのか確認をしてください。あわせて、議会の仕事だが、陳情者に、今、安藤課長が言ったような総合的な科学館を求めているのかの確認をしてくださいというのが、最後の質問の趣旨です。
というのが、プラネタリウムをつくると莫大な費用がかさむのです。建設費の半分以上がプラネタリウムというところもあります。だから、前提として、天文学にかかわるものは関崎海星館でいいかなと。天文学を除いた自然科学の中の化学とか生物学のほうの科学館が欲しいというようにするのか、それとも、同じ施設の中にプラネタリウムも欲しいという陳情者の声なのか、そのあたりをしっかり確認していかないといけないのです。
それを先ほど課長は、総合的なというところを、個人的に解釈して言いましたが、それは陳情者に確認していることなのですか。
○
安藤社会教育課長
教育委員会としても要望を受けております。陳情者と会って状況を聞く中で、陳情者は関崎海星館があるのは知っており、それ以外の部分、総合的な科学館をつくっていただきたいということをおっしゃっていたものですから、陳情の中では総合的なということは出てきませんが、私どもの聞き取った範囲内でそういう状況でした。
○仲道委員
その総合的なという聞き取りをしたときに、理科の科学を使う場合には、繰り返しますが、天文学、物理学、化学、地学、生物学などというようになります。
陳情者に聞き取りしたときに、その総合的なというのはどういう意味で使ったのか、単に総合的なっていう言葉で抽象的な言葉で終わったのか、具体的に天文学も入り、化学も入りといったような形で聞き取りをしたのか教えてください。
○
安藤社会教育課長
陳情者とお話をしたときに、具体的な何々学というようなお話はなかったのですが、県が商店街に設置するO-Laboという施設のような、子供たちが行って、勉強するだけではなく、いろんな分野の実験ができるような、そういうことも含めた科学館を考えていただきたいというような意向でございましたので、天文学以外のその他の分野の総合的なという判断をいたしました。
○仲道委員
確認ですが、今回は、プラネタリウムは要らないのですか。
○
安藤社会教育課長
陳情者の求める科学館にどういったものを求めているかというのは、具体的にはまだ、プラネタリウム等は出てきておりません。
○仲道委員
聞き間違いだったらすいません。前の答弁のときに、天文学以外のその他の分野という言葉を使われました。プラネタリウムという具体的な名前や、天文学以外の分野という言葉を使っていたのですが、陳情者はそのような言葉を使ったのかどうか、確認です。体験するにしても、生物学の体験もありますし、化学の体験もありますし。だから、天文学以外の総合的なという言葉だったのかどうかだけ確認をさせてください。こちらの審議内容が全然違ってきます。費用的にも全然違ってきます。
○
帆秋委員長
関崎海星館は関崎海星館としての機能を認識した中で、それ以外の総合的なということだったのか、含めた中なのか、というのが今の質問です。関崎海星館は、天文学としての部分で科学館である。陳情者が言っている総合的なという部分は、関崎海星館の機能を除いた部分の総合的なということなのか、含めたことなのか、その辺の整理ができているかどうかを、仲道委員は聞いています。
○
安藤社会教育課長
申しわけございません。天文学以外のものということではなくて、やっぱり全体でというようなお話だったと記憶しております。ちょうど関崎海星館があるからそこはそこでいいというような表現ではなくて、いろんな実験がしたい、いろんな分野の科学館が欲しいというお話でございました。
○仲道委員
それは、陳情第17号、第18号、いずれも今の答弁でいいのですか。いずれかですか。
○
安藤社会教育課長
陳情第17号、第18号も同じ意味だったと記憶しております。
○仲道委員
委員長にお願いです。陳情者に、全国で科学館が設置されていない県は大分県と沖縄県だけという文言の部分、県庁所在地やその周辺都市にいわゆる科学館がないのは大分県と沖縄県だけという文言の部分に、総合的な、と入れるだけでもいいと思うのですが、関崎海星館はあるのに、科学館がないという前提では入れませんので、文言修正をお願いしたいのですが。
○
帆秋委員長
議会事務局にお尋ねします、その文言を修正したときには新しい陳情が出たという判断にしなくていいのか。
○書記
確認させていただきます。
○仲道委員
それが1点です。質問は以上です。
○
帆秋委員長
それでは、ほかの委員の意見を聞きたいと思います。
○高橋委員
教えてほしいのですが、関崎海星館のような天文の関係や、実験というと、大分県でもところどころあり、国東市にもあったのですが、位置的な面で考えると、山の中のような自然環境の中にあるような気がします。
今、おっしゃった、総合的な科学館としたときに、立地というのが非常に難しくなるのかなという気がするのですが、そういうものが中核市の中で両方備えたようなところというのは、資料2の表の分類でいうとどこになるのでしょうか。この類似の黄色の部分ですか。
○
安藤社会教育課長
資料3-1をごらんください。
7、事業の内容につきまして、中核市では天文、地学、エネルギーの順番に多く、単一分野の科学館ではなく、全ての施設で複数分野を取り扱っています。プラネタリウムは、25市中19市で実施しているという状況でございます。科学館については、街中にあるところもございますし、ちょっと離れたところにあるところもございます。
○高橋委員
関崎海星館の場合は、天体望遠鏡で星を見たりするので、やっぱり暗いところでないといけないわけですね。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
○福間委員
提出いただいた資料については、2つの議案を審議する上では大いに参考になっています。ありがとうございます。
提出された資料の中から1点質問をしたいと思います。
先ほどの説明の中では、3分類の中でも類似型が32と、非常に多いですね。市町村が、ものをつくろうと思ったときは、国や県からの補助金がある方が財政負担も少なくていいはずなのですが、補助金が出ない類似施設としての科学館が32という数字になっています。それぞれの自治体が類似施設を選んだ主な理由、普通であれば考えられない話なのですが、何らかの根本的なものがあるだろうと推測したのですが、もし理由がわかれば教えてくださいというのが、1点目です。
そして、この類似施設32施設は、国からも県からも補助金が出ずに市の自主財源でつくっているのか、どういう財源措置をしているのか、財政構造というか、建設をするに当たって、どこかから借金をしているのか、大分市のように財政調整基金を使うようなということもあるのでしょうが、その辺について、今の段階でわかる範囲で答えてください。
○
安藤社会教育課長
類似施設が多い理由ですが、博物館類似施設については博物館法上、制約がないというような状況がございますので、そういうことも1つの理由かと思っております。
財源の措置の話ですが、先ほども御説明しましたが、国土交通省の補助金を受けて設置をしたという例も聞いております。これは調べた範囲では、資料にございます高知市です。
○福間委員
これは、県、市合体型になっているのですね。
○
長田美術振興課長
実際博物館の運営に携わっている立場で御答弁申し上げます。
博物館建設にかかわる補助金等の質問でございますが、登録博物館であれ相当施設であれ、現在建設に係る費用に補助金は全く出ておりません。
ですから、建設する際に、登録博物館になれば補助金等が得られるから登録を目指すという判断は、建設時点ではなかろうかと思います。ちなみに、当美術館も登録博物館に開館後なりましたけれども、建設時点ではこの博物館法にかかわる補助金等はなく、一般財源と地方債で建設をしております。
○福間委員
財源の裏付けは、登録博物館としては補助事業の対象にならないが、類似施設の場合、国土交通省の補助金を使って建設したという答弁をいただきました。
国土交通省の補助金について、どのような内容の補助金なのか、その他、博物館の関係でないどのような財源措置を用いているのか、そのあたりのことがわかるような資料もあれば、ぜひ出していただきたい。
○
帆秋委員長
それでは、近いうちにその資料がまとまりましたら、事務局を通じて委員のほうに、提出方お願いしておきたいと思います。
○藤田委員
今の福間委員の関連ですが、財源問題で、地元の産業界あるいは企業単独などの関与があるのかどうか、そのあたりも含めて一緒にお願いしたいと思います。
○
帆秋委員長
それでは、類似施設としての実態が多いので、わかる範囲で調査した結果をお伝えいただきたい。ほかに質問はございますか。
○松木委員
今日いただいた資料の項目4、過去の科学館に関する本市の答弁内容について、2点お伺いします。
科学館の建設には多額の経費を要するため、建設するには県との連携等が必要という趣旨の答弁の中で、先ほどの資料で、県との連携ということは、都道府県や政令指定都市が設置する科学館はすごく大規模なものである印象を受けたのですが、大分市の
教育委員会としては、科学館の建設について、それだけ大きいものを想定していたということなのか、県との連携が必要ということも、合計5回質問されて合計6回そのように答えていると思いますが、実際に連携をするために協議をしたのかというところを教えてください。
○
安藤社会教育課長
県と連携をして科学館を建設する場合は、それなりというか、県との連携で建て得る規模の科学館を想定して御答弁したと考えております。
それから、県との連携についての動きは、今のところございません。
○松木委員
この10年で6回話題が出ており、県との連携等が必要という答弁をされている中で、今のところそのような協議等はされたことがないというのは残念な気がしますが、今後については、この件に関して、県と協議をしていくというような考えはありますか。
○
安藤社会教育課長
新しい科学館の建設につきましては、新産業都市としての市の特徴を考慮するとともに、より幅広く活用を図る観点から、大分県との連携も視野に入れながら検討をする必要があると考えております。
○松木委員
我が会派の先輩議員も熱い思いを持っている方がおり、数年前に本会議でその質問をされたときも、おそらく同じような内容の御答弁だったのだろうと思いますが、結局、連携を視野に入れてということで、ここまで来ており、先ほどの話に戻りますが、今後もやはりまだ視野の中に入っているぐらいのところで、協議されるというお考えまでには至ってないということでよいのですか。
○
山本社会教育課参事
先ほど6回答弁をしたというようになっていますが、この6回とも県との連携というお話で答えたものではございません。資料の書き方がおかしかったのかもしれませんが、最後の答弁の際、企画課も含めて協議を行い、高知県が県と市で提携して建てるというような話もありましたものですから、そういうことの中で、今後につきましては、県との連携というようなところを答弁させていただいたと思っております。
○松木委員
それでは、つまるところ、今後県と協議していこうという姿勢でいらっしゃるということですか。
○
安藤社会教育課長
おっしゃるとおり、そのようなことを予定しております。
○松木委員
わかりました。
○仲道委員
関連でいいですか。
平成20年の県議会での広瀬知事の答弁で、今後3年間を検討の3年間で終わらせないという気持ちで財政状況の改善に努め、一定の方向性を出したいと考えている、という答弁をしていますが、今、松木委員から、県との連携という話が出ましたが、県は一定の方向をある程度出しているのか、視野に入れているだけなのか、県の状況というのはわかりますか。
○
安藤社会教育課長
今のところ、県の状況については、把握できておりません。
○仲道委員
ぜひ、平成20年から今まで県の状況がどうなっているのか調査をお願いします。
というのが、委員長にお願いした陳情者の科学館に対するイメージをちゃんと聞いてもらわないといけないのですが、前回も聞きましたが、どういう科学館を陳情者がイメージしてるのか全く見えてきません。
先ほど申し上げましたが、例えば、関崎海星館は関崎海星館として、それ以外の分野で科学館をつくってほしいということであれば、例えば、J:COMホルトホール大分の1室を借りて科学館という名称につくりかえることもできます。費用も莫大なものではなくて、ある程度抑えたものがつくれますが、県である程度考えて方向性を出しているのであれば、それに乗ったほうがはるかにいいものができます。
それから、陳情者の内容と県の動向で市の状況も変わってくるということになりますから、県の状況の把握をぜひお願いいたします。
そのときに、大分に科学館を!連絡協議会というものがつくられていますが、どういう団体か教えてください。
○
安藤社会教育課長
大分に科学館を!連絡協議会の代表は、大分大学の教授です。その連絡協議会に所属する団体が、当市が陳情を受けた団体を含めて12ございます。
○仲道委員
後でいいです、その12団体の名称等が入った資料をください。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それぞれ皆様方、御意見、質疑等出たものも含めまして、ただいまから討論に入りますので、それぞれの方、思いのある方につきましてはお伝えいただければと思います。
それでは、まず、平成29年陳情第17号の大分市への
科学館設置に関する陳情についての討論はありませんか。
○仲道委員
自由民主党は継続でお願いします。先ほど申し上げましたように、科学館が大分県にないという前提では入れません。天文学、関崎海星館を生かしてそれ以外の分野での科学館なのか、天文学も入った科学館なのかで費用が大きく違ってきます。化学の分野あるいは生物学の分野ぐらいの具体的な話が出ればいいのですが、そこまでまだ無理であれば、せめて天文学が入った科学館なのか、それ以外の分野なのかというところまで確認をして、文書に盛り込んでいただければありがたいと思います。それが無理であれば、総合的なというのを入れていただくだけでも入り口は入れると思いますので、よろしくお願いいたします。
○
帆秋委員長
その他の討論はありませんか。
○福間委員
2つの陳情について、きょうもいろんな角度からの資料請求等もあり、深めるのにまだ調査が必要という点で、継続です。
今回の議会が終わって継続になれば、今度の委員会審議は6月ということになりますが、きょう出された調査依頼の件等整えば、閉会中審査でしたほうがいいと思います。これは、私の個人的な要望としてお伝えしておきます。
○
帆秋委員長
はい。その他の討論はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
陳情第17号につきましては、継続という形でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、陳情第18号と切り離しますが、ただいま委員会から出ました継続の理由について、文書の内容説明の不備や不明確な部分があるという点を陳情者に事務局のほうから申し伝えをさせていただきます。そして、文書の修正なり加筆等々がある部分については、それを受けた中で、再度新しいものの陳情として受け取るのかどうかについて、事務局と協議させていただきますが、引き続き協議は可とするという形で、この文章表現の陳情第17号の分について、皆さん全会一致の継続でよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
陳情者には、事務局のほうからその旨伝達させていただきます。
それでは、続きまして、陳情第18号につきましても同じ状況でございますが、陳情第18号につきまして、大分市に
科学館設立を求める陳情についての討論はありませんか。
○仲道委員
同じ理由で、自由民主党は継続でお願いします。
○
帆秋委員長
その他討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、陳情第17号と同じ条件なり要望なり意見が出たということを含め、継続という形で、あわせて事務局のほうから陳情者のほうにはその旨を申し伝えさせていただきます。
変更なり加筆がある部分については、その部分の審査を行うということでよろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、そうさせていただきたいと思います。
次に、予算議案の審査を行います。
なお、審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成への反映状況について執行部に説明を求めますので、よろしくお願いいたします。
まず、委員の皆さまのお手元には、執行部から提出された平成29年度の事務事業評価結果に対する対応状況等と、参考までに、昨年の決算審査特別委員会の要望事項も配付しておりますので、あわせて御確認をしていただきたいと思います。
それでは、議第1号、平成30年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算の歳出、第10款の教育費、
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書② 430ページ~ 第10款
子どもすこやか部及び
市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕
○
帆秋委員長
では、13時まで休憩を挟みまして、13時から、質疑から再開したいと思います。
午前11時57分休憩
午後0時58分再開
○
帆秋委員長
文教常任委員会を再開したいと思います。
午前中執行部から
一般会計予算案につきましての説明がありました。質疑等はありませんか。
○福間委員
学校図書館活性化事業の件で質疑をしたいと思います。
先ほど教育長から野津原の小学校が閉校になるというお話がございました。
これまで野津原の小学校に、学校図書館支援員が配置をされていたと思うのですが、配置をしていた人の新たな配属先はどうなっているのか教えてください。
○
御手洗教育部次長兼
学校教育課長
野津原につきましては、
野津原中部小学校、
野津原西部小学校、
野津原東部小学校、
野津原中学校と4校につきまして、2校ずつ兼務して2名を現状配置しています。
そのうち1名の方については、御本人からの高齢による退職希望の申し出を受けまして、今年度末をもって退職をされました。
そして、もう1名の方については、来年度新設されます野津原小学校と
野津原中学校を兼務して引き続き業務に当たる予定でございます。
○福間委員
それでいいのですか。これは、当初1人が何校も兼務していた状況から、専任の仕事ができるようになり、喜ばしいのですが、1つの学校を1人の学校図書館支援員が見る専任校の配置というのは、今の時点でどれぐらい進んでいるのですか。
○
御手洗教育部次長兼
学校教育課長
現状、60名の学校図書館支援員を配置しています。今の学校数は84校ですが、そのうち専任校が40校、小学校が26校、中学校が13校、
義務教育学校が1校となっております。
○福間委員
教育総務費のうちの市民図書館費についてお尋ねをします。コンパルホールやJ:COMホルトホール大分は、新しい本が入っているように思いますが、地域の人からの声では、支所の図書館は本が古くなっているという意見があります。そのようなところにも新しい情報を得るために、新しい本があったほうが、より市民サービスの提供になると思いますが、それについての状況を教えてください。
○
後藤大分市民図書館長
地区公民館に資料室が配置されており、来年度に向けて、そのやりとりができるように、地区の公民館の公民館支援員や公民館長と話を進めてきたところです。
○福間委員
コンパルホール、J:COMホルトホール大分と地区公民館で連絡をとって、そこで貸し出しができるというようになっているという答弁でよいですか。
○
後藤大分市民図書館長
私どもの本館と地区の公民館で、中でやりとりができますので、ここでの入れかえをしていくということです。
○福間委員
そういうことですね。古い情報しかないという声を聞いているので、市民に均衡したサービスを提供するという点からは、ぜひ新年度に向けて入れかえをしていただきたい。これは要望にしておきたいと思います。よろしくお願いします。
○高橋委員
関連でお尋ねします。例えば、鶴崎支所にある図書室は、指定管理者の管理で、大分市の管理ではないですよね。本はどうされているのですか。指定管理者が買うのですか、それとも、大分市が買って、そこの図書になっているのですか、教えてください。
○
後藤大分市民図書館長
まとめて私どもの本館で買わせていただきまして、配本をするという形になっております。
○高橋委員
配本になっているのですか。
図書館司書といいますか、おられる方は指定管理の方ですよね。
○
後藤大分市民図書館長
はい。委員の御理解のとおりでございます。
○
帆秋委員長
ほかにありませんか。
○福間委員
先ほどの説明で、フッ化物洗口というのが出ていましたが、新たに小中学校に拡大するというのは、新年度からは何小中学校、何人の児童生徒が対象になるのか、お尋ねします。
○
西川体育保健課長
現在は、小学校13校、中学校2校が実施しております。小学校1年生から6年生、中学校1年生から3年生まで全ての学年で希望者による実施をさせていただいております。
来年度は、小学校17校、中学校6校、それから
義務教育学校が1校で進めさせていただく予定にしております。
○福間委員
対象となる児童生徒数を教えてください。
○
西川体育保健課長
対象となる児童生徒につきましては、保護者に希望をとって、そして子供たちが実施をするという形になっておりますので、今のところ人数はわかりません。
○福間委員
そうですか。特にフッ化物洗口については、フッ素の持つ毒性について指摘をする科学者もたくさんいらっしゃるというのも御承知のとおりだと思います。市がこれを実施をして、対象児童生徒も今からどんどんふえていくわけですが、市の
教育委員会として、このフッ素の毒性の認識についてお尋ねをしたいと思います。
○
西川体育保健課長
フッ素の毒性についてですが、我々が今実施しているフッ化物洗口につきましては、薬剤師の希釈によってきちんと安全な状態で学校に届けております。このことから、毒性についてはないと考えております。
○福間委員
専門家の方の指摘では、濃いものを薄めて希釈をしても、今、全国で行っている状況から見て、それでも大変だ、危険だという声や、キャップの問題もありましたが、大分市は、1回のフッ素の量の設定は何ppmでやっているのですか。何ppmまで希釈をしているのか、教えてください。
○
西川体育保健課長
洗口の量は、10ミリリットルで週に1回うがいするというような形になっています。900ppmで希釈しています。
○福間委員
全国的には915ppmという数値で、大分市はそれより低いということを教えていただいたのですが、ただ、フッ素の毒性については、特に空腹時が危険だという指摘もあります。特に、空腹時になると、よだれとか嘔吐とか腹痛とか下痢とか痙攣とか、これが全国的に、いわゆる軽い中毒症状を起こすという指摘をされておりますが、大分市の事業の実施で、現場でこのようなことがあったのか、なかったのか、事実関係について教えてください。
○
西川体育保健課長
モデル校から実施をしまして、2年ほど経過しておりますが、今のところそういった事例等は挙がっておりません。また、新潟県では、40年間ほど実施をしていますが、そういった事例等も挙がっておりません。
○福間委員
WHOの勧告を見ても、小さい子には危険だという報告も論文で目にしたことがありますし、特に中国やインドでは水道水にフッ素が多くて、歯に黄色い線が入ったり、欠けたりすることがたくさん起こっているということも聞いております。
これは最後の質問です。今、西川課長から、保護者の同意をとっており、今、実施をしている児童生徒の数は把握してないということですが、私は保護者の同意をとる際に、こういう危険性の周知を現段階でどれぐらいしているのかがよくわかりません。親の同意をとる場合の重要な要素として、今後ぜひ周知をしていただきたいと考えておりますが、この件についての答弁をお願いします。
○
帆秋委員長
西川課長、これまでしてきたことと、現状を含めてお願いします。
○
西川体育保健課長
対象になる全ての学校について、保護者説明会を実施させていただいております。委員御指摘のように、保護者のほうからもインターネット等を見て、心配だという声がやはりあります。保護者説明会では、歯科医師からそういった心配になる点や、安全性について説明をいただいておりまして、現在は、85%の保護者が同意し、子供たちが実施しているという状況でございます。
○福間委員
少し安心しました。
それでは、最後の質問をさせていただきたいと思います。
先ほど説明がありました、学校給食調理業務の委託の問題です。あしたの報告にもあるかもしれませんが、予算にかかわる問題ですので、ここで質疑をさせていただきたいと思います。
これまで3校で実施をしており、新年度の予算で8校に拡大するという説明でしたが、今の時点で拡大する学校名等が公表できれば教えてください。
○
西川体育保健課長
新規導入予定の学校につきましては8校を予定しておりますが、今回の当初予算審議により承認をいただきまして、速やかに検討を行って、学校等を決定したいと考えております。
学校につきましては、中央地区、東地区、西地区の3つのエリアに分かれておりますので、その3つのエリアから数校選びながら、対象校を決定していくという形になっております。
○福間委員
このような予算を計上するが、対象校は今後選定するということですね。
前回、保護者説明会も含めて大変性急すぎるという声がかなり出ました。今から選定をすると、選定した学校等の説明会の時期については、夏ぐらいという話でしたよね。保護者の説明会について、今からどのような調整を行うのか、お伺いします。
○
西川体育保健課長
新規導入する8校が決定次第、該当校の8校につきまして、保護者、学校関係者等を対象に説明会を早急に開いていきます。丁寧な対応をとりたいと思っています。
○福間委員
民間の会社に入札して、業務を委託するということですが、入札先の会社の経営状況や、当然調理業務に従事をするわけですから、調理師免許を取得している人の配置がないと給食というのはつくれないと思います。今まで実施してきた業者のそのような問題とあわせて、今、会社によっては、中小企業は特にそうですが、人がいないので廃業することもありますが、この人材確保について、どういう状況であるかわかれば教えてください。今までに実施してきた業者や、今からまた新しい業者が出てくると思いますが、それについてお願いいたします。
○
西川体育保健課長
業者につきましては、プロポーザル方式で選定をさせていただきます。前回の3業者につきましても同じような対応をとらせていただいております。
人材につきましては、調理師免許を持った現場責任者等が、パート職員等に調理についてきちんと指導を行うほか、体育保健課におります給食指導員がその都度学校に訪問し、調理業務について、責任者を通じて説明をさせていただいております。
○福間委員
調理業務の業者委託は、大分市の行政改革推進プランの項目としても挙げられているのですが、今回の予算計上で、行政改革推進プランの改善効果額はどのような金額になっていますか。
○
西川体育保健課長
経営の場合の人件費と、民間委託という設計上の人件費との部分を比較いたしますと、3年の委託契約で8校分として、約1億4,700万円の効果が期待できるというように考えております。
○
帆秋委員長
ほかにありませんか。
○
後藤大分市民図書館長
先ほど御質問を受けました、鶴崎市民行政センターでの図書室の管理のことですが、訂正させていただきます。先ほど指定管理という形で申しましたけれども、PFIとなっています。
○
帆秋委員長
ほかに質疑がある方はおられますか。
○高橋委員
453ページ、金池小学校の施設整備事業ですが、先ほどPFI導入の可能性調査業務委託料という中に、プール等という話が少し出ましたが、PFIの導入でプール等について調査するとはどういうことなのか、もう少し詳しく教えてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
金池小学校につきましては、構造自体、長寿命化が不可能という結果が出ておりまして、建てかえをせざるを得ない状況でございます。そのときに、市の指針で10億円以上の建設についてはPFIを導入するという一定の方針があり、今回金池小学校は10億円を超えますので、導入可能性調査を行うということで考えております。
金池小学校は、プールが校舎から少し離れた位置にございますので、プール、体育館、校舎全てを一体的に整備したいと考えております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
○高橋委員
495ページの8、美術品等購入事業ですが、美術工芸品購入費が4,000万円になっていますが、どういうものを買われているのか内容を教えてください。
○
長田美術振興課長
今年度の収集結果につきましては、2日目の報告事項で報告させていただく予定にしておりますが、美術館では4つの収集方針を掲げております。
その収集方針に従いまして、毎年外部の委員で構成されております収集委員会に、美術館のほうから、購入、寄贈の工作品を提案いたしまして、収集委員会の審議を経て、御意見をいただいた上で、毎年の購入作品を市として決定をしているところでございます。
ちなみに今年度は15点の作品を購入いたしました。
○
帆秋委員長
内容的にどんなものか、油絵、日本画、彫刻とか。あした詳しくあると思いますが。
○
長田美術振興課長
収集方針の第1に、豊後南画を初め、大分市にゆかりのある作家のすぐれた作品をということを掲げておりますので、近年は主にこの第1項目の方針に合致する作品を中心に収集をしております。少し先走りますが、2日目に報告させていただきます今年度の収集で申し上げますと、田能村竹田の掛け軸、地元出身の高山辰雄画伯の作品、また、明治、大正、昭和初期に活躍いたしました洋画家の片多徳郎の作品等を今年度は収集いたしました。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
○福間委員
先ほど質疑をしました小学校の調理委託業務に反対します。行政改革の一環として行われますから、やはり自治体の本来の機能を後退させると思いますし、保護者から強い懸念の声が挙がっておりますので、この点については反対の立場を表明しておきます。
○
帆秋委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
債務負担行為、第2表中、当委員会所管分の審査を行います。
執行部からの説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書② 528ページ
債務負担行為のうち当委員会所管分について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○松本副委員長
図書館ネットワークシステムはどういうものか教えてください。
○
後藤大分市民図書館長
図書館ネットワークシステムですが、まずはシステムとして大きく開発し、図書館全体の運営、業務を行っております。そして、今回でございますが、それに伴う機器の入れ替えを行う委託になります。
○松本副委員長
業務全部ですか。
○
後藤大分市民図書館長
そうです。
○松本副委員長
業務全体。
○
後藤大分市民図書館長
はい、システム部分はそうです。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
○福間委員
小学校調理等業務委託料につきましては、先ほどの予算議案と同じ立場で反対をいたします。
○
帆秋委員長
ほかに討論はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第13号、平成29年度大分市
一般会計補正予算第7号、第1条
歳入歳出予算の補正歳出第10款、教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書⑤ 10ページ 第10款教育費について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
繰越明許費の補正、第2表中、1、追加、第10款教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書④ 4ページ
繰越明許費の補正について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
それでは、次に、一般議案の審査を行います。
議第21号、
大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
議第21号、
大分市立学校職員の給与に関する条例等の一部改正について御説明いたします。
議案書の21ページの1から21の7ページをごらんください。
本議案は、幼稚園教諭の給料について、県の義務教育諸学校の教育職員に適用される職員の給与に関する条例の改正に準じ、給料、勤勉手当及び扶養手当を改定するとともに、本市の一般職員に準じ、給料減額措置を講じようとするものでございます。
1点目は、給料表の改定でございますが、県の教育職給料表の改定に準じ、若年層に重点を置いた引き上げ改定を行うものであり、施行年月日は平成29年4月1日でございます。
2点目は、勤勉手当の支給割合の改定でございます。
本年度12月期の勤勉手当の支給月数を、正規職員につきましては0.1月分、再任用職員につきましては0.05月分引き上げ改定を行うものであり、施行年月日は平成29年12月1日でございます。
3点目は、扶養手当の改定でございますが、平成29年度中における子に係る扶養手当月額を、500円引き上げ改定を行うものであり、施行年月日は平成29年4月1日でございます。
最後に、給料の減額措置でございます。
幼稚園教諭の減額措置につきましては、本市の一般職員との均衡を考慮する中で、これまでも一般職員と同様の減額措置を行っておりますが、期間を平成30年4月1日から平成35年12月31日とし、職務の級等に応じカット率の上限を定めるとともに、カット率を段階的に緩和することとしております。
具体的には、平成30年12月までは職務の級等に応じ、1%、2%、4%の各カット率で減額し、平成31年1月以降は、今後の状況に応じて、1年につき0.5%から1%ずつカット率を緩和していく予定としております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
○福間委員
一部で少し上がっても2番目の減額でもっと下がることになり、職員への生活への影響がありますので、その点は反対の立場を表明しておきます。
○
帆秋委員長
ほかに討論はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第50号、
大分市立エスぺランサ・コレジオ条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
安藤社会教育課長
議第50号、
大分市立エスぺランサ・コレジオ条例の一部改正について御説明申し上げます。
議案書の50の1ページをごらんください。
大分市立エスぺランサ・コレジオは、大分市内に在住または勤務する15歳以上39歳以下の方が職業的専門技術の習得及び一般教養の向上を図ることができる学校でございますが、平成30年度以降につきまして、更なる利便性の向上を図るため、内容を改正しようとするものでございます。
主な改正点は、第4条第1項第1号及び第2号の授業回数に応じた授業料に係る規定について、年間の授業回数を変えずに、1週間当たりの授業回数を見直し、より柔軟な対応ができるよう、週1回及び週2回を年間40回及び年間80回に改めるものでございます。
その他の変更点といたしましては、これまで、試行的に実施しておりました、定員に空きがある場合の49歳以下の学生の受け入れや、昼間課程における授業の実施について、規定を整備し明確化するものでございます。
施行日は平成30年4月1日としております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
私からいいですか。確認の意味ですが、このように改正するための目的といいますか、これに対するメリット等が何かあれば説明してください。
○
安藤社会教育課長
主な目的でございますが、年度途中の10月や11月に資格試験がある宅建コースや行政書士のコースは、週1回、週2回の授業回数ですと、その資格の試験の前に集中して授業等が受けられないため、何とかそれを改善していただきたいという要望もございましたので、柔軟に対応できるようにするものでございます。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第57号、
特定事業契約の締結について、
大分市立中学校空調設備整備PFI事業の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
議第57号、
特定事業契約の締結について御説明を申し上げます。
議案書57の1ページをごらんください。
ここでいいます特定事業とは、公共施設の整備において、民間資金、経営能力及び技術的能力を活用する、いわゆるPFI事業のことであります。
今回契約を行う
大分市立中学校空調設備整備PFI事業は、中学校26校の普通教室約510教室に空調設備の整備を行うものでございます。
次に業務の概要でございますが、主に設計業務、施工業務、維持管理業務がございます。
設計業務、施工業務につきましては、本年2学期開始前の平成30年8月24日までに完了する予定となっております。維持管理業務につきましては、設置完了後の平成30年8月25日から平成43年3月31日までの約13年間となっております。
契約の方法につきましては、総合評価一般競争入札にて行い、平成29年11月30日に落札者の決定を公表いたしたところでございます。
契約の金額につきましては、13億6,295万8,186円となっており、その内訳といたしましては、設備整備費相当額が11億4,285万4,186円、維持管理費相当額が2億2,010万4,000円でございます。ただし、上記金額が金利変動、物価変動及び消費税法等の改正により変更された場合には、変更後の金額となるものでございます。
契約の相手方は、落札者となりました代表企業及び構成企業合計9社が出資いたしました、特別目的会社Oita中学校空調サービス株式会社でございます。
契約の期間につきましては、平成43年3月31日までの13年間となっており、支払期間及び方法は、平成30年から平成43年までの年2回、合計27回の支払となっております。
なお、本議案につきましては、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条の規定により、本市議会定例会での審議、決定を経て、本契約を行うものでございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、本日予定の付託議案の審査は終了しましたが、執行部、その他として何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
委員の皆さんで、その他として何かございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、本日の委員会は終了いたします。
明後日22日の木曜日は、議会運営委員会が午前9時30分からございますので、終了次第、また開会いたしますが、放送後集まっていただきたいと思います。
お疲れさまでした。
午後1時42分散会...