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  1. 大分市議会 2018-02-01
    平成30年建設常任委員会( 2月 1日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年建設常任委員会( 2月 1日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成30年2月1日(木)午前10時0分開議~午後0時0分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 足立 義弘   副委員長 宮邉 和弘    委 員 小野 仁志   委 員  永松 弘基    委 員 高松 大樹   委 員  髙野 博幸    委 員 三浦 由紀   委 員  仲家 孝治    委 員 泥谷  郁 4.説明員   (土木建築部)    木村土木建築部長佐藤土木建築部次長波津久土木建築部次長、    朝野土木建築部次長道路建設課長伊藤土木管理課長吉田河川課長
      (都市計画部)    長野都市計画部長清水都市計画部審議監吉田都市計画部次長、    釘宮都市計画部次長都市計画課長田中都市計画部次長公園緑地課長、    姫野まちなみ企画課長高瀬都市交通対策課長山村開発建築指導課長、    堤まちなみ整備課長橋本都市計画課参事矢野まちなみ企画課参事、    内田まちなみ企画課参事首藤都市交通対策課参事三嶋開発建築指導課参事、    足立開発建築指導課参事後藤開発建築指導課参事松川まちなみ整備課政策監、    吉村まちなみ整備課参事、三代まちなみ整備課参事、定野公園緑地課参事   (水道局)    三重野水道事業管理者小畑水道局管理部長広瀬水道局管理部次長、    岩田水道局管理部次長兼営業課長、岐津水道局管理部次長兼浄水課長、    阿部総務課長真田経営管理課長木元維持課長三ヶ尻計画課長、    左山総務課参事契約監理室長産谷経営管理課参事甲斐経営管理課参事、    池邉営業課参事岡崎営業課参事安部計画課参事児玉計画課参事   (下水道部)    衞藤下水道部長佐藤下水道部次長佐藤下水道部次長下水道施設課長、    衛藤下水道経営企画課長藤野下水道営業課長姫野下水道建設課長 5.事務局出席者    書記 加藤 周一 6.審査案件等   ①平成29年出水及び台風18号の被害報告等について   ②大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成基本構想(素案)について   ③周辺地域循環型交通実証運行事業について   ④スマートサポートステーション(SSS)について   ⑤平成30年3月のJR九州ダイヤの見直しについて   ⑥都市計画道路 片島松岡線の一部供用開始について   ⑦水道局と下水道部との統合後の入札契約等について   ⑧市民意見交換会での意見等の取り扱いについて   ⑨その他                 会議の概要                              平成30年2月1日                              午前10時0分開議 ○足立委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  本日は、お手元に配付しております日程案のとおり、土木建築部都市計画部、水道局及び下水道部より報告を受けた後、市民意見交換会での意見等の取り扱いについての協議を行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  なお、土木建築部都市計画部、水道局及び下水道部につきましては、関係する職員のみ出席を求めておりますので、御了承ください。  最初に、土木建築部より報告を受けたいと思います。  ここで、木村土木建築部長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ○木村土木建築部長   おはようございます。  開会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。本日は閉会中にもかかわりませず、委員の皆様方には御多忙中のところ、建設常任委員会を開催していただきましてありがとうございます。また、昨年12月20日の都市計画道路中島錦町線の開通式、また、都市計画道路庄の原佐野線の元町下郡工区の開通式におきまして、足立委員長を初め、委員の皆様に御出席いただきましてありがとうございます。  それでは本日の報告事項といたしまして、平成29年出水及び台風18号の被害報告等について、また、その他の件につきまして担当課長が報告いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○足立委員長   それでは、説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  まず、平成29年出水及び台風18号の被害報告等について報告を求めます。 ○吉田河川課長   それでは、平成29年出水及び台風18号の被害報告等について御報告させていただきます。  平成30年1月12日に大分川・大野川圏域大規模氾濫に関する減災対策協議会の幹事会が行われ、7月の九州北部豪雨及び台風18号の被害報告等が行われましたので、御報告をいたします。  お手元の資料の1ページ目をごらんください。  平成29年の出水の状況でございます。7月の九州北部豪雨では、大野川流域で豊後大野市大野町の中土師の雨量観測所において、6時間降水量で203ミリメートル、12時間降水量で294ミリメートルを観測しておりますが、大野川では氾濫注意水位を超えた観測所はございませんでした。  大分川流域では、竹田市直入町の長湯雨量観測所において、6時間降水量で224ミリメートル、12時間降水量で287ミリメートルを観測しており、大分川では同尻水位流量観測所、七瀬川では胡麻鶴水位流量観測所氾濫注意水位を超過いたしました。  台風18号においては、大野川流域で豊後大野市三重町の久部雨量観測所において、6時間降水量で350ミリメートル、豊後大野市緒方町の長谷川雨量観測所において、12時間降水量で533ミリメートルを観測しており、大野川では、白滝橋水位流量観測所において氾濫危険水位を超過いたしました。  大分川流域では、大分市野津原の今市雨量観測所において、6時間降水量で218ミリメートル、12時間降水量で316ミリメートルを観測しており、大分川では同尻水位流量観測所、七瀬川では胡麻鶴水位流量観測所避難判断水位を超過し、賀来川宮苑水位流量観測所において氾濫注意水位を超過いたしました。  河川の水位が上昇すると、まず氾濫注意水位情報が発令され、さらに上昇すると、避難準備情報が発表される目安となる避難判断水位情報が発令されます。その後も水位が上昇し、河川が氾濫するおそれがある水位や安全に避難するために避難を開始すべき水位に達したときは、氾濫危険水位情報が発令されます。  2ページ目をごらんください。  九州北部豪雨と台風18号の降雨量のデータでございます。国土交通省と気象庁のデータを掲載しております。  九州北部豪雨では、大分川流域の野津原周辺で400ミリメートルを超える雨が多く観測されておりますが、大野川流域では豊後大野市で一部観測されたところです。この図から、大分川の水位のほうが上昇したことがわかります。  また、台風18号では、大分川、大野川流域で400ミリメートルを超える雨を観測しておりますが、特に大野川流域の南側の広い地域で400ミリメートルを超える雨が観測されております。これにより、大野川の水位が上昇し、白滝橋水位流量観測所氾濫危険水位を超過いたしました。  3ページ目をごらんください。  大分川、大野川の4地点の水位流量観測所における九州北部豪雨、台風18号の出水のグラフです。特に左上の大野川白滝橋水位流量観測所において、九州北部豪雨の推移と台風18号の水位の違いがはっきりわかると思います。  資料の4ページ目をごらんください。  近年の大分市における内水被害が大きかった平成5年、平成17年、今回の平成29年の台風18号の大野川における水位の比較をあらわしたグラフとなります。このグラフは、それぞれ台風の影響により出水をいたしております。平成17年は、九州の東側を通過した台風により長い期間雨が降り、時間をかけて徐々に水位が上昇しております。平成5年の台風と今回の台風18号は、ほぼ似たようなコースをたどっており、九州の西側、豊後水道寄りを通過しております。グラフも似たような形をしておりますが、今回の台風18号のほうが一回り山が大きく、白滝橋水位流量観測所で17時に過去最高水位の10.06メートルを記録し、台風18号による大野川の出水が大きかったことがわかります。  資料の5ページは大野川の出水状況で、白滝橋付近と大野川が氾濫した戸次の利光地域の冠水状況でございます。  6ページ目をごらんください。  特に今回被害が大きかった大野川において、過去の状況を比較しております。真ん中の下のグラフをごらんください。大野川においては平成5年の出水以降、国と市では排水機場を整備してまいりました。平成5年時点では毎秒2.1トンの総排水量でしたが、現在では毎秒75.84トンとなり、内水排水能力を増強しております。  参考まででございますが、大分川水系では平成5年時点では毎秒7.66トンの総排水量でしたが、現在は毎秒70.78トンとなっております。右側になりますが、大野川の流域平均12時間降水量を比較してみますと、平成25年の出水は259ミリメートルに対し、平成29年の台風18号では328ミリメートルと、約1.3倍の降水量がございました。浸水家屋は、平成5年では534戸に対して、136戸と減少しております。これは内水対策としてのポンプ整備等が進んだことにより、浸水戸数が減少したものと考えております。大分川水系における台風18号における家屋件数は、床上浸水16件、床下浸水39件の55件となっております。  7ページ目をごらんください。  大野川における過去の主要出水と浸水被害を比較したものです。左から、平成5年9月の出水、平成17年9月の出水、平成29年9月の出水でございます。それぞれ浸水区域を示しております。また、上部の表には浸水面積、浸水戸数を示しております。  資料8ページ目をごらんください。  この資料8ページ目は、平成29年11月16日時点での大分市の被害状況でございます。防災局に確認したところ、住宅に関する被害として半壊が7件、一部損壊が25件、床上浸水が55件、床下浸水が187件、道路に関する被害が245件、河川に関する被害が87件、がけ崩れ等が39件、公共施設等の被害が11件、文化財等の被害が5件、農林水産業の被害が83件、医療機関の被害が1件とのことでございます。  今回の九州北部豪雨、台風18号の被害の検証の中で、これまで排水機場の増設などハード対策を講じたことで被害が減少したことは確認できました。しかしながら、予想を超えた自然災害に対し、ハード対策にも限界があることがわかりましたことから、今後とも、国、県、市、関係機関において構成する大分川・大野川圏域大規模氾濫に関する減災対策協議会においてそれぞれが連携、協力を行う中、ハード対策はもちろん、市民への早期の避難誘導、情報伝達等など、ソフト対策の拡充を図り、ハード・ソフトの両面で減災に努めてまいりたいと考えております。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はございませんか。 ○三浦委員   今後、ポンプはまだふやしていく考えはありますか。 ○吉田河川課長   議会の事務事業評価では、災害対策ポンプの拡充という評価でありますので、今回の、特に被害のある箇所について、大きなポンプ場の設置というのは、国とかなり協議しながら、つくるのは難しいんですけれども、工事用のポンプとか、災害の業者委託に対して工事用ポンプの設置等を含めて、再度検証していきたいと考えております。 ○足立委員長   ほかの委員の皆さん、何かありませんか。 ○永松委員   大野川の、特に乙津川沿いの河川敷グラウンドが土砂で埋まっています。きちんと復旧するという話になっているのですが、大体いつごろ復旧できる予定ですか。 ○吉田河川課長   乙津川につきましては、国土交通省が一部工事に着手しておりまして、別保橋の下流部分で一部工事に入っております。年内に国土交通省が順次工事を始めていまして、その分についてはこちらに情報が少しずつ入ってきております。国土交通省にできるだけ河道掘削を早急にということでお願いをしているところでございます。 ○永松委員   私が言うのはそれではなくて、グラウンドの復旧です。 ○朝野土木建築部次長道路建設課長   道路建設課で高田橋上流のグラウンドの整備を発注しております。それから、下水道部で、鶴崎中学校前付近のグラウンドも発注しております。 ○永松委員   おおむねいつぐらいをめどに完成ですか。 ○朝野土木建築部次長道路建設課長   年度内の完成を目途としています。 ○永松委員   はい、わかりました。
    足立委員長   ほかにありませんか。 ○小野委員   8ページ目の大分市の被害状況で、今回すごくたくさんの場所での被害があると思うのですけど、私の地元などでも結構土砂崩れなどあったりして、話を聞く中で、件数が多いのですぐに全ては対応できないというふうには言われながら、大体、一連のものが復旧されるのはどれぐらいを見込まれているのかをお聞きしたいのですけど。 ○吉田河川課長   河川につきましては、現在、順次発注をしておりまして、今年度末までにできるところはやると。後は次の出水期までの間に、残りの部分について来年度早々に発注するという形で順次作業を行っているところです。 ○木村土木建築部長   災害復旧については、国の査定を受けたところでございまして、発注準備をして、順次発注しておりますので、なるべく早く復旧したいと思っております。 ○小野委員   がけ崩れがあったところなどで、今、応急処置としてシートをかけたりしているところもあると思うのですけど、また次の夏の時期、秋の時期に大きい雨が降ったら、またそこから新たにというところで、危ないところもあるかと思うので、できるだけ早目によろしくお願いいたします。 ○木村土木建築部長   早急に進めてまいります。 ○足立委員長   ほかの委員の皆さん、ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、執行部からその他として何かありますか。 ○伊藤土木管理課長   大分都市計画道路庄の原佐野線宗麟大橋開通後の周辺道路の交通状況について報告いたします。  先月1月14日に大分都市計画道路庄の原佐野線の元町下郡工区が供用開始いたしました。この都市計画道路庄の原佐野線開通後の周辺道路の交通状況についてですが、職員のパトロール等による目視での確認ではございますが、大分川にかかる橋梁で見ますと、滝尾橋や広瀬橋、また、主要な路線では、国道10号錦町交差点から明野方面へ向かう県道大分臼杵線において、交通量がかなり減少している状況が見られました。しかしながら、宗麟大橋西側都市計画道路庄の原佐野線、及び東側に位置する市道下郡東西大通り線においては、かなり交通量が増加した状況でございます。  今後は、開通前後の交通量を比較するため、開通から交通状況が安定する1カ月後の2月中旬に交通量調査の実施を予定しております。この交通量調査は、昨年12月20日に開通いたしました都市計画道路中島錦町線と都市計画道路庄の原佐野線元町下郡工区の開通後の周辺道路交通量の把握と、開通前との比較を目的として、大分県と大分市が協力して行うものでございます。 ○足立委員長   執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   委員の皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   以上で土木建築部の案件を終了いたします。  次に、都市計画部より報告を受けたいと思います。  それでは、説明員を交代させます。  〔説明員交代〕 ○足立委員長   それでは、都市計画部より報告を受けたいと思いますが、ここで、長野都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○長野都市計画部長   おはようございます。  本日は閉会中にもかかわりませず、また委員の皆さんには御多忙のところ、建設常任委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  それでは、最近の諸事情、及び今回御提案させていただいております報告事項につきまして御説明申し上げます。  まず、宗麟大橋の開通についてでございますけれども、去る1月14日に行われました都市計画道路庄の原佐野線元町下郡区間の開通式典には、寒い中御出席を賜りまして、まことにありがとうございました。大分川河口部に新たな橋をかける、弁天大橋以来の半世紀ぶりの宗麟大橋でございますけれども、ことしの国民文化祭やラグビーワールドカップ2019、さらにサイクルフェス国際大会など大型イベントを控える中で、市内中心部への渋滞解消に大きな期待が寄せられているところでございます。  次に、大分城址公園仮想天守イルミネーションについてでございますが、12月27日に点灯して以来、多くの市民に歴史を感じていただくとともに、お城を眺めながら、これまでさまざまなイベントを行ったところでございます。こうした中、2月3日、今度の土曜日でございますけれども、豆まきを行います節分仮想天守大豆まき大会や、2月10日、11日には、府内城下町楽市楽座の開催も予定しております。ぜひ御参加をいただければと思っております。  次に、大分市中心市街地祝祭広場整備事業でございますけれども、さきの平成29年度第4回定例会におきまして、用地購入費等について慎重な御審議をいただいた上、御決定賜りましてありがとうございます。  大分パルコ跡地につきましては、12月15日に本市が土地を購入し、広場の整備に向けて取り組んでいるところでございますけれども、現在は設計候補者選定でございまして、今現在で17社の参加表明をいただいております。今後は、2月8日に第一次選考会、3月24日には第二次選考会を実施し、設計者を決定するという運びになっております。  さて、本日の報告事項につきましては、都市計画課より1件、都市交通対策課より3件、まちなみ整備課より1件でございます。後ほど担当課長より詳細を御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○足立委員長   それでは、説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いします。  初めに、大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成基本構想(素案)について報告を求めます。 ○釘宮都市計画部次長都市計画課長   大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成基本構想(素案)について御説明いたします。  お手元の資料1をごらんください。  まず、西部海岸地区魅力創造に向けた基本構想の目的でございます。西部海岸地区は、高崎山や柞原八幡宮などの豊かな自然、文化に囲まれ、また、大分マリーンパレスうみたまごや高崎山自然動物園を初め、さまざまな観光・レクリエーション施設が集積する地域資源に恵まれた地区でございます。本市では、このような西部海岸地区の地域資源等の魅力をさらに高め、観光客の増加など、新たな活力を呼び込むために、施設形成に関する基本構想を策定することとしております。  中央下の基本構想エリア図をごらんください。基本構想エリアとしましては、東はかんたん港園、大分港、西は高崎山、うみたまご、南は柞原八幡宮を含むエリアとしております。  中央上に示す本構想の位置づけをごらんください。本基本構想は、上位計画である大分市総合計画、大分市都市計画マスタープランなどの関連計画に基づき策定するものでございます。  2ページをごらんください。  西部海岸地区の現況と魅力創造の課題について整理を行ったものでございます。まず、左側では、内陸部などの各地区及び全域における現況の整理を行い、中ほどで、それに関連する上位関連計画の方針を示しております。これらから導き出された各地区や全域の課題を右側に示し、これらの課題から西部海岸地区の課題を5つに整理し、下の枠内に示したところでございます。  3ページをごらんください。  左上に示す西部海岸地区において整理された5つの課題、及び地図上で示した各地区の課題と全域の課題を整理したものでございます。この中で、右側の青枠内では、沿岸部における魅力創造の課題としまして、年間を通じた来訪者の獲得に向け、施設のさらなる魅力向上が必要などとしております。  4ページをごらんください。  2ページ、3ページで整理を行った現況、課題をもとに、魅力創造に向けた目標、基本方針を示しております。目標につきましては、中ほどにありますように、「賑わいと豊かな自然・文化が共存する誰もが魅力を感じる空間の創造」とし、基本方針を、「地域資源を活用した観光の促進」、「来訪者と市民が集える憩いの場の形成」、「地域特性に応じた自然・景観の形成」としております。その右側では、目標や基本方針に基づき、各地区の地域特性等に応じた3つのエリアに分類し、それぞれ自然・歴史体験エリア、海辺の体験エリアみなとオアシスエリアとし、エリア別及び全域の方針や施策を示しております。  5ページをごらんください。  先ほどの西部海岸地区のエリア別及び全域の方針に基づいた施策を地図上で整理したものでございます。  6ページをごらんください。  右上にあります自然・歴史体験エリアの方針は、自然・文化や地域特産物など、既存の地域資源を活用した交流の促進などとし、施策として、高崎山や柞原八幡宮やクスの木の巨木を活用した自然・歴史体験プログラムの開発などの施策を掲げております。  7ページをごらんください。  右上にあります海辺の体験エリアの方針は、集客力のある観光施設の魅力の磨き上げと年間を通じたにぎわいの創出などとし、観光施設のさらなる魅力の磨き上げと活用など、施策を掲げております。  8ページをごらんください。  左上にありますみなとオアシスエリアの方針は、既存施設を活用した洗練された空間の創造によるにぎわいの創出などとし、施策としてかんたん港園内のライブハウスやイベントホールなどの文化施設を活用したイベントの開催などを掲げております。  基本構想に関する今後のスケジュールでございますが、1ページにお戻りいただき、右上のスケジュールをごらんください。  本日御説明した内容をもとに、2月6日開催予定の第3回検討協議会後に、地元説明会及び基本構想(素案)のパブリックコメントを実施し、市民、関係機関から御意見をいただきたいと考えております。基本構想の公表は5月に行う予定でございます。  最後に、前回の本委員会で御説明させていただきました魅力創造拠点施設に係るサウンディング市場調査につきましては、6社からエントリーをいただき、対話を実施したところでございます。現在、聞き取りした内容を整理しており、結果につきましては、次回御報告をさせていただきたいと考えております。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   やはり基本的な基本方針がある中で、しっかり守ってもらいたいのは、観光もさることながら、ここの立地条件です。瀬戸内海を望んでいて、豊後国が栄えたのは豊穣の海の生産物でもあり、大友宗麟の時代からの南蛮貿易というものもあるので、そういったところも少し加味してもらわないと。着地型観光の中であまり見られてないようにあるので、我々委員会はその専門の協議会の中に入れるわけではないのだけれども、私はそう思います。やはりテーマをある程度根底に絞ったものから入っていただくようにしてください。  ほかに委員の皆さん、ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、周辺地域循環型交通実証運行事業についての報告を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   周辺地域循環型交通実証運行事業について御報告いたします。  それでは、資料2をごらんください。  まず、目的でございます。本市では、平成29年4月に定めました大分市地域公共交通網形成計画に基づき、まちづくりと連携した交通体系の構築や、鉄道駅を中心とした公共交通の円滑な乗り継ぎ環境の整備に向けた実証運行を行います。  この取り組みの背景ですが、大分市地域公共交通網形成計画では、公共交通の課題を踏まえた地域公共交通の基本方針を5項目定めました。  その方針の1つに、風格とにぎわいのある都市拠点と地域の特性を生かした個性的で魅力ある地区拠点の形成を支える公共交通ネットワークの構築を掲げ、その具体的な取り組みに、地区拠点を中心とした循環型交通の構築を行い、まちづくりと連携した交通体系を構築することを定めました。  この方針に基づき、今年度はふじが丘や寒田団地などの稙田地区において、まちづくりと連携した交通体系の構築や鉄道駅を中心とした公共交通の円滑な乗り継ぎ環境の整備に向けた実証運行を行うこととしております。この地区では経由するバス路線数が多く、地区からの乗車人数も多い状況でございます。一方、バスの経由地が複数あり、路線が複雑でわかりにくく、市の中心部へ向かう路線で遅延が常態化しているなど、公共交通の利便性を向上させるための課題が浮き彫りになっています。また、地区内の住宅地を中心に高齢化が進んでおり、高齢者の通院や買い物などの利用ニーズにも対応したバス路線の再構築が必要となっております。  本実証運行においては、地区内の医療や商業施設、駅を結ぶ循環型の路線を中心に、既存路線にはない運行ルートを設定し、地区内の通院、買い物などの移動や駅への接続、市中心部への移動など、利用者のニーズの調査、検証を行い、今後のバス路線の再編に反映していくことといたします。  次に、2の事業概要でございます。  事業期間は、平成30年2月15日より3月16日の約1カ月間です。  運行ルートにつきましては、運行ダイヤとあわせて、図面にて後ほど御説明いたします。  対象者及び利用方法は記載のとおりで、事業費は今年度の予算約600万円、調査は乗り込み、ICデータ分析、モニタリングなどアンケート調査、全便の乗車人数調査を行う予定です。  次に、3の検証内容でございます。今回、3つの検証を行うこととしております。  循環A及びBルートでは、日常の移動を支える地区内循環型の路線として、地区内に点在する医療や商業施設への移動需要を検証することを目的としております。循環A及びB、朝便のCルートでは、鉄道とバスとの結節による公共交通ネットワークの強化のため、JR敷戸駅の交通結節としての可能性を検証します。また、要町シャトル便では、新たに開通する庄の原佐野線、宗麟大橋や都市計画道路中島錦町線を運行することにより、新たなバス路線としての可能性を検証することとしております。  次に、具体的なルートについて、次のページをごらんください。  まず、右上に凡例で示しておりますが、循環A及びBコースにつきましては青線で示しており、国道10号や寒田団地、ふじが丘団地、光吉新町や光吉台を巡る時計、反時計回りの運行を1日9便、それぞれ約1時間間隔で運行することとしています。また、敷戸駅前につなぐCコースにつきまして赤線で示しておりますが、周辺団地より敷戸駅発大分行き、朝の6時42分発と7時29分発に接続させるよう運行し、鉄道とバスを結節させ、敷戸駅の交通結節の可能性を検証します。さらに、今回、庄の原佐野線、宗麟大橋及び都市計画道路中島錦町線が開通しましたことから、右下のルート図にありますとおり、朝の1便ですが、この地区からシャトル便として、これまで国道10号や210号を運行していた路線バスの再編ルートの一つとして、要町シャトルを運行し、今後のバス路線の再編にこの路線が生かせるかどうか検証してまいります。  運行ダイヤにつきましては、次ページに添付しておりますので、御確認いただきたいと存じます。  なお、対象地区の地域住民の方々につきましては、地域の約1万世帯に対してお手元のA4のチラシを新聞に折り込み、周知を図るとともに、モニターも募りながら、利用に関するヒアリング等を行ってまいります。  現在本市で取り組んでおります地域公共交通再編実施計画策定事業におきましては、バス路線の再編にこの実証実験の検証結果などを生かし、市民、事業者、行政が連携し、誰もが快適に移動できる公共交通ネットワークの構築を目指してまいります。 ○足立委員長   報告が終わりましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○永松委員 
     交通結節機能の強化の中で、JR敷戸駅との交通結節ということですけれども、JR九州は相談も何もなく列車の減便をすると言ってきていますが、そういうところとの調整はとれているのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   後ほど御説明いたしますが、豊肥本線の減便対象についても、このバス路線で接続することにより利用が図れるかどうか、利用が促進されるかどうかを、この実証運行で検証してまいる予定でございます。なお、JR九州とのその協議も今、進めているところでございます。 ○永松委員   JR九州からは相談も何もなく、全く地域住民のことは考えていない。駅無人化にしてもしかり、減便についてもしかり。何も地域住民には相談もなく、勝手に決めていくような状況の中で、こういうことがうまく図られるのか疑問に思うのです。その辺をJR九州とはきちんと話はできているのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   昨年の4月に定めました大分市地域公共交通網形成計画の策定においても、JR九州のメンバーに参画いただきましたし、大分市におきましても、駅を拠点として重要な役割を果たすということで、駅の結節機能の強化、それから、その接続の利便性等を図っていく所存でございます。 ○永松委員   課長の考えは理解できるのですが、そういう理解をJR九州はしているのですか。どうも私はその辺に疑義を感じるのです。JR九州は本当に地域と一緒に、こういうものを取り組もうとしているのか。自分の都合だけで地域性なんて全く考えず、利益追求と言ってしまえばそれまでかもしれないけれども、その辺のところはきちんとJR九州と大分市で連携がとれているのですか。そうでないと、幾らここですばらしい議論を並べても、JR九州の協力がなければ進まないわけですから。その辺はどうなのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   今回の再編実施におきましても、バスの路線再編、それから、JR九州の利用促進を含めまして、JR九州に協力を強く求めてまいりたいと思います。 ○三浦委員   1カ月の実証運行ということなのですが、1カ月で結果が出るのですか。  皆さん、通勤していて、今まで何年も同じコースを同じ時間でやってきたのを変えるということが、新しいもの好きの人は変えるでしょうけど、割と今までどおり行きたがる方も多いのではないかと思いますが、1カ月で最終的に結果が出るのかと思ったのですが。データ的にはこれで大丈夫という前例か何かあるのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   期間はやはり長いほうがよろしいかとは存じますが、今回、再編実施に生かすための実証運行としてモニタリング等も定めまして、実際に利用していただく方の抽出もいたしましてデータを集めてまいりまして、将来の稙田地区の循環型交通の再編に生かしていきたいと思います。 ○足立委員長   ほかの皆さんはありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、スマートサポートステーションについての報告を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   それでは、スマートサポートステーションについて御報告いたします。  JR九州の大分エリアのスマートサポートステーションの導入の検討につきましては、御案内のとおり、昨年12月11日の建設常任委員会にて御報告させていただきましたところでございますが、その後の取り組みについて御説明いたします。  資料3をお開きください。  初めに、これまでの経緯でございます。  本市では、これまでJR九州に対してスマートサポートステーションの導入の検討を慎重に行うこととあわせて、市民や利用者への検討内容の説明を行うよう、強く要望してきたところであり、また、本委員会においても説明会を早急に開催するよう御意見をいただきましたことも受けまして、昨年12月2日から10日にかけて、本市が会場を設定し、JR九州が主体となって、大分エリアで導入の検討を行っているスマートサポートステーションに関する説明会を開催いたしました。  その後、12月26日には、JR九州に対してスマートサポートステーションに関する説明会において寄せられた意見を踏まえまして、懸念や確認事項について、改めて大分県と共同でJR九州に対して文書回答を求めているところでございます。  また、平成30年1月15日には、市長が年頭挨拶において、JR九州の青柳社長と直接お会いし、スマートサポートステーションについて慎重な検討と十分な説明を行うよう、強く求めたところでございます。  次に、JR九州への懸念の確認事項でございます。  昨年12月2日から10日にかけてJR九州が行った説明会においては、利用者、市民から多くの意見が寄せられたところでございますが、説明会でJR九州が回答した内容も踏まえまして、改めて懸念・確認事項について、JR九州へ文書にて回答を求めたところでございますが、その質問内容のうち、主な事項について御説明いたします。  質問1でございますが、これまで大分県、大分市において、スマートサポートステーション導入検討に当たっては、これまで慎重な検討と十分な説明を求めてきたところでございますが、説明会においても、駅員がいなくなることに対して多くの心配や安全の確保に関する意見が出されており、このような利用者の声を受けて、導入検討を再考する考えはないのか確認しております。  質問2でございます。現在、平成32年度までにバリアフリー化を進めている高城駅、鶴崎駅、大在駅につきまして、利用者の利便性や安全性、駅機能の向上を図ろうとしている中で、駅員の配置を行わないことに対しては懸念が大きいことから、バリアフリー化が終了するまでは駅員の配置をとどめるべきとの要望を行ってきたところです。説明会においても、バリアフリー化を先行するべきとの多くの意見が出されており、このような利用者の声を受けて、バリアフリー化が終了するまで人的配置を行う考えはないかを確認しております。  資料右側でございます。質問3以降につきましては、説明会において利用者、市民の方々から寄せられた意見の懸念・確認事項となります。  質問4では、カメラによる監視での対応に対する不安に関する意見。  また、質問8では、同時に複数の問い合わせや介助要請があったときに、サポートセンターの体制が4名では少ないのではないかとの意見。  次に、2ページをお開きください。  質問16では、乗降時の事前予約について、当日の連絡でも介助が可能な限り対応するとのことでありましたが、乗りたい便に乗ることができないのではないかとの意見。  また、質問18では、聴覚障害者の方々に対して、これまでは駅員が対応していたが、今後はどうするのかと、情報提供をする際に筆談のみでは伝わらない場合があることについてどのようにするのかという意見。  また、資料右側でございます。質問21では、学生や外国の方も多く利用されていると思うが、その対応はどうするのかという意見。  質問24です。緊急事態の発生が利用者の多い時間帯とは限らないので、駅のホームからサポートセンターに連絡できないのは問題ではないかといった意見でございます。  以上、JR九州への懸念・確認事項につきましては、主な質問事項を報告させていただきましたが、全25項目につきまして、JR九州に対して1月中旬を期限で回答を求めているところでございます。しかし、回答につきましては、JR九州は現在、回答内容についてはまだ検討を行っているとのことであり、本市には回答が出されていない状況であり、JR九州には早急な回答を現在求めているところでございます。  本市といたしましては、引き続きJR九州に対して、寄せられた市民からの意見や利用者の御意見に基づき、JR九州が鉄道利用に係る安全やサービスの維持、向上を図り、市民や利用者に不安を与えないよう、慎重な検討と十分な説明を強く求めてまいります。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○三浦委員   まず、課長の説明の中で、JR九州が開きました説明会においてというふうに言ったのですが、あれはJR九州が開いた説明会ですか。私は大分市が開いた説明会と思っていましたけど、どっちが正解ですか。 ○高瀬都市交通対策課長   会場の設営あるいは日程調整は大分市のほうが協力して行い、説明会につきましてはJR九州が主体的に行った説明会でございます。 ○三浦委員   最初の委員会の説明では、大分市が開くのだったらJR九州が出てきて説明しますというような、委員会で説明を受けたのですけど、あれはあくまでもJR九州が主催者だったということでいいんですね。そこが委員会の説明とちょっと違うけど。 ○高瀬都市交通対策課長   本市といたしましては、市民に対する説明を強く求めてきたところでございまして、本市といたしましては、その会場設営あるいは設定、周知などの協力を図りながら、JR九州に説明を求め、それにJR九州が応じていただき、主体的に説明をしていただいたということでございます。 ○三浦委員   それと、市長がJR九州の社長のところに行っているという説明は受けたのですが、市長から社長に対して説明をお願いしているわけですね。そのとき、社長はどういうふうに市長に返答をしたか、それがもしわかれば教えてください。要は、大分市はトップがお願いに行っているわけですから、JR九州のトップが何と返答したのか、我々としては聞いておかないといけませんから。 ○高瀬都市交通対策課長   1月25日の市長の定例記者会見の中でお話をされた内容につきまして、青柳社長からは、内容については再考していますというような返事をいただいたというふうに聞いております。 ○三浦委員   はい、わかりました。結構です。 ○足立委員長   ほかの委員の皆さん、ありませんか。 ○宮邉副委員長   情報は基本的にはマスコミ報道、要は新聞発表とかそういうものでしか得ることはできなかったのですけれども、ニュアンス的に私の感じるところによると、JR九州はスマートサポートステーションについてはもうやるという方向を決めていらっしゃるのではないかと思うのですが、その部分に関して、25項目ぐらいの質問も出していますけれども、これに対して市長が青柳社長に言って、青柳社長は再考をするという返事をしたというような話だったのですけれども、それは今の段階でも生きているわけですか。何となく、要は時間差がよくわからないのですけれども、社長は見直しをしてもいいという返事をしたと言いながら、片や、もうやりますと。予算もつけてというか、事業展開ももう入っているような話です。あと、3月のダイヤ改正ですから、基本的にはもう時間がないので、そういう状況を今どう捉えられているのか、わかれば教えていただきたいと思います。 ○長野都市計画部長   社長が申し上げた再考という意味について、私たちが25項目の御質問をJR九州に提出しているわけでございまして、まだそれに対しての回答がございませんので、再考という意味がどういう中身なのかも含めて、今、JR九州の返事を待っている状況でございます。 ○宮邉副委員長   待っていただくのはいいのですけれども、そういう余裕があるのかどうかということなのですよ。片やもう事業は進んでいるという状況もあるものですから、もう少し具体的なアクションを起こす必要があるのではないかという気がするのですけれども、さっき課長からは、これからも求めていきたいというような話もありましたけれども、具体的に、いつまでに何を求めるとか、何をするとかいうことが決まっている分があれば、教えていただきたいと思います。 ○高瀬都市交通対策課長   昨年末から25項目をJR九州に提出いたしまして、その回答がまだ寄せられていませんので、まず、少なくともその回答を急いでいただくよう求めてまいりたいと思います。 ○長野都市計画部長   1月15日に市長と社長のトップ同士の、年頭の御挨拶に伺ってのその中の話題ということで聞いておりますけれども、その中身について、その真意について、再考についてもどのような再考なのか、いろんな幅があろうと思います。  例えば、説明会を開いた中でも、一部説明について追加の説明がございましたし、そういう再考もあるでしょうし、どの程度の再考かという中身も含んで、今は確認させていただいている状況でございまして、あくまでもこちらから主体的にこの回答をお願いしますということを申し上げている段階ではございますけれども、それに対して、JR九州からの回答がまだいただけない状況でございますので、それをひたすらに待つしかないという状況でございまして、私たちもじくじたる思いもございますけれども、JR九州からのアクションを待っている状況でございます。 ○永松委員   市長も、それから、部長を初め、皆様方もJR九州にはかなり強く働きかけをしていると思いますし、議長、副議長も本社まで行ってお願いしているわけですが、皆さん方、それぞれの立場で市民の声をJR九州に届けるという努力はしていると思うのですけれども、今、宮邉副委員長も言ったのは、私どもに情報がほとんどないと。ただ、この間の新聞報道には、3月十何日には実施するとか、しないとか、もう準備をしているとか、ああいう記事が新聞で流れたのです。あれを見ると、もうJR九州は大分市民の声なんか全く聞かなくて、そのまま実施するのかという、諦めの声が市民から私どもに届くのですけれども、これはどうなのですか。あの新聞報道のとおりに実施されると執行部は理解しているわけですか。 ○長野都市計画部長   新聞報道につきましては、たしか1月27日の朝刊だったと思います。地元紙や地元紙以外の新聞報道もございました。この分の中身について、一部既に工事を進めているという記事も載っておりましたので、その部分についてJR九州に確認させていただきました。  JR九州からは、一部工事については新聞のとおりでございますという返事はいただいております。ただし、その中身が全てJR九州の実施しようとしているスマートサポートステーションそのものなのかどうかも含んで、まだ確認がとれない状況でございますので、部分的に私たちも現地を確認させてもらいましたら、一部防犯カメラもついているという駅もあることは確認しておりますけれども、それがSSSの全てのフルスペックの設備なのかどうかも含んで、今、確認をとっている状況でございます。そういった意味で、一部工事を進めているということではないかと思っております。 ○仲家委員   1月15日の市長の年頭の挨拶は、私としては雑談でしかないと思っているのですが、きちんとした形で市長が書面か何かを持っていって、社長と対峙したのかというところを聞きたいのですけど。 ○長野都市計画部長   私たちは、市長は必ず年頭に、お世話になった方々、これからもお世話になる方々の御挨拶に伺っていると聞いておりますけれども、その中の一つとして、JR九州に御挨拶に伺ったということです。私たちはその場にいなかったので、はかり知れないことでございますけれども、その場でいろんな話題が出るということを聞いておりまして、その話題の一つとして、今一番の関心事であるその話題について、その場で持ち出されたと聞いております。  書面でお持ちして要請したとか要望したとかいう形をとってはいないと聞いておりますけれども、JR九州の最高責任者である社長と大分市の市長がその場でお会いして、このことに触れたということは、かなり重要な会談であったと受けとめております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○小野委員   市民の皆さんへの説明会でJR九州側とのやりとりも見たのですけど、基本的には利用される皆さんからしたら、安全性の問題があるのではないかとか、不便になるのではないかとかという意見はあったのですけど、基本的にJR九州としては、逆に、監視カメラが全部ついて安全性は向上されますとか、何か意見が食い違っているというか、一貫してJR九州の姿勢としては、安全性も増すし不便にもならないというような感じで、とにかくこれありきのような感じの印象を受けて、市としてはこれだけの質問、意見などが出ましたということで、期限も決めて回答を求めたのですよね。それでもその回答がまだなくて。  私の想像ですけど、基本的にはもう説明会というものをやったと。その上で意見も聞きましたと。その既成事実がある中で、もう自分たちは今まで組んでいるスケジュールどおりに物事を進めて、決めていた時期に始めますというような状況をこれから組むのではないかと思うのですけど、非常にその中で思うのが、一貫してJR九州自身が大分市の中で非常に重要な公共交通機関の役割を担っている中で、住民の皆さんに対する誠意とか、そういう部分がなかなか感じられないと思っています。  何かしらそういう状況の中で、一緒に公共交通を考える中で連携はとれているという話もあったのですけど、もうちょっと自分たちの使命というか、そういう部分を感じ取ってもらえるようなことを伝えていかないと、SSSとダイヤ改正がありますけど、今後これから、ますますこういう話が進んでいって、うちは民間企業なので別に何を言われるつもりもありません、みたいなことだと非常に困ると思うので、これを機にしっかりと市としても意見を言うなりしていただけたらと思います。 ○高瀬都市交通対策課長   繰り返しになりますが、地域公共交通網形成計画を昨年つくりまして、大分市においてもJRは17駅ございますが、大量輸送もして、非常に重要な役割を果たすということは間違いございませんし、ほかのタクシー、バス等の連携を図りながら、公共交通利用促進を図る役割を担うとともに、公共交通を担っていただくJR九州に対しても協力を強く求めてまいりたいと思っております。 ○小野委員   返事を待っている状態だということだったのですけど、考えられる対応はそれぐらいしかないものでしょうか。 ○長野都市計画部長   大変申しわけないのですけれども、回答の期限を切ったにもかかわらず、まだ返事が来ないという状況でございまして、大変苦々しい思いでございます。  新聞等でもございますように、体の不自由な方が駅の利用に対してかなり不安を持っているということで、ああいう記事を見ますと、やっぱり胸が熱くなるものがございます。そういう中で、JR九州が持つ公共交通としての使命についても絶対忘れないようにということで、事あるごとに伝えさせてもらっています。  その中で、今回の事案につきまして、返事をいただくことが前提でございますけれども、そういう内容につきましても、前回と同じように説明会を開催するとか、そういった市民に直接伝える作業をしてほしいと、丁寧な説明と慎重な対応をJR九州に要請する必要があると思っております。 ○小野委員   説明会の中で、高城駅、鶴崎駅、大在駅については、一部の時間帯に窓口を検討しているということだったと思うのですけど、その詳細な内容はおわかりなのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   説明会でありました一部の時間帯の内容につきましても、まだJR九州から細かい説明がない状況でございます。
    足立委員長   ほかの委員の皆さんはよろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   委員会ではそういったJR九州の動きに対して非常な不安と不信を持っております。しかも、一部整備にかかっていると。ですから、こういったきょうのことも踏まえて、再三再四このことについてJR九州の本社、また、大分支社に出向いていっていただいて、声を上げてもらいたいと思います。  それでは次に、平成30年3月のJR九州ダイヤの見直しについての報告を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   平成30年3月のJR九州ダイヤの見直しについて御報告いたします。  資料4をごらんください。  JR九州のダイヤ見直しにつきましては、JR九州が平成30年3月17日に運転本数や運転区間を見直すこととされ、そのポイントとして、特急列車の早朝、深夜の運転区間と、普通列車については、始発や最終列車の運転区間や時刻の変更など、早朝や深夜帯の列車についての運転が見直されるとのことです。  これまでの経過でございます。昨年12月15日、JR九州の担当者よりリリース資料で説明を受け、同日にはJR九州が報道発表を行いました。本市では、早速12月25日にJR九州大分支社長に対して、具体的な内容とその合理的な理由を利用者や市民、本市へ示すことと、市民の意見をくみ入れることを要請したところでございます。  年が明け、1月12日及び19日には、JR九州の担当者よりダイヤ見直しの説明を受けるとともに、15日には、市長がJR九州社長に対して12月25日の要望内容を再度要望するとともに、社長から、問題があれば指摘してほしい旨の意見をいただいたところでございます。  具体的にどのような見直し内容であるか、市に説明を受けた内容について御説明いたします。右の3をごらんください。  まず、特急列車ですが、深夜、早朝のソニックについての改正で、下りは博多駅23時発大分行きが中津駅どまり、上りは大分駅4時43分発、今のソニック2号が中津駅発となり、大分駅から中津駅の運行がなくなるとのことです。また、豊肥本線の九州横断特急71号及び74号につきましても運転が取りやめられるとお聞きしました。  普通列車では、12月15日のJR九州リリース資料の見直しのポイントでは、早朝や深夜帯の列車についての運転見直しとして発表されたところですが、昼間の便も運転取りやめの対象になっているとのことでありました。具体的には、大分駅を基点として、3路線、合計32本の列車が対象であり、日豊本線では、別府方面で上下4本、幸崎方面で上下13本、豊肥本線では上下6本、久大本線で上下9本が減便対象になっているとの説明でございました。JR九州によると、詳細のダイヤは2月末ごろに発表するとのことであります。  2ページ、3ページにつきましては、昨年12月15日にJR九州が発表しましたプレス資料を掲載いたしました。また、4ページには、本市が昨年12月25日に大分支社長宛てにダイヤ改正に関する要望を提出した要望書の写しでございます。4ページからは、本年1月12日及び19日にJR九州より説明を受けましたダイヤの見直しの内容をまとめたものでございます。4ページには特急列車の改正の説明内容です。(1)から(6)までの改正内容につきまして説明を受けたところでございます。説明では、現在の早朝の大分発ソニック2号や深夜の博多発ソニック61号の運転区間はJR九州がプレス発表したとおりとなっておりますが、(6)の九州横断特急71号や74号が運転取りやめになっていることなどにつきましても説明を受けたところです。  次に5ページでは、普通列車のダイヤの見直しについて説明を受けた内容です。  まず、日豊本線では、運転を取りやめる対象として①から⑭のダイヤについて、また、運行区間の見直しにつきましては⑮から23にありますとおりですが、JR九州はこの見直しにあわせて、前後の列車の間隔を調整するとの説明でした。  次に、豊肥本線ですが、①から⑥の運転取りやめの対象便と、それにあわせて前後の列車の間隔を調整するとの説明でございました。  次に、久大本線ですが、①から⑨の運転取りやめ対象便と⑩の運転区間の見直し、それにあわせて前後の列車の間隔を調整するとの説明でありました。  このようなJR九州からの説明を受け、本市では、6ページ以降にございますとおり、JR九州が行う平成30年3月のダイヤ見直しについて、まずは市民にお知らせするとともに、ダイヤ見直しが通勤、通学、通院などの市民の皆様の日常生活に影響がないか、意見を募集しているところでございます。意見の募集につきましては、昨日から2月9日まで行うこととしており、いただいた意見は集約し、JR九州に届けてまいります。  最後に9ページの右側をごらんください。意見提出用紙でございます。  今回の意見募集は市民の皆様の利用実態を踏まえた御意見をJR九州に届けたいと考えており、御記入いただく内容も、列車1本1本に対し、何がどのように困るかなど、より具体的な御意見を求めてまいります。なお、いただいた意見につきましては、ホームページにて公表してまいります。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明が終わりました。委員の皆さんから質問がありましたらお願いいたします。 ○小野委員   大分市として意見を集めるということの中で、それを集約してJR九州に伝えることとあわせて、ほかに何か対応を考えていらっしゃるのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   昨年12月末に要望いたしましたダイヤ改正の具体的な内容と、その合理的な理由を利用者である市民へ説明するとともに、住民の意見を取り入れるなど、住民生活を支える公共交通機関としての使命を果たしていただくよう、引き続き強く求めてまいります。 ○小野委員   ダイヤ改正の意見募集を積極的に呼びかけていかないと、時間が非常に限られていると思うのですけど、その辺のところの告知はどのように考えていますでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   昨日より各高校などに対しまして、電話での問い合わせを行いまして、担当の先生、それから学生から多くの意見をいただくよう、今、啓発しているところでございまして、入力用紙にはスマートフォンからも入力できるような工夫をしているところでございます。 ○小野委員   これまでJR九州のダイヤ改正について、市として何か意見を出したことは過去にあるのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   これまではございません。 ○小野委員   これからJR九州のダイヤ改正の後で、市も市民意見を募集するなど、継続していくのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   今回のように、九州全体の中で大規模な減便など、今後JR九州のダイヤ改正の内容につきましてJR九州から説明を受け、市民生活に大きな影響を及ぼすおそれがあると考えられる場合には、その都度、検討してまいりたいと考えております。 ○小野委員   市として、鉄道利用というものに対しての、何か対策などは考えているのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   繰り返しの説明にはなりますが、昨年4月にJR九州も参画していただきました大分市地域公共交通網形成計画にも、方針として地区内の鉄道駅を中心に、路線バスやタクシーなど、他の公共交通との円滑な乗り継ぎ環境を整備して、拠点の交通結節機能の強化を図ることとしております。また今年度は、委員会でも御報告いたしましたとおり、敷戸駅と路線バスの結節などの需要を検証する実証運行も開始いたします。  今後も駅を中心に、鉄道の大量輸送機関と路線バスやタクシーなど、きめ細やかな公共交通の連携を図る施策を検討し、鉄道利用促進を図ってまいる予定でございます。 ○小野委員   利用促進を図ると課長はおっしゃいましたが、そもそも利用者が非常に減ってきているという話で減便になったりすると思うのですけど、利用者をふやす取り組みというのを具体的に何か考えているのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   例えば路線バスと重複している鉄道との結節を強化するなど、路線バスの再編も含めまして、鉄道につなぐ、あるいは鉄道との乗り継ぎ環境を強化するといった環境整備を行うなどの検討を行いながら、鉄道利用を促進させる、あるいは公共交通全体の利用促進を図っていきます。 ○永松委員   今後、そのような鉄道利用の促進を図っていくというのは、大事なことだろうと私は思うのですけれども、当面、この3月のダイヤ改正には到底間に合いそうにないです。そして、私はくやしいけど、別にJR九州の味方でも何でもなく、基本的には反対だけれども、市民の皆さんから3月のダイヤ改正の意見を聞いて、これをやめてくださいとか言っても、現実にはもう間に合わないのではないのですか。私たちがJR九州に乗り込んでいって、もとに戻せと言っても、今の時点でそれができるのですか。  恐らく、特急とか、小倉駅から新幹線への乗り継ぎとかの時間調整などをやる中で組み上げて、出していると思うのです。それを今、大分市は48万市民のみんなが反対だと、だからもとに戻せと言っても、JR九州が戻せるものなのですか。恐らく私はもう厳しいのではないかと思います。  だから、恐らく毎年1回ダイヤ改正をするのでしょうから、次以降にこういうことにならないように、また少しでも便数がふやせるような、そういう働きかけをやっていくことのほうが懸命ではないかと思うのです。今回のこれに言うよりも、これからのJR九州に対しての取り組みについて、大分市としてこうやってほしいと。それで、今度減便したらこういう不便が生じたと、市民からもこれはやっぱり要望が強いと。だから、この部分については、従来どおり幸崎駅までとか、津久見までとか、便数をもとに戻してくれとか、次のことに向けて私は取り組むほうが懸命ではないかという気がするのです。今からの平成30年のダイヤ改正はどうかなりそうですか。 ○長野都市計画部長   委員の御指摘のとおり、JR九州はダイヤ改正に向けてはかなり綿密に計画を立てていると聞いております。各便を1本1本職員がその電車に乗って、長い時間をかけて、これが必要かどうか、短縮、もしくはその路線廃止、見直しも含んで、かなりの時間をかけてその部分については検討を行ったと聞いております。  そういう中で、ダイヤ改正については、毎年、春のダイヤに間に合わせるようにということで、計画を立てておりますけれども、今おっしゃるように、非常に厳しい時間でございます。来年のダイヤ改正の参考になるように、市民の意見を取り上げてほしいという思いもございますし、まず、間に合うか間に合わないかについては、現段階では大変厳しい状況にあろうと思いますけれども、できる限りの努力をする必要があろうと思います。  これはSSSも同じですけれども、大分市の取り組みは手ぬるいと御指摘、お叱りを受ける部分もあろうと思いますけれども、私たちはこのダイヤ改正もSSSも同じですけれども、民間事業者であるJR九州が行っている取り組みに対してどこまでできるか、私たちの思いのぶつけどころがないといいますか、非常にじくじたる思いがございました。その中で最大限の努力をさせていただくと。このダイヤ改正に間に合うのであれば、少しでも望みがあるのであれば、それに対しての取り組みをしていきたいと思っておりますし、間に合わなくても、来年のダイヤ改正に反映していただくようにお願いしていきたいと思っております。 ○永松委員   誤解を招かないように、私はこれを認めるという意味ではないです。当然反対です。だけど、高瀬課長の話とマッチングさせた場合に、目の前のことと、それから将来的なことと、これをやはりきちんと分けて、JR九州に対しての対応というのを私は考えていくべきではないかということを言っているのですが、これがいいということを言っているのではないです。でき得る限り、少しでも減便などにならないように、最後の最後まで努力をするということは、これは当然のことです。もう手を抜いていいということを言っているのではないので、これはこれでやっていただかないといけないけれども、来年度、再来年度、次に向けての対応ということもしっかり考えながらやる必要もあるのではないでしょうか。 ○三浦委員   今回のこの減便と区間変更の分の中で、大分駅発着の分で始発もしくは最終便はあるのですか。本来、朝一番に大分駅を出るはずの便がなくなる、あるいは中津駅発になる。最終便だったら、今まで大分駅まで来ていた便が来なくなるというのはありますか。 ○高瀬都市交通対策課長   まず特急列車につきましては、朝一番に4時43分のソニック2号が始発でございますが、それが中津駅発になって、区間が変更になるとお聞きしています。 ○三浦委員   なら、23時の博多発のソニック61号というのは、最後の便ですか。 ○高瀬都市交通対策課長   最後になります。 ○三浦委員   なら、日豊線の下りで23時20分の佐伯行きがなくなるとなっているのですが、この後はあるのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   ちょっと時刻表で調べます。 ○三浦委員   いいや、いいです。  では、このかわりとなる公共交通はあるのでしょうか。今までそれに乗っていた人は少なからずいるわけですよね。かわりとなるバスがあるのかどうか。例えば、23時20分が最終としてなくなったとしたときに、佐伯までですけど、大分市内で例えば鶴崎方面に帰る人たちは、これに乗っていたわけですよね。そのかわりとなるバスはあるのかどうか。(「ない」の声)  ないことが正解だということを前提に言うのですが、行政としてやはりほかの公共交通、要はバスなりをお願いするような形をとらないと、JR九州としてはお客さんが少ないから減便にするのでしょうが、これによって不便を被る方々がたくさん出てくると思いますので、その辺は行政として他の公共交通に対してはどうかということは、今後、取り組んでいただけたらというのが私からのお願いです。  そうしないと、特に福岡空港を使ってどこかに行くとか、日曜日にライブが終わって帰ってくる人たちとか、結構使っていたと思うのです。それが、便がなくなることによってできなくなる。そうすると、翌日仕事がある人たちは諦めようといって、経済全体にかかわる影響が大きいと思いますし、特に飛行機を使う方々も同じです。福岡まで帰り着いたけど帰ってこれなくなりますし。  JR九州ばかりに言っていますけど、去年から日本航空も地方路線に関して、非常に不利益を被る形の変更をやっているけど、これは議題にならないのです。これとこれが合わさってしまうと、大分から、例えば福岡空港を使って海外に行く人たちなんか、選択肢が狭まる条件になりつつあるのです。だから、地方の公共交通自体がJR、飛行機ともに切り捨てになりかねない状況にあるので、しっかりと足を確保するためにも、行政に動いてほしいというのは私からのお願いです。 ○足立委員長   JR大分駅も新しくなって、乗客がふえたと。JR九州全体で見れば減っているようにはあるけど、私は大分市の駅に関しては減っているような話を聞いていないけど、実際はどうなのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   JR大分駅ビル開業近接で、平成24年から平成27年までが発表されておりますが、その最近の3年間につきましては増加傾向でございます。 ○足立委員長   それは各駅での把握できるのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   各駅で発表されている乗降人数は平成27年が一番最近でございますが、平成24~27年と比較しても増加の傾向でございます。 ○足立委員長   そうなると矛盾が出てくる。だから、路線は続いているから、大分市だけではなく、県南のほうでと言われたら、そこまで追及はできないけれども、特に大分市は乗客がふえている。しかも、中核市である県庁所在地の大分市内の8駅が、何かやり玉みたいにSSSで無人化されると。民間企業とは言いながら、使命を持った公共交通のJR九州ですから、その辺の話を大分市独自でもう少し突っ込んで、乗客は減っていないということは今まで言ってないのですか。 ○長野都市計画部長   これまで、乗降客については九州全体では減っていると聞いていますけれども、大分については微増ではありますけど、増加傾向にあるということについても、減便にあたり逆行するのではないかという話はさせてもらっております。その中にあって、JR九州の支社長の新聞報道等を拝見させてもらいますと、読みが若干甘かったというような記事も載っておりますので、何らかの変更等も可能ではないのかと、かすかな期待を持ちながら、今、対応を待っている状況でございます。  今回、大分市がダイヤ改正の内容を独自で先駆けて公表したというのも、九州では初めての取り組みでございます。もともと私たちは、JR九州に早く公表すべきではないかということを申し上げておりました中で、なかなか踏み切らないことから、私たちのほうがJR九州に時間を切って、JR九州が公表しないのであれば、大分市がいただいた情報でございますので、いただいた情報は早く市民に公開するのが私たちの使命ですという中で、JR九州に通告をして発表させてもらったということでございます。  今回、各便に対して市民意見を募集しておりまして、乗っている便に対してどういう不都合があるのか、問題点があるのかという具体的な意見をいただくようにしておりますので、そのいただいた具体的な意見を早くお返しをして、それに対して再考をJR九州にお願いしたいと思っております。 ○足立委員長   はい。お願いします。 ○小野委員   県内の他都市の取り組みなどは何かあるのでしょうか。 ○高瀬都市交通対策課長   他都市からの問い合わせはございますが、それぞれの駅における減便の対象の列車が具体的に異なりますので、他都市の状況は把握しておりません。  大分市は、大分駅を含め17駅が対象となっておりますので、他都市とは比較ができない状況でございます。 ○足立委員長 
     県庁所在地であるし、他都市との経済との連携もあるし、大分市が引っ張っていかないといけないので、このJR九州の件に対しも先頭に立って頑張るように。アンケートもそうですけれども、いろいろな形で委員会や議会に提示してもらいたいと思います。  ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、都市計画道路片島松岡線の一部供用開始についての報告を受けます。 ○堤まちなみ整備課長   都市計画道路片島松岡線の一部供用開始について御説明いたします。  お手元の資料5をごらん願いますでしょうか。  現在、滝尾中部地区住環境整備事業で施工しております下郡バイパスと米良バイパスを結ぶ大分都市計画道路片島松岡線、こちら全体延長が1,695メートルありますが、そのうち、下郡バイパスから辻堂交差点の区間が、平成30年2月18日に一部供用開始をいたしますので、報告いたします。  供用開始区間の事業概要は、延長が580メートル、幅員18メートル、事業期間は平成24年度から平成29年度、事業費は約15億8,000万円であります。 ○足立委員長   執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、委員の皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   執行部から、その他として何かありませんか。 ○長野都市計画部長   ありません。 ○足立委員長   それでは、以上で都市計画部の案件を終了いたします。  次に、水道局及び下水道部より報告をお受けしたいと思います。それでは、説明員を交代させます。お疲れさまでした。  〔説明員交代〕 ○足立委員長   それでは、水道局及び下水道部より報告を受けたいと思いますが、ここで三重野水道事業管理者より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○三重野水道事業管理者   本日は、足立委員長、宮邉副委員長を初め、建設常任委員の皆様には御多忙中のところ、下水道部と水道局の組織統合後の入札契約等の事務に関しまして説明の機会をいただき、まことにありがとうございます。  下水道部と水道局の組織統合につきましては、4月1日の統合に向け、要綱等の改正など、さまざまな事務手続について、それぞれの部局で調整作業を行っているところでございます。現在、建設をいたしております分庁舎につきましても検査が修了いたしまして、今月から供用開始を予定しているところでございます。  なお、今後につきましては、3月中に引っ越し手続等を順次行いまして、4月1日からは大分市上下水道局として新たな体制となる予定でございます。  それでは、本日の報告事項といたしまして、本年4月1日の下水道部と水道局の組織統合による上下水道局の入札契約等につきまして、担当課長より御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○足立委員長   それでは、説明員は最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いいたします。  それでは、水道局と下水道部との統合後の入札契約等についての報告を求めます。 ○阿部水道局総務課長   水道局と下水道部との統合後の入札契約等について御説明させていただきます。  それでは、お手元の資料をごらんください。  これまで市の契約監理課で行っておりました下水道部の建設工事等の入札契約、工事検査につきましては、本年4月1日に水道局と下水道部との組織統合した後は、上下水道局で行うこととなります。これにより、上下水道局が発注する建設工事の入札契約等について、お手元の資料のように改定を予定しておりますので、御説明させていただきます。  まず1点目、主な改定項目の手持ち工事制限についてでございます。  2ページの1、手持ち工事制限についてをごらんください。  (1)にありますように、現行の入札においては、水道局が発注する工事にはこの制限はございませんが、市が発注する工事では、全ての業種で市の発注した工事を2件施工中の業者は入札に参加できないという制限をしております。なお、優遇措置を受けることができる業者は、1件加算されて3件となります。優遇措置とは、過去5年に優良建設工事表彰を受けていること、もしくは障害者雇用促進企業であることとなっております。  (2)平成30年4月1日以降の入札では、上下水道局発注の工事のうち、配水管布設工事については、これまで同様に手持ち工事の制限をいたしません。配水管布設工事以外の業種については、市と同様に、2件の手持ち工事の制限をすることといたします。優遇措置につきましても、市と同様に、過去5年に優良建設工事表彰を受賞していること、もしくは障害者雇用促進企業であることといたします。  なお、市の発注工事と上下水道局の発注工事は、それぞれ手持ち工事として加算しないことから、下水道工事や道路改築工事などを施工する土木業者については、市と上下水道局でそれぞれ2件もしくは3件受注できることとなります。  それでは、1ページへお戻りください。  次に、②優良建設工事表彰についてでございます。平成30年度の優良建設工事表彰の対象工事は、平成29年度に完成検査を終えた工事が対象となりますので、下水道工事で平成29年度に市で完成検査を終えた工事については、市の優良建設工事表彰の対象となります。また、平成30年度の上下水道局の優良建設工事表彰の対象工事は、平成29年度に水道局で完成検査を終えた工事が対象となりますので、これまで同様、配水管布設工事のみの表彰となります。平成31年度の優良建設工事表彰は、平成30年度に完成検査を終えた工事が対象となりますので、配水管布設工事に土木一式工事などの業種を追加して、上下水道局において優良建設工事表彰を行う予定でございます。  また、統合後につきましては、表彰の際には委員の皆様にも御案内をさせていただきたく予定をしております。  次に、新規項目の③総合評価落札方式の実施についてでございます。市ではこれまで、下水道工事についても総合評価落札方式を行っております。平成30年度からは上下水道局で下水道工事の入札を行いますことから、上下水道局でも試行として総合評価落札方式を行うことといたします。平成30年度は3件程度の実施を予定しております。  続きまして、統合後、変更のない項目の④入札参加資格者登録の受け付けについてでございます。これまで同様、水道施設、配水管布設工事のみ、上下水道局で受け付けをいたしまして、他の全ての業種につきましては市で受け付けをいたします。  ⑤の業種についてでございます。これまで同様、配水管布設工事につきましては、原則として、局で入札参加資格を登録している水道施設、配水管布設工事といたします。下水道工事につきましても、これまで同様、土木一式工事といたします。  最後になりますが、登録業者への周知でございます。こちらにつきましては、4ページ、中段以下のところにございます登録業者への周知についてでございます。  (1)登録業者向け説明会の開催についてです。開催日は、平成30年2月19日月曜日とし、J:COMホルトホール大分での開催を予定しております。時間は、13時30分から水道局入札参加資格登録業者、これは配水管布設工事業者であります。15時からは市の入札参加資格登録業者を対象といたしまして開催予定でございます。なお、説明会の開催後は、ホームページに改定内容を掲載していきたいと考えております。  入札契約等の改定予定につきましては以上でございますが、以下、資料でございます。5ページが、上段が上下水道局の付近見取り図となっており、下段が統合後の上下水道局各課の配置図となっております。  次の6ページ、A3の図面がついておりますけれども、機構図と、それぞれの班の主な事務分掌を記載しております。なお、この配置図や組織図等につきましては、市民の皆様には水道局が3月に発行する広報紙おおいたの水道や市報を通じてお知らせする予定でございます。 ○足立委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   委員の皆さん、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   執行部からその他として何かありませんか。 ○三重野水道事業管理者   ありません。 ○足立委員長   それでは、以上で水道局及び下水道部の案件を終了いたします。説明員は退席してください。お疲れさまでした。  〔水道局、下水道部退席〕 ○足立委員長   それでは、市民意見交換会での意見等の取り扱いについてです。  協議に入る前に、本日の資料配付について書記に説明させます。 ○書記   それでは、資料1、委員会における検討の流れをごらんください。こちらは、委員会間における取りまとめ方を一定程度統一させるためのものであります。  まず、1、項目の整理等(文言や内容の整理、再分類を含む)についてですが、左側の図が既にお配りしている集約表の様式を図示したもの、右側の図が委員会等において新たに作成していただく集約表の例となっております。この図は、委員会に割り振られた項目が10項目あり、委員会において、意見・質問の文言や内容の整理、及び類似した項目の集約等をした結果、4項目を公表するということになった例です。  本日の委員会において検討いただく項目といたしましては、この右側の図にあります意見・質問についての文言や内容の整理、及びそれに対する当委員会としての対応を決めていただきたいと考えております。  次に、2、委員会として考えられる対応については、ごらんのとおり3つに区分しております。①今後の委員会における議論の参考とするもの。つまり委員会としての回答は不要なものであります。②は執行部へ意見・質問の内容を伝え、回答や対応を求めるもの。③は現状について執行部から聞き取り等を行い、委員会において協議していくものとしております。  次に、A4横の資料2、市民意見交換会の意見等の取り扱いについてをごらんください。これまでの経過と今後のスケジュールを図示してあります。  今後の流れといたしまして、⑤の本日の委員会協議の結果を受けて文言整理等を行い、執行部へ投げかけが必要なものは投げかけを行います。執行部からの回答につきましては、3月定例会中の委員会において受けることとしており、その後、委員会において協議を行った後、議会活性化推進会議へ報告をいたします。そして、議会活性化推進会議での集約が終了次第、議会運営委員会への報告を経て、ホームページ等で公表するという流れになっております。  次に、A3横の資料3、平成29年度大分市議会市民意見交換会における建設常任委員会集約表(案)をごらんください。  左側の表が、建設常任委員会に割り振られた意見・質問、及び各会場での回答、並びにアンケートの一覧でございます。なお、回答欄にハイフンが入っている項目はアンケート分になります。続いて、右側の表ですが、この部分が本委員会の対応として本日協議していただく部分でございます。意見・質問(案)の部分は、左側の意見交換会での意見やアンケートを本委員会としての意見、質問として、このようにしてはどうかという正副委員長案でございます。一番右の対応(案)は、委員会として考えられる対応の案として、先ほど説明いたしました①から③までの数字を記載しております。 ○足立委員長   それでは、事前に正副委員長案を作成しておりますので、書記に朗読させます。 ○三浦委員   もう読まなくていいです。目で追いかけたほうが早いので、1個ずつ議題にして、①、②、③を聞いていけば、私たちで意見を言います。 ○足立委員長   それでは、そのような段取りでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、緑の羽根については①でいいですか。 ○三浦委員   これは、赤い羽根が何で緑になったのですか。 ○宮邉委員   まあ、赤い羽根などですから。 ○三浦委員   などね。わかりました。では、①で結構です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   はい、①。  次に、信号機の要望について、①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、対応は①。
     排水対策について。これはポンプの能力向上についてです。②でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、鶴崎地区の環境整備について。②ということです。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   はい、回答を求めます。  次に、大分川・大野川大規模氾濫に関する減災対策協議会について、①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   はい、①です。  次に、国道442号の整備について。これも、その地区の課題です。①でどうでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、津留地区の道路整備について①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   これも①とします。  次に、宗麟大橋の開通に伴う取り組みついては、今後、渋滞をもう少し検証しないといけませんので、②の執行部に回答を求めます。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、駄原総合運動公園周辺の道路整備についてです。これも①としています。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、市道竹の上明磧線について、これは距離も長いことですから、執行部に聞こうということにしておりますので、②でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、佐賀関の道路整備は、①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、中心部の駐車場をふやしてほしい。これは①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、スマートサポートステーションの導入について。これは③でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、坂ノ市駅の高架化については①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、けやき台の市道の改良、これも①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それから、河川内の樹木伐採。これは台風の前の段階の、かなり大事ですから、②です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、中心市街地の整備について。これはまた、委員会で協議をしたいと思いますので、③です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、電柱の地中化についてです。地中化をやっておりますが、順番もありますから、執行部に投げかけでいいですね。②の説明対応を求めます。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、臨海道路197号について、馬場地区のほうです。①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、国道197号の冠水についてです。馬場地区のところなのですが、①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、要望に対する回答が遅いので早くしてくださいということです。①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、高松西公園のツツジの剪定について、②です。 ○宮邉副委員長   愛護会とかがやっている部分もあるので、その状況だけ一度確認をするということで、②にしています。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、樹木の伐採について、慎重に行ってほしいということですが、①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、鉱さいの除去等について、これは執行部に聞くということで②でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、イルミネーションについてどのように考えているか。これは②です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、大在一木線の拡幅工事について、これは御当地のことでありますが、学生の件もありますので、②にしました。いいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、タクシーの活用について。これも①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、国道10号の拡幅はいつごろ完成するのか。これも①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、市道の維持管理はしっかりやってほしい。①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、大分川堤防の通行についても①でいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、聾学校のブロック塀についてと急傾斜地の対策についてですけれども、これも①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   次に、交通弱者対策については①です。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、文言については正副委員長にお任せしていただいてよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉副委員長   また目を通して、おかしいところがあったら指摘してください。 ○足立委員長 
     それでは、以上で終わりましたが、委員の皆さんからその他としてなにかありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、これで散会いたします。                              午後0時0分散会...