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  1. 大分市議会 2017-12-11
    平成29年文教常任委員会(12月11日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年文教常任委員会(12月11日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   平成29年12月11日(月) 午前10時15分開議~午前11時12分散会 2.場所   第3委員会室 3.出席委員   委員長 帆秋 誠悟  副委員長 松本 充浩   委 員 松木 大輔  委 員  藤田 敬治   委 員 仲道 俊寿  委 員  福間 健治   委 員 甲斐 高之  委 員  高橋 弘巳   委 員 川邉 浩子  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
      (教育部)    増田教育部長佐藤教育部教育監河野教育部次長、    御手洗教育部次長学校教育課長池辺教育部次長学校施設課長、    清水教育総務課長西川体育保健課長、大石人権・同和教育課長、    安藤社会教育課長沖田文化財課長佐藤大分教育センター所長、    菅大分市美術館長、長田美術振興課長岡本教育総務課参事、    水田教育総務課参事三原教育総務課参事野田学校教育課参事、    佐藤学校教育課参事児童生徒支援室長、新納学校施設課参事、    小花体育保健課参事板井体育保健課参事、河野人権・同和教育課参事、    山本社会教育課参事河野社会教育課参事坪根文化財課参事、    御手洗大分教育センター参事兼副所長、    松本大分教育センター参事教育相談特別支援教育推進室長、    大坪社会教育課参事補庄社会教育課参事補後藤大分市民図書館長、    首藤文化財課参事補吉田文化財課参事補後藤美術振興課参事補、    中原美術振興課参事補工藤学校施設課主査清水学校施設課主査 5.事務局出席者    書記 島谷 幸恵 6.審査案件等   【陳情】    継続審査中のもの    平成29年陳情第16号 大在東部地区への学校施設早期建設を求める陳情                                   〔継続審査〕    新たに提出されたもの    平成29年陳情第17号 大分市への科学館設置に関する陳情     〔継続審査〕    平成29年陳情第18号 大分市に科学館設立を求める陳情      〔継続審査〕   【予算議案】    議第86号 平成29年大分市一般会計補正予算(第6号)        〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第10款 教育費(子どもすこやか部及び市民協働推進課                       関係を除く。)         第3条 債務負担行為の補正 第3表中         1追加 ・海部古墳資料館管理業務委託料   【一般議案】    議第100号 大分市立小学校設置条例及び大分市立中学校設置条例の一部改正につ          いて                         〔承認〕    議第102号 大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正について                                     〔承認〕    議第107号 公の施設に係る指定管理者の指定について                                     〔承認〕                 会議の概要                              平成29年12月11日                              午前10時15分開議 ○帆秋委員長   ただいまより、文教常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方がおられますが、遵守事項に従い、静粛に傍聴いただきますようお願いいたしたいと思います。  審査に入る前に、委員会運営につきまして、2点ほど確認をさせていただきたいと思います。  1点目は、自由討議についてでございます。議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査におきましては、議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされておりますことから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認めた場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けていきたいと思います。  ただし、審査や調査内容に応じまして、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるかどうかにつきましては、委員会において、そのときに決定させていただきたいと思います。  2点目でございますが、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に対しまして、執行部の方は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問をする場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対しまして必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象とはなりませんので、よろしくお願いします。  それでは、まず、審査日程についてお諮りをさせていただきます。  お手元に配付しております日程案のとおり、委員会1日目に陳情、予算議案一般議案について審査を行い、2日目に執行部からの報告を受け、3日目に管内視察を行いたいと考えております。委員の皆さん、この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、この日程に従って審査を行ってまいります。  ここで、三浦教育長より発言を求められておりますので、許可いたしたいと思います。 ○三浦教育長   おはようございます。委員会審査に先立ちまして、貴重なお時間をいただき、まことにありがとうございます。  教育委員会の最近の取り組みにつきまして4点、それから、予算議案並びに一般議案の概要につきまして、御説明をさせていただきます。  まず1点目は、教育委員会の組織、機構改革についてであります。これは、来年度から教育委員会事務局に、英語教育推進室を設置しようとするものであります。  平成29年3月に告示されました学習指導要領の改訂に伴い、平成32年度から、小学校中学年において外国語活動が、高学年においては外国語科が新たな教科として実施されることとなりました。このことから、初めて教科としての指導に当たる小学校教員に対し、その不安の解消を図るとともに、効果的な指導方法指導体制を構築し、小学校だけでなく、中学校における英語教育の充実に資するため、学校教育課内に英語教育推進室の設置を考えたところでございます。  今回の組織、機構改革につきましては、平成30年4月から実施する予定としており、新たな事務局体制の中で、より一層の本市教育行政の充実を図ってまいりたいと考えております。  2点目は、大分市立学校における教職員の働き方改革推進計画の策定についてでございます。  新学習指導要領への対応、生徒指導部活動指導などを初め、近年学校での対応が多様化し、教職員の長時間勤務の実態が明らかとなり、文部科学省において、長時間勤務の是正に向けた学校における働き方改革に係る緊急提言が、本年8月に取りまとめられました。  このような中、本市教育委員会といたしましては、教職員の業務負担の軽減を図るため、プロジェクトチームを立ち上げ、大分市立学校における教職員の働き方改革推進計画を策定することといたしました。  本計画は、中央教育審議会の特別部会による働き方改革に関する総合的な方策の検討状況や中核市の取り組み状況等を踏まえるとともに、本市における学校現場の実態や意見等を反映し、今年度中に策定する予定としております。  本計画の実行により、教職員が心身の健康を損なうことのないよう、長時間勤務の是正に向けて勤務環境を整備するとともに、毎日の教育活動をこれまで以上に充実して行えるよう、環境整備に努めてまいりたいと考えております。  3点目は、本年4月、県下初の義務教育学校として開校いたしました碩田学園のこれまでの様子や視察状況等につきまして、御報告をいたします。  碩田学園は、平成27年6月の学校教育法の改正により、小学校課程から中学校課程まで義務教育を一貫して行う学校としての制度化を受け、本年度、施設一体型として開校いたしました。  義務教育学校は、県下初と申しましたけれども、九州では、福岡県、熊本県に各1校、鹿児島県に2校、そして、佐賀県に5校が開校しているところであり、現在5県に10校という状況でございます。  義務教育学校は、6歳から15歳までの子供たちが、同じ環境で学び、教育課程も柔軟に組めることが特徴であります。  碩田学園では、開校後、日を追うごとに、異学年の交流も生まれ、年の離れた子供たちが触れ合いながら学ぶ姿が見られるようになるなど、学校行事では地域の皆さんの御協力もいただきながら、これまで順調に教育活動学校運営ができているところでございます。  施設整備の進捗状況でありますが、現在、校舎東側の大グラウンドと校舎を結ぶ通路橋の整備を行っており、通路橋は本年12月15日に、大グラウンドは来年の3月15日に完成する予定としております。  なお、視察の状況については、開校直後から、文部科学省を初め県内外の教育委員会等これまで延べ200名以上の視察をいただいているところであります。  また、市民の皆様からの電話による問い合わせも100件以上に上っており、同校への関心の高さがうかがえるところでございます。  詳細につきましては、後ほど学校教育課長から説明を申し上げます。  4点目は、児童生徒の体力・運動能力調査結果についてであります。  本市児童生徒の体力について、大分市教育ビジョンでは、新体力テストにおける総合評価がC以上の割合を高めることを目標としております。  総合評価C以上とは、上体起こしやボール投げなど8つのテスト項目の成績を点数化し、その合計点をAからEまでの5段階で総合評価をし、得点の高いほうからA、B、C、D、Eで評価したものであり、C以上が、いわゆる高体力層と考えられているところであります。  このC以上が全体に占める割合は、大分市教育ビジョンの中間年度の目標値である、平成31年度で小学校において81%、中学校では84%、最終年度となる平成36年度で小学校では84%、中学校では87%に設定をしているところであります。  本年度のテスト結果は、中間年度目標値を小学校では2.2ポイント上回り83.2%、中学校では1.3ポイント上回り85.3%となったところであります。  この要因といたしましては、各学校とも低学年から高学年へと系統的な取り組みができたこと、小学校から中学校への接続など、学校の組織的な取り組みの定着が図られたこと、体育授業を参観し、直接指導、助言を行う保健体育指導員による訪問指導が効果的であったことなどが、このような結果に結びついたものと考えております。  さらに、今後は組織的な取り組みが浸透するよう取り組んでまいりたいと考えております。  それでは、教育委員会にかかわる予算議案並びに一般議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  予算議案については、議第86号、平成29年度大分市一般会計補正予算(第6号)、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款、教育費の補正額は3,319万1,000円の増額で、補正後の額は142億1,439万8,000円となり、一般会計に占める構成比は7.7%となります。  このうち、教育委員会所管分の補正額は、子どもすこやか部が所管する幼稚園費及び市民協働推進課が所管する公民館費を除き、1,666万8,000円の増額でございます。  今回の教育委員会所管分の補正は、人件費の調整及び国の補助内示に係る経費の追加計上でございます。  その他、第3条の債務負担行為の補正がございますので、その詳細につきましては、後ほど教育総務課長から説明をさせます。  続きまして、一般議案についてであります。  議第100号、大分市立小学校設置条例及び大分市立中学校設置条例の一部改正について、議第102号、大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正について、議第107号、公の施設に係る指定管理者の指定について、詳細につきましては、それぞれ担当課長から説明をいたします。  何とぞ、慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○帆秋委員長   それでは、早速審査に入ってまいりたいと思います。  まず、継続審査中の陳情についてでございますが、平成29年陳情第16号、大在東部地区への学校施設早期建設を求める陳情について、審査を行いたいと思います。  まず、執行部から補足説明等がございましたら、お願いいたします。
    池辺教育部次長学校施設課長   平成29年9月の文教常任委員会での御報告以降、特段の動きはなく、補足説明等はございません。 ○帆秋委員長   委員の皆さん、質疑等はございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はございませんか。 ○仲道委員   自由民主党は継続でお願いします。前回から動きがないということは、疑問、質問、それから、課題点が解決されてないということでありますので、引き続き継続審査の必要があろうかと思います。 ○帆秋委員長   ほかに討論はありませんか。 ○福間委員   継続です。 ○帆秋委員長   ほかに討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、平成29年陳情第16号につきましては、意見を集約いたしますと、継続審査という意見のようですが、継続審査という形でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   御異議なしと認め、平成29年陳情第16号は継続審査と決定いたします。  次に、今回新たに提出されました、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情、平成29年陳情第18号、大分市に科学館設立を求める陳情についてでございます。  これらの陳情は関連がございますので、質疑までを一括して行い、討論と採決は1件ずつ行ってまいりたいと思います。  それでは、執行部から補足説明等があればお願いいたします。 ○安藤社会教育課長   関係資料をお配りしてよろしいですか。 ○帆秋委員長   お願いします。  〔資料配付〕 ○安藤社会教育課長   まず、A3の資料をごらんください。  現状の科学に関する本市の取り組み等についてです。  まず、全国の科学館設置の状況でございます。右の表にまとめており、中核市は右から2番目の欄ですが、中核市48市のうち設置している市が25市であり、パーセントでいうと52%でございます。未設置の中核市23市のうち4市には県立の科学館が設置されている状況でございます。  次に、大分市の科学に関する取り組みについてです。  全ての地区公民館で、子供対象の科学教室等の講座を実施しております。また関崎海星館、コンパルホール、のつはる少年自然の家に、天体望遠鏡を設置し、定期的に科学に関するイベントを実施しております。さらに、大分食と暮らしの祭典において、おおいた協働ものづくり展の中で体験参加型のイベントを実施しております。  写真がありますが、のつはる少年自然の家の主な関連事業として、サイエンス&べースキャンプ、星空散歩、また小学校の宿泊体験時の天体観測、これ以外の主催事業でも夜間活動として天体観測会を実施しております。  関崎海星館の主な科学関連の事業としましては、天体観測会出前天文教室スターウオッチング教室各種工作教室などを行っており、参加した市民の皆様には大変好評を得ております。  次に大分県、大学、企業の取り組みについてですが、大分県につきましては、2010年から、気軽に科学体験のできるO-Laboを運営しております。  それと、高江の大分県産業科学技術センターで、小学生を対象に科学技術フェアを実施し、年間約600名の参加がございます。  また、大学や大分工業専門学校では、毎年科学に関する公開講座を実施しております。  企業の取り組みといたしましては、市内の多くの企業が、毎年、小中学校での出張教室、工場見学などを実施しております。 ○帆秋委員長   ただいまの執行部の補足説明につきまして、質疑等はございませんか。 ○仲道委員   科学館の定義について教えてください。文書で配ってほしいというお願いです。 ○安藤社会教育課長   資料の2枚目が関連しておりますが…。 ○仲道委員   それでは、質問を変えます。  間違いがないか確認してください。ウィキペディアによると、科学館とは自然科学に関連する展示を行う博物館である。自然科学とは、狭義には、物理学、化学、生物学、地球科学、天文学、広義には、医学、農学、工学などの応用科学と呼ばれる分野を含む。例えば、蒸気機関の仕組みや力学のモデル、化学物質の分子模型などを展示しているものもあれば、交通、通信、鉄道、産業技術に特化した科学館もあるし、大事なところです。子供のための理科、科学教育を主とするものもつくられている。また、定期的に科学イベントも行ったりする、という内容です。間違いないですか。確認してください。 ○安藤社会教育課長   科学館について、私どもも調べた限りでございますが、その点については間違いございません。 ○仲道委員   陳情第17号も陳情第18号も、全国で科学館が設置されていない県は大分県と沖縄県だけだという表記があります。今の説明でも、関崎海星館については、行うイベントは科学に関連するものもやっているけれども、施設自体は科学館ではないという判断と受け取りました。  先ほどのウィキペディアの科学館の一覧には、関崎海星館はありません。ただし、大分県の科学館の遊ぶところ一覧には、関崎海星館大分県立先哲史料館、大分県マリンカルチャーセンター、大友氏遺跡体験学習館海部古墳資料館、道の駅鯛生金山、道の駅耶馬トピア、以上7件があります。  今週の九州・沖縄の科学館人気ランキングでは、関崎海星館は先週は26位でしたが、今週は18位に躍進をしております。  この2件の陳情にある、全国で科学館が設置されていない県は大分県と沖縄県だけであるということについて、執行部の見解を求めます。 ○安藤社会教育課長   科学館の定義はございませんが、文部科学省等に確認したところ、2枚目の表を見ていただけますか、先ほどの、科学館とは自然科学に関連する展示を行う博物館であるというような定義の中で、科学に関する博物館は博物館法で定義があり、その分類でいくと、左の欄にありますが、登録博物館博物館相当施設博物館類似施設というような分類になっております。その中で、下に書いておりますが、博物館とは、博物館法によると、ここに分類されるのではないか。  それから、関崎海星館につきましては、一番下の博物館類似施設、それに該当すると、こちらは考えております。ですから、分類上は、関崎海星館も科学館の1つではないかと考えております。 ○仲道委員   分類上はそう考えているのに、いただいた資料の科学館設置状況の一覧では、大分県にはないことになっていますが、どう捉えていますか。結論として、科学館なのか、科学館ではないのか、科学館であるという今の説明であれば、この一覧の大分県の欄に丸がつくはずです。 ○安藤社会教育課長   先ほども説明しましたが、細かく分類すると、科学館の分類には入ると思いますが、純粋な何々科学館ということではないということです。事業上は科学館に類することを関崎海星館は行っております。ですから、そこで一覧表の欄に、丸を記入するのか、三角と記入するのかという判断は、厳しいです。今のところ、陳情者の考えでは、大分県に科学館はないということであり、我々の調べたところ、分類上はそれに類するものがあるということでございますが、純粋に科学に関する科学館というのはないが、それに類するものはあるという判断です。 ○仲道委員   大事なところなので、資料2枚目の表の科学の部分の、登録と類似施設がどう違うのか説明してください。 ○安藤社会教育課長   登録博物館については、都道府県教育委員会の審査を受けた施設であり、基準がございます。大分県では、大分市美術館は登録博物館でございます。 ○仲道委員   いや、科学に関連したところだけ回答してください。  登録科学館科学館類似施設の違いを教えてください。 ○安藤社会教育課長   登録博物館、科学館には、要件があり、都道府県教育委員会が審査し、設置主体教育委員会一般社団法人、宗教法人、それから、相当施設については、設置主体の制限はございません。  それから、登録要件として、登録科学館は、館長、学芸員が必ず要ります。それから、年間150日以上の開館という条件がございます。  科学博物館相当施設におきましては、学芸員相当職員を置くということ、それから、年間100日以上の開館などの条件があります。 ○帆秋委員長   類似施設はどうですか。 ○安藤社会教育課長   類似施設は、両方の要件の制限はございません。 ○仲道委員   しつこく質問するのは、今回、関崎海星館類似施設に入っているのに、陳情者は大分県には科学館はないという判断をされているのです。ということは、類似施設程度の規模の科学館ではなくて、登録の基準を満たすぐらいの科学館を設置してほしいということになります。そうなったときに、登録科学館というのは、どの程度の規模を言うのかということがあります。  今週の九州・沖縄の家族で学べるスポット人気ランキングで科学館と名前がつく、複合施設でなく単体でつくっている建物の建設費用を調べたら、3億5,000万円から62億円まで、これは土地代を除いた当初の建設費という形でしか分からないので、建屋だけなのか、展示施設も全部入ってあるのか、62億円のほうは展示も入っていますが、3億5,000万円のほうは展示まで入っているかまで確認はできていませんが、金額が非常に幅広いのです。  議会で審査するときに、どの程度の科学館を考えればいいのかという1つの目安が要りますので、登録科学館というのはどの程度の規模以上になるのかというのを聞きたいのです。例えば、床面積などに制限があるのですか。 ○安藤社会教育課長   資料によると、登録科学館、博物館については建物面積が165平米以上、博物館相当施設については延べ床面積が132平米以上ということです。 ○仲道委員   それでは、逆に、関崎海星館は何の基準を満たさなかったから、登録科学館ではないのですか。 ○安藤社会教育課長   まず、関崎海星館には学芸員の職員が存在しておりません。館長はおります。それから、年間150日以上の開館はあります。県に対して、そういうことも含め審査の請求もしていないような状況ですので、その他の施設、類似施設というような分類だと考えます。 ○帆秋委員長   資料1枚目の科学設置状況の、都道府県、政令都市、中核市の欄に丸を記入しているのは、一般的に登録科学館という位置づけのものがあるか、ないかを記入しているということで理解していいでしょうか。 ○安藤社会教育課長   そこまで確認しておりませんので、登録施設もあれば、類似施設もあれば、相当施設もあります。ある意味、広義の科学館という意味です。 ○帆秋委員長   それであれば、関崎海星館があるので、大分も丸が記入されていないとおかしいです。 ○大坪社会教育課参事補   A4でお配りしている資料2枚目の、科学というところで、登録と相当施設類似施設という分類で数を載せているのですが、ごらんのとおり、圧倒的に類似施設が多数を占めているのが現状でございます。8割以上が類似施設で、登録や相当施設はごくわずかという、今の全国の状況がございまして、一つ一つの科学館に照会をかけていないのでわからないのですが、実態としては、資料1枚目の科学館設置状況の表の8割程度は、関崎海星館と同じ類似施設という部類に分類されるのではないかと思います。 ○仲道委員   この委員会が始まる前の意見陳述の中で、大分市私立幼稚園連合会、大分市私立幼稚園PTA連合会の方に、大分県と沖縄県の2県には科学館はないということをお伺いしました。その認識は、関崎海星館はあるけれども、総合的な科学館、執行部が言うところの登録科学館に匹敵するような、しっかりした総合的な科学館がないというものでありました。それについて、執行部はどう考えますか。確認します。そういう認識でいいですか、どうですか。 ○安藤社会教育課長 
     そういう認識でございます。 ○仲道委員   それならば、科学館設置状況の表に丸がついている中核市のところ、登録科学館なのか、相当施設なのか、類似施設なのか、もう一度確認してください。そうしないと、陳情の前提が全く変わってくるのです。よろしくお願いします。 ○帆秋委員長   今は資料の持ち合わせがないかもしれませんが、また、説明を求めたいと思いますので、議会事務局とともに、日程については打ち合わせしてもらいたいと思います。  また、仲道委員も言われましたが、当然、登録施設の有無として丸を記入していると思っていましたが、類似施設も含むという可能性があるのであれば、全く議論の歯車がかみ合わないどころか、スタートができないので、その辺の整理を早急にしていただきたいと思います。 ○甲斐委員   資料の見直しをするのであれば、資料1枚目の科学館設置状況の備考の欄の記載もわかりづらいので、あわせて、備考の欄の取り扱いの件も、後日説明をしてください。 ○帆秋委員長   よろしいですか。 ○安藤社会教育課長   はい。 ○高橋委員   これまで、議員が、科学館設置に関する質問を随分してきたと思います。その答弁について、議員がどういう質問をして、それに対してどのような答弁をしてきたのか、提出してくれませんか。 ○帆秋委員長   科学館の分類の仕方もかみ合うように、説明をしてください。  答弁の内容についても、執行部として、どういう観点でその質問に対して答えたか、登録施設としての科学館をつくるための質問を受けたつもりで答えたのか、類似的なものでもいいという質問を受けたつもりで答えたのか、もし、それであれば、今ありますから、できませんというのはおかしいでしょう。ですから、その辺を整理してきてください。 ○福間委員   資料に科学館設置状況がありますが、全部でなくていいので、都道府県、政令市、中核市、中には県市連携というのもありますので、特筆すべき位置づけや考え方、そして、どのような機能を持った科学館なのかというのがわかるような、配置図のようなもの、そして、つくるとなると、かなりの経費もかかるでしょうから、現実にどれぐらいの用地取得費や建設費や維持管理費がかかっているのかという資料をお願いします。特筆すべきものだけで結構です。今後の参考にしたいと思います。 ○松木委員   陳情者は、総合的なものを、大学で例えるとカレッジかユニバーシティかというと、ユニバーシティ的なものをつくってほしいということだと思います。登録されているか、されていないかは余り関係ないと思います。これを、いわゆる科学館と、今から言わせてもらいますけど、この、いわゆる科学館があることによって、子供たちは科学に身近に触れる機会がふえると思うのですが、それが子供たちの成長にどういう影響を及ぼすと考えたのかということと、先ほど科学の教室の取り組みを進めているという話がありましたが、非常に需要が多く、応募してもなかなか当たらないことが多いという話が、陳情者の方からありました。私が、もう1点聞きたいのは、そういう子供たちが科学に触れたいという需要に、大分市、大分県の環境は応えることができていると考えているかどうか。  3つ目に、全国で大分県と沖縄県の2県のみ、いわゆる科学館がないということですが、そのことを、教育委員会はどう考えているかというのをお聞かせください。 ○安藤社会教育課長   最初の、科学に関する科学館等が、子供たちにどういう影響を与えているかということに関しては、未来を担う子供たちが、自然科学や科学技術に親しみ、学ぶことは、創造性豊かな人材を育成していく上で大変重要なことと考えております。  2番目の、需要に応えている状況かということでございますが、実は、大分市の施設で行っている科学に関する事業の集計が全部で年間延べ420回、参加人数が合計1万4,764人です。また、県が行っている事業である、O-Laboの話を聞きますと、20名程度の教室に申し込みが100名程度あるという状況であり、足りているという状況ではないと考えております。  3番目の、大分県、沖縄県には科学館がないということに対して、教育委員会はどう考えているかについてですが、科学館や科学に関する事業は、子供たちにとって重要なことですから、科学館を今後設置するという場合には県との連携や、いろんな役割分担が必要になります。今後、いろいろな施設設置や、土地の利用活用の検討を行う中で、その必要性を議論していく必要があるのではないかと考えます。 ○帆秋委員長   今のは原課の答弁ですが、教育監からはどうですか。 ○佐藤教育部教育監   教育委員会といたしましては、先ほど松木委員のお話もありましたが、単体としての科学館は、関崎海星館があると考えています。ただ、確かにユニバーシティ的なものは、今のところ、難しいという見解は持っております。 ○帆秋委員長   総合的な施設については、必要だというような見解、考え方としてはあるということでいいですか。 ○佐藤教育部教育監   それもあります。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございますか。 ○藤田委員   まず、高知県の県市の連携の部分の内容を、詳しく、後日でいいので、教えていただきたいと思います。  それと、大分県は、科学館的なものは計画しているかどうかというのも確認をしていただきたいと思います。 ○帆秋委員長   高知県の施設のこと、大分県の状況、考え方、外部団体からのいろいろな要望、申請などもあるのかも含めて、県の状況等も調べておいてください。 ○仲道委員   教育長、県との連携について、大分市としては、県と連携するということは可能ですか。 ○三浦教育長   可能であります。もちろん広域で、子供たちの約半数が大分市におりますので、大分市でつくることも可能かと思うのですが、大分県全体で広く子供たちの利用に付したほうが、より効果的だと考えております。 ○帆秋委員長   安藤課長、全国的な状況などを調べるのは、きょう、あすにできるような事務量ではないと判断いたしますので、でき次第お願いします。また委員会に報告をしてください。 ○三浦教育長   今回の件につきまして、調査研究の結果の資料が、非常に不十分であり、委員の皆様方には大変御迷惑をおかけしました。内部の精査が不十分であったということを深く反省して、おわびを申し上げます。  後日、また資料の再提出をさせていただきたいと思います。 ○帆秋委員長   大きな動きのスタート地点になる可能性があります。大事な資料になると思いますので、よろしくお願いします。  ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、これより1件ずつ討論に入っていきたいと思います。  まず、平成29年陳情第17号、大分市への科学館設置に関する陳情について、討論はありませんか。 ○仲道委員   自由民主党は継続です。理由は、今までの質疑を聞いていただければわかると思います。 ○帆秋委員長   ほかに討論はありますか。    〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   今、資料の提出も求めましたし、継続審査という意見が出ました。  皆さん、継続ということでよろしいですか。  〔「よし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、意見を集約いたしますと、皆さん、継続ということでございますので、平成29年陳情第17号は、継続審査とすることに御異議はございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   御異議なしと認め、平成29年陳情第17号は継続審査と決定いたします。  次に、平成29年陳情第18号、大分市に科学館設立を求める陳情について、討論はございませんか。 ○仲道委員   自由民主党は継続でお願いします。 ○帆秋委員長   ほかに討論はありませんか。 ○福間委員   この2つの陳情については、団の会議でも大いに賛同するという立場でありますけれども、設置に至っては、2つの陳情の中身のかみ合いもありますので、十分な検証が必要という立場で、継続審議でお願いします。 ○帆秋委員長   それでは、平成29年陳情第18号は、これまでの意見を集約しますと、継続審査という御意見が出ておりますが、皆さん、継続審査でよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   御異議なしと認めまして、平成29年陳情第18号は継続審査と決定いたします。 ○仲道委員   今、福間委員からも発言がありましたが、陳情第17号と陳情第18号で、方向性が同じ部分と、少し違う部分があります。できれば、この提出者で統一できるのであれば、1つの陳情という形の中で出していただかないと、対象も若干違いますし、内容も若干違うという部分があります。ぜひ提出者のほうで、その努力をしていただきたいということをお願い申し上げて、発言とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○帆秋委員長   2団体の陳情者の方々、よろしいですか。そのほうが進み方もよろしいかなという気はいたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、予算議案の審査に入っていきます。  議第86号、平成29年度大分市一般会計補正予算(第6号)、第1条の歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費、子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除くものです。  執行部の説明を求めます。 ○清水教育総務課長     〔説明書② 72ページ~ 第10款 子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○帆秋委員長   質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
     〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第3条債務負担行為の補正、第3表中、1追加、海部古墳資料館管理業務委託料の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○清水教育総務課長     〔説明資料② 100ページ~ 債務負担行為のうち当委員会所管分について説明〕 ○帆秋委員長   質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  それでは、次に、一般議案の審査を行います。  議第100号、大分市立小学校設置条例及び大分市立中学校設置条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○池辺教育部次長学校施設課長   大分市立小学校設置条例及び大分市立中学校設置条例の一部改正について、御説明申し上げます。  議案書の100ページの1をごらんください。  本案は、大分市立判田小学校及び大分市立判田中学校の条例記載の位置を、新たな町名へ変更しようとするものでございます。  理由といたしましては、平成30年1月6日付で、判田台地区に住居表示整備が実施されることによるものでございます。  なお、施行日は平成30年1月6日となっております。 ○帆秋委員長   質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第102号、大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   本案は、大分市いじめ問題第三者調査委員会の委員定数を変更するとともに、臨時委員及び部会を置くことができることといたしたく、提出したものであります。  本条例は、平成25年9月に施行されました、いじめ防止対策推進法第28条第1項に規定する重大事態に係る事実関係を明確にするための調査等を行うため、平成26年第1回定例会において可決、平成26年4月1日に施行されたものであります。  本条例に基づく、これまでの第三者調査委員会の開催状況といたしましては、重大事態1件の発生に伴い、平成28年11月から平成29年4月にかけて、合計13回の委員会を開催し、事実関係の調査等を行ったところでございます。  今回の本条例の一部改正につきましては、今後、いじめによる重大事態が同時期に複数発生した場合に対応するとともに、事実関係をより迅速に調査するため、常時委嘱する委員の定数を5人から10人に増員し、委員長が指名する5人以上の委員で組織する部会を委員会に置くことができることとしようとするものであります。  また、SNS等を用いたいじめ事案には、情報関連の有識者を委員に委嘱、複雑な事案には、調査の経験や知識を有する文部科学省等の関係行政職員を委員に委嘱するなど、事案の特性に応じて臨時委員を置くことができることとしようとするものであります。 ○帆秋委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第107号、公の施設に係る指定管理者の指定について、大分市海部古墳資料館の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○沖田文化財課長   議案書の議107の1ページをごらんください。  大分市海部古墳資料館の管理運営につきましては、平成18年度から指定管理者制度を導入しておりますが、本年度末で現在の指定管理期間が満了となりますことから、指定管理予定者選定等委員会において、任意指定により次期指定管理予定者を選定いたしましたので、指定管理者に指定いたしたく、議決を求めるものでございます。  指定管理者となる団体は、坂ノ市地区社会教育関係団体連絡協議会でございます。  指定の期間は、平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間とし、本議会での議決の後、基本協定を締結する予定でございます。 ○帆秋委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、本日予定の付託議案の審査を終了いたしましたが、執行部の皆さん、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○帆秋委員長   委員の皆さんで、その他として何かありませんか。 ○松木委員   先日、倉掛議員の一般質問で、人権問題に対する取り組みということで、拉致問題を題材にした舞台劇を、ぜひ大分市でも実施してほしいという要望があり、私も、ぜひそういった取り組みを進めていただきたいと思うのですが、教育委員会の見解をお聞かせください。 ○佐藤教育部教育監   倉掛議員からの御質問の件は、めぐみへの誓いという舞台劇であり、主催が政府、拉致問題対策本部、そして後援が法務省、文部科学省となっております。  教育委員会の見解といたしましては、人権啓発週間等に合わせるなど、その開催に向けて、今後関係部局と協議してまいりたいと考えております。 ○松木委員   ぜひともいい形で進めていただきますように、よろしくお願いいたします。 ○帆秋委員長   当日の倉掛議員の質問のときにも、今のような答弁でしたか。そこまで踏み込んでなかったのではないですか。 ○佐藤教育部教育監   当日は、要望という形でお受けいたしました。 ○帆秋委員長   公の後援等もついているということです。今の答弁を真摯に受けとめて、報告しておいてください。  ほかに委員の皆さんからありませんか。 ○藤田委員   ことしから外国人の子供たちの支援をやっていただいておりますが、子供たちの状況に変化があれば説明してください。  また、人数はふえていますか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   まず、人数につきましては、ふえていますが、現状値を持ち合わせておりません。あす御報告させていただくことでよろしいですか。 ○藤田委員   結構です。
    御手洗教育部次長学校教育課長   子供たちの状況については、私も2校、聞き取りをさせていただきました。子供たちとしては、日本語になれてないところが、だいぶありました。継続的に、週2回程度、個別指導を受けており、わかりやすくなったということで、非常に喜んでいます。保護者からも、子供が明るくなったという評価をいただいているところでございます。 ○帆秋委員長   ほかに、何かありませんか。 ○高橋委員   今回の台風18号における教育委員会での被害も含めて、子供たちを守る意味で諸トラブルなどがなかったかどうか、そういったものを教訓にしていただくということで、何かあれば報告をしていただきたいと思います。あしたでいいのでお願いします。 ○帆秋委員長   それでは、よろしくお願いします。  ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、本日の委員会は終了いたします。  あす12日の火曜日は、議会運営委員会が午前9時半からございますので、終了後、開会のアナウンスをさせていただきます。  本日はこれにて散会いたします。                              午前11時12分散会...