現在、平成30年4月の統合に向けまして、内部の
検討委員会等で詳細なすり合わせをしているところでございます。また、庁舎の
増改築等につきましては、8月末に
駐車場の整備が終わり、庁舎の
増築部分につきましては来年1月末に
完了予定でございます。統合の最終案につきましては、第4回
定例会に
機構改革案をお示しさせていただきたく予定しているところでございますので、よろしくお願いいたします。
次に、来る10月11日と12日にかけまして、大分市で
日本水道協会九州地方支部合同防災訓練を開催いたします。この訓練は、
東日本大震災の
支援活動を契機に、
九州地方支部管内における
災害発生時の
相互応援体制を確立することを目的として、
日本水道協会九州地方支部の主催で、
九州管内の
災害発生時における
相互応援協定に基づいた
応急給水、
応急復旧の
訓練等を行うものでございます。
今回の訓練におきましては、九州各都市との連携を図る中で、大分市での大
規模災害の発生を想定しまして、職員は
給水車の
派遣要請から災害時の
受け入れ体制も含めまして、約100人規模で
古国府浄水場に参集し、市内4カ所の会場で2日間にわたり、
応急給水、
応急復旧の訓練を行うものでございます。詳細につきましては、後ほど
担当課長から御説明申し上げます。
水道事業の諸事業の報告につきましては以上でございます。
なお、今回も当
委員会に付託されております議案はございませんが、
報告事項といたしまして、
大口使用者等特別料金制度につきましての御報告をさせていただきます。詳細につきましては
担当課長より御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
最後に、今
定例会に上程いたしております議第82号、平成28年度大分市
水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきましては、後日、
分科会にて御審議いただくこととなっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
足立委員長
それでは、
水道局の案件について審査を行いますが、今
定例会において、当
委員会に付託された
水道局の案件はないようでございます。
ここで、申し出により
執行部から報告を受けます。
説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いいたします。
それでは、
大口使用者等特別料金制度についての報告を受けます。
○
岩田水道局次長兼
営業課長
大口使用者等特別料金制度でございますけれども、お手元にお配りしておりますA4の資料で御説明をさせていただきます。
これまでも都度御説明をさせていただきましたけれども、制度の概要としましては、
水道水を多量に使用される
お客様を対象としまして、この制度を設けることによりまして、
地下水利用転換者の
水道水への回帰を促すとともに、新たな
水道水以外の
地下水等による
水道水離れの抑制を図ることを目的として創設いたしたものでございます。
これまでのPRの
具体的方法でございますけれども、まずJ:COMの番組でありますもぎ
たて情報局、こちらに職員が2名出演いたしましてPRを行いました。また、
OBS大分放送ラジオでは、5月に月間30本CMを放送させていただきました。また、ポスターを作成し、市役所や各所への配付、それからパンフレットを作成しまして、訪問時に持参をして御説明、また該当する方へ郵送させていただいたところでございます。あとは
広報誌等によりまして
広報活動を行ってまいりました。
制度の御利用、申請の状況でありますけれども、こちらは平成29年8月31日現在でありますけれども、全体で439カ所からのお
申し込みがあっております。内訳としましては、
地下水等の転換の
お客様からの
申請状況としましては57者ございまして、その中で45者、複数持っているところがございますので、57カ所ということになっております。
それから、平成28年度、こちらを
基準年度といたしておりますので、こちらに
使用水量を3,000立方メートル以上1年間に使われている
お客様、こちらは約400者ございまして、そのうち376カ所からの申請をいただいております。
また、平成29年度に
使用開始ということで、1年間に3,000立方メートル以上の実績が見込まれる
お客様、こちらは6カ所からの申請をいただいたところでございます。
状況でございますけれども、制度を始めましたのが4月の請求分、それからお
申し込みは5月、6月にまたがっておりますので、今後またこの分の影響が出てくるとは思われますけれども、現時点では、
天候等、それから
費用等によりまして、
使用水量に差はございますけれども、前年の同月との比較で、2カ月で1,000立方メートル超えていらっしゃる
お客様も複数おられました。最大では1万立方メートルを超える
お客様もいらっしゃいます。また、
増加水量のみでありますと、月平均で約2万立方メートル増加をいたしているところでございます。今後も追跡をしながら、制度を活用してまいりたいと思っております。
○
足立委員長
ただいま
執行部より報告がありましたが、委員の
皆さんから
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、
執行部からその他として何かありませんか。
○
阿部総務課長
冒頭、
水道事業管理者からの挨拶の中にもございましたように、
日本水道協会九州地方支部の
合同防災訓練につきまして、お手元のA3の資料、
写真つきのものでありますけれども、これに基づいて御説明させていただきたいと思います。
リード部分につきましては先ほど
事業管理者のほうから説明がありましたけれども、今年度6回目となります
合同防災訓練につきましては、今年度初めて大分市で開催されるようになります。
日程につきましては1番のところにございますが、10月11日水曜日、12日木曜日の2日間で、
参集訓練、
応急復旧訓練、
応急給水訓練を実施いたします。会場は、
参集訓練につきましては
水道局の
古国府浄水場、
復旧訓練につきましては
水道局の
西部料金センター、
応急給水訓練につきましては市内の3
小学校、豊府
小学校、
金池小学校、
津留小学校の協力をいただきまして、各
県支部の
給水車が10台参加をして行われる予定にしております。
スケジュールですけれども、10月11日の水曜日はまず朝一番で
大分市内に地震が発生したということで、各
県支部へ
応援要請をいたします。各
県支部から
給水車等が出発いたしまして、午前中、昼までには各
県支部が
古国府浄水場へ到着する予定であります。こちらが
参集訓練となります。午後、開会式の後に、
応急復旧訓練を
西部料金センターで行います。
10月12日の木曜日は、午前中、豊府
小学校、
金池小学校、
津留小学校で
応急給水訓練を開始し、
訓練終了は午前11時の予定でございます。その後解散となりまして、夕方までには各市へ帰着するというような予定で計画しております。
参加団体としましては、九州内の各
自治体水道局職員が約100名、訓練に参加する小学生が、小学6年生ですが各3名、計10名程度。その他、大分市
管工事協同組合ほか、
水道関係事業者の協力をいただくことになっております。
右側に訓練の様子の写真がございますが、上2つについては
応急復旧訓練、こちらは今度、
西部料金センターで行う予定の訓練であります。下の2つは
応急給水訓練の写真ですが、
小学校で
給水車から給水袋へ
応急給水訓練の実施をするという予定でございます。
6番目につきましては、
市内地図の中に
会場位置図を掲載しております。
○
足立委員長
ただいま
執行部より報告がありましたが、委員の
皆さんから
質問等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、委員の
皆さん、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、引き続きまして
都市計画部の案件について審査を行いますので、
説明員を交代させます。
水道局の
皆さん、大変お疲れさまでした。
委員の
皆さん、
都市計画部の審査前に
内部協議をしたいと思いますので、ここで休憩します。
午前10時22分休憩
午前10時57分再開
○
足立委員長
再開します。
昨日に引き続きまして、
都市計画部の案件についての審査を行います。
審査に先立ちまして、
長野都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。
○
長野都市計画部長
おはようございます。
昨日に引き続きまして、
予算議案の審議を引き続きよろしくお願いいたします。
説明員につきましては、今回、昨日より引き継ぎをいたしております議案に関する担当の職員だけの
説明員にしておりますので、御了承よろしくお願いいたします。
○
足立委員長
それでは、昨日の審査に引き続きまして、議第70号、平成29年度大分市
一般会計補正予算(第3号)、第1条
歳入歳出予算の
補正歳出第8
款土木費について、質疑、意見を続行させていただきたいと思います。
この際、時間もたったことでありますし、委員の
皆さんからいろんな思いを
執行部の
皆さんに投げかけたいというようなお話もありましたので、
泥谷委員から順にお願いします。
○
泥谷委員
まず、1点目に、大分市
都市計画マスタープランの中で、この
大分城址公園の
位置づけを再度確認したいと思います。
2点目は、昨日、
髙野委員からもあったのですけど、例えばこの天守閣を復元したときに、これはあくまでも
イルミネーション事業ということなので夜ですけど、日中に関しては、ただ組んだだけの雑駁としたというか、それでは余りにも予算から見たら工夫性がないというか、そういう意味で何かもっと昼間来たときに見ても、この天守閣というのはお城のイメージなり、そういうものが持てるもの、あわせて、最後の夜まで見たいとか、そういう事業にしないと、ただ夜の
イルミネーションだけではだめだと思うのです。
それと夜も、時期的に1月の非常に寒い時期であります。歩いてくる方もおられるかとは思いますが、例えば遠くから車から見られるとか、せめてそういう何かロケーションみたいなものがないと、ただ点灯しましたでは意味がないと思うので、その2点の改良点が何かあればお聞きしたいと思います。
以上3点、よろしくお願いします。
○
姫野まちなみ企画課長
まず大分市
都市計画マスタープランの
位置づけでございますけれども、昨日お手元にお配りさせていただいておりました議案の資料2の2番を再度ごらんいただきたいと思いますけれども、平成28年4月に作成をしております。
大分城址公園においては、貴重な
歴史的資源である
府内城址の遺構などを生かした風格を備えた市民の公園として、近世の
歴史文化観光拠点の形成を図るとうたわれております。
また、
大分城址公園は、
中心市街地の
オアシス空間として、歴史的、自然的な環境、景観の保全、形成を図る。また、
大手公園との
一体整備による近世の
歴史文化観光拠点として、城跡としての風格を備えた市民の公園として整備を図るともうたわれております。
またあわせまして、先般の
議会答弁と重なる部分がありますけれども、
大分城址公園、また大友氏遺跡などの
歴史文化観光拠点の
拠点形成を進めるとともに、
都心南北軸や国道197号再
整備事業──リボーン197でございますけれども、それにより形成する東西軸との拠点の連携により、重層的で面的な広がりを持った
都市構造を目指すということで、うたわれております。
次に、2点目の御質問でございますけれども、まず
大分城址公園の昼間の分のイベントについてということで、今年度当初予算で1,300万円ほどAR、VRの予算を認めていただいておりまして、現在その作業を進めております。AR、VRは、見ていただこうとすると昼間になろうかと思いますけれども、そういったことによる
府内城の体験、またあわせまして、
観光ボランティアガイドが5人ほどおられます。そういった方にも、寒い時期ですけれども
府内城の案内をしていただく。
また現在、入札を公告中でありますけれども、
大分文化会館のあった位置の南側に宗門櫓というものがございまして、その
解体修理の工事を、年度をまたぐ平成31年1月まで予定をしておりまして、その
宗門櫓工事の
現場見学会、あわせて
大分城址公園の中の案内、そういったことも昼間の
取り組みとして考えさせていただければと思っております。
また、夜につきましては、現在、
臨時駐車場として130台ほどとめられるスペースがありますけれども、そのうちの半分が今回の
イルミネーションで利用できるという状況にありまして、例えばですけれども、
ドライブシアターといった、いわゆる車に乗った中で
イルミネーションを見る、夜間についてもそういった
取り組みができるのではないかと考えております。
○
足立委員長
それでは
小野委員、お願いします。
○
小野委員
きのうから各委員がおっしゃられた部分の意見については、私も同じように思いますし、この議案についてどうなのかという思いがある一方で、本当にこれが議決をされて、承認されてやるとなった場合に、実際にこの復元に携わる足場業の関係の皆様の声を、私も幾つかの業者の方から聞かせていただいたのですけど、基本的には
公共工事に関する足場というと、ほとんどが枠の足場が基本で、このように市の仕事にかかわる、
ビケ足場と呼ばれる足場を使っていることというのはほぼない中で、こういう
府内城の復元というのが
ビケ足場を使ってやられるということに関しては、地元の
府内城の復元ですから、非常に誇りのある仕事だと受けとめられているというのを、私がその足場の業者の
皆さんに聞いたところ、そういう意見もあったので、地元の足場関係の業者の活性化というか、あとは技術力向上という面も含めて、簡単な足場じゃないと思うので、その辺も含めて、地元の業者にやってもらうということを念頭に置いていただくのと、あとは
泥谷委員からもありましたけど、ただ夜だけじゃなくて、昼も何かできないかと思ったときに、例えば中に階段を入れて、昼は上まで登れるようにするとか、当然、ヘルメットをかぶって安全帯をつけてとなるとは思うのですけど、そういうふうにしてみたりということも、柔軟に考えていただいてやっていただいたほうがいいということであります。
○
姫野まちなみ企画課長
まず1点目に、議決いただければこの足場と
イルミネーション、電飾の分については発注をするということで、足場も細かく委員御存じのことと思いますけれども、いろんなやり方があるということで、非常に技術力を求める形に当然なろうかと思います。また、発注の仕方も指名競争入札と一般競争入札という形がございますし、例えばその技術力の提案を受けるような、そういった入札制度もございます。そういったことも含めて検討してまいりたい。また、地場の業者の育成というのは、これまでもいろんな場面で議会でも答弁させていただいておりますから、そういったことも十分念頭に置きながら進めてまいりたいと考えております。あわせまして、設置したものの中に入れるというのは、なかなか難しい課題があろうかと思いますけれども、その辺も含めて、できるかどうかということを検討させていただければと思います。
○
小野委員
あとは繰り返しになるのですけど、地元業者でないと、算出した経済波及効果とかというのも大きく変わってくる問題だと思うので、そこら辺はしっかりと徹底していただけたらというのと、落札した業者とよく話をしていただいて、どういう活用ができるのかというのを検討していただけたらと思います。
○
姫野まちなみ企画課長
しっかり検討してまいりたいと思います。
○
足立委員長
それでは次に、高松委員。
○高松委員
僕もイベントとしてもっと盛り上げてほしいというか、やっぱり不十分だと思うので、何か本当に市民が喜ぶようなイベントがないかと感じていて、案ですけど、観光大使の指原さんを呼ぶとか、屋台を出すとか、この
イルミネーションだけだったら、真冬に市民の人が来るのかといった疑問がすごく残るので、それをエンジン01につなげていくのだったら、もっと盛り上がって市民が喜ぶような、2,500万円という予算の中でできる範囲でやってほしいと、要望というか意見ですけど、その辺は何かサプライズじゃないけど、みんなが本当に喜んで、また来年もこの計画をやってほしいというぐらいの気持ちがないと、成功しないと思うのです。これだけの予算を組んでやっているわけだから、来年も再来年も続けてほしいって市民の声が欲しいわけで、そういうことを聞いておきたいのですけど。
○
姫野まちなみ企画課長
委員の御指摘は、非常に重たいお話だと思っております。昨日のこの
委員会でも委員の
皆様方から言われて、連携をということで、早速、商工労政課、また文化国際課とも協議を行いまして、そういったところも連携を踏まえながら、委員が言われるように、より多くの相乗効果といいますか、効果を生めるような、2,500万円かけてという御意見をいただいておりますので、実になるように努力してまいりたいと考えております。
○高松委員
イベントとして、指原さんとかを呼ぶような話は出ていないのですか。そのエンジン01で出ている著名人の方も多分来ると思うので、公園だったり、
イルミネーションのところでお話をするとか、何かそういう
取り組みを考えてはいないのですか。
○
姫野まちなみ企画課長
現時点で指原さんを呼ぶということは、予定していません。要は著名な方、大分にゆかりのある方というような御意見だと思いますので、どこまでできるかは正直分かりませんけど、できる限りは努力してまいりたいと思います。
○
足立委員長
ほかの委員の
皆さん、どうですか。
○
髙野委員
意見としてですけど、それぞれ委員からいろいろな意見が出たと思います。それを踏まえて、先ほどまちなみ企画課長からも話がありましたように、それぞれの課と連携をとってやっていくということなので、本来ならば提案する以前にそういう各部局との連携を図って、それから出てくれば、こういうことでやるんだということも理解できるのですけど、今回は
イルミネーションということだけで出てきているので、やるからには先ほど高松委員も言ったように成功に終わらせたいので、今後こういう
取り組みをするときには、十分それぞれの部局と連携をとりながらやっていただきたいと、指摘しておきたいと思います。
○
姫野まちなみ企画課長
真摯に受けとめさせていただきたいと思います。実際のところは事前にある程度の話はさせていただいていたという状況がございますけれども、十分でなかったと我々も認識しておりますので、そこはきっちり今後は取り組んでまいりたいと考えております。
○
足立委員長
ほかに委員の
皆さんからありませんか。
○
宮邉副委員長
昨日からいろんなことも言わせていただきましたけれども、今回はイベントという形で捉えさせていただきます。
大分城址公園整備・活用事業という形にはなっていますけれども、これがそのままつながっていくとは思えないので、その分についてはそういう形で私は捉えさせていただきたいと思いますが、ただ、字際はこれも本当にやってみなければわからないところもあります。だから、さっきのエンジン01でもそうですし、これからラグビーワールドカップ2019であったりとか国民文化祭であったりとか、いろんな条件が重なる中で、その機運を盛り上げていこうという思いでの
取り組みであるということについては、これは理解ができるので、それについてはしっかりと応援できることは応援をしていきたいと思っております。
ただ、
都市計画部として、まちづくりの1つの方向性をしっかりと持っておいていただきたい。これはきのうも言いましたけれども、やっぱり大分市は中世の大友氏が始まりではないですか。そこが今、全面的に打ち出してやろうとしているところですから、そこが見えなくなるようなことになってしまえば、これは本末転倒だと思っているのです。だから、近世から中世とか、いろんな流れはあると思いますけれども、その形の中でしっかりとしたものをつくっていってほしいと。単発的にいろんなことをやるのではなくて、
府内城は
府内城として、そのことを真剣に、本気になって考えて取り組んでいっていただきたいと思います。
○
姫野まちなみ企画課長
先ほど冒頭で御説明させていただきました大分市
都市計画マスタープランでも、きっちりとそういったことをうたわれておりますので、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
○
宮邉副委員長
考え方が変わるわけではないですよね。方向性が変わるとなると、話が変わってきますけど。
○
姫野まちなみ企画課長
方向性は変わらず、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
○
宮邉副委員長
はい、お願いします。
○
足立委員長
それでは、ほかに委員の
皆さんいいですか。
○永松委員
さっき
小野委員が質問いたしました足場の発注については、地場企業にということで理解していいのでしょうか。確認しておきます。
○
姫野まちなみ企画課長
その方向で検討させていただいておりまして、議決をいただいた後に、最終的には内部の決裁をとってという形になりますが、その方向で検討させていただいている状況でございます。
○永松委員
そういうことであるなら、承認できません。地場企業に発注をするということを、きちんと明言していただかないと。もしこれを県外の業者が受注したとした場合、あなたたちが提示している費用対効果の直接効果とか、第1次間接波及効果という、経済波及効果の7,300万円、この数字が違ってくるのではないですか。もし福岡、東京とか、いろんなところの業者がとって、そういうところに発注したら、この数字が変わってくるのではないですか。ということは、うそ八百をあなたたちがここで説明をしたということになります。
だから私は、地場企業にきちんと発注するということですね、ということを念押ししているのです。どこの業者に発注するとか、そういうことはどうでもいい。そうでないと、あなたたちはいいかげんな数字を出したとしかとられないようになる。
○
長野都市計画部長
私たち
都市計画部は土木建築行政に携わる者として、地場企業の育成は最大の命題であると考えております。そういった観点から、この事業に携わる事業者に対しましては、地場企業の育成の観点からも、地場企業に発注したいと思っております。
○永松委員
確かに、地場企業の育成ということは、これは最重要にお考えのことでしょうから、ぜひそれは当然やっていただかなければいけないけれども、私が今質問しているのはそれだけではなくて、あなた方が示したこの経済波及効果の数字が、
大分市内の業者に発注するという前提がない中でつくること自体おかしくなってくるのではないのですかということです。そうでないと、県内の業者に発注するか決めていない中で、地元の波及効果はこうですという、どこからこういう数字が出たのですかという。この数字が正しくないとは言いませんけど、妥当性のある数字だと言うためには、地場企業に発注するということが前提でないと、この数字が出てこないのではないかと思っています。
○
長野都市計画部長
御指摘のとおり、この前提につきましては、県内の波及効果でございますので、県内業者への発注を前提とした波及効果の算定結果でございます。私たちもこの事業に関しましては、地場の企業の
皆さんのお力をかりなければできない事業だと思っておりますので、地場企業に発注をすることで進めていきたいと思っております。
○永松委員
それから、今回のこの件については、この間の公明党の今山議員の一般質問の中に全て私は集約をされていると思います。昨日、私どもの会派でいろいろと議論をする中で、個々の議員の中には、かなり違和感を持っている議員が多いです。臨時議会での30億円の大分パルコ跡地の件も、あれだけかんかんがくがく議論をして、
中心市街地に全て集中投下するのではなくて、均衡ある発展のために予算を使いなさいというようなことも言われているはずです。そういう舌の根も乾かないうちにまた
中心市街地だと。
ですから、さっき副
委員長が言ったように、一応イベントということだけで捉えていきましょうというのは、まさに大分市全体の均衡ある発展というような形の中で、この
中心市街地をどう持っていくのかということを考えてもらわないと、思いつきみたいな形でやられても、いかがなものかと私は思います。私ども会派はそういう考え方が大半です。
皆さん方も、もう少し都市計画という関係の部分であれば、大分市全体がどうあるべきかという形の中で都市計画を考えていただきたいし、先ほど出ましたように地域ビジョンもあるだろうし、いろいろな形の中でやっていかないと、短絡的にやって、そういうものを議会に出してくるというのはいかがなものかと思います。もう少し年度当初にきちんと計画を立てて、それは6月議会に出すか9月議会に出すか12月議会に出すかというのは、時間的なものはあるでしょうけれども、年度当初にきちんとした計画を持ってやっていただきたい。
そして、きのうも言いましたように、こういう議案を提示したら、それは企画部に関係するものもあるでしょう、いろいろ見方によっては、商工労働観光部にも関係してくるでしょう。しかしながら、
都市計画部で上げてきた以上は、
都市計画部できちんと責任を持って答弁できるように、そうしていただかないと、審議になりません。部長、これだけは強く要望しておきます。
○
長野都市計画部長
8月の臨時議会で2項目、附帯意見をいただきました。特に2点目の市全体のバランスの施策の展開ということに対しましては、私どもも真摯に受けとめて今後取り組んでいきたいと思っております。
また、
都市計画部といたしまして、この案件も含めて、今後事業を展開していく際には、都市計画というまちづくり全体の観点の中で事業に取り組んでいきたいと思っております。
○
足立委員長
ほかに委員の
皆さん、いいですか。
○三浦委員
きのうも少し申し上げたのですが、最終的な部分では、私は
大分城址公園の復元に関しては反対ではないのです。ただ、順番的な部分を考えたときには、うちの会派は大友氏遺跡が先ではないかというのがあるのです。
だから大友氏遺跡を全部やり終えた上で、この
大分城址公園に大分市の予算が財政的に耐えられるのであれば、取り組んでもいいのではないかというスタンスがある中で、今回これが出てきたのです。その中で、やはり大友氏ファーストと言うのはおかしいので、大友氏プライオリティーという部分があるのですが、中にはこの
府内城、
大分城址公園を早く整備してほしいという方々の意見も市民の中にあるし、天守閣を本当に復元してほしいという意見が、私どもにも来るのです。そういう人たちの気持ちを酌む中で、このレベルであればいいかという部分もあるのです。
そして、
位置づけがわからないということをきのう言いました。エンジン01があるのでという部分もあるのですが、エンジン01を考えたときに、エンジン01のテーマから考えると、やはりこれは浮いてしまう部分があるのです。エンジン01は大友氏、中世をターゲットにしたイベントなので。それをやる中で、この
府内城の方々、寂しいだろうと。だったらこの部分は、ただ単独のイベントとしてだったら、うちの会派としてはいいのではないだろうかということがあったので、今回は特に余り言うことなく来ているのです。
ですから
皆さん方も言っているように、イベントという立場で私どもは賛成であると。ただし、イベントということを考えたときに、これだけだと非常に、集客や今後の経済効果を考えたときに、余りにも心もとないものがあるので、2,500万円しか
都市計画部に予算がないというのであれば、きのうから言っていますように企画課やあるいは商工労政課のほう、そのほかの予算の中から持ってくる中で、これをイベントとしてしっかりとしたものに仕上げて、多くの方々に来ていただくようなものに仕上げていただきたいというのが私どもの要望でありますし、その中で、先ほど高松委員が言ったように、指原観光大使を使うのもいいでしょうし、エンジン01の中に秋元さんがメンバーに入っておりますので、そういった方に観光課から言っていただくというのもあると思います。いろんな部分を検討しながら、ぜひこれをすばらしいものにしていっていただきたいと思いますが、ここから先、大友氏遺跡より先に
府内城の復元を行うことに関して、そのときはうちの会派はどうなるかわかりませんというのは、現状では言っておきます。
○
足立委員長
それぞれ委員の
皆さんから、貴重な意見、また新たな意見も出されたようでありますので、
執行部はその点を十分に踏まえて事業に当たってもらいたいと思います。
それでは、ほかに質疑、意見はよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、討論に入ります。討論はありますか。
〔「なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
では、最後に、委員の
皆さんにお諮りしたいと思います。
今まで数えたら切りがないぐらいのいろんな質疑、意見が出ました。その中で、やはりこれまで大友氏遺跡を観光の目玉としてきた大分市であります。今後の事業の整合性について、もっと一貫したものを持ってもらいたい。そしてもう一つはイベントという捉え方の中で、
イルミネーションの実験後に何が市民の財産として残るのかと、そういったことも十分詰めて議論して提案してもらいたかった。ですからそれに対しては、今後、アンケートなり調査をしていただく中で、
府内城のあり方をもう一度、十分勉強していただきたいと思います。
大変言いづらいことですけれども、この議案の提案をする前に、各部局間の協議を十分に行ってもらって、責任のある答弁ができるように、今後、より一層の努力をしていただきたいと思います。本会議での
委員長報告の中の文言整理は、正副
委員長に一任をいただきたいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
以上で、当
委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の
委員会の継続調査事件について、それぞれの閉会中の継続審査及び調査ができるように議長に
申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
足立委員長
それでは、そのようにいたします。
それでは、当
委員会3日目の予定を確認しておきます。
あす15日は、午前10時から国道442号の
管内視察を行いますので、放送がありましたら議会棟玄関前に集合をお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時29分散会...