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  1. 大分市議会 2017-09-14
    平成29年文教常任委員会( 9月14日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年文教常任委員会( 9月14日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   平成29年9月14日(木) 午前9時58分開議~午前10時46分散会 2.場所   第3委員会室 3.出席委員   委員長 帆秋 誠悟  副委員長 松本 充浩   委 員 松木 大輔  委 員  藤田 敬治   委 員 仲道 俊寿  委 員  福間 健治   委 員 甲斐 高之  委 員  高橋 弘巳   委 員 川邉 浩子  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
      (教育部)    増田教育部長佐藤教育部教育監河野教育部次長、    御手洗教育部次長学校教育課長池辺教育部次長学校施設課長、    清水教育総務課長西川体育保健課長大石人権同和教育課長、    安藤社会教育課長沖田文化財課長佐藤大分教育センター所長、    菅大分美術館長長田美術振興課長岡本教育総務課参事、    水田教育総務課参事野田学校教育課参事富川学校教育課参事、    佐藤学校教育課参事児童生徒支援室長、新納学校施設課参事、    小花体育保健課参事板井体育保健課参事河野人権同和教育課参事、    山本社会教育課参事河野社会教育課参事坪根文化財課参事、    武富文化財課参事大分歴史資料館長、    御手洗大分教育センター参事兼副所長、    松本大分教育センター参事教育相談特別支援教育推進室長、    小野学校教育課参事補大渡体育保健課参事補後藤大分市民図書館長、    首藤文化財課参事補後藤美術振興課参事補中原美術振興課参事補、    工藤学校施設課主査清水学校施設課主査 5.事務局出席者    書記 島谷 幸恵 6.審査案件等   【報告事項】    1 大分教育ビジョン2017推進事業 大分市の教育を考えるシンポジウム「つな      ぎ・つながる教育を目指して」について    2 教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価について    3 文部科学省平成28年度 児童生徒問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題      に関する調査」における大分市の調査結果について    4 大分市立小中学校適正配置基本計画について    5 第1回FUNAIジュニア検定の結果について    6 その他                 会議の概要                              平成29年9月14日                              午前9時58分開議 ○帆秋委員長   おはようございます。文教常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方はおられません。  なお、本日は常任委員会の終了後に各特別委員会が開催を予定されております。関係する委員につきましては出席方よろしくお願いいたします。  また、昨日の委員会の冒頭で、大在東部地区への学校施設早期建設を求める陳情についての説明があり、質疑応答の中で、委員から資料提供の要望がございました。大在地区に断層があるというようなことが陳情書の文章の中にあったのですが、それらにかかわる詳しい資料等があればということでお願いさせていただきました。今、机上にマップと、また、それぞれの中学校備蓄品等の内容、数値等につきましてもプラスアルファして手元に置かれております。まずは委員皆さんで、この資料につきまして特に質問等がございましたら最初に受けたいと思いますが、ございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、報告事項について、教育総務課から、大分教育ビジョン2017推進事業 大分市の教育を考えるシンポジウムつなぎ・つながる教育を目指して」についてお願いいたします。 ○清水教育総務課長   報告事項1点目、大分教育ビジョン2017推進事業 大分市の教育を考えるシンポジウムつなぎ・つながる教育を目指して」について御報告いたします。  別紙資料をごらんください。  平成29年7月28日に、大分教育ビジョン2017の推進を目的として、大分市の教育を考えるシンポジウムを開催し、430名の方々に御参加をいただきました。また、当日はお忙しい中、文教常任委員皆様方に御参加をいただきましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。  第1部では、「縦の接続」~それぞれの夢や希望~テーマとし、中学1年生、高校1年生、大学生、エスペランサ・コレジオ学生、おおいたナイトスクール受講生皆さんから、これまでの自分や次世代へのメッセージ等についての発表を行っていただきました。  続く第2部では、子どもたちの学びを支える「横の連携」の在り方についてをテーマとし、学校、家庭、地域、企業代表の方々によるパネルディスカッションを行いました。  成果といたしましては、開会行事の小中高生によるこども小潮太鼓の力強い演奏から、第1部の発表、第2部のパネルディスカッションまでを通じて、縦の接続と横の連携の視点によるつなぎ・つながる教育の展開の重要性参加者と共有することができたと考えております。  2枚目のアンケート結果でございますが、第1部では各世代の学びや大分市の取り組み等がわかりすばらしいと思った、特に卒業レポート取り組みについては、内容が深く、熱意のあるもので聞き入ってしまった、しっかりした考えの子供たちが育っていることを実感したなどの意見、第2部では、それぞれの立場から子供の教育のために連携していくための提案があり、力強く感じた、自分たちもその社会の一員としてさまざまな立場からかかわっていきたいと思う等の意見、全体を通しては、縦の接続として各世代からの発表、横の連携として子供の学びを支えるそれぞれの立場からのパネルディスカッションと、内容の濃いシンポジウムになった、縦と横の視点からという構成がとてもわかりやすかった等の意見が寄せられたところでございます。  今後とも、社会全体で本市の教育を推進する意識の醸成を図る中で、教育ビジョン基本理念である「豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむ」の実現に向け、さまざまな施策に取り組んでまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して、質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価についてお願いいたします。 ○清水教育総務課長   報告事項2点目、教育に関する事務の管理及び執行の状況についての点検及び評価報告書について御報告いたします。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に基づき、各教育委員会において毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検、評価を行い、その報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することが義務づけられております。  本市教育委員会では、平成20年度に策定いたしました大分教育ビジョン年度ごと取り組み状況について点検、評価を実施し、毎年度、報告書を作成しておりますが、当該ビジョン平成28年度をもって9年間の計画期間を満了したため、今年度につきましては、平成20年度から平成28年度までの9年間の取り組み状況について、点検、評価を実施いたしました。  今年度の報告書の構成といたしましては、第Ⅰ章の1、教育委員会の活動及び運営状況、2、大分教育ビジョン総括評価、3、大分教育ビジョン具体的な施策及び指標別総括評価、第Ⅱ章として学識経験者による意見となっております。第Ⅰ章の1、教育委員会の活動及び運営状況につきましては、平成28年度の活動及び状況について報告を行っております。  当該ビジョン評価といたしましては、98の施策のうち、平成28年度指標を達成、または上回っているとするA評価は84施策86%、平成28年度指標はやや下回っているが、ほぼ達成しているとするB評価は12施策12%、平成28年度指標を下回ったとするC評価は2施策2%となっており、着実に教育行政を推進することができたと考えております。  なお、報告書につきましては、8月4日に市議会議長に提出し、その後、文教常任委員会皆様方を初め全議員に配付させていただきました。また、本市ホームページに掲載するとともに、教育総務課及び情報公開室市民図書館にて公開しているところであります。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○仲道委員   98の施策のうち84の施策が指標を達成、または上回っているとするA評価で、残りの14の施策ができていないということについて、なぜできなかったのかというのはどこを見ればいいですか。 ○清水教育総務課長   例えば、19ページの生きる力をはぐくむ教育活動の展開という項目がございます。この3段目の評価がBになっておりますが、これにつきましては指標、平成28年度月2回ということを達成しておりますが、達成状況の記載の中に平成27年度に月2回を達成したものの、わずかに目標値には届かなかったということがございます。こういった指標にわずかに届かなかったという状況等を考える中でB評価ということにしております。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校教育課から文部科学省平成28年度 児童生徒問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における大分市の調査結果について、お願いします。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   文部科学省平成28年度 児童生徒問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における大分市の調査結果についてでございます。資料をごらんください。  本調査は、文部科学省が、生徒指導上の諸課題の現状を把握することにより、各学校における生徒指導上の取り組みのより一層の充実に資するとともに、児童生徒問題行動等未然防止早期発見早期対応につなげていくことを目的として、毎年実施されているものでございます。このたび、本市の集計が終了いたしましたので、公立小中学校における児童生徒暴力行為いじめ、不登校の概要について、順次御報告をいたします。それぞれの調査結果につきましては、経年変化もわかるように過去の数値も掲載しております。  まず、暴力行為についてでございます。暴力行為発生状況でございます。報告のあった暴力行為小学校20件、中学校27件で、合わせて47件でございました。前年度に比べますと、小学校では18件の増加、中学校では18件の増加で、合わせて36件の増加となっております。  この発生件数の増加につきましては、相手を殴る、蹴るなどの事案に、これまでいじめの様態の中で取り扱っていたひどくぶつかる、たたくというカテゴリーになっているものがございますが、この22件を加えて、ことしから統計の仕方を変えましたので、こういう形で数が増加しております。  次に、行為別発生状況でございますが、対教師暴力が9件、生徒間暴力が36件、対人暴力が1件、器物損壊が1件でございました。暴力行為の特徴的な事例としては、ひどくぶつかる、たたく、蹴るが多く見られました。また、ささいなことからトラブルとなり、やがて感情のコントロールができず、衝動的、突発的に暴力行為に至る事案や指導を素直に受け入れることができず、乱暴な言動等攻撃的になり、暴力行為に至る事案が見られました。  暴力行為を繰り返し行う児童生徒及び保護者に対しては、警察や児童相談所等関係機関と連携しながら、再発防止に向けた粘り強い指導、支援を行っているところであります。  続きまして、いじめについてでございます。次のページをごらんください。  いじめ状況でございますが、いじめ認知件数は、小学校167件、中学校88件で、合わせて255件でございました。これを前年度と比較いたしますと、小学校では24件の減少、中学校では42件の減少で合わせて66件の減少となっており、小中学校ともに3年連続で減少しております。  いじめ認知件数学年別男女別内訳でございますが、小学校では4年生が最も多く、中学校では1年生が最も多くなっております。また、小学校では男子の件数が比較的多いですが、6年生は女子の件数が多くなっております。中学校では1年生は男子の件数が多く、2、3年生は女子の件数が多くなっております。  いじめの態様といたしましては、小中学校ともに、冷やかしやからかい、悪口やおどし文句、嫌なことを言われるが最も多く全体の46%、軽くぶつかる、遊ぶふりをしてたたく、蹴る、19%、嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされる、させられるが11.8%となっております。認知したいじめのうち、年度末時点で解消しているもの、日常的に経過観察は必要でございますが、186件72.9%でありました。平成27年度は、解消しているものは68.8%、一定の解消が図られたが継続支援中は24.9%でした。  なお、いじめが起因していると考えられ、結果として、合計30日以上欠席した児童が1名あり、いじめ防止対策推進法第28条に基づき、重大事態として、本年4月、市長に報告をしております。  いじめにつきましては、どの子にも、どの学校においても起こり得るものであるとともに、陰に隠れて表面にあらわれにくく、最近では、携帯電話スマ-トフォン等児童生徒への普及によりなかなか発見しにくいという状況もあります。そのため、日常的に児童生徒を対象とした定期的なアンケ-ト調査や個別の教育相談、個人ノ-トや生活ノ-トの活用、家庭訪問等取り組みをしているところです。また、児童生徒会活動を通し、いじめについて考えさせる場づくり仲間づくりなどを促進しております。  次のページをごらんください。不登校についてでございます。  小学校では148人、中学校では488人が不登校となっており、前年度の結果と比較いたしますと、小学校では26人の減少、中学校では51人の増加となっております。  不登校の要因として考えられるものは、小学校では、無気力の傾向があり、家庭の状況によるもの18.9%、不安の傾向があり、家庭の状況によるもの18.2%、不安の傾向があり、いじめを除く友人関係をめぐる問題によるもの11.5%の順になっています。中学校では、無気力の傾向があり、学業不振によるもの22.1%、不安の傾向があり、学業不振によるもの17.4%、不安の傾向があり、いじめを除く友人関係をめぐる問題によるもの15%となっております。  今後もさらに不登校児童生徒の背景を十分に把握し、個々に応じた対策を講じることが必要だと考えております。  次に、学年別の不登校児童生徒数でございますが、小学校では6年生が、中学校では3年生が最も多くなっております。なお、小学校5、6年生の不登校児童数の増加の割合は減少傾向であることがうかがえます。また、不登校児童生徒出現率でございますが、小学校においては0.56%で、177人に対して1人、中学校においては3.89%で、26人に対して1人という割合でございます。  中1不登校の変化につきましては、これは小学校の段階から比べてどの程度ふえるかということなのですが、平成26年度2.48倍だったものが、平成27年度は1.95倍、平成28年度は1.75倍と減少をしております。  指導の結果、登校するまたは登校できるようになった児童生徒は、小学校では38人25.7%、中学校では150人30.7%となっております。また、指導中の児童生徒のうち、継続した登校には至らないものの、朝きちんと起きられるようになった、明るく生き生きとした表情を見せるようになったなどの好ましい変化が見られるようになった児童生徒は、小学校では27人18.2%、中学校では59人12.1%でした。  不登校児童生徒に対する日常的な取り組みといたしましては、電話連絡家庭訪問を行い、学業や生活面での相談に乗るなどさまざまな指導、援助を行ったり、スク-ルカウンセラ-スクールソーシャルワーカー等が専門的に相談に当たったりするほか、保護者の協力を求めて家族関係家庭生活の改善を図ることなどを行っております。  本調査に係る今後の予定といたしましては、県での集計を経て、国へ提出されることとなっており、その後、国から速報値確定値が出される予定であります。 ○帆秋委員長   分科会事務事業評価事前学習にもつながると思いますので、この資料は、皆さん、またお持ちになって事務事業評価に臨んでいただければと思います。  ただいまの報告に対して質問はございますか。
    仲道委員   資料ページ目の(1)暴力行為発生件数の推移で、平成28年度についてはいじめの分類に入っていた22件を加えて47件にふえるということなのですが、それを除くこれまでの集計でいくと25件になります。この数字の捉え方として、平成24年度27件、平成25年度17件、平成26年度20件という数字と比べると、増減の範囲内という捉え方をするのか、平成27年度11件に比べると倍以上ふえており、せっかく減った暴力行為がふえたという捉え方をするのか、平成27年度が劇的に少なかったという捉え方なのか、どういう捉え方をすればいいのでしょうか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   1件ずつの内容を見ないと言いにくいところはありますが、内容を確認しますと、平成27年度は例年に比して少なかったというのがもちろんございます。その上で、平成28年度は確かに25件でございますが、ただ、この内容が、いわゆる入院加療とか治療を要するというレベルの暴力行為というのはほぼありません。いさかいの中で手が出たということであると、数にはカウントしておりますが、重篤なものには至っておりませんので、指導は行き届きつつあると考えております。 ○仲道委員   資料ページ目の(1)いじめ認知件数の推移は、5年間で劇的に減っているのですが、他市の認知件数がふえている都市の捉え方として、いじめ自体はそれほどふえていないが、これまでの認知の仕方、教員の見回りとかいろんな工夫をすることによっていじめ認知件数がふえて、結果、そのいじめに対する対策ができたという捉え方をしている都市もあるんですね。  大分市の場合には、実際にいじめが減っているという認識でいいのですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   これは統計の問題がございますので一概に言いにくいのですが、まずこれを全国的な件数と比べたときに、255件が少ないかというと、決して少なくはございません。というのは、本市も含めて大分県につきましては、いかなる事象であっても、本人がいじめであるという認識であれば必ずいじめとしてカウントしなさいということを徹底しておりますので、最初のスタートラインで非常に数が多いです。全国的に見ると、大分県は非常に数が多いです。ただ、これも御指摘のとおりで、子供の訴えを全部受けとめれば数がふえます。一方、この程度はいじめにならないだろうとすると減っていくので、その捉え方によって随分変わります。ですから、これについては減ったというものの、少ないという認識ではありません。  その上で、これがいわゆる全量かどうかは、わかりません。私どもも、この255件が全てという理解ではなくて、これはたまたま見つけられた件数であって、見えないところ、例えばもっと言うと、見えない件数のほうが実は心配であります。指導ができていないわけですから。そこについては、引き続きアンテナを高くして、子供の訴えに耳をかしなさいということを指導徹底しているところであります。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。 ○藤田委員   不登校の件ですが、資料ページ指導結果状況が出ており、指導の結果、かなりの児童生徒が登校できるようになったということですが、この指導というのは、学校先生方指導ということですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   当然、教員の指導もございますが、関係機関フリースクールなど、いろいろな方の御尽力も含めて総体で考えております。 ○藤田委員   フリースクール等学校とのつながりは、どのようになっていますか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   フリースクールの現状については、教育センターが所管しており、細かい数字を持っておりますが、一応私どもも時々確認をしております。子供たちがどういう通い方をしているかとか、今の状況はどうかというようなことを学校を通じて確認をしているところです。  それから、子供たちが不登校の状況にあっても進学等に差し支えないように、定期試験を受け、自分で努力した分が試験で、学習の状況として見られるようにしていくなどの対策をとっているところであります。 ○藤田委員   それでは、教育委員会としては、フリースクール存在そのものについて、認識はどのようになっていますか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   昨年度であったと思うのですが、義務教育段階教育が十分受けられなかった子供たちに対する法律が施行されまして、それを受けて、民間の関連機関との関係をしっかりつくっていきましょうということは指摘されているところですので、それらの機関等を含めて対応しながら、そして連携しながら、子供たちの様子を確認していきたいと考えております。  ただ、国においても、そこでの授業をどう扱うのかとかいうところは、検討段階だということになっていますので、そちらの情報を見ながら対応していきたいと思っております。 ○藤田委員   結局、連携はこれから深めていくということで、ぜひそれはお願いしたいと思います。ただ、NPO団体などがやっているケースが多いのではないかと思うのですが、いわゆる財政的な支援など、そういったものについては何か考えていますか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   まさに、先ほどの国の調査・研究の段階が、そういうところでございまして、財政支援を含めて検討しましょうというのが、その法律の付帯決議の中にあり、文部科学省においてその具体的な内容を詰めているところだと思っていますので、その動向、結論を見て対応を考えなければならないと考えています。 ○藤田委員   それでは、要望ですが、やはり彼らの存在自体は大きいと思っていますので、今後、ぜひ、積極的に連携をとりながら、支援もお願いできればと思います。よろしくお願いします。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校施設課から、大分市立小中学校適正配置基本計画についてお願いいたします。 ○池辺教育部次長学校施設課長   報告事項4点目、大分市立小中学校適正配置基本計画についてでございますが、平成29年第2回定例会以降の取り組みについて、右上に④と記しております資料に沿って概略を御報告いたします。  まず、優先順位2の神崎中学校区についてでございますが、神崎小中学校の新しい校章案の募集を行ったところ、児童生徒から98点の応募があり、4点に絞り込んだものを専門家の手によりデザイン化しております。次回、10月の統合校運営委員会において、新しい校章案の決定を行う予定となっております。  続きまして、野津原中学校区でございますが、野津原小学校校章案の募集を行ったところ、児童生徒から132点の応募があり、現在、4点に絞り込んだものを同じく専門家の手によりデザイン化を行っております。次回、10月の統合準備委員会にて校章案の決定を行う予定となっております。  また、校歌については、児童生徒から応募のあった歌詞に使ってほしい言葉を、統合準備委員会から御推薦いただいた野津原町にお住まいの佐藤源治氏にお渡しし、歌詞の作成を行っていただいております。次回運営委員会にて歌詞の案を決定し、その後、同じく地元推薦の佐藤信子氏に作曲を依頼した後、1月開催予定の委員会にて校歌を最終決定する予定となっております。  また、通学支援については、8月下旬にことし2回目となる3小学校においての説明会を実施し、各学校の通学支援方法の説明やスクールバスに係る調査の提出を依頼し、集約を行ったところでございます。  資料の2枚目をごらんください。  優先順位3の3つの中学校区につきましては、大分西中学校区においては、6月28日に神崎小学校においてオープンスクール及び小規模特認校説明会を開催いたしましたところ、校区外3名の保護者を含む14名の方々が参加をいただいたところでございます。  戸次中学校区においては、9月9日に上戸次小学校PTA主催の上戸次小学校を存続させる会が開催され、保護者のほか地域住民、教職員約80名と意見交換を行ったところでございます。  竹中中学校区におきましては、平成27年度から3年間、試行的に導入しております竹中中学校の小規模特認校制度について、平成30年度から3年間、試行期間を延長することといたしました。なお、竹中中学校小規模特認校制度の利用生徒数は平成27年度1名、平成28年度2名、平成29年度11名となっております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、文化財課から第1回FUNAIジュニア検定の結果についてお願いいたします。 ○沖田文化財課長   第1回FUNAIジュニア検定の結果について報告をいたします。  お手元の資料をごらんください。  検定は、7月29日、大分教育センター及び稙田市民行政センターにおいて行いました。受検者数は小学校2年生から中学校3年生までの143名で、市外からの受検もありました。結果は、グラフにありますとおり、最高点98点、平均点74.2点、90点以上の合格者は20名でございました。合格者には合格証書と記念品を授与し、特に成績が優秀であった人には教育長賞と優秀賞を授与いたしました。また、80点以上の人に努力賞を、成績が優秀もしくは受検者の多かった小中学校には特別賞を授与いたしました。なお、合格者の表彰式につきましては、8月22日に市役所において実施いたしております。  検定では、想定を上回る143名という多くの児童生徒に受検をしていただきました。また、事前の勉強に頑張った人が多く、問題の難易度を高目に設定していたにもかかわらず、多くの合格者が出たことは大変喜ばしいことであります。受検者へのアンケートでも、大分の歴史や文化に興味を持てたり、大分のことをもっと知りたいと思った人が多く、郷土に対する理解と愛着を深めてもらうという検定の目的を十分に達成できたのではないかと考えております。  今後は、合格者のうち希望者をFUNAIジュニアガイドの1期生として育て、来年度の国民文化祭などで活躍してもらう予定となっております。  なお、委員の皆様には、検定の問題をお配りしていますので、ぜひ力試しをしていただきたいと思いますし、昨日、受検者の皆様にお贈りした記念品のバッジを皆様方にお配りをしておりますので、ぜひつけていただいて、大友氏のPRをお願いしたいと思っております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告についての質問はございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、その他でございますが、執行部として何かございますか。 ○沖田文化財課長   文化財課からは2点にわたって報告をさせていただきたいと思います。  まず、お手元にチラシを配付いたしておりますが、大友氏遺跡フェスタ2017の開催について御説明をいたします。チラシをごらんください。  遺跡フェスタは、平成13年度から、大友氏遺跡の発掘調査の成果について広く市民に知ってもらうことを目的に始めたイベントであり、ことしで17回目の開催になります。ことしは、大友・四国連合軍が島津軍と戦った戸次川の戦いから430周年に当たることから、戸次川の戦いに焦点を当てたイベントを行います。その1つが、10月28日に行う鶴賀城の登山であります。鶴賀城は戦いの激戦地となった山城で、参加者に頂上付近に残る仕掛けの解説などを行います。2つ目は、同じ日に大南市民センターで行う歴史講座で、高知大学教授の津野倫明氏をお招きし、援軍として戦いに参加した四国の長宗我部氏と大友氏の関連などについて講演していただきます。歴史講座の詳細につきましては、もう1枚別のチラシを準備しておりますので、そちらのほうをごらんいただきたいと思っております。  また、11月3日には、現在養成中の史跡ボランティアガイドのデビューとなる大友氏遺跡の現地説明会を開催いたします。大友氏館跡は、現在、庭園域と中心建物域を合わせた過去最大面積の調査を行っており、今回の説明会は、450年前の大友館のスケールを体感できる数少ない機会となっております。  その他、府内中央口広場で行われます宗麟公まつりにおいて、展示ブースの設置なども行います。  これらのイベントを通して、大友氏の歴史や遺跡の情報について広く市民の皆さまに知っていただき、関心を高めてもらいたいと考えております。議員の皆様におかれましても、御都合がよろしければぜひ御参加をくださいますようお願い申し上げます。  続いて、もう1枚チラシを配付しておりますが、大分市歴史資料館で第36回特別展、威信の舞台、よみがえる大友館をことしの10月27日金曜日から開催をすることとなっております。  大友館は、200メートル四方の広大な館で、戦国大名では類を見ない大規模な池庭や礎石を伴った御殿などが発見されております。豪華なふすま絵や名品の数々で飾られ、荘厳なイメージの館では、足利将軍家に倣った儀式やさまざまな行事がとり行われました。南蛮貿易の拠点として、日本はもちろん、世界にその名が知られた府内のまちの中心に築かれた館は、まさに大友氏の威信を示す舞台であったと言えます。  本展覧会では、20年に及ぶ館跡の発掘調査を記念し、これまでの発掘調査や文献資料の研究結果をもとに、宗麟、義統によって最盛期を迎えた大友館の実像に迫ります。  また、関連イベントといたしまして、特別展開催にあわせまして、11月19日日曜日にホルトホール大分で記念講演会を開催いたします。講師には藍住町教育委員会の重見髙博氏、山口市教育委員会の佐藤力氏をお招きし、本市文化財課の五十川を含め3名の講演の後、パネルディスカッションを行う予定となっております。  文教常任委員の皆様には、10月27日に行われます開催式典への案内を後日お送りいたしますので、ぜひとも御出席くださいますようお願い申し上げます。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して、質問はありませんか。 ○藤田委員   戸次川の合戦を取り上げていただき、ありがとうございます。まずお礼を申し上げます。  実行委員会が後援しておりますので、その辺の結びつきはかなり持っていただいていると思いますが、ぜひ連携をとりながらやっていただければと思います。  それで、一つお願いなのですが、10月14日に戸次本町街づくり推進協議会が主催する「よいやかがり火」があるのですが、この辺のところのつながりが、もしあったらよかったなとは思っています。その辺のところはどうでしたか。 ○沖田文化財課長   宗麟公まつりは、平成25年度から復活をして始めたのですが、そのときもちょうど大野川の合戦まつりと日程が重なったということで、それ以降は大南支所と連携をとりながら、いろいろな事業については調整をしているところであります。  ただ、今回につきましては、昨年の段階から10月14日、15日で宗麟公まつりの日程が決まっておりました。なぜかといいますと、ポルトガル大使が大分市に来られるかもしれないということも含め、日程をコンプリートした上で動いておりましたので、今回はその辺の調整が難しかったかとも思っております。  今後、また、観光課とも連携をとりながら、その辺の行事の日程が重ならないように調整をしてまいりたいと考えております。 ○藤田委員   それでは、どうぞよろしくお願いいたします。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   執行部からその他ありませんか。 ○長田美術振興課長   美術館で本日から始まりました特別展、奇才・ダリ展について御案内申し上げます。  お手元にお配りしておりますストライプのチラシをごらんください。  ダリは、御存じのように20世紀美術を代表するスペインの画家であり、絵画制作にとどまらず、彫刻、舞台芸術、広告デザイン、映画など幅広い分野で精力的な活動を展開いたしました。一方で、特異な風貌と言動でも話題を振りまいております。  多彩な制作活動の中でも、版画に対する造詣は深く、1,500点以上の作品を残しております。本展覧会では、初期から円熟期、そして晩年に至る約200点の版画を展示し、ダリのもうひとつの顔を紹介しております。展示作品には、代表的な作風を示しますシュルレアリスムの思い出のほか、花咲かじいさんや六地蔵など日本の民話に題材をとった作品もございます。あわせて、長崎県美術館の御協力により油彩画も特別展示しており、また、ダリ風のヒゲをつけ、チラシの画角と同じような写真が撮れるコーナーも設置をしております。  会期は10月29日日曜日までとなっております。委員の皆様には、既に招待状をお送りしております。ぜひ、足をお運びいただき、奇才ダリのシュールな芸術世界をお楽しみいただきたいと思います。 ○帆秋委員長 
     ただいまの報告に対しまして、質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   執行部からその他ございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   委員皆さん、その他として何かございませんか。 ○甲斐委員   フッ化物洗口について幾つか質問します。各学校が今後、総合的に子供たちの歯と口の健康づくりに取り組めるように、学校現場の実情を考えたときに、本年度の取り組みのように年度末に実施校を決定して、年度初めに説明というスケジュールでは、十分な協議と準備の時間を確保できないと思います。  そこで、来年度に向けて今後のスケジュールについてどのような見通しなのかを教えてください。 ○西川体育保健課長   まず、本年度の歯と口の健康づくりのフッ化物洗口でございますけれども、小学校は現在13校、中学校が2校、計15校が1学期からフッ化物洗口を行っておりますが、夏季休業中につきましては一旦中止という形で、2学期から再開しております。夏休み中はしっかりと家庭で歯磨きをするように指導しております。2学期から既に洗口は始まっております。今のところは順調に実施されております。小学校の運動会が9月の末に実施されますので、それにあわせて各学校の実情に応じてという形で指導させていただいております。  今後のスケジュールにつきましては、まず、本年度と同様に5月のPTA総会にて説明をさせてもらう予定です。保護者説明会終了後、本年度と同様に順次開催をしていくというふうに考えておりますが、委員御指摘のように、できるだけ学校の説明を早目に開催し、十分な協議と準備の期間を確保していきたいと考えております。  来年度の実施校につきましては、まだはっきり決まっておりませんが、今、実際に実施している小学校の校区の中学校6校と、全体の3分の1の小学校、約18校から20校を予定しております。 ○甲斐委員   今後とも丁寧な説明と各学校の実情に応じて取り組んでいただくよう、お願いします。  また、歯磨き指導を充実させてこそ、成果が出ると思いますので、その点でどのように各校の歯磨き指導の実態を把握して、支援をしようとしているのか、この点についても教えてください。 ○西川体育保健課長   本年8月に大分県歯科衛生士会と協議をいたしまして、10月以降、対象校である15校に対して歯科衛生士を派遣いたしまして、発達段階に合わせた適切な歯磨き指導を行っていくという計画を立てております。 ○甲斐委員   それでは、その点はお願いします。恐らく本年度の実施校も含めて各学校で歯磨き指導等はしていると思いますので、相談がありましたら、ぜひその辺を後押しする形で御支援いただけるとありがたいです。  最後に、以前、保護者会で配布した資料の中に大分市の12歳児の1人当たりの平均虫歯本数が1.3ということで、やはり指導は必要だということがフッ化物洗口の説明資料にあったと思いますが、私の経験上、ここ数年、虫歯を持っている子が減っているという感覚があったのです。病院等で話しているときも、持っている子は虫歯を持っているけど、持っていない子もふえてるということでしたので、できればその1.3本の内訳というか、虫歯を保有している児童、実際に保有している児童生徒の割合等がありましたら知らせていただけると、参考になると思いますが、いかがですか。 ○西川体育保健課長   委員の御指摘のように、虫歯の本数は年々減ってきているのは事実です。具体的な数字等がここではお示しできませんが、平成28年度の全国の保有人数の割合は約35%、それに対して大分市は45%という数字が上がっております。全国平均よりもかなり多い状況であるというのは確かであります。 ○甲斐委員   経年の変化等はわかりませんか。本年度だけではなく、以前からどうなのかというのが、もしわかりましたら。 ○西川体育保健課長   経年変化につきましては、今、ここでお示しできませんが、5年間ぐらいの経年変化はお示しできると思います。 ○帆秋委員長   それでは、後日資料提出でよろしいですか。 ○甲斐委員   はい。後日資料を提出していただいて、また皆さんと協議ができればと思っています。よろしくお願いします。 ○帆秋委員長   ほかにありませんか。 ○松木委員   今、荷揚町小学校の跡地の発掘調査をしていますが、府内の城址公園内の文化会館を取り壊した跡は、発掘調査はされていないのですか。 ○沖田文化財課長   5月から7月にかけて城址公園内の試掘調査を行っておりますけれども、文化会館の跡地の部分についてはまだ調査をしておりません。 ○松木委員   文化会館の跡地以外は終わっているということですか。 ○沖田文化財課長   今回調査をしたのは、あくまで試掘ということで、本格調査には至っておりません。この試掘の段階で一定程度遺跡が残っているというのがわかりましたので、もしこれから調査をするという段階になれば、その全体的な調査が入ってくると思っております。  かなり遺跡が残っているということで、全体を調査すると土量がかなりの量になり、多量の土を運び出すなど、そういった部分が必要になりますので、実際は文献調査等を行った上で全体的な計画をつくって本格調査に移行するという形になるのではないかと想定しております。 ○松木委員   一応、全体的に調査はする方向だが、今のところ未定ということでいいですか。 ○沖田文化財課長   具体的には、この城址公園の整備計画等につきましては、都市計画部で計画をつくって進めているところです。当初の予定では3年間で調査まで行う予定だったのですが、今回、先ほど言ったような形でかなりの遺跡が出てきたということで、事前の調査をしなければその後の対応もとれないということになりましたので、基本的な考え方としては、本格調査はずれ込むということを想定しております。 ○松木委員   その都市計画部で組んでいる計画もずらしていくということになるのですか。 ○沖田文化財課長   多分、今の想定ではそういうことになると思っております。やみくもに掘ってもどういうものが出てくるかわからないので、まずは府内藩の文書があるのですが、そういった調査をした上で、お城をどの時期にどういうふうにあたっているのか、その辺の検証をした上で発掘の計画を立てるようになると思います。 ○松木委員   勉強になりました。 ○帆秋委員長   ほかに委員皆さんからありませんか。 ○川邉委員   いただいている資料の中に、小学校入学用品費の入学前支給についてというのがあるのですが、対象者の中に要保護者及び要保護に準じる程度困窮していると認められた者とあるのですが、これはどう審査をなさるのでしょうか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   保護者の方の所得証明をいただきまして、それに基づき一定の所得が確保できない家庭については補助をするという考え方でございます。 ○川邉委員   その所得は、以前お聞きしたときに、前年度の所得で判断するとお伺いしたのですが、そのときに例えば要保護であっても、新たに1年生に入学したときに要保護でないことが考えられるので、その辺が変わったのかそのまま行くのかを教えてください。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   まず、補助につきましては、ことし補助する場合は、平成28年度分の所得で所得証明をいただきまして、それによって判断しております。  入学前の支給でございますから、今回、小学校1年生になる予定者、今5歳児の子供たちが4,400人くらいの数いるのですが、その子供たちの中で申請者の分、平成28年度分の所得証明をいただきまして、そこで判断をして支給をするということです。そして、仮に平成30年度の段階で平成29年度分の所得が確定をしまして、平成30年度の段階で、いわゆる保護の基準に入らなかったという場合についても、それはもう返還を求めることは考えておりません。 ○帆秋委員長   ほかに委員皆さんからございますか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件につきまして、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、本日の委員会を終了いたします。  なお、あす15日金曜日につきましては、関崎海星館の管内施設を行います。議会棟を午前9時30分に出発予定でございます。議会棟玄関前にお集まりください。お疲れさまでした。                              午前10時46分散会...