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  1. 大分市議会 2017-09-13
    平成29年建設常任委員会( 9月13日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年建設常任委員会( 9月13日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成29年9月13日(水)午前10時0分開議~午前11時16分休憩               午前11時24分再開~午後0時1分休憩               午後1時0分再開~午後1時54分休憩               午後2時30分再開~午後3時29分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 足立 義弘   副委員長 宮邉 和弘    委 員 小野 仁志   委 員  永松 弘基    委 員 高松 大樹   委 員  髙野 博幸    委 員 三浦 由紀   委 員  泥谷  郁 欠席委員    委 員 仲家 孝治
    4.説明員   (土木建築部)    木村土木建築部長佐藤土木建築部次長波津久土木建築部次長、    朝野土木建築部次長兼道路建設課長、伊藤土木管理課長、古城道路維持課長、    吉田河川課長、渡邊建築課長、上原住宅課長、羽田土木管理課政策監、    清家道路建設課参事、岩本建築課参事、清水住宅課政策監、清水住宅課参事   (都市計画部)    長野都市計画部長、清水都市計画部審議監吉田都市計画部次長、    釘宮都市計画部次長兼都市計画課長、田中都市計画部次長兼公園緑地課長、    姫野まちなみ企画課長高瀬都市交通対策課長山村開発建築指導課長、    堤まちなみ整備課長橋本都市計画課参事矢野まちなみ企画課参事、    内田まちなみ企画課参事首藤都市交通対策課参事三嶋開発建築指導課参事、    足立開発建築指導課参事後藤開発建築指導課参事松川まちなみ整備課政策監、    吉村まちなみ整備課参事、三代まちなみ整備課参事、定野公園緑地課参事 5.事務局出席者    書記 加藤 周一 6.審査案件等   (土木建築部)   【一般議案】    議第75号 大分市手数料条例の一部改正について           〔承認〕    議第79号 市道路線の認定及び廃止について             〔承認〕   【報告事項】    1第17回九州「川」のワークショップin大野川について    2新たな住宅セーフティネット制度について    3ふるさと団地の元気創造推進事業における第2モデル団地の取組について    4空き家対策について    5昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について    6その他   (都市計画部)   【予算議案】    議第70号 平成29年度大分市一般会計補正予算(第3号)    〔14日に審査〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第8款 土木費   【一般議案】    議第77号 大分市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正につい         て                           〔承認〕   【報告事項】    1「大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成検討協議会」の設置について    2中心市街地循環バス運行事業について    3都市計画道路片島松岡線(東工区)の事業認可について    4第2回みんなの森づくり市民育樹祭(大野川樹林帯)について    5昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過について    6その他                 会議の概要                              平成29年9月13日                              午前10時0分開議 ○足立委員長   おはようございます。ただいまより建設常任委員会を開会いたします。  仲家委員より、本日の委員会を欠席するとの申し出がありましたので、報告をしておきます。  それでは、最初に審査日程についてお諮りをいたします。  お手元に配付しております日程案のとおり、本日13日は土木建築部及び都市計画部、14日は下水道部及び水道局の案件について審査を行い、15日は管内視察を行いたいと思いますが、この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、この日程案に従い審査を行います。  審査に入る前に、委員会運営について確認しておきます。  皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて、委員会の議事録がインターネットの市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようにお願いいたします。  次に、自由討議についてですが、委員会におきましては、委員の皆さんからの要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じて、自由討議の時期や執行部に退席を求めるかなどについては、委員会において決定したいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  最後に、大分市議会基本条例第7条第2項に規定されておりますとおり、本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようにお願いいたします。  それでは、土木建築部の案件について審査を行います。  審査に先立ちまして、木村土木建築部長より発言の申し入れがありましたので、これを許可いたします。 ○木村土木建築部長   おはようございます。  まず始めに、第70回大分県民体育大会におきまして、建設常任委員会の皆様におかれましては、陸上競技、議員ソフトボール競技に御参加され、大変お疲れさまでございました。その中でも、議員ソフトボールでは大分市のベスト4に貢献し、またとりわけ議員陸上では、建設常任委員の皆様で400メートルリレーのチームを組み、見事優勝され、大分市の総合優勝に貢献されましたことに敬意を表します。  それでは、最近の諸事情及び今回御提案いたしております議案につきまして御説明いたします。  7月5日から6日にかけて、福岡県朝倉市、東峰村並びに大分県日田市を中心とする九州北部で発生しました九州北部豪雨では、これまでにない記録的な雨量が記録され、人的被害や土砂災害、道路の損壊も相次ぎ、改めて自然災害の脅威を思い知らされたところでございます。  被災地域への支援状況でございますが、日田市からの要請を受けまして、災害復旧事業に係る土木業務支援や農業土木業務支援として、8月21日から12月31日までの間、延べ10名が派遣予定でございまして、そのうち土木建築部は4名でございます。  次に、大分県内の景気についてでございますが、大銀経済経営研究所によりますと、経済は持ち直しの動きを見せる中、7月の有効求人倍率は1.42倍と過去3番目の高水準を維持するなど、県内の雇用水準は今後も高い水準が続くとの見方が示されているところでございます。  土木建築部といたしましても、道路の改良や舗装補修、通学路等の交通安全対策のほか、橋梁、トンネル等の点検、修繕などの社会資本整備を進めるとともに、建設資材等の単価の変動も注視しながら受注環境にも配慮し、可能な限り工事の早期発注に努めているところでございまして、今後も経済の下支えとなるよう努力してまいりたいと考えております。  それでは、今回御提案いたしております議案でございますが、議第75号、大分市手数料条例の一部改正について、議第79号、市道路線の認定および廃止についてでございます。  また、報告事項といたしましては、第17回九州「川」のワークショップin大野川について、新たな住宅セーフティネット制度について、ふるさと団地の元気創造推進事業における第2モデル団地の取り組みについて、空き家対策について、昨年の市民意見交換会の意見、質問に対するその後の経過について、その他でございます。  以上につきましては、後ほど担当課長より御説明いたしますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○足立委員長   それでは、審査に入ります。  説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いいたします。  初めに、一般議案の議第75号、大分市手数料条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○上原住宅課長   議第75号、大分市手数料条例の一部改正について御説明申し上げます。  平成29年第3回大分市議会定例会議案の議75の1ページをお開きください。  まず、改正の理由についてでございます。本年4月に、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律が一部改正され、同年10月25日に施行される予定となっております。  法においては、住宅の賃貸人、いわゆる家主が、低額所得者や高齢者等の住宅確保要配慮者の入居を拒まない住宅として、都道府県、政令市、中核市に賃貸住宅を登録することができると規定されているところであり、また、登録申請を処理するに当たっては、都道府県等は事務手数料を徴収することができるとされております。  本市においては、法に基づく事務として、10月の施行に伴い登録事務を開始するとともに、登録申請に伴う事務手数料を徴収することとしており、本案はこれに先立ち、手数料条例の一部改正を行うものでございます。  改正の内容といたしましては、法第8条の規定に基づく住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅事業の登録に係る申請等に対する審査を行うに当たり、登録申請等手数料として、登録に係る賃貸住宅の戸数に応じ徴収する手数料金額を追加するものでございます。  手数料につきましては、1戸のときは8,000円、以下、戸数の区分ごとにごらんの表のとおりとなっております。  金額は、国が示す標準事務時間に、担当の審査時間、関係機関への照会時間を加算し、これに本市の人件費平均単価を乗じた分と、用紙代、通信費等を積み上げて算定しております。  大分県も同様の方式により算定しており、端数調整を行った結果、県と同額となる見込みでございます。  なお、国は、法の施行に伴い新たな住宅セーフティネット制度を創設し、今後はこの制度において、住宅確保要配慮者への支援の拡充を図ることとしており、詳細につきましては、後ほど御説明させていただきたいと考えております。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕
    ○足立委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、議第79号、市道路線の認定及び廃止についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○伊藤土木管理課長   議第79号、市道路線の認定及び廃止について御説明申し上げます。  それでは、議案書の議79の1ページをお開き願います。  今回認定いたしたい市道路線は、芦崎8号線ほか14路線でございます。路線名、起点、終点は、議79の1ページから議79の2ページに記載しております。  また、今回廃止いたしたい市道路線は、浜町東3号線ほか1路線でございます。路線名、起点、終点は、議79の2ページに記載しております。  それでは、具体的に御説明申し上げます。  議79の3ページと、議79の13ページをお開き願います。  浜町、芦崎、新川地区住環境整備事業に伴い廃止、認定するもので、議79の13ページに記載しております浜町東3号線の終点を変更し、議79の3ページに記載しております②浜町東3号線として再認定するものでございます。  なお、①芦崎8号線は新たに認定するものでございます。  次に、議79の4ページをお開き願います。  この①細16号線、②細17号線、③細18号線は、細地区住環境整備事業に伴い認定するものでございます。  次に、議79の5ページをお開き願います。  この駄原20号線は、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、駄原20号線は袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議79の6ページをお開き願います。  この南太平寺14号線も、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、南太平寺14号線も袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議79の7ページをお開き願います。  この猪野15号線も、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  次に、議79の8ページをお開き願います。  この①ブリス高尾団地1号線、②ブリス高尾団地2号線、③ブリス高尾団地3号線も、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、①ブリス高尾団地1号線と③ブリス高尾団地3号線は袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議79の9ページをお開き願います。  この田原13号線も、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。  なお、田原13号線も袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議79の10ページをお開き願います。  この庄の原17号線は、地元要望により地区生活道路として認定するものでございます。  袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。  次に、議79の11ページをお開き願います。  この皆春9号線は、地元要望により地区生活道路として認定するものでございます。  次に、議79の12ページと議79の14ページをお開き願います。  大分県の宮谷川改修事業に伴い廃止、認定するもので、議79の14ページに記載しております宮河内8号線の終点を変更し、議79の12ページに記載しております宮河内8号線として再認定するものでございます。  今回の認定によりまして、市道路線は7,696本から13路線ふえまして7,709本となり、2,452キロと727.5メートルとなります。  議第79号、市道路線の認定及び廃止についての説明は以上でございます。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、当委員会に付託されました土木建築部所管分の審査を終了しました。  ここで、申し出により執行部より報告を受けます。  まず、第17回九州「川」のワークショップin大野川について報告を受けます。 ○吉田河川課長   それでは、第17回九州「川」のワークショップin大野川について御報告させていただきます。  お手元の資料1の、第17回九州「川」のワークショップin大野川のパンフレットをごらんください。  この九州「川」のワークショップは、九州の河川流域で活動している市民団体、NPO、企業等が一堂に会し、活動発表や意見交換を行い、異文化交流とパートナーシップを促進するとともに、次世代を担う人材の育成と流域連携を図ることを目的として開催されるものであり、平成13年に福岡県久留米市で第1回が開催されて以降、ことしで17回目を迎えることとなります。  「次世代に引き継ぐ、郷土の歴史と水の文化」をテーマに、第17回九州「川」のワークショップin大野川が本年11月11日、12日に、ホルトホール大分で開催されます。主催は、大分県内において河川で活動する団体などが組織する第17回九州「川」のワークショップin大野川実行委員会で、本市はネットワーク九州流域連携会議とともに共催をしております。  初日の11日には、九州各県から集まった小中学生の団体が10組、高校、大学生の団体が10組、一般の団体が30組の計50組の団体が、河川やその流域における活動や研究などについて発表を行う予定です。また、2日目の12日には、これらの団体に最終アピールをしていただいた後、参加者全員により、お気に入りの団体への投票が行われ、その投票結果により実行委員長賞や特別賞など表彰が行われます。  九州各地で活動している次世代を担う子供たちや団体などが、それぞれで行う取り組みなどをお互いに情報共有することで、今後、各地域における川づくりに生かしていくよい機会になるものと考えます。  議員の皆様にも、お時間が許すようでありましたら、ぜひこのワークショップへおいでいただきますようお願いいたします。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは次に、新たな住宅セーフティネット制度について報告を受けます。 ○上原住宅課長   新たな住宅セーフティネット制度について御説明させていただきます。  資料2の1ページをごらんください。  住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律、通称、住宅セーフティネット法が平成29年4月に一部改正され、新たな住宅セーフティネット制度が創設されることとなりました。法の施行は本年10月25日を予定しており、去る7月10日には国による制度説明会が開催されたところでございます。  住宅確保要配慮者につきましては、法律では、低額所得者、被災者、高齢者、障害者、子育て世帯及び国土交通省令で定める者となっており、今後発令される省令により、外国人や大規模災害の被災者などが定められる予定となっております。  新たな住宅セーフティネット制度の概要についてですが、当制度は(1)住宅確保要配慮者向け賃貸住宅登録制度、(2)登録住宅の改修・入居への経済的支援、(3)住宅確保要配慮者の居住支援の3つから構成されております。  まず、(1)の住宅確保要配慮者向け賃貸住宅登録制度の内容といたしましては、1点目として、賃貸人が、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅を都道府県、政令市、中核市へ登録すること。2点目として、登録された住宅は、都道府県等により情報開示、賃貸人の指導監督が行われること。3点目として、都道府県、市町村による住宅確保要配慮者向け賃貸住宅供給促進計画の策定が法定化されたことでございます。  次に、(2)登録住宅の改修・入居への経済的支援の内容といたしましては、登録した住宅について、1点目として、改修に対する補助や融資を受けることが可能となります。2点目として、賃貸人等が、家賃や家賃債務保証料の低廉化に対する補助を受けることが可能となります。  最後に、(3)住宅確保要配慮者の居住支援の内容といたしましては、①都道府県による居住支援法人の指定、②居住支援法人や居住支援協議会による居住支援活動の充実、③生活保護受給者の住宅扶助費等の代理納付の推進、④適正に家賃債務保証を行う事業者の国への登録、⑤国による居住支援活動への支援措置等が制度化されることとなっております。  下の図は、制度の概要を図示したものでございます。  流れといたしまして、まず、賃貸人等は都道府県等に賃貸住宅を登録いたします。都道府県等は、登録された住宅を住宅確保要配慮者へ情報提供いたします。住宅確保要配慮者は、その情報を参考に賃貸人と契約を結ぶこととなります。また、制度では、賃貸人に対する経済的支援や要配慮者に対する居住支援も行うこととしております。  次に、2ページをごらんください。  この制度の創設に伴う本市の対応についてでございます。  まず、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録につきましては、法律で都道府県、政令市、中核市に登録することとなっておりますことから、本市においては、先ほども申し上げましたが、本年10月に予定されている改正法の施行に合わせ、登録事務を開始することとしております。内容といたしましては、登録申請に対する審査及び登録を初め、登録に関する事務全般でございます。またあわせて、登録住宅の情報開示や賃貸人の指導監督も行うこととなっております。  なお、登録事務を行うに当たっては、手数料を徴収することができるとされており、本市といたしましては、手数料条例の改正により、大分県や九州内の中核市同様、手数料を徴収することとしております。手数料額の算定は、先ほども申し上げましたが、国の審査標準時間等をベースにしているところでございます。  次に、市町村賃貸住宅供給促進計画の策定についてでございますが、国は10月末を目途に、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する基本的な方針を定めることとしております。  また法律では、地方公共団体は、国の基本方針に基づき計画を定めることができるとされており、この計画を定めることにより、住宅確保要配慮者の追加や、登録住宅の登録基準の強化、緩和、エリアの限定などが可能となるとしております。  本市といたしましては、計画の策定に向け、まずは本年度より、住宅確保要配慮者や民間賃貸住宅の状況などの基礎調査を開始したいと考えております。そのため、庁内に設置しております生活困窮者自立支援対策連絡会議の下部組織として、福祉部門を初め関係課による専門部会を設置し、対象者の実態把握を行う予定でございます。また、来年度には外部委員も含めました計画策定委員会の設置を検討することとしております。  次に、登録住宅の改修支援についてですが、これは、登録住宅に係る一定の改修工事に対し、国と地方公共団体が補助することを可能とするものでございます。制度の発足から平成31年度までは、国の直接補助のみも可能となっております。補助率や要件等など具体的な内容は、記載のとおりでございます。  本市といたしましては、平成31年度までは国の直接補助を活用し、制度発足後の住宅の登録状況、他都市の動向等を確認しながら、平成32年度以降の補助事業実施について検討していくこととしております。  続きまして、資料右側をごらんください。  低額所得者の入居負担軽減のための支援措置につきましては、登録住宅に低額所得者が入居する場合、国と地方公共団体が、賃貸人等に家賃や家賃債務保証料の一部を補助することを可能とするものであり、具体的な内容は記載のとおりでございます。  本市といたしましては、住宅確保要配慮者の居住の実態や、公営住宅及び民間賃貸住宅の需給関係を調査し、来年度中を目途に、住宅確保要配慮者の住まいに関して総合的かつ計画的に施策を展開するための市町村賃貸住宅供給促進計画を策定する中で、この計画と連動する公営住宅等長寿命化計画の見直しや、入居負担支援のあり方等について検討していくこととしております。  最後に、住宅確保要配慮者の居住支援につきましては、地方公共団体、不動産関係団体、居住支援団体等が連携して取り組むための居住支援協議会の設立や、都道府県による居住支援団体の指定、国による居住支援活動への補助、生活保護受給者の代理納付を推進するための手続の整備などが行われるものです。  本市といたしましては、先ほど御説明いたしました専門部会を通じて福祉部門等と連携を図る中で、居住支援協議会の設立について検討していくこととしております。  右下の表は今後のスケジュールを示したものでございます。当面は、国の基本方針に基づき市町村賃貸住宅供給促進計画を策定するとともに、市営住宅等の整備方針等を定める公営住宅等長寿命化計画を1年前倒しで見直したいと考えております。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、ふるさと団地の元気創造推進事業における第2モデル団地の取り組みについての報告を受けます。 ○上原住宅課長 
     ふるさと団地の元気創造推進事業における第2モデル団地の取り組みについて御説明させていただきます。  今回は、緑が丘団地とにじが丘団地において、住民意見の合意形成等を図るために開催いたしました住民ワークショップについて御報告いたします。  資料3の2ページをごらんください。  初めは、緑が丘団地における住民ワークショップのまとめでございます。  緑が丘中央公民館を会場に、去る6月から7月にかけまして、計3回の住民ワークショップを開催いたしました。第1回につきましては、まちを知ろうをテーマに団地の魅力や問題、課題の抽出を行い、第2回では、まちを考えようをテーマに、魅力や課題を踏まえて具体的な取り組みの検討を行いました。そして第3回では、まちを描こうをテーマに、取り組みの役割分担とまちづくりの基本目標を検討したところでございます。  続きまして、3ページをごらんください。第1回結果のまとめでございます。  魅力に関する意見と、問題、課題に関する意見とに分けて整理しております。なお、意見数が比較的多かったものは、オレンジ色でお示ししております。  まず、団地の魅力については、小学校が近くて通いやすい、自然、緑が多い、住民同士の会話があるなど、計125の意見が出されました。  一方、問題、課題については、交流が少ない、自治会活動などの参加者の固定化、高齢者の買い物支援の仕組みがない、バスの本数、利用者が少ない、高齢者が日常的に集える場所が欲しいなど、計113の意見が出されました。  続きまして、4ページに第2回の結果をまとめております。  魅力の向上や課題の解決に向けた具体的な取り組みの検討結果でございます。  具体的な取り組みとして、カテゴリー別に見ますと、子供祭りの開催など、地域と子供の交流の促進。みんなが気軽に交流できる場所づくりなど、交流の場の創出。自治会活動について話し合う機会の提供など、自治会活動の改善。バスの本数をふやすなど、移動利便性の充実。防災に備えた水の確保など、防犯、防災の取り組みの充実、促進について、多くの提案が出されたところでございます。  続きまして、5ページと6ページに第3回の結果をまとめております。  5ページでは、これまで挙がった取り組みについて、参加者おのおので重要と考える取り組みを選択していただいた結果を示しております。  集計の結果、交流の場の創出、お手伝い等の支援の充実、御近所づき合いの充実、自治会活動の改善、健康づくりの促進、安全・安心な交通環境の整備について、多くの人が重要と考えていることがわかりました。  6ページの上段には、これまで参加者から提案されました159件に上る取り組みをカテゴリー別に分けるとともに、自助、共助、公助の観点から役割分担を検討した結果をまとめております。特に、地域でできること、いわゆる共助についての取り組みが60件と、一番多く提案されております。  また、ワークショップの最後には、まちづくりの目標を検討し、基本目標として、世代間で支え合う共生のまちづくり、安全・安心で健康なふるさとづくりの2つが掲げられたところでございます。  次の7ページからは、にじが丘団地での住民ワークショップのまとめでございます。にじが丘公民館において、緑が丘団地と同時期に、同様のテーマで計3回、住民ワークショップを開催いたしました。  8ページは第1回の結果でございます。  にじが丘団地の魅力については、交通アクセスがよい、中心部に行きやすい、まちの景観が美しい、ごみが散らかっていない、グループ活動が盛ん、教育環境がよい、防犯性が高いなど、計205の意見が出されました。  一方、問題、課題については、スーパーがない、ごみの分別などマナーが悪い人がいる、近所づき合いができていない、行事参加者の固定化、ひとり暮らし高齢者がふえているなど、計162の意見が出されました。  次に、9ページは第2回の結果でございます。  具体的な取り組みの検討結果として、独居世帯のお年寄りへの声かけや安否確認など、お手伝い等の支援の充実。ボランティア活動の人数をふやすなど、地域活動の充実。お買い物バスの導入、移動スーパーの実現など、買い物支援について多くの提案が出されたところでございます。  10ページですが、こちらには重要度意識の集計結果を記載しております。にじが丘団地においては、地域と子供の交流の促進、交流の場の創出、魅力的な公園の整備、地域活動の充実、買い物支援、移動利便性の充実について、多くの人が重要と考えていることがわかりました。  11ページの取り組みの役割分担では、緑が丘団地と同様に、共助についての取り組みが最も多く、115件の取り組みのうち半数以上の65件が、地域でできることに位置づけられたところでございます。  まちづくりの基本目標については、1人1人が活躍し、多世代の交流の場があるまちづくり、買い物・移動の利便性を高めるやさしいまちづくりの2つが掲げられたところでございます。  最後に、12ページをごらんください。  今後の予定でございます。庁内及び各団地においてプロジェクトチームを結成し、これまでの住民ワークショップで提案された具体的な取り組みの実現に向けた検討を進めていくこととしております。  プロジェクトチームでは、地域コミュニティ対策部会、子ども・高齢者対策部会、生活利便性対策部会、住環境対策部会の4つの部会を設け、専門的な見地からの考察も加えていくこととしており、既に庁内プロジェクトチーム及び団地プロジェクトチーム双方において、それぞれ協議がスタートしております。  また、必要に応じて団地住民と市職員による合同会議を開催し、情報交換等を行う中、10月下旬を目途に具体的な実施内容を取りまとめていくこととしております。その後、実施可能なものから取りかかることとし、実施に当たり新たに市の予算を伴うものについては、関係課を通じて来年度予算要求に反映させていくこととしております。  ふるさと団地の元気創造推進事業における第2モデル団地の取り組みについての説明は、以上でございます。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はございませんか。 ○三浦委員   両地区とも集える場所がないという意見が出ているのですが、この両団地には公民館はないのですか。 ○上原住宅課長   公民館はそれぞれございまして、ワークショップを行った会場も皆さんの集まる公民館でございました。 ○三浦委員   そうすると、その公民館が要は集まる場所ではないととっていいのですか。使い勝手が悪いとか、そういう意味ですか。 ○上原住宅課長   公民館は公民館として、いろんな行事で使われているのですけれども、高齢者と子供が交流する場であるとか、そういった新たな集える場所があると、さらに地域が活性化するのではないかといった意見だったと認識しております。 ○三浦委員   公民館があって、それが目いっぱい今使われているという部分なのか、何か距離的な部分なのか、その辺がこの説明だけではわからなかったので。 ○清水住宅課政策監   にじが丘団地の住民の方の御意見ですけれども、公民館が日中はかなりいっぱいで、公民館の中に文庫を置いているのですが、小学生が集まったときにはスペースが狭いということで、施設として手狭であるということはおっしゃっております。  それから、緑が丘団地の場合ですけれども、実は緑が丘団地は中央公民館と、第2、第3公民館を自治会で保有しております。ただし、その自治会の第2、第3公民館が活用されていないという意見が多く、そういったものを活用して、ソフト的に集う場を設けてはどうかという御意見でありました。 ○三浦委員   高齢者と話をすると、すぐに公民館が欲しいと言う。ここだけではなくてよく言われるのです。その辺があるのではないかとさっき私は言ったのですが、その部分の利用方法をちょっと考えてもらわないと、あるのに欲しいと言われて、その部分をどんどん整備していっても、そこがまた使われないで、もっと近いところがいいと。これはもう切りがない状況があるので、その辺をやっぱり、今言ったソフト的な部分をその地域の方と考えて、今が目いっぱいだったら何も文句は言わないのですけど、そういった部分をちょっと考えていただけるといいのではないかと思いますので、ぜひお願いします。 ○上原住宅課長   ただいま三浦委員からいただいた御意見も十分踏まえまして、これからのプロジェクト会議、合同会議も行いますので、施設的なものだけではなくて、そういった場の創出、そういったことも皆さんとお話しする中で考えていきたいと思います。 ○三浦委員   はい、お願いします。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○小野委員   今後の取り組みについて、実現可能性、必要経費の算定、予算計上とつながっていっているのですけど、大体どれぐらいの規模で考えているのですか。 ○上原住宅課長   規模については今のところ、まだ定まっておりません。それぞれの団地で皆様が具体的に事業を考えていただいて、大分市としてサポートできる事業、既存事業を含めまして考えてまいりまして、その後、合同会議を通じて、ある程度規模といったものが決まってまいりますので、現段階では未定でございます。 ○小野委員   最初に富士見が丘団地でやったときも、同じような流れで多分やっているんですよね。そのときは、このふるさと団地元気創造推進事業で大体どのぐらいの予算がかかったのでしょうか。 ○清水住宅課政策監   富士見が丘団地では、市の予算といたしましては家賃補助として、住みかえ支援の家賃補助と購入支援事業、こういったものを予算計上いたしております。例えばですが、平成25年度の家賃補助では約280万円、それから平成26年度の購入支援補助では32万円を支出しております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○宮邉副委員長   素朴な疑問なのですけれども、今13地区で地域ビジョン会議という形の中で、同じようなやり方で取り組みをしている部分があるのですけれども、これとの関連性もしくはこれからの連携とかを含めて、何か考え方とか取り組みの方向性があるのであれば、教えていただければと思うのですが。 ○上原住宅課長   地域ビジョン会議につきましては、企画部が中心になって、地元に出向いていきまして、皆さんと会議を重ねているところでございますが、こちらのふるさと団地の元気創造推進事業の取り組みにつきましては、西部と中心部といったところで、地域ビジョン会議と一部重なるところがございますので、企画部からもプロジェクトチームに参加することとしておりまして、情報や課題等を共有する中で、お互いフィードバックをし合いながら、地域ビジョン会議と連携して取り組みを進めていこうという話になっているところでございます。 ○宮邉副委員長   はい、わかりました。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   そうした場合に、にじが丘団地を見れば、反対意見と賛成意見とが拮抗するような感じになって、そして共助という話に最後はなっていったぐらいで、これは地区住民でそれを決めた。あなたたちが過去の富士見が丘団地での経験から、何かそこでアドバイスなり言ったのか。 ○上原住宅課長   住民ワークショップにつきましては、基本的に住民の皆様方の自発的な意見によって最終的な合意形成という形になっておりまして、市の住宅課の職員が、各会議の中でグループに分かれてその中にも入っておりますが、あくまでも情報提供という形でありまして、意見を申してはおりません。基本的に全て住民の方の意見という形になっております。 ○足立委員長   そこで心配するのですけど、予算がどんどん積み上がってくると、やっぱり困るところがある。だから、ただ行って横に座っているだけではなくて、ある程度のところは、三浦委員も言われたように、利用できるものはして、例えば利用者が偏って押さえてしまうときは少し時間を割くとか、どこでも聞いている話だけど、やっぱりそこら辺のところの努力もしながら、そしてせっかくだから、いわゆる費用対効果も勘案する中で、いい成果を出してもらいたいと思います。  次に、空き家対策についての報告を受けます。 ○上原住宅課長   空き家対策について御説明させていただきます。  資料4をごらんください。  今回は、大分市空家等対策の推進に関する条例に基づく応急措置の実施について、御報告いたします。  大分市空家等対策の推進に関する条例につきましては、平成29年第2回大分市議会定例会において条例の一部改正について御承認をいただき、本年6月29日より施行されたところであり、その後、条例に基づき、1件の老朽危険空き家等に対して応急措置を実施したところでございます。  実施の概要についてですが、本年7月29日に生石港町において実施いたしました。対象は木造平屋建て15平方メートル程度の倒壊した倉庫で、廃材や樹木の繁茂、害虫の発生により周囲の住環境に悪影響を及ぼしていたことから、措置といたしまして、廃材の撤去と廃材下にある井戸のふたの復元を、写真にありますように実施したところでございます。  次に、応急措置までの経過についてですが、平成26年8月に倒壊しそうな家屋について近隣住民より相談があり、所有者の調査を開始したところでございます。その後、所有者の死亡が判明し、相続人調査を開始いたしました。  そのような中、同年9月に家屋が倒壊し、相続人による早急な対応が必要となりましたが、相続人調査が難航し、平成28年9月に相続人全員が相続放棄していることが判明したところでございます。  相続放棄が判明した後も、相続放棄した方の中に対応を検討する方がおりましたことから、粘り強く交渉を行ってまいりましたが、最終的には対応しないとの回答を受け、相続人不存在の空き家として対応することとなったところでございます。  近隣住民からは、ことしに入り害虫の発生についての苦情も寄せられ、特に6月以降は調査により、大量のシロアリ、蚊等の発生が確認され、衛生上有害となる恐れがあることから、本年7月、空家特措法に基づく特定空家等に位置づけ、対応したところでございます。  本来であれば、法に基づき、所有者等に助言、指導、勧告等を行っていくところでありますが、本件につきましては、相続人不存在により対応する者がいないこと、また、大量の害虫が発生し近隣に悪影響を及ぼしており、危険が切迫していることから、条例第5条に基づく応急措置を実施したところでございます。  応急措置に要した費用につきましては、税抜きで18万5,000円となっておりますが、相続人不存在であるため、費用の請求相手は不存在であります。  また、今後の敷地の管理につきましては、地元自治会と協議を行い、当分は自治会で行っていただくこととなっております。  なお、今回、応急措置が必要と判断した要因につきましては、資料右ページにお示ししております。  応急措置の運用につきましては、条例に規定する、人の生命または身体に危害を及ぼし、財産に重大な損害を及ぼす等の危険が切迫しているという状態の判断材料として、1点目、周辺への危険性が高い、2点目、危険な状態が進行している、3点目、所有者等が対応できないといった3つの条件を満たすことを基本としており、本件についてはこれらの条件に適合すると判断し、措置を講じたところでございます。  具体的には、周辺への危険性が高いという点につきましては、写真にありますように倒壊した廃材等が隣地に越境するとともに、シロアリ等の害虫が大量発生しており、近隣住民からは、シロアリ、ムカデ、蛇まで家に入ってきて怖いという苦情が寄せられておりました。また、廃材の下にはふたの外れた井戸が確認され、落下事故などの危険性があり、これらを総合して周辺への危険性が高いと判断いたしました。  次に、危険な状態が進行しているという点につきましては、倉庫が倒壊後、数年のうちに樹木の繁茂等が拡大し、結果として大量の害虫が発生しておりましたことから、危険な状態が進行していると判断いたしました。  最後に、所有者等が対応できないという点につきましては、先ほど申し上げましたとおり、調査の結果、所有者が死亡し、その相続人が相続を放棄したため、状態の解消について対応できる者がおらず、所有者等が対応できない案件であると判断いたしました。  応急措置の実施後は、近隣住民を初め地元自治会から、対応についてお礼の言葉もいただいており、措置により、周辺地区の安全・安心に寄与できたものと考えております。 ○足立委員長 
     説明が終わりましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○永松委員   相続人が全て放棄しておりもういないということで、この18万5,000円を市が代わりに負担するということでしょうけど、この残った土地は最終的には市に帰属するようになるのですか。 ○清水住宅課参事   相続人が不存在の土地につきましては、相続財産管理人制度というものがございます。これは利害関係人が裁判所に申し立てをして、裁判所が相続財産管理人、大体弁護士がなるのですけど、その方を選任します。その方が、その土地の財産を管理、処分する形になります。そうした場合に、利害関係人は裁判所に予納金を払って制度を活用するという形になります。 ○永松委員   利害関係人というのは誰になるのですか。市も入るのですか。 ○清水住宅課参事   今回の場合、債権を持っていることになりますので、利害関係人に該当します。 ○永松委員   では、売却ができたとき、50万円か100万円か金額はわからないけれども、その中から18万5,000円を大分市がいただくことは可能なのですか。 ○清水住宅課参事   可能です。予納金が大体30万円から50万円かかるということでございます。債権の約20万円をプラスして、大体50万円から70万円ということで、その土地が弁護士の報酬も入れて高い価格で売れないと、市が払った70万円相当は回収できないという形になります。 ○永松委員   はい、わかりました。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは私から。3.11の東日本大震災の後、議会としてもやはり執行部と、また市民の方と一緒に、減災・防災についてということで、防災会議をつくりました。私も入っていますけど、その活動エリアが稙田地域で、今度から野津原地域までが防災会議の範囲に入りました。そしたら、今まで稙田地域ではほとんどが、河川が急に狭くなってあふれ出るとか、ほとんどそういった堤防と樋門の話だったのです。野津原に行ったら、倒壊の危険とかではなくて、もう倒壊しているという家屋がいっぱいで、いろんな自治委員から、ここを見てくれということで、今からこれをしっかり踏まえながら、手順を踏みながら、予備軍がいっぱいありますから、そういうのはちゃんと住宅課で、いつでも対応できるようにお願いします。  ただ、生石町は、いわゆる住宅地域ですから、いろいろ短時間でやらないといけないということになったのだろうけど、そういうのも一応頭の中に入れてください。  それでは次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての報告を受けます。 ○伊藤土木管理課長   昨年の市民意見交換会の意見・質問に対するその後の経過について、各担当課長から御説明申し上げます。  なお、御説明は質問の内容及びその後の経過を読み上げて説明させていただきます。  それでは、資料5をごらんください。  資料5の番号1になります。「大分城址公園のお堀沿いの歩道には、立派な松の木があるが、視覚障害者に対する配慮がされていないのではないかと思う。歩行者が安全に通行できるような対策を考えてほしい」。  その後の経過としては、「道路管理者である大分県より、『国道197号昭和通りの歩道再整備のうちクロマツが植栽されている区間については、バスレーンを1車線減少させて歩道を拡幅するとともに、舗装や点字ブロックを更新して、視覚障害者を含む歩行者と自転車の通行帯を視覚的に区分することとした。当区間の工事は今年度から着手する予定』との回答がございました」。 ○吉田河川課長   番号2、「坂ノ市(細)から馬場までの産業道路の延長について進捗状況を知りたい。」という質問で、その後の経過といたしまして、「坂ノ市地区の臨港道路については、事業主体である大分県からは『平成22年度より事業を着手しているが、国道197号線と接続するため、平成29年度はバイパス部分となる細ポンツーンふ頭より以東の丘陵地帯の用地取得や文化財調査と併せて道路整備工事を進める予定』と聞いています。平成28年度までの、事業の進捗率は38%とのことです」。 ○朝野土木建築部次長兼道路建設課長   番号3番です。「中島橋のかけかえ工事を早急に対応してほしい」。  「『市道猪野皆春線外1路線道路改築事業』は平成28年度より事業に着手しており、測量・設計(概略)・地質調査を行いました。 本年度は橋梁の予備設計と設計に伴う地質調査を発注しています。 平成30年度以降は、橋梁の詳細設計・道路の詳細設計及び土質調査などを行い、併せて建物補償・用地買収を行いながら道路改築工事に着手したいと考えております。 今後は地元関係者に充分な説明を行う中で御協力をいただきながら、事業の着実な推進に努め、早期の事業完了を目指したいと考えています」。 ○古城道路維持課長   4点目、「佐賀関の下浦地区から山の地域までの認定外道路を舗装してほしい」。  「認定外道路については、その整備を目的とした『大分市認定外道路整備要綱』に基づき対応しています。具体的には、自治会から要望を受け、職員が現地調査を行い、認定外道路として整備が可能かどうかを判断し、整備対象となる場合には、自治会長を代表として、地域関係者の承諾書等を添付した申請書を提出していただき、優先順位をつける中で、予算の範囲内で順次整備することとしています。 下浦地区道路整備については、同地区の地籍測量が平成29年度に調査完了予定であり、平成30年度に法務局にて地図修正の予定である。その後に土地分筆等を行い地元と協議を行いながら事業を進めてまいります」。  5番目、「にじが丘1丁目から高崎にかけてのガードレール設置を早急に対応してほしい」。  「認定外道路の整備として、平成28年10月に転落防止柵を設置しました」。  次のページをお願いいたします。  6番目、「県・市道路を含めて、一時停止や横断歩道等の線が薄くなったり、消えている箇所がある。交通事故防止のためにも早急に対応してほしい」。  「一時停止や横断歩道などの交通規制を伴う道路表示の所管は、大分県公安委員会となりますが、消えている等の情報をいただければ、大分県公安委員会へ情報提供いたします。また、中央線や外側線などの区画線については、道路管理者である道路維持課で対応いたします」。  7点目、「市道などの草刈りを実施した団体に報奨金が支払われる制度があるが、年2回までしか支払われない。自主的に何回も草刈りをしているので、報奨金の支払い回数をふやしてほしい」。  「これまで地区内の市道等の草刈りについては、地元の方に勤労奉仕という形で行っていただき、それにより道路の維持が図られてきました。このような勤労奉仕については、せめて草刈り機の油代やジュース代を助成できないかとの要望がありましたので、平成21年度から報奨金制度を創設しました。限られた予算の中で、事業を行っていることから、報奨金の支払い回数をふやすことは、大変厳しい状況でありますが、引き続き市民の皆様の協力をいただく中で、事業を行ってまいります」。  8点目、「国道等道路の端に砂がたまっている箇所がある。バイクが転倒しやすいなど、危険であるため、市で清掃をしてもらえないか」。  「国道・県道の清掃については、情報をいただければ所管する部署(国・県)への情報提供いたします。大分市道については、道路維持課へ連絡いただければ現地確認の上対応いたします」。  9点目、「豊府地区には初瀬井路があるが、清掃や草刈り等の適切な管理をしてほしい」。  「道路内または道路に隣接した初瀬井路の清掃等については、初瀬井路土地改良区と清掃浚渫業務委託を契約し管理しています。具体的な場所を教えていただければ、初瀬井路土地改良区、道路維持課で現地確認を行い対応いたします」。  10点目、「中心市街地のごみ箱の設置について、今後の対応を聞きたい」。  「中心市街地に設置されているごみ箱については、大分市道の美化の観点からは有効に使われていると考えていますが、ごみ箱の新設・増設については、関係機関と十分に協議を行う必要があります。また、イベントなどが開催される際には、主催者に臨時のごみ箱設置を指導するなど、大分市道の美化に努めてまいります」。 ○吉田河川課長   11番目、「豊肥線から大分川に向かう米良川のしゅんせつについて、管理をしている県へ働きかけてほしい」。  その後の経過につきましては、「本市から河川管理者である大分県に滝尾地区からの要望内容を伝えた。大分県大分土木事務所から『これまでも堆積土砂等の除去を行っており、今後も河川の状況を見ながら、必要な予算の確保に努めたい。』との回答をいただきました。今後も河川の適切な維持管理に努めるよう要望していきます」。 ○上原住宅課長   続きまして12点目、「老朽化した危険な空き家に対し、市として何か対策をしてほしい」。  「本市では平成28年12月に『大分市空家等対策計画』を策定し、当該計画に基づき『予防』『活用』『管理』の観点から空き家対策に取り組んでおります。老朽化した危険空き家への対応につきましては、『予防』の観点から所有者等に対して、管理不全とならないための啓発や周知活動を広報や『大分市空家等相談会』を通じて行っております。また、『管理』の観点から、周囲に悪影響を及ぼす空き家等につきましては、所有者等を調査し、空家特措法に基づいた対応を行っております。さらに、本年度から所有者等が空き家等の除却工事を行う場合に、その費用の一部を補助する『大分市老朽危険空き家除却促進事業』において、補助率及び補助限度額の拡大を行い、早急に解消すべき危険な空き家対策として事業の拡充を行うとともに、緊急的に危険を回避する際の対応策として、空家特措法に基づく特定空家等について『応急措置』が行えるよう条例改正を本年6月に行うことなどにより、老朽化した危険な空き家に対する対策を推進しております」。  13点目として、「市営住宅の管理を民間委託しているが、居住者の個人情報等の取り扱いも含め、適切な管理ができているか現状を知りたい」。  「平成29年4月より新たな指定管理期間となり、公募により前年と同じ指定管理者が管理を行うこととなりましたが、その管理状況については、これまでと同様、苦情等の処理状況、団地の巡回状況など60数項目のチェックによる毎月のモニタリング等で把握しており、適正に履行されていると判断しています。また、前年度の満足度調査でも、手続き案内や修繕対応などで、約9割の方が、満足、やや満足、普通と回答しており、入居者の方には、おおむね満足していただいていると認識しており、これらの状況から、適切な管理が行われていると考えています。また、個人情報の取り扱いについても、新たな協定書や仕様書により、守秘義務の徹底など市職員同様の厳しい規制を課すとともに、研修等の実施を義務付け、適正な管理に努めています」。  最後に14点目として、「小原団地は、市営・県営の団地で、団地内に大きな公園があるが、公園ではなく遊園となっている。公園として認められていないので、水道代や電気代を全て自治会で負担しなければならない。水道をとめるわけにもいかないので、公園として認めてほしい」。  「小原団地の児童遊園は、公営住宅法に基づき、市営・県営住宅の入居者の共同の福祉のために必要な施設として建設された共同施設で、水道代や電気代など共同施設に係る費用は入居者に負担していただくことになっています。共同施設の設置の趣旨や、建設に当たって、公営住宅の児童遊園として国から補助を受けていることから、一般の公園とすることは難しいと考えています。 なお、共同施設に係る費用負担については、入居者へお渡しする『住宅のしおり』に記載し入居時等に周知を図るとともに、管理人研修等においても周知を図るなど、更なる周知に努めています」。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。 ○永松委員   市民意見交換会で出されたもののその後の対応ということでまとめていただいているわけですので、この資料は建設常任委員会だけにしか配付していないのですか。 ○木村土木建築部長   関係している委員会には分けられておりますので、この各回答資料自体は建設常任委員会のみの配付です。 ○永松委員   わかりました。  この資料だけを見ても、私ども建設常任委員だけが知っているということよりも、これはもう44人の全議員が当然知っておく必要があろうかと思いますので。それからまた、ほかの委員会で所管する回答もあるでしょうから、委員長からこの資料は全議員に配付するように議長にお願いしていただけないですか。 ○足立委員長   議長に申し入れておきます。  その他、ありませんか。 ○三浦委員   質問ですが、中央通りでムクドリの駆除をやっているのですが、あの予算を教えていただけますか。 ○古城道路維持課長   今年度の予算は、請負金額といたしまして49万6,800円でございます。 ○三浦委員   これは1回。 ○古城道路維持課長   2日間の、全てでございます。 ○三浦委員   全てですね。それでことしの予算をこれだけ組んでいると。  前から私もこの金額を聞いて思っていたのですが、かなり高過ぎるような気がします。実際、資料をあちこちで調べたのですが、例えば、福岡市では同じ会社に頼んでいるのですが、平成29年7月から3月までの年間契約──9カ月契約です。月2回実施ですから18回でトータル費用が30万9,593円です。ですから18回頼んでいるにもかかわらず、50万円と30万円で20万円ぐらい差がありますが、これは交通費から何から含むとなっているのです。  同じく唐津市も同じ会社に頼んでいるのですが、ここは回数だけでその都度やっているのですが、1回に8万6,400円です。去年が9回実施していますので77万7,600円の支出です。  武雄市は地元なのでちょっと別かと思うのですけど、ここが月に60時間の契約をしていて13万2,000円になっています。月に60時間、害鳥駆除に飛ばすことという契約をしているのです。うちは2日間で四、五時間ぐらいです。となると、金額がかなりおかしいのではないかという感じがします。  他社も調べたのですが、金沢市がやっているのです。ここが1回3万円です。3万円で契約して、タカを飛ばして害鳥駆除をやっています。月2回で、年間契約ですね。また別に三重県の四日市、ここは地元にないので大阪から呼んでいるということですが、距離的には百五、六十キロメートルあるのですが、ここが交通費込みで7万円を市が出しているのです。しかも、ここは鷹匠を2人呼んで、2羽を同時に飛ばすと言っていました。本市は1人ですよね。サポートとして、鷹匠は2人ですが、2羽同時に飛ばすことはないですよね。 ○古城道路維持課長   場合によっては飛ばしたりします。 ○三浦委員   場合によってはですね。それにしても金額が余りにも違い過ぎるので、その辺、要件と、もしくは合い見積もり等々、やっていただかないと。そう差がなければいいのですけど、数倍の差は余りにも違うのではないかと思います。その分は要望ですので、お願いいたします。 ○古城道路維持課長   貴重な御意見を三浦委員、ありがとうございました。今後とも調査・研究させていただきまして、検討させていただきたいと思います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   なければ私から。私は常々言っていますけど、鷹匠は1つの話題性はありますが、皆さん英知を出して、抜本的な解決を早く図るように、要望ですけどお願いします。  執行部から、その他として何かありませんか。 ○朝野土木建築部次長兼道路建設課長   現在、当課が進めております都市計画道路中島錦町線整備事業について御報告させていただきます。  資料をお配りしてよろしいでしょうか。
    ○足立委員長   はい。  〔資料配付〕 ○朝野土木建築部次長兼道路建設課長   今お配りしました資料は、左上から本事業の実施区間を示した位置図、それから道路の標準断面図、右上に移りまして事業概要、そして完成CGとなっております。  まず、左上の位置図をごらんください。  今回の事業実施区間ですけど、場所は大分川の西側になりまして、国道197号の1本南側にあります市道長浜府内線から、大分地方気象台と長浜小学校の間を通って、国道10号の錦町2丁目交差点までの約649メートル区間を赤色で着色しております。  平成22年度から工事に着手し、北側、色の濃い部分を除いた572メートル区間がことしの3月までに完成、そのうち市道長浜東西6号線から国道10号錦町2丁目交差点までの約350メートル区間については、3月下旬から供用を開始しております。  現在、色の濃い部分、図面に施工箇所と明示しております約77メートル区間を施工中でありまして、12月上旬の完成を目指しております。  本事業が完成しますと、国道197号と国道10号及び県道大分臼杵線が直結され、舞鶴橋、滝尾橋を渡る車が分散されますことから、橋周辺の渋滞が緩和されるものと考えます。  本事業完成の折には開通式を予定しております。今のところ12月中旬以降の開催を予定しておりますが、開催が近づきましたら、建設常任委員の皆様には開通式開催の御案内をさせていただきますので、何かとお忙しい時期ではございますけど、御出席賜りますようお願い申し上げます。 ○足立委員長   その他の件で報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、委員の皆さんからその他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   以上で、土木建築部の案件が全て終了いたしました。  続いて、都市計画部の案件について審査を行いますので、説明員を交代させます。  土木建築部の皆さん、大変お疲れさまでした。                                    午前11時16分休憩                                    午前11時24分再開 ○足立委員長   続いて、都市計画部の案件について審査を行います。  審査に先立ちまして、長野都市計画部長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ○長野都市計画部長   おはようございます。  まず初めに、去る8月4日から10日まで開かれました平成29年第1回大分市議会臨時会におきまして、都市計画部より提案させていただいておりました大分市中心市街地祝祭広場整備事業につきましては、長時間にわたり慎重な御審議をいただき、御決定賜りましてまことにありがとうございました。  さて、先日開催されました第70回大分県県民体育大会におきまして、第3回定例会中にもかかわらず、建設常任委員会の皆様におかれましては、陸上競技、議員ソフトボール競技に御参加され、大分市の優勝に大きく貢献をされたことに敬意を表したいと思っております。特に宮邉副委員長、髙野委員、小野委員、高松委員におかれましては、400メートルリレーに出場され、見事優勝を飾られております。4人とも本委員会の委員でございます。私たち執行部としても、大変誇りに思っている次第でございます。大変お疲れさまでございました。  それでは、最近の諸事業及び今回御提案させていただいております議案につきまして、御説明をさせていただきます。  4月5日から6日にかけて、福岡県朝倉市や大分県日田市を中心に発生いたしました九州北部豪雨では、これまでにない記録的な降雨量があり、土砂災害や道路の損壊等が相次ぎ、改めて自然災害の脅威を思い知らされたところでございます。こうした中にありまして、被災地であります日田市からの要請を受けまして、災害復旧事業に係る土木業務支援と農業土木業務支援として、8月12日から12月30日までの間、大分市の職員延べ10人が派遣の予定でありまして、そのうち都市計画部から2名の職員が派遣をしております。  次に、OITAサイクルフェス!!!2017についてでございますが、本年度は第4回目になります。10月14日土曜日と15日日曜日の2日間、Jプロツアーの自転車レースとして多彩な催しの開催を予定しておりますので、ぜひとも委員の皆さんにおかれましては、当日御来場いただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、本日の新聞に掲載がありましたが、大分県は昨日、大分川に新たな架橋を整備しております、都市計画道路庄の原佐野線の元町・下郡区間におきまして、来年1月に開通のめどが立ったということで示しております。これまで大分県では来年の3月までの開通を目指しているということでございましたが、今回、具体的なスケジュールが示されるのは初めてでございます。これは大分川の新架橋、宗麟大橋を含む橋の工事が順調に進んだことで、来年1月に開通の見通しが立ったということでございます。この道路の整備によりまして、道路の渋滞緩和や、国民文化祭など大型イベントを前に、市内中心部へのアクセスが大きく改善されると期待されております。  では次に、今回御提案させていただいております都市計画部に係る議案についてでございます。  まず予算議案、議第70号、平成29年度大分市一般会計補正予算(第3号)についてでございます。  次に一般議案、議第77号、大分市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正についてでございます。  以上の2議案を上程させていただいております。  議案の詳細につきましては、後ほど担当課長より御説明させていただきますので、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。  また、報告事項といたしまして、大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成検討協議会の設置についてを初め、5件ございます。また、その他の報告事項といたしまして2件ございます。後ほど詳細を御報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○足立委員長   それでは、審査に入ります。  説明員は、最初に所属と氏名を告げてから発言をお願いいたします。  初めに、予算議案の議第70号、平成29年度大分市一般会計補正予算(第3号)、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○釘宮都市計画部次長兼都市計画課長   〔説明書② 22ページ、第8款土木費について説明〕  事業の詳細につきましては、担当課のまちなみ企画課より御説明を申し上げます。 ○姫野まちなみ企画課長   お手元の議案資料1、大分城址公園整備・活用事業(イルミネーション設置)についてをごらんください。  まず左のページになりますけれども、予算額につきましては、現計予算で1億710万1,000円となっておりますが、今回2,500万円を補正いたしますと、合計で1億3,210万1,000円となります。  なお、現計予算の内容につきましては記載しておりませんけれども、廊下橋の支柱改修工事ですとか、西側の入り口部分に当たる橋梁改修工事、文化財発掘調査、AR、VRによる仮想天守の再現、こういった金額を計上していたところでございます。  次に、1、事業の目的及び補正要求理由についてでございます。  大分城址公園につきましては、平成29年2月に策定した大分城址公園整備・活用基本計画に基づき、新たな魅力を有する歴史文化観光拠点として整備を進め、本市のさらなる魅力の向上に資することが期待されているところでございます。  こうした中、第33回国民文化祭やラグビーワールドカップ2019日本大会など、国内外から多くの観光客などが訪れるイベントの先駆けとして、エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin大分が平成30年1月に予定されておりますので、同時期に府内城の天守を再現したイルミネーションを実施し、各種ビッグイベントに向けた機運の醸成を図るとともに、歴史や文化を生かしたまちづくりを目指す本市の姿をアピールしたいと考えております。  次に、2、事業の内容及び今年度事業費内訳についてでございます。  内容としましては、工事用の足場材等を使い、府内城の天守に見立てたイルミネーションを設置したいと考えておりまして、高さ18メートル、4層構造の天守と、高さ8メートルの天守台を取りつけ、それにLED照明を一緒に架設する形で、事業費はそれぞれ1,600万円と900万円、計2,500万円を見込んでおります。  次に、スケジュールにつきましては、10月中に業者と契約をいたしまして、年内に足場設置、年明けに電飾を行い、1日でも長く点灯したいということもありまして、1月の上旬、遅くとも中旬から1月末までを点灯期間として考えております。  また、同時期に、おおいた光のファンタジー、大分城址公園のライトアップ、エンジン01が開催される予定となっております。  次に、広報につきましては、市報、ホームページ等で周知を行いたいと考えておりまして、エンジン01の参加者によるパブリシティ効果が期待されているところでございます。  次に、3、事業の実績及び効果についてです。  エンジン01と同時期に行うことで、全国に大分の歴史や文化を生かしたまちづくりを発信することができると考えております。  またあわせまして、大分城址公園の整備活用に向けた市の取り組みを広く市民にPRできるものと考えております。  また、当時の大きさとすることで、実体感や城址公園の外側からの見え方の確認などができるものと考えております。  また、大分城址公園整備・活用基本計画の周知度合いやイルミネーションの効果等について、アンケート調査を行う予定にしております。  他都市の事例といたしましては、兵庫県の赤穂市で9日間の開催で、入場者数は1万人、福島県の二本松市で同じく9日間の開催で、入場者数は約2万1,000人となっております。  参考としまして、昨年水戸市で開催いたしましたエンジン01の入場者数は、約1万8,000人となっております。  資料の右側をごらんください。  設置平面図になりますけれども、今回の設置場所は、現存する天守台の南側の広場を予定しております。  天守台の下幅、地面に接する位置での大きさは25メートル四方程度想定をしておりまして、東西南北の方向にそれぞれ5メートルずつの余裕をとりたいと考えており、合わせますと35メートル四方で仮囲いをしたいと考えております。  その下には、赤穂市と二本松市でのイルミネーションの風景、また、エンジン01開催時の夜学の写真を掲載しております。  続きまして、議案資料2、大分城址公園の各種計画における位置づけについてをごらんください。  まず1としまして、おおいた創造ビジョン2024、これは平成28年6月に策定をしておりますが、大友氏遺跡歴史文化公園や大分城址公園など、歴史的文化遺産を生かした公園の整備促進に努めますとうたわれております。  次に2として、大分市都市計画マスタープラン大分地区──平成28年7月に策定したものでございますが、大分城址公園におきましては、貴重な歴史的資源である府内城址の遺構などを生かした風格を備えた市民の公園として、近世の歴史文化観光拠点の形成を図るとうたわれております。  また、大分城址公園は、中心市街地のオアシス空間として、歴史的・自然的な環境・景観の保全・形成を図る。また、大手公園との一体整備による近世の歴史文化観光拠点として、城跡としての風格を備えた市民の公園として整備を図るともうたわれております。  次に3といたしまして、大分中心市街地まちづくりグランドデザイン──平成29年3月に策定しておりますけれども、市民が憩い、にぎわいを創出し、歴史を継承していく近世の歴史文化観光拠点として府内城の再生を目指しますとうたわれております。  次に、議案資料3、大分城址公園整備・活用事業(イルミネーション設置)の経緯についてをごらんください。  1、平成5年に府内城再発見事業検討委員会から基本構想の提言を受けておりまして、①の短期整備計画では、廊下橋、周回路の整備を行い、これは完了しております。②の中期整備計画では、文化会館の動向を踏まえ、文化財発掘後、城内整備をすることとしております。③の長期整備計画では、広く市民の意見を聞きながら天守閣を復元するとしております。  次に2としまして、平成25年10月に大分文化会館が閉館いたしました。  次に3として、平成25年11月に大分市公有財産有効活用等庁内検討委員会におきまして、大分文化会館跡地は大分城址公園と一体的に活用することを基本に、歴史的特性、憩いの場、にぎわいの拠点等を重視する方針としたところでございます。  次に4としまして、平成26年5月に10課から成る大分城址公園整備・活用庁内検討委員会が発足し、大分城址公園の整備活用について検討を始めました。  次に5としまして、平成27年11月に15名の外部委員会から構成される大分城址公園整備・活用基本計画検討委員会を設置いたしました。  次に6といたしまして、平成27年11月に大分城址公園の整備・活用に関する市民アンケートを実施いたしました。  また、平成28年5月までの間に、委員会での意見を踏まえ、府内城にかかわる情報発信が不十分であるや、府内城の魅力を生かしたイベントが実施されていないといった課題が整理されたところでございます。  次に7としまして、平成28年5月に第3回大分城址公園整備・活用基本計画検討委員会の現場見学会を行い、1人の委員から、ボリュームや高さを生かして、LEDでイルミネーションを演出したら夜もよいのではという意見等をいただいたところでございます。  次に8としまして、平成28年5月に、平成27年度の市民アンケート結果や、平成28年5月の委員会現場見学における委員の意見、また課題の整理等を踏まえ、天守台を使ったイベントについての検討を始めました。  次に9としまして、平成28年6月から平成29年3月にかけて、以下の検討を行っております。  まず①として、段ボールを使用する場合は、天守台の上でも高さが約18メートルとなり、雨、強度、風荷重等の問題があり断念をしたところでございます。  次に②としまして、バルーン、風船によるプロジェクションマッピングを検討しましたが、風によるバルーンの揺れ、天守台の荷重、費用等の問題があり、断念をいたしました。  次に③としまして、レーザー光線によるホログラム、レーザー光線を使い立体的に見せる映像技術のことになりますけれども、今回のスケールで投影することは技術的な問題があり、断念をいたしました。  次に④として、その他の事例がないかと調査・研究を行う中で、赤穂市の単管を使用したイルミネーションを知り、先進地視察を行ったところでございます。赤穂市では、天守台に単管を自重のみで設置しておりましたが、本市において同様の方法ではクリアすべき課題が多いと判断したところでございます。  次に⑤として、これらとは別の取り組みとして、府内城にかかわる情報発信の手法を検討する中で、AR、VRによる仮想天守の再現は実施可能と判断し、平成29年度の当初予算に計上させていただいたところでございます。1,300万円の費用で計上させていただいております。  次に10としまして、平成29年2月に大分城址公園整備・活用基本計画を策定いたしました。整備活用計画の基本方針におきまして、府内城の歴史性や魅力を生かしたイベント等の充実を図るや、史跡地としての情報発信や、大友氏遺跡などと連携した情報発信を積極的に行う等とうたわれております。  次に11としまして、今年度に入り、単管を使ったイルミネーションにつきましては、大分労働基準監督署等と協議を行った結果、天守台から横の広場に設置場所を変えることで設置可能であると見込みが立ちました。そこで、おおいた光のファンタジーやエンジン01等と同時期に開催し、全国に情報発信が行えると考えまして、9月補正での予算を計上するために、6月下旬より所定の手続に入ったところでございます。  次に、議案資料4、大分城址公園整備・活用事業(イルミネーション設置)がもたらす経済波及効果について、ごらんください。  今回の事業がもたらす経済波及効果につきましては、以下のとおり検討を行っております。  まず、1の計算条件につきましては、観光客数は全て日帰りとして1万人としております。これは赤穂市と二本松市の事例を見まして、少ないほうの1万人で計算条件としたところでございます。  次に、2の推計の対象につきましては、イベント観光客の消費支出とイベントの運営費の支出の2つを対象としております。  次に、経済波及効果につきましては、上記1と2で求めた消費支出額、運営費支出額と、平成23年に大分県産業連関表というのを県が作成しておりまして、これを用いて産業連関分析を行って、経済波及効果の推計を行っております。計算の結果、イベント観光客の消費支出がもたらす経済波及効果は5,000万円となり、また、イベントの運営費がもたらす経済波及効果は2,300万円となり、合わせて7,300万円と計算されたところでございます。  下の表は、来場者の消費支出、運営費支出について、直接効果、第1次間接波及効果、第2次間接波及効果を示しております。
     参考としまして、①の直接効果とは、イベント観光客の消費及びイベント運営費のうち、県内の財、サービスへの需要(県内における飲食や交通、イベント運営に係る県内への発注)に充てられた額を示しております。  ②の第1次間接波及効果につきましては、①で発生した県内の財・サービスへの需要に必要な原材料(農産物、電力、ガス、各種サービス等)の生産が生産を生んで、県内の各産業の生産が誘発される効果を示すものでございます。  ③の第2次間接波及効果とは、①と②で発生した雇用者所得が消費(買い物や外食、旅行等)に充てられることで、さらに生産が誘発される効果を示すものでございます。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  まず議案の資料2と資料3から、質疑等がありましたらお願いします。 ○永松委員   市としては大分城址公園をどう考えているのですか。この中で天守閣の復元とかを念頭に置いているのですか。私は反対ですけど。 ○姫野まちなみ企画課長   大分城址公園整備・活用基本計画の114ページをお開きいただければと思いますが、事業概要としまして、114ページに短期、115ページに中期、そして116ページに将来整備、そして後ろ側に図面を記載させていただいております。市としますと、この基本計画を2月に策定させていただきまして、短期は3年間、ことしから平成31年まで、中期につきましては平成32年から7年間のあわせて10年間で、こういった整備をしてまいりたいと考えております。  ただ、将来整備の中に天守の部分がうたわれておりますけれども、これにつきましてはここに記載されているとおり、調査・研究の成果に応じてということで、天守など歴史的建造物を含む城郭の復元整備を目指すと。そしてまた米印で、天守等を含む歴史的建造物の整備に当たっては、現時点において情報が不足しているため、平成29年度以降に行う発掘調査や文献調査等の成果や寄附金制度等の活用による財源確保の課題を整理して、総合的視点から判断するという形でうたわせていただいておりまして、このような形で認識をしておりますし、短期、中期については整備させていただきたいと考えております。 ○永松委員   ということは、復元ありきではありませんということでいいのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   復元ありきということではございません。ここに記載されているとおりと我々は認識しております。 ○永松委員   それともう一点いいですか。いつこれをすると決定したのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   経緯の中で、議案資料3の5番目ですけれども、平成27年11月にこの計画を立てるための委員会を設置いたしております。15名の外部の委員によって1年以上御検討いただく中で、この計画の取りまとめをさせていただいておりまして、策定は平成29年2月となっております。 ○永松委員   それでこの間、これは配ったのですか。そういう説明はしたのかもしれないけれど、こんなに重要な計画をして、後づけみたいに出してくるというのは、いかがなものかと思います。 ○長野都市計画部長   この報告書につきまして、配付が半年後になったことにつきまして、本会議でもおわびを申し上げたとおり、大変申しわけなく思っております。2月に策定いたしまして、その後、委員会組織等が変わったものですから、その間に私たちのほうが注意深くお配りすればよかったのですけれども、大変申しわけなく思っております。 ○永松委員   議案資料1から議案資料4まで説明がありましたけれども、先にこういうことをきちんと議会に説明して、その後に、いろいろ方法を考えたけれども、こういうものを提案したいのですと持ってくるのなら議論の余地はあるけど、こういうものを二千数百万円かけてやりますと決めて、それに附帯してこういうへ理屈を持ってくる感じがして、そのやり方がおかしいと思うのですけど。 ○長野都市計画部長   私ども事務局としては、去年の5月から本格的に内部検討を始めたのは、先ほどの説明の中でおわかりになっていただけたと思いますけれども、その間、前委員会の中で基本計画に係る内容は逐一御報告させていただいておりましたけれども、このイルミネーションにつきましては、詳細な説明が、まだ技術的なものとか法規的なものの課題が多かったものですから、報告がおくれておりまして、今回になった次第でございます。そのこともあわせて、混乱を招いたことについて改めておわびをしたいと思っております。 ○小野委員   エンジン01のイベントに合わせて、大体の集客予測が1万人ですけれども、近年開催された延岡市と水戸市の会議では2万人が来場しているということなのですが、これは本当に単純にエンジン01だけのイベントで2万人が来たということなのでしょうか。 ○姫野まちなみ企画課長   昨年度の例でいきますと、エンジン01は3日間の開催の中で、2日目が大学などを使って80講座ほど、エンジン01の著名人が100人ほどこちらに集まって、それで三、四人ずつぐらいに分かれて、朝から夕方まで大学で講座を開催します。ですので、これだけの方が実際に応募できたと聞いております。今回も同様に大分大学を使ってそういった講座を開催して、100名以上の著名人の方が分かれていろんな、歴史の講座もあるのではないかということのようですけれども、80講座程度は開かれて、それぞれ皆さんが参加する。あわせて、中高生は無料の講座だということですので、3日間でそれぐらいの人が来るということです。 ○小野委員   エンジン01文化戦略会議というイベントそのものは、大体、場所はどこであるんですか。 ○姫野まちなみ企画課長   エンジン01の資料を用意させていただいていますので、お配りさせていただいてよろしいですか。 ○足立委員長   はい。  〔資料配付〕 ○姫野まちなみ企画課長   まず、所管の実行委員会の事務局は、企画部の文化国際課が担当しております。  そして2ページをごらんいただきたいと思いますけれども、イベントのスケジュールとして、1月26日金曜日から28日日曜日まで、iichiko総合文化センターでシンポジウムやコンサートが開かれます。今私が申しました講座というのが、1月27日土曜日に大分大学で行われ、夜学は市内の中心部に出られて、お酒を酌み交わしながら、講師と行動しながら、夜なべ談義を行うということで、参加料につきましては500円、夜学については5,000円いただきますということです。  3ページに大分実行委員会の委員長、そして4ページには実行委員会の組織がありまして、会長は市長でございます。副会長には議長に入っていただいている状況でございます。  そして、7ページを見ていただきたいのですが、これは水戸の分ですけど、今申しましたとおり、茨城大学を使って、1時限、2時限、3時限、4時限という形で、著名人が分かれて一斉に、この場合は20教室、講義を朝から夕方までやると。あわせて、中高生の方は無料という形で、同じような形で講義をやると。夜につきましては、市内の飲食店に出ていって、講師の方とお酒を飲みながらやると。  こういったイベントでございまして、その次の9ページから12ページは、写真として様子を掲載しています。  そして、前後しますけれども、5ページにスケジュールが書かれておりまして、11月にはプログラムが発表される予定になっていると聞いております。 ○小野委員   エンジン01のイベント自体の過去の集客状況と、ほかの他都市でやった、城を復元したイルミネーションの事例も、2万人と1万人の集客があったということだと思うのですけど、それを考えた上で1万人が大体想定されますということだと思うのですけど、今の案に挙がっているイルミネーションに、その人数が来るかというところを考えると、なかなかハードルの高い数字ではないかというのは正直なところ思っていまして、周知徹底を図って、こういうのをやっていますというのを言っていきますということで、議会の一般質問で答弁もあったと思うのですけど、もう少し具体的な、例えばこのエンジン01自体のイベントなどを開催する中に組み込まれているわけではないですよね。 ○姫野まちなみ企画課長   今、企画部とそういったイベントを組みながら、そのような講座ができないかといったことも協議をさせていただいておりますけれども、まだ何も固まってはおりませんので、ちょっと御説明できる状況にはありません。 ○小野委員   事務局に、こういうのをやっていますということで周知徹底を図るというだけではなくて、この中にそのまま組み入れるような形というのも考えていただければいいのではないかと思います。意見です。 ○姫野まちなみ企画課長   はい、そういった形で検討させていただければと思っております。 ○永松委員   具体的には企画部がやるのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   企画部の文化国際課が事務局になっております。 ○宮邉副委員長   しかし、イルミネーションは都市計画部でしょう。 ○足立委員長   今からそれを文化国際課と話を詰めるのは、ちょっとおかしいのではないですか。 ○姫野まちなみ企画課長   既に事務局との折衝はさせていただいております。イベントの講座等は東京のエンジン01の組織の方で決められると聞いておりまして、協議は既に前からさせていただいております。 ○足立委員長   それとイルミネーションとの接点が今からですでは、ちょっと遅過ぎるのではないですか。  12時になりましたのでこれで休憩し、午後1時から再開いたします。                                    午後0時1分休憩                                    午後1時0分再開 ○足立委員長   それでは、休憩前に続いて、引き続き審議を行いたいと思います。 ○姫野まちなみ企画課長   休憩前の件でお答えさせていただきたいと思います。  先ほどの資料にありますとおり、大会の実行委員会が東京側にありまして、東京側が主催で、大分市が共催という形になっておりますけれども、あくまでもこの内部プログラムは、東京のほうの実行委員会、3ページにもありますように、そちらのほうで決めるということですが、現在、これまでもお願いさせていただいていまして、今後もさらにお願いさせていただきますけれども、その中のプログラムの1つにイルミネーションに絡めたような形のものもできるし、そういったものもやれないかという形でお願いさせていただいております。あわせまして、9月11日の日曜日に、エンジン01文化戦略会議in大分のテーマが発表されておりまして、エンジン01のホームページによりますと、「ひらいた。おおいた。~歴史、ひらいた!未来、ひらこう!」ということで、大分から西洋音楽とか文明開化も始まったのだという形のことが、エンジン01のホームページにうたわれておりますので、何らかの歴史に関する講座等も期待しておりますので、そういった取り組みをさせていただければと思っております。 ○宮邉副委員長   プログラムの中に入れてもらう努力をされるということですね。 ○泥谷委員   午前中、観光客が1万人という数があったのですけど、それに関連して、議案資料の1ページに、兵庫県赤穂市と福島県二本松市で、入場者がそれぞれ1万人と2.1万人だったのですけど、2件は何月ぐらいに開催だったのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   赤穂市が12月で、二本松市が10月の開催となっております。 ○泥谷委員   1月の極寒のときと、この10月にあったときは時期的に見ても少し寒い時期で、参考に1万人というのであれば、ちょっとどうなのかというのが1点ひっかかるところはあります。  あと、エンジン01は大分大学であって、それに多くの人が来るということなのですけど、それがこっちに移動してきたときに、来た人全員が来るのではなくて、数的には非常に少ないと聞いたのですけど、どうなのでしょうか。 ○姫野まちなみ企画課長   まず入場者数ですけれども、9日間でこれぐらい集まったということなのですが、現在、先ほどの点灯の時期の御説明のときにも、1月の遅くとも中旬にということを御説明させていただきましたが、1日でも長くという形で考えさせていただきたいと思っております。ただ、可決いただければ10月の下旬ぐらいに業者が決まって、それから設営に入ります。初めての試みということで少し時間がかかるのではないかということで、年内のクリスマス時期に間に合うことができれば、一番いいペースだと思うのですけど、年明けであれば何とか可能だろうということです。入場者数については1日でも長く点灯をすることで、1人でも多くの方に来ていただきたい。極寒の時期ということで御質問等でも指摘されていますので、そういう形で考えさせていただいております。  それともう1点、エンジン01の資料の7ページに、毎回、夜学が行われるということで、我々も確かに、日中行われた方がそのまま全員、大分城址公園まで来ていただくということは現実的に難しいかと思いますけど、その際も、参加者の皆さんとか、ここでこういうのをやっていますので、ぜひ大分城址公園まで足を運んでいただければという周知をしてまいりたいと考えております。 ○高松委員   今の泥谷委員の質問と関連なのですけど、時期が1月じゃないですか。3月の花見シーズンまでやるという考えはないのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   点灯終了期間を1月末とさせていただいていますが、2月中下旬に別のイベントに使う予定があり、そことの調整が必要ということで、それについても調整をさせていただいておりまして、点灯の終了期間につきましても、1日でも長くできるものであればしたいと。ただし、本年度事業となりますと、いわゆる原形復旧といいますか、もとどおりにするのが3月末でないと、年度をまたぐのは現実的に難しいと思っていますので、1日でも長く終了の期間を延ばせないかということで、検討させていただければと思っております。 ○永松委員   年度をまたぐのは厳しいとはどういうことですか。 ○姫野まちなみ企画課長   新たなイベントが大分城址公園等でやられているということもあります。先ほど申しましたように、2月の終わりには大きなイベントに使うということもあるものですから、現実的には終了の期間を延ばすのは難しいかと思いますが、1日でも長くできるようにならないかということで調整させていただきたいと思います。 ○永松委員   これはことしだけですか。来年もするのですか。それともずっと、5年、10年、20年と続けるようなつもりでいるのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   アンケート調査で、今回のイルミネーションの費用対効果の検証をして、そして大分城址公園のこの事業についてのいろいろな御意見をいただきたいと思っておりますので、そういったことも踏まえて、今後については検討させていただければと思っております。 ○永松委員   検討するということは、まだ決めていないということですか。 ○姫野まちなみ企画課長 
     来年度には国民文化祭・おおいた2018がありまして、再来年度にはラグビーワールドカップ2019がございます。時期については、それぞれ国民文化祭は10月、ワールドカップは9月から11月という形があります。時期が早まりますけれども、市民の皆さんからある程度御理解いただければ、今後についても、こういった形で点灯をしていくといったことも検討する必要があると思います。 ○永松委員   大分城址公園整備・活用基本計画検討委員会の中で、こういうイルミネーションで何かしたらいいという案があったということを言っていましたけど、何人ぐらいですか。 ○姫野まちなみ企画課長   先ほどの議案資料3の7番でありますけれども、これは1人の委員からこういう発言があったということでございます。 ○永松委員   その1人の委員の意見が正しいと思ってこれを取り入れたのですか。ほかに案はなかったのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   総勢15名の検討委員会で、大分城址公園の中をめぐってもらいながら、いろんなことを言われたのを細かく聞き取りまして、大分城址公園の中は広場としてイベントで使われていないとか、周知が行われていないとか、そういった意見は多々いただいたところでございます。 ○永松委員   わずか15名の委員の1人の意見でこのイルミネーションをして、2,500万円のお金をつぎ込むのは、いかがなものかと思います。 ○姫野まちなみ企画課長   決して1人の委員が言われたからということではなくて、8番目に入れさせていただいている市民アンケート結果ですとか、検討委員の意見の結果、そういったもので課題等が浮き彫りになって、それで天守台を使ったイベントができないかという検討の流れの中で、イルミネーションということで今回御提案させていただいたということで、決して1人の方の御意見ではないことは御理解いただきたいと思います。 ○永松委員   委員は何人だったのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   何人ということではないわけでありますけれども、こういった市民アンケートとか、委員の御意見、また課題も踏まえて、今回提案させていただいたということでございます。 ○永松委員   確認をしますけど、とりあえずことしだけということですか。来年以降は全く白紙の状態だと理解していいわけですか。 ○姫野まちなみ企画課長   今回のイルミネーションによって、ある程度市民や議会の議員の皆さんから御理解をいただければ、今後も引き続き、こういうことを実施することは必要になると考えているところでございます。 ○長野都市計画部長   予算につきましては、私どもは現段階で今年度に限ってと思っております。今まちなみ企画課長が1人の委員からというお話がございましたけれども、これには記載しておりませんが、市民参加のワークショップ等もこの中で開きました。そのワークショップの中でも、何かの形で仮想の天守を復元してほしいという意見も、記録の中にはございませんけれどもございまして、何らかの本格的な天守の復元ではなくて、仮想の天守は必要であろうという判断の中で、今回の予算の御提案になったと思っております。  ですから、予算につきましては本年度に限ってこの事業を行っていきたいと思っておりますけれども、それとあわせて、3年ほど前に2団体の方々から、1万人の署名で天守を復元してほしいという署名をいただいている事実もございます。そういう方々の思いもあることは十分理解しておりますけれども、いきなり本格的な天守の復元というのは、文献等の調査がいまだできていない状況でございますので、今すぐ天守を復元することにはならないと思いますので、将来整備ということで整理させてもらっております。仮想の天守につきましては、今後アンケート調査とかでそういう御意見がございましたら、その段階でまた御議論させていただければと思っております。 ○永松委員   大分市の文化というか、そういうものを何か1つに絞り込んで、大分市の観光の目玉は、宗麟公を中心にして今まで進めてきたと思います。それなのに府内城を復元したって、それが宗麟公と何か結びつくのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   先般の議会の御答弁でも、歴史、文化、観光拠点として、大友氏遺跡と、そして大分城址公園という、双方の魅力を生かした拠点整備をして、そしてあわせて都心南北軸ですとかリボーン197とか東西軸との連携を図りながら、面的な広がりを持って、重層的な都市構造を目指していきたいということで、大分市都市計画マスタープランにもそういった形でうたわれておりますので、そういった形のまちづくりを目指していきたいと考えております。 ○小野委員   9月7日に府内町協議会から、府内城天守閣再現に関する要望書というのが議長宛てに来ているのですけど、これは当然、市長にも行っていると思うのですけど、天守閣再現の声があったというのは、この団体とはまた別の団体からですか。 ○長野都市計画部長   小野委員からありました、府内町協議会からの要望書については、まだお手元にお配りしておりませんでしたので、ここでお配りしてよろしいでしょうか。 ○足立委員長   はい、お願いいたします。  〔資料配付〕 ○長野都市計画部長   先ほどの1万人の署名と今回の府内町協議会の団体の関係でございますけれども、1万人の署名につきましては、この団体とは違い、別な組織でございまして、毎年府内町で、府内町春景色だとか冬景色を春先にしている方々です。具体的な団体名を申し上げますと、府内城を復元する会と、くすのきクラブというのがございます。その2つの団体から、平成26年8月4日に1万人の署名が提出されております。  また、この府内町協議会の4項目の要望につきましては、議決をいただければ、この中で何ができるのか、予算の必要になる事柄もありますので、それについて検討していきたいと思いますけど、今の段階で何ができる、できないを申し上げることは拙速だと思っております。 ○永松委員   仮に遊歩公園とふないアクアパークのイルミネーションを復活して、こういうのをやるとしたら、また別にお金がかかるわけですか。地元の人が勝手にするということですか。 ○長野都市計画部長   この大きな項目で、遊歩公園とふないアクアパークのイルミネーションという1項目めがございます。これについては、10年ほど前までされていたということでございますけれども、そのときは企業からの協賛金と市の補助金で行っていたということでございますので、あわせて大きなお金が必要だったと聞いております。今すぐそういうお金が用意できるかというと、予算を用意しておりませんので、予算面から言うと厳しい状況にございます。そして、府内町協議会そのものがこのイルミネーションを実行するとは、今の段階では聞いておりません。 ○永松委員   遊歩公園で何かイルミネーションをしていませんでしたか。 ○三浦委員   竹下元総理のふるさと創生事業の1億円をベースに始めた。 ○足立委員長   にぎわい創出に余り効果がなかったから、遊歩公園から中央通りに移したのではなかったか。 ○長野都市計画部長   イルミネーションについては、過去のことを調査しておりますけれども、その内容が、担当部局は商工労働観光部が中心でございますので、担当部局の担当者もかわっているものですから、詳細が十分把握できていないのが現状でございますけれども、当時大きな企業からの協賛金で賄ったということは聞いております。 ○宮邉副委員長   市が仕掛けてイルミネーションをつくるという方向性で持っていったわけじゃないですか。その時点で、周りの皆さん方に協力を仰ぐとか、これを成功するために何かやってもらえませんかとか、いろんな形の協力要請ができたと思うのです。それを今になって、悪いけど他力本願で大分市は何とかしてくださいみたいな要望書をもらったって、お金もかかるし、できないです。本当にやろうという気概があったのであれば、その辺の考え方を整理して、相手に話をしたとか、そういう経過というのはなかったのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   このイルミネーションについて、事前に地元の方とお話はさせていただいておりません。今回のこの要望書を踏まえて、予算のかかることですので、議決いただければ、どれができるかということになろうかと思いますけど、一応そういう状況でございます。 ○長野都市計画部長   今回のこの事業を進める中で、府内町協議会の方々もそうですし、府内町の中には、ほかの通りに振興組合もございますので、そういった方々にこういうイベントを考えておりますという御案内をさせていただいております。その中で、協力していただけるところはお願いしますということもお願いしましたけれども、そういう過程の中で、このイルミネーションの話がなかったものですから、後日こういった要望書が後で届いたという状況でございます。 ○宮邉副委員長   8月の臨時会のときに、私たちは附帯意見までつけて話をさせていただいたわけです。そういう中で、都市計画部が何をやろうとしているのかが全くわからないのです。エンジン01がありますからって出てきた話の中で、それに乗っかっているような状況があって、この府内町の整備にしても、中心市街地の活性化とかの整備にしても、都市計画部としてどんなコンセプトを持って、何を基礎に置いてやろうとしているのかというのが全く見えないのです。だからこそ、賛成できるものも賛成できない状況になっているのです。  だから、本当に大分市民の皆さん方のためになって、このことが全国に発信をされて、大分市にいっぱい観光客に来ていただけるということであれば、賛成します。だけど、今ここで判断をする中で、まだその部分について腑に落ちないところがあります。2週間の期間をかけてイルミネーションをやって、終わったら壊して、何が残るか。市民の皆さん方のために財産として何か残りますか。そういうものがきちんとあって、初めて議論になると思うのです。  だから、そういうところをしっかり詰めていただいて、議会に提案をしていただくのであれば、こちらもちゃんとした議論ができるのですけれども、今の中では、もう先ほどから出ていますけれども、後から取ってつけたような理由でこの議論をしているという状況になっているので、私たちとしてはそこに関して、いろんな方々が問題提起をされているのだと思うのです。そこのところをしっかりと考え方を整理していただく。先ほど議案資料2でいろんなところに載っていますという説明はありましたけれども、本当にそれが、今回のイルミネーションをするためのものであったのかどうかというのは、これはちょっと違うという気がしています。その辺、都市計画部として今後の状況も含めて、本当に今どう考えているのか、あればお聞かせください。 ○長野都市計画部長   都市計画の事業を進める上では、大分市総合計画が上位計画にございますけれども、この都市計画事業を進めていく上での大きな指針は大分市都市計画マスタープランでございます。それをこの中心市街地に落としたときにはどうなるかということで、先般おおいた中心市街地まちづくりグランドデザインを策定させていただいております。そのグランドデザインの中で、大分城址公園を生かしたまちづくりを行っていくということを大きな柱の1つにさせてもらっておりますので、そのグランドデザインの範疇の中で、この事業を私たちは進めさせていただきたいと思っております。  ただし、副委員長がおっしゃるように、説明不足が多々あったことについては、この場をかりておわびさせていただかないといけないと思いますけれども、都市計画がどの方向に向いているのかということを説明させていただくとすれば、今申し上げた大分市都市計画マスタープラン、おおいた中心市街地まちづくりグランドデザインの中で、中心市街地ということで、今回の大分城址公園のイルミネーションもその1つだと思っております。 ○宮邉副委員長   本当にしっかりやってほしいのです。応援したいんです。大分市のまちをどれだけいいものにしていくかについては、執行部の皆さん方だって議員だって、同じ方向を向いてやっていると思っています。だからこそ一緒に議論をしながらやっていきましょうということだと思うのですけれども、今は何となくその方向がちょっとずれているような感じがしています。ですから、本当にこの間の議論ではないですけれども、中心市街地が活性化されて明るくなるのもいいです。でも、周辺地域のこともちゃんと目を向けていただかなければならないということも指摘をさせていただいています。  そういう中で、まちづくり、都市計画というものの基本をしっかり持ってほしいということです。その中で、今回は府内町のイルミネーションが、エンジン01とかいろんな条件が重なる中で出てきた問題になっていますので、これについては今後に生かすことも含めて、しっかりとしたものを考えてほしいという思いでございます。これは意見ということでお伝えさせていただきたいと思います。 ○髙野委員   意見は副委員長が今おっしゃったとおりだと思います。赤穂市と二本松市のイルミネーションの事例の中で、例えば日中とかの活用、まあ活用といっても、もちろんイルミネーションはついていないので、何か工事中みたいな感じになるのでしょうけど、そういう大分市として活用は特に考えてはいないのですか。ただ単にイルミネーションだけであって、日中とかにそのままあるだけというような感じなのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   日中は議案資料1の赤穂市の事例のような、単管のむき出しという形であろうかと思います。まさに寒い時期の日中に来ていただくにはどうすればいいかということで、そこの仕掛けも必要だと認識しておりますけれども、そういったことを含めて検討する必要があると認識しております。 ○永松委員   昼間に見たら、何か足場を組んでいるという感じですか。 ○姫野まちなみ企画課長   委員の言われるとおりで、赤穂市の事例では足場がむき出しで、天守台の上に乗せているのですけど、大分市の場合は天守台から単管で組みますので、天守台と天守を合わせて26メートルの高さで、単管がむき出しという状況になろうかと思います。 ○永松委員   今までは囲いのようなものができ上がるのかと思っていた。 ○髙野委員   先ほどから出ているエンジン01で、他都市でやったときにこれぐらい集まったという話なのですけど、私が説明を聞く限りでは、そんなに人は集まらないのではないかと思っています。宮邉副委員長が言ったように、これだけの取り組みではなくて、地元を含めてみんなで盛り上げていこうということで、例えば日中であれば屋台を出すとか、みんなで一緒にやっていくということであればいいのですけど、今の説明を聞く中で、8月臨時議会では附帯意見をつけて賛成をしているのを踏まえたときに、私らも市民の代表として選ばれているわけですから、そういう説明をきっちりできるかといったら、また認めたのかということになりかねないので。その辺がまだ納得いかないとも思っております。これについて何かありましたら。 ○長野都市計画部長   先ほどの府内町協議会の要望書の動きにつきましては、私たちの捉え方としまして、これは地元の方々がこの事業に対して肯定的な話の中でこういうことをしてほしいというような要望でございまして、私たちに夢や希望をもたらす計画であるということでの賛同をいただいたという前提で、4項目の要望をいただいていますので、今回もし議決をいただければ、府内町の方々も中央町の方々も含んで、まちなかでこの事業を盛り上げるような取り組みをしていただけるものだと思っております。 ○永松委員   この要望書について、府内町協議会は自分たちで何かをするような話はあるのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   私どもも直接的には、この要望書で4項目の要望をいただいたということで認識をさせていただいておりまして、具体的にこれとあわせて何かされるということまでのお話は伺っていない状況です。 ○永松委員   要望書を見る限り、市にこれをしてもらいたいみたいな感じに私は受け取れるのだけれど。自分たちは何もしないでいいといった感じにとれるのだけど。 ○長野都市計画部長   確かにいただいた文書の文面から読み取れる内容につきましては、委員のおっしゃるとおりでございまして、ただ、この計画を説明させていただいたときには、この団体と、別の商店街組合がございまして、そういう方と話す中で、できる協力についてはしたいというお話もいただいておりますので、また府内町協議会なり、そういった組織の方々も、議決後に協議をさせてもらう中で、いろんな催し物とかの提案があるのではないかと思っております。 ○永松委員   そこが一番肝心なところです。要望を認めれば出ていきますというのでは無責任です。 ○足立委員長   この要望書は都市計画部に来たのですか。それとも商工労働観光部とか。市長宛てですから全部だろうと思うのですけど、あなたたちがそんなに真摯に受けとめないといけないことですか。 ○長野都市計画部長   私たちがこの府内町協議会からお聞きしているのは、議長と市長に提出されたと聞いております。まだこの方々に対する回答もできる状況ではございません。ですから、まだ私たちもこれがそのままできるものとは思っておりませんし、そういう検討もまだ進める状況ではないので、今、方向性が出てくるものではございません。 ○永松委員   そうすると、そういう考えの中で、委員会でもし認めていただければなんて言われたって、委員会もそうですかとはなかなか言えないと思うのです。あなたたちがそれを受けて、この府内町協議会の人たちと一緒に協力して、こういうことならできる、こういう部分も盛り上げていけるという考えがあって、この要望書を検討していただけないでしょうかというならわかるけど、何もなくて、委員会で認めていただければなんて言われたって、私は判断のしようがないのですけど。 ○長野都市計画部長   この要望書につきましては、今回この委員会の中で御議論していただいて認めていただきたいというつもりでお配りしたのではございません。 ○永松委員   さっきはそう言っていたけど。
    ○長野都市計画部長   この府内町協議会に対する今後の進め方として、前提は大分城址公園のイルミネーションが認められた場合のことでありまして、このことをきょう議論させていただこうということではございません。こういう要望書をいただいているということで御案内させてもらったところでございます。 ○永松委員   さっきは要望書を認めていただければと言ったではないですか。 ○長野都市計画部長   先走った話で大変申しわけないのですが、そういうことではございません。 ○永松委員   では、これはもう関係ないのですね。 ○長野都市計画部長   はい、私たちの説明不足でございました。 ○足立委員長   自分たちで自発的に協議会なり町内会が、我々がやりたいので、ぜひ公園を使わせてくれないだろうかという話で、市民協働のまちづくりでというならいいです。ここでこの2,500万円を認めたら、さらに8月の臨時会の慎重審議が無駄になってしまう。そこは慎重にしないといけない。 ○長野都市計画部長   委員長から御指摘いただきましたことについては、慎重に取り組んでいきたいと思っております。 ○宮邉副委員長   もう一つだけ確認させてください。先ほど、単発的にいろんな答えをいただいているのですけれども、このエンジン01は文化国際課で、このイルミネーションといったら今度は商工労政課で、部局が全然違うのです。この予算を審議しているのは都市計画部ということなので、本当にどこが中心になってやっているのかというのがよくわかっていない状況があって、これから何か仕掛けをしようとするのであれば、当然、連携をとってやっていこうという話をしていましたけれども、具体的にこれから何をやろうとしているのですか。 ○姫野まちなみ企画課長   議決をいただければ、当然イルミネーションの時期は商工労働観光部、エンジン01の分については企画部という形になるので、相乗効果をより発揮するという形で、必要な連携をとってやっていかなければ、委員方から2,500万円かけてというお話をいただいていますので、より効果を生むような形で。具体的に何をどうするというのは、現時点では動きはさせていただけませんけど、本議会に議案として提出させていただいた段階で、先ほどのエンジン01の事業に対するアプローチですとか、商工労働観光部へのイルミネーションの時期の確認だとか、都市計画部がやろうとしていることの情報共有とか、そういったことは事前にさせていただいておりますので、議決いただければ、それをさらに実現といいますか、具体的な計画を持って協議していくということになろうかと思います。 ○宮邉副委員長   逆に言えば、事前の協議をもっとしっかりやっておいてほしかったという気がするのです。これも部局が違うのですけど、エンジン01も2,500万円の予算をかけているわけで、大分市は出すのです。そのお金も大分市を盛り上げるための要素を含んでいるのだろうと思っているので、そういう意味では、使い方であるとか、イルミネーションとの相乗効果であるとか、いろんなことが多分考えられたと思うのです。そこのところをしっかりと詰めておいていただいて、こういうことをやります、そしてここに人をこれだけ呼びますということが表に出てきて、私たちに説明ができて、それであれば賛成しましょうと。簡単に物事は動いていくのだろうと思うのですけれども、今から何ができるか考えますと言われても、2,500万円を承認すると言えるのかと言われると、先ほども永松委員が言われていましたけれども、そこのところの判断は難しいと思っています。だからもっと、本当に各部局の皆さん方が真剣に取り組んでいるというところを見せてほしいと思います。 ○姫野まちなみ企画課長   委員が言われることを我々も重々認識させていただいて、事前の調整、また議会に出す説明も不十分であったことは申しわけなく思っていますけど、認めていただくからには、より相乗効果を発揮できるような形で連携を組んでいきたいと思っております。 ○宮邉副委員長   失敗だけはしてほしくないわけです。 ○永松委員   今、宮邉副委員長からも話がありましたけれども、確かに、商工労働観光部とか、これは企画部が中心に多分やってきて、あなたたちも知らない部分があると思うのです。8月の臨時会での大分パルコ跡地も同じことだと思うのだけど、主管部としてあなたたちが受けて、こうやって議会に、あなたたちの名のもとで上程するのであれば、商工労働観光部なり企画部なり、関係部課としっかり話し合いをして、想定されるようなものはあなたたちから逆に企画部なり商工労働観光部に突っ込んで話を聞いて、委員会に出たときはこういう質問が起こるから、そこのところはどう考えているのかとかいうようなことはしっかりやって、この委員会に臨んでもらわないと、中途半端な返答をされても困ります。  現に今、あなたたちもそれはわからないと思います。だけど公に出た以上、わかりませんとは言えないので、あなたたちも受けて上程しているのだから。その辺のところをもう少し責任を持って、内部で喧々諤々の議論をして、責任を持って上程してもらわないと、中途半端な答弁ばかりされても困ります。もう今後こういうことのないように、しっかりやってもらいたい。  本当はここに、商工労働観光部、企画部も全部呼んで、質問したいぐらいだけれども、今度またこういうものを出すのなら、それを踏まえて、しっかりと企画部なり商工労働観光部の考え方なり意見なり、それから今後の取り組みなりを、きちんと組み立てて、この委員会に臨んでほしかった。今後こういうことのないように、強く要望しておきます。 ○小野委員   また要望書の話に戻って申しわけないのですけど、2点質問があります。1つはこの要望書なのですけど、自治会でも商店街とかでもなく府内町協議会からですが、これはどういう会なのかというのを、把握していれば教えていただきたい。もう1つは、おおいた光のファンタジーでちょうど中央通りをイルミネーションしていて、府内城まで距離があって流れがつながっていない部分もあって、その辺の考えは何かありますか。エンジン01で来た人たちに来てもらうのも、考えとしてはあるのですけど、一般市民でイルミネーションを見に来る人たちも、大分城址公園でやっているというのがわかったら、流れとして市民の人も来るのかと思います。その辺のところの対応というか、どのように考えているのかをお聞かせいただければと思います。 ○姫野まちなみ企画課長   府内町協議会ですけれども、お聞きしているのは、自治会の方、そして地元商店街の方、関係団体の方で、10名程度の団体だということでお聞きしております。  次に、おおいた光のファンタジーが中央通りを午後5時から24時まで点灯するということで、つながりを持ってこようとしますと、そこに道路がありますので、現時点ではイルミネーションとあわせてというのは2,500万円の中に入れてはおりませんが、そういったことも含めて、より相乗効果が生まれることを、商工労働観光部などとも一緒になって考えていく必要があると思っております。 ○長野都市計画部長   小野委員からの御質問は、イルミネーションが中央通りで切れて、今度、府内城のライトアップまでの距離、この間に何も仕掛けがなければ連続していかないだろうから、それに対する仕掛けはできないのかというお話だと思いますけれども、これについては私どもの中で話をしていまして、何らかの視覚的な仕掛けができないかということは、幾つか案を考えております。まだ具体的にお話できるまでは行っておりませんけれども、例えば竹灯籠のようなもので連続してつながっていけるとか、何か視覚的につながることができないかということは検討したいと思っております。 ○三浦委員   大分城址公園の整備はすばらしいものと思っているので、いつかこれは実現してもらおうと。あくまでもいつか実現してもらえると、大分市はおもしろいものになるのではないかと思います。  ただ、現状で大分市は大友氏遺跡とこれと両方を抱えている状況で、両方を一遍にやるというのは予算の配分上おかしいのではないかというのは、私は前から言っているのですが、やはり予算は集中投下して、いいものをどちらかまずつくって、それで人を呼んだり、また大分市民の誇りにする中で、次のステップという部分を考えたときに、大分城址公園はやっぱりおいといて、中世の城が残っているところはないので、大友館を先にやってから、それで人を呼ぶ中で大分城址公園へ移っていって、中世、近世のお城が残っているまちづくりがいいのではないかという、これはあくまでも私の持論で、意見として言う中で、今度のこの府内城址に天守閣をパイプとイルミネーションでつくるというのを、大分市全体の中の位置づけとしてそれが何になるのかというのは、私もはっきり言ってよくわかりません。  ただ、イベントとして捉えれば、一発のイベントとしてはなきにしもあらずではないかという部分も私の頭の中にはあったのですが、2,500万円かけたときに、一発のイベントの場合は、その一発でかけた分を回収しないといけないという使命があるのです。2,500万円を一発で回収できるかは、データは出ているのですけど、それは厳しい、私から言ったら逆に甘い数字ではないかと思うので、この2,500万円かける中でいかにして、エンジン01に来た人はもちろんのこと、それ以外の人たちをここに引っ張り出していくかということを考えないと、この2,500万円は完全に捨て金になるのではないかという危惧があります。  ですから、いろんな委員が言っている中で、これ以上予算をかけられないという部分もあるのですが、予算をかけられない中で、どうやってそれ以外の人たち、逆にこのイルミネーションを発信することによって、これだけでも人が集められるものをプラスアルファする中でやっていくことを考えないといけないのではないかというのが、私の意見です。  その中で、せっかくエンジン01でこれだけのゲストが来る予定になっていますから、逆にエンジン01の中のイベントの1つを夜こっちに、何か持っていくという方法もなきにしもあらずかという。主催者の1人の井沢さんは、歴史学者で非常に有名な方ですから、そういう方々を引っ張って、ここで何か1つイベントをやれば、エンジン01とは別の方々がここで、もしくはチケットを買えなかった方々を対象としてこっちへ引っ張れば、そういう人たちがまた今後、まちなかに行って、終わった後、飲食等でお金を落としてくれるのではないかというのがあるので、そういった部分のイレギュラーも含めた中で検討していっていただけたらというのが私の意見です。 ○小野委員   三浦委員の締めの意見の後に大変恐縮なのですけど、これから委員の皆さんに判断していただくことなのですけど、結果的に議決をいただいてこれが認められたらの話なのですけど、この府内城というのがもともとあったときの目に見えないものが、実際ライトアップすることによって、府内城ってこんなものなんだという、何となくの雰囲気を市民の皆さんに感じてもらえる機会にはなると思うのです。そういうせっかくの機会なので、しっかりと市民の皆さんが府内城というものに関してどういう意見、気持ちを持っているのかとかいうアンケートをとるなり、調査するなりを徹底していただいて、皆さんの意見を、声を聞いていただく、そういう機会にしていただきたいという要望を、意見としてお伝えしておきます。 ○足立委員長   それが一番大事なところです。 ○長野都市計画部長   今おっしゃられたことについては、先ほどまちなみ企画課長も申し上げましたけれども、今回のイルミネーションを実施した場合に、アンケートをとりたいと思っています。どちらかといえば、平成27年にとったアンケートでは、興味はあるけど来たことがないという、簡単に言うとそういう市民が大方の反応なのです。それがこの2年間、3年間の中で、今回のアンケートをすることによって、意識がどう変わったのかということの判断材料になろうかと思いますので、ぜひできるだけ多くのアンケートをとって、市民の皆さんに知ってもらうこともそうですし、市民の皆さんがどう思っているのかということの反応を見たいと思っております。 ○足立委員長   はい、しっかりお願いします。  あと委員の皆さん、費用対効果の件の説明がありましたが、それについてはいいですか。 ○三浦委員   費用対効果は、私は厳しいと思いますので、お金をかけない範囲でプラスアルファを少し考えないと、お金が落ちないのではないかと思います。あくまでこれは予想ですから、ひょっとしたらというのはありますけど、やはり役所である以上は念には念を入れて、後で失敗したとならないような形のものを考えたほうがいいとは思います。 ○足立委員長   執行部の方からの説明も十分ありましたが、これより内部協議を行いたいと思いますので、ここで一度休憩に入らせてもらいます。                                    午後1時54分休憩                                    午後2時30分再開 ○足立委員長   再開します。  執行部の皆さん、大変長いことお待たせをいたしました。しかし、結論がまだ出ておりません。そこで、大変御迷惑なこととは存じますが、議第70号は、もう一度あす下水道部と水道局の質疑があった後に持ち越しをさせていただきたいと思いますが、委員の皆さんよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、次に行きたいと思いますので、一般議案の議第77号、大分市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○釘宮都市計画部次長兼都市計画課長   議第77号、大分市風致地区内における建築等の規制に関する条例の一部改正について御説明いたします。  それでは、議案書、議77の1ページをお開きください。  今回の条例改正は、法改正に基づき本条例を改める必要が生じましたことから、所要の改正を行うものでございます。  改正内容についてですが、3点ございますので、順を追って御説明いたします。  1点目でございます。独立行政法人水資源機構法の一部改正により、水資源機構の業務が新設されたことに伴い、条例中に引用しております根拠法令との整合を図る必要が生じましたため、規定の整備を行うものでございます。  2点目でございます。条例中に引用しております根拠法令について、より詳細な表現とするため、表記を改めるものでございます。  最後に3点目でございます。都市計画法など関係法令との整合を図るため、表記を改めるものであります。  なお、改正いたしました条例につきましては、本議会議決後、速やかに公布し、即日施行することといたします。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  それでは、議第70号を残しまして、付託されました都市計画部の審査を終了いたします。  ここで、申し出により執行部から報告を受けます。 ○釘宮都市計画部次長兼都市計画課長   それでは、大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成検討協議会の設置について御報告いたします。  資料1の1ページをごらんください。  初めに設置趣旨でございますが、本市を代表する観光資源がまとまって立地する西部海岸地区は、大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想の将来都市構造において、湾岸交流拠点、湾岸レジャーゾーン、既存集落ゾーンに分類され、交通拠点の形成や、にぎわい、憩いの空間の創出、地域コミュニティの維持、自然環境と調和した空間の保全をすることとうたわれております。  今回、この地区の魅力をさらに磨き上げ、観光地のポテンシャルを高めるとともに、地域の振興及び、連携を進める新たな魅力創造に資する拠点施設の形成に向け、拠点施設の導入機能、導入施設、観光資源との連携など、必要な事項を検討するための組織として、本協議会を設置するものでございます。  なお、今年度、予算措置されております田ノ浦地区着地型観光拠点施設形成事業として、本協議会の内容を取りまとめてまいります。  次に、協議会の構成案でございますが、委員は、学識経験者3名、関係団体より9名、地元関係より5名、行政より5名、また、専門的見地から助言をいただくオブザーバーを4名、合計26名での構成を考えております。  今回検討するのは、下の図の赤い点線で囲われたエリアについてです。  別府湾岸の美しい景観を生かし、国道10号田ノ浦海岸周辺の高崎山自然動物園、水族館うみたまごなど観光資源と連携する新たな魅力創造に資する拠点施設として、憩い、にぎわいの空間、また、休憩、情報発信機能、さらに、地域外から活力を呼び込む連携機能──ゲートウエイ機能を有する、道の駅、新駅、公園などの施設整備の可能性を検討します。  特に道の駅につきましては、地域の振興と、連携を進める新たな魅力創造に資する拠点を形成する上で重要な施設と考えております。  次のページをごらんください。  道の駅の共通コンセプトは、図1に示すとおり、道路利用者のための休憩機能、道路利用者や地域住民のための情報発信機能、道の駅をきっかけに地域が手を結び合う地域の連携機能をあわせ持つ、地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場でございます。  整備手法につきましては、単独型と一体型がありますが、ここでは、地域振興施設等を市が、駐車場等の一部を道路管理者が整備するパターン、すなわち、図2の一体型を考えており、国道10号の管理者であります国土交通省と協議を進めてまいりたいと考えております。  次に、今年度の予定でございますが、今月9月下旬に第1回を開催し、その後、12月下旬、2月下旬の、計3回の開催を予定しております。  以上で、大分市西部海岸地区魅力創造拠点施設形成検討協議会の設置について、御説明を終わります。
    ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは次に、中心市街地の循環バス運行事業についての報告を受けます。 ○高瀬都市交通対策課長   中心市街地循環バス運行事業につきまして、御報告させていただきます。  それでは、さきの第2回定例会における建設常任委員会、平成29年6月21日にて御報告させていただきました実証運行の検証結果に基づきまして、本格運行案を整理し、7月25日に開催いたしました大分市地域公共交通協議会の御承認をいただきました中心市街地循環バスにつきまして、10月1日より運行内容の一部を変更し、本格運行を実施してまいります。  詳細につきましては、お手元の資料に基づき御説明させていただきます。  なお、運行ルートや時刻表につきましては、7月に開催いただきました建設常任委員会の報告と一部重複する内容もございます。  まず、1点目の運行ルートにつきましては、ルート図中央の要町を起点とし、赤いルートのとおり、府内中央口の大分駅前7番乗り場、中央通り、県美を経由いたしまして、大分市美術館に向かい運行することといたしております。  また、大分市美術館から要町に向かうルートは、オレンジ色で示したルートを運行することとしており、ルート図右端の県庁前古国府線を経由し、終点、要町に到着することとしております。  次に、2点目の時刻表につきましては、要町から大分市美術館までの時刻表を資料左下に、大分市美術館から要町の時刻表を資料の右上に掲載しております。  なお、運行ルート図のバスの経路の色に合わせて、時刻表の色を赤色とオレンジ色に着色しております。  それでは、資料の左下、要町の欄をごらんください。  実証運行期間中、中心市街地循環バスは朝夕の利用が少なかったことから、朝の1便、2便及び夕方の18便につきましては、1時間に1本程度の運行としており、3便から17便につきましては、30分に1本の間隔で運行することとしております。また、黒三角の便につきましては、土日祝日は運行しないこととしております。  次に、3点目の運行内容の周知方法につきましては、既に各バス停に変更内容のお知らせを掲示しており、今後は市報やホームページ、チラシ配布などを通じ、利用者に周知を努めてまいります。  次に、4点目のバスのバリアフリー化及びリニューアルにつきまして、現在運行しております中心市街地循環バスの中型、小型の計3台は、バリアフリー対応車両となっておりません。このことから、現在、大分バス、大分交通が所有している車両の中から、バリアフリー対応車両を選定し、本年度中に中心市街地循環バスとして導入する準備を進めております。  なお、バリアフリー対応車両に入れかえる際、その車両は現在、他の路線を運行している路線バスでありますことから、中心市街地循環バスの仕様に変更するため、車両外装のラッピング等の改修が必要となります。  一方、本市では本年度、本格運行を見越して、現行予算の範囲内で中心市街地循環バスのリニューアルも計画しており、バリアフリー対応車両と入れかえる際に、同時に車両のリニューアルを交通事業者に実施していただくこととしております。車両のリニューアルにつきましては、中心市街地の移動が楽しくなるよう、市民に愛され、存在感を感じる持続可能な循環バスを目指してまいります。  また、車両のデザインにつきましては、大分市公共空間デザインアドバイザー会議の委員の皆様や、車両を所有する大分バス、大分交通から、大分駅やJRおおいたシティを手がけた工業デザイナーの水戸岡鋭治氏に依頼することはできないかとの意見をいただきましたことから、現在、交通事業者とともに水戸岡氏に相談をしているところでございます。  中心市街地循環バスの運行ルート沿線には、大分駅やJRおおいたシティ、大分銀行宗麟館、ソニックなど、既に水戸岡氏が手掛けた多くの作品がございます。これらの作品を、水戸岡氏がデザインした中心市街地循環バスでつなぐことで、市民や来訪者など多くの方々に愛され、存在感のあるバスに生まれ変わるものと期待しております。  また、今後開催を予定しております、第33回国民文化祭おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会及びラグビーワールドカップ2019などのイベントにおいては、来街者のおもてなしにつながる取り組みとなるものと考えております。  水戸岡氏への相談の結果や車両のデザイン、改修時期等、詳細が明確になりましたら改めて報告させていただきます。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは次に、都市計画道路片島松岡線の事業認可についての報告を受けます。 ○堤まちなみ整備課長   片島松岡線(東工区)の事業認可について御説明させていただきます。  まず、資料3をごらんください。  今回、滝尾中部地区住環境整備事業地区内の、下郡バイパスと米良バイパスを結ぶ大分都市計画道路3・4・69片島松岡線のうち、辻堂交差点から米良バイパス間、図面では赤色部分になっております。平成29年8月15日付で大分県知事より事業認可を受けましたので、報告いたします。  事業概要につきましては、延長が1,088メートル、幅員が18から25メートル、事業期間が平成29年度から平成38年度までの10年間、事業費41億9,000万円、うち国費が23億円、これは国費率55%であります。  なお、幅員が18~25メートルとなっていますのは、JR豊肥本線の下をくぐり抜けるアンダーパス構造という計画でありますので、豊肥本線をくぐる区間は側道を含めた幅員25メートルとなっているためでございます。  また、現在施工中の西工区、図面では緑色になっております。この部分につきましては、平成30年3月末までに完成予定でございます。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、第2回みんなの森づくり市民育樹祭についての報告を受けます。 ○田中都市計画部次長兼公園緑地課長   第2回みんなの森づくり市民育樹祭(大野川樹林帯)について御説明します。  資料4をごらんください。  1、目的でございますが、本事業は、市民が緑を育て、緑に触れ合うことで、広く緑の大切さを普及啓発するとともに、堤防決壊時の氾濫流の流入抑制のために整備された大野川樹林帯の枝打ちを行うことで、地域住民が大野川樹林帯の必要性を再確認し、身近に感じてもらうことを目的としております。  2、経緯は、説明資料の一番下に位置図を明示しておりますので一緒にごらんください。平成21年、平成22年に、第1回、第2回みんなの森づくり市民植樹祭を実施いたしました。また、位置図の緑色と赤色の部分において、平成28年に第1回みんなの森づくり育樹祭を計画しましたが、当日、雨により中止いたしました。  主催は、みんなの森づくり協議会でございます。  本年度は第2回育樹祭ということで、赤い部分を木の枝切りをするようにしております。  実施人数ですが、地域住民や樹木の枝打ち指導員など170名の方を予定しております。  図の赤い部分が今回実施場所となりまして、建設常任委員の皆様にもまた後日御案内を送付させていただきまして、一緒に地域住民の方と育樹祭を担っていただこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての報告を受けます。 ○釘宮都市計画部次長兼都市計画課長   市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過報告につきましては、それぞれ担当課長より御報告をさせていただきたいと思います。  まず1点目でございますけれども、まちなみのグランドデザインを考えてほしい。  その後の経過でございます。「平成29年3月に策定した『おおいた中心市街地まちづくりグランドデザイン』において、これからの中心市街地の魅力を創造する施策をうたった『魅力創造デザイン』の中で『商業・にぎわいゾーンのメインストリートにあたる中央通りでは、定期的に歩行者天国やイベントを実施するなど、道路空間と周辺商業地が一体となって、集客力・回遊性の向上に取組むとともに、快適で魅力ある都市空間の形成を図ります』としております。 今後この方針に基づき、中央通り周辺の魅力あるまちづくりを進めてまいります」。 ○高瀬都市交通対策課長   2番目につきましては、ふれあい交通運行事業の中で、立小野、中の原、志田原のルートが入っていない。こちらのルートを見直してもらえないかというような意見でございます。  その後の経過でございます。「平成28年11月15日に、立小野自治会長及び宮ノ原・中ノ原自治会長に『ふれあい交通』の制度や利用方法について説明を行い、新規ルート開設の打診行いました。 両自治会長からは、『ふれあい交通』の需要について、地元で検討していただきましたが、検討時点での需要がない旨の回答をいただいております。 今後は、地元の事情の変化を鑑み、機会ある毎に周知を図ってまいります」。 ○山村開発建築指導課長   3点目につきましては、太陽光発電施設の建設を規制することはできないのか聞きたいということでございます。  その後の経過でございますが、「建築基準法や宅地造成等規制法では、メガソーラーなど太陽光発電施設の単独での建設は、規制することはできませんが、メガソーラー建設に伴い建築や造成行為が発生する場合は、各々の法令に基づき安全性を確認し、適正に対応しております。 また、周辺住民からの問い合わせに対しては、メガソーラー設置に係る関係法令などについて丁寧に説明しております」。 ○田中都市計画部次長兼公園緑地課長   4番の質問内容、「公園施設への被害が発生しているので、防犯カメラの設置等の対応を検討してほしい」。  その後の経過でございますが、「防犯カメラの設置が、犯罪の防止に有用であることを認識する中、多額の費用やプライバシーへの配慮等が必要になることから、現在全ての公園に設置することは困難であります。ただし、連続して起こる事件やごみの不法投棄に対し、防犯カメラの設置が求められている公園においては、地元等と協議を行ってまいります」。 ○田中都市計画部次長兼公園緑地課長   5番の、「汐見地区周辺の緑地帯にはトイレと駐車場がそれぞれ5カ所ほどあり、トイレは古く、駐車場にも放置自動車があるので、トイレを撤去し、水道も駐車場も廃止してほしい」。  その後の経過でございますが、「古いトイレの撤去については、今後も地元との調整を行う中で整理をしていきます。また、放置自動車については、昨年度より所有者の調査を行ってきましたが、所在の確認ができなかった車両については、『大分市放置自動車の発生の防止及び適正な処理に関する条例』に基づき、現在、所有者に自主撤去を促すための告示を行っており、告示から半年が過ぎ、車両の自主撤去がないときは、条例の規定により不要物として処分を行う予定です」。  6番の質問内容は、「大在駅前の花壇は、すぐに草が伸びている。誰が維持管理をしているのか聞きたい」。  その後の経過でございますが、「大在駅前の除草は年3回を基本に行っておりますが、今後も草の成長度合いをみながら適時除草を行います」。  7番の、「街中のハトのふん対策について聞きたい」。  その後の経過です。「市民から公園のハトのふんに対する要望等が寄せられた場合は、看板を設置する等の対応をします」。 ○足立委員長   報告が終わりました。これについて委員の皆さんから質問等はありますか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、執行部からその他として何かありませんか。 ○高瀬都市交通対策課長   資料を配付させていただいてよろしいでしょうか。 ○足立委員長   はい、どうぞ。  〔資料配付〕 ○高瀬都市交通対策課長   それではまず1点目の、JRおおいたシティ駐輪場の5時間無料について御報告させていただきます。  JRおおいたシティ駐輪場の無料時間の延長について御報告いたします。  本市では、JR大分駅周辺の駐輪場は、大分市自転車等駐車場整備計画に基づき、平成24年11月には大分駅高架下東駐輪場を、平成26年3月には大分駅高架下西駐輪場を、またそのほかには大分市の所有地に仮駐輪場を、合計で約2,000台整備してきたところでございます。  昨今、まちの魅力が向上したことや、周辺の集客施設がオープンしたことなどにより、市の駐輪場の利用者がふえ、ピーク時ではありますけれども、駐輪ラックにとめられない自転車が通路にあふれる現象が確認されるようになりました。  一方で、大分駅高架下東駐輪場に隣接し、集客施設の施行者の義務により附置されたJRおおいたシティ駐輪場、約1,000台でございます。そこにつきましては3時間以上の駐輪が有料であることも起因し、あきも目立つ状態でございます。  駐輪場の利用者からは、JRの駐輪場があいているのにといった声も寄せられたため、本市ではJRシティと協議を行い、JRシティから、これまで3時間無料であった駐輪場を、自転車のみ5時間無料にする取り組みを行うという回答をいただいたところでございます。  運用は、本年9月1日からでございます。  現在、駐輪場利用者に対し、チラシやポスター等で無料時間の延長について案内を行っているところであり、これにより、本市の駐輪場を利用するだけではなく、JRおおいたシティ駐輪場の利用の増進も図られるよう、期待しているところでございます。  2点目に、JRから提示された大分エリアのスマートサポートステーションの導入の検討について、御報告させていただきます。  資料A3の、大分エリアのスマートサポートステーションの導入についての1ページをごらんください。  1の概要でございます。JR九州より本市へ、サービス向上を目的として、大分エリアの日豊本線牧駅から幸崎駅間及び豊肥本線中判田駅から滝尾駅間を、スマートサポートステーションに変更することを検討している。各駅に遠隔御案内システムを導入し、始発列車から最終列車まで、お客様への御案内を行っていくと伝えてまいりました。  対象駅ですが、全部で10駅で、有人駅が8駅、無人駅が2駅となっており、日豊本線は、牧駅、高城駅、鶴崎駅、大在駅、坂ノ市駅、幸崎駅。豊肥本線は、滝尾駅、敷戸駅、大分大学前駅、中判田駅となっております。  3の実施内容でございます。各駅にインターホン等を設置し、始発列車から最終列車までの間を遠隔で専属のオペレーターが対応する。また、自動券売機等の機器類に異常が生じた場合には、遠隔操作により復旧を図るほか、必要に応じて係員、サポートスタッフが現地で対応する。  列車の乗降にお手伝いが必要なお客様に対しては、事前に御予約をいただいた上でサポートスタッフがお手伝いを行う。
     また現在、係員配置としている駅については、係員配置による窓口営業を終了するとのことでございました。  また、4の主な駅の設備といたしまして、インターホン、自動券売機、自動改札機、係員対応精算機、列車接近放送装置、防犯カメラとのことでございます。  また、実施の予定につきましては、平成30年3月を予定しているとのことでございます。  6番に経過でございます。平成29年8月15日、JR大分支社長が都市計画部へ来庁し、情報提供を受けております。また、8月30日にはJR九州本社営業部担当部長が来庁し、筑豊本線で導入されておりますスマートサポートステーションの概要の説明を受けました。  大分エリアについては、具体的にどのような配置を行うかなど詳しい内容につきましては、今のところJR九州から説明を受けておりません。  また本市では、JR九州からの説明を受け、9月5日に大分県、大分市によるJR九州本社へ要望を行ったところでございます。要望内容につきましては、後ほど御説明いたします。  次に、1ページ右側をごらんください。  7番は、JR九州が作成した筑豊本線の例でございます。  JR九州より本市へ、筑豊本線の例の説明を受けましたので、まず、その内容を御説明いたします。平成29年2月3日に報道発表している資料でございます。  筑豊本線の一部がスマートサポートステーションに変わり、平成29年3月4日より新しい駅サービスを開始するといった内容でございます。  その概要ですが、各駅にカメラ、インターホン等を設置し、始発列車から最終列車までの間をサポートセンターのオペレーターが遠隔でお客様の安全を見守り、切符の精算やICカードのチャージ等が必要な場合に、インターホン等を通じて御案内するとなっています。  また、各駅とも、サポートスタッフが毎日清掃等を実施し、環境美化に努めるとともに、列車の乗降のお手伝い等が必要な場合につきましては、乗車前日の20時までに電話にてサポートセンターに予約を行えば、サポートスタッフが現地に赴き対応するといったような内容でございます。  主な駅設備は、インターホンやそのほかの装置でございます。  対象区間につきましては、図に示された水色の丸印で示された、折尾駅を除く筑豊本線、若松駅から新入駅の11駅でございまして、サポートセンターは中間駅に設置され、平成29年2月着手、3月4日サービスを開始するとしています。  そのほかには、JR九州管内においては香椎線に続き2例目でございまして、若松駅と中間駅につきましては、朝通勤通学時間帯の午前6時半から午前8時半に駅係員を配置し、その時間帯は、現行と変わらず定期券等を買い求められることになっています。  次に、2ページをお開きください。  左側上段、その1につきましては、筑豊本線若松駅から直方駅間において導入された新型蓄電池車両の説明ですので、説明は省略させていただきます。  左側下段のその2をごらんください。若松駅から新入駅の各駅がスマートサポートステーションに変わり、利用の方法などを図化したものとなっております。  始発列車から最終列車までの間、サポートセンターのオペレーターが、各駅に設置するインターホンを通じて御案内することや、各駅に複数台のカメラを設置することでお客様の安全を見守ること、機器の故障時や列車の乗降のお手伝い等、必要に応じてサポートスタッフが各駅で対応することなどが図化されております。  自動券売機や精算機では、インターホンを押し、オペレーターを呼び出しながら問い合わせの対応を行うこととされております。  自動改札機は若松駅、二島駅、本城駅、中間駅にあり、これまでと使い方が変わり、磁気、定期券は、改札機に投入せずそのまま通過することとなっております。  紙の切符は、入場時に改札機に投入せずそのまま通過し、出場時は改札機手前の運賃箱に切符を投入して通過することとなっております。  簡易型自動改札機はこれまでと同様の使い方だそうです。  次に、2ページ右側をごらんください。  乗降時の補助に関する事前予約につきましては、乗降時、サポートスタッフのお手伝いを希望されるお客様は、表示された連絡先に電話して予約することとなっております。  受け付け場所は中間サポートセンターで、受け付け時間は8時から20時、予約の受け付けは乗車の前日20時までとなっております。  車椅子での乗降を希望される場合は、駅の構造によりお受けできない場合もあるとのことです。  また、多くのお客様が乗降する場合など、御利用する列車が希望に沿えず、調整をお願いすることもある。あらかじめ御了承くださいとの内容も掲載されております。  その下には、利用者の乗車までのフローを示しております。降車する場合も同様に、サポートスタッフの手伝いを受けられることとなっております。  また、切符、定期券等の買い求めについては、各駅には自動券売機を設置しておりますけど、一部の切符や定期券等、種類によっては買い求めできない場合があるとのことです。  また、インターネット予約切符の受け取り等は、折尾駅や直方駅等、近くのみどりの窓口のある駅へ出向くこととなっております。  若松駅と中間駅については、みどりの窓口を朝の一部の時間、午前6時半から午前8時半まで営業するとなっております。  次に、3枚目の左側をごらんください。  8の本市の対応についてでございます。  本市では、JR九州から導入検討の説明を受け、9月5日には、大分県、大分市によりJR九州本社へ要望を行いました。  その要望内容は、スマートサポートステーションについて、現時点で考えられる懸念事項として、新たに市域内の8駅の駅員の配置が終了し、利用者への案内や誘導、定期券、指定券の購入等について安全性及び利便性が低下すること、また、高城駅、鶴崎駅、大在駅のようなバリアフリー化事業を進めている駅において駅員の配置を終了することは、高齢者や障害者の方々に円滑な移動環境を提供するというバリアフリー化事業の趣旨に反することなどを、大分県とともにJR九州に伝え、導入の検討を慎重に行うよう要望してまいりました。あわせて、市民や利用者に対する説明を行うなど、理解を得る努力をするよう要望いたしました。  また、(2)本市の詳細についての内容把握でございますが、JR九州より、大分エリアの具体的な導入の詳細については今のところ説明を受けておりませんので、他都市の事例等などをもとに、利用者の視点に立ち、利便性や安全性、駅機能の維持、向上などが図られるかなど、現在その詳細について内容の把握に努めているところでございます。  (3)筑豊本線の現状についてでございます。本市では早速、内容把握のため、市職員により8月24日に筑豊本線の現地調査を行いました。  まず、1)各駅の現状でございます。若松駅から新入駅までの所在地、乗車人数、また、それを2倍とした想定乗降人数、いわゆる利用者数です、また、導入前の係員の配置状況を一覧にしております。  次に、右ページの2)中間駅サポートセンターの概要についてでございます。サポートセンターは中間駅に配置し、遠隔操作によるエリアの全体管理がされておりまして、中間駅には、朝通勤通学時間帯、6時半から8時半には窓口を営業しておりました。また、導入されているインターホンなどの主要施設を確認してまいりました。  次に、3)中間駅の状況でございます。構内案内図や窓口営業の状況、列車接近放送装置、監視カメラの設置状況を調査いたしました。なお、調査時、市職員が任意に駅利用者にヒアリングを行いました。あくまで任意の調査ではございますが、その内容について一部御紹介いたします。  長距離切符が買えない。初めは切符をどこに入れればよいかわからなかった。  ごみがふえた。切符を入れるところがわからない人をよく見かけた。  駅員がいないと不安に感じる。  最初は戸惑ったが、以前から使っていたので今は特に問題ない。  便利になった。導入直後、戸惑いはあったがなれてきた。  不正乗車が多くなったのでは。  切符のほうは改札口をそのまま通過すればよいが、うろうろしている高齢者がいた。  などの声をいただいてまいりました。  大分エリアのスマートサポートステーションの導入の検討についての報告は以上でございます。 ○足立委員長   ただいま報告がありましたが、委員の皆さんから質問等はありませんか。 ○小野委員   昨年度、筑豊本線に入れたということですけど、なぜ今、大分市で導入が検討されているのかということです。大分市であれば県庁所在地でありますし、聞いたところによると、九州では県庁所在地というのは初ということも聞きましたし、九州全体でどういう計画を持って、この大分市の駅をスマートサポートステーションでやるのかという、その計画がもしあったら、知りたいと思います。 ○高瀬都市交通対策課長   私どももそこは懸念として捉えておりますので、JR九州に対して問い合わせをしたいと思います。 ○小野委員   大分市では駅ビルとかもできて、JRを使って駅ビルに行くということも考えられますし、あと人口も今、大分市はリゾートがふえつつある中で発展してきているのに、要するに機械があるとはいえ無人化になるわけじゃないですか。それが非常に納得いかない部分もあると思うので、ぜひその辺のところを聞いていただけたらと思います。 ○高瀬都市交通対策課長   本市といたしましても、そのようなところも懸念しているところでございますので、十分JR九州に確認してまいりたいと思います。 ○永松委員   今、小野委員が言ったように、本当にクエスチョンマークをつけざるを得ないと思います。市としても、これは反対だということをしっかりとJR九州に申し入れをしていただきたい。今まで、駅ビルをつくるときは調子のいいことを言って、頼んでくるだけ頼んできて、でき上がったらあとは知るかみたいな。市長みずからがJR九州に乗り込んで、大いに反対をしていただきたいと思います。 ○足立委員長   駅ビルができる前は何度も、駅長やJR九州の社長たちが忙しいのにわざわざ議長室まで来ていました。しかし、今度の話は何もない。いいとこどりばかりしてという感じが、本当に露骨です。あの部分とこの部分は違うといっても、駅ビルができたおかげで大分市の中心部の同業他社は相当売り上げについても厳しくなっている。駅ビルを呼んで大分市をよくしようという気持ちは、そこまで一緒だったはずです。費用対効果で、不採算分については切りますと。そこが本当に納得いかない。  聞きたいのですけど、最初に大分市から要望に行ったのは誰で、どういう話で帰ってきたのですか。 ○長野都市計画部長   要望内容につきましては、先ほど抜粋して説明させてもらいましたけれども、要望書をお配りさせてもらってよろしいでしょうか。 ○足立委員長   はい。  〔資料配付〕 ○長野都市計画部長   今お手元にお配りさせてもらっておりますのが、9月5日に大分県は企画振興部長の廣瀬部長、本市は副市長の桑田副市長ということで、要望に行ってまいりました。要望内容は、先ほどの資料の3件に絞られますけれども、この2人で要望に行っております。その前に、8月15日と8月30日に2回、15日については支社長が見えられました。30日につきましては本社の営業部長が見えられました。私もそのときにお会いしました。30日に私からも、特に高城駅、鶴崎駅、大在駅についてはバリアフリー化が終わっていないという状況の中で、このような逆行するような取り組みは慎重に対応してほしいときつく申し上げました。  最初は私、有人にしておいて、それに設備を追加するということではないかということで、耳を疑ったぐらいです。有人の中でこの設備を整えるのであればいいのですけれども、無人化にして設備を整えるということですので、なおかつバリアフリーもされていないところもその範囲に入っているということで、大変びっくりいたしました。そういう中で、30日に営業部長とお会いしたときに、強い口調でそう言ったわけでございます。  まだ全容は他都市を例えながら、こういうことを考えているという状況でありますので、大分市の取り組みは何をどういうふうに設備を考えているのかというのが全く見えてこない状況でありますので、そういった情報収集といいますか、中身の把握もこれから必要になってくると思い、JR九州に問い合わせているところでございます。 ○宮邉副委員長   この要望書については、いつかの時点で回答をもらうとか、そういう話にはなっていないのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   古宮本部長にお出ししたという形で、回答をいただく形にはなっていないです。 ○三浦委員   若松駅と中間駅については、係員をまだ置いているわけです。これは前から置いていたのが、この時間だけは変わらずという形でよろしいですか。 ○高瀬都市交通対策課長   職員が調査に行ったところ、このスマートサポートステーションが導入されたときから配置されているということでございます。ただし、2時間だけです。 ○三浦委員   2時間だけ。ここは前からいたところですね。 ○高瀬都市交通対策課長   はい、そうです。 ○三浦委員   では、スマートサポートステーション導入前後の乗降客の差は調べましたか。資料のこの数字は調査に行ったときの、この時点だけですか。導入する前の数字を持っていないですか。 ○高瀬都市交通対策課長   これは公表されている平成28年度の数字でございます。 ○三浦委員   ここに我々が持っているのは平成28年度の数字ですか。 ○高瀬都市交通対策課長   はい。 ○三浦委員   この後の数字は、まだわからないのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   公表されていないので、まだわからないです。 ○三浦委員   わかりました。
     では最後に、要望なのですが、この前説明に来られたときに担当の方々に言ったのですが、先ほどから出ているバリアフリーの問題、高城駅を現在の形に変えるときに、私ども、日岡校区、桃園校区の自治委員と私とで、JR九州大分支社にお願いに行ったのです。ああいうアイランド方式の形にされると、それまで平面方式だったので、高齢者もちょっとした階段で乗降ができていたのに、ああいう高い歩道橋にされたとき、高齢者や障害者が渡れなくなるから、もう一回設計を考え直してほしいという要望に行きました。  ところが、そのときJR九州の回答が、係員がいてインターホンをつけているから、障害者、高齢者が来たときは、そのインターホンを鳴らしてくれれば係員が出ていって、あの柵をあけて対応しますから心配ございませんという回答をもらっているので、それに関してこれは全く逆行する形になっていて、地元との約束を守らないということなので、市ではなくて地元との約束を守らないということを、よくJR九州に言っておいてください。これは私もどこかで会ったら言いますけど、両校区の自治委員と私が一緒に行っているのですから。 ○足立委員長   では、そこをしっかり。ほかにありませんか。 ○小野委員   先ほどの話と関連ですけど、乗降者数はそんなに少ないわけではなくて結構多い日がたくさんあります。バリアフリー化という話もありましたけど、本当に逆行していますし、あとはどう考えても利便性が低下すると。今まで近所で指定券を買えていたのが、結局、窓口があるところでないと買えなくなるわけです。あとは事前に予約してくれたら係員が対応しますと言うのですけど、おおよそ僕のこれまでの考えの中で、利用するに当たって事前に駅に予約をするという感覚が全くないのです。自分が乗る駅ならまだしも、おりる駅がスマートサポートステーションの駅かどうかも確認しないといけないわけです。非常に使いにくい駅になるのではないかと思いますので、その辺のところをどう考えているのかというところも聞いていただけたらと思います。 ○高瀬都市交通対策課長   委員がおっしゃるように、バリアフリーの趣旨は、高齢者、障害者の方たちに安全な移動環境を提供するという目的もございますので、そこと今回のスマートサポートステーションが逆行するのではないかという懸念は私たちも持っております。強くそのあたりを確認してまいりたいと思います。 ○永松委員   とにかく、反対です。 ○宮邉副委員長   その実施時期が平成30年3月ということで、もう明記をされているのですけれども、先ほどの話から言えば、まだ大分市に具体的なものも何もないという状況なのです。その辺については、いつごろ説明があるとか、そういう話自体は全くないのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   今のところ、またいつ具体的な説明をするというような打診はいただいておりませんので、そちらのほうも強く求めていきたいと思います。 ○長野都市計画部長   JR九州の今回の情報の提示もそうですし、今回のシステムを導入する過程において、別の土地を調べてもなかなか情報を開示しないというような状況の中で、JR九州が進めていくという状況だと聞いています。それはなぜかというと、JR九州を指導監督する立場の人たちの許可が必要でこの仕組みを導入するのではなくて、導入の最終的な判断はJR九州の社内で決定すれば、その仕組みを導入できるということがあるそうなのです。社内の話は地元の対応としては全く関係ない話です。そういった意味で、早目に、内容の確認だとか、どのような対応をするのか、説明会もそうですし、聞いていく必要があると考えております。 ○三浦委員   これも要望です。衛藤延洋議員の質問の中で、地元の説明に関してはJR九州がするものではなくて行政がするものであると言っていましたが、もしこれが事実であれば、もう言語道断でありますので、皆さん方は地元に対して、私は説明する必要はないと思います。ですからJR九州には、JR九州が地元に必ず説明するように議会から言われましたと伝えてください。もしJR九州が何か言うのであれば、直接JR九州に説明に来るようにと地元から上がる可能性がありますと、そこまで言っておいてください。そこまで自治委員が行って約束していることを、ほごにするということですから。行政は絶対、説明する必要はないです。それは市民相手ですから、ある程度の情報は市民に言わないと悪いけど、全て言ってあげる必要はないです。 ○永松委員   いや、それはもう言語道断です。 ○足立委員長   それじゃ、もうこの件については言語道断であると。 ○三浦委員   言語道断です。 ○足立委員長   まず、中核市である、九州の今発展中の県庁所在地である大分市をターゲットにされて、ほかの県はどうか知りませんけれども、恐らく大分県大分市だけではないかと思います。先般、日本文理大学で佐藤市長が学生と意見交換会を行ったときに、学生から2つの意見が出て、1つはロボットを使った意見。もう一つは、中判田駅を中心としたコンパクトシティー、例えば市街化区域にしたいというような。地域の方と学生たちが話し合う中で、その駅の利用に非常に不便を感じているということを、学生が市長に訴えたわけです。市長はそこで、それは大変だと。いろいろあって、一番不便を感じているのは通学する高校生、大学生であろうし、高齢者であり障害者であろうから、すぐさまそういうところのバリアフリーを検討させてまいりたいと市長は、すぐ言い切ったわけです。  それぐらい積極的に市長は思っているわけで、やっぱりその辺のところを踏まえて、我々委員会としても、自分たちのできる範囲のことは今から一生懸命やりたいけれども、大分県であれば大分県知事、大分市であれば大分市長に、ぜひとも出向いていただいて、今のお話は十分、部長もみんな理解してもらえたと思いますので、具体的に早く行動に移すように伝えておいてください。  では、皆さん、そういうことでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、ただいまの報告のとおり我々も行動に移そうということの中から、スマートサポートステーションの導入についての報告を聞いて、対象となる駅に行って我々委員会としても利用状況などを把握したいと思います。特に利用者の多い朝のラッシュ時に、例えば鶴崎駅とか大在駅とか、多数あると思いますけど、現地視察を行いたいと思いますが、委員の皆さん、どうでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、後ほど現地視察の日程調整をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  そのほか委員の皆さん、何かございませんか。  〔「なし」の声〕 ○長野都市計画部長   1件確認させていただきたいと思います。先ほど予算議案の持ち越しの件ですけれども、私どものほうで資料なり用意するものがございましたら準備したいと思いますけれども、それはよろしいでしょうか。 ○足立委員長   費用対効果は、はっきり言って理解に苦しむ数字ですけど、今のところ資料はいいですね。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、以上で都市計画部の本日の案件、もちろん積み残したこともありますけど、一応本日はこれで終了いたします。  あす14日の委員会は、午前9時30分から開会されます議会運営委員会終了後に開会いたしますので、放送がありましたら委員会室へお集まり下さい。  それでは、これにて散会いたします。大変お疲れ様でした。                              午後3時29分散会...