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  1. 大分市議会 2017-09-13
    平成29年文教常任委員会( 9月13日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年文教常任委員会( 9月13日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   平成29年9月13日(水) 午前10時5分開議~午前11時42分散会 2.場所   第3委員会室 3.出席委員   委員長 帆秋 誠悟  副委員長 松本 充浩   委 員 松木 大輔  委 員  藤田 敬治   委 員 仲道 俊寿  委 員  福間 健治   委 員 甲斐 高之  委 員  高橋 弘巳   委 員 川邉 浩子  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
      (教育部)    増田教育部長佐藤教育部教育監河野教育部次長、    御手洗教育部次長学校教育課長池辺教育部次長学校施設課長、    清水教育総務課長西川体育保健課長大石人権同和教育課長、    安藤社会教育課長沖田文化財課長佐藤大分教育センター所長、    菅大分市美術館長長田美術振興課長岡本教育総務課参事、    水田教育総務課参事三原教育総務課参事野田学校教育課参事、    富川学校教育課参事佐藤学校教育課参事児童生徒支援室長、    新納学校施設課参事小花体育保健課参事板井体育保健課参事、    河野人権同和教育課参事山本社会教育課参事河野社会教育課参事、    坪根文化財課参事御手洗大分教育センター参事兼副所長、    松本大分教育センター参事教育相談特別支援教育推進室長、    小野学校教育課参事補後藤大分市民図書館長首藤文化財課参事補、    吉田文化財課参事補後藤美術振興課参事補中原美術振興課参事補、    工藤学校施設課主査清水学校施設課主査 5.事務局出席者    書記 島谷 幸恵 6.審査案件等   【陳情】    平成29年陳情第16号 大在東部地区への学校施設早期建設を求める陳情                                   〔継続審査〕   【予算議案】    議第70号 平成29年大分市一般会計補正予算(第3号)        〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第10款 教育費         第2条 債務負担行為の補正 第2表中         1追加 ・野津原地区小学校統合に伴う通学支援事業         2変更 ・新大友氏遺跡体験学習館借上料   【報告事項】    昨年の市民意見交換会の意見・質問に対するその後の経過について                 会議の概要                              平成29年9月13日                              午前10時5分開議 ○帆秋委員長   おはようございます。ただいまより文教常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方がおられるようでございますが、遵守事項に従いまして静粛に傍聴いただきますようよろしくお願いいたします。  審査に入る前に、委員会運営につきまして、2点ほど確認をしておきたいと思います。  1点目は、自由討議についてでございます。議会基本条例におきまして、議会は議案等の審議または審査におきまして議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされておりますことから、委員の皆さんからの要望がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けていきたいと思います。  ただし、審査や調査内容に応じまして、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等につきましては、委員会において決定させていただきたいと思います。  2点目でございますが、本会議同様、委員会におきましても委員の質問、政策提言等に関しまして執行部の皆さんは委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問をする場合につきましては、反問する旨を発言してから反問するようお願いします。ただし、委員による新たな事業提案に対して必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象となりませんのでよろしくお願いします。  それでは、審査日程についてお諮りいたします。  ただいまお手元に配付しております日程案のとおり、委員会1日目は陳情、予算議案についての審査を行いまして、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての報告を受けまして、2日目におきましては、そのほかの執行部からの報告を受けたいと思っております。3日目におきましては、管内視察を行いたいと考えておりますが、この日程案で委員の皆さん、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、この日程に従いまして、審査を行っていきたいと思います。  なお、本日は、常任委員会の終了後、議員政策研究会推進チーム会議開催予定でございます。関係する委員につきましては出席方よろしくお願いいたします。  それでは、ここで、三浦教育長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ○三浦教育長   おはようございます。委員会審査に先立ちまして貴重な時間を賜りました。本当にありがとうございます。  それでは、最近の教育委員会の取り組みの概要につきまして5点、それから、教育委員会に係ります予算議案の概要につきまして説明をさせていただきます。  初めに、7月28日にコンパルホール文化ホールにおいて開催をいたしました大分市の教育を考えるシンポジウムについてでございます。  本年3月に策定しました大分市教育ビジョン2017の基本理念である「豊かな心とたくましく生きる力をはぐくむ」の実現に向けて、縦の接続と横の連携の視点による「つなぎ・つながる教育」の展開を目指して、大分市の教育を考えるシンポジウムを開催いたしました。  今回のシンポジウムには、帆秋委員長、松本副委員長を初め、文教常任委員の皆様方の御参加をいただきました。厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。  当日は、430名もの方に参加をいただく中、第1部では各世代による発表、第2部では学校、家庭、地域、企業代表大分市長によるパネルディスカッションを行い、子供を取り巻く全ての大人が緊密に連携をし、子供たちの教育にかかわっていくことが必要であるという認識を参加者一同、共有することができたのではないかと考えております。  今後も大分市教育ビジョン2017の確実な推進に向けて努力をしたいと考えております。  次に、外国語指導助手、いわゆるALTの活用についてでございます。  グローバル化が急速に進展する中で、外国語によるコミュニケーション能力は、これまでのように一部の業種や職種だけでなく、生涯にわたるさまざまな場面で必要とされることが想定され、小学校段階においてもその能力の向上が喫緊の課題となっております。  本市では、児童生徒が外国の文化や言語に触れることにより、それらに対する興味、関心、意欲を高め、コミュニケーション能力の育成を図ることができるよう、平成5年度より国のJETプログラムを通じてALTを採用しております。本年度は、昨年度からさらに5名増員をし、9月1日現在で合計21名としたところでございます。このうち、先日、交代者も含め新たに任用した13名のALTにつきましては、男性が4名、女性が9名でございます。出身国は、アメリカ合衆国が9名、カナダが2名、フィジー及びニュージーランドがそれぞれ1名であります。  今後は、中学校外国語教育のさらなる充実にあわせ、本年3月に告示をされました新学習指導要領では、平成32年度から小学校へ、中学年、3、4年生でございますけれども、週1時間の外国語活動、高学年、5、6年生でありますけれども、週2時間の英語科の授業が始まります。このことを見据えて、小学校においてもALTの積極的な活用を図るなどして、児童生徒コミュニケーション能力の向上に努めていきたいと考えております。  次に、野津原中学校適正配置についてでございます。  第2回定例会にて議決いただきました野津原東部、中部、西部の3小学校の統合により創設されます野津原小学校につきましては、平成30年4月1日の開校に向け、野津原中学校統合準備委員会において統合後の学校運営学校名、校歌、校章、通学支援などについて協議を重ね、準備を、進めているところでございます。  校歌につきましては、統合準備委員会から推薦のありました地元の方に作詞を行っていただいております。10月の第5回野津原中学校統合準備委員会において歌詞を決定した後、同じく推薦をいただきました地元の方に作曲を依頼する予定としております。  また、校章につきましては、児童生徒から応募のあった132点の校章案を4点に絞り込みまして、専門家によるデザイン化を考えております。最終的には、第5回野津原中学校統合準備委員会において決定する予定としております。  また、通学支援につきましては、8月下旬にことし2回目となる通学方法に関する説明会を実施いたしました。本議会におきましてスクールバスのリース及び運行業務委託に係る債務負担行為設定予算議案を上程しております。本予算案をお認めいただけましたら、車両の確保や運行準備等を進めてまいりたいと考えております。  次に、FUNAIジュニア検定についてでございます。  大分の未来を担う子供たちに、郷土の歴史について興味、関心を持ってもらうために、小中学生を対象としたFUNAIジュニア検定を実施いたしました。初年度は、市外からの受検者も含め143名の児童生徒が受検をいたしました。その結果、90点以上の合格者でございますけれども、検定に合格した20名の希望者を、今後、研修会を通して養成をし、来年度の国民文化祭などでジュニアガイドとして活動してもらう予定でございます。  詳細につきましては、担当課長が後ほど説明をいたします。  次に、最後でございますけれども、大友氏遺跡の保存・整備についてでございます。  大友氏遺跡の保存・整備につきましては、基本計画に基づき、大友氏館庭園跡復元整備実施設計を進め、本年度中に一部工事に着工し、計画的に整備を進め、平成32年4月の公開を目指しております。また、1年後の平成30年10月には、日本文化の1つである茶室を取り入れた大友氏遺跡体験学習館館庭園跡の隣接地へ移転することとしており、国民文化祭全国障害者芸術・文化祭、ラグビーワールドカップ2019といった大型イベントにも対応できる新たな情報発信拠点として活用し、大友氏遺跡を積極的にPRしてまいりたいと考えております。  それでは、教育委員会に係ります予算議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  予算議案についてでございますけれども、議第70号、平成29年度大分市一般会計補正予算第3号歳入歳出予算の補正第1条第10款教育費の補正額は、全て教育委員会所管分でありまして、2,900万円の増額でございます。補正後の額は141億8,120万7,000円となり、一般会計に占める構成比は7.9%となっているところでございます。  今回の教育委員会所管分の補正は、就学援助事業に係る要保護及び準要保護児童援助費追加計上でございます。  そのほか、第2条の債務負担行為の補正がございますので、詳細につきましては後ほど教育総務課長から説明を行います。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○帆秋委員長   それでは、早速審査に入りたいと思います。  まず初めに、平成29年陳情第16号、大在東部地区への学校施設早期建設を求める陳情について審査を行いたいと思います。  執行部から補足説明等がありましたらお願いいたします。 ○池辺教育部次長学校施設課長   説明の前に資料をお配りさせていただいてよろしいでしょうか。 ○帆秋委員長   はい、どうぞ。  〔資料配付〕 ○池辺教育部次長学校施設課長   それでは、今、お配りいたしました資料上段には、大在地区学校施設の位置図及び概要を表示しており、それぞれの学校の校区割を、中学校区を赤の実線で、小学校区を赤の点線にて表記いたしております。資料中段は、これまでの経過を表記し、下段は児童生徒の推計を表記いたしております。  それでは、まず初めに、大在地区学校施設の現状について御説明いたします。  大在地区小学校につきましては、大分県が施工いたしました大在土地区画整理事業により急激に人口が増加したことから、平成17年に大在西小学校が新設され、大在小学校との2校体制となっております。現在の大在小学校児童数は973名となっており、学級数で御説明いたしますと、特別支援学級を除いた実学級は29学級となっており、ことしの5月1日付調査に基づく児童推定によると、平成30年度に過大規模校となる31学級に達する見込みとなっております。また、現在の大在西小学校児童数は978名となっており、実学級が29学級となっておりますが、児童推計によると、今後、学級数は減少する見込みとなっております。  なお、大在小学校の校舎につきましては、耐震化の対応とあわせまして南校舎の建てかえを実施し、平成28年1月から校舎を使用しており、既存の北校舎と合わせて47学級に対応できる教室が確保されております。この先の推計では、通常の学級数は35学級、特別支援学級を含め40学級となることも想定されますが、施設面においてこうした学級数の増加にも対応できるものとなっております。  また、大在中学校につきましても、現在、生徒数850名で、学級数実学級数で25学級となっておりますが、平成27年度の北西校舎の建てかえにより、既存校舎と合わせて41学級に対応できる教室が確保されております。  最後に、陳情書の4行目に、大在東部の横塚には、減歩により既に学校用地を確保され、とありますが、これは資料位置図の緑色の部分ですが、区画整理事業に伴い学校用地として平成10年に取得した学校施設課所管の用地であり、面積は2万7,998平米であり、現在、サッカー2面、グラウンドゴルフ2面の全面天然芝となっております。平日は、主に地元自治区住民のグラウンドゴルフに利用され、休日は主に大分市サッカースポーツ少年団サッカーに利用されており、利用率は平日が約30%、休日が約80%となっております。 ○帆秋委員長   委員の皆さんで質疑等がございましたら、お願いします。 ○松木委員   1万2,000名以上の署名が、今回の市長への要望の際、提出されたということで、教育委員会としてそのことをどのように受けとめているかというところをお聞かせください。
    池辺教育部次長学校施設課長   大在中学校につきましては、平成33年度までを計画期間といたしました大分市適正配置基本計画において、将来的に検討すべき中学校区に位置づけられております。大在小学校は、今後の推計で通常の学級数は31学級を超える過大規模校の状況になることが想定されておりますことから、これまでは大在小学校の校舎の建てかえということで対応を図ってきたところであります。  しかしながら、大在地区の将来的な児童生徒の推計及び人口ビジョンとの乖離も見られますことから、31学級を超える状況が何年か続く場合には、その後の児童生徒数の推移を見きわめながら、通学区域の再編も視野に入れ、適正な配置を検討してまいりたいと考えております。 ○松木委員   今回、陳情の提出者が大在地区の区長会と、王ノ瀬の区長の名前で出ているのですが、私が聞くところによると、小佐井小学校区で、かなり児童がふえていて、プレハブ校舎を建てているけれど、もう建てるスペースもなくなってきているということです。小佐井小学校学校施設の現状をお聞かせください。 ○池辺教育部次長学校施設課長   松木委員のおっしゃったとおり、現在、小佐井小学校におきましてはプレハブ教室が4教室となっております。これ以上ふえますと、小佐井小学校の中でもふえている地区が王ノ瀬一丁目、二丁目、里の一丁目、二丁目でございます。今回、王ノ瀬の自治委員も連名で要望を出されておりますのは、王ノ瀬一丁目、二丁目と里の一丁目ということで、小佐井小学校区の中に位置づけられておりますけれども、今後もアパート等の建設が予想されますので、今後も小佐井小学校区としてもふえていくということは考えられます。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありますか。 ○藤田委員   大在小学校はこれから建てかえを予定しているという話をしましたよね。建てかえという形で対応しているということでいいですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   建てかえております。 ○藤田委員   建てかえているのですね。 ○池辺教育部次長学校施設課長   はい。 ○藤田委員   それで、中学校の場合は、どういう対応を考えているか、お聞かせください。 ○帆秋委員長   それでは、大在小学校のこれまでの経緯とあわせて中学校の対応について説明をお願いします。 ○池辺教育部次長学校施設課長   小学校につきましては、もともと南校舎は耐震性がございませんでしたので、平成27年度に完成をいたしておりますけれども、既存の北校舎と合わせて47学級まで対応できる教室を確保するように校舎を建設いたしております。同一年度に大在中学校北西校舎、これも耐震性がございませんでしたので、校舎のいわゆる建てかえ、改築を行いまして、既存校舎と合わせて41学級まで対応できる校舎を整備いたしております。 ○藤田委員   はい、わかりました。 ○帆秋委員長   大体1,000人前後の規模の小学校は、大在地区以外にもあるのですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   現在、過大規模校となっておりますのは、まず、特別支援学級の子供を入れまして1,053人の明治小学校、同じく1,031人の松岡小学校、それと別保小学校特別支援学級の子供が多い関係で1,045人です。1,000人を超えているのはその3校です。それに近づいているのが豊府小学校で951人です。 ○仲道委員   先ほど陳情者から意見を聞いたのですが、順番として、まず今の学校用地、取得している用地に小学校を建設してほしい。小学校建設が第一希望だけれども、義務教育学校にできるのであれば義務教育学校にしてほしいという意見陳述だったのですが、委員長、そういう流れでよかったですかね。そうした場合に、執行部として審議するときに、まず小学校をここにつくることについての是非について検討して、その後、義務教育学校という審議の流れになるのか、進めるとしたら、地元にまずいろんな話を聞く中で、地元合意はどちらなのか。小学校が希望なのか、それとも義務教育学校が希望なのかという形の中で進めていくのか、どういう進め方になるのでしょうか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   学校の分離・新設におきましては、小学校であれば通学区域の再編ということで、小学校区域だけの通学区の再編ということになろうかと思います。義務教育学校という形になれば、中学校校区再編というのも考えられますが、ここ最近、中学校校区再編をした経験がありませんので、今後、どういうふうに地元の方と……。中学校区となると、恐らく、いわゆる自治会活動とかそういったところにもかなり影響を及ぼすのではないかということが懸念されますので、十分な地元議論を踏まえてしていく必要があると考えております。義務教育学校を先に希望されるようであれば、義務教育学校中学校区の再編ということで議論を進めていかなければならないと思います。 ○福間委員   それでは、いただいた資料によりますと、これまで自治区のほうから数度にわたって、小学校の新設をという要望を市長部局のほうにも出してきたということで、先ほどの池辺次長の話によりますと、人口ビジョンとの乖離があるので、通学区域の再編を視野に入れた検討が必要だというのが、今の到達点ということでよろしいですか。  この文章でいくと、大在地区が人口3万人ぐらいになっている。中学校は1つ、小学校は2つで、こういう状況になっているもとで陳情が出されたのですが、小中学校配置基準は、人口比はもちろん、いろいろな尺度があるでしょうけれど、基本的な小中学校配置基準の考え方をお聞かせください。 ○池辺教育部次長学校施設課長   学校を整備する、設置するに当たりまして、まず考慮すべきことは、通学の距離だと思われます。  そのほかの、いわゆる何名だったら学校を設置しなさいという具体的な基準はございません。クラスで言うと、実学級で31学級を超えますと過大規模校という位置づけはされますけれども、分離・新設をせよということではございません。 ○福間委員   通学の距離というのは何キロメートルでしょうか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   小学校の場合はおおむね4キロメートル、中学校の場合はおおむね6キロメートルです。 ○福間委員   陳情者から、お話を聞いたのですが、小学校ということで世論も喚起してやってきたけれど、最近になって義務教育学校という声がたくさん出されて、この文面としてこういうのが望ましいという表現で陳情書が出されているんですよね。普通の小中学校の建設と義務教育学校の建設においては、国の採択基準があるでしょう。市の単独費ではできませんので、補助金等をもらって、つくるとなればやると思うんですけど、義務教育学校の国の補助採択基準は、どのようになっているか教えてください。 ○池辺教育部次長学校施設課長   学校の建設補助、いわゆる増築の場合は国庫負担金というものになるのですが、国の負担義務が生じる負担金が交付されます。分離・新設の場合は、いわゆる増築に該当する可能性がございますけれども、いわゆる補助金の部分については校舎の不適格改築といいまして、いわゆる老朽化に伴う改築部分でございます。まだ具体的には補助申請等の話はしておりませんけれども、負担金での採択の可能性はございます。金額については、負担率は2分の1でございますけど、具体的な整備規模整備事業費等が具体的に出ておりませんので、不明でございます。 ○帆秋委員長   今の回答は、義務教育学校を申請した場合についての回答ですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   義務教育学校であっても、小学校であっても、中学校であっても、整備基準は一緒です。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○高橋委員   通学距離ということが話に出ましたが、大在の地形からいくと、今の多目的グラウンドの場所のほうが学校用地というようなことも少し聞いたのですけれども、こちらに配置せず、西のほうにできたというところは、通学距離から言っても、こちらのほうがよかったのではないかというような考え方ですが、過去の経緯についてどのような考えでこちらになったのですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   大在西小学校を分離した段階では、角子原のところに望みが丘という団地ができまして、そこの急激な人口増により、やむなく大在西小学校の場所に学校を建設したという経緯がございます。もともと区画整理事業におきましては、大在西小学校の用地は社会体育施設用地として市が取得いたしておりましたし、現在の大在東の部分については学校用地として取得をいたしておりました。しかしながら、こういった人口急増のエリアが偏った関係で、大在西小学校の現在のところに学校を建てたという経緯でございます。 ○高橋委員   陳情につきましては、義務教育学校小中一貫校というようなこともあるのですが、敷地面積等を考えた場合、この多目的グラウンドの面積でも問題ないのかについての考えを聞かせてください。 ○池辺教育部次長学校施設課長   建て方の工夫もございますが、小学校用のグラウンド、中学校用のグラウンドはそれぞれ確保でき、かつ必要な施設が整備できる見込みではございます。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○仲道委員   先ほど、松木委員から署名の話が出たけれども、地元の合意形成という部分については、執行部としてはこれからの話になってくるのか、今回、陳情という形で出ましたが、地元要望としては強いものがあるという認識があるのか、どう把握していますか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   この署名を添えて市長宛てに要望書も出されておりますけれども、市長の御回答では、重く受けとめるということでございます。 ○仲道委員   小学校、または、義務教育学校になった場合、一般論でいいのですが、例えば小学校としての検討をして、小学校にするという結論が出るのと、義務教育学校だと中学校区や自治会活動等々が入ってくるのでさらに大変な作業になるということでしたが、目安として、どれぐらい差があるのですか。大まかでいいです。10年単位になるのですか、何年単位になるのですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   期間的な差ですか。 ○仲道委員   そうです。ケース・バイ・ケースで違うのは十分理解した上での質問です。 ○池辺教育部次長学校施設課長   小学校ということで地元の皆さんの合意形成がなされて、かつ市のほうが今後の児童数の推移を見きわめながら・・・。ですが、今後の児童数がどのように伸びるかというのが深く見えない状態はございます。現に、ほかの区画整理地域でも、小学校に上がる前に転居する世帯もあります。それで、推計どおりに伸びないことも想定されますし、ただ、この大在地区については、まだ土地がかなり余っていますので、アパート等が建設されることも想定されます。ということであれば、数年は5月1日時点での児童の現状を見きわめた上で、まず建設するか否かを判断することになると考えています。  その後、例えば建設するという話になった場合、小学校の場合は、そこから議会説明等や、予算確保を含めまして、設計と施工で3年から4年かかると思います。トータルで何年かというのは、今段階では言えないですけれども、例えば3年見て、そこから、小学校ということでの合意形成を踏まえたときに、7、8年ぐらいになるかと思います。  それが、義務教育学校ということになると、先ほど言いました中学校区の再編という問題、そうなると、坂ノ市中学校区に入りますので、大在中学校区だけの議論ではなくなると思います。そうなると、さらにそれに数年要するのではないかと思います。 ○高橋委員   仮にここに完成すると、この多目的グラウンドを、今、利用されている多くの方々の代替地についてですが、この多目的グラウンドは、先ほどの説明の中ではたくさんの方から使用されているという話がありました。この多目的グラウンドは、今までにないような大きな施設で、芝生のグラウンドということですけれども、利用度というのはどんな感じなのですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   当然、現在利用されている方が利用できなくなるという状況にはなるかと思います。実は、この施設は、現在、機構改革により企画部のスポーツ振興課の所管になっておりますので、スポーツ振興課にもこの陳情の話はしております。もし話が進むような状況であれば、また今後、スポーツ振興課で検討いただくもので、私どもも連携を図りながら協力してまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   文教常任委員会関係の施設ではなくなったのですね。  ほかに質問はありませんか。 ○仲道委員   先ほど、市長も重く受けとめるという言葉がありましたが、当然、この大在地区小学校中学校も含めて、どういう適正配置にしていくかというのは、執行部としては検討に入るという前提でいいのでしょうか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   今後の児童生徒数の推移を見きわめながら、必要であれば検討に入るということです。31学級を超えるような状況が数年続けば、当然、教育環境を整えるという観点から検討に入るということになります。 ○帆秋委員長   仲道委員が聞いているのは、小学校をもう一つということと、義務教育学校をつくるということを並列的にあわせて重く受けとめるということかと聞きたかったのではないかと思います。私からそれを聞きたいと思いますが、そういう意味で重く受けとめるということですか。 ○池辺教育部次長学校施設課長   市長が、重く受けとめると言ったのは、署名された皆さんのお気持ちだと思います。地元の方のお気持ちは義務教育学校ということであったと捉えております。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○福間委員   もう一つの陳情者の観点は、防災の拠点づくりという位置づけでの施設の建設ということが、文面上指摘されているのですが、志村断層などについて書いています。この辺の防災上の状況について、防災危機管理課のほうに、防災上の津波等、地震等の整備なり、その辺のことがわかるような資料があれば、後で要請をしておいてもらえませんか。 ○帆秋委員長   それでは、資料を要請して、でき次第、事務局経由で配ってください。  ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕
    帆秋委員長   それでは、討論はございませんか。 ○仲道委員   自由民主党としては、地元の方のお気持ちは、十分に受けとめなければいけないと思います。先ほど、市長からも重く受けとめるという言葉がありましたけれども、もう少し人口推計等の状況調査をしたいと思いますので、継続でお願いしたいと思います。 ○福間委員   私どもの会派も、きょう初めて出されて、十分議論する時間もありませんでしたし、意見陳述や質問に対する執行部の回答も聞きましたので、これを踏まえて再度検討が必要じゃないかということで継続審議でお願いしたいと思います。 ○甲斐委員   皆様と同じように、人口の推移もありますし、地区をまたいでの件もありますし、単純な小学校の増設ではありませんので、いろんな人の御意見を聞くという意味で継続審査を希望します。 ○川邉委員   継続でお願いします。 ○高橋委員   継続です。 ○帆秋委員長   全委員さん、会派の意見を集約いたしますと、全体的に継続審査という御意見のようでございます。  それでは、平成29年陳情第16号は継続審査とすることに御異議ございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   御異議なしと認め、平成29年陳情第16号は継続審査と決定いたします。  次に、議第70号、平成29年度大分市一般会計補正予算第3号、第1条の歳入歳出予算の補正、歳出第10款、教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○清水教育総務課長     〔説明書② 24ページ~ 第10款 教育費について説明〕 ○帆秋委員長   質疑等はございませんか。 ○福間委員   資料の請求をお願いします。  対象児童数と入学準備金の単価について、後で結構ですから教えてください。 ○帆秋委員長   それでは、準備でき次第、資料の提出をお願いします。  ほかに質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、第2条債務負担行為の補正、第2表中、1追加、野津原地区小学校統合に伴う通学支援事業、2変更、新大友氏遺跡体験学習館借上料について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○清水教育総務課長     〔説明書② 30ページ~ 債務負担行為のうち当委員会所管分について説明〕 ○帆秋委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての協議をいたします。  昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対する回答については、昨年の第4回定例会の委員会におきまして報告いただいたところでございます。本年11月に開催いたします市民意見交換会に臨むに当たりまして、本日はその後の経過について報告を受けたいと思います。  それぞれ執行部の方からの説明をお願いいたします。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   昨年の市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての資料1ページ目の1番でございます。遠距離通学の高校生に対する支援でございます。  「遠距離通学の高校生に対する支援については、学業人物ともに優秀で、かつ、経済的理由により修学困難な高校生に対して、給付型の『みらい自分創造資金』などの奨学金制度が利用できるので、引き続き、本制度についてホームページや市報への掲載、中学校へのパンフレットの配付等を行い、周知に努めてまいります」。 ○池辺教育部次長学校施設課長   2番、大在地区小学校適正配置についての見解を聞きたいということでございます。  「本市教育委員会では、平成33年度までを計画期間としている『大分市立小中学校適正配置基本計画』において、標準的な規模を超える学校の方策として、通学区域の再編、学校の分離新設、施設整備での対応を基本としています。 大在小学校区は、今後の推計で過大規模校となることが想定されることから、児童数の推計や施設の状況などを勘案し、これまで施設整備による対応を進めてきたところです。 今回、8月29日付で『大在東部地区への学校施設早期建設を求める要望書』が12,000名を超える署名を添えて提出されたところであり、今後は大在小学校区の外、隣接校区を含めた児童数の推移を見極めながら、住民の皆さんと協議してまいります」。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   3番、碩田中学校区の隣接校選択制度等についてでございます。  「碩田学園の第1学年については、金池小学校、長浜小学校、春日町小学校、大道小学校の4校を隣接校選択制の選択可能校に指定しています。当該4校においては、平成29年度の隣接校選択制の申請者は全員が希望する学校へ入学できております。なお、通学路については、県庁前碩田線の歩行者専用道路の整備を行うなど一層の安全性の確保に努めております」。  4番、碩田中学校区に開設する義務教育学校の名称についてでございます。  「名称につきましては、平成28年第2回大分市議会定例会における大分市立義務教育学校設置条例の制定により既に決定済みであり、その後、平成29年4月1日に義務教育学校として開校したところであります」。  5番、小中学校の教職員についてです。  「小中学校の教職員の服装、喫煙室の設置に関する考え方に変更はありませんが、受動喫煙防止の対策について、現在、厚生労働省にて協議されていることから、今後もその動向を受け、適切に対応していきます」。  6番目、教職員の業務の負担軽減についてです。  「文部科学省では、本年4月に公表した平成28年度の『教員勤務実態調査』の速報値の結果を受けて、6月22日に、学校や教職員が担うべき業務や、学校の組織運営体制の在り方など、学校における働き方改革に関する総合的な方策について、中央教育審議会に諮問を行ったところであり、本市としても、その動向を注視してまいりたいと考えております。 また、本市においては、スクールソーシャルワーカーや、補助教員、図書館支援員、部活動における外部指導者等の多様な専門スタッフを配置拡充し、教員を支えるチームとしての学校体制づくりを進めるとともに、新たに、本年4月から『全市一斉定時退勤日』を設けるなどの取組を行ってきたところです。 今後も、定時退勤日をひとつの契機とし、各校の実情に応じた業務改善の取組を進めるなど、教職員の『働き方』改革につなげていきたいと考えております」。  7番、自転車通学についてです。  「自転車通学については、通学距離や時間、校区の交通事情等を総合的に勘案し、学校ごとに判断し、決定しています。 なお、学校は、日常的な交通安全指導はもとより、啓発用教材や関係機関と連携した安全教室を実施するなど、交通ルールの遵守及びマナーの向上を図り、交通事故防止の徹底に努めています。 また、学校は、保護者や地域の関係者と連携して通学路の定期点検を実施し、安全確認や新たな危険箇所の把握に努めています。その際、改善要望が出された場合は、道路管理者とともに現地調査を行い、『大分市交通問題協議会』において協議した後、優先順位を設け、交通安全対策を実施しております」。 ○池辺教育部次長学校施設課長   8番、小中学校の空調の整備についてです。  「全小・中学校の普通教室の空調設備をPFI事業により平成30年度に中学校、平成31年度から小学校に整備を予定しています」。  9番、小中学校適正配置基本計画により統廃合された小中学校の跡地利用についてです。  「学校は地域のコミュニティ機能、防災機能等を有していることから、閉校となった学校の跡地利活用については、地元の要望等を勘案するとともに関係部局と連携する中で、最適な利活用のあり方を大分市公有財産有効活用等庁内検討委員会にて検討し、決定します」。  10番、学校施設のグレーチングに車椅子のタイヤが挟まるという件についてです。  「スロープ付近のグレーチングは周りの排水機能を考慮して設置しているが、車いすの通行に支障のある箇所については、現場を確認し、改善に努めてまいります」。 ○帆秋委員長   これまでの10番までについて質疑等がございましたら、挙手をお願いします。  もう過去形のものもございますし、既成事実という部分もございます。また、10番のグレーチングに車椅子のタイヤが挟まるというものですが、これは、聞き取り調査をしたけれど、この場所の確認は、できていないのですよね。 ○池辺教育部次長学校施設課長   これは、南大分公民館での意見交換会で出されたものでありまして、その後、参加されていた委員とヒアリングをしまして、その近隣の学校全て職員に確認をさせましたが、現認ができてないという状況であります。 ○帆秋委員長   これはどこのことかわかりませんが、こういう意見が出たということで、教育施設全体的にそれの啓発、周知だけはしておいていただいてよろしいですか。このような苦情が出ないような形をしていっていただきたいと思います。  それでは、10番までは皆さん、よろしいですか。  〔「よし」の声〕 ○帆秋委員長   11番につきましては、機構改革によりまして、スポーツ振興課に移りましたので、文教常任委員会の所管から外れました。11番は総務常任委員会で協議をお願いして、対応していただきたいと思います。  それでは、12番から引き続き説明をお願いします。 ○安藤社会教育課長   12番、図書館の運営に対する利用者の要望等の取り組み状況についてです。  「市民図書館では、各方面よりいただいた図書館に関するご意見、ご要望について、館内全員回覧を行い、検討協議のうえ、迅速に対応しています。これまで検討の結果、貸出予約数の冊数を5冊から10冊に引き上げたことや、購入雑誌の種類を増やしたこと等、実現可能な意見・要望について対応してきており、引き続き改善を図ってまいります」。  13番、豊の都市校区ひとづくり推進事業における補助金の期間についてです。  「『広め隊チャレンジ事業』は、今後更に多くの広め隊と協力し、ネットワークの拡大を図ろうとする実行委員会を対象に、期間をさらに3年間延長して補助金交付が受けられることを視野に検討しています」。  14番、公民館の位置づけと方針についてです。  「公民館の管理運営に関する業務については、市長部局で補助執行し、法律等で定められた教育委員会の権限に係る基幹的な業務については、教育委員会で行うとの方針に基づき、引き続き市長部局と教育委員会が連携して公民館運営に取り組んでいるところです」。
     15番、東部公民館を県立芸術会館跡地などに移設し有効活用することについてです。  「市内の全地区公民館については、『大分市教育施設整備保全計画』により、計画的に必要な改修を加えて維持するとともに、機能充実を図っていく方針です。この方針のもと、東部公民館は、大会議室等を新設し、平成29年4月に供用を開始しており、施設の充実を図ったところです」。 ○沖田文化財課長   16番、大友氏遺跡の今後の整備方針についてです。  「貴重な歴史遺産である大友氏遺跡の保存・整備については、大友氏遺跡歴史公園整備の早期実現に向けて、平成27年度に策定した史跡大友氏遺跡整備基本計画(第1期)に基づき大友氏館跡の史跡指定及び公有化を計画的に進めております。また、短期整備として大友氏館庭園跡復元整備について鋭意進めており、平成32年4月の公開を目指しています。 平成30年10月には大友氏遺跡体験学習館の機能の充実を図り、大友氏館庭園跡の隣接地へ移転することとしており、国民文化祭ラグビーワールドカップ等といった大型イベントにも対応できる新たな情報発信拠点として活用し、大友氏遺跡を積極的にPRしてまいりたいと考えております」。  17番、遺跡の整備、保護についての考え方です。  「市が実施した所在地の現地確認作業等を踏まえ、平成29年4月に県教育委員会が馬場地区の古墳をはじめとした遺跡(周知の埋蔵文化財包蔵地)の範囲変更と追加を行ったことにより、遺跡の数が421か所に増えました。 府内城については、都市計画部において『大分城址公園整備・活用基本計画』が平成29年2月に策定され、これに基づき、堀等の城内の試掘調査(予備調査)を本年5月から7月まで実施しました。調査の結果、内々堀跡をはじめ、廊下橋が掛かっていた石垣、天守につながる取付櫓や渡櫓の石垣の一部が発見され、絵図にある府内城本丸の位置確認ができたところです。試掘調査後には一般市民を対象とした遺跡見学会を開催いたしました。今後については、都市計画部をはじめとした関係部局と連携を図る中で、遺跡の整備・保護等に取り組んでまいります」。 ○長田美術振興課長   18番、大分市美術館の利用者の増加に向けての取り組みについてです。  「平成28年度は、『片岡鶴太郎展』や『チームラボ展』『ミュシャ展』など、さまざまな展覧会を企画した結果、観覧者数は、前年度を約71,700人上回る239,663人となりました。なお、これは開館以来2番目に多い記録です。また、年間パスポートの有効期間の見直しにより、販売数は前年度比約2.2倍となりました。 平成29年度も、『生賴範義展』や『ダンボールアート遊園地』『ダリ展』などバラエティに富んだ展覧会の企画や、子どもから大人まであらゆる世代が楽しめる講座・ワークショップを開催し、利用者拡大に努めています」。 ○帆秋委員長   それでは、後半の12番から18番までにつきまして質疑等がありましたらお願いします。 ○仲道委員   1点だけ確認させてください。12番、図書館の運営に対する利用者の要望等について、予約数を5冊から10冊に引き上げたとありますが、この10冊という数は、本が借りたいけれどなかったという方は出ない冊数と考えていいですか。当然、可能性としては広がると思うのですが、いわゆる1人30冊なんてやったら、借りたいけれどないというのがもっともっとふえると思うのですが、10冊はその可能性がない範囲内ということでいいでしょうか。 ○安藤社会教育課長   委員御指摘のとおり、その冊数でございます。 ○仲道委員   状況によって、これをふやす可能性は今後ありますか。それとも、とりあえず10冊でずっと行きますか。 ○後藤大分市民図書館長   とりあえず、このまま10冊で行きます。 ○帆秋委員長   ほかに質疑等はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   ただいま報告いただきましたその後の経過に対する委員会としての回答の修正等につきましては、特に大幅な変更は考えておりませんけれども、正副委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、以上で、本日予定の付託議案の審査を終了いたしましたが、執行部、その他として何かございますか。  〔「ありません」の声〕 ○帆秋委員長   委員の皆さんで、その他として何かございますか。 ○高橋委員   今、旧府内こどもルームでは、遺跡調査をされているかと思います。何か少し出てきたような感じがするのですが、あそこは何があった跡でしょうか。 ○沖田文化財課長   現在、荷揚町小学校跡地の発掘をするということで行っております。そこにつきましては、旧府内城の関連で、当時の家老等が住んでいた屋敷があった場所になっておりまして、今、発掘を進めております。荷揚町小学校のプール等の跡も含めて、今、調査を行っているのですが、意外とプールが下のほうまで掘っていなくて遺跡が残っているような状況ですので、調査が進めば、一定程度そういった遺跡が出てくることを想定しております。 ○高橋委員   今、循環バスとして大分きゃんばすがあり、県立美術館から大分市美術館まで行くルートもあります。また、地域の方も利用していただくようにということで、いろいろなルートを変えながらやっていると思います。美術館の立場から、便利がいいとか、これはこうしてほしいとか、何か感想があれば聞かせてください。 ○長田美術振興課長   大分きゃんばすは、県立美術館の開館にあわせて都市交通対策課で、まちおこし、まちづくりも含めた視点で導入した交通手段でございます。運用が開始されて1年半がたちました。夏休みは多くの小学生、中学生に展覧会に来ていただいています。小学生は、主に保護者と一緒に自家用車で来館しておりますが、中学生は友達同士で来場する生徒も多く見受けられます。大分きゃんばすがないときは、あの坂道を自転車を押して上ってきたりということでしたが、今は、大分きゃんばすを利用して多くの中学生に訪れていただいております。自動車等の交通手段のない中学生や、一般の方々の来館の促進には大きく貢献していただいています。今後、交通手段がなくなるのは非常に困ると考えておりますので、庁内で連携した会議等がある際に、ぜひ継続してもらいたいという意見は述べさせていただいております。 ○帆秋委員長   ほかに委員から何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、本日の委員会は終了いたします。あす14日につきましては、議会運営委員会が午前9時30分から開催されますので、終了次第、開会いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時42分散会...