大分市議会 2017-09-13
平成29年文教常任委員会( 9月13日)
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
大
在中学校につきましては、平成33年度までを
計画期間といたしました大分市
適正配置基本計画において、将来的に検討すべき
中学校区に位置づけられております。
大在小学校は、今後の推計で通常の
学級数は31学級を超える
過大規模校の状況になることが想定されておりますことから、これまでは
大在小学校の校舎の建てかえということで対応を図ってきたところであります。
しかしながら、
大在地区の将来的な
児童生徒の推計及び
人口ビジョンとの乖離も見られますことから、31学級を超える状況が何年か続く場合には、その後の
児童生徒数の推移を見きわめながら、
通学区域の再編も視野に入れ、適正な配置を検討してまいりたいと考えております。
○
松木委員
今回、陳情の提出者が
大在地区の区長会と、王ノ瀬の区長の名前で出ているのですが、私が聞くところによると、
小佐井小学校区で、かなり児童がふえていて、
プレハブ校舎を建てているけれど、もう建てるスペースもなくなってきているということです。
小佐井小学校の
学校施設の現状をお聞かせください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
松木委員のおっしゃったとおり、現在、
小佐井小学校におきましては
プレハブ教室が4教室となっております。これ以上ふえますと、
小佐井小学校の中でもふえている地区が王ノ瀬一丁目、二丁目、里の一丁目、二丁目でございます。今回、王ノ瀬の
自治委員も連名で要望を出されておりますのは、王ノ瀬一丁目、二丁目と里の一丁目ということで、
小佐井小学校区の中に位置づけられておりますけれども、今後も
アパート等の建設が予想されますので、今後も
小佐井小学校区としてもふえていくということは考えられます。
○
帆秋委員長
ほかに質問はありますか。
○
藤田委員
大在小学校はこれから建てかえを予定しているという話をしましたよね。建てかえという形で対応しているということでいいですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
建てかえております。
○
藤田委員
建てかえているのですね。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
はい。
○
藤田委員
それで、
中学校の場合は、どういう対応を考えているか、お聞かせください。
○
帆秋委員長
それでは、
大在小学校のこれまでの経緯とあわせて
中学校の対応について説明をお願いします。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
小学校につきましては、もともと南校舎は耐震性がございませんでしたので、平成27年度に完成をいたしておりますけれども、既存の北校舎と合わせて47学級まで対応できる教室を確保するように校舎を建設いたしております。同一年度に大
在中学校の
北西校舎、これも耐震性がございませんでしたので、校舎のいわゆる建てかえ、改築を行いまして、
既存校舎と合わせて41学級まで対応できる校舎を整備いたしております。
○
藤田委員
はい、わかりました。
○
帆秋委員長
大体1,000人前後の規模の
小学校は、
大在地区以外にもあるのですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
現在、
過大規模校となっておりますのは、まず、
特別支援学級の子供を入れまして1,053人の
明治小学校、同じく1,031人の
松岡小学校、それと
別保小学校は
特別支援学級の子供が多い関係で1,045人です。1,000人を超えているのはその3校です。それに近づいているのが豊府
小学校で951人です。
○
仲道委員
先ほど陳情者から意見を聞いたのですが、順番として、まず今の
学校用地、取得している用地に
小学校を建設してほしい。
小学校建設が第一希望だけれども、
義務教育学校にできるのであれば
義務教育学校にしてほしいという
意見陳述だったのですが、
委員長、そういう流れでよかったですかね。そうした場合に、
執行部として審議するときに、まず
小学校をここにつくることについての是非について検討して、その後、
義務教育学校という審議の流れになるのか、進めるとしたら、地元にまずいろんな話を聞く中で、
地元合意はどちらなのか。
小学校が希望なのか、それとも
義務教育学校が希望なのかという形の中で進めていくのか、どういう進め方になるのでしょうか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
学校の分離・新設におきましては、
小学校であれば
通学区域の再編ということで、
小学校区域だけの通学区の再編ということになろうかと思います。
義務教育学校という形になれば、
中学校の
校区再編というのも考えられますが、ここ最近、
中学校の
校区再編をした経験がありませんので、今後、どういうふうに地元の方と……。
中学校区となると、恐らく、いわゆる
自治会活動とかそういったところにもかなり影響を及ぼすのではないかということが懸念されますので、十分な
地元議論を踏まえてしていく必要があると考えております。
義務教育学校を先に希望されるようであれば、
義務教育学校の
中学校区の再編ということで議論を進めていかなければならないと思います。
○
福間委員
それでは、いただいた資料によりますと、これまで自治区のほうから数度にわたって、
小学校の新設をという要望を市長部局のほうにも出してきたということで、先ほどの
池辺次長の話によりますと、
人口ビジョンとの乖離があるので、
通学区域の再編を視野に入れた検討が必要だというのが、今の到達点ということでよろしいですか。
この文章でいくと、
大在地区が人口3万人ぐらいになっている。
中学校は1つ、
小学校は2つで、こういう状況になっているもとで陳情が出されたのですが、
小中学校の
配置基準は、人口比はもちろん、いろいろな尺度があるでしょうけれど、基本的な
小中学校の
配置基準の考え方をお聞かせください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
学校を整備する、設置するに当たりまして、まず考慮すべきことは、通学の距離だと思われます。
そのほかの、いわゆる何名だったら学校を設置しなさいという具体的な基準はございません。クラスで言うと、
実学級で31学級を超えますと
過大規模校という位置づけはされますけれども、分離・新設をせよということではございません。
○
福間委員
通学の距離というのは何キロメートルでしょうか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
小学校の場合はおおむね4キロメートル、
中学校の場合はおおむね6キロメートルです。
○
福間委員
陳情者から、お話を聞いたのですが、
小学校ということで世論も喚起してやってきたけれど、最近になって
義務教育学校という声がたくさん出されて、この文面としてこういうのが望ましいという表現で陳情書が出されているんですよね。普通の
小中学校の建設と
義務教育学校の建設においては、国の
採択基準があるでしょう。市の単独費ではできませんので、
補助金等をもらって、つくるとなればやると思うんですけど、
義務教育学校の国の
補助採択基準は、どのようになっているか教えてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
学校の
建設補助、いわゆる増築の場合は
国庫負担金というものになるのですが、国の
負担義務が生じる
負担金が交付されます。分離・新設の場合は、いわゆる増築に該当する可能性がございますけれども、いわゆる補助金の部分については校舎の不
適格改築といいまして、いわゆる老朽化に伴う
改築部分でございます。まだ具体的には
補助申請等の話はしておりませんけれども、
負担金での採択の可能性はございます。金額については、負担率は2分の1でございますけど、具体的な
整備規模と
整備事業費等が具体的に出ておりませんので、不明でございます。
○
帆秋委員長
今の回答は、
義務教育学校を申請した場合についての回答ですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
義務教育学校であっても、
小学校であっても、
中学校であっても、
整備基準は一緒です。
○
帆秋委員長
ほかに質問はありませんか。
○
高橋委員
通学距離ということが話に出ましたが、大在の地形からいくと、今の
多目的グラウンドの場所のほうが
学校用地というようなことも少し聞いたのですけれども、こちらに配置せず、西のほうにできたというところは、
通学距離から言っても、こちらのほうがよかったのではないかというような考え方ですが、過去の経緯についてどのような考えでこちらになったのですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
大在西小学校を分離した段階では、角子原のところに望みが丘という団地ができまして、そこの急激な人口増により、やむなく
大在西小学校の場所に学校を建設したという経緯がございます。もともと
区画整理事業におきましては、
大在西小学校の用地は
社会体育施設用地として市が取得いたしておりましたし、現在の大在東の部分については
学校用地として取得をいたしておりました。しかしながら、こういった
人口急増のエリアが偏った関係で、
大在西小学校の現在のところに学校を建てたという経緯でございます。
○
高橋委員
陳情につきましては、
義務教育学校の
小中一貫校というようなこともあるのですが、
敷地面積等を考えた場合、この
多目的グラウンドの面積でも問題ないのかについての考えを聞かせてください。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
建て方の工夫もございますが、
小学校用のグラウンド、
中学校用のグラウンドはそれぞれ確保でき、かつ必要な施設が整備できる見込みではございます。
○
帆秋委員長
ほかに質問はありませんか。
○
仲道委員
先ほど、
松木委員から署名の話が出たけれども、地元の
合意形成という部分については、
執行部としてはこれからの話になってくるのか、今回、陳情という形で出ましたが、地元要望としては強いものがあるという認識があるのか、どう把握していますか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
この署名を添えて市長宛てに要望書も出されておりますけれども、市長の御回答では、重く受けとめるということでございます。
○
仲道委員
小学校、または、
義務教育学校になった場合、一般論でいいのですが、例えば
小学校としての検討をして、
小学校にするという結論が出るのと、
義務教育学校だと
中学校区や
自治会活動等々が入ってくるのでさらに大変な作業になるということでしたが、目安として、どれぐらい差があるのですか。大まかでいいです。10年単位になるのですか、何年単位になるのですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
期間的な差ですか。
○
仲道委員
そうです。ケース・バイ・ケースで違うのは十分理解した上での質問です。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
小学校ということで地元の皆さんの
合意形成がなされて、かつ市のほうが今後の
児童数の推移を見きわめながら・・・。ですが、今後の
児童数がどのように伸びるかというのが深く見えない状態はございます。現に、ほかの区画整理地域でも、
小学校に上がる前に転居する世帯もあります。それで、推計どおりに伸びないことも想定されますし、ただ、この
大在地区については、まだ土地がかなり余っていますので、
アパート等が建設されることも想定されます。ということであれば、数年は5月1日時点での児童の現状を見きわめた上で、まず建設するか否かを判断することになると考えています。
その後、例えば建設するという話になった場合、
小学校の場合は、そこから議会説明等や、予算確保を含めまして、設計と施工で3年から4年かかると思います。トータルで何年かというのは、今段階では言えないですけれども、例えば3年見て、そこから、
小学校ということでの
合意形成を踏まえたときに、7、8年ぐらいになるかと思います。
それが、
義務教育学校ということになると、先ほど言いました
中学校区の再編という問題、そうなると、坂ノ市
中学校区に入りますので、大
在中学校区だけの議論ではなくなると思います。そうなると、さらにそれに数年要するのではないかと思います。
○
高橋委員
仮にここに完成すると、この
多目的グラウンドを、今、利用されている多くの方々の代替地についてですが、この
多目的グラウンドは、先ほどの説明の中ではたくさんの方から使用されているという話がありました。この
多目的グラウンドは、今までにないような大きな施設で、芝生のグラウンドということですけれども、利用度というのはどんな感じなのですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
当然、現在利用されている方が利用できなくなるという状況にはなるかと思います。実は、この施設は、現在、機構改革により企画部のスポーツ振興課の所管になっておりますので、スポーツ振興課にもこの陳情の話はしております。もし話が進むような状況であれば、また今後、スポーツ振興課で検討いただくもので、私どもも連携を図りながら協力してまいりたいと考えております。
○
帆秋委員長
文教常任委員会関係の施設ではなくなったのですね。
ほかに質問はありませんか。
○
仲道委員
先ほど、市長も重く受けとめるという言葉がありましたが、当然、この
大在地区の
小学校、
中学校も含めて、どういう
適正配置にしていくかというのは、
執行部としては検討に入るという前提でいいのでしょうか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
今後の
児童生徒数の推移を見きわめながら、必要であれば検討に入るということです。31学級を超えるような状況が数年続けば、当然、教育環境を整えるという観点から検討に入るということになります。
○
帆秋委員長
仲道委員が聞いているのは、
小学校をもう一つということと、
義務教育学校をつくるということを並列的にあわせて重く受けとめるということかと聞きたかったのではないかと思います。私からそれを聞きたいと思いますが、そういう意味で重く受けとめるということですか。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
市長が、重く受けとめると言ったのは、署名された皆さんのお気持ちだと思います。地元の方のお気持ちは
義務教育学校ということであったと捉えております。
○
帆秋委員長
ほかに質問はありませんか。
○
福間委員
もう一つの陳情者の観点は、防災の拠点づくりという位置づけでの施設の建設ということが、文面上指摘されているのですが、志村断層などについて書いています。この辺の防災上の状況について、防災危機管理課のほうに、防災上の津波等、地震等の整備なり、その辺のことがわかるような資料があれば、後で要請をしておいてもらえませんか。
○
帆秋委員長
それでは、資料を要請して、でき次第、事務局経由で配ってください。
ほかに質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、討論はございませんか。
○
仲道委員
自由民主党としては、地元の方のお気持ちは、十分に受けとめなければいけないと思います。先ほど、市長からも重く受けとめるという言葉がありましたけれども、もう少し人口推計等の状況調査をしたいと思いますので、継続でお願いしたいと思います。
○
福間委員
私どもの会派も、きょう初めて出されて、十分議論する時間もありませんでしたし、
意見陳述や質問に対する
執行部の回答も聞きましたので、これを踏まえて再度検討が必要じゃないかということで継続審議でお願いしたいと思います。
○甲斐委員
皆様と同じように、人口の推移もありますし、地区をまたいでの件もありますし、単純な
小学校の増設ではありませんので、いろんな人の御意見を聞くという意味で
継続審査を希望します。
○川邉委員
継続でお願いします。
○
高橋委員
継続です。
○
帆秋委員長
全委員さん、会派の意見を集約いたしますと、全体的に
継続審査という御意見のようでございます。
それでは、平成29年陳情第16号は
継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
御異議なしと認め、平成29年陳情第16号は
継続審査と決定いたします。
次に、議第70号、平成29年度大分市
一般会計補正予算第3号、第1条の
歳入歳出予算の補正、歳出第10款、
教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書② 24ページ~ 第10款
教育費について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はございませんか。
○
福間委員
資料の請求をお願いします。
対象
児童数と入学準備金の単価について、後で結構ですから教えてください。
○
帆秋委員長
それでは、準備でき次第、資料の提出をお願いします。
ほかに質疑等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、第2条
債務負担行為の補正、第2表中、1追加、
野津原地区3
小学校統合に伴う
通学支援事業、2変更、新大友氏
遺跡体験学習館借上料について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
清水教育総務課長
〔説明書② 30ページ~
債務負担行為のうち当
委員会所管分について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、昨年の
市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての協議をいたします。
昨年の
市民意見交換会の意見・質問等に対する回答については、昨年の第4回定例会の
委員会におきまして報告いただいたところでございます。本年11月に開催いたします
市民意見交換会に臨むに当たりまして、本日はその後の経過について報告を受けたいと思います。
それぞれ
執行部の方からの説明をお願いいたします。
○
御手洗教育部次長兼
学校教育課長
昨年の
市民意見交換会の意見・質問等に対するその後の経過についての資料1ページ目の1番でございます。遠距離通学の高校生に対する支援でございます。
「遠距離通学の高校生に対する支援については、学業人物ともに優秀で、かつ、経済的理由により修学困難な高校生に対して、給付型の『みらい自分創造資金』などの奨学金制度が利用できるので、引き続き、本制度についてホームページや市報への掲載、
中学校へのパンフレットの配付等を行い、周知に努めてまいります」。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
2番、
大在地区の
小学校の
適正配置についての見解を聞きたいということでございます。
「本市
教育委員会では、平成33年度までを
計画期間としている『大分市立
小中学校適正配置基本計画』において、標準的な規模を超える学校の方策として、
通学区域の再編、学校の分離新設、施設整備での対応を基本としています。
大在小学校区は、今後の推計で
過大規模校となることが想定されることから、
児童数の推計や施設の状況などを勘案し、これまで施設整備による対応を進めてきたところです。 今回、8月29日付で『
大在東部地区への
学校施設の
早期建設を求める要望書』が12,000名を超える署名を添えて提出されたところであり、今後は
大在小学校区の外、隣接校区を含めた
児童数の推移を見極めながら、住民の皆さんと協議してまいります」。
○
御手洗教育部次長兼
学校教育課長
3番、碩田
中学校区の隣接校選択制度等についてでございます。
「碩田学園の第1学年については、金池
小学校、長浜
小学校、春日町
小学校、大道
小学校の4校を隣接校選択制の選択可能校に指定しています。当該4校においては、平成29年度の隣接校選択制の申請者は全員が希望する学校へ入学できております。なお、通学路については、県庁前碩田線の歩行者専用道路の整備を行うなど一層の安全性の確保に努めております」。
4番、碩田
中学校区に開設する
義務教育学校の名称についてでございます。
「名称につきましては、平成28年第2回大分市議会定例会における大分市立
義務教育学校設置条例の制定により既に決定済みであり、その後、平成29年4月1日に
義務教育学校として開校したところであります」。
5番、
小中学校の教職員についてです。
「
小中学校の教職員の服装、喫煙室の設置に関する考え方に変更はありませんが、受動喫煙防止の対策について、現在、厚生労働省にて協議されていることから、今後もその動向を受け、適切に対応していきます」。
6番目、教職員の業務の負担軽減についてです。
「文部科学省では、本年4月に公表した平成28年度の『教員勤務実態調査』の速報値の結果を受けて、6月22日に、学校や教職員が担うべき業務や、学校の組織運営体制の在り方など、学校における働き方改革に関する総合的な方策について、中央教育審議会に諮問を行ったところであり、本市としても、その動向を注視してまいりたいと考えております。 また、本市においては、スクールソーシャルワーカーや、補助教員、図書館支援員、部活動における外部指導者等の多様な専門スタッフを配置拡充し、教員を支えるチームとしての学校体制づくりを進めるとともに、新たに、本年4月から『全市一斉定時退勤日』を設けるなどの取組を行ってきたところです。 今後も、定時退勤日をひとつの契機とし、各校の実情に応じた業務改善の取組を進めるなど、教職員の『働き方』改革につなげていきたいと考えております」。
7番、自転車通学についてです。
「自転車通学については、
通学距離や時間、校区の交通事情等を総合的に勘案し、学校ごとに判断し、決定しています。 なお、学校は、日常的な交通安全指導はもとより、啓発用教材や関係機関と連携した安全教室を実施するなど、交通ルールの遵守及びマナーの向上を図り、交通事故防止の徹底に努めています。 また、学校は、保護者や地域の関係者と連携して通学路の定期点検を実施し、安全確認や新たな危険箇所の把握に努めています。その際、改善要望が出された場合は、道路管理者とともに現地調査を行い、『大分市交通問題協議会』において協議した後、優先順位を設け、交通安全対策を実施しております」。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
8番、
小中学校の空調の整備についてです。
「全小・
中学校の普通教室の空調設備をPFI事業により平成30年度に
中学校、平成31年度から
小学校に整備を予定しています」。
9番、
小中学校適正配置基本計画により統廃合された
小中学校の跡地利用についてです。
「学校は地域のコミュニティ機能、防災機能等を有していることから、閉校となった学校の跡地利活用については、地元の要望等を勘案するとともに関係部局と連携する中で、最適な利活用のあり方を大分市公有財産有効活用等庁内検討
委員会にて検討し、決定します」。
10番、
学校施設のグレーチングに車椅子のタイヤが挟まるという件についてです。
「スロープ付近のグレーチングは周りの排水機能を考慮して設置しているが、車いすの通行に支障のある箇所については、現場を確認し、改善に努めてまいります」。
○
帆秋委員長
これまでの10番までについて質疑等がございましたら、挙手をお願いします。
もう過去形のものもございますし、既成事実という部分もございます。また、10番のグレーチングに車椅子のタイヤが挟まるというものですが、これは、聞き取り調査をしたけれど、この場所の確認は、できていないのですよね。
○
池辺教育部次長兼
学校施設課長
これは、南大分公民館での意見交換会で出されたものでありまして、その後、参加されていた委員とヒアリングをしまして、その近隣の学校全て職員に確認をさせましたが、現認ができてないという状況であります。
○
帆秋委員長
これはどこのことかわかりませんが、こういう意見が出たということで、教育施設全体的にそれの啓発、周知だけはしておいていただいてよろしいですか。このような苦情が出ないような形をしていっていただきたいと思います。
それでは、10番までは皆さん、よろしいですか。
〔「よし」の声〕
○
帆秋委員長
11番につきましては、機構改革によりまして、スポーツ振興課に移りましたので、
文教常任委員会の所管から外れました。11番は総務
常任委員会で協議をお願いして、対応していただきたいと思います。
それでは、12番から引き続き説明をお願いします。
○
安藤社会教育課長
12番、図書館の運営に対する利用者の要望等の取り組み状況についてです。
「市民図書館では、各方面よりいただいた図書館に関するご意見、ご要望について、館内全員回覧を行い、検討協議のうえ、迅速に対応しています。これまで検討の結果、貸出予約数の冊数を5冊から10冊に引き上げたことや、購入雑誌の種類を増やしたこと等、実現可能な意見・要望について対応してきており、引き続き改善を図ってまいります」。
13番、豊の都市校区ひとづくり推進事業における補助金の期間についてです。
「『広め隊チャレンジ事業』は、今後更に多くの広め隊と協力し、ネットワークの拡大を図ろうとする実行
委員会を対象に、期間をさらに3年間延長して補助金交付が受けられることを視野に検討しています」。
14番、公民館の位置づけと方針についてです。
「公民館の管理運営に関する業務については、市長部局で補助執行し、法律等で定められた
教育委員会の権限に係る基幹的な業務については、
教育委員会で行うとの方針に基づき、引き続き市長部局と
教育委員会が連携して公民館運営に取り組んでいるところです」。
15番、東部公民館を県立芸術会館跡地などに移設し有効活用することについてです。
「市内の全地区公民館については、『大分市教育施設整備保全計画』により、計画的に必要な改修を加えて維持するとともに、機能充実を図っていく方針です。この方針のもと、東部公民館は、大会議室等を新設し、平成29年4月に供用を開始しており、施設の充実を図ったところです」。
○
沖田文化財課長
16番、大友氏遺跡の今後の整備方針についてです。
「貴重な歴史遺産である大友氏遺跡の保存・整備については、大友氏遺跡歴史公園整備の早期実現に向けて、平成27年度に策定した史跡大友氏遺跡整備
基本計画(第1期)に基づき大友氏館跡の史跡指定及び公有化を計画的に進めております。また、短期整備として大友氏
館庭園跡の
復元整備について鋭意進めており、平成32年4月の公開を目指しています。 平成30年10月には大友氏
遺跡体験学習館の機能の充実を図り、大友氏
館庭園跡の隣接地へ移転することとしており、
国民文化祭や
ラグビーワールドカップ等といった
大型イベントにも対応できる新たな
情報発信拠点として活用し、大友氏遺跡を積極的にPRしてまいりたいと考えております」。
17番、遺跡の整備、保護についての考え方です。
「市が実施した所在地の現地確認作業等を踏まえ、平成29年4月に県
教育委員会が馬場地区の古墳をはじめとした遺跡(周知の埋蔵文化財包蔵地)の範囲変更と追加を行ったことにより、遺跡の数が421か所に増えました。 府内城については、都市計画部において『大分城址公園整備・活用
基本計画』が平成29年2月に策定され、これに基づき、堀等の城内の試掘調査(予備調査)を本年5月から7月まで実施しました。調査の結果、内々堀跡をはじめ、廊下橋が掛かっていた石垣、天守につながる取付櫓や渡櫓の石垣の一部が発見され、絵図にある府内城本丸の位置確認ができたところです。試掘調査後には一般市民を対象とした遺跡見学会を開催いたしました。今後については、都市計画部をはじめとした関係部局と連携を図る中で、遺跡の整備・保護等に取り組んでまいります」。
○
長田美術振興課長
18番、大分市美術館の利用者の増加に向けての取り組みについてです。
「平成28年度は、『片岡鶴太郎展』や『チームラボ展』『ミュシャ展』など、さまざまな展覧会を企画した結果、観覧者数は、前年度を約71,700人上回る239,663人となりました。なお、これは開館以来2番目に多い記録です。また、年間パスポートの有効期間の見直しにより、販売数は前年度比約2.2倍となりました。 平成29年度も、『生賴範義展』や『ダンボールアート遊園地』『ダリ展』などバラエティに富んだ展覧会の企画や、子どもから大人まであらゆる世代が楽しめる講座・ワークショップを開催し、利用者拡大に努めています」。
○
帆秋委員長
それでは、後半の12番から18番までにつきまして質疑等がありましたらお願いします。
○
仲道委員
1点だけ確認させてください。12番、図書館の運営に対する利用者の要望等について、予約数を5冊から10冊に引き上げたとありますが、この10冊という数は、本が借りたいけれどなかったという方は出ない冊数と考えていいですか。当然、可能性としては広がると思うのですが、いわゆる1人30冊なんてやったら、借りたいけれどないというのがもっともっとふえると思うのですが、10冊はその可能性がない範囲内ということでいいでしょうか。
○
安藤社会教育課長
委員御指摘のとおり、その冊数でございます。
○
仲道委員
状況によって、これをふやす可能性は今後ありますか。それとも、とりあえず10冊でずっと行きますか。
○
後藤大分市民図書館長
とりあえず、このまま10冊で行きます。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
ただいま報告いただきましたその後の経過に対する
委員会としての回答の修正等につきましては、特に大幅な変更は考えておりませんけれども、正副
委員長に一任していただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、以上で、本日予定の付託議案の審査を終了いたしましたが、
執行部、その他として何かございますか。
〔「ありません」の声〕
○
帆秋委員長
委員の皆さんで、その他として何かございますか。
○
高橋委員
今、旧府内こどもルームでは、遺跡調査をされているかと思います。何か少し出てきたような感じがするのですが、あそこは何があった跡でしょうか。
○
沖田文化財課長
現在、荷揚町
小学校跡地の発掘をするということで行っております。そこにつきましては、旧府内城の関連で、当時の家老等が住んでいた屋敷があった場所になっておりまして、今、発掘を進めております。荷揚町
小学校のプール等の跡も含めて、今、調査を行っているのですが、意外とプールが下のほうまで掘っていなくて遺跡が残っているような状況ですので、調査が進めば、一定程度そういった遺跡が出てくることを想定しております。
○
高橋委員
今、循環バスとして大分きゃんばすがあり、県立美術館から大分市美術館まで行くルートもあります。また、地域の方も利用していただくようにということで、いろいろなルートを変えながらやっていると思います。美術館の立場から、便利がいいとか、これはこうしてほしいとか、何か感想があれば聞かせてください。
○
長田美術振興課長
大分きゃんばすは、県立美術館の開館にあわせて都市交通対策課で、まちおこし、まちづくりも含めた視点で導入した交通手段でございます。運用が開始されて1年半がたちました。夏休みは多くの小学生、中学生に展覧会に来ていただいています。小学生は、主に保護者と一緒に自家用車で来館しておりますが、中学生は友達同士で来場する生徒も多く見受けられます。大分きゃんばすがないときは、あの坂道を自転車を押して上ってきたりということでしたが、今は、大分きゃんばすを利用して多くの中学生に訪れていただいております。自動車等の交通手段のない中学生や、一般の方々の来館の促進には大きく貢献していただいています。今後、交通手段がなくなるのは非常に困ると考えておりますので、庁内で連携した会議等がある際に、ぜひ継続してもらいたいという意見は述べさせていただいております。
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帆秋委員長
ほかに委員から何かありませんか。
〔「なし」の声〕
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帆秋委員長
それでは、本日の
委員会は終了いたします。あす14日につきましては、議会運営
委員会が午前9時30分から開催されますので、終了次第、開会いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時42分散会...