○
今山委員長
ないようですので、
討論はこれで終結いたします。
本案は
原案のとおり
承認することに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」の声〕
○
今山委員長
それでは、
原案のとおり
承認することに決定いたしました。
以上で本
委員会に付託されました
農林水産部所管分の
審査は終了しました。
それでは、ここで
執行部より
報告事項の申し出がありましたので、
説明を受けたいと思います。
まず、おおいた
農業塾の開講について
報告を受けます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
お手元の
資料の1ページをごらんいただきたいと思います。
少子高齢化の進展が著しい農村におきまして、
新規就農者や
参入企業、
高齢農業者、
女性農業者など多様な
担い手を育成、いわゆる
人づくりは、今、
農業の
振興を図る上では最も重要な施策となっております。
こうした状況を踏まえ、
平成29年度の
新規事業といたしまして、
農業に関する知識や技術を習得できる機会を創出し、多様な
農業の
担い手の育成を図り、
地域農業の
活性化を図ることを目的に、
野津原支所及び
支所近隣の農地約20アールを
実習圃場として借り受け、おおいた
農業塾を開講いたしました。本年度の
受講生を募集したところ、30名の定員を大きく上回る40名の申し込みがあり、市民の皆様の
農業に対する関心の大きさがうかがえたところでございます。
本
農業塾は、
研修終了後に、道の駅や
市内直売所に出荷していただける方を対象とし、県の
農業技術職員のOBを講師として、野菜の
栽培技術習得に向けた座学や実習を月1回程度行うことといたしております。
5月24日の
開講式を
皮切りに、講義では、
野菜栽培技術に加え、
病害虫防除対策、
鳥獣被害対策、
直販所の
出荷ルールなどについて学び、実習では、
土づくりや
季節野菜の播種・管理・収穫などを学ぶことといたしております。
本
農業塾を通して、一人でも多くの実践的な
農業者が地域で活躍できるよう、充実した研修にしてまいりたいと考えております。
○
今山委員長
委員の
皆さんで
質疑、
意見はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
次に、
ジャンボタニシ卵の一斉
駆除について
報告を受けます。
○分
藤生産振興課長
資料の2ページをごらんください。
大分市では、
ジャンボタニシによる稲苗の
食害被害は年々
増加傾向にあります。その
防除方法は、年間を通して、冬場の耕起、
田植え後の
浅水管理と
薬剤散布、そして5月から10月までの貝及び卵の
駆除を行うなど、年間を通した
取り組みが重要となります。これまで毎年、年度初めの
水稲農家への
説明会などで、
ジャンボタニシの
防除対策の
説明を行い、啓発してきたところです。
しかし、
農家個々での対応では余り効果がないことから、今回、6月を
ジャンボタニシの卵の全市一斉
駆除月間と定め、
防除方法の一つである卵の
駆除を、
田植えが早い
吉野地区の6月11日を
皮切りに、
集落単位ごとに一斉に取り組むことで稲苗の
食害被害の軽減を図ることといたしました。また、
吉野地区には
試験圃場を設置し、年間を通しての
取り組みの効果を確認していく予定としております。この市と
集落組織が合同で行う卵の
駆除作業は、
全国初の
取り組みと言えます。
今回、6月11日に実施いたしました
吉野地区の
取り組みでは、市長を初め、
集落組織吉野の郷30名、
大分県
中部振興局、JAおおいたの職員7名など、およそ50名が参加し、当日は
竹スコップを使用しての卵の
駆除に加え、貝の捕獲も行いました。卵の
駆除に使用する
竹スコップは、NPO法人碧い海の会の協力で、竹林の整備の際に伐採した竹で作製したものです。
今後の
取り組みでは、
丹川地区、
国分地区で、
吉野地区同様、
集落組織と合同で卵の
駆除に取り組む予定です。また、
新聞記事等を通して、
嶺地区、
松岡地区、
宗方地区より問い合わせがあり、
駆除に使用する道具を既に貸し出しているところでございます。
○
今山委員長
委員の
皆さんで
質疑、
意見はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
次に、雲川
ため池における
死亡事故について
報告を受けます。
○分
藤生産振興課長
資料の3ページをごらんください。
先月、5月6日土曜日午前11時10分ごろ、
大分市
大字横尾にあります
農業用ため池において、1人の
釣り人が誤って転落し、それを助けようとした
釣り人までもが命を落としてしまう事故が発生いたしました。雲川
ため池は、
水利組合が
管理道入り口にチェーンで立ち入りを防止し、釣り禁止、立ち入り禁止の看板を設置していましたが、このような事故が発生いたしました。
本市では、今回の事故を受け、
ため池管理者や
自治会と一緒に現地確認や協議を行い、この
ため池では過去にも
死亡事故が発生していることから、これまでの注意喚起の看板に加え、今回新たに「
死亡事故発生 立入禁止」の看板を作成、配布し、
ため池管理者が
管理道入り口や堤体などに設置したところです。今後、
管理道入り口の門柵についても、必要があれば支援していくこととしております。
また、その他の
農業用ため池につきましても、事故直後に、全ての
ため池管理者に現地調査を依頼し、さらなる注意喚起を促すとともに、過去に配布した看板以外に、追加要望のあった64カ所の
ため池管理者に132枚の看板を配布したところです。さらに、教育
委員会においても、小中学校などに水難事故防止の指導を徹底するよう通知し、速やかに注意喚起を行ったところです。
今後の安全対策についてでございますが、
農業用ため池の管理は、
農業用水として利用している
水利組合が行うこととなっており、その
ため池管理者が
農業用以外の目的で使用を認めていないことから、本市といたしましては、
ため池管理者に、これまでと同様、毎年4月に、
ため池などでの転落防止など、安全管理を徹底するお願いを行うとともに、
水利組合が必要とする注意喚起の看板や門柵の設置などを支援してまいりたいと考えております。
今後とも、
ため池管理者への監督指導の徹底や、
ため池の老朽化対策、機能廃止などの
取り組みに加え、ホームページなどを活用した啓発により、安全対策に努めてまいりたいと考えております。
○
今山委員長
委員の
皆さんで
質疑、
意見はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
次に、
田ノ浦地区でのド
ローンによるサルの追い払いについて
報告を受けます。
○
滋野林業水産課長
資料の4ページをごらんください。
近年、野生鳥獣による
農業被害等が深刻になる中、
鳥獣被害対策に係る人的負担を軽減し、より効果的かつ効率的な
被害対策を行うため、ド
ローンなどの新たな技術の活用に向けた
取り組みを進めているところでございます。
今回、
田ノ浦地区におきまして、猿によるビワの食害を防ぐことを目的として、ビワの出荷時期に合わせ、ド
ローンを使った猿の追い払いを実施しております。第1回目を5月19日に行い、以降、10日に1回程度、
田ノ浦地区のビワ園周辺で実施いたしました。
この
取り組みは、
田ノ浦地区自治
委員やビワの
生産者等、地元の方々の協力をいただく中、鳥に見立てたド
ローンに猿の鳴き声や電子音、光などの仕掛けを搭載させたほか、ド
ローンが来ると連れ去られるという恐怖感を植えつけるため、ド
ローンに子猿の人形をつるし、猿の追い払いを実施いたしました。
これまで実施してきた中では、猿の出現がなかったことから、具体的な効果の検証はできませんでしたが、現段階におきましては、地元の方々からは、猿によるビワの被害は大幅に減少していると伺っております。
今後も、
田ノ浦地区のイチジクやミカン、一尺屋
地区のミカンなど、出荷時期に合わせた現地での追い払いを重ね、より効果的かつ効率的なド
ローンの開発を進めていくとともに、農作物被害の軽減に努めていくこととしております。
○
今山委員長
委員の
皆さんで
質疑、
意見はありませんか。
○
岩崎委員
人形をつるすというのは斬新な方法ですけれども、他市での
取り組みを参考にされたのでしょうか。
○
滋野林業水産課長
人形をつるすというのは、恐らく
大分市が初めてだと思います。
○
今山委員長
ほかにありませんか。
○板倉
委員
これは1回飛ばすのに幾らぐらいかかるのでしょうか。
○
滋野林業水産課長
本年度は、全体を通して委託をしておりますので、1回が幾らというような形にはなっておりません。
○板倉
委員
委託費は幾らぐらいですか。
○
滋野林業水産課長
委託費は、試験的に飛ばすことなどにより、新たに猿を追い払う小型ド
ローンの開発、それとカラスを追い払う小型ド
ローンの開発、そして、猿、イノシシ、カラスを追い払う地上のシステムの開発など、そういったものを全て委託して、約520万円となっています。
それで、猿を追い払うために、どういう仕掛けが効果があるのかを検証したいということでございます。
○
今山委員長
ほかにありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
それでは、その他として
執行部から何かありませんか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
報告事項として1点だけ追加をさせていただきたいと思います。
資料をお配りさせていただきます。
〔
資料配付〕
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
株式会社ローソンによる
大分にら豚丼の販売について御
報告いたします。
本市のニラは、西日本でも有数の産地を形成しており、県内外での消費拡大に向け、昨年度は生産団体や飲食店の皆様の協力も得る中、
大分発祥と言われておりますにら豚についても大いにPRしてきたところでございます。
こうした中、このたび、株式会社ローソンにおきまして、地元農産物の消費拡大等を目的として、このにら豚をアレンジし、暑い夏を乗り切るためのスタミナメニューといたしまして、
大分にら豚丼を開発・発売することとなりました。
価格は、税込み450円にて、沖縄県を除く九州7県のローソン1,271店舗、うち
大分県内では179店舗での販売を予定いたしております。
販売期間は、来週の火曜日から8月28日の月曜日までの2カ月を予定しているとのことでありますが、販売状況によりましては延長の可能性もあるということを伺っております。
なお、株式会社ローソンでは、販売開始の前日、来週月曜日に市長への表敬訪問を行い、にら豚丼の発売
報告と商品
説明などのPRを行うこととなっております。
本市といたしましても、にら豚料理の普及に伴い、さらなるニラの消費拡大を期待し、
大分市のにら豚PRキャラクター、にらブーの活用に協力するなど、
取り組みを支援していきたいと考えております。
○
今山委員長
委員の
皆さんで
質疑はありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
委員の
皆さんで、その他として何かありませんか。
〔「
なし」の声〕
○
今山委員長
以上で当
委員会に付託されました全ての案件についての
審査を終了しました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の
委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続
審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議
なし」の声〕
○
今山委員長
そのように決定いたします。
それでは、本日は、これにて散会いたします。
午前10時46分散会...