大分市議会 > 2017-06-23 >
平成29年総務常任委員会( 6月23日)
平成29年経済環境常任委員会( 6月23日)
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  1. 大分市議会 2017-06-23
    平成29年経済環境常任委員会( 6月23日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年経済環境常任委員会( 6月23日)                経済環境常任委員会記録 1.開催日時   平成29年6月23日(金)午前9時59分開議~午前10時46分散会 2.場所   第5委員会室 3.出席委員   委員長  今山 裕之   副委員長 大石 祥一   委 員  二宮  博   委 員  板倉 永紀   委 員  阿部剛四郎   委 員  岩崎 貴博   委 員  日小田良二   委 員  佐藤 和彦   欠席委員    なし 4.説明員   (農林水産部)    森本農林水産部長藤田農林水産部審議監、直野農林水産部次長
       重松農林水産部次長農政課長、分藤生産振興課長滋野林業水産課長、    衛藤農政課政策監麻生生産振興課政策監首藤林業水産課政策監、    姫野農政課参事岩田生産振興課参事高橋生産振興課参事、    中島林業水産課参事衛藤農政課参事補工藤農政課参事補石井農政課参事補、    利光農政課参事補羽田野生産振興課参事補渋谷生産振興課参事補、    志柿生産振興課参事補熊瀬林業水産課参事補甲斐林業水産課参事補、    古城林業水産課専門員佐藤公設地方卸売市場長三宮公設地方卸売市場参事、    浦勇農業委員会事務局長井原農業委員会事務局参事、    勝尾農業委員会事務局次長浜本農業委員会事務局参事補 5.事務局出席者    書記 高橋 秀典 6.審査案件等   【一般議案】    議第45号 大分農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員定数を定める条         例の制定について              〔承認(一部反対)〕    議第48号 各種委員会委員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について                               〔承認(一部反対)〕   【報告議案】    報第1号 専決処分した事件の承認について             〔承認〕         (平成28年度大分一般会計補正予算(第5号))          第1条 歳入歳出予算補正           歳出 第6款 農林水産業費              第11款 災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費          第2条 繰越明許費補正 第2表中          1追加 第11款 災害復旧費    報第5号 専決処分した事件の承認について             〔承認〕         (平成28年度大分農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号))   【報告事項】    ・おおいた農業塾の開講について    ・ジャンボタニシ卵の一斉駆除について    ・雲川ため池における死亡事故について    ・田ノ浦地区でのドローンによるサルの追い払いについて    ・その他                 会議の概要                              平成29年6月23日                              午前9時59分開議 ○今山委員長   おはようございます。ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について3点確認をしておきます。  1点目は、委員会会議記録インターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加えて、委員会会議録インターネット市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようお願いいたします。また、特に執行部の方にお願いですが、発言の際には所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言をお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議又は審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされていることから、委員皆さんからの要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  3点目は、本会議同様、委員会におきましても、より議論を深めることを目的として、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案等に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は原則としてその対象とはなりませんので、よろしくお願いいたします。  ここで、審査の前に、森本農林水産部長より発言を求められていますので、許可します。 ○森本農林水産部長   おはようございます。  審議の前の貴重な時間をいただき、農林水産部を代表いたしまして、一言御挨拶を申し上げます。  今山委員長、大石副委員長を初め委員皆様方には、農林水産業振興に御尽力を賜り、厚くお礼を申し上げます。  さて、前回の3月の定例会以降、新年度に入りましてから、昨年12月に策定いたしました大分農林水産業振興基本計画目標達成に向け、スピード感を持って、農林水産部一丸となって取り組みを進めているところでございます。  この間の主な取り組みといたしましては、後ほど報告事項で詳しく説明いたしますけれども、高齢者女性農業者など多様な担い手育成を目指し、おおいた農業塾を5月24日に野津原支所に開講いたしました。市内全域から40名の受講生野菜づくりに関する知識や技術を現在学んでいるところでございまして、受講生の中には、昨年度、経済常任委員会委員でありました篠田元議員にも参加をいただいているところでございます。  次に、農作物の被害対策ですけれども、新たな取り組みといたしまして、5月下旬から田ノ浦のビワの出荷時期に合わせて、田ノ浦地区自治会生産者等の協力を得て、ドローンによる猿の追い払い実証実験を今重ねております。現段階では、猿の被害が大幅に減少しているというような状況になっております。  さらに、田植え後の稲苗を食害するジャンボタニシについてですけれども、6月をジャンボタニシ卵の全市一斉駆除月間と定めまして、6月11日に吉野地区において一斉駆除を行いまして、集落営農組織を中心に全市での取り組みで被害の軽減に努めるよう取り組んでいるところであります。  また、先般開催されました第54回大分畜産共進会実施委員会実施委員長今山委員長でございますけれども、今年度の第54回大分畜産共進会を8月23日の水曜日に、みどりの王国で開催することを決定いたしましたので、委員皆様方には御出席をお願いいたします。  さて、今回の委員会におきましては、一般議案2件、報告議案2件を提出いたしております。また、報告事項といたしまして4件用意いたしております。それぞれ担当課長から説明いたしますが、何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。  それでは、4月1日付人事異動によりまして、本委員会に出席しております説明者に変更がございましたので、順次、自己紹介をいたします。よろしくお願いします。  〔説明員自己紹介〕 ○森本農林水産部長   以上が農林水産部の新体制でございます。職員一丸となって職務に当たってまいる所存でございますので、今山委員長、大石副委員長を初め、委員皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶にいたします。 ○今山委員長   ありがとうございました。  それでは、早速審査に入りたいと思います。  まず、一般議案の議第45号、大分農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員定数を定める条例の制定について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○浦勇農業委員会事務局長   議第45号、大分農業委員会委員及び農地利用最適化推進委員定数を定める条例の制定につきまして御説明いたします。  議案書、議45-1ページと、お手元にお配りしております、右肩に議第45号と記載した資料の1ページをごらんください。  1の制定理由といたしましては、国は、新たな農業農村対策農業成長戦略を取りまとめ、農業を足腰の強い産業としていくための施策として、担い手農地利用を5割から8割へ集積するとともに、耕作放棄地拡大防止などの構造改革をさらに加速させていくこととしました。  このような状況の中、改正農業委員会法平成28年4月1日に施行され、農地利用最適化推進農業委員会の重点的な業務として明確化されたこと、農業委員の選出に当たっては、公選制から市長が市議会の同意を得て任命する方法に改められたことに加え、主に農地転用案件等を審議する農業委員とは別に、地域における現場活動を行う農地利用最適化推進委員が新設されたことに伴い、本条例を制定するものでございます。  2の法改正の概要につきましては、まず、農業委員会業務重点化といたしまして、改正前は任意業務でありました担い手への農地集積などが、改正後は農地利用最適化推進として、必須業務に位置づけられました。  次に、農業委員選出方法の変更といたしまして、改正前は選挙制と市長の選任制の併用でありましたが、改正後は市議会の同意を要件とする市長の任命制に変更されました。  続きまして、農地利用最適化推進委員の新設といたしまして、現場活動を積極的に行うため、農業委員とは別に推進委員を設置するものでございます。  資料の2ページをごらんください。  3の制定内容といたしましては、まず、農業委員定数でございますが、基準定数につきましては、政令により、本市の場合は上限が19人となっておりますが、定数案といたしまして14人を考えております。設定理由といたしましては、市内の大分、鶴崎、大南、稙田、大在・坂ノ市、野津原佐賀関、7地区農地転用案件等の審議及び推進委員と密接に連携した現場活動等を適正かつ円滑に遂行するためには、各地区に複数の担当委員の配置が必要であると考えたからでございます。  次に、農地利用最適化推進委員定数でございますが、基準定数につきましては、政令により本市の場合は上限が49人となっておりますが、定数案といたしまして30人を考えております。設定理由といたしましては、市内7地区担当区域内の現場活動等を支障なく行うためには、現行の農業委員選挙委員)と同数の委員の配置が必要であると考えたからでございます。  なお、本条例の制定に伴い、大分農業委員会の選挙による定数並びに選挙区等に関する条例及び大分農業委員会農地部会及び農政部会委員定数条例は廃止いたします。  4の施行期日につきましては、現農業委員の任期が平成30年3月9日までとなっていますことから、その翌日の平成30年3月10日でございます。  5の今後のスケジュール案といたしましては、本年8月から1カ月間、農業委員及び推進委員の募集を行い、10月に農業委員及び推進委員候補者を決定し、12月議会農業委員任命議会同意をいただき、来年3月に農業委員の任命及び推進委員の委嘱を行いたいと考えております。  なお、参考資料といたしまして、地区別農地台帳面積農業委員推進委員数案を記載しております。農業委員につきましては、現行は地区ごとに選出しておりましたが、改正後は市内全域で選出することとなります。また、推進委員につきましては、現行の農業委員同様、地区ごとに選出することとなります。 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。 ○岩崎委員   現時点での女性農業委員の数を教えてください。 ○浦勇農業委員会事務局長   現在の農業委員36名中、女性委員は1名でございます。 ○岩崎委員   今、女性の声をいかに活用するかが農業の発展のためには必要ではないかという議論が至るところでされております。そういった意味で、今回の改正によって、現行も1人ですけれども、1人と限定されてしまうという意味で、女性農業委員への登用をかなり狭めてしまう危険性があるのではないかという立場で、もっと慎重に議論したほうがいいのではないかと思っています。  東広島市の農業委員会資料を見させていただいたのですが、女性はアイデア、行動力ネットワークづくりにすぐれているので、女性の能力の発揮が不可欠ということで、熱心に女性農業委員の登用を進めていきましょうというようなことも提起をしております。  そういった意味で、私は慎重に議論すべきだと思っております。 ○今山委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。 ○岩崎委員 
     先ほどと同じ立場で反対をさせていただきます。 ○今山委員長   ほかにございませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議第48号、各種委員会委員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○浦勇農業委員会事務局長   議第48号、各種委員会委員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきまして御説明いたします。  議案書の議48-1ページと、お手元にお配りしております、右肩に議第48号と記載した資料をごらんください。  1の改正理由といたしましては、農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、農業委員報酬を一部改定するとともに、農地利用最適化推進委員報酬を定めるものでございます。  2の法改正の概要につきましては、農地利用最適化交付金の新設といたしまして、改正前は農業委員手当職員設置費等を対象に農業委員会交付金が交付されておりましたが、改正後は農地利用最適化推進に要する農業委員手当及び農地利用最適化推進委員手当を対象に農地利用最適化交付金が新設されたものでございます。  3の改正内容につきましては、下の新旧対照表に記載しておりますとおり、まず、選任委員市議会議員を兼ねる者に係る報酬の規定を削除いたします。  次に、農地利用最適化推進委員報酬基本給月額4万4,300円に設定いたしたいと考えております。これは、下の表、農業委員及び推進委員報酬案に記載しております、現行の市議会議員委員報酬と同額でございます。  続きまして、能率給を予算の範囲内で市長が定める額と設定いたしたいと考えております。これは、国の農地利用最適化交付金が新設され、一定の活動実績及び農地集積等成果実績に応じた能率給が年度末に一括交付されるためでございます。  4の施行期日につきましては、現農業委員の任期が平成30年3月9日までとなっていますことから、その翌日の平成30年3月10日でございます。 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。 ○岩崎委員   先ほども申し上げましたけれども、本法律の改正については、反対の立場ですので、報酬の改定についても反対をさせていただきます。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、報告議案の報第1号、専決処分した事件の承認について、平成28年度大分一般会計補正予算第5号、第1条歳入歳出予算補正歳出第6款、農林水産業費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 94ページ~、6款 農林水産業費について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、歳出第11款、災害復旧費のうち農林水産施設災害復旧費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔説明書② 136ページ~、11款 災害復旧費について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第2条繰越明許費補正、第2表中、1追加、第11款、災害復旧費について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○重松農林水産部次長農政課長   〔予算書① 7ページ、11款 災害復旧費について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、報第5号、専決処分した事件の承認について、平成28年度大分農業集落排水事業特別会計補正予算第1号について審査を行います。  執行部説明を求めます。 ○分藤生産振興課長   〔説明書② 219ページ~、大分農業集落排水事業特別会計補正予算について説明〕 ○今山委員長   ただいま説明がありましたが、委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   ないようですので、質疑意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕
    今山委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  本案は原案のとおり承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、原案のとおり承認することに決定いたしました。  以上で本委員会に付託されました農林水産部所管分審査は終了しました。  それでは、ここで執行部より報告事項の申し出がありましたので、説明を受けたいと思います。  まず、おおいた農業塾の開講について報告を受けます。 ○重松農林水産部次長農政課長   お手元の資料の1ページをごらんいただきたいと思います。  少子高齢化の進展が著しい農村におきまして、新規就農者参入企業高齢農業者女性農業者など多様な担い手を育成、いわゆる人づくりは、今、農業振興を図る上では最も重要な施策となっております。  こうした状況を踏まえ、平成29年度の新規事業といたしまして、農業に関する知識や技術を習得できる機会を創出し、多様な農業担い手の育成を図り、地域農業活性化を図ることを目的に、野津原支所及び支所近隣の農地約20アールを実習圃場として借り受け、おおいた農業塾を開講いたしました。本年度の受講生を募集したところ、30名の定員を大きく上回る40名の申し込みがあり、市民の皆様の農業に対する関心の大きさがうかがえたところでございます。  本農業塾は、研修終了後に、道の駅や市内直売所に出荷していただける方を対象とし、県の農業技術職員のOBを講師として、野菜の栽培技術習得に向けた座学や実習を月1回程度行うことといたしております。  5月24日の開講式皮切りに、講義では、野菜栽培技術に加え、病害虫防除対策鳥獣被害対策直販所出荷ルールなどについて学び、実習では、土づくり季節野菜の播種・管理・収穫などを学ぶことといたしております。  本農業塾を通して、一人でも多くの実践的な農業者が地域で活躍できるよう、充実した研修にしてまいりたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、ジャンボタニシ卵の一斉駆除について報告を受けます。 ○分藤生産振興課長   資料の2ページをごらんください。  大分市では、ジャンボタニシによる稲苗の食害被害は年々増加傾向にあります。その防除方法は、年間を通して、冬場の耕起、田植え後の浅水管理薬剤散布、そして5月から10月までの貝及び卵の駆除を行うなど、年間を通した取り組みが重要となります。これまで毎年、年度初めの水稲農家への説明会などで、ジャンボタニシ防除対策説明を行い、啓発してきたところです。  しかし、農家個々での対応では余り効果がないことから、今回、6月をジャンボタニシの卵の全市一斉駆除月間と定め、防除方法の一つである卵の駆除を、田植えが早い吉野地区の6月11日を皮切りに、集落単位ごとに一斉に取り組むことで稲苗の食害被害の軽減を図ることといたしました。また、吉野地区には試験圃場を設置し、年間を通しての取り組みの効果を確認していく予定としております。この市と集落組織が合同で行う卵の駆除作業は、全国初取り組みと言えます。  今回、6月11日に実施いたしました吉野地区取り組みでは、市長を初め、集落組織吉野の郷30名、大分中部振興局、JAおおいたの職員7名など、およそ50名が参加し、当日は竹スコップを使用しての卵の駆除に加え、貝の捕獲も行いました。卵の駆除に使用する竹スコップは、NPO法人碧い海の会の協力で、竹林の整備の際に伐採した竹で作製したものです。  今後の取り組みでは、丹川地区国分地区で、吉野地区同様、集落組織と合同で卵の駆除に取り組む予定です。また、新聞記事等を通して、嶺地区松岡地区宗方地区より問い合わせがあり、駆除に使用する道具を既に貸し出しているところでございます。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、雲川ため池における死亡事故について報告を受けます。 ○分藤生産振興課長   資料の3ページをごらんください。  先月、5月6日土曜日午前11時10分ごろ、大分大字横尾にあります農業用ため池において、1人の釣り人が誤って転落し、それを助けようとした釣り人までもが命を落としてしまう事故が発生いたしました。雲川ため池は、水利組合管理道入り口にチェーンで立ち入りを防止し、釣り禁止、立ち入り禁止の看板を設置していましたが、このような事故が発生いたしました。  本市では、今回の事故を受け、ため池管理者や自治会と一緒に現地確認や協議を行い、このため池では過去にも死亡事故が発生していることから、これまでの注意喚起の看板に加え、今回新たに「死亡事故発生 立入禁止」の看板を作成、配布し、ため池管理者が管理道入り口や堤体などに設置したところです。今後、管理道入り口の門柵についても、必要があれば支援していくこととしております。  また、その他の農業用ため池につきましても、事故直後に、全てのため池管理者に現地調査を依頼し、さらなる注意喚起を促すとともに、過去に配布した看板以外に、追加要望のあった64カ所のため池管理者に132枚の看板を配布したところです。さらに、教育委員会においても、小中学校などに水難事故防止の指導を徹底するよう通知し、速やかに注意喚起を行ったところです。  今後の安全対策についてでございますが、農業用ため池の管理は、農業用水として利用している水利組合が行うこととなっており、そのため池管理者が農業用以外の目的で使用を認めていないことから、本市といたしましては、ため池管理者に、これまでと同様、毎年4月に、ため池などでの転落防止など、安全管理を徹底するお願いを行うとともに、水利組合が必要とする注意喚起の看板や門柵の設置などを支援してまいりたいと考えております。  今後とも、ため池管理者への監督指導の徹底や、ため池の老朽化対策、機能廃止などの取り組みに加え、ホームページなどを活用した啓発により、安全対策に努めてまいりたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   次に、田ノ浦地区でのドローンによるサルの追い払いについて報告を受けます。 ○滋野林業水産課長   資料の4ページをごらんください。  近年、野生鳥獣による農業被害等が深刻になる中、鳥獣被害対策に係る人的負担を軽減し、より効果的かつ効率的な被害対策を行うため、ドローンなどの新たな技術の活用に向けた取り組みを進めているところでございます。  今回、田ノ浦地区におきまして、猿によるビワの食害を防ぐことを目的として、ビワの出荷時期に合わせ、ドローンを使った猿の追い払いを実施しております。第1回目を5月19日に行い、以降、10日に1回程度、田ノ浦地区のビワ園周辺で実施いたしました。  この取り組みは、田ノ浦地区自治委員やビワの生産者等、地元の方々の協力をいただく中、鳥に見立てたドローンに猿の鳴き声や電子音、光などの仕掛けを搭載させたほか、ドローンが来ると連れ去られるという恐怖感を植えつけるため、ドローンに子猿の人形をつるし、猿の追い払いを実施いたしました。  これまで実施してきた中では、猿の出現がなかったことから、具体的な効果の検証はできませんでしたが、現段階におきましては、地元の方々からは、猿によるビワの被害は大幅に減少していると伺っております。  今後も、田ノ浦地区のイチジクやミカン、一尺屋地区のミカンなど、出荷時期に合わせた現地での追い払いを重ね、より効果的かつ効率的なドローンの開発を進めていくとともに、農作物被害の軽減に努めていくこととしております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑意見はありませんか。 ○岩崎委員   人形をつるすというのは斬新な方法ですけれども、他市での取り組みを参考にされたのでしょうか。 ○滋野林業水産課長   人形をつるすというのは、恐らく大分市が初めてだと思います。 ○今山委員長   ほかにありませんか。 ○板倉委員   これは1回飛ばすのに幾らぐらいかかるのでしょうか。 ○滋野林業水産課長   本年度は、全体を通して委託をしておりますので、1回が幾らというような形にはなっておりません。 ○板倉委員   委託費は幾らぐらいですか。 ○滋野林業水産課長   委託費は、試験的に飛ばすことなどにより、新たに猿を追い払う小型ドローンの開発、それとカラスを追い払う小型ドローンの開発、そして、猿、イノシシ、カラスを追い払う地上のシステムの開発など、そういったものを全て委託して、約520万円となっています。  それで、猿を追い払うために、どういう仕掛けが効果があるのかを検証したいということでございます。 ○今山委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   それでは、その他として執行部から何かありませんか。 ○重松農林水産部次長農政課長   報告事項として1点だけ追加をさせていただきたいと思います。資料をお配りさせていただきます。  〔資料配付〕 ○重松農林水産部次長農政課長   株式会社ローソンによる大分にら豚丼の販売について御報告いたします。  本市のニラは、西日本でも有数の産地を形成しており、県内外での消費拡大に向け、昨年度は生産団体や飲食店の皆様の協力も得る中、大分発祥と言われておりますにら豚についても大いにPRしてきたところでございます。  こうした中、このたび、株式会社ローソンにおきまして、地元農産物の消費拡大等を目的として、このにら豚をアレンジし、暑い夏を乗り切るためのスタミナメニューといたしまして、大分にら豚丼を開発・発売することとなりました。  価格は、税込み450円にて、沖縄県を除く九州7県のローソン1,271店舗、うち大分県内では179店舗での販売を予定いたしております。  販売期間は、来週の火曜日から8月28日の月曜日までの2カ月を予定しているとのことでありますが、販売状況によりましては延長の可能性もあるということを伺っております。  なお、株式会社ローソンでは、販売開始の前日、来週月曜日に市長への表敬訪問を行い、にら豚丼の発売報告と商品説明などのPRを行うこととなっております。  本市といたしましても、にら豚料理の普及に伴い、さらなるニラの消費拡大を期待し、大分市のにら豚PRキャラクター、にらブーの活用に協力するなど、取り組みを支援していきたいと考えております。 ○今山委員長   委員皆さん質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   委員皆さんで、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○今山委員長   以上で当委員会に付託されました全ての案件についての審査を終了しました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○今山委員長   そのように決定いたします。  それでは、本日は、これにて散会いたします。                              午前10時46分散会...