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  1. 大分市議会 2017-03-27
    平成29年文教常任委員会( 3月27日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成29年文教常任委員会( 3月27日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   平成29月3月27日(月) 午前10時13分開議~午前11時12分散会 2.場所   第3委員会室 3.出席委員   委員長 帆秋 誠悟  副委員長 松本 充浩   委 員 松木 大輔  委 員  藤田 敬治   委 員 仲道 俊寿  委 員  福間 健治   委 員 甲斐 高之  委 員  高橋 弘巳   委 員 川邉 浩子  欠席委員    なし 4.説明員    三浦教育長
      (教育部)    渋谷教育部長秦教育部教育監羽田野教育部次長、    佐藤教育部次長教育総務課長御手洗教育部次長学校教育課長、    田辺教育部次長兼人権・同和教育課長河野教育部次長社会教育課長、    阿部教育部次長兼大分市教育センター所長津田教育企画課長、    池辺学校施設課長永田スポーツ健康教育課長塔鼻文化財課長、    長田美術振興課長清水教育総務課参事三原教育総務課参事、    正池教育企画課参事山本教育企画課参事佐藤学校教育課参事、    野田学校教育課参事児童生徒支援室長、新納学校施設課参事、    西川スポーツ健康教育課参事板井スポーツ健康教育課参事、    河野人権・同和教育課参事大石社会教育課参事坪根文化財課参事、    御手洗参事兼大分市教育センター副所長、    松本学校教育課参事兼教育相談・特別支援教育推進室長水田教育総務課参事補、    富川教育企画課参事補額賀教育企画課参事補佐藤学校教育課参事補、    板倉学校教育課参事補、関スポーツ・健康教育課参事補、    内藤スポーツ健康教育課参事補末永スポーツ健康教育課参事補、    田邉スポーツ健康教育課参事補上野社会教育課参事補、    大坪社会教育課参事補河野社会教育課参事補庄社会教育課参事補、    後藤(英)美術振興課参事補、後藤(益)美術振興課参事補、    田中学校教育課主査工藤学校施設課主査岩本文化財課指導主事、    大神美術振興課専門員 5.事務局出席者    書記 島谷 幸恵 6.審査案件等    報告事項     大分市教育ビジョン2017について     大分市立小中学校適正配置基本計画について     大分市立こうざき幼稚園の休園について     大分市立小中学校における夏季休業期間の短縮について     大分市立小中学校における定時退勤日の設定について     大分市立碩田学園開校式の開催について     大分市歯と口の健康づくり事業について     小学校給食調理場調理等業務委託事業者の選定について     大分市学校給食東部共同調理場調理等業務委託事業者の選定について     大分市生涯学習推進計画(第三次)について     大分市大分東部公民館大会議室棟の供用開始について     大分市指定有形文化財の指定について     日本遺産への認定申請について     平成28年度大分市美術館美術品収集及び平成29年度特別展(案)について     その他                 会議の概要                              平成29年3月27日                              午前10時13分開議 ○帆秋委員長   おはようございます。文教常任委員会を開会いたしたいと思います。  本日は傍聴人の方はおられません。  なお、本日は、常任委員会終了後、各特別委員会が開催予定でございますので、13時予定と14時予定とそれぞれありますので、関係する委員につきましては、出席方よろしくお願いいたしたいと思います。  それでは、執行部からの報告を受けます。  まず、教育企画課から、大分市教育ビジョン2017についてお願いいたします。 ○津田教育企画課長   報告事項1点目、大分市教育ビジョン2017について報告させていただきます。  平成20年度に策定いたしました現行の大分市教育ビジョンは、基本構想の期間を平成28年度までとしておりましたことから、これまでの計画を見直し、本市教育の目指すべき方向と、その実現に必要な施策等を総合的、体系的に示す大分市教育ビジョン2017を新たに策定いたしました。  お手元にお配りしておりますのが、完成した冊子でございます。  策定に当たりましては、学識経験者や市民の代表者など15名からなる大分市教育ビジョン検討委員会を昨年5月に設置し、計6回の検討委員会を開催する中、基本構想や重点施策に係る具体的な取り組み、指標の設定等について検討を重ねるとともに、パブリックコメント等を通して、市民や学校関係者などからも貴重な御意見をいただきました。  2月7日に開催いたしました第6回検討委員会の終了後、検討のまとめが検討委員会会長から教育長に提出されたことを受けまして、2月末の教育委員会において議決をされたところでございます。  文教常任委員会の皆様には、昨年の6月、9月、12月の各定例会において、策定に係る進捗状況や今後のスケジュール等について御報告をさせていただいておりますが、このたび、大分市教育ビジョン2017が冊子として完成いたしましたことから、本日、御報告をさせていただきます。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、大分市立小中学校適正配置基本計画について、お願いいたします。 ○津田教育企画課長   報告事項2点目、大分市立小中学校適正配置基本計画についてでございます。  平成28年第4回定例会後の取り組みについて、右上に②と記しております資料に沿って、概略を御報告いたします。  まず、優先順位1の碩田中学校区についてでございますが、1月24日に第8回開校準備委員会を開催いたしました。委員会の様子につきましては、資料1ページから4ページの「開校準備委員会NEWS第8号」をごらんください。  各専門部会からの報告は2ページでございます。  学校部会からは、校歌の協議経過について、学校支援部会からは、地域連携室やPTA組織などの協議経過について、施設部会からは、工事の進捗状況や今後の工事スケジュールについて報告が行われ、3部会とも現状の取り組みを御承認いただきました。  3ページから4ページには、3月中に実施されました碩田学園完成内覧会や各校閉校式の日程、開校に係る直近のスケジュール等を掲載しております。  なお、碩田中学校区開校準備委員会は、第8回で予定されている全ての協議事項が終了いたしました。  次に、優先順位2の神崎中学校区についてでございます。  2月9日に第3回統合校運営委員会を開催いたしました。委員会の様子につきましては、資料5ページから8ページの「統合運営委員会NEWS第3号」をごらんください。  委員会では、小中一貫教育校の運営や通称、制服、通学環境の整備など、それぞれの協議項目に沿って報告を行いました。  協議の様子は、資料6ページから7ページでございます。  通称については、漢字表記の神崎小中学校とすること、制服については、現在のデザインを引き続き採用し、現行どおり7年生から導入することなどが了承をされました。  また、小中一貫教育については、資料8ページにあります「各期別の特徴的な取組等についての概要(案)」を原案とすることを了承していただき、今後、PTA総会などを利用して保護者の方々に説明を行う予定としております。  その他協議項目についても、現状の取り組みを御承認いただき、次の段階に取り組みを進めることが了承をされております。  続きまして、野津原中学校区でございます。  2月28日に第3回統合準備委員会を開催いたしました。委員会の様子につきましては、資料9ページから12ページの「統合準備委員会NEWS第3号」をごらんください。  委員会では、統合後の学校の運営、学校名、校歌、校章、通学支援の実施に係る検討など、それぞれの協議項目に沿って御報告を行いました。  協議の様子は、資料10ページから11ページでございます。  その中で、統合後の小学校名については、アンケート結果をもとに協議を行い、漢字表記の「野津原」、平仮名表記の「のつはる」、漢字と平仮名表記の「野津原ななせ」の3案を候補とすることが決定いたしました。  校歌と校章については、児童生徒を対象に実施するアンケートなどを踏まえ、専門家に依頼すること、通学支援の実施については、4月のPTA総会の際に保護者の意向調査を実施することなどについて説明を行い、了承をされました。  その他協議項目につきましても、現状の取り組みを御承認いただき、次の段階に取り組みを進めることが了承されております。  最後に、優先順位3の3つの中学校区につきましては、校区の状況に応じて、引き続き関係者などとの協議を行っております。  その中で、小規模特認校の神崎小学校、上戸次小学校、竹中中学校につきましては、2月17日に制度を利用しての児童生徒の入学予定者の状況などについて意見交換を行いました。  神崎小学校は入学予定者7名のうち5名が制度利用者であり、上戸次小学校は9名のうち6名が制度利用者でございます。竹中中学校は14名のうち6名が制度利用者で、5名が隣接校選択制を利用しての入学が予定をされております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続いて、大分市立こうざき幼稚園の休園について、お願いいたします。 ○津田教育企画課長   報告事項3点目、大分市立こうざき幼稚園の休園について御報告申し上げます。  市立幼稚園につきましては、昨年11月から平成29年度の園児募集を行ってまいりましたが、こうざき幼稚園につきましては、入園希望がございませんでしたので、今年度に引き続いて休園を決定いたしました。  休園の期間は、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの1年間としております。
     なお、平成22年度以降のこうざき幼稚園の園児数及び校区内の5歳児の数は、別紙のとおりでございます。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校教育課から、大分市立小中学校における夏季休業期間の短縮について、お願いいたします。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   報告事項4点目、大分市立小中学校における夏季休業期間の短縮について、水色の紙をごらんください。  資料1でございます。  国が示す標準授業時数の確実な確保を図るため、大分市立学校管理規則を下線部のとおり改正する予定でございます。これにより、これまで夏季休業日は8月31日まで、始業式が原則9月1日でしたが、今後は、夏季休業日は8月24日まで、始業式が原則8月25日となります。  資料2をごらんください。  改正の背景についてでございますが、以前から、主に中学校3年生では、3月上旬に行われる高校入試の日程により、恒常的に授業時数に余裕がない状況が続いておりました。また、台風等の非常変災やインフルエンザの流行に伴う臨時休業の実施により、授業時数が不足する状況も生じておりました。こうした状況に対応するため、本市では、平成27年度から中学校において、夏季休業期間中に5日間の授業日を設定しておりました。また、平成28年度には、さらに冬季休業期間中にも2日間の授業日を設定したところであります。  こうした状況に合わせまして、今後、新学習指導要領の全面実施に伴い、小学校中学年と高学年におきまして、週1時間、年間で35時間の授業時間をさらに加える必要が生じたところであります。  こうしたことから、授業時数の確実な確保を図るためには、長期休業期間の短縮、もしくは土曜日授業の実施が不可欠でありますが、本市におきましては、約5,000人の小学生がスポーツ少年団に、約8,000人の中学生が運動部活動に所属しており、土曜日等を大会参加等として活用している状況が見られますことから、土曜日授業の実施による授業時数の確保は課題が多く、夏季休業期間を短縮することが、本市にとって最善であると判断したところでございます。  資料3をごらんください。  これまでの本市の取り組みの経緯についてでございますが、先ほども申し上げましたとおり、中学校におきましては、平成27年度から今回とほぼ同時期に、夏季休業期間中に5日間の授業日を設定しております。また、小学校では、平成20年度から学力向上ステップアップ事業として、夏季休業期間中に5日間の補充学習を実施しております。いずれの取り組みも支障なく実施することができておりますことから、今回の夏季休業期間の短縮は、学校現場等に大きな混乱を招くことはないものと考えております。  なお、平成29年度の日程につきましては、8月25日金曜日に始業式を実施し、8月31日木曜までの5日間は、午前中の3時間程度の授業とし、給食は実施いたしません。また、市立の幼稚園の夏季休業期間につきましては、これまでと同様、8月31日までとしております。  本件は、3月29日水曜日の教育委員会において学校管理規則の改正を議決することにより、正式決定となる予定であります。決定後は、できるだけ速やかに保護者や地域住民等に情報提供を行ってまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○甲斐委員   保護者への連絡等ですが、教育委員会が全市統一して行うのか、それとも各学校に任せるのか、お知らせください。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   私どものほうも、報道機関等にも情報提供してまいりますが、各学校においても、やはり地域の方や、特に見守りボランティア等ございますから、やはり詳細にお伝えする必要があろうかと思っておりますので、双方あわせて周知してまいりたいと考えております。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○高橋委員   9月1日の始業式を前に持ってきて8月25日とし、夏季休業が8月24日までということなのですが、一般的には、月の初めからスタートという考え方もあると思うのですが、その辺はどういう考えで、夏季休業を7月21日から8月24日までということにしているのか、何か理由があるのでしょうか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   夏季休業の短縮につきましては、7月中の前を削る場合と8月中の後ろを削る場合と、両面確かに考えられます。それで、御指摘の7月下旬のことでございますが、中学校の部活動等で県大会等のさまざまな行事が入っております。ですから、そこに授業日を設けますと非常に大きな混乱を生じますので、混乱がないと予想されるのがこの時期ということで、平成27年度から試験的に実施をしたところ、大きな支障もなく実施できておりますので、この時期をということで考えたところでございます。 ○高橋委員   今でも混乱しているということですか。7月21日に……。 ○帆秋委員長   今、7月21日からの休みで断定的にしていませんけれども、今でも何らかの混乱があるのかどうかという質問です。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   7月21日からの分につきましては、部活動の県大会の部分でありますので、課業期間中のような授業日の中で実施するものではございませんので、中体連の県大会がありましても、大きな支障が生じているものではございません。そこに課業日、いわゆる授業を行うことになると、部活動に参加して県大会に参加する生徒とそれ以外の生徒ということで、学校側も引率をする者と、そして授業をする者と二手に分かれる必要が生じ、非常に影響が大きいと考えているところでございます。 ○高橋委員   7月21日から8月31日までという幅があったものが、影響が……、24日になるのですから、最後のほうが問題であって、前半のほうは何も変わらない。7月21日にすれば問題ないのかな。今の中体連に何か問題があるということなのですか。 ○帆秋委員長   整理しますと、高橋委員が質問しているのは、現状の7月21日から前半の夏休み期間のことを言っているのか、もし前半の部分を学校の授業日としたときに、問題として把握できているのかという、どちらの質問ですか。 ○高橋委員   現在、7月21日から8月31日までが夏季休業ですよね。  それをこのままこう持っていくということ。例えば、7月の25日、26日からになるわけですね。それぞれ問題があるということになるのですか。そこで何か問題が出てくるということですか。 ○帆秋委員長   御手洗次長、もう一度整理しますけど、今の課題ではなくて、もし、7月21日以降の1週間を授業日にして、前半を授業の日にして、夏季休業の期間8月31日までを変えずにした場合は、どういう問題が出てきますかということです。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   まず、学期の初めは、当然始業式を実施してということで、子供たちが長期に休業しておりますので、やはり節目をつけてあげて、夏休みは終わりましたよということで始業式をして、そして、その後、授業を実施し始める。その後ろにまた休業日が入りますと、やはり子どもたちの中では、休みが入ったり授業日があったりということで、やはり授業に向かう気持ちがなかなかできにくいかと考えております。その関連もございまして、8月25日から1週間とっていますが、実際週休が2日必ず入りますので、そこで5日間の授業日を実施して、そのまま2学期が継続していくという形のほうが、子供たちの気持ちの上でも授業に向かいやすいのではないかと考えているところであります。  7月21日という部分でありますと、先ほど申し上げたところでございます。 ○帆秋委員長   前半にした場合は若干のデメリットもあるが、後半に入れることによっては、むしろメリットもあると言えるのではないか、ということですね。 ○高橋委員   後ろのほうがあるということですね。  一般的には、我々の感覚では9月1日からというほうがわかりやすく、始業式イコール2学期という感覚があり、物すごく整理されるという感じがあるのですが、そこは違うんですね。 ○帆秋委員長   感覚的な問題と現実的な問題とギャップがあったのですが、よろしいですか。 ○高橋委員   はい。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。 ○福間委員   2番の改正の背景の二つ目、三つ目はよくわかるのですが、一つ目の臨時休業の実施の状況について、ここ3年余りどういう状況にあったのか教えてください。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   一昨年までの分は、私もつぶさにはわからないんですが、今年度は3回台風が来まして、そのうち2日間ほど休みが入っております。全休になったものと考えております。 ○福間委員   インフルエンザはどうですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   インフルエンザは全市的なものでないので、学校ごとに、あるいは学年単位で休業日を設けますので、今の段階で、何日というところを明確に申し上げるのは難しいです。どこの学校が何日というのは調べることは可能ですが、今、詳細な資料は持ち合わせておりません。 ○福間委員   今、台風やインフルエンザといって、3年生の授業にどれぐらいの支障を来しているのですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   現状で、私どもが学校に、予定された授業時間に対してどの程度余裕があるか確認したところ、余裕というのは、標準授業時数というのが学習指導要領で定まっており、中学で年間1,015時間をクリアしなければならないのですが、それに対して、残りの日数と時間数からどの程度余裕がありますかといったときに、今年度で申し上げますと、秋の台風の時点で、ゼロ、もしくはマイナス2、3という学校がございました。その関係で、冬休みに2日間授業を実施して、ここで時間数を確保してきたという状況でございます。学校によって行事の扱い方とか、少年自然の家や修学旅行など、もろもろいろいろな行事の日にちが違いますので、その関係でうまくとれているところととれていないところがありますので、そういう意味で、一律に何時間というのは申し上げにくいのですが、そういう厳しい学校があったという事実でございます。 ○福間委員   はい、ありがとうございました。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。 ○松木委員   2の改正の背景の一番上のところ、今、福間委員のお話と同じところなのですが、中学3年生を中心に授業時数が不足するというのは、やはり中学校3年生は卒業式の日程が早めだから不足しやすいということですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   さようでございます。県全体の高校入試の日程がございますので、本市におきましても、3月3日が今年度の卒業式ということで、事実上、2月でほぼ授業を終了しなければならないという事情がございます。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。 ○甲斐委員   夏季休業の後半5日間を授業日にするということですが、今まで夏季休業の後半に教職員の研修が結構入っていたと思うのですが、県の分は仕方がありませんが、市の分でその辺のことも整理する予定はあるのでしょうか。 ○阿部教育部次長兼大分市教育センター所長   来年度こういう形で実施するとの連絡を受けておりましたので、来年度の研修計画につきましても、その辺を十分勘案して計画を立てております。 ○甲斐委員   整理の仕方によって、お盆近辺に研修が入ったり、夏にできない分が冬に回ったり、以前、台風か何かでできなくて、その分が冬に回って年末のぎりぎりのときに行われたりだとかいうこともありましたので、整理の都合によっては重なったり、お盆近辺になる可能性はあります。そうなると、休みの関係やそれぞれの個人の関係で、研修に行きたいのに行けないという実態も生じますので、本当に必要な研修とそれぞれ希望して行く研修とは、再度整理をしていただく必要があると感じております。要望も含めてです。 ○阿部教育部次長兼大分市教育センター所長   来年度の研修計画につきましては、教職員のニーズや昨年度の反省を踏まえ、総合的な観点から検討した結果、研修日数や講座数を減にしております。 ○帆秋委員長   ほかに質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、大分市立小中学校における定時退勤日の設定について、お願いいたします。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   報告事項5点目、大分市立小中学校における定時退勤日の設定についてです。  小中学校におきましては、平成29年度から、月1回、全市一斉の定時退勤日を設けることについて御報告をいたします。  教職員の長時間労働の課題につきましては、平成26年に公表されたOECD国際教員指導環境調査の結果以降、国全体の課題として取り組みが行われているところでございます。  本市におきましても、これまでノー残業デーなどの事例を示しながら、各校において、自校の状況に合わせた勤務改善の取り組みを行ってきたところですが、地域や保護者との関係から、学校ごとに取り組みの差が見られるのが実情でございます。  そのため、平成29年4月からは、各学校単位ではなく、全市一斉の時間外勤務縮減の取り組みとして、毎月第3水曜日を定時退勤日とすることといたします。
     なお、当日は、部活動を含め、定時に学校を閉庁することとするため、保護者や関係者にも周知を図りながら、その趣旨について御理解をいただきたいと考えております。  また、児童生徒に関する緊急の対応等がある場合は、この限りではございません。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  一ついいですか。これは、学校の教員、子供たちは帰っていくということになるんでしょうけれども、体育館などを借りている市民の方への貸し出しは継続できるのですか。 ○御手洗教育部次長学校教育課長   学校施設の貸し出しについては、通常どおり行ってまいります。ただ、鍵の受け渡し等については、月に1回でございますので、その時間を避けて、前もってお渡しするなどを考えております。 ○帆秋委員長   はい、わかりました。  ほかに質問はございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、学校施設課から、大分市立碩田学園開校式の開催について、お願いいたします。 ○池辺学校施設課長   報告事項6点目の大分市立碩田学園開校式の開催についてでございます。  お手元の碩田学園開校式と書かれたA4サイズ横の資料をごらんください。  委員の皆様には事前に御案内状をお渡ししておりますが、平成29年4月14日金曜日、14時45分から碩田学園の開校式を開催いたします。  出席者は、小学校3年生以上の児童生徒730名を含む学校関係者や御来賓のほか、開校に当たり御協力をいただいた方々でございます。  式の内容につきましては、教育長による開校宣言のほか、新しい校旗の披露や新しい校歌の斉唱、児童生徒代表挨拶を予定いたしております。  委員の皆様の御出席をぜひお願いいたします。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   出席できる方につきましては、御参加をよろしくお願いいたします。  次に、スポーツ・健康教育課から、大分市歯と口の健康づくり事業について、お願いいたします。 ○永田スポーツ健康教育課長   報告事項7点目の、平成29年度予定の歯と口の健康づくりについて御説明いたします。  資料は、A3横の資料をごらんください。  これまで本市では、学校での食に関する指導や、幼稚園と小学校1年生を対象に歯科専門学校生による歯磨き指導を行い、歯と口の健康づくりを行ってきたところであります。  しかしながら、平成27年度の本市児童生徒の虫歯の平均保有数は1.3本となっており、全国平均の0.9本に比べ、多い状況であります。  このようなことから、虫歯予防に効果が実証されておりますフッ化物洗口を、敷戸小学校と稙田東中学校の2校をモデル校に指定し、実施に伴う物理的な課題等を整理するため、フッ化物洗口を実施いたしております。モデル校の実施に当たりましては、疑問点や不安な点について、教職員への説明を小学校で3回、中学校で2回実施をいたしました。  保護者への説明につきましては、多くの保護者に理解していただくため、平日の夜と休日に説明会を実施いたしております。また、小学校では、学期末PTAも利用し説明会を行い、説明会に参加できなかった保護者に対しましては、資料を配布し理解をお願いしたところでございます。  フッ化物洗口は、保護者が希望した児童生徒が対象となりますが、希望しない児童については、水道水を用いましたうがいを行っております。  実施方法につきましては、両校とも週1回、毎週金曜日の朝に、薬剤師が希釈した洗口液を用い、30秒間のブクブクうがいを行っております。  モデル校におきましては、現段階では、誤飲や何らかの体調不良を訴える児童生徒の報告は受けておりません。また、保護者の方からの疑問や心配する御意見等の報告も上がっておりません。資料2ページ目には、実際のモデル校での様子をお示しいたしております。  フッ化物洗口には、歯を丈夫にする作用、歯の再石灰化を促進する作用、細菌に対する抗菌作用がございます。これまでの歯磨き指導や食に関する指導を補うことができると考えております。  資料1ページにお戻りください。資料1ページの右側をごらんください。  全小中学校実施までのスケジュールを表にしております。平成29年度より小学校、中学校の3分の1ずつを実施し、平成31年度で全小学校、平成32年度で全中学校で実施する予定となっております。  新年度の対象校であります小学校13校、中学校2校につきましては、あす3月28日に対象校の管理職に対しましての説明会を開催する予定であります。  新年度になりましたら、対象校の管理職や教職員に対する説明を行い、質問等、また要望があれば、教育委員会が紙面や直接学校を訪問し、説明、回答いたします。  保護者への説明につきましては、例年行われておりますPTA総会等にて時間をいただき、教育委員会が説明を行います。  その後、保護者に対しまして希望調査を行い、5月中旬から、早い学校ではフッ化物洗口を実施予定をいたしております。  こちらがフッ化物洗口の希釈用液を入れる実物の容器になります。こちらが生徒に渡します紙コップです。マーカーの赤い部分が、ごらんになっていただけば、この容器が2回プッシュすれば大体この10ミリリットルになりますので、これを口に含んで30秒間うがいをして、終わりましたら戻して、ティッシュを詰めて一般ごみで廃棄をいたします。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○福間委員   このようなフッ化物洗口を行う場合、保護者の同意をとらなければならないという根拠なりが何かあるのか、教えてください。 ○永田スポーツ健康教育課長   先進市の事例をとりましても、必ず希望調査を行っております。安全性については、先日も御説明させていただきましたが、日本歯科医師会等からも、特に問題はないと伺っております。ただ、一部の保護者の方に、フッ化物、いわゆる医薬品を使うことに対する不安がございます。  また、最近は、特にアレルギーをお持ちのお子さんもいらっしゃるので、保護者の方が心配されます。それならば、基本的に希望される方ということとしました。ただ、希望してやる場合も、またやらない場合も、年間で随時受け付けておりますので、我々としましては、実施に向けてさまざまな形で理解をいただくために、説明会をしていきます。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。 ○甲斐委員   今の説明の中で、一部保護者の方に医薬品に対する不安等があるということですので、丁寧に同意を得て推進するというのはわかるのですが、いろいろな考えの保護者の方がいらっしゃいますので、要請があれば、そこへ出向いて、お話をしていただいて、進めていただきたいというのと、同意を得てやる方式だから、先ほど不安な声など報告は上がっていないということですが、声なき声というか、そういうことはやはり考えられますので、最初から不安な方は受けていないというモデル校での実態も少しあると思いますので、そこは、声が上がっていないから全部に進めていいんだということではなく、先ほど話されたように、小学校で3回、中学校で2回説明会をされて、保護者の方もいろんな方が聞けるように昼、夜ということでしたので、要望になりますけど、本当に丁寧にやっていただくよう、重ねて要望しておきます。 ○帆秋委員長   そういう要望を受けておいていただきたいと思います。  ほかに質問はありませんか。 ○松本副委員長   コップに戻してティッシュを詰めるということですが、下水に流すと何か都合が悪いことがあるのですか。 ○永田スポーツ健康教育課長   特にそういうのはございませんが、洗面所というか、流し台の数が限られており、また、実施が教室の中ということもございまして、そういう方式をとっております。 ○松本副委員長   わかりました。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続いて、小学校給食調理場調理等業務委託事業者の選定について、お願いいたします。 ○永田スポーツ健康教育課長   報告事項8点目、小学校給食調理場調理等業務委託事業者の選定についてでございますが、本市におきましては、これまでもさまざまな分野で民間活力の活用を図るなど、効率的な行政運営に努めてきたところであり、学校給食につきましても、より効率的な運用が求められておりますことから、平成29年度より小学校における調理等業務を民間に委託することについて、平成28年度第3回市議会定例会において御承認をいただいた後、早急に実施校を選定し、豊府小学校、滝尾小学校、大在西小学校の3校を決定いたしました。その後、学校関係者に説明を行うとともに、11月に保護者説明会を開催したところでございます。  事業者の選定に当たりましては、衛生管理等の安全性や業務の円滑な運営などを確保するため、公募型プロポーザル方式により選定を行いました。  平成28年の11月24日に第1回選定委員会を開催し、審査基準などの内容について審議を行い、12月12日から募集をいたしましたところ、豊府小学校、滝尾小学校はそれぞれ2事業者、大在西小学校は4事業者から参加表明及び提案書等の提出がございました。  平成29年1月16日に第2回選定委員会を開催し、提案書等の書類の内容及びプレゼンテーション、ヒアリングの内容を審査した結果、それぞれ、資料にございますように、豊府小学校は株式会社総合人材センター、滝尾小学校は森永食研株式会社、大在西小学校は株式会社東洋食品が優秀な事業者として選定され、契約を締結したところでございます。  今後の流れでございますが、現在、各小学校において、職場の調理員等と業務の引き継ぎなどの打ち合わせを行っております。今後も引き継ぎなどのための打ち合わせを行うなど、平成29年4月の開始に向け、準備を行っております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。 ○福間委員   資料にある業務委託名、応募事業者数及び事業者名の部分の(1)(2)(3)の事業者は、県内の業者か県外の業者か教えてください。 ○永田スポーツ健康教育課長   (1)の豊府小学校の事業者であります株式会社総合人材センターは、本社が鹿児島でございます。(2)森永食研につきましては、大分市の事業者でございます。(3)株式会社東洋食品については、東京の事業者でございます。 ○福間委員   市内の業者で、この業務委託を受けられるような業者は何社ぐらいあるのですか。 ○永田スポーツ健康教育課長   今正確な数字は持っていないのですが、今回の提案条件で見ますと、地場業者でも数社は可能だろうと考えております。 ○帆秋委員長   よろしいですか。 ○福間委員   はい。 ○藤田委員   関連で質問します。  3社のうち2社が県外の事業者ですね。それでは、実際に調理する人、社員の人は、どこの人が多いのですか。 ○永田スポーツ健康教育課長   それぞれ、いわゆる業務統括責任者、副責任者がおりまして、そして、実際調理に携わる職員がおります。調理に携わる職員は、基本的には市内から通える人にと考えています。 ○藤田委員   それでは、窓口だけが鹿児島や東京であり、実際に調理する人は地元の人であるということですか。これは、下請とかそういった形ではないのですか。 ○永田スポーツ健康教育課長   もともと総合人材センターも、このたび大分に営業所を開設をいたします。また、東洋食品も、既に東部、西部の共同調理場で担っておりまして、大分にもそれぞれ支店がございますので、そこの職員、もしくは、先ほどの市内の調理員を雇用するという形になると思います。 ○藤田委員   それでは、資料を要求します。その3社の概要がわかるものをもらえますか。
    永田スポーツ健康教育課長   わかりました。 ○帆秋委員長   それでは、その資料を配付していただきたいと思います。  ほかに質問はありますか。 ○福間委員   あわせて質問します。  物事は、いろいろなアクシデントがあったりするものですが、今度の業務契約の締結において、その辺の位置づけや考え方、相手業者との契約内容などがわかる資料があればお願いします。 ○永田スポーツ健康教育課長   資料の提出ということでよろしいですか。 ○帆秋委員長   契約内容、その責任分野の明確化などを謳いこんだ資料もあわせていただけるということでよいですか。委員の皆さんにもその内容も含めて配付をお願いします。 ○永田スポーツ健康教育課長   わかりました。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、大分市学校給食東部共同調理場の調理等業務委託事業者の選定について、お願いいたします。 ○永田スポーツ健康教育課長   報告事項9点目、大分市学校給食東部共同調理場調理等業務委託事業者の選定についてでございますが、大分市学校給食東部共同調理場では、平成20年9月より民間事業者に調理業務を委託しておりますが、契約履行期間が平成29年7月31日までとなっており、引き続き民間事業者への業務委託をするに当たり、衛生管理等の安全性や業務の円滑な運営等を確保するため、公募型プロポーザル方式により選定を行いました。  平成29年1月19日に第1回選定委員会を開催し、選定基準などの内容について審議を行い、2月6日から募集をいたしましたところ、2事業者から参加表明及び提案書等の提出がございました。  平成29年3月6日に第2回選定委員会を開催し、2事業者について審査した結果、得点の高かった現在の委託業者であります株式会社東洋食品を契約候補者に選定をいたしたところでございます。  今後の流れでございますが、株式会社東洋食品と契約締結に向けて準備を行っており、整い次第、契約を締結いたしたいと考えております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告について質問はございませんか。 ○福間委員   もう1社はどこだったのですか。 ○永田スポーツ健康教育課長   森永食研です。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、社会教育課から、大分市生涯学習推進計画(第三次)についての説明をお願いします。 ○河野教育部次長社会教育課長   報告事項10点目、大分市生涯学習推進計画(第三次)につきまして御報告をいたします。  本推進計画は、本市の社会教育の推進と生涯学習の振興を目指すものであり、大分市教育ビジョンの分野別計画として位置づけられております。  平成15年に大分市生涯学習推進計画を、そして、平成23年に大分市生涯学習推進計画第二次を策定をいたしました。第二次計画が平成28年度に最終年度を迎えますことから、生涯学習、社会教育の施策を総合的、計画的に推進していくための指針といたしまして、大分市生涯学習推進計画第三次を策定いたします。  策定に当たりましては、学識経験者、学校関係者、社会教育関係者、家庭教育関係者の20名で構成をされます大分市社会教育委員会を平成27年度に6回、平成28年度に6回の計12回を開催し、策定に向けての協議を行ったところでございます。また、昨年の10月中旬から11月中旬にかけましてパブリックコメントを実施いたしまして、本年2月の教育委員会におきまして議決をされたところでございます。  文教常任委員会の皆様には、6月にスケジュール等の報告、そして、9月に素案の報告をさせていただきましたが、このたび冊子が完成いたしましたことから、報告をさせていただきます。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対しまして質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、大分市大分東部公民館大会議室棟の供用開始について、お願いいたします。 ○河野教育部次長社会教育課長   報告事項11点目、大分市大分東部公民館大会議室棟の供用開始とオープニングセレモニーの開催について御説明をいたします。  地区公民館として十分な機能を備えるため、本年度、大分東部公民館に大会議室棟の建設を進めてまいりましたが、平成29年3月15日に工事が完了し、平成29年4月1日から供用を開始する運びとなりました。  建設いたしました大会議室棟は、お手元の資料の概要のとおり、延べ床面積387.52平方メートルで、150人収容が可能となる会議室でございます。  なお、この大会議室棟の供用開始に伴いまして、資料にございますとおり、オープニングセレモニーを開催いたします。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対しまして質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、文化財課から、大分市指定有形文化財の指定について、お願いいたします。 ○塔鼻文化財課長   報告事項12点目、大分市指定有形文化財の指定について御報告いたします。  本年1月26日に開催されました大分市文化財保護審議会におきまして、立小野区有文書及び木造五劫思惟阿弥陀如来坐像について新たに大分市指定有形文化財指定の答申が出されまして、平成29年2月22日に開催されました第2回の大分市教育委員会におきまして承認されました。その後、3月9日付で指定となっております。  まず、立小野区有文書について御説明申し上げます。  立小野区有文書は、中判田地区の立小野区の所有で、平成28年5月に大分市歴史資料館に寄託されております。江戸時代延岡藩領であった立小野村に残された76点の古文書であります。立小野区有文書は、山林や林野の利用をめぐって周辺の村々との争いや、延岡藩との交渉の状況を伝えており、山田山の利用をめぐる争いにより安田村へ逃散、つまり、村民が集団で逃げ出します。そういった状況を示す日記、村の団結をあらわした傘連判状、文化8年、1811年に発生した文化一揆の対応など、他地域には見られない文書でございます。特に傘連判状におきましては、現時点では大分県下唯一現存する文書でございます。これらの古文書は地域住民により大切に保管、継承されてきたものであり、歴史的価値は極めて高い資料であります。  次に、木造五劫思惟阿弥陀如来坐像について御説明申し上げます。  木造五劫思惟阿弥陀如来坐像は、片島下区の所有で、辻堂の中に安置されております。阿弥陀如来の前身である法蔵菩薩が瞑想する姿をあらわしたもので、耳が隠れるほど頭髪が伸びているのが特徴であります。ヒノキ材による寄せ木づくりで、ずんぐりした体型に単純な衣文、ふくよかな童顔をしており、15世紀前半ごろ、室町時代の作と考えられております。  また、五劫思惟阿弥陀如来坐像は全国的にも作例が少なく、現時点では、九州では2体、県下では本像のみであり、さらに中世の制作であることから、大変貴重な仏像でございます。  なお、今回の指定によりまして、大分市内の指定文化財等の総数は208件となります。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   続きまして、日本遺産への認定申請について、お願いいたします。 ○塔鼻文化財課長   報告事項13点目、日本遺産の認定申請について御報告いたします。  お手元の資料をごらんください。  本市と県内の6市町で組織しておりますキリシタン・南蛮文化交流協定協議会では、県外や海外に地域の魅力を発信し、観光客の誘致につなげるために、日本遺産の認定を目指しております。  日本遺産は、文化庁が推進している事業で、地域にある個々の文化財をストーリーでつなぎ、地域の魅力としてパッケージ化し、全国や海外へ情報発信するというものです。文化庁は平成32年度までに100件程度を認定する予定で、既に日田市の咸宜園などを初め、37件が認定されております。  今回の申請タイトルは、キリシタン・南蛮文化が花開いた先駆けの地、豊後おおいたで、ストーリーの内容は資料のとおりでございます。  ストーリーにつきましては、文化庁から日本遺産の趣旨に沿ったものにするようにという指導がございまして、文化財の価値だけではなく、観光面におきましても、地域の魅力を紹介する内容となっております。  先般、2月2日に文化庁へ申請を行いまして、4月下旬ごろには認定結果がわかる予定となっております。 ○帆秋委員長   ただいまの報告に対しまして質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   次に、美術振興課から、平成28年度の大分市美術館美術品の収集及び平成29年度特別展案についての説明をお願いいたします。 ○長田大分市美術館美術振興課長   報告事項14点目、平成28年度大分市美術館美術品収集及び平成29年度特別展案について御報告申し上げます。  左上に大分市美術館収蔵作品点数と書かれました資料をごらんください。  まず、美術品収集についてでございますが、資料の冒頭に明記しております4つの収集方針に基づき、館内、部内で候補作品を選定し、県外の委員8名で構成されます美術品収集委員会で、年に1回審議をしていただき、市長決裁を受けた後、収集作品を決定しており、毎年3月議会の文教常任委員会において、当該年度の収集状況を御報告いたしております。  それでは、今年度のジャンル別収蔵作品点数をごらんください。  平成28年度の購入作品は、日本画3点、洋画2点、工芸2点の計7点。寄贈は、日本画3点、洋画3点、彫刻3点、版画4点、資料1点の計14点。購入、寄贈、合計21点を収集いたしまして、平成28年度末での収蔵作品は3,104点となったところでございます。  次のページは、購入、寄贈別の作品リストでございます。  購入作品は、平成28年第4回市議会定例会において御決定いただきました、福田平八郎、鮎を初め、田能村竹田の掛け軸など、大分ゆかりの作家の作品8点で、購入総額は4,000万円でございます。これらの作品につきましては、3ページと4ページに写真を掲載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。  寄贈作品は、帆足杏雨の掛け軸など14点で、評価額は合計760万円となっております。  次に、平成29年度特別展案についてです。  最後のページ、5ページ目をごらんください。  来年度の特別展につきましては、アートイベントを含めて9件を予定、計画しております。展覧会名、会期、内容などは資料のとおりでございます。  特に、夏休み期間中にはダンボールアート遊園地を計画しております。これは平成24年度に開催し好評を得ました展覧会の第2弾でありまして、今回は大分を遊ぼうをテーマに、南蛮船型の滑り台や高崎山をかたどりました遊具など、大分の歴史や文化、自然を遊べるダンボールアートで表現し、会場いっぱいに展開する予定でございます。  また、5月の生賴範義展、9月の奇才・ダリ展、1月のアートたけし展は、各メディアとの共催で開催を予定しております。  平成29年度も、子供から大人の方まで幅広く、多くの方々に楽しんでいただける展覧会を計画しておりますので、ぜひ美術館へ足をお運びいただきたいと存じます。  なお、今年度、特別展とコレクション展の観覧者の合計は、3月20日現在で23万7,526人となっており、既に開館以来2番目の観覧者数となっておりますことをあわせて御報告いたします。 ○帆秋委員長 
     ただいまの報告に対しまして質問はありませんか。 ○福間委員   収蔵作品点数の資料のジャンル別の部分、11番の資料と12番のその他について、特徴的なものだけ紹介していただけませんか。 ○長田大分市美術館美術振興課長   今年度は、資料とその他は収集ございませんでしたが、既に収集しているもので申し上げますと、資料では、福田平八郎関係の書簡等を収集しております。また、その他といいますのは、1から11の分類に当てはまらないものを、その他という形でジャンル分けしておりますので、これといった特徴的なものは、御説明が難しいところでございます。 ○福間委員   はい、わかりました。 ○帆秋委員長   ほかに質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、執行部からその他何かございますか。 ○永田スポーツ健康教育課長   第1日目の委員会におきまして、現在のアレルギー性疾患の児童生徒の集計について資料の要望がございましたので、今お手元のほうにお配りしています。  定期健康診断の中で、この3項目、いわゆるアトピー性皮膚炎、ぜんそく、鼻アレルギーについては、診断をし、分類をしております。過去5年間の数字をそちらに掲載しております。  ただ、いわゆるアレルギーは非常に多くの分野にわたりますので、全てのアレルギーを網羅しているわけではないということを御理解いただければと思います。 ○帆秋委員長   ありがとうございました。  執行部から、その他はございませんか。  〔「ありません」の声〕 ○帆秋委員長   それでは、委員の皆さんから、その他として何かございませんか。  〔「なし」の声〕 ○帆秋委員長   以上で、当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定によりまして、お手元に配付の委員会の継続調査事項について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○帆秋委員長   そのようにしていただきます。  それでは、ここで、この3月末で退職される方々から挨拶の申し入れがございましたので、お願いいたします。    〔退職職員紹介〕    〔羽田野教育部次長 退職職員代表挨拶〕    〔委員長お礼の挨拶〕 ○帆秋委員長   それでは、本日の委員会は終了いたします。  あす28日火曜日につきましては、大分市立碩田学園の管内視察を行います。議会棟を午前10時に出発する予定でございますので、放送がありましたら、議会棟の玄関前に集まっていただきたいと思います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午前11時12分散会...