大分市議会 2016-12-09
平成28年文教常任委員会(12月 9日)
平成28年
文教常任委員会(12月 9日)
文教常任委員会記録
1.開催日時
平成28年12月9日(金) 午前10時0分開議~午前11時16分散会
2.場所
第3
委員会室
3.
出席委員
委員長 帆秋 誠悟 副委員長 堀 嘉徳
委 員 倉掛 賢裕 委 員 永松 弘基
委 員 秦野 恭義 委 員 広次 忠彦
委 員 安東 房吉 委 員 河内 正直
委 員 橋本 敬広
欠席委員
なし
4.説明員
三浦教育長
議第95号、平成28年度大分市
一般会計補正予算(第3号)第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費の補正額は、3億1,169万8,000円の増額で、補正後の額は200億1,040万4,000円となり、一般会計に占める構成比は10.9%になった次第であります。
このうち、
教育委員会所管分の補正額は、市民部が所管する
公民館経費958万8,000円の増額を除き、3億211万円の増額でございます。今回の
教育委員会所管分の補正は、人件費の調整、国の補助内示に係る経費の計上、駄
原総合運動公園の改修に係る経費の計上でございます。
その他、第2条の
繰越明許費の補正及び第3条の
債務負担行為の補正がございますので、詳細につきましては後ほど
教育総務課長から説明をさせます。
続きまして、
一般議案についてでございます。
議第102号、大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定について、議第110号、
大分市立学校職員の給与に関する条例の一部改正について、議第120号、議第121号及び議第122号、公の施設に係る
指定管理者の指定について、議第123号、
大分市立碩田学園児童・生徒用机及び椅子の購入について、議第124号、美術品の購入について、議第125号、土地買収について、議第126号、
工事請負契約の締結について(
大分市立碩田学園横断歩道橋設置上部工工事)となっております。
詳細につきましては、担当課長から説明をさせます。
何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。
○
帆秋委員長
それでは早速、審査に入っていきたいと思います。
最初に、
予算議案の審査を行います。
それでは、議第95号、平成28年度大分市
一般会計補正予算(第3号)第1条の
歳入歳出予算の補正のうち、歳出第10
款市民協働推進課関係を除く教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
〔
説明書② 80ページ~ 第10
款市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第2条
繰越明許費の補正、第2表中第10款教育費の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
〔
説明書① 5ページ
繰越明許費の補正について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、第3条
債務負担行為の補正、第3表のうち当
委員会所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
〔
説明書② 110ページ
債務負担行為の補正のうち当
委員会所管分について説明〕
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、
一般議案の審査を行います。
議第102号、大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する条例の制定についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
議案書議102の1から3及び
スポーツ・
健康教育課資料1、大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する
条例制定についての資料をあわせてごらんいただければと思います。
まず、本条例案を作成した経緯でございますが、本市の
スポーツ行政は、現在、主に
教育委員会事務局の
スポーツ・
健康教育課におきまして、
市民スポーツと
学校体育の両面を担っております。その他、
市長部局の
文化国際課で地域の活性化と
スポーツ文化の振興を目的とした
ホームタウン推進事業を所管し、同じく
市長部局の企画課において、
ラグビーワールドカップ2019の大分開催に向けた準備や、2020年
東京オリンピック・パラリンピックにおける
事前キャンプ誘致活動を所管しており、本市の
スポーツに関連する施策については、
教育委員会及び
市長部局の3課で担われている現状がございます。また、
スポーツを通じた
地域経済活性化の観点から、
スポーツツーリズムの精神や
スポーツコミッションの形成に向けた取り組みの推進強化も今後必要になってくることが想定されております。
このように、
スポーツに関する施策につきましては、
地域振興関連事業と密接な関係がございます。この状況を踏まえまして、
スポーツ施策を一元管理することにより、
本市スポーツ関連事業の連携強化を図るとともに、多様化する
市民ニーズに対しまして、より迅速で広範な対応を可能とするため、
学校体育を除く
スポーツに関する事務を
市長部局に移管する条例を制定しようとするものでございます。
次に、議第102号と、大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する
条例制定に係る意見聴取についての関連性についての御説明をさせていただきたいと思いますので、同じくお配りしております資料右側の下段の根拠法令をごらんください。
下段の根拠法令にありますとおり、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条に、前2条の規定にかかわらず、
地方公共団体は、前条各号に掲げるもののほか、条例の定めるところにより、
当該地方公共団体の長が、次の各号に掲げる教育に関する事務のいずれかまたは全てを管理し、及び執行することができる。1号、
スポーツに関すること(学校における体育に関することを除く。)との規定がありますことから、その規定に基づきまして、本条例案につきましては、学校における体育に関することを除く
スポーツに関することを市長が管理し、及び執行するものとしております。
また、この条例案につきましては、同法同条の第2項に、
地方公共団体の議会は、前項の条例の制定または改廃の議決をする前に、
教育委員会の意見を聞かなければならないとの規定がありますことから、平成28年11月22日付大市議第2352号、
大分市議会議長より
教育委員会に対しまして本条例の制定に関する意見が求められ、審議の結果、平成28年11月29日付教委総第1490号、
教育長名において
大分市議会議長宛て、本条例の制定について異議はございませんとの回答を提出しております。
以上が、議第102号と、大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する
条例制定に係る意見聴取についての関連性となります。
それでは改めまして、議第102号の大分市教育に関する事務の
職務権限の特例に関する
条例制定について御説明をいたします。議案書の議102の1から3、
スポーツ・
健康教育課資料の2、
条例制定に係る
関連条例新旧対照表をごらんください。
重ねてとなりますが、本条例案につきましては、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第1項の規定に基づき、学校における体育に関することを除く
スポーツに関することを市長が管理し、及び執行するものといたしております。
施行期日は、平成29年4月1日としております。
また、本条例案を制定するに当たり、
関連条例の一部を改正することといたしたいと考えております。
関連条例の一部改正における
新旧対照表につきましては、お示しをいたしているとおりでございます。改正の内容につきましては、主に主体を
教育委員会から市長へ変更するものでございます。なお、その他必要に応じて適宜修正、字句等の整理を行っております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
この権限の特例をつくるということですが、今まで
市長部局が行っていた
ホームタウン推進事業とか
国際スポーツ誘致活動というのは、この法律に関する権限ではないということかというのがまず一点です。
それと、こういう権限を
教育委員会から
市長部局に移譲した自治体がどういう状況になっているかというのと、逆になぜ今、
市長部局は
教育委員会が担当している部分を受け入れることになったのかという点。
また、
スポーツは
文部科学省が担当と思いますが、国、県、市の連携での課題は生まれないのかというのをお伺いしたいと思います。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
企画部で担っております
スポーツ関連施策につきましては、今、地域振興という部分が非常に色濃いような状況ですので、
教育委員会で担うのはそぐわないという考えがございます。基本的に
教育委員会で受けることではなく、
市長部局で
市民スポーツという形で一元化をしたいと考えております。
中核市で見ますと、
市長部局で既にこういう形で
スポーツ関連事業を一括して担っている市につきましては、47市中27市が
市長部局で担っております。
また、国との関連性におきましては、基本的には
学校体育につきましては
文部科学省になりますが、
スポーツ関連事業等につきましては内閣府の部分になりますので、特に課題はないと考えております。
○
帆秋委員長
中核市の中に
地域スポーツ関係で、今まで
教育委員会が持っていたものを、
市長部局に移したというのはありますか。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
申し訳ありません、事業の中身につきましては調査をしていないのですが、基本的には
教育委員会で、
スポーツ、いわゆる
学校体育も含めて担っていた部分が
市長部局に移っておりますので、その他の自治体につきましても、
市民スポーツの部分はそういう形で移行されていると考えております。
○
広次委員
特例ですから、本来ではないと言うとちょっと言い方が変ですが、進めていく中で、そごが出た場合には、ぜひ
市長部局とも協議をしていただきたいということをお願いしておきます。
もう一点は、
教育委員会から
市長部局に移りましたら、関連する団体などにもきちんと説明をしていただきたいとあわせてお願いしておきます。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
○倉掛委員
2点あります。
1点は、
スポーツコミッションですが、以前の本会議において、私が
ラグビーワールドカップ2019の
公認キャンプ地の誘致をというときに、基本的には競技、対象は違っても、目的、対応というのは、共有されるものが非常に多いので、特化した
誘致チームをつくってはどうかということをお話しし、前向きな返答をいただいたと思います。
フィルムコミッションもですが、
スポーツコミッションをその都度、ゼロからというのはもったいないので、そういうノウハウを継続していけるチームを、そうした動きをぜひとっていただきたいのですが、現状を伺います。
もう一点は、保健所で行っている健康づくり推進事業などの健康づくり、ラジオ体操などとの線引き、認識をお聞きしたい。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
スポーツコミッションにつきましては、新しくできます
スポーツ振興課で、詳細な事務分担を決めていませんが、大分合同新聞で発表がありましたように、ホストタウン構想の3次の申請が認められ、
スポーツツーリズムや
スポーツコミッションの部分が出てきておりますので、チームをつくるまでにはならないかもしれませんが、事務分担の中で明確にさせていければと思っております。
役割分担につきましては、保健所が行っている、健康を通じた長寿、ウオーキング、ラジオ体操などですが、今回につきましても、企画部となっていますのが、地域振興に係る部分の
スポーツとの関連部分と、
市民スポーツを一元化しております。都市交通対策課が持っている自転車施策につきましては、自転車施策という目的の中で、今回は一元化していない部分もございます。ただし、将来的にはそういう部分につきましても検討する余地はあると考えておりますので、今回は、地域振興に特に関連性が強い企画部の業務と
市民スポーツを一緒にするということでございます。
○倉掛委員
誘致に関して大きく分けると、企業誘致のノウハウはおそらく全く別物になってくると思います。ただし、イベント誘致というものはある程度、ノウハウなどは共有できる部分があると思いますので、ノウハウの継承をうまく、そのスペシャリストが庁内にいるように取り組んでいただきたくことを要望しておきます。
2点目、保健所の件は、これまでも保健所と学校、学校と
スポーツ・
健康教育課の連携があまりうまくいっていないと思います。
スポーツをする人たちが、就学前、就学して中学、高校、そして大人になっていく、そして地域で
スポーツをする高齢者の健康づくりがあります。この縦の流れがうまくつながっていないような気がします。具体的にはラジオ体操などは、地域ではやりましょうと言っているけれど学校では行わないということが起きていました。今までも徹底されていなかった部分が余計に気になりますので、
スポーツ振興課、それから保健所、学校で、ハード面もそうですし、ソフト面もうまく連携していっていただきますようにお願いしたいと思います。
○
帆秋委員長
機構改革を行うことで、逆に分断とか不明確にならないようにという要望でございます。
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第110号、
大分市立学校職員の給与に関する条例の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
議第110号、
大分市立学校職員の給与に関する条例の一部改正について、御説明申し上げます。
議案書の議110の1から6をごらんください。
改正理由は、幼稚園教諭の給料につきまして、県の義務教育諸学校の教育職員に適用される職員の給与に関する条例の改正に準じ、給料及び勤勉手当の支給月額を改定しようとするものでございます。
1点目といたしましては、給料表の改定でございます。県の教職員に準じ、若年層に重点を置いた給料の引き上げを行うものでございます。なお、本給料表は平成28年4月1日からの適用となります。
2点目といたしましては、勤勉手当の支給割合の改定でございます。本年度12月期の勤勉手当の支給月数を、一般の職員につきましては0.1月分、再任用職員につきましては0.05月分、引き上げを行おうとするものでございます。なお、勤勉手当の支給月数は、平成28年12月1日からの適用となっております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
若年層を中心に引き上げるということですが、具体的にどのくらい上がるのですか。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
今回の改正によりまして、若年層につきましては大体1,500円程度上がります
○
広次委員
それは、国の人事院と県の人事委員会がその程度をと言ったのですか。それとも、大分市が独自にその程度を引き上げるということですか。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
国の人事勧告もありますが、県の人事勧告、給料表の改定に準じて行っております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
○倉掛委員
若年層とは何歳程度ですか。
○
佐藤教育部次長兼
教育総務課長
おおむね30歳前後までであります。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第120号、公の施設に係る
指定管理者の指定についての審査を行います。
まず、関崎海星館の執行部の説明を求めます。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
議第120号、公の施設に係る
指定管理者の指定について、御説明を申し上げます。
議案書の議120の1ページをごらんください。
社会教育課所管の施設、大分市関崎海星館に係る指定管理につきまして、大分エージェンシー株式会社を指定管理予定者として決定いたしましたので、今定例会に、公の施設に係る
指定管理者の指定についての議決案件として提出をいたしたものでございます。
指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間でございます。
経過について御説明を申し上げます。現
指定管理者の指定期間が今年度末をもって満了となりますことから、10月3日から14日までの間、公募を行いました結果、2者の申請を受理いたしました。10月28日に第2回指定管理予定者選定委員会を開催し、申請者のヒアリング及び審査基準に基づく審査の結果、総合点数の高かった大分エージェンシー株式会社が予定者として選定をされました。この選定委員会の結果報告を受けまして、
教育委員会として指定管理予定者を決定したところでございます。
なお、議決をいただきました後の日程といたしましては、速やかに当該団体との協議を行い、平成29年4月1日からの指定管理業務開始に向けて、基本協定、年度協定の締結を行う予定でございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
入館者の推移はどうなっていますか。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
入館者数の推移につきましては、平成23年度2万5,722名、平成24年度2万8,066名、平成25年度2万3,211名、平成26年度2万1,929名、そして平成27年度2万5,267名となっております。
○
広次委員
指定管理料が2,750万円ということですが、平成29年度以降の入館者数はどの程度を想定しているのですか。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
目標としている入館者数が2万7,000名、入館に伴います観覧料の収入が1,200万円でございます。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第121号、公の施設に係る
指定管理者の指定について、大分市情報学習センターの審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
議第121号、公の施設に係る
指定管理者の指定につきまして、御説明を申し上げます。
議案書の議121の1ページをごらんください。
社会教育課所管の施設、大分市情報学習センターに係る指定管理につきまして、公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所を指定管理予定者として決定いたしましたので、今定例会に、公の施設に係る
指定管理者の指定についての議決案件として提出をいたしたものでございます。
指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間でございます。
経過について御説明を申し上げます。現
指定管理者の指定期間が今年度末をもって満了となりますことから、10月3日から14日までの間、公募を行いました結果、2者の申請を受理いたしました。10月24日に第2回指定管理予定者選定委員会を開催し、申請者のヒアリング及び審査基準に基づく審査の結果、総合点数の高かった公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所が予定者として選定をされました。この選定委員会の結果報告を受けまして、
教育委員会として指定管理予定者を決定したところでございます。
なお、議決をいただきました後の日程といたしましては、速やかに当該団体との協議を行い、平成29年4月1日からの指定管理業務開始に向けて、基本協定、年度協定の締結を行う予定でございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
さきほどの議案と同じ会社が応募していますが、応募団体が少ないという点はどのように考えていらっしゃいますか。できるだけたくさんの会社が応募したほうがいいと思います。例えば3カ所を募集する場合、そのうち1カ所にしか応募できませんというようなことを考えていらっしゃるのか伺います。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
大分市情報学習センター、大分市関崎海星館のいずれも、応募したところが少ないというところはございます。やはり、それぞれ社会教育施設としての特殊性が若干ございますし、管理運営に当たってのノウハウ等が必要とされることもありますので、さほど多くの方からの応募がなかったと考えております。
2点目の御質問でございますが、今回は大分エージェンシー株式会社が両方に応募しておりますけれども、ある程度の縛りをもうけて応募をふやすという考え方もあるかと思いますが、応募者の数が限られているということを考えますと、逆に間口を狭めるということになるのではないかと考えております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありませんか。
○河内委員
指定管理者がみずからその施設を使って得る自主事業収入が170万円と結構多いのですが、どのような事業を行っているのですか。
○
河野教育部次長兼
社会教育課長
いろいろな教室、講座を多く行っております。代表的なものを申し上げますと、「はじめてのインターネット」、あるいはタブレットを用いたSNSの講座、「はじめてのパソコン操作」、ブログの入門といった数々の教室、講座を行っております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等はありますか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第122号、公の施設に係る
指定管理者の指定について、
大分市営陸上競技場、津留運動公園自由広場及びテニスコートの審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
議第122号、公の施設に係る
指定管理者の指定について御説明申し上げます。
議案書の議122の1ページをごらんください。
スポーツ・
健康教育課所管の施設、
大分市営陸上競技場並びに津留運動公園自由広場及びテニスコートに係る指定管理につきまして、株式会社グリーンフジタ、大分市陸上競技協会と株式会社
スポーツジョイで構成される大分リバースタジアム共同企業体を指定管理予定者として決定いたしましたので、今定例会に、公の施設に係る
指定管理者の指定についての議決案件として提出をいたしたものでございます。
指定期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までの5年間でございます。
経過について御説明申し上げます。現
指定管理者の指定期間が今年度末をもって満了となりますことから、10月13日から21日までの間、公募を行いました結果、2者の申請を受理いたしました。10月31日に第2回指定管理予定者選定委員会を開催し、申請者のヒアリング及び審査基準に基づく審査の結果、総合点数の高かった大分リバースタジアム共同企業体が予定者として選定されました。この選定委員会の結果報告を受けまして、
教育委員会として指定管理予定者を決定したところでございます。
なお、議決をいただきました後の日程といたしましては、速やかに当該共同事業体との協議を行い、平成29年4月1日からの指定管理業務開始に向けて、基本協定、年度協定の締結を行う予定でございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第123号、
大分市立碩田学園児童・生徒用机及び椅子の購入についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
池辺学校施設課長
議案書の議123の1をごらんください。
議第123号、
大分市立碩田学園児童・生徒用机及び椅子の購入について、御説明申し上げます。
本議案は、大分市立碩田学園の開校に伴い、A4判の教科書、ノートに対応した新JIS規格の児童生徒用机及び椅子を新たに購入しようとするものでございます。
なお、新JIS規格の机については、従来の机より縦、横が5センチずつ幅広くなっており、碩田学園においては各教室の横幅を1メートル広げて整備を行っているところでございます。
先般行われました入札により、1年生から4年生用の机及び椅子580セットは大分事務器株式会社、5年生から7年生用の机及び椅子527セットは株式会社テクノプラス、8~9年生用机及び椅子492セットは有限会社鳥羽文具店と仮契約を締結いたしました。契約の方法はそれぞれ一般競争入札で、全学年用の購入金額の合計は2,363万4,180円となっております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
購入した机、椅子の数が1~4年生が580セット、5~7年生が527セット、8~9年生が492セットとなっています。1~4年生以外は端数がありますが何らかの基準があるのですか。
○
池辺学校施設課長
クラスごと、少人数指導教室と、前期、中期、後期の各学年の必要数を私どものほうで見込んでおり、特に基準はございません。児童生徒の数を基本に予備の数も見込ませていただいております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はございますか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第124号、美術品の購入についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
長田美術振興課長
議第124号、美術品の購入について御説明申し上げます。
議案書の議124の1ページをごらんください。また、お手元に福田平八郎画伯の略歴と作品の概要、作品の画像を示しました資料をお配りしておりますので、あわせてごらんください。
本件は、平成28年8月1日に開催いたしました大分市美術館美術品収集委員会で審議され、承認されました福田平八郎画伯の作品を購入しようとするものでございます。当該美術作品につきましては、議案書に記載しておりますとおり、「鮎」と題されました縦48.5センチメートル、横75.5センチメートルの日本画であります。
本作品の位置づけについて補足説明申し上げます。福田平八郎画伯は、1961年文化勲章を受賞されました近代日本画の巨匠であります。本市の第1号名誉市民にもなっており、その業績と高い芸術性は、高山辰雄画伯とともに大分市民の誇りでもあります。市美術館としましては、収集方針の1つである豊後南画を初め、大分市にゆかりのある作家の作品に該当する重要作家として位置づけ、その作品の収集に努めているところでございます。
今回購入する作品は、青の濃淡のみで水を表現した背景に、写生に基づきながらも様式化された5匹のアユが描かれております。福田平八郎画伯は無類の釣り好きでも有名であり、本作品は描く対象の色彩や形態を単純化した上で、独自の視線で画面に再構成し、写実と装飾を融合させていった晩年の特徴がよくあらわれております。2007年に京都国立近代美術館が開催いたしました福田平八郎展にも出品されており、1950年代の代表作に位置づけられるものでございます。購入金額は2,800万円で、購入先は市内在住の所有者でございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
この2,800万円という購入金額はどのように決めたのですか。
○
長田美術振興課長
最近、オークション等においても福田平八郎画伯の作品はあまりでませんが、オークションでの価格、過去に大分県立美術館、当時の大分県立芸術会館が収集した1950年代の作品の金額等を調査し、1号当たり150万円前後というのが妥当な価格となります。1号当たり150万円前後を基準として、この作品が号数で申し上げますと20号であることから交渉する中で、所有者から2,800万円という提示がございました。その価格を当館の美術品収集委員会にお諮りし、妥当であるという御意見をいただきまして2,800万円での購入を決定したところでございます。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第125号、土地買収についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
塔鼻文化財課長
議第125号、土地買収について御説明申し上げます。
国指定史跡、大友氏遺跡は、我が国でも指折りの中世都市遺跡として評価され、その一部が平成13年に大友氏館跡として国の史跡指定を受けました。平成17年には旧万寿寺地区が追加指定され、大友氏遺跡と改称され、現在、約8.5ヘクタールが国史跡に指定されております。
大分市は、大友氏遺跡の価値を損なうことなく、将来にわたり遺構を保護、保存するとともに、大友氏遺跡歴史公園の早期実現に向けて計画的な史跡指定と公有化を進めております。
今年度は、平成24年度、平成26年度、平成27年度に大分県土地開発公社に先行取得を依頼しておりました大友氏館跡、推定御蔵場跡、旧万寿寺地区の7,530.48平方メートルについて、1平米当たり9万1,255円、総額6億8,719万8,105円で買収しようとするものでございます。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
全体の買収の計画はどのようになっているのでしょうか。
○
塔鼻文化財課長
まずは大友氏館跡の庭園整備を優先し、館跡内の土地買収を行います。あわせて、公園の範囲になります北側部分の一部も行い、その他の部分につきましては、その後にと考えております。
○
帆秋委員長
ほかに質疑等はありませんか。
○河内委員
この図の白い部分はまだ買っていないということですか。
○
塔鼻文化財課長
空白部分の一部は民間の個人住宅の土地ですが、今、交渉中であります。上の部分は旧金池保育所の跡地で市有地となっており、これを含めて整備を進めていくようになります。
○河内委員
見通しはできているということですか。
○
塔鼻文化財課長
はい。既にお話はついておりまして、今年度、史跡指定になりましたので、今後、具体的な交渉ということになります。
○
帆秋委員長
ほかに質疑はありますか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第126号、
工事請負契約の締結についてでございます。
大分市立碩田学園横断歩道橋設置上部工工事の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
池辺学校施設課長
議案書の議126の1ページをごらんください。
議第126号、
大分市立碩田学園横断歩道橋設置上部工工事に係る
工事請負契約の締結について、御説明申し上げます。
碩田学園は、大グラウンドを校舎の斜め向かいにある住吉小学校敷地に整備する予定となっており、2つの校地を一体的に活用する必要があるとともに、児童生徒が大グラウンドへの移動の際の安全面を考慮し、歩道橋を設置するものでございます。また、地域住民が津波の際には昇降口がある校舎2階へ速やかに避難できるよう考慮したものでございます。
工事の概要でございますが、歩道橋の長さは52.1メートル、歩道幅が3メートルございまして、住吉小学校敷地側にはスロープを設置することとなっております。
先般行われました入札によりまして、株式会社大鐵と仮契約を締結いたしました。契約の方法は要件設定型一般競争入札で、契約金額は2億1,439万800円でございます。
なお、歩道橋の完成は平成29年12月15日を予定しております。
○
帆秋委員長
質疑等はありませんか。
○
広次委員
校舎から直接グラウンドに渡るということですが、障害のある児童生徒にも対応している構造となっているか確認します。もう一点は、転落防止の対策はどのようにされているか伺います。
○
池辺学校施設課長
現在の住吉小学校側の大グラウンドに大きなスロープを設けて歩道橋に上がれる構造としております。また、校舎の2階に接続し、かつ、それぞれの橋脚のところで市道におりられるようになっております。類似するものとして市役所の前、国道197号にあります歩道橋のように、それぞれの歩道におりられ、かつ市役所にも入っていただける、一般の方も使っていただけるような構造になっております。校舎側では車椅子の方は校舎内のエレベーターを使って上がっていただけるよう、バリアフリーとなっております。
2点目の転落防止につきましては、国土交通省から橋脚に関する整備基準というのが示されておりますので、道路建設課で基準に基づいた防止柵を用意しております。
○
広次委員
2点のお願いですが、国土交通省の基準もありますが、いろんなイベントなどのときに子供たちの予期せぬ行動というのはあり得ますので、本当に転落しない対応をしていただきたいというのが一点です。もう一点は、一般の方も利用できるということは、一般の方も校舎に行くことができますので、不審者が入れないよう、きちんと対策をとっていただくことをお願いします。
○
帆秋委員長
要望ですね。十分に対応していただきたいと思います。
ほかに質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
帆秋委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で、本日予定の付託議案の審査を終了しましたが、執行部、その他として何かございますか。
〔「ありません」の声〕
○
帆秋委員長
委員の皆さんでその他として何かございますか。
○
広次委員
確認ですが、1つは就学援助事業で、入学の準備金を入学前にとお話をしましたが、何か検討されているのかというのが1点目。
小中一貫校では小学生に制服の着用を求めていますが、それを就学援助に入れられるのかどうかというのが2点目。
それともう一点、きのうの一般質問で、給食の調理業務の民間委託について、本格実施の前に全市的な説明をするのかどうかというのを伺います。
○
津田教育企画課長
前回の委員会で、もう少し早い支給ができないものかという御要望をいただき、既に行っている他都市の事例等を調査し、前向きに検討を進めているところでございます。
2点目の新入学学用品費につきましては、入学に当たって必要となるもののもろもろの単価を国に示していただいており、各自治体でその額を決めるのはなかなか難しいところがありますので、現段階では国が示した額を支給額としているところでございます。
○
広次委員
小中一貫校、賀来小中学校と碩田学園では制服が必要となりますので、制服は就学援助の対象になってよいかと思います。
○
津田教育企画課長
今のところ、就学援助の対象者は、小学校1年生と中学校1年生、小中一貫校での7年生での支払いをということで考えております。
○
帆秋委員長
よろしいですか。
○
広次委員
はい。
○
永田スポーツ・
健康教育課長
調理業務の民間委託の本格実施の際につきましては、今回と同様、対象校の保護者説明会を実施するということを考えております。ただし、対象校でない学校の保護者の方に説明をするということは考えてはおりません。
○
帆秋委員長
ほかに委員の皆さんから何かございますか。
〔「なし」の声〕
○
帆秋委員長
それでは、本日の委員会は終了します。次回、12日月曜日は、議会運営委員会が午前9時半から行われますので、終了次第、開会させていただきます。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午前11時16分散会...