〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
永松弘基) 御異議なしと認めます。
よって、
会期は、本日から12月14日までの15日間と決定いたしました。
◇─────────────────◇
◎
日程第2 議第95号から議第128号まで
一括上程(
市長の
提案理由説明)
○
議長(
永松弘基) 次に参ります。
日程第2、本日提出されました議第95号から議第128号までを
一括上程いたします。
───―────―────────────
議案
番 号 件 名
議第95号
平成28年度
大分市
一般会計補正予算(第3号)
議第97号
平成28年度
大分市財産区
特別会計補正予算(第1号)
議第98号
平成28年度
大分市
公設地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)
議第99号
平成28年度
大分市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)
議第100号
平成28年度
大分市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
議第101号
平成28年度
大分市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議第102号
大分市
教育に関する
事務の
職務権限の特例に関する
条例の制定について
議第103号
大分市支所及び
出張所設置条例の一部
改正について
議第104号
大分市
事務分掌条例等の一部
改正について
議第105号
ホルトホール大分条例の一部
改正について
議第106号
大分市営駐車場条例及び
大分市
交通結節機能施設条例の一部
改正について
議第107号
大分市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する
条例の一部
改正について
議第108号
大分市
常勤特別職の
給与に関する
条例の一部
改正について
議第109号
大分市
職員の
給与に関する
条例及び
大分市
一般職の
任期付職員の採用及び
給与の特例に関する
条例の一部
改正について
議第110号
大分市立学校職員の
給与に関する
条例の一部
改正について
議第111号
大分市
職員の
退職手当支給条例の一部
改正について
議第112号
大分市
税条例の一部
改正について
議第113号
大分市
手数料条例の一部
改正について
議第114号
大分市
国民健康保険税条例の一部
改正について
議第115号
大分市
地域包括支援センターの
包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める
条例の一部
改正について
議第116号
大分市
農業集落排水処理施設条例の一部
改正について
議第117号
大分市
水道事業給水条例の一部
改正について
議第118号 公の
施設に係る
指定管理者の
指定について
議第119号 公の
施設に係る
指定管理者の
指定について
議第120号 公の
施設に係る
指定管理者の
指定について
議第121号 公の
施設に係る
指定管理者の
指定について
議第122号 公の
施設に係る
指定管理者の
指定について
議第123号
大分市立碩田学園児童・
生徒用机及び椅子の購入について
議第124号
美術品の購入について
議第125号
土地買収について
議第126号
工事請負契約の締結について(
大分市立碩田学園横断歩道橋設置上部工工事)
議第127号
工事委託契約の変更について(
高崎山排水路整備工事)
議第128号
市道路線の認定及び廃止について
───―────―────────────
○
議長(
永松弘基) この際、
提案理由の
説明を求めます。
佐藤市長。
○
議長(
佐藤樹一郎)(登壇) おはようございます。本日ここに、
平成28年第4回
大分市議会定例会が開会されるに当たりまして、提出いたしました諸
議案の概要を御
説明申し上げます。
まず、その前に、このたび
地方自治功労者として、
大分県知事表彰を受けられました
足立義弘議員に対し、
市民を代表して、お喜びを申し上げますとともに、長年にわたり
市政発展のために御尽力いただきました御功績に対し、心から敬意と感謝の意を表し、あわせて今後ともますます御壮健で御活躍されますよう御祈念申し上げます。
次に、
市民栄誉賞の授与について御報告申し上げます。去る10月25日から30日までオーストリアで開催された第23回
世界空手道選手権大会形競技女子団体におきまして、
本市消防局職員の
大野ひかる選手が見事、世界一の栄冠に輝きました。
大野選手は、業務の傍ら、限られた時間の中で日々の鍛練を重ね、大会では気迫みなぎる演武で、並みいる強豪を破りました。この快挙は、多くの
市民に勇気と希望を与えるものであり、その栄誉をたたえ、
市民栄誉賞を授与いたしたところであります。
今回の優勝は、
空手道競技が
正式種目として採用された2020年の
東京オリンピックに向けて大きな弾みとなるものと確信しており、今後の世界を舞台としたさらなる活躍を期待するとともに、
本市といたしましても積極的に応援してまいりたいと考えております。
次に、
大分トリニータについてでありますが、去る11月20日、
リーグ最終節の試合を勝利で飾り、目標としていたJ3での優勝と1年でのJ2復帰を果たしました。この優勝は、監督、選手、スタッフのみならず、サポーターを初めとした
大分トリニータを愛する
市民、県民が一つになり、最後まで諦めず戦い抜いた結果だと思います。改めまして、
大分トリニータの
関係者の
皆様に対し祝福を申し上げますとともに、
チームを支えてこられました全ての方々に深く感謝する次第であります。来シーズンはJ1を目指す挑戦の場となりますが、
市民にさらなる感動と歓喜をもたらしてくれることを期待しております。
次に、最近の
市政の動きについて御報告申し上げます。
最初に、おおいた食と
暮らしの祭典についてであります。
これまで、
大分の秋の風物詩として親しまれてまいりました
大分生活文化展は、時代の経過とともに
市民のニーズやライフスタイルもさま変わりし、内容の見直しが求められておりました。そこで、50回目の節目を迎えることし、名称をおおいた食と
暮らしの祭典とし、去る10月7日から16日までの間、新たな会場を含む全11会場で、装いも新たに開催いたしました。
この祭典では、これまでの催しに加え、
産業用ロボットやドローン、
次世代自動車等の展示と実演を行う
成長産業展や
県内市町村の食と観光を紹介した
県内市町村連携ブースの出展など、新たな
取り組みも行ったところであり、
市民はもとより、
県内外の
皆様に豊かな食やすぐれた技術、歴史など、幅広い
大分の魅力を感じていただくことができました。
また、
最終日の10月16日には、
中央通りにおきまして、近隣の
商店街関係者などが中心となり、9年ぶりに
歩行者天国が実施されました。当日は、開放された全6車線を利用し、はたらく車や
職業体験コーナーの
設置など、
ゾーンごとに幅広い年代の方が楽しめる趣向を凝らしたイベントが行われ、小雨の降るあいにくの天候にもかかわらず、多くの人出でにぎわったところであります。
今回の祭典には、10日間で延べ28万人もの方々においでいただきましたが、今後も
出展団体や
商店街を初めとする
関係者の
皆様と連携し、この祭典がさらに発展するよう内容の充実に努めてまいります。
次に、武漢市及び帯広市との
交流についてであります。
去る10月17日から20日にかけまして、久渡副
市長を団長、
永松弘基市議会議長を顧問とする第19次
大分市
友好訪問団一行が武漢市を訪問してまいりました。この
友好訪問は、両市の
交流の根幹をなすもので、今回は来年度の
友好交流協議書への調印を初め、
留学希望者を対象に県内の大学が参加する
説明会を
大分県と合同で実施し、その中で
本市のPRを行ったほか、
美術館交流の一環として開催されたシンポジウムに出席するなど、
友好都市大分の
情報発信に取り組んでまいりました。
一方、武漢市からは、去る10月22日、23日に行われたおおいた
夢色音楽祭へミュージシャンや
市民合唱団に参加いただいたほか、同月30日に開催された
大分国際車いすマラソン大会へ選手に出場いただいたところです。
今後とも、さまざまな機会を活用し、幅広い分野での
交流を図りながら、友好のきずなを深めてまいりたいと考えております。
また、国内では、帯広市との
姉妹都市締結50周年を記念し、去る11月6日から8日までの間、桑田副
市長を団長に、
今山裕之市議会副
議長、
大分市
食生活改善推進協議会の会員から成る
訪問団一行が帯広市を訪問してまいりました。現地では、
大分の
郷土料理講習会を開催し、食を通じて
交流を深めたところであります。
来年2月には、帯広市からの
訪問団をお迎えすることとしており、今回の
姉妹都市締結50周年を契機に、
交流の輪がさらに広がることを期待をいたしております。
最後に、
ラグビーワールドカップ2019へ向けた
取り組みについてであります。
3年後の
日本大会の
開催地の一つである
本市では、本番に向け、機運の醸成を図るとともに、国内外から観戦に来られる方々への
おもてなし向上のための
取り組みを開始したところであります。こうした中、去る10月25日に
ラグビーワールドカップの
公認チームキャンプ地に応募いたしました。最終的に、
出場チームが
本市を
キャンプ地として決定した場合には、メディアや
公式ホームページなどを通じて、
本市の情報が発信され、
地名度が向上することとなり、
観光振興や
地域の
活性化にもつながるものと考えております。
さらに、私は去る11月6日から9日までの
日程で、
ラグビーワールドカップや
東京オリンピックにおける
キャンプ誘致を目的として、
ラグビー強豪国である
フィジー共和国を訪問してまいりました。現地では、
ラグビー連盟や国の
関係機関を訪れ、
本市をアピールし、
キャンプの実施をお願いするとともに、
スポーツや
文化交流についても協議を行ったところであります。
今後も引き続き、
ラグビーワールドカップの
大分開催の成功に向け、準備を進めるとともに、
キャンプ誘致につきましても、その実現を目指し、積極的な活動を展開してまいります。
それでは、
予算議案について、御
説明を申し上げます。
まず、
一般会計補正予算についてでありますが、今回の
補正予算は、
退職手当等の
人件費の調整や
平成27年度の
事業費の確定に伴う
国庫負担金等精算返還金のほか、
経済対策に係る国の
補正予算に対応した
臨時福祉給付金などを中心に編成いたしました。
また、
債務負担行為として、
指定期間満了に伴う
市営住宅、
コンパルホール等の
指定管理業務委託料や、年度当初から工事に着手するための
道路舗装等に係る
工事請負費などを計上しております。
その結果、
補正額は36億2,200万円となり、
補正後の
一般会計予算総額は1,831億2,300万円となったところであります。
歳出の主なものについてでありますが、
民生費には28億999万円を計上いたしております。その主なものは、国の
補正予算に伴う
臨時福祉給付金や
私立認可保育所等の
防犯カメラなどの
設置に対して助成する
防犯対策強化事業補助金のほか、
生活保護費等の
国庫負担金等精算返還金の計上であります。
教育費については、3億1,169万8,000円を計上いたしております。その主なものは、国の
補正予算に伴う
碩田学園の
施設整備に係る経費のほか、
ラグビーワールドカップの
公認チームキャンプ地の応募に伴う駄
原総合運動公園球技場の改
修に係る設計等委託料の計上であります。
商工費には、1億2,826万7,000円を計上いたしております。その主なものは、
企業立地促進助成金や
ふるさと大分市
応援寄附金の増額に伴う経費の
追加計上のほか、
城址公園や
田ノ浦ビーチなどへの
無料Wi-
Fi設備の
設置に係る経費の計上であります。
次に、歳入についてでありますが、今回の
補正予算の主な財源といたしましては、
国庫支出金18億6,940万1,000円、繰越金12億779万3,000円、市債3億4,770万円を計上いたしております。
続きまして、
特別会計補正予算についてでありますが、
国民健康保険特別会計と
介護保険特別会計には、主に
国庫負担金等精算返還金の追加として、3億4,900万円を計上いたしております。
その他の
特別会計につきましては、
平成27年度決算の確定に伴う
事業費等の調整が主なもので、その
補正額は7,200万円となっております。
次に、
一般議案の主なものについて御
説明申し上げます。
まず、議第102号は、
大分市
教育に関する
事務の
職務権限の特例に関する
条例の制定についてであります。これは、
スポーツ関連事業の連携を図るとともに、より
専門性を追求し、迅速で広範な対応を可能とするため、
教育委員会が
管理及び執行しております
スポーツに関する
事務について、
学校における体育に関することを除き、
市長が
管理及び執行することとしようとするものであります。
議第103号は、
大分市支所及び
出張所設置条例の一部
改正についてであります。これは
明野出張所を新たに支所と位置づけ、
地域コミュニティー活動を
市民とともにさらに推進し、
地域の
課題解決や
活性化に効果的に取り組む体制を確立しようとするものであります。
議第104号は、
大分市
事務分掌条例等の一部
改正についてであります。これは、
子ども・
子育て支援に関する施策について、総合的かつ計画的に企画、調整を行うとともに、
幼稚園と
保育所に係る窓口の一元化を図るため、
子どもすこやか部を新設するほか、
学校における体育を除く
スポーツに関することを
企画部の
分掌事務とするなど、所要の
改正をしようとするものであります。
議第109号は、
大分市
職員の
給与に関する
条例及び
大分市
一般職の
任期付職員の採用及び
給与の特例に関する
条例の一部
改正についてであります。これは国及び
大分県に準じ、
一般職の
職員の給料及び
勤勉手当の
支給月数などを改定しようとするものであります。
議第110号は、
大分市立学校職員の
給与に関する
条例の一部
改正についてであります。これは、
義務教育諸
学校の
教育職員に準じ、
市立幼稚園教諭の給料及び
勤勉手当の
支給月数を改定しようとするものであります。
議第116号は、
大分市
農業集落排水処理施設条例の一部
改正についてであります。これは、
過疎化や
高齢化といった
地域の実情を踏まえ、
農業集落排水処理施設の
使用料について、
平成29年4月から
基本料金の
引き下げなどを行い、
施設ごとに定める
使用料を全ての
施設において同一の料金に改定しようとするものであります。
議第117号は、
大分市
水道事業給水条例の一部
改正についてであります。これは、
社会環境の変化に伴い、
水道利用者の
使用実態に合わせて
料金体系を見直す必要があることから、
基本水量の
引き下げや
従量料金の
逓増度の緩和を行うなど、
平成29年4月から
水道料金を改定しようとするものであります。
その他の
議案につきましては、その都度、
担当者から
説明いたさせます。
何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
以上、
提案理由の
説明をいたしましたが、
議員各位におかれましては、今
任期最後の
定例会となりますので、この機会に
一言御礼の御挨拶を申し上げたいと存じます。
顧みますと、この4年間は、我が国では急速に
少子高齢化が進み、本格的な
人口減少社会を迎える中、
生産年齢人口の減少による
地域経済の停滞や
地域コミュニティーの
弱体化などが懸念されることとなったほか、
グローバル化や
高度情報化社会の進展などにより、
社会経済情勢が大きく変化し、地方自治体においては、
地域の特徴を最大限に生かしながら、効果的な施策を
スピード感を持って展開していくことが求められる時代となってまいりました。
こうした中、
本市では、
福祉、環境、
教育などの
重要課題はもとより、防災・
減災対策についても
取り組みが着実に進行するとともに、
平成25年の
ホルトホール大分、
大分いこいの
道北側広場の完成に続き、昨年の春には、
大分駅
府内中央口広場やJRおおいたシティ、
大分県立美術館がオープンするなど、
にぎわい創出の核であります
中心市街地が大きく変貌し、100年に一度の大
事業となる県都の
まちづくりが大きく前進することとなりました。
また、私は昨年の4月に
市長に就任し、
市政を担ってまいりましたが、これまで、文化・芸術、歴史、
スポーツ、産業など
本市の特色を生かした
まちづくりに取り組むとともに、本年6月には、「笑顔が輝き 夢と魅力あふれる
未来創造都市」を新たな
都市像とする
大分市
総合計画、おおいた
創造ビジョン2024を策定し、新たな時代にふさわしい
大分市の創造に向け、スタートを切ることができたところであります。
これもひとえに、
議員皆様の
市政に対する熱意と御協力のたまものであり、ここに48万
大分市民を代表して敬意を表し、心から感謝を申し上げる次第でございます。
さて、今期をもって御勇退をされる
議員の
皆様には、今日までの長年にわたる
市政への御尽力に対しまして、改めて深く感謝を申し上げます。今後とも健康に十分御留意されまして、新たな視点から
市政の推進に御指導、御協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
また、引き続き来春の
市議会議員選挙に臨まれる方々には、どうかくれぐれも御自愛の上、御健闘されまして、再びこの議場におきまして御活躍いただきますよう御祈念申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。まことにありがとうございました。
◇─────────────────◇