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  1. 大分市議会 2016-09-14
    平成28年経済常任委員会( 9月14日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成28年経済常任委員会( 9月14日)                 経済常任委員会記録 1.開会日時   平成28年9月14日(水)午前9時59分開議~午後0時11分散会 2.場所   第5委員会室 3.出席委員   委員長 荻本 正直  副委員長 福間 健治   委 員 足立 義弘  委 員  仲道 俊寿   委 員 篠田 良行  委 員  堤  智通   委 員 仲家 孝治  委 員  川邉 浩子   欠席委員     なし 4.説明員   (商工労働観光部
       戸田商工労働観光部長玉野井商工労働観光部次長田中商工労働観光部次長、    伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長三好商工労政課長、    田崎商工労政課政策監安東商工労政課参事補中村商工労政課参事補、    甲斐商工労政課参事補足立商工労政課参事補山岡商工労政課参事補、    後商工労政課主査大渡創業経営支援課政策監朝見創業経営支援課参事、    河野創業経営支援課参事補沖田観光課長幸観光課政策監、    増本観光課付参事兼大分市高崎山管理公社事務局長足立観光課参事、    緒方観光課参事補 5.事務局出席者    書記 佐藤 利彦 6.審査案件等   【予算議案】    議第82号 平成28年度大分市一般会計補正予算(第2号) 〔承認(一部反対)〕          第1条 歳入歳出予算の補正              歳出  第7款 商工費          第3条 債務負担行為の補正 第3表中          2変更 ・企業立地促進助成金(平成28年度)   【報告事項】     ①第1回おおいた食と暮らしの祭典(旧大分生活文化展)について     ②大分市中央通り歩行者天国について     ③大分市アートを活かしたまちづくり推進会議の立ち上げについて     ④第35回大分七夕まつりについて     ⑤第2次大分市商工業振興計画の策定について     ⑥ふるさと大分応援寄附金について     ⑦大分市免税店PR支援事業について     ⑧移住者就労促進事業UIJターン)について     ⑨大分市本社機能移転促進事業補助金の創設について     ⑩一般財団法人大分市高崎山管理公社に係る不祥事について     ⑪大分市観光戦略プランについて     ⑫宗麟公まつりについて     ⑬その他                 会議の概要                              平成28年9月14日                              午前9時59分開議 ○荻本委員長   おはようございます。ただいまから経済常任委員会を開会いたします。  それでは、まず審査に入る前に、委員会運営について3点確認をしておきます。  1点目は、委員会会議記録インターネットでの公開です。皆さん御存じのように、平成20年第1回定例会分から、従来の本会議録に加え、委員会の会議録がインターネット市議会ホームページで公開されております。つきましては、質疑等がある場合は、まず挙手をして、発言の許可を受けた後、発言を行うようお願いいたします。また、特に執行部の方にお願いですが、発言の際には、所属と氏名を告げて、大きな声ではっきりと発言をお願いいたします。  2点目は、自由討議についてです。議会基本条例において、議会は議案等の審議または審査においては、議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるものとするとされていることから、委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  3点目は、本会議同様、委員会におきましても、より議論を深めることを目的として、委員の質問、政策提言等に対し、執行部は、委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いいたします。ただし、委員による新たな事業提案等に対し、必要となる予算の組み替えなどの数値的なものや統計的な事項についての反問は、原則としてその対象とはなりませんので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査の前に、戸田商工労働観光部長より発言を求められていますので、これを許可します。 ○戸田商工労働観光部長   御審議の前の貴重なお時間を頂戴いたしまして、一言御挨拶をさせていただきます。  まず初めに、一般財団法人大分市高崎山管理公社の職員による不祥事の件で、経済常任委員会の委員の皆様方には大変な御心配と御迷惑をおかけいたしまして、この場をおかりいたしまして、おわびを申し上げます。申しわけございませんでした。  一般財団法人高崎山管理公社は、現在、警察や弁護士と相談をしながら、被害総額の正確な調査を含めた全容の解明を進めているところでございますけれども、特に重要でございます再発防止に向けて、現金等の取り扱いに関する管理の徹底と、より一層の綱紀粛正を指示したところでございます。できるだけ早く委員の皆様方に御報告ができるよう努めているところでございます。  あわせまして、本市といたしましても、より一層のチェック体制を確立し、指導・助言を徹底してまいりたいと思っているところでございます。  次に、6月以降の経済常任委員会に係る主な取り組みにつきまして、7月20日から26日までの間、農林水産部と連携をいたしまして、別府市、由布市、日田市、竹田市、九重町に参加を呼びかけまして、福岡市の博多大丸におきまして、大分の豊かな食や特産品と観光のPRを行い、特に夏休みの誘客につなげるという目的で、大分物産観光フェア、「一緒にがんばろう!熊本 大分も元気に頑張っています!」というイベントを開催いたしました。  また、恒例の第35回大分七夕まつりが8月5日から7日にかけ開催されましたけれども、おかげさまで天候にも恵まれまして、3日間で延べ42万人という過去最高の人出でにぎわいました。祭りそのものの魅力が向上したということに加えまして、JRおおいたシティ、県立美術館のオープンを契機として、中心市街地の魅力が高まった結果であると考えております。  次に、企業誘致取り組みでございますけれども、本日の報告事項にもございますが、本社機能の移転に際して、土地・建物の取得、従業員の新規雇用設備投資にかかる経費の一部を補助する大分市本社機能移転促進事業補助金制度を9月1日から運用をしているところでございます。  また、県と連携をいたしまして、これまで取り組みを進めてきた結果、今月中に、成長産業として期待されており、全国的にも非常に大きな期待を呼んでおります産業用のドローンを取り扱う国内の大手企業が研究所を立地するということになりました。  さらに、10月には、企業の顧客対応、内部事務などを受託するいわゆる事務代行サービス国内最大手でございます企業が、本市に進出することになっております。  今後とも、企業誘致における助成制度を広く周知すること等によりまして、積極的な取り組みを展開してまいりたいと考えております。  それでは、本委員会におきまして、商工労働観光部所管予算議案1件を提案しておりますので、慎重御審議の上、御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げる次第でございます。 ○荻本委員長   それでは、早速審査に入りたいと思います。  最初に、予算議案の議第82号、平成28年度大分市一般会計補正予算(第2号)、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第7款商工費について審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○三好商工労政課長     〔予算書① 32ページ~、7款 商工費について説明〕 ○荻本委員長   ただいま説明が終わりましたけれども、委員の皆さんで質疑・意見はありませんか。 ○福間副委員長   助成金制度で、これまでに助成した金額や大手、中小の企業数の内訳を含めてわかればお願いいたします。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   平成16年からの企業立地に関して助成した企業については、全体で46件でございます。また、助成額は62億8,500万円になっております。 ○福間副委員長   この前、大分市高校生議会を実施しました。その際に戸田部長の答弁では、こういった助成金等によって7,000人ぐらいの雇用促進が図られたと言われました。一方で県内を見ても、企業の撤退、閉鎖、リストラなどが大きな社会問題になっています。本市に進出した大手で、この間、リストラ等でどれぐらいの影響が出ているのか、把握している範囲で教えてください。 ○三好商工労政課長   進出企業に限るわけではございませんが、企業の事業縮小や撤退について、個別の情報は把握しておりません。しかしながら、本市でわかる範囲でお答えできますのは、平成24年の東芝大分工場による約500人の配置転換、それと同じく本年4月の東芝大分工場の新会社への配置転換が約1,200人、そして、ソニーへの移籍が約800人、そして、約300人の早期退職があったと把握しております。 ○福間副委員長   それは、リーマンショックのときですか。 ○三好商工労政課長   リーマンショックが平成21年で、最初の約500人の配置転換が平成24年ですから、影響を受けた中でのことだと思われます。 ○福間副委員長   大分キヤノンにも以前、助成金を出していますが、大分キヤノンの人数は把握されていますか。 ○三好商工労政課長   個々の会社については把握しておりません。 ○福間副委員長   あわせて、先般、大分市中小企業振興計画等も出されていますが、現実にこの10年余りで本市の地場の中小企業の倒産廃業などによる従業員数の減少についてはどの程度把握されているのか教えてください。 ○三好商工労政課長   従業員数の推移は把握できておりません。ただ、平成24年の経済センサス活動調査によりますと、中小企業市内事業所数が割合でいいますと98.7%、そして、従業者数が75.1%と把握しております。それ以前のものについては、数字を出すためには、もとのデータをもとに手で積み上げて積算しないとわからないということもありまして、現在把握している数字は、平成24年の経済センサスによるものだけであります。 ○福間副委員長   確かに一定程度従業員がふえたかもしれませんが、設備投資従業員確保で助成しておきながら、定かな数字はわからないということですが、リーマンショックの影響も大きく受けていると思います。それらを考慮しますと、今度できた中小企業振興基本計画では、地場企業を育成して育てていくということに予算的にもシフトをすべきだと思います。  そういう点では、パーセンデージだけではなくて、実際はどうなのかということを把握して、管理もしていくということが非常に大切ではないかと考えますが、その辺の基本的な考え方を教えてください。 ○三好商工労政課長   中小企業、大企業問わず、企業の産業活動を振興していくという意味では、そこで働く人の数、そして事業所の数というのは非常にその施策を組み立てていく上で重要な数字だと思います。  今後、経済センサスなどを追って、今先ほど申し上げました98.7%、75.1%と、その推移を比較できるような形で調査をしていきたいと思います。 ○福間副委員長   お願いします。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。 ○堤委員   今手元に資料がないのですが、今回の企業立地助成金については三井造船がたしか50億円ぐらい、大分合同新聞社も五十何億円という設備投資額に対して、雇用人数が三井造船が何十人で、大分合同新聞社は2人ぐらい、そしてコーリングセンターが200人雇用すると出ていました。  お聞きしたいのは、要するに助成金とは、雇用人数ではなく、その設備投資額に対して幾らという算出をされているのでしょうか。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長 
     この助成金の分につきましては、雇用の部分と設備投資額の2つを合わせた分で助成をしているところでございます。 ○堤委員   そうすると、同じ50億円を投資しても、片方は2人で、片方は何十人と大きな開きがあるのは不思議な気がします。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   助成に関しましては、助成額に対して要件がございまして、例えば、大企業でございますと、設備投資額が10億円以上、また増設でしたら10人以上といった基準を満たせば助成をするという形でしております。 ○堤委員   わかりました。 ○足立委員   最初にこの助成制度をつくったときに、もう大企業には出す必要はなく、もっと地場企業中小企業の活躍できる場をつくってあげるべきではないかと言いました。また、私の記憶では、助成したのであれば、最低でも5年間は追跡調査しますといった話が出ていたと思います。今聞いてみると、その後どうなったかといった追跡調査はしないような話しぶりでしたが、やはり5年間程度の期間は報告させる義務をつけないとおかしいと思います。予算を組んで、全部消化してからよかったで終わるような行政では困ります。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   助成をした企業につきましては、5年間の追跡調査をいたしております。雇用の関係で減った場合につきましては、返却していただかないといけないものですので、そういった部分はしっかりと調査をしております。 ○足立委員   先ほど聞いた際には、人数がわかりませんと言われませんでしたか。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   雇用した人数につきまして、規定に沿うかどうか、また申告した数字であるかどうかという部分につきまして、5年間調査をしております。  先ほど三好課長から申しました数値は、その後どうなったかという部分につきまして、把握はできてないということで御答弁させていただいたところでございます。 ○足立委員   5年間については、書類を見せてと言ったら、見せられるということですか。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   はい。 ○足立委員   後でいいので資料をください。 ○荻本委員長   足立委員の申し出で、促進事業助成金対象企業追跡調査の資料を、委員の皆さんにお配りをいただきたいと思います。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   はい。 ○荻本委員長   そのほかはありませんか。 ○仲道委員   事前に企業の交付予定一覧の資料をいただきました。その後、修正版ということで、企業ごと設備投資額雇用人数及び予算額が入った資料が出てきましたが、当初いただいた資料には大きな太字で、企業ごと設備投資額雇用人数及び予算額については企業の意向により表示していませんとありましたが、企業のどういった意向なのか教えてください。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   未確定の段階ということで、企業といたしましても、今後詰めていかなければいけないという御意見がございましたので、お配りをさせていただきました資料の中には、企業の意向という形でまとめたさせていただきました。 ○仲道委員   部長、当初予算では、公募した企業の名前は入っています。9月補正では、投資をしない、予算をつけていない企業の名前も入っています。企業ごとの金額も人数もわからない状態で議会に説明をして、承認をしてほしいというのは余りにも乱暴だと思いますが、いかがでしょうか。 ○戸田商工労働観光部長   おっしゃるとおりでございます。先ほど伊藤次長が申し上げましたように、企業にとっては、投資額あるいは雇用人数企業戦略と大きくかかわるところでございます。当初は、非常にネガティブでございまして、そういう意味でも資料として非常に出しにくい状況でございました。県においても、企業の内容詳細を出していないというところもあり、県と連携をして、さらにお願いをいたしまして、結果として出せるようにいたしました。  一般的な話でいきますと、投資額や雇用がどれぐらいになるかは、企業としては秘匿したい部分であります。一方で、本市としても税金を投入しての支援になりますので、せめぎ合いがございまして、結果として、情報を出せるように御理解をいただいたというところでございます。 ○仲道委員   部長、今の説明と先ほどの課長の説明を含めると、企業の投資額も雇用人数もはっきり決まっていない段階で企業に予算をつけたという流れになりますけど、間違いないのでしょうか。 ○戸田商工労働観光部長   予定をしている金額をお教えいただいて予算化をしております。はっきりした想定をしているのをお聞きするというのが、この支援の前提でございます。 ○仲道委員   それであるならば、逆に企業名のほうが必要ありません。どこの企業だから投資するのかという話ではないので、それ以外の情報を開示して審議を求めるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○戸田商工労働観光部長   そのような方法もあると思います。ただ、どのような企業に投資されるのかということに、市民の皆さんも関心のあることではないかというのもございますので、なるべく我々としては開示をしたいと考えております。  一方で、その企業の戦略として、この部分は秘匿にしたいというところのせめぎ合いがございまして、名前を出すこと自体は当初から御了解をいただいておりました。一部には秘匿にしたいとおっしゃった企業もございますけれども、御説明をさせていただいて、企業名をまず出させていただいて、詳細についても出させていただきたいという説明をして、最終的には御理解をいただきました。 ○仲道委員   当初の資料には制度区分は入っていましたけれども、立地区分、増設なのか、移設なのか、新設なのかといったことも入っていない資料でした。もう少し丁寧な説明を要望します。 ○荻本委員長   そのほかはありませんか。 ○足立委員   企業の新しい出発、再出発ということですので、やはり大分市も応援しますという気持ちを持ってください。例えば、開所式等で、担当の職員を呼んでもらうような関係を築くなど、気持ちが相手に通じるような、血の通った予算を使ってもらいたいです。要望です。 ○荻本委員長   そのほかはありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   ないようですので、質疑・意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。 ○福間副委員長   やはり体力のある企業に市民の血税をつぎ込む必要があるのかと感じます。先ほど質疑で言ったように、やはり地場企業を最優先に救済するという立場が必要だと思います。  今回、新たに呼び込み型もいろいろ入っていますけど、そういう姿勢は改めていただきたい。地場優先という立場で大企業向けには賛同できません。  2つ目の反対理由として、先ほど仲道委員が指摘をしましたけど、この資料は議会の審議権を否定するようなものであります。議会の審議権を侵害するようなやり方は決して許されませんし、執行部も市民の血税をどのように使うのか、責任を持って予算を出しているわけですから、常任委員会がしっかり審議できるようにしていただきたい。  以上、この2点において、この議案には反対をいたします。 ○荻本委員長   ほかにはありませんか。 ○足立委員   地場を育成してもらいたいという気持ちもありますが、きちんと条件を整えながら頑張ってもらいたいと思いますので、賛成いたします。 ○荻本委員長   ほかにはありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   やはり審査する上では資料は非常に大事になります。数値的なものがない中での審査はできません。今後は、きちんとした形の資料を作成して、委員会に臨むようにしていただきたいと思います。  それでは、討論はこれで終結をいたします。  本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、第3条債務負担行為の補正、第3表中2変更、企業立地促進助成金(平成28年度)について審査を行います。執行部の説明を求めます。 ○三好商工労政課長     〔予算書① 7ページ~、債務負担行為の補正 企業立地促進助成金について説明〕 ○荻本委員長   ただいま説明が終わりましたけれども、委員の皆さんで質疑・意見はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   ないようですので、質疑・意見はこれで終結いたします。  次に、討論はありませんか。 ○福間副委員長   先ほどと同じ理由で反対します。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   ないようですので、討論はこれで終結いたします。  それでは、本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたしました。  次に、執行部からの報告事項を受けたいと思います。  各課ごとに分け、順次報告を受け、意見・質問等を受けたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、執行部の報告を求めます。
    沖田観光課長   1点、一般財団法人大分市高崎山管理公社に係る不祥事についての部分について、先に御報告させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。 ○荻本委員長   はい。 ○沖田観光課長   ありがとうございます。報告事項の10点目になります。報告事項⑩の資料をごらんください。  一般財団法人大分市高崎山管理公社に係る不祥事について御説明いたします。  去る8月24日に、一般財団法人大分市高崎山管理公社の職員が、一般財団法人高崎山管理公社の自己資金を窃取した件について、記者発表をしました。  本市といたしましても、本市の観光施設、大分市高崎山自然動物園の指定管理者である一般財団法人大分市高崎山管理公社の職員が、公社の現金窃取という不祥事を起こし、懲戒解雇処分となったことにつきまして、大変遺憾に思っているところであり、速やかに一般財団法人大分市高崎山管理公社に対して、事件の全容解明再発防止の徹底並びにより一層の綱紀粛正の徹底について申し入れを行ってきたところでございます。  これを受け、一般財団法人高崎山管理公社におきまして、綱紀粛正の徹底を図るとともに、現在、全容解明並びに再発防止策の検討に向けて取り組んでいるところであり、できるだけ早い時期に委員の皆様に説明の場を設けさせていただけるよう努めているところでございます。 ○荻本委員長   ただいま報告のあった件について、意見・質問等はありませんか。 ○足立委員   それも早急にしていただきたいのですが、やはり今後の対応が大事です。指定管理者のあり方もそうですが、もう方向性は打ち出しているのでしょうか。内部監査をするのか、しかるべき第三者機関に調べてもらうのか教えてください。 ○沖田観光課長   先ほども申し上げましたとおり、今現在、一般財団法人高崎山管理公社におきまして、全容の解明と再発防止策等を取りまとめている段階でありますので、その辺の推移を見守り判断をさせていただきたいと考えております。 ○足立委員   わかりました。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。 ○堤委員   大分市の監査委員が平成24年度に監査をしたときの高崎山の指定管理に関する事項では、月次業務報告において収支状況が記載されていませんでした。また、指定管理業務固有の銀行口座が開設されていなかったともありますが、これについてはこの指摘を受けて、適正に管理されているということでしょうか。 ○沖田観光課長   平成24年度、平成26年度に市の監査を受けておりますが、その中で指摘された事項については全て改善をいたしております。 ○堤委員   普通の企業であれば、月次の試算表、収支計算書等、貸借対照表等を作成し、月末において手元預金等の突合をすれば必ずわかるはずですが、それをしていなかったということでしょうか。 ○沖田観光課長   記者会見の中でも説明をさせていただきましたけれども、市に納めるべき入場料金、駐車料金、さるっこレールの収入等につきましては、毎日、職員が締めをして、現金と突合をして銀行に納めて、市に全額納入されております。  今回問題になった部分につきましては、一般財団法人高崎山管理公社が独自に持っている自己資金であり、これは通常一般企業でも言われております小口現金です。現金で支払いをしなければならない分、つり銭の資金といった分でお金を持っております。結果的に、その分において今回の使途不明の金額につながったということであります。 ○堤委員   私が聞きたいのは、固有の経費の部分であって、市に納める入園料どうのというよりも、公社自体の経理についてです。普通の企業においても、月の初めと月末の小口現金は毎月合わせます。毎月チェックすれば必ずわかると思うので、きちんとお願いします。 ○荻本委員長   そのほかありませんか。 ○仲道委員   今後、議会にどのような形で報告があるかわかりませんが、観光客への影響があったのかどうかを教えてください。もし影響があったとしたら、その報告の時期で回復をしているのかどうか。そして、回復していないのであれば、どういう対策が考えられるのかを細かく調査してほしいです。例えば、前年同月の平均と比べるといった雑駁な調査ではなく、発表後の直後の土日の観光客数を過去3年で比べてみるなど、細かく分析をしていただきたいと思います。万が一回復していない状況になったときにはみんなで対策を考えていかないといけないと思いますのでお願いします。 ○沖田観光課長   御指摘のあった部分をまとめて、報告をさせていただきたいと思います。 ○仲道委員   お願いします。 ○荻本委員長   そのほかはありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   続きまして、商工労政課お願いします。 ○三好商工労政課長   商工労政課からは8点の項目について御報告をさせていただきます。  まず1点目の、第1回おおいた食と暮らしの祭典についてでございます。これは、旧大分生活文化展を見直したものです。祭典のパンフレットは、現在作成中でありますが、A3両面の最終原稿を別にお配りしておりますので、後ほどごらんください。  それでは、資料の1ページをお開きください。  前回の経済常任委員会では、ことしで50回目を迎える生活文化展の見直しの方向性について御報告をさせていただきましたが、先般、8月29日の月曜日に荻本経済常任委員長が委員長になっていただいております、仮称新大分生活文化展実行委員会総会を開催し、新名称や見直しの内容を含む全体事業の御承認をいただきました。  まず名称についてですが、6月1日から7月6日までの間、一般公募を行った結果、110人から204点の応募をいただきました。この中から、大分商工会議所、大分合同新聞社、大分市の主催3者で10点の候補に絞り込み、商標調査を行った上、実行委員会で投票を行い、決定に至りました。  次に、これまでの生活文化展から見直した点を中心に、第1回おおいた食と暮らしの祭典の事業内容について御説明いたします。  資料の3ページをごらんください。  第1回の祭典は、10月7日の金曜日から10月16日の日曜日までの10日間、大分城址公園、若草公園、大手公園外全12会場で開催いたします。今回の見直しを機に、新たに祭典の会場となった場所は、新規と書いて赤字でお示ししており、大分駅府内中央口広場、府内アクアパーク、ホルトホール大分、市道中央通りでございます。  それでは、一番上の大分城址公園会場から御説明いたします。黄色の網かけをしているものが新規、または一部新規の行事でございます。  2番の植木造園展では、これまでの純和風の庭園の展示に加え、ガーデニングに関心がある人も楽しめるような洋風の庭園、イングリッシュガーデンをごらんいただき、休憩用のベンチを設置します。  3番の憩いの広場は、10メートル四方のテントを張り、どなたでもゆっくりとくつろげる椅子、テーブルを並べます。  4番のガーデンカフェは、イングリッシュガーデンの緑に囲まれた空間で軽食等を楽しめる店舗が出店します。  6番の、第59回大分市工業展では、昨年まで設置しておりました巨大テントを廃止し、新たに10メートル×10メートルの中型テントを設置。そのテント内で建具コンクールの優秀作品の展示のほか、子ども工務店、誰もが日替わりで楽しめるワークショップなどを開催します。そのほか、大分城址公園のお堀に水中ロボットを投入し、水中の様子をインターネットで中継する取り組みも行います。  7番の水素を燃料として走る燃料電池自動車の展示・体験試乗は、期間中を通して各会場で、本市が所有する水素自動車ミライの展示と、運転手は管財課の職員がつきまして、その体験試乗を実施します。7日から12日と14日は大分城址公園会場、13日はガレリア竹町ドーム広場、15、16日はコンパルホールで、後ほどそれぞれ御説明いたしますが、そのイベントと一体となった取り組みを実施します。  10番のひろえば街が好きになる運動では、世界的に有名なアルピニスト野口健氏が、これも後ほど御説明します若草公園会場での佐藤市長とのトークショーの後、大分城址公園会場に来場し、市民の皆様との触れ合いの場を持っていただくことになっています。  次に、ガレリア竹町ドーム広場です。  ガレリア竹町ドーム広場におきましては、1番にありますように、鶴崎踊りの披露が行われます。これは中心市街地と郊外の地域の双方にメリットがある、とても好ましい連携が始まったものであると考えております。  8番、成長産業展を新規事業として開催します。  資料の4ページをごらんください。4ページにありますように10月11日の火曜日には、ロボットスーツHALや医療・介護に関連した製品、12日の水曜日には産業用ロボットやドローンに関連する製品、13日の木曜日には次世代自動車の展示を行います。  これらの製品は、今後の成長産業として注目されるものであり、市民はもとより、多くの企業関係者の皆様にも会場に足を運んでいただき、今後の本市の経済振興の契機としていただければ幸いです。  3ページにお戻りください。  次に、コンパルホール会場でございます。3番の大分生活文化展写真展では、これまでの50年間の生活文化展の様子などの写真の展示を行います。  4番のおおいたスポーツ広場2016は、従来から同時期に開催されていたイベントでございますが、今年度から広報などを食と暮らしの祭典と一体的に行うなど、連携を深め、相乗効果を上げていくこととしております。  5番のおおいた協働ものづくり展2016につきましては、これまで開催していましたアートプラザから会場を移して実施することとなったものです。  6番の水素を燃料として走る燃料電池自動車の展示・体験試乗は、この10月15日と16日の2日間はコンパルホールでします。  次に、大分駅府内中央口広場です。  ここでは、来街者の皆様をおおいた食と暮らしの祭典各会場へ御案内する空間として、祭典全体のPRを行い、期間中、案内看板やパンフレットを設置します。  3番の宗麟公まつりは、16日の日曜日に行いますが、祭典との連携を深め一体的な広報を行ってまいるものでございます。  次に、若草公園会場です。  3番のキッズパークは、巨大迷路や子供向け遊具、飲食ブース等を設置します。  4番の県内9市町村連携ブースは、祭典期間中、県内の9市町村に飲食や物販などの特産品及び観光のPRブースを出店していただくものでございます。この取り組みにつきましては、今後、市内のみならず県内市町村との連携を深め、双方にメリットのあるイベントとして積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  6番は、城址公園会場での説明でも触れました、ひろえば街が好きになる運動の一環として、野口健氏と佐藤樹一郎市長がトークショーを行うものです。  次に、ふないアクアパーク会場です。  新たに追加となった、ふないアクアパーク会場では、ふないマルシェwith青空マーケットと題し、飲食や雑貨等が一堂に会する楽しい空間を用意しております。また、週末は音楽イベントも開催いたします。この若草公園会場とふないアクアパーク会場につきましては、商店街等の皆様との連携のもと、自分たちの手でつくり上げる会場というコンセプトを持っており、今後、こうした手法も積極的に展開してまいりたいと考えております。  次に、大手公園会場では、郷土料理などの飲食ブースが充実した暮らしフェスタを、ホルトホール大分会場では、コンパルホール会場から場所を移して諸流いけばな展を実施いたします。また、市役所中庭や商店街でもさまざまなイベントを実施します。  次に、中央通りでございますが、詳細は後ほど次の項目で御報告いたしますが、祭典の最終日であります16日に歩行者天国を実施することとしております。  最後に、まちなかの回遊性を高めるために、新たな会場を加え、全4会場5カ所をめぐるスタンプラリーを実施いたします。  今年度、記念すべき第1回となりますおおいた食と暮らしの祭典につきましては、主催・協賛も含めて43事業を実施する予定で、昨年度の30事業を大幅に上回るイベントとなっております。また、資料の上段にありますように、第1回おおいた食と暮らしの祭典開会式を10月7日の金曜日、午前9時30分から大分市城址公園会場にて行います。  経済常任委員長を初め、委員の皆様、正副議長、議会運営委員会委員長、各常任委員会委員長、各特別委員会委員長の皆様には既に御案内をさせていただいておりますので、御出席のほどよろしくお願い申し上げます。委員の皆様の御家族、御友人お誘い合わせの上、第1回おおいた食と暮らしの祭典に足を運んでいただきますようによろしくお願いいたします。  次に、中央通り歩行者天国について御報告をさせていただきます。  資料の5ページをごらんください。  1の歩行者天国開催の目的につきましては、6月議会の予算議案の中でも御説明させていただきました内容でございます。  2の歩行者天国の概要についてですが、日時は10月16日の日曜日、13時から17時までの4時間で予定しております。交通規制はその前後1時間で、12時から18時までの6時間となります。開催場所は、中央通りのうち、中村病院建設予定地前の横断歩道からガレリア竹町ドーム広場前の横断歩道までの約320メートルの間となります。  主催は、経済界や公共交通事業者、報道機関等から構成される大分市中央通り歩行者天国推進委員会となっており、共催は、中心市街地において市民等と連携し、魅力あるイベントの実施や市民団体等の活動の活発化、情報の受発信の強化を目指す、おいたんまちからネットワークWelove大分協議会でございます。  資料の8ページから10ページをごらんください。ここにありますのが、実施のための組織であります推進委員会及び詳細の企画案をまとめ推進委員会に提案する同幹事会、今後の歩行者天国を実施するに当たり、市町村連携を図っていくためにオブザーバーとして参画をしていただいております県下市町村の担当者名簿でございます。  資料の11ページをごらんください。  今回の歩行者天国は、先ほど御説明させていただきました第1回おおいた食と暮らしの祭典の最終日に行うもので、歩行者天国を中央通りでやりますが、その全体を取り囲むように当日開催されております文化展の会場の状況をお示ししております。  別刷りの1枚、右肩に、まちなかイベントInformationと書かれた資料をごらんください。資料の上が北、下が南となっております。まず、水色の自転車横断帯が上下2カ所にあります。歩行者天国エリアは自転車は基本的にはおりて押してもらうようお願いをしますが、東西を行き来する自転車が乗ったまま横断できる空間を確保しております。  次に①のメーンステージでございます。ここでは、オープニングセレモニーや若者に人気のバンド、SIXLOUNGE、OBSラジオ公開生放送、三戸なつめさん、錦野旦さんのステージなどを行います。その下のフリーパフォーマンススペースでは、自由にできるパフォーマンスなどを披露することができる空間としております。その下の憩いスペースでは、椅子、テーブルなどを設置して、ゆっくりとくつろげる空間とします。  その下、②のスクランブルステージゾーンでございますが、トキハ本店と大分フォーラスの間のスクランブル交差点のエリアで、よさこいまつりの団体によるパフォーマンスや10月22日の土曜日と23日の日曜日に行われますおおいた夢色音楽祭のプレイベントなどを実施します。  その下、③のはたらく車ゾーンには、消防車やパトカー、自衛隊の車両などを展示します。  その下の憩いスペースでは、100畳の畳を敷き詰めて、将棋でもトランプでも各自持ち寄って楽しめる空間をつくっていきます。  その下、④の職業体験エリアは、大分県中小企業団体中央会の皆さんが運営するスペースで、地元中小企業を紹介し、子供たちに関心を持ってもらえるきっかけとなる職業体験コーナーを設置することとしております。  このほかにも、現時点で場所はまだ決まっておりませんが、大分トリニータの応援ブースや県と連携する中、ラグビーワールドカップ2019を盛り上げるためのブースなども設置してまいりたいと考えております。  また、公共交通の利用促進を図るため、バスやタクシーで来場した皆さんを対象に、買い物や食事などの際に、何らかの特典を受けられることができないか、現在、公共交通事業者及び商店街等と調整を進めております。さらに、まちなかの回遊性の向上のために、子供たちを対象として、複数の店舗をめぐり、宝探しをする企画、トレジャーハントを実施します。
     資料の12ページをごらんください。  予算につきましては、市からの補助金として推進委員会に1,200万円を交付する予定で、現時点ではここに書かれているような内訳となっております。  次に、3、当日の交通規制についてでございます。別刷りのA4サイズのペーパーをごらんください。  大分市中央通り歩行者天国交通規制のお知らせと書かれた資料です。中央通りの交通規制のほか、赤レンガ館とトキハ本店の間の通り、それとトキハ本店とトキハ会館の間のふないサンサン通り、大分フォーラス南側の縁起横町の通りにつきましては、一方通行の解除を予定しています。  また、大分銀行本店の南側の通りと中村病院建設予定地北側の通りは、通常どおり通行できるものとしており、府内町や中央町の駐車場への影響を少なくするように調整をしております。  また、中央通りを通行しなければ利用できない駐車場といたしましては、パチンコ大商、パチンコゼウスの駐車場がありますが、代替駐車場の確保などで、当日の駐車場の閉鎖についての御了解をいただいております。  タクシーに関しましては、歩行者天国区間の南北の2カ所に臨時タクシー乗り場を設けます。  バスにつきましては、遊歩公園の県庁前古国府線及びオアシス広場21の東側の通りを迂回路として使用していただくこととなっております。  再び、資料の6ページをごらんください。  一番下にありますが、4の歩行者通行量調査等についてでございます。  これは、今後の歩行者天国の継続実施を判断するための資料として、補助金で渡す分とは別に本市が直接行う調査でありまして、歩行者天国の実施に伴う来街者の回遊行動を把握するための歩行者通行量調査、歩行者天国に関する意見等を把握するためのアンケート調査、周辺の交通環境への影響を把握するための自動車交通量調査を実施いたします。  それぞれの調査箇所の詳細につきましては、13ページから15ページに記載しております。  歩行者天国に関する説明は以上でございますが、経済常任委員会の委員長初め、委員の皆様、そのほか議員の皆様にも準備が整いましたら、改めて御案内をさせていただきますので、御家族、御友人お誘い合わせの上、ぜひ会場に足をお運びいただければと思います。  続きまして3点目、大分市アートを活かしたまちづくり事業です。  資料の16ページをごらんください。  大分市アートを活かしたまちづくり事業は、平成25年当時のアントレプレナーシップ事業として、平成25年から平成27年度までの3年間、アートフェスティバルおおいたトイレンナーレ2015の開催に向けて、おおいたトイレンナーレ実行委員会を組織して進めてまいりました。  1の目的にありますように、今年度からはその目標をこれまでの中心市街地の活性化から、地域経済の振興と観光振興に広げまして、平成30年の国民文化祭、平成31年のラグビーワールドカップ大分開催、さらには平成32年の東京オリンピック・パラリンピックの開催などに向け、新しい視点で大分市のアートを活かしたまちづくりを推進するための体制を新たに構築いたしました。  まず、庁内の推進体制でございますが、2の推進組織の構築(1)にございますように、文化・芸術に関連する取り組み、アートを活かしたまちづくりに関連する取り組みを担当する各部署と横断的な施策の検討及び情報共有を進めるため、庁内13課が参画する大分市文化・芸術まちづくり庁内検討会議を設置いたしました。  また、(2)の官民連携による推進組織でございますが、本市を含む官民連携で、広くアートを活かしたまちづくりを推進する主体として、地元の短大や経済団体、その他関係団体とともに、大分市アートを活かしたまちづくり推進会議を、去る9月12日に設置したところでございます。  また、同日、この推進会議の中に、平成27年度に開催したおおいたトイレンナーレに続く、第2回のアートフェスティバルの開催を検討、実施する組織として、仮称大分アートフェスティバル企画委員会を設置しました。推進委員会及び企画委員会の名簿は17ページに掲載しております。  この2回目のアートフェスティバルは、3年ごとのトリエンナーレ形式を念頭に、平成30年の国民文化祭大分開催に合わせ、相乗効果が発揮できる内容としてまいりたいと考えております。  次に、平成28年度第35回大分七夕まつりについて御報告させていただきます。  資料の18ページをごらんください。  1の会期ですが、ことしは8月5日の金曜日から7日の日曜日までの3日間開催いたしました。  2の観客動員数ですが、初日の8月5日は20万人、2日目の6日は10万人、3日目の7日は12万人で、合計42万人の方が来場し、過去最高の来場者数を記録しました。  過去最高を記録した要因として、ことしの3日目の花火大会が、大分合同新聞創刊130周年ということもあり、1万130発もの花火を打ち上げ、音楽と調和した趣向を凝らした見事な演出を行ったことによりまして、12万人もの観客が訪れました。  3の行事ですが、(1)七夕飾り付けは、中心部商店街や金融機関等の御協力をいただきながら、3日間、竹町、中央町のアーケードについては7日間行いました。また、七夕飾り付けコンクールでは98店舗が参加し、猛暑の中、荻本委員長にも審査委員として全ての飾りつけを採点して回っていただきました。また、市民手づくり飾りつけを竹町、中央町、府内町の3カ所で実施いたしました。  次に、(2)の48万人の広場ですが、8月5日の金曜日には、府内打ち水大作戦、オープニングセレモニーに続き、府内戦紙を開催しました。  府内戦紙では、昨年よりも1団体多い19基22団体4,000人の方が参加するなど、一般参加者も年々増加してきております。また、山車の作品、踊り、練り等総合的に優秀な団体に贈れられる一等賞は、史上初の2連覇を大分キヤノンさんが達成されました。  そのほか、大分駅府内中央口広場で行いました府内戦紙の山車の事前展示には、17基(17団体)が参加し、多くのメディアにも取り上げられ、祭り気分を盛り上げていただきました。  6日の土曜日には、市議会の皆様にも御参加いただきましたおおいた市民おどりの祭典や七夕ブロードウェイ等を開催しました。  19ページをごらんください。  4の共催行事ですが、ふないアクアパークにおいて、今年からふない水辺の屋台村と名称を改めて、大分都心まちづくり委員会府内部会の主催で開催されました。  5の協賛行事につきましては、大分合同新聞花火大会、祭り・DA・OBSなどが開催されております。  6のその他の行事につきましては、中村病院建設予定地でぱっちん屋台が開催されたほか、ここに書いているような行事が行われました。  そして、7の怪我人、病人、迷子等対応でございますが、けが人等の対応は、初日11件、2日目2件で合計13件、うち救急搬送は各日1件ずつあり、どちらも熱中症の症状でした。しかしながら、幸いなことに大事に至る事故はございませんでした。また、迷子の対応は、初日5件、2日目で7件、合計12件でしたが、全て短時間で解決いたしました。  続きまして、第2次大分市商工業振興計画策定の進捗状況について報告をさせていただきます。  資料の20ページをごらんください。  この資料は、計画の現時点での全体像を明らかにする目次と言える資料でございます。これまでの経済常任委員会では、第2次計画を策定する目的、総合計画との関係性、策定委員のメンバー構成、アンケート調査の実施と結果、施策の体系、それと第5章の1、新たな産業の創出、2の産業集積の推進について御報告をさせていただいております。  今回は、7月6日、8月3日にそれぞれ第4回と第5回の策定委員会を開催して協議した第5章の3、企業の競争力強化、4の就労支援と勤労者福祉の充実、そして、今後のスケジュールについて御報告をさせていただきます。  資料の21ページには、参考までに施策の体系図を添付しております。  本計画の基本施策は、新たな産業の創出、産業集積の推進、企業の競争力の強化、就労支援と勤労者福祉の充実の4本柱となっております。  資料の22ページには、前回御説明をいたしました新たな産業の創出、23ページには産業集積の推進の基本施策とその具体的な取り組み例を記載しておりますが、こちらは既に報告済みの内容でございます。  資料の24ページから25ページにかけましては、企業の競争力強化の基本施策とその施策の方針として(1)経営基盤の強化、(2)工業・商業・サービス業の活性化、(3)地域資源の活用促進と地場産業の育成を挙げ、具体的な取り組み例をまとめております。  26ページには、就労支援と勤労者福祉の充実の基本施策とその施策の方針として、(1)就労支援、(2)勤労者福祉の充実を掲げ、具体的な取り組み例をまとめております。詳細の説明はいたしませんが、後ほどごらんいただければと思います。  続きまして、今後のスケジュールですが、資料の27ページをごらんください。  次回の策定委員会は、10月6日を予定しており、策定委員に総論部分の内容を協議していただき、全体の体裁を整えた後、パブリックコメント原案を作成することとしております。この原案は準備ができましたら、経済常任委員の皆様にお配りさせていただきたいと考えております。  配布後、10月中旬から約1カ月間、パブリックコメントを実施します。パブリックコメントでいただいた意見を素案に反映させ、11月に7回目の策定委員会を開催し、最終計画案を取りまとめ、12月議会で改めて御報告させていただきたいと考えております。  続きまして、ふるさと大分市応援寄附金についてでございます。  お手元にお配りしております、ふるさと大分市応援寄附金の冊子をごらんください。  これは、ことし7月の全面リニューアルに向け、大分商工会議所や大分市観光協会など関係団体を通じ、返礼品を募集した結果、提供事業者はこれまでの17事業者から41事業者に、品数は41品から170品へと、従来に比較し大幅に増加した内容となりまして、それを取りまとめたものでございます。  また、事業者や品数の増加だけではなく、返礼品の複数選択ができるようにしたこと、お楽しみダブルチャンス、大分市ご縁記念品の抽せんの仕組みに取り組んだことなど、さまざまな新たな試みを取り入れております。  寄附の受け入れ時期といたしましては、例年12月に集中しており、昨年実績でも12月の寄附額が年間の45.3%を占めております。また、寄附者の方を住所別に見ますと、寄附の総件数の49.7%が関東地方、22%が近畿地方となっております。  こうしたことを踏まえ、リニューアルした案内冊子は、12月までに昨年度の寄附者や在京大分市人会、市内高校の東京での同窓会等への配布を予定しております。そして、11月には、関東、関西方面の新聞等への広告を打ってまいることとしております。  資料の28ページをごらんください。1の平成28年度8月末の本市の実績についてでございます。8月末現在で1,760件、2,432万円の寄附をいただいております。これは、昨年度の同月比で件数が2.3倍、寄附額が1.8倍となっており、リニューアルの効果が上がっているものと考えております。  2の今後の広報予定ですが、先ほど御説明いたしました新聞広告を初め、全国に2,461店舗を展開するファミリーレストランすかいらーくへの広告を行ってまいりたいと考えております。  資料の29ページから30ページにつきましては、7月に本市が行いました返礼品提供事業者の公募、当初7月のリニューアルに間に合わなかったため、7月から公募をかけてしたものであります。  10月3日に追加を予定しており、パンフレットをつくりまして、冊子とともに配布してまいります。また、ホームページでは、10月3日から追加分を含む全ての返礼品を一覧で見ることができるようになっております。今後とも、効果的かつ効率的なPRを行い、寄附金額の増額を目指してまいりたいと考えております。  経済常任委員の皆様におかれましても、ぜひ、市外県外の御親戚、御友人にお声かけをいただければと思っております。  続きまして、免税店PR支援事業について御報告いたします。  資料は31ページからとなっております。  本事業は、海外から本市を訪れる観光客、いわゆるインバウンドへの消費拡大を促進するため、市内の消費税の免税店を紹介するマップを作成し、ホームページ上に大分市免税店サイトとして公開するものでございます。  このサイトは、日本語、英語、韓国語、中国語の繁体字、簡体字、フランス語、タイ語の7言語に対応しており、外国人観光客の多くが持参するスマートフォンやタブレット端末で閲覧ができるものとなっております。パソコンでも閲覧ができます。  このマップは、国税庁から取り寄せた免税店登録リストに基づき、市内の158カ所ある全ての登録店に対し、このマップへの掲載希望の有無を照会した後、希望のあった免税店50店舗、それと今取り組みをまさに進められております中心部の商店街振興組合とトキハ本店が協力して設置する大分市中心部一括免税カウンターの参加店舗32店舗の合わせて82店舗を掲載することとしております。  本年度当初から準備を進めておりましたが、一括カウンターの開始時期と同時の10月中旬にサイトの運用を開始することとなりました。  また、本年3月に中心市街地の公共施設等に整備いたしました温泉おおいたフリーwi-fiサービス等とも合わせ、3年後のラグビーワールドカップ2019の開催など、今後増加が見込まれるインバウンド観光客にショッピングを楽しんでもらい、地域経済の振興を図るための環境整備の一つとして取り組んでおり、観光協会のホームページなどともリンクしてまいります。  また、本サイトを活用して目的の免税店を探す外国人観光客が、一目で免税店とわかるように、観光庁が発行する桜をあしらった共通のロゴを使った免税店ステッカーやミニのぼりなども作成し、各店舗の入り口に表示していただくこととしております。  免税店につきましては、時間の経過で新規登録や廃止が繰り返されることになりますことから、国税庁が、免税申請に関する各種の届け出を整理し、リストを作成する作業が1年に2回、4月と10月に行われますので、それに合わせて年2回の更新作業を行っていくこととなります。 次に、移住者就労促進事業(UIJターン)についてでございます。  資料は、お配りしております冊子をごらんください。  大分市への移住希望者に対する支援といたしましては、昨年度まで住宅課が行う住宅の新築や購入に係る補助制度がありましたが、この移住者就労促進事業は、新たに雇用面から移住支援をしようとするもので、今年度初めて移住者向けのガイドブックを作成いたしました。  お手元に配付しておりますガイドブックでは、東京で移住支援を行っている機関でありますNPO法人ふるさと回帰支援センター等に設置するほか、県外で行われる移住相談会などで配布し、本市への移住のPRを行います。  ガイドブックの内容といたしましては、住まいや仕事探しに関する情報のほか、大分の食やイベント、子育て応援・高齢者応援に関する内容を盛り込みました。また、大分市への移住を実際に経験された方にインタビューを行い、移住者の生の声を掲載しています。  今後は、本ガイドブックを初め、年度内に作成を進めております移住者支援サイト等を活用しながら、本市への移住者獲得に努めてまいりたいと考えております。  こちらにつきましても、経済常任委員の皆様におかれましては、県外に居住されており、もし大分市へのUIJターン、移住を検討されるようなお知り合いがいらっしゃいましたら、ぜひこのパンフレットも含め、移住をお勧めいただければと思います。 ○荻本委員長   ただいま報告がありましたけど、報告件数が8件と多いので、意見・質問等については1項目ずつしていきたいと思います。  初めに、第1回おおいた食と暮らしの祭典について、意見・質問のある方お願いします。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、2件目の大分市中央通り歩行者天国について、意見・質問のある方お願いします。 ○仲道委員   交通規制のお知らせの中に大分銀行本店前、伊予銀行から10号線まで署長権限規制とありますが、どのような権限ですか。 ○田崎商工労政課政策監   今回の交通規制につきましては、中央警察署長の権限による規制です。大分七夕まつりも同様の規制となっております。 ○仲道委員   三好課長、事実確認をさせてください。中央通りの中央町側の歩道を拡幅して、にぎわいを創出するという話の際に、歩行者天国を実施してはといった話が出たが、執行部から、歩行者天国の実施は難しいといった説明を受けた記憶があります。 ○三好商工労政課長   今の件につきましては、6月議会で御質問をいただいており、後ほど、その他の中で御報告をさせていただこうと考えておりましたが、今改めて御質問いただきましたので、お答えしてもよろしいでしょうか。 ○荻本委員長   はい。 ○三好商工労政課長   平成16年に大分都心まちづくり委員会から、中心市街地への集客力強化と東西商店街の回遊性の向上を目的とした歩行者天国を実施したいという要望があったことを受けまして、平成17年度から平成19年度の3カ年にかけて、毎年1回ずつ中央通りで歩行者天国を行いました。このときには多くの来場者でにぎわったものの、バスの運行や交通安全上の課題から継続しての開催は断念しました。  過去の議会答弁や建設常任委員会の答弁で、歩行者天国の継続的な実施は困難であるとの発言がなされておりますが、これは、その平成17年度から平成19年度当時の状況を踏まえての発言であります。  しかしながら、9年前と現在を比較いたしますと、大分駅高架化が完成し、市街地の南北を貫く道路が整備されました。そして、大分駅府内中央口広場が供用を開始し、バスターミナルが整備され、高速バスが乗りおりできる交通結節機能用地が供用開始されました。また、大分インターから国道10号までの間の庄の原佐野線が開通しました。こういった状況の変化がございます。  昨年当初の段階では、こうした状況の変化は既にあったものの、11年前のように市民の皆さんから、歩行者天国を実施してはどうかといった具体的な要望はありませんでした。そして、昨年9月の歩道拡幅検証委員会からの報告において、歩道を拡幅したことによるにぎわい創出へのメリットはなかった、車道の幅を狭めることで東西の回遊性を高めることはできなかったなどの結論が出されました。  平成27年は、JRおおいたシティや大分県立美術館もオープンし、いわばお祭騒ぎの中で来街者も増加しましたが、この後、平成27年11月に実施した歩行者通行量調査では、中央通りを横断し、府内町と中央町を行き来する人が激減していることが明確になりました。  また、平成28年第1回定例会におきまして、倉掛議員から、中央通りの歩行者天国についての一般質問がなされ、本市としては、中心市街地全体のにぎわい創出や回遊性向上のための手法の一つとして、改めて中心市街地に暮らす市民の皆さんや商店街、大型店、公共交通事業者、交通管理者等と丁寧な意見交換を行い、検討すると答弁させていただきました。  このような中、ことしの5月から6月にかけて、中心部商店街や商工会議所など11団体から、中央通りを歩行者天国として活用してはどうかとの要望が出され、警察や公共交通事業者と意見交換をした結果、歩行者天国の実現には幾つかの課題は残るものの、9年前と比較して実現可能であると判断できたことから、6月の補正予算で必要な予算を計上し、現在は歩行者天国の実施を目指しているところでございます。 ○仲道委員   事実確認したかったのは、9年前の話ではありません。私が建設常任委員会委員をしているときですので、2年前から4年前の時点において歩行者天国実施が難しいという話が執行部からあったのかないのか、その1点を確認したいのです。
    三好商工労政課長   平成25年3月26日の建設常任委員会の中で、都市計画課長が、歩行者天国については計画的に実施することが困難であったという認識を示しております。 ○仲道委員   私は歩行者天国自体については賛成で、継続してやってもらいたいという立場です。今回、歩行者通行量調査をする理由は、継続的に実施できるかどうかを調査するための交通量調査ですよね。9年前と今の状況が違うというのは理解しています。ただ、平成25年3月から今までで、どのような状況の変化があったのかを教えてください。平成25年3月のときには、歩行者天国は困難であるという答弁があって、きょうの段階では継続ができるかどうかの調査をするという報告がありました。平成25年3月とこの9月議会での報告に矛盾を感じます。この短期間で何が変わったのか知りたいです。 ○三好商工労政課長   10年前もそうですが、中心市街地の商店街の皆さんから実施してはどうかという思いを受けて、市がした形になります。  平成25年第1回定例会の建設常任委員会についてですが、この時点では、少なくとも商工労政課に歩行者天国を実施してはどうかという声が、十分には上がっておりませんでした。  ことしの歩行者天国を実施するという前段では、昨年、非常に来街者がふえたという状況の中で、これを何としても維持継続、発展させていくため、そして、東西の回遊性が実際に激減しているということがわかった結果から、商工会議所や商店街の団体などから、ぜひ自分たちもするので実施したいという御意見が出たことから動いたという違いがあると考えております。 ○仲道委員   2点矛盾があります。9年前は市民から要望があったが、平成25年の説明のときには、市民からの要望云々ではなくて実施自体が困難であったという説明でした。それでは、平成25年3月のときには、なぜ実施自体が困難なのか、そして、その問題点がどう解消されて、今回実施できるようになったのかといった答弁がありません。  もう一つは、中央町や府内町側の人の移動がないというのはもう既にわかっていましたから、中央町側だけでも歩道を拡幅、車道幅を狭くして回遊性を増そうということで始まっています。  課長の説明は、議論の前の段階の内容をまた説明しただけであって、質問内容は、交通規制により非常に難しいという話です。中央警察署やバス会社、タクシー会社との話し合いで、歩行者天国を実施するのはさまざまな困難がありますという説明があったのに、今回実施できるようになりました。どこがどう変わったのかという話です。 ○三好商工労政課長   歩行者天国実施が困難であったと説明したのに、なぜ今できるようになったのかということにつきましては、そもそも歩行者天国をずっとやりたいということで、毎年度、各関係機関と相談をしていたわけではありません。10年前の状況で困難だったということをそのまま建設常任委員会等で御報告させていただいたものだと捉えております。平成25年の建設常任委員会の時点で、関係機関や市民から、そういった声が上がってなかったので、そこまでいかなかったということだと認識しております。  また、回遊性をもっと高めるために歩道を広げ車道を狭めるという議論があったのは確かですが、東西の回遊する人が激減しているという調査は、平成27年11月に実施した歩行者通行量調査と平成26年11月に実施した歩行者通行量調査を比較した結果でわかりました。  そして、中央警察署、バス会社、タクシー会社、公共交通事業者等との話がどうなっているのかという御質問でありますが、中央警察署に関しましては、昨年、別府市の富士見通りでとても長いウオータースライダーを実施したという経過もあります。そういう形で、まちづくりに関してはできる限り協力をしていきたいという御意向を持っていると確認できました。  中央通りについても、バス、タクシーの問題などが解決できるのであれば、中央警察署としても、実現に向けての調整ができるという御意見をいただきました。  バス会社、タクシー会社に対しましては、それぞれ先ほども説明しましたけれども、バスターミナルが整備されたこと、高速バスが乗りおりできる交通結節用地が供用開始されたといった状況を踏まえ、ただ、バス利用者、タクシー利用者が困るのは確かなので、事前の周知といった部分など幾つかの御要望もいただきながら、それらが解決できれば前に進むことができるといわれ、バス会社、タクシー事業者と今も十分に調整をしながら進めておりまして、現時点で御理解をいただいていると考えております。 ○仲道委員   最後にしますけど、課長、今の説明は9年前の状況では歩行者天国は実施ができない。当時と言っても、実施が困難という話は四、五年前の状況です。四、五年前実施が困難だったから、今も困難ですと説明したことになります。平成25年3月の建設常任委員会で、平成18年、平成19年当時が困難であったので、それを踏まえて、今も困難ですと答弁をしたと言われましたが、そんな話はないですよ。それは取り消してほしいと思います。  建設常任委員会の中で、土木建築部長、都市計画部長が、中央通りの中央町側の歩道拡幅ありきでこれまで事業を進めてまいりましたというおわびの答弁があります。議事録を読み直してみてください。  部長、執行部が事業を進めるときに前提ありきで進めると、調査がそちらに偏りがちになります。歩行者通行量調査をする際には、継続ありきという形ではなくて、あくまでも中立な立場でしてください。個人的には続けてほしいという思いはあります。地元の商店街等々と十分話をする中で、国道10号がかかわってきますから国土交通省、中央警察署、バス事業者、タクシー事業者等ありきの話ではなくて、中立な立場で話を進めていただきたいと思います。調査する日時によっては偏った調査になります。アンケートも同様です。要望です。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。 ○足立委員   前回、歩行者天国を実施したときには、主催者や役員たちは実施してよかったということでありましたが、中央町商店街では全然人通りがなく、売り上げもゼロでありブーイングがありました。やはり、本当の意味での実態調査をしないといけないと思います。継続する場合には、調査は必要不可欠です。お祭りというのは地元がするとならないと、市が幾ら出すからという形では続きません。最初に補助金を出すのはいいが、後は地元にお任せするということで、続けていかないとだめです。  それともう一個あります。おおいた食と暮らしの祭典の最終日に歩行者天国をすると、そのほかの会場が、恐らく閑古鳥が鳴くのではないかと思います。その辺のところもきちんと調べてください。 ○仲道委員   済みません、一言だけいいですか。1,200万円の予算つけております。中央通りの中央町側の拡幅に失敗したのは、当初は市が予算を出して、ずっとにぎわい創出をしていました。その後は商店街、まちなか倶楽部でしてくださいという形で投げてしまい、結局はできなかったという話です。  今回も歩行者天国を継続するかどうかという判断をするときに、調査をする段階で1,200万円の予算がつかなかったらどうなるのかということを前提にしないと、商店街との話ができません。予算がつくかつかないか、つかない場合にはどういう形で進めるのか、継続していくのかなどを調査していただきたいと思います。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。 ○川邉委員   13ページに自動車交通量調査位置図があるのですが、Nという歩行者天国の行われている箇所も自動車交通量調査の対象になっているのですか。 ○安東商工労政課参事補   ここは歩行者天国をしていない、次の日曜日あたりで、交通量はどのくらいあるのかを把握して、どれだけの車がそこを通ったかというところを確認するための調査でございます。 ○川邉委員   それであれば、7ページにある10月16日及び10月30日のうち、16日はなしということですか。 ○安東商工労政課参事補   Nポイントについては、10月16日は調査をしないという意味です。 ○川邉委員   わかりました。  もう一点、先ほど足立委員からもお話がありましたように、いろいろと結果の報告があるのですが、今回の中央通りの歩行者天国に関しても、人数だけではなく、やはり経済効果がどのくらいあったかということをできる限り調査して、そういった情報も教えていただけるとありがたいです。要望です。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   続きまして、大分市アートを活かしたまちづくり推進会議の立ち上げについて、意見・質問のある方お願いします。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   続きまして、第35回大分七夕まつりについて、意見・質問のある方お願いします。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   続きまして、第2次大分市商工業振興計画の策定について、意見・質問のある方お願いします。 ○仲道委員   部長、資料の22ページを見ていただけますか。字が小さく虫眼鏡を持ってきても見えません。  先ほどお願いした丁寧な説明というのは、こういうところも含めてです。 ○戸田商工労働観光部長   申しわけございません。 ○仲道委員   見ても全然わからない資料を提示されても困ります。 ○戸田商工労働観光部長   委員の皆さんに優しい資料づくりに努めてまいります。 ○仲道委員   よろしくお願いします。 ○荻本委員長   続きまして、ふるさと大分市応援寄附金について、意見・質問のある方お願いします。 ○仲道委員   日本一の市と金額を教えてください。 ○三好商工労政課長   こちらも前回、6月議会で言われておりましたので、その他で御報告しようと思いましたが、今御報告させていただいてもよろしいでしょうか。 ○仲道委員   その他のときでいいです。 ○荻本委員長   それでは、その他のときにお願いします。 ○堤委員   このパフレットで、なぜ大分駅がメーンに来ているのでしょうか。 ○三好商工労政課長   このデザインにつきましては、いろいろありましたが、ふるさとである大分を離れて、大分の変化を見ていただく資料として、大分駅前広場、大分駅がこういうふうに変わりましたというのを見ていただきたいと思いまして、この写真を採用しました。 ○堤委員   県外の人向けですね。わかりました。 ○荻本委員長   そのほかはよろしいですか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   続きまして、大分市免税店PR支援事業について、意見・質問のある方お願いします。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   最後ですが、移住者就労促進事業について、意見・質問のある方お願いします。 ○堤委員   パンフレットについてお聞きしたいのですが、この5ページに、大分の食がすごいとあります。きのう、農林水産部が、にら豚が大分市発祥だから、メーンでやっていくと言われましたが、これには大分名物にら豚と出てきていません。その辺はどうなっているのですか。 ○三好商工労政課長   御指摘のとおりでありまして、若干のタイムラグがあります。にら豚を打ち出し始めたのがここ1カ月、2カ月ぐらいだと思います。既に最終校正まで行っておりまして載せれませんでしたが、次回刷りますときには、ぜひにら豚を入れたいと思います。 ○戸田商工労働観光部長   この前の土曜日に、市長が市場にてトップセールスを行い、私も同席をいたしました。現在も商工労働観光部農林水産部は連携を図っております。今回は若干タイムラグがございましたので、掲載できませんでしたが、次回にはもちろん載せますし、特産品、名物、食、観光と非常に関係が深いものですから、今後も密接な連携を図ってまいりたいと思います。 ○荻本委員長   ほかにありませんか。 ○福間副委員長   お猿さんの冊子は立派ですが、1部がいくらして、何部印刷するのか教えてください。 ○甲斐商工労政課参事補 
     作成コストですけれども、予算は40万円であり2,000部つくりましたので、1冊200円です。 ○福間副委員長   高価なものですので、有効活用を要望しておきます。 ○戸田商工労働観光部長   私はよそ者のメリットを生かして、関西地域でこのUIJターンもそうですし、企業誘致や観光誘致もそうですし、トップセールスに取り組んでまいります。その際にはこのようなパンフレットを、ふるさと納税、UIJターンも含め、商工労働観光部のトップとして生かしてまいりたいと思います。 ○荻本委員長   そのほかはよろしいですか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、次に創業経営支援課、報告を求めます。 ○伊藤商工労働観光部次長創業経営支援課長   報告事項9、大分市本社機能移転促進事業補助金の創設について御説明をさせていただきます。  右上に報告事項9と記載の資料をごらんください。その資料には、左部分に大分県の制度を、中央に本市の制度を記載しております。また、本社機能移転につきましては、県と連携し進めており、その意味で右側に大分市と大分県の補助の合計額を記載をしております。  本市制度につきまして、資料の中央部分をごらんをいただきたいと思います。  まず、目的でございますけれども、国の地域再生の一部を改正する法律に基づきまして、県は大分県版地域再生計画を策定し、法人事業税等の優遇措置に加え、今年度4月から補助制度を創設しました。  本市におきましても、本社機能誘致を推進するため、昨年12月に固定資産税の優遇措置を施行いたしました。今後、さらに企業の本社機能移転を促進し、本市の産業振興及び雇用機会の拡大を図るために、本制度を創設したところでございます。  次に、補助要件でございますけれども、対象業務部門は特定業務部門とし、具体的には企業の調査企画部門、情報処理部門、研究開発部門、国際事業部門、総務や経理、人事等の部門及び研究所を対象にしております。また、雇用者数につきましては、正規、非正規社員の合計で、大企業は10人以上、中小企業は5人以上としており、下の雇用の対象者の欄に記載をしておりますけれども、対象者は転勤者、または新規地元雇用者でございます。これらに加えまして、事業が5年間継続できる見込みがあることも要件としております。なお、今回の補助金の要件としております対象業務がオフィススペース等を賃借し、業務を行うことが想定されますことから、移転にかかる設備投資額は要件とはしておりません。  続きまして、補助内容についてでございます。まず、雇用関係でございますけれども、雇用促進補助金につきましては、転勤者につきまして50万円、また地元採用を促進するため、正規雇用の地元採用者につきましては1人当たり60万円としております。また、パート社員などの非正規雇用につきましては、転勤者は10万円、地元採用者は20万円としております。  次に、設備投資及び事業運営に係る補助金についてでございますけれども、事務所及び研究所ともに、土地、建物取得に係る費用の10%を補助いたします。既存のビル等のオフィスを賃借する場合には、事業を開始した月から起算をいたしまして24カ月の2年間、2分の1を補助いたします。また、パソコンやコピー機などの投下固定資産税の10%を補助いたします。  補助金の額につきましては、建物を賃借する場合は1億円を上限とし、建物を建設する場合は3億円を上限としたところでございます。  本市では、今後とも企業の本社機能が立地することは、税収や雇用の拡大、それに伴う若年層の地域定着や人口減少の抑制、さらには企業活動に伴う経済波及効果など、地域経済を活性化する上で非常に有効でありますことから、本補助制度を活用し、本社機能の誘致を推進してまいりたいと考えております。 ○荻本委員長   ただいまの報告について意見・質問等はありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   ないようですので、続きまして、観光課、報告を求めます。 ○沖田観光課長   右上に報告事項⑪と記載された資料をごらんください。大分市観光戦略プランについて説明をいたします。  本市は、市政運営の最上位計画である大分市総合計画に基づき、魅力ある観光の振興を具体化するための基本的な計画として、平成20年に、平成28年度を目標年次とする大分市観光振興計画を策定いたしました。  この間、本市の観光行政を取り巻く情勢は目まぐるしい変化を遂げるとともに、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催により増加が期待される外国人観光客をにらんだ戦略的な観光振興が求められております。  こうした状況の中、大分市観光振興計画は、目標年次を迎えることとなり、新しい大分市総合計画(おおいた創造ビジョン2024)に掲げる魅力ある観光の振興を進めていくため、戦略的かつ実効性のある新たな5年間の個別計画として、今年度、大分市観光戦略プランを策定することとしております。  この大分市観光戦略プランの策定体制といたしましては、大分市観光戦略プラン策定委員会、そのもとに庁内作業部会、事務局といった構成で進めてまいります。  策定委員会の委員候補といたしましては、商工会議所等の経済界や大学教授等の学識経験者、県や観光協会など全17名の外部委員で構成する予定としておりまして、現在、今月中を目途に委員候補者に対する策定委員会委員への参画依頼を行っているところでございます。  また、今回、観光全般における多角的かつ専門的な知見と豊富なノウハウを有し、スピード感のある強力な支援体制を必要とすることから、民間事業者の力を得ながら、策定作業を進めていくこととしており、8月に公募型のプロポーザル方式にて募集をいたしました。企画提案のあった4社によるプレゼンテーション審査を9月2日に実施したところ、株式会社JTB九州大分支店が最高の評価点を獲得したことから、現在、契約締結に向けた事務を進めているところでございます。  今後の予定について説明をいたします。  まずは、10月中旬を目途に戦略プランの素案を作成してまいります。この素案を10月末に開催する予定の第1回策定委員会で審議にかけ、さらに11月末に第2回策定委員会を開催し、戦略プランの原案を策定してまいります。次の平成28年第4回定例会にて途中経過を報告させていただきたいと考えております。  第4回定例会の経済常任委員会での報告後、約1カ月間、パブリックコメントを実施し、1月中旬から2月にかけて戦略プランの最終案を作成してまいります。  最終的に完成した大分市観光戦略プランにつきましては、平成29年第1回定例会にて報告させていただきたいと考えているところであります。  続きまして、宗麟公まつりについてということで、チラシの原案をお配りをしていると思います。資料はこれだけになります。あくまで、このチラシについては案ということですので、御理解をいただきたいと思います。  宗麟公まつりは、郷土の英傑大友宗麟とその時代を大分市民の誇りとして確立するとともに、全国にその魅力を伝えていくために開催をいたしております。  本イベントは、昨年まで市が主導して実施をしておりましたが、ことしから大友宗麟公を旗印とし、大友プロモーションを積極的に展開しているNPO法人大友氏顕彰会や豊後大友宗麟鉄砲隊などを主体とする実行委員会形式で開催することといたしました。大友氏にゆかりのある鶴崎踊りや津久見扇子踊りなどの伝統芸能の披露や豊後大友宗麟鉄砲隊による演舞を行うとともに、文化人としての一面もある大友宗麟公の魅力を伝える大茶会を開催し、甲冑試着などの体験ブースや大友氏の歴史を学べるブースを開催をいたします。  委員の皆様にも御家族、御友人お誘い合わせの上、ぜひとも御観覧いただきますよう、お願い申し上げます。 ○荻本委員長   ただいまの報告事項2件について、意見・質問はありませんか。 ○仲道委員   要望です。観光戦略プラン、一番下の策定スケジュール案を見ると、11月末に第2回策定委員会があってから、委員会に報告という形になっています。今までの流れを見ると、ここである程度流れが既に固まっています。そして、パブリックコメントをして、若干の修正があります。委員会でいろいろな意見を反映させてもらいたいときに、もう2回済んでいるので変更のしようがなくなります。よって、議会の意見を反映するために、できればその前に委員会へ素案の説明をしてほしいのですが、日程的に厳しいと思いますので、素案だけを委員長の許可をいただいて、委員に配っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○沖田観光課長   今、要望がありましたので、そのとおりに対応させていただきたいと思います。 ○仲道委員   よろしくお願いします。委員長、よろしいでしょうか。 ○荻本委員長   はい。ほかにありませんか。 ○足立委員   大分市観光戦略プラン策定委員会の人選はもう既にできているのでしょうか。 ○沖田観光課長   案はできております。今、人選の参画依頼をそれぞれにお願いいたしております。 ○足立委員   執行部が人選すると、必ず大学教授等が入ってきます。やはり利益を受ける立場の一般市民を選んでほしいです。ありきたりで各種団体の方を並べると、同じような形ができ上がってしまいます。 ○沖田観光課長   今回、一般公募の部分で、野津原、佐賀関地域の方の代表を入れるという方向で進めております。 ○足立委員   その方は受益者でしょうか。 ○沖田観光課長   ボランティア団体の方がなります。 ○足立委員   やはり一般市民を取り込まないといけないと思います。  また、宗麟公まつりのイラストのキャラクターを統一した方がいいと思います。もう既に最終段階なのに、教育委員会のキャラクターを使ったりと、イメージが固まりませんので、各関連するところの部局と話をして決めてください。大友顕彰の会は高齢の方たちが多い中で、大変頑張っています。同じものを共通して使うようにすべきだと感じます。 ○沖田観光課長   大友宗麟に関するいろいろなキャラクター、民間を含めても何種類もございます。そういった中で、NPO法人大友顕彰会の皆さんや各種団体の方とも相談をして進めさせていただいておりますが、今段階はキャラクターを統一するというよりも、市民、県民に親しんでもらうために、いろいろなタイプの大友宗麟があってもいいのではないかという形で考えております。  このチラシについても、漫画家の宮下あきらさんに描いていただきましたが、キャラクターとしておもしろいといったお話もいただいております。今後どういった形で進めていくのか、関係する文化財課や市民団体の皆さんとも協議をしながら進めてまいりたいと考えております。 ○足立委員   わかりました。 ○堤委員   大分市観光戦略プランについて、お聞きします。一般社団法人大分市観光協会が、この戦略プラン上において、どのような役割があるのでしょうか。 ○沖田観光課長   一般社団法人大分市観光協会は、大分市に観光客を誘致するためにさまざまな活動をしております。大分県内で見ますと、別府市や由布市の観光協会と比べると、その活動の部分については差がありますが、今は国においても、観光協会を主体にして、いろいろな観光戦略を実施をしています。他市を見ても観光客を誘致をする上では、この観光協会が主体となっている地域でないと、観光客を呼び込めないといった現状があると聞いております。よって、今後、この観光協会の部分をいかに強化していくのか、そういった観点を持ちながら、今後の戦略プラン等も検討していきたいと考えております。 ○堤委員   OBの方の定年後の再就職先という面だけではなく、きちんと人材を確保してください。むしろ、本来はこの観光協会が、このようなことをしたほうがいいのではというのが私の意見ですので、よろしくお願いします。 ○荻本委員長   そのほかはありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、以上で本日の予定は終わりましたけれども、執行部、その他として何かありませんか。 ○三好商工労政課長   その他で3点御報告させていただきます。  まず1つ目が、ガレリア竹町ドーム広場にありました帆船モニュメントの裁判でございます。  配付資料はありませんが、おととい、最高裁の判断が却下であるという判断が下されました。  平成27年4月2日付で地方裁判所に提訴された本件は、4回の口頭弁論を経て、同年12月17日に判決が言い渡され、地裁では、本市が全面勝訴しました。  その後、控訴期間中に相手方が福岡高等裁判所に控訴したため、第二審で係争を続けてまいりましたが、1回の口頭弁論を経て、本年平成28年6月9日に判決が言い渡され、第一審と同じく本市が勝訴しました。  6月議会の経済常任委員会の時点では、第二審は勝訴したものの、最高裁の上告期間中でございましたので、その推移を見守っているという御報告をさせていただきましたが、その後、相手方が最高裁判所に上告したことがわかりました。  しかしながら、原告が法定期間内に福岡高等裁判所を経由して最高裁判所宛てに上告に付随する上告理由書を提出しなかったため、最高裁判所への上告は却下され、本市の勝訴が確定いたしました。  今後の帆船モニュメントの取り扱いにつきましては、おととし平成26年10月から行った譲渡先の公募に対し、今回の相手方を含め3者からの応募があり、第1候補者であった今回の相手方に譲渡を決定したと発表したものの、申請書に記載された設置場所が他人名義の土地であることが判明したため、本市は譲渡取り消しを行いました。  その後、第2候補者との調整を開始しようとしたやさきに、取り消し無効を求め提訴されたことから、判決が確定するまで第2候補者との交渉を保留したところでございます。裁判期間が長引いた結果、応募を受けてから2年近くが経過しているという状況もございますので、慎重に検討してまいりたいと思っております。  次に市内中心部及び郊外における祭りやイベントの開催経費に関する調査であります。  本調査は、全庁的に行いました。本市の財務関係システム上で検索できる一番古いものが平成21年でありましたので、平成21年から平成27年度の7年間の結果をまとめております。また、調査対象は補助金、委託、直営の3種類で、金額は40万円以上のものについてまとめております。  それでは、1枚目の集計表をごらんください。平成21年度には補助金を交付して行われたイベントは37件で、そのうち20件が中心市街地、17件が中心市街地以外で開催されています。補助金の額はここに記載しているとおりとなっております。  平成21年度から平成24年度までは、中心市街地中心市街地以外でそう大きな差はなく、変化なく推移しております。平成25年度からは中心市街地のイベントがふえ始めており、中心市街地以外でのイベントは横ばいのままとなっております。  平成25年度は、ホルトホール大分がオープンした年であり、中心市街地では開館記念イベント等が行われました。また、おおいたトイレンナーレやおおいたマルシェが始まり、まちなかにぎわい実証実験も行われた年であります。  平成26年度は、中心市街地でOITAサイクルフェスが始まった年、そしてトイレンナーレも2年目、さらには武漢市雑技団特別公演も行われています。また、大分駅北口駅前広場が年度末にオープンし、JR大分駅ビルや県立美術館の開館を目前に控え、ヒロガルシティプロジェクトやまちなかにぎわい創出事業も行われた年であります。  平成27年度には市内で80件のイベントが開催され、中心市街地は前年度に比べて13件増の51件、中心市街地以外では前年度に比べて9件増の29件となっています。平成27年度は中心市街地でJR大分駅ビルと県立美術館が開館する中、まちなか案内所の設置や宝のまち・豊後FUNAI芸術祭、大分市の食を題材とした観光誘致事業、ホルトホール大分の市民ミュージカルなど、民間プレーヤーの活動が非常に活発になってきた時期であると考えております。
     一方、中心市街地以外におきましては、商店街活性化事業の要綱を改正し、これまでイベント開催に係る補助金は上限40万円だったものを中心市街地と同様に100万円としたという経過がございます。  それともう一点、お配りした資料の最後についておりますが、ふるさと寄附金の寄附金額の上位の状況を書いております。これにつきましては、この資料をお配りすることで御説明は省略させていただきたいと思います。 ○荻本委員長   委員の皆さん、意見・質問はありませんか。 ○仲道委員   寄附金について、大分市は平成27年度は5,000万円であり、上位5位とは桁が2つ違います。今回見直しした点で、多いところに学んで本市に取り入れたところ、あるいは本市で独自にしている内容を教えてください。 ○三好商工労政課長   まず、ポイント制についてですが、従来は1回の寄附をしましたら、選べる商品は1つだけでした。例えば、高額の寄附をしたとしても選ぶものは1つだけでした。今回は、寄附額に応じて、ポイントを付与して、そのポイントで選べる品物を幾つでも選べるという工夫をしております。  それと、パンフレットにも挟んでおりますが、ダブルチャンスとしての記念品です。ここには載っておりませんが、鹿児島市などでは焼酎などをダブルチャンスとして差し上げているといった取り組みもありますので、そういった企画も盛り込みました。  また、食べ物、特に肉などが人気がありますので、そういった商品をたくさん取り入れております。ただ、電気製品などは規制があり、2位の静岡市はiPad、5位の備前市はタブレットなどを出していますが、高額で換金がしやすい商品は返礼品としないようにという総務省から指導がありました。それに従っており、今回のつくり込みをしていく中で、品数はふえましたが、そういう面での対応は厳しかったという経緯があります。 ○仲道委員   以前、商工労政課に本市は5,000万円なのに何で1位の都城市は42億円もあるのかと質問しましたが、これだという決め手がわかりませんでした。ことしは平成27年度の倍ぐらいは見込めます。今はまだ試行錯誤の期間だと思いますので、いろいろなことをして少しでも成果をあげていただきたいと思います。要望です。  それからもう一点、質問があります。イベントの開催経費の資料をもらいましたが、何でA4サイズにしたのでしょうか。B4であればよく見えるのに、わざわざA4にした理由があれば教えてください。 ○三好商工労政課長   今、公文書はB4サイズはあまり使っておりません。次からは、A3サイズにさせていただければと思います。 ○仲道委員   ぜひ次からそうしてください。 ○三好商工労政課長   わかりました。 ○戸田商工労働観光部長   これからは、相手の立場に立って資料づくりしたいと思います。また、通常業務においても配慮してまいりたいと思います。  それから、他市に学ぶということも一般的な話でありますけれども、中核市のみならず、先進事例をうまく取り入れることは非常に重要な視点だと思いますので、これからも視野を広げ、中長期の視点に立って、中身の検討をしてまいりたいと思います。 ○仲道委員   よろしくお願いします。 ○荻本委員長   そのほか、執行部から何かありませんか。 ○戸田商工労働観光部長   ありません。 ○荻本委員長   それでは、委員の皆さんで、その他として何かありませんか。    〔「なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、以上をもちまして、本委員会に付託された全ての案件の審査を終了いたしました。  なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配布の委員会の継続調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」の声〕 ○荻本委員長   それでは、そのように決定いたします。  最後に、あすの予定を確認いたします。  あすは、株式会社大分県畜産公社の現地視察を行います。午前9時30分に議会棟を出発、現地視察をして、12時ごろ、議会棟に到着予定です。案内放送がありましたら、議会棟玄関前に御集合願います。  それでは、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午後0時11分散会...