大分市議会 2016-09-13
平成28年経済常任委員会( 9月13日)
ないようですので、質疑・意見はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
○
仲道委員
自民党は継続です。理由は、
執行部からの説明で前回と進展がないということで、理由は
前回どおりですが、加えて言いますと、
外部要因として、
アメリカ議会では
賛否両論分かれてきております。また、議長から、
アメリカが考える
重要項目が今のままでは採決をしないという発言まであり、
内容自体がまだ不明確でありますので、
賛否両論どちらを申し述べるわけにいきませんので、継続ということでよろしくお願いします。
○荻本
委員長
ほかに討論はありませんか。
○福間副
委員長
臨時国会において
本格議論が始まるということであります。本来なら、政府が行うべきことは、農産物の
価格補償や
所得補償を組み合わせて、安心して再生産できる農業をつくることですし、食料の
安定供給や自給率を引き上げるのが最大の責任ではないかと思っております。国会の議論を踏まえ、請願者の意見も反映させていきたいということで、継続であります。
○荻本
委員長
そのほかはよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは、平成28年請願第1号は、これまでの意見を集約いたしますと、
継続審査を求めるという御意見のようでございます。
それでは、平成28年請願第1号は、
継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○荻本
委員長
御異議なしと認め、平成28年請願第1号は、
継続審査と決定いたしました。
次に、
予算議案の議第82号、平成28年度大分市
一般会計補正予算(第2号)、第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第6
款農林水産業費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
〔
予算書① 30ページ~、6款
農林水産業費について説明〕
○荻本
委員長
ただいま説明が終わりましたけれども、委員の
皆さんで質疑・意見はございませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
ないようですので、質疑・意見はこれで終結いたします。
次に討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは、原案を承認することに決定いたしました。
次に、歳出第11
款災害復旧費のうち、
農林水産施設災害復旧費について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
〔
予算書① 42ページ~、11款
災害復旧費のうち
農林水産施設災害復旧費について説明〕
○荻本
委員長
ただいま説明が終わりましたけれども、委員の
皆さんで質疑・意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
ないようですので、質疑・意見はこれで終結いたします。
次に、討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
ないようですので、討論はこれで終結いたします。
それでは、本案は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは、原案を承認することに決定いたしました。
次に、
執行部から
報告事項を受けたいと思います。
それでは、
各課ごとに分け、順次報告を受け、意見・質問を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、
執行部の報告を求めます。最初に、
農政課の報告をお願いします。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
農政課からは、4点御報告させていただきたいと思います。
まず1点目、大分市
農林水産業振興基本計画の
進捗状況について御報告いたします。
資料の1ページです。前回の
委員会におきましては、第1回目の農業、林業、
水産業の各部会を開催し、旧計画の検証、
農林水産業を取り巻く現状、市民・
農林漁業者意向調査結果から、課題の抽出及び整理を行い、委員の方々の御意見をいただく中、その課題に基づき
農林水産業振興基本計画の施策の体系について議論を行ったことを御報告させていただいております。
このたび第2回目の農業、林業、
水産業の各部会を開催いたしましたので、その内容等について御報告させていただきます。
農業部会を7月20日、
水産業部会を7月21日、
林業部会を8月1日に開催し、第1回の意見をもとに作成した
計画原案について議論を行いました。
担い手の確保・育成や
有害鳥獣対策のさらなる強化など、各施策の実現に向けての要望や意見が寄せられる中、
目標指標の達成に向けての施策の充実を図っていくことを確認したところでございます。
今後のスケジュールにつきましては、9月下旬から1カ月間、
パブリックコメントを実施し、市民の
皆さんからいただいた御意見をもとに修正を行い、11月中旬に
開催予定の第3回の部会を経て、本年12
月本委員会におきまして、新たな
農林水産業振興基本計画として御報告させていただく予定でございます。
続きまして、次ページの大分市
農林水産業振興基本計画(案)の概要をごらんください。この中で重立った内容について御説明させていただきます。
本計画は、
農林水産業者の減少や
グローバル化など、
農林水産業を取り巻くさまざまな情勢や課題に、今後的確に対応するため、平成29年4月から5年間を
計画期間とし、
総合計画や地産地消
促進計画など他の計画とも調整を図りながら策定することといたしております。
また、その計画の目標像を
農林水産業が将来にわたり、市民の豊かで健全な暮らしを支え、夢と希望が持てるよう、「将来に夢と希望があふれ、持続力ある
農林水産業の創造」とし、
人づくり、
ものづくり、
地域づくりの3つの視点を体系の柱としているところでございます。
続きまして、裏面になりますが、この3つの視点の中で、産業として
農林水産業の振興と
農山漁村を守る施策などを整理してまいりますが、より具現性のある計画になるよう、喫緊の課題に対応し、担い手や
集落営農組織の確保・育成や産地の拡大、6次産業化、さらには担い手への
農地集積、
有害鳥獣の
被害軽減対策など重点的に取り組む項目も盛り込んでいるところでございます。今後は、これらの内容をもとに本計画をまとめてまいりたいと考えております。
続きまして、おおいた
アグリユースの設立についてです。4ページをごらんください。
農業者の高齢化や
担い手不足が進む中、意欲ある
新規就農者を確保・育成していくことは、
地域農業を持続発展させていく上で最
重要課題であると考えております。
そのような状況のもと、大分市の
青年農業者が、大分市の農業を担う人材の育成を主に
経営課題克服と
農業技術の向上、農業における
地域貢献を果たすことを目的として、おおいた
アグリユースを7月12日に設立いたしました。会長は
藍沢修一氏で、設立時の会員は27名となっております。
今後は、設立の目的を達成するため、
農業技術や
経営知識に関する
勉強会や
圃場視察、大分市産物をPRする
イベントの企画・運営、また異業種との
情報交換、おおいた
マルシェへの出展などの活動を行うことといたしております。
本市といたしましても、本組織の活動を支援し、地域に根づき、地域とともに生きる担い手の育成に取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、3点目、にら豚のPR大作戦について御説明いたします。
資料の5ページでありますが、に
ら豚PR大作戦は、本市が発祥と言われておりますにら豚をPRすることで、本市がニラの産地であることをPRするとともに、ニラの
消費拡大につなげていこうという
取り組みでございます。
本市の
ニラ栽培は、昭和43年に始まり、既に48年が経過し、その間、
規模拡大を支援する中、
栽培面積は当初の2ヘクタールから現在では約30ヘクタールまで拡大し、全国でも有数の産地となっているところでございます。
また、
大分市民にとってなじみの
メニュー、にら豚は、本市が発祥の
メニューであること、そして大分市以外ではほとんど見かけない
メニューだということは意外と知られておりません。このにら豚をPRすることにより、本市がニラの産地であることとあわせて、もっと市内外にPRすることで、ニラの
消費拡大を図ってまいりたいと考えております。
具体的な
取り組みといたしましては、特設のに
ら豚PRウエブサイトを設置し、市内のに
ら豚提供店情報やニラの効能、レシピなどを公開するほか、にら豚の
試食宣伝や販売などの
イベントプロモーション、
TV番組制作などの
メディアプロモーションを実施いたします。
こうした
取り組みにより、にら豚をまずは地元から盛り上げていこうという機運を高めながら、ニラの消費の拡大につなげてまいりたいと考えておりますので、委員の
皆様方におかれましても、美容と健康によいにら豚を御賞味いただければと思います。
続きまして、最後4点目になりますが、武漢市との
農業交流に関する覚書の締結について御説明をいたします。資料の8ページになります。
去る8月30日に、譚本
忠農業委員会主任を代表とします8名の武漢市
農業委員会視察団が見えられ、今後の両市の
農業分野での交流を確認するとともに、
生産施設などの
現地視察を行うなど友好を深めたところであります。
人口1,000万人とも言われる武漢市は、
中国内陸部に位置する交通の要衝にあり、
基幹産業は鉄鋼などの重工業ではありますが、大消費地を支える農業も盛んでありまして、
農業者人口は約300万人、耕地面積は約20万ヘクタールと本市とは桁違いの規模となっております。
今回、締結いたしました覚書は、双方ともに農政関係部署に変更があったことや、農業従事者の高齢化や安全・安心な
ものづくり、魅力ある加工品づくりなど共通した課題を抱えていますことから、2008年に結んだ覚書をもとに見直しを行い、両代表者がこれに署名したところでございます。
なお、主任という役職は、中国ではトップクラスの階級になります。これに基づき、今後も農業に関する
情報交換、
農業者等が行う経済交流活動の促進や人材育成を図る研修など、両市の
農業分野における友好交流を深めてまいりたいと考えております。
○荻本
委員長
ただいま報告のあった4件について、質問・意見はありませんか。
○
仲道委員
②番のおおいた
アグリユースについてですが、行政はどのようなサポートをしていくのか教えてください。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
まず、このおおいた
アグリユースは、
農業者皆さん方からの強い要望で立ち上げたところでもあります。
行政といたしましては、まだ今年度は予算措置をいたしておりませんが、次年度に向けて予算措置をしながら支援していき、どうしても現場では自分たちだけの世界になりがちですので、特に若い人たちの交流機会をふやしていきたいと考えております。また他産業、特に商工会等の連携とか、そういったことも行政で仲立ちして支援してまいりたいと考えております。
○
仲道委員
予算措置をぜひお願いします。それから、行政主導なのかサポートでやっていくのかという立場があると思います。どちらの立場でいくのですか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
この会が自立して持続してやっていけるためには、会をサポートする側に回りたいと思っております。
○
仲道委員
将来的には、そうしないといけないと思いますが、最初は無理ではないでしょうか。どれぐらいかかるかわかりませんけど、ある程度主導する方向でやっていただきたいと思います。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
組織を充実したものにするためには、他市の
取り組み等も参考にし指導、支援していきたいと考えております。
○福間副
委員長
平成29年度から5カ年計画ということで、計画の位置づけになるような国や県の計画が書いています。3ページにありますが、この5年間でこの分野の担い手を、どれぐらい育成したいといった目標値は最終的には出てくるのでしょうか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
それぞれの項目で目標数値を設定し、それに向けて邁進していく形になります。
○福間副
委員長
わかりました。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
○堤委員
に
ら豚PR作戦についてお聞きしたいのですが、にら豚が大分市発祥の地というのはわかりますが、PRする目的は、豚やニラの消費量をふやすことですか。
また、PRする先は、大分県内、それとも県外なのでしょうか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
に
ら豚PR作戦の一番の目的はニラの
消費拡大にあります。にら豚が大分市が発祥の地と言われておりますので、まずは市民の皆様ににら豚の魅力をPRしていきたいと考えております。また、ニラは福岡県や関西方面まで出荷いたしております。よって、まずは大分市で盛り上げて、その上で福岡県、関西方面でもPRしていきたいと考えております。
○荻本
委員長
大分市発祥と言われているという表現をしていますが、これはどういうことですか。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
ここの部分については、これが確かだという説がないという状況であります。ただ、本市に王府という中華料理店があり、昭和46年にそこの料理長が地場品のニラを生かして料理を作ったのが始まりという説があります。その説により、大分市発祥と言われているという表現を使わせていただきました。
○荻本
委員長
ニラを生産販売することが一番の目的ですので、前提としてと言ったら、まずいかもしれないが、言われているという表現ならいいかもしれないので、とにかく
消費拡大を図ってもらいたいと思います。
○堤委員
部長が、郵便局のふるさと何とかと連携すると聞いたのですが。
○
森本農林水産部長
にら豚についてはニラの消費が一番ですけれども、あわせて大分のとり天、それから、りゅうきゅうに次ぐ郷土料理といいますか、大分の
メニューとして定着していきたいというのが2番目にあります。
委員から言われた件については、市長等からも、にら豚をセット商品にできないのかという提案もありましたので、今どのような形のセット商品にできるのか、郵便局も含めて検討を始めたいと考えているところであります。
○福間副
委員長
ニラの生産量、販売量を教えてください。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
ここの二、三週間の市況で見ますと、非常にニラの値段がよくなっております。にら豚の
消費拡大ももちろん考えられるのですが、やはり大きなところでは関東、東北のほうで、大雨が降っております。そうしたことから、生産地が大きな打撃を受けているのではということで、全体的に野菜の値段が高くなっています。大分のニラも高くなっておりますので、
消費拡大と結びつけて、今後も単価が上がるように努力を続けたいと思います。
○福間副
委員長
販売するには、商品としてきれいに出さないといけません。障害者施設で出荷までを作業としてやっており、障害者支援にもすごく役立っています。拡大に取り組むことで、障害者施設において就労につながるという位置づけも持っていただきたいと思います。
○篠田委員
ニラの茎ですが、物すごく利用価値があると思います。一般の人は食べる機会が余りないと思いますが、茎はしょうゆ漬けもいいし、てんぷらにしてもおいしいです。商品価値はあるので、商品化できれば非常に付加価値も上がります。
○
重松農林水産部次長兼
農政課長
ニラには夏ニラと冬ニラがございまして、冬ニラが特に足が長い部分があり、切る部分が出てきます。この足の部分は炒めてもおいしいし、しょうゆ漬けにしてもおいしいので、こういったことについては農業団体、農業協同組合等、あるいは生産者の
皆さんとも話して、何か商品価値を見出せないかということを今後検討していきたいと考えます。
○篠田委員
にら豚と合わせて、何かセットでするのもいいと思います。
○
仲道委員
部長、さっき発祥の地について
委員長から質問がありましたけど、とり天も大分市、別府市でとり天戦争、から揚げも中津市と宇佐市で聖地はどっちかといった話をしております。個人的な希望として、にら豚もできればどこかよその市が発祥の地だといって、にら豚戦争が勃発すれば勢いがつくと考えますが、どう思いますか。
○
森本農林水産部長
内部でも話をしておりまして、今、大分市からこのような発信をすることにより、挑戦ではないですけど、お話がくれば、委員が言われたとおり、一緒になってニラの
消費拡大につなげていけたらと思います。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
○仲家委員
このPR版の写真のモデルは大分市の方ですか。
○
滋野農政課参事
モデルの方につきましては、大分市かどうかというのはわからないのですが、業者にお願いしておりますので、大分市の方だと思います。
○仲家委員
中津市のPR版で中津の三姉妹が載っている資料を見たことがあります。できれば、こういうものは大分市の方をと思いました。
○
滋野農政課参事
お手元には女性モデルの1種類のみ置いておりますが、20代の男性モデル、子供のモデル、ニラの生産部会長さんがモデルになっているなど実際は4種類あります。
○仲家委員
わかりました。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは次に、林業水産課報告をお願いします。
○
安藤林業水産課長
報告事項の5番、
田ノ浦地区での猿の追い払いについて報告させていただきます。資料の9ページをごらんください。
概要についてでございますが、
田ノ浦地区に常時生息する地つきのニホンザル、これは天然記念物ではないニホンザルですが、農作物被害に加え、瓦や雨どいの破壊等の生活環境被害を引き起こしておりまして、これらに対する緊急的かつ効果的な対策が課題となっております。
鷹による追い払いがニホンザルに対して効果があるのか、先日9月6日、7日の2日間にわたり試験的に実施いたしました。その実施状況でございますが、1日目の結果は、
田ノ浦地区の自治委員さんや、イチジク生産者等、地元の住民の皆様の協力をいただきまして、パトロールを実施しましたところ、ちょうど午後2時半ごろに10頭前後の猿の群れが山の中に出現しましたので、鷹と猟犬、それから私どもで追い払いを行いました。また、猿が頻繁に出現するポイントで実際に鷹を飛ばして、猿に対する威嚇も行いました。
2日目は、早朝6時から頻繁に出るポイント及び前日、猿が出現したポイントを中心に鷹と猟犬でパトロールを行い、猿は出現しませんでしたが、頻繁に出現するポイントで数回実際に鷹を飛ばして、猿に対しての威嚇を行いました。
今後についてですが、7日以降、今のところ、
田ノ浦地区のパトロールしたところでは地つきの猿が出現したとの情報はありませんが、高崎山管理公社の職員や地元の皆様からの情報を得ながら、効果について検証することとしております。
○荻本
委員長
ただいま報告のあった件について、意見・質問はありませんか。
○
仲道委員
1つ心配なのが、山に戻ってくれればいいけど、田ノ浦から別地区に被害が及ぶようなことは考えられないのでしょうか。
○
安藤林業水産課長
それは十分想定されることでございますので、当然
田ノ浦地区だけでなくて、その周辺の地区の状況も加えて、情報を得ながら、今後どういった対策をしていくかということを検討していきたいと思っております。
○
仲道委員
以前、四国まで渡ったという話もありますので、周辺地域だけではなく、広範囲に渡った検証をお願いいたします。
○仲家委員
この6日と7日で費用はどのくらいかかったのでしょうか。
○
安藤林業水産課長
委託金額ですが、税込みで約59万円でございます。内訳は、実際行った2日間、それからそれより前に現地調査を1日しておりますので、計3日間での金額です。
○福間副
委員長
猿に対して鷹の威嚇が効果があるかどうかは何か実績はあるのでしょうか。
○
安藤林業水産課長
鷹匠さんから、直接猿をターゲットにしたわけではないが、カラスをターゲットにしていたときに鷹が猿を追い払ったり、山に逃げていったという例を聞きました。それが実際
田ノ浦地区の猿にどうなのかということも含めまして、今回は試行的にしたという状況でございます。
○福間副
委員長
そういう事例があったということですが、現実に鷹を使って、大分以外でも鷹を使った威嚇が、猿の追い払いに大きく貢献するとか、実証したものはないのですか。
○
安藤林業水産課長
今のところ、そういう実証はない中で試験的に行ったという状況です。
○福間副
委員長
わかりました。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
○川邉委員
猿によることしの被害は、まだ掌握ができてないと思いますが、昨年の被害でもいいので、どのぐらい被害が出ているのでしょうか。
○
安藤林業水産課長
高崎山周辺に起きる猿の被害については、観光課が補償をしております。その金額は昨年度が1,180万円、それから一昨年度が590万円と、昨年度が突出して多い状況になっております。
○川邉委員
その原因は何でしょうか。
○
安藤林業水産課長
平成27年度に被害が倍増した理由は、本市のほか別府市の被害も入っているのですが、やはり周辺の地つきの猿の数の増加もそうですが、活動が活発化したことなどが挙げられます。
○川邉委員
わかりました。
○堤委員
追い払いにポインターとか使っているけど、農家で犬を飼い、犬で追い払うという方法はできないのですか。
○
安藤林業水産課長
農家の方で犬を飼っていらっしゃる方もいますし、追い払いを行っている高﨑山管理公社さんも犬でしているのですが、今回は猟を専門にしている犬で追い払いをしました。
○篠田委員
津久見市あたりでは、猿追い犬のほうが猿からいじめられると聞きます。
○福間副
委員長
今後のことですけど、かんきつ系やシイタケとか、いろいろあると思いますが、どういう品目で被害が大きいのか調べ、実際に被害に遭ったものが実をつける時期に、試験をするというのが、実証試験としては一番効果があらわれるのではないかと思います。
○
安藤林業水産課長
委員がおっしゃるとおりであります。今後は、地元の方とそういう状況も話しながら、いろいろな方法について検討していきたいと考えております。
○福間副
委員長
わかりました。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは次に、生産振興課報告をお願いします。
○分
藤生産振興課長
報告事項6番、株式会社大分県
畜産公社の新施設についてですが、この施設はあさって15日に
現地視察していただくことになっておりますので、概要等を報告いたします。資料10ページをごらんください。
この施設は、高度な衛生水準、国際化への対応及び食育への推進において、1に記載されている基本方針を持って建設されております。総事業費は53億2,000万円で、平成28年7月に完成いたしました。財源の内訳は、2.(2)の記載のとおりで、大分市の負担額は3億8,426万円です。施設規模は、2.(3)の記載のとおりで、屠畜能力は1日当たり牛60頭、豚560頭、カット能力は1日当たり牛40頭、豚450頭となっております。詳細につきましては、あさって15日に現地で説明をさせていただきます。
○荻本
委員長
ただいま報告のあった件について、意見・質問ありませんか。
○
仲道委員
総事業費が53.2億円とあります。後日でいいので、ラインを2つに分けることによって、総事業費がどれぐらい加算されたのか調べてもらえますか。将来検証するときに、米国中心に海外輸出するために分けた効果が、海外輸出によりふえた事業費よりも上回らないと効果がなかったということになりますから、そのあたりの検証をするためにどれぐらい加算されたか調べておいてください。
○分
藤生産振興課長
あさっての
現地視察のときに説明をさせていただきたいと思います。
○
仲道委員
よろしくお願いします。
○荻本
委員長
そのほかはございませんか。
○堤委員
高度な衛生水準、国際化への対応ということは、
TPPを見越した上でしているのですか。
○
首藤生産振興課参事
これからは攻める畜産ということで、輸出に力をいれていきます。輸出をする際には、宗教の関係もあり、豚と牛が混ぜられません。そういった面でラインを完全分離しています。それとHACCP、いわゆる衛生面の関係で新たな施設をつくっているのですが、特に豊後牛の輸出をするというのを踏まえて、この施設をつくっております。
○荻本
委員長
ほかにありませんか。
○篠田委員
輸出もいいのですが、実際に大分で生産されたのに、他県の屠畜場や市場に回っていることも多いのではないかと思います。その割合はわかりますか。
○
首藤生産振興課参事
平成25年度のデータですけれども、大分県の屠畜場で牛が約6,100頭、豚が9万7,000頭余り、稼働率で62%の稼働になっています。牛の出荷量が約1万頭ですので、若干熊本県や福岡県に流れているのが現状です。それは、稼働率、コスト面、場所などいろいろなケースがあります。新しい施設に関しては、大分県の牛をなるべくここに持ってきてもらうための有利性などを完備してつくっていると聞いております。
○篠田委員
地域間競争が非常に激しくなってきております。やはり熊本県や宮崎県に持っていったほうがいいといった有利性の問題なども出てくることもあると思いますので、せっかくいい施設ができたので、県産の消費のため努力してもらいたいと思います。
○荻本
委員長
以上で本日の予定は終わりましたけれども、
執行部、その他として何かありませんか。
○
森本農林水産部長
ありません。
○荻本
委員長
委員の
皆さんで、その他として何かありませんか。
○篠田委員
合併記念の森の所管は農政部ですか。
○
中島林業水産課参事
林業水産課で管理しております。
○篠田委員
植樹祭を何回かして、一通り植樹も終わってます。終わってから何年になりますか。
○
中島林業水産課参事
約10年になります。
○篠田委員
野津原町が合併して12年。それであれば、10年間やってきたわけですか。
○
中島林業水産課参事
合併後1年目に第1回の植樹祭がありまして、3カ年実施しております。
○篠田委員
それであれば、もうそれから五、六年たったということですね。樹木がもうかなり大きくなっており、桜あたりも観賞できるようなところもあり、秋はもみじも成長しております。植樹も終わって、それから手を加えたことはあるのでしょうか。
○
中島林業水産課参事
下草刈りは地元の団体の方にお願いをして、年間2回ほど実施しております。その後、樹木が大きくなるにつれて、枝を打ったりなどの整備を継続して実施しております。
○篠田委員
入り口からの道路舗装については、1回お願いしました。それにより、入るのは余り支障は来たさない程度になったわけですが、森が形成されるようになれば、当然周辺の整備も何らかの形でしていかなければいけない時期に来ていると思います。例えば、トイレや休憩場所などを整備する段階まで来ていると考えますが、どうでしょうか。
○
中島林業水産課参事
10年生前後になりますが、まだ成熟した森までには至っていないという状況です。
例えば、桜はソメイヨシノを植えているのですが、城址公園などと比べると、まだまだ生育過程であります。成熟した木というのは20年生前後以降になりますので、そういった意味では、森としてはまだ育てる状況という認識であります。
○篠田委員
農林水産部として、記念の森の今後の位置づけをどのようにするのか考えているのでしょうか。
○
中島林業水産課参事
将来的には合併を記念して、野津原地区の方々も含めて、市民の方がそこで憩いや安らぎなどを得られるエリアにしていきたいと考えております。
○篠田委員
あのような記念の森は他の市町村には恐らくないと思います。あれだけの広さもあるので、市民の森のような形で、
農林水産部として5カ年計画で今後どうしていくのかといった検討をする時期に差しかかってきていると思いますが、どう考えていますか。
○
中島林業水産課参事
森として育てていくという過程から、少しずつその森を利用していく過程に至りつつあると認識しておりますので、地域の方と協議しながら、どういった形にすべきかということは考えていきたいと思っております。
○篠田委員
私も、30年間契約で湯平に国有林を8町歩ぐらい借り、針葉樹とかいろいろ植えながら、下草刈りや枝打ち、間伐をしております。また、子供、家族を連れていき、間伐で切った木で遊歩道をつくったり、腰かける椅子をつくったりと、そういった実践教育をしております。下草刈りまでは子供が行ったからといって、何の教育にはならないにしても、枝打ちとか、間伐になると、それを利用して木とのかかわりなどもできます。何らかの形で有効活用するといった考えを持って取り組んでいただきたいと思います。
○荻本
委員長
そのほかよろしいですか。
〔「なし」の声〕
○荻本
委員長
それでは、あすの予定を確認いたします。
あすの
委員会は、午前9時30分から議会運営
委員会が開催されますので、議会運営
委員会終了後に行います。
それでは、本日はこれにて散会いたします。皆様お疲れさまでした。
午前11時5分散会...