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平成28年建設常任委員会( 8月 8日)
平成28年建設常任委員会( 8月 8日)

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  1. 大分市議会 2016-08-08
    平成28年建設常任委員会( 8月 8日)


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    平成28年建設常任委員会( 8月 8日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時   平成28年8月8日(月)午前10時0分開議~午前11時1分休憩              午前11時4分再開~午後0時6分散会 2.場所   第4委員会室 3.出席委員    委員長 板倉 永紀   副委員長 松下 清高    委 員 野尻 哲雄   委 員  長田 教雄    委 員 福崎 智幸   委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 徳丸 修    委 員  国宗 浩    委 員 今山 裕之 欠席委員    な し 4.説明員
      (下水道部)    新井下水道部長衞藤下水道部次長佐藤下水道部次長下水道経営企画課長、    平田下水道営業課長姫野下水道建設課長佐藤下水道施設課長   (土木建築部)    木村土木建築部長、河野(榮)土木建築部次長、河野(章)土木建築部次長、    佐藤土木建築部次長道路維持課長上原住宅課長、清水(誉)住宅課参事、    清水(篤)住宅課参事伊藤土木管理課長朝野道路建設課長   (都市計画部)    長野都市計画部長河野都市計画部次長波津久都市計画部次長、    清水都市計画部次長都市計画課長吉田都市計画部次長兼駅周辺総合整備課長、    高瀬都市交通対策課長釘宮開発建築指導課長姫野まちなみ整備課長、    田中公園緑地課長橋本都市計画課参事、髙橋都市交通対策課参事、    山村開発建築指導課参事足立開発建築指導課参事後藤開発建築指導課参事、    三嶋開発建築指導課参事開発指導室長松川まちなみ整備課政策監、    三重野まちなみ整備課参事三ヶ尻まちなみ整備課参事、    吉田まちなみ整備課参事横尾土地区画整理事務所長、    堤まちなみ整備課参事兼三佐北・細地区住環境整備事務所長、    伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー、    吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー 5.事務局出席者    書記 松尾 和貴 6.審査案件等     ①公共下水道事業の整備について     ②大分市空家等対策計画策定の進捗状況について     ③評価対象事務事業(高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業)について     ④大分城址公園整備活用基本計画について     ⑤ふれあい交通運行事業について(望みが丘ルートの新設)     ⑥交通結節機能施設(22街区)のトイレの設置及び一般自動車駐車場の利用状況      について     ⑦第1回みんなの森づくり市民育樹祭について     ⑧評価対象事務事業(彫刻を活かしたまちづくり事業)について     ⑨その他                    会議の概要                              平成28年8月8日                              午前10時0分開議 ○板倉委員長   おはようございます。ただいまから建設常任委員会を開会いたします。傍聴者はおりません。  本日の協議事項は、お手元に配付しております日程案のとおり、下水道部土木建築部及び都市計画部より報告を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  なお、下水道部土木建築部及び都市計画部においては、関係する職員のみ出席を求めておりますので、御了承ください。  最初に、下水道部より説明を受けたいと思いますが、ここで新井下水道部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○新井下水道部長   初めに、弁天水資源再生センターの火災について御報告を申し上げます。  去る7月25日、弁天水資源再生センター汚泥処理棟において、脱水機電気設備改修工事を行っていたところ、ガスバーナーによる火の粉が資材にかぶせていたブルーシートに引火し、火災が発生いたしました。工事関係者がすぐに消火に当たり、けが人もなく、棟全体の運転に支障はありませんでした。今後は、これまで以上に安全管理を徹底してまいりたいと思っております。  さて、本日の報告事項でございますけれども、さきの建設常任委員会において資料の修正を求められました公共下水道事業の整備につきまして、担当課長より御説明を申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○板倉委員長   それでは、公共下水道事業の整備についての説明を求めます。 ○佐藤下水道部次長下水道経営企画課長   6月の当委員会におきまして、今年度の公共下水道整備について御報告をしましたが、今回、整備についての基本的な流れを整理しましたのでご説明いたします。  A3縦の資料、公共下水道事業の整備についてをごらんください。  まず、全体計画についてでありますが、大分市汚水処理施設整備構想では、公共下水道を整備する区域として、大分市全体5万239ヘクタールのうち、市街化区域を中心とした1万650.3ヘクタールを設定しております。A3横の図面については、大分市汚水処理施設整備構想図でございまして、この公共下水道として塗っている部分が全体計画区域ということになっております。この計画では、目標年度を平成47年度としておりまして、目標年度における人口及び汚水量等を予測し、各施設規模を設定しております。  次に、事業計画についてでありますが、これは全体計画に基づき、実際に5年から7年で整備を進めるための計画でありまして、順次、区域を拡大しているところであります。現時点では、全体計画区域1万650.3ヘクタールのうち、平成32年度までの事業計画として7,602.6ヘクタールの事業計画区域を設定しており、そのうち5,496.6ヘクタールが整備済みであります。また、汚水処理施設整備構想に基づき、アクションプランとして、今後10年で汚水処理施設の概成を図るとしており、公共下水道は、人口普及率を平成37年度に73.3%にするとしております。平成27年度の普及率は61.9%でありますので、この目標を達成するためには年間1.1から1.2ポイント引き上げる必要があり、処理人口にしますと、年平均約5,000人ということになります。  こうした計画に基づき、事業実施につきましては、効率的、効果的な整備を行う方針のもと、取り組みとしましては、整備計画説明会を開催し、市民の意向調査を行いながら進めることとしております。特に人口密度の高い南大分地区、下郡地区、皆春地区を優先的に進めるとともに、効率的な整備として、集中浄化槽団地各戸浄化槽団地等住宅密集地の整備や、そのほかの他事業の関連、住民要望等についても十分考慮した整備を進めることとしております。  今年度は、整備計画説明会を36地区で行うとともに、整備延長は繰り越しも含め1万9,000メートル、公共ますは951個の設置を計画しております。これは、今年度の整備を予定している地区の公共ますの数でありまして、毎年度、整備する地区の状況で異なります。したがいまして、公共ますの設置数が目標ということではなく、あくまでも目標は人口普及率であり、公共ますの数は接続を推進するための目安と御理解ください。  次に、右をごらんください。  整備後は収入増につなげる必要がございますので、接続促進を図るため、取り組みとしましては、未接続者への戸別訪問による接続依頼を行います。具体的には、整備工事完了後、直ちに実施することや、水道大口利用者への重点的な接続依頼、それから休日訪問等でございます。  なお、今年度につきましては、接続依頼を3,600件以上行い、接続目標は900個としております。  次に、施設の適正な維持管理でございますが、下水道長寿命化計画に基づく改築を実施することにより、事業費の平準化並びに縮減を図るとともに、安全性を確保するため、耐震化、耐津波化に取り組んでおります。このため、今年度は宮崎水資源再生センター中央監視設備改築工事弁天水資源再生センター管理棟耐震耐津波診断大道弁天汚水幹線耐震化工事等を行うこととしております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、委員の皆さんから、下水道部に関する件で、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   下水道部から、その他として何かありませんか。 ○新井下水道部長   打ち水大作戦と、ホタルをモチーフにしたクリアファイルを作成しましたので、ぜひお使いいただければと思います。なお、このクリアファイルは、打ち水大作戦のときに、市民へ配布しました。 ○野尻委員   再生水を利用しませんかというのは、散水用で申し込むと1立方メートル当たり27円でもって来てくれるのですか。 ○佐藤下水道施設課長   必要な方は弁天水資源再生センター等ポリタンクなどを持参していただく必要がございます。最近、雨が少ないので、問い合わせが多いです。 ○板倉委員長   ほかにはありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で下水道部の案件を終了します。  ここで説明員を交代させます。  〔説明員交代〕 ○板倉委員長   それでは、次に土木建築部より説明を受けたいと思いますが、ここで木村土木建築部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○木村土木建築部長   本日は閉会中にもかかわりませず、委員の皆様には、御多忙中のところ建設常任委員会を開催していただきまして、ありがとうございます。  それでは、本日、報告事項といたしまして、大分市空家等対策計画策定の進捗状況について、評価対象事務事業、高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業について、また、その他の件につきまして担当課長より御報告させますので、よろしくお願い申し上げます。 ○板倉委員長   それでは、大分市空家等対策計画策定の進捗状況について、説明を求めます。 ○上原住宅課長   大分市空家等対策計画につきましては、佐藤市長及び板倉委員長を初め、15名の委員で構成する大分市空家等対策協議会大分市役所内19の関係課で組織いたします大分市空家等対策計画庁内検討委員会及び作業部会において、現在、計画素案について協議を行っているところでありまして、去る7月19日に第4回大分市空家等対策協議会を開催し、素案の骨子について案がまとまりましたので、その概要を御説明させていただきます。  お手元の資料1、大分市空家等対策計画の概要をごらんください。  まず、本計画の構成ですが、本編を第1章から第5章までの5章立てとし、その後ろに法律、条例等を掲載した資料編がつくという構成としております。  計画概要についてですが、第1章では、計画策定の目的と位置づけを、また、第2章では、大分市の空家等の現状と課題を、第3章では、空家等対策の基本的な方針を、また、第4章では、具体的な取組を、そして最後に、第5章では、計画実現に向けてとして、計画の推進体制等について記載することとしております。  まず第1章では、計画策定の背景と目的を記載するとともに、計画の位置づけについて、大分市総合計画や各課が策定している相互に関連する計画との連携や整合性について、わかりやすく図示いたします。  第2章では、空き家等に関する各種統計データを記載するとともに、そこから得られる空き家等の現状や課題について記載いたします。具体的には、大分市の人口や世帯数の推移及び将来推計、総務省が平成25年度に実施した住宅・土地統計調査国土交通省が平成26年度に実施した空家等実態調査、そして本市が昨年実施いたしました大分市空家等実態調査の結果から、現状と課題を抽出いたします。  次に、第3章ですが、空家等対策計画を策定するに当たっては、昨年国が示した空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針に掲げます9項目を盛り込むことが必須となっておりますことから、資料の中段にあります第3章の1、基本的事項の中の1-3の基本的な方針と、1-4の計画期間、2の空家等の調査に関する事項、この3項目に、3の施策を推進するための基本的事項の①所有者による空家等の適切管理の促進に関する事項から、⑥その他空家等に関する対策の実施に関し必要な事項までの6項目を加えました9つの項目を盛り込んでいるところでございます。  続きまして、2ページ目の大分市空家等対策計画施策体系図をごらんください。ここでは主に、素案の第3章及び第4章の中の具体的な取り組みを項目別に分類したものを整理して記載しております。  まず、資料左側には、基本的事項として、基本理念、基本目標を、また、空家等の調査に関する事項について記載しております。基本理念は、新しい大分市総合計画と整合を図る形で、市民の暮らしを支える豊かで良好な居住環境づくりとしております。また、基本目標として、空家等の発生予防、空家等の活用の推進、管理不全な空家等の解消、総合的な推進体制の構築の4つを掲げております。  資料中央には、施策の取り組み方針を記載しております。素案では、第3章になりますが、施策の取り組み方針として大きく3つに施策を分類し、さらにそれぞれ2つの視点で分類を行っております。
     この大きな3つの分類につきましては、1、空家等の発生予防、2、空家等の活用の推進、3、管理不全の解消といった、いわゆる予防、活用、管理の3つの視点で分類し、予防については、①啓発と②適正管理、活用については、①有効活用と②支援、管理については、①管理不全の解消と②特定空家等への対応という視点でそれぞれ施策を分類しております。  最後に資料の右側ですが、各取り組み方針に対する具体的な取り組みについて記載しております。素案の第4章になりますが、現段階では、ここに記載する19の取り組みを掲げることとしております。  これらを骨子とする素案の具体的な内容につきましては、現在、大分市空家等対策協議会庁内検討委員会等で協議、調整中でありますことから、今後は、素案がある程度のレベルにまとまる段階の9月以降、当委員会において御報告をし、さまざまな見地からの御意見等もいただきながら、大分市空家等対策計画の策定を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○野尻委員   この計画でエリアは考慮しているのですか。 ○上原住宅課長   エリアは市域全域としております。調査の対象も市域全域で行っておりまして、それぞれの地域によって特性が異なりますことから、その特性を踏まえた上での計画策定をしてまいりたいと考えております。 ○野尻委員   市域特性というのはいろいろあります。それぞれの市域の中で具体的な方針を出すのですか。 ○清水住宅課参事   大分市実態調査をしましたところ、周辺部、特に山間部については、老朽化した空き家が多いという状況も出ておりますので、そういった地域に対しては除去を促進する、中心部については活用を促進していくということを考えております。 ○野尻委員   それともう一点は、中心部においても、また周辺部においても危険空き家などが非常に多い。管理不全の解消という部分では、罰則規定などは考えていますか。 ○上原住宅課長   現在、管理不全の解消の中で、危険空き家への対応といったところを考えてまいりますが、罰則規定等、新たな条例等を設ける必要があります。これらの必要性等については、今後検討する期間を計画の中で設けるよう検討しております。  ただ、基本的には、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づきまして、最終的には行政代執行で対応する格好となりますが、それ以前に極力、持ち主の責任において除却できる取り組みをどのようにすべきか、また、災害等が発生したときに、緊急的に危険回避をする必要があるケースも出てまいりますので、こういう状況をどのような仕組みで対応していくか、こういったことを検討する機関を計画の中で設けることを協議会の中で検討している段階でございます。 ○野尻委員   危険空き家というのは、長い年月放置された空き家なので、持ち主の所在等を調査するのに時間が非常にかかると思います。方針がこれから出ると思うが、持ち主がわからない、持ち主が市外に住んでいるという空き家についてはどういう対応をしていくつもりですか。 ○上原住宅課長   持ち主を特定する調査に関しては、各自治体とも協力関係をとる中で一応行っているのですけど、やはり時間がかかります。そして、持ち主が不在の場合、どのような対応をするかといったところも協議をする必要がございます。最終的には、行政代執行という方法になるのですが、それに至るまでの期間が数カ月から1年を超す時間も要されます。各自治体が懸案事項として抱えているものですから、共通した問題として解決していくために協議を行っていきたいと思っています。  関係する委員の中には、法的な部分に詳しい方もいらっしゃいますので、法的な部分のいろいろな御指導もいただきながら、これから計画をつくっていくに当たっては、それを見据えた上での内容にしてまいりたいと思っております。 ○野尻委員   わかりました。最後に、現状の空き家の把握はできているのですか。 ○上原住宅課長   空き家等の実態調査の結果につきまして、前回御報告をさせていただいておりますが、今回、計画素案の中にも盛り込むことにしております。空き家の総数といたしましては、3,138戸が確認できているところでございます。そのうち、危険空き家も含め、特定空き家等とみなされますのが約450戸ございました。その中で、さらに内訳という部分につきましては、現状、特に早急な対応を要するといった空き家は、私どもが把握する中で約50戸です。この状況というのは日々変わってまいります。危険空き家であったものが、個人が処分する場合もありますし、新たに発生する状況もありまして、日々いろんなところから連絡も入っておりまして、担当が毎日、市内一円を駆け巡っているところでございますので、大方の数字としては50戸程度が危険空き家であるという認識でございます。 ○板倉委員長   9月議会までに、ある程度まとめた資料とあわせて説明をしてください。 ○上原住宅課長   素案の中に現状把握のデータも載せていますので、あわせて御報告させていただきたいと思っております。 ○エイジ委員   今後は当然、人口減少に伴って空き家対策というのは非常に重要な課題になっていくと思うのですけれども、調査する上で、私が相談を受けた方は、隣の家が倒れかかっているが、隣人は、物置として使用し、そこに住んでいない。御近所トラブルを発生させないために、やはり言いにくいところもあるとのことです。  先ほど市役所職員が市内一円を駆け巡っていると言われたが、どういう空き家があるとか、危険かどうかという判断をする際には積極的にその辺も踏まえて指導をする必要があるのではないかと感じます。要は、地域の問題としても取り上げないといけないのではないかと思います。 ○上原住宅課長   現在、そういった懸案が複数ございます。職員も当然、御連絡をいただきましたら、まずは現場に行って、周辺の方が主に悩みを持たれていますので、いろいろと事情を伺います。伺う中で、また、地元の自治委員にもお話に加わっていただきながら、いろんな方にお話を通していただく、持ち主はもちろんですけれども、持ち主がわからなければ、その持ち主がわかるような、知っている方にお話を伺いに行くということで、戸籍上だけではなくて、実際のお住まいがどこにあるかといったところも調査を重ねております。今後も悩みをお持ちの方のお話を聞くという姿勢は、続けていきたいと思います。 ○エイジ委員   例えば不動産業者名義であった家屋が、その不動産業者が倒産して、責任の追及ができないなどの場合は、市としてはどういう対応をするのですか。 ○上原住宅課長   方法の許される範囲で調査は行います。そして、最終的に持ち主がいるかいないか、そこの判断にたどり着くまでの調査を続けますが、持ち主がいない場合はいない場合で、また対応ができる可能性をそこで探ります。ということで、持ち主がいる場合は、やはり持ち主の方にお話を進めていくのですけれども、なかなか持ち主の方が近くにおられない場合、また、相続を放棄されるという場合もありますので、そうされた場合の手続について、マニュアル化をする必要がございます。そのマニュアル化についても、今後、計画を策定した後、専門の方々と協議したいと思います。 ○板倉委員長   委員の皆さん、ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、第3回定例会中に決算審査の一環として行う事務事業評価評価対象事務事業につきまして調査研究を行うために、引き続き土木建築部より説明を受けたいと思います。  本日の調査研究に当たりましては、事務事業評価の事前審査とならないように注意をしたいと思いますので、土木建築部からの説明後は、説明及び資料に関する質疑のみを行いたいと考えておりますが、それでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、評価対象事務事業である高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業について、説明を求めます。 ○上原住宅課長   それでは、高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業につきまして御説明させていただきます。  資料2をごらんください。  1点目、本事業の実施に関する経緯についてでございます。本事業は、平成26年度より大分県が、県内市町村に対して補助を行う高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業の実施を開始したことから、本市においても、県と連動して、この補助を活用した大分市高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業を実施してきたところでございます。  本事業は、平成26年度に開発建築指導課にて開始されましたが、平成27年度以降は、住宅課が事務事業の移管を受け、実施しているところでございます。  2点目、根拠法令等につきましては、大分市高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業補助金交付要綱を平成26年6月に制定し、当該要綱に基づいて事業を実施しているところでございます。  3点目、当該事業の目的といたしましては、高齢者世帯が行うバリアフリー改修工事子育て世帯が行う子育てのための改修工事について、住宅の所有者等に対し、補助金を交付することにより、高齢者の暮らしの安全確保及び子育て世帯の住環境の向上を図ることとしております。  4点目、本事業の概要についてですが、本事業は、高齢者世帯を対象にした高齢者バリアフリー型と子育て世帯を対象にした子育て支援型の2種類の工事を補助対象としております。また、対象となる世帯は、高齢者バリアフリー型については65歳以上の高齢者がいる世帯で、世帯全員の前年の所得総額が350万円未満であることとしております。子育て支援型については18歳未満の子供がいる世帯で、世帯全員の前年の所得総額が600万円未満の世帯であることとしております。また、対象となる住宅は持ち家と賃貸住宅としております。  次に、対象工事についてでございますが、高齢者バリアフリー型については、主に高齢者用の寝室の増築、内装改修工事バリアフリー改修工事等が対象となりますが、30万円未満の工事は補助対象外としております。子育て支援型については、主に子供部屋の増築、間取り変更内装改修工事等が対象となりますが、こちらも30万円未満の工事は補助対象外としております。  対象工事の詳細につきましては、要綱の別表に掲げる要件を満たす工事としており、次のページの資料2の1で御確認いただけます。資料2の1の左側の別表第1のバリアフリー改修工事における、3、工事要件をごらんください。先ほど御説明をいたしました高齢者用の寝室の増築工事のほかにも、床の段差解消、手すりの設置、トイレ改修、浴室・洗面所の改修工事なども対象工事としているところでございます。次に、右側の別表第2の子育てのための改修工事の、3、工事要件をごらんください。先ほど御説明いたしました子供部屋の増築工事のほかにも、トイレ改修、浴室・洗面所の改修なども対象工事としているところでございます。  資料2にお戻りください。補助金額につきましては、補助対象工事費の20%で、限度額を30万円としております。県、市で負担する補助率につきましては、大分県が2分の1、大分市が2分の1となっており、限度額30万円を補助する場合、おのおの15万円を補助する形となっております。  なお、募集期間につきましては、毎年6月1日から12月末までとしており、交付申請の手続を事前に行っていただくこととしております。  続きまして5点目、事業実績についてでですが、(1)の表にありますように、平成26年度の予算額は、上限30万円掛ける30件分の900万円を計上し、実績といたしましては、高齢者バリアフリー型が13件の339万2,000円、子育て支援型が9件の246万円で、合計22件の585万2,000円となっております。また、平成27年度につきましては、予算額は上限30万円掛ける30件分の900万円を計上し、実績といたしましては、高齢者バリアフリー型が20件の463万6,000円、子育て支援型が5件の110万9,000円で、合計25件の574万5,000円となっております。平成26年度、平成27年度とも30件分の予算措置を行い、県からはそのうち2分の1の補助450万円を予定しておりましたが、当該年度における県からの配当が2カ年度とも20件分の300万円であったため、本市の予定した30件分を補助することができなかったところでございます。  次に、右上にありますグラフ(2)月別の申請件数につきましては、平成26年度、平成27年度とも、募集を開始した初期段階の6月、7月に申請が集中している状況です。また、6月、7月で、平成26年度に比べて平成27年度の申請件数が増加している理由としては、補助制度の周知が市民に広がってきたためと考えられます。  さらに、右側のグラフ(3)対象工事費別の件数についてですが、年度によって1件当たりの工事費にはばらつきがありますが、平成26年度と平成27年度を合わせますと150万円から200万円の対象工事が全体の34%を占めている状況です。  ちなみに、補助の対象となった個別の案件を資料2の2と資料2の3に整理しておりますので、ごらんください。  まず、資料2の2の平成26年度22件分についてですが、右側の対象工事につきましては、1つの案件に複数の工事を伴うものが多く、特に浴室・洗面の改修工事やトイレの改修工事など、水回りの工事が全体の8割近くで実施されております。  次に、資料2の3の平成27年度25件分についてですが、右側の対象工事につきましては、こちらも浴室・洗面の改修工事やトイレの改修工事など、水回りの工事が全体の8割以上で実施されております。平成26年度、平成27年度ともに水回り工事の需要が多い状況でございます。  実際のリフォーム工事の施工事例につきましては、次の資料2の4をごらんください。左側に高齢者バリアフリー型の事例を3件、右側に子育て支援型の事例を2件掲載しております。高齢者バリアフリー型の事例①は、高齢者の寝室の改修でございます。床を畳からフローリングへ、壁や天井もあわせて改修している事例でございます。その下の事例②は、トイレを和式から洋式に改修し、手すりも取りつけた事例でございます。さらに、その下の事例③は、浴室の改修工事で、深い浴槽から浅い浴槽のユニットバスに改修し、手すり等も取りつけた事例でございます。  続きまして、右側の子育て支援型の事例④は、子供部屋の改修工事で、畳敷きの和室からフローリングの洋室に改修した事例でございます。その下の事例⑤も、子供部屋の改修工事で、ロフトを設置した事例でございます。  続きまして、資料2にお戻りください。  6点目、課題等につきましては、先ほど申し上げましたように、本事業は大分県の補助制度と連動しているために、実際の補助件数は大分県から本市に配分される予算の範囲内に限定されておりまして、本市が予定とする補助件数分を県が確保できてない状況がありますことから、今後は大分県との連携をさらに強める中、本市の予算枠との整合を県に求めていく必要があると考えております。  また、さらに多くの市民に活用していただけるよう、市ホームページはもとより、関係団体やさまざまな広報媒体を通じて、広く周知を図っていく必要があると考えております。  事務事業評価の対象となる高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業に係る説明は以上でございますが、本事業の平成28年度からの取り組み等について、参考までに御説明させていただきます。  7点目でございます。本事業は、県の要綱改正等に伴いまして、平成28年度より、3世代同居による子育て及び世代間支援を図るため、これまでのバリアフリー改修工事、子育てのための改修工事に、新たに3世代同居のための改修工事を三世代同居支援型として加え、事業を実施しております。事業の実施に当たりましては、要綱を改正するとともに、事業名も子育て高齢者世帯リフォーム支援事業としております。  概要については、右下の表にありますように、18歳未満の子供を含む3世代が同居する世帯が、同居のために行う工事に対して補助を行うこととしております。なお、所得要件は設けておりません。  住宅要件につきましては、高齢者バリアフリー型、子育て支援型と同様ですが、昭和56年5月31日以前に着工された一戸建ての木造住宅にあっては、リフォーム完了までに耐震性を有するものとされており、耐震工事等が必要となる場合もございます。  対象工事につきましては、大分市子育て高齢者世帯リフォーム支援事業補助金交付要綱の別表第2に掲げるものとしており、主に玄関、トイレ、浴室、キッチンの4つの部位のうち1部位以上を増設し、増設後には2部以上が複数となる工事などが対象となります。  補助金額につきましては、補助対象工事費の50%で、限度額を75万円としております。県、市の補助率については、高齢者バリアフリー型、子育て支援型と同様でございます。  最後に、併用が可能な主な市の補助制度についてですが、障害福祉課の在宅心身障害者住宅設備改造費補助金、長寿福祉課の在宅高齢者住宅改造費助成金がございます。また、国の制度の介護保険住宅改修費や身体障害者日常生活用具住宅改修費なども併用できることとなっております。  なお、資料2とあわせてお配りしております参考資料1につきましては、今回の事務事業評価の対象となります平成27年度までの要綱でございます。参考資料2につきましては、平成28年度より実施しております三世代同居支援型を含んだ新しい要綱でございます。 ○板倉委員長   執行部の説明及び資料につきまして、委員の皆さんから質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で、評価対象事務事業のうち土木建築部所管分の説明は終了いたしました。委員の皆さんから土木建築部に関する件で、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   土木建築部から、その他として何かありませんか。 ○朝野道路建設課長   市道府内11号線電線共同溝整備事業の関係機関協議等の進捗状況について御報告させていただきたいと思います。資料を配付してもよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい。  〔資料配付〕 ○朝野道路建設課長   お配りした資料は、ここまでの経緯と地上機器の設置箇所図となっております。経緯のほうの上から4段目まで、日付では平成28年6月9日の交通管理者との協議までを6月議会の本委員会で報告いたしております。簡単に申し上げると、交通体系は、地元の意向は相互通行とする。地上機器は、民地内設置になる。株式会社トキハは借地であれば、民地内設置を了承する。九州電力株式会社は民地内に地上機器を置くことは問題ない。警察は相互通行でも問題ないということでありました。本日は、その下2段についての報告となります。  先週8月2日、コンパルホールにおいて沿線地権者、建物所有者を対象に本事業の第2回目の説明会を開催いたしました。出席者は26名です。当日の議題は、本事業によって新しく設置する歩道を道路の北側、南側のどちらに設置するかというものであります。  まず、市のほうから、歩道を道路北側に設置した場合、南側に設置した場合のそれぞれのメリット、デメリットを挙げて説明を行った後、意見交換を行いました。そして、最終的に皆さん、歩道設置場所については、道路の北側、トキハ会館やセンチュリーホテル側に設置するということで、全員の意見が一致いたしました。また、その他意見、要望として、とにかく一日も早く事業に着手して、一日でも早く完成させてほしいというものが多かったです。  本整備における重要な要素であります交通体系と歩道の設置位置、この2つについて地元と合意形成が図れたこと、それから、整備の方向性についてもおおむね御理解を得られたことから、今後は、早期に設計業務委託を発注して、地上機器の詳細な設置位置等について関係者と協議を進めてまいりたいと考えます。  続きまして、都町の中央住吉1号線、2号線の現在の状況を簡単に御報告させていただきます。  6月議会の本委員会で、電柱撤去完了が7月中と申しましたが、電柱及び電線は7月中に全て撤去いたしました。現在、修景舗装工事2件を総合評価落札方式による入札方式で公告中でありまして、今月末に業者が決定する予定であります。
    板倉委員長   ほかにありませんか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   8月3日、4日に実施いたしました、市道中央通り線ムクドリ対策について報告させていただきます。  資料を配付してよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい。  〔資料配付〕 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   資料の1ページ目をごらんください。報道発表をした資料であります。また、2ページ目につきましては、商工労政課が市民に配布したパンフレットであります。  市道中央通り線につきましては、街路樹に多くのムクドリやスズメがとまり、ふんによる歩行者への被害や、まちなみの景観を損なうなどの問題が、10年以上前から続いております。  ムクドリなどの対策には、街路樹の定期的な剪定を行い、鳥のとまりにくい環境を保つことが有効とされておりますが、景観上の問題や予算等の関係で剪定の頻度も限られておりますことから、これまでの対策としまして、街路樹の定期的な剪定後に、磁気を出して鳥の方向性を狂わせる器具であるバードキラーの設置、カラスの模型の設置、鳥の嫌がるにおいを発する忌避剤の設置などのさまざまな取り組みを行ってきましたが、設置当初は効果があっても、すぐに慣れてしまい、継続的な効果にはつながりませんでした。  このようなことから、今回、新たな取り組みとして、市道中央通り線ムクドリ排除業務を文化財調査保存協会に委託したところであります。  内容といたしましては、文化財調査保存協会協会員の鷹匠であります石橋さん親子によるタカやミミズクを使ったムクドリの追い払いや、ダミーのフクロウから鳥の嫌がる音を発生させるムクドリ対策を試験的に行いました。  3日、4日両日とも午後7時過ぎにスズメ、午後7時半頃にムクドリが街路樹に飛来してきたところをタカやミミズク、音を発して追い払いを行ったところ、猛禽類に気づき、群れで飛び立つ姿を確認いたしました。その後、午後8時半頃までムクドリ等の確認をいたしましたが、街路樹に戻ってくることはありませんでした。このことから、今回試験的に行ったムクドリ対策は、ある程度の効果があったのではないかと思っております。  今後は、この効果を確認した上で、ムクドリ対策にタカ等の活用を検討するとともに、新たな対策の情報収集に努め、少しでもふんの被害を減少させる対策を講じてまいりたいと考えております。 ○板倉委員長   委員の皆さん、質問はありませんか。 ○今山委員   3日、4日以降、ムクドリなどは戻ってきていますか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   けさ、歩道を確認してきましたけれども、ふんは落ちていませんでした。ですから、この3日間につきましては、戻ってきたことはないと考えております。 ○板倉委員長   予算はどれぐらいかかっているか、教えてください。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   86万4,000円です。 ○野尻委員   何日間ですか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   2日間です。 ○野尻委員   委託について、文化財調査保存協会に調査委託をしたというのはなぜですか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   文化財調査保存協会がムクドリ対策に詳しかったものですから、採用させていただきました。また、鷹匠が協会員でございます。 ○板倉委員長   あくまでも追い払うだけではなくて、報告書まで作成するということですよね。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   86万4,000円の中には、鷹匠を2日間お呼びしたことと、カメラによる追跡調査を行って、今後、報告書をいただくようにしております。 ○エイジ委員   他都市で同様なことを実施した場合、効果については把握されているのですか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   他都市でのムクドリについての報告は聞いておりません。カラス等は東京で実施したと聞いておりますけれども、今後、調査結果を基に検討したいと思っております。 ○エイジ委員   今後また同様な取り組みを継続していく場合は、どのくらいの予算がかかるのでしょうか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   平成26年度、剪定を3回と路面清掃を2回、忌避剤の設置2回で約180万円、平成27年度につきましては、同じく剪定が3回、路面清掃が2回、忌避剤の設置2回で約230万円。ですから、ここ過去2カ年につきましては、年間200万円がムクドリ対策に費用がかかっておりました。今回、86万4,000円ですので、これが結果的に成功すれば、剪定等がなくなりますので、もちろん回数も今後どうなるかわかりませんけれども、予算が抑えられるのではないかと思っております。 ○長田委員   このチラシの関係でお聞きします。カラス、ムクドリは害鳥と記載しているが、以前ムクドリは益鳥だと言われました。 ○木村土木建築部長   いろいろな場合においてこの益鳥、害鳥という見方がありまして一概に言えないものと考えております。土木建築部としての見解を述べるようなことはできませんので、御了承ください。 ○板倉委員長   以上で土木建築部の案件を終了いたしました。  ここで説明員を交代させます。  3分間休憩します。  〔説明員交代〕                                    午前11時1分休憩                                    午前11時4分再開 ○板倉委員長   それでは、委員会を再開いたします。  次に都市計画部より説明を受けたいと思いますが、ここで長野都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○長野都市計画部長   本日は、閉会中にもかかわらず、建設常任委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  本日は、都市計画部からの報告事項といたしまして公園緑地課より2件、都市交通対策課より2件の報告をさせていただきます。また、評価対象事務事業であります彫刻を活かしたまちづくり事業につきましても御説明をさせていただきます。後ほど、担当課長より詳細を御報告、御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○板倉委員長   それでは、大分城址公園整備・活用基本計画について説明を求めます。 ○田中公園緑地課長   大分城址公園整備・活用基本計画について御説明いたします。  資料1をごらんください。  1、策定の目的でございますが、下段に記載しております(1)とあわせてごらんください。  大分城址公園は、これまで平成5年度に策定した府内城整備基本構想に基づき、廊下橋や周回路などの短期整備を終えたところでございますが、基本構想に位置づけられている中期・長期整備については未着手の状態となっております。そのような中、本市の中心市街地は大分駅周辺総合整備事業で大きく変貌を遂げましたが、都市計画マスタープランに位置づけられている歴史文化観光拠点である城址公園は、その歴史的資源の有効活用と中心市街地の回遊性を高める憩いやにぎわいの拠点形成が望まれていることから、文化会館跡地と一体となった整備・活用方法を検討いたします。検討に当たりましては、学識経験者等で構成されました外部検討委員会や市民意向調査、パブリックコメントなど、広く市民の意向をお聞きし、基本構想の検証も行う中で整備・活用基本計画を策定します。  次に、(1)は、平成5年度に策定した府内城整備基本構想の整備工程と整備・活用基本計画との関連についてでございます。現在、上段にあります府内城整備基本構想の整備工程の中期整備に位置しております。今回の大分城址公園整備・活用基本計画はこの中期整備を進めていくものであります。下段にあります短期は、今後、大分で開催を予定されております平成31年ラグビーワールドカップ2019までの期間とし、その後を中期とする中で、将来の長期整備も見据えた計画を策定いたします。  次に、(2)は、外部検討委員会及びコンサルタント業者の役割でございますが、外部検討委員会は、大分城址公園の整備及び活用について、パブリックコメント等の意見を含む中、計画の策定等の検討を行い、市長に提言を行います。コンサルタント業者は、専門的な知識やノウハウ等のアドバイスと委員会運営に必要な整備・活用計画素案や提言等のまとめを行います。下段には体系図をお示ししております。  次に、2、今後の取り組みでございますが、平成28年9月上旬にワークショップの開催を予定しております。平成28年11月下旬に、外部委員会から整備・活用に関する報告をいただく予定となっております。平成28年12月下旬から平成29年1月下旬に、11月下旬にいただきました報告書に基づくパブリックコメントを行いたいと思っております。そして平成29年2月に、外部検討委員会から整備・活用に関する提言をいただく予定となっております。なお、次のページに検討委員会の委員名簿を添付させていただいております。 ○板倉委員長   説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○福崎委員   府内城整備基本構想の中の中期整備の中に城内の発掘調査というのがありますが、城内の発掘調査はどこまで行われたのですか。文化会館が撤去された後の状況を教えてください。 ○田中公園緑地課長   現在、城内の発掘調査は全くしておりません。今回の短期の中で、来年度、予備の文化財の試掘を行いまして、その結果に基づきまして、次年度以降、また確認調査を行っていきます。それがおおむね10年程度かかるということになります。 ○福崎委員   その試掘をしたときに、仮に重要な物が発掘された場合はどうするのですか。 ○田中公園緑地課長   重要かどうかに関係なく、文化財課と協議し、今後の対応を検討することになっております。 ○福崎委員   城内の発掘調査で何が発掘されるかわからないが、もし重要な物が発掘され、本掘に入ってずっと調査をしなければいけないことになった場合、この外部検討委員会が検討している提言書は白紙に戻る可能性もあるかどうか見解をお聞きします。 ○田中公園緑地課長   現在、にぎわいといった部分についても城址公園の中で検討しておりますけれども、文化財の調査を行わない限り、にぎわいで何かをつくろうにしても全くできない状態になります。その中で、発掘調査等を行って、発掘した場合は、文化財課と協議する中でしか決まっていかないということになります。 ○福崎委員   文化会館がなくなり、城内にどういう物があるか、その全貌が明らかになってから、城址公園を整備しよう、活用しようということを考えないといけないと思います。その点について見解をお聞きします。 ○田中公園緑地課長   最初にどういう物があるかわからないのに、そこの中でにぎわいなどを同時に考えていくというのは、非常に難しいことだと思います。現在の状況では、今後のにぎわいを行うためにどうしても、確認が必要だと考えております。 ○福崎委員   それでは、文化財課とこれまでどういう協議をしてきたかを教えてください。 ○田中公園緑地課長   これまで、文化財課と協議をしておりますが、文化財の史跡としての本質的価値については、特に話をしたことはありませんでした。 ○板倉委員長   この外部検討委員会で検討する中では、発掘調査を前提として話を進めているということですか。 ○田中公園緑地課長   はい。 ○長野都市計画部長 
     補足説明をさせていただきたいと思います。  今回、城址公園の整備・活用基本計画を策定します。その策定の中に、保存・活用とあわせて、史跡の保存管理計画も策定いたします。この史跡の保存管理計画につきましては、今、大友館の保存管理計画に基づいて試掘を行っているという状況でございまして、城址公園の中には県指定の文化財もございますし、市の文化財もございますけれども、この保存管理計画を立てなければ試掘調査ができないと県のほうから指導をいただいておりまして、この保存管理計画をこの整備・活用計画とあわせて策定することによって、来年度以降の試掘が可能になるという状況でございます。 ○野尻委員   試掘の中でどういうものが出てくるかわからないため、保存管理計画を先に策定するというのは、非常に無理がありませんか。  どうも外部検討委員会の協議が進んでいる感じがしますし、もう方向性が決められた中で検討されるという形は、問題がありませんか。 ○長野都市計画部長   結論ありきでこの計画をまとめているということは決してございません。そのためにも、1年をかけて意向調査やパブリックコメント、ワークショップ等を開きながら、市民の皆さんの意見をお聞きし、その方向性を見出していこうと思っております。  また、保存管理計画につきましては、史跡の本質的な価値や史跡を構成する要素等を整備することによって、次の試掘や確認調査ができるということになっておりますので、決して城址公園そのものの将来の方向性を先に決めて、この計画を立てるということではございません。 ○福崎委員   大分市城址公園整備・活用基本計画検討委員会の委員名簿には、大分県教育委員会文化課は記載されているが、大分市の文化財課はどのように関係しますか。 ○田中公園緑地課長   作業部会として文化財課と一緒に事務局を行っております。ですから、提案書といった部分については、文化財課と常日ごろから連絡をとり合っているところでございます。 ○福崎委員   個人的に文化財課へ尋ねてみます。 ○徳丸委員   文化会館の跡地と一体となった整備・活用ですが、やはり全てを調査して物事を進めないと中途半端な方針で動いていると感じられる。 ○長野都市計画部長   城址公園の中は、全て同じようなゾーニングにはならないと考えております。特に、文化会館の跡地につきましては基礎がございましたので、かなり遺構は乱されていると考えております。そういう中で、文化財課のほうも、その分については発掘調査をする必要ないだろうと考えておるようです。  今、発掘調査が必要なのは、東ノ丸だとか、天守閣がございますけど、あのあたりに取りつけ櫓というのが現在の地盤よりも4メートルほど高いのですがございました。また、内々堀のあたりは、試掘から本掘調査をする必要がございますので、幾つかのゾーニングに分けられると思っています。  ただし、これらを1つの施設として捉えたときに、文化財の貴重な歴史資産と、にぎわいや憩い、これを一体的に城址公園の中で歴史・文化・観光拠点として形成する必要があるということで、作業を進めております。 ○徳丸委員   文化会館跡地と一体となった整備と記載されているがどういうことですか。 ○長野都市計画部長   歴史の資源としての活用の一体と、憩いやにぎわいとしての中心市街地の活性に寄与する回遊性の核となるような、拠点となるような整備、そういうものをこの城址公園全体で形成していきたいというのが一体ということです。 ○板倉委員長   結論を早急に出すために実施しているということですか。 ○長野都市計画部長   当初の計画では、発掘そのものを平成5年度に策定した整備基本構想では、短期を5年、中期を10年、長期を20年としておりました。けれども、既に中期の10年は過ぎておりまして、平成5年度の段階でのスケジュールからいくと、本来は試掘調査、本掘調査を終わっていなければならない時期ではあるんですけれども、諸事情によって進んでいないという状況にあります。ただ、試掘をするにしても、保存管理計画を立てなければ試掘を大分県がさせてくれないという状況にあります。 ○板倉委員長   わかりました。おくれているので、早急に進めて、逐次報告をしてください。 ○福崎委員   府内城整備基本構想と保存管理計画についてはどこに聞いたらわかるのですか。 ○田中公園緑地課長   府内城整備基本構想及び大分城址公園整備・活用基本計画については、公園緑地課が担当です。 ○福崎委員   文化財の保存管理計画は公園緑地課でよろしいのですか。 ○田中公園緑地課長   文化財の部分については文化財課が担当しております。 ○エイジ委員   前回、城を再建するという前提で進めているのではないかということを言わせていただきましたけれども、先ほど、今後の取り組みについての説明の中で、お城サミットを省略したのはなぜですか。  また、この検討委員会の委員の方々をどのように選定したのですか。特に市民公募はどういう基準なのかを教えてもらいたい。 ○田中公園緑地課長   お城サミットについては、先月の建設常任委員会で説明をさせていただいたので、今回は説明を省かせていただきました。外部検討委員会の市民公募ですけれども、昨年度公園緑地課へ応募していただいた方を審査して、その中で決定させていただきました。 ○エイジ委員   審査の方法や基準はどうなっているのですか。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   城址公園の公募につきましては、市民の方からの公募という形で実施をし、その中で、応募動機や府内城址や歴史の文化を生かした整備について、市民の憩いの場やにぎわいの拠点となるような整備についてという設問を3問ほど設けさせてもらい、それについて意見を書いてもらうようにしました。都市計画部内において、動機などを読ませていただいて、その中から6名を選びました。 ○板倉委員   何人の公募がありましたか。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   十四、五名ほど応募がありました。その中から6名選ばせていただきました。 ○エイジ委員   今後の城址公園の活用方法といった設問があったということですが、まさかお城の再建という意見を中心に選んだということはないですよね。 ○田中公園緑地課長   そういうことはありません。 ○板倉委員長   お城をつくる会のメンバーが何人か入っていますよね。 ○エイジ委員   そういう話が出るということはやはり説明してもらわないと困ります。後でこの方々を調べて、お城をつくる会のメンバーが多数いた場合、課長の答弁からするとこれは問題になりますよ。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   審査は、名前や履歴等を伏して設問と動機を見て選びました。 ○板倉委員長   それだけ関心がありますので注意してください。逐次、経緯を報告してください。  次に、ふれあい交通運行事業について説明を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   それでは、ふれあい交通運行事業望みが丘ルートの新設について、御報告させていただきます。  資料2の1ページ目をお開きください。ふれあい交通運行事業の概要を整理しております。  1番として、事業目的でございますが、御案内のとおり、交通不便地域における地域住民の移動の確保、それから利便の増進、地域コミュニティーの醸成を目的としております。  また、2番目には事業概要を記しておりまして、週6便まで、1回当たり200円、小学生以下100円以下というふうになっております。予約制、登録制の運行でございます。  それから、3番目に本年度の予算額2,289万8,000円を記載しております。  また、4番目の登録者の変遷をごらんください。平成27年度の600名に対しまして、平成28年度は453名となっておりまして、150名弱の減となっております。その主な要因としましては、家島ルートや大黒ルート、それから昨年度運行を開始いたしました庄の原ルートの登録者のうち、今年度実際に利用されていない方が更新を行わなかったことによるものでございます。  5番目に、各年度の利用者数、平成27年度につきましては7,941名となっております。  また、6番目に現在の運行ルートを記載しております。全14ルートでございます。  また、7番目に今回新規ルートとして運行いたします望みが丘ルートについて記載しております。運行開始は9月1日の予定となっております。この望みが丘運行ルートにつきましては、先日、大分市地域公共交通協議会により承認をいただきました。現在交通事業者によります法的手続中でございまして、9月1日の運行開始を予定しております。  また、現在、登録者の募集を行っておりますけれども、事前の地元アンケート調査では11名が利用を希望いたしております。  また、運行計画の策定につきましては、地元検討会、ふれあい交通の制度の説明会を重ねる中で、地元利用者が主体となって策定いたしたものでございます。運行といたしましては、火曜日、木曜日、金曜日の午前中に団地から接続先の久保バス停への行き便を各日1便、午後に帰り便を各日1便として運行する予定でございます。接続先の久保バス停からは大分方面、また佐賀関方面への路線バスに接続されています。  次に、資料2の2ページをお開きください。  ふれあい交通運行路線の位置図でございます。また、資料中央の赤い破線で囲んだ部分が今回新たに運行を開始いたします望みが丘ルートでございます。  資料の下段をごらんください。望みが丘ルートを運行開始することによりまして、15ルート、464名の登録者となる見込みでございます。  3ページをお開きください。  望みが丘ルートの路線図となっております。  各停留所の位置につきましては、地元からの要望に基づきまして、利用者が集まりやすく、また安全に乗降できる場所を選定し、警察や道路管理者等と調整を図る中で決定いたしました。 ○福崎委員   これは、ふれあい交通運行事業の説明になっていますが、望みが丘ルートの新設ということは、新設になった経過やなぜここが選考されたのか、今後望まれる効果はどうなのか、そういう説明がありません。過去にこういう要望が出たという話は一回もないと思うし、高齢化率がどのくらいなのか、さらに、ここの新興住宅地の団地より高齢者が多い団地がありますが、そういうところは何も選考がなく、突然この望みが丘ルートが出てきたというのは、どういうことですか。この望みが丘ルートはなぜできたのかという説明をしていただきたい。  それと、ふれあい交通運行事業の新規ルートの考え方を教えて下さい。例えば高齢化率という点なのかどうか。もともとバスの運行ルートがあってそれが廃止になり、皆さんの足の不便性が出ているということなのか、地域の要望が出ているということなのか、何か理由があるはずです。 ○高瀬都市交通対策課長   この望みが丘運行ルートにつきましては、地元の自治委員から説明会を開催してほしいという要望を受けました。最寄りのバス停から1.5キロメートルという条件があり、この条件にかなう地区でしたので、運行に至った次第でございます。  この新規運行ルートについての基準につきましては、要望に応じて条件がかなえば、自治委員へ連絡し、地元の方々に諮る中で運行が可能であれば、説明を繰り返しながらルートを敷いていくという状況でございます。  望みが丘地区につきましては、世帯数が580世帯で、住民が1,978名でございます。ただし、先ほど言われた高齢化率というのは、新興住宅地で若い団地でございまして、本市が発表している7月末現在の平均年齢といたしましては32.8歳という数字でございます。  また、経過といたしましても、以前、望みが丘はバスも走っておりましたけれども、早々に大分バス株式会社が撤退したと伺っております。 ○福崎委員   自治委員の要望はいつ頃ありましたか。 ○高瀬都市交通対策課長   この望みが丘については、昨年度の春からだと記憶しております。昨年度から今年度にかけて地区のほうに入っていきながら話し合いを続けてきた次第でございます。 ○福崎委員   先ほどの条件を教えてください。 ○高瀬都市交通対策課長   最寄りのバス停より1.5キロメートル以上離れた地域が対象でございます。そこから少なくとも複数名の利用者が見込め、その方々が中心となってふれあい交通を利用していただくことが条件でございます。年齢制限はございません。 ○福崎委員   1.5キロメートルというのは、直線ですか。それとも、その団地のルートが1.5キロメートルということですか。
    高瀬都市交通対策課長   基本は道のりでございます。 ○福崎委員   これは地元の自治委員から、ふれあい交通運行事業を実施してほしいという要望が提出され、道のりで1.5キロメートル以上であれば、全ての相談に乗るということでよろしいのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   基本的には相談に乗ります。地元へ利用の意向やこのふれあい交通運行制度を理解していただくことも含めまして、地元と協議を行う予定でございます。 ○福崎委員   何を基準にふれあい交通運行事業の対象と判断をされるのですか。 ○高瀬都市交通対策課長   まず1.5キロメートル以上に複数の乗車希望者がいることが条件でございますが、この運行について理解をしていただくことと、多くの人が賛同して、利用していただく意向があるということが前提でございます。特にこの望みが丘ルートにつきましては、団地としては新しいのですけれども、アンケート調査で複数人の利用者の回答が出ましたことから運行に至った次第でございます。 ○福崎委員   複数人というのは、2人以上ということでよいですか。 ○高瀬都市交通対策課長   基本的には、2人以上ということで理解をしており、複数人というのは、地域の方々が皆さんとは言いませんが、高齢者の方々が中心になってこのふれあい交通運行事業を盛り上げていただきたい。 ○福崎委員   今の発言には問題があります。先ほどは年齢に制限はないと言って、高齢者の方々が中心というのは発言内容が違うと思うので、その点についてはきちんと訂正してください。 ○高瀬都市交通対策課長   年齢には制限がございませんので、年齢については高齢者の方々が中心という点は訂正いたします。ただし、利用者のほとんどが、高齢者の方々が多いものですから、高齢者の方々の理解を求めているということでございます。  また、最終的な運行についての可否につきましては、大分市の地域公共交通協議会という法的な手続を踏んだ協議会がございますので、そこでの了解で最終的な可否を判断することでございます。 ○福崎委員   望みが丘ルートは、11名の見込みとなっているが、高齢者は何人ですか。 ○高瀬都市交通対策課長   11名全てが高齢者でございます。 ○福崎委員   高齢者ということは、65歳以上ということですか。 ○高瀬都市交通対策課長   年齢までの確認はいたしておりませんが、説明会でお見えになった方々は、65歳以上とお見受けした次第でございます。 ○板倉委員長   次に、交通結節機能施設、22街区のトイレの設置及び一般自動車駐車場の利用状況について説明を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   交通結節機能用地、22街区のトイレ設置及び一般自動車駐車場の利用状況につきまして御報告いたします。  資料3の1をごらんください。  この資料は、交通結節機能用地に設置を進めておりますトイレに関する資料でございます。  現在、要町の交通結節機能用地内において、貸し切りバスや高速バス、中心市街地循環バス「きゃんばす」や一般駐車場を利用する方のためにトイレを建設しております。  資料3のトイレ仕様をごらんください。男女兼用が1基、多目的・女性用が1基の計2基を設置しております。完成イメージは資料の図のとおりでございます。  供用開始日につきましては、建設期間中でありまして、天候に左右されますが、工事は順調に推移しておりますことから、9月1日を予定しております。  次に、5番のその他をごらんください。イメージ図右側の多目的・女性用トイレにつきましては、防犯のため深夜施錠する予定でございます。  また、トイレの設置場所につきましては、資料のトイレ新築箇所でございます。  次に、資料3の2ページをお開きください。  昨年、平成27年4月よりオープンいたしまして1年ほどが経過いたしました交通結節機能用地内の一般自動車駐車場等の利用状況を整理し、現在の状況を記載したものでございます。  資料の左側上の①には一般自動車駐車場の利用状況、資料右上の②には一般自動車駐車場内に2枠ほど設置しておりますマイクロバスの駐車場の利用状況、資料左下③には貸し切りバスの駐車場の利用状況を整理し、資料右下には施設の平面図を記載しております。  この資料の左上、①一般自動車駐車場の利用状況をごらんください。昨年度と本年度の利用台数を整理し、表の右側に年度比較を行っております。本年度は昨年度と比較いたしまして利用が増進されていることがわかります。  次に、資料②の一般自動車駐車場のうち、マイクロバス駐車場の利用状況をごらんください。表の左下、平成27年度の台数のうち、11月と12月で大きく数字が下がっております。これは昨年11月までは、資料右下の施設平面図、小さくて恐縮ですが、26番、27番のマイクロバス駐車場に、普通車などの一般自動車がマイクロバス専用と気づかずに駐車していたことによるものでございます。このことから本市では、マイクロバス駐車場に明確な専用の路面標示を行った結果、数値が下がったものでございます。  また、月ごとの利用率を算出しておりますが、マイクロバスの駐車が少ないことから、大分市ホテル旅館事業協同組合や大分市観光協会、JR九州大分支社などに利用場所についての案内文書を送付し、現在、利用促進や周知に努めているところでございます。  また、資料の左下には、貸し切りバスの利用状況を整理しておりますが、今年の熊本地震の影響が1つの要因と考えられますけれども、今年度は昨年と比べ利用状況が下がっておるところでございます。今後も、利用状況を把握する中で、駅前広場や公共交通の利用、利便性増進に努めてまいります。  なお、次の資料3は、貸し切りバス駐車場と一般自動車駐車場の案内チラシでございます。 ○板倉委員長   以上の説明で何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に、第1回みんなの森づくり市民育樹祭について説明を求めます。 ○田中公園緑地課長   第1回みんなの森づくり市民育樹祭の開催について説明させていただきます。  資料4の1ページ目と、その次にカラー写真がありますが、これが会場の形になっております。両方ごらんください。 ○板倉委員長   11月19日の育樹祭について質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、第3回定例会中に決算審査の一環として行う事務事業評価評価対象事務事業につきまして、調査研究を行うため、引き続き、都市計画部より説明を受けたいと思います。  本日の調査研究に当たりましては、事務事業評価の事前審査とならないよう留意したいと思いますので、都市計画部からの説明後は、説明及び資料に関する質疑のみを行いたいと考えおりますが、それでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、評価対象事務事業である彫刻を活かしたまちづくり事業について説明を求めます。 ○田中公園緑地課長   評価対象事務事業の彫刻を活かしたまちづくり事業について説明させていただきます。  1ページ目ですけれども、大分市の屋外彫刻数の設置は、戦後、昭和25年、まちの復興を願い、時の上田市長より、大分を文化の香り高いまちにと、大分県出身の彫塑家、朝倉文夫の滝廉太郎君像とみどりのかげの設置に始まり、市内一円に65基設置されております。約65年という歳月が流れ、人の暮らし、生活が変わりゆく中、彫刻周辺の環境変化により、彫刻に対する関心も薄れてきたことから、市民はもとより、誰もが彫刻を身近に感じ、気軽に芸術を楽しめる環境に整えるべきであると考え、平成19年に、彫刻を活かしたまちづくり検討委員会を立ち上げ、市民の財産である屋外彫刻が製作時の状態を維持し、大分市の特徴あるまちづくりの素材として最大限に生かされることを目指しております。資料は、彫刻を活かしたまちづくり事業についての全体の概要をあらわしておりますので、ごらんください。  1、目的は、市内各地に点在する屋外彫刻を市民の財産として、また、大分のまちづくりの素材として見直し、大分に住む人、訪れる人々に屋外彫刻という身近に触れあうことのできる芸術への理解を深めてもらい、潤いと安らぎを与えられるまちづくりを進めることを目的としております。  2、屋外彫刻の数は、公園緑地課が所有するものが51基、他課が所有するものが14基で、合計65基ございます。  3、屋外彫刻の保守についてでございますが、屋外彫刻65基のうち、彫刻清掃を行うものは、公園緑地課所有のものが51基、他課所管のものが4基で、合計55基が保守点検業務の対象となっております。他課所管の残りの10基につきましては、石づくり等のブロンズ製以外のもので製作されておりますことから、業務の対象から除外しております。  (1)の保守業務につきましては、大分大学連携事業と3年に1度開催する彫刻清掃の講習会を受講し、登録された業者の2通りの方法で行っております。大分大学連携事業は、大学講師の指導のもと、彫刻清掃市民ボランティアに登録された方々に参加していただき、彫刻清掃を行うものであります。資料には、大分大学市民ボランティア及び登録業者による彫刻清掃の推移を載せてあります。平成19年度の開催当初からしますと、累計で450基清掃しており、年間平均50基の彫刻を清掃していることになります。  (2)には、市民ボランティアの推移を載せております。平均19年度の開始当初の19名から、現在では111名の方に御登録いただいておりまして、市民と協働して守り、育てていく維持管理体制となっております。今後は、高齢化や住所移転等による減少分を考慮し、補充を行っていきたいと思います。  4、屋外彫刻の再配置につきましては、平成23年6月の彫刻を活かしたまちづくり推進検討委員会から示された屋外彫刻再配置方針に基づき、屋外彫刻26基の再配置を計画しております。そのうちの5基を大分いこいの道のほか、大分駅上野の森口広場、府内中央口広場等へ移設済みであります。  資料2枚目の屋外彫刻の一覧表をごらんください。青く色づけされたものが屋外彫刻再配置方針対象の26基でございます。一番右に書いております黄色い部分がまだ動いていない分、済みと書いた部分が動いた分でございます。  その次に、平成23年度に公表されました屋外彫刻の再配置方針について添付しております。後ほどごらんください。  現在、大分駅周辺の整備方針や都心南北軸の一部の見直し等の影響もあり、再配置を見合わせた状態となっておりますが、中心市街地の動向を鑑みつつ、再配置方針に従い、彫刻再配置を検討してまいります。 ○板倉委員長   以上、説明が終わりましたが、質問はありませんか。 ○長田委員   平和市民公園の中にあった、甚吉像は一覧表に記載されていますか。 ○田中公園緑地課長   甚吉の像は、26番に記載してあります。 ○板倉委員長   その他にありませんか。 ○福崎委員   平成26年度の総事業費が864万6,000円となっており、増額している理由を教えて下さい。 ○田中公園緑地課長   平成26年度は3体の像を移動したので、そこで事業費がふえております。 ○福崎委員   この彫刻一覧表に書いてある総合公園とはどこを指すのか教えてください。 ○田中公園緑地課長   総合公園は、平和市民公園や七瀬川自然公園を指しております。 ○野尻委員   黄色で未と書いてある再配置方針は継続されているのですか。 ○田中公園緑地課長   継続しております。しかし、中央通り線等の関係を見る中で、現在はとまっているということです。 ○野尻委員   遊歩公園の整備計画の中でも再配置を検討しますか。 ○田中公園緑地課長   はい。 ○板倉委員長 
     ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で評価対象事務事業のうち都市計画部所管分を終わりました。  委員の皆さんから、その他として、都市計画部に関するもので何かありませんか。 ○長田委員   岩田学園に指定名木があったが、伐採されていた。市に報告はありましたか。 ○吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー   事前に地元、岩田学園、市と協議した中で岩田学園の樹木につきまして間伐を実施しておりまして、事前に市に対して連絡を受けております。 ○長田委員   説明があったなら、説明資料を後でください。 ○板倉委員長   どこが伐採したのですか。 ○吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー   岩田学園です。 ○長田委員   指定名木をした木はどうなったのですか。 ○吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー   樹林帯で指定名木していますので、木の育成を考えて指定したまま伐採しております。 ○長田委員   それは樹木医も了解をしているのですか。 ○吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー   樹木医も了解しております。岩田学園のほうから樹木医のほうへ相談をしております。 ○長田委員   後の結果を見に行っていますか。 ○吉村公園緑地課緑地推進担当班グループリーダー   切ったのは見ています。 ○長田委員   後でその資料を出してください。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   都市計画部として何かその他としてありませんか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   1点お知らせがございます。  7月の当委員会にて御説明いたしましたグランドデザインの策定に向け、準備を進めているところでありますけれども、このたび、市民意見、アイデア募集についてお知らせさせていただきます。  この募集は、グランドデザインの素案を作成するために市民に意見を聞くもので、8月10日から8月末までの間、行う予定であります。募集の対象者は市内に住所を有する者、勤務地、通学している方、市内の事業者や団体などを対象としております。この応募は、7月15日に改定いたしました都市計画マスタープランの方針を基本として意見をいただくこととしておりますけれども、方針にないものについても幅広くお伺いしたいと考えております。  また、アイデアの内容については、営業目的のものや、中心市街地に関連しないもの、特定の個人、団体を中傷するものなどについては無効と考えております。  なお、アイデア募集は、ホームページでお知らせをするほか、商店街組織や交通事業者、関連団体などに直接、御意見をうかがうこととしております。  最後になりますが、7月15日に見直しました都市計画マスタープランの冊子ができておりますので、配付させてよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい。  〔資料配付〕 ○清水都市計画部次長都市計画課長   以上でございます。 ○板倉委員長   以上で都市計画部の案件を終了いたします。  それでは、本日の委員会はこれにて終了いたします。お疲れさまでした。                                    午後0時6分散会...