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平成28年建設常任委員会( 7月12日)
平成28年建設常任委員会( 7月12日)

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  1. 大分市議会 2016-07-12
    平成28年建設常任委員会( 7月12日)


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    平成28年建設常任委員会( 7月12日)                    建設常任委員会記録 1.開催日時    平成28年7月12日(火)午前9時59分開議~午前11時29分休憩               午前11時32分再開~午前11時48分散会 2.場所    第4委員会室 3.出席委員    委員長 板倉 永紀   副委員長 松下 清高    委 員 野尻 哲雄   委 員  長田 教雄    委 員 福崎 智幸   委 員  スカルリーパー・エイジ    委 員 徳丸 修    委 員  国宗 浩    委 員 今山 裕之 欠席委員    な し 4.説明員
      (土木建築部)    木村土木建築部長、河野(榮)土木建築部次長、河野(章)土木建築部次長、    佐藤土木建築部次長道路維持課長伊藤土木管理課長朝野道路建設課長、    古城河川課長清家道路建設課参事   (都市計画部)    長野都市計画部長河野都市計画部次長波津久都市計画部次長、    清水都市計画部次長都市計画課長吉田都市計画部次長兼駅周辺総合整備課長、    高瀬都市交通対策課長釘宮開発建築指導課長姫野まちなみ整備課長、    田中公園緑地課長橋本都市計画課参事、髙橋都市交通対策課参事、    山村開発建築指導課参事足立開発建築指導課参事後藤開発建築指導課参事、    三嶋開発建築指導課参事開発指導室長松川まちなみ整備課政策監、    三重野まちなみ整備課参事三ヶ尻まちなみ整備課参事、    吉田まちなみ整備課参事横尾土地区画整理事務所長、    堤まちなみ整備課参事兼三佐北・細地区住環境整備事務所長、    伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   (下水道部)    新井下水道部長伊藤下水道部参事衞藤下水道部次長、    佐藤下水道部次長下水道経営企画課長平田下水道営業課長、    姫野下水道建設課長佐藤下水道施設課長小花下水道施設課参事 5.事務局出席者    書記 松尾 和貴 6.審査案件等    ①城南団地街路灯について    ②河川課に係る防災対策事業について    ③大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想について    ④(仮称)おおいた中心市街地まちづくりグランドデザインについて    ⑤パークアンドライド推進事業について    ⑥大分城址公園整備活用基本計画の進捗について    ⑦大分市排水設備工事店の指定等について    ⑧評価対象事務事業雨水貯留施設設置補助金)について    ⑨その他                    会議の概要                              平成28年7月12日                              午前9時59分開議 ○板倉委員長   おはようございます。ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  本日の協議事項は、お手元に配付しております日程案のとおり、土木建築部都市計画部及び下水道部より報告を受けたいと思いますので、よろしくお願いします。  なお、土木建築部都市計画部及び下水道部につきましては、関係する職員のみ出席を求めておりますので、御了承ください。  最初に、土木建築部より説明を受けたいと思いますが、ここで、木村土木建築部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○木村土木建築部長   おはようございます。  本日は閉会中にもかかわりませず、委員の皆様には御多忙中のところ、建設常任委員会を開催していただきましてありがとうございます。  それでは、本日、報告事項といたしまして、城南団地街路灯について、河川課に係る防災対策事業について、また、その他の件につきまして担当課長より報告いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○板倉委員長   それでは、城南団地街路灯について説明を求めます。 ○朝野道路建設課長   さきの第2回定例会の本委員会でお尋ねがございました城南団地街路灯について御報告いたします。  資料はA4横、右上に城南団地街路灯設置個所図(現状)と書いたものでございます。  今回の城南団地の街路灯ですが、団地内の幹線道路であります市道城南団地大通り線、図面では東西方向の横路線ですが、ここに西、南地区合わせて15基、その他の路線、図面では南北方向の縦路線になりますが、ここに5基、合計20基の街路灯が設置されております。  道路本体は本市に移管されて市道となっておりますが、この街路灯は道路施設として本市に移管の手続がなされていないため、誰が設置したかは特定できておりません。通常の防犯等や街路灯と比べまして、かなりグレードの高いものが設置されておりますことから、恐らく大分県住宅供給公社が団地を開発する際に設置したものではないかと考えられます。  この街路灯の電気料金は自治会が支払っておりますが、老朽化がかなり進んで、倒壊のおそれがありますことから、自治会のほうから大分県住宅供給公社及び道路管理者である大分市に更新の依頼がありましたので、両者によって今後の取り扱いについて協議を行っている最中であります。  まだ正式には決まっておりませんが、設置したと思われます大分県住宅供給公社にて現在の街路灯の撤去を行い、本市が、その後、新しい街路灯を設置する方向で、協議を進めております。 ○板倉委員長   執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○野尻委員   自治会が申請する街路灯は、それぞれ規模、基準、金額について、考え方がありますが、今まで自治会からはどの程度のグレードのものを設置してほしいという要望が出ているのですか。 ○朝野道路建設課長   自治会のほうから、今のものが古くなったので新しいものを設置してほしいという要望だけで、グレードについてなどの要求はありません。 ○野尻委員   そうすると、自治会が設置してほしいという場合の街路灯は、1基当たりどれくらいの金額で今まで設置してきたのですか。 ○朝野道路建設課長   自治会がこれまで要望してきているのは大体が防犯灯ということで、既存の電柱に共架したり、それから新たに柱を建てる場合もありますが、設置については自治会が行い、市から補助金で街路灯を設置するという形になっています。  今回、市のほうが設置するというのは、誰が設置したかわからない街路灯があることから、大分県住宅供給公社が撤去した後は、市が街路灯という位置づけで設置しようということでございます。今後、道路照明として電気代も地元ではなくて本市のほうでと考えています。 ○野尻委員   それでは、地元のほう、あるいは協議事項の経過説明を今後ともお願いします。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員   要望です。この城南団地は、私が子供のころに生まれ育った場所なので、古い街路灯だと思います。どこがつけたかわからないというのも1つ問題だと思いますが、城南団地だけではなく、通学路や子供たちが多く通行するような場所では、危険ではないか、暗過ぎないかというところは、その自治会の要望に応えていただいて、なるべく明るいまちづくり取り組みをしっかりしていただきたいと思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○福崎委員   例えば団地開発をして、開発した業者が市道に道路照明を設置し、電気代などの維持管理は地元が負担しているようなところというのは、ほかに大分市にはないのですか。そういうところは把握されているのですか。 ○板倉委員長   道路管理者として、把握していないですか。 ○伊藤土木管理課長   現時点で把握はしておりません。 ○福崎委員   今後同じようなケースが起きたときに、どう対応するかというのは、今回の取り組みがベースになるのではないかと思いますので、整理をしていただきたいです。 ○板倉委員長   現状では把握していないということですね。わかりました。  ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは次に、河川課に係る防災対策事業について説明を求めます。 ○古城河川課長   それでは、現在、河川課において取り組んでおります防災対策事業について御説明申し上げます。  お手元の資料1-①をごらんください。最初に防災ハザードマップについて御報告させていただきます。  河川管理者であります国や県は、水防法第14条に基づき、洪水予報河川及び水位周知河川に指定した河川につきまして、それらの河川が氾濫した場合に浸水が予想される区域を指定するとともに、洪水浸水想定区域図を作成し公表することとされております。  市町村が、この公表した浸水想定区域図をもとに、範囲や深さ、避難場所、避難する際の心得や危険箇所などを示したものが洪水ハザードマップになります。このマップから事前に情報を得られることで、万一の洪水時に、円滑かつ迅速な避難により、被害を減らそうとすることを目的といたしております。  (2)本市の状況といたしましては、平成16年に初めて作成し、現在のものは、平成21年に一部改正を行った修正のものになります。これまでに浸水対象となる地域の全戸にA1サイズのマップを配布し、わが家の防災マニュアルにも掲載を行い、市内全世帯に配布をいたしております。また、本市のホームページからもデータを取得できるように、PDF形式で掲載するほか、窓口に来られた希望者には予備のマップをお渡ししております。  最後の更新から約7年が経過しており、既に印刷している図面の情報更新は困難であり、ホームページPDFデータが利用しづらいなどの問題点もございまして、これらの問題を解消するため、現時点での浸水データをもとに、本市のホームページの地図情報おおいたマップに、浸水想定区域土砂災害危険箇所、避難方向など、ハザードマップの情報を7月7日付で掲載いたしました。その閲覧方法につきましては、資料1-②に添付いたしておりますので、後ほど御一読をお願いいたします。  今回の公開内容につきましては、既存の洪水浸水想定区域図をもとにした情報であり、今後、掲載情報の適宜更新などにより、市民の皆様等にできるだけ最新の情報の提供を進めてまいりたいと考えております。  次のページをお願いいたします。
     (3)水防法改正浸水想定区域の見直しについてでございます。昨年、水防法が改正され、洪水浸水想定区域対象河川の降雨を、これまでの河川整備の基本となる計画降雨から、想定し得る最大規模の降雨に変更されました。わかりやすく申し上げますと、現在の国が管理いたします大分川や大野川につきましては、約100年に1度程度の大雨が降った場合などを想定して設計をされておりますが、これが今回の見直しにより、約1,000年に1度程度の大雨が降った場合などを想定して、河川が決壊し浸水するであろうという区域を変更されたところでございます。これを受けまして、全国の対象となる河川の洪水浸水想定区域の見直しが行われることになりました。  一方、水防法におきましては、洪水浸水想定区域に指定された市町村は、洪水ハザードマップの作成及び公表が義務づけられております。先日、5月30日に国土交通省より見直しをされた大分川水系の浸水想定区域の公表がありました。大野川水系につきましても、今年度中に見直しが行われ、公表が行われる見込みであるとの情報をいただいておるところでございます。また、県管理の河川につきましては、まだ作業が余り進んでいない様子でございまして、早くとも平成31年ごろの公表とお聞きいたしております。  本来でありますと、大分県の情報の公表を待ちましてハザードマップを作成することが望ましいとも考えられますが、このように大分県の情報等がおくれているため、大分川や大野川の浸水想定区域の市民の皆さんへの情報提供がおくれてしまいますことから、本市といたしましては、国による大野川の浸水想定区域の公表を受け、平成29年度よりハザードマップの作成に着手いたしまして、平成30年度の完成を目指したいと考えておるところでございます。  次に、資料の2-①をお願いいたします。野津原・佐賀関馬場地区浸水対策事業の図面でございます。  図面の左側の括弧の浸水対策事業の背景をお願いいたします。近年の都市化の進展による、宅地開発などの進行に伴い、土地の形態に急激な変化をもたらし、山林や農地は減少、荒廃傾向にあります。このため、自然環境における保水能力は低下し、台風や大雨時には短時間に流出量がふえ、低地では床上・床下浸水などの被害が発生いたしております。このようなことから、目的といたしまして、市民の貴重な生命や財産を災害から守るため、地区ごとの特性を踏まえた浸水対策事業を2カ所で行っておるところでございます。  図面の左側の、大分川水系の七瀬川の野津原地区で実施いたしております浸水対策事業の説明をいたします。  まず、場所でございますが、野津原支所の周辺地区になります。その被害状況でございますが、平成16年10月、台風23号による豪雨で、野津原支所前の国道442号沿線の家屋が床上浸水5戸、床下浸水7戸の被害が発生いたしまして、国道も冠水いたしましたことから一時通行が不能となりました。この原因は、現況の水路の流下能力を超えた水量が低地にある地区に流入したためと考えられております。  次に、資料の2-②をお願いいたします。こちらは野津原地区の計画図でございます。  事業延長といたしましては、1級河川の七瀬川と大分市の普通河川であります入蔵川合流点から、七瀬川にかかる国道442号の一ノ瀬橋手前までを延長といたしまして、1,360メートル。整備の内訳といたしましては、入蔵川の改良が360メートル、トンネル水路の整備といたしまして200メートル、排水路の整備を800メートル計画いたしております。  事業の期間といたしましては、平成21年度に着手し、平成29年度の完成を目指しております。  総事業費といたしまして、約12億2,000万円を想定いたしておるところでございます。  これまでの取り組みといたしましては、平成21年度の着手から現在まで、入蔵川の改良とトンネル水路が完成いたしました。平成27年度には排水路207メートルの整備も終わりました。  本年度につきましては、赤色で示しております排水路を265メートル整備する予定となっております。この平成28年度末の進捗状況でございますと、事業費ベースで約88%の完成となります。  それでは、資料2-①をごらんください。右側にあります佐賀関馬場地区浸水対策事業を説明させていただきます。  こちらの浸水地区は、JR幸崎駅より海側の国道197号周辺になります。地区の被害状況といたしましては、平成10年10月の台風10号で11戸の浸水被害があり、平成17年9月の台風14号で2戸の浸水被害、平成23年9月の台風15号で2戸の浸水被害が発生し、このときには国道197号も冠水いたしましたことから、一時通行が不能となりました。  この原因は、山側であります細八丸地区からの雨水に対し、既存の河川や農業用水路の流下能力が不足しているために発生したものと考えられます。  それでは、資料の2-③をごらんください。これは馬場地区の計画図面でございます。  施設整備の内容といたしまして、本神崎排水路350メートル、馬場東排水路960メートル、馬場西排水路420メートル、西八丸川の改良150メートル、中川、東・西八丸川の部分改良でございますが100メートル、これらの、それぞれ流域を分けました分散型で計画をいたしております。  事業期間につきましては、平成23年度から着手し、平成32年度の完成を予定いたしております。  総事業費といたしまして、約14億6,000万円を予定しております。  これまでの取り組みは、平成23年度の着手から現在まで、本神崎排水路を完成させ、平成27年度には馬場東排水路420メートルを整備いたしました。  本年は、赤色で示しております馬場東排水路250メートルを整備する予定となってございます。平成28年度末の事業費ベースでの進捗率につきましては、約70%の予定でございます。  これら2カ所の浸水対策事業が完成いたしますと、大雨や台風時による床上や床下浸水、また、道路冠水などの被害が低減され、浸水対策から守ることができ、安心、安全な暮らしづくりに寄与できるものと考えているところでございます。  続きまして、資料3をごらんください。土砂災害ハザードマップについて御説明させていただきます。  1)これまでの経緯といたしまして、土砂災害防止法が、土砂災害から国民の生命を守るため、災害のおそれのある区域について危険の周知や警戒避難体制の整備などのソフト対策の推進を図ることを目的に、平成13年4月に制定され、平成26年8月の広島市北部豪雨による土砂災害を踏まえ、平成27年1月に法改正がございまして、都道府県に対する基礎調査結果の公表、土砂災害情報の市町村長への通知及び一般への周知が義務づけられ、市町村には土砂災害警戒区域等の指定をされた場合は市町村地域防災計画への掲載をすることになりました。また、国は都道府県に対しまして、土砂災害危険箇所基礎調査を5年で目標設定するように指導することになりました。  本市の状況としては、1,958カ所の危険箇所が存在し、本年度から平成31年度までの間に基礎調査を終え、平成32年度までには毎年約400区域の土砂災害警戒区域等の指定を完了させる計画でございます。  2)土砂災害ハザードマップについて、先ほどの法指定された土砂災害警戒区域土砂災害特別警戒区域におきまして、土砂災害に対する避難場所避難経路等の情報を住民にわかりやすく提供するため、各種情報を図面に示し、平常時から広く市民の防災意識の向上を図るとともに、土砂災害時の迅速な避難行動につなげるために必要なマップであります。  3)本市における土砂災害ハザードマップ作成状況でございますが、これまで40区域の土砂災害ハザードマップの作成を完成し、関係自治区の住民に配布するとともに、本市のホームページにも掲載いたしております。  4)今後の土砂災害ハザードマップの整備につきまして、県が毎年約400区域の指定をしていく見込みでございますので、今年度は昨年度までに県が指定した区域のマップを作成し、順次、県が指定した翌年にマップの作成を実施していく予定でございます。対象の住民の皆様には、マップの配布を行い、あわせまして本市のホームページにも掲載していく予定でございます。  続きまして、4-①をごらんください。大分川・大野川大規模氾濫に関する減災対策協議会についてでございます。  昨年9月の鬼怒川の氾濫による浸水被害が発生しましたことは、まだ記憶に新しいところでございますが、近年、気候変動が要因とも考えられる想定を超える洪水が全国で頻発する傾向にあり、懸念されておるところでございます。こういったことを踏まえ、昨年12月には国から水防災意識社会構築ビジョンが示され、国が直轄で管理する河川と、その沿川市町村におきまして、平成32年度までに水防災意識社会の再構築を目的とした取り組みを実施する方針が示されました。  この国の水防災意識社会構築ビジョンの資料につきましては、資料4-②を添付いたしておりますので、後ほど御一読をお願いいたします。  大分川・大野川におきましては、大規模氾濫に対する防災意識社会の再構築を目指し、新たな協議会の設置につきまして、国土交通省から呼びかけがございました。このたび、大分川・大野川大規模氾濫に関する減災対策協議会を設置する運びとなったところでございます。  それでは、資料4-③をごらんください。  この協議会は、大分川・大野川の沿川市町村の代表といたしまして、大分市長、由布市長、県の代表といたしまして、県土木建築部長県生活環境部長、河川の管理者といたしまして、国土交通省大分河川国道事務所長及び大分地方気象台長で構成いたしております。  去る6月1日、第1回目の協議会がホルトホール大分にて開催されました。その中で、構成員の紹介、水防災意識社会構築ビジョンの説明、規約、大分川・大野川の治水事業の経緯、現状の説明、今後のスケジュールなどの議事が行われました。  次のページをごらんください。  上段には、現状といたしまして6項目の内容を掲載いたしております。これらの課題に対する取り組みといたしまして、今後5年間で達成するため、産業、経済、人口の集積エリアを大規模水害から守るため、地域における総合的な防災力の向上を目指すことを目標といたしております。その取り組みといたしましては、その下に書かれております3つの柱を上げ、それらの内容について全会一致で了承を得たところでございます。  今後は、市民目線のソフト対策や、洪水を安全に流すためのハード対策、危機管理型のハード対策について、国や県とともに推進していく予定でございます。  以上で河川課の報告は終わりですが、第2回定例会の当委員会におきまして、今山委員からの御質問に対する内容につきまして、その後の調査結果の内容がありますので、この場で御報告をさせていただいてもよろしいでしょうか。 ○板倉委員長   はい、お願いします。 ○古城河川課長   下判田の立小野川付近で市が管理する河川についての御質問につきまして、下判田の立小野川付近には、市が管理いたしております河川はございませんが、立小野川に接続いたしております当課が管理いたします水路がございます。平成26年10月の台風19号で、隣接いたします宅地の水路があふれ、被害が生じ、大南支所を通じまして自治会からの要望を受け、調査いたしましたところ、断面積が小さいことが判明いたしましたので、昨年、用地境界の立ち会いや詳細設計を行い、本年度、地権者等からの土地の提供等ができましたら、渇水期に改良工事を計画いたしておるところでございます。  今後も、こういった災害に向けた取り組みにつきまして、順次行ってまいりたいと考えておるところでございます。 ○板倉委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○野尻委員   資料1-①の国指定の判田川は、国土交通省が管理している河川ですか。 ○古城河川課長   はい、そうでございます。  この判田川は国の1級河川でございますので、国が指定したということで判田川の名前が上がっております。 ○野尻委員   1つの河川でも国が管理している部分と県が管理している部分とがありますが、高江川と判田川の県管理部分について、浸水の可能性というか被害の可能性は出てくるのでしょうか。 ○古城河川課長   国や県が、こういったところが危ないということで指定しておりますので、考え方や経緯は、国や県に聞いてみないとわかりません。 ○野尻委員   高江川、判田川がどうなっているか聞いてください。  それと、最近水門や樋門が詰まっているという苦情が多いので、調査をして、改善の方法を考えてください。消防団のほうに水圧で流してくれと言うこともあります。 ○古城河川課長   はい、わかりました。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○今山委員   水防法改正で、約100年に1度程度の降雨から約1,000年に1度程度の降雨に変更と記載されているが、例えば何時間で50ミリの降水量だとか、この前の鹿児島では、1時間に88ミリの降水量でしたが、何かそういう具体的な数値の設定はありますか。 ○古城河川課長   大分川で公開されましたのは、48時間に530ミリから今回1.7倍の911ミリに変更した想定図が公表されました。ですから、1時間当たり約19ミリだと思います。ただ、それがずっと降っているということです。 ○板倉委員長   約1,000年に1度ということは、約100年に1度よりレベルが上がっているということですか。 ○古城河川課長   10倍に上がっています。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○エイジ委員   これは全て天候にかかわってくることだと思います。例えば資料3の土砂災害ハザードマップについて、この付近に住まれている住民の方々に、こういう危険箇所があることをお知らせすると思いますが、その後、市としてはただお知らせするだけで終わるのか、それとも何か対策というか、災害を防ぐために市はこういった協力を地域にしますといった、何か取り組みはあるのですか。 ○古城河川課長   具体的には、大分県の事業となりますので、本市としては、工事負担金というのを当委員会のほうで認めていただいて、毎年お支払いいたしておりますが、ソフト的にはこういった周知という形が主な内容でございます。 ○エイジ委員   例えば水害も含めてですけれども、危険エリアの住民の方々に対しては、土砂崩れなど突然来ますので逃げるかどうかという判断はなかなかつきにくいと思うのですけど、その点の指導など、何かされていますか。 ○古城河川課長   気象庁のホームページ土砂災害の関係をお知らせし、市のホームぺージでもお知らせをしますが、もしそういったのを見られない方であると、どうしても難しいので、特に土砂災害の場合は急激に来ますから、やはりこういったマップの地区の方につきましては、雨が降っているときには、もう事前に避難していただく形でないと、こちらのほうから連絡するというのは、なかなか現状では難しい状況でございます。 ○エイジ委員   自主避難になると思うのですけれども、現状、雨天が続いていますが影響は何かありますか。 ○古城河川課長   先月から雨が降っておりますけれども、今現在、何カ所か道ののり面が部分的に崩壊しております。私どもは大分県の職員と一緒に現地に行っておりますが、幸い、人的被害や家屋的被害などには至っておりません。 ○板倉委員長   急傾斜地は、土砂災害と関連しますか。 ○古城河川課長   はい、関連いたします。 ○板倉委員長   それから、野津原・佐賀関の浸水対策事業について、予算の財源はどうなっておりますか。 ○古城河川課長   起債事業で対応をしたいと考えております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、委員の皆さんから土木建築部に関する意見で、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長 
     土木建築部から、その他として何かありませんか。 ○朝野道路建設課長   その他といたしまして、市道中央通り線についての今後の取り組みについて御報告させていただきたいと思います。資料をお配りいたします。  〔資料配付〕 ○朝野道路建設課長   今、お配りしました資料は、去る6月7日、大分市商店街連合会から市長宛てに出された要望書でございます。  要望内容としましては、本市の中心商業地の東西回遊性向上のために、中央通りを挟んだ府内5番街とセントポルタ中央町を結ぶ横断歩道を、大分銀行赤レンガ館前に早期に設置してほしいというものであります。  当日は、大分市商店街連合会の矢野利幸会長を初め、事務局の大分まちなか倶楽部、それから、今回の横断歩道設置に関係いたします商店街組合としまして、中央町商店街振興組合の小橋理事長、府内5番街商店街振興組合の安達理事長、サンサン通り商店街振興組合の児玉理事長の5名が土木建築部長室にお見えになりました。  この要望書を受け取った後、皆様方と一緒にこの中心市街地のことについてお話をいたしましたが、皆さん、中央通りの今後について心配されているようでありました。今回の要望内容であります横断歩道設置については、中央通りの整備に大いに関連いたしますので、本市としましては、これから8月にかけまして、各商店街組合、交通管理者、交通事業者などと意見交換を行い、出された意見について本委員会で随時報告を行うとともに、現在、都市計画部が策定中の中心市街地グランドデザインでの位置づけや、今後の整備方針を決める際の参考にしたいと考えているところでございます。 ○板倉委員長   ほかに何かありますか。 ○今山委員   この横断歩道は何かの理由で計画からなくなったのですか。 ○朝野道路建設課長   以前、市道中央通り線の案件の際に、地元からそのときも、地下道に維持費として年間200万円ほどかかっており、人も少なくなって、非常に防犯上の問題もあり、平面で渡れるような歩道が欲しいという要望が過去にあったようです。 ○板倉委員長   こうして要望が出され、それで市のほうで商店街と話した結果、地下道を潰したら、またほかの人からいろんな意見が出てくるから、これを進めるときには、商店街だけではなくて、広くオープンにして調査してから事業を進めないと、一方的に進めると偏った形で事業が行き詰まると思います。そこら辺も考慮しながら進めていただきたいと要望しておきます。 ○エイジ委員   地下道を埋める場合は、どれぐらいの予算がかかるのですか。 ○朝野道路建設課長   埋めるにしても、どういった材料で埋めるのかで予算が変わってきますので、一概にはお答えできません。 ○エイジ委員   話を聞くと結構かかりますよね。 ○朝野道路建設課長   今、一番安価なものが土になります。 ○板倉委員長   それを駐輪場に利用することはないのですか。 ○朝野道路建設課長   駐輪場で利用するほど、幅がないことと、勾配がきついです。 ○板倉委員長   わかりました。  ほかにありませんか。 ○佐藤土木建築部次長道路維持課長   梅雨前線豪雨による被害状況について御報告いたします。  6月20日未明からの大雨による影響で、現在まで、市道に係る倒木、崩土、路肩崩壊等による被害が52件発生しております。一部対応中ではありますが、このうち神崎の市道田ノ浦循環1号線につきましては、路肩が崩壊し市道への影響が考えられますことから、現在復旧工事を行っております。また、東八幡の県河川であります祓川の護岸が崩壊し、市道の路肩が陥没いたしました。護岸等の仮復旧工事は終わっておりますが、大分県の要請で、市道東八幡4号線の一部を、当分の間、通行どめとしております。なお、市河川等の災害による被害は、発生しておりません。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、以上で土木建築部の案件を終了します。  ここで説明員を交代させます。ありがとうございました。  〔説明員交代〕 ○板倉委員長   次に都市計画部より説明を受けたいと思いますが、ここで長野都市計画部長より発言の申し出がありましたので、これを許可します。 ○長野都市計画部長   本日は閉会中にもかかわらず、委員の皆様には御多忙中のところ、建設常任委員会を開催していただきまして、まことにありがとうございます。  都市計画部からは、報告事項といたしまして、都市計画課が2件、都市交通対策課が1件、公園緑地課が1件、合わせて4件ございます。後ほど、担当課長より詳細を御報告申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○板倉委員長   それでは、大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想についての説明を受けます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想見直しについて御説明いたします。  資料1の2ページをごらんください。  昨年度より、大分市都市計画マスタープランの大分地区地区別構想の見直しを行ってまいりましたが、本年2月の委員会で報告した時点でいただいた御意見や、6月10日に開催した都市計画審議会での御意見などにより、若干内容に変更が生じておりますので、その概略について御説明いたします。  赤文字に下線で表示した箇所が、前回御報告した内容からの変更点となります。  まず1点目の変更点は、都市施設に係る大分地区の現況及び課題について、(3)「JR大分駅周辺地区においては、自動車、自動二輪車駐車場などの効率的な配置が求められています」といった文言を追加し、前回の委員会において御指摘をいただいた内容を反映いたしております。  次に、3ページの図面左側のコメント(27)及びコメント(28)をごらんください。土地利用に係る中心市街地のまちづくり方針についてですが、都市計画審議会によりいただいた意見として、複合文化交流拠点は、ホルトホール大分だけではなく、コンパルホールやオアシスひろば21などの施設や、芸術文化拠点に対しても、オアシスひろば21やアートプラザなどを有していることから、連携を図る必要がある旨の御意見があったため、芸術文化拠点間の連携の推進などの課題に対して、できる限りわかりやすい表現とするため、「ホルトホール大分」や「コンパルホール」「オアシスひろば21」「アートプラザ」など個別の施設名称を追加することや、「文化施設の連携促進として、文化交流を推進するとともに、地域の魅力・活力を高め、にぎわいの創出を図ります」といったコメントを追加いたしました。  4ページ目、図面の左側、中段のコメント(5)をごらんください。都市施設に係る中心市街地のまちづくり方針についてですが、御案内のように、都市計画道路中島錦町線の整備に当たって、現在、工事にあわせて遺跡調査を行っており、整備路線が戦国時代当時のメイン道路の位置と重なっていたことが判明したところであります。この遺跡調査の結果により「歴史的背景を踏まえて、幹線路線としての整備を図ります」のコメントを追加いたしました。  以上3点が、前回の説明から変更した主なものでございます。  また、今回改訂いたします大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想の全ページについては、お手元に配付しておりますA4の縦のカラーでコピーした別冊を配付させておりますので、ごらんいただきたいと思います。  なお、マスタープランは、既に都市計画法に係る手続が完了しましたことから、7月15日に公表をしたいと考えております。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○エイジ委員   以前提言させてもらいましたが、このオアシスひろば21の前の交差点について、斜め横断ができるように、大分市から再度県へ話を持っていったほうがいいのではないですか。なぜかというと、幼稚園の社会見学で、県立美術館を見学に来た際、斜め渡りできないから、あの距離を子供たちが走って横断し、しばらく待って、渡る。こういった、時間をかけて危険な長い横断歩道を渡りながら県立美術館へ行かなければならないという指摘が、住民の方から何件か入ったわけです。それで、実際に見てみると、大人は斜めに渡っています。今後、県と連携するに当たり、そういった横断歩道について整備していく必要性があると思いますので、今後、その辺も視野に入れていただいて取り組んでいただきたいと要望しておきます。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、次に参ります。  次に、おおいた中心市街地まちづくりグランドデザインについて説明を求めます。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   おおいた中心市街地まちづくりグランドデザインについて御説明いたします。  資料2をごらんください。  平成27年第2回定例会において、にぎわいの創出となる中心市街地には、大分駅周辺総合整備事業の進捗やJRおおいたシティの開業などにより、県都のまちづくりは次なる段階を迎えており、新たな時代にふさわしい中心市街地のあり方について、グランドデザインを描く中で議論を深め、目指すべき将来性を市民の皆様と共有しながら、さらなる魅力向上とにぎわい創出を図ることをお示ししたところであります。  これにより、昨年度より、その基礎となる大分市総合計画や大分市都市計画マスタープランの見直しを進めてきたところで、大分市総合計画では、さきの第2回定例会での議決を得て6月28日に決定し、大分市都市計画マスタープランにおいても、今週の15日に告示、公表する予定であります。  それでは、グランドデザインの概要についてですが、まず、グランドデザインの策定の目的は、新大分市総合計画をベースに、大分市都市計画マスタープラン大分地区地区別構想を初めとした各種個別計画などの今後の取り組む施策を整理する中で、中心市街地の魅力創造に資するハードやソフト施策について、統合的かつ有機的に描き、まちづくりの方向性などのイメージをわかりやすく示し、市民と共有できる将来ビジョンとして策定するものであります。  次のページをお願いいたします。  グランドデザインの位置づけは、「はぐくむ」、「つくる」、「つながる」、「ひろがる」を未来へのキーワードとして、新大分市総合計画に掲げる都市像となる、「笑顔が輝き夢と魅力あふれる未来創造都市」のもと、まちの個性や特性を守り育てながら、新しい時代にふさわしい中心市街地の姿やまちづくりの方向性などを将来ビジョンとして市民と共有していかなくてはなりません。  そこで、中心市街地のまちづくりの方向性としては、平成7年度から進められてきました駅の高架化や区画整理事業、関連街路事業などの大分駅周辺総合整備事業が概成し、現在の中心市街地の魅力に加え、県立美術館や大友氏遺跡、大分城址などの芸術、歴史、文化、観光など、魅力創出によるそれぞれの拠点の連携を図る必要があることから、中心市街地の面的広がりを持たせることで、新たな時代の県都にふさわしい、「笑顔が輝き夢と魅力あふれる未来創造都市」を目指し、その中心市街地のまちづくりのこれからの方向性などを、将来ビジョンとして見える化を図ることになります。  次のページをごらんください。  グランドデザインの策定イメージでありますが、検討方法としては、まず、中心市街地における現状の把握や課題、個別計画などの整理をして、まちづくりの理念やコンセプトの検討、中心市街地のゾーン計画や整備方針の検討、まちの機能と骨格のデザインの検討などを行うこととしております。また、まちづくりは、常に次の目標に向けた建てかえを繰り返していく終わりのない工程であり、目標や理念の実現には長期的視点を要するものであることから、今回の中心市街地グランドデザインにおいても、時間軸を踏まえての策定を考えております。  次のページをごらんください。  グランドデザイン策定のスケジュールでありますが、7月1日に桑田副市長を委員長とした、おおいた都心まちづくり庁内検討委員会を開催し、庁内において検討を開始したところであります。今後は、市民団体など市民の皆様方の多くの意見をいただきながら素案を策定してまいります。  9月及び12月、3月には、本委員会に検討内容を御報告するとともに、おおいた都心まちづくり会議やパブリックコメント、フォーラムなどを開催しながらまとめてまいります。最終的には来年3月に公表をしたいと考えているところでございます。 ○板倉委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。 ○エイジ委員   このおおいた創造ビジョン2024の目指すまちの姿ですが、はぐくむとはどういう意味ですか。市民一人一人の夢が実現できるまちという意味がよくわかりません。ほかの3つはまちづくりにつながっていると思いますが、一人一人の夢が実現できるとは何を指しているのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   この、はぐくむ、つながる、つくる、ひろがる、この内容は大分市総合計画にも位置づけられておりまして、総合計画を基礎としてグランドデザインを作成しており、これはハード、ソフト両面から考えておりまして、このはぐくむということになりますと、ソフト面も含めて、このグランドデザインに書くべきもの、載せていく、続けていくべきものといった観点から考えております。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。 ○長田委員   12ページの大分地区のまちづくり方針図の明野付近に都市の風致を形成するシンボル的な緑地であると記載されております。  今度、大洲総合運動公園の見直し等々がありますが、その位置づけはここに記載されていないですけど、大分地区には入らないのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   大分市都市計画マスタープランの大分地区のまちづくり方針図の中ですか。大分地区のエリアは本庁管内になっておりまして、明野から、下郡、滝尾地区は本庁管内になっておりますので、この大分地区のほうに入ってまいります。それから、大洲地区、大洲総合運動公園のエリアも大分地区マスタープランに入っております。 ○長田委員   入るということですね。そうすると、県立美術館、大友館、大友氏遺跡などとの連携と言っていますが、県の旧芸術会館の跡地はどうなるのですか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長 
     県は埋蔵文化財の展示をするような施設にしたいという話を聞いておりますが、確定かどうかというのは聞いておりません。 ○長田委員   そうすると、県立美術館との連携ということを先ほどから説明されていますが、大友館、大友氏遺跡、埋蔵文化財センター、それと能楽堂、武漢の森等々における、この辺の文化施設等々との連携、及び大分銀行ドームを含む大分スポーツ公園、その辺の連携が出てくると思うので、将来の大分地区のまちづくり方針、その中に当然うたってもいいと思うのですが考え方はどうなっていますか。 ○清水都市計画部次長都市計画課長   今回のこの大分市都市計画マスタープランは、中心市街地を核として見直し等を行った経緯がございます。ことしから、県が策定する都市計画の区域マスタープランの見直しの着手に入りました。今、言われましたように、明野であるとか、ほかの地区も、こういった見直しの中で、どういう位置づけをしていくかというところは必要だと考えておりますので、今後、県と連携しながら、また、大分市都市計画マスタープランの全体の改訂も将来的には予定しておりますので、その中でまた検討を進めてまいります。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、パークアンドライド推進事業について説明を求めます。 ○高瀬都市交通対策課長   パークアンドライド推進事業について、豊後国分駅に関する昨今の取り組み等を報告させていただきます。  資料3の1ページ、目的からごらんください。  パークアンドライド推進事業は、渋滞箇所を多く含む主要幹線道路の渋滞緩和や高齢者の運転による事故防止等を図るため、都市周辺部に駐車場等を整備し、周辺地域住民の自動車から公共交通への利用転換を促進することなどを目的にしております。  このような中、豊後国分駅の近郊にあります富士見が丘団地が、「ふるさと団地の元気創造推進事業」のモデル団地に指定され、団地住民によりますワークショップなどで、豊後国分駅を活用したアクセス強化を行うべきなど、公共交通転換への意見を多くいただいたことなどから、豊後国分駅を生かしたパークアンドライドの具現化に向け、駐車場、送迎車乗降場、バス停、駅前ロータリー等の計画や、駅と周辺団地等を結ぶバス路線の見直しの検討について行うことといたしました。  次に、経過等について、平成22年度に、「ふるさと団地の元気創造推進事業」のモデル団地に富士見が丘団地が指定され、ワークショップなどの開催を経て、平成25年度には、豊後国分駅への利用者のアクセス調査等を職員により行いました。また、平成26年度には、豊後国分駅周辺の団地などの住民に対しまして、駅の利用実態や駐車場、送迎場等の整備を行ったときの利用意向等につきまして、アンケート調査を実施いたしました。あわせて、現地の測量や実施に伴う設計を行いました。  平成26年度の予算、決算につきましては、右側の表にありますように、予算750万円に対しまして、パークアンドライド推進事業調査や測量設計の実施などにより、648万9,000円の決算となっております。平成27年度につきましては、平成26年度の実施設計に基づき用地測量等を行うため、表にありますように、263万3,000円の予算計上を行いました。  そのような中、平成25年に交通政策基本法が施行され、平成26年11月に改正された地域公共交通の活性化及び再生に関する法律により、地方公共団体が、地域の公共交通施策のマスタープランとなる地域公共交通網形成計画を策定することができるようになりましたことから、この形成計画の策定の必要性を検討いたしました。この豊後国分駅を含めて、市内鉄道駅の交通結節等のソフト、ハードの取り組みも、本市の公共交通網形成計画を策定する中で、市全域での位置づけ等が必要であるとのことから、平成27年度予定しておりました用地測量等の推進事業を一旦休止したところでございます。  また、右の表に記載しております、平成27年度の決算、97万2,000円につきましては、平成26年度の実施設計図につきまして、交通管理者から駅ロータリーのバス進入方法の再検討の指摘を受けまして、その修正を行ったものでございます。今後、豊後国分駅におけるパークアンドライド推進事業が展開される場合に活用できる成果といたしました。  公共交通網形成計画等の内容につきましては、参考に1ページの下段に記載いたしました。  今年度から、地域公共交通網形成計画策定の準備に入り、公共交通への利用転換を促進するため、市内バス網の再編や、各鉄道駅における交通結節機能の向上に向けた取り組みを検討することといたしております。  次のページをごらんください。  この表は、1ページの内容を時系列に表現したものでございます。表の上段には、豊後国分駅におけるパークアンドライド推進事業の進捗について、下段には、地域公共交通網形成計画等についての経過及び今後の計画等を記載しております。  平成25年、交通政策基本法、平成26年、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律の施行を受け、平成26年度後半より、地域公共交通網形成計画策定の必要性を検討する中、平成27年度には、この計画に関係するパークアンドライド推進事業の方向性を勘案し、平成27年度の豊後国分駅におけるパークアンドライド推進事業の用地測量などの業務を一旦休止したという流れを示しております。  なお、地域公共交通網形成計画につきましては、今年度より、その素案の作成に向け準備に取りかかったところでございますが、この計画策定の経過などにつきましては、その都度、当委員会で報告させていただきたいと存じます。 ○板倉委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは次に、大分城址公園整備・活用基本計画の進捗についての説明を求めます。 ○田中公園緑地課長   大分城址公園整備・活用基本計画の進捗について御説明いたします。  それでは、お手元の資料4をごらんください。  1、目的は、府内城址の歴史的特性を生かし、市民の憩いの場や大分駅北中心市街地のにぎわいの拠点となるように、文化会館跡地と一体的に整備・活用方法を検討し、計画的に整備を行うことを目的としております。  2、経過は、外部検討委員会を、平成27年度、第1回、第2回、及び平成28年度、第3回を開催いたしました。また、今年度の大分城址公園整備・活用基本計画策定業務委託を福岡市の株式会社エスティ環境設計研究所と契約をいたしました。  3、今後の取り組みですが、この中の上から3行目と4行目の中にあります、平成28年9月下旬から11月の第5回から第7回の外部委員会という部分と、その下の平成28年11月下旬の外部委員会という部分の外部委員会というのは外部検討委員会ということで、「検討」の字が抜けていたことを訂正させていただきます。大変申しわけありませんでした。  今後の取り組みにつきましては、外部検討委員会を8月4日に第4回を行い、9月下旬から11月にかけて、第5回から第7回を開催する予定としております。また、外部検討委員会からは、11月下旬に、整備・活用に関する報告書を市長へ提出していただき、平成29年3月末までに、大分城址公園整備・活用基本計画を策定する予定となっております。  大分城址公園整備・活用基本計画とは別に、平成29年1月14日には、県内のお城がある市の市長をお招きし、お城を生かしたまちづくりを行っている事例報告などの基調講演等を行っていただく中、市民に広くお城についての議論や関心を持っていただくため、お城サミットを開催いたしたいと考えております。また、内容の詳細についてはまだ決まっておりませんので、決まり次第、御報告させていただきたいと思います。  次に、4、ワークショップは、市民が考える城址公園の利用イメージの共有を目的としています。市民が将来、城址公園をどのように使いたいか、具体的な利用方法の意見をいただき、その共有を図ります。平成27年度に行った市民意向調査等に加えて、ワークショップを開催することで、今後の活用方法を明らかにし、具体的な整備活用計画の検討を行います。  (1)と(2)につきましては、例として、利活用イメージづくりの方向性及び実施内容を記載しております。  最後に、(3)の広報及び募集は、市報、公共施設におけるチラシ配布、ホームページ等の掲載等を予定しております。 ○板倉委員長   ただいまの説明について、質疑はありませんか。 ○エイジ委員   このお城サミット開催についてですけど、まるで、お城を大分市に再建するように感じます。以前の説明からも、そう思って発言しましたが、開催する必要性があるのかと思います。今、大分市にお城がないわけですし、現在、熊本・大分地震の影響で、熊本城が被害を受けている状態のときに、お城サミットを開催する場合なのかと捉える方もいらっしゃるのではないかと思います。その辺はどう考えられていますか。 ○田中公園緑地課長   お城サミットについてですが、これは、今回、大分城址公園の整備・活用基本計画の中の一環として、利活用について広く市民の意見を聞く中で、どういう利活用の方法があるかという部分を、県内の市長等の基調講演を通して、利用方法を参考にし、市民の機運を醸成したいと思っております。 ○エイジ委員   何故お城なのですか。利活用を考えるのであれば、ほかの取り組みをされているものもたくさんあります。なぜ、お城を生かしたまちづくりとして、お城のある市の市長を招いて、話を聞くのか。大分市にもお城をつくりましょう、お城を使って何か取り組みましょうというような、何かお城ありきで考えているように思われます。この話を知っている人から、何故お城サミットを大分市で開催するのという意見を多々聞いております。今の説明だとよくわかりません。 ○田中公園緑地課長   お城ありきということではないですけれども、府内城址を今後生かすには、県内でお城を持っているところのノウハウをいただきたいと考えております。 ○エイジ委員   そのノウハウを聞いてどうするのですか。 ○田中公園緑地課長   城址公園を皆さんに使っていただくときに、どういった方法が安心して子供を見守りながら使える公園にできるかといったイメージが中にはありますので参考にしようと思っております。ただ、お城の天守閣ということにこだわっているわけではありません。 ○エイジ委員   なぜ、お城サミットというタイトルで開催するのか、今までの説明ではわかりません。それと、大分市は大友宗麟公の屋敷跡も今後復元して、歴史的にしっかり市民に理解をしてもらって、大分市には宗麟公がいたということを、今後大分市だけではなく全国的にPRされますよね。それを、似たような歴史のある城とどちらに力を入れていくのか。それでしたら、お城よりも、もっと宗麟公の屋敷に力を入れるほうがいいと思います。今の説明で、これを見る限りでは、お城を復元しようという声が上がっていて、それに向かっているような気がしてならないです。 ○田中公園緑地課長   お城についての部分だけを捉えたお城サミットと思われますが、城址公園の利活用の中で、大分城址公園、大手公園、遊歩公園、大友屋敷などで回遊性を持たせた活用方法も1つあると考え、研究をしており、広い意味の中で捉えております。 ○エイジ委員   広い意味ではなく、これ、狭く表現されていますよね。お城サミットと聞いて、広い意味で捉える市民がどれぐらいいますか。この辺、しっかりされたほうがいいと思います。 ○田中公園緑地課長   このお城サミット等につきましては、今後、委員の意見等を十分踏まえる中で、また具体的に方向が決まりましたら説明させていただきたいと思います。 ○長田委員   ここの活用基本計画策定業務を委託されておりますが、活用基本計画は十分配慮した基本計画を出すように期待をしています。 ○田中公園緑地課長   今の長田委員の言葉に応えられるよう、最大限、努力してまいります。 ○板倉委員長   三回実施している外部検討委員会、プロポーザル方式での基本計画策定業務委託、それから、ワークショップの意見、これをどういう連携で考えているのですか。 ○田中公園緑地課長   まず、外部検討委員会につきましては、平成5年に城郭の復元を目指した長期計画がありまして、その中の、これからの10年間についての利活用についての方向を出すために外部検討委員会を昨年に決めました。その中で、6月にプロポーザル方式で決定しました株式会社エスティ環境設計研究所が、外部検討委員会等の資料の取りまとめをすることになっております。 ○板倉委員長   基本計画策定業務委託の内容は資料をまとめるだけですか。 ○田中公園緑地課長   はい。 ○板倉委員長   それに対して約900万円も支払うのですか。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   株式会社エスティ環境設計研究所に頼んでおりますのは、外部検討委員会や庁内の委員会における資料整理や資料作成と文化財の史跡の管理、保存計画についてもあわせて委託となっております。 ○板倉委員長   発掘調査は入っていますか。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   入っていません。 ○板倉委員長   歴史的建物の実態調査ですか。 ○伊達公園緑地課西部維持建設担当班グループリーダー   実態調査といっても石積みがどうかなど技術的な話ではなく、歴史的価値を取りまとめ、文化財課と協議していく中で、昔の資料等をまとめ、文化財的な部分も含んだ資料整理ということを仕様の中に盛り込んでおります。 ○板倉委員長   ワークショップや外部検討委員会の話をまとめた方向性にするということですか。 ○田中公園緑地課長   はい。外部検討委員会で検討していただいた部分をまとめるのが主な仕事ですけれども、資料の作成がかなり必要になってくるものですから、その辺の資料を作成していただく部分も入っています。 ○長野都市計画部長   大分城址公園の整備・活用基本計画につきましては、先ほどの説明と重複しますけれども、ことしの11月から12月をめどに、この外部検討委員会のほうで考え方を整理したものを、市のほうに提言していただくということを考えております。その提言に際しまして、必要な資料作成、委員会の運営、先ほどの保存・活用計画等につきまして、ワークショップ等の意見や、昨年の意向調査等を踏まえて、その取りまとめをするのが株式会社エスティ環境設計研究所でございます。それらをまとめたものを持って、委員会でいろんな議論をする中で、方向性を出したものを市へ提案していただくのが11月の後半ぐらいをめどに考えておるところでございます。  その提案を見なければ、将来的に城址公園の、例えば天守閣の復元をすることだとか、試掘をすることだとかについても、その提言の中で触れることになろうと思いますけれども、まだその方向性が出ておりませんので、未定な状況でございます。それは、提言を見た中で方向性が出れば、また当委員会等で報告しながら、次の作業に移っていきたいと思っております。 ○福崎委員   この資料には外部検討委員会の整備・活用に関する報告書と書いてありますが、今、長野部長は提言と言われました。提言と報告書は意味合いが違いますが、はっきりしておいてもらっていいですか。提言ですか、報告書ですか。 ○田中公園緑地課長   今、福崎委員から言われました報告書というのは、私どもの記載誤りです。これは提言です。 ○板倉委員長   わかりました。
     またその経緯を見ながら、検討したいと思います。  ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   委員の皆さんから、都市計画部に関する件で、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   都市計画部から、その他として何かありますか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で都市計画部の案件を終了します。ここで説明員を交代させます。3分休憩します。                              午前11時29分休憩                              午前11時32分再開 ○板倉委員長   それでは、委員会を再開いたします。  次に、下水道部より説明を受けたいと思いますが、ここで、新井下水道部長より発言の申し出がありますので、これを許可します。 ○新井下水道部長   おはようございます。  まず初めに、国道210号横瀬バス停付近での公共下水道閉塞事故について御報告を申し上げます。  去る7月9日午前6時30分ごろ、国土交通省より、国道210号横瀬バス停付近で、下水道管の閉塞により、マンホール周辺の路面に亀裂が入り、水があふれ出ているとの連絡があり、下水道部にてマンホール内の排水及び管内清掃を行い、中に繊維状の異物が入っておることを確認し、それを取り除きました。その後、汚水の流れは正常に戻り、午後5時過ぎには道路の仮復旧及び消毒を終えました。本件による環境への影響はございませんでした。なお、取り除いた繊維状の異物は、現在、下水道部に持ち帰り調査をしております。今後も、下水道の正しい使い方について広報活動を強化していくとともに、施設点検の強化を図ってまいります。  さて、本日の報告事項でございますが、さきの建設常任委員会において報告を求められました、大分市排水設備工事店の指定等について及び事務事業評価の評価対象となりました雨水貯留施設設置補助金につきまして、担当課長より御説明を申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○板倉委員長   それでは、大分市排水設備工事店の指定等について説明を求めます。 ○平田下水道営業課長   大分市指定排水設備工事店への指定等について御説明申し上げます。  排水設備工事の申請から完成及び公共下水道の使用開始をフロー図にしておりますので、1をごらんください。  本市におきましては、大分市公共下水道条例第5条により、指定排水設備工事店でなければ排水設備等の新設等の工事ができないと規定しており、本年7月1日付で指定有効期間3年の更新を行ったところであり、現在、指定工事店は174社となっております。  また、排水設備工事は、条例第4条により、排水設備工事等計画確認申請書を事前に提出し、市による審査、確認を受けた後、工事を行うよう規定しております。その際、事前に確認申請を行わず、排水設備工事の着工または工事が完了していたものが無断接続工事に当たり、下水道使用開始届を提出せずに使用を開始したものが無届使用に当たります。  右側の2、下水道使用開始に基づく下水道使用料請求をごらんになってください。これまでにありました違反の事例を紹介したものです。  Aにつきましては、一戸建ての住宅の申請は出ていたものの、借家の申請がなかった事例。Bにつきましては、1つの敷地に公共ますが2つあり、片方の申請は出ていたものの、もう片方の申請がなかった事例。あるいは、集合住宅部分の申請は出ていたものの、1階部分の店舗、事務所の申請がなかった事例。C、Dにつきましては、アパート、事務所が他人の土地にある公共ますに接続していた、平成28年度に判明した違反の事例であります。  無断接続を行った場合には、右下の処分基準によって処分を行っております。  平成25年度以降の違反件数を、左下の3、排水設備工事の違反及び処分等でお示ししております。指定工事店の過去3カ年の年度別処分件数は、ごらんのとおり26件となっております。このうち4件につきましては、指定の効力の停止1カ月の処分を行いました。  次に、指定工事店以外の業者による無断接続工事の件数につきましては、延べ30件発生いたしております。このうち平成26年度、16件のうち9件につきましては、JRおおいたシティのテナントの排水設備工事の無断接続であり、厳重注意を行ったところです。  次に、責任技術者の年度別処分件数は、ごらんのとおり、延べ21件となっております。  違反工事によるさかのぼり請求の該当件数及び請求金額は表のとおりですが、平成26年度のさかのぼり徴収3件のうち、1件は指定工事店であり、その他は指定工事店以外となっております。また、平成26年度請求分3件につきましては既に完納となっておりまして、平成27年度分につきましては分割納付中であり、7月完納の予定であります。平成28年度分2件につきましては、6月に請求したものであり、今月末が納期となっております。  次に、2枚目、A4の資料をごらんください。ごらんの業者に対して、1カ月の指定の効力の停止処分を行い、市のホームページ上に公表いたしました。  無断接続工事及び無届使用の未然防止の取り組みといたしましては、指定工事店及び責任技術者に対して、指導の徹底、強化を図ってまいります。排水設備工事店に対して、指定店としての登録時において、講習及び指導を実施いたします。また、年度当初に、指定排水設備工事店宛てに法令遵守の徹底について指導文書の送付をいたします。  次に、指定工事店以外の業者による施工の防止策といたしまして、まず、建築工事を発注、受注する業者に対し、排水設備等の工事の実施は大分市が指定した指定工事店でなければ施工できない旨の周知を徹底するため、注意喚起の文書を配付する等、関係機関と連携を図ってまいります。  次に、普及促進員による公共下水道への接続依頼戸別訪問時に、排水設備の設置義者に対して、指定工事店制度及び各種届出の重要性について説明を行うとともに、接続の調査、確認を実施いたします。また、排水設備検査担当員による立ち入り調査を引き続き実施いたします。  なお、指定工事店以外による排水設備の違反工事に関し、現在、その処分方法等について検討中であります。 ○板倉委員長   ただいま説明がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   次に、第3回定例会中に決算審査の一環として行う事務事業評価の評価対象事務事業につきまして、調査・研究を行うため、引き続き下水道部より説明を受けたいと思います。  本日の調査・研究に当たりましては、事務事業評価の事前審査とならないよう留意したいと思いますので、下水道部からの説明後は、説明及び資料に関する質疑のみを行いたいと考えておりますが、それでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、評価対象事務事業である雨水貯留施設設置補助金について説明を受けます。 ○平田下水道営業課長   雨水貯留施設設置補助金事業について御説明申し上げます。  事業の目的、趣旨といたしまして、浸水対策浸水被害の軽減、流出抑制及び水資源対策、雨水の有効利用を目的として、雨水貯留施設を設置する者に対し、設置費用の一部を補助するものです。  説明資料の右ページをごらんください。雨水貯留施設の説明をいたします。  雨水貯留施設とは、屋根に降った雨を貯留し、水資源として有効な利用を図り、雨水の集中的な流出を抑制する施設です。  家のイラストの中に3つのイラストがあります。イラストの右が、雨水貯留タンクです。青の矢印先の写真のように家の横に据えつけるタイプで、本日はこちらに実物を持参しております。イラストの真ん中が、浄化槽転用雨水貯留槽です。下水道への接続で不要になった浄化槽を改造したもので、オレンジの矢印の先の写真のように地中に埋め込み式になっております。  資料の左側をごらんください。  事業の対象者としましては、雨水貯留施設を設置する建物と同じ敷地内にお住まいの方で、5年以内にこの補助金の交付を受けていない、市税の滞納がない、これらの要件を全て満たす方になります。  事業の対象施設としましては、雨どいに接続し、雨水を貯留する施設であり、貯留容量が100リットル以上など、①から⑤までの要件を全て満たすものとしています。  対象経費についてはごらんのとおりです。  補助金額についてですが、設置に係る費用の2分の1に相当する額で、雨水タンクの場合の限度額は2万5,000円、浄化槽転用施設は5万円としております。  なお、雨水貯留施設設置補助金の実績につきましては、後ほど説明いたします。  続きまして、事業の広報活動としまして、平成27年度実施分を記載しています。市民の皆さんに事業をわかりやすく紹介するため、雨水貯留タンクの実物を展示しております。市のイベントを初めとして、各支所での巡回展示、下水道普及啓発パネル展等で実物を展示いたしました。広報紙によるPRでは、支所での展示時期に合わせて、鶴崎市民行政センター管内、稙田市民行政センター管内の自治区でチラシの自治会回覧を実施しました。また、テレビ広報番組でのPR、市報やホームページによる広報、市内30カ所で開催しました下水道整備計画説明会の中での事業の紹介等を行っております。  なお、この事業につきましては、平成26年度に施行された雨水の利用の推進に関する法律の中で、地方公共団体は、その区域の自然的、社会的条件に応じて、雨水の利用のための施設の整備について助成を行うよう努めるものとするとされております。  2枚目をごらんください。雨水貯留施設設置補助金の実績について掲載いたしております。  平成27年度の雨水タンクの補助件数は45件、補助金額は100万4,000円、浄化槽転用の補助件数は2件、補助金額は10万円です。なお、予算は200万円でございます。  補助件数は、平成24年度をピークとして、以降は年々減少傾向にあり、事業の課題といたしましては、雨水の利用効果について広く市民の意識向上が図られていないことです。アンケート調査によりますと、設置費用の個人負担額を多いと感じている市民の方がおられます。また、雨水浸透施設への補助がない、などが上げられます。  次に、事業の実施体制を課題として上げておりますが、これにつきましては、本事業は一般会計予算で行っておりますが、水道局との組織統合後について、現在、土木建築部と協議を行っているところです。  今後の取り組み、改善点といたしましては、まず、広報活動の見直しと工夫により設置件数の増に向けた取り組みを強化いたします。次に、補助率及び限度額等の見直し及び浸水被害の軽減、流出抑制を図るため、雨水浸透施設への補助を検討してまいりたいと考えております。また、他都市の取り組み事例を参考に、今後、より事業の効果が発揮できるよう、補助対象者の拡大や申請時期の見直しを行ってまいります。  資料の3枚目につきましては、中核市の状況を調査しました資料となっております。なお、太枠で囲った部分が本市の制度となっております。 ○板倉委員長   ただいまの説明について、質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   それでは、以上で、評価対象事務事業のうち、下水道部所管分の説明は終了いたしました。  委員の皆さんから、その他として下水道事業に関するもので何かありませんか。 ○長田委員   下水道料金の未収金は回収していますか。 ○平田下水道営業課長   決算の数字が固まってはいないのですが、速報として申し上げますと、収入につきましては、昨年よりも未収金の解消は進んでいるということで報告できると思います。 ○板倉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   下水道部から、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○板倉委員長   以上で、下水道部の案件を終了いたします。  次回の日程を確認します。次回は、8月8日月曜日午前10時から、評価対象事務事業の高齢者・子育て世帯リフォーム支援事業及び彫刻を活かしたまちづくり事業を行う予定です。  それでは、本日の委員会はこれにて終了いたします。                                    午前11時48分散会...