大分市議会 2016-03-23
平成28年建設常任委員会( 3月23日)
平成28年
建設常任委員会( 3月23日)
建設常任委員会記録
1.開催日時
平成28年3月23日(水)午前10時15分開議~午前11時30分休憩
午前11時35分再開~午後0時0分休憩
午後1時0分再開~午後2時20分散会
2.場所
第4委員会室
3.出席委員
委員長 板倉 永紀 副委員長 松下 清高
委 員 野尻 哲雄 委 員 長田 教雄
委 員 福崎 智幸 委 員 スカルリーパー・エイジ
委 員 徳丸 修 委 員 国宗 浩
委 員 今山 裕之
欠席委員
な し
市道荷揚・舞鶴線の現況及び
整備イメージ案を記載しております。
道路の現況につきましては、道路幅員を8メートル、路側帯2メートル、車道幅員6メートルで、車両は交互通行になっております。
整備イメージ案1では、道路内の歩道部に変圧器などである地上器を設置することで、車道幅員が狭くなることから、車両の通行が交互通行から一方通行へと変更することが想定されます。
整備イメージ案2では、地上器を民地に設置することにより、一定の歩道及び車道幅員を確保することで、現況の交互通行を維持することとなりますが、地権者等の協力体制が必要となります。
今後は、事業化の可能性を含め、調査、
電線管理者や
交通管理者及び
地元関係者との事前協議を行ってまいりたいと考えております。
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑等はありませんか。
○福崎委員
まず一つ、無電柱化することは、景観とか道路の安全のために必要だと思いますので、反対するものではありませんが、陳情の文章にも、安全で快適な通行空間の確保、私はこれが一番ではないのかなと思うところでありまして、やはり道路を安全に歩行者も歩ける、そして車も安全に通行できるということが第一にあって、そして景観がよくなり、防災も強化されるということではないのかなと思うのですが、一つ指摘したいのは、この陳情文書の最後に、
ガイドラインによるというところから入ったときに、安全で快適な通行空間の確保という文章が抜けている中で、無電柱化の実施に取り組むように陳情すると書かれています。これは、地元からすれば、交通安全はもういいよ、無視していいと捉えられるのではないかと思うのですが、これに対してどういう見解をお持ちなのですか。
それからもう一つが、資料2のほうの現況の
整備イメージですが、地上器を民地に設置する場合の
イメージ案2ですが、民地の用地を確保する必要があるということを書いてあるのですが、これは、民地の用地を誰が確保するのかをお聞きしたいと思います。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
まず1点目の、安全で快適な通行空間の部分が、地元のほうからの要望の中では抜けているということでありますが、実施する上では当然、安全面について、
交通管理者等との協議も行いますので、その辺は優先的に行いたいと考えております。
あと、2点目の地上器の民地の用地については、市のほうで地元と協議して確保していくような形でやっていきたいと考えております。
○福崎委員
民地の用地が確保できない場合は、
イメージ案1で行うというのが市の考え方ですか。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
これからのお話になろうかと思いますが、一方通行になれば、地元や
交通管理者など、周辺との兼ね合いが出てきますので、
イメージ案1しかできないような形になりますので、その辺は協議した中で決めていく形になろうかと思います。
○福崎委員
イメージ的には1と言われましたが、技術的に考えて、道路の歩道空間の安全とか車が安全に通行できることを確保するためには、民地に地上器が設置できない場合は、一方通行しか技術的にはないということですか。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
はい、そのようになります。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○野尻委員
地上器の幅はどのくらいですか。
○三代
土木管理課参事補
地上器の幅が、おおむね広いところで80センチメートルあります。いろいろ種類によって違います。薄いのでは50センチメートルぐらいと幅があります。基礎を入れると、大体80センチメートルくらいはあります。
○野尻委員
基礎は下にありますよね。
○三代
土木管理課参事補
はい。コンクリートの基礎があります。それとあと、それを守る
ガードパイプを入れますと、1メートルは確保しないといけません。
○今山委員
これをもし実施した場合、大体どのぐらいお金がかかりますか。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
試算をすると、大体3億8,000万円から4億円ぐらいになろうかと思います。
○
板倉委員長
補助率は何割ですか。
○三代
土木管理課参事補
補助率は55%です。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○徳丸委員
ガイドラインは持っているのですが、この種のものは、地元の要望によって動いていくものですか。順位的な条件を含めて、計画にのっとって進めるものですか。そこをお聞きしたい。
○三代
土木管理課参事補
基本的には、市の考えとしてやっております。それとこの路線につきましては、景観地区に指定されています。その2点もありますので、先ほど言いましたように、要望だけではございません。郊外になりますと、電力需要もございませんので。基本的には
中心市街地を順次整備しているところでございます。
○
板倉委員長
計画の中に入っているということですね。
○三代
土木管理課参事補
はい。そういうことです。
○徳丸委員
わかりました。結局、そういうものがないほうがいいというか、鳥もとまってふんも落ちるなど、いろんなことを考えると、それはすっきりしたほうがいいというのは、皆さんの要望ですよね。しかしながら、今、安全だとかそういうのもありつつも、全体の方針としてこういうふうに順次やっていくというほうが、市民全体の納得としては得られていくのではないかと。常にこういう形で出されると、じゃあ、来年もここか、再来年はここでありますか。逆に我々も、優先順位の基準になるから要望を起こしてくださいという話は違うと思う。基本的にプライオリティーは、やはり
土木建築部にしっかりとした方針があってなされているということが大事なことだと思います。大分市の無電柱化を求める陳情は納得します。こういうふうに出されて、これに対して動いていくという考え方については、納得がいかないところもあるので、お聞きしました。
ただ、明確にはされてないと聞こえたのですが、それはどうですか。
○
木村土木建築部長
無電柱化は、確かに、防災上、景観上、したほうがいいというのが前提でございます。ただ、かなり幅員がある道路とかは、計画的に市のほうで選考しながら、その中で無電柱化を進めていくということがございます。もちろんビルとか、電力需要が高い中で、事業者等と話をする中で、十分それはできますという回答の中で進めていきたいと。
ただ、このように、道路の幅員が8メートルとか、このように狭くなると、先ほども申しましたように、今交互通行であるのが一方通行になるとか、いろいろな形態側の条件が変わってきますので、こういう中で、やはり住民の合意が大切になるということがございますので、ここら辺を住民全員が合意していただく中で進めていかなければいけないという、ちょうど計画的に進めるかどうかというはざまが、こういう路線だと思っておりますので、そこら辺のところは要望等を出していただく中で進めていきたいと考えているところでございます。
○徳丸委員
無電柱化を
中心市街地の景観を中心にして考えていくことは大事なことだと思うのですが、一方では、安全を考えたときに、民地に建てている、民地を嫌がって公道に建てている地域がたくさんあります。狭いにもかかわらず、そういう状況があると、車がいつもそこでとまって待って行くという。それでなくても、やっと2台が通るという状況がたくさんあるわけです。そうすると、安全を含めたり、景観を含めたり、日常の生活の中でないほうがすっきりします。おうちの上にずっと電線がめぐっているようなことを考えると、いつも気にしている人はいます。公平性とかいろいろ考えたりすると、中心地だけでやっていくお金の使い方がいいのか、市民の意見を拾っていくというか、
ガイドラインという大きな部分の中で、
中心市街地ではなくて、全市の中でそういうものを考えるということも、ぜひこの機会にやっていただきたいなと要望しておきます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○
エイジ委員
今、何点か出ましたが、重複するところがあるかもしれません。当然、
中心市街地から整備を進めていくということで、先々は、その他の地域にも広げていくという計画だろうと思うのですね。
現在の
中心市街地の整備状況はどの程度進んでいるのかと、あとは、先ほどおっしゃられましたけど、優先順位があると思うのですね。ここからやっていこうという市の計画もあると思いますし、要望があって、そこに対応するということもあると思いますが、その優先順位のつけ方。
それと、さっき部長がおっしゃっていましたけれども、地上器になると一方通行になる可能性があると。そこは統一して一方通行、道路、歩道部分との間に設置していく。いや、うちは置いてもいいよというところは置くとか、そういったことはないわけですよね、多分、統一されると思うのですけれども、一方通行になるということは、そこの地域住民が、いいと言う人と悪いと言う人がかなり出てくると思うのですけれども、その辺も当然踏まえて、今後対応されるのかの3点をお聞きします。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
整備状況については、市道の分については、大体17キロメートルぐらい整備されております。
○
エイジ委員
割合でいくとどうですか。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
市道全体は2,400キロメートルぐらいありますので、ほんのわずかになろうか思います。
○三代
土木管理課参事補
整備率としましては、現在指定されている計画路線の中では94%整備されております。
○
板倉委員長
優先順位の考え方は。
○
木村土木建築部長
優先順位としては、
市街地中心部はかなりのパーセントで進んでおります。それと、防災上、やはり人が多いところ、また、ビルとかそこら辺のところで電信柱が倒れて交通麻痺になったときに、広範囲で交通渋滞を招くことがありますので、
中心市街地の人通りが多いようなところ、あるいは幹線道路として国・県道の交通量の多いところとかは、国、県のほうが進めております。
今、大分市の場合であれば、駅南の
区画整理事業の中は、比較的大きな道路ができておりますので、大きな道路沿いはほとんど無電柱化を計画的に進めたところでございます。
今後、
県庁前古国府の拡幅区間等も計画的に、無電柱化を進めるように準備しているところです。
このように、
道路拡幅改良で、周辺の状況の中で、防災上必要なところというもの、景観とかも含めて、優先順位をつけながら、改良にあわせてできるところについては計画的に進めますし、既存の道路でやるときは、先ほども言いましたように、要望とかが出てする中では、状況に合わせて事業を行いたいと考えております。
○
板倉委員長
いいですか。
○
エイジ委員
先ほども出ましたけれども、安全面ですよね。防災面に関しても、一方通行になったらおかしくならないかとか、道路を狭くして防災面でマイナスになってしまうことはないのかとか、当然、地中化にすることによって、さっき言っていた電柱が倒れてくるおそれもなくなるし、一番大事なのは、断線を防ぎやすくなります。地中化していくことというのは、景観の観点からしてもやっていくべきではないかと思いますし、安全面、防災面に関しても、今後は進めていくべきだと思います。
それと、今指定している路線の94%が整備されているということで、今後はまた、徐々に広げていくという形でよろしいですね。
○
木村土木建築部長
はい。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○今山委員
これ、説明会のときに一方通行になるとかいうのは、地元は了解済みなのですか。
○三代
土木管理課参事補
説明会のときは、2つのパターンを説明しております。ですから、現道では厳しいので
道路管理者と
交通管理者と協議する中で、一方通行になる可能性はあります。それがだめであれば民地でという、提案を2つ出しております。
○野尻委員
2つ提案して、地元は、地権者とか入居者とかがたくさんおりますが、そういう人たちと協議はしておりますか。
○三代
土木管理課参事補
この件につきましては、当然、地元の沿線の合意が必要でございます。ですから、今後、地元と協議に入っていくなか、計画を進めてまいります。その際につきましても、私どもも説明会に行って、地元の方に同じような説明をしていきたいと思っております。
○松下副委員長
確認ですが、その説明会の対象はどういう人たちですか。要は、広く広げた地元全体なのか、この陳情を出しているメンバーを中心にした説明会なのかということです。
○三代
土木管理課参事補
沿線は地上器を民地に設置する可能性もありますし、一方通行になりますと、周辺の道路も影響してきます。ですから、その辺については自治会長を通しまして、影響範囲の方も呼んで説明していかなければならないと考えております。
○松下副委員長
そうではなく、開いたという経過でしたが、その対象者はどなたでしたかというのを聞きたいです。
○三代
土木管理課参事補
前回やった2回につきましては、地元の方、地権者も集まっておりますが、全員ではございません。
○松下副委員長
こういう方を中心にした一部の方ということでよろしいですか。
○三代
土木管理課参事補
はい、そうでございます。
○松下副委員長
わかりました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、討論に入ります。討論はありませんか。
○福崎委員
地元のほうに説明会を実施しているということですし、私が先ほど言ったように、陳情文書の最後の3行のところに、安全で快適な通行空間の確保ということが、上にはしっかりと書かれているにもかかわらず、下の陳情するところの前にないというのは、いささか、やっぱり道路ですから、歩行者それから通行する車、利用者が安全で快適になるというのが一番の基本ではないかと思うので、それが抜けているので、提出者に、なぜ下が抜けているのかを確認していただけたらなという思いもありますので、私としては、継続でお願いしたいと思います。
○
板倉委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
今、継続という御意見がありました。本件を継続するということに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本件は継続審査とすることに決定いたします。
次に、予算議案の審査を行います。
予算議案の審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等、出された意見に対する予算編成の反映状況について、執行部に説明を求めておりますので、よろしくお願いします。
なお、委員の皆さんのお手元には、執行部から提出があった平成27年度事務事業評価結果に対する対応状況等をお配りしておりますので、御確認ください。
それでは、議第1号、平成28年度大分市
一般会計予算、第1条、
歳入歳出予算、歳出第8款土木費のうち、
土木建築部所管分、第9款消防費のうち
河川課関係の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
〔説明書②326ページ~第8款土木費のうち
土木建築部所管分
398ページ~第9款消防費のうち
土木建築部所管分について説明〕
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○野尻委員
329ページですが、未登記道路の件は、競争入札なのか、それとも協会に出しているのですか。
○
吉松土木管理課参事補
今、公嘱協会のほうに委託しております。
○野尻委員
それは、おかしいのではないですか。いろんな事業がもう競争入札になっているのに。協会に委託して何年かかっていますか。
○
吉松土木管理課参事補
平成16年からのスタートだったと記憶しておりますので、当初から公嘱協会のほうに委託しております。
○野尻委員
毎年、幾らずつの金額で出していますか。
○
吉松土木管理課参事補
発足当時、正確な額は今、手元に資料がありませんのでお答えできませんけれども、4、5千万円で推移しておりまして、最近、国道調査がスタートいたしまして、それにあわせまして、現在では、ここ数年は1,300万円ほどで事業を行っております。
○野尻委員
1,300万円ですか。この未登記道路の問題については、うちの会派の藤田議員とか、いろんな議員が一般質問でやってきたわけです。そういう指摘が出ている中で、依然として協会に委託で出しているというのは、いかがなものかと思います。これだけ時代がかわって、いろんな事業が競争入札でなされていく中で、協会にまとめて委託で出している。ほかのところで、協会に委託で出しているような事業というのはありますか。
○
吉松土木管理課参事補
公嘱協会に委託する費用ですけれども、契約監理課のほうで一括して、それぞれの項目ごとに単価契約を結んでおりまして、こちらの支出といたしましては、その単価契約項目を積み上げた形で見積もってもらい、それに基づいて事業をしていただいています。
○野尻委員
それは契約監理課がおかしいということですね。きのう都市計画部から出た、浜町と一尺屋の中で出てきている地籍調査の分が新しい事業で出てきたけれど、それは業者を登録させて、その登録した業者の中で、競争入札で全部事業が行われていくという方向になっているわけですから、この未登記道路が依然として協会に委託されている、いわゆる単価契約をして、協会に出されているというのは、協会の中でもいろんな不平が出ている声は聞いていますか。例えば、一部の業者が全部割り振りして、自分たちで勝手にやっているというような声も聞こえます。きちっと業者登録させて、その業者登録の中で競争入札をさせる必要があるのではないですか。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
その部分については、調べさせてもらってよろしいでしょうか。今までは、単価契約をされているということで、協会のほうにお願いをして、協会のほうで中の振り分けをやっていると私は聞いておりました。
○野尻委員
単価契約はいつしたのですか。
○
吉松土木管理課参事補
毎年、契約を更改しております。
○野尻委員
その単価契約をしているのは、契約監理課ですか。
○
吉松土木管理課参事補
契約を行っているのは、契約監理課のほうで行っています。
○野尻委員
委員長、契約監理課を呼んでほしいのですが。
○
板倉委員長
所管が違うので呼ばれないでしょう。だから、その未登記の分について、発生型と路線型って、2つ種類がありますよね。それを整備して、発生型しかしてないのでしょう。そこら辺の事業の形態を説明してください。当初は、全部発生型の何かでやってきたけど、今は道路改良にあわせたときに未登記があれば、そういうのも随意契約で出しているわけでしょう。出し方が前のときと変わっているはずでしょう。
○
吉松土木管理課参事補
未登記道路について簡単に説明いたします。おっしゃるとおり、当初は路線型と発生型というのがございまして、未登記整備事業は既に市道敷内になっている民有地を市のほうで分筆いたしまして、市の所有に移す、所有権を移転するという作業でございます。これは、さまざまな紛争を回避するため、それから、道路工事を円滑にするためには必要だったと思います。
当初は、路線型といいまして、ある要望の出たところ、それから未登記部分の多いところ、すなわち民有地がかなり道路敷に入っているところをやる方式と、それから、境界確認とかそれぞれ地権者の意向で、自分の土地が市道敷内にあるというときには、地権者ごとに対応する。それを発生型という呼び方にしています。
それで、以前質問が出されましたのは路線型、すなわち100メートルとか200メートルとか長い距離を未登記道路でやるときに、地籍調査という国の行っている、1筆ごとに筆界を明確にして、不動産登記法14条地図をつくっていくという方法があるので、それは国のほうから95%程度の資金の補助もあるので、そちらに振り向けたらどうかという意見が出されておりました。
そして、都市計画部のほうがそちらを担当しておりまして、平成25年以前ぐらいから協議を行いまして、地籍調査が、今おっしゃったように新川とか、それから津波に襲われる確率の高い佐賀関のほうを優先的に入ろうという方向がはっきりいたしまして、そして、その方向性を出すときに、こちらのほうで、路線型は、予算を約2,000万円近くは削除いたしました。そして1,300万円というのは、通常、地権者から、自分の道路敷の土地は、すなわち自分の民有地を使って市道が通っていると、そういったときは、寄附に基づいて市のほうで分筆して所有権移転登記、その費用は全て市のほうが持つということで、その分の予算額がおおむね1,300万円あれば、年間、地権者からの寄附に基づく処理はできる。今行っておりますのが、そういう意味で、路線型というのはとっておりません。
○
板倉委員長
もう、ゼロですね。
○
吉松土木管理課参事補
はい。ただ、何件も同じ路線で、普通、1カ所だけ道路に面している民有地が土地を出しているというのはあまり多くなくて、1件が土地を出していれば両隣とか、ある何件か続けて、やはりずっと道を広げているというのがよくありますので。ただ、それといっても、数十メートル、かつてのように長い距離の路線型という形態はとっていません。
そういうことで、何件か続いても発生型の連続という形です。
それから、広い範囲は地籍調査、都市計画部の事業のほうにお任せするということです。それから、都市計画部のほうから優先的に未登記道路でやりたいところがあれば、そこから優先的に地籍調査に入ろうという情報交換をやっております。
○
板倉委員長
問題は、いわゆる随意契約で、いわゆる単価契約という段階です。土木管理課として契約監理課へ、何故競争入札にできないのかを聞いてください。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
それでは、契約監理課のほうと協議して、後で報告をさせていただいてもよろしいでしょうか。
○
板倉委員長
それでいいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
ほかに質疑はありませんか。
○福崎委員
佐賀関の馬場地区の浸水対策事業、これは何年度に終わりますか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
馬場地区の浸水対策事業については、当初、平成28年度で終える計画で推移しておりましたけれども、地下埋設物等の移転、それと一部排水路等の用地等の処理も、他の関係課との調整もありまして、平成29年度以降、もう少し伸びるかなということで、初期の予定よりも二、三年ずれるような計画になっております。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○福崎委員
道路維持費の中の原材料費の350万円というのは、現物支給の予算ということでいいのですか。
それが一つと、ここ近年、増額になっているのか減額になっているのか、どのような予算推移がされているのか教えてください。
○
佐藤道路維持課長
原材料費につきましては、もちろん物品等も支給をしていますし、推移につきましては、ここ何年間かは同じ金額で推移をしております。
○福崎委員
では、自治会とかが市のほうに現物支給してくださいということで申請をする場合がありますが、その現物支給をされる予算はどのくらいの枠がありますか。
○
佐藤道路維持課長
現物支給につきましては、現在、350万円ほどの予算を確保しております。
○福崎委員
現物支給の支給品について、過去、見直しをされたり、最近の地域の皆さんの御協力をいただく上で、いろんな要望が出ていると思うのですが、それに対してどういう対応をされているのか、お聞きしたいです。
○
佐藤道路維持課長
要望につきましては、ほとんど地元要望に対して対応していると思いますし、二次製品とかアスファルト、砂利とか、そういったものは全て支給をさせていただいております。
○福崎委員
基本的にアスファルトというより、コンクリートとかの現物支給と聞いているのですけど、例えば今、簡易舗装のアスファルト、いわゆる速乾性のある、雨が降っても施工できるようなアスファルトを地元が支給してくださいと言った場合には、支給できるということでいいんですか。結構高いですけど。
○
佐藤道路維持課長
状況を見させていただいて、できるだけ対応したいと思います。
○福崎委員
最後にもう1点。
交通安全対策事業費の中に、府内11号線が今回予算計上されているのですけど、府内11号線については、過去ずっと、地元との協議が調わなくて、指定路線になっているけど工事に着手できていないというのが現状だったというふうに、私は地元の方から聞いているのですけど、こういうふうに、
交通安全対策事業費として予算計上されたということは、地元との協議が調って、どういう方針で整備されるということが決まったということでよろしいのでしょうか。
○
朝野道路建設課長
当初、地元との協議の中で、3月末までに地元として結論を出すということで、進めておりましたが、つい最近、話を伺ったところによると、まだまだ地元内でも結論が出ていないということでございます。
○福崎委員
協議中ということは、市としての方向が定まっていないということでいいのですよね。さっきの1案、2案とか書いてありました。ここは道路の幅が8メートルだと思うんです。そうすると、さっきの説明でいくと、民地に地上器等が設置できる場合は車道と歩道となる。だけど、民地に設置できない場合は、一方通行で、いわゆる歩道と車道を確保していくということで、それが一方通行で悪いからということで、ずっと協議で結論が出なかったと聞いております。では、今まだ地元の合意がとられていないということは、方向が決まってない。市として、どういうふうに整備するか決まっていない中で、予算が計上されているということでいいのですか。
○
朝野道路建設課長
そのとおりでございます。そして、地元の調整ができない限りは、設計委託は発注できないです。
○福崎委員
これは委員長に要望ですけれども、地元との合意がとられていない中で、この予算をもし認めるということになった場合には、いわゆる基準的なもの、技術的なもの、それがきちんとクリアされないまま、施工はしないと思うのですが、いわゆる合意がとれていない、確認がとれていない中で予算を認めるというのは、いささか議会としてどうなのかなと思います。過去、そういう確認が委員会でとれた中で、予算を執行していただくという形もとっておられるので、この委員会の中で議論していただきたいということを意見として言わせていただきます。
○今山委員
計画されていないというか、はっきりどういうふうになるかわからずに予算を上げているということは、地元の合意がちゃんとできなかったら、未執行になる可能性があるということですか。
○
朝野道路建設課長
先ほども申しましたように、地元の総意がとれないと、一方通行、交互通行の結論が出ませんので、電線共同溝を含めた道路の設計に入ることができません。それで、うちとしては予算が執行できないと。
○今山委員
予算を組むときに、最初から未執行になる可能性がある事業を上げていいのですか。
○
朝野道路建設課長
先ほども申しましたけれども、これは地元と協議を進めていく中で、地元が3月末までに結論を出すという協議を市としておりまして、結果的には地元で内部調整が図れていないと、つい最近わかりました。
○今山委員
そうすると、1年たった後に、決算とかの審査をしたときに、財政課から怒られませんか。
○
河野土木建築部次長
交通安全費という形で、今ここに計上させていただいておりますが、同じ交通安全事業、宮河内ハイランドとかいろんなところの交通安全事業がずっと続いておりますので、もし、府内11号線で執行できない場合は、まだ整備中であります、そちらのほうに少しでも回して、優先順位的に高いところに回して、予算のほうは執行させていただきたいと思っております。
○福崎委員
確認ですが、協議をしてきた地元というのは、どういう団体とか方々なんでしょうか。
○
朝野道路建設課長
府内町連絡協議会と申しまして、自治委員とか府内町でお店をやっている方がつくっている任意の団体でございます。
○福崎委員
その府内町連絡協議会というのは任意の団体なのでしょうけど、その人たちは、この沿線の方々が全て入って構成されているとか、地権者、それから周辺の環境に関するところも入っている団体なのですか。いわゆる交渉するべき団体として認められる団体なのかどうか。なので、そこがまとめると言いながらまとめきらないということは、地元の合意がとれないような団体であるというふうにしか捉えられないんですけど、そこはどういうふうに市として受けとめられていますか。
○
清家道路建設課参事補
当初、平成19年に要望書を上げてきた数百名のメンバーがいるのですけど、その中の主だった方々で協議をしておりました。
○福崎委員
その主だった方々だけと交渉するというのは、物すごく、住民の合意という意味ではおかしいのではないのかなというふうに、指摘をしておきたいと思います。
○松下副委員長
福崎委員、確認ですが、先ほどのお話の中でいうと、過去の例の中で、附帯意見なりをつけて、原案承認というような考えですか。
○福崎委員
次長が言う、まとまらない場合というのはどういう場合かだけ、確認をさせていただきたいです。そうすれば、附帯意見は出さなくていいと思います。
○
河野土木建築部次長
今までは府内町連絡協議会とかそういうところの意見を聞いてきたわけですけれども、事業を行うに当たりまして、沿線の地権者あるいは関係者の方々全員と協議をしていかなければなりません。そういった中で、先ほど言いました一方通行、あるいは交互通行だとか、そういったものが地元の合意がとれなければまとまらないという形です。全員の方々と協議をしていきたいと考えております。
○福崎委員
ということは、民地で地上器が確保できない場合は、この市が示している、歩道に地上器を設置して車両幅が狭くなることから、交通規制、一方通行となるという考え方で市としてやっていきますと。これは技術的な問題ですし、安全性の問題ですから、そういう考え方で地元の合意をとって、その形で進めていきますということでいいのですか。何か、民地が確保できたら、交互通行できる車歩道幅がとれるということですけど、民地は確保できないという話も聞いているから、そこをお聞きしたいです。
○
河野土木建築部次長
民地に確保ができなくて、地上器を道路上に置くようになれば、一方通行という考え方で進めていきたいと考えております。
○今山委員
福崎委員が言っている事業というのは、この平成28年度が初めて予算として上がっているのですか。
○
河野土木建築部次長
府内11号線については、平成28年度が初めてでございます。
○
板倉委員長
休憩します。
午前11時30分休憩
午前11時35分再開
○
板倉委員長
再開をいたします。
それでは、この件は後の討論でまた詰めたいと思いますが、それ以外に御意見、質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは討論に入ります。
先ほど府内11号線について附帯意見をつけたほうがよいとの御意見がありましたが、本案は意見を付すということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
では、本案は意見を付すことに決定いたします。
そこで、附帯意見につきましては、これまで委員の皆さんから出された意見をもとに、正副委員長で案を作成し、本日の議案審査終了後に御協議をいただきたいと思いますが、よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、本日の議案審査終了後に正副委員長案について御協議をいただきたいと思います。
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、この件については後ほど審査を行います。
次に、第2条
債務負担行為第2表中、当委員会所管分の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
〔説明書②506ページ~第2条
債務負担行為、当委員会所管分について説明〕
○
板倉委員長
ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
○長田委員
508ページのハッピーライフ推進事業についてもう少し詳しく説明してもらえませんか。
○
安部住宅課長
三世代近居・同居ハッピーライフ推進事業につきましては、市内から市内へ近居をする場合、あるいは、県内の市外から市内へ近居または同居する場合に、新築もしくは中古住宅を購入した場合には固定資産税の補助を、賃貸の住宅から賃貸の住宅に引っ越しをしました場合につきましては引っ越し費用を補助するという形で、近居を支援していきたいと考えている事業でございます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第6号、平成28年度大分市
住宅新築資金等貸付事業特別会計予算の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
〔「説明書③93ページ~住宅新築資金等貸付事業特別会計について説明〕
○
板倉委員長
執行部の説明について、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第13号、平成27年度大分市
一般会計補正予算(第3号)第1条
歳入歳出予算の補正、歳出第8款土木費のうち、
土木建築部所管分、第9款消防費第3条
債務負担行為の補正、第3表中、
小屋鶴住宅建設事業の審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
〔「説明書⑤24ページ~第8款土木費のうち
土木建築部所管分
28ページ~第9款消防費
38ページ~
債務負担行為の補正について説明〕
○
板倉委員長
ただいま説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
続いて、一般議案の審査を行います。
議第23号、大分市
暴力団排除条例等の一部改正についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
安部住宅課長
議第23号、大分市
暴力団排除条例等の一部を改正する条例のうち、第3条の大分市地域特別賃貸住宅条例の一部改正について御説明を申し上げます。
議案書の議23の1ページをお開きください。
第3条に規定をされています大分市地域特別賃貸住宅条例の一部改正につきましては、学校教育法の一部改正により、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校が新たな学校の種類として規定をされましたことから、大分市地域特別賃貸住宅たけなかの里の入居者の選考に当たって優先される要件に、義務教育学校を追加したものでございます。
この改正に伴いまして、大分市地域特別賃貸住宅の入居者の選考に影響することはございません。
○
板倉委員長
質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第53号、市道路線の認定について審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
議第53号、市道路線の認定について御説明申し上げます。
議案書の議53の1ページをお開き願います。今回、認定いたしたい市道路線の古国府27号線ほか5路線の路線名、起点、終点を記載いたしております。
それでは、具体的に路線ごとに御説明申し上げます。
議53の2ページをお開き願います。この古国府27号線につきましては、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議53の3ページをお開き願います。この畑中22号線につきましても、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。袋路状道路でございますが、市道認定基準を満たしております。
次に、議53の4ページをお開き願います。①パークプレイス公園通り157号線及び②パークプレイス公園通り158号線につきましては、開発行為による帰属に伴い認定するものでございます。なお、②パークプレイス公園通り158号線につきましては、歩行者専用道路でございます。
次に、議53の5ページをお開き願います。この軒田6号線につきましては、地元要望に基づき地区生活道路として認定するものでございます。
次に、議53の6ページをお開き願います。この東院9号線につきましては、県道小挾間大分線の旧道を大分市に移管するために認定するものでございます。
今回の認定によりまして、市道路線7,611本から6路線増えまして、7,617本となり、2,445キロメートルと288.7メートルとなります。
議第53号、市道路線の認定につきましては以上でございます。よろしくお願いします。
○
板倉委員長
ただいまの説明について、質疑、意見はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
次に、議第55号、損害賠償の額の決定並びに示談についての審査を行います。
執行部の説明を求めます。
○
河野土木建築部次長兼
土木管理課長
議第55号、損害賠償の額の決定並びに示談について御説明申し上げます。
議案書の議55の1ページをお開き願います。
本議案は、平成27年6月18日に、大分市大字小野鶴の市道明磧橋小野鶴線において発生した倒木による事故に係るものでありまして、今回、仮示談を取り交わしたことから、損害賠償額の決定と示談についての承認をいただきたく、本案を提出するものでございます。
事故の概要でございますが、平成27年6月18日午後2時30分ごろ、大分市大字小野鶴1918番1地先の市道明磧橋小野鶴線をダンプトラックが走行していたところ、市道のり面の樹木が倒れかかり、車両を損傷したものでございます。
このたび、車両損傷箇所の修理が完了いたしましたことから、仮示談に至ったところでございます。
賠償金額の内訳でございますが、車両左前側の電動モーターミラーの取りかえ、運転席の屋根部の板金塗装等の修理に要した車両損害額が38万689円、営業用車両のため、修理に要した期間の休業補償額が28万7,280円であり、事故の過失割合は市の100%で協議が調っているため、市の賠償金額は66万7,969円となっております。
なお、この賠償金につきましては、保険会社への請求により、道路賠償保険にて市へ保険金が支払われることになります。
事故の原因につきましては、梅雨時期で長く雨が降り続いたことにより、樹木の根元の地盤が緩んでいたため、市道のり面の樹木が急に倒れたものと思われます。
なお、事故後の対策といたしましては、市道明磧橋小野鶴線の道路区域内に倒木のおそれのある樹木の有無について調査を行い、倒木のおそれのある樹木の撤去や剪定を行いました。今後も道路パトロールなどにより、事故防止に努めてまいります。
議第55号、損害賠償の額の決定並びに示談についての説明は以上でございます。
○
板倉委員長
ただいまの説明について、質疑、意見はありませんか。
○福崎委員
この倒れた樹木は、道路敷の市有地に生えていたということでよろしいでしょうか。
○
友土木管理課参事補
道路ののり面、地番としては大分市の市有地に生えていた樹木でございます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
討論はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
以上で当委員会に付託されました
土木建築部所管分の審査を終了いたしました。
委員の皆さんから何かありませんか。
○長田委員
部長が最初の挨拶の中で、東北に職員を派遣しているということで、今まで当委員会でそういう報告があったことはない。しかし、私は、ほかの委員会で東北に視察に行って、大分市から行っている職員とお会いすることができて、お話をして、よく頑張っている。派遣は自分から率先して手を挙げているのですか。
○
木村土木建築部長
そうですね。みんなへ行かないかということで聞くのですけど、やはり最後は自分が家族と話をして、行きたいということで、自分の意志です。
○長田委員
ぜひ、派遣へ行く前に激励をしたいと思います。
○
木村土木建築部長
一人が
土木建築部、一人が下水道部です。下水道部からも報告があると思います。
○長田委員
ぜひ、委員長から激励をしてください。
○
板倉委員長
再開の前に、激励をいたします。
○
木村土木建築部長
はい、わかりました。
○
板倉委員長
それでは、これで休憩をいたします。午後1時から再開いたします。
午後0時0分休憩
午後1時0分再開
○
板倉委員長
それでは、委員会を再開いたします。
ここで、申し出により、執行部から報告を受けます。まず、
市民意見交換会の意見、質問等に対する回答についてです。
昨年の
市民意見交換会で出されました意見、質問のうち、当委員会に係る部分を執行部に提示しておりますので、その回答を受けたいと思います。
委員の皆さんのお手元に、質問、意見と回答を一覧表にした資料を配付しておりますので、そちらをごらんください。
それでは、
土木建築部より一括して回答を受けたいと思います。
○
朝野道路建設課長
道路建設課は1番から4番までありますので、通してよろしいですか。
○
板倉委員長
はい。
○
朝野道路建設課長
それでは、1番です。「滝尾地区の道路状況については、例年滝尾地区連合自治会から市長に要望書が提出されており、離合困難な狭隘な箇所があることは承知しております。 その路線の中で、特に拡幅が急がれている辻堂から船橋間のバス通りについては、自治会の協力を得ながら用地交渉を進めており、用地の協力が得られた箇所から部分的に拡幅改良を図る予定としております。 その他の路線につきましても、優先順位を考慮しながら、整備に向けた取組みを検討してまいります」。
2番です。「南大分交差点南側の市道竹の上・明磧線は、道路幅員が狭小で交通量の多い朝夕は、歩行者の安全が十分に確保されていない状況であるため、地元からも拡幅改良要望が出されているところです。 本区間の改良については、接続する県道の幅員が狭小であることや用地取得が必要ことなど、早期の本格的拡幅は困難でありますが、現在、県が賀来方面から進めております、県道小挾間大分線の道路改良時期に併せた時期に、踏切も含めた市道側の拡幅改良を行いたいと考えており、今後、県及びJRと調整を図ってまいります。 また、当面の歩行者等への安全対策として、沿線地権者と協議を進め、協力が得られれば、暫定的にでも安全な歩行空間が確保できるよう取り組んでまいります」。
3番です。「本市では、歩行者をはじめとした全ての道路利用者にとって安心・安全・快適に通行できる道路環境づくりため、国、県、警察、教育委員会などの関係機関と連携し、策定した「大分市自転車走行空間ネットワーク整備計画」に基づき、自転車走行空間の整備を推進しています。 今後は、ネットワーク整備計画路線を年次計画により、自転車誘導サインを設置するシェアドレーンや自転車道の整備を行っていく予定としております。 特に、
中心市街地はもとより、郊外に位置する高校の通学路などの自転車利用者が多い道路も早急な安全対策が求められていることから、優先的に整備を進めてまいります」。
4番です。「今後の市道中央通り線の基本的な道路機能のあり方については、現在、見直し中の「大分市都市計画マスタープラン」の
中心市街地まちづくり方針などをベースに、
中心市街地の全体ビジョンを描く中で検討いたします。 それらを踏まえて、「まちなかにぎわい推進協議会」による提言、「中央通り歩道拡幅検証委員会」からの報告、並びに各種調査データやアンケート調査、関係機関や
地元関係者の意見など、これまでの取組みの中で得られた貴重なご意見と資料を参考にするとともに、市民や関係者との意見交換を重ね、合意形成を得る中で、中央通りの整備方針を確定してまいりたいと考えております」。
○
佐藤道路維持課長
5番から7番につきまして、回答させていただきます。
5番。「市道として認定することが困難で日常生活に欠くことのできない道路、いわゆる認定外道路につきましては、その整備を目的とした「大分市認定外道路整備要綱」に基づき、対応しております。 具体的には、自治会からの要望を受け、職員が現地調査を行い、認定外道路として整備が可能かどうかを判断し、整備対象となる場合には申請書を提出していただき、予算の範囲内で対応しているところです。なお、提出していただいた申請書は事業が完了するまで保存しております。 一方、整備対象とならない要望箇所については、整備対象とならない旨を説明しご理解をいただいております。 今後とも、認定外道路の整備につきましては、「大分市認定外道路整備要綱」に基づき適切に対応してまいります」。
6番。「街路樹については、管理路線を定め、定期的な剪定を行っています。 しかしながら、街路樹の老木化や大木化に伴い、安全な歩道空間の確保などに支障を来している路線もありますことから、このような路線については、住民の方々の意見をお聞きしながら、街路樹本数の間引きや植替えなど、その対策について協議してまいります。 また、市道の通行に支障を来し、事故の恐れがある個人所有の枝については、市より所有者へ剪定の依頼を行うとともに、緊急の場合(市道の通行ができないなど)には、市において剪定を行う場合もあります」。
7番。「高齢化の進展は、地域によって差異がありますが、市道の通行確保のため、地域住民自ら草刈りを行っている路線もあり、「大分市河川、道路等草刈りボランティア報償金制度」を活用していただいているところです。 また、高齢化により草刈等の困難な地区については、市道の維持管理上必要があると判断した場合には、予算の範囲内で草刈りを実施することもありますので、自治委員を通じてご相談いただきたいと考えております。 新年度につきましては、草刈に対する要望が近年多くなっていることを踏まえ、草刈に係る予算の増額を検討しております」。
○
安部住宅課長
8番です。「本市では、平成25年に「大分市空き家等の適正管理に関する条例」を制定し、管理不全な状態にある空き家の所有者等に対し、指導や助言等を行っているほか、所有者が空き家等の除却工事を行う場合には、その費用の一部を補助する『「大分市老朽危険空き家等除却促進事業補助金交付制度」を実施しております。 また、ふるさと団地の元気創造推進事業では、モデル団地において、空き家等の物件情報を提供する「住み替え情報バンク」、空き住宅に入居した子育て世帯に家賃の3分の2を補助する「子育て世帯の住み替え支援家賃補助」、中古住宅等を購入した場合に固定資産税相当額を補助する「空き家等購入支援事業」などの空き家対策を実施し、情報バンクにつきましては、平成27年に対象地域を全市に拡大しております。 さらに、県外から本市への移住者の住宅確保を支援する「大分市移住者居住支援事業」により空き家の購入費用の一部を補助しているほか、民間等との連携として、大分市シルバー人材センターと「空家等の適正な管理の推進に関する協定」を締結し、所有者等との契約により空き家の除草、見回りなどが実施されるようになりました。 また、大分銀行・豊和銀行・大分県信用組合と「空家等対策の推進に関する覚書」を締結し、空き家のリフォームローンや除却資金のローンなどについて、優遇金利の商品を取り扱っていただいております。 なお、大分県建築士会、大分県宅地建物取引業協会とも協力して「空家等相談会」を平成27年12月より毎月開催しております。 現在、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づく「大分市
空家等対策協議会」を設置し、空家等対策計画の前提となる空家等実態調査を市内全域で実施しており、今後、空き家の活用や危険空き家への対応策等については、当該協議会で検討する予定にしております」。
○
板倉委員長
ただいま回答がありましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。
○福崎委員
昨年の
市民意見交換会の中で、南部公民館だったと思うのですが、いわゆる道路を整備する優先順位について、どういう考え方を持って市が取り組んでいるのかというような質問がありました。それは、一昨年も同じことを聞いたという前提でもう一回聞かれたので、ここに「優先順位を考慮しながら、整備に向けて取組みを検討してまいります」と書いてあるのですが、市としての優先順位というのは、例えば、どういう順位で整備を決めているのかということを教えてください。ことし、また行ったときに同じことを聞かれるのではないかと思いますので。
○
朝野道路建設課長
優先順位という明確な位置づけはないですけど、用地提供が得られたところから、中でも危険なところとか、それから交通量の多いところ、そういったことを総合的に勘案しながらやっていきたいと思います。
○福崎委員
地区の道路を整備するに当たっては、自治委員とか、その地区の自治部会、自治委員連絡協議会ですかね、そういうところと協議をするケースがありますか。
○
朝野道路建設課長
道路改良する場合は、自治会長から工事施工要望が上がってまいります。土木管理課に上がってくるのですけど、それを土木管理課でその更新内容を道路維持課か道路建設課か、どちらが妥当かということで振り分けまして、そして、例えば道路建設課に来た場合は、現地を見て、状況を見て、先ほどの優先順位ではないですけど、これが費用対効果が高いとか、そういったことを考慮して、工事するとしております。それが年間大体100件ぐらい上がってきています。そして、全部はできません。
○福崎委員
それはそうですね。
○
朝野道路建設課長
はい。
○三代
土木管理課参事補
先ほどの要望に関しましては、大分市道路整備基準という基準がございまして、そこに基づきまして、一般的に、先ほど言いましたように、道路が狭い、通行量の多い通学路、そして用地の提供の有無、そして支障物件があるか、そういういろんな条件がございます。その条件に基づいて、点数制にしております。
今年度末にかけまして、その点数のつけ方についての見直しを今やっているところでございます。来年度早々には、自治委員を通しまして、基準の見直しと要望書の様式について周知させていただきたいと思っております。
○
板倉委員長
いいですか。
○福崎委員
いいです。どうもありがとうございました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○
エイジ委員
関連ですけど、ここの滝尾地区の滝尾小学校付近に変則の5差路があるのですが、以前、相談を受けて、事故が非常に多い場所なのですね。看板設置までにはたどり着いたのですが、その後、進展もなく、危険な状態であることは間違いないのですね。ただ、やはり道を拡幅するとなると、住宅が密集しておりますので、なかなかその辺はうまくいかないのではないかなと思いながらも、やはり通学路というところは、重要だと思います。
それと、竹の上の交差点、僕、中学校のときにはねられたことがあります。狭いですし、やはり交通量、特にスピードを出す方も多いですし、渋滞のときは南大分駅の前から竹の上の交差点に入って左折するときに、もう左折しづらいぐらい狭い状況ですので、またその辺も考慮していただいて、そういった細かい部分からでも手をかけていただきたいと要望しておきます。
それと、7番、草刈りボランティア報奨金制度。高齢者がふえてきて、これから困難になるというのであれば、ヤギを放てばいいと思います。これは要望です。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
8番の銀行との提携ですが、大分銀行、豊和銀行、大分県信用組合、あと大分信用金庫とか大分みらい信用金庫、それと建築士協会と宅建取引業協会、全日不動産がありますね。そこら辺、相手がしてくれますか。声をかけていますか。
○
安部住宅課長
銀行につきましては、大分市と包括協定を結んでいるところにつきまして、空き家の覚書を締結させていただいております。ただ、今回の空き家相談会につきましては、建築士会と宅建協会が主導でやっておりましたところに大分市も参加するような形で共同でさせていただいておるという形をとらせていただいております。
○
板倉委員長
積極的に今度は市から、働きかけてもよいのではないですか。
○
安部住宅課長
そのようにしたいと思います。
○
板倉委員長
はい。ぜひお願いします。
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、次に参ります。
次、
市道中央通り線仮設歩道撤去及びその他
道路事業等の進捗状況及び
新規事業予定路線について、報告を受けます。
○
朝野道路建設課長
市道中央通り線仮設撤去工事及びその他
道路事業等の進捗状況並びに
新規事業予定路線について御説明いたします。
お手元の資料は、A3判の横のカラーになって、右上に資料1から資料9まで番号を打っておる資料になります。
それでは、市道中央通り線の仮設撤去工事から参ります。
本工事は、先月2月18日木曜日から夜間工事で作業しております。これまでに
ガードパイプの撤去やバス停上屋の移設、舗装修繕工事は終了しております。本日と明日、区画線の設置、それからあさって25日金曜日の夜間から標識の移設を行いますが、この標識の移設工事が終了する日付が変わった翌26日土曜日の深夜から早朝にかけて、3車線での供用開始を行います。
資料1をごらんいただきたいと思います。
今回の撤去工事に伴いまして、仮設期間中と大きく変わるところは赤で示しておりますが、牛丼の吉野家の前にあったタクシーベイを横断歩道の大分駅側に移動。これに伴いまして、バス停も駅側に移動させております。
中央通りについて、今後は、現在、都市計画部が中心となって進めております大分市都市計画マスタープランにおける
中心市街地のまちづくり方針の見直しやその後行うグランドデザインを描く中で、中央通りのあり方を検討してまいります。それらを踏まえて、まちなかにぎわい推進協議会による提言、中央通り歩道拡幅検証委員会からの報告並びに各種調査データやアンケート調査、関係機関や
地元関係者の意見など、これまでの取り組みの中で得られた貴重な御意見と資料を参考にするとともに、市民や関係者との意見交換を重ね、合意形成を得る中で中央通りの整備方針を確定してまいりたいと考えております。
次は、都市計画道路整備の進捗状況です。資料2、右上に大分都市計画道路位置図と書かれた図面をごらんください。現在、事業を実施中の路線は、図面の左から
県庁前古国府線、その右の中島錦町線、そして一番右にかけまして岡臨海線です。中ほどの松原国宗線は来年度からの新規事業ですので、後ほど説明いたします。
それでは、
県庁前古国府線です。次ページの資料3をごらんください。
図面の左が方角でいいますと北の方向になりまして、城址公園、県庁方面、右が南の方角になりまして、上野丘中学校になります。右にあります縦の大きい通りが国道10号、左の縦の通りが旧パルコ前からコンパルホール前を通って塩九升通りに続く都市計画道路外堀西尾線となります。黄色の着色部分が事業実施区間で、外堀西尾線との大手町1丁目交差点から国道10号、顕徳町1丁目交差点まで延長272.5メートルで、幅員は27から37メーターとなります。
本路線は、朝夕の通学、通勤時の交通渋滞緩和と歩行者、自転車等の安全性向上、さらに無電柱化による景観整備を目的に、平成25年度から平成29年度を事業期間として整備を進めております。しかしながら、昨今、国費が思うほどつかないこと、建物解体に必要な作業スペースが確保しづらいこともあり、事業進捗がおくれぎみとなっております。今年度までに補償を終えている建物は、図面中に黒と青色で斜線が引いております。図面左から鳥谷医院、山口病院の2物件となっております。このように、平成29年度の完成は非常に厳しい状況でありますので、次年度以降も事業の早期完成に向け、県、国に対して強い要望を続けてまいります。
また、本路線の詳細設計において、図に示しております赤と青の2カ所において、都市計画線変更の必要が生じたため、去る2月25日に開催されました都市計画審議会で御審議いただき、承認をいただいたところであります。3月末に変更が告示されますので、それを受けて、平成28年度に事業認可区域の変更をいたしますが、これとあわせて、事業期間についても延長の変更を行いたいと考えております。
次に、中島錦町線です。資料4になります。
図面左側が北方向になりまして、舞鶴町方面、右側が顕徳町方面になります。上にあるのが大分川、それにかかる橋の左が舞鶴橋、右が滝尾橋になります。図面左にある縦の道路が国道197号、右が国道10号です。
本路線は、この国道10号と国道197号を結ぶ重要な補助幹線道路となります。本事業は、黄色と赤色で着色しておりますが、国道10号から市道長浜府内線までの643.6メートルです。真ん中付近に外堀西尾線、通称外堀通りがありまして、ここを境に国道10号側が南工区354.9メートル、197号側が北工区288.7メートルとなっております。
このうち、長浜小学校の横を赤で塗っておりますが、この275メートル区間は今年度施工により完成いたします。来年度は、残りの黄色部分及び緑色区間の工事の予定でおります。緑色区間は105.4メートルです。ここは、昭和40年ごろ、舞鶴地区の
区画整理事業で整備されておりますが、本事業に合わせて現況歩道幅員4メートルを5メートルに拡幅改良することとしております。
最後は岡臨海線です。資料5です。
図面の左側に大野川がありまして、この大野川を渡っております2本の橋がありますが、上がJR日豊本線、下が国道197号です。本路線は、国道197号志村交差点、これ、大野川を渡って最初の大きい4差路ですが、ここの南北報告の道路の渋滞が激しいことから、通過車両を分散させるために、図面の下のほうにあります大分キヤノン、北側から東に分岐して、既存の団地の間を縫う形で国道197号の角子原陸橋南交差点に接続する延長2,502.2メトール、幅員14メートルの街路であります。事業期間は平成19年度から平成28年度としております。
本路線の進捗状況ですが、図面下のキヤノン側から黒色で着色している468.8メートル区間は平成23年度に完成し、供用を開始しております。そこから先の薄い青ですけど、塗っている区間772.5メートルは、平成27年度から平成28年度の2カ年による
債務負担行為で現在工事を進めておりますが、ことしの10月ごろには舗装を残して完成する予定であります。その先の国道197号までのグレーの区間は、最終の舗装工事待ちとなっておりますので、この青色着色部分の工事完了後、赤い枠で囲った区間2,033メートルの舗装工事、区画線、防護柵等の設置を完了させて、なるべく早い時期に供用を開始したいと考えております。
次に、資料6をごらんください。
これは、今、都町において整備を進めております電線共同溝整備工事ですが、現在、
電線管理者が上空の電線類を地中の管路に入線しております。そして、この入線作業が完了しますと、既存の電柱を引き抜く抜柱作業に入りますが、この抜柱作業は5月いっぱいをめどにしております。その後、当課が修景舗装工事を発注予定としておりますが、そのイメージ図となっております。なお、舗装の材質については、自然石の平板舗装で計画しております。
以上が現在実施中の道路事業の状況についてであります。
次に、
新規事業予定路線です。都市計画道路松原国宗線から説明いたします。先ほどの資料2をごらんください。
図面中ほどにありますけど、この松原国宗線は、西は県道松岡日岡線の猪野団地入口交差点を起点に、最初が赤で、すぐ色が黄色になっておりますが、東方向、図面右方向に進みまして、途中、県道鶴崎大南線を渡って、そこから赤色に変わりますが、市道東鶴崎下徳丸線国宗地区までの総延長3,235メートルの2車線道路です。このうち、赤色部分が来年度から予定している区間で、起点側が50メートル、終点側が1,170メートルです。この2区間を来年度から予定しております。
それでは、資料7をごらんください。
これは、大分都市計画道路松原国宗線の起点側で、市道名は猪野8号線といいます。現在、この県道松岡日岡線猪野団地入口交差点は、西、図面左側になりますけど、市道東原明野線と東から来る、図面では右側になりますが、猪野8号線が県道に接続しておりますが、この2本の道路が、今、正対していない変則交差点となっているため、事故が多くなっております。また、このため、信号サイクルが余分に必要となることや県道から市道に右折する右折専用レーンがないことから、県道の渋滞の原因となっております。このため、猪野8号線を南側、図面下にシフトさせまして、市道東原明野線と正対させる、通常の交差点に戻して、あわせて県道部にそれぞれ右折レーンを設置いたします。
図面黄色が大分市の施工、緑色が大分県の施工で、現在、大分県と協議を進めております。そして、この黄色部分の着色部分の設計測量委託を来年度発注予定としております。これが起点側です。
次に終点側ですけれども、資料8をごらんください。
黄色着色部分です。県道鶴崎大南線と市道猪野皆春線との交差点、この交差点から東方向、図面右に進みまして、乙津川を渡って、市道東鶴崎下徳丸線までの延長1,170メートルです。これは、平成40年までを予定しておりまして、来年度、測量設計を発注する予定としております。
最後は、市道府内11号線です。資料9になります。
本路線は、中央通りから
県庁前古国府線までの延長400メートル、幅員8メートルで、電線共同溝整備と修景整備をあわせた道路改良工事を予定しております。
現在、
電線管理者や地元と基本協議を進めておりますが、この協議がまとまめれば、新年度に測量設計委託を発注する予定としております。
○
板倉委員長
ただいま報告がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。
○今山委員
中央通りの分ですけど、地図の上のほうに横断歩道がありますよね。これは、移動せず、今のままでよろしいのでしょうか。今、案内所があるところの横断歩道です。
○
朝野道路建設課長
ここは、もともと横断歩道幅が8メートルありましたが、ここの車線を広げる都合上、6メートルにし、2メートル分狭くなっております。国土交通省が3月の工事を認めないということで、2月中にここはもう完成させております。
○今山委員
わかりました。
○
エイジ委員
関連ですが、この横断歩道ができたおかげで、駅に向かう、府内町側の通りですが、右折するところが大渋滞していますよね。この道路整備、仮設撤去をするのであれば、新たにつくった横断歩道もなくしていくなど、その状態を解消するような検討はされますか。
要は、横断歩道が2本ある状態ですよね。もともとあるパチンコ店のウイングの前のところではなく、案内所のところから渡れるように新たにつくったところで渋滞している。
○
朝野道路建設課長
ここの横断歩道は、当初はありませんでした。しかし、駅前広場ができまして、駅前広場の中にバス停ができて、この横断歩道をつくったわけですけど、この横断歩道がなくなりますと、バス停に行く方が大変不便をかけますので、警察と協議の上で、この横断歩道は残すと。そのかわり、歩行者が少ないので、先ほど言ったように、幅を6メーターに縮小しても問題ないという、警察との協議で残す形になりました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○福崎委員
県庁前古国府線で2点ほどお聞きしたいんですけど、1つは疑問なのですが、都市計画線変更箇所、この金池幼稚園のところが赤く変更になっておりますが、この理由を教えてください。
○
利根道路建設課参事補
この分は、小学校のほうに歩道の巻き込みをつくりましたので、その分が4.5メートルほど広がっております。
○福崎委員
あともう一点。歩道橋が、顕徳1丁目交差点にありますが、拡幅したら将来的に歩道橋を撤去するのか、歩道橋が何か形を変えるのですか。
○
利根道路建設課参事補
この歩道橋につきましては、残すようになっております。ただ、階段が今回西側に、北側に向かっておりる階段がございますので、この階段をつけかえるようにしております。
○福崎委員
残すということですから、子供がここを通りますので、しっかり歩道橋の点検をするように要望しておきます。
○徳丸委員
1ついいですか。松原国宗線の中島橋は、40年たってから撤去ということですか。
○三代
土木管理課参事補
中島橋につきましては、今、車両規制をしております。状況としましては、著しい損傷まではないようです。状況が危ないようであれば、撤去という考えも持っております。それも、今、地元のほうに投げかけもしております。
○徳丸委員
基本は、40年たってからという話ですか。
○三代
土木管理課参事補
できれば、状況を見て、通行規制、もしくは完全に人しか通れないという形の規制をかけていかなければならないかと判断しております。
○徳丸委員
はい。わかりました。
○
板倉委員長
中島錦町線は、電柱地中化ですか。
○
利根道路建設課参事補
対象になっておりません。
○
板倉委員長
また電柱を立てるということですか。
○
利根道路建設課参事補
はい。立てます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、第2回大分市
空家等対策協議会について、報告を求めます。
○
安部住宅課長
お手元にA3、1枚でございますけれども、第2回大分市
空家等対策協議会についてと書いた資料を配付させていただいております。
空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく空家等対策計画の策定とその実施を目的に設置いたしました大分市
空家等対策協議会の第2回目の会議が2月24日に開催されましたので、概要について御報告申し上げます。
まず、市内4カ所の空き家を現地視察していただきまして、小、中規模な改修により利活用が可能になるものや大規模な改修が必要なもののほか、そのまま入居可能なものまでさまざまな状態の空き家をごらんいただいたところです。また、その後の会議では、国等における空き家等の対策の状況について、平成28年度税制改正改革大綱から、相続した空き家等の譲渡に関する特別措置の創設や国土交通省住宅局の来年度予算から、空き家対策総合支援事業及び先駆的空き家対策モデル事業の創設のほか、今年度見直しが行われています住生活基本計画の概要や資料の右側にありますけれども、本市が行ってまいりました空き家対策の状況につきまして御説明をしたところでございます。また、今後予定しております空家等対策計画の策定に当たっての論点などについて意見交換が行われました。最後に、第3回の会議を4月下旬に開催することといたしまして、終了いたしました。
第2回大分市
空家等対策協議会につきましての説明は以上でございます。
○
板倉委員長
報告がございましたが、委員の皆さんから質疑等はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは次に、
既成宅地防災工事等助成要綱の改正について、報告を求めます。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
報告事項4番の大分市既成宅地防災工事等助成事業についてですが、本市では危険な崖地の崩壊等による被害を防止することで、災害から市民の生命や財産を守ることを目的として、平成18年度に助成要綱を設け、平成19年度から今年度まで13カ所、計19戸に対して助成を行ってまいりました。しかし、この事業においては、現行の採択条件に適合しないことから助成の申請を断念した方々より、条件を緩和してほしいとの要望や昨年9月の決算特別委員会から市民が利用しやすい事業に改善することなどの御提言をいただいたところでございます。このため、河川課では、助成要綱の改正に向けて検討を行うとともに、学識経験者を含む検討委員会を開催する中で、このたび、助成要綱の改正を行いましたので、御報告いたします。
では、お手元の資料の大分市既成宅地防災工事等助成事業の改正についての資料をごらんください。
資料の1ページには、今回、改正した内容をわかりやすくまとめておりますが、1ページ目の下段の表をごらんいただきたいと思います。表の中の条件の項目のうち、崖につきましては、自然崖と人工崖について検討を行いましたが、そもそも本事業を設けた理由は、県が取り組んでおります急傾斜地崩壊対策事業で対応できない5戸未満を対象としており、この急傾斜地崩壊対策事業の崖は自然崖を対象としております。また、人工崖につきましては、開発行為等によって造成された人口崖が大半であり、これらは本来、開発者が速やかに管理帰属者へ移管しなければなりませんし、このため、開発者への適切な指導は都市計画部において行っております。このようなことから、崖の条件につきましては、従来どおり自然崖を対象と考えております。
次に、崖の高さについてですが、これも急傾斜地崩壊対策事業に基づいて画一的に5メートル以上としておりましたが、これまでこの条件を満たさず、助成の申請を諦めた方々が多かったことから、見直しを検討したところであります。崖の高さについては、これまで4メーター程度での相談事案が多かったところでありますが、法的な位置づけとなる根拠に乏しいことから、事務局としても苦慮したところでございます。このようなことから、崖の高さについては事務局案として3メートル以上で検討委員会に提案し、議論していただいたところでありますが、土砂の崩壊高さは高さで判断するよりも、現地の土質を考慮して危険性を判断することが望ましいとの意見調整が図られたところでございます。このため、高さが5メートル未満であっても、危険性の高いところにおいては、本要綱の第2条の第2項の市長が認める箇所においては、助成の対象とすることができるとの条文を引用する中で、土質の状況によって柔軟に対応していくこととし、資料2の7ページになりますけれども、別表第1の第2条関係の欄になります。右側ですが、崖の高さについては、おおむね5メートル以上としております。
次に、またもとに戻りますけれども、助成率についてでございますが、これまで助成を行った対象者への負担額は、1戸の場合は平均で約250万円でした。そして、2戸から4戸の場合の1戸当たりの負担額は、平均で約115万円であり、その差は約135万円でした。このようなことから、類似の事業を行っている他都市の助成内容を調査したところ、本市のように対象戸数によって助成率を使い分けている都市は少なったことやこれまで実施した対象戸数が1戸の場合の助成率を5割から8割に引き上げて試算を行ったところ、1戸当たりの負担額は約111万円となり、2戸から4戸の場合の負担額約115万円とほぼ同額でありますことから、対象戸数が1戸の場合でも助成率を8割まで引き上げることといたしました。なお、助成の限度額につきましては、これまでの満額の600万円を助成した箇所は3カ所だけであり、平均では約360万円でありますことから、限度額においては従来どおりの600万円といたしたいと考えております。
以上のことを考慮して、助成要綱を改正したものが、お手元の資料の2でございます。
改正点につきましては、赤字で右側のほうに表示しておりますが、以前の要綱では、1ページ目の3条のところで、第3条ですが、助成を受けることができる者について、暴力団関係者を排除する内容が記載されていなかったことや、4ページ目になりますけれども、第12条の助成金の請求については、これまで精算払い請求としておりましたが、申請者への金銭的負担が大きいことから、部分払い請求も選択できるようにと、第11条とあわせて改正しております。
なお、この助成要綱は本年4月から施行する予定でございます。
以上が大分市
既成宅地防災工事等助成要綱の改正についてでございます。
○
板倉委員長
ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質疑はありませんか。
○野尻委員
造成宅地の傾斜地ですが、これらがのり面等について、造成業者がもう倒産したり、のり面がどこに所属しているのか不明で、すでに存在しない業者の名前になっている団地もあり、そういうところに対して、12月議会の際、対応してくれるように要望をしたが、それらについての検討はどうなっておりますか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
この事業の改正については、担当する都市計画部の開発建築指導課等と協議を行ってまいりました。先ほども説明の中でお話しをさせていただきましたが、この事業については、急傾斜地の崩壊対策事業ということの部分を踏まえながら、本市が平成18年に要綱を設けて運営してきたところが経過としてございます。人工崖について、これまでも開発建築指導課の中で適宜指導はしてきていただいております。この事業自体が、もともとは申請者に対しての助成事業でございます。という中では、土地の所有者であったりとか、それを管理されている方々がいないことには、事業というのは起こせない訳です。彼らのほうから申請が来ないとまずはできないことから、適切に帰属管理をちゃんとしていただかないと、手続にはまだ入れないということです。基本的には都市計画部のほうで早く移管をするような指導、もしくは取り組みをしていただかないと、この事業としては、まず申請を上げられないという状況になろうかと思いますので、そこら辺については、まだ今後の課題と我々としては捉えております。
○野尻委員
都市計画部において、宅地既成団地、大規模造成したところの災害対策で、地すべり対策というような事業も、新規事業として出てきているようですが、それとは別に、もうのり面、崖地と、市のほうに帰属しようにも、造成した業者がいないですよね。土地の所有者はもうもとの会社のままで、弁護士等も全然関知してないようなところが出ているので、それらについては、都市計画部と、それから
土木建築部のほうも一緒になって、今後、どう対応していくのか、そこら辺の協議を進めていただきたいです。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
これにつきましては、かねてから協議が行われております。引き続き、また都市計画部とはこれについての協議は重ねていきたいと考えております。
○野尻委員
協議を行っているのなら、その都度、どこまで進んだか、それから政策的にどう判断していくのか、そこら辺を急いでくれないと、大規模災害というか、台風も大きくなっていますし、集中豪雨もゲリラ豪雨という形で、どこにどれだけのものが降るかわかりません。それから、団地等で地すべりとか、そういう大雨で流れないとも限らない。そうすると、家が流されれば、もうそのままというようなことになってしまうので、前の業者がいたときは、その業者に言って、全部崖地等も償却できたところもあるが、今はもうそこもなくなっているので、そういうのはやはり早急に結論を導いていただけるよう、要望しておきます。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○野尻委員
この次に、回答を求めます。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
先ほど言いましたけど、助成事業として行っており、土地所有者自体が不明の部分については、市民の申請がなかなか行為として起こされない部分がございますので、開発行為での管理帰属はもっと先です。
○野尻委員
それなら、いわゆるのり面の所有者がもういないわけだから、自治会等からそののり面を市のほうに受け取ってほしいという申請を出させればいいのですね。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
そこは私の答弁の範疇ではないですけど、さっき言いましたように、管理帰属を早目に、もしくはできないのであれば、開発建築指導課が適切に自治会などと協議しながら、帰属先を決めないとこの事業は助成という話にもなりません。
○野尻委員
この事業にではなくていいのだけど、都市計画部と
土木建築部とで、解決できる方法を地元の自治会などと話をしてもらうように、いわゆる協議会を設置していただきたいです。そういう方向で検討してください。
○
板倉委員長
野尻委員に説明をするよう、都市計画部に伝えてください。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
はい。わかりました。
○
板倉委員長
例えば、この図面で、上に宅造、下が宅造、それに自然のり面が急傾斜にある場合、この持ち主はまた違うわけですよ。自分のところはその土地を持っているだけで、造成に全然かかわってない。それで、上から造成するので、水が側溝を超えてのり面に来て、土が落ちる。下は市道の整備をしている。そこで、土が落ちる分だけ直して、何か手を入れて、崩れたら全部責任になるのではないかというような問題が今起こっています。こういう場合はどうなりますか。どこの担当ですか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
そこが、今の御説明では自然崖というところで、高さがおおむね5メートル以上という中であれば、その土地の所有者と被害を想定される住宅の方々が双方に協議をされて、これを1つの物件として市のほうに助成申請をしていただければ、それは市として対象として見ていくことは可能かと思います。
○
板倉委員長
だから、住宅の方々は全然何も言っていない。市道が間に通っているから。崖の下に。だから、市のほうから、市道を通っている地権者に、土が落ちるから、養生しなさいと言われているらしい。だから、その土が落ちることだけを養生すれば、何か手を入れて、崩れたら自分の責任になるのではないかという心配をしているわけです。自然崖で、上が造成した、下が造成した、残っている土地です。だから、もともとは造成しようという考えがあったみたいだけれども、その地権者からまた違う地権者に移っており、そういう場合は対象にならないということですよね。どうすればよいですか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
こういうのはケース・バイ・ケースだと思いますので、我々としては、現地を見せていただきたいです。
○
板倉委員長
それは、河川課の対象になりますか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
それは、この住宅を守る事業、この工事の助成事業として扱うのか、その間に、崖地の間に市道があるのであれば、市道の通行としての妨げにならないように手を入れるのか。それらは、現地を見ながら、どの事業が適切かどうかは我々関係者で協議をしていけばいいのではないかと考えています。
○
板倉委員長
現時点では、住宅の人からは何も出ていない。ただ、市のほうから指導を受けたと。造成しているところに責任があるのでしょうが、市道があるから市道の防御ということですね。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
そういう部分も考えられます。
○
板倉委員長
一応、相談は河川課でいいのですか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
河川課で結構です。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
次に、河川整備の基準策定について、報告を求めます。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
報告事項5番の大分市
河川整備基準の策定についてですが、お手元資料の大分市
河川整備基準をごらんください。
表紙をめくっていただけますでしょうか。まず、策定の趣旨でございますが、本市では、これまで管理する普通河川等に関する整備基準は作成しておらず、河川整備の要望に対しての事業採択や優先順位の明確な根拠がなく、事業化に至る課題となっておりました。また、このことにつきましては、以前、実施されました包括外部監査においても指摘されていたことから、大分市
河川整備基準を策定したものでございます。
次に、2ページめくっていただきたいと思います。下に(1)と書かれたページになります。
こちらが、策定基準の背景と目的になります。背景といたしましては、近年の経済情勢の悪化に伴う整備財源の縮小化や合併による行政区域の広域化等により、地域特性に沿った河川整備の手法を確立する必要が生じてきたと考えております。また、目的といたしましては、河川改良事業等の整備基準を策定する中で、河川整備手法を確立するとともに、公正かつ客観的な評価に基づき決定することとしております。行政として説明責任を果たす中、地域の安心、安全を確保する河川整備の推進を図っていこうとするものでございます。
次の2ページが
河川整備基準です。
河川整備には、河川改良や維持修繕、排水路などの整備事業があり、事業ごとに整備基準、または評価基準を制定し、地域特性に沿った整備手法を考えております。水系全体の均衡ある経過水量を検証しながら、河川断面を決定し、計画する河川改良や排水路整備事業がありますことから、これらの河川断面を決定する計画規模については、特例を除き、10年確立規模の降雨を基本に使用してまいります。
また、2ページの下段から3ページにかけては、河川維持、修繕の基準について記載しておりますが、河川管理施設の維持修繕、災害復旧の管理、昨今では河川の環境や景観の保全にも配慮する必要があり、整備内容も幅広くなってきたことから、河川維持、維持修繕事業においても、要望箇所の現地確認を行う中で、緊急性、経済性等について客観的に公平な評価を行い、整備の優先順位を明確にいたしたいと考えております。さらに、事業化に際しては、低コストによる計画的、効率的で、周辺環境に配慮した川づくりに努めるものとし、予防保全による河川の延命化を行う河川施設の点検、評価、対策を一連の流れとして事業の平準化を図ってまいります。
5ページになりますが、河川改良事業につきましては、①の整備箇所の要望をいただいた後に、②の職員が現地調査を行い、改良評価表を作成いたします。そして、③の改良評価をもとに④の採択判定会議を経て、⑤の要望者へ結果の回答を行いたいと考えております。
11ページをお開きください。
河川用地につきましては、河川整備を行う場合は、土地評価額で取得することを基本といたします。ただし、土地所有者が無償提供の意思を示す場合は、無償提供を受けてまいりたいと考えております。なお、用地の無償提供が行われるものは、用地取得が必要となる河川整備を優先して事業採択できるように配慮いたしたいと考えております。
次に、18ページをお開きください。
18ページの様式3の評価表になりますけれども、評価表では、要望河川の現状と経済性、施工性を客観的で公平な評価を行い、整備の優先順位を点数によるランクづけで明確にしてまいりたいと考えております。
あとは、様式等を備えておりますけれども、大変大まかな内容でしたけど、以上が大分市の
河川整備基準の内容でございますが、本基準は河川整備に際して、職員の職務遂行上の指針を示したものでございまして、行政内規として取り扱うことにしております。また、運用につきましては、本年4月からと考えております。
○
板倉委員長
報告がありましたが、皆さんから質疑はありませんか。
○
エイジ委員
防災の観点からですが、大分市内に砂防堰堤は何カ所ぐらいありますか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
砂防堰堤につきましては、現在、整備者は大分県が全部整備しておりまして、正確な数字は把握しておりません。また、大分県大分土木事務所のほうに確認しながら、御報告させていただきたいと思います。
○
エイジ委員
わかりました。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
○長田委員
河川と水路とはどう違うのですか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
河川につきましては、大分市の河川台帳に登録している河川を指しておりますけれども、水路というのは、今、整備中の馬場であったり、野津原であったり、浸水対策等で水路を整備したもの、これが河川には適合しないような水路を整備していくようなところを指しております。
○長田委員
昔から水が流れているものが水路か河川かと問われたら、どちらでしょうか。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
河川台帳に整理しているものについては、河川としていますし、あと水路については、法定外水路という形で、里道と同じように、法定外の水路敷がございます。それらについては国の譲与をいただいているものについては、市街化区域内であれば下水道施設課、市街化調整区域外と都市計画区域外の分については河川課で譲与いただいたものについては管理しております。
○長田委員
そうすると、例えば、大分市の河川とか大分県の川がありますが、その中に水を勝手に流し入れているのは、排水路もあるけど、水路でしょうね。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
接続して流している分は水路というのもありますし、国や県が管理する河川については、市のほうがそれを河川として流している部分もございます。水路については、市街化区域内の水路等については、雨水幹線の分は下水道施設課のほうが扱っている部分が多くございます。ただ、一部についてはまだ河川として河川課が管理しているものもございます。
○
杉島河川課参事補
大分市が管理しているのは、河川と呼ばれるものを含めてですね、基本的には法定外水路というものを大分市のほうで管理しています。本来、河川というのは河川法に基づく1級河川だとか、2級河川だとか、そういうものが河川と呼ばれるものになりますけれども、法定外水路の中で、市のほうでそういった法河川に準じる形できちっとした管理が必要と判断されるものについて大分市普通河川などに指定をして、指定したものについて、大分市では河川として取り扱い、それ以外を水路として取り扱いをしております。
○
板倉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、最後に河川課の
グループ編成の変更について、報告を求めます。
○
広瀬土木建築部次長兼河川課長
お手元の報告事項5番の河川課のグループ変更についてですが、お手元の資料の最後のほうのページをごらんいただきたいと思います。
資料にありますように、河川課は現在、左側のほうにありますけれども、庶務港湾担当班、建設担当班、維持担当班の3班体制で業務を執行しております。しかし、市町合併により市域が大きく拡大したことに伴い、要望等による現地確認や工事現場の管理、指導など、移動の面で市内全域を担当することによる負担が大きくなっているところでございます。また、今後予定されている上下水道の統合の際にも、一部の業務が移管されることなど、各班の中でも業務量の差が生じることとなります。このようなことから、現行の建設担当班と維持担当班を再編し、担当する地区を東部担当班と西部担当班に分けることにより、各班の負担を軽減するとともに、業務量を平準化し、事務の効率化を図るために、本年4月より
グループ編成を変更するものでございます。
○
板倉委員長
この報告に対して、委員の皆さんから質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、午前中の審査の中で、議第1号、平成28年度大分市
一般会計予算、第1条
歳入歳出予算、歳出第8款土木費のうち
土木建築部所管分につきましては、意見を付すこととなりました。そこで、委員の皆さんから出された御意見をもとに、正副委員長で附帯意見の案を作成いたしましたので、これより書記に読み上げさせます。
○書記
それでは、附帯意見の案を読み上げます。
「府内11号線における電線共同溝の整備に当たっては、歩行者及び自動車等の安全・安心に十分配慮するとともに、
地元関係者等と誠実に協議し、合意の上で執行すること」。
○
板倉委員長
ただいま読み上げました附帯意見はどうでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、ただいま読み上げました意見を付して、本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、ただいまの意見を付して、本案は原案のとおり承認することに決定いたします。
委員の皆さんから、その他として何かありませんか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
執行部からその他として何かありませんか。
○
安部住宅課長
大分市公営住宅等長寿命化計画の定期見直しにつきまして、御報告をさせていただきます。
〔執行部、資料配布〕
○
安部住宅課長
大分市公営住宅等長寿命化計画は、公営住宅ストックの長寿命化を図り、ライフサイクルコストの縮減につなげ、安全で安心な住まいを長期にわたって確保するため、平成22年3月に策定し、計画期間を10年間、目標年次を平成33年度としております。この計画では、住宅を長寿命化するもの、老朽化等により建てかえを行うもの、通常の維持管理として修繕を行うもののほか、修繕や改修では改善できないものを用途廃止するものとして分類をして、計画を策定しております。この計画は、策定当初から事業の進捗状況等に応じ、平成27年度に見直しを行うことにしていましたことから、本年度に見直しを行いました。
当初の計画では、資料の①の左側の表の戸数でありましたが、計画に基づき、長寿命化工事等をこの5年間実施した結果、右の表のように見直しを行いました。主な変更につきましては、管理戸数につきまして、当初の約5,000戸から約5,100戸といたしました。これは、大分駅南土地
区画整理事業の完了に伴い事業による新たな入居者が生じなくなった従前居住者用賃貸住宅2棟110戸のうち、空き住戸の一般募集を始めましたことや、今後、高齢化の進展による単身世帯の増加が見込まれることなどが主な要因となっております。
また、修繕対応が当初の676戸から2,493戸と大幅に増加しておりますが、これは当初、長寿命化対象とされていたもののうち、工事が完了した分につきまして、通常の維持管理を行う修繕対応に区分が変わったことによります。
また、用途廃止につきましては、188戸から183戸と5戸の減少ですが、資料の②ウのように、これまで8カ所26戸の廃止を実施したことや、今回、建物損傷や老朽化等を改めて確認した結果、廃止とする住戸が増加したことなどによります。
今回の見直しを受けまして、今後も計画的に市営住宅の長寿命化や適切な管理に努めてまいりたいと考えております。
○
板倉委員長
質疑はありますか。
○今山委員
平成23年度から27年度、ア、長寿命化(外壁改修、屋上防水等)、この等の中身を教えてください。
○岡部住宅課参事補
長寿命化の内容は、外壁改修工事、それから屋上防水工事、それから給水管の改修工事、電灯幹線の改修工事、それからトイレとお風呂に手すりの設置の工事です。
○今山委員
ありがとうございます。
○
板倉委員長
ほかにありますか。
〔「なし」の声〕
○
板倉委員長
それでは、以上で
土木建築部の案件が全て終了いたしました。
ここで、3月末をもって退職される方から挨拶の申し出がありましたので、お願いをいたします。
〔退職者のあいさつ〕
〔
板倉委員長 お礼のあいさつ〕
以上をもちまして、全て終了いたしました。
それでは、あすの委員会は10時に開会いたします。本日はこれにて散会いたします。
午後2時20分散会...